けいけん豊富な毎日

アルゼンチン共和国杯(推定上がり3ハロンの試算)  担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)はカルドブレッサが回避、
昨年の3着馬マイネルマークが繰り上がりとなりました。

出走馬が決まったところで、昨年のこのレースの考察で最も威力を発揮した
位置取り別の推定上がり3ハロンを計算してみました。

位置取り別推定上がり3ハロン
AR末脚

まだ枠順が出ていないので微妙ですが、先行すると考えられるモズ、
コスモラピュタ
の末脚は・・・かなり鈍く(爆)後続の追撃をしのげる程では
なさそうです。

好位グループの中では・・・メイショウナルトの末脚が秀逸。
距離延長などの課題もあるものの、このところの能力を発揮出来れば
負けようがない・・・という感じになっています。

出走回数過多のシゲルササグリもそれなりの脚。
意外に侮れないかも?(^^;

昨年の勝ち馬ルルーシュは苦手な中山での出走が影響している感じ。
東京に絞ってデータを取ってみると34.2とメイショウナルトに並ぶ
威力となるので、得意コースでの復活は要警戒だと思います。

中段前辺りからだとアスカクリチャン、エックスマークが期待出来そう。
メイショウナルト(ルルーシュ?)を交わすほどの脚ではなさそうですが、
ヒモ候補として考えてみても良さそうかと。

昨年2着のムスカテールは理論上、前に届かないことになります。
リスポリ騎手の手腕でどこまでカバー出来るかでしょうか。

後方からになりそうなホッコーブレーヴの末脚は強烈ですが・・・
後方から届くかというと疑問。

東京では上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.63馬身差を縮められる計算。
ホッコーブレーヴとメイショウナルトの差は0.3秒ですから
4コーナーで約1.9馬身差以内につけていないと届かない計算になります。
余程直線入り口で密集するようなことがない限り・・・ちょっと無理がありそうです。

あくまで机上の計算だけに、レースでどうなるかはわかりませんが、
枠順が出たら展開、位置取りを考えつつ、狙い馬を選んでみたいと思います。

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アルゼンチン共和国杯(血統について)   担【けん♂】

過去のアルゼンチン共和国杯(東京2500m)の上位馬の父を
一覧にしてみました。

★12年
1着ゼンノロブロイ
2着マヤノトップガン
3着ロージズインメイ

★11年
1着ゼンノロブロイ
2着ジャングルポケット
3着サクラプレジデント

★10年
1着ジャングルポケット
2着ステイゴールド
3着グラスワンダー

★09年
1着オペラハウス
2着グラスワンダー
3着ジャングルポケット

★08年
1着グラスワンダー
2着ジャングルポケット
3着アドマイヤベガ

★07年
1着フレンチデピュティ
2着エルコンドルパサー
3着サンデーサイレンス

★06年
1着ティンバーカントリー
2着サッカーボーイ
3着アンバーシャダイ

★05年
1着サクラローレル
2着チーフベアハート
3着サンデーサイレンス

★04年
1着トニービン
2着タヤスツヨシ
3着サッカーボーイ

★03年
1着オペラハウス
2着トウカイテイオー
3着トニービン

11年にトレイルブレイザー(父ゼンノロブロイ)が勝つまで、
03年以降はSS系の馬が未勝利だった、という非常に特殊な傾向が出ています。
もちろん、2、3着には何度か入っており、好走の可能性は十分にあったわけですが、
これだけ勝てていないとなると少し割り引いて見た方がいいのかもしれません。

SS系の好走血統もタヤスツヨシ、アドマイヤベガ、ステイゴールド、
それにゼンノロブロイと比較的地味な血統が結果を出しているのも
興味深いところ。

・ゼンノロブロイ
・ジャングルポケット(トニービン)
・グラスワンダー
・オペラハウス
・サッカーボーイ


といった複数回登場する血統がありますが、このレースに関しては
トレイルブレイザー→ルルーシュのように
同父の別馬が好走する傾向が出ています。

同じ馬が3連覇している、というような場合はその血統がそのレースに
向いている、というより、その馬自身が合っている、もしくは
その馬の能力が高い、という見方になるわけですが、同じ父ながら
別の馬が複数回好走している、となると血統の力の影響力が強い
と考えることが出来ます。

今回の出走予定馬の血統を見てみると・・・

・ルルーシュ(ゼンノロブロイ)
・コスモロビン(ゼンノロブロイ)
・コスモラピュタ(ロージズインメイ)
・カルドブレッサ(ジャングルポケット)
・ムスカテール(マヤノトップガン)

SS系の中でも持続質の競馬に強い傾向があるゼンノロブロイ産駒
厳しい流れになるほど期待出来そうです。
ルルーシュはリピーター、コスモロビンも状態次第でしょうか。

ロージズインメイ産駒のマイネルマークが昨年3着に入りましたが
母父サッカーボーイの影響が強かったのかも。コスモラピュタは
母父トニービンが効果を発揮するかどうか・・・。

ジャングルポケット産駒のカルドブレッサは血統的な後押しがあるかも。
ムスカテールはリピーターなので血統だけでなく実績的にも期待出来そうです。

ハーツクライ産駒は昨年ギュスターヴクライが人気を背負って凡走。
メイショウナルト、アドマイヤラクティは悪いイメージを払拭出来るでしょうか。

ディープインパクト産駒はこのレースには初出走。
新たな傾向を生み出せるか注目したいと思います。
ただ・・・少なくとも地味な血統ではないんですよね(笑)
中では母父ロベルト系のニューダイナスティが面白そうかと。

アルゼンチン共和国杯(馬体について)  担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)出走予定馬の馬体について
見ていきたいと思います。

【メイショウナルト】
(11きさらぎ賞)
メイショウナルト11きさらぎ賞
(アルゼンチン共和国杯)
メイショウナルト13AR
意外にも近走の馬体写真がなく、かなり以前の写真との比較。
骨格が成長し、筋肉もしっかりとついてバランスの良い
好馬体に仕上がっています。クビ差しが太く力強く、
発達した上半身がしっかりと支えており、腹回りは
太目感なくパンと張っています。下半身は持続質に向いた
感じですが、丸みを帯びて腿も引き上がっています。
表情に気の強さが出ている感じですが。状態はかなり良さそう。
前走で厳しいレースをした反動も感じられません。

【アドマイヤラクティ】
(天皇賞春)
アドマイヤラクティ13天皇賞春
(京都大賞典)
アドマイヤラクティ13京都大賞典
(アルゼンチン共和国杯)
アドマイヤラクティ13AR
上半身の作りは同父のメイショウナルトに似ていますが
こちらは腰高で下半身は瞬発力に向いた形。
腹回りは引き締まって力を出せる状態に仕上がっていると
思いますが、こちらはやはりスローからの急加速勝負の方が
合いそうです。

【ルルーシュ】
(AJCC)
ルルーシュ13AJCC
(札幌記念)
ルルーシュ13札幌記念
(アルゼンチン共和国杯)
ルルーシュ13AR
発達した上半身、太いクビ差しは昨年同様。
腹回りも引き締まっており、毛ツヤも良く
体調面に問題はなさそう。下半身はもう一回り
充実して欲しい感がありますが、出来自体には
不安はないと思われます。
十分に力を出せそうです。

【ムスカテール】
(天皇賞春)
ムスカテール13天皇賞春
(オールカマー)
ムスカテール13オールカマー
(アルゼンチン共和国杯)
ムスカテール13AR
春はこの馬の良さである下半身の充実度に陰りが
出ていた印象。休養明けを叩いて、ようやく
昨年このレースで好走した頃の雰囲気に近くなってきました。
異様に太いクビ差し、発達した上半身に見合った
充実して丸みを帯びた下半身。
立ち姿も安定してシルエットが良化。
現時点での力は十分に出せそうです

【ホッコーブレーヴ】
ホッコーブレーヴ13AR
上半身の力強さに比べ、下半身は肉付きが薄く
バランスは微妙。腹袋が大きいのは元々の体型だと
思われるので問題なさそうですが、重賞で上位馬と
競い合うにはちょっと全体的に不足感。

【サイモントルナーレ】
サイモントルナーレ13AR
7歳にしてはクビ差しに力強さがありますが
上半身に比べて下半身の充実度が足らず、
バランスは微妙。比較写真がないので変化は
わかりませんが、上昇が感じられる雰囲気ではないだけに
あえてここで狙うほどでは・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

アルゼンチン共和国杯(中間雑感)   担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)について、ざっと一通り見たところで
ちょっと休憩がてら頭を整理。

年齢による壁が出やすい傾向があるレースということで、
各年齢別に分けて考えてみたいと思います。

6歳以上

かなり厳しい条件があり、重賞勝ち、もしくは東京2500mの重賞での好走が必要。

・アスカクリチャン
・トウカイトリック
・イケドラゴン


この3頭が条件を満たしていますが、トウカイトリック、イケドラゴンは
近走の内容から期待はしにくく、アスカクリチャンは距離延長に不安あり。
前が止まらない展開になりがちなレースだけに、適性面でも微妙かと。

★5歳

重賞勝ちがある実績上位馬は

・アドマイヤラクティ
・ムスカテール
・メイショウナルト
・ルルーシュ


この4頭。ルルーシュ、ムスカテールはこの条件で好走があり、
状態さえまともなら期待出来そうです。
メイショウナルトは前走のオールカマーでも強い内容を見せており、
近走の内容からすると最上位評価。脚質的にも好走の可能性は十分かと。
アドマイヤラクティは締まったペースとなった目黒記念での凡走
気になるところ。緩むポイントがあるかどうか、先行馬次第でしょうか。

格不足の馬の中では・・・

・ホッコーブレーヴ
・コスモロビン


この2頭が一応当落線上くらいという印象。
どちらも東京で好走実績があり、状態面でも上積みが期待出来そうです。
ホッコーブレーヴは後方から差し込めるかどうか、コスモロビンは
ペースが緩む必要がありそう・・・こちらもペース次第になりそうです。

デスペラードは馬体減からの巻き返しは厳しそうですし、カルドブレッサも
体調を戻すことが大前提だけに、上積みなしでは・・・。

★4歳

中心視したい年齢ですが、今年は登録の時点で3頭しかいません。

・エックスマーク
・ニューダイナスティ
・シゲルササグリ


エックスマークは大崩れがない馬ですが、クラス慣れするのに
時間が掛かる印象なので、初挑戦となる重賞で相手関係強化となると
いきなりは・・・どうでしょうか?
期待感はありますが、一気に上位馬を食うほどの勢いは微妙。

ニューダイナスティは前走の大敗で人気を落とすかもしれませんが、
メイショウナルトを破っている実績を考えると妙味はありそう。
前走の反動がなければ楽しみです。

シゲルササグリは今年に入ってすでに11戦(爆)
前につける脚質ですが、上位馬相手では厳しそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひとまず、6歳以上をバッサリと切ってしまうと4歳VS5歳という構図。

過去の傾向的には4歳馬が優勢ですが、今年は5歳馬の実績の方を
評価したい感じです。

ルルーシュ、ムスカテール、メイショウナルトにホッコーブレーヴ、
ニューダイナスティを絡めて、というのが現時点での印象です。
あとはペース次第でアドマイヤラクティ、コスモロビンの出番があるかどうか。

じっくり煮詰めていきたいと思います(^^)g

アルゼンチン共和国杯(過去の勝ち馬の馬体)  担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)過去の勝ち馬の馬体写真を
並べてみました。

※直前写真がなかった馬は近い時期の写真を取り上げています。

【ルルーシュ】
(12アルゼンチン共和国杯)
ルルーシュ12AR

【トレイルブレイザー】
11JC
トレイルブレイザー11JC

【トーセンジョーダン】
(10アルゼンチン共和国杯)
トーセンジョーダン10AR共和国杯

【ミヤビランベリ】
(09アルゼンチン共和国杯)
ミヤビランベリ09AR共和国杯

【スクリーンヒーロー】
(08アルゼンチン共和国杯)
スクリーンヒーロー08AR

【アドマイヤジュピタ】
08日経新春杯
アドマイヤジュピタ日経新春杯

【トウショウナイト】
(06アルゼンチン共和国杯)
トウショウナイト06AR

【サクラセンチュリー】
05京都大賞典
サクラセンチュリー05京都大賞典

【レニングラード】
(04アルゼンチン共和国杯)
レニングラード04AR

【アクティブバイオ】
03有馬記念
アクティブバイオ03有馬記念

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

天皇賞秋と同じ東京で行われるレース。
適性の高い馬体、というものもかなり近い印象です。

クビの角度、クビ差しの太さ、力強さ・・・
それを支える力感のある上半身。

下半身も丸みを帯びて充実した筋肉がついており、
前後のバランスが取れています。

毛ツヤも良く、体調面に不安がなさそうな点も共通点でしょうか。

天皇賞秋よりも距離が長いだけに、少し伸びやかなシルエットに
なっている感じがあります。

直近の勝ち馬6頭の内、3頭がこのあとGⅠ馬になっているわけで
それだけのまとまりのある馬を探せれば、と思います(^^)

今回取り上げた03年からの勝ち馬10頭の内、写真がなかった馬
約半数にあたる4頭
・・・競馬ブック誌の事情もあるかとは思いますが(笑)
それにしてもこれだけ事前に評価されていなかった馬が勝っている
レースは珍しいですね(^^;

10年までの3年間は写真があったので傾向が変ってきているかと思いきや、
一昨年は繰り上がりで出走になったトレイルブレイザーが勝ってしまいました。
もちろん、実力的には高く評価されていた馬ではありますが、
実績不足で出走権がなかったわけで、実績よりも実力重視
という傾向がはっきりと出ています。

おおよそのイメージを頭に入れて、今年の出走予定馬について
見ていきたいと思いますが、写真がなかった馬についても
意識しておいた方がいいかもしれません。

アルゼンチン共和国杯(各馬分析3)   担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

ニューダイナスティ】牡4 55.0 (栗東) ディープインパクト×( Dynaformer)
先行、好位からの脚質で、この春には烏丸Sを逃げ切り勝ち。
関ヶ原Sではメイショウナルトを破っており、能力的には今回のメンバーでも
上位争いは可能だと思われます。京都大賞典では11着に敗れていますが
後半に1200mダッシュという強烈な流れだっただけに致し方ない感じかと。
重賞実績、馬格など不足面が多いので微妙ですが、前々で上手く脚をためつつ
流れに乗れたら粘りこむチャンスはあるかも。

ホッコーブレーヴ】牡5 54.0 (美浦) マーベラスサンデー×(ダンシングブレーヴ)
好位からの競馬も出来ますが、ここ3戦は後方からの競馬にシフト。
東京2400mで(2-2-0-3)と好成績をおさめており、
コース適性には期待出来そうです。前走は休養明けに少し馬体に
余裕を残して勝ち切っており、少し絞り込むくらいで良い状態でレースに
臨めそうです。重賞実績はなく、格の上では不足がありますが位置取り
仕掛けどころ次第で好走の余地はあるかも。

ムスカテール】牡5 57.5 (栗東) マヤノトップガン×(サンデーサイレンス)
昨年のアルゼンチン共和国杯では中段から好位に押し上げて2着と健闘。
その後も日経新春杯2着、日経賞3着と頑張り、天皇賞春の大敗から
巻き返して目黒記念で重賞制覇を果たしました。
前走のオールカマーではハイペースになり、差し優勢の展開になりながらも
後方から脚が使えず9着と完敗。機動力を活かしたいタイプだけに
仕掛けどころがなかったことも影響したかもしれませんが、
基本的に休養明けには強くなく、叩き良化型である面が大きそう。
得意条件での巻き返しには期待出来そうです。

メイショウナルト】せ5 56.0 (栗東) ハーツクライ×(カーネギー)
短距離で使ったり、ダートに挑戦してみたりと苦心してきましたが、
この春に中長距離路線で復活。小倉記念をレコードで制すると、
斤量が増えたオールカマーでも厳しい流れを好位で踏ん張って
2着と本格化していることを示しました。
馬格不足な点が今後の課題になりそうですが、前走で56kgはこなしていますし、
自己条件では57kgまでクリアしているので今回は大丈夫そう。
前でタフな流れをこなせることはこのレースに繋がりそうです。

モズ】牡6 53.0 (栗東) スペシャルウィーク×(Storm Boot)
先行力を活かしたいタイプでこの春に阪神2000mの1600万下を
逃げ切り勝ち。ただし、その後はまた不安定な成績となり、
鳴尾記念12着、函館記念8着を含めて凡走が続いてしまっています。
少し馬体を落としたままになっており、状態面での上積みには
期待しにくく、年齢、馬格、実績など色々と不足面が大きいだけにここでは・・・。

ルルーシュ】牡5 57.5 (美浦) ゼンノロブロイ×(Highest Honor)
昨年はオールカマー4着から巻き返してアルゼンチン共和国杯を制覇。
前から押し切った強い内容は高く評価出来ましたが、
その後、有馬記念8着、AJCC7着と落ち込み、目黒記念で2着と復活。
前走の札幌記念は後方からになった上に、極悪馬場だったので
度外視して良さそうです。東京では(4-2-0-0)と連対を
外しておらず、通常通りのスタイルで競馬が出来れば復活がありそう。
馬格があるので57.5kgは問題ないと思われます。

アルゼンチン共和国杯(各馬分析2)    担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

コスモロビン】牡5 56.0 (美浦) ゼンノロブロイ×(ジェイドロバリー)
12年の目黒記念では前が残る展開を強引に差し込んで3着と健闘。
今年の目黒記念では後方から届かず6着に終わりましたが、
ペースが少し緩むようなら復活の余地はありそう。
かなり太目になっているので、大きく馬体を絞ってくるようなら
期待度アップと見ておきたいと思います。

サイモントルナーレ】牡7 53.0 (美浦) ゴールドアリュール×(アフリート)
OPクラスではこれまでにもチョコチョコと好走がありましたが、
前走の函館2600mで7歳にして初のOP勝ち。
重い馬場で極端に上がりが掛かる中、最速の上がり(41.9)を
使えた点は評価出来そうです。とはいえ、重賞では現状厳しく、
年齢、馬格ともに不足。

シゲルササグリ】牡4 54.0 (栗東) ブラックタキシード×(デインヒル)
4歳馬ですが、ここまでにすでに31戦を消化、かなりハードに
使われてきていますが、その中で馬体を成長させつつ、成績が良化し、
前走で1600万下を突破。
前につける脚質で末脚自体はキレませんが、位置取りを活かしたいタイプ。
現状では重賞で上位馬相手では厳しいと思われます。
遠征競馬も得意とは言えません。

セイカプレスト】牡7 54.0 (美浦) イーグルカフェ×(Sadler’s Wells)
ダートで使われてきましたが、昨春に芝路線に転向。
中段、後方からの脚質で凡走も多いですが、前々走の函館2600mでOP勝ち。
年齢による衰えは感じられません。とはいえ、洋芝への適性が活きた好走で
東京で重賞となると推せる理由はなく、年齢的にも実績的にも不足。

デスペラード】牡5 56.0 (栗東) ネオユニヴァース×(トニービン)
ダートを中心に使われてきましたが、昨秋に芝に戻し、ステイヤーズS3着のあと
万葉SでOP勝ち。阪神大賞典でも2着と長距離路線で活躍しています。
天皇賞春で9着に敗れ、その疲れを引きずって▲10kgで出走した
目黒記念では9着、休養を挟んで復帰した京都大賞典でも▲16kgと
馬体を落としており、10着という結果だけでなく、調整面でも不安を
抱えてしまっている印象。まともな出来ならば、末脚に威力があり、
ハマれば好走が期待出来る馬だと思いますが・・・

トウカイトリック】牡11 57.0 (栗東) エルコンドルパサー×(Silver Hawk)
07年のアルゼンチン共和国杯で2着に入っていますが、それ以降は
9着、6着、12着、10着と結果が出せていません。
昨冬には10歳にしてステイヤーズSを制し、衰えが少ないことを
示しましたが、年齢を重ねて・・・というか重ね過ぎて(爆)
以前よりも良化するとは考えにくく、ここでは・・・。

続きます。

アルゼンチン共和国杯(各馬分析1)   担【けん♂】

「鮮魚とうたいつつ、冷凍の魚を使っていました」
というのは『鮮魚』の括りを誤解していた誤表示、と強弁しても
わからないでもないですが、レッドキャビアをトビウオの卵だとか、
九条ネギをそこらの白ネギ、青ネギ、芝エビをバナメイエビとか、
より安価な材料を代替品として使っておいて「偽装じゃなくて誤表示」
と主張するのは無理があり過ぎ。
さらに、それを「利益を求めたものではない」というのは無茶苦茶でしょう。

「シイタケの代わりにマツタケを使ってました、すいません。」

なんて例があれば別ですが(笑)

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)について見ていきたいと思います。

アスカクリチャン】牡6 56.0 (栗東) スターリングローズ×(ダイナレター)
函館記念3着、札幌記念2着と夏の北海道シリーズで活躍。
岩田騎手の手腕が大きく影響した感もありますが、年齢的な衰えは感じられません。
前走は59kgを背負って東京のOPで4着と踏ん張っており、コースへの
適性に問題はなさそうですが、2200m以上のレースには1回しか出走
しておらず(5着)距離延長は疑問。前が止まらないと厳しく
末脚勝負でも上位馬相手だと・・・

アドマイヤラクティ】牡5 57.5(栗東) ハーツクライ×(エリシオ)
クラシック路線には間に合いませんでしたが、3歳秋の復帰戦から
今年の年明けのダイヤモンドSまで複勝圏を外さない好走を続けていました。
天皇賞春でも4着と健闘、目黒記念は10着と大きく人気を裏切って
しまいましたが、復帰戦の京都大賞典では4着と復調傾向。
スローからの急流勝負に適性が高く、淡々と引っ張られてしまうと不安があるかも。
過去の実績からはヒモ候補まで、という印象。

イケドラゴン】 牡8 48.0 (美浦) ニューイングランド×(サクラユタカオー)
10年の目黒記念で2着がありますが、それ以降は複勝圏もない
成績が続いてしまっています。ハンデを貰っても好走実績がないだけに
格の高い重賞で急な好走を期待するのは酷かと。

エックスマーク】牡4 55.0 (栗東) ディープインパクト×(Acatenango)
血統から期待度が高かった馬ですが、未勝利戦でなかなか勝ち切れず、
5戦目にやっと勝ったものの、続く自己条件では大幅に馬体を落として失速。
復帰戦で+26kgと馬体を戻して徐々に力をつけ、脚元を滑らせて
大事をとって競走を中止した1戦を挟み、この秋に1600万下を突破。
クラス慣れするのに時間が掛かる感じなので、初の重賞挑戦でまた
足踏みがあるかもしれませんが、好位から安定して末脚を使えるので
大崩れはなさそうです。東京実績がない点はマイナス材料。
前走がマイナス体重だったのでこれ以上減るようだと消耗が出てしまうかも。

カルドブレッサ】牡5 54.0 (栗東) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
年明けの日経新春杯では後方から最速の上がりで突っ込んで4着。
夏の復帰戦で1600万下を突破して臨んだ新潟記念では▲10kgと
馬体を落として11着と大敗してしまいました。
適性面ではそれなりに期待出来そうですが、重賞実績に不足があり、
状態を戻してきたとしてもヒモ候補の当落線上まで、という印象。

コスモラピュタ】牡6 53.0 (美浦) ロージズインメイ×(トニービン)
11年のアルゼンチン共和国杯で18着と大敗。今年も同条件の
目黒記念で13着と敗れており、適性面に大きく不安あり。
OPでの好走はあっても重賞では不足のある成績が続いていて
6歳にして急な上昇は期待出来ないと思われます。
出てくればペースを考える材料に・・・

続きます。

アルゼンチン共和国杯(年齢別実績)  担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:アルゼンチン共和国杯(03年~)】
AR年齢

明らかに優勢なのは4歳馬
勝率、連対率、複勝率、全てにおいて優秀な成績となっています。
昨年は1~3着を4歳馬が独占
4着のビートブラックを除けば6着まですべて4歳馬が占めていました。
11年にも繰り上がり出走となったトレイルブレイザーが勝ち、
3着にもカワキタコマンドが入っています。
・・・というか2着のオウケンブルースリを除けば掲示板にのったは
全て4歳馬。
10年にはトーセンジョーダンが4歳でこのレースを制覇。
しっかりと過去の傾向を踏襲していました。

出走頭数は5、6歳の方が微妙に多いわけですが
5歳は少し4歳に足りないくらいの成績
それでも3勝というのは頑張っている印象です。
ちなみに過去に5歳で勝った馬というと・・・
・トウショウナイト
・サクラセンチュリー
・レニングラード

どの馬も重賞で好走があった能力馬となっています。
パッと見、共通しているのは京都2400mの重賞(京都大賞典、日経新春杯)
で好走している点でしょうか。
重賞実績不足の馬はヒモまで、と考えた方がいいかもしれません。

6歳馬は・・・かなり割引。
上位に入った馬の条件を見てみると、
・重賞勝ちがある(京都2400mの重賞はさらにプラス材料)
・もしくは東京2500mの重賞で好走歴がある(目黒記念で上位入線)


おおよそこの2点を満たしています。
例外は07年3着のリキアイサイレンスだけですが、
この馬は東京2400mで(2-1-0-1)と安定して力を発揮しており、
直前にも東京2400mで勝っていました。
コース巧者という点では期待出来る馬だったと考えられます。

11年2着のオウケンブルースリはGⅠ馬の上に、京都2400mを
得意にしている馬。条件に見事に適合していました。

03年の勝ち馬アクティブバイオも09年の勝ち馬ミヤビランベリも
どちらも晩成型のオペラハウス産駒、というのも面白い共通点ですね。
ジャングルポケット産駒を含めて晩成型で年齢を重ねても
衰えない血統
という点も意識しておきたいと思います。

7歳以上は・・・連対ゼロ。
3着にコイントスが入っていますが、基本的に大きく割り引いて
考えて良さそうです。

3歳馬も頑張っていますが・・・勝つまではいかない成績。
ここ2年のように出走自体がない年もあるので、実際には数字以上に
頑張っている感じなのかもしれませんね。10年にはコスモヘレノスが
04年以来、久々に3着に入りました。

【今年の登録馬の年齢】
★11歳
トウカイトリック

★8歳
イケドラゴン

★7歳
サイモントルナーレ
セイカプレスト
フリソ

★6歳
アスカクリチャン
モズ
コスモラピュタ※
フミノヤマビコ※

★5歳
アドマイヤラクティ
カルドブレッサ
コスモロビン
デスペラード
ホッコーブレーヴ
ムスカテール
メイショウナルト
ルルーシュ
スーサングレート※
マイネルマーク※

★4歳
エックスマーク
シゲルササグリ
ニューダイナスティ

★3歳

※→除外対象

今年も3歳馬は不在。
4歳馬も3頭しか登録しておらず、実績のある5歳馬との力比べ、
という構図になりそうです。
若い勢いか、経験と実績か・・・じっくり考えていきたいと思います。

アルゼンチン共和国杯(体重別実績)   担【けん♂】

アルゼンチン共和国杯(東京2500m)はハンデ戦。
距離も長く、タフな構造なレースだけに斤量の影響も大きそうです。

まずは体重別の実績を見てみました。

体重別実績:アルゼンチン共和国杯(03年~)】
AR体重

勝ち馬は480~500kgに極端に偏っており、
2着以下の成績でも優秀な数字になっています。

500kg以上の馬も好走がありますが、勝ち切れない成績。
過去データ的にはヒモ候補と割り切るのも手だと思いますが
出走頭数自体が少ないだけに、いつ勝っても不思議はない印象です。
少なくとも大きく割り引く必要はなさそうかと。

460kg台で勝ったのは04年のレニングラードのみ。
この年は重賞実績のある馬が極端に少なく、直近で上位馬相手に
好勝負をしていたこの馬がかなり格上だったという印象です。

馬格の小さい方では460kgまでは好走がないでもないですが、
460kgを切るようだとかなり微妙。
トウカイトリック、アイポッパーは斤量に対する耐性が高い馬
当時は相当な好調期に入っていた馬なので例外扱いでしょうか。
昨年2着のジャミールはステイゴールド産駒。
やはり血統の影響を含めてこの辺りは各馬ごとに見た方が良さそうですね。
昨年458kgで3着に入ったマイネルマークは480kg台の
体重から大きく馬体を落としていたわけで、本来はこのゾーンの
馬ではありませんでした。直前の体重だけでなく、本来の馬格
という点にも注意しておきたいところです。

中心は480~500kg台の馬。
500kg以上、460~480kgの馬は実力馬に絞ってヒモ候補、
と考えておきたいと思います。

実質斤量負担別実績
AR斤量

好走の上限ラインは・・・12.0%

12.0%を超えてしまうとかなり例外的な馬しか好走がなく、
12.5%を超えるとなると・・・相当な実績馬(それも好調期)に
絞って考えて良さそうです。

アルゼンチン共和国杯(展開分析)   担【けん♂】

秋のGⅠシーズンの中休み。
今週はアルゼンチン共和国杯(東京2500m)が行われます。

トレイルブレイザー、トーセンジョーダン、スクリーンヒーロー、
アドマイヤジュピタ、ジャガーメイルなど、このレースで上位に入った馬は
その後に大舞台で活躍する場合が数多くあり、GⅠへの登竜門、出世レースとして
注目しておきたいところです。

ARコース
※東京2500mのコース図及び、アルゼンチン共和国杯の平均ラップ(03年~)

スタートはスタンド側の直線に入ったところ辺り。

直後が上り坂になっているので、いきなり加速はつきにくい感じですが
最初のカーブまで長い直線となるので、先行争いに枠順はあまり関係ない
と思われます。

2500mとかなりの長丁場ですが、03年の改装以降のレースでは
道中に13秒台のラップを計測したのは04年のみ
昨年は12.9というラップがありましたが、13秒台には突入せず。
遅くとも12秒台後半、場合によっては中盤程度とかなり締まった
流れが続く傾向
が出ています。

この辺りは先行馬の質にもよるので、今後も年によって
変動があるかもしれませんが、内容が濃くなりやすい分、
最初に書いたとおり、上級の馬が出やすいレースになっている印象です。

3コーナーからのカーブもそれなりに締まった感じで通過することが
多くなっていますが、直線入り口ではしっかり急加速が入り、
長い直線へ。

4コーナー位置取りと着順の関係
    1着→2着→3着
12年  2  6  9(番手)
11年  4 12  2
10年  8 10  5
09年  1  2  6
08年  5  8  6
07年  2  6  8
06年  3 10  9
05年 10  3  7
04年 10 13  2
03年  2  9 12

先行   5  2  2
好位   2  2  3
中段   1  2  4
後方   2  4  1

かなりバラバラな結果になっていますが、基本的には前優勢
特に近年は10年を除けば勝ち馬は全て好位より前につけた馬に
なっています。

2着には後方からも差し込んでいるので、能力が高ければ
追い込みも決まる可能性は十分ありそう。
この辺りは各馬の能力を見ながら改めて考えてみたいと思います。

POG馬勝利!(まずは1勝!)   担【けん♂】

わくわくドキドキPOG



まだ昨日までの雨が残って稍重となった朝の東京競馬場。
未勝利戦(1600m)に臨んだダイワスカーレットの仔、ダイワレジェンド
好スタートを切って好位の外を追走。

積極的に押し上げて3番手から前に並んでいったダイワレジェンドは
直線半ばで前の2頭をとらえると、一息入れて急加速。

まさにあっさりという感じで一気に2馬身、3馬身と突き放して独走態勢

人馬ともに少し気が緩んだのか、手を緩めたところに後方から馬群を抜けて
追いかけてきた馬が迫りますが、余裕をもってそのまま押し切り勝ち!

ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪【ダイワレジェンド勝ち上がり!】"☆(゚∀゚ノノ"☆チャチャチャ

レース後のコメント
1着 ダイワレジェンド 北村宏司騎手
この中間は調教で乗ってはいなかったのですが、厩舎のスタッフから
順調だと聞いていました。今日は落ち着いた感じで、スタートは速くなかったのですが、
前でレースをすることができました。直線では押し出されるように先頭に立ちましたが、
それでもしっかりと走っていました


距離延長でゆったり走れたことも大きかったと思いますが、
新馬戦ではあまり見えなかった瞬発力、積極的なレース運びなど
大いに収穫があったレースだと思います。

まだ1勝で気を抜くわけにはいきませんが、まずは大きな1勝!
次走も内容に注目したいですね♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ファンタジーSに出走予定のノボリレジェンドの鞍上は
どうやらデムーロ騎手になる見込み!
これはマジで期待出来てしまうかも?!
まずはけん♂厩舎の今年の重賞挑戦第1号として頑張って貰いたいものです。

天皇賞秋回顧(開花のとき)   担【けん♂】

前日まで不良馬場だった東京競馬場は朝には稍重に回復。
天皇賞秋のレース発走時間には内に湿り気を残しながらも良馬場発表となりました。

ジェンティルドンナが2.0倍とダントツの人気を背負いましたが
苦手だと思われる休養明けだけに隙はありそう・・・というか、
天皇賞秋で牝馬が1番人気、ということに違和感がなくなってしまいましたね(笑)

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎ジャスタウェイ   1.57.5  上がり34.6
2着△ジェンティルドンナ   4馬身
3着×エイシンフラッシュ

10〇トウケイヘイロー
17▲レッドスパーダ

※全着順は→ココ

外から被せるようにトウケイヘイローがハナを奪い、2番手にはダイワファルコン、
そして好スタートを切り過ぎた感のあるジェンティルドンナ。

外を通って少し遅れてレッドスパーダが続き、コディーノ、アンコイルド、
ダノンバラードが好位集団を形成。

トーセンジョーダン、エイシンフラッシュ、ナカヤマナイトは中段から。
その後ろにジャスタウェイが下げ過ぎずに続きました。

バラけて離れ、トゥザグローリー、オーシャンブルー、ヒットザターゲット。
後方にヴェルデグリーン、レインスティック、最後方にフラガラッハ。

12.6-11.3-11.1-11.5-11.9-11.9-11.9-11.6-11.5-12.2
前半1000m 58.4
後半1000m 59.1

すぐ後ろにピッタリとマークを引き連れる形になったトウケイヘイローは
前半1000mを58.4で通過。
ダイワスカーレットが08年に引っ張ったペースが58.7だったわけで
正直言って・・・暴走気味
かつてサイレンススズカで引っ張った57.4ほどではありませんが
かなり厳しい逃げを打っています。

締まったペースで引っ張るのは武豊騎手らしい、といえば・・・らしいですが
このペースで東京で逃げ残るのは非常に難しいわけで、玉砕覚悟だったのか、
それとも突っつかれてペースを落とせなかったのか・・・

カーブの途中でも緩めるポイントを作れず、それでも踏ん張って
直線入り口で微妙に加速を入れている辺りが武豊騎手、トウケイヘイローの
プライドだったような気がします。

オーバーペースとなって、前の馬には厳しい展開。
粘るトウケイヘイローを競り落とそうとジェンティルドンナが踏ん張っている内に、
後方から外に出したジャスタウェイがグイグイと前に迫り、あっさりと
抜き去って独走態勢。

コディーノに一旦は迫られながらもさらに後続を突き放したジェンティルドンナは
非常に強い競馬をしていますが、ハイペースになったことで位置取りの違い
大きく影響してしまった印象です。

惜敗続きに強烈なピリオドを打ったジャスタウェイが天皇賞秋を完勝。
父ハーツクライに初のGⅠタイトルをプレゼントしました。

4馬身と離されたものの、後続に2馬身差をつけてジェンティルドンナが2着。
自身のペースは58.5⇔59.7くらいでしょうか。
かつてダイワスカーレットが58.7⇔58.5でこのレースを乗り切っていますが、
馬場状態を考えると、これに近いくらいの能力を示していると思います。
(ダイワスカーレットは骨瘤明けでぶっつけだったので単純比較は出来ませんが^^;)

追いかけてきたエイシンフラッシュがコディーノ、アンコイルドをかわして
3着に入りましたが、道中の位置取りはジャスタウェイと同じくらいだったわけで、
差し優勢とはいっても単純な前崩れになっていない厳しいレースだったことが
わかります。比較するとジャスタウェイの能力の高さが際立ちますね。

レース後のコメント
1着 ジャスタウェイ 福永祐一騎手
馬が本当によくがんばってくれました。ゲートの中でも落ち着いていて、
いいスタートが切れて、いいポジションをとることができました。
エプソムCから乗せてもらっていますが、後ろ脚に力がついて、ようやく本格化してきました。
2着が多い馬ですが、自分がうまく乗れれば勝てると思っていました。
2週連続でGI、しかもとりたかったタイトルがとれてよかったです。
馬は距離を延ばしてどうかが問題ですが、今の勢いならコーナーが4つのコースでも
いい競馬ができると思います


2着 ジェンティルドンナ 岩田康誠騎手
スタートがよすぎたのですが、出たなりで位置取りはどこでもいいと思っていました。
道中も力まないでレースができました。強かったですが、勝った馬の脚が違いすぎました。
しかし、この馬もさらによくなると思います


3着 エイシンフラッシュ M.デムーロ騎手
いい位置で競馬ができましたが、直線でスペースを見つけるのに手間取ってしまいました

5着 コディーノ U.リスポリ騎手
先週の段階で、調教師から『デキに関してはすごくいい』と言われていました。
ダービーのVTRを見て、テンションが高くカッカしやすいと思っていましたが、
内に闘志を秘めている印象を受け、自信がありました。前走は出遅れましたが、
今日はいいスタートを切ってくれました。道中も引っかからず、折り合いもついて
理想通りの競馬ができました。直線で抜け出すときも素晴らしい反応でしたが、
あと1ハロンあたりでもう脚がありませんでした。距離のカベでしょうか。
相当な手応えだったので、マイルを使えば上積みがあるかもしれません。
今後に期待したいです


7着 ヒットザターゲット 北村友一騎手
スタートしてから、何度か脚をとられてしまい、前に行けませんでした。
それでも急かすことなく、馬のリズムを尊重しました。最後まで詰め寄っていますし、
そこはこの馬の成長の証だと思います。パンパンの良馬場ならもっと違った面が
見られたと思います


8着 ヴェルデグリーン 田辺裕信騎手
展開が向いたかと思いましたが、甘くありませんでした。自分の脚も使わされていました

9着 フラガラッハ 高倉稜騎手
ゲートの出はいつも通りで、今日は出たほうだと思います。
馬場が悪く、気を遣って走っていました。しかし、2000mでも折り合いは
問題ありませんでした。ある程度中身のある競馬はできたと思います。
これから幅のあるレース選択ができるでしょう。マイルだけでなく、
2000mも大丈夫だと思います


12着 トゥザグローリー 池添謙一騎手
2コーナーで他馬に入られてしまい、ガツンときてスムーズさを欠いてしまいました。
具合がよかっただけにもったいなかったです


13着 オーシャンブルー 内田博幸騎手
勝ち馬について行こうと思ったのですが、向正面でだんだん離されてしまいました。
どうしてついて行けなかったのでしょうか......。体が戻ってきて、徐々に落ち着きも
出てきていますので良化途上だと思います


15着 ダイワファルコン 川須栄彦騎手
好スタートを切って、自分の形に持ち込めました。直線に向いて、馬が頭を上げて
突っ張るような感じになりました。最後もやめようとしていました。福島記念のように、
うまくいけば強い勝ち方をしてくれますが、東京だと小細工がききませんね。
去年のほうが動きもよかったですし、少し物足りない面もありました


エイシンフラッシュがカンパニー以来、久々に6歳馬として3着に入線しましたが
ここまでの馬ですらギリギリの3着となると、やはり年齢の壁は相当厳しい
考えられます。

馬格はある方が優勢、外枠不利、といった過去の傾向どおりの決着。

今回は武豊騎手のペースの読みが難しかったので、前の馬に色気を
出してしまいましたが(爆)、最初の印象どおり、厳しく引っ張るのなら
実力優先で考えてよかったですね。

今後に向けて色々と収穫があった感じ。
ジャスタウェイはJCに向かうんでしょうか?
ハーツクライ産駒だけに、十分チャンスはありそうですが・・・

天皇賞秋最終予想    担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)についてまとめていきたいと思います。

関西では土曜の朝にはすでに「台風なんて来たっけ?」というくらいの晴れ模様に回復。
東京もあとは回復していくだけ、という感じでレースの発走時間には
良馬場になっている公算が高そうです。

例年に比べると少しメンバーの全体レベルは低め。
実績上位馬も万全、という感じではないだけに多少なりとも荒れる要素がありそうです。
実力が出やすいコースだけに変に狙い過ぎるのは自殺行為になるかもしれませんが
上位馬も過信は禁物、という姿勢で考えていたいと思います。

これまでの考察
展開分析→ココ
年齢別実績→ココ
体重別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
中間雑感→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
脚質分析→ココ
展開分析2→ココ
枠順別実績→ココ
斤量負担分析→ココ
まとめの前に→ココ

トウケイヘイローが引っ張り、レッドスパーダ辺りが続く形。
3コーナーからのカーブで少し緩め、直線入り口手前から加速を開始。
隊列はある程度長いままで直線に入る格好になりそうです。

パンパンの良馬場ではなく、そこまでスローにはならない見込みなので
昨年のような超瞬発力勝負にはなりそうもなく、極端に後方からでは
厳しい感じになりそう。
粘る前の馬を中段辺りからの差し馬がとらえる・・・くらいでゴールライン、
そんな混戦決着を想定しています。

今回の予想
◎ジャスタウェイ
〇トウケイヘイロー
▲レッドスパーダ
△ジェンティルドンナ
×エイシンフラッシュ

格が不足していますが、あえてジャスタウェイを狙ってみました。
東京での決め脚はメンバー中でも最上位クラス、叩いての良化にも
期待出来ますし、福永騎手が下げ過ぎなければチャンスはありそうです。

トウケイヘイローは自身でペースを作れそうなのが強味。
思い切った暴走をしてしまうと、脚が鈍ってしまいそうですが、
直線までに脚をためつつのロングスパートとなれば後続を引き離して
勝負になりそうかと。

レッドスパーダはトウケイヘイロー次第ですが、前優勢の展開に乗れたら
好走する余地はありそう。有力馬が差し脚質だけに、穴を狙うなら前の馬。
年齢的にも厳しいですが、是非頑張って貰いたいものです。

ジェンティルドンナの強さはわかった上で・・・今回は条件的に
狙いどころではなさそうです。
あっさり勝たれてしまっても文句なし。

エイシンフラッシュは底力勝負でもある程度はこなせる能力馬。
極端に速い上がりが使えなくとも、位置取り、仕掛けどころ次第で
チャンスはありそうです。

週の頭にパソコンがイカレてしまい、どうなることかと思いましたが
なんとか間に合った感じ(^^;
まだ考察したりない分もあるものの、ブラックボックス的な要素も多いので、
煮詰め過ぎない程度でまとめてみました。

買い方にもセンスが要りそうですね。
なんとか上手くハマることに期待しています♪

天皇賞秋(まとめる前に)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)についてまとめる前に
ちょっとだけ頭を整理。

ジェンティルドンナは休養明けで輸送競馬。チューリップ賞もドバイも
宝塚記念も間隔を空けて負けているわけで、ダントツの1番人気で
信用していいのか疑問。

エイシンフラッシュは6歳馬・・・キングマンボ系は高齢でも
衰えが少ない傾向がありますが、東京ではダービーも昨年の天皇賞秋も、
今年の毎日王冠も超絶瞬発力勝負・・・昨年のJCであっさり
負けているように、普通の力勝負だと微妙な感が・・・。

トウケイヘイローは東京実績なし。
武豊騎手が前優勢の展開を作ったとして、どこまで粘れるか・・・。
いっそ台風がもう1日遅ければ(爆)

ジャスタウェイは東京向きだと思いますが、古馬重賞未勝利
一発を期待するのは酷かも。

コディーノは状態が上向いているとは思いますし、
リスポリ騎手というのも魅力ですが、2000m以上
結果が出せていないだけに・・・。

上位人気馬の信用度って正直、高くないと思うんですよね・・・。
ハイリスクローリターンとなると、ついつい穴馬を
探したくなってしまうわけですが(自滅のサイン?笑)
馬場が回復するとなるとアンコイルドも微妙だし、
ナカヤマナイトやダノンバラードは東京で買う馬ではない印象。
ダイワファルコンも中山専用ってことで。
前崩れ狙いのヒットザターゲットが来るくらいなら
ジェンティルドンナやジャスタウェイの方が先着しそう。

トーセンジョーダンはまだ良化していない感じだし、
オーシャンブルーも東京で狙う馬ではないと思います。
レインスティックはさすがに何もかも足りない感じ。
ヴェルデグリーンは馬格不足ですし、この馬も末脚勝負で
上位馬との脚比べでは見劣る印象。
フラガラッハも同じく末脚勝負で狙うほどではない感じ、
距離延長もマイナスになりそう。

レッドスパーダは年齢がネックですが、出走回数が少ない分、
馬体は若そう。東京実績もあり・・・穴が出る展開としたら
前残りだけに、脚質的にも面白そう。
ただし、距離延長が大問題。

なんか迷走しつつありますが(笑)
土曜の馬場状態を確認しつつ、予想に入っていきたいと思います。

天皇賞秋(斤量負担分析)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)についてもう少し見ておきたいと思います。

実質斤量負担
天皇賞秋斤量負担

今回の出走馬の平均体重(前走ベース)は489kg

休養明けの馬もいるので、もう少し増えそうな感じもあり、
このところの490kgを少し超えるくらいになりがちな傾向にほぼ一致。

基本的に馬格があるタイプが優勢で、460kgを切って入線した牡馬は
事故が発生した07年2着のアグネスアークのみ。
あとは牝馬のブエナビスタですが・・・こちらは斤量の関係から
一つ上のゾーンと考えておくべきかと。

オーシャンブルーは斤量負担に強いステイゴールド産駒ですが、
かなり厳しい状況。
繰り上がったレインスティックも力関係だけでなく、斤量面でも不安あり。

460~480kgのゾーンで勝ったのはカンパニーのみ。
複勝圏に入った馬が出た年は平均体重自体が小柄な年になっており、
ヴェルデグリーンもかなり厳しいと考えて良さそうです。

勝ち馬に関しては実質斤量負担で11.5%以下の馬が優勢。
3歳馬のコディーノ、勢いがあるヒットザターゲット辺りはチャンスがあるかもしれません。

天皇賞秋(枠順別実績)   担【けん♂】

どうやら台風は思ったよりも早く関東周辺を通過する見込み。
土曜の日中から天気が回復してくるのであれば、日曜の午後には湿り気を残しつつも
良馬場になるかもしれません。

天皇賞秋(東京2000m)について見ていきたいと思います。

枠順別実績:天皇賞秋(03年~)】
天皇賞秋枠順

ここ4年は7枠、8枠が死に枠になっており、内枠優勢の傾向がはっきりと出ています。

03年1着シンボリクリスエス(1番人気)
04年1着ゼンノロブロイ(1番人気)
05年2着ゼンノロブロイ(1番人気)
06年1着ダイワメジャー(4番人気)
06年3着アドマイヤムーン(2番人気)
08年1着ウオッカ(1番人気)


7枠、8枠から上位に入ったのべ6頭の内、4頭までが1番人気を背負っていた実績馬。
06年のダイワメジャー、アドマイヤムーンも上位人気馬でした。

脚質にもよるので、一概には言い切れませんが・・・外枠に入ってしまった馬に関しては
相当な実績馬、人気馬に限って良さそうです。

今年の場合は

7枠→アンコイルド、オーシャンブルー
8枠→レッドスパーダ、ダノンバラード、ヴェルデグリーン


この5頭に関してはそこまでの人気は・・・ないと思われます。
アンコイルドの重馬場適性やレッドスパーダの先行力は魅力がありますが、
ある程度天候が回復する見込みであることを含めて・・・ここはバッサリと
切ってしまう手もありそうです。

天皇賞秋(展開分析2)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)について考えてみたいと思います。

先手を取ってペースを握るのは・・・おそらくトウケイヘイロー&武豊騎手

天皇賞秋で武豊騎手が逃げたレースといえばサイレンススズカが思い出されるわけですが、
気が付けばあの悲劇から15年が経過しているんですね・・・

03年の東京競馬場の改装以降、東京2000mの1600万以上のレースで
武豊騎手が逃げたのは1回だけ
先行気味に行くことはありますが、自らペースを握って引っ張るということは
ほとんどない状況です(サイレンススズカのトラウマではないと思いますが・・・)

東京2000mで武豊騎手が逃げた駒草賞とトウケイヘイローのここ3戦のラップを
比較してみました。

ペース比較
トウケイヘイローラップ

初めて2000mで逃げた鳴尾記念は武豊騎手自身がコメントしていたように
距離延長に不安があり、かなり慎重に前半のペースを落として逃げています。

続く函館記念では一転、非常に速く締まったペースで前半を通過。
そのまま緩めず押し切ってしまいました。

函館で開催された札幌記念は馬場が悪化したこともあって、ペースダウン。
このペースでも最後に脚が鈍っている点からして、スローというよりは
致し方ないペースだったと考えられます。

コース形態が違うので単純な比較は出来ませんが、駒草賞のラップは
途中まで函館記念とほぼ被っています。

今回もハイペース・・・になる可能性はありますが、そこまで強引なペースではなく
どちらかといえば淡々と引っ張る感じになるかもしれませんね。

青葉賞ラップ:アドマイヤメイン】
アドマイヤメインーラップ

駒草賞のラップではよくわからないかもしれませんが、東京で武豊騎手が逃げた場合は
カーブの途中で少しペースを落とし、直線入り口手前から加速を開始するのが
どうやらパターンのようです。

後方の馬が外を回して押し上げていくところなので、ここでペースアップされてしまうと、
詰め寄ることが出来ず、隊列は長いままで直線に入ることになります。

基本的には差し優勢になりがちな天皇賞秋ですが、武豊騎手の逃げ方、及び
馬場の湿り方次第で前の馬が優勢になる可能性がありそうです。

POG馬出走!   担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
先週デビューしたノボリレジェンドは圧倒的な1番人気に応えて見事に新馬勝ち。
圧勝、というほどの内容ではありませんでしたが、まだまだ余裕を感じさせる
走りっぷりでしたので、先行きが楽しみです。
次はファンタジーS、まずは順調にいって貰いたいですね(^^)g

今週はもう1頭のレジェンドが出走。

・未勝利戦(東京1600m)  ダイワレジェンド  北村宏

新馬戦では中段から前に寄せて、並んだところでゴールイン。
惜しくも2着に敗れてしまいました。
少し慎重に乗り過ぎた感もありましたが、スパッとキレるタイプではなく
ジワジワと競り落としていく感じなのかな、という印象です。

新馬戦も稍重の馬場でしたが、今週も台風の影響が残ってしまいそう。
うーん、もしかして雨女?!(笑)

距離を1ハロン延長し、ゆったりと運べると思われるので
今回は積極的に前に絡んでいく騎乗を期待したいと思います。


秋になって連続して出走が相次ぎ、POG的に盛り上がってきていますが、
どうやら今週の出走でひとまず一段落。

勝ち上がった馬は次戦に備えて放牧に出ており、その他の馬はまだ
先が見えていない感じ・・・。
ざっと状況を確認しておきたいと思います。

・キミノナハセンター
 未勝利戦を強い勝ち方で突破、次走は葉牡丹賞辺り?

・ディアデルレイ
 新馬戦を無事突破、こちらも葉牡丹賞が有力のようです。

・サンエルピス
 9/20にゲート試験を無事突破。帰ってきたらデビューでしょうか。

・デアリングハート2011
 情報が出ませんね~(T_T)どうやら体質が弱いみたいですが・・・

・エアメサイア2011
 秋入厩予定、とのことでしたがまったく情報なし。

・アルティマトゥーレ2011
 軽度の骨折がありましたが術後は順調。暮れか年明けに入厩出来れば・・・

・ローハイド
 無事に未勝利戦を突破。使い詰めだったのでまずは回復、成長を。

・ニアメ2011
 山元トレセンで調整中、まだだいぶ時間が掛かる見込み。

・ダイヤモンドディーバ2011
 少し脚元に不安があるようです。時間が掛かりそうですがなんとかデビューまで・・・

・ヒーラブズミー
 末脚があることは示したので、成長して戻ってくれば楽しみです。

・スナッチマインド
 新馬戦2着のあと、蟻洞を患ってしまったとのこと。まずは無事回復を(T_T)

・コイウタ2011
 入厩して坂路に入っている様子。このまま順調にいって貰いたいですね。

・ノボリレジェンド
 ファンタジーSでどこまでやれるか楽しみです♪

・スーア2011
 情報なし。悪い話が出ているわけではないので、まずは無事に・・・

まだ馬名登録すら終わっていない馬が7頭。
中にはかなりデビューが遅れてしまいそうな馬もいるので
じっくり構えて応援していきたいと思います。
まずは既存の戦力で!どの馬も無事に頑張っていって貰いたいものです。

天皇賞秋(脚質分析)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)について考えてみたいと思います。

今年は秋になって妙に台風が頻繁に発生、日本上陸という状況が続いており、
今週も微妙ながら東京競馬場も台風の影響が出てしまいそう。
ひとまず日曜には天気は回復する見込みなので微妙ですが
切れ味勝負ではなく、力の要る馬場でのパワー勝負への適性が問われる
可能性がありそうです。
正確には重馬場と力の要る馬場、というのは違うわけですが、
ひとまず参考のため、各馬の過去の成績において、33秒台以下、34秒台、
35秒台以上の末脚を使ったときのそれぞれの成績を一覧にして
分類してみました。

上がりが掛かるのは苦手なタイプ
天皇賞秋脚質3

完全にキレ味に特化しているグループ。
中でもジャスタウェイは超絶キレ勝負でこそ、という成績になっています。
ヴェルデグリーン、フラガラッハもキレ勝負が得意ですが、34秒台程度の
脚の比べあいぐらいが良いようです。

上がりが掛かると勝ち切れないタイプ
天皇賞秋脚質2

ある程度上がりが掛かっても能力でこなしてしまいますが、
本質的にはキレ勝負の方が合う、というグループ。
エイシンフラッシュやジェンティルドンナが勝ち切れない、となると
ちょっと配当的には面白いことになってくるかも(^^;

上がりが掛かる展開でこそ、というタイプ
天皇賞秋脚質1

ある程度速い上がりにも対応出来るものの、やはり上がりが掛かった方が
成績が良化すると思われるグループ。
基本的には前につける脚質の馬が多くなっています。
差し脚勝負のヒットザターゲットは前崩れ待ち、という感じなのが
不安定な成績に繋がっていると思われます。

乾きが早い東京競馬場だけに当日の馬場の確認が重要になりそうです。

天皇賞秋(馬体について2)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【エイシンフラッシュ】
(大阪杯)
エイシンフラッシュ13大阪杯
(毎日王冠)
エイシンフラッシュ13毎日王冠
(天皇賞秋)
エイシンフラッシュ13天皇賞秋
いつもそれなりに良く見せる馬ですが、今回は
前走を叩いて明らかに良化。
腿が引き上げられて下半身に丸みが出ており、
上半身の充実度もアップしています。
反動などはまるで感じられず、この馬なりに
万全の態勢でレースに臨めそうです。

【コディーノ】
(ダービー)
コディーノ14ダービー
(毎日王冠)
コディーノ13毎日王冠
(天皇賞秋)
コディーノ13天皇賞秋
休養明けを叩いて上半身の筋肉にメリハリが
出てきているのは好感。
毛ツヤも良好で状態は前走以上で出走できそうです。
ギュッと実が詰まったコンパクトな体型だけに
中距離というよりはマイラー色が強そうですが、
ここでどこまでやれるかは今後に向けての試金石に
なりそうです。

【ヒットザターゲット】
(大阪杯)
ヒットザターゲット13大阪杯
(宝塚記念)
ヒットザターゲット13宝塚
(天皇賞秋)
ヒットザターゲット13天皇賞秋
激走した前走の写真がないのが残念ですが、それでも
夏場までに比べれば明らかに状態は良化。
前後の筋肉に実が入り、立ち姿のシルエットの
バランスが上昇。この馬の能力を出せる出来になっていると
思われます。ムラのある成績ですが、ハマれば侮れないことを
前走で示しているだけに、面白い1頭になるかも。

【トゥザグローリー】
(12JCD)
トゥザグローリー12JCD
(12有馬記念)
トゥザグローリー12有馬
(天皇賞秋)
トゥザグローリー13天皇賞秋
太いクビ差しは相変わらず。前後の筋肉もそれなりに
充実しており、状態自体じゃ昨秋以上だと思われます。
骨格の雄大さを活かす立ち姿になっており、
急な復活があっても驚けませんが、まだ皮膚感に
緩みがある分、本格的な良化は先かも。

【ヴェルデグリーン】
ヴェルデグリーン13天皇賞秋
太いクビ差しを発達した上半身でしっかりと支えていますが
下半身とのバランスはイマイチ。
腹回りも細め感なく絞り込まれており、この馬なりに
良い出来で出走出来そうですが、一流馬のシルエットには
まだ届いていない印象。

【トーセンジョーダン】
(12JC)
トーセンジョーダン12JC
(札幌記念)
トーセンジョーダン13札幌記念
(天皇賞秋)
トーセンジョーダン13天皇賞秋
前走を叩いて下半身に実が入り、良化傾向。
力強い馬体になってきていますが、
良かった頃に比べるとハリ不足かも。
年齢的にも良化はスロー、まだ復活がありそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

天皇賞秋(馬体について1)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

【ジェンティルドンナ】
(12JC)
ジェンティルドンナ12JC
(宝塚記念)
ジェンティルドンナ13宝塚
(天皇賞秋)
ジェンティルドンナ13天皇賞秋
休養明けだけあってさすがに前走の宝塚記念ほどの
ハリはありませんが、前後の筋肉はしっかり維持できており
状態には問題はなさそう。多少腹回りが重いのか
少しクビを上げた姿勢になっている点が気になりますが
重箱の隅程度。7、8分の出来でも能力で・・・

【ダノンバラード】
(宝塚記念)
ダノンバラード13宝塚
(オールカマー)
ダノンバラード13オールカマー
(天皇賞秋)
ダノンバラード13天皇賞秋
全体的に活気が出ていた宝塚記念のときに比べると
ちょっとしょんぼり感が出てしまっている感じ。
バランス自体は崩れていませんが、皮膚感が緩めで
ハリ不足。叩いての良化も微妙。
クビが高いシルエットからも東京では狙いにくい感じ。

【ジャスタウェイ】
(エプソムC)
ジャスタウェイ13エプソムC
(関屋記念)
ジャスタウェイ13関屋記念
(天皇賞秋)
ジャスタウェイ13天皇賞秋
使いつつ、充実度を増してきた印象。
下半身の出来は夏場以上で、立ち姿のバランスも
良化してきた感じです。
毛ツヤも良く、体調面にも問題なさそう。
耳を開いてうるさい面を見せている感じですが
上手くスタートを決めて貰いたいですね。

【トウケイヘイロー】
(函館記念)
トウケイヘイロー13函館記念
(札幌記念)
トウケイヘイロー13札幌記念
(天皇賞秋)
トウケイヘイロー13天皇賞秋
夏場の反動などは感じられず、腹回りも引き締まって
良い状態を維持できている様子。
撮影の角度の問題もありますが、充実度が高く
重厚な馬体。クビ差しも力強く、パワーの要る
馬場になればさらに・・・

【ナカヤマナイト】
(安田記念)
ナカヤマナイト13安田記念
(宝塚記念)
ナカヤマナイト13宝塚
(天皇賞秋)
ナカヤマナイト13天皇賞秋
腿の引き上げが出来ており、下半身の充実度は
夏場以上。腹回りは太目感なく張っており、
状態はかなりよさそうです。
クビ差しも太く、上半身がしっかりと支えており
能力は出し切れる出来。

【ダークシャドウ】
(安田記念)
ダークシャドウ13安田記念
(毎日王冠)
ダークシャドウ13毎日王冠
(天皇賞秋)
ダークシャドウ13天皇賞秋
出走してくるか微妙な状況ですが、叩いて重苦しさが
解消され、シルエットが良化。状態はこのところでは
一番よさそうです。
前後の筋肉の充実度は高く、クビから背中への
ラインもスムーズになり、本来の力が出せそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

天皇賞秋(中間雑感)    担【けん♂】

もうこの歳になるとそうおめでたい話でもありませんが、今日10月23日は
私の誕生日だったりします。
(頭の中はいつまでたってもオメデタイですが:爆)

例年だと菊花賞の当日か、その前くらいのタイミングになるので

「菊花賞でJRAから誕生日プレゼントを!」

とか息巻くわけでありますが・・・先週の惨状をご存じの方はわかると思いますが、
毎年逆に献上している始末(涙)
まぁ・・・クリスマスプレゼントもお年玉もJRAはなかなかくれないですからね(自虐)
誕生日だからって何もサービスしてくれません。
当然だ!バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!

仕方がないので天皇賞秋で誕生日プレゼントを・・・
やらんと言ってるだろ!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ノ´Д`)ノスイマセン

・・・自力で頑張ります(笑)


ダークシャドウが怪我で出走が微妙。勢いがあったメイショウナルトや
ルルーシュ、トーセンラーも回避の見込み、フェノーメのやロゴタイプの
名前もないし・・・ちょっと微妙なメンバー構成になりそうな
今年の天皇賞秋(東京2000m)

1番人気は・・・またもやダントツでジェンティルドンナになりそうです。
昨年のオークス、JCを観た限りでは東京でこの馬に逆らうのはたしかに
難しそう。あとは自分との戦いでしょうか。調整さえ上手くいけば
好走の可能性はかなり高そうです。

隙があるとしたら・・・休養明けで輸送競馬になること。
それと馬場が悪化する可能性がある点でしょうか。

ぶっつけ本番で牡馬相手のGⅠというのはハードルが高いですし、
この馬自身も過去にポカがあるだけに万全の信頼感はない気がします。
末脚が武器だけに台風の影響も気になるところ。

真っ向から喧嘩を売りにいきそうなのはトウケイヘイロー&武豊騎手。
相手が強いほど燃える性質(たち)だと思います(^^;

スマートファルコンにしろ、サイレンススズカにしろ、
武豊騎手の厳しい逃げがあってこそ、という感じだったわけで
トウケイヘイローも今回はかなり・・・

夏のオマケの出走のような気がしないでもないですが、
ひとまず本気モードとして考えておきたいと思います。

昨年に天皇賞秋を制したエイシンフラッシュは、毎日王冠を勝って
連覇達成に視界良好という感じ。
今年は人気もかなり被ると思われます。

前で踏ん張ることも出来ますが、本来の持ち味は超瞬発力勝負。
上がりが極端に速くなるようだと特に力を発揮してきます。

逆に言うと・・・上がりが速くないと微妙で、タフなレースに
なってしまうと一線級のちょっと下くらい、という印象。

トウケイヘイロー次第ではありますが、前が崩れる展開になれば出番あり、
ただし馬場が悪化するようだと不安も大きそう。

現段階で狙ってみたいのはジャスタウェイでしょうか。
明らかに実績不足(本来は除外予定)なので、勝ち切るまでは
微妙かもしれませんが、このところの安定感、東京向きの脚質など
楽しみな材料がそろっています。

コディーノはちょっと前走が物足りない気がしますし、
ナカヤマナイト、ヒットザターゲット、ダイワファルコン、
ダノンバラードなどは東京では買いにくい馬。

雨のアンコイルド?!いやいや・・・それでも・・・

天皇賞秋(過去の勝ち馬の馬体)  担【けん♂】

過去の天皇賞秋(東京2000m)の勝ち馬の馬体写真を並べてみました。

【エイシンフラッシュ】
(12天皇賞秋)
エイシンフラッシュ12天皇賞秋

【トーセンジョーダン】
(11天皇賞秋)
トーセンジョーダン11天皇賞秋

【ブエナビスタ】
(10天皇賞秋)
ブエナビスタ10天皇賞秋

【カンパニー】
(09天皇賞秋)
カンパニー09天皇賞秋

【ウオッカ】
(08天皇賞秋)
ウオッカ08天皇賞秋

【メイショウサムソン】
(07天皇賞秋)
メイショウサムソン07天皇賞秋

【ダイワメジャー】
(06天皇賞秋)
ダイワメジャー06天皇賞秋

【ヘブンリーロマンス】
(05JC)
ヘブンリーロマンス05JC

【ゼンノロブロイ】
(04天皇賞秋)
ゼンノロブロイ04天皇賞秋

【シンボリクリスエス】
(03天皇賞秋)
シンボリクリスエス03天皇賞秋

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

こうして並べてみると、サンデーサイレンス、ジャングルポケット、
タニノギムレット、オペラハウス、キングズベスト・・・血統はバラバラながら、
馬体のシルエットはかなり似ている印象です。

クビは高からず、低からず、非常に太く力強く、
それを支える上半身にも力感があります。

下半身は丸みを帯びており、後肢が後方に流れるような
突っ張った立ち姿をしている馬はいませんね。
腿も引き上げられており、いかにもバネがありそうな
仕上がりになっています。

前後のバランスが取れているのも特徴でしょうか。
どちらかに偏ったような馬では勝ち切るのは難しそうです。

ウオッカの馬体は見た瞬間に衝撃を受けた記憶があります。
まるでブロンズの彫刻のようですよね(^^)g
個人的にはサラブレッドの理想像の一つかも、と思っています。

おおよそのイメージを頭に入れた上で今年の出走予定馬についても
見ていきたいと思います。

天皇賞秋(各馬分析3)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。
トーセンラー、メイショウナルト、ルルーシュは回避の見込み。
(出走してくるなら改めて内容を確認します)

ヒットザターゲット】牡5 58.0 (栗東) キングカメハメハ×(タマモクロス)
年明けの小倉大賞典では前走10着から巻き返して勝利、
その後、上位レースでまた足踏みをしていましたが、前走の京都大賞典で
またもや前走11着から復活、重賞3勝目を挙げました。
超ロングスパートにより、前の馬の脚が鈍ったのが大きな要因だと
考えられますが、力関係的には強く推せないものの、
差し優勢の展開になれば出番があるかもしれません。

レッドスパーダ】牡7 58.0 (美浦) タイキシャトル×(Storm Cat)
10年の東京新聞杯を強い内容で勝ち、大いに期待されましたが
その後頓挫もあって低迷。この夏に関屋記念で復活し、
前走の毎日王冠でも前で踏ん張って4着に粘っています。
先行力を活かすスタイルでペースによっては距離延長をこなせても
不思議はありませんが、2000m以上のレースは今回が初。
年齢的な衰えは感じられないものの、条件悪化で狙うほどではなさそうかと。

ヴェルデグリーン】牡5 58.0 (美浦) ジャングルポケット×(スペシャルウィーク)
この春に3連勝、新潟大賞典では10着に敗れてしまったものの、
復帰戦のオールカマーでは後方から差し切って重賞制覇を達成。
例年と違って前の馬に負荷が掛かる展開となり、台風の影響で
外伸びの馬場状態になったことも大きく影響した印象です。
本来は好位あたりからの脚質で、東京でも好走があって
条件的には問題ない感じですが、勢いでどこまで・・・

ジャスタウェイ】牡4 58.0(栗東)ハーツクライ×(Wild Again)
昨年の天皇賞秋では6着。この夏に馬体を充実させつつ
エプソムC、関屋記念、毎日王冠と3連続2着に入り、
一枚足りないながらも安定した実力を見せてくれています。
後方からになりがちですが、前走では好位から脚を伸ばせた点は好感触。
展開に上手く乗れたら十分に好走が期待出来そうです。

サトノギャラント】牡4 58.0 (美浦) シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス)
金鯱賞6着、函館記念4着と重賞では一枚、二枚足りない面を
見せてしまっていますが、この2戦以外は連対を外さない好走を続けており、
充実してきています。東京では4勝を挙げており、コース適性も
後押ししてくれそうですが、同条件の前走でキレ負けしている
状況をみると、上位馬相手に期待するには格不足かと。

フラガラッハ】牡6 58.0 (栗東) デュランダル×(トニービン)
マイル路線で使われており、2000mは京成杯のみ(4着)。
この夏に中京記念連覇を達成しましたが、その間は6戦中5戦で
二桁着順、さらにここ2戦も連続二桁着順とまったくふるいません。
後方からの脚質で前が鈍るのが大前提。
決め脚はあるにしても、コース、展開など余程上手くハマらないと
出番はなさそう。

天皇賞秋(各馬分析2)   担【けん♂】

不調となったパソコンは再起動をかけたところ、中のファイルが壊れている
ということで、そのまま復旧せず終了(T_T)

必要なファイル、データは予め職場のパソコンに避難させておいたので
基本的には大丈夫だとは思いますが、ここ一ヵ月くらいの間のデータは完全に
ぶっ飛んでしまいました。

昨晩、新たなパソコンを購入したものの、まだ中身は空っぽ。
競馬用語の変換から何から全部やり直しです。
・・・というか、パソコンの仕様がガラリと変化していて
いったい何がどうなっているのか、操作を覚え直す方でまずは手一杯に
なってしまっているんですけど(涙)

とりあえず、完全に後手を踏んでいますが、考察に戻っていきたいと思います。

天皇賞秋(東京2000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ダノンバラード】牡5 58.0 (栗東) ディープインパクト×(Unbridled)
この夏に馬体のシルエットが良化し、本格化。
宝塚記念で2着に入り、前走のオールカマーでも3着と健闘しています。
東京で行われた皐月賞でも3着に入っているので、こなせないわけでは
ないと思いますが、決め脚がないので基本的には内回り、小回り向き。
前優勢の流れに乗れたら、という感じでしょうか。
勝ち切れない点にも要注意。

ダークシャドウ】牡6 58.0 (美浦) ダンスインザダーク×(Private Account)
11年の年明けから昨秋の札幌記念まで連対を外さない好成績を続けて
いましたが、昨年の天皇賞秋で4着に敗れて以降は3着以内がない成績に
なってしまっています。上位レースで掲示板程度には頑張っているので、
能力的には十分に評価出来ますが、決め脚勝負でも一枚足りない状況。
年齢的に強くは推せない印象です。

トゥザグローリー】牡6 58.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
強いときには強烈な印象を残す能力馬ですが、気性に難があり、
ダメなときはまるでダメという両極端な成績になっています。
10年のこのレースでは5着と健闘したものの、昨年は18着。
連続二桁着順は前走でストップしたものの、得意コースではないだけに
復活があるにしてもまだ先になりそう。

トウケイヘイロー】牡4 58.0 (栗東) ゴールドヘイロー×(ミルジョージ)
この春に本格化。ダービー卿CTを勝って、京王杯SC8着のあと
鳴尾記念、函館記念、札幌記念(函館開催)と逃げ切って3連勝。
今回の最大の上り馬となっており、大きく展開を左右する馬に
なってきそうです。速いペースで引っ張って脚を残す力がありますが、
東京でどこまで踏ん張れるかが注目のポイント。
週末の天候が崩れそうなので、その辺りの兼ね合いも影響しそう。

トーセンジョーダン】牡7 58.0(栗東) ジャングルポケット×(ノーザンテースト)
11年の天皇賞秋を制覇、その後も昨春には天皇賞春で2着など
健闘をしていますが、脚元に不安があり、昨秋は連続凡走、
この秋の復帰戦でも13着と調子が戻っている感触はなし。
高齢でも好走したカンパニーと同系だけに侮れませんが
まずは馬体が絞れてくるのが大前提。ビシッと追えれば脚元の不安もない
ということになるので、調整状況に注目。

ナカヤマナイト】牡5 58.0 (美浦) ステイゴールド×(カコイーシーズ)
11年の共同通信杯を制していますが、東京開催となった皐月賞、
ダービーでは掲示板止まり、昨年の天皇賞秋でも後方から届かず9着、
距離短縮で臨んだ安田記念では12着と東京コースで結果が出せていません。
古馬になってからの3勝は全て中山競馬場。ステイゴールド産駒らしい
小回り、内回り巧者になってきているのでここでは・・・


続きます。

参った(泣) 担【けん】

初めて携帯から更新。自宅のパソコンがイカれてしまい、記事をアップすることが出来ません(>_<)晩にはなんとか、と奮闘していますが少し滞り気味になりそうです。せっかくの天皇賞秋なのに~!

天皇賞秋(各馬分析1)  担【けん♂】

自宅のパソコンの調子が非常に思わしくなく、ネットを開くだけで一苦労。
今時ADSLというのも問題があるのかもしれませんが、パソコン本体も
どうやら年齢的な衰え(笑)があるようです。
この文章をメモ帳に打っているときにも、突然半角英数しか打てなくなり、
驚いてとりあえず保存しようとしたら「ドライブCはフォーマットされていません」
・・・意味がわかりません(T_T)

なんとか騙し騙し頑張りますが、万が一急に更新が止まることがあれば
「あぁパソコンが逝ったんだな」と思ってください(爆)

天皇賞秋(東京2000m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アンコイルド】牡4 58.0 (栗東) Giant’s Causeway×(Alzao)
函館記念2着、札幌記念(函館開催)3着と抜群の洋芝適性を活かして
連続好走、さらに京都大賞典でも内を抜ける吉田隼騎手の見事な騎乗も
あって2着と健闘しました。まだ重賞勝ちがないだけに、ここでは
厳しいと思いますが、内枠に入り、さらに極端な雨にでもなれば
重馬場適性が活きてくるかも・・・

エイシンフラッシュ】牡6 58.0 (栗東) King’s Best×(Platini)
昨年の天皇賞秋ではデムーロ騎手の素晴らしい騎乗もあって
久々に復活GⅠ制覇。この秋の復帰戦となった毎日王冠では
超瞬発力勝負になった事もあって初めて1800mをクリア。
本調子ではない状態でいきなり勝てたというのは地力の違いを
見せ付けた、と考えて良さそうです。
過去のデータ的には6歳というのはかなり厳しいわけですが、
キングマンボ系は高齢でも活躍する傾向が見受けられるので
侮るのは危険かも。デムーロ騎手が試験に落ちたことを
引き摺ってなければ・・・(爆)

オーシャンブルー】牡5 58.0 (栗東) ステイゴールド×(Dashing Blade)
昨冬に金鯱賞を勝ち、有馬記念でも2着と好走、いきなりトップクラスに
参入してきましたが、日経賞で9着に敗れ、復帰戦のオールカマーでも
7着と不安定なレースを見せています。
現状では機動力が使えていないので、本来のステイゴールド産駒らしい
能力は活かせていない印象。東京でも後方からになるようだと
厳しいと思われます、休養明けに▲14kgというのも大きな不安材料。

コディーノ】 牡3 56.0 (美浦) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
復帰戦の毎日王冠では世代トップクラスの馬ということで期待されましたが、
中段から伸びず7着と人気を裏切ってしまいました。
+18kgと馬体を戻して増やしてきた点からは上積みが期待出来そうですが、
古馬のトップクラスとの比較でどこまでやれるかは微妙。
1800mまでしか1着がないので、条件的にも厳しいかもしれません。

ジェンティルドンナ】牝4 56.0 (栗東) ディープインパクト×(Bertolini)
昨秋は圧倒的な能力を見せつけ、3冠制覇のあとにJCを奪取。
海外遠征では結果が出せませんでしたが、宝塚記念でも3着と健闘、
得意の東京コースに戻ればまた本来の力を見せてくれそうです。
休養明けは唯一馬券圏内を外したチューリップ賞や前走の宝塚記念など、
少しポカが出る傾向が見受けられるのが気になるところ。
ぶっつけ本番でどこまでやれるか、注目したいですね。

ダイワファルコン】牡6 58.0 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
昨年はオールカマー2着のあと天皇賞秋で10着と大敗。
その後、福島記念を勝ち、中山の重賞で好走もありましたが
ここ2戦は10着、8着と調子を落としてしまっています。
前でしぶとく頑張るタイプで東京の上位レースは脚質的にもマイナス。
年齢的にも厳しいと思われます。

続きます。

天皇賞秋(体重別実績)   担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:天皇賞秋(03年~)】
天皇賞秋体重


480~500kgの馬が3勝、2着4回とリード。
ただし出走頭数の割合から考えると500kgを超えるくらの馬の成績が優秀
基本的に馬格はある方が優位と考えて良さそうです。
520kgを超える大型馬でも割り引く必要はなさそうです。

11年はトーセンジョーダンが478kgで勝ちましたが
大幅なマイナス体重での出走となっており、通常は480kgを
超える馬格の馬でした。
460kg台で勝ったのはカンパニーのみ
03年、04年と460kg台の馬が連続して2着に入っていますが
この2年は出走馬の平均体重自体が470kg台と小さめだった
影響もありそうですね。

460kgを切って勝ったのは10年のブエナビスタのみ
例外的な強さの馬ですし、牝馬ということでもう1つ上のゾーンの馬と
考えた方がいいかもしれません。
07年の2着に430kgのアグネスアークが入っていますが、
この年は後方の馬が大挙して事故に巻き込まれて失速したという
例外的な年だけに評価は微妙です。

基本的には・・・好走の下限ラインは480kgと考えて良さそう。
例外的な馬を除けば・・・460kg台までの馬は3着までのヒモ候補、
という感じでしょうか。

実質斤量負担別実績
天皇賞秋斤量

斤量負担で見ても、明らかに負担が小さいければ小さい方が優位。
11.0%を切る馬が3勝とリードしています。

12.0~12.5%までで勝ったブエナビスタ、カンパニーは例外扱い、
トーセンジョーダンは先ほどふれたとおり、通常の馬体重で考えれば
12.0%を切るゾーンに入っています。

基本的な好走上限ラインは12.0%
11.5~12.0%で勝ったのは04年のゼンノロブロイのみ
ということで、特に11.5%以下の馬を重視したいところ。

天皇賞秋(年齢別実績)  担【けん♂】

天皇賞秋(東京2000m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:天皇賞秋(03年~)】
天皇賞秋年齢

4歳馬が5勝、5歳馬が4勝、複勝率を見てみてもかなり拮抗した
成績になっています。やはり充実した時期でこそ、という感じでしょうか。

3歳馬は2着、3着まででひとまず勝ち馬は出ていない状況。
※03年以降
ただし03年、07年、09年、11年には出走馬自体がいなかったわけで、
割合で考えると複勝率ではトップになっており非常に優秀と言って良さそうです。

6歳以上は・・・極端に成績悪化。
6歳で3着、8歳で1着になったのは・・・ともにカンパニー。
年齢を重ねて強くなった超特例の馬だけに、例外と考えて良さそうです。

今回の登録馬の年齢

★7歳
トーセンジョーダン
レッドスパーダ

★6歳
エイシンフラッシュ
ダイワファルコン
ダークシャドウ
トゥザグローリー
フラガラッハ※
レインスティック※

★5歳
オーシャンブルー
ダノンバラード
トーセンラー
ナカヤマナイト
ヒットザターゲット
メイショウナルト
ルルーシュ
ヴェルデグリーン

★4歳
アンコイルド
トウケイヘイロー
ジェンティルドンナ
ジャスタウェイ※
スピルバーグ※
サトノギャラント※

★3歳
コディーノ
レッドレイヴン※

※→除外予定

エイシンフラッシュ、ダークシャドウといった上位実績馬が6歳になり、
過去のデータ的には厳しい状況。
実力か勢いか・・・かなり悩ましいレースになりそうですね。