けいけん豊富な毎日

弥生賞(馬体について)  担【けん♂】

レーヴディソールが引退・・・結局、底を見せないままに競走馬としての
活躍が終わってしまった印象ですが、シーザリオやカワカミプリンセスのように
変に引っ張ってしまうよりも早めに決断してあげたことはこの馬にとっても
良かったと思います。
今度は母として次の世代に繋げていってもらいたいですね(^^)

弥生賞(中山2000m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【ベストディール】
(京成杯)
ベストディール12京成杯
(弥生賞)
ベストディール12弥生賞
前後のバランスが取れた好馬体。
京成杯のときよりも筋肉の充実度はアップしており
皮膚感も引き締まって良化傾向。
もう少しゆったりした形の方が距離の融通が
利きそうですが、中山への適性は問題ないと思われます。
回避だそうです。残念(>_<)

【アーデント】
(京成杯)
アーデント12京成杯
(弥生賞)
アーデント12弥生賞
明らかに下半身の肉付きが変わってきました。
上半身も充実してきて、立ち姿のバランスが大幅に上昇。
下半身が突っ張ったような形になっていた点も
解消されて成長面に期待出来そう。

【アダムスピーク】
アダムスピーク12弥生賞
筋肉が上方に引き上げられた感じで
いかにもスピードがありそうな力強い馬体。
皮膚感が薄く、いきなり仕上がって見えます。
前後のバランスも良く、全体的な作りも中山適性に
問題はなさそうです。
力は十分に出せそうですね。

【ジョングルール】
ジョングルール12弥生賞
上のディープインパクト産駒達に比べると
腹袋が大きく、少しバランスが違って見えます。
上半身には力感がありますが、少し下半身との
バランスが悪いかも。構造的には中山適性に
問題はなさそうですが、微妙に後肢が流れ気味に
見えるだけに競い合いになると不足が出るかも。

【クラレント】
(11朝日杯FS)
クラレント11朝日杯FS
(弥生賞)
クラレント12弥生賞
前後の筋肉が強化され、真っ直ぐ立てるように
なってきた感じ。状態は良化が期待出来そうです。
腹回りもしっかり絞り込まれており、
仕上がりも良さそう。どちらかというと下半身に
偏った馬体なだけに適性は微妙。

【フェノーメノ】
フェノーメノ12弥生賞
筋肉質の好馬体。特に上半身の力感が高く
中山適性に問題はなさそう。
下半身の出来も悪くないと思いますが
少し後方に流れ気味な立ち姿になっている点は
気になるところ。

【トリップ】
トリップ12弥生賞
下半身が非常に充実した馬体。
下半身と比較すると上半身の力感はイマイチで
急坂への対応力に少し疑問がありそうです。
現状では東京の方が合うかも・・・。

※今回の写真ではないので状態面については確認出来ませんが参考までに
 直近の写真があった馬を載せてみました。↓

【コスモオオゾラ】
(共同通信杯)
コスモオオゾラ12共同通信杯
前傾気味な立ち姿。筋肉に丸みがあり、
力感はあるものの、少しバランスが悪く見えます。
ワンペースの競馬は出来そうですが、
最後の詰めに不安があるかも。

【アーカイブ】
(共同通信杯)
アーカイブ12共同通信杯
まだ幼さの残る馬体。
クビを上げてしまっており、気性的にも
落ち着きが足りない感じです。
お尻が尖って見えており、前後の筋肉量も不足。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

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弥生賞(過去の勝ち馬の馬体)  担【けん♂】

過去の弥生賞(中山2000m)の勝ち馬の馬体を並べてみました。

3歳馬だけに比較写真がない馬が多く、出来などもわかりにくい状況。
ひとまず歴代の勝ち馬の馬体のシルエットから
適性の高い馬体のイメージを作るのに役立てられれば、と思います(^^)

【サダムパテック】※フジキセキ
(11弥生賞)
サダムパテック11弥生賞

【ヴィクトワールピサ】※ネオユニヴァース
(10弥生賞)
ヴィクトワールピサ10弥生賞

【ロジユニヴァース】※ネオユニヴァース
(09弥生賞)
ロジユニヴァース09弥生賞

【マイネルチャールズ】※ブライアンズタイム
(08弥生賞)
マイネルチャールズ弥生賞

【アドマイヤオーラ】※アグネスタキオン
(07弥生賞)
アドマイヤオーラ07弥生賞

【アドマイヤムーン】※エンドスウィープ
(06弥生賞)
アドマイヤムーン06弥生賞

【ディープインパクト】※サンデーサイレンス
(05弥生賞)
ディープインパクト05弥生賞

【コスモバルク】※ザグレブ
(04弥生賞)
コスモバルク04弥生賞

どの馬も立ち姿のシルエットが綺麗にまとまっており、
スッと立てている点が共通のポイント。

血統は違いますがなんとなく雰囲気が似ている感じがありそうです。

前後の筋肉量のバランスも良く、偏った馬体ではありません。
特に上半身の力感に優れ、力強いクビ差しをしっかり
支えている印象です。

クビは高過ぎず、低過ぎず
下半身は丸みを帯びつつも、どちらかというと
直角三角形を上下反転させたような感じで、後方に蹴る力
伝わりやすい形になっていると思われます。

少なくとも体調不安を感じさせるような出来の馬は不在。
あえて言えばヴィクトワールピサが少し細い感じでしょうか。

なんとなくイメージを掴んだところで、今回の出走予定馬について
見ていきたいと思います。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

弥生賞(各馬分析3)  担【けん♂】

弥生賞(中山2000m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

タイセイスティング】牡3 (美浦) ゴールドアリュール×(フォーティナイナー)
2戦目に芝に挑戦していますが後方から何も出来ずに14着と大敗。
その後にダートで2勝を挙げています。
血統的にもどう見てもダート向き、芝に戻して上昇があるとは
考えにくいかと。

トリップ】牡3 (栗東) クロフネ×(サンデーサイレンス)
連勝で京都2歳Sを制しましたが、ラジオN杯2歳Sでは同様に
好位からの競馬で最後はキレ負けして4着。
脚質的に安定した競馬が出来そうですが、相手関係が強化されて
勝ち切るまでには展開の助けが必要になるかも・・・。

フェノーメノ】牡3 (美浦) ステイゴールド×(Danehill)
ホープフルSでは7着ながらほぼ横並び一線で着順の印象ほどの
負けではありません。前走で共同通信杯で上位に入った馬を
完封しており、相対的な能力はかなり高目。
カーブを曲がりながら加速していく競馬が出来ているのも
中山への適性を示しており、前につける競馬が出来れば楽しみな1頭。
ただし決め脚には不足があるので、追いかける競馬になると
厳しいので過信は禁物・・・。

ブリスアウト】牡3 (美浦) アグネスタキオン×(Seeking the Gold)
新馬戦ではスローペースでレースを引っ張り、最後はしっかり
脚を伸ばして3馬身差の圧勝。決め脚がある点は評価出来るものの、
ペースが緩過ぎて真価を問われるのはまだこれから。
かなりの余裕を感じる内容だけに期待感はありますが、
課題は多い感じ。

ベストディール】牡3 (美浦) ディープインパクト×(Marchand de Sable)
札幌2歳Sでは4着に敗れたものの、百日草特別、京成杯と連勝。
実績では完全に上位ですが、どちらも中盤に大きく緩んだレース
だっただけに過大評価は危険なニオイ。
長く良い脚が使える事は示していますが、キレはもう一つ。
センスの良さが光る馬なので騎手の手腕が重要になりそう。

メイショウカドマツ】牡3 (栗東) ダイワメジャー×(Kris S.)
ここまで3戦連続で中山2000mに出走、2着→6着→1着と
好走しています。不良馬場の葉牡丹賞は度外視したとして、
ホープフルSでは道中で緩め過ぎて瞬発力勝負になって敗れ、
寒竹賞では淡々としたペースで引っ張って逃げ切り勝ち・・・。
現状では消耗戦に持ち込むような展開になれば
好走がある、という感じでしょうか。
積極的な騎乗を期待したいものです/

弥生賞(各馬分析2)  担【けん♂】

弥生賞(中山2000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

コスモオオゾラ】牡3 (美浦) ロージズインメイ×(コマンダーインチーフ)
共同通信杯では2番手を追走し、前に離され、後ろからかわされて5着。
コーナー手前から加速して行く展開だっただけに負荷が掛かり過ぎた面が
あったかもしれません。葉牡丹賞は不良馬場だったので参考になりませんが
脚質的には中山の方が合いそうです。前走で不思議な乗り代わりと
なりましたが、今回も柴田大騎手が続投予定。鞍上の成績を考えると
期待しにくいのが実際のところ・・・。

サイレントサタデー】牡3 (栗東) シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス)
新馬戦は不良馬場の中山で逃げ切り勝ち。福寿草特別でもスローペースから
早めに仕掛けて後半に急流を作り、後続に詰め寄る隙を与えず
逃げ切って連勝。レースレベルはイマイチにしろ、上手く展開を
作れたら面白い1頭になりそうです。6月生まれとかなりの遅生まれの上に
血統的にも良化はまだこれからになりそう。成長に期待したいですね。

ジョングルール】牡3 (美浦) ディープインパクト×(Storm Cat)
寒竹賞では前が淡々と引っ張る展開を中段から追い上げて2着、
前走では超スローペースで4コーナーまで進んで直線だけの
追い比べで一気に突き抜けて完勝となりました。
瞬発力の高さは相当なモノがありそうですが、流れに乗って
脚を使える感じではないかも。上手く前につけていければ・・・

セトブリッジ】牡3 (栗東) マンハッタンカフェ×(スキャン)
芝では未勝利戦で3着があるだけ。現状ダートでも中央未勝利で
重賞に挑戦するのはいかがなものかと・・・(>_<)
末脚のキレはあるので芝の方が先行きは明るそうですが・・・。

ソルレヴァンテ】牡3 (美浦) キングカメハメハ×(トニービン)
中山2000mで2戦して1着、2着。コース慣れしている点は
評価出来ますが、新馬戦の2着は前に突き放された完敗ですし、
前走は稍重を超スローで逃げたもの・・・内容的な評価は
出来ません。同型の馬がいる中で先手を取れるかも
微妙なところかと。

続きます。

弥生賞(各馬分析1)  担【けん♂】

弥生賞(中山2000m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アダムスピーク】牡3 (栗東) ディープインパクト×(Singspiel)
連勝でラジオN杯2歳Sを制覇。2戦目で少し体重を落としており
今回は休養明けで輸送ということを考えると調整面では不安が
あるかもしれません。ラジオN杯2歳S自体は4コーナー手前まで
脚をためての瞬発力勝負、位置取り優位だった感があり
過剰な評価は危険な印象。ゴールドシップに勝っていると言っても
向こうは休養明け、さらに後方から脚を使っていたわけで
力関係で上位評価するのはまだ早いと思われます。

アーカイブ】牡3 (美浦) ディープインパクト×(Roy)
中段からのスタイルですが、ここ2戦ともに前の馬に脚色で
及ばない完敗連敗。距離延長でゆったりした流れになる点は
プラスに働きそうですが、急に上位馬と逆転するような材料には
欠けています。

アーデント】牡3 (美浦) ディープインパクト×(Kaldoun)
休養明けの京成杯では前の馬に負荷が掛かる展開の中、好位で粘って
4着と健闘。同じ位置からの馬に脚色で及ばなかった点は微妙ですが
体重をしっかり戻して復帰出来た点は好感がもてます。
本来はもう少し前で競馬が出来る馬だけに上手く流れに乗れたら
叩いての良化に期待出来そうです。

エキストラエンド】牡3 (栗東) ディープインパクト×(Garde Royale)
新馬戦は超スローペースに巻き込まれて4着に敗れましたが、
中1週で出走した未勝利戦で好位から抜けて勝ち上がり。
前走のあすなろ賞でも前半はスローだったにしろ、後半に締まった流れを
前で追走して鋭く抜けて連勝。能力とセンスについてはかなりのものが
期待出来そうです。少し押せ押せで出走したこともあり、
体重が減り続けているのが不安点。輸送もあるだけに調整がどうか・・・。

クラレント】牡3 (栗東) ダンスインザダーク×(ダンシングブレーヴ)
連勝でデイリー杯2歳Sを制したものの、放馬の影響で東スポ2歳Sは大敗、
朝日杯FSでも後方から伸び切れず7着と人気を裏切ってしまいました。
クビを前後に振って飛びが大きいタイプ。コーナーリングでの加速力に
不足があり、急坂もマイナスと中山には向かない可能性が高そうです。
平坦コース、もしくは東京で見直したい印象。

続きます。

弥生賞(誕生月の偏りについて)  担【けん♂】

種牡馬の場合は多い馬なら200頭以上も種付けを行いますが、
繁殖牝馬の場合は年に1頭しか産むことは出来ないわけで
どの種牡馬と交配を行うのか、というのは非常に重要な問題です。

期待される種牡馬の種付け費用というのはやはり高額になっており、
高いリスクを抱えながら、より良い種牡馬と交配を行い、
良い仔を産んでもらわないといけません。

各種牡馬の種付け頭数の変化を追っていくと、おおよそその年の
クラシックの活躍血統に影響されていることがわかります。
たとえばシーザリオが活躍した年はスペシャルウィークの種付け頭数が激増し、
肌馬の質も上昇、その年に種付けされた中からブエナビスタが誕生しています。

馬の妊娠期間は約330日だそうです。競走馬の誕生日を見てみると
およそ1月~5月までに集中しているわけですが、1月、2月に生まれた馬
というのは計算上2月、3月に種付けを行ったことになります。

つまりその年に誕生した馬には
・クラシックの動向を確認してから種付けをした→3月~5月生まれ
・クラシック前に種付けを終わらせた→1月、2月生まれ

という2種類のパターンがあるということになります。
本当に種牡馬を厳選して活躍馬を生んでもらいたい、と考えるなら
やはり活躍している血統のチェックというのは重要になってくるわけで
桜花賞や皐月賞の結果を確認しつつ、種付けを行う牝馬というのは
かなり期待されている馬だと考えられます。
もちろん、早くに種付けを終わらせることにも何らかの事情は
あると思われますので100%ではありません(^^;
※外国産馬も例外

以前、クラシックの勝ち馬の誕生月を調べた際にも
好走馬は極端に3月、4月生まれに偏っているというデータが出てきました。
1日の違いで線が引けるようなものではないので、微妙な面もありますが
2月生まれで好走した馬も月の後半(終盤)であることが多いようです。

また、1月、2月は基本的に餌となる牧草の生育が悪く、生まれた仔馬の成長に
影響を与えている可能性もあるそうです。

弥生賞(中山2000m)はクラシックの前哨戦という位置づけであり、
ここで好走する馬についても誕生月の偏りが出てくると考えられます。

ひとまず過去の弥生賞の1~3着馬の誕生月をまとめてみました。

弥生賞:上位馬の誕生月
弥生賞誕生月

勝ち馬に関しては3月生まれが圧倒的
続いて4月、さらに2月となっています。

4月生まれは2着馬、3着馬の数が多くやはり有力視できそうですね。
2月生まれも思った以上に多いですがやはり後半に偏っていました。

5月生まれの3着馬の数が異様に多いですが(爆)これは10年前までの傾向。
近年になるとこういう片寄りは見受けられないので、それほど気にする
必要はなさそうです。

今年の登録馬の誕生月
★1月
アーデント

★2月
アダムスピーク
コスモオオゾラ
ソルレヴァンテ(末)

★3月
アーカイブ
クラレント
タイセイスティング
ベストディール

★4月
エキストラエンド
セトブリッジ
トリップ
フェノーメノ
メイショウカドマツ

★5月
ジョングルール
ブリスアウト

★6月
サイレントサタデー

昨年は3月生まれのサダムパテックが傾向どおり勝ったものの、
2着のプレイは1月生まれ、3着のデボネアは2月末生まれと
微妙な結果に終わったわけで、誕生月で絞込み過ぎるのも危険です(笑)

今年はラジオN杯2歳Sを制したアダムスピークが2月12日生まれと
危険ゾーンに入ってきています。
果たして過去の傾向を覆すことが出来るでしょうか。

※月別の誕生数データがあればいいんですが・・・残念ながら
 見つけられませんでした。
 POG馬を探す際に見た感じではむしろ1月、2月生まれが多い印象でした。
 

弥生賞(体重別実績)  担【けん♂】

弥生賞(中山2000m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:弥生賞(02年~)】
弥生賞体重

460kgを切る馬から500kgを超える馬まで広い範囲で
勝ち馬が出ています。

ただし、小柄な馬の活躍は08年のマイネルチャールズを最後に
近年は上位馬の大型化が進んでおり、ここ3年は500kg以上ある馬が連勝、
連対圏まで見ても490kg以上の馬で占められています。

08年も2着、3着は500kgオーバーの馬だったわけで
大型馬優勢の流れはすでに始まっていたのかもしれません。

出走馬の平均体重を見ても470kg台が普通だった状態から
10年は492kg、11年は488kgと10~20kg近く
増えてきています。
10年は13頭中、500kg以上の馬が9頭(爆)
競走馬全体の大型化傾向が出ているのかもしれませんね(^^;

03年に平均体重が480kgを超えていますが、このときは
上位を480kg以上の馬が独占。
出走馬全体の馬格と上位馬との関連も考えておいた方が良さそうです。

ひとまず、近年の傾向からすると480kg以上、出来れば500kg周辺
大型馬に注目しておきたいと思います。

実質斤量負担別実績
弥生賞斤量

ハンデがあるわけではないので、上記の表と内容は同じです。

13%オーバーで3着に入ったのはドリームジャーニー。
12.5%を超えて勝ったのはディープインパクト、アドマイヤオーラ。
この辺りはかなり例外的な馬として考えておいた方が良さそうですね。

12~12.5%で勝ったのは08年のマイネルチャールズ、
02年のバランスオブゲーム。
近年、大型化傾向が進んでいることを考えると、この辺りでも
ちょっと厳しそう。

好走の上限は・・・12.5%、出来れば12%以下が望ましい、
としておきたいと思います。

中京競馬場リニューアル!  担【けん♂】

なし崩しに弥生賞の考察に入っていますが、今週は新中京競馬場がオープン
中日新聞杯(中京2000m)が新たなコースで行われることになっています。

コース変更、というのはあまりにも大きな影響があり過ぎるので
データからの考察は難しく、予想という形ではまとめられないと思いますが
まずは中京競馬場がどういう変化を見せるのか、をざっと見ておきたいと
思います。

中京2000m

【旧コース】
旧中京2000m

【新コース】
新中京2000m

明らかに違うのはまず、スタート地点が上り坂になっていること。
その後もズルズルと微妙に上り続ける構造になっています。
旧コースでは下りからスタートすることもあり、前半1000mが
異様に速くなる展開が見受けられましたが、新コースでは
おそらく前半はゆったりと流れることになりそう。
先行争いに関しても前輪駆動系の馬が先手を取りやすくなりそうですね。

下りに入るポイントも大幅にズレています。
旧コースでは平坦な形で3コーナーに入り、カーブの途中から
下りに入っていくことになっていましたが、新コースでは
向こう正面で下りに入り、そのままカーブに突入
スピードを上げてカーブに入るということは遠心力も大きく掛かるわけで
外を回して前に詰めるのが非常に難しい構造になっています。

直線入り口で下りながら入ってくる点は一緒。
外を回す馬はスピードが上がりやすい分、大きく外に開く形に
なりやすい感じです。
インベタで周る先行馬が相当有利になるのかも・・・。

さらに大きな変更ポイントが直線に入ってすぐに待ち受ける上り坂
高低差は約2mということで東京競馬場に近い感じでしょうか。
下りで勢いをつけている分、一気に上れる可能性はありそうですが
下り坂を利用してスピードに乗りたい京都適性の高いタイプ
非常に苦労することになるかもしれません。

直線自体は314m→412.5mと100m近く長くなっていますが
上り坂を上り切ってから、ということを考えるとおよそ同じくらいの
長さで競い合うことになると思われます。
ただし、スピードに乗ってなだれ込む300mと、上り坂で脚を止めてから
再スタートとなる300m
ではかなり意味合いが違いそうですね。
本当の意味で脚力のある馬、瞬間的に自力で加速出来る馬
有力になってきそうです。
おそらくですが・・・かなり上半身の充実度が高いタイプ
活躍するのではないでしょうか。

中京競馬場では高松宮記念が行われますので、こちらのコース図も
ざっと比較しておきたいと思います。

中京1200m

【旧コース】
旧中京1200m

【新コース】
新中京1200m

いやーこちらもまるで違う競馬場ですね(笑)

まず、最初の直線が100mほど短くなっており、すぐにカーブに突入する、
ということ、そしてやはりカーブの手前ですでに下り坂に入っている
というのは非常に大きなポイントになりそう。
これは・・・騎手も慣れないと怖いんじゃないでしょうか・・・。

猛加速して下りながらカーブしていく・・・まるでジェットコースター
乗っているような感覚かもしれませんね。

先行するなら内枠が圧倒的に有利だと思われますが、
外から大きく回した方がスムーズにカーブに入れるかも・・・。
内の馬がカーブで外にヨレたら大事故になる危険性を感じます(>_<)

差し馬(追い込み馬)は内枠に入ったら非常に厳しそうです。
外から被せられて大きく遅れる上にカーブで前に詰めることも出来ず、
直線でも外に持ち出しにくい・・・。

ただし、スタートから高低差約3mの下り坂をずっと下って行く
構造なので、前半が超猛ペースになるのは必至。
小倉よりも高低差が激しく、中山よりも下り坂が長い・・・
超前傾ラップになる可能性が高そうです。

ハイペースに強い先行馬は耐え切れるかもしれませんが、
直線の上り坂で更に消耗を強いられることを考えると・・・
相当高い能力がないと前で伸びるのは難しいかも。

外枠からスムーズに外に開いて行ける差し馬が優勢になる・・・と
ひとまず予測しておきたいと思います。
この辺りはまず実際にレースを観て確認していきたいですね(^^)

弥生賞(展開分析)  担【けん♂】

弥生賞コース
※中山2000mのコース図及び、01年以降の弥生賞の平均ラップと
 皐月賞の平均ラップ(東京開催を除く)

弥生賞が行われる中山2000mは皐月賞と同じ舞台。
しかし、連勝したのはアグネスタキオン、ディープインパクト、
ヴィクトワールピサの3頭しかいません。
最大のトライアルながら本番に繋がりにくい、というのは微妙な
ところです(爆)

スタートはスタンド前。すぐに上り坂に入り、400m辺りからは
また上りながらのカーブになるため、ペースはそれほど速くならない傾向。

基本的には内枠の方が先行しやすい構造だと考えられます。

カーブの途中から下り坂に入りますが、上記のラップ平均を
比較してわかるとおり、皐月賞本番とはここからのペースに大分
違いがあるようです。

12秒台後半から13秒台・・・特にここ近年は13秒台のスローな
ラップを刻む傾向が出ており、消耗度の面では低いレースになりがちなのが
弥生賞の特徴
と言えそうです。
特に馬場が湿った場合はブレーキをかけつつ下る傾向が出やすいので
天候にも注意したいところですね。

直線に入る手前からペースアップすることが多く、
基本的には直線入り口での隊列は長めになりやすい傾向。
ただし、ほとんどペースアップなしで直線に入る場合は、グッと密集して
しまうこともあるので 先行馬の質、馬場の湿り具合などの影響も
考えておきたいところかと。

上位馬の4コーナー位置取り
    1着→2着→3着
11年  4  3  7(番手)
10年  9  4 12 ※重
09年  1  2  6 ※稍重
08年  2  7  3 
07年  5 10  9
06年  8  4  8
05年  3  3  2
04年  2  1  3
03年  3  6  6
02年  1 10  5
01年  3  2  5

先行   7  5  3
好位   2  3  4
中段   2  1  3
後方   0  2  1

直線入り口で隊列が密集した10年、下り終わったところで
グッとペースが落ちて隊列が短くなった07年、06年などは
中段からの差し馬が優勢。

カーブを下りながら徐々に加速し、直線手前から加速が始まっている
11年、09年、08年は先行、好位の馬が有利な展開。

ペースによって有利な位置が変わりやすいレースではありますが
全体的には好位より前の馬が優勢。先行力も大きな武器になっています。

短距離からの距離延長馬などがペースを握ることもあるレースなので
最後までしっかりペースアップしていく展開になるのかどうかは
考慮してみたいところですね。

座右の銘についての雑記  担【けん♂】

ちょっと身の回りで座右の銘について話題になったので
思うことをつらつらと書いてみたいと思います。

私の座右の銘は・・・「人生は暇つぶし

どれだけ稼いでも、頑張っても、死んだときには何も持っていくことは
出来ませんし、名前が残ったって自分で確認出来るわけではありません(爆)

逆に、失敗したって、しんどい目に遭ったってどうせ死ぬまでのこと。
生きていく上で気にする必要はあるにしろ、極端にネガティヴになる
必要はないわけで、変に深刻にならなくても大丈夫、という意味で
暇つぶしだと思って気楽に楽しもう」と考えるようにしています。
※暇つぶし、って言うと聞こえが悪いですが(笑)
 決してネガティヴな意味ではありません(^^;

かといって、意味がないから目的(目標、願望)もない、となると
今度は人生の楽しさが半減。
目的のために努力して、挫折して、苦難に悩み・・・出来れば達成感を味わう、
小さなことでも大きなことでも、そういう繰り返しこそが
人生の醍醐味なんじゃないかと思います。

むしろ、途中経過の苦労の方が楽しかったりしますよね。
以前、新しいお店を作ったときにもどんな風にやろうかと考えたり、
そのために色んなモノを用意したり、人を集めたり、といった
準備期間こそが本当に面白かったわけで、いざお店が出来てオープン!
となると、その瞬間は達成感に満足しましたが、そのあとの営業は
ルーチンワークになってしまい、楽しさが薄れてきてしまいました(爆)
もちろん、日々の出来事で一喜一憂するのも楽しいですが、
夢に向かって進んでいる時の方が何十倍も何百倍も面白かったなぁ・・・。

馬券だって、当たった瞬間の喜びも大きいですが、
そんなことより、あーでもない、こーでもないって考えている最中の方が
よっぽど楽しい
わけで、一週間かけて存分に楽しさを味わえるなんて、
なんて贅沢な娯楽だろう♪とつくづく思いますね(^^)

予想のシステム化、とか興味はありますが、データを入力したら
答え(買い目)が出てくるなんて・・・興醒めもいいところ。
システムを作っている最中は滅茶苦茶面白いだろうと思いますが、
いざ出来上がったらそのあとはただの入力作業が毎週待っているだけ
うーん、想像するだけでもつまりませんね。

予想には時間をかければかけるほど贅沢なんじゃないかと思います。
当たる、当たらないは結果論。
別にお金目的ならば働けばいいわけで(笑)
いかに「競馬」を楽しむか、ということが重要だと思います。
せっかく楽しいことで「暇つぶし」をしているのに瞬間で終わらせたら
勿体ないですよね。
なので「予想会社」なんてものが存在していること自体が
私にはまったく意味がわかりません。
一番楽しい部分を奪われてしまうっていう時点で
どれだけ予想が当たろうが私にとっては「悪徳」です(爆)

まぁ・・・別に競馬を楽しみたいわけではなく、JRAから
お金を頂くパスワード(笑)を教えてくれたらそれでいい、
貰ったお金で楽しむことが重要だ、という人にはいいのかもしれませんね。

もちろん、お金はあるにこしたことはないとは思うので
そういう意見があっても不思議ではありません。

・・・ちょっと話はズレるかもしれませんが、
よく雑誌の裏などで見かける怪しげな開運グッズの広告。
だいたいは突然大金を手にして、おねーちゃんにはモテモテで、
やることなすこと大成功!
脂ぎったおっさんがお札で埋め尽くされたお風呂なんかに入って
嫌らしい顔でピースサイン(笑)ってな感じですが
ちっとも羨ましく思えないのは広告が胡散臭過ぎるだけじゃない気がします。
万が一、本当にあんな風に大金を手に入れたとしても
私なら使い道に困ってしまいそう・・・。
(もちろん、開運グッズの効果なんて1mmも信じていません:笑)

服は別にブランドにこだわるわけでもないですし、そんな歳でも
体型でもありません(爆)

車だって高速を100kmで走っただけで体が硬直するほどですので
スーパーカー的なものを含めて車自体にまったく興味なし。
アラブの大富豪が色違いのキャデラックをコレクションした、とか
アホとしか思えないですね。

出不精なので旅行もそれほど・・・。

豪邸なんてなんで必要なのかもわかりません。
部屋の数が多くたって使うこともないし、ただ不気味なだけじゃないかと。
風呂やトイレがいくつもあったって仕方ないでしょ?

きれいなおねーちゃんだって・・・お金目当てで寄ってくる人に
興味もないし、用もありません。

お酒も飲まないし・・・あえて言えば美味しい料理には
興味がないでもないですが、たまに食べるから美味しいわけで
食べ慣れてしまったら美味しいと思えるかどうか・・・
そもそもそんな舌が肥えてませんしね(爆)

必要なものがそれなりに手に入る程度で十分かなぁと考えると
私にとって人生の目的は少なくともお金ではないようです。

以前、仕事を人に任せて一年間のんびりしたことがありましたが
何時に起きても、いつ寝ても、いつ食べても、どこに行ってもOK
という状態が一週間も続くとしんどくなりました。
予定がない、というのが逆にストレスになることがわかったことが
一番の収穫だった気がします。

やはりバタバタしているのが楽しい性分なのかもしれません(^^;
その中で好きなことに時間を費やしてじっくり楽しむ、これが一番贅沢かと。
楽しく暇つぶししながら生きていきたいものですね。

中山記念回顧(心理戦)  担【けん♂】

思った以上に天気が回復せず、重馬場となってしまった中山競馬場で
中山記念が行われました。
11頭立てながらなかなかの好メンバーが揃い、良い意味で混戦。
トゥザグローリーが1.9倍と断然の人気になりましたが、
距離短縮、中山未勝利という点を考えるとそこまで信用していいのか
不安もあったわけで・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着○フェデラリスト    1.47.3    上がり34.4
2着×シルポート       3/4馬身
3着▲リアルインパクト

6着△フィフスペトル
10◎トゥザグローリー

※全着順は→ココ

スタートでソロッと出したシルポートですが、内枠を利して
外からの馬を後ろに置くと徐々にペースを上げて気がつけば
20馬身くらいも離す大逃げの態勢

松岡騎手は基本的にスローで逃げるタイプだと考察しましたが
逆に重馬場で他馬が来ないことを見越して思い切った戦略に
出てきましたね。
週中にデータがを取ったとおり、重馬場になると成績が上昇するのは
こういう馬場差を利用して一発を狙いに行くことが出来るからだと
考えられます。

12.8-11.8-11.4-11.4-11.3-11.6-11.8-12.0-13.2
前半1000m 58.7
前半800m  47.4
後半800m  48.6

見た目には派手な大逃げになっていましたが、800m通過タイムで
見るとシルポートにとってはマイペース
このところの暴走傾向をしっかり抑え切った松岡騎手の手腕が光っています。

スタート時点はむしろ例年より遅いくらい慎重に出ていますが、
後続が来ないことと馬場差を考えて、下りに入った3ハロン目で腹を括って
一気に加速。後続を突き放しています。

馬場が湿った場合の中山記念の下り坂の平均ラップ(3~5ハロン目)と
今年を比較してみると

平均 12.2-12.0-11.9
今年 11.4-11.4-11.3

全然違うことがわかりますね。
馬場が湿った場合は下り坂でブレーキをかけつつ進む事が多いわけで
他馬がついて来にくいことを見切ったような騎乗・・・。
正に【穴騎手】松岡騎手の本領発揮、という感じです。

ただし、ちょっと勢い良く行き過ぎたためか、下り終わってから
一旦ペースを落として脚をためるところで、ためきれずそのまま
行き切ってしまったのがちょっと微妙なところでしょうか。

離れた2番手にフィフスペトル、続いてリアルインパクト、
ナリタクリスタル。

その後ろにフェデラリストがつけ、ダイワファルコンがマークするように追走。
レッドデイヴィスもこの辺りに並んでいます。

トゥザグローリーは後方3番手辺り。
次のドバイを考えると折り合い重視で行くしかない状況でもあるわけで、
ここから押し上げて行きたいところでしたが・・・外を周らされて
なかなか思った位置が取れず、逆に内外のロスで4コーナーでは
最後方になってしまいました。

直線に入っても一人旅状態のシルポートでしたが、さすがにバテ加減。
最後の3ハロンは37.1と脚が止まってしまいました。

その隙をついて詰め寄って行ったのはフェデラリスト
グイグイと差を縮めると、最後に測ったように差し切って4連勝達成
うーん、これは強いですね。年末が非常に楽しみになる内容だったと
思われます(^^)g

リアルインパクトも追いかけましたが一歩届かず3着まで。
同じ位置からのフィスフペトルは休養明けで+8kg・・・
ちょっと重かったのか伸び切れませんでした。

レース後のコメント
1着 フェデラリスト 蛯名正義騎手
前の馬と離れていて、どうなるかと思いましたが、ゴーサインを
出したらいい具合に出て行きました。もともと素質のあった馬ですが、
ここに来て馬がしっかりしてきました。これからが非常に楽しみです


3着 リアルインパクト 岩田康誠騎手
こういう馬場は大丈夫です。レースそのものはうまく運べましたが、
まだ仕上がり途上で追い出してからの反応がいまひとつだったのは
休み明けの分でしょう。それでここまで来てくれたのですから、
力がありますね。これから徐々によくなってくれればいいですね


7着 エーブチェアマン 後藤浩輝騎手
この馬場はちょっとかわいそうでしたね。良馬場なら
もう少しやれたと思います


10着 トゥザグローリー 福永祐一騎手
負けすぎですね。このぐらいの馬場はクリアして欲しかったのですが……。
向正面で外に出してジワッと上がって行きたかったのですが、
脚がなくて加速していきませんでした。状態は前走よりよかっただけに
敗因がわかりません。こういう凡走をしたことがない馬ですし、
馬場なのか、こういう速いペースに戸惑ったのか……


11着 レッドデイヴィス 安藤勝己騎手
3コーナーを回ったあたりで上がって行こうと思ったのですが、
反応がありませんでした。いいバランスで走ることができませんでした


ちょっとバタバタとして馬場が湿った場合の想定まで
考察できませんでしたが、大きく展開に影響しましたね。

蛯名騎手、松岡騎手、岩田騎手はともに重馬場上昇度が高い騎手。
(蛯名騎手は直近のデータは未整理)
福永騎手、安藤勝騎手は雨が苦手な騎手・・・
ある意味データどおりの決着となりました。

それにしても中山マイスター松岡騎手の戦略性には恐れ入りますね。
こういう勝つための工夫は将来必ず活きてくると思います。
課題の関西攻略を果たした頃にはトップジョッキーの仲間入り。
頑張っていって貰いたいものです。

中山記念最終予想  担【けん♂】

昨晩、職場のパソコンのモデムが突然故障
パソコンはネットに繋がらず、有線の音楽も停止、光電話も通話不能と
大騒ぎになってしまいました(>_<)
特に仕事上の電話が繋がらなくなるのは・・・大問題ですね。
土曜の朝一で修理に来てくれたのはいいんですが、昨晩は仕事に
なりませんでした。
通信が速くなるのはいいとしても、まさかこんな弱点があるとは・・・

ネットに繋がらない影響で中山記念(中山1800m)の考察も
まったく進まず(涙)詰めがまだ足りない状態ですがまとめなければ
ならない時間になってきてしまいました。
これで外れたらNTTのせい・・・
責任転嫁すな!ドス(=゚д゚)ニい)’д`)スイマセン

これまでの考察
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
週初めの雑感→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析2→ココ
展開分析3→ココ
斤量負担分析→ココ
過去の傾向から→ココ
前哨戦評価1→ココ
前哨戦評価2→ココ

最内枠に入ったシルポートはあっさりと先手を取れそうです。
リアルインパクトが続き、場合によってはレッドデイヴィスも
先行集団の一角になるかもしれません。
外目に入ったナリタクリスタル、フィフスペトルがどう出るかにも
注目したいところですね。

松岡騎手がペースを握るなら、前半は抑え気味スローペース。
明日は晴れ予想になっていますが、土曜の雨が残るなら
道中の下り坂でも滑らないよう少しペースを落とす形になるかも
しれません。

後半はハイペース気味に長く平坦な流れで引っ張る形。
基本的には先行有利になりそうです。
差し馬には位置を押し上げる機動力が求められると考えられます。

今回の予想
◎トゥザグローリー
○フェデラリスト
▲リアルインパクト
△フィフスペトル
×シルポート

トゥザグローリーは距離短縮に不安がある上に、今回は一旦
後方に下げる形になりそうですが、福永騎手は人気馬に騎乗するときには
特に慎重に届く位置を取りに行く傾向が見られ、しっかりと
押し上げる競馬が出来そうです。捲くり上げつつ、脚を使うのは
この馬の得意パターン。格の違いを見せられるか・・・

フェデラリストも前走は捲くり上げる形で好位に押し上げ、
最後まで脚を伸ばして勝っています。
前が止まらない展開でどこまでやれるかはまだ微妙な面も
ありますが、今後に繋がる内容を見せてくれたら先行きが
楽しみになります。

リアルインパクトは・・・スローペースであれば
スタミナがもつ可能性がありそう。
前での競り合いになれば相当な能力を発揮出来る馬だけに
今回は積極的に前を競り落とすような競馬を期待。

フィフスペトルは・・・どうしても距離に不安があるイメージが
頭から離れませんが、昨秋に示した能力が発揮できれば
十分に勝負になりそう。今回は休養明けで少し太く見えた分、
ちょっと割引。

シルポートは・・・松岡騎手の中山中距離での穴騎手適性に期待(爆)
軽い馬場向きの馬だけに中山は微妙ですが、後半まで上手く
脚をためられたら逃げ粘る競馬が出来るかも。
人気薄でこそ、という馬と騎手(笑)ちょっと狙ってみたいと思います。

なかなか粒揃いのメンバー・・・好レースを期待!

中山記念(前哨戦評価2)   担【けん♂】

中山記念(中山1800m)出走馬の見直し、第2弾です。

ダイワファルコン
・スピカS(中山1800m)
12.8-11.8-11.5-11.4-11.4-12.1-12.3-11.8-12.4
(58.9→48.6)H→S

・初富士S(中山1800m)
12.3-11.9-11.5-12.1-12.0-12.3-12.1-11.5-12.0
(59.8→47.9)M→M

・10千葉(中山1800m)
12.9-11.9-11.5-11.8-11.9-12.2-12.0-11.7-11.9
(60.0→47.8)M→M

どのレースも好位、もしくは前につけて粘り切った内容。
前半がある程度絞れた形からジワッと消耗戦気味になっています。
前の馬に少し厳しい形のラップだけに、評価出来るレースだと
思いますが、相手関係を見てもレベル的にイマイチ。
中山金杯でも後半に厳しい流れを好位で踏ん張っており、
どちらかというとハイペースの消耗戦の方が合うタイプのようです。
スローのキレ勝負になると不安が大きそう。

ナリタクリスタル
・11年中山金杯(中山2000m)
12.2-11.0-13.0-12.1-12.7-12.1-12.1-11.6-11.2-11.8
(61.0→46.7)S→H

前半をかなりスローでまとめ、後半にペースアップ。
今年の中山金杯に比べると加速も緩く、高いレベルの内容ではありませんが
後半に流れる中を前につけることが出来ればしぶといレースが出来ることを
示しています。昨秋は中途半端な成績に終わりましたが、斤量が減って
条件的に良化するだけに前につけて粘れば好走する余地はありそう。
極端に前が有利なレースになれば出番も・・・。
このところ、位置取りが後ろになりがちな点を武豊騎手がどう捌くか。

ネオサクセス
・美浦S(中山1800m)
12.8-12.1-12.3-12.2-11.9-12.1-11.7-11.4-11.6
(61.3→46.8)S→H

前半はトータルスローとなっていますが、実質的には淡々と流れた
平坦ペース。中盤に緩むところがなく後半もジリジリと消耗した形で
前の馬に厳しい展開となっています。ラップバランス的には
問題なさそうに見えますが、ネオサクセスは前崩れを差しているだけに
今回想定される展開には合わないと思われます。
シルポートが抑え切れずに暴走するようなことがあれば・・・

エーブチェアマン
・グレイトフルS(中山2200m)
12.7-11.6-12.6-12.6-12.6-12.0-12.0-12.2-12.2-11.3-11.9
(62.1→47.6)S→M

距離が長いだけに比較が難しいですが、形としては後半6ハロンの
ロングスパート勝負・・・前の馬が崩れて好位から差し切っていますが
先行馬の能力に不足が感じられる上に展開的にも向いた印象です。
基本的には瞬発力勝負向き、前の馬が流れに乗って行く展開だと
不足がありそうです。この馬も前が止まる展開待ちかと。

中山記念(前哨戦評価1)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)について、ざっと前哨戦を評価しつつ
各馬について見直していきたいと思います。

フィフスペトル
・夏至S(中山1800m)
12.3-11.9-11.8-12.6-11.8-12.0-11.6-11.2-11.6
(60.4→46.4)M→H

ミドルペースから後半にハイペース、上手く脚をためてリズム良く
ペースアップしていく蛯名騎手の手腕が光るラップになっています。
季節的な馬場差はあるにしろ、内容的には十分に例年の中山記念に
通用しそうなレベルだと思われます。あとは相手関係でしょうか。

フェデラリスト
・中山金杯(中山2000m)
12.5-11.3-13.1-12.0-12.4-11.7-11.8-11.7-11.4-11.5
(61.3→46.4)S→H

ゆったりしたペースで前半を通過しましたが、1000m通過地点から
一気にペースアップが始まり、後半は延々とハイラップが続く消耗戦。
このペースを捲くりあげるようにして好位に押し上げて脚を使った点は
高く評価出来るものの、前の馬に厳しいレースになっているだけに
展開が有利に働いた感もあります。

リアルインパクト
・毎日王冠(東京1800m)
12.8-11.5-11.8-12.6-12.4-12.0-10.9-11.1-11.6
(61.1→45.6)S→H

競馬場が違うので並列評価はしにくいですが、ラップバランス的には
今回の中山記念には十分通用しそうな感じ。
中盤に緩んだことと高速馬場が影響してマイル馬でも脚が止まらず
踏ん張れた・・・という側面はありそうです。
能力を過小評価するわけではないですが、本質的にはスタミナのある
タイプではなさそう。前半がスローになることを前提にすれば・・・

レッドデイヴィス
・鳴尾記念(阪神1800m)
12.6-11.1-11.4-12.1-12.0-11.7-11.5-11.0-12.2
(59.2→46.4)H→H

これも競馬場が違うので比較は難しいですが、前半から緩まないペースで進み、
後半も加速を続ける厳しいラップ構成。レースレベル自体は評価出来ますが、
レッドデイヴィスは前が止まったところを差した形になっているだけに
展開が有利に働いた面が大きそうです。前半が緩めば位置取りも変わりそう
なので評価は難しいですが、前が止まらない展開だと厳しいかもしれません。

トゥザグローリー
・11年有馬記念(後半5ハロン)
12.0-11.9-11.4-11.3-11.3
(45.9)

・10年有馬記念(後半5ハロン)
11.5-12.0-11.7-11.1-11.3
(46.6)

長い距離のレースなので直接比較は出来ませんが、後半の800mは
10年も11年もハイペース。道中に大きく緩んでいる分、脚が止まりにくい
側面があるにしても、前で残った10年、捲くりあげた11年ともに
中山記念でも十分に対応が利くレベルだと思われます。
あまり位置取りが後ろになるようなことがなければ問題なくこなしそう。

続きます。

中山記念(過去の傾向から)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)について、シルポートが後傾ラップ
(S→M or S→H)を作るとすると、09年、06年が参考になりそうです。

09年
1着ヴィクトワールピサ 皐月賞1着、有馬記念1着など
2着キャプテントゥーレ 皐月賞1着、朝日CC連覇など
3着リーチザクラウン  ダービー2着、読売MC1着など
4着マルカボルト

06年
1着バランスオブゲーム 中山記念連覇、オールカマー1着、毎日王冠1着など
2着ダイワメジャー   皐月賞1着、マイルCS連覇、天皇賞秋1着など
3着エアメサイア    秋華賞1着、オークス2着、ヴィクトリアマイル2着など
4着カンパニー

連対馬に関しては
・中山でのGⅠ、重賞の勝ちがある(東京の上位レースでの好走も繋がりそう)
・中距離適性が重要


バランスオブゲームも弥生賞の勝ちがあり、3歳時点から中山で
活躍していた馬、というのは共通のポイントと言えそうです。

3着となると少し傾向が変わり、中山というより、東京、京都などで
活躍した馬が入っています。
距離的にはある程度長い距離の実績がある馬となっており、
マイルもこなせる中距離馬、という感じでしょうか。

今年の出走馬を見てみると・・・

中山重賞勝ち馬
・フェデラリスト 中山金杯
・フィフスペトル 京成杯AH

中山重賞上位入線馬
・トゥザグローリー 有馬記念3着(2回)
・ナリタクリスタル 中山金杯3着
・リアルインパクト 朝日杯FS2着
・フィフスペトル  スプリングS3着
・ダイワファルコン 弥生賞3着

皐月賞の勝ち馬や中山での3歳重賞勝ち馬はいませんが、
この辺りの馬は実績面で有力視出来そうです。

ただし、フィフスペトル、リアルインパクトは中距離実績には
欠けており、1800mもこなせるマイル馬、という印象。
ちょっとイメージがズレる感じがあるかもしれません。

中山記念(斤量負担分析)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)の出走馬が発表になりました。
筋肉痛のエイシンアポロンの他に3頭が回避。
11頭立てと少頭数になってしまいましたが・・・有力視される馬は
全て残っており、一層密度が濃くなった印象です。
これはオッズも割れそうな予感・・・大混戦ですね(^^;

ひとまず斤量負担についてまとめておきたいと思います。

実質斤量負担
中山記念斤量負担

過去のデータ的には460kgを切って勝った馬は全てGⅠ馬
エーブチェアマン、フィフスペトルには厳しい感じです。
ただし、「後のGⅠ馬」も含んでいるので、この体重で勝ち切れたら
将来が明るいのかもしれません(^^;

フィフスペトルに関しては460kgを超える場合もある馬で、
今回は休養明け。馬体写真でも少しゆったりして見えただけに
問題ない範囲に収まってくる可能性も十分にありそうです。

ひとまず、好走の上限と考えられる12.5%を超える馬は
見当たらないので、その意味では全頭にチャンスあり。

好走が多い460~500kgの馬(青字)は割合人気薄に
なりそうな馬ばかり。レッドデイヴィスがその中では注目される
ところでしょうか。
このゾーンの馬ばかりで決着したらかなり荒れそうです。

500kgを超えて勝ったのは・・・ヴィクトワールピサのみ
うーん、今年もそれに続く馬が現れるのでしょうか・・・。

GⅠ馬というハードルを課すと、リアルインパクトが該当しますが、
格上のトゥザグローリーくらいまでがイメージ的に許容範囲という感じ。
重賞未勝利のダイワファルコンには厳しい条件になりそうです。

騎手データ(松岡:10~11年)  担【けん♂】

週刊騎手データ、今週は松岡騎手を取りあげたいと思います。

10年後には自分がNo1になっている」的な発言をしてから
すでに4~5年が経過したでしょうか(爆)
まだトップジョッキーとまではいきませんが、若手の中でもかなり
力のある騎手として活躍を続けています。
怪我の影響で昨年から不調になってしまっていますが、
体が治ればまた上昇してくることが期待出来そうですね。

※データは10~11年の芝レース
・支持率:3番人気以内に支持された率
・達成率:3番人気以内の馬を3着以内に持ってきた率(信頼度)
・穴馬率:4番人気以下の馬を3着以内に持ってきた率(剛腕度)
・総合: 人気に関係ない実質的な複勝率


競馬場別実績
松岡1

騎乗が極端に関東に偏っていることもあり、完全に東高西低という成績。

関西では人気を背負ってもまったく信用出来ず、唯一京都外回りで
人気薄の馬に乗ったときに警戒が必要なくらい・・・。
京都内回りでは完全に無視していい成績(爆)
阪神も内外ともに酷いですね。人気馬は積極的に切る方向で・・・。

関東ではローカルの活躍が目立っています。
福島、新潟外回りのでは非常に複勝率が高く、人気薄でもまったく侮れません
穴があるとしたら・・・新潟内回り。ここでは過剰人気気味で
極端に裏切っているので注意したいところです。

東京の成績も悪くはありませんが中山の方が優秀。
人気馬に乗ってもある程度信用出来ますし、穴馬もよく持ってきています。

関東では全般的に人気を背負いがちですが、どちらかというと
人気薄でこそ、という成績。高配当の使者として積極的に狙いたいところ。

距離別実績
松岡2

マイル周辺以外は人気しても過信は禁物、という成績ですが
注目は中長距離の穴馬率の高さ
まさに穴騎手と呼ぶべき成績になっています(笑)

中では短距離が苦手な傾向。大きく下がるわけではありませんが
信頼度も低く、穴にも期待しにくいというと・・・らしさが感じられません。

天候別実績
松岡3

雨は・・・得意な傾向。
馬場の悪化を利用して穴馬をよく連れてきやすくなる、という
面白い傾向が出ています。
条件を利用して勝てる工夫をしてくる点は今後に繋がってくると思われます。

まとめ
・関西では無視して良い成績(京都外回りだけ穴馬に注意)
・関東ローカルでは中心的な活躍をしているが新潟内回りは過剰人気に注意。
・中山は好成績で穴馬も非常によく連れてくるので狙いたい。
・基本的には・・・内弁慶気味(笑)慣れた競馬場でこそ、という騎手かも。
・中長距離が得意、特に穴馬は積極的に狙いたい成績。
・雨は得意。馬場の悪化、馬場差などを利用して穴馬を連れてくるので期待出来る。


非常に積極的な騎乗が出来る点で今後の成長が楽しみな騎手だと思います。
いずれは競馬界を背負う騎手になれるよう頑張ってもらいたいですね。

真っ赤に燃える・・・   担【けん♂】

たまに無性に食べたくなるカップ焼きそば

学生時代はフリー雀荘に入り浸っていたので、UFO、コーヒー、リポD、
UFO、コーヒー、リポD・・・
を延々と繰り返して生活していました(爆)

雀荘で誰かがUFOを頼むとあの独特の香りがぷわ~んと漂ってきて
滅茶苦茶美味しそうに思えるわけで・・・打ちに行くたびに一回はUFOを
食べていましたね。

それって毎日やろ!ドス(=゚д゚)ニい)’д`)グハァ バレタカ・・・

週に3回ほど家庭教師のバイト先の家で夕食を御馳走になっていたので
それが唯一の栄養補給源(笑)
体重は今の2/3しかありませんでしたが、そりゃ痩せるわなって感じです。

関西ではカップ焼きそばと言えば圧倒的にUFOが主流ですが、
地元の静岡では「ペヤング ソース焼きそば」が基本。
今はどうだかわかりませんが、当時はUFOなんて見かけなかったような
気がします。

ぺヤングも・・・美味しかったなぁ・・・

食べ盛りの頃、1個ではとても足りず、2個目に手を出して
ペロッと平らげ・・・迷った末に3個目を食べたら
気持ち悪くなった記憶があります←バカ
まぁ何事も過ぎたるは及ばざるが如しですね(^^;

何年か前からぺヤングも関西の店舗で扱うようになり、
コンビニとかで見かけるようになりました。

UFOとはまた違った独特の風味。
どっちが好き、と問われても迷うくらいどちらも好きです(^^)

で、友人がセブンイレブンで見慣れないぺヤングがあったと
買ってきたのが↓
ぺヤング

なんと真っ赤なぺヤング!? シャア専用でしょうか(^^;

激辛!辛さレベルMAX?!・・・ほ、ほぉ~

これは是非どんなものだか試してみなければいけません。

早速お湯を入れて3分間・・・完成!

まずは買ってきた友人が一口。

友人『・・・ガハッ!うわ、これ無理!

え~?それはないやろ、お前、辛いのに弱過ぎるんちゃうか・・・
じゃま、とりあえず私も一口、パクッとな・・・

む?むむ、むむむむむむむむ・・・ガハッ!

以前作った「デスそば」とほとんど変わらないレベルかも?!

色々と「激辛」とついたモノを食べてきましたが、
店頭に普通に並んでいる中ではもしかしたら一番辛かったのでは・・・?

皆さんも良かったらお試しあれ(^^)
最近辛いモノを食べてなかったから弱くなったのかなぁ・・・

中山記念(展開分析3)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)でペースを握るのはおそらくシルポート

騎手(もしくはコース)によってペース配分がガラリと変わるタイプですが
このところは前半から暴走気味に行ってしまうレースが続いています。

★前半800m通過タイム比較(京都1600m)
11年京都金杯  47.4  1着 小牧騎手
11年マイルCS 46.7  8着  幸騎手
12年京都金杯  45.7 16着  幸騎手

もちろんペースだけの問題ではないと思われますが、マイルCSで失速したにも
関わらず、今年の京都金杯で更にペースを上げてしまった幸騎手の意図は
さっぱりわかりません・・・。

調子が良かった頃は1600~1800mのレースであれば
およそ46秒台後半から47秒台程度で前半を通過すれば好走がありましたが
近走の内容からすると・・・もう少しペースを落とさないと厳しいかも
しれませんね。少なくとも46秒台ではキツイようです。

今回は松岡騎手に乗り代わり。
個人的なイメージですが「中山マイスター」(笑)だけに
無茶なレースはしてこないと考えられます。
・・・問題があるとしたら怪我から復帰したばかりということでしょうか。
昨年の怪我をかなり引きずったようで、成績は大きく低下気味。
今回の休養が体調の良化に繋がってくれたらいいんですが・・・。

松岡騎手が中山1800mで逃げたレースをピックアップしてみました。

・08年フラワーC
61.4→48.1 (S→M) ※前半800m 49.7

・09年両国特別(稍重)
62.7→48.0 (S→M) ※前半800m 50.6

・11年鹿野山特別(稍重)
60.9→46.9 (S→H) ※前半800m 48.8

ラップグラフ
松岡逃げ

両国特別、鹿野山特別は稍重だったということで、下り坂でブレーキを
かけつつ進んでいますが、基本的にはスローで前半をまとめ
後半にスッと加速を入れ、淡々としたペースで引っ張る、というのが
松岡騎手の中山での逃げ方のパターンだと考えられます。
800m通過タイムを見ても相当ペースを落としていることがわかります。

徐々に加速をしていく、というよりは一気に加速して平坦ペースで
引っ張り続ける
、という方が近いかもしれませんね。

スローからハイペース、スローからミドルペースというと
過去の中山記念では06年、09年が該当します。

上位馬の4コーナーでの位置取りは・・・

    1着→2着→3着
06年  1  2  3(番手)
09年  2  7  2

かなり極端に前有利の結果となっていました。
中段前から差し込めたのはドリームジャーニーだけ。

前に行ける馬が中心、差し馬は機動力を活かして前に寄せて来れる馬を
重視すべきだと考えられます。

中山記念(展開分析2)  担【けん♂】

過去の中山記念(01年~)を前半1000m、後半800mに分けて
それぞれH(ハイペース)、M(ミドルペース)、S(スローペース)
区分けし、パターンを調べてみました。

前半1000m区分
H→59.4以下
M→59.5~60.5
S→60.6以上

後半800m区分
H→47.4以下
M→47.5~48.4
S→48.5以上

Aパターン(H→H) 02年、04年
緩むところがほとんどないハイペースからハイペースという厳しい内容。
前の馬に非常に厳しく、基本的に前崩れで差し馬決着10番手以降からの馬も
届いています
。04年の3着に先行馬のローエングリンが残っていますが
中山記念で3回も3着以内に入るという適性と能力が高い馬だっただけに
ほぼ例外的な感じ。こんなハイペースから4コーナーで加速を入れる凄い能力を
示しています。

Bパターン(H→S) 01年
ハイペースで前の馬が止まり、後半は極端な消耗戦
本来前崩れ気味になっていいところですが、差し馬でも36秒台の脚しか
使えない状況になり、好位からの馬が前で粘る馬を捉えて終了。

Cパターン(M→H) 05年、11年
淡々と流れて後半にペースアップ。ある程度前の馬が有利になる展開ですが
先行馬も力がないと脚がもちません。特に11年は後半が過去の例に
照らし合わせても飛び抜けてハイラップを刻んでおり、前で残れたのは
GⅠ馬のキャプテントゥーレだけでした。

Dパターン(M→M) 03年、07年、08年
淡々と最後まで流れた、というレース。
基本的には前の馬が残りやすい展開ですが、07年は数字上ミドルペースに
分類しているものの、内容的には後半はハイペース気味。
最後に極端に脚が止まり、差し馬が飛び込んで来ています。
前で残ったのはローエングリン・・・さすがですね(^^;
ミドルペースの場合には特にラップの上げ下げで差が出るので要注意だと
考えられます。

Eパターン(S→H) 09年
前半が緩く、後半に一気にペースアップ。圧倒的に前が有利な展開と
なっています。好位の後ろからドリームジャーニーが差し込んでいますが
前の馬が1、3着に残って決着。

Fパターン(S→M) 06年
前半が緩く、後半も淡々と流れた形。前が有利な展開ですが、
この年は重馬場なので特に前残りになりやすかったですね。
完全に前の馬で決まっています。

Gパターン(S→S) 10年
スローペースで進んで後半に前が伸びなかったというレース。
不良馬場の影響も大きく、馬群が詰まり気味になり、
重馬場適性を活かした差し馬が前に届く展開となりました。
最速の上がりで37.3(爆)例外中の例外のような内容かもしれません。

うーん、分類と言ってもちょっとパターンが多過ぎでしょうか(^^;
今年のパターンがどの年に近くなるのか、その辺りについて
考えていきたいと思います。

エイシンアポロンが筋肉痛で回避だそうです(>_<)残念・・・

中山記念(馬体について2)   担【けん♂】

中山記念(中山1800m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【フェデラリスト】
(中山金杯)
フェデラリスト12中山金杯
(中山記念)
フェデラリスト12中山記念
バランスの取れた好馬体。
前走のあと少し緩めて巻き直している最中という雰囲気です。
まだちょっと緩いところがある感じですが
筋肉量はしっかりと維持出来ており、十分に走れる
態勢だと思われます。
クビ差しが力強く中山適性にも大いに期待出来る体型。

【ダイワファルコン】
(中山金杯)
ダイワファルコン12中山金杯
(中山記念)
ダイワファルコン12中山記念
筋肉に厚みがなくあまり見栄えのしない馬体。
下半身は完全に持続質に偏っており、キレ味勝負に
なってしまうと分が悪いところが出てきそうです。
光の加減もありますが、皮膚感の緩みは解消されつつ
あるので状態自体は上向きと見て良さそうです。

【レッドデイヴィス】
(11有馬記念)
レッドデイヴィス11有馬
(中山記念)
レッドデイヴィス12中山記念
前走からちょっと緩めたようで腹回りには
まだ余裕がある感じ。力強いクビ差し、コンパクトながら
バランス良くまとまった馬体で筋肉量もしっかり維持出来ています。
少し耳を開いて気が悪い面を見せていますが、適性距離に戻って
上昇が期待出来そう。

【リアルインパクト】
(11毎日王冠)
リアルインパクト11毎日王冠
(11マイルCS)
リアルインパクト11マイルCS
(中山記念)
リアルインパクト12中山記念
上半身の力感が増して体型が大人びてきた印象。
下半身の出来などは秋口よりも良化しているので
能力は十分に出し切れそう。
中山への適性にも問題ないと思われます。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

中山記念(馬体について1)   担【けん♂】

中山記念(中山1800m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【トゥザグローリー】
(11JC)
トゥザグローリー11JC
(日経新春杯)
トゥザグローリー12日経新春杯
(中山記念)
トゥザグローリー12中山記念
前走の激走の反動も感じられず、高いレベルで安定傾向。
太いクビ差し、上半身もしっかりと力感を保っており、
下半身もハリがあり、腹回りも引き締まっています。
持続質の脚が使える体型、適性と出来は問題ないと
思われますので後は距離・・・。

【フィフスペトル】
(11スプリンターズS)
フィフスペトル11スプリンターズS
(11マイルCS)
フィフスペトル11マイルCS
(中山記念)
フィフスペトル12中山記念
休養を挟んで一旦体重を大きく戻して絞込み途中という感じ。
緩んだ雰囲気はありませんが、かなりふっくらして見えます。
前後の筋肉は充実しており、出来自体は昨秋の状態を維持。
同父のトゥザグローリーと比べてもかなり胴が詰まっており、
距離はギリギリの範囲かも。

【エイシンアポロン】
(10天皇賞秋)
エイシンアポロン10天皇賞秋
(11マイルCS)
エイシンアポロン11マイルCS
(中山金杯)
エイシンアポロン12中山記念
一時期は下半身が萎み気味で後肢も後方に流れていましたが
前後に充実した筋肉がついた力強い体型に戻ってきました。
休養明けで少し皮膚感は緩いものの、太目感はなく
状態自体は昨秋の出来を維持。
体型的には中山は十分こなせそうですが・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

中山記念(過去の勝ち馬の馬体)   担【けん♂】

中山記念(中山1800m)の過去の勝ち馬の写真を並べてみました。

【ヴィクトワールピサ】(11中山記念)
ヴィクトワールピサ11中山記念

【トーセンクラウン】(10天皇賞春)
トーセンクラウン10天皇賞春

【カンパニー】(09中山記念)
カンパニー09中山記念

【カンパニー】(08中山記念)
カンパニー08中山記念

【ローエングリン】(05安田記念)
ローエングリン05安田記念

【バランスオブゲーム】(06中山記念)
バランスオブゲーム06中山記念

【バランスオブゲーム】(05中山記念)
バランスオブゲーム05中山記念

【サクラプレジデント】(04中山記念)
サクラプレジデント04中山記念

【ローエングリン】(03中山記念)
ローエングリン03中山記念

【トウカイポイント】(02中山金杯)
トウカイポイント02中山金杯

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

クビ差しが太く、それを支える上半身に力感がある
どちらかといえば前駆に偏った馬が多い感じです。

下半身はサクラプレジデントやトウカイポイントのように
持続質に偏ったタイプだけでなく、丸みを帯びて
瞬発力を兼ね備えているタイプが多く、後肢が後方に
流れているような馬は見当たりません。

馬体のイメージは中山金杯の過去の勝ち馬と被る感じでしょうか。
AJCCほどずんぐりむっくりはしておらず、割とスマートに
まとまっている印象です。

それにしてもリピーターが目立ちますね。
カンパニー、ローエングリン、バランスオブゲーム・・・
このレースが得意、というタイプははっきりと
存在すると考えられます。今年の勝ち馬が来年以降に
出てきたら要注目になりそうです(^^)

中山記念(週初めの雑感)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)・・・思った以上に混戦ですね(^^;

コメントを頂いた方の期待馬を見させてもらってもかなり色んな名前が
挙がっています↓ ※コメントを頂いた皆様、ありがとうございますm(__)m

・ウオッカさん 
フィフスペトル、エイシンアポロン、リアルインパクト、レッドデイヴィス

・トウショウないとさん
フィフスペトル、(シルポート)

・すなやんさん
フェデラリスト

・しさん
レッドデイヴィス、ダイワファルコン

おそらくトゥザグローリーは置いておいて、という感じかと思いますが(笑)
それにしても週初めの直観でこれだけバラつきが出るとなると
当日のオッズも相当割れてきそうな予感。
今週は人気投票なんかやってみたら面白い結果が出るかもしれませんね(^^)

1800mという距離がまた絶妙に微妙(爆)
マイラーと中距離馬のどちらもがこなせる距離・・・適性が違う馬が
ここでちょうど被る
わけで、どちらを優勢に取るかで予想がガラリと
変わってくることになりそうです。

1800mより長い距離が良さそう
トゥザグローリー、フェデラリスト、ダイワファルコン
(ナリタクリスタル、ネオサクセス、ネオヴァンドーム)

1800mより短い距離が良さそう
フィフスペトル、レッドデイヴィス、リアルインパクト、エイシンアポロン
(シルポート)

中距離馬はスタミナは十分ながらペースが速過ぎると厳しくなりそうですし、
マイラーは消耗度が高くなり過ぎると耐えられないかもしれません。

うーん、先行馬の作るペースがかなり重要になりそうです。
過去の傾向(ペースによる違い)などを今週はじっくり考えて
いきたいと思います(^^)

中山記念(各馬分析3)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

フィフスペトル】牡6 56.0 (美浦) キングカメハメハ×(Bahri)
昨秋は中山で連勝を飾り、マイルCSでも2着と健闘。
1800mまでは十分に守備範囲なだけに適性面では侮れない
1頭になりそうです。速いペースへの対応力が高く、
長く脚を使える点も評価出来るところ。
タフな競馬で競り落とすようなタイプっぽいので
上位馬相手の力勝負となると少し分が悪いかも・・・。

フェデラリスト】牡5 56.0 (美浦) Empire Maker×(サンデーサイレンス)
3連勝で中山金杯を制覇。後半に締まったペースが続く内容的にも
評価出来るレースだっただけに価値は高いと思われます。
中山では3戦3勝、速いペースでも最後に押し上げて脚を伸ばせるので
適性的に大いに期待出来そうです。今回も後半に締まった流れになるなら
脚質がハマるかも。

マカニビスティー】牡5 56.0(栗東) ゼンノロブロイ×(ブライアンズタイム)
万葉S2着に続き、日経新春杯でも3着と健闘。エンジンの掛かりが遅く、
下り坂を活かせる競馬場が合うようです。中山では後方から押し上げるような
競馬が出来るかはかなり疑問。急坂には強い血統なだけに
上手くスピードに乗れたら・・・。

リアルインパクト】牡4 57.0 (美浦) ディープインパクト×(Meadowlake)
関東では(2-3-1-0)、関西では(0-0-0-3)非常にわかりやすい
傾向が出ています。その意味では今回の設定はプラス材料。
中山では朝日杯FSでの2着がありますが何分にも2歳の頃のことだけに
内容的には過信は禁物。前につけてタフに脚が使える馬なので
後傾ラップになるならば復活がありそうです。

レッドデイヴィス】せ4 55.0 (栗東) アグネスタキオン×(トニービン)
スローで先行して、というタイプだと考えていましたが、
鳴尾記念では中段後方から鋭く脚を使えることを示し、
レースに幅が生まれてきた印象。
鳴尾記念では後半に加速していく流れで前の馬が止まった形だっただけに
上位馬相手にどこまで差しこめるか。

中山記念(各馬分析2)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

デストラメンテ】せ8 56.0 (美浦) アドマイヤコジーン×(フレンチグローリー)
09年の夏以来3着もない成績。荒れ馬場適性が高いタイプなので
馬場が悪化すれば、上昇がありそうですが、それにしても上位馬とは
能力的な差が大きそうです。体重を戻して安定してきているものの、
年齢的に変わり身に期待するのは酷かと。

トゥザグローリー】牡5 57.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
緩んだところから徐々に加速していくロングスパートの形は
この馬の得意パターン。日経新春杯も昨年の有馬記念も脚質にぴったり
ハマった感があります。前走は相手関係的にもかなり楽だっただけに
鮮やか過ぎる勝ち方が今回につながるかはちょっと不安もあるかも。
このところは長い距離を走ってきているので距離短縮で平坦ロングスパートに
なった場合の対応がどうなるか・・・。実績、実力的には最上位クラスながら
適性的にどうか、じっくり見ておきたいところ。

ナリタクリスタル】牡6 56.0 (栗東) スペシャルウィーク×(ペンタイア)
末脚があるタイプではなく、好成績になっているのは基本的に
前につけたとき。11年の中山金杯で3着があるように前に行ければ
展開に乗っての好走があるかも。それほど馬格がないので
斤量が減るのもプラス材料。昨秋は後方からの競馬になりがちだったので
休養を挟んで変わり身があるかどうか・・・。

ネオサクセス】牡5 56.0 (美浦) ネオユニヴァース×(ノーザンテースト)
後方からのスタイルに脚質転換してから強烈な末脚を発揮出来るように
なってきました。前々走では突き抜けて勝っていますが、前走の中山金杯では
まったく届かずの9着・・・。特に中山では展開に左右される面が
出てしまいそうです。前崩れの展開になるなら一考。

ネオヴァンドーム】牡5 56.0 (栗東) ネオユニヴァース×(トニービン)
中山金杯は皐月賞以来の中山での出走でしたが、好位から少し位置を
下げつつ、最後に踏ん張って6着と健闘。締まったペースで前が止まる
形になれば好走が望めますが、そのまま流れてしまうと厳しいですね。
逆に極端に末脚勝負になるのも合わないので、なかなかハマるレースは
少なそうです。上位馬相手では1、2枚足りない印象。

続きます。

中山記念(各馬分析1)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

登録段階で15頭とフルゲートに足りず・・・。
回避が出るようなら今回も少頭数気味になるかもしれませんね(>_<)

アクシオン】牡9 56.0 (美浦) サンデーサイレンス×(Dixieland Band)
例年、中山金杯のあとは夏まで休養する馬ですが、今年は続戦。
昨年も夏の北海道で好走があり、年齢の割に頑張っているとは思いますが
他ではまったく結果が出せていないだけに相当厳しい状況。
前走で体重をグッと増やしているので絞り込んでくれば出来自体は
上昇してきそうですが・・・

エイシンアポロン】牡5 58.0 (栗東) Giant’s Causeway×(Sadler’s Wells)
昨年のマイルCSでは重馬場適性を活かした面もあって念願のGⅠ制覇を達成。
今回はトップハンデになりますが、馬格があるので問題はないと思われます。
中山では朝日杯FS、弥生賞と2着がありますが、ジャイアンツコーズウェイ産駒は
未だに中山では未勝利(爆)適性面では疑った方がいいかもしれません。
ポン駆けが利くタイプなので休養明けはむしろプラス材料。
馬場が湿るようなら注目してみたいところです。

エーブチェアマン】牡5 56.0 (美浦) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
昨夏のエプソムCで2着のあと、昨秋はイマイチな成績でしたが
年末のグレートフルSで勝利。淡々としたペースからの急加速勝負で
好位から突き抜けており、瞬発力勝負に強い事を示しています。
今回は後半が消耗戦気味になった場合にどこまで対応出来るかが鍵になりそう。

シルポート】牡7 57.0 (栗東) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
相変らず先行力はありますが、騎手によってペースがガラリと変わるタイプで
このところは幸騎手が前半からぶっ飛ばす「行けるだけ行く」馬になって
しまっています。本来の持ち味はスローからのロングスパートだと考えられ、
今回想定されている松岡騎手ならば能力を活かすことが出来そうです。
中山は10年のオールカマー(9着)以来になりますが、
適性距離ならば脚質的には合いそうなだけに要警戒の1頭になるかも。

ダイワファルコン】牡5 56.0 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
前走の中山金杯では体重が絞れて状態が良化。後半にロングスパートに
なった中を好位から競り合って2着と惜しい競馬となりました。
このところは好位からのスタイルが定着、ジャングルポケット産駒ながら
トーセンジョーダン同様、中山を得意にするタイプだと考えられます。
今回想定される展開は得意パターンになりそうなだけに期待したいところ。

続きます。

中山記念(年齢別実績)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:中山記念(02年~)】
中山記念年齢

4歳から8歳まで広く勝ち馬が出ています(爆)

昨年はヴィクトワールピサが圧勝しましたが、
06年~09年までの4年間は7歳馬、8歳馬が交互に
勝っていたわけで、かなりお達者クラブ的なレースとなっていました。

08年、09年はカンパニーが連覇。
07年に勝ったローエングリンは前年に毎日王冠3着と好走があり
衰えが少なかったことも考えられますが、上手く逃げ切ったという
感じでしょうか。
06年はバランスオブゲームが連覇達成。
コース適性が高いだけでなく、重馬場になった影響も大きかったと
考えられます。

7歳馬が3着に入った08年、09年は平均年齢自体が6.9歳と
例年よりも大幅にアップ。09年いたっては4歳馬がゼロ、
5歳馬1頭、6歳馬2頭と極端に高齢馬に偏っていただけに
まったく信用出来ません(爆)

基本的には若い馬が優勢ですが、6歳までは問題なし
極端に平均年齢が高いとか重馬場適性に偏るといったことが
なければ7歳以上は大きく割り引きたいところです。

今年の出走予定馬の年齢

★9歳
アクシオン

★8歳
デストラメンテ

★7歳
シルポート

★6歳
ナリタクリスタル
フィフスペトル

★5歳
エイシンアポロン
エーブチェアマン
ダイワファルコン
トゥザグローリー
ネオサクセス
ネオヴァンドーム
フェデラリスト
マカニビスティー

★4歳
リアルインパクト
レッドデイヴィス

今年は5歳馬が大挙して出走予定
ドバイ遠征を控えるトゥザグローリーや勢いに乗るフェデラリストなど
かなり強力なメンバーとなっており、高齢馬の出番は・・・ちょっと
厳しいかもしれませんね(^^;

4歳馬もなかなか面白いメンバーだけに、今後を占う楽しみな
レースになりそうです。

中山記念(体重別実績)  担【けん♂】

中山記念(中山1800m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:中山記念(02年~)】
中山記念体重

460~500kg辺りのゾーンが優秀。
460kg台、470kg台の少し小柄な馬の好走が目立っています。

500kgを超えてしまうと昨年のヴィクトワールピサが初勝利。
2、3着まではありましたので割り引く必要はありませんが
どちらかというと大型馬はヒモ候補になりやすい傾向が出ています。

460kgを切って上位に入ったのは
・キャプテントゥーレ
・カンパニー
・トウカイポイント
・ドリームジャーニー


全てGⅠ馬となっています。
余程の能力馬じゃないと厳しいようですね。

・・・とはいえ、「後のGⅠ馬」というのは正直わからないわけで(笑)
馬格不足で好走した馬は将来的にGⅠを勝つ可能性がある、という
感じになりそうです。基本的には極端に小柄な馬は厳しいと考えて
良いと思われます。

実質斤量負担別実績
中山記念斤量

12.5~13.0%でも好走が見られますが、この範囲の馬は
上記のGⅠクラスの馬なわけで、ちょっと例外視しておいた方が良さそう。

好走の上限の目安は・・・12.5%

比較的緩めの設定と言って良さそうですね。
トップハンデの馬でもある程度馬格があれば十分にこなせる範囲。

余程極端に馬格のない馬以外は条件を満たすことになると思われます。

中山記念(展開分析)  担【けん♂】

中山記念コース
※中山1800mのコース図と中山記念のラップ平均 (天候別)

中山記念が行われる中山1800mは正面スタンド前辺りからスタート。
いきなり上り坂スタートになっているためダッシュがつきにくい感じです。
その上、2ハロン目はふたたび上りながらのカーブに突入。
先行するなら内枠が圧倒的に有利だと考えられます。

カーブの終いからは今度は下り坂。
1000m地点までダラダラと下っていくため、道中は緩みにくく
スタートが遅い割には前半のペースは速くなってしまいがちです。

タイトなカーブを曲がり終えると短く急坂のある直線勝負。
先行馬がバテ気味になっていればカーブで隊列が縮まり、キレ味勝負になる印象。
逆に前半にペースを落とすことが出来れば後半にペースが落ちず
隊列を長く保ったまま直線に入れるので先行有利、という構図になります。
上記の平均ラップでは馬場が湿った場合はコーナーでの急加速が
なくなっていますが、これも先行馬次第。
湿った上に加速が入れば当然先行有利の傾向が助長されることになります。

先行馬次第でレースの性格が変わるレース。
それに合わせて騎手の仕掛けどころもかなり重要になりそうですね。

10年はズブズブの不良馬場となり、重馬場適性がモロに影響する
レースとなってしまいました。
季節柄、雨に降られやすいレースで01年からの11回の開催の内、
稍重~不良が4回と半数近くになっているわけで、天候の状況にも
注意が必要になりそうです。
今年は寒過ぎるので雪もあるかもしれませんね(^^;

過去の中山記念について、天候別に4コーナーでの上位馬の位置取りを見てみました。

中山記念:良馬場
    1着→2着→3着
11年  6  1 10(番手)
08年  2  3  8
07年  1  2 16
05年  3 12  4
04年  6 14  1
02年  5 10 11
01年  4  2  5

中山記念:稍重~不良
    1着→2着→3着
10年  6 14  4(番手)
09年  2  7  2
06年  1  2  3
03年  1  4  2

中山1800mは中山で行われる他の距離のレースに比べて
スピードとスタミナのバランスが難しいようで、
先行有利の傾向が出にくい設定になっていますが・・・
それでもやはりかなり前が有利な傾向が出ています。
4コーナーで3番手以内につけた馬が1頭も絡まなかったのは
この11年中、2回だけ

やはり軸としては前に行ける馬を中心に考えるべきレースだと思われます。

後方からの馬も意外に届いているわけですが、
この辺りの理由については別途考察をしてみたいと思います。