けいけん豊富な毎日

東京新聞杯(各馬分析2)   担【けん♂】

東京新聞杯(東京1600m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ヒットジャポット】牡5 56.0 (栗東) フジキセキ×(リアルシャダイ)
東京では(1-2-0-0)と好成績。スローからの瞬発力勝負に
強いタイプだと考えられます。
ただし、上位馬との対戦になるとキレ味で見劣る面をここ2走で
見せてしまっており、過大評価は危険かも。
昨秋からしっかり馬体重を戻してきているので今回は少し
絞るくらいで出て来れれば能力は出し切れそうです。

フミノイマージン】牝6 56.0 (栗東) マンハッタンカフェ×(Dixieland Band)
前走の愛知杯で重賞3勝目。昨春の中山牝馬S辺りから後方で脚をためる
スタイルに脚質転換し、そこから快進撃が始まっています。
展開に左右される面はあるにしろ、東京でもキレる脚を使えており
ハマれば一発がある馬かもしれません。
前走で少し馬体を絞っているだけに、反動が出ていないかにも
注意したいところです。

フラガラッハ】牡5 56.0 (栗東) デュランダル×(トニービン)
東京1600mで連勝して臨んだ昨年の東京新聞杯では11着と大敗。
昨秋は一旦落としていた馬体を戻して阪神Cで3着と好走しています。
ある程度自在性のある脚質ですが、このところは後方からになることが多く
前走のように末脚が活かせる展開になれば昨年以上の好走があっても
良さそうです。

フレールジャック】牡4 56.0 (栗東) ディープインパクト×(Nureyev)
3連勝で臨んだ神戸新聞杯でも3着と健闘。
遅れてきた大物、ということで注目を集めました。
マイル路線に参戦するのはプラス材料だと思われますが、
元々馬格がない上に前走が▲8kgと自己最低体重を記録・・・
成長面でも不安がありそうです。
まずは馬体をしっかり戻して・・・ということになりそう。
能力的には世代上位クラス、今後に繋がるレースを期待。

ブリッツェン】牡6 56.0 (美浦) スペシャルウィーク×(Caerleon)
先行力を活かす競馬で昨春に活躍を見せましたが、かなりのスローペースでしか
結果が出せておらず、能力的な評価は微妙。
このところのレースは他の先行馬に引っ張られて自分のレースが
出来ておらず3連敗中。今回も他馬との兼ね合いになりそうですが
少しゆったり目に流れるならばもう少し頑張れそうです。
ただし、東京で上位馬相手に粘れる程の末脚があるかは疑問。

マイネルラクリマ】牡4 56.0 (美浦) チーフベアハート×(サンデーサイレンス)
かなりのハイペースとなった京都金杯では好位で脚を維持し、重賞制覇を達成。
これまでも重賞では少しだけ足りない面を見せながらも好走を続けて
きていただけに、能力的には高く評価出来る1頭だと思われます。
東京では決め脚の足りない面が出てしまうため、3着、3着、4着、6着と
踏ん張りきれておらず、今回も余程消耗度の高い展開にならない限り
勝ち切るまでは期待しにくい状況かと。

ミッキードリーム】牡5 56.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
3連勝で朝日CCを制しましたが、8着までは横並び一線の
大混戦だっただけに、本格的な重賞馬と評価して良いかは微妙。
スローの上がり勝負となった毎日王冠でも実力馬と差のない競馬をしており、
能力的には今回のメンバーでも上位評価出来そうです。
絞っていた馬体を戻して休養に入っているので、体調面では良化が
見込めそうですが、太目残りには注意が必要になるかも。

ラインブラッド】牡6 56.0 (栗東) タイキシャトル×(Trempolino)
上手く前で粘りこめたときにポツポツと好走がありますが
重賞では完全に頭打ち。昨秋は後方からのレースに終始してしまっており、
上がり目を期待する材料には欠けていると思われます。

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東京新聞杯(各馬分析1)  担【けん♂】

東京新聞杯(東京1600m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アスカクリチャン】牡5 56.0 (栗東) スターリングローズ×(ダイナレター)
重賞初挑戦となった前走の京都金杯では田中勝騎手が清水Sをそのまま
再現するような形で6着。本来は中段辺りから鋭く脚を使う馬で
直線が長い東京、新潟では安定して好成績を残しています。
スローの瞬発力勝負なら楽しみな1頭になりそうです。

アドマイヤロイヤル】牡5 56.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
出てくるとしたら中1週、1年ぶりの芝レースとなります。
芝ではある程度前につける脚質ですが、スローでも最後に脚が
鈍り気味になっていただけに、上位レースでは正直微妙。
適性面でも東京が合うタイプではなさそうかと。

キングストリート】牡6 56.0 (栗東) キングカメハメハ×(Red Ransom)
昨年の東京新聞杯で2着と好走。その後詰まったローテーションの
影響もあってか骨折してしまい、今回は10ヶ月ぶりとなります。
かなりムラ駆けするタイプで体調の上下も激しいようです。
休養明けとなると状態に不安があるだけに期待しにくい感じがありそう。
決め脚がそれほど鋭い馬ではありませんが、能力は高いので
出来と展開次第。

コスモセンサー】牡5 56.0 (栗東) キングカメハメハ×(リヴリア)
昨秋辺りから調子を取り戻し、前走、前々走と連勝。
速いペースを前で踏ん張りきるレースで結果を出しており、
先行馬が昨年のようなペースを作るのであれば面白い存在に
なってきそうです。決め脚自体は鋭くないので上がり勝負になると厳しそう。
ここから距離を短縮してスプリント路線への参入があっても・・・

ゴールスキー】牡5 56.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Nureyev)
昨年のこのレースで3着に入ったあと、読売MCでは後方で何も出来ず
15着と大敗。昨秋は復帰戦を快勝したものの、今回と同条件の
富士Sで5着、キャピタルSで12着と不本意なレースが
続いてしまっています。脚元に問題があったという話もあったようですが
徐々に速い上がりが使えなくなっているのは大きく不安。
気性的にも掛かりやすくなっているようです。
休養を挟んで良化があればいいんですが・・・

サダムパテック】牡4 57.0 (栗東) フジキセキ×(エリシオ)
好内容で東スポ2歳Sを制して期待された馬ですが、弥生賞以来
勝ち星から遠ざかっています。
京都金杯はかなりのハイペースになり、位置取り的に有利に
なったかと思われましたが、流れに乗り切れず5着に敗退。
ある程度落ち着く流れの方が現状では合いそうなので
例年通りの流れになるならば復活があっても良さそうです。

スマイルジャック】牡7 58.0 (美浦) タニノギムレット×(サンデーサイレンス)
昨年のこのレースを制し、安田記念でも3着と好走しましたが、
昨秋は2戦続けて二桁着順と大敗連敗。位置取りが後方になりがちなので
前が残る展開では手も足も出ない感じ。ある程度前につける競馬が
出来れば復活があるかもしれませんが、ブライアンズタイムの血統だけに
一度崩れたあとの復活はなかなか難しいかもしれません。

ダノンシャーク】牡4 56.0 (栗東) ディープインパクト×(Caerleon)
古馬重賞初挑戦となった京都金杯で2着と健闘。
ハイペースになったことで位置取り的に有利になったことも
大きかったと思われますが、脚質的には自在性があり、
流れ次第で良い位置で競馬が出来るのが強味だと思われます。
56kgまではこなしているものの、馬格がないだけに
上位馬との競い合いになると今後は斤量が負担になってくるかも。

続きます。

東京新聞杯(展開分析2)  担【けん♂】

東京新聞杯、富士S、安田記念は同じ東京1600mで行われるレースですが、
東京新聞杯や富士Sの上位馬が安田記念で好走するかというと・・・
ちょっと微妙な感じがあります。

東京新聞杯の上位馬について見てみると

11年 東京新聞杯1着スマイルジャック  →安田記念 
10年 東京新聞杯2着トライアンフマーチ →安田記念 4着
    東京新聞杯3着エーシンフォワード →安田記念10
08年 上位馬の安田記念出走なし
07年 東京新聞杯1着スズカフェニックス →安田記念 5着
    東京新聞杯2着エアシェイディ   →安田記念16
06年 東京新聞杯1着フジサイレンス   →安田記念16
    東京新聞杯2着オレハマッテルゼ  →安田記念10
    東京新聞杯3着インセンティヴガイ →安田記念 6着
05年 東京新聞杯1着ハットトリック   →安田記念15
04年 東京新聞杯1着ウインラディウス  →安田記念14

連勝がないどころか二桁着順になっている場合が過半数という惨状。
少なくとも条件が同じでも直結するレースではなさそうです。

この3レースの平均ラップをグラフにして比較してみました。

東京1600mラップ比較:良馬場】
東京新聞グラフ

東京新聞杯、富士Sはほぼ同じ軌跡を描いていますが、
安田記念は明らかに前半が速くなっていることがわかります。
後半は逆に東京新聞杯や富士Sの方が加速度が高く、
消耗度が低い分、決め脚勝負になる傾向が出ています。

★前後半のバランス
   前半 後半
安田 45.7 46.7
東京 46.8 46.1
富士 46.5 46.5

安田記念は基本的に前傾ラップ
前半は遅くとも46秒台前半、速い年は44秒台に突入する猛ペースに
なっています。

東京新聞杯は逆に基本的に後傾ラップ
46秒台中盤から47秒台中盤程度で流れています。

04年の改装以降、昨年の東京新聞杯は初めて前傾ラップを記録
前半45.6、後半46.9というペースは安田記念の平均に非常に近く、
1着だったスマイルジャックが過去の傾向を覆して安田記念で3着
好走したのも納得出来る話だったと思われます。

東京新聞杯基本的にスローで流れやすく決め脚上位馬
狙いたいレースではありますが、先行馬の質によっては
安田記念のような消耗戦になることもありえる、ということですね。

※昨年の東京新聞杯は決め脚勝負を想定して撃沈しました(笑)
 
ハイペースで行きたい先行馬がいなければ例年どおり、
決め脚を中心に考えたいところ。
もし、昨年のようにぶっ飛ばす先行馬がいるようなら
消耗戦に強い馬を狙う方向に方針転換。

まずは各馬を見た上で先行馬とペースについて考えていきたいと思います。

東京新聞杯(年齢別実績)  担【けん♂】

東京新聞杯(東京1600m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:東京新聞杯(04年~:09年を除く)】
東京新聞杯年齢

4歳馬が3勝、6歳馬が3勝と拮抗。
08年、10年と4歳馬が勝ち、若い馬優勢の傾向が出ていましたが
昨年は06年以来のフジサイレンス以来、久しぶりに6歳馬の
スマイルジャックが勝利。

間に挟まれて5歳馬は1勝しか出来ていませんが、
複勝率で見れば悪い数字ではありません。

7歳以上は極端に成績悪化
4歳馬が2頭、6歳馬が1頭しかいなかった08年の2着に
7歳馬のリキッドノーツが入り、04年の3着に重賞連続好走中だった
8歳馬のキスミーテンダーが入っていますが、出走数の割合から見ても
大幅に割り引いた方が良さそうです。

4歳馬優勢ながら6歳馬までは十分に好走可能、と見ておきたいと思います。

今回の出走予定馬の年齢

7歳
スマイルジャック

セイカアレグロ※
ランチボックス※

6歳
フミノイマージン
ブリッツェン
キングストリート
ラインブラッド

マイネルクラリティ※
ツクバホクトオー※

5歳
コスモセンサー
ミッキードリーム
アスカクリチャン
アドマイヤロイヤル
ゴールスキー
ヒットジャポット
フラガラッハ

ネオヴァンドーム※
ガルボ※
ワイルドラズベリー※

4歳
サダムパテック
ダノンシャーク
マイネルラクリマ
フレールジャック

ロビンフット※

※→除外対象

連覇を狙うスマイルジャックは7歳になってしまいました。
これまでの傾向からすると・・・厳しそうです。

地盤低下が激しいマイル路線、強い勝ち方をする若い馬に
出てきてもらいたいものです。

東京新聞杯(体重別実績)  担【けん♂】

東京新聞杯(東京1600m)について見ていきたいと思います。
03年に改装が行われているということで、04年以降となると
このコースで行われたのはまだ8回だけ。
その上、09年はグチャグチャの不良馬場で参考外となると
データとしてはかなり微妙かもしれません。

おおよその傾向として参考程度に考えておきたいと思います。

体重別実績:東京新聞杯(04年~:09年を除く)】
東京新聞杯体重

勝ち馬に関しては460kg~520kg超まで広く出ています。
2、3着を見ると・・・460kg~480kgの辺りが優秀。
通常の重賞よりも一つ下のゾーンの馬がよく走っているようです。
ざっと実際の上位馬の体重を見渡すと480kgをちょっと切る
くらいの馬が目立つ感じです。

460kgを切るとなると・・・3着があるだけ。
07年のイースター以来、好走がありません。
そもそも出走数自体が極端に少なくなるので気にしなくて良さそうですが・・・。

実質斤量負担別実績
東京新聞杯斤量

勝ち馬の斤量負担の上限は・・・12.5% になっていますが、
12%を超えて勝ったのはローレルゲレイロ、スズカフェニックスの2頭だけ。
GⅠクラスの実力がないと厳しい感じです。
この2頭を除くと11.5%が上限になってしまうわけですが(爆)
2、3着までを見れば12.0%までは好走があるので
実質的な上限は・・・12.0%と考えておいて良さそうです。

東京新聞杯(展開分析)   担【けん♂】

東京新聞杯コース
※04年以降の良馬場で行われた東京新聞杯のラップ平均とコース図

東京新聞杯が行われる東京1600mは向こう正面のポケットからのスタート。
スタート直後からいきなり緩やかな下り坂になっているため
加速がしやすく、締まった流れになりやすいようです。

最初のコーナーまでが長いので先行争いに枠順はあまり関係ない感じ。
ただし、前が速いので出遅れてしまうと巻き返しは非常に難しくなりそうです。

下りながらのカーブに入って直線へ。
カーブの途中にペースが緩むと後方の馬が捲り上げてきやすくなりますが
基本的には淡々と11秒台のラップが続くことが多く、
後方から押し上げるのは難しい感じです。

ただし、ずっと速いペースで来た上に直線入り口での急加速をするとなると
前の馬の消耗度も非常に高くなるわけで、前で粘るのも難しいコース設定だと
考えられます。

直線は525.9mと長く、逃げ切りを図るには厳しいコース。
直線入り口でいかに突き放しておくかが重要になります。
後方の馬は充分に加速助走距離を取れますので、隊列が縮んでいれば
差し切ることも充分に可能。
展開によってかなり有利不利の傾向が変わるコース設定だと思われます。

過去の東京新聞杯上位馬の4コーナー位置取り
    1着→2着→3着
11年  4  5  4(番手)
10年  2  4  4
08年  2 13  3
07年 11 13  
06年 10  2  4
05年  8  7  1
04年  3 13  7

※09年は不良馬場のため割愛

かなり後方からの追い込みが届いていることもありますが
07年のように後方からの差しだけで決着することは珍しく、
前の馬が絡むことが多いようです。

07年と10年はラップ構成が非常に似ているのにも関わらず
上位馬の位置取りが全然違っています。
・・・単純に前に行った馬の能力の違いが出た感じですね。

展開の影響もありそうですが、基本的には能力重視
速いペースでも前で踏ん張れる馬がいれば非常に有力だと考えて良さそうです。

昨年はシルポートが大暴走、結果として速い時計となりましたが
ほとんど横並びでなだれ込むような形となり、位置取り有利だった馬が
そのまま上位に入る低調な結果となりました。
近年は1.32秒台での決着になる傾向が出ていますが、内容には
違いがあるだけに、その後に繋がるレースなのかどうかは
後からしっかり見ておく必要がありそうです。

今後のGⅠ戦線にも関係しているレースになるかは内容次第、
好レースを期待したいですね(^^)

京都牝馬S回顧  担【けん♂】

良馬場の京都競馬場で京都牝馬Sが行われました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着 ドナウブルー    1.33.8  上がり34.6
2着 ショウリュウムーン  11/4
3着△アスカトップレディ
4着○ビッグスマイル

6着▲レディアルバローザ
7着×コスモネモシン
9着◎エーシンリターンズ

※全着順は→ココ

押してハナに立ったのは想定どおりクィーンズバーン。
コスモネモシン、スイートマトルーフが続き、
ライステラス、エーシンリターンズがその後ろ。

好位の後ろにドナウブルー、レディアルバローザ、アスカトップレディ。

ショウリュウムーンは中段後ろ、ビッグスマイルは後方3番手に控える
形になりました。

12.6-11.1-11.7-11.8-11.7-11.4-11.7-11.8
前半800m 47.2
後半800m 46.6

思った以上に締まった流れ。
うーん、重賞ということで肩に力が入ってしまったのか、
これまでのクィーンズバーンのペースとはガラリと変わっています。

想定ラップとの比較:後半1200m
12京都牝馬S

グラフからもはっきりと違いが見て取れます。
道中に緩むことがない消耗戦になったために、後半のペースアップはなし。
最後の2ハロンで脚が止まっている形になっています。

4コーナーでは後方の馬が外に大きく膨らむ隊形。
馬群がバラけて詰まることなく各馬が前を向く形になりました。

内でひっそり構えていたショウリュウムーンは最内から抜け出して
追い出し開始。
馬場中央に出して、スムーズにコーナーリングをこなした
ドナウブルーは包まれることなく、上手く前に出して
一気に脚を伸ばして先頭へ。

考察で前が止まる展開に強い、と考えられたドナウブルー、
ショウリュウムーンがワンツーフィニッシュ。
ある程度締まった流れの中で結果を出していたアスカトップレディが3着。

うーん、ペースの想定を間違えたのではどうしようもありません(涙)

レース後のコメント
1着 ドナウブルー C.デムーロ騎手
道中の手応えがよくて、4コーナーでもとてもいい手応えでした。
そして直線でもいい脚を使ってくれました。また乗りたくなるぐらい良い馬です


2着 ショウリュウムーン 小牧太騎手
勝った馬は52キロでしたからね。この差が大きかったように感じます。
自分の競馬はできました


3着 アスカトップレディ 酒井学騎手
狙い通りの位置取りで、馬群の中でうまく運ぶことができましたし、
直線もうまく前が開いたのですが……。勝った馬は内でスムーズに運んでいましたし、
それに52キロでしたからね。重賞でも堅実に走ってくれています


4着 ビッグスマイル 国分恭介騎手
道中スムーズだったらもっと際どかったと思います。切れる脚を使ってくれますね

5着 クィーンズバーン 藤岡佑介騎手
現状では持てる力を出しています。今日はマイペースで行けましたし、
交わされてからもしぶとく差し返しています。この内容なら重賞でもやれそうです。
今後が楽しみになりました


脚が止まったクィーンズバーンが5着に粘れているように、
外から追いかけた馬はかなりのコースロス・・・。
騎手の腕の差が出てしまった感もあります。
上位馬の上がり3ハロンはほぼ変わっていないわけで
位置取り、仕掛けどころの影響も大きかったですね。

前が止まる展開ということで、中段以降の馬にとって有利な流れ。
平坦ラップをこなして前から力強いレースが出来たドナウブルー
かなり高く評価出来そう。
今回は+8kgと馬体を増やしているものの、436kgと極端に
小柄な馬だけに、斤量をこなせるかどうかが今後の鍵になりそうです。

名馬の仔達に注目  担【けん♂】

来期のPOG馬を探すついでにちょっと目に付いた外国の種牡馬について
ちょっとふれてみたいと思います。

昨年はディラントーマス、マンデュロの初年度産駒を発見、
思わず指名してしまいました。
・・・まぁ結果はまったく伴っていませんが(笑)
当時、注目していた海外の超大物の産駒となれば、やはり期待してみたくなるのは
人情というものですよね(^^;

今年も興味深い種牡馬の産駒が日本に来ています。

オーソライズド(Authorized)
見落としていましたが、昨年も3頭の産駒が日本に来ていますね。
英ダービーを圧勝し、当時の最高レーティングを獲得していた馬。
モンジューの後継種牡馬ということで日本への適性には
かなり疑問がありますが、当たればデカイのかもしれません。
昨年の産駒は1頭がデビューして・・・13着と大敗。
巻き返しがあるか注目です。

ニューアプローチ(New Approach)
オーソライズドに続いて英ダービーを制した馬。
後方から馬群に突っ込み、スルスルと馬混みを縫うようにして
抜け出してきた踊るようなスピードと操作性には本当に驚かされました。
こちらはガリレオの後継種牡馬。モンジューよりはスピードがあって
日本への適性にも期待出来る気がしますが・・・どうでしょうか。
今年は2頭がデビュー予定。生産が社台とダーレーとはちょっと
興味深いですね(^^)

デュークオブマーマレード(Duke of Marmalade)
ディラントーマスが活躍した翌年に大活躍したデインヒル産駒の強豪。
ディラントーマスの足跡を辿っているような戦績だっただけに
凱旋門賞でも期待しましたが・・・7着に敗退。
ディラントーマスもデュークオブマーマレードも4歳になってから
大活躍していただけに、晩成気味なのかもしれませんね。
日本に来たのは1頭だけ。社台生産で母父ガリレオ・・・
いやーどんな産駒なのか楽しみです。

ビッグブラウン(Big Brown)
デビュー戦は芝で11馬身半差の圧勝、2戦目はダートで12馬身差、
フロリダダービーを5馬身差、ケンタッキーダービーを4馬身差、
プリークネスSも5馬身差と異次元の強さを見せて大注目された米国の強豪。
ベルモントSは競争中止になってしまったものの、負けたのはその1戦だけ。
最後は芝のレースでレコード勝ちしており、米国馬ながら芝適性にも
期待出来る馬だと思います。
日本には3頭の産駒が来ていますが、どんな適性を見せるのか大注目かも。

カーリン(Curlin)
ドバイワールドCではヴァーミリアンを30馬身差以上
ぶっちぎって圧勝した米国の強豪。
凱旋門賞に挑戦するプランもありましたが、芝のGⅠに挑戦して
2着に敗れたために立ち消えになってしまいました。
日本ではスマートストライクの産駒は芝でも走っているわけで
後継種牡馬のカーリンの産駒もダートだけではないかもしれません。
桜花賞3着のシャイニンルビーの仔を含む3頭がデビュー予定。

ストリートセンス(Street Sense)
BCジュヴェナイルを勝ち、翌年にケンタッキーダービーを制した名馬。
ケンタッキーダービーではカーリンを3着に下しましたが
プリークネスSではアタマ差でカーリンがリベンジ。
もう1頭のライバル、ハードスプンと3頭で1~3着を
激しく競い合い、一時代を彩る活躍を見せました。
昨年すでに3頭がデビュー、2頭が勝ちあがっており、
その内1頭はUAEダービー挑戦という話も出ているようです。
今年デビュー予定の4頭もカーリン産駒に負けない活躍が
期待出来るかもしれませんね(^^)

ハードスプン(Hard Spun)
クラシックではカーリン、ストリートセンスに少し足りない成績でしたが
ハスケル招待Hでは2着ながらカーリンに先着、
ケンタッキーCクラシックSではストリートセンスを破って勝利を
おさめており、引けを取らない実力を見せていました。
昨年、日本に来たのは1頭だけでしたが新馬戦で勝ったあと
兵庫グランプリで2着と健闘しています。
今年は2頭がデビュー予定。米国で繰り広げられた三つ巴の熱戦の続きを
是非日本で実現して欲しいですね。

時代を築いた名馬の仔が日本で新たなドラマを見せてくれることに
大いに期待したいと思います(^^)

京都牝馬S最終予想  担【けん♂】

徹夜で仕事だったので一眠りしたら時間がなくなってしまいました(爆)

京都牝馬S(京都1600m)についてまとめていきたいと思います。

クィーンズバーン、ライステラスともに先行しやすい枠に入り、
どちらかがハナを切って行くことになりそうです。

いずれにしろ、前半はスローでまとめるスタイルなので
例年通りの後傾ラップ。
今週は天気の崩れはなさそうなので、下り坂でブレーキを
踏む事はないと思われます。

これまでの考察
展開分析→ココ
年齢別実績→ココ
体重別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
距離適性について→ココ
斤量負担分析→ココ
有力馬抽出→ココ
展開分析2→ココ
ラップ適性分析1→ココ
ラップ適性分析2→ココ

後半に加速していく形で展開的には先行、好位の馬が有利。
好位から先に抜け出す形の馬を重視、差し馬は中段くらいまでの馬に
なりそうです。
外に出していく馬は機動力が問われることになりそう。
4コーナーでショートカットして内を突くような競馬が出来る
馬&騎手に要注意。

今回の予想
◎エーシンリターンズ
○ビッグスマイル
▲レディアルバローザ
△アスカトップレディ
×コスモネモシン

前につけて抜け出す脚質のエーシンリターンズは適性的に上位評価出来そう。
京都での実績もあり、馬体の出来にも問題はなさそうです。
半年の休養明けというのが気になる点なので当日の体重の増減には
注意しておきたいところだと思います。

ビッグスマイルはある程度流れる上級レースの方が脚質に
合うのではないかと思われます。
平均して33秒台の脚を使える能力馬。
タイミングがハマれば圧勝があっても不思議はないかも。
鞍上が乗り代わりになるので、仕掛けどころが気になりますが
積極的な騎乗を期待したいですね。

レディアルバローザは底力で上位評価出来る馬。
武豊騎手が京都外回りの成績を落としているのが不安ですが
頑張ってもらいたいものです。
前につける競馬を期待したいですが、万が一下げたとしても
チェレブリタのときのような内差しが出来れば・・・

アスカトップレディの適性も高そうです。
酒井騎手が前走後にもう少し後ろで脚をためたい、という類の
コメントをしていた点が気になるところで、末脚勝負を
挑むのであれば・・・不安。
ある程度前につけての競馬が出来る馬だけに、立ち回りに
注目したいところです。

コスモネモシンは脚質的に内差しの馬という印象。
丹内騎手は京都では期待しにくい面がありますが、
変に外を回さず、内を突く形で抜け出せればタフなレースが
出来そうです。力関係ではメンバー中でも上位評価。
期待したいと思います。

馬格のないドナウブルーは内枠がマイナスになりそう。
外に出すロスを経験の浅いデムーロ弟が捌けるかどうか・・・。
ショウリュウムーンも内を割るタイプではないだけに
内に閉じ込められる可能性がある今回はちょっと割引が
必要になりそうです。本来の大きな走りをさせることが出来るでしょうか。

微妙な仕掛けどころ、コース取りで結果が変わってきそうです。
上位評価した馬にも不安点があるだけに、悩ましいところですが
次に繋がる好レースを期待したいものですね(^^)

騎手データ(武豊騎手:10~11年)  担【けん♂】

週刊騎手データ、今週は長年競馬界の第一人者として引っ張ってきた
武豊騎手を取りあげてみたいと思います。

以前にデータを取った頃は多少成績に陰りは見えてきていたものの、
さすがトップジョッキーと思える数字となっていましたが、
ここ数年は怪我の影響もあり、リーディングどころか・・・という
不本意なシーズンが続いてしまっています。

最近ではGⅠや大きな重賞でも武豊騎手の名前がないことも多く、
このまま年齢とともに衰えてしまうのかも、と思うと寂しくなりますね。

・支持率:3番人気以内に支持された率
・達成率:3番人気以内の馬を3着以内にもってきた率(信頼度)
・穴馬率:4番人気以下の馬を3着以内にもってきた率(剛腕度)
・総合:人気に関係ない複勝率

競馬場別実績
武豊3

現在の武豊騎手の評価を如実に裏付けるようなデータ。
達成率は主戦場の関西でも軒並み50%を切る裏切りっぷり
以前は支持率が高過ぎて・・・という要因が影響していた感が
ありましたが、今は支持率の平均でも岩田騎手よりも低いわけで
過剰人気をしているわけではないようです。

阪神でも京都でも内回りコースの方が外回りコースよりも成績が良く、
特に阪神内回りでは良く穴を開けています。

逆に外回りとなると信用も出来ませんし、人気薄の激走もなし
うーん、追う力が落ちてなんとか経験でこなしていることが
数字に反映されている印象です。

東京は人気馬に乗ればそれなりに好成績。
ただし人気薄を連れてくるほどの力はないようです。

騎乗数が少ないのでデータとして微妙ですが、現状では中山は
好成績
なので要注意。

以前は小倉の鬼、というべき成績だった武豊騎手。
そこまでの成績ではありませんが、今も複勝率は非常に高く、
得意コースにしています。
穴馬率も高く、ここでは侮れない騎手だと言えそうです。

距離別実績
武豊2

2000m前後の中距離が得意・・・というかそれ以外の距離では
まったく信用出来ない成績になっています。

短距離ではよく穴を開けていますが、基本的に人気馬の信頼度が低く
非常に狙いにくい状況。

長距離の名手、という印象でしたが、今は信頼度は大幅にダウン
人気薄の馬も武豊騎手なら・・・という時代ではなくなってしまいました。

天候別実績
武豊1

雨が降っても成績はほぼ変化なし。
微妙に湿った馬場の方が信頼度が上がりますが・・・誤差の範疇。
プラスと言う程ではありませんが、少なくとも雨で割り引く必要はありません

まとめ
・内回り、小回りに特化した成績。阪神では内回りコースでは人気薄に期待。
・阪神、京都の外回りコースでは人気を背負ってもまったく信用出来ない。
・小倉は以前程ではないものの、まだ得意でよく穴も開けるので要注意。
・東京は人気馬なら・・・中山は非常に成績が良いので狙い目。
・中距離の成績がマシ。短距離は人気薄を狙いたい。
・長距離は人気薄は完全に見切り、人気馬でも信頼度は低い。
・雨は苦手ではない。


不調、というには根深い力の低下が数字に出てしまっています。
少なくとも現状では「名手」というデータではない感じ(涙)
復活には期待したいものですが・・・何か根本的に変わらないと
難しいかもしれませんね。

京都牝馬S(ラップ適性分析2)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)のラップ適性分析、第2弾です。

ショウリュウムーン
ショウリュウムーン

基本的に前が止まる展開で結果を出していることがわかります。
昨年の京都牝馬Sは展開的に近いので適性が低いわけではないと
思われますが、内外の馬場差などが影響して、流れの割に
極端に前が止まっていた
だけに過信は禁物。

ドナウブルー
ドナウブルー

超スローとなった1000万下は加速度が高いレースだったとはいえ、
中盤が緩過ぎて参考にはならないと思われます。
堀川特別は前が止まったところを好位から差して3着。
前が流れたら・・・届かない公算が高そうかと。

ビッグスマイル
ビッグスマイル

前が止まったところを差した堀川特別はあまり参考になりませんが
残りの2レースは加速度の高いレースで前が止まらない中を
強引に差し込んでいる内容。
加速ポイントが少し遅い点で比較が難しいですが適性はそれなりに
高そうです。ただ・・・届き切っていなかっただけに・・・

レディアルバローザ
レディアルバローザ

基本的には前が止まった展開を差して結果を出しています。
ユートピアSは想定される流れに近い形を好位から差して2着。
前につける競馬が出来れば適性に期待出来そうです。

京都牝馬S(ラップ適性分析1)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)のおおよそのペースを想定したところで
有力馬の過去レースと比較しながら適性を探っていきたいと思います。

競馬場の違いもあるので単純な比較はしにくいですが
1600m~1800mで上位に入ったレースについて
後半1200mのラップをとって、藤岡佑騎手が逃げたときの
平均ラップと合わせてグラフ化してみました。

アスカトップレディ
アスカトップレディ

おおよそのグラフの形は近いものの、道中が少し締まった流れになって
後半の加速度が低い展開で結果を出していることが多いようです。
要は・・・前が止まったところを差し込んできている、という
感じでしょうか。決め脚がある馬ではないだけに、前が止まらない場合に
どこまで届くか・・・

エーシンリターンズ
エーシンリターンズ

後半に加速していく展開を前につけて結果を出している点は
評価出来そうです。より加速度の高い流れをこなしているだけに
レースレベルが下がるのは脚質的にプラスになりそう。

コスモネモシン
コスモネモシン

前が止まる展開を差してきていることが多いようです。
中では新潟で行われた福島牝馬Sのグラフの形が想定される流れに
近い感じですが、内容的には前が止まったところを差しているわけで
今回の展開に合うタイプではなさそう。

続きます。

京都牝馬S(展開分析2)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)の出走馬が決まったところで
展開について考えていきたいと思います。

ポイントとなる逃げ馬の候補は
・クィーンズバーン
・ライステラス


この2頭になりそうです。

クィーンズバーンは同条件の京都1600mで2戦して1着、2着。
どちらも藤岡佑騎手が手綱を取って逃げています。
好成績をあげているだけに、同様の競馬をしてくる公算が高そうですね。

ライステラスはこのところ短距離を使われていますが、
2、3番手につけて競馬をしています。
体内時計はかなり速くなっている、と考えられるわけで
ポンッと出てしまえばそのまま逃げてしまうかもしれません。
今回は京都マイルで逃げさせたらしぶとい和田騎手に乗り代わり。
自らペースを握って行く可能性も十分かと。

藤岡佑騎手(クィーンズバーン)がペースを握ったレースのラップは

★岩清水S 2着
12.5-11.6-11.8-12.3-11.8-11.5-11.0-11.6
前半800m 48.2
後半800m 45.9

★衣笠特別 1着
12.7-11.2-12.0-12.4-12.0-11.9-11.0-11.2
前半800m 48.3
後半800m 46.1

前後半のラップバランスはほぼ一緒。藤岡佑騎手がペースを握った場合は
前半をかなりのスローペースで行っていることがわかります。

この2レースの違いは・・・後ろから3つ目のラップ。
下り坂に入ってからの加速度にあると思われます。

上り坂でゆったりとペースを落とし、下りに入って加速開始。
衣笠特別では、それほどペースを上げずにスローで引っ張って
コーナー辺りで急加速、消耗どの低い流れを作っているので
最後まで脚が止まらずに逃げ切り勝ち。
岩清水Sでは少し下りのペースが速く、長く脚を使う展開になっており、
最後に脚が鈍って2着。

どちらも先行有利の展開を作っていることに変わりはありませんが、
クィーンズバーン自身はどうやら能力的に不足があるようで
ペースアップのタイミングが早かったり、ペースが速くなるようだと
厳しいことになりそうです。

この2レースの平均と和田騎手が逃げた09年のマイルCSの
ラップを比較してみると

★藤岡佑平均
12.6-11.4-11.9-12.4-11.9-11.7-11.0-11.4
前半800m 48.3
後半800m 46.0

★09マイルCS
12.1-10.9-11.8-12.4-11.5-11.4-11.2-11.9
前半800m 47.2
後半800m 46.0

GⅠと比較するのもどうかと思いますが(笑)基本的に前半が
速くなりやすいマイルCSの中で、和田騎手がペースを握った
09年は後傾ラップになって一際異彩を放っています。

基本的なスタンスは藤岡佑騎手と一緒で、前半をゆったりと
まとめて下り坂でスパート
をかけるのが和田騎手のスタイル。

違いがあるとしたら、下り坂で早めに仕掛けてロングスパート
かけているところでしょうか。

重賞ということで、藤岡佑騎手もあまりのんびりとレースは
出来ないかと思います(爆)
本人が思っている以上に早仕掛け気味になる可能性は高そうかと。

おおよそ想定される展開
・前半800mは47秒台中盤から48秒台前半のスローペース
・上り坂ではペースを落としてゆったりと脚をためる形
・下りに入って徐々に加速していくがペースアップは少し緩め
・下りのペースによるが4コーナーで急加速が入りそう


基本的には先行有利な展開。ロングスパートをこなせる実力馬は
かなり優位に立ってレースを運べそうです。

この展開だと後方から差しこむのは厳しい感じ。
好位から先に抜け出す馬は有利、中段からの馬は相当な脚が必要に
なってきそうですね。位置取りと仕掛けどころが重要になりそうです。

POG馬出走!(まずは1勝を!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
先週、今年初出走となったグランシャルムは見せ場なく11着に敗退。
気性的に掛かりやすいようで最後に脚が残らないようです(>_<)
・・・というかこれまで出走した3走は全て重馬場ってのは
どういうわけでしょうか(爆)夏場ならまだしも雨が少ないこの時期に
出るたびに馬場が湿るというのはちょっと不思議な感じ。もしかして雨女・・・(笑)

先週除外を食らって出走出来なかった期待馬ライズアゲイン
なんと今週も除外。
除外された馬の優先枠があるため、9/10頭という高い確率で出走出来る
はずだったんですが・・・その1頭を引き当ててしまいました(涙)
半兄のプライドマウンテンも数奇な運命に翻弄された感がありましたが
この馬も相当運がない馬なのかも(T_T)
デビュー前の情報としてはけん♂厩舎の初勝利に最も近い手応えが
あった馬だけに、こうして順延になってしまったことが体調などに
影響しないことを祈るばかりです。

今週のPOG出走馬
・新馬戦(京都2000m)  エアルプロン    池添
・未勝利戦(東京1600m) リバーオリエンタル 吉田豊
・未勝利戦(小倉1800m) ギャラクティコ   武幸


エアルプロン】牡 ディープインパクト×(ノーザンテースト)

先週除外になったエアルプロンは無事に出走に漕ぎ着けました(笑)
かつてエアシェイディ、エアメサイアと活躍馬を出したエアデジャヴーですが
最近はちょっと停滞気味。それでも母系の良さはたしかなものが
期待出来ると思われますので、そろそろ大物候補を出して復活!
を期待したいと思います。
500kgくらいある大型馬らしく、初戦向きではないなんて
声もチラホラ聞こえますが、不安を吹き飛ばす走りを期待!

リバーオリエンタル】牡 ディープインパクト×(Green Desert)

短距離で活躍したメジロダーリングの仔はこれまであまり活躍して
いませんが、SS系との交配はこの馬が初めてとなります。
新馬戦は中段から良い脚を使って差し込んで4着。
勝ち馬には完敗の内容ではありましたが、次に期待出来る内容が
あったと思います。2走目で前進があるか、楽しみです(^^)g

ギャラクティコ】牝 マンハッタンカフェ×(サッカーボーイ)

前回短距離に挑戦してみたギャラクティコでしたが・・・
大方の予想どおり、何も出来ずに16着と敗退。
ギャラクティコマグナムは不発続きとなってしまています(爆)
今回は再び距離を伸ばして1800mに出走。
4戦目でいきなり変わり身は期待出来ませんが、何か手応えのある
走りが出来るといいですね。
・・・半兄でやはり私の指名馬だったコモノドラゴンも同日に
デビューを迎えることになりました。
4歳1月で初出走って・・・出来るんですね\(◎o◎)/!
浅学にして知らなかったです。
いきなり500万下で揉まれることになりますが、
ここまで引っ張ったということは相当期待度が高かったのかも・・・と
ほんのり期待したいと思います。兄妹揃って頑張れ~!

今週は3頭立て!
今年のけん♂厩舎としては快挙です(笑)

ポイントではダントツの最下位を走っていますが、大物が出れば
一気に捲くり上げることが出来るのもPOGの醍醐味。
まだまだ諦めずに応援していきたいと思います(^^)/

京都牝馬S(有力馬抽出)  担【けん♂】

ざっと京都牝馬S(京都1600m)について見たところで
有力馬をピックアップしてみたいと思います。

期待出来そうな馬
・ビッグスマイル
・レディアルバローザ
・エーシンリターンズ

期待出来そうだがヒモ候補までかも・・・という馬
・アスカトップレディ
・コスモネモシン

展開次第で・・・という馬
・ショウリュウムーン

ビッグスマイルは馬格がないので斤量が軽くなるのはプラス材料。
距離を延長したチューリップ賞以降の8戦中、6戦で33秒台以下の
強烈な末脚を発揮しており、今後が楽しみな1頭だと思います。

レディアルバローザは実績的に格上の評価。
昨年のこのレースで4着、というのは微妙な成績ですが
適性には問題なさそうなだけに、地力勝負になれば怖い馬に
なりそうです。

エーシンリターンズは休養明けというのが難しいところですが
馬体の出来は良さそうです。京都適性にも期待出来ますし、
前につけて行ける脚質はスローになればプラス材料になりそう。

アスカトップレディ、コスモネモシンは決め脚が鈍い点が
気になるところ。勝ち切るまでは・・・疑問がある気がします。

ショウリュウムーンは前が残る展開では差せていない印象。
昨年の覇者ながら・・・過信出来る成績ではないと思われます。

展開を考えつつ、有力馬の上下、取捨、他の馬の台頭などがあるのか
煮詰めていきたいと思います。

京都牝馬S(斤量負担分析)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)登録馬の斤量負担について
見ておきたいと思います。

実質斤量負担
京都牝馬斤量負担

過去の傾向からすると実質斤量負担の上限は12.5%
なっているわけですが、重賞を勝っていない馬に関しては
少し厳しく見た方が良いようで、12.0%が上限になっている模様。

牝馬限定戦で、斤量自体も軽い馬が多く実質斤量負担の面では
高くなりにくいレースではありますが・・・
・ドナウブルー
・メルヴェイユドール
・スプリングサンダー


この3頭は古馬重賞を勝っていないにも関わらず12.0%オーバー

前走でもう少し重い斤量を背負って勝っているだけに、
こなせる素養はあると思いますが、重賞では微妙な負担が
影響してしまうのかもしれません。

逆に前走で負けているにも関わらず、斤量負担が増えている馬については
条件的にさらに厳しくなっているわけで、余程の良化がないと
ガラリ一変、とはいかないと思われます。

好走しやすいゾーンに入っており、前走で上位に入っているのに
斤量負担が軽くなっている
・エーシンリターンズ
・コスモネモシン
・スイートマトルーフ


体重面では少し足りないものの、前走である程度好走していながらも
グッと斤量負担が減る
・ビッグスマイル

斤量面ではこの4頭が推せる馬、ということになりそうです。

京都牝馬S(距離適性について)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)で上位に入った馬のそれまでの実績を
見てみました。※01年以降の1~3着馬

1800m以上で勝利
ヒカルアマランサス
ザレマ
チェレブリタ
レインダンス
アドマイヤキッス
キストゥヘヴン
ディアデラノビア
ウイングレット
マイネサマンサ
メイショウオスカル
エリモピクシー
ハッピーパス
ギャンブルローズ
ダイヤモンドビコー
フサイチユーキャン
グレイスナムラ
タイキダイヤ(D)

1800m以上で複勝圏
チアフルスマイル
アズマサンダース
チアズメッセージ
マイネアイル

1600mで勝利
ベストロケーション(D)
ビハインドザマスク
ショウリュウムーン

1600mで複勝圏
アグネスラズベリ

1400mまでの実績
エアトゥーレ
サングレアズール

ざっと見て感じるのは「意外なまでにスタミナを必要とするレースである
ということでしょうか。
上位に入ったほとんどの馬は1800m以上での実績があり、
短距離実績しかなかった馬についてはかなりの例外と考えて良さそうです。

1600mの勝利経験がなかった馬は3頭だけ。
07年3着のアグネスラズベリはヴィクトリアマイル5着の実績があり、
ここでは3番人気と期待されていました。
01年3着のエアトゥーレはデムーロ騎手ということもあって4番人気。
・・・昨年3着のサングレアズールはかなりの例外的な馬ですが、
ダートでは1700mで4着があり、マイル以上のスタミナを
問われやすい東京1400mで勝っている、ということで
一応下地はあったという感じでしょうか。

距離実績に不安がある馬については上位支持されるような実績馬
限っても良さそうです。スタミナを問われるコースで実績を出した馬は
一応注意が必要。直近で好成績を挙げているかどうかも見ておきたいですね。
・・・それでも3着までのヒモ評価になりそうです。

今年の登録馬の距離実績

1800m以上で勝利
アスカトップレディ
エオリアンハープ
エリンコート
エーシンリターンズ
コスモネモシン
スイートマトルーフ
ドナウブルー
ビッグスマイル
プロヴィナージュ
メルヴェイユドール
レディアルバローザ

1800m以上で複勝圏
ショウリュウムーン

1600mで勝利
クィーンズバーン
ダンスファンタジア

1600mで複勝圏
ライステラス

1400mまでの実績
サワヤカラスカル
スプリングサンダー
レジェトウショウ

距離実績がない馬が多かった昨年とはガラリと変わって
今年はスタミナ面に問題がない馬が多いですね(^^)
人気を背負いそうな馬は軒並み条件クリア。
なかなかの好勝負が期待出来そうです。

目先のことを誤魔化すために嘘をついても  担【けん♂】



ブーメラン過ぎてあきれるしかない状態・・・。

政権を取って実態を知るまではもっと隠された宝の山でもあると
思っていたんでしょうか。

「思ってたのと違う・・・」

では済まされないのが国政。
さすがにこれだけ報道されれば自分が何を言っていたかくらいは
思い出すはずかと。
私も面の皮は厚いほうですが(爆)野田総理には完敗です。

現実問題、目の前の危機を考えると消費税増税はおそらく
避けては通れない道
あえて泥を被って自分の任期中にぶち上げた野田総理の決意は
評価出来る面がないとは言いませんが、自分が言っていたことを
覆すことになった経緯をしっかり説明した上で、国民に信を問う
くらいのことは考えた方がいいと思います。

やらない、と言っていたことをやるのは選挙で投票した人に対する裏切りに
他なりません。仕方ない、で済むことではないですよね。

ついでに岡田副総理が
「消費税増税は年金改革分を含んでいない。当然、その後にもっと増税は必要

などとのたまっているのは論外でしょう。

結局、増税で足りない分を補填しますよ、と宣言しているも同然なわけで
先行きの見えない蟻地獄に引きずり込まれるのはノーサンキューです。

国の財政が厳しいことはさすがに周知の事実。
多少の増税では焼け石ウォーターであることも国民みんなが
気づいていることだと思います。

消費税は将来的に20%、30%になる・・・なんてことを
言っている政治家は、要はこのあとも「打つ手なし」と
白状しているのも同然です。国政に関わる身として
恥ずかしく思ってもらいたいものです。

一番重要なのは・・・どうしたら財政赤字が解消出来るか?でしょう。
もちろん、ここまで巨大な赤字になってしまうと並大抵では
回復出来ないことは当然の話なんですが・・・。

経済の専門家も政治家も、目の前の危機を乗り切るには・・という
話はしますが、最終的に健全な財政状態に戻すにはどうしたらいいのかを
示してくれていないようです。

借金を抱えた人がなんとか利子だけでも・・・と頑張っても
元金が減らなければ永遠に借金は減りません。
利子すら払い切れないので、新たに借金をして・・・って
冷静に考えてみればキチガイ沙汰
身の回りにそんなアホな友達がいたら殴ってでも引きとめます(爆)

こういう手を打てば、いずれ国の借金は消えて財政が健全化する
ということを明確に示すことが出来れば、一気に国民の気持ちも
楽になって景気回復に向かいやすいような気がするんですけどね(^^;

ちょっと余談
私は経済の専門家ではないので、はっきりわかりませんが、
紙幣を発行している日銀が国の管理下にあるわけですから
借金をするくらいなら、ちょっと余分に紙幣を刷って財源にしたら?
と考えるのはおかしいのでしょうか。

紙幣の増刷はインフレ化を推し進める、ということで
極端に嫌がられていますが、デフレが進んでいる現在、
インフレ寄りの政策はプラスになると唱えている
経済学者もおられるようです。
いくら刷っても追いつかない、というハイパーインフレとは違い
ある程度コントロール出来るインフレ化政策ならば
借金を返していけそうな気がするんですが・・・

京都牝馬S(馬体について2)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【アスカトップレディ】
(11マーメイドS)
アスカトップレディ11マーメイド
(京都牝馬S)
アスカトップレディ12京都牝馬S
元々肉付きのいい馬ですが、小さくまとまっていた
夏ごろに比べて力強さを増している印象。
時期的に毛ツヤは冴えませんが、それなりに
滑らかに仕上がっており、体調に問題はなさそう。
京都で良績を残しているとおり、適性の高いシルエット、
期待出来そうです。

【コスモネモシン】
(11京都牝馬S)
コスモネモシン11京都牝馬
(11ヴィクトリアマイル)
コスモネモシン11VM
(京都牝馬S)
コスモネモシン12京都牝馬S
ゼンノロブロイ産駒らしい上半身に偏った馬体。
下半身も丸味を帯びて、持続質の高い形をしており、
中山ベストだと思われますが京都もこなせると思われます。
モッサリとした毛並みは季節柄仕方ないと思いますが
馬体のハリももうひとつかも。

【エリンコート】
(11オークス)
エリンコート11オークス
(11エリザベス女王杯)
エリンコート11エリ女
(京都牝馬S)
エリンコート12京都牝馬S
上半身から腹回りにかけて充実しているというより
絞れていない印象。馬体の出来自体は昨秋も良かっただけに、
精神面の復調があるかどうか・・・。
上半身が勝った馬体で京都への適性は微妙。

【ダンスファンタジア】
(11桜花賞)
ダンスファンタジア11桜花賞
(11NHKマイル)
ダンスファンタジア11NHK
(京都牝馬S)
ダンスファンタジア12京都牝馬S
まだ幼さの抜けていない表情。
時期的に馬体のハリももう一歩という感じです。
力の要る馬場に向いた後肢、京都でのキレ勝負では
分が悪そう。持続質の脚が使えそうな点は評価
出来ますが・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

京都牝馬S(馬体について1)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【ショウリュウムーン】
(11ヴィクトリアマイル)
ショウリュウムーン11VM
(11クイーンS)
ショウリュウムーン11クイーンS
(京都牝馬S)
ショウリュウムーン12京都牝馬S
昨秋の腰が少し落ちた態勢から回復。
この馬らしいバネを感じさせる馬体に戻ってきました。
見た目どおりに走らない面がある馬ですが(爆)
今回は十分に力を出せる仕上がりだと思われます。
下半身の充実度、クビ差しの力強さ、適性に関しても
問題なし。あとは展開と能力との兼ね合い。

【エーシンリターンズ】
(10ローズS)
エーシンリターンズ10ローズS
(10秋華賞)
エーシンリターンズ10秋華賞
(京都牝馬S)
エーシンリターンズ12京都牝馬S
間が空いた写真ですが、大きな変化は感じられません。
大きく盛り上がった下半身、クビ差しの力強さ、角度など
シルエットは京都向き、このレースへの適性は
十分だと思われます。時期的に毛ツヤは微妙ですが
太目感もなく、力は十分に出せそうです。

【レディアルバローザ】
(11クイーンS)
レディアルバローザ11クイーンS
(11エリザベス女王杯)
レディアルバローザ11エリ女
(京都牝馬S)
レディアルバローザ12京都牝馬S
体重の変動以上に緩かった昨秋の復帰戦から
しっかり絞り込んで状態は良化。
筋肉には実が入ってきた様子で立ち姿のバランスも
向上していると思います。
良化に期待しても良さそうかと。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

京都牝馬S(過去の勝ち馬の馬体について)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)の過去の勝ち馬の馬体写真を並べてみました。

【ショウリュウムーン】(11京都金杯)
ショウリュウムーン11京都金杯

【ヒカルアマランサス】(10京都牝馬S)
ヒカルアマランサス10京都牝馬S

【チェレブリタ】(09京都牝馬S)
チェレブリタ09京都牝馬

【アドマイヤキッス】(08京都牝馬S)
アドマイヤキッス08京都牝馬S

【ディアデラノビア】(06エリザベス女王杯)
ディアデラノビア06エリ女

【マイネサマンサ】(06京都牝馬S)
マイネサマンサ06京都牝馬S

【アズマサンダース】(05京都牝馬S)
アズマサンダース05京都牝馬S

【チアズメッセージ】(04京都牝馬S)
チアズメッセージ04京都牝馬S

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

クビがスッと長く、少し前傾気味の立ち姿。
全般的に見て軽さを感じるスマートなシルエットの馬が多い感じです。
下半身は持続質の構造ながら丸く充実しており、
どちらかと言えば下半身に偏った馬体であり、
お尻の張りだけでなく、腿の発達にも注目しておきたいところ。

高速馬場に向いた脚の作り、絞りにくい時期ではありますが
背中も落ちておらず、太目感のない馬という点も共通点でしょうか。

おおよそのイメージを頭に置いた上で今年の出走予定馬についても
見ていきたいと思います。

京都牝馬S(各馬分析3)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

ビッグスマイル】牝4 52.0 (栗東) タニノギムレット×(サンデーサイレンス)
好位、中段から差し込む脚質で、1600mに距離を延長した
チューリップ賞以降は掲示板を外しておらず、かなり安定した成績と
なっています。スローペースに巻き込まれたときに届かない形になりますが、
33秒台の末脚を常に発揮出来る馬なので、上位レースになれば
かえって流れが合うかもしれません。ここで結果を出して飛躍に期待。

プロヴィナージュ】牝7 56.0 (美浦) フレンチデピュティ×(サンデーサイレンス)
10年の京都大賞典ではハイペースを前で踏ん張って3着と非常に強い
内容を見せましたが、エリザベス女王杯を取り消して以来、
バタバタした使われ方になった影響もあってか、凡走が続いてしまっています。
得意の中距離でも前で踏ん張れなくなっているだけに、
以前の面影は残念ながらない感じ。阪神牝馬Sでは後方から差す競馬で
頑張っているので、距離短縮がマイナスだとは言えませんが
年齢的にも急な復活は期待薄かと。

メルヴェイユドール】牝5 53.0 (栗東) フジキセキ×(デイクタス)
昨年は夏からタフに使われ続けて良化、年明けに1000万下を
後方から差し切って勝ち上がりました。
それほど速いペースではなかったものの、前の馬が早仕掛けで
脚が極端に止まったものなので、見た目どおりの評価は微妙。
重賞で好走を期待するのはかなり厳しいと言わざるを得ないと思われます。

ライステラス】牝4 53.0 (美浦) ソングオブウインド×(スピードワールド)
阪神JF3着、チューリップ賞2着と頑張りましたが、桜花賞で12着に
大敗したあとは4戦連続二桁着順。ここ2戦は短距離に戻していましたが、
前で踏ん張りきれずに結果が出ていません。
今回は休養明けで改めてマイルに戻すことになりますが、
1600mはまだ未勝利、スタミナがあるタイプではなさそうです。

レジェトウショウ】牝6 54.0 (美浦) キングヘイロー×(ジェイドロバリー)
昨夏に1200mで1600万下を勝ちましたが、その後はまた低迷。
1600mは1戦しかしていないものの、後方から何も出来ずに
11着と敗退しており、ここにきて改めて距離を延長しても
期待するのは難しい状況。年齢的にも推せる材料に欠けてしまいます。

レディアルバローザ】牝5 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(Tejano Run)
昨年の京都牝馬Sでは4着と惜しくも届かずに終わりましたが
中山牝馬Sを制し、ヴィクトリアマイルでも3着と健闘しました。
昨秋は太目残り気味に復帰した影響もあってか、思ったような
結果を出せずに終わってしまいましたが、昨冬も大敗からの
巻き返しだっただけに、休養を挟んでの良化があれば
実力的にはメンバーでも上位クラス、侮れません。

京都牝馬S(各馬分析2)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サワヤカラスカル】牝7 54.0 (栗東) ラスカルスズカ×(サクラバクシンオー)
ポツポツと好走がありますが、最後に勝ったのは10年の秋。
それ以降は掲示板もない成績が続いています。
これまでの良績は1400m以下に限られており、1600mは少し長い感じ、
後方からの脚質でズブくなっている点を加えても、ここでの良化は
期待しにくい状況です。

ショウリュウムーン】牝5 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(ダンスインザダーク)
昨年の京都牝馬Sでは体を大きく使う走りが久しぶりに戻ってきて
豪快に差し切り勝ち。しかし、その後の重賞では4戦して3着以内ゼロと
不安定な成績になってしまっています。
昨秋はOPで1着、3着と好走しており、実力的には・・・重賞には
一枚足りず、展開がハマるのを待つというくらいの評価で良さそうです。
前が残る形のレースでは基本的に洋ナシ。
前崩れになりそうな場合のみ要警戒、という感じでしょうか。

スイートマトルーフ】牝6 54.0 (栗東) スペシャルウィーク×(Green Desert)
4戦連続で二桁着順と凡走したあと、前走の1600万下を勝利。
馬体重の増減が激しく、気性的にも難しい面がありそうです。
基本的には前につけて粘り込むスタイルですが末脚の伸びは微妙。
重賞では完全に頭打ちになっており、マイルへの短縮も脚質的に
マイナス材料になりそうです。

スプリングサンダー】牝5 54.0 (栗東) クロフネ×(Kingmambo)
好走は1400m以下に限られており、内回り巧者の典型的な
クロフネ産駒という印象。湿った馬場で末脚を活かすこともありますが
基本的には前につけて粘り込むジリ脚っぽいタイプ。
昨年のサングレアズールの例があるだけに侮れませんが
適性面から推せる材料はなさそうです。

ダンスファンタジア】牝4 53.0(美浦) ファルブラヴ×(サンデーサイレンス)
期待の良血馬ながらフェアリーSを勝ったあとはOPの3着があるだけ、
昨秋に馬体を増やして充実してきている点は好感がもてますが、
成績が伴っていないだけに急な良化は期待しにくい状況。
湿った馬場が合わないので良馬場なら前進があるかもしれませんが
現状では推せるだけの内容を示していません。
早い段階で短距離を試してもらいたい1頭ですが・・・

ドナウブルー】牝4 52.0 (栗東) ディープインパクト×(Bertolini)
極端に馬格がなく、後方からだと外を回す注文がついてしまいます。
ここ2戦は湿った馬場の中、前につける競馬をして好走していますが、
前々走では同じ位置につけていた馬にキレ負けしており、
この馬の良さが出せていない感じ。後方から思い切った競馬をした方が
合いそうですが、届くかどうかはかなり微妙。

続きます。

京都牝馬S(各馬分析1)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)の出走予定馬について見ていきたいと思います。
登録頭数が18頭・・・微妙ながらフルゲートに近いレースに
なりそうですね(^^;

アスカトップレディ】牝5 54.0 (栗東) アドマイヤボス×(Shaadi)
京都金杯でも3着と好走、京都では(2-2-2-1)と4着を外しておらず
非常に安定した成績となっています。
好位の前辺りを追走することが多い馬ですが、流れが速ければ
前走のように中段待機から内を突く競馬も出来るのが強味。
重賞では1枚足りない面を見せていますが、しぶとい脇役として
押さえておきたい1頭になりそうです。

エオリアンハープ】牝6 54.0 (美浦) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
東京、新潟を中心に使われており、関西遠征は初めてとなります。
後方からの脚質で非常に安定して末脚が使えていますが、位置取りの関係で
届かない事が多く、成績は不安定。馬格がないので外を回す形になるのも
ロスになりやすいようです。前走で+10kgと馬体を増やし、
自己最大体重を記録、ここで絞れたら良化が望めそうですが
万が一、更に増えているようだと危険。当日の増減には要注意だと思われます。
年齢的に厳しいですが、ハマれば怖い1頭かも。

エリンコート】牝4 56.0 (栗東) デュランダル×(Bluebird)
3連勝でオークスを制しましたが、昨秋は3連続二桁着順の大低迷。
体重をグッと増やして見た目には充実してきているものの、
絞れていない分、重い感じで後方からの競馬になってしまっています。
京都は5戦して3着以内ゼロと鬼門となっている点でも
ここで復活は期待しにくいかと。

エーシンリターンズ】牝5 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(キャロルハウス)
安定して前につけることが出来る脚質ですが、スロー過ぎるとキレ負け、
ハイペース過ぎると巻き込まれて失速、と流れに左右されるタイプで
展開に注文がつきそうです。桜花賞3着があるように、能力的には
世代上位のものがあるので侮れず、昨春にグッと馬体を戻している点も
好感がもてます。今回は6ヶ月の休養明け、ポン駆けもある程度
こなせる馬だと思いますが、出来には要注意。

クィーンズバーン】牝4 52.0(栗東) スペシャルウィーク×(Ogygian)
デビュー当時はダートで使われていましたが、昨秋の復帰からは芝転向。
京都1600mでは2戦して1着、2着と良績を残しています。
かなりのスローペースで逃げており、最後は少し鈍りがち。
他に競りかけて来られるようだと脚が残るかは微妙なところかも。
馬格がないので斤量が軽くなるのはプラスになりそうですが
実力を展開で誤魔化せるかどうか・・・

コスモネモシン】牝5 54.0 (美浦) ゼンノロブロイ×(Singspiel)
昨年の京都牝馬Sでは9着に破れましたが、その後の重賞戦線では
超ハイペースに巻き込まれたヴィクトリアマイルを除けば
2着2回、3着2回、4着1回と安定して好走を続けています。
使われつつ馬体を増やしているのも好感がもてます。
中段から差し込むスタイルですが突き抜ける脚はなく、
勝ち切れないのが悩ましいところ。
京都ではカシオペアSで前につけての2着がありますが
それ以外は凡走しているだけに、適性面では少し割引が必要かも。

続きます。

京都牝馬S(体重別実績)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)、今回は斤量負担について
見ていきたいと思います。

【体重別実績:京都牝馬S(02年~)】
京都牝馬S体重

牝馬限定戦だけあって、かなり馬格が小さい馬も多く出走しています。

460~480kgのゾーンが5勝、2着2回とリード。
出走数は少なくなっていますが480~500kgのゾーンも
割合からしても好走していると思われます。

表では分類されていませんが、440~460kgのゾーンの中を
見てみると、ほとんどは460kg寸前の馬。
440kg台、さらにそれを切る馬というとなかなか厳しいようですね。

キストゥヘヴン、ディアデラノビア・・・馬格がなくとも
実績を残してきた有力馬については例外的に好走が期待出来そうです。

実質斤量負担別実績
京都牝馬S斤量

好走の上限は・・・12.5%
かなりはっきりと線が引かれています。

ただし、12.%を超えて勝っているのは
・アドマイヤキッス
・ディアデラノビア
・ビハインドザマスク


といった実績のある有力馬ばかり。

2着に入っていたチアフルスマイルやマイネアイルもかなりの実績馬なだけに
重賞で結果を出していない馬については12.0%が上限になりそうです。

京都牝馬S(年齢別実績)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:京都牝馬S(02年~)】
京都牝馬S年齢

4歳馬が5勝とリード。
ここ3年は4歳馬が3連勝を飾っています。

5歳馬も3勝、2着、3着の成績を合わせると最も優秀な成績と
見て良さそうです。

6歳馬も頑張っていますね。
ただ、ここ4年では3着が1回あるだけで若い馬の勢いに
屈している感じ・・・巻き返しがあるでしょうか。
直近の重賞で好走をしている衰えの少ない馬、
以前に京都牝馬Sで好走をしているリピーターなどは要注意。

基本的には若い馬が優勢、4歳、5歳が中心で6歳はヒモ候補、
という構図になっている印象です。

7歳以上となると・・・出走頭数自体も少ないわけですが、
成績もガクッと落ちて05年に3着が一度あるだけ。
この年は全体的なレベルに疑いがあり、重賞未勝利のエリモピクシーが
7歳にして押し出された1番人気となっていました(爆)
うーん、かなり例外的な扱いで良さそうです。

今年の登録馬の年齢
★7歳
サワヤカラスカル
プロヴィナージュ

★6歳
エオリアンハープ
スイートマトルーフ
レジェトウショウ

★5歳
エーシンリターンズ
アスカトップレディ
コスモネモシン
ショウリュウムーン
スプリングサンダー
メルヴェイユドール
レディアルバローザ

★4歳
エリンコート
クィーンズバーン
ダンスファンタジア
ドナウブルー
ビッグスマイル
ライステラス

若い馬の登録が多く、実力、近走の勢いからしても
4歳、5歳の対決になりそうです。

ショウリュウムーンが連覇を果たすようなら、日経新春杯、
AJCC、平安Sに続いてキングカメハメハ産駒の重賞連勝が続くわけで
そういう意味でも注目してみたいと思います(^^)

京都牝馬S(展開分析)  担【けん♂】

京都牝馬コース
※京都1600mのコース図と京都牝馬S(01年~)のラップ平均

京都牝馬Sが行われる京都1600m(外回り)について見ておきたいと思います。

向こう正面のポケットからスタート、いきなり長い直線。
400m過ぎから上り坂になることもあって、その前に展開を握りたい
逃げ馬が揃うと先行争いが激化しやすい感じです。

ただし、確固たる逃げ馬がいない場合にはそれほどペースがあがりにくく、
極端に速いか遅いかという二極化になりやすい印象。
牝馬限定戦ということで、基本的にはスローになりがちですが、
この辺りは先行馬の質に注意したいと思います。

3コーナーからはカーブしながら下り坂、後半は11秒台のラップを
刻み続ける展開になるので後半にペースアップした場合は
後方から位置を上げていくのはかなり難しいかもしれませんね。

上記のコース図の下に馬場状態別に平均ラップを記しましたが、
京都牝馬Sはここ11年で5回が稍重~と湿った馬場になりやすい
レースとなっています。
馬場が湿った場合はスタートがゆったりしやすいだけでなく、
下り坂でブレーキを踏みながらになる場合が多く、
後半の加速度が低い傾向が出ています。
4コーナーでの隊列にも影響するので天気の動向には注意が必要に
なると思われます。

4コーナーは角度がそれほど厳しくなく、前が止まるようなら
馬群はグッと縮まっての追い出しになりますが、前が速いと隊列は
長いままで直線に突入。展開はガラリと変わる印象です。

もうひとつポイントがあるとすれば、コーナーリングの仕方でしょうか。
開催時期の関係で内が荒れやすかったり、馬場が湿ったりすることがあるので
各馬が外に開いて行きがちなレース。

稍重となった09年は後方から内側へショートカットしていった
チェレブリタが荒れ馬場適性を活かして抜け出しましたが、
2着には湿った馬場が苦手なはずのレインダンスが外を回して飛び込んでいます。
10年も稍重となり、大きく外を回したヒカルアマランサスが後方一気。
湿った馬場だと外伸びになることも覚えておきたいですね。
天気により、どのコース取りが良いかもレースに大きく影響しそうです。

★過去の上位馬の4コーナー位置取り
    1着→2着→3着
11年 10 12  5(番手)
10年 15  2  1 ※稍重
09年 11 10  2 ※稍重
08年  4  2  7 ※重
07年 10  3  6
06年  1  8  3
05年  7  2  4
04年  5  1  8
03年  4  4  2
02年 11  3  6 ※重
01年 10  2  5 ※稍重

後方からの馬が目立ちますが、逆にそれ以外は前の馬という
前と後ろが入り混じった傾向が出ています。
特に馬場が湿ったときには後方からの馬が良く来ていることに注意。

京都1600mは前傾ラップか後傾ラップかで大きく性格が異なってきますが
京都牝馬Sの場合は過去20年で前傾ラップになったのは3回しかなく、
極端に前半が速くなるのはかなり稀な感じ。
基本的に前半800mは47秒台後半から48秒台の
スローで流れることが多いようです。

展開としては前が有利になりやすいですが、馬場状態やペースによって
上手くコース取りが出来たキレのある差し馬が飛び込んでくる、
そんなイメージで考えておきたいと思います。

AJCC回顧(実力どおり)  担【けん♂】

雨は止んだものの、不良馬場となった中山競馬場でAJCC
行われました。

力関係的にはカッチカチに堅いレースになりそうですが、
雨の影響があるだけに、万が一の波乱も・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎ルーラーシップ
2着△ナカヤマナイト
3着▲ゲシュタルト

7着×ネヴァブション
10○リッツィースター

※全着順は→ココ

揃ったスタートから先手を奪ったのは・・・まさかのトーセンレーヴ。
ルメール騎手なら前に行くとは思っていましたが、ハナを奪うとまでは
考えていませんでした(^^;

2番手にはサンテミリオン、外からツクバホクトオーが少し
競りかけ気味に追走。

逃げを期待したリッツィースターは離れてその後ろ。
重馬場適性に期待したものの、展開を作れないようでは厳しいですね。
スタートでは競りかけて行ったものの、そこから下げてしまったのは残念です。

中段にゲシュタルト、ナカヤマナイト。
その後ろをゆったりとルーラーシップ。

先行気味に行くことを期待したベテラン、ネヴァブションは
下げて後方へ・・・さすがにこの位置では何もすることが出来ません。

12.6-11.3-13.4-13.2-13.3-12.5-12.4-12.3-12.1-12.0-12.2
前半1000m 63.8
後半1000m 61.0

後半1200mラップ比較
AJCC結果

考察で出てきたAパターン(後半加速型)、Bパターン(消耗戦型)
平均と今年のAJCCを比較してみました。

グラフの形は・・・Aパターンに近いわけですが、
不良馬場ということもあって加速度は相当低い形。

前半が超スローだっただけに、もう少し流れるかと思いましたが
下り坂で滑らないようブレーキをかけながら進んだという感じです。
トーセンレーヴは脚が長い体型で、明らかに重馬場に対する
適性は低いタイプのようですね。

ゆったりと加速していく流れになったのは後方に控えた
実力馬にとっては願ってもない展開。
徐々に位置を押し上げてコーナーに向けて隊列が縮んでいきました。

外を回してナカヤマナイト、内をすり抜けてゲシュタルト、
さらに大きく外をぶん回してルーラーシップ

内が荒れて外伸びの馬場になっている影響も大きかったと思いますが、
金鯱賞と同様の騎乗でルーラーシップが末脚の違いを見せつけて
あっさり3馬身差の大圧勝。

2着にはナカヤマナイト、3着にはゲシュタルト・・・
うーん、カッチカチです(笑)

2、3着は力の差というよりコース取りの差という印象。
かといってゲシュタルトが外を回して伸びるかは微妙ですが・・・

レース後のコメント

1着 ルーラーシップ(福永騎手)
1番人気だったので結果を出せるように乗りました。
スタートは、ゲートの中でゴソゴソしていましたが、ある程度出て行きました。
前めで競馬をしたかったが、折り合いを重視して行きました。
縦長の展開でペースも遅かったので、早めに動けるように馬場のいい外めを通りました。
早めにゴーサインを出して、ナカヤマナイトという目標もあり、
直線ナカヤマナイトを交わせば勝てると思いました。手応えも余裕がありました。
能力の高い馬で、GIを狙える素質を持っていると思います


(角居勝彦調教師)
折り合いもつくようになってきて、強かったと思います。
いい形で今年のスタートを切れました。この後のローテーションは流動的です。
オーナーと相談してから…


2着 ナカヤマナイト(柴田善騎手)
馬の状態は良かったです。(馬場ですか?)どうだろう…。
まだ成長段階の馬ですからね


3着 ゲシュタルト(蛯名騎手)
行かないで、という指示でした。いい感じで運べたと思います。
ただ、1、2着馬は強かったです。
まだ本気で走っていないようなところがあるんですが…


5着 トーセンレーヴ(ルメール騎手)
スタートも良く、パワーがあるので前に行きました。
最初の200mはリラックスして行けましたが、他馬に来られてからは
ハミを噛んで力んで走っていました


伏兵が伏兵らしい競馬をしなければ実力馬で決まる
当たり前過ぎる結果だったという印象です。

勝つべき馬がしっかり勝って・・・出きれば国内路線を
進んでもらいたいんですが、どこに向かうのかにも注目したいと思います。

09年度種付け頭数について  担【けん♂】

まだ先の話ですが、今年の夏にデビューする産駒について
ちょっと見ておきたいと思います。

今年登場するのは10年に生まれた産駒。
つまり種付けは09年に行われた世代となります。

生産界の動向はその年のクラシックの状況に強く影響される傾向があります。
09年のクラシック戦線をふり返ってみると・・・

牝馬ではブエナビスタレッドディザイアが大活躍。
他の上位馬もかなりレベルが高く、大いに盛り上がった年でした。

牡馬ではロジユニヴァースが注目されましたが、驚異的な末脚で
皐月賞を制したのはアンライバルド
こちらも上位は高いレベルで混戦、面白いレースでしたね(^^)

ブエナビスタだけでなく皐月賞2着のトライアンフマーチ、
ダービー2着のリーチザクラウンもスペシャルウィーク産駒
シーザリオが活躍した年に種付けされた世代であり、
SS系の中では最も多く交配されていた年でした。
スペシャルウィークは母系の良さを素直に出す傾向があるようなので
こういう肌馬の質が上がった時には要注意だと思われます。

ネオユニヴァース産駒はこの年が初年度。
いきなりクラシックの活躍馬を出し、生産界に衝撃が走ったと思われます。
自身も2冠馬ではありましたが、正直現役時代の評価はそれほど
高かったわけではなかっただけに、これほど優秀な種牡馬になるとは驚きでした。

レッドディザイア、アントニオバローズといった活躍馬を出した
マンハッタンカフェも注目を集めました。

逆に・・・期待を裏切った形となったのはキングカメハメハ
初年度産駒からはフィフスペトルが出ましたが、
距離適性にも疑問がある感じになり、結果的に期待外れという印象でした。

こうした傾向を踏まえて、09年の種付け頭数の変化について
見てみたいと思います。

上昇が期待出来そうな種牡馬

★ネオユニヴァース
・251→169→251(頭)

過去最多頭数タイの種付け頭数に戻りました。
SS系だけでなく、全種牡馬中でも最多の交配数。期待出来そうです。

★スペシャルウィーク
・126→95→142

回復傾向にあることはたしかですが、活躍馬を出した頃は
200頭を超えていただけに過剰な期待はしにくいかも。
質の良い肌馬がいれば注目。

★マンハッタンカフェ
・164→154→196

同じく回復傾向。200頭を超えていた頃には戻っていませんが
復権があるかもしれません。このあとも増加傾向・・・楽しみです。

★アドマイヤムーン
・138→195

種付け頭数を絞っていた初年度から一気に増加。
エンドスウィープの後継種牡馬はどの馬も産駒を増やし続けており、
期待したいですね。

★マイネルラブ
・79→144→175

さりげなく?活躍馬を出していますが(爆)大物というと微妙。
増加している今年も成績が良いわけではないだけに・・・

★ウォーエンブレム
・39→69

交配に苦労している特殊な種牡馬ですが、今度の産駒は過去最多。
精度の高い種牡馬だけに要注目かも。

★サムライハート
・104→114

自身の成績は微妙ながら超良血種牡馬だけに評価は上昇傾向。
今年の産駒にも活躍馬が出てきているので注目しても・・・

★チチカステナンゴ
・152

先日、残念ながら訃報が流れてしまいましたが、今年が初年度産駒となります。
かなり良質の牝馬に交配されているようなので楽しみにしたいですね。
ダイワスカーレットの仔にも注目♪

引き続き頑張れそうな種牡馬

★アグネスタキオン
・202→229→198

残念ながらラストクロップとなります。
種付けシーズン途中で死亡したので数は減っていますが、
質は高いようですので期待したいです。

★シンボリクリスエス
・169→217→207

産駒が増えた今年はとうとう悲願の芝のGⅠ馬が誕生。
引き続き数が多い来期も期待出来そうです。

★クロフネ
・159→211→212

★ゴールドアリュール
・159→204→186

★ハーツクライ
・109→148→144

★フジキセキ
・160→223→203

期待度が下がりそうな種牡馬

★キングカメハメハ
・216→202→145

一気に産駒が減ってしまいました。来期はまた増加しますので
活躍馬が出るのはまだ先になりそう。

★ディープインパクト
・206→216→171

質は相変らず高そうですが、産駒が減って勢いに翳りが出てきそうです。

★ゼンノロブロイ
・158→158→116

種牡馬デビュー時期が悪かった印象(爆)思った以上に優秀な種牡馬だと
思われますので産駒が減るのは残念です。来期は一気に産駒が増加。
復権は次の産駒に・・・

★ダイワメジャー
・223→181

産駒がデビューする前に頭数が減る、というのはかなり微妙。
来期はさらに減少傾向なだけに馬産地の評価は良くないのかも。

★タニノギムレット
・240→191→120

★サクラバクシンオー
・156→130→116

★デュランダル
・70→201→153

★リンカーン
・188→153→133

★ロージズインメイ
・153→160→66

かなり強くプッシュされていた種牡馬ですが・・・結果が伴わないと
一気に干されてしまうのが辛いところ・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
POGだけでなく、来年のクラシックの展望などにも
役立てたいですね(^^)

AJCC最終予想  担【けん♂】

土曜の中山は雨の中となり、勝ち馬の上がりは35秒台から場合によっては
37秒台というズブズブの状態になっていました。

関西では晩になって更に雨がきつくなっており、明日の中山も
ずっと雨予報で変わらず・・・相当な重馬場、もしかしたら
不良馬場になってくるかもしれません。

AJCC(中山2200m)についてまとめていきたいと思います。

オッズ的にも1強状態。先週と同じく買い方が悩ましいレースに
なりそうです。
ルーラーシップ以外の馬を見渡すと古馬重賞を勝っているのは
9歳馬のネヴァブション、8歳にしてせん馬となったアブソリュート、
オークス馬ながら3戦連続二桁着順のサンテミリオン・・・
うーん、どう見ても勢いがあるとは思えません(爆)
若い勢力の台頭に期待したいものの、果たしてどこまで信用出来るか・・・

これまでの考察
展開分析→ココ
年齢別実績→ココ
体重別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について→ココ
斤量負担分析→ココ
展開分析2→ココ
ラップ適性分析1→ココ
ラップ適性分析2→ココ
展開想定→ココ
重馬場適性分析→ココ

基本的に前有利なレースであり、今回はスローから加速していく
流れになればその傾向はさらに助長されそう。
位置取りは大きく影響しそうです。
不良馬場になるかもしれない、ということで
35秒台以上の上がりになったレースで結果を出している馬を重視。
重馬場適性にも注目したいところです。

今回の予想
◎ルーラーシップ
○リッツィスター
▲ゲシュタルト
△ナカヤマナイト
×ネヴァブション

ルーラーシップは馬体の出来も良く、能力、実績ともに完全に格上。
瞬発力勝負でも結果を出していますが、不良馬場でも外を回して
圧勝しており、上がりが掛かる馬場でも問題なく好走できそうです。
横綱相撲をし過ぎると前を残す可能性もありそうですが、
圧倒的な支持を受けた1番人気の馬では慎重に勝ちに行く競馬が出来る
福永騎手ならば、積極的に仕掛けて行ってくれそうです。

リッツィスターは平坦巧者である可能性があり、格の上でも
かなり足りない印象ですが、自らペースが作れそうであり、
重馬場を活かしての逃げ残りに期待。
上手く4コーナーで突き放す競馬が出来れば大金星も・・・?

ゲシュタルトは極端に馬場が渋るのはマイナスになりそうですが
ある程度湿った馬場をこなせる馬だけに、好位から先に抜け出す
競馬が出来ればチャンスがありそうです。
後半に加速していく流れに適性があり、能力は出せそうですが
勝ち切れていないだけに、ヒモ候補までかも。

ナカヤマナイトは血統的には重馬場適性に期待出来そうですが
これまでのところ、速い上がりのレースでしか結果を出せていません。
2000m以上のレースでは今回の展開に合った経験を
していないのもマイナス材料になりそうです。
今回は上手く前につけて行けることに期待して押さえまで。

最後は悩みましたが、リピーターのネヴァブションを一応候補に
組み入れておきたいと思います。
展開やコースに対する適性は十分、重馬場もこなせる血統、
問題は年齢と骨折明け1戦ですぐに良化が望めるかどうか・・・
内枠から積極的な競馬をしてくれることに期待したいと思います。

トーセンレーヴはなんと言ってもルメール騎手が怖いですが
速い上がりでしか結果が出ておらず、これまでのレース内容も微妙。
ここで結果が出せれば先行きが楽しみですが、馬券的には
嫌ってみたい1頭になりそうです。
この馬を買うくらいならいっそツクバホクトオーをちょっと欲ボケで
狙ってみたいかも(笑)
不良馬場の新潟2歳Sで2着もありますしね(^^;

先週同様、ハイリスクローリターンになりそうなレース。
ちょっとハイリターンな遊び心を出して狙ってみたいと思います(^^)