けいけん豊富な毎日

スプリンターズS(斤量負担分析)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について、もう少し見ていきたいと
思います。
大阪は雨が降っていますが、天気予報では明日も明後日も中山は曇の見込み。
天気の影響も出てくる可能性があるので、動向には注意しておきたいですね。

実質斤量負担:スプリンターズS】
スプリンターズ斤量負担

過去の条件的には480kgを切ると特別な馬しか好走出来ていません。
特に06年以降はローレルゲレイロが勝ったのみで、他は3着以内もない
状態
が続いています。
出走頭数の割合からすれば牡馬、牝馬の好走率には差がありませんが、
牝馬でも比較的大型の馬が好走しているようですね。

馬格が大きいタイプが多いだけに差し馬に関しては揉まれてしまうと
厳しいと考えられます。大きく外を回しても・・・ロスがあるわけで
デュランダルクラスの末脚がないと難しいのかもしれません。
サマーシリーズで好走してきたエーシン勢2頭には厳しいデータです。
久しぶりの短距離出走とばるフィフスペトルも外外を通って・・・
というのはかなりの不安材料かと。

480kg以下の馬はGⅠ級の馬に限る・・とすると残るのは
ロケットマンだけになりそうです(^^)

実質斤量負担では12.0%までは好走があるので
引っかかるのはフィフスペトルのみ。

ただし、過去の条件的に勝ち切るとなると11.5%以下となっており、
日本の馬でも条件を満たすのは約半分程度に絞られてきそうですね。

この条件でもGⅠクラスの馬は例外扱い。
ロケットマンは前走で59.5kgを背負って5馬身差の圧勝。
今回の負担重量を問題にする馬だとは考えられません。

ラッキーナインも中間で10kg以上体重を戻しているようです。
斤量も減って、実質斤量負担の面ではグッと楽になるはず。
要注意と見て良さそうですね(^^)

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スプリンターズS(中間雑感、有力馬整理)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について、ざっと見てきたところで
ちょっと頭を休めつつ整理してみたいと思います。

当初から、というより1年前から追い続けてきたロケットマン
来日してくれて、正直気持ちの上では完全に入れ込み気味(爆)
実績だけで言えば、日本の馬が太刀打ち出来るような馬ではなく
単勝オッズは1.1倍でも仕方ないくらいだと思うわけですが
適性>能力、ということもしばしば競馬では起り得ます。
情報不足、適性不明といったことからせめて・・・2倍はついて
欲しいなぁと皮算用をしている次第(爆)

レースぶりを何度も見直していますが、スパッと伸びるタイプではなく
消耗戦に持ち込んで相手を振り落としていくような感じですね。
今回はガンガン飛ばす先行馬が不在のため、コーナーで急加速が
入るような展開になると隙があるかもしれません。

まぁそれでもロケットマンと心中するつもりですけどね(笑)

ラッキーナインも強いと思います。まだこれからの馬ですが
今年の結果を元に、来年以降も日本にたびたびやってくることに
なるんじゃないでしょうか(^^;
初の海外輸送、59kgの斤量、久しぶりの距離短縮といった
悪条件をあっさりとクリアして前走では2着と好走。
順調に調整されているようで、今回はさらに上昇が見られそうです。

グリーンバーディーの4着(降着)にはショックを受けました。
正直、このところの実績は芳しくなく、レーティングもグッと
下がっているわけで、この馬にここまで頑張られてしまったのは
日本馬の層の薄さを露呈してしまった感じで悔しい限り。
前が止まってこその脚質なので、本番で上昇があるとは
考えにくいですが、日本陣営次第では・・・

ダッシャーゴーゴーはこれまでもずっと疑いの目で
見続けているわけですが(爆)やはりちょっと足りない気がして
仕方ない馬です。中盤が緩んだレースで結果を出しており、
本格的な消耗戦では脱落・・・昨年とは馬の出来が違うだけに
期待感もありますが、過信は禁物かと。
サクラバクシンオー産駒自体がこのレースは勝ち切れない印象があります。

カレンチャンは馬体もグッと力強くなってきており、
さらに上昇を期待しています。
それなりに良い内容のレースぶりで勝ってきていますが、
短距離重賞の常連クラスとの対戦がなく、力関係がイマイチ
明なのが気になるところ。
スリープレスナイトの面影を重ねて見るにはまだ早いのかも・・・

エーシンヴァーゴウ、エーシンリジルはともに今後が楽しみな馬ですが
サマーシリーズを使ってきただけに、上積みはなさそう。
特にエーシンリジルは前走で脚が止まったところを見せており、
ちょっと無理し過ぎな印象です。
どちらも馬格がない点も微妙・・・。

日本のトップクラスを知る馬、ということでビービーガルダンにも
注目したいところですが、年齢的にもここで好走してしまうと
他の馬が・・・(爆)
以前に比べてレース巧者になってきた印象があるので
上手く流れに乗れば怖い1頭だと思います。

サンカルロ、トウカイミステリー、サンダルフォン、アーバニティは前崩れ待ち。
ヘッドライナー、パドトロアは前で粘るにはスタミナ不足。

万が一、ロケットマンの単勝オッズが低過ぎた場合は
馬単を2点くらいに絞っての勝負でしょうか。
いずれにしろ、打ち上げまでのカウントダウンが始まっている感じですね(笑)

不完全燃焼で終わらないことを祈りたいものです(^^)

GⅠに向けて・・・(元POG馬が出撃!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
いよいよ来週はけん♂厩舎から先陣を切ってマトゥラーが出走予定。
1位指名馬がPOG期間中にデビューするのは・・・初参加のときの
ミステリアスライト以来、ということで本当に楽しみです。
なんとか怪我などないよう、無事に行ってもらいたいですね。

先陣を切って、と書いたものの過去の「わくわくドキドキPOG」の中では
これまで9月12日が最遅の初出走記録だったわけで、10月の第2週
というのは大幅に記録更新(笑)
まったく嬉しくないタイトルを手にすることとなりました。

順調に行けば10月にはもう1頭か2頭くらいはデビューに
漕ぎつけられるかもしれません。
やっと迎えた開幕、これから巻き返していけたらと思います(^^)

ってなわけで、今週も元POG馬について・・・

・兵庫特別(阪神2400m)  ギュスターヴクライ  ビンナ
・市原特別(中山D1800m) スーブルソー     後藤
・未勝利戦(中山D1200m) ファステストスター  石橋脩


前走では大逃げの馬をとらえ切れず惜しい競馬になってしまった
ギュスターヴクライが秋2戦目に臨みます。
ここを上手く通過出来れば・・・菊花賞への出走も見えてくるだけに
必勝態勢で頑張ってもらいたいものです(^^)
けん♂厩舎から初のGⅠ出走なるか・・・

ダート転向後は(3-1-1-0)と素晴らしい走りを見せてくれている
スーブルソー。ハナ出血、骨折となかなか順調に使えていませんが
そろそろ体質も安定してきたようで、ここはなんとかあっさり
通過してもらいたいものです。

遅れに遅れた新馬戦でいきなり骨折という憂き目にあった
ファステストスターが最終勝ち上がりを目指して未勝利戦に出走。
高い素質を謳われていた馬ですが、体質の弱さは・・・厳しかったですね。
なんとか勝ち残って次につなげてもらいたいものです・・・。

昨日は元POG馬の出世頭、ミラクルレジェンドが交流重賞
レディスプレリュードに出走しました。

昨冬に2戦続けて苦杯をなめさせられたラヴェリータとの再戦というだけでなく
他にも京浜盃、羽田盃、東京ダービーを連勝した新鋭クラーベセクレタ
ダートは初挑戦ながらフィリーズレビューを制したフレンチカクタス
交流重賞上位の常連ブラボーデイジーなどライバルも多数・・・
今後を占う大事な一戦となりました。

レディスプレリュード


直線で外に出したミラクルレジェンドは持ち前の鋭い末脚を発揮!
大型馬と馬体を合わせての追い比べでは小柄なこの馬は不利なので
内での競い合いを尻目に馬場中央を突いた岩田騎手の判断はさすがでした(^^)

圧勝で重賞3勝目をゲット!ライバルのラヴェリータにリベンジ
出来たのは大きいですね。

レース後のコメント
1着 ミラクルレジェンド(岩田康誠騎手)
スタートも良く出てくれましたし、凄くいい位置でレースができました。
3コーナー手前までは思いどおりのレースだったんですが、先にラヴェリータが
動いてくれたんで、その後を付いていっただけですね。
最近3~4コーナーがズブい点があるんですけど、直線に入ったら
必ず伸びてくれる馬なんで一所懸命に追いました。今日は前に目標があって
馬もスムーズに伸びてくれましたし、1頭になるとフワフワすることがあるので、
それだけ気をつけてレースをしました。JBCが最終目標なんで
これからも頑張って行きたいと思います


強烈な伸び脚がハマれば念願のGⅠ奪取の可能性も十分にありそう。
今後の活躍に大いに期待したいと思います(^^)g

※半妹のアムールレジェンドも私のPOG指名馬。
 姉に負けない活躍を期待したいものです♪

スプリンターズS(前哨戦評価)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)に出走する有力馬の前哨戦について
内容を見直しておきたいと思います。

CBC賞(阪神1200m)基準33.6⇔33.8
12.1-10.6-11.1-11.2-11.1-12.0
(33.8⇔34.3)

阪神で行われたCBC賞。時期が違うので単純比較は出来ませんが
セントウルSを基準にして見てみると、前後半ともに緩めである
ことがわかります。特に中盤でペースが落ち着いたのが大きいですね。
逃げて2着に残ったヘッドライナーはレースレベルの低さがプラスした格好。
後方から強引に差し切ったダッシャーゴーゴーは評価出来ますが、
前が止まり気味だっただけに過剰な期待はしにくい感じ。

高松宮記念(阪神1200m)基準33.6⇔33.8
12.1-10.8-10.7-10.7-11.4-12.2
(33.6⇔34.3)

阪神で行われた高松宮記念。このレースもヘッドライナーがペースを
握ったため、前半600mは平均通りながら少し緩め。
直線手前でもペースが落ちない消耗戦になったことで
前の馬が苦しくなる中、好位からキンシャサノキセキが圧勝。
ヘッドライナーは完全に脚が止まり、ダッシャーゴーゴーも2番手で
末脚が鈍ってしまいました(降着)中段から脚を伸ばした
アーバニティとビービーガルダンは差のない競馬、
さらに後方から突っ込んだサンカルロの末脚の威力は秀逸ですが
これらの馬は展開に乗じた印象で勝ち馬とは実力差を感じます。

セントウルS(阪神1200m)基準33.6⇔33.8
12.2-10.6-11.3-11.3-11.0-12.1
(34.1⇔34.4)

3ハロン目で急激にペースダウン。中盤が大きく緩んだ展開になり、
消耗度の低さから直線入り口で加速が入っています。
前の馬に有利な流れ、前で踏ん張ったエーシンヴァーゴウは
一応評価出来るものの、強い内容ではなさそう。
一旦先頭に立ちかけて脱落したエーシンリジルは不足、脚が止まった
ヘッドライナーは厳しいですね。
緩んだところを押し上げつつ突っ込んだラッキーナイン、
ダッシャーゴーゴーは機動力を評価出来ますが、ペースが緩んだからこそ
という感じもあって過信は禁物。
脚をためて突っ込んだサンカルロ、グリーンバーディーは
末脚は評価出来ますが、前が緩まなければ仕掛け遅れが致命的になりそう。

北九州記念(小倉1200m)基準32.3⇔35.1
11.8-10.0-10.6-11.1-11.4-12.3
(32.4⇔34.8)

ほぼ例年どおりのハイペースで前半を通過、後半はかなりの消耗戦に
なっている中、好位で粘ったエーシンリジル、エーシンヴァーゴウは
かなり高く評価出来るところ。とはいえ、ヘッドライナーも脚を
残しているだけに・・・スプリンター界の力関係を考えると少々微妙かも。
勝ち馬は展開に乗った例年通りのパターン、末脚を発揮し切れなかった
サンダルフォンは不足感。

函館SS(函館1200m)基準33.2⇔35.3
11.8-10.4-10.9-11.5-11.4-12.0
(33.1⇔34.9)

上り坂なのに前半が速くなる特殊な構造のレース。
今年も例年以上の速い流れになっており、後半は消耗戦。
2番手で脚が止まったパドトロワは力不足。
好位から脚を伸ばしたカレンチャンは強い競馬をしていますが
もう少しキレを発揮出来ても良かったかもしれませんが
休養明けで+10kgという状態を考え合わせれば十分な内容かと。

キーンランドC(札幌1200m)基準33.8⇔34.4
11.8-10.3-10.9-11.5-11.8-12.3
33.0⇔35.6)

勝ち時計自体は例年どおりですが、内容は全然違います。
前半が圧倒的なハイペースになっており、後半は消耗戦。
2番手から押し切ったカレンチャンはかなり強い競馬をしていますが
パドトロワと差をつけられなかったのはちょっと不足感。
好位から押し上げつつ脚を伸ばしたビービーガルダンは
上手く流れに乗れた印象ながら古豪が力を発揮したと評価出来そうです。

まとめ
エーシンヴァーゴウ、エーシンリジルは消耗戦で踏ん張る内容を
見せていますが、レースを追うごとに内容が低下。上昇は考えにくい感じ。

カレンチャンはいい感じで秋を迎えている点が好印象。
消耗戦でも強さを見せており、評価出来そうです。
内容は十分ながら、相手関係的にもう少し強さを見せて欲しかったですね。

ダッシャーゴーゴーは本格的な消耗戦になると過去の日本のトップクラスの
レベルには届いていない感じ。現状では前が少し緩むところを
差す競馬でこそ、という印象です。逆に言えば前が止まらないと
厳しいわけで・・・過剰な期待はしにくいかも。

サンカルロ、グリーンバーディーはさらに展開次第。
力はあってもハマらないと厳しいタイプかと。

ラッキーナインは少なくともダッシャーゴーゴー並みの評価は
しておくべき馬。機動力を活かせる展開になれば力が出せそうです。

ビービーガルダンは消耗度の高いレースをこなしており、復調傾向。
全盛期に近い評価はしておくべきかもしれませんが
今更この馬に頑張られてしまうと世代交代が出来ていないことが
はっきりしてしまうだけに・・・(爆)

スプリンターズS(馬体について3)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について、第3弾です。

【パドトロワ】
(CBC賞)
パドトロワ11CBC賞
(函館SS)
パドトロワ11函館SS
(スプリンターズS)
パドトロワ11スプリンターズS
体調の良さを感じる毛ツヤを維持。
筋骨隆々とした馬体ですが、前走に比べると
上半身の力感が低下。腹回りにも少し余裕があり、
一旦緩めて捲き直している感じに見えます。
前走の出来で上位馬に負けているとなると・・・

【アーバニティ】
(09スプリンターズS)
アーバニティ09スプリンターズ
(10函館SS)
アーバニティ10函館SS
(スプリンターズS)
アーバニティ11スプリンターズS
元々引き締まったシルエットの馬ですが
今回は前後の筋肉のメリハリにも欠けており、
若干細い感じ。この年齢にして上位馬と
逆転を狙えるような出来ではなさそうかと。

【サンカルロ】
(阪急杯)
サンカルロ11阪急杯
(セントウルS)
サンカルロ11セントウル
(スプリンターズS)
サンカルロ11スプリンターズS
大きな変化のない馬体。若干腹回りに緩さを
感じますが、問題ない範囲。
本来はもう少し上半身に力感のある馬だと思いますが
前後のバランスも取れており、それなりに力を
出せそうな仕上がり。ただGⅠ仕様とまでは・・・

【フィフスペトル】
(10ダービー卿CT)
フィフスペトル10ダービー卿
(京成杯AH)
フィフスペトル11京成杯AH
(スプリンターズS)
フィフスペトル11スプリンターズS
寸が詰まっており、筋肉の塊のような馬体。
体型からは距離短縮はこなせそうです。
それほど消耗度の高いレースをしていないからか
反動などは感じられず、引き続き良い状態を維持。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【ビービーガルダン】
(10スプリンターズS)
ビービーガルダン10スプリンターズ
(高松宮記念)
ビービーガルダン11高松宮
(スプリンターズS)
ビービーガルダン11スプリンターズS
下半身の筋肉が落ちて突っ張った立ち姿になっていた
昨年よりは今年の方が良く見えます。
かなり安定した出来をキープしているだけに
良化を期待出来るわけではありませんが、この馬なりの
力は十分に出せる出来かと。

【エーシンヴァーゴウ】
(北九州記念)
エーシンヴァーゴウ11北九州記念
(セントウルS)
エーシンヴァーゴウ11セントウル
(スプリンターズS)
エーシンヴァーゴウ11スプリンターズS
夏の間に使われ続けており、徐々に絞り込まれて
さすがに上積みは感じられません。
大きな出来落ちはなさそうで、消耗による低下も
思ったほどではない印象。
このところの出来の良さをもう一戦持ち込めるかどうか、
あとは輸送への対応が不安材料。

【エーシンリジル】
(北九州記念)
エーシンリジル11北九州記念
(セントウルS)
エーシンリジル11セントウル
(スプリンターズS)
エーシンリジル11スプリンターズS
本来は休養に入るところを、もう一戦・・・。
ガッチリとしていた馬体でしたが、今回は上半身の
筋肉が落ちて迫力低下。この馬にしては
腹回りにも余裕がなくなってきた感じで少なくとも
上積みはなさそう。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について1)   担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。
外国馬3頭の写真も競馬ブックに取り上げられていたのにビックリ!
嬉しい誤算でした(^^)g

【カレンチャン】
(10フィリーズレビュー)
カレンチャン10フィリーズレビュー
(函館SS)
カレンチャン11函館SS
(スプリンターズS)
カレンチャン11スプリンターズS
ここにきてさらに充実傾向。別馬のようにガッチリと
逞しい馬体になってきています。
特に上半身が強化され、クビ差しも太く力強く
なっています。腹回りは少し太い感じもありますが
緩んでいるわけではなく、丸みを帯びて毛ツヤも滑らか。
体調にも問題なさそうです。
耳を伏せているのが気になりますが、状態自体は
相当高いレベルでの仕上がりになりそうですね。

【ダッシャーゴーゴー】
(10スプリンターズS)
ダッシャーゴーゴー10スプリンターズ
(セントウルS)
ダッシャーゴーゴー11セントウル
(スプリンターズS)
ダッシャーゴーゴー11スプリンターズS
昨年の子供子供した感じはすっかり抜け、
古馬として高いレベルで安定した馬体になっています。
持ち前の太いクビ差し、中山への適性は高そうです。
叩いて実が入り、前後の筋肉のメリハリはついて
きましたが、少し腹回りは緩め。最後にビシッと
追ってもらいたいですね。

【ラッキーナイン】
ラッキーナイン11スプリンターズS
比較写真がないので微妙ですが、前走の反動などは
なさそうです。前後のバランスが取れた好馬体、
すっきりとまとめながら付くべきところに
しっかり筋肉がついている感じです。
少しクビが高い立ち姿ですが、上半身の力感は
力強く、急坂も問題ないと思われます。

【ロケットマン】
ロケットマン11スプリンターズS
レースではシャドーロールを着用。
立ち姿からもクビが高いことがわかります。
急坂経験がないだけに、最後の伸びに影響が出るか、
気になるところです。
それほど見栄えのする馬体ではありませんが、
いかにもバネがありそうな力強い雰囲気。
輸送の影響はなさそうですね。

【グリーンバーディー】
(10スプリンターズS)
グリーンバーディー10スプリンターズ
(スプリンターズS)
グリーンバーディー11スプリンターズS
昨年と同じ臨戦過程ですが、出来は・・・雲泥。
今年は下半身も丸味を帯びて充実しており、
調教師からも近走で最高の出来、というコメントが
出ていることを裏付けている仕上がりだと思われます。
少なくとも年齢は感じさせない出来、展開が合えば
怖い1頭になるかもしれません。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

地雷があったら踏んでみたい性格  担【けん♂】

日曜から月曜の晩まで30時間ほど仕事が続き、
やっと一休み出来たと思ったら、火曜も昼からの仕事が延長戦に突入して、
20時間を超えるコース。

たいして肉体的にはきつくない仕事だとはいえ、さすがにこう続くと
眠くなって仕方がありません。

コーヒーやら栄養ドリンク程度ではこの眠気に対抗出来るわけもなく、
顔をペチペチ叩いてみても、立ち上がって体を動かしてみても通用せず。

で、ふと思い出したのが今年の2月に入手した「ヴィシャス・ヴァイパー」

ヴィシャス・ヴァイパー(邪悪な毒蛇)】
1350-2T.jpg

約250000スコヴィル(タバスコの100倍以上)という
とんでもない辛さの調味料ですが、パッケージを見てもわかるとおり、
調味料として使えるような生易しいものではありません(爆)

辛いモノ好きな連中に試してもらったり、ちょっとしたイタズラに
使ってみたりと少しずつ消費をしてきたわけですが、
半年以上経過した今でも使い切ることが出来ません・・・
というか半分くらい残ってしまっています。

辛いモノが苦手な人は1滴でも悶絶するレベル(笑)
そりゃなかなか無くならないのも当然ですね。

辛いモノを食べたら目も覚めるんじゃね・・・?

こんなことを考えてしまう時点ですでに朦朧として
冷静な判断力を失っている証拠なわけですが(笑)
このデスソースをカップ焼きそばに投入して食べてみることにしました。

ソース系の味が濃いので、いくらデスソースでも1滴じゃ足らんかも・・・
ということで、パッパッと5滴ほど振りかけて、と。

うーん、かき混ぜてしまえば見た目にはさっぱりわかりませんね(^^;
名付けて

デスそば 

  ・・・完成です(笑) くだらん!(+`・д・)≡○)゚д。)ノオウチ

さて、いざ尋常に勝負!と食べようと顔を近づけると・・・

湯気が目に沁みて痛い!(爆)

むむむ、なんだこれ・・・大丈夫なのか?!

危険を感じて食べるのを止めようかとも思いましたが、
せっかく作ったモノだし、捨てるのは勿体ないし・・・
意を決して「パクッ」・・・

ガハッ 

辛過ぎる!(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵ドッセーイ!

強烈な辛さに舌どころか口の中全体が痺れてしまい、
いてもたってもいられません。

慌ててお茶を飲んで洗い流そうと試みましたが、まったく通用せず。
逆に辛さが咽喉全体にまで広がったような感じで、しんどさ倍増(爆)

暑くもないのに、頭皮・・・特に後頭部と耳のわきから急激に汗が噴出し、
涙で前がよく見えません(>_<)

眠気が覚めたわけではないのに、じっとしていられないという
なんだかよくわからない状態・・・目的を果たすどころか
逆にさらに酷い状態に陥ってしまいました。

・・・2時間ほど経過し、やっと辛さが引きました。

咽喉元過ぎれば辛さ忘れる・・・わけではありませんが
またいつか試してしまいそうな自分が怖いです。
その前にトイレに行くのがもっと怖いんですけど(笑)

スプリンターズS(各馬分析2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サンダルフォン】牡8 57.0 (栗東) サクラバクシンオー×(ジェイドロバリー)
後方から一辺倒の脚質で踏ん張ってきましたが・・・もう8歳。
小倉など超ハイペースになりやすい競馬場で前が崩れないと出番がなく、
スプリンターズSでは09年に9着、昨年も11着と適性に
合っていません。前走の北九州記念では前の馬が踏ん張ってはいますが
後方から突っ込んだ馬に脚色で完敗、衰えを見せているだけに
望む展開になっても復活は期待しにくいかと。

ダッシャーゴーゴー】牡4 57.0 (栗東) サクラバクシンオー×(Miswaki)
レーティング上では今回の日本馬の中でトップ評価となっていますが、
実際にはそれほど高い内容の走りを見せていたわけではなく、
過剰評価は危険なニオイ。高松宮記念でもキンシャサノキセキと同様、
前で踏ん張るレースをしたものの、最後は脚が止まっており
4着(11着に降着)と力の差を露呈してしまった印象。
相手が強かった、とはいえ世代交代の旗手が引退する馬に完敗というのは
少々寂しい結果だったと言わざるを得ません。
昨年は内をすり抜ける積極的な騎乗で2着(4着に降着)に
飛び込みましたが、本格的な力勝負になったらどこまでやれるか・・・

トウカイミステリー】牝5 55.0 (栗東) キングカメハメハ×(Green Forest)
例年通りハイペースになった北九州記念を後方から差し切り勝ち。
末脚の伸びは素晴らしかったですが、展開がハマった感が強く
続くセントウルSでは前の馬に脚色で及ばない完敗となってしまいました。
ある程度前にも行ける馬ではありますが、能力的には一線級相手では
かなり不足がある感じ。余程のハイペースにならなければ・・・

パドトロワ】牡4 57.0 (栗東) スウェプトオーヴァーボード×(フジキセキ)
函館SSは前の馬に厳しい展開になったとはいえ、同型の馬に
差をつけられたのは大きく不安。
キーンランドCでは3着と健闘したものの、やはり勝ち馬に脚色で
負けており、逆転は難しそうです。中山での敗戦は超ハイペースに
巻き込まれたためで度外視出来そうですが、能力的に不足感が否めず。

ビービーガルダン】牡7 57.0 (栗東) チーフベアハート×(Westminster)
長く日本のトップスプリンターの一員として踏ん張ってきましたが
さすがに衰えは隠せない状態。今年の高松宮記念では前が崩れるのに乗じて
4着(繰り上がり)に飛び込みましたが、以前のように前で踏ん張るレースではなく
展開に乗るような形になってきています。
本質的にスタミナがあるタイプではないので、消耗戦になりがちな
スプリンターズSは厳しそうです。

フィフスペトル】牡5 57.0 (美浦) キングカメハメハ×(Bahri)
1200mへの参戦は函館2歳S以来。
マイル周辺で前につけるスタイルで好走していますが、
距離短縮となると・・・位置取り的にも厳しくなるだけに
いつものレースが出来なくなりそう。馬格があまりないので
揉まれてしまうとキツイですし、外を回して差すほどの脚はなさそう。

ヘッドライナー】せ7 57.0 (栗東) サクラバクシンオー×(Nureyev)
スローペースで先行してこそ、というタイプだけにガンガン行くタイプの
同型の馬に先手を取られてしまうと厳しいですね。
北九州記念で5着に踏ん張っているとおり、力の衰えはあまり
なさそうですが、逆に今更上位馬との力関係をひっくり返すような
要因には欠けてしまっています。

スプリンターズS(各馬分析1)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬について
見ていきたいと思います。

アーバニティ】牡7 57.0 (美浦) マンハッタンカフェ×(Affirmed)
阪神で行われた高松宮記念で後方から突っ込んで3着。
前に行った馬に厳しい展開になったことから、展開に助けられた着順だった
印象が強いです。同条件で行われたCBC賞では届かずの7着、
やはり前が崩れないと厳しいと思われます。
年齢的にも上積みがあるわけではなく、逆転は厳しそうです。

エーシンリジル】牝4 55.0 (栗東) フレンチデピュティ×(サンデーサイレンス)
北九州記念で2着と健闘、セントウルSでは内を抜けて一旦は突き抜けそうな
感じも見せましたが・・・脚が止まって6着と敗退。
夏に少し休養を挟んでいますが、かなりタイトに走ってきており、
前走でもグッと絞り込んで仕上がっていたことから上積みはなさそう。
前走後に陣営からも休養に入る、というコメントが出ていたわけで
この参戦は・・・ちょっと厳しいかもしれません。

エーシンヴァーゴウ】牝4 55.0 (栗東) ファルブラヴ×(Thunder Gulch)
アイビスSDを3連勝で制し、北九州記念は前で踏ん張って3着、
セントウルSを2番手から押し切ってサマースプリント逆転優勝を
成し遂げました。現在の充実度では国内でも1、2を争うくらいだと
思われますが、突然ポカがあるファルブラヴ産駒だけに過信は禁物です(^^;
中山では後方からになり、何も出来なかった経験があり、
今回は輸送と夏の間の消耗の影響がどう出るかがポイントになりそう。
先行してタフな競馬が出来るという点では適性は高そうなので
もうひと踏ん張り出来るかどうか・・・

カレンチャン】牝4 55.0 (栗東) クロフネ×(トニービン)
阪神牝馬Sに続き、この夏は函館SS、キーンランドCと北海道で
重賞連勝。一躍日本のトップスプリンターの一員に躍り出てきました。
休養を挟んで+10kgと馬体を増やしていますが、フレンチデピュティの
系統はこうしたきっかけで2段階目の成長を見せて本格化する傾向が
見受けられます。この馬もスリープレスナイトに続く名牝になってくる
かもしれません。少し相手関係で楽をしてきた(失礼^^;)印象もあるので
過剰評価は怖い面がありますが、前に行って強いレースが出来ており
脚質的には合いそう。今後を占う大事な一戦になりそうです。

ケイアイアストン】牡6 57.0 (美浦) フジキセキ×(Wolfhound)
中山で行われたバーデンバーデンCでは稍重の中、前で脚を伸ばして
久々の勝利。適性は高いモノがあると思いますが、その後は
北海道で連敗と不安定な成績だけに期待はしにくいですね。
年齢的に厳しい上に重賞実績もなし、さすがに相手関係的に厳しいと
思われます。

サンカルロ】牡5 57.0 (美浦) シンボリクリスエス×(Crafty Prospector)
前が崩れた高松宮記念で後方から飛び込んで2着。
セントウルSでも4着(繰り上がり)に突っ込んできており、
末脚はたしかなモノがある馬です。
脚質的に成績が不安定になるのも仕方なく、要は展開がハマるかどうか・・・
前が崩れないと出番はないかもしれません。

続きます。

スプリンターズS(外国馬分析2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)に参戦する外国馬について、第2弾です。

ロケットマン】せ6 Viscount×(McGjnty)
21戦17勝2着4回(国際GⅠ2勝、シンガポール国内GⅠ3勝)

デビューから無敗の7連勝、2着馬に影すら踏ませず、7戦でつけた着差は
合計32馬身半という凄まじい成績を引っ提げて臨んだ09年のクリスフライヤー
インターナショナルSで香港の怪物セイクリッドキングダムにクビ差で敗れて
初黒星を喫してしまいました。
1戦を挟んで、今度はドバイに遠征。ドバイゴールでシャヒーンに挑戦し
キンセールキングに半馬身の差で及ばず、惜しくも2着。

1戦を挟んでクリスフライヤーインターナショナルSに臨みましたが
内を抜けてスムーズなレースをしたグリーンバーディーにクビ差で負けて3敗目。

秋にはスプリンターズSに挑戦予定でしたが、直前で回避となってしまいました。
年末には香港に遠征、前哨戦でとうとうセイクリッドキングダムを破って
リベンジを果たしますが、本番の香港スプリントでは南アフリカの
ジェイジェイザジェットプレーンにアタマ差で敗れてしまいます。

大舞台で勝てない」という芳しくない評判が囁かれる中、
今年のドバイゴールデンシャヒーンを2馬身半差の圧勝
ようやく国際GⅠ勝利を手にすることが出来ました。

クリスフライヤーインターナショナルSでも5馬身差の大圧勝。
国際GⅠ2勝目を手にし、年明けから現在5連勝中と絶好調です。

この秋の復帰戦(8/28)でも59.5kgを背負って5馬身差で
勝っており、調整面でも抜かりなし。
昨年の回避時点で「来年絶対に挑戦する」と宣言していたスプリンターズSに
公約通り参戦。果たしてどんな走りを見せてくれるでしょうか。

※秋には豪州でブラックキャビアとの頂上決戦も実現するかもしれません。
 こちらも大いに楽しみです(^^)

以前の記事でも触れましたが、スタートで他馬を1馬身以上突き放す
ロケットのような反応速度の速さが持ち味。
そのまま自分で行くのではなく、他馬を行かせて2、3番手を楽に
キープしていつも自分のレースが出来るクレバーさも大きな武器ですね。

直線に入ってからエンジンをかけて・・・グイグイと伸びる速力があり、
スタイルは・・・先行差?!
前にいながら最速に近い末脚を使われてはどうしようもありません。

不安点は急坂経験がないこと。
これまでに走ったシャティンもクランジもドバイも平坦コースであるため、
持ち前の末脚をどこまで伸ばせるのか、というのが一抹の不安。
少々クビが高い走法であるのも気になるところです。

持ち時計に関しては日本より少し時計が遅い感じのシンガポールで
1.07.8を記録しているので問題はなさそうです。

今週末は私もロケットマンと一緒に打ち上げ予定(^^)g
ちゃんと衛星軌道に乗れるのか、大気圏で燃え尽きてしまうのか(爆)
世界のトップを争うトップスプリンターの走りに大注目です♪

スプリンターズS(外国馬分析1)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)に参戦する外国馬について
まずは香港馬2頭についてもう一度見直しておきたいと思います。

グリーンバーディー】せ8 Catbird×(Last Tycoon)
昨年もセントウルSからの参戦、昨年は例年に比べてレベルが低い内容の
レースとなりましたが、しっかりと差し込んで2着に入り、
本番のスプリンターズSでも期待されましたが・・・7着と敗退。
元々昨年のクリスフライヤーインターナショナルCでロケットマンを
破って国際GⅠを勝った
ことで一気に評価が高まっていただけで
それまでは香港国内GⅡ、GⅢ勝ちしかなかったわけで、
昨秋以降は失速続きとなってしまっています。
この春はドバイ遠征、シンガポール遠征と海外輸送が続いており、
3ヶ月の休養を挟んでセントウルSに参戦、4着と健闘しました。

ラッキーナイン】せ4 Dubawi×(Green Desert)
豪州産の馬が多い印象の香港馬ですがこの馬は愛国産
シーキングザゴールドから続く血統で少々ダート向きのニオイも・・・。
香港ではここ4戦は距離を伸ばしてマイル周辺を走っており、
香港国内GⅠ勝ちを含めて連続複勝圏と安定した成績をおさめていました。
短距離の重賞での好走はありませんでしたが、元々短距離を使われていた馬だけに
距離短縮をあっさりこなして、セントウルSでは2着と好走。
ロケットマンやジェイジェイザジェットプレーンから
2馬身差程度と離されていない
競馬をしてきていた実力を見せた形になりました。

グリーンバーディーの香港国内レーティングは119
昨年は122だったレーティングが国際GⅠ勝ちで125に
跳ね上がったところで来日していたわけで、そのあとの凋落ぶりは
かなり激しそうです。

ラッキーナインは国際GⅠ、GⅡでは上位に入れなかったものの、
シーズン最初に103だったレーティングが122に大幅上昇
その後、ずっと122を維持し続けているだけに力量的には
評価どおりのものがあると思われます。

ちなみにスプリンターズSを勝ったときのサイレントウィットネス
香港レーティングは・・・132(爆)桁外れの数値になっています。
翌年、凡走が続いて123までレーティングが低下したところで
参戦したときには4着と上位には入れず・・・。

GⅡでは好走したものの、ラッキーナインの122という
レーティングは・・・力が落ちた頃のサイレントウィットネスに
近い感じでしょうか。
侮るのは危険ですが、大きく期待するにはちょっと足りないくらいかも。

グリーンバーディーの119は明らかにGⅠでは不足感。
展開に恵まれたウルトラファンタジーの例もあるので
無理とは言いませんが、このクラスに好走されてしまうと
日本の短距離のレベルは地に落ちた、としか言いようがない感じかと(>_<)

国際レーティングではラッキーナインが117、グリーンバーディーが
114となっています。
日本馬の最高位がダッシャーゴーゴー114であることを考えると
今年は迎え撃つ日本馬の布陣もかなり物足りない感じが否めません。
※昨年はキンシャサノキセキ、ローレルゲレイロが115、ビービーガルダンが
 114という評価でした。
 ちなみに勝ったウルトラファンタジーは114というレーティング。
 今年はロケットマンが125(爆)というとんでもない評価になっており
 外国勢優勢の感が強まっています。

うーん、レーティングがそのまま結果に繋がるわけではありませんが
外国馬に席巻されまくる可能性も無きにしも非ず・・・

スプリンターズS(体重別実績)  担【けん♂】

日曜の朝から仕事が続いていたので昨晩はさすがに頭が働かず、
ぶっ倒れてしまいました。
最近、夢の中でも仕事をしていることが多いので、肉体的な疲労は
回復しても精神的疲労が蓄積し続けているような気がします・・・。

夢の中で働いて、目が覚めたら今から仕事!テンションが上がりませんよね(爆)

スプリンターズS(中山1200m)について見ていきたいと思います。

【体重別実績:スプリンターズS(01年~:02年を除く)】
スプリンターズ体重

スプリント戦だけあって大型馬が多いですね。
500kgを超える馬が50頭、まとめると(3-2-5-40)と成績の面でも
その下の480~500kgのゾーンとほぼ同等の内容となっています。

460~480kgの馬で勝ったのは09年のローレルゲレイロ、
2着に入ったのは03年のビリーヴ、どちらも高松宮記念を制していた
GⅠ馬でした。03年、05年と3着に入っているアドマイヤマックスは
安田記念2着の実力馬、05年にはやはり高松宮記念を勝って
GⅠ馬になっています。

余程抜けた実績と実力がなければ厳しいと考えられます。

460kgを切って勝ったのは01年のトロットスター、
この馬も高松宮記念の勝ち馬です。
03年にこのレースを制して、04年、05年と2着に入った
デュランダルは・・・03年の時点ではセントウルS3着の
実績があっただけなので、判断が難しいところですが
その後の活躍は言わずもがな。
相当な実績がある、もしくは期待出来る馬に絞って良さそうです。

ちなみに06年以降で480kg以下で好走したのは
ローレルゲレイロ1頭だけ。近年は出走馬全体の平均体重も
大型化傾向
が見受けられ、それに伴い馬格の小さな馬は苦戦をする
傾向になってきている感じです。
ローレルゲレイロは先行馬なので不利を受けにくい脚質でしたが
差し馬に関しては揉まれてしまうと厳しい、という面もあると思われます。

実質斤量負担
スプリンターズ斤量

上記のデータを実質斤量負担(斤量÷馬体重:%)に直して
まとめてみました。

12%を超えて好走をしているのは上記の特別な実績馬。
例外的な扱いと考えて良さそうです。

好走馬が通常12%以下に絞られますが、勝ち馬に関しては
さらに11.5%以下になっているのが面白いですね。
11.5~12.0%のゾーンの出走頭数が多いだけに
勝ち切れていないというのは・・・馬券選択に使えそうです。

基本的には実質斤量負担は少なければ少ないほど良い、と
考えて良さそうです。

まとめ
・馬体重では480kgを切ると特別な馬しか好走しにくい
・実質斤量負担では12%以下が好走の目安、ただし勝ち馬に関しては
 11.5%以下に絞られる


ロケットマンの来日時点の馬体重はなぜか発表されていませんが
昨年末に香港で走ったときには1044ポンド、およそ474kg程度でした。
その後の変動はわかりませんが、それほど大きな馬ではないようです。
まぁ・・・ここまで特別な馬だと体重や斤量でどうこう考える必要は
ないと思われます(^^;

スプリンターズS(年齢別実績)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:スプリンターズS(01年~、02年を除く)】
スプリンターズ年齢
南半球生まれの馬は表記年齢よりも一つ下げて集計しています。

5歳馬が3勝、2着6回とリード。
出走頭数が多いこともあって極端に抜けているわけではありませんが
充実期にある年齢だけに厳しいレース設定を考えると当然の結果かも
しれません。

4歳馬も割合からすると優秀な成績。
基本的には若い馬が優勢なレースだと考えられます。

3歳馬になると・・・出走頭数が少ないこともあって微妙な成績。
不良馬場を逃げ切ったアストンマーチャン、内を突いて
2着に飛び込んだダッシャーゴーゴー(降着)などがおり、
高い能力のある馬については注意しておくべきだと思われます。

6歳で勝ったテイクオーバーターゲット、昨年7歳(南半球生まれ8歳)で
勝ったウルトラファンタジーはどちらも海外馬

日本馬で6歳以上で複勝圏に入ったのは・・・
・キンシャサノキセキ
・デュランダル
・アドマイヤマックス
・カルストンライトオ
・ダイタクヤマト

といった名だたる実績馬ばかり。
GⅠ勝ちかそれに準ずるような重賞実績を誇るような馬じゃないと
厳しいと考えられます。

今年の登録馬の年齢
★8歳
サンダルフォン

★7歳
アーバニティ
ビービーガルダン
ヘッドライナー
グリーンバーディー(南半球生まれ8歳)

★6歳
ケイアイアストン

★5歳
ロケットマン(南半球生まれ6歳)
サンカルロ
トウカイミステリー
フィフスペトル

★4歳
エーシンリジル
エーシンヴァーゴウ
カレンチャン
ダッシャーゴーゴー
パドトロワ
ラッキーナイン

★3歳

ロケットマンVS4歳馬、という構図かもしれませんね(^^)

性別実績
スプリンターズ性別

牡馬が7勝とリードしていますが、出走頭数の割合からすれば
差のない実績。
素直に実力を評価すべきレースだと考えられます(^^)

スプリンターズS(展開分析)  担【けん♂】

スプリンターズコース
※中山1200mのコース図と良馬場で行われたスプリンターズSのラップ平均
 (01年~:02年を除く)

スプリンターズSの舞台となる中山1200m(外回り)のスタートは
おにぎり型の頂点部分。そこから緩くカーブしながらの下り坂が約500m。
高低差は3m以上あるのでかなり急な下り坂と言えますね。

必然的に最初の3ハロンは非常に速くなります。
過去のスプリンターズSの最初の3ハロンを見てみると
               3F計
01年 11.8-10.1-10.6 32.5
03年 11.9-10.3-11.1 33.3
04年 12.0-10.6-11.0 33.6 ※不良
05年 12.1-10.1-10.7 32.9
06年 12.0-10.1-10.7 32.8
07年 12.0-10.3-10.8 33.1 ※不良
08年 11.9-10.4-11.3 33.6
09年 11.9-10.2-10.8 32.9
10年 11.7-10.7-10.9 33.3

注:02年は新潟開催

基本的に33秒台前半から32秒台に突入するというハイペース。
これより速いのは・・・北九州記念くらいでしょうか(^^;

08年は例外的に良馬場でも33.6と遅くなっていますが、
これは積極的に行きたい馬があまりいなかったためだと考えられ、
しっかりした逃げ馬がいるときにはやはり激流になりやすいと思われます。

ここから4コーナーに向かっていくわけですが・・・
ここからの展開が微妙。

上位馬の4コーナー位置取り及び、直線手前のペース

    800m 1着→2着→3着
01年 11.2 10→ 1→ 3(番手) 
03年 11.3 14→ 2→13
04年 11.5  1→14→ 9
05年 11.1  3→14→12
06年 11.6  1→ 4→14
07年 11.1  1→ 3→ 2
08年 11.4  4→ 7→ 4
09年 11.2  1→ 2→10
10年 11.2  1→ 6→ 6(2着馬は降着)

直線の手前部分(800m地点)のラップが11秒前半になると
基本的に隊列は長いままで直線に突入することになります。
この場合は先頭から後方までは10馬身以上の差になってしまうこともあり
完全に先行有利。後方から届くとすれば33秒を切るくらいの
爆発的な末脚
が必要となります(デュランダル、アドマイヤマックスなど)

この地点が11秒台中後半程度に緩んでしまうと後方の馬が
前に詰めることが出来るので勝負は混戦になりやすいですね。
それでも先行有利の傾向自体は変わりませんが
隊列が短くなる分、ある程度後方からでも末脚があれば届くことがありえます。

もうひとつ、後方の馬が外を回して上がっていくために、
大きく外に隊列が開きやすくなるので最後方を追走していた馬が
最内に突っ込んでショートカットをしてくることがあります。
01年のトロットスター、06年のタガノバスティーユに続いて
昨年はダッシャーゴーゴーが内を抜けて突っ込んできましたが・・・
残念ながら降着になってしまいました。
それでも内外の馬場差もあって非常に効果的な追い込みであることが
はっきりと結果に出ていました。
この場合は例外的に33秒台後半の末脚の馬でも届くことがあります。
※ダッシャーゴーゴーの上がり3ハロンは33.5でした。
騎手の判断、馬群を割れる根性・・・このあたりが重要になりますね。

まとめ
・先行、好位追走馬で34秒台前半の末脚を使える馬は残りやすい。
・後方から届くには33秒を切るくらいの爆発的な末脚が必要→基本的に無理
・ただし展開上、内側がポッカリ空くようなことがあれば
 33秒台中後半の末脚でも届く事がありえる。


01年以降に良馬場で行われたスプリンターズSも前後半のラップ計の平均は
(33.0⇔34.5)と極端な前傾ラップになっており、
極度の消耗戦になっていることがわかります。
基本的に先行気味に行ける馬が中心になりますが、ハイペースに強く、
最後の坂でも脚が鈍らないことが条件。

かなり能力の高い馬に限定されると言っていいと思います。

神戸新聞杯回顧(力の差は歴然)  担【けん♂】

春の実績馬と夏の上がり馬が邂逅を果たす神戸新聞杯

今回はしっかりした逃げ馬が不在だったことから、かなりのスローペースに
なることを想定。実力馬が後方からの脚質だっただけに
展開に絡め取られることがあるのか、それとも実力で突破してくるのか、
その辺りが注目点となりました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲オルフェーヴル   2.28.3  上がり32.8
2着 ウインバリアシオン  21/2馬身
3着○フレールジャック

5着×ショウナンマイティ
6着◎ダノンミル
8着△ステラロッサ

※全着順は→ココ

逃げると想定したイグアスが2番手に控え、思い切って離して逃げたのは
小牧騎手に乗り代わったスマートロビン。

ステラロッサ、ダノンミルは想定どおり前につけての追走。
そして2冠馬オルフェーヴルがしっかりと5番手をキープ
うーん、ペースが緩いとはいえ、実力上位馬にこの位置を
取られてしまってはもうどうしようもありません(爆)

ウインバリアシオンもオルフェーヴルを見る形で中段で追走。
折り合いに不安があったフレールジャックは慎重に中段後方に待機。
さらにその後にショウナンマイティという展開となりました。

12.9-11.9-12.4-12.9-13.4-13.7-12.9-12.7-11.9-11.2-10.6-11.8
前半1000m 63.5
中間 400m 26.6
後半1000m 58.2

過去の神戸新聞杯と比較してみると・・・

10年
前半1000m 63.1
中間 400m 24.9
後半1000m 57.9

09年
前半1000m 60.3
中間 400m 24.9
後半1000m 59.0

08年
前半1000m 61.3
中間 400m 24.8
後半1000m 59.2

07年
前半1000m 58.8
中間 400m 25.3
後半1000m 60.6

前半1000mは過去最遅。さらに中盤の緩み方も酷いですね。
まさにダラダラの超絶スローペース
うーん、逃げた馬は違いましたがペースは想定したとおりです(爆)
後続はさらに離れていたことを考えると・・・消耗度は極端に
低いレースとなりました。

後半、残り800mというところから急加速・・・急流を作っていますが、
好位を追走していた馬も余力十分に前に寄せて行く形。

捲くりあげて上がっていったオルフェーヴルは直線入り口で
すでに前をとらえ、あっさりと抜き去ってあとは離す一方。

ワンテンポ遅れてウインバリアシオン、さらに遅れてフレールジャック、
そしてもうワンテンポ遅れてショウナンマイティが追いかけて行きますが
・・・脚色で及ばず、完敗の内容

圧勝で秋緒戦を飾ったオルフェーブル、2着にはウインバリアシオン
実績馬2頭での決着となりました。

4着に逃げ馬のスマートロビンが残っており、
位置取りが後ろ過ぎたショウナンマイティは届かず仕舞いで
終わっています。
展開的にこういう形の前残りを期待してみたんですが・・・
上位馬の末脚の力はワンランク上でした。
スローペースになることで、実力馬も前につけてくる可能性は考えましたが
・・・まぁ後になり過ぎるかも、といった希望的観測甘過ぎましたね(笑)

★レース後のコメント
1着 オルフェーヴル 池添謙一騎手
大事な秋の緒戦で結果を出せてよかったです。ペースが相当遅かったので、
ジッと我慢させました。ところどころハミを噛みましたが、うまく抜きながら
走れましたし、あとは閉じ込められないように注意するだけでした。
今日は4コーナーで外に膨れたり、直線で内に行ったりとまだ荒削りな面が
ありましたし、どこまで強くなるんだろうと思うぐらいです。
今日は距離を考えながら乗りましたが、うまくいったと思います。
このまま無事にいって、あとは僕がしっかり乗れば三冠を取れると思います。
今日も多少余裕残しでしたし、次はもっとよくなるでしょう。
ぜひ次(菊花賞)もたくさんの方々に競馬場に見に来て欲しいです


2着 ウインバリアシオン 安藤勝己騎手
ゲートも出ましたし、行き脚がよくなっていました。太いという感じも
しませんでした。距離が伸びることはマイナスにならないと思いますが、
3000mは何が起きるかわかりませんからね。それにしても勝った馬は強いですね


3着 フレールジャック 福永祐一騎手
道中はずっと折り合いを欠いていました。距離そのものは問題ありません。
今日負けた相手はダービーの1、2着馬ですからね。力はありますが、
まだ課題もあります


4着 スマートロビン 小牧太騎手
今日は自分のペースでレースをして、どこまで粘れるかというレースをしました。
自分としてはもう少し離して逃げているイメージだったのですが……。
それにしても勝ち馬は脚が違いますね


5着 ショウナンマイティ 武豊騎手
瞬発力勝負のレースになってしまいました。直線に向いてから離されてしまいましたね。
進路もスムーズさを欠く中、最後は差を詰めているのですが……。
阪神よりも京都の方が向いている気がします


この路線からオルフェーヴルを本番で倒せそうな馬は・・・残念ながら不在
という印象。敵は自らの調子だけ、という感じでしょうか。
3冠もいいと思いますが、凱旋門賞を狙ってもチャンスが
あった
んじゃないかなぁ・・・と改めて感じるレースでした(^^)

オールカマー回顧(力の差は歴然)  担【けん♂】

9頭立てと寂しいメンバーになったオールカマー

完全な1強モードということで、あとはレースレベルが低くなり過ぎて
絡め取られることがあるかどうかが不安材料でした。

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎アーネストリー  2.11.2  上がり34.9
2着 ゲシュタルト    11/2
3着○カリバーン

5着▲マコトギャラクシー
6着△マイネルラクリマ
9着×シャドウゲイト

※全着順は→ココ

外枠から押してシャドウゲイト強引にハナを奪う展開。
このところ先行力が戻ってきているので、ここは決め手勝負に
ならないよう積極的にレースを引っ張る選択をしてきました。

離れた2番手にコロンバスサークル、さらに離れてアーネストリーが
後続集団の前で実質的なペースを握って追走。

マイネルラクリマがその後・・・決め手がないだけに
実力馬の後からでは厳しかったですね。
カリバーンが続き、後方にゲシュタルト、さらにポツンと最後方に
マコトギャラクシーという形。

12.3-11.3-12.6-12.2-11.1-11.7-11.9-11.6-11.8-11.4-12.3
前半1000m 60.5
後半1000m 59.0

実力馬がペースを握ったことで、道中のペースは緩まず、
かなり締まった流れになっています。

※過去のオールカマーの平均ラップ(01年以降、02年を除く)
12.6-11.8-12.7-12.4-12.5-12.3-12.0-11.8-11.4-11.5-12.1
前半1000m 62.0
後半1000m 58.8

実質的にペースを握っているアーネストリーにとっては
過去の平均ラップくらいの流れだったと思われますが、それでも
おおよそちょっと速めの流れという感じですね。

徐々に脚が止まり始めた先行勢にアーネストリーが詰め寄り、
外から並びかけると・・・あとは完全に力の差を見せつけるのみ。
あっさりとコロンバスサークルを競り落とし、独走でゴールイン

2着には後方で知らん顔をしていたゲシュタルトが脚を伸ばして飛び込み、
カリバーンは早目に仕掛けてアーネストリーに迫ろうとした分、
最後は脚が鈍って3着止まり。

マコトギャラクシーも脚は使っていましたが、後ろ過ぎた上に
直線入り口で少し外に膨らみかけたのが致命的。
ゲシュタルトと脚色が同じになってしまい、掲示板に乗るのが
精一杯となってしまいました。

レース後のコメント
1着 アーネストリー 佐藤哲三騎手
状態が完調でなくても馬が完成の域に来ているので、楽なレースができました。
普通にゲートを出れば、出たなりで競馬をしようと考えていました。
札幌競馬でいったん仕上げていたので、今日までの仕上げは楽でした。
国内のGIはもとより、海外のGIを視野に入れてがんばっていきたいと思います


佐々木晶三調教師のコメント
毎日王冠を使うと天皇賞(秋)まで中2週なので、こちらを使うことにしました。
今日は70%ぐらいのデキでしたが、これで次は100%に持っていけると思います。
今日は目一杯追ったわけではないので、ダメージもほとんどないと思います。
次の天皇賞(秋)は長い直線のコースで、佐藤騎手が言うには
『直線が長いと飽きちゃう』とのことです。対してブエナビスタは東京コースに強く、
その点が気になるところです。今後は天皇賞(秋)から有馬記念を使って、
来年はドバイでもどこでも招待されれば行くつもりです。
同じオーナーのトランセンドと対決してもおもしろいかもしれませんね


2着 ゲシュタルト 藤岡佑介騎手
ゲートで出遅れてしまい、大本命の馬を負かすつもりでいたのに
勝負することができずに残念でした。結果的に最後はしっかりと伸びてくれて
収穫はありますが、イメージしていたレースとは違うレースになってしまいました


3着 カリバーン 蛯名正義騎手
勝った馬をマークして行きました。状態がまだ完調ではないのに
ここまでやれたのはよかったと思います。前走よりも状態は上がっていましたが、
まだのびしろはあると思います。中山でもがんばってくれましたが、
東京コースの方がよりよいと思います


厳しい流れを前から押し切ったアーネストリーは着差以上に
差のある完全勝利。
危なげない形になりましたが、レースレベルからしても
相当優秀な内容だったと思います。
馬体写真ではかなり充実して見えましたが、実際には馬体減
問題ない範囲の体重ではありますが、上積みがあるかは少々疑問かも。

ゲシュタルトは・・・厳しい流れが幸いした格好でしょうか。
力のある馬ではあると思いますが、前の馬の脚が止まっての
台頭だと思われます。やはり京都外回りコースで見直したい馬かと。

直線が長いと飽きちゃうって・・・ロンシャン競馬場は
フォルスストレートも含めて無茶苦茶直線が長いんですけど(笑)

神戸新聞杯最終予想  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)についてもまとめていきたいと思います。
実績馬にとっては秋の大舞台に向けての叩き台、
賞金が足りない馬にとっては出走権を獲得したい本気のレース。
2冠馬が力の違いを見せつけるのか、それとも展開の綾に
絡め取られてしまうのか・・・

これまでの考察
過去のレース内容チェック→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について→ココ
展開分析→ココ
位置取り想定→ココ

積極的に引っ張っていきたい実力のある先行馬が不在。
少頭数になったことで、道中がスローに落ち着くならば
かなり密集した隊列でレースが進みそうです。

実力馬は早めに外を回して上がっていく形になりそうですが
直線の長さを考えると早仕掛けが怖いのも事実かと。
余力をもって前の馬が後半にペースアップしていく急流になれば
位置取りの差も結果に影響を与えることになるかもしれません。

実力のない馬が勝ち切れる設定ではない、と思いますが
力の差が僅差であれば、展開次第で実力馬を完封する馬が
出てきても不思議はないかも・・・。

今回の予想
◎ダノンミル
○フレールジャック
▲オルフェーブル
△ステラロッサ
×ショウナンマイティ

こちらはあえて大振りしてみました(爆)

瞬発力勝負では微妙ですが、長く良い脚が使えるダノンミル
かなり高いレベルの能力があると思われます。
春先に落とした馬体をしっかり戻せていることが最低条件になると
思いますが、秋の飛躍を期待したいですね。
血統的にも距離が伸びて良いタイプ、岩田騎手に乗り代わって
積極的な競馬に期待。

フレールジャックは馬体が良化してきており、能力を出せるのであれば
期待してみたい1頭。本質的には距離延長はマイナスだと思いますが
スローペースになるならば出番があってもおかしくないかと。
直線勝負に持ちこめれば楽しみです。

オルフェーヴルは・・・しっかりと押し上げるような競馬が
出来れば実力、実績ともに問題なく抜けて上位だけに
あっさり圧勝があってもおかしくありません。
出来も相当良さそうですし、ここで結果を出してくれれば言う事なし。
どんな走りを見せてくれるか楽しみです。

ステラロッサはクラシック前には上位馬と差がない競馬が
出来ていた馬。前走では+32kgと大幅に馬体を増やしてきており、
叩いての良化があるならば、成長分でどこまでやれるか
注目してみたいところです。
阪神外回りコースでも好走しており、条件も合いそうです。

ショウナンマイティの馬体は良化しているように見えました。
能力の高さは元々折り紙つき。単純な力勝負になるなら
十分に勝ち負けになりそうです。
あとは位置取りと仕掛けどころ・・・武豊騎手の手腕に
注目したいと思います。

ちょっと狙い過ぎな気もしますが(笑)
3歳秋の初戦ということで、実力馬を過信しても怖いので
あえてローリスクハイリターン狙いでまとめてみました。
どちらかと言えば、次に繋がる内容を見たいレース、
実力馬がしっかりと強さを見せてくれたらそれはそれでOKです。
好レースを期待したいですね(^^)

オールカマー最終予想  担【けん♂】

ヴァーゲンザイルは3着・・・今週はすでに燃え尽きました(爆)

オールカマー(中山2200m)についてまとめていきたいと思います。

少頭数になった上に、実績、近走の内容から見れば完全に抜けて1強。
こうなってくると馬券戦略としては
・1強を信じてハイリスクローリターンでも仕方ない
・こういうレースこそローリスクハイリターン狙いで穴から勝負

この2択になりそうです。
アーネストリーの出来は非常に良さそうですが、過去の傾向的には
大型馬の成績は微妙。隙がないわけではありません。
うーん、悩ましい・・・

これまでの考察
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について→ココ
斤量負担分析→ココ

勝ち馬に関しては4コーナーで3番手以内にいる馬が圧倒的に優勢。
今回は積極的に逃げたい馬はいませんが、前につけたい馬が多く、
それなりにプレッシャーの掛かるレースになりそうです。
中山で先行したらしぶとい松岡騎手のマイネルラクリマ、
もしくは、いっそアーネストリーが先手を取って行ってしまうか・・・

今回の予想
◎アーネストリー
○カリバーン
▲マコトギャラクシー
△マイネルラクリマ
×シャドウゲイト

前に行ける脚質のアーネストリーは、やはりこの相手ならば
負けてはいけない馬だと思われます。
休養明けでもキッチリ走れる馬、スローな展開に巻き込まれると
怖い面がありますが、いざとなったら積極的な騎乗が出来る
佐藤哲騎手だけに、実力を発揮して結果に繋げてもらいたいですね。

カリバーンの前走は案外の内容でした。
洋芝が合わなかったことを要因に挙げていましたが、
斤量を背負って重賞クラスだとまだ荷が重い可能性も・・・
今回は条件的に言い訳が出来ないだけに試金石のレースとして
注目したいところです。

マコトギャラクシーの中山成績は優秀。
常に良い脚を使うタイプだけに期待したいところですが
後ろからの脚質になるだけに、不安定さは否めません。
ヴァーゲンザイルでも後ろから行き過ぎた吉田豊騎手・・(爆)
ヒモ候補としては押さえておきたい1頭だと思います。

マイネルラクリマはこのレースで結果が出せていない3歳馬。
距離延長ということもあり、不安点は大きいですが
前走の内容を見る限り、中山で先行させたらしぶとさを発揮できそうです。
出来も良さそうですし、上位馬相手にどこまでやれるか注目したいですね。

シャドウゲイトは・・・年齢的に相当厳しいですが、
中山は得意条件ですし、近走になって先行力が戻ってきて
本来の力を出せるようになってきています。
出来もかなり良さそうですし、格の違いを見せられるか・・・
頑張ってもらいたいものです。

昨年は元POG馬のミステリアスライトが挑戦し、
格の違いを見せつけられたレース(爆)
アーネストリーには力の違いを見せてもらいたいところです。

神戸新聞杯(位置取り想定)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)の出走枠順が発表になりました。
ただでさえ少頭数になったところに、さらにクレスコグランドが出走取り消し。
11頭立てになってしまいました。

前回の考察で先行すると想定したイグアスは4枠4番。
すんなりと先手を取れそうです。
鞍上も四位騎手のまま・・・失うものがない立場(失礼^^;)だけに
逆に開き直って自分のペースで行けるのではないでしょうか。

おそらくはスローペース、もしかしたら超スローペースになるかもしれません。
頭数が少ないだけに隊列自体がそれほど長くならないかもしれませんが
後半に急激にペースアップする展開になると基本的には前の馬が
有利
になるわけで、位置取りはかなり重要になりそうです。

おおよその位置取り想定

先行
イグアス
トリノ
スマートロビン

好位
ステラロッサ
フレールジャック
ダノンミル

中段
ナムラオウドウ
ショウナンマイティ
カーマイン

後方
ウインバリアシオン
オルフェーヴル

人気を背負いそうな馬が後方からになりそう。
なおかつ、オルフェーヴルもウインバリアシオンもここはあくまで叩き台。
どうしても勝ちたいレースではなく、順調に自分の競馬が出来ればOK
と考えるならば取りこぼしがあってもおかしくありません。

距離不安はあるものの、決め脚のあるフレールジャック、
タフなレースが出来るダノンミル、実は実績上位馬に近い
レース内容を示しているステラロッサなどは狙い目になってきそうです。

神戸新聞杯(展開分析)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)について見ていきたいと思います。

12頭立てと少頭数になり、実力上位馬がある程度はっきりしている印象。
あとは展開による有利不利が出るかどうか、でしょうか。

今回のメンバーだと・・・先手を取りそうなのはイグアスになりそうです。
差す競馬で結果が出せず、先行脚質に転換して2連勝、
2戦とも2400mということで、過去の神戸新聞杯と内容を
比較してみました。

ペース比較:800m単位】
神戸新聞杯ペース

800m単位で前半、中盤、後半に分けてグラフ化してみました。

神戸新聞杯自体も年によってかなり展開が違っていることがわかります。
特に前半のペースはマチマチ・・・消耗度の点で大きな差が出ています。

中盤のペースは比較的安定傾向。
1ハロン単位で見ると緩むポイントがある場合がありますが
区間単位で考えればそれほど緩まず、大きな差はなさそうです。

後半のペースは前半、中盤のペースに影響されやすいわけですが
特徴的なのは年を追うごとに速くなっていること。
それだけ前半からしっかり逃げられる先行馬が減っている
ということなのかもしれませんが(爆)昨年などは完全に
決め脚だけの勝負になっています(^^;

同じ阪神2400mで行われているかきつばた賞は明らかに
中盤が緩く、レースレベル的にはかなり下。
ラップバランス的には・・・09年の劣化版という感じでしょうか。
脚をためる区間を作って後半にペースアップしており、
基本的には先行勢に有利な流れになっています。
かきつばた賞はさらに緩いペースになっている分、
前の馬が有利になる度合いが強くなっていると考えられます。

イグアスはかきつばた賞では2番手を追走していたので厳密には
自分のペース・・・となるとその前の未勝利戦(京都2400m)の方が
この馬らしいペースなのかもしれません。

前半こそ、それなりのペースで引っ張っていますが
中盤にお話にならないほど緩めており、急激に後半にペースアップ。
消耗度は極端に低く、最後まで脚が止まらなかったのも
さもありなん、という感じ。
2着にも4コーナーで3番手の馬、3着も5番手の馬ということで
完全に先行有利なレースになっていることがわかります。

本番で実力上位馬相手にどこまで自分のペースを守れるかは微妙ですが、
イグアスが先手を取るならば・・・過去4年の中でも最大級に
中弛みするレース
になるかもしれません。

消耗度が低い分、決め脚のある馬にも出番があるかもしれませんが
前が止まりにくいレースになってしまうと位置取りの差が
影響してくる可能性があります。

オルフェーヴルはドリームジャーニーのように機動力を
活かすタイプではなかっただけに、絡め取られる可能性も・・・?

ロケット発射準備!   担【けん♂】

まだ今週のレースが行われてもいない段階で、気が早過ぎますが
来週のスプリンターズSに気持ちがいってしまっています(笑)

競馬に絶対はありませんが、

強い馬が勝つ、というのが競馬の基本。


今回のスプリンターズSにはシンガポールのロケットマンが参戦してきます。
ロケットマンは豪州のブラックキャビア世界No1スプリンターの座を
争っている
わけで・・・要は日本の馬相手に勝つだの負けるだの
言っているレベルではありません。

これは例えれば、ウサイン・ボルトが日本の国体に出走してくるのと
同じくらいだと思っています。
海外からの遠征だろうが、多少体調が悪かろうが、寝不足だろうが(爆)
どうやったってボルトが負けるイメージって湧きませんよね(^^;

05年には香港の英雄サイレントウィットネスがスプリンターズSに参戦し、
デュランダルなどを抑えて勝ち切っていますが、奇しくも
ロケットマンと同じく6歳(せん馬)、鞍上も同じコーツィ騎手でした。

サイレントウィットネスは香港国内で17連勝という偉業を
成し遂げましたが、海外での実績は安田記念の3着だけ。
対するロケットマンはシンガポール国内だけでなく、ドバイ、香港と
遠征を繰り返し、17勝2着4回
と連対を1度も外していません。

今年に入って負けなしの5連勝中、それも5馬身差、2馬身差、
5馬身差、4馬身差、5馬身差とゴール時点で他馬が横に並ぶことすら
許していない
驚異の充実ぶり。
サイレントウィットネスは直前で連勝が止まっていただけに
ある意味、過去最強の外国馬の襲来、と言っても良さそうですね。

【クリスフライヤーインターナショナルS:GⅠ】


【ドバイゴールデンシャヒーン:GⅠ】


注目すべき点は「スタートの速さ

正に名前どおりロケットのように飛び出す反応速度は驚異的です。
スッと1馬身ほどリードを取って、そこから他馬を行かせて
自分は2、3番手の好位置をしっかりキープすることが出来るのが強味の一つ。
どんなレースでも不利を受けることなしに余裕をもって自分のレースが出来る
ということが安定感に繋がっていると考えられます。

前につけて、最後に強烈な伸び脚・・・うーん、隙がありません。

繰り返しますが、競馬に絶対はありません
しかし、どこからどう見ても、これ以上に堅い鉄板レース
この秋にはおそらくないでしょう。

単勝が2倍つくのであれば・・・この秋一番の大勝負でしょうか。
万が一、外したら秋のGⅠは指をくわえて眺めているだけでいいです(笑)

※ロケットマンの国際レーティングは125、
 対する日本馬の国内レーティングはダッシャーゴーゴーが114で最上位、
 カレンチャンは106(+4)・・・
 レーティングをそのまま信用するわけではないですが、
 やはり大きな差があると言わざるを得ません(^^;

オールカマー(斤量負担分析)  担【けん♂】

さらに回避が出て9頭立てとなったオールカマー(中山2200m)
もう考察する必要もないんじゃないかと思ったりもするんですが(爆)
ひとまず斤量負担についてまとめておきたいと思います。

実質斤量負担:オールカマー】
オールカマー実質斤量負担

体重別実績でふれたとおり、460kgを切る馬については
相当な実力馬でも厳しい状況。
ダイワジャンヌはレッドゾーン、コロンバスサークル
マイナス体重で出てくるようだとかなり厳しい状況になりそうです。

逆に500kgを超える馬も実績が低下する傾向が出ています。
余程抜けた実力、実績がないと割引。
ゲシュタルトはちょっと足りない感じでしょうか。
シャドウゲイトは実績はあるものの、年齢的な面もあるので
微妙なライン上にいる印象です。

アーネストリーはここ10年で2着すらない520kgを超える大型馬
断然の人気を背負うことになると思いますが、隙があるとしたら
この1点かもしれませんね(^^;
休養明けにしては充実した馬体に見えただけに
さらにプラス体重になっている可能性もあるわけで
実力で傾向を覆せるかに注目です。

過去のデータ的に斤量面での好走条件を満たしていると考えられるのは
・カリバーン
・ムラマサノヨートー


続いて
・マイネルラクリマ
・マコトギャラクシー


ということになりそうです。

元POG馬出走!(菊花賞への切符)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
どうやら9月も出走ゼロのまま通過することがほぼ確定(爆)

うーん、わくドキPOGの最遅出走記録っていつだったんでしょうか?
ここまできたら記録に挑戦!って感じですね(自虐)

今週になってグランシャルム、マトゥラーが入厩。
グランシャルムは10月末辺り、マトゥラーは順調に行けば
10月9日のレースに出走ということになる見込みのようです。

今週神戸新聞杯に出走するオルフェーヴルに続いて
マトゥラーにも頑張ってもらいたいものです。


昨年の指名馬の内、ワディラム08は最初から最後まで
ほぼ情報がないまま、という形で終わってしまいました。
(どうやら未出走のまま引退でしょうか・・・涙)

今年の指名馬の中でも
・リトルハーモニー09
・アビ09
・フロムアップランド09

この辺りはさっぱり情報が出ておらず、正直言ってちょっと怖いです・・・。
幻の馬のまま終わってしまう可能性も無きにしも非ず。

・ライズアゲイン
・ギャラクティコ
・エアデジャヴー09
・リバーオリエンタル

なども情報不足。仕上がりが早いタイプではないと思いますので
気長に待ちたいところですが、何もなく期限切れになる危険もあるだけに
内心焦りますね(>_<)

カルロスマグノは北海道競馬所属になってしまいましたし・・・(爆)

実質的に戦力になりそうなのは4~5頭?!
うーん、余程の大物が隠れていないと厳しいですね(涙)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神戸新聞杯に登録していた元POG馬のヴァーゲンザイル
九十九里特別に回ることになりました。
菊花賞に出走出来るかどうかが掛かっているわけで
なんとか結果を出してもらいたいですね。

同じくギュスターヴクライも回避。
果たしてどこを使ってくるのか、こちらもなんとか
菊花賞への切符を手に入れてもらいたいものです。

今週は他にもデラコリーナ、ジョーアポロン、アルテミス、
ミッドタウンレディ
が500万下に挑戦。
秋競馬での活躍を期待したいと思います(^^)

神戸新聞杯(馬体について)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走馬の馬体について見ておきたいと思います。
登録馬が19頭と抽選含みだったのに、蓋を開けてみれば12頭立て
少頭数のレースになってしまいました。
私の元POG馬2頭も回避・・・なんかテンションが下がることが多いなぁ・・・

【オルフェーヴル】
(皐月賞)
オルフェーヴル11皐月賞
(ダービー)
オルフェーヴル11ダービー
(神戸新聞杯)
オルフェーヴル11神戸新聞杯
かなり体重が増えている、という陣営のコメントが
出ていますが、見た目にはまったくバランスが
崩れておらず、太目感もなし。
前後の筋肉もしっかり維持出来ており、毛ツヤも問題なし。
仕上げ過ぎていない程度の皮膚感、叩いての良化も見込めそう。
次走を視野に入れた上で休養明けとしては万全の態勢かと。

【ウインバリアシオン】
(弥生賞)
ウインバリアシオン11弥生賞
(ダービー)
ウインバリアシオン11ダービー
(神戸新聞杯)
ウインバリアシオン11神戸新聞杯
あまり変化のない馬体。この馬なりに良い状態を
維持出来ていると思われます。胴長で大きく動ける点が
春の好調を生んだ感じ。外回りコースは合いそうです。

【クレスコグランド】
(ダービー)
クレスコグランド11ダービー
(神戸新聞杯)
クレスコグランド11神戸新聞杯
幼さの残る体型でしたが、休養を挟んで少し大人びてきた感じ。
顔のでかさが目立たなくなってきました。
前後の筋肉はしっかり維持、充実しており、
毛ツヤも良好、体調にも問題なさそうです。

【ショウナンマイティ】
(弥生賞)
ショウナンマイティ11弥生賞
(神戸新聞杯)
ショウナンマイティ11神戸新聞杯
下半身が引き締まり、グッと引きつけられており
立ち姿のシルエットが良化、上半身にも力感があって
かなり状態は良さそうです。腹回りは太目感がない
程度に丸く張っており、毛ツヤもピカピカ。
見た目どおりの力が出せるなら楽しみな出来かと。

【フレールジャック】
(ラジオN賞)
フレールジャック11ラジオN賞
(神戸新聞杯)
フレールジャック11神戸新聞杯
前後の筋肉は充実度を増しており、前回落とした体重を
戻した上でしっかりと鍛え上げてきた感じ。
クビ差しも太く、迫力は十分。いかにもバネのありそうな
好馬体に仕上がっていると思います。
さらにマイラーっぽくなってきている印象なので
あとは道中のペース次第。

【スマートロビン】
スマートロビン11神戸新聞杯
しっかりした骨格の馬。いかにも松田国厩舎の馬という
雰囲気ですね(笑)馬格が大きい割にバランスが
取れており、今後にもっと良化が見込めそう。
今回も良い状態で出走が出来そうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

オールカマー(馬体について)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【アーネストリー】
(10天皇賞秋)
アーネストリー10天皇賞秋
(宝塚記念)
アーネストリー11宝塚
(オールカマー)
アーネストリー11オールカマー
肌のハリや前後の筋肉の実の入り方などは秀逸。
見事にリフレッシュされて状態は良化していると
思われますが、若干腹回りがゆったりしている感じ。
大型馬が結果を出していないレースでもあるので
最後にビシッと追ってくれば・・・

【カリバーン】
(札幌記念)
カリバーン11札幌記念
(オールカマー)
カリバーン11オールカマー
大きな変化のない馬体。クビが高い立ち姿から
急坂での伸び脚に少々不安が無きにしも非ず。
腹回りは前走時よりも若干緩めているようですが
太いわけではなく、消耗も感じられません。

【マイネルラクリマ】
(10朝日杯FS)
マイネルラクリマ10朝日杯FS
(ラジオN賞)
マイネルラクリマ11ラジオN賞
(オールカマー)
マイネルラクリマ11オールカマー
引き締まって古馬らしいシルエットにまとまって
きています。前後のバランスが取れた好馬体、
休養明けでもしっかりと仕上げてきている様子です。
薄皮一枚余裕が感じられますが、十分に力は出せる
状態だと思います。

【シャドウゲイト】
(10札幌記念)
シャドウゲイト10札幌記念
(七夕賞)
シャドウゲイト11七夕賞
(オールカマー)
シャドウゲイト11オールカマー
引き続き状態はかなり良さそう。
前走ほどの充実度ではなさそうですが、一時期の
崩れた様子は完全に払拭されて安定した好馬体を
維持出来ています。

【ゲシュタルト】
(10菊花賞)
ゲシュタルト10菊花賞
(日経新春杯)
ゲシュタルト11日経新春杯
(オールカマー)
ゲシュタルト11オールカマー
幼さが抜けて力強い馬体になってきていますが
パーツ、パーツごとにはそれほど強調点がなく
上半身、下半身ともにもう少し力感があっても
良さそうです。太いわけではなさそうですが
少しお腹が腫れて見えるのも気になるところ。
全体的には良化傾向だと思いますが、この馬なりに
良い状態とまではいっていないかも。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

神戸新聞杯(各馬分析3)   担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。
私の元POG馬、ギュスターヴクライ、ヴァーゲンザイルが登録をしていますが
もしかしたら回避して別のレースに回るかもしれないようです。
いずれにしろ、本番菊花賞に出走出来るよう頑張ってもらいたいものです。

ダノンミル】牡3 (栗東) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
非常に締まった流れになった若葉Sを好位から押し上げて差し切り勝ち。
能力は非常に高いモノがあると考えられます。
春は馬体を落とし続けて最後の皐月賞は輸送もあってデビューから
▲16kg・・・消耗が出てしまったのか中段からまるで伸びずに
13着と大敗してしまいました。
休養明けにどこまで体を戻しているのかに注意、条件は良化するだけに
秋以降の活躍を占う一戦になりそうです。

トリノ】牡3 (栗東) ステイゴールド×(Rahy)
デビューは芝で大敗、ダートに転向して10戦目にやっと勝ち上がりました。
前に行けるようになって前走で2勝目を挙げましたが、どちらも
ダートのレースだけに芝に戻ってどこまでやれるかはかなり微妙。
適性がないわけではないと思いますが、世代上位馬相手に
いきなり対抗出来ると考えるのは酷かと。

ナムラオウドウ】牡3 (栗東) チーフベアハート×(フレンチグローリー)
デビュー当時は後方で何も出来ない競馬が続いていましたが
休養を挟んで良化、末脚が使えるようになって勝ち上がりました。
前走は前につける競馬で2勝目、ただし脚はかなり鈍っており、
現状では後方でためた方が不安定ながら好走が期待出来そうです。

フレールジャック】 牡3 (栗東) ディープインパクト×(Nureyev)
3連勝でラジオN賞を制覇。ある程度前につけて末脚が使えるので
かなり安定して好走が期待出来そうです。
前走のレースぶりからはマイラーという印象ですが、
距離延長でスローペースになるならば対応は出来ても不思議ありません。
前走で▲10kgと仕上げた感があったので、今回はちょっと
緩めになっていないかチェックが必要になりそうです。

ロッカヴェラーノ】牡3 (栗東) マンハッタンカフェ×(Sri Pekan)
スローペースで逃げることが出来たすみれSで2勝目を挙げましたが
クラシックでは後方からの競馬になり、届かずに終わってしまいました。
デビューから体重を落とし続けており、前走の時点で▲22kg。
休養を挟んで馬体を戻しているのが最低条件になりそうです。

ヴァーゲンザイル】牡3 (美浦) ネオユニヴァース×(ノーザンテースト)
セントライト記念でまさかの抽選漏れ、1週間繰り下げて
さらに関西への輸送というのはマイナスになりそうです。
阪神2400mでも2着がありますが、青葉賞ではスローな流れで
粘り切れていなかっただけに本質的にはスタミナに欠けるタイプなのかも。
直線での伸び脚はかなりのものあるので展開に乗れたら・・・

神戸新聞杯(各馬分析2)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ギュスターヴクライ】牡3 (栗東) ハーツクライ×(Fabulous Dancer)
距離を延長してリスポリ騎手が手綱を取った途端、スッと前に寄せて
脚を使えるようになりました(笑)弥生賞は6着といっても
ウインバリアシオンに先着、勝ち馬とは0.1秒差とクラシック上位馬に
引けをとらない実力があることを示しています。
前走の復帰戦では大逃げを打った馬を捕らえきれずに3着に
終わってしまいましたが、増えていた馬体を少し絞ってきているので
叩いての良化にも期待出来そうです。

クレスコグランド】牡3 (栗東) タニノギムレット×(サンデーサイレンス)
ダービーでは不良馬場に脚を取られてしまいましたが、好位から脚を
使うスタイルでそれまで3連勝。京都新聞杯までに馬体を絞って
仕上がってしまっていたこともダービーでの失速に影響があったかも
しれません。道中が緩む展開でこそ、という馬なので今回もペース次第。
本質的にスタミナがあるタイプではなさそうなだけに・・・

ショウナンマイティ】牡3 (栗東) マンハッタンカフェ×(Storm Cat)
スローの前残り気味の展開を強引に差し込んでデビューから連勝、
かなりの能力を示していましたが、クラシック前哨戦では
もう一歩詰めの甘さが出て届かず終いになってしまいました。
前走の復帰戦では後方から押し上げつつ、鋭く脚を使って完勝。
母系からパタッと走らなくなる危険性がありますが、
今のところ順調に来ている感じ、決め脚勝負で流れに乗れたら
楽しみな1頭だと思います。

ステラロッサ】牡3 (栗東) ハーツクライ×(Storm Cat)
スプリングSではオルフェーヴルと同じ上がりを使って突っ込んで3着。
能力は相当高いモノがありそうです。
皐月賞は前に行って失速、プリンシパルSでは流れの中で
周りと同じ脚色になってしまい、伸び切れずに敗退してしまいましたが
復帰戦の前走では+32kgと大幅に馬体を増やして好位から
粘りこんで2勝目となりました。
馬体の増加は成長分だと思われますが、母系の気性難の影響も
ありそうなので叩いて2走目がどんな内容になるのか注目です。

スマートロビン】牡3 (栗東) ディープインパクト×(Lyphard)
エリカ賞ではのちの活躍馬たちを相手に逃げ切って完封。
スローペースを作れたことが大きかった印象で、その後は後方から
何も出来ないレースが続いてしまっていました。
復帰戦の阿寒湖特別では淡々とした流れを3番手で追走し
他馬の脚が極端に止まった中、上手く脚を残して復活勝利を
飾っています。緩み過ぎないペースの中で踏ん張った点は
評価出来ますが、決め脚があるわけではないだけに
どこまでやれるかは微妙なところ。前が有利な展開になれば・・・

ダノンシャーク】牡3 (栗東) ディープインパクト×(Caerleon)
締まった流れで非常にレベルが高かった若葉Sでは
さらに速い脚で上がっていって3着。相当な力量を示していましたが
NZTでは前が止まらず7着、馬体をガックリ落としてしまった
プリンシパルSでは4着と春はもう一歩届かない成績に終わって
しまいました。休養前に大きく体重を減らしてしまったのは
調整面で不安・・・馬格が元々ないだけに、しっかりと戻して
復帰してもらいたいですね。かなりタフな競馬が出来る馬なので
レースレベルが上がった方が出番があるかも。

続きます。

神戸新聞杯(各馬分析1)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)について見ていきたいと思います。
2冠馬オルフェーヴルに始動戦、順調に秋を迎えることが出来たのか、
そしてライバル達との力関係はひと夏を越えてどうなっているのか、
大いに注目したいところです。

抽選予定の馬も含めて登録馬の中にディープインパクト産駒が5頭。
非常に高い複勝率を誇る割に、データ的には距離への適応力に
疑問が出ているわけで、今回の2400mそしてさらに距離が伸びる
菊花賞で果たしてどうなのか・・・という点も興味深いですね。

イグアス】牡3 (栗東) ディープインパクト×(Potrillazo)
差し脚を使うスタイルでなかなか勝ち切れず、2走前に逃げる形に
脚質転換して未勝利戦突破、続くかきつばた賞でも2番手から
押し切って連勝を飾っています。
中盤に大きく緩めており、レースレベルは相当低く、
自分のペースで行けないと微妙。他の先行馬との兼ね合い次第の面が強そう。

ウインバリアシオン】牡3 (栗東) ハーツクライ×(Storm Bird)
後方で脚をためる脚質に転換して青葉賞を勝ち、不良馬場のダービーでも
2着と健闘しました。どちらも非常にペースが緩く、レースレベルは
微妙なだけに過大評価は危険かも。春は馬体を絞って結果を出せただけに
休養明け初戦というのも不安があるかもしれません。
前が止まらない展開になると思わぬ苦戦も・・・

オルフェーヴル】牡3 (栗東) ステイゴールド×(メジロマックイーン)
クラシック2冠、というだけでなく阪神外回りのスプリングSでも
完勝しているだけに適性、実績面では完全に最上位評価。
長い距離でこそ、という血統であり、兄と違って大きな走りが持ち味なので
外回りコースへの適性は高そうです。
ここ2戦の勝ち方は圧倒的だっただけに期待感が先行してしまいますが
さらに上回るような走りを見せてもらいたいですね。

カルドブレッサ】牡3 (栗東) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
毎日杯ではスローな流れの中で脚が使えず完敗。
休養明けの前走では稍重の馬場への適性もあってか、中段から良く伸びて
2勝目を挙げました。春は実績馬にかなり足りない感じだっただけに
成長分でどこまで・・・。距離延長は血統的にはプラスになりそうです。

カーマイン】牡3 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
血統面から期待されたダートでは結果が出せず、芝に戻って
阪神2400mで2勝目。後方からの末脚はハマれば相当な威力が
ありますが、青葉賞では後方から伸びず・・・不安定さもあるだけに
扱いが難しいですね。デビューから体重を落とし続けていただけに
休養を挟んでどこまで戻しているのかにも注意。

続きます。

オールカマー(各馬分析2)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

シャドウゲイト】牡9 58.0 (美浦) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
極端に内回り、小回りの競馬場に特化した成績。
海外遠征後になかなか調子が戻らず、厳しい状況が続いていましたが
8歳にして重賞制覇、今年も重賞で2着と健在ぶりをアピールしています。
先行力が戻り、中山で行われた七夕賞でも4着に粘り込んでおり
上手く展開に乗れば好走が期待出来そうです。

ダイワジャンヌ】牝6 55.0 (美浦) タニノギムレット×(Dehere)
中山でも好走があり、AJCCでも5着と健闘しています。
ある程度前につける脚質ですが、後方になることもあるので
不安定要素が高い1頭。決め脚が鈍く、ここ2戦もいいところなく敗退。
血統的にも中山が合うわけではないだけに復活を期待するのは難しそう。

マイネルラクリマ】牡3 54.0 (美浦) チーフベアハート×(サンデーサイレンス)
先行力を活かして中山で行われたラジオN賞でも2着に粘り込み。
後続を引きつけて上手く突き放しましたが、勝ち馬の瞬発力に屈した形、
能力的にはかなり高いモノがありそうです。
2000m以上のレースに出走したことがないので、いきなり4ハロンの
距離延長は不安材料。ただし血統的には中途半端な2200mという条件は
ピッタリっぽいので上手く折り合えたら面白い存在になれるかも。

マコトギャラクシー】牡4 57.0 (美浦) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
中山芝コースでは(2-2-1-2)と掲示板を外したことがありません。
常に良い脚で突っ込んできており、あとはタイミングと展開次第、という感じ。
騎手が次々に乗り代わってもそれなりに結果が出ている、というのが
凄いですね。中段からの競馬になりますが、今回は少頭数になる分
前に届きやすくなりそう。実績的にはかなり期待出来そうです。

ムラマサノヨートー】牡7 57.0 (美浦) キングヘイロー×(ヘクタープロテクター)
ここ3戦の好走は全て東京競馬場。その上、マイルまでしか結果が出せておらず
距離延長はかなり不安。年齢的にも実績的にも脚質的にもここで
いきなり復活、というのは考えにくい状況です。

リアライズキング】牡3 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(ノーザンテースト)
中央ではダートで3戦して未勝利。北海道競馬で2勝を挙げていますが
芝への出走歴はありません。一体どういう意図で登録してきたのかも不明です。