けいけん豊富な毎日

プロフェッショナルとして   担【けん♂】

JRAは27日、大阪市内で定例会見を開き、クリストフ・スミヨン騎手(30)
=ベルギー出身、仏拠点=とダクラス・ホワイト騎手(39)=、
南ア出身、香港拠点=に短期免許を今年は交付しないことを明らかにした。
昨年12月に行われた免許試験委員会で、外国人騎手について
(1)1年間の免許期間中(最大3カ月)に騎乗停止2回以上
(2)制裁点数30点を超えた
場合は、翌年度の免許を交付しないという合意事項ができたため。

スミヨンは昨秋、ブエナビスタで挑んだジャパンCで1位入線しながら
ローズキングダムの進路を妨害して2着に降着となり、
開催日4日間の騎乗停止処分を受けた。これを含めて制裁点数が
39点となったため、今年の来日は不可能となった。
ホワイトは2度の騎乗停止があった。
小林善一郎理事は「短期免許を交付する際の面接で、ルールの相違点、
裁決の判断基準を話し、騎乗マナーの改善に努めています」と話した。

SANSPO
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うーん、これについては色んな意見があるかと思います。

一つには、騎手という仕事が非常に危険と隣り合わせで、
安全面に留意するためにも、危険な騎乗には厳しく対処すべきだと
いう考え方があると思います。

過去にも大きな怪我を負ってしまった騎手は多く、
危険騎乗の影響ではなくとも、落馬事故による骨折などは
その後の成績にも影響を与えてしまっていることがよくあります。

馬券を買っている側からしても、痛ましい事故は見たくありませんし、
それによって馬券が外れるのも・・・逆に的中するのも嬉しいことだとは
思えません。

郷に入れば郷に従え、という言葉もあるように日本には日本のルールが
あるんだから、外人騎手はそれにそって騎乗をすべきだ、というのも
理屈としては筋が通っていると思います。


ただ・・・一方では海外から来ている騎手が非常に優秀な成績
おさめている、というのも歴然とした事実。

日本人騎手には地の利、その馬への騎乗経験など大きなアドバンテージがあるにも
関わらず・・・外人騎手に乗り代わった途端に結果が出る、という
事態もよく見かける光景です。

海外のレースを観ていると、非常に密集した中を凄いタイミングで馬を操り、
内をすり抜けたり、外に出したり、と素晴らしい騎乗を目の当たりにします。

中には「日本の裁定だとアウトかな」と思うような例もあるわけですが
急な進路変更などを食らっても、後続の騎手たちが慌てるような
そぶりを見せるようなことは滅多になく、整然とそして激しく美しく
レースをしています。

あくまで個人的な意見ですが、そういうところで揉まれてきているからこそ、
騎乗技術が高まり・・・その結果、海外(日本)に遠征しても
しっかりと結果が出せるのではないかと。

事故が起こらないよう「環境(ルール)を整える」ことも
大切かもしれませんが、そのルールに守られていることで
技術的に未熟なままで成長がない、というのでは本末転倒。

騎手の技術不足を補うために、さらに安全なルールを作る羽目になる
なんてことが起こっているのでは・・・と疑うのはさすがに穿った見方でしょうか。

騎手の場合は日本人と外人とで肉体的な資質の差、というものは
それほどない、と思うわけで・・・やっぱり明暗を分けるのは
純粋に技術じゃないかと。

近年では大事なレースでは特に積極的に外人騎手に依頼をかける
厩舎も増えてきている印象。
騎手も大事な「勝てるお手馬」を奪われるのでは
やっていられない面もあると思います。

それでも少なくとも騎手の間では「外人はマナーが悪い」とか言う前に
追いつけ、追い越せ」で少しでも技術を盗み取って向上することを
考えてもらいたいものですね。

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函館SS(中間雑感)   担【けん♂】

函館SS(函館1200m)の出走予定馬について、ざっと見てきましたが
・・・ちょっと休憩。

ぱっと見の印象は、良く言えば「フレッシュなメンバー
悪く言えば「馴染みの薄い馬ばかり」という感じでしょうか。

昨夏の短距離重賞戦線で活躍していたよう馬がまったく見当たらず、
非常に力関係が把握しにくいレースになりそうです。

古馬重賞を勝っている馬は・・・カレンチャン1頭だけ。
それも阪神牝馬Sということで、スプリントレースという意味では
どの馬も実績不足
ということになりそう。

ある程度年齢がいっている馬については、いきなり上昇が
あったとは考えにくく、どちらかといえば新鋭の4歳、3歳世代
頑張ってもらいたいですね。

逆に5歳以上のこれまで重賞に届かなかった馬がここで好走するようだと
若い世代の力不足が見えてきてしまいます。
キンシャサノキセキなど長く一線級で活躍してきた馬が引退し、
短距離でも世代交代の時期がやってきてもおかしくない状況。
・・・というか世代交代して欲しいですね(>_<)

今回のメンバーから新たに重賞戦線の顔になっていくような
馬が出てくれることに期待したいと思います。

期待したい新鋭
4歳
カレンチャン(2段階成長したならば相当期待出来そう?)
アンシェルブルー(ちょっと底が見えた?)
パドトロワ(堅実だが大物感に欠ける?)

3歳
ヘニーハウンド(気性面に不安)
テイエムオオタカ(本当にスプリンター?:爆)
クリアンサス(血統は抜群ながらスプリントは初めて)
マジカルポケット(函館2歳Sの勝ち馬ながらペース適性に不安)

ケイアイアストン(6歳)辺りに捻られてしまうようだと
先行きが心配・・・

函館SS(馬体について)   担【けん♂】

函館SS(函館1200m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【カレンチャン】
(10フィリーズレビュー)
カレンチャン10フィリーズレビュー
(函館SS)
カレンチャン11函館SS
年を重ねて逆に幼くなったような雰囲気(爆)
太りやすいクロフネ産駒にしては引き締まった
馬体を維持出来ており、軽さとバネがありそうな印象。
上半身の力感はもう一歩ですが下半身は丸みを
帯びて充実。状態自体は良さそうなので
力は十分に出せそうです。

【パドトロワ】
(CBC賞)
パドトロワ11CBC賞
(函館SS)
パドトロワ11函館SS
異様に太いクビ差し、それを支える上半身も
力強い仕上がり。前走からさらに充実度を増している感じで
銭型が浮かびあがり、体調もかなり良さそう。

【ヘニーハウンド】
(NHKマイル)
ヘニーハウンド11NHK
(函館SS)
ヘニーハウンド11函館SS
引き締まった体つきになってきました。
大きな変化はありませんが、筋肉はしっかり
維持出来ているようなので現時点での能力は
十分に出せそうな状態かと。
少し上半身に偏った感じもあるので
道中が上りとなっているコース適性もありそう。

【クリアンサス】
(NHKマイル)
クリアンサス11NHK
(函館SS)
クリアンサス11函館SS
皮膚感が引き締まり、腿の筋肉なども引き上げられて
まとまりが出てきた印象。
少し小さくまとまった感じもありますが、
短距離馬らしい体型になってきたように思えます。
微妙に力感に欠けるのが・・・

【マジカルポケット】
(10函館2歳S)
マジカルポケット10函館2歳S
(10朝日杯FS)
マジカルポケット10朝日杯FS
(函館SS)
マジカルポケット11函館SS
ジャングルポケット産駒にしては腰の造りが
しっかりしている感じなのは好感。
少しゆったりした雰囲気だった馬体を絞って
まとまってきており、現状の能力がどれくらいか
試金石になりそうです。

【ベイリングボーイ】
ベイリングボーイ11函館SS
クビがひょろ長く、皮膚感も緩め。
下半身の筋肉は薄く、良い状態には見えません。
体調にも不安があるかも・・・。

【ケイアイアストン】
ケイアイアストン11函館SS
小さくまとまってはいますが、
パンと張った皮膚感、充実した肉付きなど
状態はかなり良さそうです、
少しクビが高い姿勢が気になりますが、
この馬なりの力は出せそう。

【アンシェルブルー】
(ヴィクイトリアマイル)
アンシェルブルー11VM
(函館SS)
アンシェルブルー11函館SS
光の加減もありますが、前走よりも毛ツヤが良化、
筋肉のメリハリもついて、状態は上向きだと
思われます。
広いコースが合いそうな体型ではありますが
力強さは今回の中でも最上位クラス。

※写真はすべて競馬ブックPHOTOパドックより

騙されてみる?   担【けん♂】

あまりにも唐突なお話しに戸惑われるかと思いますが、貴方様を信用し
全てをお話し致します。最後までお読み下さい。

父の遺言により城谷家の遺産の不要額【2億円】を皆様にお配りするつもりで
希望者を探しております。城谷家代々続いてる《極秘慈善活動》を今年は私、
城谷真美が責任を持ってお配りさせて頂きます。

今年2011年度の分配予定額は【2億円】
貴方様を含め10名の方へお声をかけさせて頂いており、
すでに2名様へ合計3000万円の配布が完了しています。
現在残っている現金は1億7000万、この中より全額もしくは貴方様の
ご希望額分お受け取りいただくことが可能です。
皆様へお配りしているお金は、城谷家内での遺産分配時に生じた
【不要金】であり、決して汚いお金ではありません。
18才以上で銀行口座をお持ちの方であれば、どなたでも安心してお受け取り頂けます。

あまりにも突然でとても信じて頂けないかもしれません。
ですが本当のお話です。遺産分配に興味をお持ちいただけた場合は直接私、
城谷真美まで【分配詳細】とご連絡ください。
折り返し詳細を詳しくお話させて頂きます。
詳細をお聞き頂いた上で、お受け取りの是非を決めて頂きたいと思っております。
もちろん信用性が無いと判断された場合は、そのまま無視して頂いても構いません。

すべて納得、合意の上でお話を進めさせて頂きたいと考えております。
貴方様のご負担、ご迷惑になる事は決して致しませんので、
お話だけでも聞いて頂けますよう心よりお願いを申し上げます。
興味本位でも構いません。詳しいお話を聞いて頂けるのであれば、
【分配詳細】とご連絡をお願いします。必ずご納得の行く説明をさせて頂きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私の携帯にこんな素敵なメールが届きました。

わーい、ラッキー♪儲かった!

んなわけないだろ!ドス(=゚д゚)ニい)'д`)グハァ

何といっても・・・「城谷真美」なんて人物を私は知りません(爆)

そんな相手から「貴方様を信用し全てをお話し致します
なんて言われてもなぁ・・・(笑)

城谷家代々続いてる《極秘慈善活動》?
見ず知らずの人にお金を配るのが慈善活動なわけねーわけで、
言ってることがムチャクチャです。

城谷真美」で検索かけたら・・・やっぱり出るわ出るわ、
どうやら新手の詐欺のようですね。
さすがに引っかかって痛い目を見た、という話までは
見つけられませんでしたが、まぁ逆にいえばここまでバカバカしいと
騙される人もいないのかもしれません。

いっそあえて騙されたフリをして、このあとにどんな詐欺行為が
待ち構えているのか確認してレポートしても面白かったかも?(笑)

相方の実家にも「オレオレ詐欺」の電話が掛かってきたことが
あったそうで、意外に身近なところにこういう犯罪行為が
転がっているんだなぁと改めて感じました。

皆様もお気をつけください。

※ちなみに送られてきたメールアドレスは

white_canyon@ezweb.ne.04jp

でした。ホワイトキャニオンって白谷≒城谷 ?
なんの語呂合わせなんだか・・・(笑)

函館SS(各馬分析2)  担【けん♂】

函館SS(函館1200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ヘニーハウンド】牡3 53.0 (栗東) Henny Hughes×(Crusader Sword)
阪神1200mで行われたファルコンSを1戦1勝馬ながら
いきなり連勝で制覇。例年に比べてスタミナを問う構造になったことが
プラスに働いた印象です。血統的にパワーもありそうで、
函館は合いそうですが、前走で脚が止まってしまっただけに
ストームキャットの気性難が影響してこないか、不安も大きそう。
大物感のある馬だけに復活してもらいたいですが・・・過大評価は危険かも。

ベイリングボーイ】牡7 56.0 (栗東) メイショウオウドウ×(Bering)
菊花賞に挑戦した馬が今は1200m・・・(爆)
短距離では後方からになりがちで、余程前が崩れるとか
馬場が悪化するといった材料がなければ二桁着順に敗れることも
珍しくありません。今回も前で極端に競い合うような展開になれば・・・

マジカルポケット】牡3 53.0(栗東) ジャングルポケット×(Danzig)
レベルが微妙だったとはいえ、函館2歳Sを制しているだけに
適性面では侮れない1頭。1600mでの大敗を除けば
それほど崩れているわけではありませんが、短距離のペースが
体から抜けてしまっているようで、後ろからになってしまいがち
なのが気になるところ。今回も間を空けてピリッとしないと
後手を踏んでしまいそうです。

マヤノツルギ】牡7 56.0 (栗東) ジョリーズヘイロー×(サクラユタカオー)
短距離で5連勝を飾っていたのは・・・08年の夏まで。
その後は順調さを欠いており、今回は10ヶ月ぶりとなります。
函館はかなりの得意コースで昨年のUHB杯でも5着と健闘。
適性面には期待出来るとしても・・・復活を望むには厳しい状況かと。
血統的にも年を重ねて良化する印象はありません。

ルールプロスパー】牡6 56.0 (栗東) ダイタクリーヴァ×(グロウ)
1400mでは新馬戦の1勝と3着が一度ありますが、基本的には
マイル以上の距離で使われてきており、ここにきての距離短縮は微妙。
巴賞3着ということで洋芝適性、コース適性はありそうですが
ペースが合わない可能性が大。末脚が武器の馬ではないだけに・・・

レッドストラーダ】牡3 53.0 (美浦) ロージズインメイ×(アフリート)
デビューから距離を縮めていって1400mで連勝。
前走の1200mでも4着と健闘していただけに
どうやらやっと路線を決定してきた、という感じです(^^;
スタミナに問題はなさそうですが、中段後ろからの脚質だけに
前が崩れてこないと出番があるかどうか・・・

ロビンフット】牡3 53.0 (美浦) ゼンノエルシド×(サンデーサイレンス)
デビュー当時に函館で連勝。その後距離を延長して
頑張ってきていましたが、マイル以上では完全に頭打ちの状況。
ファルコンSでは前が止まったところを差し込んで4着と健闘しましたが
ペースについていけていないことも同時に露呈。
前走のバーデンバーデンCでもズルッと下がって12着と
短距離が合う感じもなさそう・・・。

函館SS(各馬分析1)   担【けん♂】

函館SS(函館1200m)出走予定馬について、見ていきたいと思います。

アンシェルブルー】牝4 54.0 (美浦) マンハッタンカフェ×(Storm Cat)
好位から脚を伸ばすスタイル。これまでに掲示板を外したのは1回だけと
非常に安定した成績できています。重賞初挑戦となった阪神牝馬Sで
いきなり2着、前走のヴィクトリアマイルでも5着というのは
今回のメンバーの中では実績上位と見て良さそうかと。
函館1200mでも勝利があり、斤量が1kg減るのもプラス材料。

カレンチャン】牝4 54.0 (栗東) クロフネ×(トニービン)
複勝圏を外したのは後方からになったフィリーズレビューのみ。
前につけて脚を伸ばすスタイルで非常に安定しています。
函館1200mでも1勝しており、適性面でも問題なし。
古馬になる前に頭打ちになりやすいクロフネ産駒ですが、
前走で重賞初制覇をするなど、2段階目の成長をしている模様。
本格化したと見て良さそうです。

クリアンサス】牝3 51.0 (栗東) Redoute’s Choice×(ニホンピロウイナー)
スプリンター×(スプリンター)という血統ながら1200mは
今回が初出走(爆)。1600mでは3着以内が一度もありませんが
1400mでは4戦3勝・・・明らかに短距離向きの実績となっており、
距離短縮も非常に楽しみな1頭になりそうです。
勝った3戦は全てハナを切って逃げ切りになっているだけに
同型のスプリンター相手に自分の競馬が出来るかどうかも課題になりそうです。

ケイアイアストン】牡6 56.0 (美浦) フジキセキ×(Wolfhound)
昨年の函館SSではハナを切って行って失速し、8着。
1400mで3着が一度ありますが、実績は1200mに偏っており、
平坦小回りのコースで好成績を残している点でもスタミナ面はイマイチかも。
かなりムラがある馬ながら、前走のバーデンバーデンCのように
強い競馬が出来る馬だけに、侮るのは怖い1頭かも。

テイエムオオタカ】牡3 53.0 (美浦) ホワイトマズル×(ネヴアーダンス)
1800mを逃げ切るだけのスタミナがありながら、ファルコンSでも3着と
意味のわからない使われ方をされながらも結果を出している異能の馬。
前走は函館1200mでレコード勝ち。中1週ながら、前走で体もしっかり
戻せていたので、まだ余力はありそうです。ここで結果が出せるようなら
スタミナに裏打ちされたスプリンターとして今後の台風の目になるかも。

ドラゴンファング】牡6 56.0 (栗東) タイキシャトル×(ダンスオブライフ)
09年には高松宮記念に出走するところまで頑張っていた馬。
その秋の復帰戦辺りで手間取り、それでも年末には復調傾向が見えてきたところで、
長期休養・・・今回は1年5ヶ月ぶりとなります。
休養前は明らかに太目になってきていただけに、今回はどこまで
絞り込めているかもポイントになりそう。スタミナには問題がない馬だけに
調子さえまともなら・・・

ナイアード】牝5 54.0 (美浦) ワイルドラッシュ×(デインヒル)
4勝は全て1000mの短距離戦。その内3勝はダートとなっています。
年明けから芝転向で頑張っていますが、血統的にはダートの方が合いそう。
実績は平坦コースに偏っており、スタミナ面にも大いに不安を感じます。

パドトロワ】牡4 56.0 (栗東) スウェプトオーヴァーボード×(フジキセキ)
適性外のNHKマイル、中段からになってしまった道頓堀S、
前半が異常に速くなり過ぎたアクアマリンSと凡走したレースには
理由があり、すんなりと競馬が出来た場合には(5-1-3-0)と
非常に安定しています。間が空くのがあまりいいタイプではなさそうなので
2ヶ月ぶりというのが気になるところ。馬体を充実させて
本格化傾向とはいえ、今回は少し絞るくらいの方が良さそう・・・。

続きます。

函館SS(距離実績について)  担【けん♂】

函館SS(函館1200m)は展開分析でふれたとおり、
道中はずっと上り坂、という非常にスタミナを問われる
レースになっています。

過去の上位馬について、それまでのレースでの好走距離実績を
調べてみました。

過去の函館SS上位馬の距離実績
函館SS距離実績
※○→1着、△→複勝圏、×→好走歴なし

1400mの実績野ない馬が勝ったのは02年のみ。
この年は勝ち時計が1.10.3と飛び抜けて遅く、
スタミナの消耗度が低かった、と考えられます。
・・・同じような展開にならないとは限りませんが、ひとまず
例外扱いで良さそうです。

02年を除くと・・・1400m実績のない馬が上位にきたのは
03年の3着1回だけ。
アタゴタイショウはその前のレースで1600mを使って11着と
大敗していましたが、1400mは出走経験なし。
距離の面ではどこまでもつのか、微妙なライン上にいた馬でした。
1200mまでは完全連対。
こちらもほぼ例外的な扱いで見たとして・・・3着まで
ということで、基本的には1400m以上で少なくとも複勝圏、
出来れば勝利が必要
、と考えて良さそうです。

逆に1200mでの勝利がない馬でも好走することがある、
というのは面白いところ。

基本的にはスピード能力も重要視すべきだと思いますが
マイル重賞を勝っているような馬については
距離短縮がプラスになることもある、と考えておきたいと思います。

今回の出走予定馬の距離実績

1400m以上で勝っている
アンシェルブルー
カレンチャン
クリアンサス(1200mの出走歴なし)
テイエムオオタカ
ドラゴンファング
パドトロワ
ヘニーハウンド
ベイリングボーイ
マヤノツルギ
ルールプロスパー(1200mの出走歴なし)
レッドストラーダ(1200m好走なし)
ロビンフット

1400m以上で複勝圏に入っている
ケイアイアストン
マジカルポケット

1400m以上の実績なし
ナイアード(1400m以上の出走歴なし)

うーん、今年は短距離の専門家みたいな実績馬がいませんね(^^;
この条件で絞るほどではなさそうです。


漫画のある国に生まれて   担【けん♂】

昨晩、ちょっと眠れなくて「風光る」という漫画を読み直してみました。

風光る」はまったく同じ題名で野球漫画と新撰組を舞台にした
少女漫画の2種類があるんですが、私が読んだのは少女漫画の方。

著者の渡辺多恵子さんの出版されている作品は
おそらく全部読んでいると思うのですが、どれも私にとっては
かなりの「ツボ」。

ファミリー」「はじめちゃんが一番」にも泣かされましたが
この「風光る」は・・・もう条件反射的に大爆涙。
まさに涙腺直撃でどうしようもありません。

別にお涙ちょうだい的な作品ではなく、基本的にはコメディタッチの
淡い恋愛模様を中心に描いているわけですが、作中の人物が
非常に魅力的で、読んでいて引き込まれてしまうんですよね。

特に・・・11巻!

何回読み直しても涙腺大決壊!(爆)。
まぁ私が感情移入しやすい性格だからかもしれませんが、
これを読んでもなんともない、なんて人はちょっと神経に
問題があるのではないか、と疑ってしまいます。

泣ける、泣けないは別にしても本当に面白い作品だと思います。
超オススメ!(^^)g

少女漫画なんて!?という方もいらっしゃるかもしれませんが
お目目キラキラ、みたいなものばかりじゃないことを
こういう作品で知ってもらえたら世界が広がるのではないかと。

そう言えば・・・

もし無人島に取り残されるとして、一つだけ漫画を持っていくなら

というテーマで昔、友人と話したことがありました。

おそらく私なら・・・「Papa told me」by榛野なな恵 でしょうか。

こちらも少女漫画。
上の渡辺多恵子作品も捨て難いですが、永遠のこの世界でたゆたっていたい
という気持ちにさせられる漫画だけに、何度も読み直すことを考えると
こちらが上かと。

長編ですがストーリー漫画ではないので、結末らしい結末がないのも
無人島向きかもしれません(^^;

なにやらドラマ化されたこともあるらしいですが、
原作の雰囲気を出すのは・・・まぁ無理でしょう(爆)
JIN」みたいにまた別の面白さを描き出せるなんてことは
本当に稀なケースだと思います。

※友人は「帯をギュッとね」を挙げていました。
 センス溢れる面白い漫画で私も大好きです。
 「モンキーターン」「とめはねっ!」・・・
 河合克敏作品もハズレがないですね~。

それにしても眠る前にあまり面白い漫画を読むのは危険かもしれません。
今日も「風光る」を読み過ぎて目が腫れぼったいわけで
先日はちょっとだけのつもりで読み始めた「ガラスの仮面」が
まったく止まらず(爆)気がつけば20巻を超えていました。
ただでさえ寝不足なのに・・・まさに自業自得・・・(笑)

函館SS(年齢別実績)   担【けん♂】

函館SS(函館1200m)の外堀埋めを進めていきたいと思います。

年齢別実績:01年~(09年を除く)】
函館SS年齢
9年間で5勝と明らかに優秀なのは・・・5歳馬
充実期にあるベテランが結果を出している、という感じでしょうか。

出走頭数が最も多い6歳馬も2着が5回と好成績をおさめています。
勝ち切れなくなってきている、という感じはあっても十分な実績と
見てよさそです。

うーん、どうやらベテラン侮れず、でしょうか(^^;

4歳馬も2勝。複勝率でみても5歳馬に引けを取っておらず、
割り引く必要はまったくなさそうです。

3歳馬は・・・出走していない年もあるだけに
これだけの成績をおさめていれば優秀と見てもいいかもしれません。
勝ち切ったのは後のGⅠ馬サニングデール
洋芝に強いウォーニングの産駒で、ここまで(3-1-0-1)と
非常に安定した好成績を残していました。
前走でファルコンSを制しており、当時は斤量が52kgだったのも
影響したのかもしれません。

逃げて2着に粘ったサープラスシンガーは1200mでは
(2-2-0-0)と完全連対をしていた馬。

3着に入ったアタゴタイショウは函館2歳Sを勝っており、
適性の面で期待できた馬。同じくディープサマーも函館2歳Sで
2着と好走していました。

基本的には能力重視で良いと思いますが、3歳馬に関しては
・函館実績
・重賞実績
・安定度


このあたりを中心に考えておいた方が良さそうです。

性別実績
函館SS性別
出走頭数自体が段違いなので、比較するのは難しいですが、
9年間で7勝と牝馬が圧倒的に優秀

ただし・・・勝つか惨敗か、みたいな実績になっているので
牝馬だから、という理由で狙うのは危険なニオイ
ちゃんと実績を見た上で、期待できる能力のある牝馬がいれば
積極的に狙ってみたいと思います。

函館SS(体重別実績)  担【けん♂】

函館SS(函館1200m)について、少し出遅れ気味ですが
頑張って追いついておきたいと思います(^^)

体重別実績:01年~(09年を除く)】
函館SS体重

短距離のレースということで馬格の大きな馬が多いかと思いましたが
それほど偏ってはいないようです。500kg以上の馬も
たしかに多いですが、460~480kg程度の馬もかなりの
割合になっています。

勝率、連対率、複勝率どの項目でも460~480kgの馬が優秀な成績
あとからふれる予定ですが、牝馬が好走していることとも大きく
絡んでいると考えられます。

520kgまでは基本的に問題なし。
満遍なく好走している感じで、偏りは感じられません。

出走頭数自体の問題もありますが、520kgを超えると少し割引き。
逆に460kg以下だと勝ち切ったのは後のGⅠ馬サニングデールのみ、
ということで、余程の好成績、好素質馬に限って考えて良さそうです。

斤量負担別実績
函館SS斤量
函館SSは別定戦なので、斤量に差がついています。
上記のデータを斤量負担別にまとめ直してみると・・・

上限ラインはおよそ12.0%
12.5%までは一応2、3着がありますが、12.5%を超えると
まったく結果が出ていません。

12.0%を超えると出走頭数自体がガクッと減るので
今年のメンバーでも絞り込みに使えるかは微妙ですが、
一応頭に入れておきたいと思います。

函館SS(展開分析)  担【けん♂】

函館SSコース
函館1200mのコース図と函館SSの平均ラップ(01年~:09年を除く)

函館SSが行われる函館1200mは向こう正面のポケットからのスタート。

スタートから真っ直ぐな直線になっており、先行するのに内外の差はなさそうです。
コースに入ってから最初のカーブの途中まではダラダラとした上り坂になっていて、
それほど加速がつきにくい感じ。
ただし、ペース自体は緩まないのでここではスタミナが必要とされます。

カーブの入り口は上り坂のために基本的にペースはちょっと落ちて
11秒台後半程度、直線入り口からは微妙に下り坂になっていますので
力のある先行馬が残りやすい構造だと考えられます。

前の馬の仕掛けが遅くなると隊列が縮まって中段からも
差しが決まることがありますが、すんなりとペースアップをしていくようなら
262mと短い直線も後押しとなって先行押し切りであっさり決まってしまうことも
よくあるようです。

4コーナー位置取りと着順の関係
    1着→2着→3着
10年  3  3  6(番手)
08年  3 10  6
07年  8  1  2
06年 11  4  9
05年  2  7  1
04年  3 10  1
03年  1  9  5
02年  6  9  9
01年  1 10  3

※09年は札幌開催

   1着→2着→3着
先行  6  2  4(頭)
好位  1  1  4
中段  1  3  2
後方  1  3  0

基本的には先行有利。前に行った馬がまったく絡まない、という年は
ここ9年で2回だけしかありません。

ただし、消耗度の激しさからか10番手以降からでも
届いている場合があり、完全に前だけで決着するような単純な内容では
ないようです。

直線に入る手前までが上り坂になっているため、隊列が縮まりやすく
10番手以降といっても横に広がって馬身差自体は長くない
場合があるわけで、前の馬の余力がなくなると差し馬が台頭。

かといって・・・直線は短く、差し切るのも難しいわけで・・・
先行馬の能力、展開なども大きく影響しそうです。


※函館競馬場では上がり3ハロンが0.1秒速いと約0.3馬身縮まる計算。
 つまり1秒速い末脚を使っても4コーナーで3馬身差以内にいないと届かない
 ということになります。
 物理的にも後方の馬が飛び込むのは相当難しそうですね(^^;

騎手データまとめ3(11年前期)  担【けん♂】

今年前半の騎手データまとめ、第3弾です。

今回は中堅下位の騎手。

★中堅下位の騎手(21~30位)
騎手データ前期3

勝率こそ低目ですが、藤岡康騎手は少しずつ成績を伸ばして
きています。
思い切った騎乗が持ち味の騎手だけに、今後の活躍が楽しみ。

腰の手術をした柴田善騎手は昨年、グッと成績を上げましたが
今年は・・・手術前以下に低下(爆)
関東開催が減った影響も大きかったと思いますが、
後半に回復出来るかどうか・・・。

一時は桜花賞を勝ち、ダービーも勝利寸前までいった
小牧騎手ですが・・・こちらも確率変動終了(爆)
極端な悪化ではないですがジワジワと低下しています。
このくらいで安定してしまうのは辛いところ・・・

昨年はかなりの好調期にあった幸騎手は・・・例年並みに
戻っています。悪い意味で安定しているので評価を変える
必要はなさそう。

吉田豊騎手も関東圏のレースが減ったことが大きく影響した感じ。
好調だった昨年から急転直下で低下。

驚いたのは・・・池添騎手
大ブレイクと言っていいほどの成績上昇だった近年から
ガックリとダウン。牡馬2冠を取って好調なイメージがありましたが
今年は・・・ヤバいですね。
ここ数年でもないくらいの不調にあることを意識しておきたいと思います。

石橋脩騎手も裏開催で成績上昇。
これからが本当の地力が試されるところだと思います。

北村友騎手は調子を上げてきていましたが、ちょっと頭打ち。
上位騎手との対戦が増えたことで成績が下がっている印象ですが
この経験を糧に成長してもらいたいですね。

藤岡佑騎手は・・・ずっと成績が下がり続けています。
今年は特に酷いですね。
見ていても信用しにくい騎乗ぶり(爆)うーん・・・。

年によって大きな変動がある田中勝騎手は今期は不調期のようです(爆)
この成績では・・・さすがに厳しいですね。
関東開催が減った影響がここまで響くとは、内弁慶だったのかも。

今回のランクは昨年の上位騎手を基準に出しているので
名前が入っていませんが、今期は普段見慣れない騎手(失礼^^;)
が上位に入っています。

★番外編
騎手データ前期番外

この3騎手については、後半になっても大注目。
今のところ重賞の騎乗などは少ないですが、これから
上位騎手との対戦は増えてきそう。

基本的にダート寄りの実績になっていますが芝でもこれから
台頭してきてもらいたいものです。

騎手データまとめ2(11年前期)  担【けん♂】

今年前半の騎手データまとめ、第2弾です。

今回は中堅騎手(若手騎手)

★中堅騎手(10~20位)
騎手データ前期2

若手の成長株として頭角を現しつつあった松岡騎手
ガックリと成績低下。
ひとつには得意な福島、中山の開催が少なかったことが
大きな原因なのではないかと考えられます。
基本的に関東圏でのみ、という騎手。
もう一皮剥けるには関西圏での成績上昇が必須かと。

宝塚記念を制した佐藤哲騎手は・・・あまり成績の変動なし。
馬への思い入れで勝負しているような騎手だけに、
良い馬に巡りあってくれれば・・・

藤田騎手も成績大幅低下。
一流騎手同士の叩き合いでやられたのでしょうか(爆)
特に複勝率が下がっている点で一層一発狙いの穴騎手っぽい
感じが漂ってきました。北海道シリーズで巻き返せるか。

成績急上昇となっているのが吉田隼騎手
昨年は積極的に遠征もしていたようで、技術アップへの
熱意が通じた感じです。
ただ、中舘騎手同様、一流騎手の叩き合いを尻目に裏開催で
成績を上げた感があるだけに、地力を問われるのはこれから・・・

今年の開幕当初から調子が良かった感じの和田騎手
勝率の面で上昇が見られます。
全体的にはそれほど例年と差がない感じですが、
このまま維持出来るかが課題。

積極的に関西攻略に乗り出していた後藤騎手は・・・成績悪化。
まだ糸口を掴むところまでは来ていないようですね。
これからの競馬界を担っていくという気持ちが感じられるだけに
是非もう一段階レベルアップをしてもらいたいものです。

浜中騎手はほとんど変わらない成績を維持。
勝率などは微妙に伸びており。好調さを感じさせます。

視力回復手術を受けた秋山騎手は昨年から成績上昇気味。
今年も昨年並みくらいの成績ですが、前よりは安定感が
出てきた感じでしょうか。

三浦騎手は勝率こそ2年前の勢いに戻っていますが
連対率、複勝率ともに年を追うごとに低下。
すっかり目立たない騎手になってきてしまっています。
着狙いで消極的な騎乗をする印象もあり、今後が心配。
縦社会なのかもしれませんが、なんとか踏ん張ってもらいたいですね。

北村宏騎手も不安定さを増している感じ。
昨年の絶不調時に比べれば勝率、連対率は回復しているものの、
以前の調子には戻っていません。
やはり藤沢厩舎の影響は大きかったのかと・・・。

続きます。

騎手データまとめ1(11年前期)  担【けん♂】

今年も半年が過ぎたところで、ざっと騎手のデータ
まとめておきたいと思います。

リーディングにももちろん価値はあると思いますが、
騎乗回数に左右される面が大きいわけで、ここでは複勝率を基準
評価しています。

過去2年と比較しながら、後半に向けて今年の調子などをざっと把握しておけたら
いいですね(^^)

まずは上位騎手から・・・

・6/26までのデータ
・順位下段は昨年の順位


上位騎手データ
騎手データ前期1

昨年少し調子を落としていた安藤勝騎手が復活傾向。
07年当時の怪物ぶりまでには及びませんが、年齢を重ねて
このレベルの成績を維持しているだけでなく、前年よりも
上昇させているのは驚異的です。
勝率も異常に高いですが、連対率はここ3年で最高。
さすがとしか言いようがありません。

しばらく不調をかこっていた感のある岩田騎手も復調傾向。
このまま上昇すれば、以前の調子に戻れるかもしれません。
重賞でも要注意騎手になりそうです。

3位には大きくランクアップして四位騎手
連対率、複勝率では昨年も前年よりも上昇が見られただけに
今年は勝率も伸ばしている点でさらに期待出来そうです。

震災の影響で開催が偏り、一流騎手が潰しあう中、
裏開催?で成績を伸ばしていたのは・・・中舘騎手(爆)
ローカルでの強さはやはり秀逸ですね(^^;

怪我で離脱中の内田博騎手はかなり成績を落としています。
今後も怪我の影響が出る可能性もあるのでしばらくは
過大な期待はしにくいかも・・・。

リーディングでは大きく成績を伸ばしている福永騎手ですが
実質的な成績自体は昨年よりも低下。
この春は騎乗停止もあり、GⅠでも思ったような活躍が
出来ておらず、後期の巻き返しに期待。

横山典騎手の確変は終了(爆)
ここ2年の大活躍の面影は失われつつあり、08年よりも
成績が悪化しているだけに、今後が心配です。

武豊騎手の凋落振りには・・・(>_<)
勝率の低さもさることながら、複勝率の変化を年ごとに
追ってみると・・・悲しくなってきます。
怪我の影響が尾を引いているんでしょうか。
回数を絞ってでも、騎乗内容の向上を目指してもらいたいものです。

蛯名騎手も微妙に成績低下。
特に勝ち切れていないところが気になるところです。

川田騎手は積極的な騎乗が出来ている様子。
勝率が年毎に上昇してきており、今後が楽しみです。

続きます。

宝塚記念回顧   担【けん♂】

豪華メンバーが揃った宝塚記念が終わりました。

心配された天候の崩れもなく、近年では珍しくパンパンの良馬場。
強い4歳世代が世代交代を告げるのか、それともベテランが意地を
見せるのか・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲アーネストリー  2.10.1 上がり35.1
2着◎ブエナビスタ    11/2
3着 エイシンフラッシュ

5着×ルーラーシップ
9着○トーセンジョーダン
13×トゥザグローリー
14△ナムラクレセント

※全着順は→ココ

少しバラついたスタート、フォゲッタブルとドリームジャーニーが
出遅れ気味になりました。

内枠に入ったアーネストリー、ナムラクレセントが想定どおり
競うように先手を取りに行き、ルーラーシップは大きく下げて後方へ。
隣のエイシンフラッシュを中段で我慢させたのとは対照的。

ローズキングダムは好位を追走。
ブエナビスタは・・・グッと下げて中段後方へ・・・

先手を取りに行って欲しかったトーセンジョーダンは出たなりで
後方追走・・・キレる脚がないだけにこの位置では厳しいですね。

12.3-10.5-10.8-12.7-12.4-12.1-12.1-12.0-11.5-11.7-12.0
前半1000m 58.7
後半1000m 59.3

昨年は1000mを60.0で引っ張ったナムラクレセントですが
今年は小牧騎手から和田騎手に乗り代わって・・・さらにペースアップ
うーん、これは想定外。
和田騎手はどちらかというとスローで前半をまとめるプランかと
思ったのですが・・・

このペースの中、一旦後方に下げたトゥザグローリー、ルーラーシップは
外を回しながら徐々に位置を上げていく形。
これはかなり負荷がかかる厳しいペースで走っていることになります。

通常、後ろから4つ目、3つ目のラップは平坦で、2つ目(直線入り口)で
加速がかかるのが宝塚記念のパターンですが、今回は後ろから3つ目
急加速が入っています。
ラップ上では1200mダッシュという厳しい展開である上に
さらに早めのロングスパート勝負・・・

後方の馬が捲くり上げて行くところで、前の馬もペースアップ。
外を回しても前に詰め寄れない、ということで直線入り口で
隊列は縦長。

ただし、前の馬にかかる負荷は相当厳しく、前で踏ん張るのは
難しい流れになっています。

4コーナーで捲くり上げるようにアーネストリーが先頭へ。

内々で我慢していたエイシンフラッシュは内へ切れ込んでショートカット。
いつもは外に出すタイプの馬ですが安藤勝騎手の手腕が光りました。

馬場の中央をローズキングダム・・・しかし脚色は内のエイシンフラッシュに
及ばず、やはり斤量の影響があったのかもしれません。

外を回して行ったトゥザグローリー、ルーラーシップ。
その後ろからブエナビスタ。

ルーラーシップは瞬間的に伸び脚を使いましたが・・・道中の負荷が
高かったからか、すぐに脚が止まってしまいます。

ブエナビスタは並ぶ間もなく馬群を抜き去り、前に詰め寄って
いきますが・・・時すでに遅し

コースロスがなかったエイシンフラッシュに並んでギリギリ
かわし切ったのはまさにさすが!というべきですが
予想時に不安を書いたように外を回してしまうと前が伸びたら届かないですね。

非常に負荷が高い展開の中、後続を突き放したアーネストリー
まさに悠々のゴールイン!
昨年のリベンジを見事に果たし、父に続く宝塚記念の父子制覇
成し遂げました(^^)g

レース後のコメント
1着 アーネストリー 佐藤哲三騎手
スタートがいいことはわかっていましたからね。ただ、無理に控えたら
持ち味が出ませんから、何か行ってくれればいいなと思っていました。
この馬の前向きな気持ちを大事にしたかったので、本当に疲れました。
レースは後ろを引きつける間もなく、レコードで勝ってくれました。強い馬です。
今日は休み明け2戦目で、まだ自分からハミをとるような面がありますが、
もう少しハミが抜けてくれればもっといいでしょう。
イメージ通りのいい調教ができているときはいい結果が出ています。
今日はいい結果が出ました


2着 ブエナビスタ 岩田康誠騎手
ペースも速くて、中団より後ろからのレースとなりました。
3コーナーで我慢して直線に賭けようと思いましたが、前が楽な感じで
レースをしていましたからね。今日は前走より追走も楽で、反応もよかったです。
状態もよくなっていただけに結果を出せず残念です


3着 エイシンフラッシュ 安藤勝己騎手
もうひと伸びだったのですが……。4コーナーで先行馬が止まると思ったのですが、
止まりませんでした。手応えがよかったので何とかなると思ったのですが。
スローペースの瞬発力勝負の方が合っているのかもしれません


4着 ローズキングダム C.ウィリアムズ騎手
自分としてはベストポジションからのレースで、直線はもっと伸びてくれると
思ったのですが、DVDで見ていたほど伸びませんでしたね


5着 ルーラーシップ 横山典弘騎手
ゲートが速くないのはわかっていました。まだ良化途上の馬ですね。
まだ泳ぐような感じでした。その分、まだ伸びしろはあると思います


7着 ダノンヨーヨー 北村友一騎手
初めての距離でしたが、理想的なレースができました。
今日のレースは次につながると思います


14着 ナムラクレセント 和田竜二騎手
スタートが決まりましたので、自分のリズムでレースをしました。
やっぱり目標があった方がいいですね。4コーナーでは手応えがなくなっていました


今回の平均体重は結局493kg。ここ10年で2番目に重かった
ということもあってか、520kgオーバーの馬が初勝利。
まぁ・・・基本的には馬格がある方が優位だと見て良さそうです。

脚質マップ分析で条件を満たしたアーネストリーが勝ち、
2、3着にも及第点としたブエナビスタ、エイシンフラッシュが
入ったことで、ひとまずこの考察も効果があると見て良さそうです。
35秒台、33秒台の上がりのどちらでも勝利があるような馬が
宝塚記念には合う、ということで来年につなげたいですね。
条件的に少し足りなかったキングカメハメハ産駒が揃って
上位に入れなかった点でもこの考察は煮詰めていく価値がありそうです。

2着以下の馬については、考えていたとおり、位置取り、コース取りが
明暗を分けた
感じ。
ブエナビスタが通ると考えたコースをエイシンフラッシュが通り、
外を回したり、下げ過ぎたら危険と思った馬がそのとおり
下げて外を回して届かず・・・(>_<)
展開の想定は本当に難しいですね・・・
とはいえ、前半が相当速かっただけに、あえて下げた騎手の判断も
正しかったとも思えるわけで、想像以上にアーネストリーが
強かった
、としか言いようがない気もします。

ベテランが意地を見せ、高いレベルのレースとなりました。
いやーこれで秋がまた本当に楽しみになってきましたね(^^)

※それにしても相方のけい♀の1点予想が的中して少し悔しかったり・・・(爆)

POG指名馬紹介 2011~2012 担【けい♀】

いつも相方のけん♂がお世話になっています。
「けいけん豊富の毎日」裏番長相方のけい♀です。

熟をさん主催のわくわくドキドキPOGに今シーズンも参加させて頂ける事になりました。
熟をさん、いつもありがとうございます(人-)謝謝
これでけい♀厩舎4シーズン目です。
毎シーズンこの時期だけ記事を書くのですが
昨シーズンだけは、どうせけん♂がどんどん記事アップするし
けい♀の記事なんて誰の目にも止まらず消えちゃうだろ・・っていうか誰も見ねーよ・・
・・まぁそんな事を思いながらジョージマッケンジー応援に精を出していたら
そのまま時が過ぎ、気付いたら秋になっちゃってました。
(注)けい♀の個人的な事で忙しかったのもありますが。

今シーズンも始まっていますが
まだけい♀厩舎からはデビューしてないので指名馬を紹介させて頂きたいと思います。

ダンスインザムード09】牡 シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス)
3/16生まれ  ※馬名サトノプレジデント
(2010年3位指名馬ダンスファンタジア(父ファルブラヴ)の半弟)

ファンタジアはけい♀厩舎のポイントゲッターではありましたが
肝心のクラシックでは・・・・・・・・疲れたみたいですね。
悔しさを弟に託します。

コイウタ09】牝 シンボリクリスエス×(フジキセキ) 
3/15生まれ ※馬名アルティメイトラブ

コイウタを応援していた訳ではありませんが
お決まりGⅠ馬の仔という事だけで指名してみました。

Wake Up Kiss09】牡 Any Given Saturday×(Cure the Blues)
3/6生まれ ※馬名レッドグルーヴァー

エーシンフォワードの半弟。
早期デビューと思いきや放牧。
まだまだ先は長いのでゆっくりで。

クリームオンリー09】牡 Smart Strike×(Exchange Rate)
3/2生まれ ※馬名クリティカルヒット

ダートでの活躍を期待したいと思います。

レースパイロット09】牡 シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス) 
3/4生まれ ※馬名クロスミッション
(2010年指名馬スラストライン(父Redoute's Choice)の半弟)

スラストラインはダートですが初戦で初勝利と頑張ってくれました。
こちらは芝でぜひ頑張ってほしいです。

マルカキャンディ09】牡 シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス) 
5/9生まれ ※馬名アルフェロア

半兄ベルシャザール。
キンカメからシンボリ・・。
これがどうでるのか・・楽しみでもあり不安でもあります。

ヤマニンシュクル09】牡 アドマイヤムーン×(トウカイテイオー) 
3/27生まれ ※馬名ヤマニンブリス

半兄は地方デビューそして故障中。
父ムーンで変身するのか、どうなのか。。
そして厩舎も決まってないのも不安です、えぇとっても。

ソルティビッド09】牡 クロフネ×(Salt Lake)
5/5生まれ ※馬名シュガーヒル

アパパネの半弟。
クロフネですからダートに強そうな予感。
姉みたいに強くなってくれると嬉しいです。

フサイチエアデール】牝 ウォーエンブレム×(サンデーサイレンス) 
5/23生まれ ※馬名ボルボレッタ
(2010年指名馬ゼンノルジェロ(父シンボリ)の半妹)

ジェロ君は5走目にしてやっと新馬勝ちという結果なだけに不安はありますが
父ウォーエンブレムで不安も解消。
これは期待してもいいのでは、と思ってイマス。

ブリアンダ09】牡 アドマイヤムーン×(Alzao)  
3/4生まれ ※馬名シルクヴェリタス 

ムーン産駒を探していたらコメント数が多いのでこれだ!と。
松博厩舎のようなのでよしおさん指名するかな?と思いきやノーマーク。
コメント数を気にするよしおさんだけに拍子抜けでした。
半兄がまだ新馬勝ちしてないのも気になります。

シャイニンルビー09】牝 Smart Strike×(サンデーサイレンス)
5/6生まれ ※馬名シャイニンバイパー
(2010年指名馬シャイニンオーラ(父キンカメ)の半妹)

オーラはまだ勝利してないのでどうだろう・・と思いましたが
また違う味を出してくれると信じます。

テイエムオーシャン09】牡 テイエムオペラオー×(ダンシングブレーヴ)
3/13生まれ ※馬名テイエムオペラドン
(2010年シーズン指名馬テイエムモーションの全弟)

萌え
今シーズンも賭けてみました。
絶対に獲得できると思っていたので
ドラフト計算を頭に入れながらあえて指名馬提出時17位に。
もし全頭獲得できたら困るな、と思っていましたが
そんな心配も他所に堂々12位と余裕で獲得。
結果論ですが20位でも獲得できたという事か・・ナルホド。

チアズメッセージ09】牡 フレンチデピュティ×(サンデーサイレンス)
5/2生まれ ※馬名イルポスティーノ 
(2009年1位指名馬プレファシオ(父クロフネ)、2010年指名馬エクスプレシフ(キンカメ)の半弟)

プレファシオはダートでけい♀厩舎的には活躍してくれました。
JDDに出走し8番人気で8着と頑張って?くれましたからね。
エクスプレシフは・・・未だにデビューせず・・。
父フレンチなのでプレファシオのようにダート系と思いますがどうでしょう。
もう入厩しているようなので楽しみです。

ウイングレット09】牝 シンボリクリスエス×(タイキシャトル)
5/4生まれ ※馬名ウイングドウィール

全姉がまったく走ってないようで、とても心配ではあります。
・・が順調なら来月にも入厩かもとの事。。
とりあえず入厩という話が出るのは良い事。

ナスカ09】牝 キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
5/17生まれ ※馬名アロマティコ 
(2009年指名馬ニーニョデルシエロ(父シンボリ)、2010年指名馬レイナカスターニャ(父キンカメの全妹)

ニーニョデルシエロはなかなか勝ちきれず、
お○まちゃんに変身し今年3月には障害レース挑戦したが・・・。
レイナカスターニャは初勝利後に骨折。
レイナカスターニャと同じ父、そして牝馬、ケガさえしなければ期待できそうです。


とにかく見てもわかりますように昨シーズン同様
「母がGⅠに出走している」
「母が重賞で何レースか好走している」
「兄弟にGⅠ馬がいる」にこだわってみました。
誕生日も1、2月はバッサリ切り。

ディアデラノビア09
リアルナンバー09
ビッグテンビー09
マドモアゼルドパリ09
スカーレットレディ09

はドラフトにて獲得できませんでしたが
昨シーズンよりはナットクしたラインナップになりました。

ただスカーレットレディ09は悔しかったです。
ダートに強い印象があるかな?と思いPOGでは皆さん指名しないだろうと
かなりの自信を持って下位指名しちゃいました。
ディアデラノビア09含めその他は想定内だったけど
これだけは・・マジで想定外だった・・正直かなりショックでした(┬┬_┬┬)
獲得できなかった事がショックではなく
甘くみて順位を下げた、そんな自分が許せないって事です。
意味わかんないけど。

少し気になるのがシンボリ産駒が多い事でしょうか。
この産駒は晩成気味だとか・・。
POG的には不向きだったかもしれません。
まぁ・・けい♀厩舎的には今シーズンの目標が全馬デビューですので
それさえ達成すればバンザイなんですけどね。

さて、そろそろけい♀厩舎のこの指名馬の選び方も読まれてきてるようですし
皆さんもきっとドラフトにドキドキ感が無くなってきてるでしょう。
来シーズンはターゲット厩舎を決めてイジワル指名しようかな。
冗談です。
イジワルして墓穴掘っちゃう可能性ありますからね。
そんなわけで皆さん┌|∵|┘ヨロシクデス┌|-.-|┐ペコッ

この時期になると思い出すのは
グラスワンダーLOVE
親愛なる」temporalisさん、元気かな・・。
・・達者でいてくれればいいけど・・。

アーネストリーは出来る仔や

宝塚記念最終予想   担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)についてまとめていきたいと思います。
どうやら天気の崩れはなさそうで、今年は例年にないくらいの
良馬場で行われることになりそう。(まだわかりませんが^^;)
軽いキレを活かせる馬場ではありますが、その分前も止まりにくい
レースになりそうです。

前の馬もそれなりに強力ですが、人気は差し馬に寄っており、
道中の位置取りや仕掛けどころ次第では・・・と
ちょっと狙ってみたくなるレースだと思います。

出走枠順
宝塚出走表

これまでの考察
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
脚質マップ分析1→ココ
脚質マップ分析2→ココ
中間雑感→ココ
前哨戦評価1→ココ
前哨戦評価2→ココ
前哨戦評価3→ココ
前哨戦イメージまとめ→ココ
先行馬分析→ココ
実質斤量負担分析→ココ
展開分析2→ココ
展開想定→ココ

先行すると考えられる佐藤哲騎手も和田騎手もこの設定で
有効な逃げ方の出来る騎手
馬さえ乗り方についてこれれば、かなり有利にレースを運べそうです。

阪神内回りコースは基本的には差し馬に厳しいコース。
外を回して届く、というのは余程前の馬が止まるとか、
4コーナーまでに馬群が縮まるような展開に限られる印象。
今回は・・・ある程度前が強力なだけに仕掛け遅れは致命的
ルーラーシップ、トゥザグローリーはどの位置をとって
どこで仕掛けるかで大きく明暗が分かれそうです。

良馬場ならば内で我慢して切れ込む、という形も有効になりそう。
ブエナビスタ、ローズキングダム、トーセンジョーダンは
いっそ内差し狙いの方が面白いかもしれません。

展開の恩恵を被る馬展開に左右されてしまう馬・・・
実力A評価+α≧実力S評価-α?! うーん悩ましい・・・。

今回の予想
◎ブエナビスタ
○トーセンジョーダン
▲アーネストリー
△ナムラクレセント
×ルーラーシップ
×トゥザグローリー

自分でもちょっと違和感があるんですけど(笑)

ブエナビスタは基本的に外差しの脚質なので、内を抜ける競馬では
本来の持ち味が出し切れないかもしれません。
それでも中段前辺りからの競い合いなら上位評価出来そう。
上手く抜ければ圧勝まで。
変に下げて外を回すようだと届かない可能性も高いので
ちょっと怖い面もありそうです。

トーセンジョーダンは無印予定でしたが、展開に合う
競馬が出来そうな実力馬ということでピックアップ。
この馬も後方から外を回すようだと洋ナシになりそうなので
スタートに注目したいですね。
前目の位置を取れたら先行勢を競り落とせそうです。

アーネストリーは佐藤哲騎手のイメージどおりに
後続を突き放す競馬をしたいところ。
前走の内容からすると、後続の馬を封じ込めるのは
難しそうですが、昨年もかなり惜しい競馬が出来ているだけに
期待してみたいと思います。

ナムラクレセントは春に比べて馬体が大きく変化。
今ならいつも以上の脚が使えるかも・・・と期待。
逆に絞れていないようだと心配ですが・・・。
昨年はパッタリと脚が止まりましたが、今年はどこまで
粘れるか、和田騎手の手腕にも注目。

ルーラーシップは本来は本命候補でした。
近走の内容で言えばこの馬が最も衝撃的。
今回もあっさりと突き抜けるだけの可能性は十分に秘めていると思います。
前につける競馬になると馬群の中で脚を余す可能性がある、ということと、
後方に控えた場合に横山典騎手がじっくりためてしまうようだと怖い、
ということで評価を下げてしまいました。
息の合った騎乗をしてもらいたいですね。

トゥザグローリーは外から捲くり上げていくような競馬で
結果を出しているだけに、福永騎手の乗り方次第で
十分に勝機のある馬だと思います。
スタートで前につけて行ってもいいですね。
妙に違和感のあるコメントが多いので、出来自体に不安が
あるかもしれませんが、力を発揮出来れば楽しみです。

後方からの馬が不発ならば・・・ローズキングダムにも
チャンスあり?!・・なんて考えると手が広がり過ぎるので
あとは買い方を工夫でしょうか(^^;
まぁそれが一番の大問題なんですけど(笑)

宝塚記念(展開想定)  担【けん♂】

このまま天気がもつのであれば、宝塚記念はかなりパンパンの
良馬場
で行われることになりそうです。
・・・週頭とはガラリとイメージが変わってきますね(^^;

ひとまず、ざっと展開について考えてみたいと思います。

先行したい2頭が最内に並んで入り、すんなりと前に行きそうです。
昨年はナムラクレセントが前に行って少し離れてアーネストリー
続いていきましたが、今年はどちらの鞍上も同じようなプランで
騎乗してきそうなので、どちらが前にしろ、並んだような形で
前半はゆったりと行くことになりそうです。

トビが大きく、外を回したいルーラーシップは前につけることも
出来る枠順に入りましたが・・・横山典騎手がどう乗ってくるか・・・。
前走で出遅れたこともあり、今回も一旦は大きく下げる可能性が
ありそうです。

エイシンフラッシュも下げて中段待機。
内々を周って外に出すチャンスを伺う形になりそう。

フォゲッタブルは川田騎手がテン乗り。
失うものはないくらいの状態なので思い切って前に突っかかって
行く可能性もありますが・・・いつもどおりならば中段後方へ。

アサクサキングスは内の2頭について行く形。

ハートビートソングも好位の一角。

ブエナビスタは・・・岩田騎手の判断次第。
前走で届かなかった反省を活かすならば大きく下げることは
なさそうですが・・・昨年のように前につける競馬までは微妙。
中段前の内くらいにはあっさりつけられそうですが、
馬格が不足しているだけに、最後のコース取りでも外か内か
岩田騎手なら一発内狙いも・・・?

ローズキングダムはブエナビスタをマークしながら少し前。
早めに動ける位置をとってきそう。
ウィリアムズ騎手も内狙いはありそうですね。

ドリームジャーニーはソロッと出して後半に上がっていく
いつもどおりの競馬で勝負。
馬格が極端になく、下げて外に出さないとどうしようもないので
あとは機動力が戻ってきているか、と後半の展開次第。

ダノンヨーヨーは北村友騎手に戻って気合が入るところ。
出遅れ癖があるだけにスタートは微妙ですが、あえて前に行くタイプでも
ないだけに下げて外を回して一発狙いになりそう。

シンゲンは久しぶりのレース。
人気薄の藤田騎手は怖いですが・・・この枠からだと
内外から挟まれる形になるだけに、それほど前には行けそうもない感じ。
中段外を周らされる形になりそうです。

トーセンジョーダンはある程度積極的に行きたいところ。
逃げるな、という指示は出ているようですが、
純粋な末脚勝負では分が悪いだけに思い切って前に出して
好位の一角をキープしたいところ。

トゥザグローリーも本来は前につけて、という形が望ましいわけですが
陣営のトーンが上がらず、ピリッとしたスタートが切れるか微妙なところ。
出たなりに後方追走、そこから押し上げていくような形も
十分にありそうです。

トレイルブレイザーは小牧騎手がテン乗り。
出たなりに後方へ。

ビートブラックは道悪なら・・というコメントが出ていましたが
どうやら思惑は外れそう。武豊騎手のモチベーションも低く(涙)
あっさり後方追走になるかも。

おおよその位置取り想定

★先行
アーネストリー
ナムラクレセント
アサクサキングス

★好位
ハートビートソング
トーセンジョーダン
ローズキングダム

★中段前
ブエナビスタ
シンゲン

★中段後
エイシンフラッシュ
フォゲッタブル
ドリームジャーニー
トゥザグローリー

★後方
ビートブラック
ルーラーシップ
トレイルブレイザー
ダノンヨーヨー

ルーラーシップ、トゥザグローリーは早めに動いて外を
回して上がって行きたいところ。
ドリームジャーニーもなるべき押し上げておきたいところだと思います。

後半800mからは12秒を切るかどうかくらいにペースアップ。
なし崩しに脚を使わされるような展開、ためて脚を使うタイプには
厳しいレースになりそうです。

積極的に後方を突き放しておきたいアーネストリー、ナムラクレセントが
競い合いつつ、スパート開始。
とはいえ、瞬間的な伸び脚を使うタイプではないので
走りを大きくしてストライドで勝負、という形になりそう。

追いかけてトーセンジョーダン。

ブエナビスタは本来外差しの脚質ですが、回りをデカイ馬に
囲まれるだけに、外にこだわるよりはいっそ内狙い・・・?
ローズキングダムと並びつつ、前を追う形。

内から外に出してエイシンフラッシュ。
外を回してトゥザグローリー、一歩遅れてルーラーシップ。
その後ろからドリームジャーニー。

イメージでは差し馬が強力なだけに、前の馬が粘れる感じは
ありませんが、コース設定は思った以上に前有利になりそう。

内を抜ければ・・・ブエナビスタのキレが勝りそうですが
外に出す形を狙ってしまうと隙も十分。

ルーラーシップやトゥザグローリーも位置取り、仕掛けどころで
まったく違った結果になってしまいそうです。

ゴール前は大混戦になるかもしれませんね(^^)
そろそろまとめに入っていきたいと思います。

宝塚記念(展開分析2)  担【けん♂】

6月とは思えないほど気温が上がっていますね。
大阪でも梅雨の合間に強い日差しでジリジリと焙られるような天気に
なりました。

こんなときにオススメなのが・・・体脂肪

脂肪は熱しにくく冷めにくい特性があり、一旦冷房で冷えると
なかなか温まってくれません。

特にけん♂製の「体脂肪」は基礎代謝能力も極端に低くなっているため
夏でもひんやり。日差しの下でもそう簡単に汗をかくことすらありません。

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あなたもこの夏、一緒にデブになりましょう♪

10000円貰ってもいらんわ!(+`・д・)≡○)゚д。)ノアララ・・・

いや本当、デブなのに冷房の効いたところは寒くて長袖が手放せません・・・。

・・・とまぁ冗談はさておき、宝塚記念(阪神2200m)について
見ていきたいと思います。

天気予報はコロコロ変わり、土曜の晩は雨模様ながら日曜は終日曇り
となってきています。
この時期は前日の予報ですら信用出来ないので(爆)
当日に確認する必要がありますが、現状の予報のままなら
宝塚記念までには良馬場に回復してくるかもしれません。

※重馬場適性については天気の動向を見ながら追加考察する予定

阪神内回りコースは上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.42馬身差
詰められる計算になっています。

阪神大賞典で前で突き抜けたナムラクレセントの末脚は35.3でした。

35.3
35.2 0.42馬身
35.1 0.85
35.0 1.27
34.9 1.70
34.8 2.13
34.7 2.57
34.6 3.01
34.5 3.44
34.4 3.89
34.3 4.33

34.2 4.78
34.1 5.23

01年以降の宝塚記念(06年を除く)では34秒台前半の上がりを
使えた馬が1頭だけ。※09年のドリームジャーニー

仮に34.4の末脚で追いかけたとしても、4コーナーで約3.9馬身差以内
詰め寄っていないと届かない、ということになります。

もちろん、馬場状態によって末脚の時計は変わってくるわけですが、
先行馬よりも1秒速い脚を使ったとしても4コーナーで
4馬身半差以内にいないと追いつけない・・・となると
おのずと上位に進出できそうな位置取りの馬が限られてきそうです。

前の馬の脚が余程止まれば別ですが、上がり3ハロンで1秒上回る
というのはかなりの至難の業。

コースは違いますが京都内回りコースの金鯱賞で前の馬を並ぶ間もなく
抜き去ったルーラーシップですらキャプテントゥーレとは0.6秒差、
アーネストリーとは0.9秒差と上がり3ハロンでは1秒上回ることは
出来ていません。

アーネストリー、ナムラクレセントは35秒台前半程度の末脚を
使えたら・・・相当有力視出来そうです。

前2頭が35秒台後半から36秒程度だとすると・・・4コーナーで
4~5馬身差以内に詰め寄っていて、なおかつ末脚がキレる馬が
有力馬として浮上。

うーん、ゆったり仕掛けて差し切れるような甘いレースではなさそうです。
岩田騎手が前走でも控えてしまったブエナビスタ、
後方ポツン・・・もある横山典騎手に乗り代わるルーラーシップ、
どうせ末脚勝負、などとコメントしていた安藤勝騎手のエイシンフラッシュ、
機動力が失われてきていたドリームジャーニー・・・
どの馬も隙があるかもしれませんね。

微妙な仕掛けどころ、コース取りなどで大きく結果が変わりそうです。

宝塚記念(実質斤量負担分析)  担【けん♂】

もう少し宝塚記念(阪神2200m)について見ておきたいと思います。

実質斤量負担
宝塚斤量負担

※実質斤量負担=斤量÷馬体重(%)

過去の実績からみるとおよそ12.5%が好走の上限ライン。
12.5%を超える場合はディクタスが入った根性系の馬や
例外的に能力が高い馬に限られてきます。

今年の場合は・・・ドリームジャーニー、ローズキングダムが
引っ掛かるわけですが、ドリームジャーニーは前述の根性系ステイゴールド産駒。
特別な能力馬だけに馬体重は気にしなくて良さそうです。

・・・今回は調教も出来て馬体を430kg台に絞り込んで出走予定、
ということですが、本来は斤量負担的に厳しい状況にあるわけで、
年齢的な衰えなどが出て耐性が低下してきたら一気にガクッと崩れてしまう
こともあり得るので過信は禁物。
若くて状態が良かったからこそこなせていた斤量だった可能性もあると思います。

ローズキングダムは少しずつ馬体を増量してきて以前よりは
斤量の実質的な負担は下がってきていると思いますが、
現状では58kgだと3着までしか実績が無く、メンバーが揃った今回は
厳しい面がありそうです。

それにしても・・・今回はデカイ馬が多いですね(笑)
16頭中8頭と半分の馬が500kgオーバー
当日の増減次第ではさらに多くの馬が500kg超で出走してくる
かもしれません。

前走の体重を元に計算すると今回の出走馬の平均馬体重は495kg

ここ10年では08年に並んで最も重い平均体重になっています。

★過去の宝塚記念の平均馬体重
01年 468kg
02年 484
03年 482
04年 480
05年 485
07年 490
08年 495
09年 463
10年 487

01年や09年に比べると・・・なんと約30kgも重いというのは
ちょっと驚きです(^^;

500kgオーバーの馬の頭数は今回が最多になる見込みですが
その中でも過去9年で11頭しかいなかった520kgオーバーの馬が
今年は3頭もいます。

これまでのところ520kgオーバーの馬は連対ゼロ。
3着が一度あるだけですが・・・今年はちょっと様相が違うかもしれませんね。

あまり絞り込みに役立つ内容ではありませんが、大型馬が多いことで
揉まれ弱いタイプには厳しそうで、小柄な馬が内を割るのは難しい、と
考えておきたいと思います。

POG馬出走・・・せず    担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
すでに先週開幕した今年の新馬戦。
お宝さん、chikdviewさん、藤沢雄二さん、と3名の方の指名馬が
幸先良く勝ち上がり、スタートダッシュを決めています。

そんな中、けん♂厩舎は・・・当然のように入厩ゼロ(爆)
名前が決まっている馬も2頭だけ、と出遅れ必至の状況です。
・・・まぁ早期デビューはまったく気にしていないだけに
例年どおりのけん♂クオリティってとこですね(^^;

藤沢雄二さんの戦力分析
POGは率のゲームではないですし、また期限のあるゲームですから
稼働期間が短くなるのは不利


というご意見を頂きましたが、この辺りが完全に視点の違いなんだな、と
改めて感じた次第。

おっしゃることは非常に良くわかりますし、上位を狙うのには
大切な考え方だと思います。まったく異議を唱える部分はありません。

しかし、あえて言うならば・・・私の最大の目標は

ダービーオーナーになること

だったりするわけで・・・クラシック狙いの馬を中心に
指名馬を選ぶのが自分にとっての必然なんですよね。

もちろん、ダービーだけでなく皐月賞もオークスも桜花賞も
出来ることなら完全制覇したい、なんていう無茶苦茶なハードル
挑みたいと考えています。

自分の成績を振り返れ!ドス(=゚д゚)ニい)'д`)グハァ スイマセン・・・

クラシック(ダービー)を勝った上で優勝!
いやー本当にいつか実現させてみたい夢ですね~

とりあえず、早期デビュー馬がクラシックに届くというのは
非常に稀なケースだと思われます。
※たしか6月デビューでダービーを勝ったのはメイショウサムソンだけ
 だったような・・・

最初はじっと我慢!と自分に言い聞かせつつ、指名馬のデビューを
待ちたいと思います(^^)

先週はダイワメジャー産駒がいきなり新馬勝ち。
今週はとうとうアドマイヤムーン産駒もデビュー予定。
自分の指名馬だけでなく、新種牡馬の動向についても
追っていきたいですね。

今週は昨年の元POG指名馬3頭が出走予定。
・オーガストウェイ
・アソルータ
・トーセンミウラ


未勝利戦突破を目指してみんな頑張れ~!

宝塚記念(先行馬分析)  担【けん♂】

今年の宝塚記念(阪神2200m)で先行しそうなナムラクレセント、
アーネストリーは昨年の宝塚記念でも前で引っ張った2頭です。

昨年の宝塚記念ではナムラクレセントが逃げた形になりましたが
そのときの鞍上は小牧騎手。
今年は和田騎手に乗り代わっており、もしも先行するとしても
ペース配分や仕掛けどころなどに違いが出てきそうです。

※ナムラクレセントの成績
・小牧騎手(5-0-2-8) 複勝率45.7%
・和田騎手(1-2-2-2) 複勝率71.4%

参考になりそうなのは和田騎手が騎乗して重賞初制覇を成し遂げた
今年の阪神大賞典。同じ阪神内回りコースということで、このレースを
再現するような展開を作ってきそうです。

アーネストリーの鞍上は昨年と同じ佐藤哲騎手
昨年の宝塚記念でも3着に入っており、基本的には正攻法で
乗ってきそうですね。

ただし、前走の金鯱賞ではルーラーシップに完敗。
キャプテントゥーレにも突き放されてしまった内容から考えると
そのままでは厳しいところ。
昨年以上の成績を目指す、という意味でも逆転を狙うのであれば
もっと早く前に抜け出すような競馬を考えてくるかもしれません。

佐藤哲騎手は04年にタップダンスシチーでこのレースを勝ってるわけで
脚質が似ているアーネストリーで04年の再現を狙ってくる可能性がありそうです。

今年の阪神大賞典と04年の宝塚記念の4コーナー映像と後半のラップを
比較してみると

11阪神大賞典4コーナー
hansin.jpg
11.8-11.8-11.4-12.5

04宝塚記念4コーナー
タップ
12.1-12.0-11.4-12.7

締まった流れで後半800mを長めに引っ張り、直線入り口で
さらに急加速。逃げ方のパターンは非常に近い印象です。

4コーナーでの隊列の形が非常に似通ってくるのはある意味
当然かもしれません。
このコースで先行、逃げ切りを図るにはかなり有効なラップを
刻んでいると考えて良さそうです。

ちなみに昨年の宝塚記念の後半800mのラップは

★10年宝塚記念:後半800m
11.9-12.1-11.9-12.5

締まったペースで引っ張っている点は同じですが、4コーナーでの
加速がなく、隊列を長く保てなかったため、ナムラクレセントは
馬群の飲まれてしまい、代わって抜け出したアーネストリーも
差し切られてしまいました。

他にも早めに仕掛けたい好位追走馬が多いので、プラン通りに
いくかどうかは微妙ですが、基本的には800mダッシュ
直線入り口で内に切れ込みつつ急加速、というのが後半の展開に
なってきそうです。

隊列は長め・・・あまり後方からでは届きそうもなく
中段前辺りから伸び脚を使える重馬場適性の高い差し馬に注目したいところ。
もちろん、前残りも頭に入れておいた方がいいかもしれません。

宝塚記念(前哨戦イメージまとめ)  担【けん♂】

レースを見てのイメージを簡単にまとめてみたいと思います。

とりあえず、衝撃的だったのはルーラーシップのダイナミックな伸び脚
おそらく純粋なキレだけだったらブエナビスタの方が上だとは思いますが、
瞬間的な加速力はルーラーシップが勝っている感じ。

ブエナビスタは グイン、グイン、グイン、グイン、グイングイーン!
という後半加速型。

ルーラーシップは ガツン!ビヨーン!グイグイグイ・・・
というロケットスタート型。

音に直すとこんなイメージでしょうか(^^;

同系統のエイシンフラッシュもかなり瞬発力があると感じましたが
あまり速い脚が長続きしない様子。

ギュン!ギュ・・・スッスッスッスー・・・

トゥザグローリーはクビが少し高く、スピードに乗るまでに
ちょっと強引に腕力を使っている感じ。
筋力の強さで地面を引っ張り込んで加速。
必然的に瞬発力の高い走りにはならず、どちらかというと
トップスピードに乗ってからスムーズに伸びていく印象です。

ギュリギュリ、ギュリギュリ・・・スルスルスルズンズンズン・・・

幼稚園児か!ドス(=゚д゚)ニい)'д`)グハァ

トーセンジョーダンは非常にキレイなフォームで走っている印象で
バランスの良さを感じます。
ただし、並んでの競り合いでいつも以上の力を発揮するような感じはなく、
いつでも真面目に走っています、という馬なのかも。

その意味では早めに追い出してこそ、というのは
・トーセンジョーダン
・トゥザグローリー

トップスピードに乗ったトゥザグローリーはペルーサやヒルノダムールなどを
あっさりと競り落とすくらいの威力があるので、この2頭だったら
現状ではトゥザグローリーの方が上かなと。

追いかけるのはブエナビスタ、ルーラーシップですが
力の要る馬場や湿った馬場だったらルーラーシップの方が
合いそうな気がします。
エイシンフラッシュも追いかけるタイプではありますが、
前の馬を強引にかわすような脚が使えるかは微妙。
どちらかと言えばこの馬も早めに抜け出す競馬の方が
本来は合うのかもしれません。

ナムラクレセント、アーネストリーは急加速ポイントがない感じの先行馬。
後続を突き放すような競馬が出来てなんぼ、という感じでしょうか。

力のある馬に並びかけられないようなレースが出来るかと言えば
さすがにこのメンバー相手では厳しい気がします。

宝塚記念(前哨戦評価3)   担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走馬の前哨戦評価、第3弾です。

【京都記念】1着トゥザグローリー

内側の好位を追走していたトゥザグローリーは4コーナーで
リスポリ騎手が顔をあげてコースを確認、1頭だけ斜めに
外へ出して行きました。
完全にコースロスとなっていますが・・・外伸びの馬場を
しっかりと把握しての仕掛けだった模様。
前に良く脚が伸びており、力強くリズミカルな走り。
この馬の良さを出し切ったリスポリ騎手の手腕が光る好騎乗ですが
それに応えたトゥザグローリーの能力も秀逸。
トップスピードに乗ってからの伸び脚は素晴らしいですね。

【天皇賞春】2着エイシンフラッシュ 3着ナムラクレセント

先頭に立ったナムラクレセントは最内の経済コースを通りつつ、
後続を上手く引き離して直線へ。
ゆったりとしたストライドで急加速するところはありませんが
走りの大きさで勝負している感じです。
外を回したエイシンフラッシュは前を向いてからスッと急加速、
内を抜けたヒルノダムールに迫りますが・・・そこで
スピードダウン。あとは前の馬とリズムを合わせたような
走りになってしまい、抜くことが出来ずにランデブー状態(爆)
トップスピードに乗るまでが早いものの、使える脚は一瞬。
あとは惰性で伸びていく感じでしょうか・・・。

【日経新春杯】1着ルーラーシップ 3着ローズキングダム

外を回したルーラーシップは高々と脚を振り上げて
大きなアクションで一気に加速。全身を使った大きな走りが
非常に印象的です。
内を抜けたナムラクレセントはこの馬らしいワンペースの走り。
瞬間的な伸びがない分、後手を踏むと厳しいですね。
その後ろからローズキングダムが追いかけますが、斤量の影響もあるのか、
伸び脚は中途半端。ナムラクレセントをかわすのが精一杯・・・

【ヴィクトリアマイル】2着ブエナビスタ

東京ではお互い無敗という名牝対決。
岩田騎手に乗り代わったブエナビスタは以前ほどではないものの、
少し位置を下げての追走。
直線入り口で一旦アパパネの内に入ってしまい、そこから
外に出し直した分、ワンテンポ遅れた感じ・・・差が縮まらないまま
2頭で外を伸びて、最後の最後にグイッと並びかけたブエナビスタの
根性と能力はさすがでした。内回りコースで同様の展開になると
差し損ねるどころではすまないかもしれないだけに、
岩田騎手の位置取り、仕掛けどころ、コース取りに注目したいところ。

宝塚記念(前哨戦評価2)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走馬の前哨戦の内容について、第2弾です。

【大阪杯】3着エイシンフラッシュ

エイシンフラッシュは4コーナー手前で外を回して馬なりに進出、
内の馬がヨレてぶつかってきそうになりましたが、ほとんど
怯むことなく、スパート開始。
伸びを加減するような感じで直線半ばで止まりかけた感じも
ありましたが、ダークシャドウに並ばれてからさらにもう一度
伸び脚を使うところを見せました。
最後はかわされて3着に落ちましたが、59kgを背負って
休み明け、ということを考えれば十分な内容。
特別な武器がある感じはないものの、単純に強い競馬が出来る馬だと
思います。ただ・・・同様の競馬では前に届きそうもないので
一工夫いるかもしれませんね。

【AJCC】1着トーセンジョーダン

馬群の中で我慢しつつ直線に入ったトーセンジョーダン。
地面をタタタンと叩くようなリズミカルな走りが印象的です。
滞空時間の長い軽い走りに思えるので本質的には重い馬場よりは
乾いた馬場の方が合いそうな感じ。
クビを上手く使えている点もスムーズな伸び脚につながっていると
思われます。バランスの良い走り・・・持ち味を出し切っている
感じなので自分より強い馬にはあっさり負けそう・・・?

【有馬記念】2着ブエナビスタ 3着トゥザグローリー

直線先頭に立ったトーセンジョーダンは完全に力負け。
競り合って伸びるタイプの馬ではないようですね。
ペルーサを競り落として伸びたトゥザグローリーはかなり
強い競馬をしている印象です。
まったく届きそうもない位置から他の馬が止まって見えるほどの
速い回転で追いかけたブエナビスタのキレ味は圧倒的でしたが
やはり内回り、小回りコースで仕掛け遅れ気味になってしまうと
厳しいことを露呈した感じです。馬場が湿ってくると・・・
どこまでやれるでしょうか。

宝塚記念(前哨戦評価1)   担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走馬の過去のレースを見ながら内容を
チェックしておきたいと思います。

【金鯱賞】1着ルーラーシップ 3着アーネストリー

出遅れて後方からになったルーラーシップ。
後方集団に取り付くと、外を回して早め、早めで仕掛けて
4コーナーでは3番手まで進出。
一瞬、スピードに乗るまでに時間がかかりましたが
不良馬場の中で猫科の獣ような爆発的な伸び脚を見せて圧勝・・・。
強引なレース展開でこれだけの脚が使えるスタミナ、
並ぶ間もなく抜き去るスピード・・・とんでもない強さですね。
アーネストリーは休養明けでここまで出来れば、という感じの内容。
コーナーでキャプテントゥーレに突き放されてしまっており
余程上手く後方の馬を突き放さないと厳しいかもしれません。

【日経賞】1着トゥザグローリー 3着ローズキングダム

内で息を潜めていたトゥザグローリーは直線に入って
スムーズに前を向くとジワジワと加速。
最初は少しクビが高く見える感じですが、脚力が相当強いのか
強引にスピードに乗っていくような走り。
トップスピードに乗るのに時間が掛かるのが難点ながら
力強い伸び脚は強烈。最後はまさに圧勝ですね。
ローズキングダムは直線でトゥザグローリーの外につけましたが
伸び脚で完全に見劣ってしまい、最後はペルーサに屈して3着。
もっと軽い馬場なら・・・という感じもありますが、
現状ではパワー不足の印象。

【阪神大賞典】1着ナムラクレセント

4コーナー手前で逃げるコスモラピュタに詰め寄っていく
ナムラクレセントですが、後続の馬がグッとペースアップしているのに
比べて、加速している感じがありません。
前に並びかけて抜き去って・・・徐々に引き離していく
力強い伸び脚を見せますが、明らかに周りの馬よりも
脚の回転が遅く、それで他馬を圧倒しているのが不思議な感じ。
急坂もものともしないパワーも凄いですが、急加速がなく
良くも悪くもワンペース。先に抜けてこそ、というタイプだと
考えられます。


宝塚記念(中間雑感:有力馬整理)   担【けん♂】

今年の宝塚記念(阪神2200m)はいいメンバーが揃いました(^^)

・・・たまにどこのGⅢ?みたいな年ってありますよね(爆:失礼)
やはりGⅠとなると、出走表を見ただけでワクワクするような感じ
じゃないと寂しくなります。

おそらく1番人気を背負うブエナビスタは昨年の2着馬。
重い馬場でもこなしますが、本来はキレが持ち味の馬・・・
内回りコースはマイナス材料ですし、天候に不安があるのも
たしかだと思います。
岩田騎手は内を抜けて来るのが上手い騎手だと思いますが、
ブエナビスタ自身は完全に外差しの気質。
余程内が空けばいいですが、馬群を割って出るようなタイプではないだけに
外を回すようなら一層不安が感じられます。

海外帰りの初戦を不良馬場の中で凄まじいパフォーマンスで圧勝した
ルーラーシップは横山典騎手曰く「無駄に飛びが大きい」馬。
この馬も内を抜ける馬ではなさそうです。
前回も出遅れて外を捲りあげて行ったことがかえって功を奏した感じ。
好位につけて・・・という競馬では内回りコースで持ち味が
活かせるかは微妙です。

トゥザグローリーは天皇賞春で気性面の問題を露呈。
今回は調教過程でも少し違和感のあるコメントが目立ちます。
ある程度前につけつつ、捲りあげていける馬だけに
脚質は合いそうなイメージですが、前走の精神的な影響が気になるところ。
今後のためにもこの馬らしい走りを期待したいですね。

エイシンフラッシュは一旦緩めて巻き直しているように見えました。
大阪杯では休み明けで59kgを背負って3着と適性は
示したものの、同期の格下の馬に負けたのは・・・正直微妙。
安藤勝騎手がテン乗りでどこまで持ち味を活かせるかに
かかってくるかもしれません。

ローズキングダムはそろそろ斤量に負けないような体に
なってきてもおかしくないですが、本来の出来ではなさそう。
馬場が湿るのも大きくマイナスになりそうです。

トーセンジョーダンは力量的に相当高く評価していますが
AJCC以来、というのはさすがに厳しいですね。
重い馬場もこなせますし、前につけてスッと脚が使える馬だけに
人気が落ちるなら狙ってみたい1頭になりそうですが
過信は出来ません。

前走よりも舞台が合いそうなのはナムラクレセントだと思いますが
一体何があったのか、というほどボリュームのある馬体に
なっていたのに驚きました。当日の馬体重が気になるところ。
やっとのことで本格化?!それともただの太目残り?!
前でジリジリと長く脚を使えたら大物食いがあっても不思議はないかも。

ドリームジャーニーは脚元の不安が解消されてきて
以前の調教メニューに戻ったのは大きいかもしれません。
馬体は絞れてきそうですし、内回りコースこそ、という馬だけに
ここで走らねばどこで・・・という感じ(^^)
復活を期す池添騎手の手綱捌きに期待ですね。
元々規格外の馬だけに年齢による衰えがあるようだと
一気にガクッと落ちることもあるので、過信は出来ませんが
頑張ってもらいたいものです。

アーネストリーも高く評価したい1頭ですが、昨年はブエナビスタに
キレ負け。不調だったドリームジャーニーにも詰め寄られていました。
前走でもルーラーシップに完敗しているだけに叩いて良化があっても
逆転まではどうでしょうか・・・。

8歳馬のシンゲンも舞台は合いそうです。
5度目の骨折明け(爆)ポン駆けがきくタイプではありますが
さすがに穴馬の一角程度の評価しか出来ません。
ただしハマったときの伸び脚はGⅠ級・・・狙いたくなる気持ちも
無きにしも非ず(欲ボケ)
馬場が湿るのは血統的にマイナス。どこまで戻せているか・・・

他の伏兵の台頭もありえるかもしれませんが、上位馬の層が厚いだけに
あまり考えないで良さそう・・・というか考えたくありません(笑)

過去の上位馬を見ても2000m以上の重賞(3歳重賞を含む)勝ちがない馬
3着以内に入っておらず、その意味では超穴馬の激走というのは
考えにくい状況になっています。

実績か勢いかコース適性か脚質か騎手か調子か・・・
じっくりレースを楽しみたいと思います(^^)g

宝塚記念(脚質マップ分析2)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走予定馬を前回調べた脚質マップに
配置してみました。

宝塚記念:脚質マップ】
宝塚脚質マップ2

有力視出来そうな「スピードとパワーを兼ね備えたタイプ」に
分類されるのは

・トーセンジョーダン
・シンゲン
・アーネストリー
・ホワイトピルグリム
・イコピコ
・ビートブラック
・ドリームジャーニー


うーん、結構多いですね(^^;
あくまでこの考察の上でですが、及第点としておきたいと思います。

切れ味に特化したタイプ」は良馬場で35秒台の上がりで複勝圏があれば
一応及第点に入ってくる、と考えています。当てはまるのは・・・

・ブエナビスタ
・エイシンフラッシュ
・トレイルブレイザー


うーん、人気を背負うキングカメハメハ産駒が揃ってここでアウト。
ただし、ルーラーシップ、トゥザグローリーは湿った馬場で
35秒台の上がりを使って上位に入っており
、判断が難しいところです。
上がりかかる馬場が苦手、というより・・・上がりがかかる馬場でも
速い脚を使うタイプだとすると強力なんですが・・・。

スタミナに特化して切れ味が不足しているタイプ」は
逆に33秒台の末脚で複勝圏に入った経験があれば及第点。
条件を満たすのは・・・

・ナムラクレセント

それなりの脚を安定して使うタイプ」は好走しにくいと考えられます。
フォゲッタブル、ハートビートソングはともに33秒台の脚を
使った経験がなく、上位馬との競り合いでは分が悪いと
見てよさそうかと。

データの取り方の面でもまだ試行錯誤の段階の考察。
今年の結果を見ながら来年以降につなげていければ、と思います。
キングカメハメハ産駒が揃ってぶっ飛ぶようなことがあれば
興味深い視点になりそうなんですが・・・(^^;

宝塚記念(脚質マップ分析1)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)は雨に降られやすいこともあって
基本的にキレよりもパワーを要求されることが多いレースだと考えられます。

改装前のデータを含みますが宝塚記念の上位馬の上がり3ハロンを見てみると

10年 稍重
1着 35.8 2着 36.3 3着 36.6  

09年 良
1着 34.3 2着 35.0 3着 34.8

08年 重
1着 37.3 2着 36.9 3着 37.2

07年 稍重
1着 36.2 2着 36.6 3着 36.5

05年 良
1着 35.7 2着 35.2 3着 36.1

04年 良
1着 36.1 2着 36.2 3着 35.1

03年 良
1着 36.0 2着 35.6 3着 37.0

02年 良
1着 34.7 2着 34.5 3着 35.1

01年 良
1着 35.1 2着 35.0 3着 35.4

33秒台に突入するようなレースはなく、34秒台前半を記録したのは
のべ27頭中、1頭だけ
馬場状態が相当良くても34秒台後半、少し傷めば35秒台、もしくは36秒台に
なってしまうレースだと考えて良さそうです。

今年の場合は今のところ土曜から雨予報
週半ばまでも雨が続く模様なので、週末に雨が沈静化したとしても
かなり湿り気を残した馬場状態になってきそうです。

ひとまず、これを念頭に置いた上で過去の宝塚記念における上位馬
(過去5年の1、2着馬:06年を除く)を脚質別に分類してみたいと思います。

これまでの良馬場で勝ったレースの上がり3ハロンの最速値
最遅値をとってマッピングしてみました。

最速値は軽い馬場でキレ味のある脚が使えるかどうかの目安、
最遅値は上りが掛かる馬場状態で力強い脚が使えるかどうかの目安になると
考えられます。

脚質マップ:宝塚記念
宝塚脚質マップ1
※青丸→勝ち馬、赤抜き→2着馬

スピードとパワーを兼ね備えた象限に入っている馬が最も有力視出来そう。
基本的にはスピード能力はかなり重要で、33秒台の末脚を使った実績には
注目したいところ。

メイショウサムソンは1頭だけ別の象限に入ってしまっていますが
33秒台の末脚で複勝圏に入ったことがあるので、極端にキレ不足な
わけではありませんでした。

逆にキレ味に特化したタイプでもスイープトウショウ、ブエナビスタともに
35秒台の上がりで複勝圏に入ったことがあり、パワー不足では
ありませんでした。
特にブエナビスタは後方一辺倒から脚質転換をしていた点でも
ちょっと数字については見直す必要がありそうです。

33秒台、35秒台どちらでも勝ちがあるような馬が有力視出来そう。
今回の出走予定馬についても次回、まとめてみたいと思います。

宝塚記念(馬体について2)   担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【トゥザグローリー】
(日経賞)
トゥザグローリー11日経賞
(天皇賞春)
トゥザグローリー11天皇賞春
(宝塚記念)
トゥザグローリー11宝塚
以前はムッキムキの馬体でしたが、転厩後は常識にかかった
シルエットになってきています。
クビ差しが太く、それを支える上半身も発達。
腹回りも太目感なくまとまっており、下半身も丸みを帯びて
良い状態を維持。気性面に不安が出なければ出来自体は
かなり良い状態で出走が出来そうです。

【ルーラーシップ】
(10有馬記念)
ルーラーシップ10有馬記念
(日経新春杯)
ルーラーシップ11日経新春杯
(宝塚記念)
ルーラーシップ11宝塚
不良馬場の中を激走した反動は見受けられませんが
少しだけ腹回りに余裕がありそうなので最後は
ビシッと追えば仕上がりそうです。
腿がしっかりと引き上げられており、下半身の出来は良好。
上半身も力感があり、クビ差しも太く迫力があります。
かなり良い状態で本番に向かえそうですね。

【ローズキングダム】
(日経賞)
ローズキングダム11日経賞
(天皇賞春)
ローズキングダム11天皇賞春
(宝塚記念)
ローズキングダム11宝塚
全体的なバランスは崩れておらず、それなりに良い状態を
維持できていると思われますが、以前に比べると
実の入り方がちょっと足りないかも。
後方に流れ気味だった後肢の引き付けも出来ており、
全体的には上昇傾向。

【エイシンフラッシュ】
(大阪杯)
エイシンフラッシュ11大阪杯
(天皇賞春)
エイシンフラッシュ11天皇賞春
(宝塚記念)
エイシンフラッシュ11宝塚
一旦緩めたあとに絞ってきている感じの馬体。
まだ少し皮膚感が緩く、最後にビシッと追えれば
前走までの状態に戻ってきそうです。
現段階では少し上半身にメリハリ不足かもしれませんが
基本的にはよい状態を維持しているので
力は出せそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより