けいけん豊富な毎日

今週の展望   担【けん♂】

すでにきさらぎ賞について考察を始めているところですが、
登録頭数が13頭と少なく、経験の浅い3歳馬のレースでもあるので
各馬についてザッと見た後は、展開を想定した上で期待馬を
抽出する感じで終わりそうです。

ただ、この辺りの3歳重賞からは本格的にクラシックに向かいたい
期待馬
がしのぎを削り始めてくるだけに、内容については
しっかり確認しておきたいところ。
リーチザクラウン、ドリームパスポート、メイショウサムソンなどに
続く馬は出てくるでしょうか。

コメント欄でも教えて頂きましたが、何か違和感があると思ったら
今年は開催の日程が微妙にズレているんですね(^^;
きさらぎ賞も通常2月の2週目辺りに行われていたんですが、
1週早まっています。

同様に東京の開催も日程が微妙に入れ替わっています。

例年だと
1週目 東京新聞杯、根岸S
2週目 共同通信杯
3週目 ダイヤモンドS
4週目 クイーンC、フェブラリーS

となるところを今年は
1週目 根岸S
2週目 東京新聞杯
3週目 共同通信杯、クイーンC
4週目 ダイヤモンドS、フェブラリーS

と日程変更。うーん、たしかに並びとしては3歳牡馬、牝馬の重賞を
同週に行うのは見た目にわかりやすい感じではあるかも?

東京新聞杯は土曜日に行われていたため、例年ほとんど
考察らしい考察をしておらず、場合によっては完全にスルーして
しまったりしていたんですが、今年は日曜のメイン開催。
きさらぎ賞について見たあとは頑張って東京新聞杯の方に
取り掛かっていきたいと考えています。

ちょっとバタバタしてしまいそうですが(爆)
今週もどうぞよろしくお願いいたします(^^)/

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POG馬出走結果!(大物候補?!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG

.☆.+:^ヽ(∇^*)o【祝!ヴァーゲンザイル初勝利♪】o(*^∇)ノ^;+.☆.

新馬戦でもしっかりと末脚を発揮し、素質の高さを感じさせてくれた
ヴァーゲンザイル
今回は距離を延長し、東京2400mの未勝利戦に出走となりました。

スタートをしっかり切って、外から馬群の中に入れて中段後方を追走。
徐々に外に出しつつ、コーナーを曲がりますが、直線に入ったところでは
馬群に包まれてなかなか追い出しが出来ません・・・。

進路を確保しようと外に出そうとする三浦騎手ですが、
外の馬の圧力に負けて、また内へ戻し、前が詰まってまた外へと
チグハグな騎乗ぶり(爆)

運良く、僅かに前に隙間が見えたところでスッと進出し、抜け出す事が
出来ましたが、正直言って危なっかしい騎乗だったと思われます(>_<)

前が空いて追い出すと、脚色は完全に他馬を圧倒!
あっさりと馬場中央を突き抜けて、1馬身半差をつけて完勝となりました(^^)

時計も遅いですし、相手関係も微妙だったとは思いますが
それでも先行きが楽しみになるようなレースをしてくれたと思います。

レース映像は↓


ネオユニヴァース産駒で2400m以上のレースを勝った馬は
まだ5頭しかいなかったわけで、その意味でもヴァーゲンザイル
この設定を勝ちあがってくれたのは大きいですね。

個人的にもギュスターヴクライ、ヴァーゲンザイル
クラシックディスタンスに対応出来そうな勝ち馬が出てきてくれたのが
非常に嬉しいところ。
振り返ってみれば・・・ミステリアスライト以来の長距離砲かも?!(爆)

ポイント的にはまだまだ下位を彷徨っているけん♂厩舎ですが、
大物候補の登場で奇跡の追い上げの可能性が僅かながら見えた・・・
気がするようなしないような(笑)

まずは、次のステップを勝ちあがれるかどうかですね(^^)
なんとかクラシックへの最終切符を手に入れることが出来るよう
頑張ってもらいたいものです。

※今週はデラコリーナが春菜賞に登録。
 牝馬の方は今のところこの馬に全てが掛かっている状況なので
 こちらもなんとか、2勝目を期待!
 春に夢をつなげてもらいたいですね。

きさらぎ賞(展開分析)   担【けん♂】

きさらぎ賞コース
※きさらぎ賞が行われる京都1800mのコース図と過去5年の平均ラップ

きさらぎ賞が行われる京都1800mの構造について見ていきたいと思います。

スタートは向こう正面のポケット部分。
前半1000mは真っ直ぐな直線、ということになるので
枠順の内外の差はほとんどないと考えられます。

600m過ぎから上り坂、グッとペースを落とす年もありますが
12秒前半で一気に上ってしまうことも・・・ここの通過の仕方も
先行馬の消耗度にかかわってくることが想像できます。

1000m過ぎから下り坂、一気に下りつつ直線に突入していくわけですが
ここからが大きなポイント。

A)下り坂に入ったところで加速を開始する年
B)下り終わったところで急加速が入る年
C)急加速ポイントがない年


大きくこんな3つのパターンに分かれています。

Aパターン(07年)
・後半800mのラップ
12.1-11.3-11.4-12.3

前半をスローでまとめたアサクサキングスが逃げ切り勝ち。
完全に前有利な展開になり、2、3着も先行、好位の馬。

Bパターン(09年、06年)
・後半800mのラップ
12.2-11.8-11.1-12.1
12.5-11.9-11.3-11.7

09年はリーチザクラウンの逃げ切り勝ち。
ついて行った先行勢は潰されて、2、3着は中段からの差し馬。
06年は前で粘るメイショウサムソンを中段から伸びたドリームパスポートが
とらえて差し切り勝ち。
前半のペースを含めて底力を問う流れになっており、
上位馬はクラシックでも活躍することになりました。

Cパターン(10年、08年)
・後半800mのラップ
12.4-12.0-11.7-12.1
12.1-12.1-11.8-12.0

力不足の先行馬が加速ポイントを作れず、10年、08年ともに
中段、好位からの差し決着。10番手以降の馬が届いたという点
も一致しています。前崩れ気味の内容は・・・評価出来ず、
上位馬のその後も微妙に低調になってしまいました。

ペースを握る先行馬の能力、道中のペース、加速ポイントの有無
これがレースの性格を大きく分けてくる要因になると考えられます。

コーナーはかなり広く、直線は平坦。
長く良い脚を使える先行馬が隊列を引き伸ばしたままで直線に入れば前が相当有利。
逆に力のない馬が先行して、慎重に坂を下って直線に賭けようとすると
隊列が縮まっての勝負になるので、ある程度後方の馬がキレ味を活かす展開になると
考えられます。

今年のきさらぎ賞がどういうペース、展開になるのか、
まずは先行馬の脚質に注意したいと思います。

京都牝馬S回顧(大きな走りが戻ってきた!)  担【けん♂】

心配された雪も降らず、カッチカチの良馬場で京都牝馬Sが行われました。

高速馬場ということで前も止まりにくい状態ながら、
Bコースに代わって土曜のレースを見る限り、外伸びの馬場状態
末脚の能力重視で予想をまとめてみましたが・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着 ショウリュウムーン  1.33.7  上がり33.3
2着◎ヒカルアマランサス   13/4馬身
3着 サングレアズール

5着▲リビアーモ
7着○ブロードストリート
8着×アグネスミヌエット
10△アグネスワルツ

※全着順は→ココ

先行すると想定していたアグネスワルツのスタートが遅れ、
ジュエルオブナイルがハナに立つ展開。
外から押し上げたアプリコットフィズが続き、
サングレアズール、コスモネモシンが好位を形成。

中段後方にショウリュウムーン、その後ろにブロードストリート。
好位からの競馬を期待したヒカルアマランサスは後方待機、
さらに後ろにリビアーモという隊列。

12.7-11.0-11.7-12.4-11.9-11.5-11.2-11.3
前半800m 47.8
後半800m 45.9

短距離を走ってきたジュエルオブナイルが先手を取って
ペースがどうなるかと思いましたが、形が来まったあとは
ゆったりと流れ、おおよそ想定したペースで前半が進んでいます。

下りに入って加速開始・・・徐々にペースアップする展開になり
基本的には先行有利なラップ構成。
ただし、長く脚を使うことになっているので前の馬も脚色は
精一杯になってきてしまいやすく、消耗度はなかなか高い
数字の並びとなっていると考えられます。

京都牝馬S:4コーナー映像
京都牝馬4コーナー

ラップからイメージされるよりも隊列は短めな印象。
後方の馬を突き放せなかった前の馬には厳しい形となりました。

内から前をとらえたサングレアズール、レディアルバローザが
踏ん張りますが、馬場中央を力強く抜け出して来たのは
ショウリュウムーン

このところ中途半端に前に詰めて大きな走りが出来なくなっていた感じが
ありましたが、広い外回りコースで思い切って脚をためれたこともあって
チューリップ賞以来、久々にこの馬らしい大きな走りを見れました。

京都マイルはキングカメハメハ産駒のベスト条件なだけに
侮ってはいけませんでしたね(>_<)

このところの低迷が嘘のような素晴らしい力強い走りで
ショウリュウムーンが快勝!

馬場の外を追いかけたヒカルアマランサスも見事な脚を使いましたが
先に抜け出されてしまっては時すでに遅し・・・。
2着に飛び込むのが精一杯でした。

3着にはサングレアズールが粘り込み。
距離実績がない馬で、上位人気でもなかった馬が馬券圏内に入ったのは
ここ10年でも初めてのこと。
クロフネ産駒は昨年のベストロケーションに続いての入線ですが
データ的には京都外回りは×・・・考察上では拾えないです(>_<)
あえて言えば、藤岡佑騎手がこの条件を得意にしていることくらいでしょうか。

レース後のコメント
1着 ショウリュウムーン(浜中騎手)
ここ2戦結果を出せず、今回チャンスを頂いたことを感謝しています。
今回からハミを替えて、内にモタれる癖が出なかったことが末脚の発揮に
繋がったのだと思います。3歳時は強い馬と戦ってきた地力のある馬、
大舞台に向けて順調に行って欲しいですね


2着 ヒカルアマランサス(リスポリ騎手)
思ったほどゲートは出ませんでしたが、道中は気分を損ねることなく、
ポジションを上げすぎないようにレースを進めました。
この馬の末脚は長い直線が合っていますね


3着 サングレアズール(藤岡祐騎手)
気分が乗って折り合いを欠くのかと思いましたが、我慢してくれました。
追ってからの反応も良く、初のマイル、初の重賞ながら頑張ってくれました


4着 レディアルバローザ(福永騎手)
返し馬が良かったので手応えを持ってレースに臨みましたが、
内枠が堪えましたね。内々で窮屈なレースになりましたが、
上位に来ていますから地力があります


6着 ストリートスタイル(岩田騎手)
出遅れて位置取りが悪くなってしまいました。終いは来ているだけに痛かったです

9着 コスモネモシン(和田騎手)
行きっぷりも手応えも良かったです。慣れたら1600mも対応出来ると思います

15着 プリンセスメモリー(四位騎手)
スタートが良くて掛かってしまいました。前に壁が出来ず、折り合いを欠きました

16着 ヤマカツマリリン(荻野騎手)
スタートして1ハロンはハミを噛んでいましたが、
向正面の中ほどでは折り合えました。残り200mでは止まってしまいましたし、
少し距離が長かったようです


こういう走りが出来ればショウリュウムーンは世代でも
トップクラスの破壊力がある馬、今後が楽しみですね♪

京都牝馬Sの前に雑感   担【けん♂】

シルクロードS・・・出遅れたジョーカプチーノが差し切って
力の差を見せつけてくれました(^^)

個人的に応援している馬だけに、春に向けて順調なレースを
してくれて嬉しい限りです。
半弟のジョーアポロン(プー三郎)も兄に少しでも近づけるよう
頑張ってもらいたいものですね。

ところで・・・シルクロードSのジョーカプチーノの
上がり3ハロンが32.6ってなんですか?!\(◎o◎)/!

もしかして馬場はカッチカチ

★過去のシルクロードSの前半600mと最速の上がり
     前半  最速
11年 34.8 32.6 
10年 34.4 33.4
09年 33.6 33.9
07年 33.5 33.7
06年 34.4 34.1
05年 33.9 33.7

今年は昨年や06年に比べてもさらに前半が遅いスローペースとなり、
消耗度は少ないレースになっていますが、それにしても32秒台は
ちょっと凄まじいです。
内回りコースということを考えても・・・最高に超高速馬場
なっている、と考えて良さそうです。

7着に敗れたスプリングソングに騎乗した池添騎手のレース後のコメントは
そんなにペースも速く思いませんでしたが、Bコースになって
差し馬に合う馬場になったのでしょうかね
。」

ペースが緩ければ先行脚質の馬の脚が止まりにくくなる、と考えられますが
今回のレースを観る限りでは、完全に外差しの馬場状態

明日の天気予報では京都牝馬Sの発走時間近くに雪予報が出ており、
降り始める時間帯によっては少し馬場が湿ってくる可能性がありそうです。

馬場が湿ると・・・さらに外伸びの状態は加速
外を回すと考えれる差し馬重視で考えて良いのではないかと・・・。

ちなみに、土曜の京都芝コースの成績を見てみると
・5R  1着デムーロ 2着リスポリ
・7R  1着リスポリ 2着福永   3着デムーロ
・9R         2着リスポリ 3着小牧
・11R        2着四位

うーん、外人騎手大活躍(爆)
特にリスポリ騎手の安定感はすごいです。
11RのシルクロードSも5着とはいえ、前走16着の
シンボリグランを掲示板にもってきているわけで、
ちょっと性能が違う感じですね(^^;

京都牝馬Sも外人騎手狙いでいいかも?!
日本人騎手の奮起にも期待したいところです。

京都牝馬S最終予想  担【けん♂】

天候の具合によって調整が必要になるかもしれませんが
京都牝馬S(京都1600m)についてまとめておきたいと思います。

狙い目の馬は考えられるものの、これといって抜けた評価が出来る馬は
不在という印象。ほんのちょっとした展開の綾で着順が変わりそうです。
人気を背負った馬にも不安点があり、思ったよりも混戦かもしれません。

これまでの考察
展開分析→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について→ココ
斤量負担分析→ココ
距離実績について→ココ
中間雑感、有力馬整理→ココ
各馬分析追加、展開分析2→ココ
展開想定→ココ

速いペースで引っ張りたい逃げ馬はおらず、スロー気味に流れて
後傾ラップ
になりそう。良馬場のままでいけば前が有利になりやすい
状態だと考えられます。
ただし、アグネスワルツは絞れてきて調子を上げてきている印象ですが
馬体の出来からはまだ信用しにくい感じ。
アプリコットフィズは実質斤量負担が12%後半と厳しく、
休養明けに関西に輸送という悪条件が加わってかなり危険なニオイが
漂っています。
好位、中段からの差し馬がどこまで届くか・・・

今回の予想
◎ヒカルアマランサス
○ブロードストリート
▲リビアーモ
△アグネスワルツ
×アグネスミヌエット

このところ後方からの競馬になりがちなヒカルアマランサスですが
リスポリ騎手なら中段前くらいから積極的に寄せていってくれそうです。
京都向きの脚質で、前から末脚が使える馬なので、適性的には
ぴったりハマりそう。連覇に期待。

ブロードストリートも条件は良化。安定しない成績ではありながら
大きく負けたわけではなく、実力は最上位クラス。
仕掛けどころ次第で圧勝してもおかしくありません。
馬体の出来は・・・もう一つなので少しだけ割引。

リビアーモは血統的に京都が合いそうです。
デムーロ騎手はこのレースで結果を出しているので信頼したいところですが
微妙に位置取りが後ろになり過ぎる可能性があるので
どこまで届くか・・・。末脚の爆発力は十分に上位争いが出来るレベルだと
思われますので一発があっても。

アグネスワルツは展開次第で逃げ残りの可能性がありそうです。
上手く後続を突き放して直線に入れたら、かなり有利なレースを
作ることが出来るかもしれません。
ペース配分に注目ですね。

アグネスミヌエットの末脚はかなり強力。
位置取りさえまともなら上位馬と競っても勝負になるだけのものは
ありそうです。今回は乗り代わりで小牧騎手がどんな位置で
競馬をしてくるか・・・。あっさり後方からになると洋ナシに
なってしまうかもしれませんが(爆)上手く押し上げられたら・・・
穴候補として狙ってみたいと思います。

・距離実績
・斤量負担
・騎手の力量
・末脚の爆発力


この辺りを中心に考えてみました。
ヴィクトリアマイルにも影響があるレース、
内容にも注目したいと思います。好レースを期待(^^)

京都牝馬S(展開想定)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)の枠順を見ながら展開について
少し考えておきたいと思います。

すんなりと先手を取れそうなのは・・・アグネスワルツ
ここはさすがに控えても仕方がないところなので積極的に行きそうです。

距離延長となるサングレアズールがくっついて2番手辺り。
ショウリュウムーンも好位の内くらいになりそうです。
短距離を走ってきたジュエルオブナイルも好位の一角。
福永騎手に戻るレディアルバローザがその後ろくらいでしょうか。

内に入ったアグネスミヌエット、ストリートクライ
被せられる形になりそうなので一旦下げて後方へ。

リスポリ騎手に乗り代わるヒカルアマランサスは外外を回ることに
なりそうですが、中段辺りをキープしてきそうです。

コスモネモシンは関西遠征で和田騎手に依頼。
京都マイルの専門家のような騎手(爆)なので無茶な騎乗はしてこないと
思われます。ヒカルアマランサスを見ながら中段くらいにつける感じに
なりそうです。

ベストロケーションは昨年と同じ木幡騎手。
前で残った再現を考えるのであれば積極的に行きそうです。
ただし枠順的には外を回ることになりそうなので
先行グループに入ったとしても脚がもつかどうか・・・

リビアーモはデムーロ騎手。昨年ヒカルアマランサスでこのレースを
勝っているだけでなく、01年にはエアトゥーレで3着と結果を
出しているだけに侮れません。
ただし、京都マイルでは少し後方に位置を取る傾向が見受けられるだけに
今回も中段後方の外を上がって行く形になりそうです。

アプリコットフィズは少し外目の枠に入ってしまいましたが
控えて味の出る馬ではないと思われるので、ある程度押して
前に行きそうです。クイーンSでも圧倒的に不利な外から前につけて
行けているだけに、スタートには問題がないタイプ。
ベストロケーションの後ろ辺りを行く感じで3、4番手くらい。

ブロードストリートはこの枠からならソロッと出して外を
徐々に進出していくような競馬になりそうです。
中段後方の外辺り。

ヤマカツマリリンも本来は前に行きたい馬ですが
距離延長で無理に行くことはなさそう。後方からになってしまうかも。

ケイアイデイジーは短距離を好位から競馬をしてきた馬ですが
今回はテン乗りの北村友騎手・・・この枠からだと
ガンガン行ってしまうのも怖いところかと。
出たなりに外を上がって行く感じでしょうか。

馬格のないプリンセスメモリーはいつもどおり後方へ。
大きく外を回す必要がある馬だけに前崩れを願うばかり・・・

今週からBコースに替わり、良馬場のままでいけば
前が止まりにくいレースになりそうです。
ただし・・・ここにきて日曜の予報は曇り時々雪(爆)
うーん、万が一激しく降るようだと展開に影響が出るかもしれません。

アグネスワルツに突っかけて行くような馬が見当たらないだけに
前半800mは47秒台中盤から後半くらいを想定。
スロー気味の後傾ラップになりそうです。

直線入り口ではアグネスワルツアプリコットフィズ
並ぶ感じで前へ。

4コーナーでの隊列は少し縦長・・・内を抜けて差してきそうな馬は
レディアルバローザでしょうか。
福永騎手なら思い切って狙ってきそうですね(^^)
あとはショウリュウムーンですが・・・この馬の良さを出すなら
外差しのような気がします。

外を回してヒカルアマランサスが仕掛け、それを追いかけて
コスモネモシン、ブロードストリート

さらに外をリビアーモ、一歩遅れてアグネスミヌエット

微妙な仕掛けどころのタイミングで着順がガラリと
替わってしまいそう・・・当日の馬場状態と相談しながらの
レースになるかもしれません。

POG馬出走!(奇跡の追い上げに向けて)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
先週はギュスターヴクライが4戦目にして初勝利!
けん♂厩舎3頭目の勝ち上がり馬となってくれました。

好位の後ろ辺りから力強く伸びており、毎回こんな競馬が出来るのであれば
クラシック戦線に混じっても好勝負出来るんじゃないかと期待したくなる内容。
次走が非常に楽しみです。
・・・9割方、リスポリ騎手の手腕のおかげだった気もするんですけどね(爆)

ギュスターヴクライに続いて、クラシック路線に向けて進んでもらいたいのが
今週出走予定のヴァーゲンザイル

・未勝利戦(東京2400m) ヴァーゲンザイル 三浦

ヴァーゲンザイル】牡 ネオユニヴァース×(ノーザンテースト)

新馬戦(中山2000m)では後方をゆったりと追走し、
馬なりに徐々に前に進出、しっかりと前に取り付き、
カーブを曲がったところで先頭に並びかけ、最後の坂で急激に伸びて・・・2着。

三浦騎手も「能力は相当なものがある」とレース後に
評価してくれたわけですが・・・
過去にもこんな感じで最初に見どころのあるレースをした馬が
その後、まったく鳴かず飛ばずで終わってしまったのを
何度も見続けてきているだけに、とにかく勝つと2着では大違い

まだ2戦目、という感じもありますが、やはり早い段階で
しっかりと勝ち上がってもらいたいと思います。

たしかにレースぶりからは大物感が漂っており、ここであっさり
通過出来るようなら・・・春に間に合うかもしれません(^^)

けん♂厩舎の奇跡の追い上げのため、是非頑張ってもらいたいものです♪

ネオユニヴァース産駒って2000m辺りでは強いものの、
2400mになると成績が落ちてしまうんですよね・・・
ちょっと母系の距離適性が短めな感じもあるだけに
今回は今後の路線を考える上でも非常に大事な試金石になりそうです。

祝砲をぶち上げることが出来るのか?!
頑張れ!ヴァーゲンザイル(^^)g

京都牝馬S(各馬分析追加:展開分析2)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)の出走馬が発表になりました。
グランプリエンゼル、ホーカーハリケーンが回避となり、2頭が繰り上がり。
ひとまず内容について確認しておきたいと思います。

アグネスミヌエット】牝6 53.0 (栗東) アグネスフライト×(ホワイトマズル)
1800m以上で勝ち星あり。かなりの決め脚のある馬として
フローラSでも注目した馬ですが・・・その後低迷。
ダートを使われるなどした後、昨秋に芝に戻って1000万下を勝ちあがりました。
デビュー当時に比べると20kg近く増量していますが、まだ馬格不足。
今回は斤量面で少しマシになる分、前走よりはかなり負担が楽になりそうです。
後方からの競馬になりやすく、前に届き切らないレースが多い馬。
前走の勝利はデムーロ騎手が好位の後ろにしっかりつけたことが大きく、
乗り代わりは・・・小牧騎手がテン乗りだけにマイナス材料になりそうです。
決め脚勝負になれば穴として一考があっても。

レディアルバローザ】牝4 52.0 (栗東) キングカメハメハ×(Tejano Run)
1600mまで勝ち星あり。3歳春の時点までは上位馬とかなり差がある
印象でしたが、夏の間に成長。+14kgと絞り切れなかったローズSでは
大敗してしまいましたが、しっかり仕上げた秋華賞では5着と健闘しました。
決め脚は上位馬に見劣るものの、能力はそれなりに高く評価出来そうです。
仕上げた反動で前走は大きく負けてしまいましたが、立て直してきていれば
力は出せそうです。負けたときにはそれなりに理由がある馬ですが、
今回も大幅に馬体を増やすようなことがあると、厳しいかもしれません。
前での競い合いに持ち込んでも上位馬相手では1、2枚足りないかも。

京都牝馬Sは牝馬限定戦ということもあってか、マイル戦にしては
勝ち時計のバラつきが激しいという特徴があります。
天候が不順になりやすい時期、ということも影響が大きそうですね。

ここ10年を見ても
・最速 1.33.0
・最遅 1.36.4

1600mのレースで3.4秒も時計が違うというのはあまり見かけません。

※ちなみに冬場に行われる同条件の京都金杯の時計は
・最速 1.32.9
・最遅 1.34.1

 と1.2秒差の範囲内になっています。

ペース配分に大きなバラつきがある、ということは展開にも大きな
影響を与えると考えられるわけで、前半800mの時計と上位馬の
4コーナー位置取りを天候別に見てみると・・・

良馬場
07年 46.7 10→ 3→ 6(番手)
06年 47.5  1→ 8→ 3
05年 49.4  7→ 2→ 4
04年 47.1  5→ 1→ 8
03年 48.0  4→ 4→ 2

稍重~重馬場
10年 49.4 15→ 2→ 1(番手)
09年 47.6 11→10→ 2
08年 48.5  4→ 2→ 7
02年 48.6 11→ 3→ 6
01年 48.2 10→ 2→ 5

パッと見、露骨に明らかなのは湿った馬場になると後方の馬が飛び込んで
来やすくなっている、ということ。
この時期は馬場が湿ると外伸びの傾向が出やすいということが
大きく影響しているようです。

対して、良馬場になると・・・10番以降の後方から飛び込んだのは
07年のディアデラノビアだけ。
この年は比べて見てもわかるとおり、前半が速くなったために
前の馬の脚が鈍ったことが大きいと考えられます。

逆に超スローになった05年も完全に前の馬で決着したわけではなく、
脚比べになって上位の馬が差し切っているわけで、基本的には

・能力>展開

という視点で考えた方が良さそうです。

今年は今のところ天気の崩れはないようです。
超ハイペースを作りそうな先行馬もいないので、おそらくは
例年並(前半800mを47秒台中盤~後半)でゆったりと流れる
レースになりそうかと考えています。

期待出来そうな脚質
・好位、中段前辺りにつけられる決め脚のある馬
・能力が高い先行馬

肩の力を抜いて・・・   担【けん♂】

まずは何も言わずにとりあえずコレ↓をどうぞ♪



ご存知の方も多いかもしれませんが、あまりにもピッタリはまっていて
感心してしまいました。思いついた人は凄いですね(^^)

他にも色んなバージョンがあるみたいなんですが、
とりあえずこの曲が一番マッチしているように思えました。


見通しの暗い日本経済、近隣諸国との不和、凶悪な事件や痛ましい事故・・・
色々と考えてしまうことも多い昨今の世情ですが、この映像を観るだけで

なんだか大丈夫な気がする♪

と思えてしまうのは私だけでしょうか(^^;

何というか・・・こういうちょっとしたことに平和への道って
あるのかもしれません。

ところで、インドって太った男性がモテるらしいですね。

★デブ→ 食生活が豊か→ 金持ち→ あら素敵♪

という構図なんだそうです。
ある意味、非常に現実的というか即物的というか・・・(爆)

そういえばインド映画の主人公(男性)は
なんでこんなぽっちゃり系が活躍しているんだ?
って感じの話が多い気がします(^^;

私もインドに行けばモテるかも?!
肉はあっても金がないんじゃダメだろ!ドス(=゚д゚)ニい)'д`)ソリャソウダ・・・

京都牝馬S(中間雑感、有力馬整理)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)についてざっと見てきたところで
ちょっと休憩がてら、頭の整理をしておきたいと思います。

1番人気は・・・アプリコットフィズになりそうです。
世代の中でも最上位クラスの評価をされていた馬で、クラシックでは
結果が出せなかったものの、古馬相手のクイーンSであっさり逃げ切り勝ち、
鞍上も乗り代わりとはいえ、安藤勝騎手ならば頼もしいところだと思います。

非常に厳しい流れでも脚を残せる馬なので、タフなレースになれば
前で残るのはこの馬になりそうですが、問題は馬格のなさ・・・。
実質斤量負担では12%台後半と非常に厳しい状況になっています。
今回は休養明けで馬体は増えている見込みですが、関西への輸送もあるわけで、
下手をすると13%台に突入する可能性もあるかもしれません。

過去の例からするとGⅠ馬のキストゥヘヴンが3着に入ったことが
ありますが・・・他に好走例がないというのはかなりハードルが高い
言わざるを得ません。

アプリコットフィズ自身、55kgの斤量では3着、6着、5着
今のところ未勝利なのも気になるところです。
期待度の高い馬であることは間違いないですが、今回は割り引いて
見た方がいいかもしれませんね。

前回の考察でふれたように、距離実績はかなり重要だと思われます。
今回目立つ短距離中心に使われてきた馬は・・・やはり割引。
過去に結果を出している馬のように上位人気を背負う程の
大物感はなさそうです。

先行脚質の馬が多いのも今回の特徴になりそうです。
アプリコットフィズ
アグネスワルツ
サングレアズール
ヤマカツマリリン
ホーカーハリケーン
ケイアイデイジー

新勢力としてサングレアズール、ホーカーハリケーンも
興味深いところですが、どちらも距離実績の面では不足がありそう。
血統や近走の安定感からホーカーハリケーンは面白い1頭に思えますが、
休養明けだけに過大な期待はしにくいですね。

アグネスワルツは先行勢の中でも能力上位。
馬格もあり、今回は斤量の面でも恵まれた感があります。
馬体の状態や近走の内容はイマイチな気もしますが、
絞れてくれば・・・タフな競馬が出来るかもしれません。

馬体の出来が良さそうに見えたコスモネモシン
血統的には京都代わりは面白そうですが・・・仕掛け遅れ気味に
なっているのが気になるところ。平坦コースでキレ味勝負に
なってしまうと分が悪い印象です。

昨年の覇者ヒカルアマランサスの出来は・・・微妙な感じ。
ただし、今回は斤量面でも恵まれていますし、適性は抜群なだけに
連覇の可能性もありそうです。
このところ位置取りが悪くなっていた感じですが、リスポリ騎手
しっかりと前につけるタイプだと思われるので、この馬の良さを
最大限に活かしてくれそうです。

ブロードストリートも能力的にはあっさり勝ってもおかしくない馬。
イマイチな成績になっていますが、大きく負けてはおらず、
タイミング次第で十分に上位争い出来るだけの力はあると思います。
馬体の出来はイマイチ・・・マイナス体重で出てくるようだと
斤量面で不安がありますが、人気を落としているなら狙い目の1頭
なりそうですね。

個人的に気になっているのは・・・リビアーモでしょうか。
アドマイヤベガ産駒は京都での成績がダントツの高く、
コース代わりが大きくプラスになる可能性に期待したいところ。
基本的に前が有利なレースながら、末脚のある馬がポツンと1頭
飛び込んでくることが多い
過去の例からすると・・・
面白い1頭になりそうな予感です(^^)

京都牝馬S(距離実績について)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)で上位に入った馬のそれまでの実績を
見てみました。※01年以降の1~3着馬

1800m以上で勝利
ヒカルアマランサス
ザレマ
チェレブリタ
レインダンス
アドマイヤキッス
キストゥヘヴン
ディアデラノビア
ウイングレット
マイネサマンサ
メイショウオスカル
エリモピクシー
ハッピーパス
ギャンブルローズ
ダイヤモンドビコー
フサイチユーキャン
グレイスナムラ
タイキダイヤ(D)

1800m以上で複勝圏
チアフルスマイル
アズマサンダース
チアズメッセージ
マイネアイル

1600mで勝利
ベストロケーション(D)
ビハインドザマスク

1600mで複勝圏
アグネスラズベリ

1400mまでの実績
エアトゥーレ

ざっと見て感じるのは「意外なまでにスタミナを必要とするレースなのかも
ということでしょうか。
上位に入ったほとんどの馬は1800m以上での実績があり、
短距離実績しかなかった馬についてはかなりの例外と考えて良さそうです。

1600mの勝利経験がなかった馬は2頭だけ。
07年3着のアグネスラズベリはヴィクトリアマイル5着の実績があり、
ここでは3番人気と期待されていました。
01年3着のエアトゥーレはデムーロ騎手ということもあって4番人気。

距離実績に不安がある馬については上位支持されるような実績馬
限っても良さそうです。・・・それでも3着までのヒモ評価かも。

今年の出走予定馬の距離実績

1800m以上で勝利
ヒカルアマランサス
ブロードストリート
アプリコットフィズ
コスモネモシン

1800m以上で複勝圏
ヤマカツマリリン
リビアーモ
アグネスワルツ

1600mで勝利
ショウリュウムーン
ベストローケーション(D)
ホーカーハリケーン ※新馬戦以外は複勝圏まで

1600mで複勝圏
プリンセスメモリー
ストリートスタイル
グランプリエンゼル

1400mまでの実績
ジュエルオブナイル
ケイアイデイジー
サングレアズール

うーん、今年は距離実績不足の馬が異様に多い印象です。
今回の短距離実績がない馬は上位人気を背負うとは考えにくいので
過去の例からすると・・・かなり厳しそうですね。

この条件を前提にするといきなりある程度絞られてしまいそうです(爆)
さて例年どおりにいくのかどうか・・・

京都牝馬S(斤量負担分析)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)について見ておきたいと思います。

京都牝馬Sは別定戦のため、斤量に差が出ています。
これまでのところ実質斤量負担に関しては2000m以上のレースか
もしくは短距離レースにおいて注目してきたわけですが、
ちょっと思う事もあって、今回も過去の傾向を確認しておきたいと思います。

まずは単純に馬体重別の実績から・・・

馬体重別実績:京都牝馬S過去10年
京都牝馬体重

出走数自体が多いこともありますが、460~480kgのゾーンが
ホットゾーンになっています。
過去10年で5勝・・・連対まで含めても圧倒的に高い実績ですね。

あまり重過ぎる馬は勝ち切れていませんが、500kg以上あっても
それほど問題はないようです。

軽い方も440kg以上あればほぼ問題なし。
さすがに420kgを切ってしまうようだと・・・好走例はありません。
というか出走馬自体がほとんどないんですけどね(^^;

これを実質斤量負担別に見直してみました。
実質斤量負担=斤量÷馬体重(%)

実質斤量負担別実績
京都牝馬斤量1

4勝をあげているのは11~11.5%のゾーンですが
出走頭数の割合から見ると12~12.5%の3勝は優秀です。

しかし、12.5%を超えると・・・パッタリと途絶え、
過去10年でも3着にキストゥヘヴンが入ったのが唯一の好走例と
なっています。
小さな体で桜花賞を制した実力馬だけに、GⅠ馬クラスじゃないと
厳しい
と考えて良さそうです。

これまでの出走馬自体、かなり小柄な馬が多かったことから
12%台の斤量負担の馬も多くなっていますが、
実力がある馬は厳しい負担でも結果を出している、ということでしょうか。

ひとまず今回の登録馬について、実質斤量負担を出してみました。

実質斤量負担:除外予定馬も含む
京都牝馬斤量2

12.5%オーバーになっているのは・・・プリンセスメモリー
アプリコットフィズ
の2頭。
ブロードストリート、ストリートスタイルも大きくマイナス体重で
出てくるようだと危険ゾーンに入ってしまいます。

アプリコットフィズはこれまでにも55kgで走り慣れていますが
前走の3着が最高で勝ち切れていません
今回は人気を背負いそうですが・・・危険な面もありそうですね。

前走で複勝圏に入りながら、負担が減っている
ブロードストリート、ヒカルアマランサス、アグネスワルツなどは
斤量面から期待出来る馬、ということになります。

特にヒカルアマランサス、アグネスワルツ、サングレアズール、
ホーカーハリケーン
は馬体重の面でも好走ゾーンに入っており、
注目したいところだと思います。

京都牝馬S(馬体について)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬の馬体について見ておきたいと思います。

【アプリコットフィズ】
(10クイーンS)
アプリコットフィズ10クイーンS
(10秋華賞)
アプリコットフィズ10秋華賞
(京都牝馬S)
アプリコットフィズ11京都牝馬
休養明けということもあって馬体はかなり緩め。
体重は増えているようで腹回りにも余裕がありそうです。
下半身の筋肉はしっかりと維持出来ていますが
上半身のメリハリは低下。大きな変化ではありませんが
少し力感や迫力に欠ける印象です。
それなりに力は出せる状態だとは思いますが、
万全にはまだもう1、2枚足りない感じかも。


【ブロードストリート】
(09エリザベス女王杯)
ブロードストリート09エリ女
(10ヴィクトリアマイル)
ブロードストリート10VM
(京都牝馬S)
ブロードストリート11京都牝馬
冬毛の影響もあって毛ツヤは良く見せません。
筋肉の充実度、ハリにも不足感・・・好調時の体では
ないと思います。大きな崩れはないので、近走並みの
力は出せそうですが、あっさり敗退した09年の
エリザベス女王杯時に近い雰囲気だけに
過大な期待はしにくい感じです。

【ヒカルアマランサス】
(10京都牝馬S)
ヒカルアマランサス10京都牝馬S
(10エリザベス女王杯)
ヒカルアマランサス10エリ女
(京都牝馬S)
ヒカルアマランサス11京都牝馬
元々肉付きの薄い馬なので問題はなさそうですが
昨年の同時期に比べると馬体のハリはもう一つ。
前後の筋肉のメリハリにも微妙に不足感・・・。
立ち姿のシルエットも迫力に欠ける気がします。
昨秋からの変化はほとんどないので、出来は平行線。

【コスモネモシン】
(10桜花賞)
コスモネモシン10桜花賞
(京都牝馬S)
コスモネモシン11京都牝馬
この時期にしては毛ツヤが滑らかで体調は良さそうです。
上半身の力感も増しており、下半身もそれに見合った
充実度になってきている印象。
この馬なりの力は十分に出せる仕上がりだと思います。

【アグネスワルツ】
(10オークス)
アグネスワルツ10オークス
(10秋華賞)
アグネスワルツ10秋華賞
(京都牝馬S)
アグネスワルツ11京都牝馬
昨秋に比べるとだいぶスッキリした雰囲気になってきました。
絞れた面はプラスに働きそうですが、筋肉のハリも
微妙に低下しているだけに、判断が難しいところです。
良い状態とは思えなかったオークスでも3着と好走しているだけに
このくらいの出来なら侮れないかも。

【プリンセスメモリー】
プリンセスメモリー11京都牝馬
かなり下半身に偏った馬体。追い込み一辺倒のスタイルを
支えているだけありますね(^^;
比較写真がないので変化はわかりませんが、それなりに
滑らかな毛ツヤで状態は良さそうです。
小柄な馬ながら充実度は高く、この馬なりの力は
十分に出せそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

京都牝馬S(各馬分析3)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

プリンセスメモリー】牝4 53.0 (美浦) スウェプトオーヴァーボード×(バブルガムフェロー)
極端に馬格がなく、多少ハンデを貰っても他の馬に比べて
実質斤量負担は不利になってしまいます。
位置取りが後方になってしまう上に、馬格の関係で大きく外を回さざるを得ないため
前が止まらない展開だと手も足も出せません。末脚の能力はそれなりに
高い馬ですが、前に届くほどの力は・・・期待しにくいかも。

ベストロケーション】牝6 55.0 (美浦) クロフネ×(ノーザンテースト)
昨年はそれまで8戦連続で複勝圏を外さない好走をしてきた
余勢もあってか、スローペースを前で残って2着と好走。
ただし、その後の成績を見ても明らかに短距離向きで
余程消耗度が少ないレースでないとマイルは長い印象です。
このところ徐々に位置取りが後ろになってきており、
展開有利になる可能性も低そう。かなり太目になっているようなので
今回はマイナス体重が最低条件になりそうです。

ホーカーハリケーン】牝5 53.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Leading Counsel)
昨年は芝で7戦して(3-2-2-0)と複勝圏を外さない好成績。
上位馬相手には勝ち切れない競馬になっているだけに
重賞クラスとは差がある印象ですが、力はつけてきている感じですね。
先行気味に行って伸び脚を使えるので展開がハマれば
粘り込む可能性もありそう。秋に馬体を減らして休養に入っているので
3ヶ月の間にどこまで立て直しているか気になるところ。
ポン駆けが利くかどうかも微妙です。

ヤマカツマリリン】牝7 54.0 (栗東) グラスワンダー×(Tejabo)
デビュー当時には2000mで3着もあり、スタミナがないわけでは
ないと思われますが、結果が出たのは距離を短縮してから。
好位、先行気味に行ける脚質なので、前残り気味の展開になれば
粘り込むことがありますが、上位馬相手では不足がありそうです。
距離延長で昨年のように超スローになれば穴として一考ですが
力勝負になるなら分が悪そう。

リビアーモ】牝6 55.0 (美浦) アドマイヤベガ×(サクラユタカオー)
末脚の爆発力ならメンバー中でも最上位クラスかも。
京都は初参戦になりますが、外回りコースで上手くハマれば
一発があるかもしれません。
これまでのところ重賞では何枚か足りない実績になっていますが
コース代わりがプラスに働けば面白い1頭に・・・。

京都牝馬S(各馬分析2)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ショウリュウムーン】牝4 53.0 (栗東) キングカメハメハ×(ダンスインザダーク)
3歳春頃の豪快な走りが完全に影を潜めている感じ。
昨秋の復帰時も馬体自体は力強さを増したように見えましたが
中身が伴っていなかったのか、前で伸びず、後方から届かずという
競馬が続いてしまっています。異常に飛びが大きい馬だっただけに
外を回してしっかり伸びれば、条件としては最適なので
一発の魅力はありますが、京都金杯に内容からは復活はまだ先かも・・・。

ジュエルオブナイル】牝4 53.0 (栗東) デュランダル×(Last Tycoon)
小倉2歳S以来、勝ち星から遠ざかっています。
京都では内回りコースながら3着が2回と適性自体はありそうですが
ハンデを大きくもらってもまったく好走できていない近走の内容からは
期待はしにくい状況。血統的にも距離延長は不安材料だと思われます。

ストリートスタイル】牝6 54.0 (栗東) アドマイヤベガ×(Cozzene)
元々はマイル周辺を走っていた馬ですが昨春から短距離中心に
使われてまったく結果が出せず・・・。ペースについて行けないので
短距離だと後方に置かれてしまうのが厳しい感じです。
距離を戻すことはプラスに働きそうですが、よほど脚をためないと
伸びないタイプのようなので、上位馬相手に偏った走りで
好走出来るほどの実力があるかは疑問。

ヒカルアマランサス】牝5 54.0 (栗東) アグネスタキオン×(A.P. Indy)
昨年は外伸びの馬場の恩恵を最大限に活かして後方一気でこのレースを
制しました。平坦コースでのキレ味が武器の馬ではありますが、
本来は好位から脚が使えるのが魅力。近走で後方からの競馬に
なってしまっているのが気になるところです。
今回はリスポリ騎手が騎乗予定、位置取りが非常に上手い騎手という
印象なだけに、持ち味を最大限に発揮出来れば勝ち負けになりそうです。

ブロードストリート】牝5 55.0 (栗東) アグネスタキオン×(Cozzene)
ブエナビスタ、レッドディザイアと並ぶ活躍をしていたものの、
もう一つ何かが足りない成績になってしまっています。
ヴィクトリアマイルでも府中牝馬Sでもそれなりに脚を使っており、
上位馬との差は僅か・・・着順のイメージほどは負けていないだけに
タイミング次第で深津の可能性は十分にありそうです。
ただし、最後に微妙に足りないのも勝負弱さを意味しているわけで
過剰な期待はしにくいかもしれません。

続きます。

京都牝馬S(各馬分析1)  担【けん♂】

京都牝馬S(京都1600m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アグネスワルツ】牝4 53.0 (栗東) ゼンノロブロイ×(ヘクタープロテクター)
締まったペースで淡々と逃げる馬でしたが、ローズS、秋華賞と
失速したことを踏まえてか、前走は超スローで逃げ粘って2着。
年末の中山で32秒台の末脚が出ている点からもかなり異常なレースだった
ことがわかります。それでも最後は脚が微妙に鈍っているだけに
まだ本調子とは言えない印象。後傾ラップになったとしても
競い合いで粘れるかどうか・・・。
本来は京都が血統的にも合うだけに状態にも注意。

アプリコットフィズ】牝4 55.0 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
秋華賞では前が崩れる中、好位で残ったのはこの馬だけ・・・
3着とはいえ強い内容だと評価して良さそうです。
馬格が極端になく、今後重賞戦線で戦っていくには斤量面で不利が
ありそうですが、スローで消耗度が低いレースになれば能力では
世代上位クラス。今回は安藤勝騎手がテン乗りになりますが、
京都で先行させたら上手い騎手だけに同型の馬次第で上位争いになりそう。

グランプリエンゼル】牝5 54.0 (栗東) アグネスデジタル×(サンデーサイレンス)
NHKマイル3着がありますが、基本的には短距離中心の成績。
平坦小回りに特化した実績になっており、外回りコースは微妙かも。
このところは後方からの脚質になってきているため、
届いても掲示板くらいまで・・・という感じになっています。
馬格不足ながら増量して太目だった前々走から少し絞って
状態自体は上向きになっていそうですが、距離延長への不安も
含めて期待するのは厳しいかも。

ケイアイデイジー】牝4 53.0 (栗東) クロフネ×(ウォーニング)
1200m~1400mで使われてきており、1600mは未経験。
母系を見ても距離延長は・・・微妙かもしれません。
小回り、内回り経験しかない点も不安だと思われます。
昨年のベストロケーションの例もあるので一概に×とは言えませんが
推せる材料に欠ける印象です。

コスモネモシン】牝4 53.0 (美浦) ゼンノロブロイ×(Singspiel)
急坂に非常に強い脚質を活かして中山で好成績をあげていますが
他ではイマイチ・・・。中段、好位から追い上げようにも
微妙に反応が鈍い印象で、仕掛け遅れ気味になる点で前が止まりにくい
平坦コースは合わない感じがあります。
血統的には外回りコースはプラスになりそうですが・・・

サングレアズール】牝4 53.0 (美浦) クロフネ×(Nabeel Dancer)
ダートのマイル周辺で結果が出せずに距離短縮。
1200m~1400mで芝ダート兼用の活躍をしていますが
再び距離を戻すのは微妙かも。先行気味に行って粘りこむタイプで
前半をスローでまとめられればそれなりに渋とさを発揮しますが
上位馬相手に脚比べになってしまうと・・・不足がありそうです。

続きます。

京都牝馬S(展開分析)   担【けん♂】

京都牝馬Sコース
※京都1600mのコース図と過去5年の京都牝馬Sのラップ平均

京都牝馬Sが行われる京都1600m(外回り)について見ておきたいと思います。

向こう正面のポケットからスタート、いきなり長い直線。
400m過ぎから上り坂になることもあって、その前に展開を握りたい
逃げ馬が揃うと先行争いが激化しやすい感じです。

ただし、確固たる逃げ馬がいない場合にはそれほどペースがあがりにくく、
極端に速いか遅いかという二極化になりやすい印象。

3コーナーからはカーブしながら下り坂、後半は11秒台のラップを
刻み続ける展開
になるので後半にペースアップした場合は
後方から位置を上げていくのはかなり難しいかもしれませんね。

4コーナーは角度がそれほど厳しくなく、前が止まるようなら
馬群はグッと縮まっての追い出しになりますが、前が速いと隊列は
長いままで直線に突入。展開はガラリと変わる印象です。

もうひとつポイントがあるとすれば、コーナーリングの仕方でしょうか。
開催時期の関係で内が荒れやすかったり、馬場が湿ったりすることがあるので
各馬が外に開いて行きがちなレース。

稍重となった一昨年は後方から内側へショートカットしていった
チェレブリタが馬場適性を活かして抜け出しましたが、
2着には湿った馬場が苦手なはずのレインダンスが外を回して飛び込んでいます。
昨年も稍重となり、大きく外を回したヒカルアマランサスが後方一気。
湿った馬場だと外伸びになることも覚えておきたいですね。
天気により、どのコースが良いかもレースに大きく影響しそうです。

過去の上位馬の4コーナー位置取り
    1着→2着→3着
10年 15  2  1(番手) ※稍重
09年 11 10  2     ※稍重
08年  4  2  7     ※重
07年 10  3  6
06年  1  8  3

後方からの馬が目立ちますが、逆にそれ以外は前の馬という
前と後ろが入り混じった傾向が出ています。

京都1600mは前傾ラップか後傾ラップかで大きく性格が異なってきますが
京都牝馬Sの場合は過去20年で前傾ラップになったのは3回しかなく
極端に前半が速くなるのはかなり稀な感じ。
昨年のような超スローペースも珍しいですが、
基本的に前半800mは47秒台後半から48秒台の
スローで流れることが多いようです。

展開としては前が有利になりやすいですが、馬場状態によって
上手くコース取りが出来たキレのある差し馬が飛び込んでくる、
そんなイメージで考えておきたいと思います。

AJCC回顧   担【けん♂】

思った以上に帰宅が遅くなってしまいました(>_<)
最近、目の調子が良くないのか、夜中に高速を運転しようとすると
車のテールランプが目に沁みるというか、チカチカするというか・・・
勝手に目が閉じてしまいそうになるんですよね。
かなり危険なので今回も帰りの運転は相方に任せっ切りになってしまいました。
ごめんなさい(T_T) →けい♀

AJCC(中山2200m)についてふり返っておきたいと思います。

少頭数になり、上位馬と下位馬と人気が極端に分かれたレース。
過去のレースから力関係を探ってみたわけですが・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎トーセンジョーダン  2.14.2  上がり34.7
2着○ミヤビランベリ     3/4馬身
3着×ネヴァブション
4着▲コスモファントム

11△サンライズベガ

※全着順は→ココ

積極的に行くかと思ったマルカボルトが少し控え気味にソロッと
出た感じになり、外からミヤビランベリが被せてハナを奪う展開。

2番手にマルカボルト、外からサンライズベガ。
内にコスモファントムが続き、その後ろをトーセンジョーダン。

ネヴァブションは思い切って下げて後方2番手からの競馬。
行き脚がないことで腹を括った騎乗をしてきましたね。

13.0-11.9-13.0-12.8-12.7-12.5-11.8-11.4-11.5-11.3-12.3
前半1000m 63.4
中間 200m 12.5
後半1000m 58.3

隊列がすんなり決まったあとは、異様なまでのスローペース
休養明け2戦目のミヤビランベリからすれば、じっくり脚をためれて
まさにしてやったり、といった流れになっています。

後半1000mに入って一気にペースアップ。
長くいい脚を使えるかどうかを試す消耗戦に持ち込んだ吉田隼騎手。
前半が緩いために、高いレベルの勝負ではありませんが
それなりに底力が試されるレースとなりました。

4コーナーを曲がってマルカボルトがミヤビランベリ
並びかけていきますが・・・すでに脚色は精一杯。
前に出ることが出来ず、逆に引き離されてしまいました。

馬場中央を通って力強く進出してきたのはトーセンジョーダン
今回のメンバーの中では抜けて実力は上、と考えていましたが
期待に応える走りを見せてくれましたね(^^)

粘るミヤビランベリに並びかけるとスッとかわし切ったところで
ゴールイン!ハイレベルなレースをこなしてきているだけに
後半に厳しい展開になったのがプラスに働いた印象です。

後方から思い切って外を回してきたネヴァブションは3着。
まだ衰えていない、という証明にはなりましたが、
決め脚が鋭くないこの馬がこういう競馬をしても、3着が精一杯だと
思われます。スローペースだっただけに、早めに前に取り付く
競馬をしても良かったかも・・・

レース後のコメント
1着 トーセンジョーダン(内田博騎手)
このメンバーでは負けられないなと思っていましたし、馬の力を、強さを出して
行こうと思っていました。すごく乗りやすい馬で、どの位置からでも競馬が出来ます。
ペースは遅かったのですが、馬を信じて乗りました


(池江泰寿調教師)
強い競馬でした。有馬記念を使って体調もアップしていました。
今日はマイナス6キロ、腹回りもスッキリして走れる体でした。
ツメが安定してきたことでレースも使い込めるようになり、
秘めていた能力を出せるようになりました。天皇賞(春)を目標に、
あと1回(日経賞か阪神大賞典)使うことになります。楽しみが出てきました。
ドリームジャーニーも3月から始動出来そうです。
天皇賞(春)では2頭が激突することになります


2着 ミヤビランベリ(吉田隼騎手)
自分の形に持ち込めました。よく食らいついていますし、いい競馬が出来ました

3着 ネヴァブション(後藤騎手)
最後は苦しみながらも地力で来てくれました。この後は心身ともに疲れを取って
リフレッシュ出来ればと思います


4着 コスモファントム(松岡騎手)
ペースが遅い中、いい位置につけましたし、直線も前が空いて、
金杯と同じ競馬をして負けました。距離が長いとは思いませんし、
外回りより内回りの小回りコースの方がいいのだと思います


6着 マルカボルト(福永騎手)
動きたくないところで動かざるを得なくなり、厳しい展開でした。
それでもそんなに止まっていませんし、自分の形に持ち込めれば強い馬ですから、
この経験が生きると思います


前が有利な展開をあっさりとねじ伏せて見せたトーセンジョーダンは
やはり強いですね。
ジャングルポケット産駒にしては腰が強く、前後の筋肉のバランスも
素晴らしい馬。これからの活躍が本当に楽しみです(^^)

POG馬出走結果!(騎手の力量)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG

ヽ(*゚▽゚)ノ~▽▼▽[ギュスターヴクライ初勝利♪]▼▽▼~ヾ(゚▽゚*)ノ

未勝利戦(京都2200m)に出走したギュスターヴクライが4戦目にして
とうとう初勝利
けん♂厩舎に3勝目をもたらしてくれました(^^)g

とにかくスタートが悪く、ズブ過ぎて押して押して前に行った頃には
疲れ切って青息吐息だった新馬戦・・・

その後の2戦は後方待機で最後に脚を使ったものの、まったく届かず(涙)

今回は距離延長でゆったりレースが出来ること、そして鞍上にリスポリ騎手を迎えて
まさに必勝態勢・・・ここで駄目ならもう手の打ちようがないくらいの
徳俵一杯状態での出走となりました。

スタートからしっかりと中段の内につけて「お?何か違う・・・」という騎乗。
外人騎手はこういう何気ないところで技術が高いですね。

押しても前に行かないような馬でもあっさりと制御、カーブに入って
周りの馬が外を回し始めても慌てず騒がず、内で脚をためて好位置をキープ。

カーブを曲がって内に寄せていく馬を尻目に2、3頭分するっと外に出し、
馬場中央の内辺りの進路を確保すると、ぐいっと追い出し開始。

うーん、完璧です・・・
まったくロスがない騎乗ぶりには惚れ惚れしますね(^^)
さすがとしか言いようがありません。

力強く、馬群をかわすと後続を1馬身以上突き放して余裕のゴールイン!

こんな競馬が出来るのであれば、重賞でも十分に勝負になりそうな予感・・・♪
いっそリスポリ騎手が春もずっと乗ってくれないもんでしょうか(笑)

クラシック路線に歩を進めるには次が本番、最終切符を手に入れるための
整理券まではなんとか入手できたギュスターヴクライ
なんとか滑り込んでもらいたいものですね(^^)g

※レース映像は→ココ

菜の花賞(中山1600m)に出走したデラコリーナはスッと好位の外につけて追走。

締まった流れの中、外を走り続けた消耗は意外に大きかったようで
4コーナーを曲がって直線に向いてもなかなか弾けることが出来ません・・・

内をロス無く回った馬に突き放され、内と外を差してきた馬にかわされて、
消化不良の4着でゴールイン。

1位入線の馬が降着になったため、3着に繰り上がりましたが
まだ力は本物ではありませんね。

まだあきらめるわけではありませんが、なんとかどこかでもう一段階上に
進んでいってもらいたいものです。

レース後のコメント
3着 デラコリーナ 柴田善臣騎手
少し抑えすぎたかもしれませんが、体の使い方がいい馬で
もう少しレースの経験を積めば、上のクラスへ行けると思います


※レース映像は→ココ

AJCC最終予想  担【けん♂】

木曜の晩から徹夜で仕事だったんですが、帰宅後に緊急で外出する用事
出来てしまい、まだ出先です。
昨晩はさすがにぶっ倒れてしまい、何も出来ませんでしたが
なんとか時間を見つけたので予想をまとめておきたいと思います。

日曜の晩には戻る予定ですが、それまではちょっと更新が滞るかもしれません。
出先のパソコンを使わせてもらおうとしたら・・・まさかの「日本語入力」(爆)
普段、当たり前のようにローマ字入力のパソコンを使っているので
どうやって入力方式を変えたらいいのか、すごい手間取ってしまいました(笑)

変換も自分のパソコンなら「競馬用」になっていますが
このパソコンがそんな便利な変換が出来るわけもなく・・・
記事を書くにも普段の1.5倍くらい時間が掛かってしまいますね(^^;
あー本当にしっくりこない!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

AJCC(中山2200m)についてまとめていきたいと思います。

少頭数となり、人気も大きく偏ったレース。
実力差を展開優位な馬がひっくり返せるかどうか、というところが
ポイントになりそうです。
あとは人気馬の中でもどう絞り込んで、順番をつけるか・・・
馬券の選択もセンスが必要になりそうですね。

これまでの考察
展開分析→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
斤量負担分析1→ココ
斤量負担分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
年齢別実績→ココ
有力馬整理→ココ
ネヴァブションについて→ココ

先行気味に行きたい馬が内枠に入り、すんなりと隊列が決まりそうです。
ハナを切りそうなのは・・・マルカボルトでしょうか。
コスモファントム、サンライズベガが続き、トーセンジョーダン、
ミヤビランベリ辺りが好位からになりそう。
内枠に入ったネヴァブション、シャインモーメントは控えて中段辺りからの
競馬になりそうです。

マルカボルトはスローペース寄りの先行馬なので前半1000mは
61秒を超えるくらいになるかも。
徐々にペースアップしていく形で後半は締まった流れになり、
長く良い脚を使える馬が優位になりそうです。

今回の予想
◎トーセンジョーダン
○ミヤビランベリ
▲コスモファントム
△サンライズベガ
×ネヴァブション

力関係を考えるとトーセンジョーダンは抜けている印象。
馬体の状態も良く、鞍上の強化もプラスになりそうです。
ここはあっさりと通過してもらいたいですね。

ミヤビランベリは年齢的にも厳しい面がありますが、
実績はNo1ですし、馬体の状態も悪くないように見えました。
前回は明らかに試走という感じだったので、復活に期待したいですね。
これまでも大敗からあっさりと巻き返してきた経験があるだけに
狙ってみたい1頭だと思います。

コスモファントムも充実傾向。勢いのある4歳勢として頑張って
もらいたいところです。
血統的に1ハロンの延長が微妙な感じであることと、
これまでの力関係を考えて少し割り引いてみました。

サンライズベガはいきなり仕上がった状態での出走になりそうな
雰囲気です。オールカマーでは上位クラスの馬に食い下がっていただけに
適性は十分、鞍上の強化分を含めて期待したいところです。
決め脚がないので仕掛けどころに注目したいですね。

ネヴァブションは・・・有馬記念の内容を見る限り
期待しにくい感触があります。
馬体の状態自体は悪くなさそうなので、上手くレースを運べたら
実力値はメンバー中でも上位、ほんのりと期待してみようかと。

先につながるようなレース内容に期待しています。
年末の有馬記念に向けての戦いはもう始まっている・・・かもしれません(^^)

POG馬出走!(菜の花賞で復活を!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
年明け2番目の出走となったジョーアポロンは過去最高位の5着と
とうとう掲示板に乗ることが出来ました(^^)g

相変らずスタートが悪く今回も出遅れ(T_T)
最速から3番目の上がりを使っては追い込んではいますが
最後方からでは・・・時既に遅し。
5着でポイントは入ったものの、4着馬とは3馬身半差、
勝ち馬には5馬身近く離されているだけに満足出来る内容ではありません。

ひとまずダートが合うようなので、このまま徐々に気性が
ピリッとしてくるのを待ちたいところです。
減っていた体重が戻ったのは良い傾向ですね。
頑張れ!プー三郎!

今週の出走馬
・菜の花賞(中山1600m) デラコリーナ    柴田善
・未勝利戦(京都2200m) ギュスターヴクライ リスボリ


デラコリーナ】牝 アグネスタキオン×(エリシオ)

新馬勝ち以降、足踏みをしてしまっているデラコリーナが
菜の花賞に挑戦します。
新潟2歳Sでも最速から2番目の上がりを使って5着とそれなりの
素質は秘めている(と信じている)馬だけに、そろそろ結果が欲しいところ。
前走のひいらぎ賞は前が詰まってしまい、レースになっていなかったので
今回はスムーズな競馬をお願いしたいですね。
騎手は乗り代わって柴田善大先生!タノンマス!

ギュスターヴクライ】牡 ハーツクライ×(Fabulous Dancer)

期待されつつもなかなか結果が出せない良血馬ギュスターヴクライ
とにかくズブくてスタートが悪いのが厳しいですね(>_<)
後方から追いっぱなしでは最後まで脚がもたないのも仕方がないところです。
ここ2戦はそれでも末脚を伸ばせるようになってきているだけに
まずは道中でしっかりと位置を取るところからお願いしたいものです。
鞍上はリスボリ騎手!うーん、陣営も相当な本気モードに入っている様子。
距離延長で鞍上強化・・・ここで結果を出さねば打つ手がなくなりそうです(涙)
母は秋華賞馬ファビラスラフイン!舞台は整ったはず!


ヴァイオラ(シーザリオの仔)、コモノドラゴン(ティコティコタックの仔)は
デビューせずにそのまま放牧となってしまいました(>_<)
うーん、今年はこのパターンが多いですね・・・
新馬戦で好走したヴァーゲンザイル、帰ってきたラプリメーラは
引き続き入厩中。近い内に走ってくれるかもしれません。
体質に難のあるアソルータも入厩はしていますが・・・
デビューしてくれるかどうかは微妙な状況です。

今年こそクラシック路線に乗る馬を!と意気込んでいたものの
このままではちょっと厳しいですね(涙)
なんとか最終切符に手が届くようみんな頑張れ~!

AJCC(ネヴァブションについて)  担【けん♂】

AJCC(中山2200m)について、もう大体頭の中では
まとまってきているわけですが、整理するついでに今回3連覇がかかっている
ネヴァブションについてちょっとふれてみたいと思います。

中山大王と言えば・・・ネヴァブションと同期のマツリダゴッホでした。

セントライト記念でこの2頭は接触転倒という大事故に遭い、
どちらも競争馬生命の危機に直面したわけですが、奇跡的に2頭とも
無事に復帰


それまでどちらも大きな実績を残していたわけではありませんでしたが、
この事故から生還してから2頭ともにブレイクし始めたというのは
不思議な因縁ですね。

マツリダゴッホは冬至Sから日経賞までの中山4連戦で横山典騎手に乗り代わり、
(2-1-1-0)と急上昇。
その後、蛯名騎手が主戦となってオールカマーを勝ち、
年末には有馬記念でダイワスカーレットを破る快挙。
日経賞連覇、オールカマー3連覇とまさに中山の鬼っぷりを発揮し、
一時代を築き上げました。

ネヴァブションも九十九特別、迎春Sと中山で実績を作り、
白富士S勝ちを挟んで、日経賞でマツリダゴッホを破って3連勝で重賞制覇
その後は不振に陥りましたが、ステイヤーズS2着、AJCC連覇、
そして昨年末に再びステイヤーズS3着と中山巧者ぶりを発揮しています。
AJCC連覇時の鞍上横山典騎手
奇しくもマツリダゴッホをブレイクさせたのと同じ騎手が
この馬にもかかわっているのも面白いですね。

マツリダゴッホは途中でワンポイントリリーフ的に安藤勝騎手、
武豊騎手に乗り代わっていますが、どちらも結果を出せていません。
中山のみ好走する、というだけでなく、騎手との手の合い方
大きかった感じです。
札幌記念後に安藤勝騎手が
もっと一気に上がって行く競馬の方がいいのかも。手応えの割に伸びなかったよ
と首をひねっていたのが印象的でした。

ネヴァブション乗り方によって成績がかなり変わるタイプという印象。
その意味ではマツリダゴッホに脚質的に近いと考えられます。

過去の中山での騎手別の成績と4コーナー位置取りを見てみると

AJCCネヴァブション

AJCCで連覇を果たした横山典騎手は4コーナーですでに
先頭に並びかける騎乗をしていることがわかります。

北村宏騎手のときも合わせて、4コーナーで2、3番手にまで
押し上げていたときには
3-1-0-0)とほぼ完璧な成績に
なっていますね。

今回も手綱を取る後藤騎手が騎乗した場合には、1勝を挙げていますが
好位辺りまでしか詰めていません。
末脚にキレがあるタイプではないだけに、先に抜け出すような
競馬が出来ずに脚の比べ合いになってしまうと・・・微妙に足りず、
掲示板付近を行ったり来たり・・・

有馬記念でも先行するかと思いきや、中段後方スタート。
レース後の後藤騎手のコメントを見てみると

出ムチを入れていったが反応してくれなかった。
ここ2戦は前半の感じが良くない。調教では見せないけど
心身共に疲れているのかも。


うーん、馬体の出来は悪くは見えませんでしたが、精神的な疲れなどが
あるようなら、今回も前に行く競馬は・・・出来そうもありません。
特に今回は前に行く馬が多いだけに、後方から追い上げるような形に
なってしまうとこの馬の良さは出せないかもしれませんね。

3連覇に向けて奮起を期待したいところですが、
道はかなり険しそうな予感・・・

AJCC(有力馬整理)  担【けん♂】

AJCC(中山2200m)の出走馬が発表になりました。

回避が1頭出て結局11頭立て・・・例年、少頭数になりがちな
レースではありますが、今年もかなり寂しい頭数になってしまいました。

うーん、こうなると上位馬の着順をしっかり煮詰めて考えておかないと
印を打ってもあまり意味がないかもしれませんね(^^;

ざっと上位人気になりそうな馬をピックアップしてみると・・・
・トーセンジョーダン
・コスモファントム
・ネヴァブション
・サンライズベガ
・マルカボルト
・ミヤビランベリ


・・・この辺りになりそうです。
かなり大雑把な比較になりますが、過去のレース内容から力関係
見てみたいと思います。

アルゼンチン共和国杯を好内容で勝ち、有馬記念では逃げて5着、
トーセンジョーダンの実力は高く評価出来そうです。
アイルランドTでは有馬記念3着のトゥザグローリーを破っており、
安定した実力値を示している、と考えて良い馬だと思われます。
このレースでサンライズベガは6着。
トーセンジョーダンよりも後ろの位置からキレ負けしているだけに
完敗と言って良い内容でした。

トーセンジョーダン≒トゥザグローリー>サンライズベガ

有馬記念では中段から押し上げる競馬になったネヴァブションは
逃げたトーセンジョーダンに追いつけず完敗。
位置取りから考えても逆転の要素はかなり薄そうです。
日経新春杯でネヴァブションと同等の評価と考察したコスモヘレノスは
アルゼンチン共和国杯でトーセンジョーダンと近い位置から仕掛けて
脚色で完敗の3着。やはり力関係ははっきりしていそうですね。

トーセンジョーダン>ネヴァブション≒コスモヘレノス

コスモファントムは中日新聞杯でトゥザグローリーの2着でしたが
最後は完全に突き放されて完敗の内容。
続く中山金杯で勝利を挙げましたがこのレースで3着のナリタクリスタルとは
同じような位置取りから上がり3ハロンも同タイム。
ナリタクリスタルが休み明けということを考慮すると力の差はそれほどなさそうです。
ナリタクリスタルは新潟記念でサンライズベガと横並びながら勝利。
位置取り、脚色を見ても・・・ここもほぼ互角と見て良さそうです。

トゥザグローリー>コスモファントム≒ナリタクリスタル≒サンライズベガ

脚質が違うので横の比較で見るのは微妙ですが、オールカマーでは
サンライズベガとトウショウシロッコがクビ差の4着、3着。
その前の新潟記念でもアタマ差の2着、3着、七夕賞ではサンライズベガが
3着と先着しましたが5着のトウショウシロッコとはクビ差。
力関係はまさしく互角、という感じです。
トウショウシロッコは状態によって大きく結果が変わる不安定な馬だけに
比較が難しいですが、前年のAJCCでは前につけたネヴァブションに
脚色でまったく及ばず完敗。
09年のAJCCでも同様の内容だっただけに、中山での力関係は
出来上がっている印象です。

ネヴァブション>トウショウシロッコ≒サンライズベガ

09年の有馬記念ではシャドウゲイト、ミヤビランベリはともに
前の位置から脱落して9着、11着。
七夕賞ではミヤビランベリ1着、シャドウゲイト7着と着差は離れましたが、
タイム差は0.2秒。脚色でミヤビランベリの方が上回った分、微妙に上位評価
出来そうです。
シャドウゲイトが復活した中京記念では同じくらいの位置取りから
サンライズベガを突き放しており、微妙ながらシャドウゲイトの方が上の評価。

ミヤビランベリ≧シャドウゲイト≧サンライズベガ

昨年のAJCCではネヴァブションがシャドウゲイトを突き放して勝利。
有馬記念では後方に脱落して何も出来なかったネヴァブションに
シャドウゲイトが先着しているだけに微妙ですが、
お互いに持ち味を出したレースというとAJCCになりそうです。
比較が難しいんですが、ミヤビランベリとネヴァブションは
直接対決でミヤビランベリの2勝・・・

ミヤビランベリ≧ネヴァブション≧シャドウゲイト

実力の判断が非常に難しいのがマルカボルト
春の中山2000mでクォークスターを破って逃げ切っているのは
評価出来ますが、このレースは超スローの前残り。
額面どおり受け取るのは危険なニオイ。
実際、次走のプリンシパルSではあっさりかわされているだけに
春の時点での評価ではクラシック上位クラスとは大きく差がある印象です。

白井特別では牝馬の二線級相手に完敗
本栖湖特別でも稍重の馬場の影響もあるかと思いますが
コスモヘレノスに完敗の最下位。

調子を取り戻した北野特別の勝ち時計は同時期に行われた
1000万下クラスと同等以下。OP、重賞クラスとは
かなり差がある内容となっています。
続く元町Sも1600万下にしては速い時計ではありません。
無論、時計が全てではありませんがスローペースを前で残りつつ、
かなり差し込まれているところを見る限り・・・強い勝ち方とは
言えない
印象です。
重賞で上位馬と勝負するにはかなり展開の助けが必要になりそうかと。

ひとまず、ざっくりとした力関係をまとめてみると・・・

・トーセンジョーダン>ミヤビランベリ≧ネヴァブション
・ネヴァブション≧サンライズベガ≒コスモファントム
・重賞クラス>マルカボルト


こんな感じでしょうか。
まぁ・・・ミヤビランベリは1年の休養明けで最下位となっており、
復活のタイミングが来ているのか微妙なだけに、過去の比較を
そのまま当てはめるのは危険だと思われます(^^;

おおよそのイメージは出来たものの、調子や展開によって
逆転の要素は十分。
枠順が出次第、展開についてもう少し整理してみたいと思います。

種牡馬データ(ゼンノロブロイ)  担【けん♂】

飽和状態になりつつあるSS系種牡馬。
トップクラスだったアグネスタキオンの急死などもありましたが
ディープインパクト、ダイワメジャーと次々に有力視される実績馬が
種牡馬入りし、良質な繁殖牝馬の奪い合いになっている様相を呈しています。

ゼンノロブロイも有力視されるSS系後継種牡馬の1頭。

ゼンノロブロイの種付け頭数
07年 216頭 
08年 158頭 
09年 116頭 
10年 254頭

ゼンノロブロイも実績的には注目されるべき種牡馬でしたが
2年目にちょうどディープインパクトの種牡馬デビューと
重なってしまい、種付け頭数が激減(涙)
翌年にはダイワメジャーが参入したこともあって更に激戦となった
割りを食って大きく頭数を減らしてしまいました。
実際に馬産地での評判もあまり良くなかったようで
産駒がデビューする前から期待度は下がっていたようです。

しかし、実際にデビューしてみると、スタートダッシュこそ
つかなかったものの、秋冬から強烈に追い上げて
牝馬クラシック戦線ではキングカメハメハと互角の争いを展開、
サンテミリオンは見事にオークス馬(同着)に輝くことになりました。
牡馬でもペルーサが世代トップクラスの実力を誇示、
完全に生産界のイメージを覆す結果を出したと思われます。

結果として、昨年の種付け頭数は一気に倍増
肌馬の質も相当上がったようなので、いずれまた復権の年が
やってきそうですね。

まだデータ的には不足がありますが、ひとまず傾向と対策を
探っておこうと思います。


・支持率 3番人気以内に支持された率
・達成率 3番人気以内に支持された馬が3着以内にくる率(信頼度)
・穴馬率 4番人気以下の馬が3着以内にくる率(激走度)
・総合  人気に関係ない全体の複勝率


競馬場別複勝率
ゼンノロブロイ1

おおよそですが、東高西低の傾向が出ています。
出走回数の多い東京の成績は非常に優秀
穴馬率も非常に高く、人気薄でもまったく侮れません。

中山の成績も高いですね。馬体は上半身に偏った産駒が多い印象、
急坂をまったく苦にしない伸び脚が武器になっているようです。

関西では京都外回りの成績が優秀。
内回りでは穴を開ける馬が多いようですが、全体的な複勝率では
外回りの方がかなり上です。

しかし、阪神は全体的に不振・・・特に内回りは良くないですね。
中山と構造的に近い面もあるのでこの違いは悩ましいところ。
ひとつは京都内、阪神内とも支持率が低く、実力的に怪しい馬が
出ているということが理由としてありそうです。
もうひとつは後からふれますが、内回りの短距離レースで
距離不足に泣いている可能性があると思われます。

基本的には長い直線は得意な傾向
内回り、小回りの場合は前が止まるようなレースの方が合いそうです。

距離別複勝率
ゼンノロブロイ2

ネオユニヴァースほどではないですが、それでも短距離は苦手な様子。
マイル周辺になると急激に上昇し、そこからは距離が延びる程
成績は良化
する傾向が出ています。
中長距離の数字が良いというのはクラシックでは強味になりそうですね。
いずれステイヤーっぽい馬も出てくる可能性がありそうです。

天候別複勝率
ゼンノロブロイ3

良馬場も湿った馬場もほぼ同じ複勝率。
重馬場が得意、ではありませんがマイナスでもないようです。
他馬が失速するなら相対的にプラスになる可能性はあると思われます。

斤量別複勝率
ゼンノロブロイ4

産駒の出来はおおむね高い次元で安定傾向。
軽斤量を活かして好走する、という程ではないですが
ハンデをもらうような馬でも侮れない力があると考えられます。

重い斤量にも非常に強く、相当なパワータイプだと見て良さそうです。
重い斤量を背負うような実力、実績馬の信頼度は非常に高く
能力の高い産駒が出やすい傾向を示しています。

まとめ
・長い直線のある競馬場が得意。
・急坂に強いので小回り、内回りは前で脚が止まるような展開が合う。
・今のところ東高西低の傾向。
・距離は長ければ長いほど良い。マイル周辺以上から優秀な成績。
・湿った馬場は苦にしない。(得意というほどではない)
・斤量負担に強く、実力馬の信頼度は高い。


★ゼンノロブロイ産駒とは・・・
パワーとスタミナに溢れ、スピードも備えた十種競技選手。
少し反応が鈍くて後手を踏みやすいのが玉に瑕


※まだデータ数が不足しているため、来年辺りに改めて
 データを追加して見直していく予定です。

種牡馬データ(ネオユニヴァース:再)  担【けん♂】

種牡馬デビュー以来、2年連続でクラシック勝ち馬を出している
ネオユニヴァース
正直言って・・・ここまでの活躍は意外でした(^^;

ネオユニヴァース産駒については一度種牡馬データとして
まとめているんですが、当時はまだ古馬のデータが入っておらず、
数字の信頼度が微妙でしたので、ここで一旦まとめ直しておきたいと思います。

データに関しては以前と同様、
・支持率 3番人気以内に支持された率
・達成率 3番人気以内に支持された馬が3着以内にくる率(信頼度)
・穴馬率 4番人気以下の馬が3着以内にくる率(激走度)
・総合  人気に関係ない全体の複勝率


という形で見てみました。
新潟、京都、阪神を外回り、内回りに分けたことと斤量別のデータ
作ったことが大きな変更点となります。

競馬場別複勝率
ネオユニヴァース1

とにかく人気薄の激走が少ないタイプ。
基本的に見た目どおりの実力という感じでしょうか(^^;

得意にしているのは京都外回り、内回り、中山、阪神内回り
中山と阪神内回りは構造が微妙に似ているので
この2つのコースが得意なのは納得です。
微妙なのは・・・京都が得意であることでしょうか。
まるで違う素質が必要とされる気がするんですが・・・(>_<)

直線が長いコース、という面では東京の成績は悪くないものの
新潟、阪神外回りの成績が非常に低いのが気になるところ。
本質的には長い直線を得意とするタイプではなさそうです
牡馬に比べて牝馬に活躍馬が出ていないのも阪神外回りの成績が
悪いこととつながりがありそうです。

小倉の成績が悪いのは純粋に支持率自体が低いことが影響していると
考えられます。出来不出来の差が大きい点と小倉の短距離デビューの馬が
非常に不振であることが大きそうですね。

距離別複勝率
ネオユニヴァース2

極端に2000m周辺に偏った成績。
それ以外の距離では人気をしてもまったく信用出来ません(爆)
特に短距離は・・・相変わらず酷いです(>_<)

かといってスタミナ寄りの血統かというとそういうわけでもなく・・・
2000mを超えてしまうとまた成績悪化。

うーん、スピードがない上にスタミナも不足気味?(爆)
トータルバランス勝負、という感じなのかもしれません。

天候別複勝率
ネオユニヴァース3

数字の上では良馬場の方が微妙に成績が良いですが、
ほとんど差のない数字になっているだけに、湿った馬場は
それほど苦手ではないようです。
プラスに作用するわけではないですが、大きな低減ではない
考えて良さそうかと。

斤量別複勝率
ネオユニヴァース4

斤量ハンデをもらっても効果なし(爆)
産駒の出来不出来が激しいタイプのようで、ダメな馬は極端にダメ、
という感じだと考えられます。

逆に重い斤量に関してはそれほどマイナスではない様子。
ただし、信頼度はグッと下がるので斤量に強いタイプとは
言えないと思われます。

まとめ
・中山、阪神内回り、京都が得意コース。
・本質的には長い直線が苦手。
・出来不出来の差が激しく、人気薄の馬には期待しにくい。
・短距離は超苦手、スタミナも微妙に不足。
・2000m周辺でのみ狙える血統・・・
・湿った馬場はプラスではないけれど大きなマイナスでもない。
・斤量ハンデをもらっても好走があるわけではない。


★ネオユニヴァース産駒とは・・・
スピードもスタミナも中途半端なミスター中距離。
意外性がなく面白みに欠ける真面目っ子

AJCC(年齢別実績)  担【けん♂】

◆高齢馬に注意 連対率でみれば、【1・4・1・13】で・263の4歳馬、
【3・3・2・17】で・240の5歳馬が優秀。
ただ、ここ3年は高齢馬が活躍する傾向にあり、3着以内はすべて6歳以上。
3年で3頭しか出走していない4歳馬はともかく、5歳馬は5着が最高と振るわない。
4年連続で1番人気を裏切っている5歳馬に過度の期待は禁物か。(SANSPO.COM)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サンスポでAJCCの年齢別の傾向について上記の記事が書かれていました。

4年連続で1番人気を裏切った5歳馬というと下記の4頭になります。

10年キャプテントゥーレ  11着
09年ドリームジャーニー   8着
08年ドリームパスポート   5着
07年インティライミ      4着

キャプテントゥーレは斤量負担分析でふれたように
実質斤量負担が12.8%と限度オーバー。
2ヶ月ぶりのレースで▲12kgと体重を落としていた点でも
体調に無理があった印象です。

ドリームジャーニーも実質斤量負担は13.2%と完全に危険水域。
ステイゴールド産駒だけに斤量に対する耐性は高い馬なので
こなせないことはなかったとは思いますが、ちょっと厳しかったですね。
秋のGⅠシーズンに馬体が増え続けており、このレースは太目残り気味での
出走になったことも大きかったと思われます。
何より、鞍上の池添騎手が当時はまだ中山攻略が出来ておらず、
後方待機のままで競馬をしていたのが致命的。
池添騎手はこの馬とともに中山の乗り方を覚えていったわけで
まだここでは学習中だったと思われます。

ドリームパスポート移籍騒動に巻き込まれてこのレースから
関東馬になっていました。ここからガクッと調子を崩して
しまったわけで・・・残念ながら力を発揮出来る状況では
なかったと思われます。

インティライミは秋から体重を落とし続けてここまで3戦で▲14kg。
実質斤量負担も12%を超えてしまっており、調子自体が思わしく
なかった印象です。そもそもスペシャルウィーク産駒は中山の成績が
良くなく、古馬相手に未勝利だった馬が1番人気というのは
見込まれ過ぎだったのかもしれません。

まぁ結果を出せなかったのはそれなりの事情があったのではないかと・・・。
少なくとも「5歳馬だから」というのは理由としては裏づけがない
ことだと考えられます。
5歳馬にだけ呪いがかかっているわけではないですよね(笑)

ということで、AJCC(中山2200m)の年齢別実績について
調べてみました。

年齢別実績:AJCC
AJCC年齢
※02年の東京開催を除く01年~のデータ

たしかに近年になると高齢馬が活躍している傾向になっていますが、
ならしてみると・・・高齢馬が強いレースではないようです。
複勝率で見れば相関係数は-7.5と非常に高いマイナスの相関・・・
つまり、若ければ若いほど良い、というまったく逆の傾向が出てきています。

5歳馬も1~3着まで万遍なく好走しており、割り引く必要は
なさそうですね。勝率は7歳馬に続いて2番目に好成績です。

たしかに、他の中長距離レースに比べて年齢のハードルは低い傾向が
見受けられます。
高齢だからといって見切ってはいけないレース。
能力だけなく、脚質などの要因が大きく影響すると考えておきたいと思います。

新種牡馬について   担【けん♂】

まだ半年先のことになりますが、今年から産駒がデビューする
新種牡馬についてふれておきたいと思います。

国内GⅠ馬
新種牡馬1

個人的に注目しているのはアドマイヤムーン
短い期間にアドマイヤムーンだけでなく、スイープトウショウ、ラインクラフトと
超大物を立て続けに出したエンドスウィープの後継種牡馬として大いに
期待したいところです。初年度の種付け頭数は138頭でしたが、
実際には300頭以上のオファーがあったのを絞り込んだ頭数だったわけで
かなり生産界でも注目されているようですね(^^)
2年目は一気に増やして195頭と交配・・・どんな産駒が生まれてくるか
楽しみです。

SS系種牡馬としてはディープインパクトに続く大物候補として
ダイワメジャーが注目されるところ。
初年度は223頭と交配。すでにこの時点でディープインパクトを超える
種付け頭数となっています(アグネスタキオンに続いて2番目)
現役時代は天敵として私の馬券をことごとくぶち割ってくれた馬なので
この借りは産駒に返してもらいたいところですが(爆)
あのジリ脚の帝王からどんな仔が出てくるやら・・・(^^;
母父にノーザンダンサーが入っているということで、個人的な考察上では
大物は出るかもしれないけれども不安定なタイプになるのでは、と
踏んでいますが、果たしてどうなるでしょうか・・・。

あとは・・・GⅠ馬という印象のない(失礼^^;)馬が多い印象。
シングスピールの後継種牡馬ということだけでなく、ヴィクトワールピサの
半兄としてアサクサデンエンはどんな産駒が出るか興味深いですね。

海外GⅠ馬
新種牡馬2

ビッグネーム、というほどの馬は見当たりませんが、ゴーンウェストの
後継種牡馬としてケイムホームは170頭を超える種付け頭数になっており
注目したいところです。重馬場に滅法強い血統だけに条件によって
大穴を開けてきそうな予感(^^)
ザールもザフォニックを経由しているゴーンウェストの系統。
どういう違いが出てくるのかという点も興味深いです。

ファスリエフは・・・見覚えがあると思ったらコンゴウダイオーの父でしたね(笑)
コンゴウダイオーと言えばデビュー前に関係者から
「GⅠ級。日本のじゃない。世界のGⅠ」
「同じ重量で走らせるのは他馬がかわいそう」
「函館スプリントSに出しても勝てる」
「何頭タイムオーバーが出るか分からないよ」


などというとんでもないコメントが出ていた馬(爆)
残念ながら実戦では前評判とは程遠く・・・23戦2勝でレース中の事故で
亡くなってしまったわけですが、一体本当のところ素質はあったのか
なかったのか・・・。今後どういう産駒が出てくるかわかりませんが
調教駆けする馬が出てきても疑った方がいいかもしれません(^^;

国内重賞馬
新種牡馬3

うーん、渋い血統の馬が多いですね(笑)
決して多くはない種付け頭数、肌馬の質にも恵まれる事はなさそうなので
ここから活躍馬を出して行くのは至難の業だと思いますが、
種牡馬としての力は競走馬としての成績と直結するわけではないので
もしかしたら・・・とほんのり期待をもっておきたいと思います。

その他、補助的血統など
新種牡馬4

超大物として期待されたサムライハートが種牡馬デビュー。
エアグルーヴの血はどこまでプラスに作用するのか、注目したいところです。
種付け頭数も100頭超えを果たしているだけに、楽しみですね。

サブミーカー・・・なんて記憶にない名前だったんですが
アドマイヤムーンの半弟のサクラバクシンオー産駒、
結局デビュー出来ずに引退していたので聞き覚えがないのも当然でした。
うーん、良血なのはわかりますが・・・サクラバクシンオーがまだいるだけに、
あえてサブミーカーに・・・という生産者がいるんでしょうか(爆)

表には載せていませんがストームファングも今年種牡馬デビューとなります。
ストームキャットの産駒で、私の職場の同僚が一口馬主をやっていた馬でした。
かなり前評判の高かった馬のようですが、正面から見ると脚が曲がっていたらしく
競争成績は500万下止まりと期待に応えたという程ではなかったようです。
まさか種牡馬になれるとは思ってもいなかった、と同僚も驚いていました。
今年は2頭がデビュー予定・・・どこかで見かけたら応援してあげたいですね(^^)

AJCC(馬体について2)   担【けん♂】

AJCC(中山2200m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【サンライズベガ】
(10新潟記念)
サンライズベガ10新潟記念
(10オールカマー)
サンライズベガ10オールカマー
(AJCC)
サンライズベガ11AJCC
どちらかと言うとのっぺりした馬体に見えがちな
この馬にしては引き締まった体になった印象。
休養明けにしては若干細いのかもしれません。
前後の筋肉はそれなりに充実しており、状態は良さそうです。
この馬らしくない雰囲気は気になるものの、
いきなりある程度仕上がった感じの出走になりそうかと。

【ダンスインザモア】
(07中山記念)
ダンスインザモア07中山記念
(10中山記念)
ダンスインザモア10中山記念
(AJCC)
ダンスインザモア11AJCC
歴戦の古馬だけあって大きな崩れはなく安定した馬体。
年齢的なものもあるのか、馬体のハリの面では
以前ほどではなくなってきている感じですが、
毛ツヤも滑らかで体調に問題はなさそうです。
筋肉もしっかりと充実しており、能力は十分に
出せる態勢だと思います。

【ネヴァブション】
(10AJCC)
ネヴァブション10AJCC
(10天皇賞秋)
ネヴァブション10天皇賞秋
(AJCC)
ネヴァブション11AJCC
秋から激戦が続いていますが、筋肉はむしろ
充実傾向。消耗などは感じられません。
冬毛が出ているものの、毛ツヤは滑らかで
体調も良さそうです。
ちょっとポテッとまとまってしまった感じもありますが
それなりに力は出せそうかと。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

AJCC(馬体について1)   担【けん♂】

AJCC(中山2200m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【トーセンジョーダン】
(10アルゼンチン共和国杯)
トーセンジョーダン10AR共和国杯
(10有馬記念)
トーセンジョーダン10有馬記念
(AJCC)
トーセンジョーダン11AJCC
昨秋から充実した馬体をずっと維持出来ています。
かなり厳しいレースが続いていた割に消耗はまったく
感じられず、緩めたような様子もありません。
前回増やした体重が今回は筋肉になったような感じ。
毛ツヤも良く力強さも十分。見た目ではまさに万全の印象です。

【ミヤビランベリ】
(09札幌記念)
ミヤビランベリ09札幌記念
(09アルゼンチン共和国杯)
ミヤビランベリ09AR共和国杯
(AJCC)
ミヤビランベリ11AJCC
前後に充実した筋肉がついて、ブランクを感じさせない
迫力のある馬体になっています。以前とはシルエットが
微妙に違って見えるのは腹回りがポッコリとして胸前の広さが
わかりにくくなっているため・・その意味では
この馬にしてはまだ太目な感じです。
毛ツヤが良く体調面に問題はなさそうですし、
ビシッと追ってこれれば2戦目で変わり身の可能性は
十分にありそう。復活なるかも。

【コスモファントム】
(中山金杯)
コスモファントム11中山金杯
(AJCC)
コスモファントム11AJCC
光の加減で前回よりも毛ツヤが冴えませんが
状態に大きな変化はなさそうです。
少し皮膚感が緩めに思えますが、十分に前走並みの
力は出せそうかと。
少し上半身に偏った馬体でワンペースを維持するのに
向いた体型だと思われます。瞬発力勝負にならなければ
前走の再現も。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより