けいけん豊富な毎日

JCD(各馬分析3)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

バーディバーディ】牡3(栗東) ブライアンズタイム×(Seeking the Gold)
ユニコーンSまでは5勝、2着1回とダートではほぼ完璧な成績でしたが
JDDで失速、今秋の古馬との対戦でも好位から脚を伸ばせず
掲示板ギリギリという成績になってしまっています。
同世代の中では優秀な成績ですが、世代のレベルという面では疑問。
減っていた馬体を戻して復調があったとしてもいきなりGⅠというのは
かなり不安がありそうです。

マカニビスティー】牡3(栗東) ゼンノロブロイ×(ブライアンズタイム)
大幅に距離短縮となったプロキオンSでは後方で何も出来ずに
終わってしまいましたが、それまでのダートの6戦中、5戦で最速の上がりを
使っており、爆発力はかなり評価出来そうです。
とはいえ、現状では重賞実績はゼロ・・・休養明けでいきなり
成長分に期待するのは難しそうです。

マコトスパルビエロ】牡6(栗東) ブライアンズタイム×(リンドシェーバー)
昨年のJCDでは中段から前に詰めて行きましたが、最後は失速。
ある意味最も展開に合わない脚の使い方をしているので
仕方がない結果だったと思われます。
この春に中央の重賞を勝ち、力のあるところを見せましたが
夏場は上位実績馬相手に完敗連敗・・・相手関係次第では
もう少しやれそうですが、4ヶ月ぶりというのは不安がありそうです。

ラヴェリータ】牝4(栗東) Unbridled’s Song×(Gone West)
交流重賞4勝をあげていますが、中央ではOP勝ちまで。
シリウスSでは勝ち馬よりも重い斤量を背負って微差の2着と
健闘しているだけに、今回のメンバーの中でなら
それなりに高く評価しても良さそうです。
昨年は後方で何も出来ずに終わってしまいましたが、
臨戦過程は今年の方が上。少し絞って出て来られれば・・・

ヴァーミリアン】牡8(栗東) エルコンドルパサー×(サンデーサイレンス)
かなり瞬発力に偏った脚質で本質的には東京は合わないタイプだと
考えられます。JCDが阪神開催になったのはプラス材料。
一昨年は3着、昨年は8着と結果が出せていませんが
能力自体は完全に抜けて上位。帝王賞では乗り代わりもあって
惨敗してしまいましたが、立て直しが出来ているなら8歳と言えども
侮れないものがありそうです。

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JCD(各馬分析2)   担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

グロリアスノア】牡4(栗東) プリサイスエンド×(ジェイドロバリー)
昨冬は勢いに乗ってドバイに遠征。4着と健闘しました。
その後、芝挑戦を含み夏は回復し切れませんでしたが
秋の復帰戦、武蔵野Sで重賞2勝目を達成しました。
これまでのところ勝ち星は1600mまでで、距離延長には不安が
ありそうです。それほどの決め手があるわけではありませんが
中段辺りから伸び脚を使って阪神1400mのエニフSを勝っており
タイミング次第では上位進出も・・・。

シルクメビウス】牡4(栗東) ステイゴールド×(ポリッシュネイビー)
昨年のJCDでは後方から突っ込んで2着。勝ち馬には完全に離されて
しまいましたが、伸び脚の鋭さなら世代上位であることを示したレースと
なりました。なし崩しに脚を使ってしまったアンタレスSでは
力を発揮出来ませんでしたが、この夏も交流重賞を連勝。
JBCクラシックは完敗の内容ながら前に差し込んで4着と
大きく崩れたわけではありません。昨年より馬体を充実させて来ていますので
今回は一絞りしたくらいで出て来れれば万全かと。

ダイショウジェット】牡7(栗東) クリプティックラスカル×(マグニテュード)
中央ではOPを3勝していますが、重賞では完全に頭打ち。
昨年のJCDでは中段につけて・・・そのままと脚を伸ばせず、
今年になって急な良化は期待しにくい状況です。
距離も微妙に長い感じで適性面でも不安がありそうです。

ダイシンオレンジ】牡5(栗東) アグネスデジタル×(ラシアンルーブル)
阪神1800mではスローペースで逃げ切った1000万下のレースが
ありますが、実績は極端に京都に偏っており、平坦巧者であるとともに
前が有利な展開を利用して好位から脚を伸ばすタイプだと考えられます。
想定している展開にはちょっと当てまらないかも。
前走は休み明けということで割引もありますが、得意の京都1800mで
展開有利になりながら大敗してしまったのはかなり不安。
いきなり立て直しが出来るかどうか・・・

トランセンド】牡4(栗東) ワイルドラッシュ×(トニービン)
先行力があり、かなり安定して上位に食い込んでいる期待馬。
前走で待望の中央重賞勝ちをおさめ、今回も上手く逃げれたら
楽しみな1頭になりそうです。
デビュー当時に阪神でも走っていますが、基本的に平坦なコースばかりで
好成績をおさめているため、先行してどこまで踏ん張れるかは微妙。
前で伸び脚を使えるため、ハマれば強い競馬が出来る馬・・・
今回は試金石になりそうです。

トーセンブライト】牡9(美浦) ブライアンズタイム×(ジェイドロバリー)
昨年末に交流重賞を勝ち、存在感を示しましたが・・・中央では08年に
OP勝ちをして以来ほとんど出走もしておらず、出たレースも結果が
伴っていません。年齢的に上積みはないと思われますので
さすがにここでいきなり好走というのは考えにくい状況です。
この馬の実績でも上位評価出来るくらいの相手関係以外では・・・

続きます。

JCD(各馬分析1)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アドマイヤスバル】牡7(栗東) アドマイヤボス×(Generous)
昨春から掲示板を外さない好走を続けています。
とはいえ、昨秋の白山大賞典以来勝ち星はなく、特に中央の重賞では
複勝圏に入れていないのが厳しいところ。
ある程度前で競馬が出来るときには踏ん張りますが、少し後手を踏む形に
なってしまうと足りない面が出てしまう感じです。

アリゼオ】牡3(美浦) シンボリクリスエス×(フジキセキ)
毎日王冠を勝ったものの、天皇賞秋では惨敗・・・。
外的要因があったにしろ、全体的にはまだ芝では上位馬相手だと不足が
あることを示してしまった印象です。
今回が初ダートになりますが、シンボリクリスエス産駒の成績(複勝率)は
芝 26.1% ダ 27.8% と僅かながらダートが優勢。
特に1800m前後のダートの成績は芝ダートの全距離中、最も優秀で
複勝率が30%を超えています。芝で先行できるスピードをダートで
活かせるのであれば面白い1頭、体型もパワー型になってきているだけに
挑戦する姿勢は個人的には好印象です(^^)
気性に少し難があるので関西初輸送をこなせるかも気になるところ。

オーロマイスター】牡5(美浦) ゴールドアリュール×(Lear Fan)
ダート転向後にいきなり連勝、中央ではOPを勝ち、重賞3着までという
成績ですが交流GⅠを勝っています。ゴールドアリュール産駒では
エスポワールシチー、スマートファルコンに次ぐ3番手という感じでしょうか。
かなりムラのある成績で、安定感に欠けるのがつらいところですが
ハマったときの末脚はそれなりにあるので血統の力込みで注意。

キングスエンブレム】牡5(栗東) ウォーエンブレム×(サンデーサイレンス)
ダート転向初戦で1600万下を勝ち、その後立て直して
この秋は連勝で重賞勝ち。前走ではトランセンドに逃げ切りを
許してしまいましたが、しっかりと2着に詰め寄っていました。
阪神で連勝しているだけに適性も期待出来そうですが、
同条件のオークランドRCTは超スローだっただけに
底力に関してはまだ不安もありそうです。
血統的に好調期には凄い力を出しますが、崩れるとサッパリ
という気性面の不安があるだけに、扱いが難しいところ。

クリールパッション】牡5(美浦) ワイルドラッシュ×(トニービン)
中段から好位に押し上げるスタイルでエルムSを制覇。
後半に押し上げが出来ないと前走のように手も足も出せないので
騎手の仕掛けどころが重要になりそうです。
※前走は落鉄していた模様。
展開的には今回想定している有利な脚質ではないだけに
力を発揮したとしても微妙かも。

続きます。

強くなって帰ってくる  担【けん♂】

"When you don't kill a man in a fight he will come back stronger,"

"Forsure I am very unhappy and sorry for the trainer and
also all the fans and all the people who bet on her because
she is probably the most wonderful filly I ever rode.

"For me it's really disappointing because I thought I had won the race.
I gave the best riding performance I could.

"I was down on the track [after the race] and when I looked up at the screen
and saw the 16 and 6 switch I was really surprised and could not understand
what had happened.

"The horse inside me came across slightly and then hung away and my filly,
having been pushed a few times from the back, has just hung slightly
with the horse inside to have something to race against.

"I could also be sorry for the owners, but they still won the race and so,
for them, the pain is not too much! For me, I am still young and
I will hopefully learn a lot from the experience."


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レーシングポストに掲載されたスミヨン騎手のコメント(抜粋)です。

拙い英語力で少し訳してみると・・・

「戦いにおいて相手を殺さなければ、彼は一層強くなって戻ってくるだろう」

「調教師の方、もちろん全てのファンの皆さん、そして彼女(ブエナビスタ)に
 賭けた方々に対しては非常に残念で申し訳なく思っています。
 なぜなら彼女はおそらく私が騎乗した中で最も素晴らしい牝馬だからです。」

「レースに勝ったと思っていただけに、本当にがっかりでした。
 私は私に出来るベストの騎乗をしたと思います。」

「(レースの後)トラックに降りて、スクリーンを見上げたら
 16番と6番の番号が入れ替わるのが目に入りました。
 一体何が起こったのか理解出来ず、本当に驚かされました。」

「内の馬が僅かにこっちに寄って馬体を合わせてきました。
 私の馬は何度か後ろから 押されていましたが、
 内の馬と競い合うために僅かに馬体を合わせにいっただけです。」

「オーナーさん達にはすまないと思うけれども、レースでは勝っていただけに
 彼らにとってはそれほど大きな痛みではないはずです。
 私にとっても、私自身まだ若く、気を取り直して
 この経験から多くのことを学びたいと思います。」

こんな感じでしょうか。
ミスがあったら教えてくださいね(^^; なんせ英検4級なもんで(笑)

ひとまず自分自身に出来るベストの騎乗をしたという自負
強くもっているようです。

勝負に勝って試合に負けた・・・そんな感じでしょうか。
オーナーサイドに対しても悲観するほどのことではなく、
勝っていたという事実を次につなげるよう促している感じです。

技術力で圧倒的に勝る海外トップジョッキーだけに
日本のルールを刻み込んで、これからの騎乗に活かしてくると思われます。

死んだわけじゃないんだから、次はもっと強いところを見せるよ!
そんな意気込みが冒頭のコメントからも伝わってくる気がしました。

順調であれば有馬記念もスミヨン騎手で出走するようですね。
どんな騎乗を見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。

JCD(展開分析)  担【けん♂】

JCDコース
※阪神D1800mのコース図と過去2年のJCDのラップ平均です。

一昨年からJCDが行われることになった阪神D1800m
スタンド前の直線半ばからスタート。

スタート直後に上り坂がありますが、先行争いが激しくなりやすいので
最初のコーナーまでは速めペースになりがち。
約300mほど直線が続き、先行力のある馬なら外枠からでも先行可能です。

内枠からの方がすんなり先行しやすいわけですが、外から被せられる
展開になると逆にスムーズにコーナーに入っていけないことがあるので
枠順にも注意したいところです。

3ハロン目のカーブで一旦ペースダウンしやすく、
前半からガーっと行く馬にしてもちょっと落ち着く流れになるかも。

800m過ぎからはダラダラとした下り坂
大きくカーブを曲がりながら直線に入っていく展開・・・。
減速するポイントがないので後方の馬は前に詰めていくことが難しく、
直線入り口ではかなり縦長の隊列になりやすいと考えられます。

直線は352m、最後に上り坂があり、道中があまりに厳しいペースに
なると前の馬の脚が止まって差し馬が台頭することも・・・。

JCDでの上位馬の4コーナー位置取り
   08年 09年
1着 5番手 1番手
2着 7番手 11番手
3着 5番手 13番手

08年は好位に詰めていた馬が上位を独占。
ただし、前半800mを48.4とスローペースになったにも関わらず、
先行勢が崩れるという非常に微妙な内容だったのが気になるところでした。
実際には2、3着馬は道中は10番手以降の後方につけていた馬。
前で残ったのは勝ち馬のカネヒキリだけ、という決着でした。

09年も同じく前半800mは48.8と超スローペース。
エスポワールシチーが逃げ切って圧勝したものの、
その後ろにつけていた馬は全て振り落とされて後方からの差しが
決まるという結果になっています。

まだ2年しか行われていないので、傾向としては確定的なものでは
ありませんが、前で残るのは難しいレースだと言えそうです。

下り坂をそれなりに締まったペースで引っ張って最後の急坂を
耐え切れる実力のある先行馬は優位だと思われますが、
中途半端な馬は脱落。
逆に後方で脚をためていた爆発力のある馬が最後に差してくる、
というイメージ。

前の馬は実力重視、それもハードルは相当高目。
後方の馬は爆発力重視。


道中のペースも先行馬によって変わりそうなので、その辺りも
考えながら各馬について見ていきたいと思います。

今週の展望   担【けん♂】

結果的に大挙出走した外国馬は揃って大敗、外人騎手の騎乗により
降着騒動が起こる、という外からの波に荒れてしまったJCでしたが
今週のJCDには一転して外国馬の参戦はゼロ(爆)

開催週を遅らせても米国から参戦するほど魅力を感じない、
というのがJCDの現状なのかもしれません。
そもそも馬場の質が違いますしね・・・。

ただ、日本では圧倒的に強いエスポワールシチーがBCでは
手も足も出せなかった
ように、米国のトップクラスの馬の強さは強烈で、
まともに標的にされたら・・・現状では太刀打ち出来ないのではないかと
思います。

国内トップを決めるだけのレースではなく、今後世界を見据えた
ステップアップ
を考えているのであれば、頑張って外国馬の誘致も
続けてもらいたいですし、国内のダートメニューの拡充も
考えていってもらいたいです。

さて、今年のJCDですが・・・エスポワールシチーが不在。
サクセスブロッケンも体調を崩してしまい、まだ復帰出来ず。

そしてJBCクラシックを圧勝し、国内トップレベルであることを証明した
スマートファルコンまで浦和記念に向かったため
JCDには出てきません。
うーん、さすがに今年こそは中央GⅠに出てきてもらいたかったなぁ・・・(>_<)

スマートファルコンは浦和記念で重賞12勝目!?
まさに根こそぎですね~(爆)
地方競馬で頑張っている馬やその馬主さんからしたら
まさに大迷惑(失礼^^;)
是非中央に向かってもらいたい、と思ってらっしゃるのではないでしょうか。
大きなお世話だ!(+`・д・)≡○)゚д。)ノスイマセン

古豪ヴァーミリアンの参戦はありますが、基本的には次世代のトップ
決める戦いになりそうな見込みです。

シルクメビウス、トランセンド、ダイシンオレンジ、キングスエンブレム・・・
そしてダート初参戦のアリゼオ!

アリゼオについては改めて見直しますが、サクセスブロッケン同様
シンボリクリスエス産駒ということで血統的な裏づけはありそう。
リーチザクラウンやスーパーホーネットの参戦とは
意味合いが違ってきそうです。
うーん、どんな走りをするのか楽しみですね~(^^)

今週もじっくり楽しんでいきたいと思います♪

王者不在のJCD、最強の挑戦者として名乗りを挙げるのは・・・

JC回顧(競馬は何があるかわからない)  担【けん♂】

>正直、ブエナビスタ以外はどの馬も一長一短。
>ほんのちょっとした要因で着順が変わってきそうです。


いくら予想をこんな一言で締め括っていたとはいえ・・・
こんな要因、聞いてないよ~(涙)

JC(東京2400m)が終わりました。

現時点で考えられる日本のトップクラスの馬がほぼ全て集結し、
海外からも8頭の馬が参戦。
今年のJCは名優たちの豪華な競演となりました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着 ローズキングダム  2.25.2  上がり34.2(2着繰上)
2着◎ブエナビスタ    2.24.9  上がり33.5(1着降着)
3着○ヴィクトワールピサ
4着×ジャガーメイル

8着▲エイシンフラッシュ
12注シンゲン
16△ヴォワライシ

※全着順は→ココ

誰が逃げるのか?・・・非常に難解だったメンバー構成でしたが
ポンッと良いスタートを切ったシンゲンが先頭に立って引っ張ることに
なりました。
一応、展開予想では藤田騎手が一発狙うなら積極策に出るかも、と
考察していましたが、実際のところはスタートが良過ぎて行くしかない
状況になってしまったようですね(^^;
藤田騎手も薄々はそうなる可能性を感じていた様子、出てしまったのなら
あとは腹を括るしかありません

ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュの3歳勢が続き、
外枠からフィフティープルーフも前へ。その後ろにローズキングダム。

ナカヤマフェスタは好位の一角。前から抜け出すことを期待した
ヴォワライシは中段に控える形になってしまいました。

スタート後に躓くような感じになったブエナビスタは後方5番手辺り。
オウケンブルースリは今年も後方から・・・3度出遅れたペルーサが
最後方追走という形になりました。

12.8-11.7-11.9-12.3-12.0-12.7-12.9-12.0-12.2-11.2-11.3-11.9
前半1000m 60.7
中盤400m  25.6
後半1000m 58.6

前半を無難にまとめて、中盤からグッとペースを落として脚をため、
カーブの途中からペースアップ開始。
少しリードを取って、直線入り口で急加速・・・藤田騎手の逃げ方は
ほぼ完璧だと思います。
かなり前の馬に有利な展開を作って、粘り込みに賭ける騎乗・・・
後続を突き放して直線に入りましたが・・・最後は余力不足。
うーん、前走に続き、上位馬とは力の差があることを見せてしまった印象です。

代わって前に出たのはヴィクトワールピサ。
それを追いかけてローズキングダム。

後方からグーッと位置を上げてきていたブエナビスタ
外を回して力強く追い出し開始。
伸びにくいコース取り、外を回したコースロスなど大きな不利がありながらも
末脚の威力は完全に他馬とは段違い。
瞬間的にスピードに乗れるので、どこからでも飛んで来る感じですね。
馬群をあっさりとかわしてそのまま突き抜けるか・・・と言うところで事件発生

前にいたローズキングダムと馬体を合わせたところで
内のヴィクトワールピサがヨレたように外へ斜行気味に前をカット。

ブエナビスタの勢いにすでに屈していたローズキングダムは
ちょうどヴィクトワールピサとブエナビスタの間に挟まるような形になって
しまいました。
前に出たブエナビスタは今度はヴィクトワールピサと馬体を合わせにいく格好になり、
ズルッと下がったローズキングダムの前をカットするような形になってしまいました。

抜群の伸び脚でそのまま突き抜けたブエナビスタが圧勝
・・・と思いきや、結局これが斜行の判定
2着に降着になってしまいました(T_T)

一旦は下がったローズキングダムですが、そこからしっかりと巻き返し、
バテ気味になっていたヴィクトワールピサをハナ差でかわしたところで
ゴールイン。・・・完敗の内容ではあったものの、今後が期待出来る
繰り上がり勝利となりました。

レース後のコメント

1着 ローズキングダム 武豊騎手
「今日はこれまで2戦と比べても、妙に馬が落ち着いていて、
戦前は『これはどうかな?』と感じていました。内枠が欲しかったので、
6番枠はよかったですし、1コーナーへの入りはエイシンフラッシュのすぐそばで、
いい感じでした。道中は行きっぷりが良すぎるぐらいで、馬をなだめるほどでした。
直線も不利はありましたが、そこまでは前も開いて、しっかりと伸びてくれました。
GIを勝てたことは嬉しいです。
今年は怪我もあり、いい馬に巡りあえないかもしれないと思っていましたが、
こういう素晴らしい馬に会えて、勝利をプレゼントできたことが本当によかったです。
次は1位入線で1着になりたいと思います」


橋口弘次郎調教師のコメント
「勝ちましたけど、複雑な気持ちです。秋3戦目、関東への輸送でしたから、
春のように体も減るのかと思いましたが、菊花賞からマイナス2キロ。
確実に馬が成長してくれています。菊花賞は位置取りが後ろすぎましたが、
今日は思い通りの位置につけて、しめしめと思って見ていました。
直線、不利はありましたが、そこから見せてくれた根性には目を見張るものがありました。
最後のひと伸びとあの根性は本当に素晴らしかったです。
これだけのメンバー相手にやれましたし、次は有馬記念に正々堂々と向かいます」


2着 ブエナビスタ C.スミヨン騎手
「ゲートを出て他馬に寄られて躓いて、後方寄りのポジションになりましたが、
馬を信じて行きました。直線は内から来た馬(ヴィクトワールピサ)が
隣の馬(ローズキングダム)に寄ってその隣の馬がこちらに来たので手前を替えてしまい、
内にササルような感じになりました。ここは日本なので日本のルールに従います。
次に向けて頑張りたい。それでもブエナビスタの力は証明できたと思います」


3着 ヴィクトワールピサ 角居勝彦調教師
「ギリギリまで走って、厳しい競馬でした。レースの後、ジョッキーからは
若干距離が長いと言われました。このあとはオーナーと相談になりますが、
距離が長いというならドバイを選択肢に入れて考えたいと思います」


4着 ジャガーメイル R.ムーア騎手
「自分のリズムで走るまでに時間がかかりました。ブエナビスタをマークして
進みましたが、勝負どころであっという間に離されてしまいました。
この馬の力は出せたと思います」


5着 ペルーサ 安藤勝己騎手
「ゲートで待たされている間、だんだんテンションが上がって、
ゲートを飛んで出てしまいました。そうなると位置が後ろになって、
腹をくくるしかない。直線も馬群をぬいながらあそこまで来るのだから、力はあります。
まだ3歳ですし、これからですよ」


6着 メイショウベルーガ 池添謙一騎手
「スタートから積極的に出して行きました。リズムよく勝負どころも我慢して
レースができました。直線、外の馬に馬なりで交わされてからもよく頑張ってくれました。
力をつけているし、これからが楽しみです」


8着 エイシンフラッシュ 内田博幸騎手
「もう少し馬の後ろにつけたかったのですが……。久々だったし、まだ3歳ですからね」

12着 シンゲン 藤田伸二騎手
「ゲート早すぎるのもなぁ。最悪、こういう展開になるかもと思っていたんです」

14着 ナカヤマフェスタ 蛯名正義騎手
「なんだろう、久しぶりのせいかな。ペースも遅くていい感じで思い通りに行きましたが、
最後は伸びなかったですね」


道中はブエナビスタ同様、後方にいたペルーサ、ジャガーメイルなどが
ワンテンポ、ツーテンポ遅れて突っ込んできて掲示板を確保したわけですが
逆にブエナビスタの機動力、瞬発力、伸び脚の鋭さがクローズアップされた
印象です。降着になったとはいえ、明らかに抜けた実力を見せ付けたと
言って良いと思います。

ローズキングダム、ヴィクトワールピサは枠順、位置取りともに
有利な面がありましたが、しっかりと力を出し切ったと思われます。

ローズキングダムは体型が気になりましたが、どうやらこういう
シルエットの馬なんですね(^^;もっと良くなる余地がありそうで
今後が楽しみです。
ただ、馬格の面で不足があるだけに、来年以降は斤量との戦いも
関係してくるかもしれません。

降着というスッキリしない結末ではありましたが、
格下の海外馬を全て完封して、日本競馬のトップクラスの意地を見せた
レースとなりました。

考察で出てきた条件も実走順位の面ではしっかり当てはまっており、
今後に向けての手応えはあったと思います。

力のある馬が力を見せたレースではありましたが
競馬は何があるかわかりませんね。
人事を尽くしたとは言えませんが、天命を待ったら・・・ってこれが私の天命ですか(爆)

JC最終予想   担【けん♂】

JC(東京2400m)についてまとめていかねばなりません。

情報が少ない外国馬が多く、鞍上も外人騎手ばかりで
日本人騎手は僅かに5名しかいないという異常事態。
なかなか整理がつきません。

これまでの考察から単純に勝ち馬を絞り込んでいくと・・・

・外国馬も日本馬もGⅠ勝ち馬が基本、GⅠ勝ちがない場合は
 その年に出走した重賞を全勝するくらいの安定感が必要。


まずこの条件で外国馬が6頭とシンゲン、ローズキングダム、
メイショウベルーガが消えてしまうことになります。

・3歳馬は基本的にヒモまで

かなり強引ですが(爆)近年ではジャングルポケット以来
勝ち馬が出ておらず、割引が必要な印象です。

これで残るのは・・・
ブエナビスタ、ナカヤマフェスタ、オウケンブルースリ、
ジャガーメイル、ヴォワライシ、この5頭。

・牝馬、3歳馬以外は480kg以下の馬は特別な馬を除いて割引

これでナカヤマフェスタ、ヴォワライシが×
ジャガーメイルも前走で480kgを超えましたが、
基本的には少し足りない馬格。絞り込まれていれば
状態はアップしそうですが、過去条件的には×

あらら・・・残るは2頭だけ。
さて、このどちらかに勝ち馬は隠れているんでしょうか・・・(^^;

これまでの考察
格について→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
外国馬分析→ココ
年齢別実績→ココ
体重別実績→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
馬体について3→ココ
中間雑感→ココ
外国馬について1→ココ
外国馬について2→ココ
各馬整理→ココ
展開分析1→ココ
展開分析2→ココ
展開想定→ココ

純然たる逃げ馬は不在ですが、ペリエ騎手もしくは藤田騎手辺りが
先頭に立ってくれれば、スロー気味ながら常識の範囲内の展開に
落ち着きそうです。

前の馬も余力を残せそうですが、最後は決め脚勝負。
好位、中段からの差し馬が優位だと考えられ、後方からだと
余程の脚がないと届かないというのが過去の傾向。

土曜日のレースを観た感じでは内から2、3頭分空けたくらいのコースが
良く伸びていて、外差しの馬場にはなっていない印象です。
上手く馬群を捌いて差せる馬は有利になりそうですね。

今回の予想
◎ブエナビスタ
○ヴィクトワールピサ
▲エイシンフラッシュ
△ヴォアライシ
×ジャガーメイル
注シンゲン

単純な能力比較でもメンバーの中でブエナビスタが完全に抜けて上位だと
思われます。実績、騎手、年齢、どれを取ってもマイナス要因がなく
あっさり勝っても不思議はありません。
不安点があるとしたら、外外を回して仕掛け遅れることくらいでしょうか。
スタミナとコースロスの影響が出てしまうと怖いですが
名手の腕でカバーしてくれることに期待。

ヴィクトワールピサは遠征から回復している様子。
内を抜けて脚を使える枠順になったことで、上手く立ち回れば
大仕事の可能性もありそうです。
能力の高さは春に証明しており、ここで復活の狼煙をあげて
もらいたいですね。
ギュイヨン騎手も土曜から東京で騎乗しており、感触はたしかめて
きていると思われます。上手くタイミングを計ってもらいたいですね。

エイシンフラッシュは馬体の状態も良く、ある程度良い位置から
脚が使えそうです。ここ2走が異常なスローペースだっただけに
本格的なレースになったときにどこまで出来るのか今回が試金石。
ダービー馬だけに、この馬もチャンスがありそうです。

ヴォワライシは・・・デムーロ騎手の手腕に期待。
瞬間的な加速力が高く、急坂を問題にしない力強い走り方をする馬だと
考えられるので、東京への適性は高そうです。
レース間隔が詰まっているので消耗が怖い点と馬格がない点、
長く脚が続かない点など、気になるところも多いですが
この馬の良さを出せれば・・・

ジャガーメイルは馬体が良化、距離延長もプラスですし、
鞍上の力量も十分・・・期待してみたい1頭だと思います。
少し仕掛けが遅れそうなので、届かないレースになってしまう
可能性もありますが、東京実績もある馬だけにタイミング次第で
好走の余地はありそうかと。

シンゲンは・・・前に行って早めに抜け出す競馬をすることを
前提にドサ穴候補。
荒れ馬場はこなせる血統ですし、伸びるコースを取れれば
面白い1頭かと。年齢的には完全にオーバーですが、
出走回数が少ないだけに馬体は若そうなので、ちょっと狙って
みようかと考えています。

正直、ブエナビスタ以外はどの馬も一長一短。
ほんのちょっとした要因で着順が変わってきそうです。
結果はともかく、日本のトップクラスが集結しているだけに
豪華メンバーの競演を楽しみたいですね(^^)g

JC(展開想定)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走枠順が出たところでざっと展開を考えたいと思います。

で・・・誰が逃げるんですかね?(爆)キョロ^(・д・。)(。・д・)^キョロ

日本馬は基本的に末脚自慢ばっかり。
外国馬を見渡してもどうしてもハナを切りたい馬が見当たりません。

シリュスデゼーグルは前に行く脚質ですが、今回は外枠に入ったこともあり、
ブエナビスタをマークすることを示唆。

モアズウェルズも先行したことはありますが、本来の持ち味は
後方からの競馬。あえて主張はしそうもありません。

フィフティープルーフは逃げるならスローペース、という
微妙なコメントが陣営から出ています。
スタイン騎手は中段からの競馬になりそうだと考えているようなので
外枠から無理に行くことはなさそうです。

うーん、あえて言えば・・・ティモス(ペリエ騎手)でしょうか?
日本の競馬を熟知している騎手なので、この馬がペースを握るなら
無茶なペースにはなりそうもありません。
最後の伸び脚を活かす騎乗を考えているようなので
先行したとしても直線に余力をもって入れるよう、スローペース
行くことになりそうです。

日本馬の中であえて探すとすれば・・・シンゲン
末脚を活かすのが近走の基本スタイルの馬ですが、正攻法では上位進出が
難しいことを前走で見せてしまっただけに、一発狙うなら
前々での競馬を考えてきてもおかしくありません。
元々先行気味に行く脚質だった馬ですし、長い距離ならば
好位につける競馬をしてきており、先手を取ってレースを引っ張る
可能性は考えておきたいところかと。

1枠1番のヴォワライシは早めに仕掛けて先頭に立ちたい馬。
好位につけて抜け出すところを探すことになりそうです。
デムーロ騎手だけに、仕掛けどころにミスはなさそうですが
長く脚が使えないタイプのようなので、どこで出てくるか・・・。

ヴィクトワールピサはギュイヨン騎手と初コンビ。
様子を見ながらになると思いますが、内で控えて中段辺りからの
競馬になりそうです。

ダンディーノは控えて最後は内を抜けてくるような競馬になりそう。
道中は中段後方辺りでしょうか。

モアズウェルズも一旦は中段辺りへ。
横の馬と競り合いながら前に進出して行きたい馬なので
本来は外に出したいところだと思いますが、上手くコースが
取れるかどうか・・・

ローズキングダムは前走では後方に控えましたが、基本的には
好位の後ろ辺りにつけたい馬。ペースを考えて自在に位置を
取ってくるとは思いますが、武豊騎手の判断に注目です。

ペルーサは懸命にゲート練習を繰り返しているということで
まずはスタートに注意。
距離延長はゲート難という面でもプラスになりそうです。
気性的に外を回してこそ、という馬だと思われるので
一旦は控えて後方から徐々に進出ということになると思われます。

ジャガーメイルにはムーア騎手。
この馬も距離延長ははっきりとプラス。
末脚を活かすタイプなだけに、これまでどおり後方からの競馬になりそうです。

エイシンフラッシュはダービーのときのイメージで乗るならば
中段後方辺り。ある程度前でも競馬が出来る馬なので
周りの馬次第ということになりそうです。

ナカヤマフェスタは気性に不安があるだけにレース次第の面がありますが
中段くらいから押し上げていく競馬になりそうです。
ダービーは不良馬場だっただけに参考にはしにくいですが、
後方に控えて届かず、という結果に終わっているだけに
血統的にも前にどれだけ詰めれるかが鍵になると思われます。

ジョシュアツリーはボーナスが掛かっており、かなりの本気モードの様子。
円高ですしね・・・(爆)
ある程度前につけて早めに抜け出していきたいタイプ。
下げる馬が多い感じなので位置はしっかりキープ出来そうです。

メイショウベルーガは末脚を活かすために後方へ。
東京では仕掛け遅れ気味になる池添騎手は何か工夫をしてくるかどうか。

オウケンブルースリはルメール騎手で新味があるかもしれませんが
基本的には後方で前崩れ待ちという馬。
前につけると結果が出ていないことはデータで把握していると
思いますので、今回も下げることになりそうです。

ブエナビスタは外外を回される距離不安もないとは言えませんが
外差しの脚質だけに自在に動ける枠に入ったのは大きなプラスだと思います。
出たなりに中段外辺りに構えて・・・

マリヌスはブエナビスタマークで中段後ろ辺りに構えそうです。
上手くくっついて進出して行くことになりそうですが
レース映像の印象では決め脚はイマイチかも。

おおよその位置どり

先行
ティモス
シンゲン(微妙)

好位
ヴォワライシ
ジョシュアツリー
ローズキングダム

中段前
エイシンフラッシュ
ヴィクトワールピサ
ブエナビスタ
ナカヤマフェスタ

中段後
シリュスデゼーグル
ダンディーノ
モアズウェルズ
フィフティープルーフ
マリヌス
ペルーサ

後方
ジャガーメイル
メイショウベルーガ
オウケンブルースリ

3コーナーからのカーブでもそれほどペースが上がらず、
後方の馬がグーッと外を回して詰めよっていく展開。
直線入り口手前辺りからヴォワライシ、ジョシュアツリー辺りが捲りあげて進出。
シンゲンも位置取り次第で早めに行くかも。

それを追いかけて・・・直線はかなり強烈な末脚勝負になりそうです。
差し有利な展開ながら位置取りの差が大きく影響しそう。

末脚の能力だけでなく、位置取り、仕掛けどころに注目して
考えておきたいと思います。

POG(中間まとめ:冬の気配・・・)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】今週は、・・・いや今週も出走はありません(涙)。
ここのところ少し順調に出走があったわけですが、またここから
空白の日々が始まってしまうのではないかと心配です(>_<)

先週の結果も含めて、ここらで各馬についてざっと状況を整理して
おきたいと思います。

ヴァイオラ
シーザリオの第2仔、兄はPOG期間がとっくに終わって
3歳未勝利戦の最後にようやくデビューしましたが、いきなり初出走初勝利。
やはり基本の能力は高い血統だと再確認しました。
ただ、その後はまた脚元の具合が悪く長期休養へ・・・(>_<)
妹は無事に期間中にデビューしてもらいたいと期待していますが、
どうなることやら・・・。もうすぐ入厩という噂もありますが
過大な期待はまだ出来ません。

ジョーアポロン
プー三郎くんは2戦目のダートで最速の上がりを使って・・・9着(爆)
まだまだ競争馬としての自覚が足りない状況のようです。
なんとか春までに格好をつけてくれたらいいなぁと
生暖かい目で見ていきたいと思います。

ギュスターヴクライ
新馬戦は道中から追いっぱなしのズブさを見せて最後まで余力が残らず。
来週辺りに2戦目を迎えるようですが、まずは脚の使いどころから
勉強していってもらいたいですね。

トーセンミウラ
早い段階で入厩しましたが・・・長いこと入厩しっ放しで
情報がないまま、再び放牧へ。
一体どうなってるんでしょうね?

グランス
2戦目もダートに出走しましたが、勝ち馬に大きく離された4着。
それなりに能力はありそうですが、前評判とは程遠い内容に
なってしまっています。
アグネスタキオン産駒だけに芝を試す選択があってもいいかも・・・

デラコリーナ
復帰戦の赤松賞で完敗。次はひいらぎ賞だそうです。
基本能力はそれなりにあると思いますので、叩いて目覚めて
くれたらいいんですが・・・(>_<)

コモノドラゴン
入厩しています。12月の半ば辺りにデビューしてくれそうな感じ。
ティコティコタックの仔にはこれまで活躍馬が出ていませんが、
写真では良いケツをしていただけに期待しています(笑)

ヴァーゲンザイル
入厩しています。ゲート試験は一発合格してくれたようなので
このまま順調にデビューしてもらいたいですね(^^)
ネオユニヴァース産駒には散々煮え湯を飲まされているので(爆)
ここらで一発!
自業自得だろ!ドス(=゚д゚)ニい)'д`)グハァ

オーガストウェイ
情報がないですねぇ・・・全兄のミステリアスライトは
今の時期にすでに活躍し始めていただけに、そろそろなんとか・・・

タムロプリンセス
馬主さんに顔見世興行するために?小倉まで行って短距離デビューしたのが
仇になった感じかも(>_<)我儘チビ王女様の淑女への道はまだまだ険しいようです。

ブライトスポット
腸ねん転の手術をしたそうです。他にも右肩の出が悪いとか
体がかたいとか、悪い情報はいっぱいあるわけで(涙)
POG期間中に間に合わない公算が高そうです。

アソルータ
うーん、体質が弱いようで入厩したものの・・・また放牧へ。
どうやら当分回復しない感じ。春までにデビュー出来るか
不安な状況らしいです・・・。

ファステストスター
一旦入厩したものの、疲れが溜まって放牧へ。
かなりボロボロの状況らしく、この馬もデビューが怪しくなってきました。
早期デビューを期待した1頭だけに残念です。

ラプリメーラ
デビュー戦ではかなり大きなストライドで走っていた感じで
距離延長に活路がありそうに見えました。
ひとまず成長を促すために放牧中。
無事に大きくなって帰ってきてもらいたいものです。

モワソンブロンドゥ
名前は決まったようですが・・・他はまったく情報なし。
謎の馬が謎のままで終わらないでくれたらいいんんですが・・・(>_<)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うーん、現時点でデビューすら怪しい馬が5~6頭(爆)
現有勢力で戦うにはちょっと限界を感じている状況なだけに
先行きの見通しが暗過ぎて目がつぶれそうです。

デラコリーナが新馬勝ちしたときには今年はいける!
息巻いていたんですけどね・・・。
11月の時点でこれほど落ち込むとは思いもしませんでした。

相方はどうやら阪神JFに2頭出し、それも上位人気は必至という
状況なだけに、今年も完敗の予感です(>_<)

とはいえ、希望を捨てたわけではありません!
まだまだクラシックまでは時間がたっぷりあるのでなんとか巻き返しを!
(空元気:笑)

JC(展開分析2)  担【けん♂】

JC(東京2400m)の展開についてもう少し考えてみたいと思います。

03年からコースが新装されて今回がまだ8回目。
過去の7回の内容を見ても、展開はかなりバラバラという感じです。

便宜的に800mごとに前半、中盤、後半に分けて
過去のJCをグラフ化してみました。

JC展開グラフ
JC800ラップ

パターンとしては
・Aパターン 06年、07年、08年
・Bパターン 04年、09年
・Cパターン 05年
・Dパターン 03年


こんな感じに分かれています。

Aパターンはある程度ゆったりと前半を通過、中盤に大きく緩み、
後半に急加速していく展開。
余力を残した前の馬が踏ん張りやすい傾向になりやすいと考えられます。
上位馬の4コーナー位置取りは
    1着 2着 3着
08年  5→ 9→ 3(番手)
07年  4→ 4→ 4
06年  7→ 4→ 7


中盤に緩みがあるため、隊列が縮まりやすく、前の馬は末脚勝負で
屈してしまう形になりやすいようです。
好位、中段からの差し馬で決着。全体的に上がりが速いので
位置取りの差が結果につながってしまい、後方からでは届かない展開になっています。

Bパターンは前半からかなり速いペースで進み、中盤もほとんど緩まず
厳しいペースのまま後半に突入する展開。
消耗度が非常に高く、前で粘るのはかなり難しいと考えられます。
上位馬の4コーナー位置取りは
    1着 2着 3着
09年  5→17→11(番手)
04年  6→ 2→11


好位から押し切った勝ち馬のウオッカ、ゼンノロブロイはやはり相当な底力の持ち主。
04年の2着馬、コスモバルクは当時得体のしれない強さを発揮していた馬。
2番手で粘り切っているのはさすがですね。
09年の方が一層厳しいペースになっていることから2着までが
後方から追い込んだ馬という結果になっています。
09年2着のオウケンブルースリは展開がハマった印象。
勝ち馬との差は内容からすればかなり大きいと思われます。

CパターンはBターンの変形パターン。
前半からぶっ飛ばして中盤も緩まず・・・後半にペースダウンという
非常に厳しい消耗戦になっています。
明らかに後方の馬が有利な展開と言えます。
上位馬の4コーナー位置取りは
    1着 2着 3着
05年  9→13→13(番手)


完全に差し決着。追い比べを制したのは1~3着まで全て
外人騎手
という極端な結果になりました。
・・・というか掲示板に入ったのは武豊騎手だけ。
うーん、やはり馬の脚を伸ばす技術では向こうの騎手が何枚も上手という
ことでしょうか。好位から唯一掲示板に残ったウィジャボードは
牝馬ながら底力の高さは超一流、翌年も来日してディープインパクトの
3着に入ったのはある意味当然の結果だったと思われます。

Dパターン重馬場の中で行われたレースでかなり異質。
前半が異常に緩く、中盤に加速するという通常とはまったく
逆のラップになっています。
中盤にペースが上がったため、速い流れだと錯覚させたところで隊列を長く保ち、
後半は重馬場のために速い脚を使えず。
良馬場だったらもっとペースアップがあったかもしれませんね。
上位馬の4コーナー位置取りは
    1着 2着 3着
03年  1→ 2→ 9(番手)


細かいラップを見るとカーブの途中から仕掛けて突き放す
逃げ馬としては完ぺきな騎乗
佐藤哲騎手の手腕が光るレースとなっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年は・・・外人騎手(外国馬)がペースを握る公算が高く、
前半、中盤のペースはかなり緩くなりそうです。

展開としては・・・Aパターンにかなり近くなりそうですね。
中盤に緩むことで中段、後方の馬も前にグッと寄せていきやすくなると考えられ、
先行気味に行った馬は余程の伸び脚がないと追撃をしのぎ切るのは難しそうです。

好位、中段からキレ味を活かすタイプの馬が優位
全体的に上がりが速くなりやすいので、後方の馬が前をかわすのは
物理的に難しい展開。
差し馬に関しては位置取りの差がそのまま結果につながりやすい
レースになりそうです。

JC(展開分析1)  担【けん♂】

JCコース図
03年~09年のJCのラップ平均とコース図です。

JCが行われる東京2400mはスタンド前の直線半ばからスタート。
いきなり少し上り坂になっているため、最初の1ハロンは加速が
つきにくい構造になっていますが、最初のカーブまでは
ある程度長い直線になっているので、2ハロン目からはグッと
ペースが速くなりがち。

先行するのに内外の枠の差はほとんどありませんが、一旦隊列が決まれば
位置取りを変えるのは難しいのでスタートはかなり大事だと思われます。

緩やかに下りながら向こう正面の直線へ。
締まったペースのまま淡々と進むこともありますが、
ここで一旦ガクッとペースダウンをする場合もあります。
ここでの進み方は最終的な展開に大きな影響を与えるポイントの一つに
なってくると考えられます。

再び下りながら3コーナーからカーブに突入。
ここもペースアップのタイミングになる年もありますが、
まだまだ牽制しつつゆったりと進むこともあります。
基本的に馬場が湿ると大きく緩みやすい傾向があるようです。

直線入り口は急加速するポイントになりやすいところ。
先行馬の脚質とそこまでの展開にもよりますが、グッとペースを上げて
急坂に突入・・・難所を乗り越えてからも300mほどの直線が続くわけで
スタミナとスピードのどちらも高い次元で装備していないと
勝ち切れない総合力を問われるコースだと思われます。

続きます。

JC(各馬整理)   担【けん♂】

JC(東京2400m)出走馬が決まったところで、今度は日本馬について
ざっと整理しておきたいと思います。

ブエナビスタ
良い点
 東京では3戦3勝、実績、状態、能力、騎手、全て上位評価。

不安点
 過去の例に比べると微妙に馬格不足。牝馬でこの実績なら大丈夫だと思いますが・・・

ペルーサ
良い点
 近走の末脚は驚異的、本格派として期待出来る能力馬。
 馬格なども十分で距離延長はプラス材料。

不安点
 少し緩めた形跡・・・馬体の出来は及第点ながらも上昇は感じられず。

メイショウベルーガ
良い点
 この秋に更に充実度アップ。長く良い脚が使える能力馬。

不安点
 東京実績不足。池添騎手も東京だと仕掛け遅れ気味になるだけに・・・

ローズキングダム
良い点
 秋に充実度を増しており、瞬発力勝負なら侮れない血統と実績。

不安点
 後肢が流れた立ち姿は東京では微妙。馬格もギリギリ及第点ながら不足気味。

ヴィクトワールピサ
良い点
 馬体の成長度が高く、春以上の能力を期待。本格派として今後が期待出来る1頭。

不安点
 瞬発力勝負で同世代の馬に負けているのは気がかり。エンジンの掛かりが遅め?

エイシンフラッシュ
良い点
 馬体の出来は秋になって上昇。瞬発力勝負では世代トップ評価。

不安点
 前走を回避したため、少し間が空いたのは気がかり。
 レースレベル的には疑いがある実績のため、本格的な力勝負でどこまで? 

オウケンブルースリ
良い点
 昨年2着と実績があるレース。前が崩れる展開なら出番も・・・。

不安点
 中間に頓挫があり、馬体が緩め。
 前崩れのレースでしか結果が出ていないだけに、総合力に疑問符。

シンゲン
良い点
 長い距離ならば好位から伸び脚が使えるので上位馬との差が縮まるかも。

不安点
 年齢的には完全にオーバー。出走回数が少ない点でカバー出来るかどうか。
 近走では上位馬に完敗の内容だっただけに上位評価は出来ません。

ジャガーメイル
良い点
 東京実績も高く、末脚勝負なら上位評価。
 馬体の出来は格段にアップ。騎手もプラス材料。

不安点
 年齢が過去データに引っ掛かるものの、晩成気味の実績だけにカバー出来るか。

ナカヤマフェスタ
良い点
 近走の実績、充実度は現役トップクラスの評価。
 瞬間的な伸び脚が使える上に、それなりに長く脚を維持出来るのが強味。 

不安点
 血統的には東京はマイナス。馬格も微妙に不足気味。
 レースレベルが下がれば対応出来そうですが、本質的には合わない設定かも。

JC(外国馬について2)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定の外国馬の過去レース映像チェック、第2弾です。

マリヌス
・ドーヴィル大賞(ドーヴィル2500m)1着

やけに内を大きく空けてのコーナーリング。好位から馬群の外に出して
前に進出したマリヌスはそのまま抜け出して完勝。
クビが高い走り方でビュっと伸びる感じもなく・・・
強い勝ち方だった割に武器を感じさせないのが微妙。

ジョシュアツリー
・グレイトヴォルティジュールS(ヨーク2400m)3着

直線に入って内に潜り込もうとしたところで内の馬に寄られて外に出し直す
不利がありましたが、脚色では前の2頭に及ばず、完敗の内容。
セントレジャーSでこのレースの上位3頭が再びぶつかり、
勝ち馬のリワイルディングにギリギリ先着してリベンジしたものの、
2着のマイダスタッチには改めて完敗。力関係では1、2枚下であると
考えられます。そのマイダスタッチが凱旋門賞では17着・・・(爆)

・カナディアンインターナショナルS(ウッドバイン2400m)1着 稍重

馬場中央を抜けて先頭に立ったジョシュアツリーがそのまま押し切り。
コーナーで一歩遅れたモアズウェルズは外の馬を見つつ、急激に追い上げて
最後は横並び一線・・・惜しくも2着。
不器用さは目立つものの、急加速勝負ならばモアズウェルズに分がありそうです。

ダンディーノ
・ゴードンS(グッドウッド2400m)2着

直線で外から一旦内に切れ込もうとしますが、入れずに改めて外へ。
前の馬に完全に突き放された、と思った瞬間に突如急加速。
凄い詰め寄り方を見せましたが、最後は微妙に及ばず2着でゴールイン。
余力を隠し持っていたところは評価出来そうですが
脚の使いどころが難しい馬という感じです。

簡単なまとめ
モアズウェルズはやる気を出すかどうかでレースぶりがガラリと変わりそう。
伸び脚はかなり優秀で並んでからの勝負根性もあり、まともに走れば
面白い1頭になるかもしれません。

シリュスデゼーグルはかなりスピードがある馬のようですが
急加速をするには助走距離が必要なタイプなのかも。
直線半ばまでゆったりと加速していく展開になればハマるかもしれませんが、
急加速勝負になると分が悪いと思われます。

ヴォワライシは瞬間的に加速できる脚が武器。急坂もこなせそうなので
東京でも早めに先頭に立つことが出来そうです。
ただし、長く脚が使えるタイプではないので最後まで脚がもつかは微妙。

ダンディーノはまだ不安定な感じがありそうです。
脚の使いどころが難しそうなのでハマれば面白い1頭かもしれませんが
過剰な期待は出来ないと思います。素質は高そうですが・・・

他の馬は・・・東京が合う感じもなく、高い内容を示したとは言い難い印象。
日本馬と競り合って勝ち切れるような強さは感じられませんでした。

今回は早めに外国馬が仕掛けて、日本馬が追いかけるような展開に
なりそうな感じです。前で押し切るほどの強さはなさそうなので
追い脚比べで勝負になりそうな馬は・・・モアズウェルズでしょうか。

基本的には日本馬上位で考えて良いと思われますが、
日本馬陣営にも仕上げに不安がある馬が出てきそうなだけに
外国馬もヒモ候補の一角には入ってくるかもしれません。

JC(外国馬について1)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の外国馬について、過去のレース映像を
観ながら改めて内容をチェックしてみたいと思います。
※レース名をクリックすると映像が開きます。

モアズウェルズ
・ストックホルムCインターナショナル(ダビー2400m)1着

中段を追走し、コーナーに向けて加速していきますが、
前が詰まって一旦減速、直線に入って少しヨレ気味に外に出しつつ
追い出しを開始。集中力に欠けるような走り方ながら手応えに勝る馬に
外から追い上げられてもかわさせず、そのまま押し切るところなどは
能力の高さを感じます。気性が荒いのかも?
前での競り合いになったらしぶとそうです。

ヴォワライシ
・フェデリコテシオ賞(サンシーロ2200m)1着 不良

大きく外を回して真っすぐに伸びて完勝。
最後は少し詰め寄られてしまいますが、態勢が低く、
前脚の掻き込みが強い走りで重馬場だけでなく
急坂にも強そうです。

・ローマ賞(カパンネッレ2400m)2着 重

内枠から先行気味に行って内側の3番手辺りを追走。
早めに仕掛けて先頭に立ちますが、最後に脚が鈍って2着。
瞬間的な伸び脚を見せた点は好印象ですが、長く脚を使うタイプでは
なさそうです。

・共和国大統領賞(カパンネッレ2000m)2着 不良

見た目にも非常にスローな展開で早めに先頭に立ちますが
後方の馬に競りかけられ、最後にかわされて2着。
湿った馬場のレースの映像ばかりなので微妙ですが(爆)
仕掛けが早い分、最後まで脚がもたない点が共通ポイント。

ティモス
・フォア賞(ロンシャン2400m)3着 重

上下動の激しい走り。2番手から直線で先頭に並びかけていきますが
伸び脚が足らず、内から差し返されてしまい、最後はナカヤマフェスタに
かわされて3着。東京が合う感じはなさそうです。

フィフティープルーフ
・ノーザンダンサーターフS(ウッドバイン2400m)2着

スムーズなコーナーリングからスッと先頭に立って後続を引き離す展開。
外を回した馬が膨らんだこともあって、優位にレースを運べましたが
内を抜けた実績上位馬に脚色で及ばず、最後は完敗の2着。
直線で少しヨレ気味になるところを見せるなど、不安点も目立つだけに
どこまでやれるかは微妙。

シリュスデゼーグル
・ドラール賞(ロンシャン1950m)1着 不良

直線で内外に分かれての追い比べ。シリュスデゼーグルは内に進路を取りますが、
騎手の手がまったく動かず、馬なりまま先頭に並びかけて最後にちょっと
気合いをつけると一気に突き放して完勝。
相手関係にもよるとは思いますが、スピードの違いを見せつけた内容で
高く評価出来そうです。

・香港ヴァーズ(シャティン2400m)5着

内での競り合いでクビを押して追い出しますが他馬に一歩仕掛け遅れ。
最後までその差を取り戻せずに、外を回した馬に差し切られて5着。
加速をするまでに時間が掛かるタイプなのかも・・・急加速勝負では
分が悪いことを示してしまった感じです。

続きます。

JC(中間雑感)  担【けん♂】

ざっとJC(東京2400m)について見てきましたが、
ちょっと休憩がてら、頭を整理してみたいと思います。

今回出走する日本のGⅠ馬は
・天皇賞秋 ブエナビスタ
・ダービー エイシンフラッシュ
・皐月賞  ヴィクトワールピサ
・天皇賞春 ジャガーメイル
・宝塚記念 ナカヤマフェスタ
・菊花賞  オウケンブルースリ

とそれぞれ日本の主要GⅠを1回ずつ勝っています。
ちょうどピッタリ分かれているのは面白いところですね。
これで有馬記念を勝っているドリームジャーニーでもいれば
・・・それだと宝塚記念がダブっちゃいますか(^^;

それぞれに力がないと勝ち切れないレースだと思いますが、
JCにつながる適性を示しているのはどのGⅠなんでしょうか。

今回は日本のGⅠ馬に加えてGⅠ好走馬、そして海外からの刺客と
なかなか興味深いメンバーが揃いましたが・・・足りないものがあります。
それは・・・逃げ馬

ひとまず、日本の馬の中には先行気味に行く馬は不在。
どちらかというと末脚自慢みたいな馬に極端に偏っています。

海外馬ではフィフティープルーフが前走で逃げていますが、
前半800mが52秒を超える超スローペース。
2400mの決着タイムは2.32.7(爆)
うーん・・・通常なら先行すら出来ないと思われます。

モアズウェルズも先行することがある馬ですが、前走の内容から
考えると脚をためる方にシフトしてきそうです。

シリュスデゼーグルも前に行ける馬ですが基本的にかなりの
スローペースでこそ、という感じ。
2000mのレースで2.07~2.12秒台の勝ち時計だったり、
前走は2400mで2.40.8(爆)いくら稍重だと言っても・・・
どうなんでしょうか。

ティモスはペリエ騎手なんですね。
日本での経験も豊富でJCでも非常に高い実績を誇る騎手だけに
この馬がペースを握ってくれるなら、異常事態は避けられるかもしれません。

今年のダービーでは東京競馬場経験に欠けるウィリアムズ騎手が
アリゼオに騎乗し、超スローペースを作ってしまいました。

昨年のエリザベス女王杯でもスミヨン騎手がリトルアマポーラで
2番手集団の頭をがっちり押さえてしまい、まさかの大逃げ
前残りを許してしまったわけで・・・

日本の競馬場に不慣れな外人騎手にペースを握られてしまうと
常識ではありえないような事態が発生することがある、と考えられます。

名手と言えども、未経験の競馬場では慎重に乗らざるを得ないわけで
特にペース配分などに関しては手探りになってしまうのは仕方のないところ。

・・・今回も超スローになってしまうのでしょうか?(>_<)

瞬間的にトップスピードに乗れるタイプというと・・・
ダービーで結果を出したキングマンボ系のエイシンフラッシュ、
ローズキングダム

そしてブエナビスタでしょうか。

ナカヤマフェスタも長く脚を使うタイプではないだけに
急加速勝負の方が合うのかもしれません。

爆発力なら侮れないジャガーメイル・・・年齢的に過去のデータでは
少し引っ掛かりますが、消耗度が少ないレースになるなら
好走の余地は十分にありそうです。

ヴィクトワールピサはダービーで敗れているだけに
似たような展開になるのは歓迎出来ないかもしれません。
ペルーサもエンジンの掛かりが早い方ではなさそうです。

外国馬はレースを観てからもう一度考え直しますが
スローペースを差し込んだモアズウェルズ
堅い馬場でこそ、というダンディーノ辺りが適性が高くなるかも、
という印象です。

出来る事なら高いレベルでの勝負になってもらいたいものですが
ちょっと怪しいかもしれません。

意外に中山や阪神、京都の内回り実績が重要になる可能性も・・・ボソッ

JC(馬体について3)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の馬体について、第3弾です。

【ローズキングダム】
(ダービー)
ローズキングダム10ダービー
(菊花賞)
ローズキングダム10菊花賞
(JC)
ローズキングダム10JC
菊花賞のダメージは感じられず、しっかりと引き締まって
充実した馬体を維持。元々細めの馬体ですが、
今回もガレたような感じはなく、良い状態で出走が
出来そうです。
腿の筋肉が落ちて、後肢が後方に流れ気味になっている点は
気になるところ。下り坂を活かせる京都なら誤魔化せますが
東京の上り坂は堪えてしまうかもしれません。

【ペルーサ】
(毎日王冠)
ペルーサ10毎日王冠
(天皇賞秋)
ペルーサ10天皇賞秋
(JC)
ペルーサ10JC
復権のため、バッチバチに仕上げた印象だった前走から
回復させつつの参戦ということで、少し緩めた感じ。
毛ツヤは滑らかで体調面に問題はなさそうですが
少し腹回りが緩い点と下半身の筋肉量の低下が
気になります。
かなり無理のあるコース取りで激しいレースを
重ねているので消耗が出てもおかしくないだけに
今回はちょっと心配・・・。

【ヴィクトワールピサ】
(皐月賞)
ヴィクトワールピサ10皐月賞
(ダービー)
ヴィクトワールピサ10ダービー
(JC)
ヴィクトワールピサ10JC
春に比べると上半身の力感がアップしており、
古馬らしい馬体に成長してきている感じ。
欧州に滞在して調整していたことからナカヤマフェスタ同様、
この馬も輸送により消耗からの回復は早そうです。
十分に能力を出せそうな仕上がり、あとは力関係かと。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

JC(馬体について2)   担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【オウケンブルースリ】
(09JC)
オウケンブルースリ09JC
(京都大賞典)
オウケンブルースリ10京都大賞典
(JC)
オウケンブルースリ10JC
大幅に体重を増やした京都大賞典から一頓挫があり、
今回も絞れているという印象はありません。
筋肉自体は変わりない感じですが、腹回りはさらに
緩くなった印象で力強さに欠けてしまっています。
少なくとも昨年の方が状態は上かと。
あとは能力でどこまでカバー出来るか・・・

【メイショウベルーガ】
(京都大賞典)
メイショウベルーガ京都大賞典
(エリザベス女王杯)
メイショウベルーガ10エリ女
(JC)
メイショウベルーガ10JC
引き締まったように見えた前走がさらにプラス体重。
かなりの充実期に入っているようです。
今回も激走の反動は感じられず、筋肉のメリハリがついて
良い状態を維持出来ている様子。
この馬なりの能力は十分に出せそうです。

【エイシンフラッシュ】
(ダービー)
エイシンフラッシュ10ダービー
(菊花賞)※回避
エイシンフラッシュ10菊花賞
(JC)
エイシンフラッシュ10JC
菊花賞を急遽回避となってしまいましたが、
筋肉はしっかり維持。
良い状態でレースに臨めそうです。
春よりも要所要所の筋肉のボリュームがアップしており
一層バネを感じる好馬体に成長してきている印象。
どういう走りをするのか楽しみですね。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

JC(馬体について1)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【ブエナビスタ】
(宝塚記念)
ブエナビスタ10宝塚記念
(天皇賞秋)
ブエナビスタ10天皇賞秋
(JC)
ブエナビスタ10JC
洗い立てということで毛ツヤは良く見せませんが、
状態に関してはほぼ変化なし。
上半身の力感が微妙にアップしているように
見えますので、目標にしていたレースに向けて
順調な仕上がりで来ているとみて良さそうです。
相変らずバランスの良い好馬体、コンパクトながら
悪いところは見当たりません。

【ナカヤマフェスタ】
(09セントライト記念)
ナカヤマフェスタ09セントライト記念
(09菊花賞)
ナカヤマフェスタ09菊花賞
(JC)
ナカヤマフェスタ10JC
間が空いた写真なので比較しにくいですね。
SS系にしては肉付きが良い馬体でしたが、
古馬らしく引き締まってきているくらいで
全体的なシルエットにはあまり変化は感じられません。
少し上半身の力感が足りないのは遠征の消耗でしょうか。
冬毛が出ており、毛ツヤが良くありませんが
思ったよりは回復が早いようで、下半身の出来などは
十分だと思われます。

【ジャガーメイル】
(天皇賞春)
ジャガーメイル10天皇賞春
(天皇賞秋)
ジャガーメイル10天皇賞秋
(JC)
ジャガーメイル10JC
叩いた効果で筋肉にメリハリが出てきています。
下半身は大幅に増強、この馬らしいシルエットを
取り戻してきているので能力はしっかりと
出せそうです。
毛ツヤも滑らかで体調にも問題なさそう。
好仕上がりだと思います。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

JC(体重別実績)  担【けん♂】

JC(東京2400m)について、もう少し外堀を埋めてみたいと思います。

タフなレースということで、バランスも非常に重要
3歳馬は55kg(牝馬は53kg)と恵まれているものの、
古馬は57kg(牝馬は55kg)とそれなりの斤量を背負って
東京2400mを走り切るにはある程度の馬格も必要だと考えられます。

過去のJCにおける体重別実績について見てみました。

JC:体重別実績
JC体重

圧倒的に優勢なのは480~500kgのゾーン。
他の長距離重賞でもこのゾーンは非常に優秀な成績をおさめており、
JCにおいても注目すべきゾーンだと考えられます。

500kgを超える馬も2勝を挙げていますが・・・どちらも502kgと
一つ下のゾーンに近い体重になっています。
便宜的に500kgのところに線を引いているだけなので(爆)
要はその辺りの体重の馬が良い、ということで問題なさそうです(^^;

510kgを超える大型馬になってくるとヒモまで、という実績。
好走の余地はありそうですが、少しだけ割り引いて見た方が良さそうかと。

逆に480kgを切ってしまうと・・・成績悪化
2、3着に入った馬を見てみると3歳のドリームパスポート、
海外牝馬のヴィジャボード、そして3歳牝馬のレッドディザイアと
斤量が53~55kgの馬に限定されています。
レッドディザイアは478kgと牝馬にしては馬格があり、
先ほどふれたとおり、好走ゾーンに含めても良さそうです。

ドリームパスポートが2着、ウィジャボードが3着に入った06年は
ディープインパクト効果で出走頭数が11頭(爆)
ちょっと例外的な年だっただけにそのままの評価はしにくい感じです。
ひとまず55kg以下の斤量だったら一応好走の余地があるかも・・・という
程度で考えておきたいと思います。

例外的に436kgでJCを制したのはディープインパクト。
このクラスになってしまうと条件はまったく関係ないですね(笑)

JC出走予定馬の前走馬体重

★520kg~

★500~520kg
モアズウェルズ
オウケンブルースリ
ペルーサ
メイショウベルーガ
ヴィクトワールピサ

★480~500kg
エイシンフラッシュ
シンゲン
ジャガーメイル
ネヴァブション
ダンディーノ
マリヌス
ジョシュアツリー
ティモス

★460~480kg
ナカヤマフェスタ
ローズキングダム

★440~460kg
シリュスデゼーグル
ヴォワライシ
ブエナビスタ

★420~440kg

★~420kg

※フィフティープルーフは計測データなし

過去のデータ的にはブエナビスタは少し不足かも。
牝馬ということで一応ギリギリ及第点くらいでしょうか。
まぁこの馬もディープインパクトのように例外的な扱いで良いような
気もしますが・・・(^^;

ローズキングダムは3歳馬ということで条件クリアですが
ナカヤマフェスタは微妙。ただしステイゴールド産駒は斤量への耐性が高く
凱旋門賞でも酷斤量をこなしているだけにそれほど問題視する必要は
ないかもしれません。

JC(年齢別実績)  担【けん♂】

JC(東京2400m)は相当な力がないと勝ち切れないレース、
ということで調子や実績だけでなく「充実度」ということも
重要になってくると考えられます。

東京が改装された03年以降のJCについて年齢別の実績
見てみました。

JC:年齢別実績
JC年齢

明らかに若い方が優位、という結果になっています。
中心になるのは4歳馬
4勝をあげているだけでなく、複勝圏を見ても完全に抜けて
高い実績になっています。

3歳馬も近年は勝ち星こそないものの、2、3着は多いですね。
データにはありませんが、01年にはジャングルポケットが勝っており、
勝つチャンスを含めて期待出来そうです。

5歳馬で好走したのはウオッカ、アルカセット、ゼンノロブロイ、
ウィジャボード・・・GⅠ馬というだけでなく、かなり格上の評価を
されている馬じゃないと厳しい
という実績になっています。

6歳馬になるとさらに成績悪化。
タップダンスシチーが勝ち、ポップロックが2着という実績のみに
なっています。どちらも晩成型で直近の成績が非常に優秀、という条件つき。
かなりハードルを上げて考えておいた方が良さそうです。

7歳以上は出走馬自体が少ないですが、実績ゼロ。
大きく割り引かざるを得ません。

JC出走予定馬の年齢

★7歳
シンゲン
ネヴァブション

★6歳
ジャガーメイル
モアズウェルズ

★5歳
オウケンブルースリ
メイショウベルーガ
ヴォアライシ
ティモス

★4歳
ナカヤマフェスタ
ブエナビスタ
フィフティープルーフ
シリュスデゼーグル
マリヌス

★3歳
エイシンフラッシュ
ペルーサ
ローズキングダム
ヴィクトワールピサ
ジョシュアツリー
ダンディーノ

ジャングルポケット産駒のジャガーメイルが晩成型かどうかは微妙。
カンパニーなど高齢でも活躍馬がいるトニービンの血統なだけに
侮れませんが、直近の成績が不安定なだけに割り引いて考えた方が
良いかもしれません。
モアズウェルズも安定感のあるタイプではないので大幅割引。

5歳馬を見ると・・・GⅠ勝ちのないメイショウベルーガは
過去の例から言えば厳しそうです。
ティモスも実績不足だと思われます。
オウケンブルースリは・・・ウオッカと比較するとやはり実績不足。
古馬GⅠ勝ちがない点を考えると及第点とは言えないかもしれません。
ヴォアライシは・・・過去の欧州馬に比べるとかなり格下ですが
安定感があるだけにギリギリ及第点に入るかどうか。

3歳馬では菊花賞のダメージを不安視していましたが、
過去にはコスモバルク、デルタブルース、ザッツザプレンティ、
ドリームパスポートと好走例があるだけにローズキングダムも
頑張れるかもしれませんね。

中心となると考えられる4歳馬の日本代表はブエナビスタとナカヤマフェスタ。
うーん、まさに充実期にいる2頭だけに少なくともどちらかは
勝ち負けになりそうですね。
マリヌスは古馬になって安定感が出てきた馬であり、今が充実期という印象。
シリュスデゼーグルも総合評価では実力上位なので侮れません。

JC(外国馬分析)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定の外国馬について見ておきたいと思います。

ジョシュアツリー】牡3 Montjeu×(Grand Lodge)
6戦3勝 GⅠ1勝 レーティング116

今年のカナディアンインターナショナルSは例年よりも5秒ほど遅い勝ち時計、
アタマ差の2着には最低から2番目人気の馬が入っており、内容的には
ほとんど評価出来ません。前々走のセントレジャーSではスノーフェアリーに
2馬身以上離された5着、どちらかというと距離を延ばす前のマイル戦の方が
内容が濃かったような・・・。まだ3歳ということで成長分に期待したい
ところです。

ヴォワライシ】牡5 Daylami×(Barathea)
20戦11勝 GⅠ1勝 レーティング117

向こうでレースをしたのが11/7ですから、かなり詰まったローテーションでの
参戦となります。自在性があるようですが、基本的には好位辺りから差すスタイル。
成績を見てわかるとおり、かなりの安定感があり、基本能力は高そうですが
出ているレースは10頭以下の少頭数が多く、多頭数の日本の競馬に合うかは
かなり不安がありそうです。国際的に活躍していたクイジャノ相手に先着こそ
ないものの、2、3着と好走があっただけに実績以上に期待は出来るかも。

フィフティープルーフ】せ4 Whiskey Wisdom×(Horatius)
9戦4勝 レーティング 113

超スローで逃げたカナディアンインターナショナルSで失速して5着。
距離延長をしたのはここ3戦で、マイル周辺以下で走っていた馬だけに
スタミナには心配がありそうです。血統的にもワイルドアゲインの系統・・・
距離が伸びて良いわけではなさそうかと。
戦績が浅いこともあり、重賞実績すらなし。さすがに厳しいと思われます。

モアズウェルズ】牡6 Sadler's Wells×(ウォーニング)
33戦7勝 レーティング 115

先行したり、後方から追い込んだりと脚質は定まりませんが
強さを見せるのは後方からの競馬のときのようです。
前走も超スローの中、末脚比べで2着に差し込んで来ており、
脚をためる競馬なら・・・という感じでしょうか。
重賞勝ちはあるものの、欧州では強豪相手にことごとく完敗。
香港への遠征経験があるのは好印象ですが、12着では・・・

ダンディーノ】牡3 Dansili×(ジェネラス)
8戦4勝 レーティング113

距離を延長してから結果を出してきた馬。直線で内に切れ込んで伸びるタイプ
ということで、馬群を抜ける強さがあるところは好印象です。
この馬も重賞勝ちはなし・・・実績的にはまったく足りていませんが
前走の敗因を馬場の緩さを挙げているように、パンパンの良馬場での
キレ勝負ならば面白い1頭になるかもしれません。
日本で種牡馬入りしたハービンジャーと同父なので、レースぶりは
生産界からも注目を集めそうですね。

シリュスデゼーグル】せ4 Even Top×(Septieme Ciel)
26戦8勝 レーティング117

勝ち星こそそれほど多くないものの、デビュー以来掲示板を外さない
好走を続けています。好位、先行からのスタイルですが欧州馬らしく
時計はかなり遅く、日本で先手を取れるかは微妙な感じです。
バイワード相手に勝っていたり、ヴィジョンデタ相手に好走したり、と
GⅠ勝ちがない馬にしては総合実績ではかなり高い評価が出来そうです。
一流半くらいのイメージでしょうか。
香港遠征の経験もあり、かなりタフな馬という印象。
調整面の問題はクリアしてきそうなので、あとは脚質がハマるかどうか。

ティモス】牡5 Sholokhov×(Surumu)
13戦4勝 レーティング115

フォア賞でナカヤマフェスタと競って3着ということで
少し馴染みがある馬ですね(^^)
早めに仕掛けて先頭に立って伸び脚を使うスタイルですが、
能力的には・・・イマイチという印象。
凱旋門賞のあとにさらに1戦を使ってからの輸送っということで
ローテーション的にはかなりタイトな感じ。調整面も含めて不安が
あるかもしれません。

マリヌス】牡4  Numerous×(Panoramic)
19戦4勝 レーティング118

4勝馬ながら2着は7回、3着も3回とかなり安定感のある成績。
中段、好位から伸び脚を使うスタイルですが、逆に言えば
微妙に勝ち切れない馬という感じかもしれません。
GⅡ勝ちがあり、凱旋門賞でも微妙ながらヴィクトワールピサに先着、
過小評価は出来ない馬だと思いますが、レーティング最上位ながら
強さを感じさせない印象です。

エリザベス女王杯を圧勝したスノーフェアリーのレーティングは118、
牝馬という事で実質は122となるわけで、単純な国際評価では
今回のメンバーはかなり低レベルということになります。

レースぶりなどは映像を見て再確認する予定ですが、
ざっと見た印象ではヴォアライシ、シリュスデゼーグル辺りが能力上位馬、
伸びシロと脚質でダンディーノが興味深いかも・・という感じです。

ただ・・・このクラスの海外馬に勝たれてしまうと
JCの格が大幅ダウン、ということになりそうなだけに
日本馬中心で考えておきたいところです。

JC(各馬分析2)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ネヴァブション】牡7 57.0 (美浦) マーベラスサンデー×(Mill Reef)
天皇賞秋でも5着に来ているように、能力面ではかなり高いモノを
持っている馬ですが、東京では前で粘り切れず、後方からだと切れ負けと
上位馬を相手にすると武器が不足している印象です。※除外見込み

ブエナビスタ】牝4 55.0 (栗東) スペシャルウィーク×(Caerleon)
天皇賞秋は上手く前が空いたこともあって末脚爆発・・・まさに完勝でした。
気性的な関係で外に出す必要がある馬のようですが、名手はテン乗りでも
完璧な騎乗をしてきますね(^^)g
今秋はJCを目標にする、ということで叩き台として出走した天皇賞秋を
これだけの差を見せて勝ち切るということは現状の国内で対抗出来る馬は
いないかもしれません。内枠に入ったときにやはり少し不安がありそうですが
基本的には能力上位。牝馬による秋3冠に王手となるか・・・

ペルーサ】牡3 55.0 (美浦) ゼンノロブロイ×(Candy Stripes)
相変らずスタートは良くないものの、大きく外を回す不器用な競馬で
天皇賞秋でも2着に来るわけですから能力は秀逸。
良馬場でスムーズな競馬が出来ればもっと上昇が見込めるかもしれません。
前走の馬体がバッチバチに仕上げてあった印象なので、今回はちょっと
緩めてきているかもしれません。出来には注意したいところだと思います。
距離延長はプラス材料ですが、純粋にスローの瞬発力勝負になると
ダービーの二の舞も・・・

メイショウベルーガ】牝5 55.0 (栗東) フレンチデピュティ×(Sadler’s Wells)
少し絞れて見えた前走がプラス体重。余程体調が良いようです。
今回は少しマイナス体重になるならば完調、という感じになりそうです。
東京では府中Sの3着がありますが連対経験はなし。
東京だと仕掛け遅れ気味になる池添騎手の実績から見ても・・・
どこまで届くか、という感じかと。

ローズキングダム】牡3 55.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
超スローの瞬発力勝負となったダービーに続いて菊花賞でも2着。
切れのある末脚は世代でも上位クラスです。
馬格に不足があるので斤量が減るのはプラス材料、ただし菊花賞を含む
秋3戦目というのは通常は消耗が大きく、立て直しが出来ているかは微妙。
これで好走するようなら回復力の凄さに脱帽ですが・・・

ヴィクトワールピサ】牡3 55.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Machiavellian)
ダービー3着のあと、欧州に渡り凱旋門賞に挑戦・・・
結果は残念でしたが、ワンテンポ、いやツーテンポ以上遅れながらも
末脚はしっかり伸ばしており、能力の一端は見せることが出来たという印象です。
まともに厳しいレースをしていない分、消耗度は低いかもしれませんが
輸送のダメージがないわけではないと思いますので状態には
注意したいところです。

JC(各馬分析1)   担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

エイシンフラッシュ】牡3 55.0 (栗東) King’s Best×(Platini)
スローの瞬発力勝負になったダービーを勝ち、復帰戦の神戸新聞杯も
同様の流れの中、2着と好走。脚をためての2~3ハロン勝負ならば
世代最上位クラスであり、古馬相手でも通用しそうです。
外国馬が多く、日本馬の中でも確たる逃げ馬が見当たらないことを
考えると、三度この馬の得意パターンになる可能性も無きにしも非ず。

オウケンブルースリ】牡5 57.0 (栗東) ジャングルポケット×(Silver Deputy)
約1年ぶりとなった前走で+22kgと大幅に体重を増やして復帰。
ハイペースの前崩れ、というこの馬の得意パターンにハマったこともあり
2着と好走、叩いての良化があるなら今回も期待出来そうです。
昨年のJCではほぼ最後方の位置から飛び込んで2着。
消耗度の低いレースに巻き込まれると位置取り負けしそうな感じもあるので要注意。

シンゲン】牡7 57.0 (美浦) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
復帰戦のオールカマーを快勝しましたが、天皇賞秋では馬場の影響もあってか
6着と伸び負け。上位馬相手だとまだ少し分が悪いところを見せてしまいました。
2400mへの出走は07年の冬以来。スローに落ち着くならば
ある程度前の位置で競馬が出来る分、対応出来るかも。

ジャガーメイル】牡6 57.0 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
しっかりと体重を戻して復帰した天皇賞秋は降着となってしまいました。
08年には東京2400mで連勝、末脚勝負になれば上位クラスなだけに
距離を戻して好走が期待出来そうです。
前走でも手応えはあっただけに、良化があればさらに上昇。

ナカヤマフェスタ】牡4 57.0 (美浦) ステイゴールド×(タイトスポット)
凱旋門賞2着という実績を引っ提げて国内復帰戦。
欧州からの輸送はかなり負担がかかるため、体が戻せているかが
まずは大きなカギになりそうです。
不良馬場のダービーで4着という実績がありますが、血統的には
東京が合うタイプではないだけに、どこまでやれるか・・・

続きます。

JC(格について)  担【けん♂】

JC(東京2400m)は海外馬も参戦してくる日本最高レベルのレース
という位置づけです。
今年は大挙して海外馬が参戦していますが、各馬について見る前に
ざっと「」について見ておきたいと思います。

過去に上位に入った馬の実績をチェックしてみると・・・。

過去のJC上位馬実績
★09年
1着ウオッカ(ダービー1着、天皇賞秋1着など)
2着オウケンブルースリ(菊花賞1着)
3着レッドディザイア(秋華賞1着、オークス2着、桜花賞2着)

★08年
1着スクリーンヒーロー(アルゼンチン共和国杯1着、GⅠ出走歴なし)
2着ディープスカイ(NHKマイル1着、ダービー1着など)
3着ウオッカ(上記)

★07年
1着アドマイヤムーン(宝塚記念1着、天皇賞秋3着)
2着ポップロック(有馬記念2着、宝塚記念3着)
3着メイショウサムソン(皐月賞1着、ダービー1着など)

★06年
1着ディープインパクト(クラシック3冠、天皇賞春1着など)
2着ドリームパスポート(皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着)
3着ウィジャボード(海外GⅠ7勝)

★05年
1着アルカセット(海外GⅠ1着)
2着ハーツクライ(ダービー2着、宝塚記念2着)
3着ゼンノロブロイ(JC1着、天皇賞秋1着、有馬記念1着など)

★04年
1着ゼンノロブロイ(上記)
2着コスモバルク(皐月賞2着)
3着デルタブルース(菊花賞1着)

★03年
1着タップダンスシチー(有馬記念2着、宝塚記念3着)
2着ザッツザプレンティ(菊花賞1着)
3着シンボリクリスエス(天皇賞秋1連覇、有馬記念1着など)

★02年※中山開催
1着ファルブラヴ(海外GⅠ2勝)
2着サラファン(海外GⅠ1勝)
3着シンボリクリスエス(上記)

★01年
1着ジャングルポケット(ダービー1着)
2着テイエムオペラオー(JC1着、有馬記念1着、天皇賞春秋連覇など)
3着ナリタトップロード(菊花賞1着)

★00年
1着テイエムオペラオー(上記)
2着メイショウドトウ(天皇賞秋2着、宝塚記念2着)
3着ファンタスティックライト(海外GⅠ1勝、キングジョージS2着など)

★99年
1着スペシャルウィーク(天皇賞春秋連覇など)
2着インディジェイナス(海外GⅡ1勝、香港での活躍馬)
3着ハイライズ(海外GⅠ1勝)

基本的にはGⅠで勝ち負けしたことがない馬は複勝圏に入るのも難しい状況。
勝ち馬に関してはGⅠ勝ち経験のある馬にほぼ限定されています。
例外はタップダンスシチー、スクリーンヒーロー。
タップダンスシチーは、前年の有馬記念で2着、宝塚記念3着を含んでその年は
重賞では負けなしの馬ですから、GⅠ馬に並ぶような好成績の馬として
評価出来ると思われます。

スクリーンヒーローはそれまでG1出走歴がないという非常に特殊なパターン。
ただし前走で東京の長距離重賞を制し、鞍上はデムーロ騎手と好条件でした。
その上、その年の出走メンバーの内6頭がGⅠでの実績がなく、
出走馬の全体レベル自体が低調・・というのもあったと思われます。
上がり馬が好走してくるとしたら、という特例として考えておきたいですね。

今年のメンバーの実績は・・・

海外GⅠ馬
ジョシュアツリー(カナディアンインターナショナルS1着、GⅡ1勝)
ヴォワライシ(ローマ賞1着、共和国大統領賞2着、GⅢ1勝)

国内GⅠ馬
エイシンフラッシュ(ダービー1着、皐月賞3着)
オウケンブルースリ(菊花賞1着、JC2着)
ジャガーメイル(天皇賞春1着)
ナカヤマフェスタ(宝塚記念1着、凱旋門賞2着)
ブエナビスタ(天皇賞秋、ヴィクトリアマイルなどGⅠ4勝)
ヴィクトワールピサ(皐月賞1着、ダービー3着)

国内GⅠ上位馬
ペルーサ(天皇賞秋2着)
メイショウベルーガ(エリザベス女王杯2着)
ローズキングダム(ダービー2着、菊花賞2着)

海外GⅠ上位馬
フィフティープルーフ(ノーザンダンサーターフS2着)
モアズウェルズ(カナディアンインターナショナルS2着、GⅢ1勝)

GⅠ実績なし
シンゲン
ネヴァブション
ダンディーノ
シリュスデゼーグル(GⅡ1勝)
ティモス
マリヌス(GⅡ1勝)

海外馬の実績については改めて見直す予定ですが、GⅠ馬は2頭だけ
必要以上に警戒する必要はなさそうです。

国内GⅠ実績については特に東京、京都を重要視したいところ。
必要条件ではないですが、ほとんどの実績馬に共通する
要素となっています。
ナカヤマフェスタはダービー4着がありますが・・・うーん。

※ヴォワライシの実績について修正しましたm(__)m

マイルCS回顧(中途半端・・・)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)が終わりました。

週の半ばまではもしかして超スローまであるかも?
と思っていたレースですが、ジョーカプチーノの参戦でガラリと様相が変わり、
ハイペースのGⅠらしい勝負になる公算が高くなりました。
前で残るならダイワメジャー級、差してこれるのは・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着 エーシンフォワード  1.31.8 上がり34.3 レコード
2着△ダノンヨーヨー     クビ
3着 ゴールスキー

8着×ワイルドラズベリー
9着◎ジョーカプチーノ
13○キンシャサノキセキ
16▲オウケンサクラ

※全着順は→ココ

ハナを切って行ったのはやはりジョーカプチーノ。
中間に少し馬体が増えていた模様なのが気になりましたが
ひとまず前走からの増減はゼロ。
うーん、+38kgのあとなので10kg以上のマイナス体重くらいで
良さそうだっただけにちょっと危険な香り(>_<)

マイネルファルケ、ガルボ、そして急遽川田騎手に乗り代わった
スマイルジャックが追走。

12.1-10.7-10.9-11.6-11.4-11.1-11.9-12.1
前半800m 45.3
後半800m 46.5

\(◎o◎)/!
なんと前傾ラップになっています(爆)
1400mのスワンSでジョーカプチーノが引っ張った
800mの通過タイムが46.3ですから、距離延長にもかかわらず
逆に1.0秒速いという暴走ペース
・・・。

速いとは思っていましたが・・・ここまでとは(涙)
行くとなったらとことん行ってしまう暴走系の騎手だけに
GⅠの舞台となればこんなこともあり得るかも、と考えておくべきでした。

※過去のマイルCSの前半800m通過タイム
10年 45.3
09年 47.2
08年 46.3
07年 46.4
06年 46.0

踏ん張って直線入り口まではペースアップして行きましたが・・・
ここで完全に脚がストップ。ジョーカプチーノにしては珍しく
一気にペースダウンしてしまうラップになっています。

こうなると前について行った馬は全てまとめて共倒れ。
差し決着になるわけですが、後方から外を回して行った馬とは別に
1頭だけ内を抜け出したのが・・・エーシンフォワード

速いペースに強く、タフなノーザンダンサー系の馬。
このレースで結果を出している5歳馬で鞍上は京都が得意な岩田騎手・・・

好走条件は山ほど揃っているものの、気がかりはストームキャット
血が入っていること。気性に難が出やすく、一旦崩れると立ち直りが
利きにくいという印象が強いわけで・・・春に使い詰めでガクッときた
ところから戻ってこれるかどうかがポイントでした。
馬体も春頃の状態には戻ってないと思ったんですが・・・
うーん、やられましたね(>_<)

外から津波のように押し寄せた馬群の追撃をしのぎ切って
エーシンフォワードがGⅠ初制覇!
2着にはダノンヨーヨー、3着には新鋭ゴールスキーが入りましたが
4着のサプレザとはクビ、ハナ、ハナの大激戦でした。

レース後のコメント

1着 エーシンフォワード(岩田騎手)
「気楽にレースに臨めましたし、展開、ペースと恵まれました。
直線、内をつきましたが、馬場もそれほど荒れてなくて良かったです。
1頭になってからはゴールが遠く感じました。馬がよく凌いでくれました」


2着 ダノンヨーヨー(スミヨン騎手)
「スタートが少し悪く、ポジションが思ったより2~3馬身後ろに
なってしまいました。直線でも前をカットされましたが、
あれだけよく伸びているだけに残念です。
レース展開や速いペースの競馬が初体験ということもあったかと思いますが…。
負けはしましたけど、この馬の強さは分かっていただいたと思います」


3着 ゴールスキー(福永騎手)
「理想的な位置取りで、道中もいい感じでした。ただ、ハミに頼るところがあったり、
まだ手前を替えないところもあります。また来年ですね」


4着 サプレザ(ルメール騎手)
「馬はベストな状態でしたが、外枠が残念でした。
でも恥ずかしくない走りが出来たと思います」


5着 ライブコンサート(和田騎手)
「馬の気配が良くて、自信を持って乗りました。道中もスムースで、
力は出し切ったと思いますが、この勝ち時計では…、残念です」


13着 キンシャサノキセキ(ムーア騎手)
「内に入れて抜け出そうと思っていましたが、スタートが良すぎて
内に入れられず、外、外を回らされてしまいました。馬にかわいそうでした」


終わってみれば、例年の傾向通り5歳&4歳が強く
3歳馬はヒモまで、という結果。
3歳馬のハードルに関してはクラシック上位または古馬相手に重賞勝ち、
と高めに考えていましたが、ゴールスキーは考察で一応及第点を
取っていたように内容をチェックするのが重要だと思われます。

騎手も京都を得意にしている騎手+外人騎手・・・
今回は触れませんでしたが、血統面でもこのレースに合う
SS系とノーザンダンサー系で決まっているわけで、
例年通り、いや例年以上に厳しい流れになった時点で
条件で絞り込んでしまうのもありだったと反省中。

印は大きく外れてしまっていますが ←センスなし(爆)
自分の中では条件に合った馬で決まっているだけに
惜しかったなぁ・・・と(>_<)
思い切れなかった自分に悔いが残るレースでした。

マイルCSの連敗記録はさらに更新されてしまいました・・・。
指先が引っ掛かっていた感触はあるんですが重量オーバーで落下?
痩せたら当たるんかい!ドス(=゚д゚)ニい)'д‘)グハァ

東スポ2歳S回顧(期待馬登場!)  担【けん♂】

結局何も考察が出来ませんでしたが、クラシックにつながる大事なレース、
東スポ2歳S(東京1800m)が行われましたので内容について
振り返っておきたいと思います。

東スポ2歳S結果
1着サダムパテック   1.47.3 上がり33.7
2着リフトザウイングス 31/2馬身
3着フェイトフルウォー

※全着順は→ココ
※レース映像は→ココ

13.0-11.5-11.7-12.1-11.8-12.0-11.8-11.5-11.9
(48.3⇔11.8⇔46.2)

ショウナンカイラス、ビップセレブアイの2頭が後続を離して
グイグイと引っ張る展開、後続とは5~7馬身差・・・
カーブの途中で加速を入れており、直線入り口ではかなり縦長の
隊列
となりました。

例年にないほどの締まった流れ・・・前の馬がそのまま押し切るようなら
怪物誕生だったんですが、残念ながら直線半ばで失速。

道中は中段の馬群の中にいたサダムパテックですが、スッスッと馬群を捌いて
直線に入って外に出していきます。
少し内の馬に寄られて態勢を崩しそうになりましたが、
すかさず立て直して追い出すと・・・あっさりと前をとらえて
そのまま突き抜けて3馬身差の大圧勝
前が止まった展開なので余計鮮やかに見えますが、それにしても
強烈な勝ち方を見せてくれました。

過去の東スポ2歳Sと前後半のラップバランスを比較してみました。

ラップバランス比較
東スポ2歳1

こうして見ると、各年によって特徴が出ていますね。
唯一の前傾ラップになっている07年はハイペースの前崩れ。
差して勝ったフサイチアソートは展開が向いた形になっています。
・・・こういう場合は残念ながら先につながりにくいようです。
まぁ3着にはスマイルジャックが入っているので一概には言えませんが・・・。

逆にスローペースになった06年はフサイチホウオウが2番手から押し切り。
こちらも展開が有利に働いていた感が強く、逆に強引に差しこんで3着に入った
ドリームジャーニーが後々活躍したことが象徴的ですね。

08年はナカヤマフェスタ、09年はローズキングダム
活躍馬を出していますが、おおよその前後半のバランスは
こんな感じがどうやら及第点
今年は前半がさらに速く、後半も鈍っていないことから
サダムパテックの評価は相当高くつけて良さそうです。

最も近いのは・・・05年。
フサイチリシャールが逃げ切り、メイショウサムソンが2着に入った
ハイレベルの年でした。

05年と10年をラップグラフで比較してみると・・・

ラップグラフ比較
東スポ2歳2

今年は道中に緩みがなく、非常に厳しい展開になっていることがわかります。
前2頭が離して逃げているので実質的なサダムパテックのペースは
もう少しゆったりしていたわけで、ざっと計算してみると

直線手前まで 73.6
直線入口から 33.7


05年2着のメイショウサムソンが奇しくも

直線手前まで 73.5
直線入口から 33.8


とほぼ同じ流れで走っていました。
馬場状態の差もあるので単純な計算どおりにはいかないと思いますが
クラシックで活躍出来るだけの素質を十分に感じる内容だったと
評価して良さそうです。これからが楽しみですね(^^)g

マイルCS最終予想  担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)についてまとめていきたいと思います。

ジョーカプチーノの参戦で例年どおり、締まったペースの消耗戦になることが
想定されますので、スローで先行してきた馬には厳しい展開になりそうです。
昨年のこのレースは例年にないほどのスローの後傾ラップだっただけに
ガラリと違ったレースになるのではないかと考えています。

地盤沈下が激しいマイル路線らしく、2、3着までなら・・という馬は
多いものの、勝ち切るイメージが湧く馬というと・・・なかなか悩ましいところ。

新勢力の台頭があるのかどうか・・・

これまでの考察
外国馬について→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析→ココ
年齢別実績→ココ
前哨戦評価1→ココ
前哨戦評価2→ココ
前哨戦評価3→ココ
前哨戦評価4→ココ
各馬評価→ココ
騎手実績について→ココ
展開想定→ココ

前後半ともに締まったペースになると、前で残るのはGⅠ級の底力
求められることになります。・・・ていうかこのレースはGⅠでしたね(笑)

前に行ける馬でGⅠ馬というと・・・ジョーカプチーノ、キンシャサノキセキ。
キンシャサノキセキは距離延長がどうかが鍵になりそうですね。
あとはジョーカプチーノがダイワメジャー級ならば押し切ってしまうかも
しれませんし、足りなければ・・・どの馬がかわして行けるのか、
という視点で馬を選びたいと思います。

今回の予想
◎ジョーカプチーノ
○キンシャサノキセキ
▲オウケンサクラ
△ダノンヨーヨー
×ワイルドラズベリー

ジョーカプチーノは・・・通常の枠にハマらない異能の馬。
速いペースをずっと維持出来る脚質のため、後方から詰め寄って
かわすのがかなり難しい馬だと考えられます。
叩いての良化があれば、そのまま押し切ってもおかしくなさそうです。
ただし休養明け一発目から凄い内容のレースをしているだけに
反動が少々不安。これ以上体重が増えているようだと割引

キンシャサノキセキの近走の実績と安定感は今回のメンバー中でも
抜けて上位。速いペースも問題ないですし、緩まない流れこそ望むところ、
という馬だけにあっさり勝ち切っても不思議はありません。
このところ、落ち着きを見せ始めているだけに今ならマイルでも・・・

オウケンサクラは好枠に入って内を抜ける競馬が出来そうです。
この馬もタフな流れでこそ、という感じなので
しっかり前にくっついて行ってもらいたいですね。
不調とはいえ、この条件を得意とする武豊騎手の手腕にも期待。

ダノンヨーヨーは良い表情をしていましたね(^^)
レースではふらつく面を見せていますが、本質的には素直な馬なのかも。
スミヨン騎手ならば本来の能力を出し切る騎乗が期待出来そうです。
少し過剰人気気味なのが気になりますが、ジリジリとした展開でも
末脚が使えそうな1頭だけに楽しみです。

ワイルドラズベリーにとって距離短縮はプラス材料。
平坦な京都は血統的にも最も条件が合うコースだけに
池添騎手の手腕込みで狙ってみたいと思います。
タフな流れに強い欧州血統、うまく届けば・・・

最後はかなりの混戦になるイメージなので、末脚を伸ばせそうな馬については
少し広めに押さえてみてもいいかもしれません。
急遽乗り代わりとなったスマイルジャックは川田騎手なら内を抜ける
騎乗があるかもしれませんし、ファイングレインも実力の割に
評価が下がっていて狙い目だと思います。
この条件が得意な福永騎手のゴールスキーも・・・って優柔油断ですね(笑)

蜜柑の季節  担【けん♂】

みかん

凄い本を見つけてしまいました。
あたらしい みかんのむきかた」 作:岡田好弘 絵:神谷圭介

単なる子供向けの工作本・・・だとは思いますが
表紙からしてどうもテンションが違います(笑)
いきなり「ぼく むくよ!」って言われてもなぁ・・・

何やら思いつめたような表情(影つき)でこちらを見つめている
少年の名前は「むきおくん」・・・まさに直球です(笑)

そしてそれを見つめるおさげの女の子(妹のようです)の名前は
・・・「むきみちゃん」 ヾ(-д-;)オイオイ ヤリスギダロ・・・

気になる中身は・・・↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【第1章】うさぎ

「うさぎがむけたぞ!」

おかあさんは おどろきました。

「すごいわ、むきお。あなたにはみかんのかわをむく さいのうがあるわ
 もっとおむきなさい。」

「ぼくむくよ もっとみかんをむくよ。」

なにか むなさわぎがする そんな大晦日が はじまろうとしていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みかんの皮をむく才能って何?!

いやーお母さんってば「もっとおむきなさい」だなんてちょっと日本語の使い方が
おかしくなってませんか(笑)

その上・・・胸騒ぎがする大晦日って!!!

みかんの皮をむいて何の胸騒ぎ?(爆笑)

このあとむきみちゃんがさらっと「天翔ける龍」をむきあげて、
むきおくんも負けじと「颯爽と駆ける馬」をむっきむき(^^;

いやーどんな結末が待っているんだか・・・
見ているこっちの胸騒ぎが止まりません(笑)

子供向けの本って今はこんな感じなんでしょうか?!
時代は変わりましたね~(^^;

今度本屋行ったら探してみようかな・・・

マイルCS(展開想定)  担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)の枠順が出たところで、ざっと展開について
考えてみたいと思います。

好枠に入ったジョーカプチーノは思い切って行けると思われます。
内のテイエムオーロラも競い合って行きたいところですが、
これまでのレースを観る限り、前半のペースは圧倒的に
ジョーカプチーノの方が速く、着いて行くといつもの伸び脚は
削られてしまいそうです。

前走で前に行ったライブコンサートも前半800mを46秒台前半で
行くようなペースだと厳しいかもしれません。
京都で先行気味に行くのは得意な騎手ですが、今回は好位の一角でしょうか。

1枠に入ったスマイルジャック、ファイングレインは一旦下げる形。
最終的に内を抜ける騎乗をしてくるとしたら・・・ファイングレインかも。
スマイルジャックの三浦騎手は外に出そうとする向きが見えるだけに
この枠順はちょっと厳しい気がします。

オウケンサクラは好位の内辺りに留まりたいところ。
京都牝馬Sでスルスルと内を抜けて勝ち切ったチェレブリタのイメージだと
ちょっと下げ過ぎなので、武豊騎手がどういう騎乗を見せるか注目です。
牝馬相手の瞬発力勝負よりも牡馬と混じってのタフな消耗戦の方が
かえってプラスになりそうな馬だけに、今回の流れはこの馬にむく
かもしれません。

ショウワモダンは以前なら前に行く選択もありましたが
今回は内の馬を行かせてスッと下げる形になりそうです。

ダノンヨーヨーは・・・自在性があるだけに悩ましいところ。
下げ過ぎず中段追走くらいでしょうか。
前走のイメージを大事にするなら末脚勝負に出てくると思われます。

トゥザグローリーもデムーロ騎手だけに微妙ですが周りを前に行く馬に
囲まれているだけに、一旦は下げる形になりそうです。
マイル未経験ということもあるので、中段後方辺り・・・。

マイネルファルケはひとまず外から被せて行く形になりそうですが、
前の馬とは得意ペースが違うだけに、今回は好位までになりそうです。

ワイルドラズベリーは一旦下げて外を回して上がって行く形。
アブソリュートは大きく下げる形になりそうです。

エーシンフォワードは本来、こういう速いペースでこそ、前に行って
踏ん張りたいところですが・・・現状では中段くらいまでが
精一杯かもしれません。

ガルボは前走で前に行って結果を出しただけに、今回も思い切って
被せて行きたいところ。
それでも今回は好位までくらいになりそうです。

ゴールスキーは新潟ではある程度速いペースについて行けていましたが・・・
前走からはペースアップになりそうなだけに枠順から見ても
好位の後ろ辺りからの競馬になりそうです。

サプレザも今回はちょっと下げることになりそうですね。
中段後方辺りでしょうか。ルメール騎手の手腕は認めるものの、
多頭数を上手く捌いてコーナーリング出来るかどうか微妙な感じです。

キンシャサノキセキはスプリント戦を使ってきているだけに
今回想定されるペースはむじろ遅く感じるくらいになりそうです。
あっさりと好位の外辺りに取り付いて行くことが可能かと。
気性的な部分も把握出来ていると思いますので前々で競馬を
してくるのではないでしょうか。

キョウエイストームは好位でも競馬が出来る馬ですが、
この枠からだと強引に前に行くまでは・・・微妙。
中段外辺りからになりそうです。

おおよその位置取り

先行
ジョーカプチーノ
テイエムオーロラ
キンシャサノキセキ

好位
マイネルファルケ
オウケンサクラ
ライブコンサート
ガルボ

中段前
エーシンフォワード
ゴールスキー
ワイルドラズベリー
ダノンヨーヨー

中段後
トゥザグローリー
スマイルジャック
ファイングレイン
キョウエイストーム
サプレザ

後方
ショウワモダン
アブソリュート

前半800mは46秒台前半、後半になってもペースが落ちず、
そのままタフな流れで直線へ。

今週からCコースに代わって、内の荒れた部分はカバーされてくるので
先行馬も内を空けずにコーナーリング、ある程度縦長の隊列で
直線に入ることになりそうです。

急加速ポイントがないレースになりそうなので、前で踏ん張る馬は
GⅠクラスの底力が求められることになると考えられます。
中途半端な馬は振り落とされて・・・好位、中段から脚を伸ばす馬が
前に襲い掛かってくる感じ。

ジョーカプチーノが順調に引っ張るのであれば、直線に入っても
タフに脚を残しそうなだけに、後方からでは届かないかも・・・

速いペースに対応力のある差し馬で、内を抜ける馬、
早めに馬場中央辺りに持ち出せる馬に注目したいと考えています。