けいけん豊富な毎日

スプリンターズS(年齢別実績)  担【けん♂】

中学とか、高校の頃は体を動かすのが大好きで(というか落ち着きがなくて?)
朝からバスケ、昼はサッカーと遊び回っていました。

足は遅かったですが(爆)それなりに腕力にも自信があって
どちらかというとパワータイプ?の扱いだったわけですが、
大学に入ってから牌より重いものを持たなくなったら
筋力、体力ともに急降下

電車に乗るために20mほど軽く走っただけで動悸が治まらず、
電車内で立ちゲロをしてしまうほどの虚弱体質になってしまいました(笑)

その後、年齢を重ねて増えたのは体重のみで(爆)体力はさらに低下。
最近、腕立て伏せや腹筋などの運動をちょっとだけ始めていますが
若い頃の状態に戻る事は1000%ないなぁ・・と実感する日々です(T_T)

スプリンターズS(中山1200m)は相当な能力を要求される
厳しいレースである、ということで・・・力を発揮するために
年齢というファクターも影響してきそうです。

過去のスプリンターズS:年齢別実績
スプリンターズ年齢
※00年~のデータ、02年は除く
 南半球生まれの馬は表記年齢よりも1歳若くしています。

出走頭数が最も多いのは充実期だと考えられる5歳馬
続いて6歳馬の出走も多いですね。

出走頭数に比例して、5差馬と6歳馬がともに3勝と競い合っています。
4歳馬も2勝と踏ん張っており、3歳馬で勝ったのは不良馬場で逃げて
踏ん張ったアストンマーチャンのみ、となっています。
2歳時点から世代のトップを競っていた馬だけに、いきなり歴戦の古馬相手に
通用するのはこれくらいの実績が必要なのかもしれません。

7歳以上の馬は・・・勝っていないどころか2着もありません
7歳のダイタクヤマトが3着に入っていますが、この馬は前年の覇者。
適性、能力面で抜けていた馬なので例外的な扱いで良さそうかと。
完全に6歳と7歳の間には大きな壁がある、というデータになっています。

2着になると5歳馬が圧倒的に好成績
やはり中心として考えるべき年齢だと思われます。

今年のメンバーを見てみると・・・

8歳
アイルラヴァゲイン

7歳
ウエスタンビーナス
サンダルフォン
ファイングレイン
プレミアムボックス
ウルトラファンタジー(南半球生まれ)

6歳
キンシャサノキセキ(南半球生まれ
グリーンバーディー(南半球生まれ)
ジェイケイセラヴィ
ビービーガルダン
ヘッドライナー
マルカフェニックス
ローレルゲレイロ

5歳
なし

4歳
サンカルロ
ワンカラット

3歳
ダッシャーゴーゴー

本来、最も出走頭数が多く、好成績を収めている5歳馬が不在(爆)
うーん、これは00年以降で初めての事態です。
中心に考えるべき世代がスッポリと抜け落ちてしまっている
というのは影響が大きそうですね。

キンシャサノキセキ、グリーンバーディーは表記では7歳ですが
南半球生まれということで今回は6歳馬の括りに入れています。
ひとまず好走条件内と考えて良さそうかと。
特にグリーンバーディーは高齢でも力を維持しやすいと考えられる
セン馬
なので、年齢的な問題はなさそうです。

5歳馬不在で若い馬にチャンスが巡ってくるのか、
それとも6歳馬に有利に働くのか・・・そういう面でも
注目のレースになりそうです。

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凱旋門賞展望   担【けん♂】

中国漁船の衝突ビデオ公開について

ビデオに映った漁船の行為が危険なほど、逆に船長釈放への批判が沸騰しかねない
と懸念する向きもある。
読売新聞

ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!  どっち向いて政治やってんだよ!
政権の保身の前に日本の国を守ることを考えろって・・・
国を無くして政権もへったくれもないだろうに・・・
こういう世迷言を言っている政治家こそ実名で報道してもらいたいものです(涙)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今週は凱旋門賞(ロンシャン2400m)が行われます。

日本からはナカヤマフェスタ、ヴィクトワールピサの2頭が出走。
単純に欧州最高峰のレースへの挑戦という意味でも楽しみですが、
ここで好走を見せることが出来れば、SS系に対する血統的評価も
高まってくることが予想され、日本では飽和状態にあるSS系種牡馬の
欧州移籍も進んでくる可能性
があります。

実際欧州に移籍したディヴァインライトの産駒のナタゴラ
向こうの重賞を勝つなど、注目度は高まってきている様子。
ディヴァインライトの初年度の産駒は8頭しかおらず、
その中で活躍馬が出たのは凄いですね。

ノーザンダンサー系の牝馬が溢れ返っている欧州はSS系種牡馬にとっては
活躍馬を出しやすい天国のような環境かもしれません(^^;
ステイゴールドやマンハッタンカフェの産駒が向こうで走る姿を
是非見てみたいものです。

ひとまず、向こうで前哨戦を終えた評価は・・・
残念ながら高くないようです。

ナカヤマフェスタは20倍を超えるくらいで9番人気程度。
ヴィクトワールピサはさらに低く、11番人気・・・つまり
下から3番目の低評価となっている様子です。

良い意味で評価を裏切って、向こうの生産界に衝撃を与えるような走り
期待したいですね。

昨年のシーザスターズのような圧倒的な実績を誇る怪物はおらず、
今年の凱旋門賞は混戦模様

現在1番人気を背負いそうなのはニエユ賞でヴィクトワールピサに
勝ったベーカバッド
今年は馬場が湿りそうなので重馬場での実績が評価されているようです。

実績ではNo1のフェイムアンドグローリーが2番人気。
前哨戦を直前で回避したことがどう出るか・・・

ニエユ賞2着のプラントゥール、英ダービー馬のワークフォースが
続いていますが・・・実績や内容を考えると少し疑わしいのではないかと。

個人的に一押しなのがケープブランコ
単純な能力では現在の欧州では最強クラスだと思っているのですが
距離不安があることと、仏への遠征競馬に難があるのが微妙なところ。
順調に臨めれば一発を期待しています。

仏ダービー馬のロペデベガや常連のユームザインなど
他にも実力実績馬はひしめいていますが、それぞれに隙もあり、
日本馬でも十分に対抗出来そうな印象。
・・・もしかしたら最大のチャンスかもしれません。

好レースを期待するとともに、日本馬の頑張りに注目したいですね(^^)

スプリンターズS(重賞成績について)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)の歴代の勝ち馬はまさに
そうそうたる顔触れ。
極限のスタミナとスピードを問うハイレベルなレースである
と考えて良いと思います。

基本的に素直に実力上位馬を狙うべきレース。
展開3着、という馬はいるかもしれませんが、勝ち負けを競う馬
となると相当評価の高い馬に絞るべきかと。

今回の出走馬の古馬1200m重賞成績を一覧にしてみました。

1200m重賞成績
スプリンターズ重賞
重賞への出走回数が5回以下の馬と5回以上の馬と色分けしています。

重賞経験の多い馬の中でもキンシャサノキセキの成績は秀逸。
勝率が高いだけでなく、安定感も高いですね。
精神的な問題が出ない限り、能力面での信頼度は非常に高いと思われます。

ビービーガルダンは安定感こそ高いものの、勝ち味に乏しい成績。
詰めの甘さを解消出来るでしょうか。

逆にローレルゲレイロはGⅠで2勝しているものの、
その他では2、3着もないという極端な成績。
強いことは間違いないですが、過信は禁物かもしれません。

他の馬も勝つか着外か・・・みたいな成績が多いですね。
安定した力を発揮出来ていないという点で
他馬と比べて抜けた実力があるとは評価出来ないと思われます。

短距離重賞経験が少ない中ではワンカラットの成績は非常に優秀。
まだ底を見せていないだけに期待したいところです。

ダッシャーゴーゴーも全成績のイメージだと安定感がありませんが
古馬重賞での数字は侮れません。

うーん、こうして見ると・・・GⅠを勝ってもおかしくない馬は
かなり限られてくる印象です。
特に香港から刺客が来ているだけに、上位の枠に入る関門は狭く、
中途半端な馬に手を広げるべきではないかもしれません。

スプリンターズS(馬体重別実績)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について見ていきたいと思います。

今回は体重別の実績について過去のデータを取ってみました。

過去のスプリンターズ:体重別実績
スプリンターズ体重
※新潟開催の02年を除く

短距離のレースということで、基本的に大型馬が多いですね。
500kgを超えるゾーンが最多出走となっています。

4勝、2着4回と抜けた好成績となっているのが480~500kgのゾーン。
ある程度馬格があってバランスの良さが光りますね。

500kgを超える大型馬のゾーンも好成績です。
2勝しているだけでなく、3着が5回・・・複勝圏率で見れば
その下のゾーンに劣らないくらいの数字になっています。

480kgを切ってくると・・・かなり苦しくなってきます。
昨年のローレルゲレイロが勝利を挙げましたが、それまでは未勝利。
470kg台で2、3着に入ったのは、ビリーヴ、アドマイヤマックス(2回)
という2頭だけです。ローレルゲレイロを含めて3頭全てがGⅠ馬
相当抜けた能力がないと厳しいと考えられます。

同様に460kg以下で好成績をあげているのはデュランダル(3回)と
トロットスターの2頭だけ。
まさしく限られた馬だけが好走可能、ということだと考えられます。

今回の出走予定馬の前走馬体重

500kg~
アイルラヴァゲイン
キンシャサノキセキ
サンダルフォン
ダッシャーゴーゴー
ビービーガルダン
プレミアムボックス
マルカフェニックス
ワンカラット
ウルトラファンタジー

480~500kg
サンカルロ
ファイングレイン
ヘッドライナー
グリーンバーディー

460~480kg
ウエスタンビーナス
ジェイケイセラヴィ
ローレルゲレイロ

~460kg
なし

今回もかなり馬格のある馬が揃いました(^^;
こうなると460kg程度の馬でも馬群に揉まれてしまうと
厳しいですね。
先行脚質で格の上では過去条件を満たすローレルゲレイロ以外は
大きく割り引く必要がありそうです。

好走ゾーンの480~500kgの中に香港馬のグリーンバーディー
うーん、これは期待出来せざるを得ないかも・・・。

スプリンターズS(馬体について3)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について、第3弾です。

【プレミアムボックス】
(09スプリンターズS)
プレミアムボックス09スプリンターズ
(高松宮記念)
プレミアムボックス10高松宮
(スプリンターズS)
プレミアムボックス10スプリンターズ
中間に骨片を除去する手術をしているとのことですが
その後の調整はしっかり進んだようで、筋肉量の低下などは
まったく見受けられません・・・というか逆に
上半身の力感が大幅にアップ。
少し重い雰囲気もあるくらいの迫力で、どんな走りを
してくるか楽しみです。
下半身の引きつけもしっかり出来ており、良い状態を
維持出来ていると思います。

【サンカルロ】
(阪急杯)
サンカルロ10阪急杯
(高松宮記念)
サンカルロ10高松宮
(スプリンターズS)
サンカルロ10スプリンターズ
小ぢんまりまとまった感じだった高松宮記念でも
しっかりと好走。夏を越して前後の筋肉が大幅に充実、
古馬らしいシルエットに完成されてきました。
この馬なりに力を十分に出し切れる仕上げだと思いますので
あとは脚質と能力。

【ジェイケイセラヴィ】
(アイビスSD)
ジェイケイセラヴィ10アイビスSD
(キーンランドC)
ジェイケイセラヴィ10キーンランド
(スプリンターズS)
ジェイケイセラヴィ10スプリンターズ
角度の問題もあったのか、下半身が小さく見えた
前走もしっかりと好走。
今回は前走に比べて薄皮一枚分、余裕がある雰囲気ですが
毛ツヤも滑らかで太め感はありません。
状態は引き続き良好。
この夏の総決算のような仕上がりかも。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【ワンカラット】
(CBC賞)
ワンカラット10CBC賞
(キーンランドC)
ワンカラット10キーンランド
(スプリンターズS)
ワンカラット10スプリンターズ
クビ差しが細いのは元々の体型。
前回少し細く見えた馬体は実際にはプラス体重でした。
全体的に緩めた雰囲気であれだけの走りが出来たというのは
かなり凄いことだと思います。
サマースプリントだけでなく、GⅠを視野に入れた
調整をしてきたようで、今回は前回とは一変。
グッと実が入って、引き締まった馬体に仕上げてきています。
少しコンパクトにまとまった印象ではありますが
充実度が高く、能力は完全に出し切れそう・・・楽しみです。

【ダッシャーゴーゴー】
(北九州記念)
ダッシャーゴーゴー10北九州記念
(セントウルS)
ダッシャーゴーゴー10セントウル
(スプリンターズS)
ダッシャーゴーゴー10スプリンターズ
前回の出来はしっかり維持出来ている様子。
反動も出ていないようで、緩めた雰囲気もないですし
細め感もありません。
少しポテッとした感じを解消しつつあるので
状態は良化しているかも。
この馬なりの力は十分に出せそうです。

【ヘッドライナー】
(CBC賞)
ヘッドライナー10CBC賞
(セントウルS)
ヘッドライナー10セントウル
(スプリンターズS)
ヘッドライナー10スプリンターズ
充実した筋肉を誇る見栄えのいい馬体。
今回は全体的に滑らかな仕上がりで体調の良さを感じます。
この夏は良い状態を維持し続けているようで
この馬も反動などはなさそう。
立ち姿のバランスも良化してきており、
見た目どおり走るなら期待出来そうな仕上がりだと思います。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について1)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について
見ていきたいと思います。

【キンシャサノキセキ】
(09スプリンターズS)
キンシャサノキセキ09スプリンターズ
(高松宮記念)
キンシャサノキセキ10高松宮
(スプリンターズS)
キンシャサノキセキ10スプリンターズ
前走を直前で回避するアクシデントが発生しましたが
すぐに回復した模様で馬体には影響は感じられません。
少しポテッとした印象ですが、全体的にハリとツヤがあり
状態は相当良さそうです。
これで、筋肉をつけ過ぎて逆に重かった、なんてことになれば
仕方ないですね(爆)
最後にビシッと追えればいきなりでも完璧に仕上がって
出て来れそうかと。

【ローレルゲレイロ】
(09スプリンターズS)
ローレルゲレイロ09スプリンターズ
(キーンランドC)
ローレルゲレイロ10キーンランド
(スプリンターズS)
ローレルゲレイロ10スプリンターズ
洗った直後ということで毛ツヤは微妙ですが
それにしても少し皮膚感が緩いままかも。
出来自体は前走と変わりはなさそうで、少し下半身の
丸みに不足がある気がします。
悪い状態ではないと思いますが、良い時の迫力にまでは
届いていないような・・・

【ビービーガルダン】
(09スプリンターズS)
ビービーガルダン09スプリンターズ
(キーンランドC)
ビービーガルダン10キーンランド
(スプリンタースS)
ビービーガルダン10スプリンターズ
滑らかな毛ツヤを維持。体調面に問題はなさそうです。
前走でも感じたとおり、後肢が後方に流れ気味になって
きており、立ち姿のシルエットが崩れているのが
非常に気になります。
お腹が重いのか、今回は背中も少し垂れてきている感じかも。
前回、押しても前に行けなかったというのも
後輪部分の引きつけが弱かった影響があるのかもしれません。
全体的な出来は良好ですが、不安点あり・・・

【グリーンバーディー】
グリーンバーディー10スプリンターズ
比較写真がないのでわかりにくいですが
前後にしっかり筋肉のついたバランスの良い馬体だと思います。
香港馬にしてはそれほど大きいタイプではないので
モリっとした迫力はありませんが、強靭な筋肉に支えられて
力強い雰囲気です。緩めた印象もなく、細め感も解消傾向。
力は十分に出せそうかと。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(香港馬分析)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)には香港から2頭の外国馬が
参戦となりました。

グリーンバーディー】せ7 Catbird×(Last Tycoon)
香港ではGⅠ勝ちがありませんが、シンガポールGⅠで
ロケットマンを破った実力の一端はセントウルSでもしっかり見せた印象。
力強い伸び脚が武器、前走はスローペースで前をとらえ切れませんでしたが
ハイペースになると考えられる今回はタフな伸び脚は脅威になりそうです。

本来の好走体重のゾーンは490kg台ですがシンガポール遠征前から
少し体重を落としており、セントウルSでも484kgと戻し切れて
いませんでした
。今回は日本に滞在してじっくりと調整されているようなので
体調面は前走以上の出来で出走になりそうですね。

香港レーティングはGⅠを勝つ前は122、現時点では125
なっています。安田記念での基準では125あれば要注意、
短距離ということを考え合わせると・・・前走くらいのパフォーマンスは
当たり前なのかもしれません。

坂を問題にしない伸び脚がありますが、反応が少し鈍く見えたのが
本番でどう出るか・・・。展開を含めて有力であることは
間違いなさそうです。

ウルトラファンタジー】せ8 Encosta de Lago×(Sir Ivor)
5月に行われた香港スプリントC(GⅡ)でグリーンバーディーを
破っている馬
ですが、正直言って人気薄の大番狂わせ、という内容。

スローで逃げて後続の追撃を凌ぎ切ったわけですが、逆に先手を
取れなかったレースは凡走
が多く、前半からぶっ飛ばす展開になる
スプリンターズSで好走出来るかどうかは微妙。

香港GⅡを勝つ前までの香港レーティングは114
現時点では121と日本で好走をするには過去の香港馬に比べると
かなり不足がありそうです。
短距離路線では特に香港はレベルが高目なので侮れませんが
このクラスに好走されてしまうと日本の競馬界も相当苦しい状況に
なってしまうかも。

元々は560kg台の巨漢馬でしたがこの春に馬体を落として
休養前の前走は545kg。
夏の間にも馬体を戻せなかったようで、輸送で7kgほど体重を
落として来日直後の馬体重は540kgでした。
ある程度絞った状態でも好走があっただけにそれほど問題視しなくて
良いかもしれませんが、状態面にも不安があるかもしれませんね。

スプリンターズS(各馬分析2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ビービーガルダン】牡6 (栗東) チーフベアハート×(Westminster)
復帰戦の函館SSは59kgを背負って2着と順調な回復を見せましたが
前走では内枠で馬込みに入ってしまったのが災いして最後に
伸びることなく4着とこの馬にしては凡走してしまいました。
スタートで行き脚がつかなく、押しても行けなかったというのは
気になるところです。ハイペースに強く、このレースでは2年連続で
好走しているだけに今年も注目の1頭ですが、昨年まで以上の出来では
なさそうなだけに・・・勝ち切るまでは疑問かも。

ファイングレイン】牡7 (栗東) フジキセキ×(Polish Precedent)
08年の高松宮記念を制して以来、勝ち星に見放されているだけでなく
3着も1回しかない成績になってしまっています。
好位でも粘れないし、後方からでは伸びないし・・・突破口が
見えない感じですね。特に短距離ではペースについて行けていない
印象なので休養明けの今回も後方からになりそうなだけに厳しそうです。

プレミアムボックス】牡7 (美浦) アドマイヤベガ×(ターゴワイス)
後方から鋭く脚を使う能力馬。馬体のシルエットが良化し
安定して脚を使えるようになったのは大きいですね。
骨片の影響があって春は大敗で終わってしまいましたが、
休養中に骨片を除去、状態は良化してきそうです。
ただし、脚質的にはこのレースが合うタイプではないので余程展開が
ハマらないと厳しそうです。

ヘッドライナー】せ6 (栗東) サクラバクシンオー×(Nureyev)
先行気味に行く脚質に転向してCBC賞を制覇。
基本的にハイペースに強いタイプではなく、前半に脚をためられないと
厳しいのでこのレースへの適性には疑問がありそうです。
セントウルSは例年より緩いペースになったことで
4着に粘りましたが、相手関係強化の今回は・・・厳しそうです。

マルカフェニックス】牡6 (栗東) ダンスインザダーク×(Miswaki)
マイル辺りまで広く使われていますが好成績は1400mまでと
短距離寄りの実績。昨年のスプリンターズSでは後方から届かず
8着と完敗・・・脚質、能力ともにこのレースで上位馬に対抗できる程の
内容を示していないだけに昨年以上の好走は期待しにくい印象。

ローレルゲレイロ】牡6 (栗東) キングヘイロー×(テンビー)
昨年のスプリンターズSを非常に強い内容で勝利。
昨秋は馬体の状態が悪く、その中でも勝ち切った内容は高く評価して
良さそうです。ハイペースを前で残れるタフな馬で血統的に
湿った馬場もこなせるだけに出来さえ良ければ今年も十分に
好走が期待出来そうです。
前走は59kgを背負って中段につけて周ってきただけの競馬。
状態についてはわかりにくかっただけに復調があるかどうか・・・。

ワンカラット】牝4 (栗東) Falbrav×(Pistolet Bleu)
昨秋からほぼ休まずに使われてきていますが、馬体重は微妙に増加しつつ安定。
夏の短距離重賞で連勝し、一躍注目の新星となりました。
速いペースでも前から末脚が使える馬だけに大崩れはなさそう。
疲れが出なければ順調さでは有力馬の中でも一番かもしれません。
ファルブラヴの血統データでは完全に平坦巧者の傾向が出ており、
中山の成績が悪いのが気になるところ。
阪神内回りをこなしているだけに、急坂さえこなせばここでも有力候補。

スプリンターズS(各馬分析1)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬について
見ていきたいと思います。

アイルラヴァゲイン】牡8 (美浦) エルコンドルパサー×(Meadowlake)
07年のこのレースで3着がありますが、ハイペースで前で残れなくなり
近走ではダートでしか好走がありません。血統的に見てもダート適性が高いのは
当然という感じでもあるので、今後はダート路線で頑張ってもらいたいものです。
重馬場適性が高い血統なだけに雨がふればプラスにはなりそうですが・・・。

ウエスタンビーナス】牝7 (美浦) ボストンハーバー×(サンデーサイレンス)
適性外のレースを使うことで精神的に回復。このところは前に行く
脚質が戻ってきて良い頃の状態を取り戻してきています。
ただし、前走で好位から力負けしてしまったように、上位馬との差は大きく、
この年齢で逆転するのは難しそうです。
血統的に湿った馬場への適性が相当低いので週末の天候も不安材料。

キンシャサノキセキ】牡7 (美浦) Fuji Kiseki×(Pleasant Colony)
休養明けだった前走を回避したことでぶっつけ本番になってしまいました。
気性に不安があっただけに緒戦の入り方が難しい馬ではありますが
ポン駆けも出来る馬だけに状態が安定していれば問題はなさそうです。
苦手だった重馬場もオーシャンSでこなせたことで隙がない馬に成長。
突然の凡走もある馬だけに過信は禁物ですが、力を出せれば当然上位争い。

サンカルロ】牡4 (美浦) シンボリクリスエス×(Crafty Prospector)
マイル周辺を使われており、1200mは高松宮記念の1戦だけ。
後方一気で上位馬と差がない4着に飛び込んでいる辺り、短距離適性には
高いモノがありそうです。先行優位なレースなので余程展開がハマらないと
厳しそうですが、激流になれば穴馬として一考があっても。

サンダルフォン】牡7 (栗東) サクラバクシンオー×(ジェイドロバリー)
超ハイペースとなりやすい北九州記念で連続好走しているように
基本的に前崩れがないと厳しいタイプだと考えられます。
夏の間に使ってきて、前走で▲12kgと馬体を落としてしまっているだけに
体調面にも不安があるかもしれません。
脚質、血統的にもこのレースへの適性は低そうです。

ジェイケイセラヴィ】せ6 (美浦) スクワートルスクワート×(コマンダーインチーフ)
前に行ってしまうと脚が止まりがち、と見ていましたがここ2戦は
平坦コースということもあってか重賞で連続好走。
ダートでは中山もこなしているだけに侮れませんが
芝のGⅠでは上位馬相手に対抗できるほどの武器はなさそうです。

ダッシャーゴーゴー】牡3 (栗東) サクラバクシンオー×(Miswaki)
ガラスの競馬場」の治郎丸さんとの対談で「強いと思ったことがない」
とまで言ってしまった馬ですが(爆)見事にセントウルSを制覇。
今年のセントウルSは道中の緩みが激しい割に先行馬が崩れるという
レベル的に疑わしいレースだっただけに評価が難しいところですが
最後の伸びと粘りは評価して良さそうです。
血統的にはマイナスなだけに今回が試金石。

続きます。

世界はぬるま湯ではない   担【けん♂】

中国から受注があって現地入りした土木関連会社の社員が
現場写真を撮ったら「ここは軍事地域です」といきなり逮捕拘束。

中国ではこうしたスパイ容疑もちろん冤罪)でも
簡単に死刑になったりするわけで・・・まさしく罠にかけられた
としか言いようがありません。

で、中国から提示されているのは1人頭、12億円の保釈金だそうで。

それに対して仙石売国官房長官が「妥当な金額」だとほざいたんだとか。


※保釈金の部分のソースは微妙でした。ひとまず保留削除させて頂きます。
 申し訳ありませんm(__)m

保釈金を支払うということは、犯罪行為があったことを
ひとまず認めてしまう
ことになるわけで、ここで国がすべきことは

無実の罪で不当に拘束されている日本人を即時釈放せよ

と訴えることだと思います。
それが出来ずに何が「日本国政府」だと言いたいですね。

このままでいけば中国で働いている日本人、旅行に行った人、
すべてが人質みたいなもの。
いざとなれば1人頭12億円?!・・・中国からしたら
美味しい前例が出来たとほくそ笑んでいることでしょう。

日本人は一般的な処世術として「まぁまぁそこはなんとか・・・」
と誤魔化して、なんとなくみんな仲良くやりましょう、と場をまとめるのが
良いとされる風潮がありますが、中国相手にこれは通じません。

だって中国は

日本と仲良くしたくない

んですもの。

まぁそりゃあれだけ反日教育をしておいて、日本に好印象を持って
もらえると思う方が不思議です。

そもそも中国は多民族国家で国内に多くの火種を抱えているわけで
政権にとっては自国の外に「公然の敵」を作っておく必要があります。

相手は強大な米国でもいいですが、歴史的な経緯や国力の規模などを考えれば、
日本が一番標的として便利なわけで、何をどう間違っても
全面的に日本と仲良くするなんてことはありえないと考えられます。

政権は日本を叩くことで求心力を手に入れているわけで
そのパフォーマンスに付き合って右往左往しているのは
まったくもって馬鹿らしいこと。

喧嘩したいって言ってるんだから喧嘩したらいいじゃない?

日本はいまだにのんきに構えていますが、これはある意味
侵略戦争を仕掛けられているということに気がつかなければ
この先もっともっと大変なことになるのは確実。

今回の件はもしかしたら非常に大きな分岐点なのかもしれません。
歴史的な大転換・・・今の政府に求めるのは無理ですかね・・・

※フジタ社員の拘束の経緯などについては情報が入り組んでおり、
 正確な状況などは不明です。 
 まぁ・・・どうせ真実は闇の中なんでしょうけど(>_<)

スプリンターズS(展開分析)   担【けん♂】

スプリンターズSコース

過去5年分の良馬場で行われたスプリンターズSのラップ平均を
コース図に付記してみました。

スプリンターズSの舞台となる中山1200m(外回り)のスタートは
おにぎり型の頂点部分。そこからゆるーくカーブしながらの下り坂が約500m。
高低差は3m以上あるのでかなり急な下り坂と言えますね。

必然的に最初の3ハロンは非常に速くなります
過去のスプリンターズSの最初の3ハロンを見てみると
               3F計
01年 11.8-10.1-10.6 32.5
03年 11.9-10.3-11.1 33.3
04年 12.0-10.6-11.0 33.6 ※不良
05年 12.1-10.1-10.7 32.9
06年 12.0-10.1-10.7 32.8
07年 12.0-10.3-10.8 33.1 ※不良
08年 11.9-10.4-11.3 33.6
09年 11.9-10.2-10.8 32.9

注:02年は新潟開催

基本的に33秒台前半から32秒台に突入するという凄まじいペース。
08年は例外的に良馬場でも33.6と遅くなっていますが、
これは積極的に行きたい馬があまりいなかったためだと考えられ、
しっかりした逃げ馬がいるときにはやはり激流になりやすいと思われます。

ここから4コーナーに向かっていくわけですが・・・
ここからの展開が微妙。

    800m 1着→2着→3着
01年 11.2 10→ 1→ 3(番手) ※4コーナー位置取り
03年 11.3 14→ 2→13
04年 11.5  1→14→ 9
05年 11.1  3→14→12
06年 11.6  1→ 4→14
07年 11.1  1→ 3→ 2
08年 11.4  4→ 7→ 4
09年 11.2  1→ 2→10

直線の手前部分(800m地点)のラップが11秒前半になると
基本的に隊列は長いままで直線に突入することになります。
この場合は先頭から後方までは10馬身以上の差になってしまうこともあり
完全に先行有利。後方から届くとすれば33秒を切るくらいの
爆発的な末脚が必要となります(デュランダル、アドマイヤマックスなど)

この地点が11秒台中後半程度に緩んでしまうと後方の馬が
ある程度前に詰めることが出来るので勝負は混戦になりやすいですね。
それでも先行有利の傾向自体は変わりませんが
隊列が短くなる分、ある程度後方からでも末脚があれば届くことがありえます。

もうひとつ、後方の馬が外を回して上がっていくために、
大きく外に隊列が開きやすくなるので最後方を追走していた馬が
最内に突っ込んでショートカットをしてくることがあります。
(例:01年トロットスター、06年タガノバスティーユ)
この場合は例外的に33秒台後半の末脚の馬でも届くことがあります。
騎手の判断、馬群を割れる根性・・・このあたりが重要になりますね。

まとめ
・先行、好位追走馬で34秒台前半の末脚を使える馬は残りやすい。
・後方から届くには33秒を切るくらいの爆発的な末脚が必要→基本的に無理!
・ただし展開上内側がポッカリ空くようなことがあれば
 33秒台後半の末脚でも届く事がありえる。


過去5年の前後半のラップ計の平均では(33.1⇔34.7)と
極端な前傾ラップになっており、極度の消耗戦になっていることが
わかります。
基本的に先行気味に行ける馬が中心になりますが、ハイペースに強く、
最後の坂でも脚が鈍らないことが条件。

かなり能力の高い馬に限定されると言っていいと思います。

今週の展望   担【けん♂】

さて今週はとうとう秋のGⅠの開幕戦、スプリンターズSが行われます。

今週の重賞
・スプリンターズS(中山1200m)
・シリウスS(阪神D2000m)
・札幌2歳S(札幌1800m)


スプリンターズSには当初かなり強力な海外馬が多数参戦予定でしたが
残念ながら回避が相次ぎ、先乗りしてセントウルSでも好走した
グリーンバーディーと同じく香港のウルトラファンタジーの2頭だけに
なりました。

シンガポールのロケットマンは順調ならば来年はセントウルSから
参戦したい、とコメント(リップサービス?)しており
楽しみは持ち越し、という感じでしょうか。
もしかしたら来年こそはセイクリッドキングダムも観れるかも
しれませんし、世界最高レベルの激戦が日本で実現することに
期待したいと思います。

香港馬の考察はあとでまとめてやる予定です。
外国馬にタイトルを奪われてしまわないよう日本馬にも
奮起してもらいたいものですね(^^)

前走を急遽回避したキンシャサノキセキはぶっつけ本番。
この夏に大ブレイクしたワンカラット、実績馬のビービーガルダン
連覇を狙うローレルゲレイロなど、好メンバーが揃って
高いレベルのレースを期待出来そうです。

実績馬に割って入る伏兵馬がいるのかどうか、
じっくり見ていきたいと思います。

GⅠに劣らず楽しみなのが・・・札幌2歳S

今年の2歳馬の中で今のところ最も高い評価をしている
・アドマイヤセプター
・アヴェンチュラ


この2頭がここで激突の予定です。
基本的に牝馬劣勢のレースだけに、この2頭の牝馬が牡馬を
押しのけて勝ち負けを競い合うことが出来るようなら
大物確定、と言って良さそうです(^^)

春まで続く素晴らしいライバル関係になってくれたらいいですね。

無論、まだ1戦1勝馬だけに不明な部分も大きく
このレースでどうかも、今後どうなっていくかも当然未定。

なんとか順調に成長していってもらいたいものです(^^)

ひとまず、今週はスプリンターズSに集中する予定ですが、
上位実力馬が相当強いので、ある程度絞り込んだ上での
アラ探しになってしまうかもしれませんね(爆)

今週もじっくりレースを楽しんでいきたいと思います。

神戸新聞杯回顧(ダービーの再現)  担【けん♂】

春の実績馬の始動戦、神戸新聞杯が行われました。

実績馬にとっては休養明けのレースになるわけで
夏の上がり馬が隙を突くには絶好のチャンス。
あえて大きく振り回す予想にしてみましたが・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着 ローズキングダム    2.25.9 上がり33.3
2着×エイシンフラッシュ    クビ
3着△ビッグウィーク
6着▲マイネルゴルト
8着○ネオヴァンドーム
10◎シルクオールディー

※全着順は→ココ

はいはい、大型扇風機、完敗です(笑)

まずペースを握ったのはビッグウィーク。
距離延長となるのでどういうペースを作るのか注目でした。
2番手にネオヴァンドーム、サンディエゴシチーが続いて
その後ろにローズキングダム。

エイシンフラッシュも中段をキープ。
福永騎手に乗り代わって新しい味を出したいレーヴドリアンは
集団の後方を追走・・・うーん、あとは仕掛けどころでしょうか。
道中の押し上げを期待したシルクオールディーは中段後方を追走です。

13.0-11.5-13.2-12.9-12.5-12.2-12.7-12.1-12.0-11.6-10.6-11.6
前半1000m 63.1
中盤 400m 24.9
後半1000m 57.9

距離延長で慎重になったのか、前半1000mは異常なスローペース(爆)
うーん、手探りになるとは思いましたがここまでとは・・・

神戸新聞杯:ラップグラフ
神戸新聞杯グラフ

まだこの条件になって4回しか開催がないだけに基準となるような
レースがどういうレースなのかは微妙ですが、例年に比べても
明らかに前半の緩み方が激しいことがわかります。

逆に後半の展開はかなり似ている構成。
前半が異常に速かった07年はどうしても緩まざるを得なかった
わけですが、基本的に1400m通過時点辺りを頂点に
グーッと加速して行くグラフになっています。

消耗度を考えるとここ4年では・・・最も低い展開。

消耗度が低いことで、残り3ハロンのグラフ形が今年は非常に特殊。
直線で加速し続けて最後の急坂まで脚が止まっていません
超スローのダービーの次のレースがまたこういう超スローになる
というのは、不思議な符合ですね。

前半のスローペースに我慢できなくなったネオヴァンドームが
途中から先頭に立ってペースアップ。

ローズキングダムは少し位置取りを下げて脚を溜め始め、
エイシンフラッシュもそれに合わせてじっくりと進める方向。

逆に後方のレーヴドリアンは流れが速くなってから押し上げ始める・・・
こういう流れに乗った騎乗流れに逆らう騎乗の違いが
最後の脚に影響するのは当然なわけで・・・

直線に入ってからはまさに圧巻。
ダービーと同じように消耗度が低いレースになったことで
当たり前のように、世代の頂点を競い合ったエイシンフラッシュ
ローズキングダムが後続を大きく突き放して完全にマッチレースと
なりました。

叩き合いを制したのは・・・ローズキングダム
馬体写真では少し細くみえましたが、今回は+22kg
大きく馬体を増やしての出走となりました。
・・・中間では馬体が戻らない、なんて橋口調教師がぼやいていましたが
完全に煙幕でしたね(爆)

春の実績馬が秋に向けて好スタートを切った一戦となりました(^^)

レース後のコメント

1着 ローズキングダム 武豊騎手
「今日はとにかく勝ちたかったので、折り合いとダービー馬に注意して
レースを進めました。もう少しレースのペースが上がるかと思ったのですが、
このスローペースの中、よく道中我慢して走ってくれました。
最後、直線は速くなるとわかっていたので、うまくスペースができればと思っていました。
レースが上手な馬で、狭いスペースをうまく走ってくれました。
それにしてもダービー馬は強いですね。差し返されるかと思いました。
とにかく乗り味もよく、素晴らしい馬です。3000mも問題ないと思います」


2着 エイシンフラッシュ 藤原英昭調教師
「今日は休み明けで、馬も気負っていました。
少し、人馬の呼吸が合っていなかったかもしれません。
でも、本来なら初戦から結果を出さなくてはならない馬ですからね。
一度使って、次に向けていい形で臨めるのではないかと思います」


3着 ビッグウィーク 川田将雅騎手
「上位の2頭は強いですよ。この馬も小倉以上にいい反応、
いい伸びを見せて頑張ってくれましたが、最後の200mは上位2頭の脚が
全然ちがいました」


4着 タニノエポレット 松田大作騎手
「強い馬の後ろにいたので、この馬の進路はできると思っていました。
最後はよく伸びています。もう少しで権利がとれたのですが……残念です」


5着 レーヴドリアン 福永祐一騎手
「正直、この馬がこんなに行きたがるとは意外でした。
道中はずっとハミを噛んでいました。久々の分なのでしょうか」


6着 マイネルゴルト 幸英明騎手
「外枠からのスタートで、前にカベを作ることができず、終い伸び切れませんでした。
内枠なら違ったと思います」


8着 ネオヴァンドーム 藤岡佑介騎手
「スムーズに道中はリラックスして先行できました。この馬も伸びていますが、
上位の馬は決め手が違います。この馬自身止まってはいませんが、
やはり2000mぐらいがいいような気もします」


9着 サンディエゴシチー 浜中俊騎手
「馬は春よりもよくなっていて、その分行きっぷりもよくなっていました。
何とか我慢したかったのですが……。
でも、このままいい頃のこの馬に戻ってくれるといいですね」


10着 シルクオールディー 四位洋文騎手
「物見をするというか、まったく真面目に走っていません。
菊花賞はもっとレースがしやすくなると思いますし、次へのイメージはできてきました」


期待したシルクオールディーは後傾ラップになったこともあってか
まったく押し上げることも出来ずに完敗。
夏の間に使った消耗から回復させるために今回はかなり緩めた様子だったので
次は上昇がありそうですが、菊花賞ではどういう騎乗をしてくるでしょうか。

うーん、レース内容からして上位馬はまたしても評価保留
直線勝負で強い事はわかっているだけに、消耗度の激しいレース
どうなるかを見てみたいですね。

先行馬が距離延長→スローペース→ダービーの再現

あとから振り返れば単純な構図だったのかも(T_T)
センスないなぁ・・・

オールカマー回顧(力の違い)  担【けん♂】

少頭数ながらメンバーが揃った印象のオールカマー
台風の影響で午前中は稍重だった芝はレースの時間までに乾いて
良馬場での開催となりました。
横山典騎手は落馬負傷で柴田善騎手の乗り代わり。

予想は→ココ

結果は・・・

1着 シンゲン        2.11.4  上がり34.8
2着×ドリームジャーニー    クビ
3着○トウショウシロッコ
4着△サンライズベガ
5着▲ジャミール
6着◎ミステリアスライト
10×ミッキーミラクル

※全着順は→ココ

ペースを握ったのは想定どおりシルポート。
ミッキーミラクル、サンライズベガ、ミステリアスライトが続き、
シンゲン、ドリームジャーニーはゆったりと中段を追走。

12.4-11.1-12.2-11.9-12.4-11.9-12.0-12.2-11.7-11.7-11.9
前半1000m 60.0
後半1000m 59.5

短めの距離を使ってきたシルポートを上手くサポートして
後藤騎手はおおよそ平均ペースで前半を通過。
2200mという距離からすると少し速く締まった流れと言えそうですが
淡々としたリズムだと思います。

道中も1000m辺りで少し息を入れて、グッと締めて引っ張る展開。
少頭数ということで一団となって進んでいますが、
こういう流れでも余力をもって追走出来る実力馬格上挑戦馬とでは
差が出てしまう・・・厳しい展開だったと思います。

直線に入って、内を抜けてシンゲン、外を回してドリームジャーニー
グイグイと進出。うーん、手応えが違いますね(^^;

少頭数になったことで内で詰まることもなく、
外を回して前を向くにもスムーズ・・・展開不利がないレースに
なったことで実力がそのまま出てしまうレースとなった印象です。

昨年は前から抜けたマツリダゴッホがいましたが、
今年もそれ以外はまったく同じ構図になりましたね。
内のシンゲン、外のドリームジャーニー・・・激しい叩き合いを
制したのはシンゲン!昨年のリベンジを果たしました(^^)

3着には馬体の状態が良く見えたトウショウシロッコ
うーん、まさに相手が悪かった、という感じです。
重賞級の力を出せる馬ですが・・・GⅠ級には及ばず、
という結果だったと思われます。

レース後のコメント
1着 シンゲン 藤田伸二騎手
「今日は位置取りにこだわらず、出たなりで内ラチに沿って進みました。
乗り味のいい馬ですが、使うたびに骨折ということもあったので、
勝ったことも嬉しいですが、無事に行って欲しいと思います。
ドリームジャーニーとは差のない競馬をしていたし、休み明けの分こちらは
分が悪いと思いましたが、よく頑張ってくれました」


2着 ドリームジャーニー 池添謙一騎手
「3~4コーナーの反応はよかったですね。本来の動きが戻ってきたようです。
このまま反動がなければいいですね」


4着 サンライズベガ 松岡正海騎手
「早めのレースで内容は悪くないです。今日は負けましたが、
いつかこの形で勝てると思います」


5着 ジャミール 安藤勝己騎手
「ついて行くとピリッとした脚が使えないです。
後ろから行ったときのような脚がないですね」


6着 ミステリアスライト 蛯名正義騎手
「4コーナーでもう手応えが怪しくなっていました。
それでもよく頑張っています。まだこれからの馬です」


9着 シルポート 後藤浩輝騎手
「普通なら単騎で離して逃げるペースでしたが、後ろもついてきて、
息が入りませんでした。4つコーナーがあるのも合わないようです」



後藤騎手のコメント、蛯名騎手のコメントが全てを表している感じですね。
このレースのポイントは、まず締まったペースになること。
基本的な能力の高さを問うレースだと言えそうです。
その意味でも「GⅡらしい」レースだと考えられます。
上がり馬でこの厳しい内容をこなすのは難しいわけで
ミステリアスライトのように重賞初挑戦では・・・足りないことを
露呈してしまいました。(うーん、残念!)

少頭数になったときのコーナーの捌きについても
もう少し考えておくべきでした。
外のドリームジャーニーには有利になる、と考えましたが
内を抜けてくるにもプラスになっていました。

素直に実績上位馬と状態の良い実力馬で決着。
今後に繋がる一戦になって秋が楽しみになりましたね(^^)

※今年も天皇賞秋ではドリームジャーニーは無印の予定
 ここで復活して人気を背負ってくれれば・・・
 欲ボケ!(+`・д・)≡○)゚д。)ノスイマセン

オールカマー最終予想   担【けん♂】

今週は月曜まで開催があった影響や、個人的にもちょっと
いつも以上にバタバタしてしまい、満足な考察が出来なくて
消化不良気味です(>_<)

東西の重賞はともに長めの距離なので実質斤量負担の影響なども
ありそうですし、末脚の伸びに関しても推定上がり3ハロン
計算してみるのも面白そうだと・・・うーん、時間不足(涙)

とりあえず少頭数なだけに、最初からある程度絞り込まれてしまって
ちょっと気合いが入らなかった感じもありますね(^^;

しっかり考えたからって当たるわけじゃないだろ!
という突っ込みはご容赦頂いて、と(爆)

オールカマー(中山2200m)についてもまとめていきたいと思います。

10頭立てながらかなり骨っぽいメンバー構成
前に行く馬も多く、展開と実力との兼ね合いがどう出るのか
非常に興味深いレースだと思っています。

前日オッズではドリームジャーニーが2.8倍の1番人気。
実績では完全に抜けたこの馬にしては美味しいと見るか、
59kgを背負って勝ったことがない休み明けの馬にしては
過剰人気だと見るかで馬券への入り方がガラリと変わってしまいそうです。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について→ココ
展開分析→ココ
展開について→ココ

ペースを作ると思われるシルポートがどういう展開を作るかで
レースの構成は変わってきてしまうかもしれません。
上手く抑えて乗ってくれば例年どおり前有利なレースになりそうですが、
短めの距離を走っていた馬だけに、万が一暴走気味に行ってしまうと・・・

ひとまず大きく緩むことはなさそうなレース。
淡々と進んで前が止まらない展開、という例年のパターンで
予想を組み立てたいと思います。

今回の予想
◎ミステリアスライト
○トウショウシロッコ
▲ジャミール
△サンライズベガ
×ミッキーミラクル
×ドリームジャーニー

ミステリアスライトは前につけて末脚を使える馬だけに
このレースへの適性は相当高そうです。
鞍上がマツリダゴッホと同じ蛯名騎手というのもプラス材料。
馬体の出来も良さそうですし、格上挑戦ながら
一発に期待してみたいと思います。

トウショウシロッコは昨年のように後ろ過ぎる位置取りに
なってしまうと厳しいですが、馬体を見た感じでは
能力を出し切れる状態だと思われるだけに期待してみたいですね。
適性は十分ですのでドリームジャーニーよりも前で競馬が出来れば・・・。

ジャミールも今回はある程度前で競馬をしてきそうです。
末脚の伸びがある馬だけに、位置取りさえしっかりすれば
好走があってもおかしくなさそうかと。
機動力には欠ける面があるのでスタート次第になるかもしれません。

サンライズベガはそろそろ疲れが出てしまっているかも・・・。
前で競馬が出来る馬なので、展開的には優位に運べそうですが
少し中途半端になってしまうかも。
上手く流れに乗って紛れ込むことに期待。

ミッキーミラクルも前で競馬が出来るだけに有力馬が差し損ねれば
前残りの展開もあるかもしれません。
鞍上の腕にも期待したいところです。
実績的には穴候補でしかありませんが、上手く前について行って
もらいたいですね。

ドリームジャーニーは昨年よりも状態面では低下かも。
付け入る隙はありそうですが、少頭数になってあっさり前に
押して行けてしまうなら・・・圧勝まで。
あえてヒモ候補と考えた方がこのレースに限っては
面白そうですが・・・

贔屓目抜きに予想したつもりですが(爆)
やっぱり個人的な思いも入ってしまったかも・・・(^^;
ミステリアスライトがGⅠへの一歩を踏み出せるのかどうか
ドキドキしながらレースを待ちたいと思います。

神戸新聞杯最終予想&・・・  担【けん♂】

--中国から来春、上野動物園にパンダを借り入れる協定への影響は?

「パンダもらって、尖閣を渡すのか? そんなことは考えたら分かるこった」

石原都知事にこんな質問をしたマスコミの馬鹿さ加減にあきれました(>_<)

それ以上に今回の日本政府(一応、地検の判断ということになっていますが)の
対応にはあきれたを通り越して絶望しました。

こういう問題を先送りする姿勢、目の前の問題を穏便にやり過ごそうとする
ことなかれ主義の行動のひとつひとつが「既成事実」となって
のちのちに大きな禍根を残していくことがまだわからないんでしょうか。

たとえ一時的に大きな抗争になったとしても、日本にクレームをつけたら
一筋縄ではいかないという印象を植え付けておかないと
どんどん増長されてしまうだけ、なんてことは素人が見てもわかることなのに。

もし中国とこういうことをきっかけに揉めて、なんらかの不利益を被ったとしても、
正当な主張を押し通す姿勢を政府が見せれば国民は支持するだろうし、
結果的に国内的にも国外的にもプラスになると思います。

まぁ揉めた場合は、中国の手先みたいな政治家が大騒ぎするんでしょうけど(爆)
そういう売国政治家や売国政党を炙り出すのにもいいきっかけになるのになぁ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神戸新聞杯(阪神2400m)についてまとめていきたいと思います。

ダービーの上位2頭の始動戦ですが、例年に比べれば他馬との差はないかもしれない、
というのが個人的な印象。
もちろん、世代上位であることは間違いないですし、これからの活躍で
私のような偏見をもった人間を黙らせていってもらいたいと期待しています。

これまでの考察
過去のレース内容チェック→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について→ココ
中間雑感→ココ
展開について→ココ

先行しそうな馬が距離延長。思い切って行く可能性もありますが
手探りでレースを進めるなら09年、07年のように道中を緩めて
後半にペースアップしながら長い隊列を作って直線勝負、
という形になりそうです。

基本的に先行有利。
前の馬を1秒程度上回るような極端な末脚を使える馬に注意というのが
過去の傾向です・・・見つけるのは難しそうですが(爆)

今年は差し馬に人気馬が多いだけに、休み明けの今回は差し損ねての
前残り一本勝負、を狙ってみるのも馬券戦略的にはありかな、と。

今回の予想
◎シルクオールディー
○ネオヴァンドーム
▲マイネルゴルト
△ビッグウィーク
×エイシンフラッシュ

距離に不安がなく、コーナーで前に詰めることが出来そうな
シルクオールディーに期待してみたいと思います。
外回りのコースでどういう競馬をしてくるか、
四位騎手の仕掛けどころ次第の面があるので過信は禁物ですが
本番に向けて手応えのある内容を期待。

ネオヴァンドームも好位からスッと脚が使える馬で
展開に合いそうな1頭。休養明けだけにゆったり後方から
行ってしまうようだとまったく洋ナシになってしまいそうですが
藤岡佑騎手にはレーヴドリアンを見返すような騎乗をしてもらいたいものです。

マイネルゴルトは距離延長が血統的にプラスになりそうです。
ステイゴールド産駒にしてはキレ不足な面を感じますが
前で粘り脚を発揮できれば楽しみです。

ビッグウィークの距離適性は不明ですが、凱旋門賞馬の産駒だけに
距離延長はこなせそうな雰囲気。展開を上手く作れたら
前で鈍らないタイプなだけに粘りこみは十分に可能性がありそうです。

エイシンフラッシュは恥ずかしい競馬は出来ない立場ではありますが
ここが本番ではありません。まずはここを叩いて、という競馬で
ゆったりと仕掛けるようなら付け入る隙はありそうです。
好位で競馬が出来れば勝ち負けになりそうなだけに押さえては
おきたいと思いますが・・・

春の実績馬が力の違いを見せつけるのか、それとも・・・

神戸新聞杯(展開について)  担【けん♂】

こちらも12頭立てと寂しくなった神戸新聞杯(阪神2400m)

1枠1番に入ったビッグウィークがすんなりと先手を取ることになりそうです。
バゴ産駒の傾向はまだはっきりしませんが、血統のイメージの割に
コロンとした馬体に見えるのが距離延長に対して微妙ですが、
今回はそういう点も含めて試金石になりそうです。

外からマイネルゴルト、ネオヴァンドーム辺りが寄せて行って
隊列はすんなり決まってきそう。
手探りの距離ということもあり、基本的にはスローに落ち着く
展開になると思われます。

阪神外回りコースは直線が長く、あまり早く仕掛けるのは怖いと思いますが、
4コーナー手前辺りからグッとペースが上がって、ある程度縦長の隊列に
なってきそうです。

前で脚が鈍らないビッグウィーク、マイネルゴルトを追いかけて
早めに仕掛けて行けるシルクオールディー、好位からのネオヴァンドーム

外を回してエイシンフラッシュ、ローズキングダム
乗り代わりとなるレーヴドリアンは新しい味を見せたいところですが
果たして福永騎手はどういう位置と仕掛けどころを選択するか・・・

これまでの3年では、道中にペースが緩んだ場合は
基本的に前の馬が残りやすい傾向が出ています。

実績上位馬が差し脚質というのは・・・仕掛けどころ次第では
危険な人気馬になってしまう可能性があるかもしれませんね。

阪神外回りコースでは上がり3ハロンが0.1秒違うと4コーナーから
直線で約0.6馬身差縮めることが出来る、という計算。

道中で緩んだペースとなった09年の勝ち馬イコピコ、
07年の勝ち馬ドリームジャーニーはどちらも先行馬を約1秒程度上回る
極端な上がり3ハロン
を叩き出して差し切っています。

これだけの脚が使えればおよそ6~7馬身差くらいは
縮める事が出来るわけで、先行有利な展開でも差し込んで来れそうですが
たとえばGⅠ馬アンライバルドのように実績があっても
0.2秒程度しか上回る脚を使えないこともあるわけで、
今年の実績馬がどれだけの脚が使えるのか注目したいところです。

あっさり前の馬で決まってしまえば・・・大荒れも?!

オールカマー(展開について)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)は結局10頭立てとなりました。

展開の鍵を握るのはシルポートになりそうです。
今回は後藤騎手に乗り代わり、これまでに2000mで1走していますが
基本的にマイル周辺で使われてきており、昨夏には1200mに出走するなど
かなり速いペースに慣れた馬だと考えられます。

このところの東京1800mでの2戦の1000m通過タイムは
どちらも58秒台となっており、今回のメンバーの中なら
あっさりハナを奪うことは可能だと思われます。

とはいえ、2200mを思い切ってぶっ飛ばしても最後まで
行き切れるものではありませんし、ペース配分は騎手の裁量になるわけで
後藤騎手がどう考えて乗ってくるかに注目です。

過去の中山2200mで後藤騎手が逃げた場合の1000m通過タイムは
おおよそ61~63秒と少し緩める傾向が見受けられますが
同距離の宝塚記念を57.5で引っ張ったこともあるだけに
大逃げの可能性も無きにしも非ずかと(^^;

今回は少頭数になった上に、末脚のある上位馬相手のレース。
重賞でも好走してきているだけに、色気をもってレースに臨むなら
道中は緩めて4コーナーで突き放すような競馬をしてくる公算が
高そうですが・・・悩ましいですね。

サンライズベガ、ミッキーミラクル、ミステリアスライト
他にも先行気味に行く馬が揃っています。

この3頭は中距離の場合、おおよそ1000mを60秒台程度と
それほど緩めず、淡々と行く傾向が見られるので、
妙な譲り合いにならない限り、極端なスローペースは考えにくい
と思われます。

この4頭に加えて、ジャミールももしかしたら今回はある程度
前に押して来るのではないかと考えています。
このところ位置取りを下げて届かないレースをしていますが
元々は好位で競馬が出来た馬ですし、先行有利なレースであることは
安藤勝騎手もわかっているはず。
道中に押し上げていく機動力ではドリームジャーニーには及ばないわけで
ある程度積極的に行っておく必要がありそうです。

出来が良さそうなトウショウシロッコも好位で競馬が出来る馬なので
スタート次第で前についていく可能性がありますが、
昨年のこのレースでは10番手辺りから脚を伸ばす競馬をしているわけで
今回も場合によっては末脚に賭ける競馬になるかもしれません。
内からサンライズベガ、外からミッキーミラクルと被せられることに
なりそうな枠順だけにスタート直後の判断が重要になりそうですね。
吉田豊騎手は相手を見て乗り方を工夫するタイプではないようなので(^^;
平気でドリームジャーニーより後ろにつける可能性もありそうです。

復帰戦のシンゲンは中段の内辺りにつけることになりそう。
昨年同様、内を進んで馬群を割ってくる感じでしょうか。
脚元をたしかめながら、というレースになると思いますので
無理な競馬はしてこないかも・・・

ドリームジャーニーにとって少頭数になったことは
ラッキーかもしれません。
必ず外を回す必要がある馬だけに、馬群が小さければ
それだけ直線で前を向きやすいわけで、仕掛けて行くには
楽になったと思われます。
仕掛けどころ次第であっさり、ということも十分に考えられますが
休養明け、59kgの酷斤量など条件は良くないだけに
反応が悪ければ届かないこともあるのではないでしょうか。

            脚質 出来 末脚の伸び
サンライズベガ     ○  △  △
ミッキーミラクル    ○  ?  △
シルポート       ○  △  △
ミステリアスライト   ○  ○  ○
ジャミール       △  △  ○
トウショウシロッコ  -△  ○  ○
シンゲン       -△  △  ○
ドリームジャーニー   △  △  ◎

贔屓目に見るわけではないですがチャンスあり・・?!(^^;

元POG馬出走!(中山大王への道?) 担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
先週は一喜一憂ならぬ、一喜二憂でした(爆)

まず一喜から(^^)g

昨年の1位指名馬・・・というか、POGをこの馬のためにやっている、
と言っても過言ではないトゥエルフスナイトが脚元の不安を抱えながら
見事にデビュー勝ちをおさめてくれました。

事前の情報では「顔見世興行」といった話も出ており、
結果には期待していなかっただけに、本当に驚いたとともに嬉しかったですね。

内容は別にしても、いきなり勝った能力にはやはり期待したくなってしまうのが人情。
まずは第1段階のハードルをクリアしたわけですから、これからじっくりと
ケアをするとともに、活躍への道を歩んで行ってもらいたいものです(^^)

で、二憂(涙)

今年の2位指名馬としてデビューしたプー三郎ことジョーアポロン
スタートから集団の後方についていくのが精一杯(爆)
コーナーで外を回す馬を尻目にスッと内に切れ込んでショートカットしたため
なんとか9着に入りましたが、直線に入っても何をしていいのか
わからない様子で何もせずに走っただけ、という内容に終わってしまいました(T_T)

うーん、半兄のジョーカプチーノは調教のときから良い動きをしていたそうで
プー三郎が併走馬に遅れまくっていたというのは・・・
やっぱり悪い予感は的中してしまうものですね。

まぁジョーカプチーノも未勝利戦を勝つまでに4戦を要していましたし、
焦る必要はないと自らに言い聞かせておきましょう(^^;
レースをしっかり覚えながら成長していってもらいたいものです。

セントライト記念に出走した元POG指名馬のベストアンサー
残念ながら菊花賞の出走権を獲ることが出来ませんでした。

まだ経験の浅い馬ですので憂う必要はないわけですが、
ハイペースの前崩れの展開で脚を使えなかったのはちょっと残念。
改めてじっくり成長していってくれたら、と思います。
いずれちゃんと自力で重賞に出て来れるようになってくれることを
期待しています(^^)

さて、今週は・・・今年の指名馬の出走はありません。

うちの我儘チビ王女様、タムロプリンセスが距離を伸ばして
阪神の未勝利戦に出るという話もありましたが、どうやらまだ先に
なってしまったようです。

新しいところではティコティコタックの仔、コモノドラゴン
入厩となっています。馬体写真を見て「ピーンとキタ~!」という
私にしては珍しい指名理由で選んだ馬だけに不安も大きいですが(^^;
どんな馬なのか、楽しみにしています。
巨大な下半身が推進力につながってくれればいいなぁ・・・

今週の元POG馬の出走予定

・オールカマー(中山2200m) ミステリアスライト 蛯名
・未勝利戦(中山D1800m)  トゥビーロイヤル  江田照
・未勝利戦(札幌2000m)   オブザモーメント  吉田隼
・500万下(阪神1600m)  サイキョウアサカゼ 浜中


なんと言ってもミステリアスライトが屈腱炎を克服して
とうとう重賞に挑戦してくれる、というのが嬉しいですね。
まさに感無量です。

この馬の立ち姿の写真は実は見たことがなかったんですが(爆)
競馬ブックの写真を見て、改めて「綺麗な馬だなぁ」と自画自賛♪

元々、金色のタテガミと尻尾をなびかせて走る姿に一目惚れして指名したわけで、
久しぶりに初恋の相手に出会ったような喜びを感じています。

ヾ(-д-;)おいおい相手は牡馬だぞ(爆)

・・・まぁそれは置いておいて、
今回の写真の立ち姿のシルエットがマツリダゴッホにそっくりに
見えたわけで・・・

もしかしたら「中山大王2代目」を襲名出来るかも?!
先行気味に行ってすっと小脚を使うタイプで
先行有利なこのレースにはばっちりハマりそうな予感。

重賞初挑戦で大きなことは言いにくいですが、
大仕事を期待したいものです(^^)g

オールカマー(展開分析)  担【けん♂】

オールカマーが行われる中山2200mについて見ておきたいと思います。

スタンド側からスタートするので最初の直線に上り坂があって
よほど大きく逃げたい馬がいない限り、それほど速いペースになりにくい構造です。

400mほどで上り坂のカーブに突入。
最初の直線でスピードが上げにくい分、内枠の方が先行馬にとっては
行きやすいことはたしかです。
外枠から前に行くにはかなりスタート直後に押していかねばなりません。
並んだ形になってもコーナーワークで内の馬が相当有利になってくる
という点にも注意したいですね。

中山2200mは外回りのため、おにぎり型の頂点辺りまで
200mほどゆったりとカーブしていって1000m過ぎから下り坂、
向こう正面の直線に入ります。

前半が緩ければ特にここからは緩まないペースになりやすいようです。
先行馬があえて抑えてゆっくり行くこともありますが
基本的にここからは12秒台前半から11秒台後半のラップが並ぶことに
なりやすいですね。
2200mという距離が一気に駆け抜けられる距離ではないので
必ずある程度緩むポイントが出てくるというのも影響が大きいと
考えられます。

コーナーは内回りと違って緩いカーブになりますので
勢いを殺さずに直線に行きやすい感じ。
後から3つ目のラップ、コーナー手前から加速が開始されることが多く、
直線入り口では隊列が長めの構造になりやすいレースとなっています。
道中のペースが緩みにくいので、後方からまくって行って
4コーナーまでに前に詰めていくのはかなり厳しい構造となっています。

直線は310mと短く、後方から一気に突き抜けるのは余程末脚があるか
前が消耗して止まる展開のみ。
かなり先行有利な構造および展開になりやすいと考えられます。

4コーナー位置取りと着順の関係:オールカマー
オールカマー位置
※02年(新潟開催)を除く過去20年

極端なまでに先行有利なレースとなっています。
道中は好位、中段にいたとしても4コーナーまでに
前に詰めておける機動力が非常に重要。
あっさり逃げ切りも炸裂しやすいので注意が必要です。

勝ち馬の目安は・・・4コーナーで4番手以内
過去20年で5番手以降で勝ったのは極端な重馬場になった90年に
重馬場適性を活かして突っ込んだラケットボール1頭だけとなっています。

前の馬を追いかけて・・・という形になりやすいので
2着には好位差しの馬が紛れ込むようになってきており、
3着はさらに中段からの差し馬が届くこともある、という
まさに位置取り順の着順になる傾向。

ちなみに昨年のドリームジャーニー(2着)、シンゲン(3着)は
4コーナーで6番手辺りでした。
今年はそれより前で競馬を出来る馬に注目したいところだと
思われます(^^)

オールカマー(馬体について)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走予定馬の馬体について見ておきたいと思います。

【ドリームジャーニー】
(09オールカマー)
ドリームジャーニー09オールカマー
(宝塚記念)
ドリームジャーニー10宝塚記念
(オールカマー)
ドリームジャーニー10オールカマー
GⅠを勝って高い状態を維持出来ていた昨年に比べると
何割か割引が必要な雰囲気。
光の加減の影響もあると思われますが、筋肉のハリが足らず
全体的に迫力不足。シルエットは崩れておらず、
筋肉自体はそれなりに維持出来ているので大崩れはなさそうですが
万全で臨む、というわけではないと思われます。

【ジャミール】
(函館記念)
ジャミール10函館記念
(札幌記念)
ジャミール10札幌記念
(オールカマー)
ジャミール10オールカマー
下半身の作りなどは中山向きのシルエットなので
適性的には合うレースだと思いますが、全体的な力感は
微妙に低下傾向。良く言えば柔らかみのある馬体ですが
逆に言えば疲れが出て緩めたのかも。
いっそ前から抜け出す競馬をしてくれば楽しみですが・・・

【サンライズベガ】
(小倉記念)
サンライズベガ10小倉記念
(新潟記念)
サンライズベガ10新潟記念
(オールカマー)
サンライズベガ10オールカマー
かなり使い詰めできていますが、それなりに馬体は
維持出来ている様子。薄皮一枚緩い感じがありますが
太目感はなく、能力は発揮できる状態かと。
少し表情がぼんやりしてきているので疲れが気性面に
影響してしまうとちょっと怖いかもしれません。

【トウショウシロッコ】
(七夕賞)
トウショウシロッコ10七夕賞
(新潟記念)
トウショウシロッコ10新潟記念
(オールカマー)
トウショウシロッコ10オールカマー
使われながら下半身のボリュームがアップしてきているのが
はっきりわかります。
馬体のハリも徐々に良化、この馬が好走するときの馬体に
なってきたと言えそうです。
状態はかなり良さそうなので上位馬の出来次第で一発も・・・。

【シンゲン】
(09オールカマー)
シンゲン09オールカマー
(09天皇賞秋)
シンゲン09天皇賞秋
(オールカマー)
シンゲン10オールカマー
約1年ぶりのレースになりますが、しっかりと筋肉は
回復してきており、状態は悪くなさそうです。
ただし腹回りはかなり緩く、ここを叩いて・・・というのが
実情だと思われます。
太い首を支える上半身の力感ももう一歩かも。

【シルポート】
(エプソムC)
シルポート10エプソム
(オールカマー)
シルポート10オールカマー
まだ幼さの残る表情、気性的に不安定さが出てしまうかも。
大きく緩めたわけではなさそうですが、馬体のハリは低下傾向。
特に上半身の出来に不足がありそうです。
最後の伸びに欠けてしまうかもしれません。

【ミステリアスライト】
ミステリアスライト10オールカマー
(マツリダゴッホ09有馬記念)※参考
マツリダゴッホ09有馬
(ダイワメジャー08有馬記念)※参考
ダイワメジャー有馬記念
上半身、下半身ともにしっかりと実が入った好馬体。
毛ツヤも良く、体調面に問題はなさそうです。
クビが高く、下半身が少し後方に流れ気味のシルエットは
マツリダゴッホやダイワメジャーなどの中山巧者に近く
適性的には期待出来るかも。
※元POG馬を有力馬として取り上げてもらえるのは感無量ですね(^^;

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

オールカマー(各馬分析2)   担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

デストラメンテ】牡6 57.0 (美浦) アドマイヤコジーン×(フレンチグローリー)
本来は好位から粘りこむ脚質の馬ですが、このところは中段辺りに
下げる競馬になる場合も多くなってきました。
内が荒れている時期に荒れ馬場適性を活かして新潟の内回りコースで
好走していますが、重賞ではこれまでのところ手も足も出ていない状況。
芝が軽い時期の中山も合いそうもない感じかと。

トウショウシロッコ】牡7 57.0 (美浦) アドマイヤベガ×(ニッポーテイオー)
年明けに太めになっていた馬体を絞り込んで徐々に良化傾向。
下半身の出来が結果に直結しやすい馬なので馬体写真をチェックして
おきたいところです。AJCC3着など中山2200mでも良績があり、
相手関係次第で好走の余地は十分にありそうです。
昨年のこのレースはドリームジャーニーを上回る末脚を発揮しており、
仕掛けどころさえハマれば・・・。

ドリームジャーニー】牡6 59.0 (栗東) ステイゴールド×(メジロマックイーン)
昨年はマツリダゴッホに引き離されてしまったものの、競り合いを制して2着。
内回り、小回りコースを押し上げて末脚を使うのが得意な馬で
中山への適性は相当高そうです。ただし、馬格がないので必ず外を
回さねばならないため、前が止まりにくい展開になると差し損ねる
危険性もあるので要注意。特に59kgを背負ってしまうと
これまで結果が出ていないだけに過信は禁物かも。

ベンチャーナイン】牡5 57.0 (美浦) エイシンサンディ×(コマンダーインチーフ)
かなりの末脚がある馬ですが位置取りが悪く、なかなか前に届きません。
中山では京成杯で2着に飛び込んでいますが、本質的には苦手コース。
重馬場は血統的にプラスなので、天気の助けが欲しいところですが
現状では上位馬とは差がある印象。

ミステリアスライト】牡5 57.0 (美浦) アグネスタキオン×(Caerleon)
デビュー2連勝目の葉牡丹賞ではマイネルチャールズ、ブラックエンブレム
といった後の活躍馬を完封。期待されましたが、屈腱炎により長期リタイア。
昨春の復帰からさらに休養を挟んで、今年の春からやっと調子が戻り始め、
ここ3戦は以前のように前で競馬が出来るようになり3連勝中です。
重賞クラスとの対戦がないため、力関係的に不足がありそうですが
馬場状態を活かして先に仕掛けられれば一発も・・・

ミッキーミラクル】牡5 57.0 (美浦) シンボリクリスエス×(Antheus)
淡々と引っ張るタイプの逃げ馬。中山では(1-0-2-0)と好成績ですが
上位馬との対戦ではないだけにどこまで通用するかは微妙。
前での末脚は鈍く、決め脚勝負になってしまうとかなり不足が
出てしまいそうです。

オールカマー(各馬分析1)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走予定馬についても見ておきたいと思います。

こちらは登録馬が11頭・・・(涙)
かなり寂しいですがメンバーは強力
秋のGⅠに向けて好レースを期待です。

ケンブリッジレーザ】牡7 57.0 (栗東) タイキシャトル×(タマモクロス)
長めの距離を好位から粘り込むような競馬でポツポツと好走がありますが
重賞でどうこう出来るほどの内容は示していません。
血統的には重馬場は良くありませんが、脚質的に合うのか
このところの好走は湿った馬場となっていますのでマギレるとしたら雨かも。

サンライズベガ】牡6 57.0 (栗東) アドマイヤベガ×(Theatrical)
先行気味に行く脚質ですが、決め脚が足りず重賞では好走止まりという成績。
道中に緩んで後半にペースアップする展開が得意パターンだけに
2200mという距離は合いそうです。
中山では不良馬場で1戦1勝、実績は平坦コースに偏っていますが
十分にこなせそうなので実績馬が仕掛け遅れたら一発も。

シルポート】牡5 57.0 (栗東) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
重賞挑戦となったエプソムCでは淡々と引っ張りつつ、
コーナーまでしっかり脚をためて粘り込んで2着。
レベル自体は低調でしたが蛯名騎手の手腕が活きた好走だったと思われます。
基本的にはかなりのジリ脚で上位馬相手に粘れるほどではないと思いますが、
馬場状態を活かして前有利の展開を作れたら・・・騎手の腕次第。

シンゲン】牡7 57.0 (美浦) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
3連勝で迎えた昨年のこのレースで3着、前走で骨折してしまい、
今回は復帰戦となります。
中段からの脚質で中山向きとは言えませんが、昨年は内で閉じ込められた
ところを馬群の隙間を割って出る根性の強さを見せ、ドリームジャーニーと
競い合う好走を見せました。
休養明けでいきなりの好走した経験もあるので侮れませんが
昨年ほどの状態とは言えないと思われますのでどこまで・・・

ジャミール】牡4 57.0 (栗東) ステイゴールド×(Sadler’s Wells)
血統的には中山が合うタイプだと思いますが、道中の押し上げが
出来ないのが弱味になりそうです。札幌記念では外外を回されて脚が伸ばせず
5着止まり。力がつき切っていないところを見せてしまった印象です。
中山でも勝ち星がありますが、コーナーで緩む展開が条件になるだけに
先行馬次第でしょうか。

続きます。

神戸新聞杯(中間雑感)   担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)の出走予定馬についてざくっと見たところですが、
ちょっと考えている事を書いておきたいと思います。

神戸新聞杯ではダービーの1、2着馬が始動。
当然中心視されてくるわけですが、果たして信用していいのか
個人的には疑問を感じています。

まず皐月賞ですが・・・
今年の内容は消耗度が低く、レベルが高いとは言い難いと考えています。
基本的に先行優位なレースですが、今年は先行馬がコーナーで
突き放すような競馬をしておらず、仕掛け遅れた後方の馬が
届いてしまった、というのが実情ではないかと。
勝ち馬のヴィクトワールピサは評価出来るレースをしていますが
2、3着馬に関してはある意味「完敗の内容」だと思います。
例年であれば差して届かず、に終わっていたのではないでしょうか。

続くダービーでは東京コースを乗り慣れない外人騎手が
ペースを握ったために、異常なまでのスローペースになってしまいました。
消耗度が高く、上がり3ハロンは33秒台に突入することはほぼない、
というのが例年の傾向ですが、エイシンフラッシュの上がりは32.7(爆)
この結果が全てを表している気がします。
キングマンボの系統はこうした瞬発力勝負に強い印象で
今年の上位2頭がキングズベスト、キングカメハメハ産駒で決まったのは
血統の成せるわざかもしれません。
末脚が非常にキレることは評価出来ますが、全体的な能力が高い
という評価はまだ出来ないかなと。

で、夏を越しての出来ですが・・・エイシンフラッシュはそれなりの様子。
力は出せそうですが、先を見た仕上げであることが否めません。
ローズキングダムは・・・まずいかもしれませんね。
細め感が加速(涙)もしここで好走したとしても次がさらに心配に
なってしまうかも・・・。

能力的には上位であると思いますが、付け入る隙は十分なんじゃないでしょうか。
(欲の皮が突っ張っているだけかも^^;)

今回の他のメンバーを見てみると・・・

先行しそうなビッグウィーク、マイネルゴルトは前で鈍らない脚が
使えるタイプなので距離延長さえこなせればかなり楽しみな雰囲気。

好位から仕掛けていけるシルクオールディーもレースの展開に
合いそうです。距離に不安がないのも好印象ですね(^^)

ネオヴァンドーム、レーヴドリアンは菊花賞で期待している馬なので
ここでどういうレースをしてくるか、注目したいところ。

2400mという距離、先行馬は距離延長になるので
手探りの競馬になると考えられるので、道中はおそらく緩むと思いますが
後半は締まった流れになってきそうです。
前の馬の脚が止まりにくい展開。
後方から差す競馬だと届かない公算が高いと思われます。

レースぶりから優位な脚質だと思われるのは
シルクオールディー、マイネルゴルト、ネオヴァンドームかな・・と。
あとは血統的に期待感のあるハートダダンダン?
エイシンフラッシュも以前のように好位で競馬が出来れば
当然怖い1頭ですが・・・

神戸新聞杯(馬体について)   担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【エイシンフラッシュ】
(皐月賞)
エイシンフラッシュ10皐月賞
(ダービー)
エイシンフラッシュ10ダービー
(神戸新聞杯)
エイシンフラッシュ10神戸新聞杯
休み明けということで馬体のハリの面では
まだ物足りない部分がありますが、筋肉自体は
それなりに維持しており、状態は悪くなさそうです。
骨格の発達により、少し薄く見える部分もありますが
全体的に良好な雰囲気だと思います。

【ローズキングダム】
(皐月賞)
ローズキングダム10皐月賞
(ダービー)
ローズキングダム10ダービー
(神戸新聞杯)
ローズキングダム10神戸新聞杯
春の時点で細かった馬体は休養明けでも戻らず、
成長という面ではかなり物足りない感じ。
細いだけでなく、筋肉のハリも低下。
上半身の力感が足りず、急坂への対応力にも
不安がありそうです。

【レーヴドリアン】
(きさらぎ賞)
レーヴドリアン10きさらぎ賞
(皐月賞)
レーヴドリアン10皐月賞
(神戸新聞杯)
レーヴドリアン10神戸新聞杯
伸びやかなシルエットになり、成長を感じます。
クビ差しにも力強さが出てきており、
状態は良さそうです。芦毛でわかりにくいですが
しっかりと絞り込まれているようですが
皮膚感は少し緩いようなので叩いて締まってくれば
次走が楽しみ。

【レッドスパークル】
(京成杯)
レッドスパークル10京成杯
(神戸新聞杯)
レッドスパークル10神戸新聞杯
大きな変化は感じられませんが、上半身の力感は
増してきている様子。逆に下半身はもう一歩。
全体的なバランスは良さそうなので
力は十分に出せそうですが・・・

【ビッグウィーク】
ビッグウィーク10神戸新聞杯
オウケンサクラ同様、少しコロッとした馬体。
バゴの産駒の特徴なのかもしれませんね。
馬体の印象からは距離延長は微妙。
少し腹回りが寂しいですが、前後の筋肉は
維持出来ており、状態は悪くなさそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

神戸新聞杯(各馬分析2)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ビッグウィーク】牡3 (栗東) バゴ×(サンデーサイレンス)
淡々としたペースで引っ張る先行馬。伸び脚があるわけではありませんが
最後まで脚が鈍らないので安定感があります。
距離延長になって道中に緩むポイントを作る必要が出てきますが
それが伸び脚につながるか、それとも良さが出せなくなるのか
注目したいところです。デビューから▲30kgと馬体を落としていますが
好走を続けているだけに絞れたと考えて良さそうです。
ただ、これ以上減らすのはプラスではないので当日の体重には注意したいところ。
馬格がないだけに斤量が増える影響も心配です。

マイネルゴルト】牡3 (栗東) ステイゴールド×(バイアモン)
東京に遠征したプリンシパルSでは▲18kgと馬体を落として失速。
ただし、逆に絞れたということになったのか、そこからガラリと内容が良化。
前で伸び脚が使えるようになり安定感が出てきています。
決め脚があるわけではないので微妙な面がありますが、
締まったペースでも脚が鈍らない点は評価出来そうです。
血統的には外回りよりは内回り、小回り向きだと思われますが
どちらかというとキレより粘りを活かすタイプのようなので
前に行ければ楽しみです。

マストハブ】牡3 (栗東) アフリート×(サンデーサイレンス)
中段からの競馬で春は伸び切れずに凡走を繰り返してしましたが
距離を延長した休み明けの札幌2600mでは早めに仕掛ける競馬で2勝目。
緩むペースの方が現状は合いそうですが、上位馬相手に対抗出来る程の
内容は示しておらず、レースレベルが極端に落ちないと厳しそう。

レッドスパークル】牡3 (栗東) ニューイングランド×(ヘクタープロテクター)
コーナーでの反応が鈍いながらも伸び脚を活かして好走を続けていましたが、
皐月賞以降の3戦は後方から何も出来ない競馬続き。
能力や体調というよりも気性的な難しさが出てしまった印象です。
休養を挟んで落ち着いてくれば復活があってもおかしくないですが
血統的に早熟気味なので成長力にも少々疑問。

レーヴドリアン】牡3 (栗東) スペシャルウィーク×(Highest Honor)
爆発的な末脚がある馬ながら、エンジンの掛かりが遅く
どうしても仕掛け遅れ気味になってしまう欠点があります。
阪神外回りコース自体は合うと思いますが、前が止まりにくい
展開になるようだと苦しいかもしれません。
デビューから体を減らしているだけに、夏の間にどこまで
戻せたかにも注意したいところ。
どちらかと言えば本番で期待したい1頭かもしれません。

ローズキングダム】牡3 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
中段からの伸び脚は世代中でも最上位クラス。
高い能力があるのは間違いないところですが、元々馬格がない上に
体重を落とし続けてしまっており、体調面に大きく不安がありそうです。
消耗度が少なかったダービーでは復活の好走を見せましたが
休養を挟んで体を戻せているかが一番のポイントになりそう。

ロードオブザリング】牡3 (栗東) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
東京への輸送で▲24kgと馬体を落としてしまった青葉賞では
いつものように好位に取り付くことも出来ずに大敗。
休養明けに+14kgと馬体を少し戻してきましたが
まだ末脚は鈍く、上位馬相手にいきなり好走があるとは考えにくい状況。

ワイズミューラー】牡3 (栗東) ジャングルポケット×(バブルガムフェロー)
スローの割に前の馬の脚が止まった東京2400mで勝ち上がり、
休養明けの札幌2600mでは2ハロンの瞬発力勝負で
鋭く伸びて前残りの展開を強引に差し込んで勝利。
洋芝適性を活かした内容だと考えられるだけに、野芝のキレ勝負になると
どこまで出来るか試金石になりそうです。
距離適性に問題はないですが、上位馬に通用するほどの内容は
まだ示していないだけに穴馬の中の1頭まで。

神戸新聞杯(各馬分析1)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アドマイヤテンクウ】牡3 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
スローペースで逃げた京成杯で2着。その後は▲20kg、▲16kgと
大幅に馬体を落としたこともあってか、徐々に位置取りが後ろになって
凡走が続いてしまっています。夏を経過して体調を整えてこれるかが
まずはポイント。2歳時点では上位馬と差がない競馬が出来た馬だけに
侮れませんが、いきなり復活を期待するのはどうでしょうか。

エイシンフラッシュ】牡3 (栗東) King’s Best×(Platini)
異常な瞬発力勝負となったダービーを勝って3歳馬の頂点に立ちましたが
内容が内容だけに真価を問われるのはこれから。
好位からスッと脚を使うことも出来ますが、このところは少し
脚をためる競馬になってきています。血統的に決め脚勝負になるなら
阪神外回りも十分にこなせそう。能力は当然上位だけにまずは
減っていた馬体を戻してこれたかに注目。

サンディエゴシチー】牡3 (栗東) マンハッタンカフェ×(Rahy)
札幌2歳Sまで無敗の3連勝で来ましたが、その後に失速。
血統的なイメージで見ればスローで力を発揮する平坦巧者。
末脚のキレ自体はそれほどではないので最低限好位からの競馬に
戻らないと苦しそうです。

シルクオールディー】牡3 (栗東) マンハッタンカフェ×(Kris S.)
かなり末脚のある馬で中段辺りからでも突っ込んで来れますが
ここ2戦は好位から早めに仕掛けて突き放すスタイルを確立。
古馬相手に完勝したことは高く評価して良さそうです。
阪神外回りで差し損ねているレースをしているだけに
騎手次第という面がありますが、上手くハマれば上位馬相手でも
食い込めそう。

タニノエポレット】牡3 (栗東) ダンスインザダーク×(ジェネラス)
不安定な成績ながら流れに乗って競馬が出来れば力を発揮する馬。
前走は道中が極端に緩んだにも関わらず、前の馬が止まって
上がり勝負になったところをクビ差でしのいで勝利。
競り合いを制した点は評価出来ますが、内容的には力を見せた
ものではないだけに上位馬に通用するほどでは・・・

ネオポラリス】牡3 (栗東) ネオユニヴァース×(トウカイテイオー)
連勝で臨んだ京都新聞杯では他馬に挟まれた影響もあってか思わぬ大凡走。
内容的にはそれほど評価出来るレースをしてきていないだけに
いきなり上位馬相手に通用するほどの成長を期待するのは酷かも。
前走の内容は度外視したとしても・・・まずは馬体を戻してからになりそうです。
休養中に腰に違和感が出た、というのも気になるところ。

ネオヴァンドーム】牡3 (栗東) ネオユニヴァース×(トニービン)
菊花賞にリンクする、と考えられるきさらぎ賞の勝ち馬。
好位から安定して脚が使える馬ですが、皐月賞では輸送の影響もあってか
道中で失速して脱落してしまいました。
大きく崩れた精神的な影響は怖いですが、休養を挟んで回復していれば
復活の余地は十分。距離延長でゆったり競馬が出来そうなのも
この馬にはプラスになりそうです。

ハードダダンダン】牡3 (栗東) ダンスインザダーク×(ミルジョージ)
未勝利戦を勝ち抜くのに10戦を要してしまいましたが、
先行気味に行って粘り込んだかきつばた賞で2勝目を挙げました。
秋に本格化するダンスインザダーク産駒だけに成長分に
期待したいところですが、前に行っての末脚はかなり鈍いので
上位馬相手に凌ぎ切れるかは微妙かも。

続きます。

神戸新聞杯(過去のレース内容チェック)  担【けん♂】

神戸新聞杯が行われる阪神2400mは06年の改装以降にまだ50レースしか
行われていません。

春と秋では馬場状態も違う上にレースの格もマチマチ・・・。
走破タイムで見てみても最速タイムと20番目では4秒以上の開きがあるわけで
ごちゃっとひとまとめに見てしまうと逆に特徴が見えなくなってきそうです。

これまでのところ、最速タイムを記録しているのは
09年の神戸新聞杯(イコピコ、2.24.2)となっており。
07年の神戸新聞杯(ドリームジャーニー、2.24.7)が3番目、
08年の神戸新聞杯(ディープスカイ、2.25.3)も5番目の走破時計であることを
考えると、おおよそこの条件ではレベルが高めの内容になりやすいと
見てよさそうですね。

レースレベルを決めるのは基本的に先行馬の力量なので
今年のレースがどんなペースになるかにも注目したいところです。

07神戸新聞杯
12.5-10.8-12.2-11.7-11.6-12.5-12.8-12.8-12.4-11.4-11.4-12.6
前半1000m 58.8
中間 400m 25.3
後半1000m 60.6

08神戸新聞杯
12.9-11.4-12.3-12.5-12.2-12.4-12.4-11.9-11.6-11.2-11.9-12.6
前半1000m 61.3
中間 400m 24.8
後半1000m 59.2

09神戸新聞杯
12.6-10.8-12.1-12.5-12.3-12.2-12.7-12.4-12.1-11.3-11.5-11.7
前半1000m 60.3
中間 400m 24.9
後半1000m 59.0

07年の神戸新聞杯は前半がかなり速く、中盤で大きく緩んだ内容。
後半にペースアップはしているものの、加速に入るタイミングが遅く、
先行馬に余力が残りやすい展開となっています。
2着~4着は前でレースをした馬が残っており、
後方から差したドリームジャーニーはちょっと異常値とも言える爆発力を
見せた感じですね。前の馬よりも1.0~1.5秒程度速い上がりを
使えているわけで、格の違いを見せた印象。

08年の神戸新聞杯は前半から淡々と流れるペース。
緩むポイントはないものの、各馬が余力を残しつつ、様子を伺うような
感じで通過しています。
中盤に入ってもペースは緩まず、後半1000m辺りから
ペースが上がって行く非常に厳しいラップ構成ですね。
隊列は長めで直線に入ることになりますが、最後から2番目のラップで
すでに脚が止まってきていることがわかるとおり、
余力のない先行馬が脱落する展開となっています。
位置取りでは先行馬有利ですが、実力がはっきりと問われますので
実質的に差し馬が有利な展開。
2着~4着は10番手以降からの差し馬で占められており、
1着のディープスカイだけが好位で押し切る強い内容を見せています。
前年とはまた別に、1頭だけ別次元の競馬をしたと言えそうです。

09年はちょうど07年と08年の中間のようなレース。
前半は淡々と流れる平均ペース。中盤に一旦少し緩んで
脚をためる区間を作っていますので、全体的には前の馬に有利な展開
なっています。長距離の名手、武豊騎手ならではのペース配分ですね。
2、3着は前に行った馬が残っていますが、中段後方から
次元の違う末脚を見せたイコピコはここまでの能力だとは・・・

基本的に前の馬が有利な傾向はあるものの、道中の消耗度や
仕掛けどころによって脚が止まってしまうこともあるレース。
果たして今年はどんなレースになるでしょうか・・・

今週の展望&備忘録   担【けん♂】

なんやかんやで月曜はほとんど考察も出来ずに過ぎてしまいました。

月曜開催があるってのもなんか気持ち的に週が切り替わらなくて
逆にしんどいですね(^^;

コメント欄で教えて頂きましたが、セントライト記念を制した
藤岡佑騎手のコメントは

×スローペースなので前寄りで競馬をしたかったけど行けなかった。
○スローペースになると思ったので前に行きたかったが正反対の競馬だった。

ということでどうもニュアンスがちゃんと伝わっていなかったようです。
以前にもこうした伝達ミスみたいなことはあったわけで
いらぬ誤解を生みやすいので気をつけてもらいたいものです。
自分自身でも正確に情報を手に入れられるようちゃんと調べなければ
いけませんね。※距離短縮組さん、ありがとうございます(^^)

ローズSについても少し書き忘れたことをメモ代わりに。

勝ち馬のアニメイトバイオはゼンノロブロイ産駒
この血統はどうやらかなり上半身の発達度が高いようで
急坂をものともしない、というか逆に他馬の脚が止まれば
相対的にプラスになる傾向が見受けられます。

逆に最後に脚が及ばなかったワイルドラズベリーはファルブラヴ産駒
種牡馬データを取ってみたところ、かなり平坦巧者の傾向が出ており
今回は最後の坂が影響した可能性がありそうです。

次戦の秋華賞の舞台、京都がプラスになるのは・・・この2頭で言えば
ワイルドラズベリーになるかもしれません。
ただ、距離延長は微妙なのでその辺りがどう出るか・・・。

アパパネも次は良化が望めそうです。すんなりと馬群から抜け出る脚は
見せただけに、やっぱり有力候補であることは間違いなさそうです。

仕上がり途上に見えたアグネスワルツは条件が良化する次は楽しみですが、
出来には注意したいところ。

オウケンサクラは・・・筋肉の増量分をまだ活かせていない様子。
使い詰めできた馬だけに間が空いて精神的に切れてしまった影響
ありそうです。急な良化があるかは微妙かも・・・。

エーシンリターンズは軽い造りの馬だけに京都に舞台が代わるのは
プラスになりそうです。勝ち切るまでは微妙でも評価はしておきたい馬だと
思われます。

さて、今週は
・神戸新聞杯(阪神2400m)
・オールカマー(中山2200m)


どちらも今後につながる大事なレースですので、中身を見ておきたいところです。

神戸新聞杯は先週同様、春の実績馬VS夏の上がり馬という構図。
有力馬が休み明けになるだけに状態の変化に注意したいですね。
こちらはザクッとした各馬の考察をした上でまとめていく予定です。

オールカマーは頭数が少ないレースになりそうです。
ドリームジャーニーが出てくるだけに、相手探しでしょうか。
元POG馬のミステリアスライトがとうとう重賞挑戦になるので
考察は別にして?しっかり応援したいと思います(^^)g