けいけん豊富な毎日

小倉記念最終予想   担【けん♂】

いやーなんだか7月はあっという間でした・・・。
筒井康隆の小説じゃないですが、まさしく時間が滝になって
流れ落ちていっているような感覚です(^^;

やりたいことは一杯あるのに手一杯(爆)
毎週の考察もルーチン、マンネリ化しないよう
気を引き締め直して頑張りたいものです。

小倉記念(小倉2000m)についてまとめていきたいと思います。

例年よりも少し速いペースで行きそうなレース。
今年も決着タイムは1.57~1.58秒台程度になりそうです。

前半からガンと行けば、かなりの消耗戦。
先行馬の末脚は元々かなり鈍いので、少し間を置いて
馬場中央付近を差して来れる馬に期待しています。
内をすり抜けるような展開にはならないかもしれませんが
穴を開けるとしたらこういう脚質の馬なので、注意しておきたいと
思っています。

出走枠順
小倉記念出走

これまでの考察
展開分析→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
展開分析2→ココ
斤量負担分析→ココ
馬体について→ココ
有力馬抽出→ココ
騎手データ分析→ココ
芝状態チェック→ココ
展開想定→ココ

先週は先行押し切りのレースもかなり出ていた小倉競馬場。
芝状態は良く、内のコースもそれなりに伸びると考えられるので
外を回して行く馬については4コーナーで先頭付近に
押し上げるほどの機動力が求められることになりそうです。
素直に位置取りの優位が着順につながるのではないかと・・・

今回の予想
◎アドマイヤオーラ
○バトルバニヤン
▲ナリタクリスタル
△ニホンピロレガーロ
×シルクネクサス
×ステップシチー

アドマイヤオーラは本来の実力的にはここはあっさり
クリアーしてもらいたい馬。
好位につけて鋭い脚が使える馬ですし、軽い芝が得意な血統。
安藤勝騎手はこの条件が得意ですし、条件的にはバッチリはまります。
問題は斤量・・・逆にこの斤量で勝ち切ればGⅠ級という
証明になるかもしれません。頑張ってもらいたいですね。

バトルバニヤンにとっても条件が整ったレース。
リリーフの和田騎手の手腕にも期待したいところです。
決め脚はそれほど鋭くないので仕掛けどころが重要になりそう。
上手く押し上げてもらいたいですね。

ナリタクリスタルは前走から大きく条件良化。
今回の枠順ならば中段から内を抜けてくる選択もありそうです。
決め脚もそれなりにあるので一発を期待。

ニホンピロレガーロはちょっと厳しい枠に入ったかも。
外を回すとなるとどこまで届くか微妙です。
馬体の状態は良さそうですし、能力自体は高いので
好走を期待しています。

シルクネクサスは好位からの脚質で、実績的には
ここでも上位評価出来る馬。
前走の失速は斤量負けだとすれば上昇があってもいいかもしれません。
とはいえ、急な良化に過剰な期待は出来ないので押さえまで。

ステップシチーもどれくらい良化しているか微妙です。
小倉で大幅に上昇する川田騎手の力量込みで・・・押さえまで。
馬体を大幅に絞ってくるのが大前提だけに、当日の様子にも注意。

武豊騎手復帰で力の入るスマートギアは末脚の能力で言えば
この中ではトップクラス。
前に届く可能性はありそうですが、ケガ明けだけに
押し上げて行くような騎乗や渾身の追い込みも期待いにくいかと。
果たして完全復活なるか、騎乗ぶりに注目したいです(^^)

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小倉記念(展開想定)  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)の枠順が出たところでざっと展開を
考えてみたいと思います。

絡まれずに行けたら、というオースミスパークが先行するには
絶好の枠に入り、思い切って行きそうです。
藤岡康騎手はどちらかと言えば逃げ馬に乗ったときは暴走系の騎手、
という印象。行くだけ行く競馬になりそうですね。

外枠に入ってしまったサンライズベガは前走の敗因を出遅れ、と
しているだけに今回はスタートに気をつけてしっかりと
前につける競馬をしてきそうです。
松岡騎手は小倉初参戦。福島と同じイメージで乗る、というコメントが
出ていましたが・・・果たして?

最内のスマートギアは一旦思い切って下げることになりそう。
復帰の武豊騎手は騎乗を2鞍に絞っての登板。
重賞に力を込める、という意味合いもありそうですが
本調子ではないことは明白。いくら小倉の鬼でもいきなりは・・・

ステップシチーは好位で競馬が出来る馬ですが、状態が良かった頃は
長い距離でゆったり走っていただけに、今回は少し後ろ目の
ポジションになりそうです。
小倉での上昇度が高い川田騎手だけに侮れませんが
叩いていきなり回復と行くかどうか。

ナリタクリスタルは中段の内で待機になりそう。
幸騎手も小倉は苦手ではないので内を抜けるとしたらこの馬かも。
斤量もグッと楽になりますし、小倉滞在で調整も万全。
条件的にはかなり良さそうです。

ドモナラズの柴田善騎手も小倉初参戦。
前回同様、後ろから外を回すことになりそうですが
七夕賞でも遅れて直線に入ったように反応自体は良くない馬。
届かせることが出来るでしょうか。

ホワイトピルグリムも福永騎手も小倉は得意な騎手ですが
今回が初コンビ。仕掛けどころがわからない馬というのは
難しいと思われます。スウィフトカレントで内へ切れ込んだことが
あるだけに要警戒だとは思います。

マキハタサイボーグは後方へ。

シルクネクサスの前走は後方から押し上げる競馬。
好位につけてこそ、という馬だけに今回は上手くスタートを
切りたいところ。

アドマイヤオーラの安藤勝騎手は小倉を大得意にしています。
末脚のある馬で出遅れもあるので微妙ではありますが
ある程度前につけて行くと考えられます。
斤量だけが問題、という馬だけに位置取りさえしっかり取れば
期待出来そうかと。

アルコセニョーラの武士沢騎手も小倉初参戦。
馬格がなく、外を回すしかないのでタイミングは難しそう。

バトルバニヤンは和田騎手とは初コンビ。
小倉での上昇度が非常に高い騎手だけに、鞍上強化と言っても良さそうです。
前走では道中にしっかり位置を押し上げていましたが
早仕掛けだったかも、という陣営のコメントが気になるところ。
仕掛けどころが遅れると怖いだけに・・・

メイショウレガーロは先行気味に行きたいところですが・・・
スローでこその馬だけに今回は相手関係が厳しいかも。
岩田騎手は小倉で強いので侮れませんが、好位の外が精一杯かも。

ラインプレアーはマイル周辺でも好位につけていたので
今回もスッと前に行くことが出来そうです。

ゼンノグッドウッド、サンレイジャスパーは後方へ。

トーホウレーサーも本来は先行脚質。
初騎乗の浜中騎手もサンライズベガに合わせて前に行きそうです。

ニホンピロレガーロは内側の馬を見送って中段の外辺りでしょうか。
状態は良さそうですが、外を回して上がって行ってどこまで・・・

おおよその位置取り

先行
オースミスパーク
サンライズベガ
トーホウレーサー

好位
アドマイヤオーラ
ラインプレアー
シルクネクサス
メイショウレガーロ

中段
バトルバニヤン
ナリタクリスタル
ニホンピロレガーロ
ドモナラズ
ホワイトピルグリム
ステップシチー

後方
サンレイジャスパー
ゼンノグッドウッド
アルコセニョーラ
マキハタサイボーグ
スマートギア

前半から速くなりやすい小倉2000m。
後半に下り坂に入るため、息を入れられないまま締まったペースで行く
消耗戦になりそうです。

先行気味に行くと巻き込まれて失速しそうですが
それなりに力がある馬だけに4コーナーで詰まりながらも
一旦はスッと縦に長い形で直線に入る感じを想定。

少し遅れて馬場中央を抜けて来れる好位、中段前の決め脚のある馬が優位。

後方から外を回す馬はかなり厳しいと思いますが、
万が一、前の馬の脚が早めに止まる展開になって横に大きく
開く隊列になるならチャンスもあるかも。

小倉記念(芝状態チェック)  担【けん♂】

小倉競馬場の芝状態を見るために、前週に行われたレースの
上がり3ハロン上位を過去の年と比較してみました。

西日本スポーツ杯
・10年 33.1 33.2 33.3
・09年 (不良馬場)
・08年 33.4 33.8 34.1
・07年 34.3 34.3 34.5

足立山特別
・10年 34.2 34.3 34.3
・09年 (不良馬場)
・08年 33.9 34.3 34.4
・07年 35.3 35.6 35.7

北九州短距離S
・10年 33.2 33.4 33.5
・09年 34.0 34.1 34.1
・08年 33.9 33.9 34.1
・07年 34.2 34.2 34.3

有明特別
・10年 34.0 34.1 34.6
・09年 33.7 34.2 34.5
・08年 33.7 34.2 34.3
・07年 34.6 34.8 34.9

もちろん、展開によって末脚の伸びには違いが出てきますので
単純比較はしにくいわけですが、どのレースを見ても今年は
上がり3ハロンの数字が速めで、芝状態が良いことが推測出来ます。

07年は内がすでに荒れ気味だったようで、時計が遅めです。
この年の小倉記念でも完全に外伸びの馬場状態
内の先行馬の脚が止まり、外を回したサンレイジャスパーが差し切るという
展開になりました。

09年は前週の土曜日まではそれなりに速い馬場でしたが
日曜日に不良馬場となり、翌週もかなり重い馬場に変化していた様子。
パワーの要る馬場で強いホッコーパドゥシャが2着に入っており、
エリモハリアー(5着)、マイネレーツェル(6着)というように
軽いキレだけではない馬の好走が目立ちました。

今年の芝のイメージは・・・08年に近い感じでしょうか。
4コーナーで先頭付近に押し上げていたドリームジャーニーが
馬場中央を突き抜けて圧勝。
同様に先に仕掛けたダイシングロウが2着に入り、最内で粘った
ヴィータローザが4着と前残り。
4コーナーで前にいた馬が上位に入り、仕掛けが遅かった
ケンブリッジレーサが3着という内容でした。

今年は前半からかなりのハイペースが想定されるので、前の馬の脚は
最後に大きく鈍りそう。
番手集団からの抜け出しが有効になりそうです。

後方から追いかける馬がどこまで届くか・・・
好位からの差し馬についてもかなりのスタミナが問われることになりそうです。
2000m以上のレースで実績がある馬という点も意識してみたいですね。

小倉記念(騎手データ分析)  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)に騎乗予定の騎手データについて
ふれておきたいと思います。

今週も生涯成績との比較で小倉2000mでの上昇度(下降度)を
見てみました。

小倉2000m:騎手データ
小倉記念騎手

この条件で上昇度が高い騎手は・・・和田騎手、川田騎手
一流騎手と肩を並べる成績になっており、侮れません。

実質的な最上位騎手は・・・武豊騎手、続いて安藤勝騎手
この辺りになると2回に1回は3着以内、という超高確率になっています。
武豊騎手は別に取っている騎手データでも「小倉の鬼」という
数字になっていますが、直近のデータでは微妙に下降気味。
今回は骨折明けの復帰戦ということで気合は入っていると思いますが
体がちゃんとついてきてくれるのか、注目です。

ある程度騎乗回数をこなしている騎手については小倉での成績は
基本的に悪くありません。
福永騎手、小牧騎手の上昇度も十分に期待出来るモノだと思います。
福永騎手は・・・2、3着が妙に多いですね(爆)
先頭では買いにくい騎手かと(^^;

騎乗回数が少ない中では・・・岩田騎手は相当な好成績。
勝率ではNo1となっており、ハマれば1発がありそうです。

国分騎手、松山騎手は連対ゼロ・・・厳しいですね。
武士沢騎手、松岡騎手、柴田善騎手は小倉初参戦。
経験豊富な騎手だけに、それなりにこなしてくるとは思いますが
コース取り、仕掛けどころなど微妙なところで差が出てしまうかも
しれませんね。

小倉記念(有力馬抽出)  担【けん♂】

ちょっと今週はバタバタしており、なかなか考察する時間が取れません(>_<)
今晩辺りに手が空いたら追い込みに入らねば・・・(爆)

小倉記念(小倉2000m)の出走馬が発表になりました。
マルカシェンクが回避、ステップシチーが繰り上がりです。

ステップシチー】牡6 ステイゴールド×(リアルシャダイ)
08年夏に新潟、函館で連続好走。好位からかなり鋭い脚を使える
期待馬でしたが、屈腱炎により約2年の休養。
復帰戦では+20kgと大幅に馬体重を増やして、初ダートで
周ってきただけ。明らかに試走でしたのでまったく参考外ですね(^^;
叩き2走目でいきなり重賞挑戦というのは厳しそうですが
大きく馬体を絞って出て来れたら能力、脚質面では面白い1頭に
なるかもしれません。とはいえ、通常はいきなり全開とはいかないかと・・・。


ひとまず、ざっと有力馬をピックアップしてみたいと思います。

好位、中段からの差し馬
・バトルバニヤン
・ナリタクリスタル
・アドマイヤオーラ
・ホワイトピルグリム

先行馬
・サンライズベガ
・オースミスパーク

後方からの追い込み馬
・スマートギア
・ニホンピロレガーロ
・アルコセニョーラ
・ドモナラズ

状態疑問ながら穴馬として・・・
・シルクネクサス
・ステップシチー

通常であれば脚質優位なのは好位、中段からの差し馬になりそうです。
バトルバニヤン、ナリタクリスタルは仕掛けどころ次第でかなり
楽しみな馬になりそうかと。
アドマイヤオーラは実力的にはあっさり勝ち切ってもおかしくない馬ですが
斤量との兼ね合いでしょうか。こちらも位置取りが影響しそうです。

ホワイトピルグリムは末脚のキレ勝負だと少し分が悪そう。
押し上げていくような脚質ではない点でも不安がありそうかと。

先行馬はオースミスパークがどういうペースで行くかが
まず大きなポイントになりそうです。
これまでどおり、思い切って引っ張るようだとガクッと止まることも
十分に考えられるので、粘り込みは難しいかもしれません。
サンライズベガの状態は良さそうですが、積極的に行っても
脚が鈍いのが致命傷になってしまうかも・・・。

後方から外を回す馬は基本的に届かないレースですが、
先行馬がハイペースで崩れるような展開になるなら
出番があるかもしれません。
キレで言えばスマートギアですが・・・復帰戦となる武豊騎手が
タイミング良く追えるかどうか微妙に不安。
馬体の状態もそれほど良くは見えなかっただけに・・・。

状態の良さではニホンピロレガーロでしょうか。
休養明けと言ってもそれほど間が空いていないので
状態は維持出来ている様子に見えました。

アルコセニョーラ、ドモナラズはコーナーで横一線になるような
レースになれば出番があるかもしれませんが・・・基本的に
重い馬場でこそ、というタイプだけにここでは期待しにくいかも。

小倉記念(馬体について)  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【スマートギア】
(09アルゼンチン共和国杯)
スマートギア09AR共和国杯
(京都金杯)
スマートギア10京都金杯
(小倉記念)
スマートギア10小倉記念
引き締まっていると評価することも出来ますが
どちらかというと少し肉が薄い印象。
筋肉の充実度の面ではもう一歩という感じでしょうか。
バランスが崩れているわけではないのでそれなりに
力は出せそうですが、バネを活かすタイプなだけに
ハリが足りなく見えるのは不安材料。

【サンライズベガ】
(大阪杯)
サンライズベガ10大阪杯
(七夕賞)
サンライズベガ10七夕賞
(小倉記念)
サンライズベガ10小倉記念
相変らず滑らかな毛ツヤで見栄えのする馬体。
今回は前走よりひと絞り出来た感じで
状態は良化傾向にありそうです。
筋肉のメリハリもついてきており、この馬なりの
力は十分に出せそうな仕上がりだと思います。

【バトルバニヤン】
(09京成杯AH)
バトルバニヤン09京成杯AH
(小倉記念)
バトルバニヤン10小倉記念
毛ツヤが良く、体調面に問題はなさそうです。
上半身の筋肉量に少し不足がありそうな点と
後肢が少し引きつけ不足なところが気になりますが
全体的にはバランスも崩れていませんし
良い状態を継続出来ている印象です。

【ドモナラズ】
ドモナラズ10小倉記念
少し腰高で下半身に偏った馬体。
上半身にパワーがない点は下り坂の多い小倉の方が
合う可能性がありそうですが、スッと位置を上げるような
機動力がないのは微妙。状態は悪くなさそうですが
重賞を連勝するような迫力は・・・

【ニホンピロレガーロ】
ニホンピロレガーロ10小倉記念
つくべきところに筋肉のついた好馬体。
毛ツヤも良く、体調にも問題はなさそうです。
比較写真がないので変化はわかりませんが
かなり良い状態でレースに臨めそうです。

【オースミスパーク】
オースミスパーク10小倉記念
少し間延びして見える馬体。
マイナス体重を戻す過程で少し腹回りに余裕が
ある印象です。前後の筋肉のメリハリももう一歩。
良化してきているとは思いますので、8割程度の
仕上がりでどこまでやれるか・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

小倉記念(斤量負担分析)  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)はハンデ戦となっています。

過去の上位馬の斤量と実質斤量負担について見てみると・・・

過去の小倉記念:斤量負担
小倉記念斤量1

実質斤量負担(斤量÷馬体重:%)が13%を超えて勝っているのは
ロサード、そして08年のドリームジャーニーのみ。
この辺りは明らかに馬の力が抜けている、と考えて良さそうです。

勝ち馬に関してはこの2頭を除くと12%を超えていません
2着に1度12.2%のヴィータローザが入っていますが
2、3着でもそれ以外は全て11%台以下になっています。

ドリームージャーニー、ロサード(2度目)はトップハンデ、
ヴィータローザ、ロサード(1度目)は2番目のハンデとなっており、
相当な実績馬(評価馬)でないと12%以上の斤量負担の馬は×
だと考えられます。

今年の出走予定馬について一覧にしてみました。

小倉記念出走予定馬の斤量負担
無題小倉記念斤量2

12%を超える馬が7頭
その内、アルコセニョーラは13%台に突入してしまっています。

前走の馬体重をベースにしているので、ドモナラズ、ホワイトピルグリム、
メイショウレガーロ辺りまでは馬体増ならギリギリセーフになるかも。
逆に馬体減なら危険なニオイ。

アドマイヤオーラは過去の例から言えば非常に危険ですが
トップハンデということで、実力、実績馬として
例外の中に入れるかどうか・・・抜けた力があれば
なんとかなるかもしれません。

パッと見、人気を背負いそうな馬が軒並みアウトゾーン(爆)
12%以上の馬以外で決着するならかなりの荒れ模様になるかも
しれませんね(^^;

小倉記念(展開分析2)  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)は開催時期が何度か変更になっています。

・86年~93年 8月末
・94年~05年 8月中旬(98年は京都開催)
・06年~09年 8月頭

同じ月の中とはいえ、開催が進むと一気に内側の芝が傷んでくる小倉競馬場。
どのコースが伸びるのかがガラリと変わってしまう印象です。
当然、各馬のコースの取り方も変わってくるはずで
有力視できる位置取り、脚質というものが変化してきていると
考えられます。

時期別に上位馬の4コーナー位置取り平均を見てみました。

・8月末
1着→2着→3着
 3→ 4→ 3(番手)

・8月中旬
1着→2着→3着
 4→ 5→ 4(番手)

・8月頭
1着→2着→3着
 7→ 4→ 6(番手)

特に勝ち馬の位置取りについては露骨に後ろになってきています。

以前は先行逃げ切り、押し切りが目立っていたこのレースですが
開催時期が8月頭になってからは明らかに逃げ馬不振

06年2着のヴィータローザ、08年2着のダイシングロウは
4コーナーで2番手、1番手につけてはいますが、
道中は10番手以降にいたところから押し上げてきた馬で
先行馬ではありません。

単純に勝ち時計の平均を見てみても

・8月末 2.01.7
・8月中 1.59.9
・8月頭 1.58.2

と明らかに速くなってきており、ペースが上がっているのも
前の馬の消耗を加速させている要因になっていると考えられます。

差し馬優勢、という状況は今年も変わらないと思われます。
あとは伸びるコースでしょうか。

外を回して届くのかどうかは先行馬の質次第で大きく影響が
ありそうですし、内側の馬場の荒れ方によって内を割って来る馬の
伸び脚は変わってきそうです。

・芝の状態
・先行馬の質
・枠順
・位置取り
・騎手


この辺りの兼ね合いが重要になりそうです。

小倉記念(各馬分析3)   担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

アドマイヤオーラ】牡6 58.0 (栗東) アグネスタキオン×(Caerleon)
復帰戦の金鯱賞で5着、前走は苦手な湿った馬場に脚を取られながらも
3着に粘り込んでいます。復帰して以降は前に行く脚質に戻ってきており、
今回も前につける競馬が出来れば伸び脚の切れでは最上位クラス、
斤量に不安があるものの、大いに期待出来そうです。

サンライズベガ】牡6 55.0 (栗東) アドマイヤベガ×(Theatrical)
先行気味に行ってタフな脚が使えますが、キレ不足が痛いところ。
前走では後方からの競馬になり、それなりに伸び脚が使えたのは
収穫でしたが、それでも足りず。本来の脚質で勝負したとしても
上位馬相手にどこまで粘れるか・・・。

ゼンノグッドウッド】牡7 54.0 (栗東) エアジハード×(ホワイトマズル)
芝転向から3連勝と注目された昨春から3着もない成績に
落ち着いてしまっています。位置取りが後ろ過ぎる割にキレがなく
現状のままでは好走の余地はなさそう。
いっそ思い切って先行する競馬でも出来れば・・・

ホワイトピルグリム】牡5 56.0 (栗東) クロフネ×(エリシオ)
中段からかなりの切れ味のある脚を使える馬ですが、本格的な
末脚勝負では少し分が悪く、中途半端な面があるのが重賞では出てしまいがち。
道中に位置取りを上げていくような器用さに欠けている点で
このレースへの適性は微妙かも。力を出し切ってどこまで食い込めるか・・。
馬体を少し増やしているので今回は絞り込むくらいで仕上がりそうです。

トーホウレーサー】牡6 56.0 (栗東) チーフベアハート×(サクラユタカオー)
重馬場の福島で逃げ切り勝ちがありますが、復帰戦となった前走では
前からズルズルと下がる一方。叩いて良化を望みたいとしても
ちょっと負け過ぎの内容という印象。
芝で出走した6走中、5走までが雨という雨男?だけに
今週の天気も心配ですね(^^;良馬場でどこまでやれるかも
見てみたいところかと。

メイショウレガーロ】牡6 56.0 (美浦) マンハッタンカフェ×(Carson City)
超絶スローペースに持ち込んだ巴賞で2着。
基本的に前半をゆったり行けないと脚が残せないので他馬に引っ張られてしまうと
厳しいと思われます。粘りこむタイプで伸び脚不足。適性にも不安が
あると思われます。

小倉記念(各馬分析2)   担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サンレイジャスパー】牝8 50.0 (栗東) ミスズシャルダン×(Cozzene)
07年の小倉記念を勝っていますが、その後3着以内が1度もない状況。
脚質も後方からになってしまっていますし、末脚の切れも以前のような
力はないので後方のままで終わってしまっています。
体重が絞り切れていない状態も続いていますので、まずは馬体減が
最低条件。それでも急激な良化を期待するのは酷かと。

ナリタクリスタル】牡4 55.0 (栗東) スペシャルウィーク×(ペンタイア)
中段から末脚を伸ばす脚質で小倉大賞典でも2着に食い込んでいます。
脚色自体は重賞でも上位馬にまったくひけを取っていないだけに
タイミング次第で上位進出も十分に可能性がありそうです。
前走でもタフな流れの中を好位から脚を鈍らせずに伸び切っており、
レースへの適性も高そうです。

バトルバニヤン】牡6 57.0 (栗東) ジャングルポケット×(Crafty Prospector)
調子はかなり回復してきているようで、七夕賞でもある意味一番強い競馬を
したのはこの馬だと思われます。中段から好位に押し上げつつ
末脚を伸ばすスタイルは小倉記念につながる内容と言えそうです。
切れがあるわけではないので、押し上げが足りないと届かずに
終わる可能性もあるため、騎手の腕も大きく影響してきそうです。

ニホンピロレガーロ】牡7 56.0 (栗東) アドマイヤベガ×(ニホンピロウイナー)
09年の年明け辺りから本格化傾向を見せてます。
負けたレースは長期休養明けで絞れていなかったり、距離が長過ぎたり、と
それなりの理由があり、能力を出し切れれば重賞クラスでも通用する
馬だと考えられます。以前は先行気味に行っていましたが近走では
基本的に後方から瞬発力を活かすスタイルなので、外を回すようだと
厳しいかもしれません。

マキハタサイボーグ】せ8 53.0 (栗東) メジロブライト×(ノーザンアンサー)
07年以来好走なし・・・前で脚が止まり、後方から脚が使えずでは
頑張りようがない印象です。前走の大敗は苦手な湿った馬場の影響も
ありそうですが、それを差し引いても期待出来るポイントが
残念ながら見あたりません・・・。

ラインプレアー】牡5 55.0 (栗東) クロフネ×(Diesis)
新潟1600mを2番手から押し切って勝っていますが、芝の好走は
この1走だけ。主戦場はダートの短距離だっただけに、芝の中距離重賞への
適性は考えにくい状況です。前走のエプソムCでは好位から失速。
さらに距離延長というのはプラスにはならなそうです。

続きます。

小倉記念(各馬分析1)   担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)の出走予定馬について見ていきたいと思います。

オースミスパーク】牡5 56.0 (栗東) アドマイヤベガ×(フォーティナイナー)
マイル周辺を使われてきており、年明けには3連勝で小倉大賞典を制覇。
ハナを切って行くスタイルが定着してきており、距離延長でも少し速めの
ペースで引っ張っていきそうです。
前走は休養明けで▲16kgと馬体を落としてしまい、道中で脱落して大敗。
今回は体調面にも注意が必要になりそうです。
どちらかと言えば、行くだけ行って粘りこむ脚質なので上位馬相手に
粘り切れるかは不安かも。

マルカシェンク】牡7 57.0 (栗東) サンデーサイレンス×(Zafonic)
出遅れ癖がさらに加速気味(爆)後方からの脚質でどこまで届くか、
というだけの競馬になってしまっています。
前の馬が止まらないと厳しい状況。内を割るようなコース取りが
出来れば面白い1頭ですが、外を回すようなら洋ナシになりそうです。

ドモナラズ】牡5 55.0 (栗東) アフリート×(ナリタハヤブサ)
ドモなってしまった前走の七夕賞(爆)コーナーで横一線になり、
馬場状態が良かった外側を通れたのが功を奏した印象です。
後方から外を回す競馬が最も合わないタイプのレースなので
同じような騎乗をしてくるならば今回は厳しそうです。

アルコセニョーラ】牝6 55.0 (美浦) ステイゴールド×(モガンボ)
またもや福島で好走、やはり重い馬場で横一線からの末脚勝負になれば
力を発揮してきます。後方からの脚質で、馬格がないので外を回さざるを
得ないのが厳しいところ。余程前が止まる展開にでもならなければ
出番はなさそうです。

スマートギア】牡5 57.0 (栗東) マーベラスサンデー×(パドスール)
後方からの脚質ですがハマったときの切れ味は桁違い。
どこまで届くかという形になってしまうので成績自体は不安定になってしまいます。
基本的に外を回すタイプなのでこのレースへの適性は微妙。
今週から復帰する武豊騎手のコース取りと仕掛けどころに注目ですね。

シルクネクサス】牡8 56.0 (栗東) グラスワンダー×(スターリフト)
2年ぶりとなった前走では60kgの酷量を背負って好位に押し上げて
行きましたが、最後に脚が止まって大敗。状況が悪過ぎただけに
どこまで戻っているかはわかりませんが、急激な良化を期待するのは
厳しそうです。以前のように先行、好位につけて行けるのであれば
好走の余地はありそうですが・・・

続きます。

小倉記念(展開分析)   担【けん♂】

小倉2000m

小倉記念が行われる小倉2000mをコース図にして
開催時期が変更になった06年からの4年分の小倉記念の各ラップを
平均して付記してみました。

小倉2000mはスタンド前のポケットからのスタート。

スタート直後は400mほどの平坦な直線になっているため、
先行するのに内外の枠順の差はそれほどなさそうです。
思い切って行く馬がいる場合は前半からペースを上げやすい構造でもあります。

3ハロン目からはカーブしながらの上り坂、カーブの途中で
今度は下り坂になり、向こう正面の直線に突入。
このため3~4ハロン目でどうしても一旦ペースが遅くなりますが
スピードを上げつつ直線に入るため、ここからは息を入れられない
厳しいペースになりがちです。

コース図を見ても800m通過時点からペースアップが始まっているのが
確認出来ます。
徐々にですがペースを上げながら、締まった流れになっており
かなりの消耗戦になっていると考えられます。

3コーナー入り口からさらに下り坂がスタート。
ペースを上げながらカーブしていくので勢いがついて各馬が
外に膨らむようなことがあると、06年のスウィフトカレント
昨年のダンスアジョイのように最後方からポッカリ空いた内側を突いて
ショートカット
しながら差し切る、ということもあるようです。
この辺りは騎手の性質なども考えたいところかと。

函館記念は上り坂で消耗した先行馬を好位から差す、という展開でしたが
小倉記念は、長くいい脚を要求されて消耗した先行馬を好位追走馬が差す
という展開が想定されます。

意味合いは違いますが、有力だと考えられる脚質や位置取り、
コース取りはかなり似てきそうですね(^^)

有力だと考えられる脚質
・内を割れる末脚のある馬
・好位からキレ味のある脚を使える馬
・長く良い脚が使える先行馬(末脚が鈍い馬は×)

函館記念回顧(馬の力+騎手の力)  担【けん♂】

函館記念が終わりました。

それなりに揃ったメンバーになりましたが、どの馬も一長一短。
かなりの混戦模様の予感・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲マイネルスターリー   1.58.5  上がり35.3
2着◎ジャミール
3着 ドリームサンデー

5着○フィールドベアー
6着×マンハッタンスカイ
9着×スズカサンバ
10△シャドウゲイト

※全着順は→ココ

外枠から予想通り積極的にテイエムプリキュアが飛ばして行く展開。
ドリームサンデー、マヤノライジン、マンハッタンスカイが続き、
その後ろにメイショウクオリア、マイネルスターリー。
エアジパング、ジャミールは中段、先行気味に行くことを期待した
シャドウゲイトは出遅れて後方スタートになってしまいました。

12.3-11.0-11.2-11.5-11.8-12.1-12.6-12.4-11.4-12.2
前半1000m 57.8
後半1000m 60.7

予想以上のハイペース(爆)
4コーナー手前ですでに失速し始めたテイエムプリキュアは
馬群に飲み込まれてしまいました。

早めに仕掛けたマイネルスターリーがドリームサンデーに並んで直線へ。
馬場が少し軽いこともあって粘るドリームサンデーでしたが
脚色の違いは歴然・・・マイネルスターリーが3馬身以上
突き放す圧勝で重賞初制覇を成し遂げました。

早めに前の馬の脚が極端に止まったために、後ろから2つ目のラップが
例年よりもかなり速く、急加速の入った展開となっています。
こうなると前で脚を伸ばした馬が優位になってきます。
ハイペースのときの典型例として覚えておきたいラップ構成に
なりそうですね。

内を追いかけたジャミールがドリームサンデーをとらえて2着、
上がり最速(35.2)を記録したフィールドベアー
外を回して届かずの5着・・・
仕掛けどころ、コース取りの差が大きく出てしまったレースと
なりました。

レース後のコメント
1着 マイネルスターリー D.ホワイト騎手
「とても強い馬でした。ゲートが悪い馬だと思わず、心配もしませんでしたし、
実際いい感じでスタートを切れました。乗り難しいところもなく、
自分が思っていた通りに走ってくれました。この馬の過去を研究すると、
成績の悪いときはスタートが悪くて届かないパターンでした。
ですから、今日はスタートがよかったことが結果につながったと思います。
日本になかなか来られませんでしたが、ようやく来られました。
昨日は小倉、今日は函館とハードでしたが、GⅢを勝つことができて満足しています。
これからも、もっと頑張りますので応援よろしくお願いします」


2着 ジャミール 安藤勝己騎手
「エンジンをかけるのが遅すぎました。能力があることはわかっていますし、
早く動きたくありませんでした。2000mまでなら今日みたいな脚も使えます。
今日は2着でしたけど、なんとか大きいところを勝たせたいですね」


3着 ドリームサンデー 池添謙一騎手
「勝ち馬に早めに交わされましたけど、しぶとく頑張ってくれました。
今日は速い馬がいましたが、理想を言えば自分のペースで行ければよかったと思います」


5着 フィールドベアー 秋山真一郎騎手
「瞬発力があまりない馬ですから、今日はこの馬が得意とする函館の馬場では
ありませんでした。また次に頑張ります」


6着 マンハッタンスカイ 武幸四郎騎手
「一番いいところを通れましたけど、時計も速かったし、メンバーも前回より
強かったですね」


7着 メイショウクオリア 長谷川浩大騎手
「状態はよかったし、いい競馬はできました。北海道の馬場なら、
勝負できそうな感じです。よく頑張ってくれています」


10着 シャドウゲイト 田中勝春騎手
「スタートが悪ければ、後ろから行けばと思っていました。
最後は脚を使っていましたけど、一筋縄ではいきませんね」


展開的に今回ほどのハイペースにならなくても、基本的に前の馬の
脚色が鈍ってしまうレース。
やはり好位辺りから位置を上げつつ「速い上がり」を使える馬が
優位なレースだと考えられます。

差し馬優勢ではあるものの、直線の短さや馬場の重さの影響で
前の馬が紛れ込むこともありえるわけで、
馬券戦略的には

「好位から速い上がりを使える馬」+「前で粘れる好調馬」

この組み合わせが有効だと考えられます。
脚があっても後方から外を回すようでは厳しいですし、
前に行けても脚が鈍過ぎる馬は不可。
来年はこの辺りをもっと意識して絞り込めたら、と思います。

キングジョージS結果(新星登場!)  担【けん♂】

キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット2400m)
行われました。

打撲によりダーレミが急遽回避となったため、6頭立て。
例年、少頭数になりやすいレースですが、今年は特に少なく
なってしまいましたね(^^;

出走記事は→ココ

1番のコンフロントが引っ張る形になりましたが、馬群はほぼ一団。
2番手にケープブランコ、その外にワークフォースと英、愛の
3歳ダービー馬
が並んで追走。
その後ろにハービンジャーという形になりました。

直線に入ってケープブランコ、ワークフォースがスパートを開始しますが、
注目のワークフォースは右に左にヨレまくってかなり苦しそう・・・
態勢を立て直してまっすぐ走らせることが出来るようになる頃には
もう手応えを失ってしまっていました。

内で頑張るケープブランコを尻目に、馬場中央を悠然と追いだした
ハービンジャー

周りの馬とはまるで違う手応えでグイグイと伸びるハービンジャー

1馬身、2馬身・・・3馬身、4馬身・・・  \(◎o◎)/!

気がつけばカメラを引いて遠景からじゃないとフレームに
収まらない状態
にまで後続を引き離す大圧勝!

2着との差はなんと11馬身!レコードでハービンジャー
GⅠ初制覇を成し遂げました(^^)
これで一躍、凱旋門賞の出走予定馬の中でも1番人気に躍り出ましたね。

ハービンジャーの父、ダンシリはデインヒル産駒のGⅠ馬。
現役時代はマイル周辺で活躍した馬ですが、産駒は少し長い距離で
活躍をしているようです。

これまでにも凱旋門賞を勝ったレイルリンクや、パリ大賞典を勝った
ザンベジサンが出ており、その点でも今年の欧州GⅠ戦線の
台風の目になってきそうです(^^)

ダンシリの主戦騎手だったペリエ騎手がその仔でキングジョージSを
初制覇というのもなかなかドラマチック♪
日本馬にとっても強力なライバルが登場してきましたね。

キングジョージS結果
1着ハービンジャー   2.26.7
2着ケープブランコ    11馬身
3着ユームザイン


レース映像は→ココ

POG馬出走結果(ご機嫌斜め?)  担【けん♂】

西園厩舎が絶好調モードに突入している。3週連続で2勝ずつを挙げ、
次々と入厩する2歳馬も活気を見せる。(中略)
今週は土曜の小倉4R(芝1200m)にタムロプリンセスを送り込み、メイクデビューVを狙う。
09年セレクトセールの1歳馬部門で1650万円で落札されたアグネスタキオン産駒。
21日には栗東坂路で単走追い。4F51.8-37.8-12.7秒の好時計をマークした。
「水準以上の時計。初戦から動ける」と西園師は笑顔をのぞかせる。
母父サドラーズウェルズの鈍重さを感じさせない。
「タキオンの血が濃く出ている。鹿児島のオーナー。早くから小倉を目標にしてきた」
芝向きの軽快な走りに注目が集まる。(デイリースポーツ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わくわくドキドキPOG
けん♂厩舎の指名馬タムロプリンセスについて、紙面でも取り上げて頂き、
気がつけば・・・なんと1.9倍のダントツ1番人気(爆)
評価して頂けるのは非常に嬉しいんですけど・・・舞台は小倉1200m
タムロプリンセスは・・・

アグネスタキオン産駒ですよ?!\(◎o◎)/!

それも母父はサドラーズウェルズ(爆)
いくらなんでもやり過ぎなんじゃないかと・・・(^^;

さて、レース直前・・・。

土曜の小倉競馬場においでの皆様、ウチのチビ王女様ご機嫌が斜めだったようで
ゲートに入るのに5分以上もお待たせしてしまい、申し訳御座いません(>_<)

前向きな気性、という評価もあったようですが
どうやら単純に気性が幼いだけみたいですね。

レースが始まって、内枠からスッと好位に取り付いて追走が出来たのは
よかったのですが、4コーナーから直線に入ったところで
前に壁が出来てしまい、外へ出すやら、内に切れ込むやら
迷いまくって・・・最後はあきらめて馬群に包まれてゴールイン。

一応5着とポイントは獲得出来たものの、ダントツの1番人気を
裏切る結果というのは残念でした。

430kg台と馬格がないので内に突っ込むような騎乗をして
しまった時点でアウトだったのかも。
次回は外を気分良く回すようなコース取りをしたときに
どんな伸び脚が使えるかを見せてもらいたいものです(^^)

函館記念最終予想  担【けん♂】

大阪は好天続き。外に出ると肌がジリジリと音を立てて焦げそうです(爆)

・・・函館はみたいですね。うーん、ちょっと想像しにくいです(^^;
週末の天気予報は少し変わって、日曜の函館は曇りとなっています。
雨が残って少し重い馬場にはなりそうですが、雨中のグズグズの
レースにはなりそうもありません。
洋芝適性のある馬ならば十分にこなせる範囲におさまるのでは
ないでしょうか。

函館記念(函館2000m)についてまとめていきたいと思います。

抜けた馬はいないものの、それなりに洋芝巧者が集まって
なかなか楽しみなレースになりそうです。
ここを目標にやってきた馬もいるわけで・・・どの馬が結果を
出すのか注目したいですね(^^)

出走枠順
函館記念出走

これまでの考察
展開分析→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
展開分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
血統分析→ココ
有力馬整理→ココ
騎手データ分析→ココ
展開想定→ココ

テイエムプリキュアが外枠に入り、思い切って行くことが想定されます。
前半1000mは59秒台に入ってくるかも・・・
少し通常より速いペースで進む消耗戦を想定しています。

前半をスローで行きたい先行馬には厳しい展開。
坂を上って直線入り口で突き放すのも難しい感じになりそうです。

基本的には機動力のある好位追走馬が優位
ある程度の決め脚も必要だと思います。

内を抜けてくる馬にも注意したいところですが・・・

今回の予想
◎ジャミール
○フィールドベアー
▲マイネルスターリー
△シャドウゲイト
×マンハッタンスカイ
×スズカサンバ

後方からの競馬になるなら厳しいかと思うジャミールですが
安藤勝騎手が前につける競馬を示唆。
先行、好位の一角からの決め脚勝負ならば
瞬発力のあるこの馬が有力視出来そうです。
血統的に洋芝適性も期待出来そうですし、ここからふたたび
GⅠ路線に向かってもらいたいものです。

フィールドベアーは若くて調子が良かった頃にも
頂点に届かなかったわけで(爆)年を重ねてどこまで
踏ん張れるか・・・。馬体の出来は良さそうですし
秋山騎手の熱意とコース適性に期待。

マイネルスターリーは本来は何枚か足りない印象ですが
ホワイト騎手の力量をプラスすれば・・・。
決め脚不足を上手く補って粘り込みに期待したいと思います。

シャドウゲイトは血統的な適性では抜群ですが
田中勝騎手が函館2000mでは妙に3、4着が多いので(笑)
少し評価を下げました(^^;
決め脚に欠ける馬で、消耗戦になると突き放すような展開を
作れないと思われます。ジリジリと粘りこんで・・・どこまで・・。

マンハッタンスカイは雨が残るようなら切る候補でしたが
馬場が回復してくるならば先行力を活かしての好走が
期待出来るかもしれません。
馬体はかなり絞り込まれている印象だったので
ガクッときているか、それともギリギリに仕上がっているか・・・

スズカサンバは能力、実績、適性など不足面が大きいですが
展開的に内を抜けて来れそうなので穴候補の一角として
印を打ってみました。
外を回すようなら洋ナシになりそうなので
吉田隼騎手のコース取りに注目です。

適性か脚質か騎手か・・・レースを楽しみにしたいと思います。

函館記念(展開想定)  担【けん♂】

あっという間に週末です(爆)

函館記念(函館2000m)についてはまだいろいろ手がけたい考察もあるんですが、
そろそろまとめに入っていかねばなりません・・・。

枠順が出たところでざっと展開を考えてみたいと思います。

内枠に入ったマンハッタンスカイはひとまず前へ。
ハナを切ることも出来ますが、2、3番手でペースに合わせる感じになりそうです。

シャドウゲイトもマンハッタンスカイを見ながら先行集団の後ろくらいでしょうか。

中ほど枠からはドリームサンデー
本質的にはスタミナ型ではないので、スローで行って後半に
ペースアップをしたい馬ですが・・・

外目の枠に入ってしまったテイエムプリキュアは思い切って行くことに
なりそうです。
マイペースで気分良く行かせてなんぼ、という馬だけに
再コンビを組んだ荻野騎手も積極的にハナを奪いに行くと思われます。

エアジパングもテイエムプリキュアを見ながら好位辺りへ。

ジャミールの安藤勝騎手は函館で後手を踏む事の不味さを
良く知っているので今回は前に取り付く競馬になりそうです。

フィールドベアーの秋山騎手も函館が得意な騎手。
大外枠で下げてしまうと持ち味が出せないと思われますので
勝ちに行くならば・・・ある程度押して前に行きそうです。
中段前辺りから早めに仕掛ける感じになりそうかと。

函館発参戦の村田騎手のスマートステージは一旦は下げて中段後ろ辺りに
なりそうです。内を割れたら面白い馬かと思っていましたが
この枠からだと外を回す感じになりそう・・・不慣れな騎手だと
タイミングが難しいかもしれませんね。

エリモハリアー、サクラオリオン、ナムラマースも下げる形。
マヤノライジンも中段から外を回す形になりそう。

ホワイト騎手を起用したマイネルスターリーはシャドウゲイトを
見ながら好位へ。

メイショウクオリアは超スローペースならば前に行けますが
ペースが上がると厳しい馬。
ある程度前には行きそうですが、脚がもたないかもしれません。

スズカサンバ、エイシンドーバーは中段の内。
今回、内を割る可能性があるのは・・・スズカサンバかもしれませんね。
吉田隼騎手はスッと内を抜ける騎乗も出来るだけに
ハマれば一発があるかも・・・。

おおよその位置取り想定

先行
テイエムプリキュア
ドリームサンデー
マンハッタンスカイ

好位
シャドウゲイト
メイショウクオリア
エアジパング

中段前
マイネルスターリー
ジャミール
フィールドベアー
エイシンドーバー

中段後
スズカサンバ
マヤノライジン
サクラオリオン
スマートステージ

後方
ナムラマース
エリモハリアー

キングジョージS展望  担【けん♂】

凱旋門賞に向かう予定のナカヤマフェスタは順調に調整されているようですね(^^)

今週は欧州でも秋につながる大一番、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS
(アスコット2400m)
が行われます。

出走表
キングジョージ

7頭立てと少頭数になりましたが、メンバーは充実しています(^^)

まずは英ダービーを7馬身差で圧勝したワークフォース
ダービー後の国際レーティングではシーザスターズ以上の評価を
受けている馬です。
ただ・・・今年の欧州はちょっと高速馬場気味?
果たしてどのくらい強いのか、ある意味今回が試金石になるかも。

愛ダービーを勝ったケープブランコは6戦5勝と素晴らしい安定感。
負けたのは仏に遠征した仏ダービーのみ、ということで
地元では圧倒的な強さを誇っています。
前哨戦のダンテSでワークフォースを3馬身差で破っているだけに
この再対決も楽しみですね(^^)g

ハービンジャーはGⅠ勝ちこそありませんがGⅢ、GⅡを合わせて3連勝中。
欧州古馬GⅠ戦線でどこまでやれるか、今回は試金石になりそうです。

ユームザインは凱旋門賞でも3年連続2着の記録を作っていますが、
キングジョージSでも07年に2着、08年に3着と好走しています。
前走のサンクルー大賞典でも2着と好走しており、
まだまだ衰えを見せていません。
勝ち切れない馬ではありますが(笑)今回も上位に食い込んでくるでしょうか。

ダリャカーナは5連勝で香港ヴァーズを制した注目の牝馬。
今年に入ってGⅡで3着、前走のサンクルー大賞典でも3着と
モヤッとした成績になってしまっていますが、能力は高いだけに楽しみです。

昨年欧州でブレイクしたダーレミはこの春のドバイシーマクラシックを制覇。
ブエナビスタとの対決は記憶に新しいところです。
復帰戦のエクリプスSでは離れた4着に敗れてしまいましたが
欧州を代表する牝馬として期待したいところです。

コンフロントは昨秋に3連勝で欧州マイル重賞を勝っています。
香港マイルで6着に破れており、距離の面でも不安がありそう。
ちょっと今回のメンバー相手では厳しいかもしれませんね(^^;

出走表を見て驚くのは強烈な斤量差。
3歳牡馬が55kgと恵まれているのに対し、古馬の牡馬は60.5kg
牝馬でも59kgというのは・・・ちょっと日本のGⅠレースの常識では
考えにくい酷量だと感じてしまいます。

当時はあまり考えていませんでしたがハーツクライも60.5kgを
背負ってこのレースを走ったんですね・・・3着だったとはいえ
十分に賞賛に値する結果だったと改めて思います。

【今回の予想(妄想:爆)】
◎ケープブランコ
○ユームザイン
▲ダーレミ
△ワークフォース

好レースを期待しています(^^)/

函館記念(騎手データ分析)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)についてもう少し見ておきたいと思います。

今回は函館2000mの騎乗データと生涯成績を比較して
騎手のコース適性を調べてみました。

函館2000m:騎手データ
函館記念騎手データ

このコースが圧倒的に得意なのは・・・藤田騎手、安藤勝騎手
どちらも複勝圏率が48%を超えており、ほぼ2回に1回は
3着以内
に持ってきているという凄まじいデータになっています(爆)
騎乗回数自体は少し少なめですが、安藤勝騎手の勝率、連対率は
ものすごいことになってますね。

同じく騎乗回数は少なめながら香港No1ジョッキーの
ホワイト騎手もこのコースは大得意。
香港のシャティン競馬場と構造が近いようなので
乗りやすいのかもしれません。

このコースで侮れないのは・・・武幸四郎騎手
他の競馬場の数字が低過ぎるということもありますが(笑)
北海道ではまるで別人。一流騎手と言ってもいい数字になっています。

横山典騎手は生涯データの数字が高過ぎて、函館はプラスになって
いませんが、実質的な数字は高いので要注意。

秋山騎手も勝率、連対率ともに上昇。このコースは得意コースだと
考えられます。

田中勝騎手は函館2000mは04年以来。
98年頃までは騎乗がありましたが、かなり間が空いており、
コースの習熟度という意味では不安があります。
その上、3着、4着が異常に多く(爆)上位争いとなると
かなり不安がありそうです。

騎手データでは数字が低い藤岡佑騎手が08年のこのレースを制しており、
騎手データがそのまま当てはまるわけではなさそうです。
まずは馬の適性、能力ありきで考えて、騎手はフォロー程度に
考えた方がいいかもしれませんね(^^;

函館記念(有力馬整理)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)の出走馬が決まりました。
トウショウシロッコが回避、馬体重の減少、下半身の出来から見ても
良い状態とは思えなかっただけに、無理せずに休養に当てたのは
正解かもしれませんね。次回に馬体を戻してくるようなら要注意かも。

かなり面白いメンバー構成になった感触がありますが、
抜けた馬はおらず、混戦模様。

少し頭を整理するために、ざっと有力馬をピックアップして
気になる点などを挙げておきたいと思います。

期待出来るが不安点のある馬
・フィールドベアー
馬体の出来はかなり良さそうです。主戦の秋山騎手の気合も相当入っているようで
このレースに賭ける意気込みを感じます。
実績、適性はありますが、決め脚が微妙なだけに年齢を重ねてどうか・・・?

・ジャミール
安藤勝騎手が前につける競馬を示唆。位置取りさえしっかりすれば
決め脚は上位なだけに期待出来そうです。血統的に洋芝適性もOK。
仕上がり途上の雰囲気とジリジリした消耗戦が合うかどうかが気になるところ。

・シャドウゲイト
実績上位、馬体の出来も良く、血統的な函館適性も抜群です。
先行力があるのもレースの展開に合いそうですが、最後にスッと
突き放すような展開にはなりそうもないので決め脚に欠けるところが
不安点でしょうか。

期待感はあるが不安点が大きい馬
・サクラオリオン
北海道に戻って調子を上げてきそうですが、馬体の出来はイマイチかも。
内を割って出る競馬が出来るので騎手の力量次第でなんとか。

・マンハッタンスカイ
条件的にはベストに近いレースと言えそう。
状態も上向きになりそうですが、馬体の出来は微妙に見えました。
雨を極端に苦手にするので、週末の天候が気になります。

・スマートステージ
血統面で期待したい1頭。穴人気をしそうな雰囲気ですが
昨年のこの時期には500万下を勝ちきれなかった馬だけに
過剰な期待は怖いかも。
内を割るような騎乗が出来れば・・・

・マイネルスターリー
札幌で好走している点で洋芝適性を期待される1頭。
馬体の出来は微妙な雰囲気で、決め脚に欠ける面を格下のレースでは
重い芝がカバーしてくれましたが、上位クラスで通用するかには
不安があるかも。

期待感はあるが・・・
・マヤノライジン
2戦目でガラリと変わることがあるので注意。
このレースでの好走があった馬ですが、年齢を重ねて上昇があるとは
考えにくいので・・・

・テイエムプリキュア
荻野騎手との再コンビでかなりのペースで引っ張りそう。
上がりがかかる馬場状態は得意な馬ですが
楽逃げさせてもらってなんぼの馬なので、同型の馬が多い今回は
競り合ってどうこう出来るとは考えにくいかと。

・ドリームサンデー
札幌での逃げ切りなどもあるので適性はそれなりにありそうですが
スローの後傾ラップが得意な馬だけに先に引っ張られての
消耗戦になると脚がもたないかも。

・ナムラマース
血統、能力は高いので状態さえまともなら勝負になるかもしれませんが
休養明けのレースに見どころが無さ過ぎただけに急な良化は
期待しにくい感じ。内を抜ける騎乗が出来る騎手だけに展開で
なんとか・・・

POG馬デビュー!(タムロプリンセス) 担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
先週のデラコリーナに続き、今週はタムロプリンセスがデビューします(^^)

・新馬戦(小倉1200m)  タムロプリンセス 幸

タムロプリンセス】牝 アグネスタキオン×(Sadler's Wells)

正直言って・・・1200mでデビューとは思ってもいませんでした(爆)

netkeiba.comのニュースでは

◆タムロプリンセス(牝、父アグネスタキオン、母セメイユドゥヴォン、栗東・西園正都厩舎)
 2009年セレクトセール1歳にて1650万円で落札されており、半兄には小倉芝1200mで
1勝を挙げているワールドロレックスがいる。兄が勝った舞台と同じ
7月24日(土)小倉芝1200mの牝馬限定戦でデビューが予定されているが
「入厩してから躓くことなく調整を続けることができたし、新馬向きの前向きな気性。
母父がSadler's Wellsだから将来的には距離もこなしてくれるはず」
と西園調教師の思いは来年の大舞台も見据えている。
なおレースでの鞍上は幸英明騎手を予定している。


となっています。
西園調教師も母系からスタミナを期待しているようですね。
それでも・・・スピード命の小倉1200mでデビューさせるというのは
前向きの気性・・・というか余程のやんちゃ娘なのでしょうか(笑)

半兄のワールドロレックス(ロックオブジブラルタル)は最終的に
小倉1200mで勝ち上がりましたが、デビューは1600m
1800m周辺でかなり好走をしていた馬ですし、
同じく半兄のヴィヴルヴォン(ゼンノロブロイ)も1800mデビューでした。

アグネスタキオンで小倉1200m・・・?
うーん、イメージが沸きませんね(^^;

大舞台を見据えている、というコメントは嬉しい限りですが
いきなり勝つまでを期待するのは酷かもしれません。
もちろん、ここを勝てるくらいのスピードがあれば期待感が膨らみます。

半兄のヴィヴルヴォンも今週新潟で2戦目を迎えるという事で
兄妹で勝ち上がれるよう、頑張ってもらいたいですね♪
(こちらは内田博騎手が先約を断って乗りたい、と言ってきたんだとか・・?)

タムロプリンセス
タムロプリンセス



先週久しぶりの復帰戦で頑張ってくれた昨年の指名馬ネレイスの半弟、
アドマイヤバーラムが新潟でデビューするようです。
ネレイスが新馬勝ちしただけに、この馬にも期待がもてそうです。
まぁ冠名からわかるとおり(笑)「あどまい屋」よしおさんの指名馬。
POG的には応援したいようなしたくないような・・・(爆)
こちらはスペシャルウィーク産駒ということなので、まぁゆっくり成長して
いってくれれば、と思います。
追いつかれるのが怖いんだろ!(+`・д・)≡○)゚д。)ノ ズボシ・・・

函館記念(血統分析)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)出走予定馬の血統別の適性について
見てみたいと思います。

年間に行われるレース数自体が少ないので、どの種牡馬にしても
出走データが少なく、血統的な偏りに関しては数字の信頼度が微妙。
一応参考程度、ということで・・・

血統別コース適性:函館2000m
函館記念血統

函館競馬場を得意にしているのは
・ジャングルポケット
・ステイゴールド
・ホワイトマズル


これらの種牡馬は全競馬場の内、函館の複勝圏率が最も高く
ここでは期待出来る血統だと言えそうです。
※ジャングルポケットのデータは異常な数字になっていますが(爆)
 サンプル数が少ない時期のものなので、ちょっと微妙かもしれません。
 改めてデータを取ってみる必要がありそうですね(^^;
 おおよその傾向としては大きくズレてはないと思いますが・・・

フジキセキも全競馬場の内、函館が2番目に成績が良い競馬場。
マンハッタンカフェ、チーフベアハートも3番目に成績が良く
函館適性という点では十分だと考えられます。

アグネスタキオンも数字の上では他の種牡馬に比べても
高い成績になっていますが、他の競馬場の成績が良過ぎて
ここでは評価が下がってしまっています。
苦手とは言えませんが・・・上昇はなさそうです。

タイキシャトルは2000m周辺の成績が良いために
総合で上位に入っていますが、函館自体は合っていないようです。
札幌の成績は悪くないんですが・・・微妙な違いがあると思われます。

適性面から見た注目馬
・スマートステージ
・シャドウゲイト
・ジャミール


(次点評価)
・フィールドベアー
・マンハッタンスカイ
・ナムラマース

母父サンデーサイレンスの研究  担【けん♂】

函館記念の考察中ですが、ちょっと休憩がてら血統に関して
調べてみたいと思います。

偉大な種牡馬、サンデーサイレンスが亡くなり、今は後継種牡馬の中で
良い肌馬を奪い合うような状況になっています。

ただし、父サンデーサイレンスという牝馬に関しては
SS系の後継種牡馬は交配出来ないわけで、その他の血統の活躍が
望まれるところ。近年では・・・

・キングカメハメハ
・ジャングルポケット
・シンボリクリスエス
・タニノギムレット
・クロフネ


この辺りが注目を集めている感じでしょうか。
グラスワンダー、フレンチデピュティ、ホワイトマズルなども
実績がありますし、新しいところではチチカステナンゴにも
活躍してもらいたいところだと思います。

母父サンデーサイレンス、という括りでみるとかなりの活躍馬が
出ていることは、すでに知られているところですので
今回は母父サンデーサイレンスの活躍馬の特徴を見るために
母母父の系統について見てみました。

母父サンデーサイレンスの活躍馬の血統構成
母父SSリスト

賞金上位20頭までの一覧です。
父に青ガケをしてある馬は3歳以降にGⅠを勝っている馬となっています。

母父サンデーサイレンスとの相性という観点で見ると
・ロベルト  7頭
・ミスプロ  5頭
・ノーザンD 5頭
・グレイS  2頭


ロベルト系ではグラスワンダーの活躍が目立ちますね。
POGで指名するなら、母父SSにこだわるのもアリだと思います(^^)

エルコンドルパサーとの相性の良さを考えると、
今後はキングカメハメハも活躍馬を出してきそうな予感。
エンドスィープは・・・本当に惜しいことをしました(>_<)

興味深いのは・・・ノーザンダンサーの入り方
父がノーザンダンサーの系統の場合、母母父にはノーザンダンサーが
ない方が良い
、というデータになっています。
逆にノーザンダンサー系の種牡馬以外の馬については
母母父にノーザンダンサーが入っている方が良い、という結果。

父系がノーザンダンサー系以外で母母父もノーザンダンサー系ではない馬で
GⅠに手が届いたのは・・・アドマイヤムーンだけ。
あくまで予想ですが、来年出てくる予定のアドマイヤムーン産駒については
母父ノーザンダンサー系の馬に活躍馬が出るかもしれません(^^)

もちろん例外もありますが、母父サンデーサイレンスという馬を
POGで指名するならば・・・

・父系がノーザンダンサー系ならば母母父はノーザンダンサー以外。
 (ボールドルーラーやミスプロが良さそう?)
・父系がノーザンダンサー系以外ならば母母父はノーザンダンサー系に絞る。


という戦略が使えそうです(^^)

今年のPOGではジャングルポケット産駒のワディラム08
指名しています。母父サンデーサイレンスという形で選んでいますが
母母父までは見てなかったですね・・・。
調べてみたところ、・・・ノーザンダンサー系でした。
ふぅ~とりあえず一安心です(笑)

函館記念(馬体について2)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【マンハッタンスカイ】
(08函館記念)
マンハッタンスカイ08函館記念
(09函館記念)
マンハッタンスカイ09函館記念
(函館記念)
マンハッタンスカイ10函館記念
とても530kgを超えるような馬体には見えません(^^;
今回は絞り込まれた、というよりも少しガレ気味な印象。
上半身の筋肉はなんとか維持出来ている感じですが
下半身の筋肉が落ちて、後肢が開いた立ち姿に
なってしまっています。
大幅な劣化ではなさそうですが、全体的に迫力不足。

【ジャミール】
(阪神大賞典)
ジャミール10阪神大賞典
(天皇賞春)
ジャミール10天皇賞春
(函館記念)
ジャミール10函館記念
光の加減で毛ツヤはあまり良く見えませんが
馬体のハリ自体も微妙に不足感。
下半身の筋肉量も春先ほどではないだけに
ここを叩いて・・・という感じになりそうです。
状態が悪いわけではないので仕上がり途上で
どこまでやれるかになりそう。

【ドリームサンデー】
(09函館記念)
ドリームサンデー09函館記念
(中山記念)
ドリームサンデー10中山記念
(函館記念)
ドリームサンデー10函館記念
大きな変化はありませんが、もう少し下半身に
力感が欲しい感じ。
毛ツヤは滑らかで状態は悪くなさそうですが、
最後の一伸びに欠けてしまうかも。

【メイショウクオリア】
(08ダービー)
メイショウクオリアダービー
(08神戸新聞杯)
メイショウクオリア08神戸新聞杯
(函館記念)
メイショウクオリア10函館記念
現状では除外候補。
間の空いた写真です。古馬らしいゴツッとした
馬体になりましたが、下半身の肉付きなどは不足気味。
仕上がり自体は悪くなさそうなのでこの馬なりの能力は
十分に出せそうですが・・・上位馬相手に期待出来る程の
雰囲気ではないかも。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

函館記念(馬体について1)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【シャドウゲイト】
(09札幌記念)
シャドウゲイト09札幌記念
(中山記念)
シャドウゲイト10中山記念
(函館記念)
シャドウゲイト10函館記念
海外遠征後に崩れていた馬体のラインはしっかりと戻り、
バランスの良い好馬体を維持出来ています。
前後にハリのある筋肉がつき、毛ツヤも上々。
状態はかなり良さそうです。能力は十分に出せそうなので
あとはコースへの適性。

【サクラオリオン】
(09函館記念)
サクラオリオン09函館記念
(09札幌記念)
サクラオリオン09札幌記念
(函館記念)
サクラオリオン10函館記念
寸が詰まって見栄えのしない馬体。
今回は少し体を絞るくらいが良さそうかと思っていましたが
一緒に筋肉もちょっと落ちてしまったかも。
それなりに毛ツヤは良いので力は出せそうですが
昨年のようなハリのある状態ではないのが気になるところ。

【フィールドベアー】
(08函館記念)
フィールドベアー08函館記念
(08札幌記念)
フィールドベアー08札幌記念
(函館記念)
フィールドベアー10函館記念
ピカピカの毛ツヤ。銭型の斑紋も出ており
体調はかなり良さそうです。筋肉のメリハリもついて
立ち姿のバランスも良化。少しぼんやりした表情が
気になりますが、馬体の状態は完全に仕上がっていると
思われます。

【マイネルスターリー】
マイネルスターリー10函館記念
比較写真がないのでわかりにくいですが
上半身に偏った馬体でバランスが微妙に悪く見えます。
下半身は筋肉不足で少し後方に流れ気味・・・
元々こういうシルエットの馬なら問題なさそうですが
ちょっと違和感がある感じです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

函館記念(展開分析2)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)の展開について、コース図を見ながら
ざっとふれましたが、位置取りと着順の関係を見ておきたいと思います。

4コーナー位置取りと着順の関係:函館記念
函館記念位置1

4コーナーで見てみると、かなり先行有利なデータ
後方からはまったく届いていません。

少なくとも好位につけていないと話にならない感じですね(^^;

4コーナーで前につけている馬が道中はどこにいたのか、を
見るために3コーナーでの位置取りデータと比較してみました。

3コーナー位置取りと着順の関係:函館記念
函館記念位置2

勝ち馬については好位からの馬が優秀というデータ。

つまり・・・道中を先行して引っ張っていた馬がそのまま押し切るのではなく、
4コーナーで前が止まったところ好位からの馬が押し上げて差し切っている
ということだと考えられます。

数字を比較しても全体的に位置取りをグーッと押し上げて
行っていることがはっきりとわかります。

前の馬の消耗度が高いレースという事で、馬群が縮まって
4コーナーでは密集状態になっていることがイメージ出来ます。

★08年函館記念のレース映像 →ココ

非常に興味深いのは4番のトーセンキャプテン(藤岡佑騎手)の動き。
道中は10番手程度の後方を追走しつつ、内へ潜り込み
周りの馬が外に回すところを見計らって急に最内へ切れ込んで行っています。

4コーナー手前でほぼ同じ位置にいたマヤノライジン(藤田騎手)が
激しく手綱を動かして外を上がって行っているのと比較すると
仕掛けどころ、コース取りの違いが面白いですね。

上がり3ハロンでも
・トーセンキャプテン 36.2
・マヤノライジン   36.4

と微妙にトーセンキャプテンが上回っていますが、
結果的にトーセンキャプテンが1着、2馬身程度の差をつけられて
マヤノライジンは5着と掲示ギリギリと大きな違いに
なってしまっています。

07年は同じように内を突いたナムラマースが伸び切れなかったので
内に行けば良い、というわけではありませんが、
コース、展開の特性を活かした騎乗だと思われます。

内に切れ込める騎手には注意したいですね(^^)

函館記念(各馬分析2)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

マヤノライジン】牡9 (栗東) マヤノトップガン×(Danzig)
06年の函館記念で3着、08年にも後方から詰め寄って5着。
昨年は札幌開催でしたが2着と好走しています。
好位からの競馬が出来れば洋芝適性を活かして頑張れる馬ですが
前走は休み明けで後方から全く届かず大敗。
叩き良化型で2走目からガラリと変わることがある馬なので
今回のメンバーなら実績、実力は上位だけに侮れないかも。

フィールドベアー】牡7 (栗東) フジキセキ×(トニービン)
08年の函館記念で2着。09年から調子がガクッと落ちてしまいましたが
ダートや1200m、3200mを使って精神的な立ち直りを狙っている様子です。
前走では中段から前に寄せて行きましたが、前の馬の脚色に及ばず4着。
もう少し体が絞れて来れば上昇はありそうです。

トウショウシロッコ】牡7 (美浦) アドマイヤベガ×(ニッポーテイオー)
下半身の出来がイマイチに見えた七夕賞では好位から前の馬の脚色に及ばず。
2戦続けて大幅に体重を落としているので北海道に輸送してどこまで
調整が出来ているか微妙です。
一旦戻して絞って・・・良化するのは次かその次辺りかも。

マイネルスターリー】牡5 (栗東) スターオブコジーン×(サンデーサイレンス)
昨秋に札幌、東京で3連勝。休養明けとなった小倉大賞典では
+14kgと馬体を増やして復帰し、末脚を伸ばし切れず5着。
その後、徐々に絞れてきているので良化が見込めそうです。
本格的なキレ勝負になると分が悪いですが、古馬になってから
札幌では5戦5勝4戦4勝という洋芝巧者だけにここでも上手く粘り込めば
好走の可能性は十分にありそうです。

ジャミール】牡4 (栗東) ステイゴールド×(Sadler’s Wells)
連続複勝圏は前走の天皇賞春で途切れてしまいましたが、力のあるところは
この春に証明してきています。ステイゴールド産駒らしく短い直線を
ビュっと伸びるのが得意な脚質。ジリジリと長く脚を使う消耗戦になると
意外な凡走があるかもしれません。
札幌で勝っており、洋芝適性は十分。あとはどこまで前に詰める競馬が出来るか。

ナムラマース】牡6 (美浦) チーフベアハート×(フレンチグローリー)
1年半ぶりの復帰戦となった前走の巴賞では後方を追走してそのまま・・・
明らかに試走という感じだっただけに、これから徐々に良化をしてきそうです。
元々休養明けには弱い馬ですが、さすがに負け過ぎではあるので
急な上昇を期待するのは酷かも。札幌2歳Sを好タイムで勝っており、
洋芝適性は高そうです。

スマートステージ】牡5 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
基本的には中段、好位から末脚を伸ばすスタイル。昨夏の札幌では500万下でも
勝ち切れない状態だっただけに昨秋からの成長分がどれだけあるか・・・
キレ味を活かす競馬の方が合う感じなので、このレースに合うかは微妙。
血統的にはパワーの要る芝もこなせそうですが・・・

スズカサンバ】牡6 (美浦) アグネスタキオン×(Kingmambo)
芝ダート兼用で使われてきています。この春に後方からキレを活かして
芝で連勝しましたが、ここ2戦は上位馬相手に完敗の内容。
洋芝への適性もないわけではないと思いますが、後方から突き抜ける程の
キレ味は使えないだけに、ここではかなり厳しそうです。

※回避馬も出そうな感じ?追加があれば木曜日に・・・

函館記念(各馬分析1)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)の出走予定馬について見ていきたいと思います。

シャドウゲイト】牡8 (美浦) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
昨年末の有馬記念時点で復調傾向、と考えていた馬ですが
今年に入り、AJCC2着、中京記念1着とかつての力を取り戻したような
活躍を続けています。
先行気味に行ける脚質で血統的に重めの芝が合うだけに
ここでも期待出来そうですが、コーナーで突き放す競馬が得意なだけに
ジリジリと長く脚を使う消耗戦でどうなるか・・・。

エイシンドーバー】牡8 (栗東) Victory Gallop×(Kris S)
マイル周辺で活躍してきており、2000mは少し長いかも。
復帰戦となった前走の金鯱賞では好位から脚が伸ばせず失速。
叩いて良化があるのかどうか・・・。どちらかというと軽い馬場で
キレを活かすタイプなだけに函館の芝が合うかどうかも微妙。

サクラオリオン】牡8 (栗東) エルコンドルパサー ×(Danzig)
昨年の函館記念(札幌開催)を制し、北海道シリーズで大活躍。
夏の消耗がドッと出た天皇賞秋で馬体を落としてしまい、失速しましたが
この春に体は戻してきました。
血統的にも重い芝が合うだけに北海道に戻ればまた好走が期待出来るかも。
少し絞るくらいで出てこれたら期待度アップ。

テイエムプリキュア】牝7 (栗東) パラダイスクリーク×(ステートリードン)
てっきり引退したと思っていました(^^;
繁殖にあがるタイミングを完全に逸してしまった感じですね。
後半に長くいい脚を使う展開でなおかつ、馬場が重いのがベストという馬。
2000mは少し短いですが、条件としてはかなり適しているかも。
ただし、このところ京都でしか好走がなく、下り坂なしで自力でレースを
引っ張って行けるかはかなり不安。

エアジパング】せ7(栗東) エルコンドルパサー×(Halo)
函館では1走(6着)しかしていませんが札幌では(2-2-2-1)と
好走している洋芝巧者。スローペースを前で粘りこむ競馬が得意で
レースレベルが上がると厳しい印象。2000mは距離不足になりそうです。
天皇賞春では5着と好走しているだけに侮れない面もありますが
過大評価は逆に危険かも。

マンハッタンスカイ】牡6 (栗東) マンハッタンカフェ×(Go for Gin)
08年の函館記念では前で踏ん張って3着。異常な出走回数を誇る馬ですが(爆)
09年シーズンから調子がガクッと落ちてしまい、先行すら出来ない状態にまで劣化。
ただし、この春に馬体を戻し、前走で久しぶりの勝利を飾っているだけに
調子は上向きかも。血統的に洋芝適性が高く、条件はベストに近い感じ。
馬場が湿るのは苦手なので天候にも注意したいところ。

エリモハリアー】せ10 (栗東) ジェネラス×(ブレイヴェストローマン)
函館記念を3連覇した「函館の王」も年齢を重ねて以前の力は発揮出来なく
なってしまっています。6月に一旦函館で出走しているものの、
前走で福島に輸送・・・さらに短期間で函館に戻すというローテーションも
ダメージになってしまいそうです。
このところは末脚が極端に止まる傾向が出ているのでここでは厳しいかと。

ドリームサンデー】牡6 (栗東) タイキシャトル×(ブライアンズタイム)
金鯱賞ではハナを切ってレースを引っ張り、後半800mのロングスパートに
持ち込んで2着に粘りこみました。スローの後傾ラップを作るタイプで
今回も展開のカギを握る馬になりそうです。
本格的にキレを使う馬場ではキレ負けしやすいですが、基本的には少し
軽い芝の方が合う感じ。早仕掛けをしなければ好走もあるかもしれませんが・・・

続きます。

函館記念(展開分析)  担【けん♂】

函館競馬場

函館記念過去5年の平均ラップ(良馬場)をコース図に
添付してみました。

函館2000mはスタンド側のポケットからのスタート。

スタート直後が下り坂になっている上に最初に真っ直ぐの直線が続くため
前半のペースはそれなりに速くなりがち。
天候の具合で例外もありますが、基本的には前半1000mは
59秒台後半から60秒を少し超える程度の平均ペースになっています。

最初のカーブは下りながらになっており、出口付近から今度は
ダラダラとした上り坂。
向こう正面の直線から3コーナーカーブ、残り400mの地点まで
高低差4mの坂を上っていくことになりますが、図に示した通り
その前の下り坂よりもペースが上がる傾向
もちろん、先行馬の質によって大きく変わりますが
ここを緩めないことで厳しい消耗戦になりやすいと考えられます。

最終コーナーの出口から下り坂になっており、ここでペースアップすれば
かなり前の馬が有利になりますが、上り坂でスタミナを消費するため
直線入り口での急加速はない、というのがスタンダード。

ただし直線は262mと非常に短く、差し馬も外を回すようだと
なかなか前に届きにくいレースだと言えます。

内を開けてコーナーリングすることもあるので、後方から内へ
ショートカット
して突っ込んでくる差し馬に注意。
この辺りは枠順と騎手の力量が大きく影響すると考えられます。

4コーナーではすでに前に詰めている馬が優位。
直線のみで差し切るのはかなり難しい構造と言えます。

POG馬出走結果!(新馬勝ち!)  担【けん♂】

祝!デラコリーナ新馬勝ち!

わくわくドキドキPOG
けん♂厩舎から今期の初出走となったデラコリーナ

人気の一角だったバレドクールが回避となったこともあり、
相方の指名馬のウインジュビリーに続いて3.2倍の2番人気
高い支持を受けていました(^^)アリガトゴザイマス

内枠からのスタートでしたが、行き脚が微妙につかず
ゆったりと出てしまったところを、中舘騎手が激しく手綱をしごいて
押して押して馬群の内側をスーッと上がって行きました。

12.4-10.5-11.0-11.9-12.1-12.0-12.9

前半からかなり速いペースで前の2頭が引っ張る展開。
直線に入った時点ではまだ前とはかなりの差がありましたが、
うまく前がバラけたこともあってスッと内から馬群を抜け出せたのが
ラッキーでしたね(^^)

加速を開始したあとは回転の速い脚でぐいぐいと前に詰め寄り、
あっさりと差し切ってゴールイン!

前の馬に負荷がかかる展開で、逃げバテしてくれたために
鮮やかな差し切りに見えますが、内容的にはまだ信頼出来る程では
ないかもしれません。
真価を問われるのはまだこれから・・・せっかく好スタートを
切れましたので是非順調に成長していってもらいたいですね(^^)g

★新馬戦(新潟1400m)
1着デラコリーナ  1.22.8  36.2

レース後のコメント

1着 デラコリーナ(中舘騎手)
「スタート、モコッと出ましたが、それもかえって良かったようです。
内の狭いところを進んで抜けて来る時も狭くて、最後だけ広いところを走れました。
まだトモの緩いところがありますが、競馬が上手で初めてではないようでした」


デラコリーナ
デラコリーナ


500万下(函館1200m)に出走したネレイスは+12kgと
馬体を増やして復帰。
スタートはゆったりとしてしまいましたが、徐々に位置を上げて
最後は前と同じ脚色になって5着。
休養明けにしてはスムーズなレースが出来たのは評価出来そう。
これからの活躍に期待したいです(^^)

思えば、このネレイスが昨年のPOGではけん♂厩舎から先陣を切って
デビューして新馬勝ちを飾ってくれたわけで、復帰戦と同日に
今年の指名馬が初勝利をプレゼントしてくれたのは何かの縁かもしれません。

今年こそ上位へ!あとに続く馬たちも頑張っていってもらいたいものです♪