けいけん豊富な毎日

天皇賞春(展開想定)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)について、枠順を見ながらざっと
位置取りなどを考えてみたいと思います。

1枠1番のカネトシソレイユは幸騎手に戻っています。
ここ2戦は後藤騎手が控えて押し上げる競馬をしていましたが
幸騎手は好位につける競馬をしていたのでこの枠からならスッと前に行きそうです。

エアジパングは骨折中の岩田騎手。テン乗りだけに微妙ですが、騎手の体調を考えると
後方から追えるとは思えず・・・今回は先行気味に行く可能性がありそうです。
キレがない馬ですし、下げたら一層厳しいことになりそうかと。

フォゲッタブルの内田博騎手もテン乗り。あえて武豊騎手に馬のクセなどを
訊かないで自分の感覚で乗る、と語っていただけに、臨機応変な対応になりそうです。
内田博騎手の京都実績は高くはありませんが、データ的には距離延長の方が
力を発揮
するタイプのようです。休み明けで反応が鈍くなる可能性も含めて
スタートはゆったりと後方に下げる感じになりそうかと。

メイショウドンタクは武幸四郎騎手が続投。
下げてもキレがあるタイプではないので中段前くらいには
置いておきたいところ。

フィールドベアーは距離短縮の効果から先行力が戻ってきましたが
積極的に逃げたい馬ではありません。
スッと出て回りを見ながら2、3番手で・・・

トウカイトリックは引き続き藤田騎手。
前走で末脚のイメージを掴んでいると思いますので
中段後ろくらいでゆったりと待機策になりそうです。
ただし、近走ではあまり押し上げてこれていないのが気になるところ。

ナムラクレセントは小牧騎手が末脚の伸びに自信を持っている馬。
控える競馬も出来ますし、好位でも、場合によっては先行も出来る自在型。
今回は少し体が重くなりそうなのでちょっと後ろになりそう。

トーセンクラウンはキレがあるタイプではありません。
スタートが良い馬でもないので一旦下げて押し上げたいとことですが
週末に天気の崩れはなさそうなだけに競い合いでは分が悪そう。

メインストリームは川田騎手が2回目の騎乗。
前回は後方一気を決めているだけに、末脚を活かすことに専念しそうです。
ただ、ためると押し上げが出来ていない感じなのが・・・

テイエムアンコールは積極的に好位の位置を取りに行きそうです。
中段からでも競馬が出来る馬ですが、前走のイメージや
スリーロールスでの菊花賞の騎乗内容から、早め抜け出しという
プランで勝負に出てくると思われます。

ミッキーペトラは池添騎手がテン乗り。
前に行くことになりそう、という語っていたようですが
こればかりは乗ってみないとわかりません(爆)
逃げるイメージがない騎手ですが・・・どうなんでしょうか(^^;
内から行く馬を見ながら状況に応じて、という感じかと。

ジャガーメイルはウィリアムズ騎手。
日本ではこれまで阪神でしか騎乗がない騎手ですが、週末に京都で騎乗しつつ
感触をたしかめる、ということで京都競馬場の特徴などへの対応は
ある程度してこれそうですね。
ルメール騎手からのアドバイスもあったようで、中段から早めに
仕掛ける競馬になりそうです。

ジャミールの安藤勝騎手は長距離では信頼度がかなり低下。
昨年はジャガーメイルで仕掛け損なったのか届かずの4着となっているだけに
今年はどのタイミングで押し上げてくるのか・・・
好位、中段の間である程度自在性があり、キレもある馬ですが
血統的に長い脚を使うタイプではないだけに早仕掛けでは脚が鈍りそう。
どこで仕掛けるのか注目です。

メイショウベルーガは福永騎手に乗り代わり。
エリモエクスパイアのときには中段前から抜けて2着にもってきましたが
末脚をためる競馬ではリンカーンで1番人気を裏切ったりしているだけに
どういう乗り方をしてくるのか微妙なところ。
外外を周らされそうなのも不安かも。

エアシェイディは引き続き戸崎騎手。
京都競馬場ではこれまで騎乗経験なしというのは不安材料ですね。
前回は後方から押し上げる騎乗をしていましたが
後半にペースが落ちてくる展開だっただけに
まるで逆の展開が想定される今回は・・・

マイネルキッツの松岡騎手は一旦下げて内に潜り込む騎乗を考えているようです。
後半に押し上げて行く騎乗をする見込みですが、昨年はコーナーまで
急加速がない展開にハマった印象なだけに今年はどうでしょうか。

ゴールデンメインは外に入りましたが、前に行かないとどうしようもない馬だけに
スタートから押して行くことになりそうです。

ベルウッドローツェもゴールデンメインに合わせて前に被せて行きそう。
先が長いだけにいきなり脚を使い過ぎるのも怖いので
今回は好位くらいで追走になるかも。

先行
・フィールドベアー
・ミッキーペトラ
・ゴールデンメイン

好位
・ベルウッドローツェ
・テイエムアンコール
・カネトシソレイユ
・エアジパング

中段
・ジャミール
・メイショウドンタク
・フォゲッタブル
・トウカイトリック
・ナムラクレセント
・トーセンクラウン
・ジャガーメイル

後方
・メインストリーム
・メイショウベルーガ
・エアシェイディ
・マイネルキッツ

とりあえずスタート直後はこんな感じでしょうか・・・。
テン乗りの騎手も多く、積極的に行きたい先行馬がいないのが
非常に悩ましいところですね。

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天皇賞春(雑感、頭の整理)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)の出走馬が発表になりました。

ミッキーペトラが急遽参戦を表明・・・繰り上がる見込みだった
ホクトスルタンが出走出来なくなってしまいました。
血統的なロマンから天皇賞春でこそ頑張ってもらいたい馬だけに残念です。

積極的に行くはずだったホクトスルタンの代わりに出てきた
ミッキーペトラもここ2戦はハナを切る競馬をしてきていますが
今回は池添騎手がテン乗り・・・果たして逃げるのかどうか
微妙なところになりそうです。

ナムラクレセント、エアジパング、外に入ったゴールデンメイン・・・
この辺りが先頭に立って引っ張る可能性もあるかもしれません。

うーん、仕掛けどころなどもどうなるやら・・・(>_<)
非常に展開が読みにくい感じになってしまいました。

とりあえず、頭を整理するためにここまでの考察を踏まえて
思っていることを書いておきたいと思います。

今回は4歳GⅠ馬が出ていないレース、ということでかなり混戦模様・・・
過去の例ではこういうときは荒れ気味になる可能性があるわけで、
あまり過去の傾向に縛られずに考えてみたいところです。

前哨戦の内容から評価出来る馬は
・テイエムアンコール
・ジャガーメイル


少し落ちて
・フォゲッタブル
・メイショウベルーガ


さらに少し落ちて
・メインストリーム
・ジャミール


というところだと思われます。
マイネルキッツ、トウカイトリックなどは
勝ち方は鮮やかでしたが、レースレベル、内容が低調。
エアシェイディもそれほど内容にあるレースをしていませんし、
今回は輸送もあるのが不安材料になりそうです。

無論、力はある馬なので前哨戦以上のレースをする可能性も
あるわけで、簡単には見切れませんが・・・。

テイエムアンコールは馬体の出来も良く見えましたし、
鞍上の浜中騎手は昨年の菊花賞を勝っており、乗り方に関しても
不安が少なそうです。
血統的にもスタミナには問題なさそうですし、条件はかなり
良さそうに思えます(^^)
ただ・・・馬格がないので過去の例に照らし合わせると
ここで勝つようなら超GⅠ級と肩を並べることになってしまうのが
気になるところ。ここから一気にGⅠ戦線の顔になれるか、
そんな試金石になりそうです。

ジャガーメイルは京都適性にも問題なさそうですし、実績も評価出来ます。
ただ、勝負所の反応が・・・微妙。仕掛け遅れて届かないことも
十分に考えられるだけに過信は出来ない感じです。

フォゲッタブルも一歩遅れて仕掛けてくる印象があり、
休み明けでちゃんと反応出来るか不安。
ダイヤモンドSの内容は評価出来ても、有馬記念はGⅠ級の内容では
なかったですし、ステイヤーズSもレベルが低く・・・
菊花賞でも勝ち切れていないだけでなく、それまでのセントライト記念や
1000万下でも敗れているだけに取りこぼしについては
考えておく必要がありそうです。

メイショウベルーガはかつてエリモエクスパイアを2着に連れてきた
福永騎手が手綱を取るだけに一発が怖い馬になりそうです。
ただし・・・牝馬がどこまでやれるかには不安があるわけで・・・
悩ましいですね(^^;

1、2着はともかく、3着になるとかなり荒れてもおかしくない印象。
トウカイトリックなどのベテラン勢も存在感を示せるかもしれません。

展開も含めて、もう少し煮詰めていきたいと思います。

天皇賞春(前哨戦評価2)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走馬の前哨戦評価、第2弾です。

京都2400m】(1200m⇔2400m)
(72.1⇔72.4)144.5

京都大賞典
(71.2⇔73.1)144.3
少し速いペースで前半を行って、中盤も緩めなかったために
後半に大失速した展開。中段からのジャガーメイルは微妙に伸び脚が足らず、
後方から伸びなかったマイネルキッツは評価ダウン

松籟S
(76.1⇔72.6)148.7
超絶スローペースから後半にペースアップしていく展開。
前が有利な展開を好位から差し切ったメインストリームの
末脚は評価出来ますが、いかんせんレースレベルは低調

日経新春杯
(71.3⇔73.1)144.4
少し速いペースで前半を行って、徐々に緩んで行って
最後はジリジリとした消耗戦の様相。
前の馬の脚が止まったために繰り上がったゴールデンメインはキレ不足。
最後にしっかり伸び切ったメイショウベルーガはスタミナを感じさせる
内容
で高く評価して良さそうです。

阪神2000m】(1000m⇔2000m)
(62.2⇔59.2)
(60.0⇔59.7)


大阪杯
(60.3⇔59.2)119.5
それなりに締まったペースで行って、後半にペースアップ。
最後は800mダッシュの展開になっており、好位から
伸び切ったテイエムアンコールは本番につながる高い内容
示していると考えられます。

阪神3000m】(1000m⇔2000m⇔3000m)
(61.6⇔64.8⇔59.5)185.9
(60.4⇔65.3⇔60.5)186.2
(66.1⇔63.9⇔57.9)187.9
(65.1⇔64.1⇔59.1)188.3
(63.8⇔65.9⇔59.0)188.7


阪神大賞典
(61.8⇔64.0⇔61.5)187.3
前半、中盤とそれなりのペースで進んでいるものの、後半に失速し過ぎ
前で残れなかったホクトスルタン、ベルウッドローツェ、
ゴールデンメインは評価を下げざるを得ません。
前が極端に止まっているだけに、差し込んだトウカイトリック、
ジャミール、メイショウベルーガも展開がハマった感が強いので
高くは評価出来ず。レースレベルは低め

東京3400m】(1000m⇔2000m⇔2400m⇔3400m)
(61.3⇔64.1⇔25.2⇔60.0)210.6

ダイヤモンドS
(63.0⇔64.2⇔24.9⇔60.5)212.6
前半が緩く消耗度が低い内容。前で粘ったベルウッドローツェは
評価出来ません。ペースアップしていく中、後方から差し込んだ
フォゲッタブル、メインストリームはそれなりに評価して良さそうです。

東京2500m】(1300m⇔2500m)
(78.2⇔72.7)150.9
(78.2⇔72.6)150.8
(79.0⇔72.9)151.9


アルゼンチン共和国杯
(80.2⇔70.7)150.9
前半が少し緩かったために、後半にペースアップ。
前が有利なレースを差し込んだジャガーメイルは一応評価出来ますが
上位に食い込めなかった点で不足を感じます。
エアジパングは好位から失速、力不足

目黒記念
(82.1⇔76.9)159.0 ※不良
馬場が悪かったことを頭に入れたとしても、前半は超スロー。
後半になってもまったくペースが上がらず、内容的には相当低調
前で粘れなかったホクトスルタンは不良馬場に合わなかった面も
あると思いますが評価ダウン。後方から伸びて来れなかった
エアジパングも×。好位から2着に入ったジャガーメイルは
高くは評価出来ないけれど及第点。

まとめ
ある程度高く評価出来るレース
・有馬記念(今回の出走馬は高く評価しにくい)
・京都記念
・日経新春杯
・大阪杯

及第点程度に評価出来るレース
・鳴滝特別
・ダイヤモンドS
・アルゼンチン共和国杯

レベル的に不足感があるレース
・日経賞
・サンシャインS
・グッドラックH
・迎春S
・京都大賞典
・松籟S
・阪神大賞典
・目黒記念

天皇賞春(前哨戦評価1)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)は総合的に高い能力を求められるレース、
ということで上位に入線した馬は前哨戦から能力を示していた
と考えられます。

ここ8年間で天皇賞春の上位に入賞した馬の前哨戦のレベル
今回の出走馬の前哨戦を比較してみたいと思います。
青字=過去の天皇賞上位馬の前哨戦のラップ構成

中山2500m】(1300m⇔2500m)
(80.5⇔70.1)150.6
(80.3⇔71.6)151.9
(82.6⇔70.5)152.6
(81.0⇔71.8)152.8
(81.0⇔72.0)153.0
(78.8⇔73.1)151.9
(78.9⇔72.3)151.2
(79.3⇔72.2)151.5


日経賞
(79.6⇔74.5)154.1
前半はそれなりのペースで行ったものの、後半に大きくペースダウン
レースレベルはかなり低く、展開に合わせて上がって行ったエアシェイディは
上位に入ったのは当然。前で粘れなかったトーセンクラウンは低評価。
前が止まっているだけに内差しで抜けたマイネルキッツも評価出来ず。

サンシャインS 
(78.7⇔75.3)154.0
それなりに速いペースで前半を通過して、後半で失速。
流れに乗って押し上げて行ったカネトシソレイユは
展開がハマった形で2着に入っていますが、レースレベルは
かなり低い
と思われます。

グッドラックH
(77.9⇔75.8)153.7
速いペースで行って後半はダレダレ。
好位から押し上げて前で粘ったベルウッドローツェは展開に合った
内容になっていますが、差し切られなかったのはレベルが低いだけかも。

有馬記念
(77.1⇔72.9)150.0
前半がかなり速かった割に後半もそれほど緩まない高いレベルの消耗戦
早めに押し上げたフォゲッタブル、マイネルキッツは脚が止まって伸び切れず。
後方から飛び込んだエアシェイディは展開がハマった感が強い印象。
上位2頭とは力の差がはっきりと出たレースだけにどの馬も高く評価は
出来ません


迎春S
(81.8⇔72.8)154.6
かなりのスローペースになったものの、後半もそれほどペースが
上がらず、レースレベルとしてはかなり低調
2ハロンの瞬発力勝負で一気に差し切ったジャミールの末脚のキレは
評価出来るものの、相手関係に疑問。本番につながる内容ではなさそうです。

京都2200m】(1200m⇔2200m)
(73.8⇔58.0)131.8
(73.8⇔59.0)132.8
(75.9⇔59.6)135.5


京都記念
(75.2⇔59.2)134.4
前半をスロー気味に通過、中盤で大きく緩んで
最後の800mで一気にペースアップ。
逃げて脚が止まったホクトスルタンは微妙に不足。
好位から伸び続けて行ったジャガーメイルは本番につながる内容

鳴滝特別
(74.9⇔58.9)133.8
スローで行って中盤に大きく緩んだために後半は完全に上がり勝負。
好位から伸び続けたジャミールは長い脚を使えていますが
いかんせん道中が緩み過ぎていて過大評価は危険なニオイ。
最後も差し切れていないだけに・・・。

続きます。

天皇賞春(展開分析2)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)について、考えてみたいと思います。

展開分析で「4コーナーで好位にいる馬が最初からその位置にいたとは限らない
という点についてふれましたが、実際に過去の天皇賞春上位馬の
位置取りの変化を見てみると・・・

天皇賞春:通過順位
天皇賞春通過

明らかにスタートの位置取り4コーナーでの位置取り
違う事がわかります(^^)

勝ち馬に関しては最初のコーナーでの平均位置が11番手・・・
ゆったりと後方を追走していることになります。
ディープインパクト(06年)が14番手というのは当然としても(爆)
メイショウサムソン(07年)ですら8番手スタート。
通常は前につける馬ですが、このレースにおいてはあえて前に行かない
選択をしています。
メイショウサムソンは翌年にも2着に入っていますが、このときも
やはり9番手スタート。
うーん、しっかり考えられた騎乗をされていますね(^^)g

もちろん、イングランディーレが逃げ切った例もある
ということで後方スタートだけが良績というわけではありません。

ポイントになるのは・・・早仕掛けでしょうか。
天皇賞春は後半800mダッシュになりがちな傾向が出ており、
長距離を走った最後にこのロングスパートは先行馬にとっては
相当厳しい負担になると考えられます。

ロングスパートが入る、ということは後方の馬も
詰め寄って来にくい
、ということでもあります。
前の馬の脚が極端に止まる展開になれば、ある程度後ろからでも
届きますが、その前にスッと寄せて行ける馬が優位であることは明白。

後半に押し上げていけるスタミナは重要ですね。
ためてキレるタイプは危険なニオイ、なし崩しに長く良い脚を
使えるタイプ
がこのレースでは有力になりそうです。

天皇賞春(馬体について3)   担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬の馬体について、第3弾です。

【ジャミール】
(阪神大賞典)
ジャミール10阪神大賞典
(天皇賞春)
ジャミール10天皇賞春
筋肉がギュッと詰まったいかにもバネがありそうな好馬体。
今回はさらに筋肉の充実度が増して、状態は良化傾向にありそうです。
腰へのつながりが良くなった感じで立ち姿のバランスもアップ。
力を十分に出し切れる仕上がりになりそうです。

【テイエムアンコール】
(09小倉記念)
テイエムアンコール09小倉記念
(天皇賞春)
テイエムアンコール10天皇賞春
芦毛ながら下のハリのある皮膚感が浮かび上がっているような
素晴らしい仕上がり。筋肉の充実度が以前とは段違いに
なってきています。消耗などはまったく感じられないので
前走以上のレースが期待出来そうです。

【メイショウベルーガ】
(日経新春杯)
メイショウベルーガ10日経新春杯
(阪神大賞典)
メイショウベルーガ10阪神大賞典
(天皇賞春)
メイショウベルーガ10天皇賞春
非常に出来が良く見えた日経新春杯から少し緩めた感があった
前走を経過して、また状態は上向きになってきている様子。
芦毛でわかりにくいですが全身にハリが出てきているように
思えます。もう少し下半身に力感が欲しい気がしますが
それなりに出来は良さそうです。

【ナムラクレセント】
ナムラクレセント10天皇賞春
前走で大きく体重を落としてしまっていた、ということで
今回はかなり緩めてきた感じです。
比較写真がないので微妙ですが、腹回りに余裕があり過ぎる感じ。
毛ツヤが良く、体調には問題なさそうですし、
筋肉もそれなりにハリがあって充実しているので
あとは最後にどこまでビシッと仕上げられるかでしょうか。

【トーセンクラウン】
トーセンクラウン10天皇賞春
血統構成はメイショウサムソンと同じですが、
馬体の雰囲気はまるで違いますね(^^;
毛ツヤが良く、滑らかな仕上がりになっており
体調はかなり良さそうです。
前後の筋肉もしっかり盛り上がっており、十分に良い状態で
出走出来そうです。能力を出し切って・・・あとは展開と馬場。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

天皇賞春(馬体について2)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【エアシェイディ】
(09新潟記念)
エアシェイディ09新潟記念
(09有馬記念)
エアシェイディ09有馬
(天皇賞春)
エアシェイディ10天皇賞春
この馬にしては少し伸びやかさに欠ける雰囲気。
ゴツッと筋肉が盛り上がってきているのは良いんですが
輸送を控えているからか、かなり太目に見えます。
状態が悪いわけではないと思いますので
それなりの力は出せそうですが、ピークにまでもっていけるか
どうか、当日の気配に注意。

【トウカイトリック】
(08天皇賞春)
トウカイトリック08天皇賞春
(阪神大賞典)
トウカイトリック10阪神大賞典
(天皇賞春)
トウカイトリック10天皇賞春
前走からさらに調子は上向きかも。光の加減もありますが
筋肉の充実度は前走以上に見えます。
毛ツヤも良く体調も問題なし。
この馬の本来の力が十分に出せそうです。
あとは展開がハマるかどうか・・・

【ホクトスルタン】
(08天皇賞春)
ホクトスルタン08天皇賞春
(阪神大賞典)
ホクトスルタン10阪神大賞典
(天皇賞春)
ホクトスルタン10天皇賞春
前走はかなり良い出来に見えましたが、厳しい展開に
なり過ぎて反動が怖い感じ・・・。なんとか前後の筋肉量は
維持出来ている様子ですが、少しハリに欠ける印象。
輪郭がぼやけている感じで、力を出し切れるかどうか。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

天皇賞春(馬体について1)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬の馬体について、見ていきたいと思います。

【フォゲッタブル】
(09菊花賞)
フォゲッタブル09菊花賞
(ダイヤモンドS)
フォゲッタブル10ダイヤモンド
(天皇賞春)
フォゲッタブル10天皇賞春
昨年からダイヤモンドSまでに走った距離を考えると
状態を維持し続けてこれたことが凄いですね(^^)
さすがに少し緩めた感があった前走から、休養を挟んで
ふたたび大幅に良化。上半身、下半身の筋肉がグッと引き締まり、
毛ツヤもピカピカで体調も良化した模様。
腹回りは太目ではありませんが少し余裕が感じられるので
最後にビシッと追えば仕上がりそう。
間隔が空いた事は体調にはプラスだったと思いますので
あとは精神面が鍵になりそうです。

【ジャガーメイル】
(09天皇賞春)
ジャガーメイル09天皇賞春
(ダイヤモンドS)※登録のみ
ジャガーメイル10ダイヤモンド
(天皇賞春)
ジャガーメイル10天皇賞春
ほとんど変化のない馬体。状態はしっかり維持出来ているようです。
今年も少し間隔を空けての出走になりますが、ぶっつけとなった
昨年よりも微妙に腹回りに緩さがあるかもしれませんが、
最後にしっかり追い切れば大丈夫そうです。

【マイネルキッツ】
(09天皇賞春)
マイネルキッツ09天皇賞春
(AJCC)
マイネルキッツ10AJCC
(天皇賞春)
マイネルキッツ10天皇賞春
今年も栗東滞在で調整中。この馬にしては
ゴツッと力強い仕上がりになってきている感じなのが
本番でどうでるか・・。後肢が後方に流れ加減で
あまり良い姿勢だとは思えませんが、この馬はこれが普通のようです。
上半身にもう少しハリが欲しい気もしますが、問題ない範囲。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

天皇賞春(年齢について)   担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)、今回は年齢について調べてみたいと思います。

天皇賞春:年齢別実績(過去10年)】
天皇賞年齢1

4歳馬が6勝、5歳馬が3勝と若い馬が圧倒的に好走をしています。
昨年のマイネルキッツが6歳で勝ったのはかなりの例外と言える結果でした。

4歳勝ち馬
・メイショウサムソン
・ディープインパクト
・スズカマンボ
・ヒシミラクル
・マンハッタンカフェ
・テイエムオペラオー

5歳勝ち馬
・アドマイヤジュピタ
・イングランディーレ
・テイエムオペラオー(連覇)

4歳馬が優勢というのはたしかですが、勝ち馬について見てみると
6頭中、5頭はGⅠ馬・・・それも歴史に残るような名馬という印象。
例外はスズカマンボですが、この年は1番人気がリンカーン、
2番人気が海外馬のマカイビーディーヴァ、3番人気が前年の覇者ヒシミラクル、
という状況でした。
ヒシミラクルは前走で3着になったものの、すでに前年の秋から二桁着順を
繰り返す状態でしたし、リンカーンは好走はしていてもGⅠ未勝利・・・
前年の天皇賞春で13着と大敗していた馬だったわけで
荒れるべくして荒れたレースなのかもしれません。

・・・状況は今年に似ている気がするのは気のせい?(爆)

4歳GⅠ馬不在の今年の天皇賞春は、過去の傾向に当てはめて考えて良いのか、
かなり疑問を感じてしまいます。
抜けて能力が高い馬がいない年は年齢よりも能力や展開優位な馬
探す方がいいのかもしれません。

近年に行われた長距離レース(阪神大賞典、ダイヤモンドS、万葉S、ステイヤーズS)
についても同様に年齢別のデータを取ってみました。

長距離レース:年齢別実績】
天皇賞年齢2

※年末に行われるステイヤーズSは年齢を一つ上げて補正しています。

勝率、連対率、複勝率、全ての項目で4歳馬が優勢になっていますが
実際には出走頭数の割合が大きく影響をしており、
成績自体でみると7歳以上の高齢馬が4勝、と最上位になってしまいます。
1~3着の馬の年齢分布は極端に偏ったものではなく、
どの年齢でもそれなりに好走があると考えた方が良いかもしれません。

以前にこのテーマで調べたときには若い馬が圧倒しており、
ある程度高齢で活躍出来ていたのはアイポッパーくらいだったはず。
うーん、若い世代に強力なステイヤーが出ていないことが
大きく影響している感じです。

簡単にまとめると・・・

・若い世代のGⅠクラスの馬が出てくれば非常に優勢
・強力なGⅠ馬不在(少ない)の場合は、年齢よりも展開、能力、調子などを重視すべき
・7歳以上の高齢馬も侮れない(現状のステイヤー路線の力関係)


こんな感じでしょうか。
無論、これは4歳馬がダメというデータではなく、年齢をあまり重視せずに
横並びで能力比較をすべき、ということだと思います。
年齢でバッサリ切れたら楽なんですけどね・・・(^^;

天皇賞春(馬体重分析)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)について考えてみたいと思います。

3200mという長丁場、58kg(牝馬は56kg)という斤量、
どちらもかなり大きな負担となるレース。

過去の天皇賞春における馬体重と着順の関係を見てみると・・・

天皇賞春:馬体重別順位
天皇賞春体重

ステイヤー、というとどちらかというと小柄でスマートな馬が良い、
という風説もあったりします。
実際、人間でもマラソンランナーは細身の絞られた体型の選手が多い・・・
というかそういう体型以外の人は見たことがありません(^^;

しかし、データを取ってみると馬の場合は小柄な馬は大苦戦・・・
重い荷物(騎手)を背負って走るというのは小さな馬には大きな負担に
なっていることがわかります。

01年以降の天皇賞春で450kg以下で勝った馬はディープインパクトだけ。
次に小さかったのがヒシミラクルの454kg、その次というと
478kgのテイエムオペラオーとなります。
いずれもGⅠ馬・・・ヒシミラクルは名前のとおりミラクルなイメージも
ありますが(爆)その他の2頭は歴史的な名馬だけに、かなり限られた馬以外は
厳しい
と考えられそうです。

480kg未満の馬で複勝圏に入った馬については、基本的に
・58kgの斤量を背負って勝ったことがある
・GⅠを勝ったことがある

といった共通点があります。ある程度実績のある馬じゃないと
厳しい感じですね。
例外は・・・大荒れの年
ヒシミラクルが勝った03年は2着のサンライズジェガーが470kg、
スズカマンボが勝った05年は2着のビッグゴールドが466kgでした。

逆に言えば、こういう条件を満たさない馬が激走してしまうと
大荒れになりやすい、ということになりそうですね(^^;
今年は出走馬の実績レベルが低い、ということで
少し疑ってかかる必要が出てくるかもしれません。

とりあえずホットゾーン480~520kgの馬。
しっかりとした馬格のある、バランスの良い馬が優位だと考えて良さそうです。
※実質斤量負担(斤量÷馬体重:%)で言うと12.0%以下
 好走ラインになります。

520kgを超えると今度は体の重さが影響してしまうのか、
数字は急激に劣化。
昨年のアルナスラインが唯一2着に入っているだけで、あとは結果が出ていません。
(このゾーンの馬自体が少ない、という理由もありそうです)

今年の出走予定馬の前走馬体重

520kg~

500~520kg
・カネトシソレイユ
・フィールドベアー
・ホクトスルタン
・マイネルキッツ

480~500kg
・エアシェイディ
・ジャガーメイル
・ナムラクレセント
・フォゲッタブル
・メイショウドンタク
・メイショウベルーガ ※牝馬のため、実質斤量負担では一つ上↑のゾーン
・メインストリーム

460~480kg
・ゴールデンメイン
・テイエムアンコール
・トーセンクラウン
・ベルウッドローツェ

440~460kg
・エアジパング
・ジャミール
・トウカイトリック

~440kg

480kg以下の馬ではエアジパング、トウカイトリックが
58kgをこなした経験があります。
テイエムアンコールは57kgまではあっさりこなしていますが
果たして・・・

天皇賞春(展開分析)  担【けん♂】

天皇賞春が行われる京都3200mは向こう正面の直線からスタート。

スタートしてすぐに上り坂が続くため、ゆったり目のスタートに
なりやすいようです。最初のコーナーまでは400mほどあり、
先行するのに内外の差はあまりなさそうですが、行き脚のつきにくさを
考えると内枠のほうが先行はしやすい感じです。

長距離ということもあって無謀なペースで飛ばし続けることはなく、
最初の1000mは60~62秒程度。

中間の1000mはさらにペースが落ちる傾向。
62~63秒程度・・・道中は13秒台のラップに落ちることがあります。

ここに出てくるレベルの馬になると道中にペースが落ちれば
最後にグッとペースを上げて長い脚を使える馬が揃ってくるので
坂を上りきったあとの最後の800mは息を入れられない非常に厳しい
展開
になりやすいですね。
瞬発力だけでなく、スピードの持続能力も問われることになります。

4コーナーまでは下り坂、後方の馬は前に詰めて行くことが難しい構造
なっており、直線入り口では縦長の展開になりやすいと考えられます。

4コーナー位置取りと着順の関係
天皇賞春位置

明らかに先行有利。4コーナーで最低でも6番手以内につけていないと
かなり苦しいと考えられますね。
基本的に前が止まらないレース、と考えた方が良いようです。

ただし、注意が必要なのは・・・4コーナーで前にいる馬は
先行、好位で競馬をしていた馬とは限らない、ということ。
昨年のように先行馬が余力を失う展開になると、道中は中段にいた馬が
押し上げてきて、結果的に「好位差し」になることもあります。
レベルが疑わしいメンバーのときには特に注意(爆)
先行馬の能力、展開についてはしっかり考えておく必要があると思われます。

京都外回りコースの直線は404mと比較的長く、上がり3ハロンが
0.1秒違うと4コーナーで約0.48馬身差を縮めることが出来るという計算。

先週は金曜の雨が残って土曜は稍重の馬場でスタートしたわけですが
土曜の内に馬場は回復。日曜はダートまで良馬場に回復すほどの好天でしたので
今週も雨が残らなければかなり良い芝状態でレースが行われそうです。

先週の時点で京都芝レースでは34秒台前半くらいまでは
普通に使えるくらいの馬場状態。
超高速馬場ではありませんが、かなり軽い馬場になっている印象です。

天皇賞春では近年の15回の開催で33秒台の末脚を使えた馬は・・・
たったの3頭しかいません。
(ディープインパクト、リンカーン、サンライズペガサス)
馬場状態にもよるとはいえ、相当高いハードルだと考えて良さそうです。

先行気味に行く馬や好位からの差し馬が34秒台の脚を使うとなると、
計算上、後方から差すのはほぼ不可能。
少なくとも4コーナーで3~4馬身差に詰めている馬じゃないと・・
厳しいかもしれませんね。

※ちなみに昨年先行したホクトスルタンの上がり3ハロンは38.0、
 アサクサキングスは35.8でした。
 少し早仕掛け気味になり、前の馬がバテてしまう少し特殊な展開に
 なったわけですが、中段から4コーナーで好位に押し上げる騎乗が
 出来たマイネルキッツ(1着)、アルナスライン(2着)は
 34秒後半の末脚を使っています。
 4コーナーでの位置取りは4番手辺り・・・展開にも左右されますが
 しっかり前につける騎乗が出来るかどうか、騎手の力量も大いに
 影響がありそうですね。

天皇賞春(各馬分析3)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

風邪なのか花粉症なのか、鼻水とクシャミが止まりません(涙)

ゴールデンメイン】せ10(栗東) ラムタラ×(トウショウボーイ)
キレる脚はないものの、スタミナ任せに粘りこむ競馬。
馬場は湿っている方が良く、直線は短い方が合うタイプ・・・
天皇賞春向きの馬ではなさそうです。
余程の消耗戦になってしまう展開になれば大穴候補ですが・・・。

ベルウッドローツェ】牡4(美浦) ダイタクリーヴァ×(バンブーアトラス)
超絶スローで前有利になったダイヤモンドSで2着と粘りましたが
阪神大賞典では完全に脚が止まって大失速。
他馬が牽制し合ってあれよあれよ・・・という展開にでもならないと
現状では上位馬には対抗するのは厳しそうです。

メインストリーム】牡5(栗東) アグネスタキオン×(トニービン)
ダイヤモンドSではキレのある脚を使って追い込みましたが4着と届かず。
続く大阪ハンブルグCでは早仕掛け気味に押し上げて行きましたが
3ハロンのキレ勝負になってしまい、最後に脚が止まってしまいました。
スタミナはあるので単純なキレ勝負になれば仕掛けどころ次第で
上位馬相手でもそれなりの戦いが出来そうです。

カネトシソレイユ】牡6(栗東) French Deputy×(Sadler’s Wells)
中段から押し上げるような形で最後にスッと脚を伸ばすスタイル。
血統のイメージよりも末脚がなく、下級クラスの相手でも
展開がハマらないとキレ負けしてしまう印象。
中山での好走は後藤騎手の好騎乗に支えられた感じがあり、
京都では3着が1度あるだけで適性的にもここでは厳しそうです。

メイショウドンタク】牡4(栗東) マンハッタンカフェ×(Machiavellian)
前の馬の脚が極端に止まった万葉Sで3着がありますが、同様の位置取りの
馬にキレ負けと完敗の内容。古馬重賞戦線に参入した4戦中、3戦で二桁着順と
能力的に対応し切れていない状況ですのでGⅠでいきなり上昇を期待するのは酷かと。

ホクトスルタン】牡6(栗東) メジロマックイーン×(サンデーサイレンス)
非常に馬体の状態が良く見えた阪神大賞典では長距離の名手
武豊騎手らしくない早仕掛けで先行勢の脚が止まり、前崩れの展開を
作ってしまい5着。増やしていた馬体を絞って、状態は良化していただけに
残念な敗戦となってしまいました。
元々決め脚が鈍いので勝ち切るまでは微妙な馬ですが、体調が結果に
直結するタイプだけに、状態が維持出来ていれば仕掛けどころ次第で
上位に粘りこめるかも・・・。

天皇賞春(各馬分析2)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

昨年の今頃は「来年はネオユニヴァース産駒が天皇賞春の中心かな」
などと想像していたんですが・・・登録馬に名前がありませんね(>_<)
来年こそはヴィクトワールピサ辺りが出てきてくれると盛り上がりそう・・・
順調に行ってもらいたいですね。(気が早いですが:爆)

トーセンクラウン】牡6(美浦) オペラハウス×(ダンシングブレーヴ)
湿った馬場をまったく苦にしない走りで中山記念を制し、日経賞でも
3着と好走。京都での出走経験はありませんが血統構成は
メイショウサムソンと一緒なだけに、適性があってもおかしくありません。
良馬場の重賞では凡走が続いており、当日が雨のときに注意、という
感じになりそうです。

ジャガーメイル】牡6(美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
昨年のこのレースでも最速の上がりを記録して5着と踏ん張っており、
位置取り次第では十分に好走の余地がありそうです。
京都記念でも最速タイの末脚を発揮し、ブエナビスタの2着。
距離が伸びてこそ、という血統だけに本来の力を出し切れたら
GⅠ制覇の可能性は十分。

エアジパング】せ7(栗東) エルコンドルパサー×(Halo)
キレる脚がないので前走のように後方からになってしまうと
手も足も出ません。上位レースでの勝ち星はレベルが疑わしいものなので
ここでは前で競馬をしても対抗出来る材料に不足感。

ジャミール】牡4(栗東) ステイゴールド×(Sadler’s Wells)
重賞初挑戦となった阪神大賞典で2着。09年シーズンから
これで11走連続で複勝圏を外さない好走を続けています。
血統的に内回り、小回りの方に適性があると考えられ、
京都外回りコースで長く脚を使う展開になると上位馬相手で
どこまでやれるか微妙かもしれません。
このところ少し位置取りが後ろになってきているのもこのコースでは不安点。

フィールドベアー】牡7(栗東) フジキセキ×(トニービン)
短い距離を使って体内時計を速める、というショック療法が功を奏して
前走では先行気味に行く脚が戻ってきました。
さすがに重賞上位クラス相手だと前で粘るには不足感があるので
ここで通用するには厳しそうです。

ナムラクレセント】牡5(栗東) ヤマニンセラフィム×(サクラショウリ)
前の馬に厳しい展開になった菊花賞で3着と非常に強い競馬をした経験が
あるだけに侮れない1頭。休養明けの日経賞で▲14kgと馬体を落としてしまい
状態に不安が感じられるので、本番までに調子を戻して来れるかが大きな
懸念材料になりそうです。成績は不安定ですがハマったときの能力は
相当高い馬だと考えられ、前での競い合いに持ち込めば・・・

続きます。

天皇賞春(各馬分析1)  担【けん♂】

さて、今週は天皇賞春(京都3200m)が行われます。

当節の中長距離GⅠの中心となるトップホースがしのぎを削る・・・
そんなレースであってもらいたいものの、近年はステイヤー路線も
地盤沈下気味(>_<)

昨年もかなり低レベルなメンバーと嘆いた覚えがありますが
今年は出走メンバーの実績的にはさらに低下。
GⅠ馬は昨年の勝ち馬マイネルキッツだけ、となってしまいました。

無論、内容的に素晴らしいレースになってくれれば何も問題はないわけで
今後が楽しみになるような走りを期待したいものですね。

マイネルキッツ】牡7(美浦) チーフベアハート×(サッカーボーイ)
昨年の天皇賞春が重賞初勝利(爆)その後も重賞で3着以内なし、という
強さがわかりにくい困った状況でしたが前走の日経賞で内を鋭く抜ける
松岡騎手の好騎乗で重賞2勝目をあげました。
昨年は先行勢が後半にペースダウンする間に位置を上げてスッと脚を
使うことが出来ましたが、中段からそのままの競い合いになってしまうと
京都ではキレ不足になってしまいます。
後半の展開が向くかどうかがポイントになりそうですね。
馬体は余裕のある状態で来ていますので絞り込んでくれば仕上がりそう。

トウカイトリック】牡8(栗東) エルコンドルパサー×(Silver Hawk)
5歳時にこのレースで3着に入っています。08年は前で足が止まり7着、
09年は後方から伸びましたが届かず6着。脚をためる競馬になれば
それなりのキレを使えるので、復調してきた今なら位置取り次第で
上位に食い込めるかも。馬体の出来も年齢を重ねて充実してきている
感じがあります(爆)

フォゲッタブル】牡4(栗東) ダンスインザダーク×(トニービン)
昨年はほとんど休養なしで12走(爆)と非常に厳しい使われ方。
特に秋からは菊花賞、ステイヤーズS、有馬記念、ダイヤモンドSと
一体何メートル走らせる気なのかという鬼ローテ。
さすがに疲れが出たようで今回は2ヶ月半の休養を取っての直行と
なってしまいました。
最後に必ず良い脚を使える能力馬で血統的にも適性は十分。
状態さえ万全ならば勝ち負けになりそうです。

エアシェイディ】牡9(美浦) サンデーサイレンス×(ノーザンテースト)
年齢を重ねてますます充実・・・頓挫もあったので実質的には
6~7歳馬程度の馬体の消耗度なのかもしれません。
京都の出走経験は1度しかありませんが、かなりキレのある馬だけに
外回りコースは脚質に合いそうです。
休養明けは2戦目から調子が上がる傾向が見られますので
ローテの面でも楽しみです。

テイエムアンコール】牡6(栗東) オペラハウス×(ブライアンズタイム)
大阪杯は早めにスパートをかける馬が出てきたために内容的には
外回りの展開に直結するレースになりました。
好位に位置取ってスッと脚を使えた点は高評価。
浜中騎手は菊花賞でも同様の位置からスリーロールスを勝利に導いており、
今回も安定した騎乗が期待出来そうです。
休み明けに増えた馬体を絞りつつ来ており、前走で仕上がった印象ですが
まだ余力があるようならここでも上位争いは可能かと。

メイショウベルーガ】牝5(栗東) フレンチデピュティ×(Sadler’s Wells)
阪神大賞典では本来の切れ味を発揮出来ませんでしたが、それでも
3着と好走を見せました。母系にスタミナ血統が入っているので
距離は十分にこなせそうですし、京都に代わるのも血統的にプラス。
充実期に入ったときのフレンチデピュティ産駒は凄い能力を発揮する
傾向がある印象。キレ勝負になるなら一発も・・・。

続きます。

フローラS回顧   担【けん♂】

オークスに向けて、フローラS(東京2000m)が行われました。

東京コースのトライアルということで、本来はオークスに直結しても
おかしくない感じもあるわけですが、03年の改装以降では
ベッラレイア(2着)、ディアデラノビア(3着)、シンコールビー(3着
と本番で勝った馬は出ていません。
ベッラレイアは果てしなく惜しかったですが・・・(>_<)

フローラSの2着、3着馬の本番での逆転はゼロ
ベッラレイアに肉薄したミンティエアーが4着に入ったくらいでしょうか。

ミンティエアーを含めてオークスで好走があった馬の共通したポイント
フローラSで後方から末脚を使って差し込んできていること。

決め脚勝負になりやすいオークスというレースの性質に合った馬が
出てくるかどうか、その辺りに注目しておきたいところですね。

今年のフローラSはサンテミリオンが1.9倍と極端な1番人気。
陣営からも「この馬をオークスに出せなければ責任問題」
というような話が出たという風評も追い風になった感じです。

予想(妄想)は→ココ

結果は・・・
1着▲サンテミリオン  2.00.2  34.6
2着○アグネスワルツ   1馬身
3着◎ブルーミングアレー

8着△ディミータ
11×トレジャーチェスト
14△メジロジェニファー
15×オルレアンノオトメ

※全着順は→ココ

ハナを切ったのは想定通りアグネスワルツ
マイル路線で素晴らしいスピード能力を発揮していた馬ですが
今回は骨折休養明け、果たして元の能力が戻っているのかに
注目が集まりました。

13.0-11.6-11.9-11.6-12.5-12.5-12.3-11.6-11.4-11.8
前半1000m 60.6
後半1000m 59.6

アグネスワルツの鞍上は乗り代わった柴田善騎手。
考察でふれたとおり、スローで淡々と逃げるのが得意な騎手・・・
カーブで緩め過ぎず、スーッと引っ張って直線入り口で急加速。
完全に想定通りのペース配分となりました(^^)g

【フローラS:後半1000m】
10年 12.5-12.3-11.6-11.4-11.8
09年 12.6-12.7-12.1-11.7-12.5
08年 12.2-12.1-11.3-11.3-12.5  
07年 12.2-12.2-11.4-11.6-12.5 
06年 12.5-12.2-11.8-11.5-12.2  
05年 12.7-13.0-11.7-11.3-11.7 
04年 12.5-12.5-11.7-11.3-11.7  
03年 12.2-12.4-11.4-12.1-12.3

カーブでのペース、急加速の展開、最後の伸び方・・・
おおよそ04年に近いラップだと考えられます。

先行有利なレース展開。
前で粘るアグネスワルツをサンテミリオン、ブルーミングアレーが
追いかけて行きますが、ブルーミングアレーの脚がイマイチ
伸びていきません。

スローペースからの伸び脚、というとサンテミリオンのタフな能力が
モノをいう展開。もう少し締まった流れになる可能性もあったので
評価を下げましたが、今回のようなジリジリと脚を競い合う形に
持ち込めば強さが出ますね(^^)
アグネスワルツをかわして人気に応えました。

04年のフローラS上位馬はオークスで二桁着順と惨敗を喫していますが
似たようなラップ構成で勝ったサンテミリオンやアグネスワルツは
同じ轍を踏んでしまうのでしょうか。

4着にはアマファソンが末脚を活かして飛び込みました。
過去の傾向的にはこういう馬の方が本番で期待出来るわけですが
前にまったく届いていないだけに過大な期待は危険なニオイかと。

オークスでどうか、というわけではありませんが
骨折休養明けでいきなりこれだけのレースが出来たアグネスワルツ
やはり相当な素質馬だと思います。
秋のクイーンS辺りに出てくれば面白そうかも?(^^)g

アンタレスS回顧   担【けん♂】

良馬場に回復した京都競馬場(ダート)でアンタレスSが行われました。

有力馬が次々に回避となり、トランセンドが1.6倍と完全に一本被り。
馬体の雰囲気、ローテ、実績、鞍上、などかなり隙がない状態だったので
人気するのもわかりますが、ポカがある馬の上に外枠からだとイマイチの実績・・・
果たして結果は・・・

予想は→ココ

結果は・・・
1着▲ダイシンオレンジ   1.49.7  上がり36.5
2着 ナニハトモアレ     11/4
3着○フサイチセブン

7着△ロラパルーザ
8着◎トランセンド
9着×ドリームサンデー

※全着順は→ココ

ハナを切って行ったのはラッシュストリート。
スローで先行して結果を出してきている馬ですが、今回は少し速いペースで
レースを引っ張る形になりました。
2番手にダート初挑戦のドリームサンデー、フサイチピージェイ、
外からトランセンドが続く形。
思い切って行く、という宣言をしていたウォータクティクスはその後ろ、
続いてフサイチセブン。

1000m通過地点でラッシュストリートは余力をなくして後退
代わってドリームサンデーがペースを握る展開になりました。

10年 60.0-12.6-12.6-12.2-12.3

05年 61.3-12.2-12.0-11.9-12.4
06年 60.6-12.3-11.9-11.9-12.3
07年 61.1-12.6-12.2-12.1-11.9
08年 62.0-12.1-11.9-12.0-12.5
09年 59.8-11.7-11.8-12.0-12.5 ※重馬場

1000m通過タイムとそのあとのラップを過去のアンタレスSと
比較してみました。

良馬場にしては前半が速め。とはいえ、それほど負担になるほど
速い感じはなさそうです。
1200m、1400mのラップは近年にないほどの緩み方
本来はここが速いために後方の馬が詰め寄って来れない展開になるのが
特徴のレースですが、今年は異常な流れになっています。

直線入り口で微妙に加速しているので隊列は少し縦に伸びていましたが
それでも余力を十分に残して前に詰め寄って来れた差し馬が優勢
展開となってしまいました。

人気のトランセンドはフサイチセブンに競り落とされたように
直線でズルズルと後退。前にいても余力は残せる流れだと思いましたが
不可解な失速という感じです。どこか怪我などがないといいんですが・・・

絶好の位置取りから伸びたダイシンオレンジが抜け出して完勝。
2着には最後方から一気に伸びたナニハトモアレが飛び込みました。
こういう馬は届いても3着、というのが例年の傾向。
それもGⅠクラスの差し馬でもないということを考えると・・・
今年の異常具合がわかります。

レース後のコメント
1着 ダイシンオレンジ(川田騎手)
「このメンバー相手によく頑張ってくれました。前の馬がかなり飛ばしてはいましたが、
いいリズムで走れました。4コーナーでは目の前に人気の2頭がいて、
後はどれだけ伸びるかと思っていました。前回は僕が馬を信じ切れなくて
負けてしまったので、今日は馬を信じて乗りました。
何回も乗せて頂いて重賞を勝てましたし、1走毎に色々と馬が勉強して成長して
きています。これからももっと大きいところで活躍出来るように頑張りたいですね」


2着 ナニハトモアレ(藤岡佑騎手)
「最後は差せる、と思ったんですが、勝った馬にもうひと伸びされてしまいました。
勝った馬が強かったですね。村田騎手から中途半端に行くくらいなら
タメた方がいいと聞いていたので、その通りの競馬が出来たのですが、
あそこまで行ったら勝ちたかったですね。
でも別定戦でこのメンバー相手にここまでやってくれたのは大きいですよ」


3着 フサイチセブン(内田博騎手)
「最後まで頑張っていますし、これで脚質に幅が出たと思います。
今日は流れも厳しかったですし、切れ味のある馬にやられた感じです。
経験を積めばもっと強くなれる馬だと思います」


5着 シルクメビウス(田中博騎手)
「今日はゲートの駐立が悪くて、(馬が)下がった時にゲートが開いてしまいました。
結果的にそれが致命傷でしたね。あまり後ろで構えるよりはと思って、
向正面くらいからジワッと上がって行って人気馬の後ろで4コーナーを回れたんですが、
久々の分もあったのかもしれません。でもこれで次は確実に変わって来ると思います」


8着 トランセンド(安藤勝騎手)
「まったく分かりません。流れは速かったけど息は入っていましたし、
4コーナーまでは思い通りでした。それなのに4コーナーから反応がなくなりました。
こんな結果になるとは思いませんでしたね」


スタートから2つ目、3つ目のペースが速かったのが
先行馬が崩れた最大の要因でしょうか。
それでも途中から流れは落ち着いていたわけで、ここまで崩れるのは
単純に力不足という感も無きにしも非ず。
本格的な重賞上位クラスとは力の差を感じる内容という印象です。。
今回の上位馬は次走でも少し疑ってかかった方がいいかもしれません。

子ども手当バブル   担【けん♂】

<子ども手当>韓国人男性が554人分申請 孤児と養子縁組
毎日新聞

 兵庫県尼崎市に住む50歳代とみられる韓国人男性が、養子縁組したという
554人分の子ども手当約8600万円(年間)の申請をするため、
同市の窓口を訪れていたことが分かった。市から照会を受けた厚生労働省は
「支給対象にならない」と判断し、市は受け付けなかった。
インターネット上では大量の子ども手当を申請した例が書き込まれているが、
いずれも架空とみられ、同省が数百人単位の一斉申請を確認したのは初めて。

 尼崎市こども家庭支援課の担当者によると、男性は22日昼前に窓口を訪れた。
妻の母国・タイにある修道院と孤児院の子どもと養子縁組をしていると説明し、
タイ政府が発行したという証明書を持参した。証明書は十数ページに及び、
子どもの名前や出生地、生年月日などが1人につき1行ずつ書かれていた。
担当者が「養子はどの子ですか」と聞くと「全員です」と答え、
男女で計554人と説明したという。

 男性には実子が1人いる。子ども手当は月額1人につき
1万3000円(10年度)で、計555人分が認められれば、
年間8658万円の手当が支給されるが、
厚労省子ども手当管理室は「支給はあり得ない」と言う。

 今回のようなケースについては、国会審議で野党から問題点として指摘されていた。
手当の支給要件は
(1)親など養育者が日本国内に居住している
(2)子どもを保護・監督し、生活費などを賄っている
の2点だけ。母国に子どもを残してきた外国人にも支給されるうえ、
人数制限もなく、機械的な線引きが難しいためだ。こうした盲点を突かれ、
ネット上では「100人を養子縁組しても手当はもらえる」といった書き込みや
批判が絶えない。同省は今月6日、ホームページに
50人の孤児と養子縁組をした外国人には支給しない」と記したものの、
根拠は「社会通念」とあいまいだ。何人以上なら不支給という明確な基準はなく、
同様の申請が各地で続発しかねない状況となっている。

 尼崎市の男性は、子どもへの送金証明や面会を裏付けるパスポートのコピーなど
外国人に求められる書類をそろえており、事前に調べてきた様子がうかがえた。
市の担当者は「可能ならもらおうという意欲を感じた」と話している。

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やってられるか!(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵ドッセーイ!!

遠慮とか謙譲の美徳だとか良識だとか世間体とか・・・
そんなものが通用するのは表向きの日本人社会の間だけ。

日本人でもグロいことを考える人はもちろんいますし、
「日本の良識」を共有していない外人ならばなおさら・・・。

貰えれば儲けもの的な考えでこのプチ「バブル」に群がってくるのは
当然のことだと思います。

不正受給を防ぐためのガイドラインとして、
・年2回以上の面会をパスポートで確認
・約4カ月に1回以上の送金を銀行の送金通知などで確認
・来日前の同居を居住証明書などで確認


こういった指示が出ているようですが、この韓国人の男性は
書類の面では条件を満たしていたというのがまた大問題
単純に考えて、555人との同居なんか不可能なわけで(笑)
まぁおそらくは偽造書類であることに間違いないでしょう。

さすがにこの人数だとずーずーしすぎてバレバレになりますが(^^;
10人やそこらの人数であれば、養子でなくとも東南アジアでは
普通にあり得る数字。
日本でも一昔前は6人兄弟、7人兄弟程度は当たり前だったわけですし。

偽造なのか、本当なのか、いちいち調べるのは実際問題
不可能になってきそうです。
本来の役割ではない仕事量だけが増えて、一般業務が滞る・・・

実際、記事の内容からすると「書類」が正しかったのかどうかは
自治体レベルでは判別できていないことが推測されます。

最終的には「50人以上の養子縁組には支給しない」という
ガイドラインが独り歩きして49人まではOK、みたいな
お役所仕事になるんじゃないか、という気がしてならないのは
私だけでしょうか。(ノ_-;)ハア…

   Λ_Λ    。
  <丶`∀´> /
  (    つ
「10ニンナラノーチェックデトオルヨ・・・」

アンタレスS最終予想  担【けん♂】

来週の天皇賞春を予定していたドリームジャーニーが球節炎で回避。
これまでタフに走り続けていた馬だけに、負担が大きかったのかもしれません。
体も小さいですし、重い斤量を背負えば一戦ごとのダメージは普通の馬よりも
大きい
と思います。とにかくゆっくり休んで無事に復帰してもらいたいですね(>_<)

人気を背負ったら消そうと思っていただけに馬券的にもダメージが・・・
アホか!(+`・д・)≡○)゚д。)ノスイマセン

アンタレスS(京都D1800m)についてまとめていきたいと思います。

有力視されそうな実績上位馬が次々に回避となり、メンバーは当初の見込みより
大分寂しくなりましたが、それでも今後のダート界を背負うことを期待される
若く勢いのある馬が出走してくるので内容についてはしっかり見ておく
必要があると思います。

出走枠順
アンタレスS出走

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
展開分析→ココ
クラス分け→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
各馬分析追加&位置取りについて→ココ
末脚分析→ココ

内からウォータクティクスが思い切って行くことになりそうです。
乗り代わった岡部騎手がどこまで主張していくかがまずは注目のポイント。
外からトランセンド、フサイチピージェイ、フサイチセブンが
被せて行ってペースは自然とアップしてきそうです。

万が一のハイペースの前崩れ・・もあり得ますが、
前の馬が実力馬だけに簡単に差し馬の台頭は許さないと思われます。

前で脚を伸ばすタイプの馬が中心。
粘り込むタイプの馬は脚が止まれば厳しいかもしれません。
それでも計算上届くのは好位、中段前辺りからの差し馬になりそうです。

今回の予想
◎トランセンド
○フサイチセブン
▲ダイシンオレンジ
△ロラパルーザ
×ドリームサンデー

実績、実力、勢い、脚質、騎手、どれを取ってもトランセンド
最も隙がない感じです。
馬体の状態も良く見えましたし、前走のようにスッと前から
抜けたらあっさり、まで。
外から被せて行くことになるだけにスタートで失敗すると
少し怖いかもしれません。

フサイチセブンは前走で敗れたように、最後の脚が
微妙に足りない印象。
前が有利なレースだけに脚質を活かして好走が期待出来そうですが
勝ち切るまでは微妙かも。
体のシルエットが少し崩れて見えましたので
馬体の増加には注意。

ダイシンオレンジは京都で好走が目立ちます。
実績的に1枚落ちるだけに、どこまで通用するか試金石に
なりそうですね。
好位から脚が使えるので前の馬が脱落してきたところを
上手く押し上げて行ってどこまで届くか・・・

ロラパルーザは京都実績がないだけに不安も大きいですが
ここにきて本格化傾向。末脚が伸ばせるようになってきているので
上位馬相手にどれだけやれるか楽しみです。

ドリームサンデーは・・・初ダートで適性などはまったく不明(^^;
不良馬場の京都1800mで圧勝しているだけに
上手くハマれば怖い1頭かもしれません。
前に行く脚質で芝では足りない末脚がダートでどうなるか・・・
上位馬との対戦、という意味では相当高いレベルを
こなしているだけに押さえておいても面白そうです(^^)g

JCDが阪神開催となり、構造的に似ている京都の実績は
重要視されることになると思います。
強い勝ち方をする馬が出てくれば秋が楽しみになりそうです♪

POG馬出走!  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】今週こそは新しい馬のデビューがあるかと
期待しましたが・・・まだ足踏みをしている様子です(>_<)

・未勝利戦(福島D1700m) オブザモーメント  吉田隼

オブザモーメント】牝 ネオユニヴァース×(Nijinsky)

これまでの兄姉にそれほどの活躍馬は出ておらず、
勝ち上がっている馬はダート傾向が強い感じ。
ただしSS系との配合では芝で勝っている馬も出ているので
いずれ芝も試してもらいたいと期待しています。

早くから期待されていましたが歩様に乱れが出たために
デビューが遅れてしまったわけで、ダートで使われているのも
その辺りの影響があるのかもしれません。

新馬戦はネオユニヴァース産駒には鬼門となるダートの1200m。
流れについて行けない感じで後方を追走し、12着と大敗してしまいました。

もの凄い脚を使って勝ち切った馬がいたために
まったく目立ちませんでしたが(爆)実はオブザモーメントも
それなりの末脚を使っており(3番目)、流れに乗れたら
対応出来そうな感じも・・・無きにしも非ず。

もちろんまったく楽観は出来ませんが、距離を伸ばして
ペースが楽になればもう少し頑張ってくれるのではないかと
期待しています(^^)g

けん♂厩舎のその他の入厩馬
・スティルゴールド  GⅠ出走なるか?!
・ミラクルレジェンド 先週勝ち上がり!
・ベストアンサー   先週勝ち上がり!
・アルテミス     体重を戻すのが先決かも(>_<)
・テラボルト     失うモノはもうありません・・・(爆)
・ミッドタウンレディ ファビラスラフインの娘。そろそろデビューしても?
・トゥビーロイヤル  ダート王になるための血統(^^)デビューが楽しみ。

少しでも上位を目指して!どの馬も頑張ってもらいたいものです(^^)

アンタレスS(末脚分析)  担【けん♂】

アンタレスS(京都D1800m)に戻ります。

ワンダーアキュートが跛行のため出走取り消し(涙)
実績最上位の馬だっただけに、本当に残念です・・・。

枠順が発表になりましたが、先行気味に行きたい馬が揃って外枠へ(爆)
この枠順なら再起を賭けるウォータクティクスが単独で
思い切って行けそうです。

トランセンドやフサイチセブンなどが外から被せて行く形になりそうなので
スタート直後はかなりの激流になるかもしれません。
形が決まるまではゴチャつきそうですね。

とりあえず、京都実績を元にざっと推定上がり3ハロンを算出し、
位置取り別に並べ替えてみました。

アンタレスS:推定上がり3ハロン
アンタレス末脚

ダート実績がないドリームサンデーはひとまず除外。
ロラパルーザは京都実績がないので近走の結果から算出しています。

人気を背負いそうなトランセンド、フサイチセブンはやはり相当有力視出来そうです。
特にトランセンドは計算上、最速になっているので
後方からこの馬を差すのは物理的に不可能という数字(爆)
※机上の計算です(^^;

京都ダートでは上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.37馬身差
縮まる計算なので、好位のダイシンオレンジはフサイチセブンに
追いつくには・・・4コーナーで約1馬身差に詰めておく必要があります。
うーん、相当寄せておかないと厳しそうですね。
フサイチピージェイまでは約2馬身半、ウォータクティクスまでは
約3馬身半・・・ここまでならなんとか・・・

中段辺りにつけそうなロラパルーザは下級レースでの実績を元に算出しているので
数字は微妙ですが、流れの中で脚が使えるタイプかもしれません。
それでも計算上はダイシンオレンジ並みの脚・・・ということで
前に届くのは難しい感じです。

末脚の爆発力で期待されるシルクメビウスは計算上では
まったく届かないことになりますが、最速値だけを取ってみると
35.2と相当な末脚を使う可能性を秘めています。
それでもトランセンドまで3馬身差以内にいないと届かないことになるので
逆転までは厳しそうかと。
間隔が空いて出来にも不安が感じられるだけに今回は掲示板くらいかも・・・。

フローラS簡単妄想  担【けん♂】

フローラS(東京2000m)出走馬についてざっと見てみましたが
不安定な3歳牝馬のレースだけに、あまり煮詰めても答えが
出てきそうもありません(爆)ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

天候の具合も心配ですが、土曜朝辺りから乾き始めれば
日曜までには良馬場に戻ってきそうかなと。

土曜に多少馬場を傷めたとしても開幕週だけに、かなり良い
芝状態
でレースが行われそうかな、と考えています。

今年は北村宏騎手の騎乗の逃げ馬もいませんし(爆)
暴走傾向のある馬も見当たらず・・・

逃げ馬として有力視されるアグネスワルツは骨折休養明けの上に距離延長&初輸送。
そして乗り代わって・・・柴田善大先生となっています。

柴田善騎手は・・・淡々とスロー気味に逃げるのが得意な騎手という印象。
見下し逃げ」なんて呼び方もしたりしますが(笑)
場合によっては嫌味なほどにペースダウンをすることもある騎手だと思います。

ただし、これはかなり有効な騎乗方法でもあるわけで
中山、東京で逃げさせたら・・・かなりしぶとい騎手であるのも
事実だと思います(^^)g

距離延長に関してはゆったりと逃げて、コーナーも淡々と流せば
スタミナ面はなんとか大丈夫そう・・・かと。

元の力が戻っているのか微妙な感じなので過信は出来ませんが
4コーナー出口からスッと加速して突き放す展開になれば
おおよそ昨年と同様、先行有利なレースになってきそうです。

アグネスワルツ自身は3ハロンの長い脚が使えるタイプだと
考えられますし、良い芝状態に上手くハマれば脚が止まらず
それなりに頑張れそう。

あとは追いかけて来れそうな馬が相手になりそうですね(^^)

好位から脚が使えるブルーミングアレーも休養明けというのが微妙ですが
シンボリクリスエス産駒なだけにフレッシュな状態はむしろ歓迎かも。
この時期から良化してきやすい血統という印象なので
ここでは十分に有力視出来そうです。

人気を背負いそうなサンテミリオンはアグネスワルツのペース次第、
という感じになりそうです。
それほど高いレベルをこなしていないだけに、緩まない展開になると
思いのほかポカが出てしまう可能性があるかも。
期待はしていますが、過信は出来ないと考えています。

前走で良化が見られたディミータは面白い1頭になりそうですが
母父はストームキャットだけに、こちらも信用するのは怖いかも(笑)
父系からスタミナはありそうですので穴馬として一考。

メジロジェニファーの末脚はなかなか評価出来そうです。
血統的にスタミナは問題なさそうなので上手く前につけていければ。

あとは、過去に見所のあるレースをしたことがある、という意味で
トレジャーチェスト、オルレアンノオトメ辺りも穴候補として
狙ってみたいところ。
血統的に東京が合うとはいえ、フラムドールは・・・ちょっと
足りない感じでしょうか(^^;

予想としてはアップしませんので簡単に印だけ(^^)

◎ブルーミングアレー
○アグネスワルツ
▲サンテミリオン
△ディミータ
△メジロジェニファー
×トレジャーチェスト
×オルレアンノオトメ

上位に人気が集中するなら少し振り回し気味に手広く狙ってみても
いいかもしれませんね(^^)

※オークスで期待出来そうな馬が出てくるとしたら
 前で踏ん張った馬よりも、追いかけて3着に入った・・
 みたいな末脚のある馬になると思います。
 レース内容に関してはしっかり見ておきたいと思います。

フローラS(各馬短評)  担【けん♂】

フローラS(東京2000m)について見ておきたいと思います。

まずはザクッと各馬について・・・

アグネスワルツ】牝3(栗東) ゼンノロブロイ×(ヘクタープロテクター)
秋の時点で非常に高く評価していた馬。骨折明けで初輸送と悪条件が
重なるだけに大きな期待はしにくいですが、開幕週の軽い馬場は合いそう→○or△

アスカトップレディ】牝3(栗東) アドマイヤボス×(Shaadi)
それなりに決め脚のある馬ですが、超絶スローペースの経験のみで
実力値は高く評価出来ません→×

アマファソン】牝3(栗東) フレンチデピュティ×(サンデーサイレンス)
最後の坂で急激にペースダウンした君子蘭賞を後方から差し切り勝ち。
内容的には非常に低調で前が止まらないと厳しい印象です。→×

オルレアンノオトメ】牝3(美浦) チーフベアハート×(タヤスツヨシ)
東京1800mの未勝利戦で発揮した能力は非常に高く評価出来ますが
柴田大騎手に乗り代わってからは低調。条件がハマれば・・ →△or×

サンテミリオン】牝3(美浦) ゼンノロブロイ×(Last Tycoon)
高い内容を示したレースがないだけに過大評価は禁物。
スローで落ち着けばそれなりに頑張れそうですが前で競り合うと潰されるかも →△

ディアアレトゥーサ】牝3(美浦) トーセンダンス×(タイトスポット)
前では脚が止まり、後方からだと仕掛け遅れてしまう感じ。
前が止まらない展開になると厳しい印象 →×

ディミータ】牝3(美浦) ダンスインザダーク×(Storm Cat)
休養明けに馬体を戻して復帰。好位から脚が止まらない競馬で踏ん張ったのは好感。
時期的に良化があっても良さそうなので叩き2走目に期待。 →○or△

トシザマキ】牝3(栗東) デュランダル×(デインヒル)
ダートの短距離で1勝。距離延長がプラスになるとは考えにくく
ここでは期待感は薄そうです。→×

トレジャーチェスト】牝3(美浦) クロフネ×(Red Ransom)
8ヶ月ぶりの前走で+18kg。軽い新潟の直線で好位から伸び脚を
見せていただけに叩いて良化があれば面白い1頭になりそう。 →△or×

フラムドール】牝3(栗東) フレンチデピュティ×(ヘクタープロテクター)
君子蘭賞は最後にスタミナを示す内容だっただけに、距離延長と
東京コースはプラスに働きそう。ただし実力値は微妙。 →×or△

ブルーミングアレー】牝3(美浦) シンボリクリスエス×(Lycius)
締まったペースになり過ぎたクイーンCでは前で踏ん張ったものの、
最後に少し足らず。それでも高い実力値を示しています。ペースが緩めば
前で伸び脚が使える馬、時期的にも良化が望めそうです。 →○

ベストクルーズ】牝3(栗東) クロフネ×(サンデーサイレンス)
フラワーCは過去最低体重と仕上がった状態で踏ん張って4着。
立て直してどこまでやれるかは微妙。 →△or×

マイネアロマ】牝3(栗東) ロージズインメイ×(トニービン)
減っていた馬体を前走でさらに▲10kgと落としてしまいました。
上位馬とは力の差が見えてしまっただけに、状態良化があるまでは厳しそうです。→×

マシュケナーダ】牝3(栗東) アグネスタキオン×(Last Tycoon)
中段からそれなりに脚を伸ばすものの、キレは微妙。
デビューから減っていた馬体をさらに減らしているだけに状態にも不安。 →×

メイショウスズラン】牝3(栗東) キングカメハメハ×(Rahy)
厳しいレースや展開不向きのレースが続いているだけに実績よりは
評価しても良さそうな馬。ただし上位馬相手では足りないのも・・・ →×

メジロジェニファー】牝3(栗東) ホワイトマズル×(Sadler’s Wells)
かなりの瞬発力がある馬。前走は前の馬の脚が止まった感があるので
高く評価は出来ませんが、距離に不安がないのはプラス材料。 →△or×

アンタレスS(各馬分析追加&位置取りについて)  担【けん♂】

帰ってからちょっとウトウトとしていたらこんな時間になってしまいました(^^;

アンタレスS(京都D1800m)の出走馬が発表になりました。
アドマイヤスバル、マコトスパルビエロ、エーシンモアオバー、
マチカネニホンバレ
が回避。
うーん、実績上位馬の回避は残念ですね・・・。

繰り上がった4頭について内容を見ておきたいと思います。

ウォータクティクス】牡5 57.0 (栗東) ウォーエンブレム×(トニービン)
昨年は6連勝、ダート無敗のままこのレースを逃げ切って
大いに期待されましたが、東海Sで他馬に被せられてやる気を失ってから
まったく結果が出せなくなってしまっています。
年明けの平安S時には昨春よりも20kg近く馬体重が増えているのに
皮膚感が緩い仕上がり・・・筋肉量は減っており、状態は良化していませんでした。
前走で絞り込んだものの、末脚が止まる点は変わらず。
気性が立ち直れば圧勝してもおかしくない馬ですが、きっかけが
見つからない感じかと。

タマモクリエイト】牡5 56.0 (栗東) カリズマティック×(Seeking the Gold)
中段から押し上げつつ末脚を使うスタイル。
末脚のキレはなかなか鋭いので上手くタイミングがハマれば
一発のある馬だと思われます。
脚質の割に安定感があり、ここ7走は掲示板を外さない好走を続けています。
上位馬が前で止まらない展開になると・・・対応出来るかは微妙。
1600万下を勝ったところと格の上ではかなり不足がありそうです。

ピイラニハイウェイ】牡5 56.0 (栗東) Silver Deputy×(Thunder Gulch)
先行、好位から脚を伸ばす馬ですが、末脚はかなり鈍く
基本的に37秒台以上の上がりになっています。
年明けのアルデバランSでは前から抜けた上位馬に脚色で及ばず完敗。
現状ではかなり差を感じる内容でした。
キレを活かす展開でも不足があるのでここでは厳しそうです。

ロラパルーザ】牡4 56.0 (美浦) プリサイスエンド×(ダンスインザダーク)
昨秋にダートに転向以降、複勝圏を外さない好走を続けています。
年明けに10kgほど体重を増やして本格化傾向。
位置取りは少し後ろになってきていますが好位に押し上げつつ、
末脚を使えるようになり自在性が出てきた感じ。
前走の内容がそれまでよりレベルアップしていただけに
上位馬相手にどこまでやれるか試金石のレースになりそうです。

枠順が出る前ですがひとまず、ザクッと位置取り別に並べてみると・・・

先行
トランセンド
フサイチセブン
ウォータクティクス
フサイチピージェイ
ドリームサンデー(微妙)

好位
ワンダーアキュート
ダイシンオレンジ
ラッシュストリート
ピイラニハイウェイ

中段
クリールパッション
ナニハトモアレ
タマモクリエイト
ロラパルーザ

後方
シルクメビウス
ダイショウジェット
マルブツリード

思い切って行った方がいいかもしれない、という陣営のコメントが
出ているウォータクティクスの参戦でペースがどうなるか・・・
ダート適性が不明なドリームサンデーも脚質が脚質だけに
不気味な存在になってくるかもしれません。

前から脚を使える上に、近走の結果も優秀なトランセンド、
フサイチセブン
はかなり有力視出来そうです。
出来が心配ながら実績上位のワンダーアキュート
京都実績が優秀なダイシンオレンジ辺りが追いかけて、
後方からシルクメビウスが追い込んで・・・

実績的に混戦模様ではありますが、近走の出来、力関係
モノを言いそうな感じ・・・あとは休み明けの馬がどれ程
出来るかがポイントになってきそうです。

POG馬出走結果(2勝で上昇!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】クラシックシーズンに突入し、
桜花賞、皐月賞が終了したところで・・・
ここにきて大きな動きがありました!

ヽ(*゚▽゚)ノ~▽▼▽[祝!最下位脱出♪]▼▽▼~ヾ(゚▽゚*)ノ

志が低過ぎる!ドス(=゚д゚)ニい)'д`)グハァ

はい、もちろんクラシックの結果とはまったく関係ありません(笑)

ミラクルレジェンド 未勝利戦(阪神D1800m) 1着

5ヶ月の休み明け、初ダートとかなり厳しい条件の中、
なぜか1番人気に支持されてしまったミラクルレジェンド(爆)

いやー私のPOG馬だからってそんなに応援してくれる人がいるなんて・・・
関係ない!ドス(=゚д゚)ニい)'д`)グハァ

好位の内辺りをゆったりと追走したミラクルレジェンド。
直線入り口で少し前が壁になりかかりますが、
落ち着いて馬群を捌くと前がポッカリ空いて楽な手応えで進出。
スパートをかけると回転の良い足捌きでスカーンと突き抜けて
あとは離す一方でなんと5馬身差の圧勝
うーん、芝でも悪くなかったですがダートの方がいいのかも?!

嬉しい初勝利!次走はどういう路線に進むのかわかりませんが
期待の1頭になってくれそうです(^^)g

レース映像は→ココ

ベストアンサー 未勝利戦(福島2000m) 1着

前日は季節外れの雪のため、開催延期となった福島競馬場。
日曜も稍重と少し重い馬場となっていました。
前走で7着ながら最後に伸び脚を見せていたベストアンサーは
今回も少し後方スタートの競馬。
スローペースの中、徐々に押し上げてスパートをかけると
前で粘る集団をあっさりととらえて1馬身3/4差をつけて完勝

今回は▲10kgと絞り込んできていたので、次はまたじっくりと
体調を整えて出てきてもらいたいですね(^^)g

なんと日曜日は2戦2勝!\(◎o◎)/!
こんな確率変動があるなんて、今日は絶好調かも?!

これは皐月賞も貰ったも同然だぜ!

・・・なんて舞い上がったのも束の間、世の中そんなにうまくいきませんね(^^;
皐月賞ではしっかりカウンターを食らってフラフラになりました(笑)

テラボルト 未勝利戦(福島D1800m) 4着

あまりの気性難にスッパリ切られてしまったテラボルト
もう失うものはありません(爆)

後方スタートとなりましたが、グイグイと進出していくと
4コーナーで4番手・・・いつもならここからやる気なしで
下がる一方になるんですが、今回は踏ん張りました!
上位馬には離されてしまいましたが、4着に入る大健闘(^^)g
初ダートでこれだけ出来れば、勝ち上がる日も遠くないかもしれません。
血統的には芝向きなのでもう一度くらい芝も試してみても・・・

リリースバージョン 未勝利戦(福島2000m) 7着

ダートでもなかなか結果が出せず、今回は昨秋以来の
芝に挑戦したリリースバージョン。
好位につけて追走したものの・・・最後は末脚が伸ばせず
上位馬には大きく離された7着に終わってしまいました。
せっかく戻してきていた体重もまた▲12kg・・・うーん、
とりあえず、しっかり立て直してきてからになりそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の2勝で大きくポイントが加算されたものの、
ここから少しでも上に行こうと思うと・・・かなり苦難の道。

まだ未出走馬が多いので(爆)これからなんとかデビューして
活躍してくれる馬が出てくること、
あとはGⅠ出走の目をほんの少しだけ残しているスティルゴールドが
頑張ってくれること・・・この2点がポイントになりそうです。

なんとか少しでも上を目指して!どの馬も頑張れ~(^^)/

※木曜日は会議のため、外出予定。
 更新は帰ってからになるので晩以降になると思われます。
 アンタレスSは回避馬が多数出そうですし、
 フローラSも見ていきたいし・・・
 POG馬の出走があればそっちも気になるし・・・
 やること山積み(爆)週末までに間に合うか!?

アンタレスS(馬体について2)  担【けん♂】

アンタレスS(京都D1800m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【トランセンド】
(09レパードS)
トランセンド09レパード
(アンタレスS)
トランセンド10アンタレス
骨格に見合った筋肉がついて、全体のシルエットが
変わってきている感じ。
上半身、下半身ともに昨夏の状態よりも充実した
筋肉がついてきており、力感アップ。
毛ツヤも良好で体調も良さそうです。
この馬なりの力は十分に出せそうな仕上がりかと。

【アドマイヤスバル】→回避見込み
(09JCD)
アドマイヤスバル09JCD
(アンタレスS)
アドマイヤスバル10アンタレス
充実期に入っている感じで全体的に筋肉が盛り上がって
力強さが上昇。後肢の引きつけもしっかり出来て
立ち姿のバランスもアップ。
昨年末からは充実一途、という感じかも。
体調も良さそうです。

【フサイチセブン】
(09レパードS)※登録のみ
フサイチセブン09レパード
(アンタレスS)
フサイチセブン10アンタレス
充実した筋肉が詰まってパンパンです(^^;
昨夏よりもさらに上半身が盛り上がった感じで
状態はかなり良さそうです。
少し腰が高くなってきており、腹回りは少し緩め。
スピードを活かす競馬の方が合うかもしれません。
最後にビシッと追ってくれば仕上がりそうです。

【マチカネニホンバレ】
マチカネニホンバレ10アンタレス
前後に充実した筋肉がついており、状態も良さそうです。
腹回りも細め勘なく引き締まっており
5ヶ月の休養明けとは思えない好仕上がり、
いきなり能力はしっかり出せそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

アンタレスS(馬体について1)  担【けん♂】

アンタレスS(京都D1800m)出走予定馬の馬体について
見ていきたいと思います。

【ワンダーアキュート】
(09JCD)
ワンダーアキュート09JCD
(アンタレスS)
ワンダーアキュート10アンタレス
4ヶ月の休養明け。今回は妙にスッキリまとまった印象です。
腹回りは太目感なく薄く仕上がっており、逆にちょっと
細いかも。体調面は問題なさそうです。
上半身の筋肉はそれなりに出来ている感じですが、
下半身は盛り上がりに欠けており、叩いて良化待ち、という
状態だと思われます。ざっと7、8割くらいの出来かと。

【マコトスパルビエロ】
(09平安S)
マコトスパルビエロ09平安S
(09JCD)
マコトスパルビエロ09JCD
(アンタレスS)
マコトスパルビエロ10アンタレス
芦毛で非常にわかりにくい馬体(^^;
少し輪郭がぼやけていますが筋肉の量などは
JCD時と同等くらいに見えます。
体重を落としてきていましたが、細め感もないので
それなりの状態を維持出来ていると思います。

【シルクメビウス】
(09レパードS)
シルクメビウス09レパードS
(09JCD)
シルクメビウス09JCD
(アンタレスS)
シルクメビウス10アンタレス
相変らず筋肉がギュッと詰まったようなバネを感じさせる馬体。
休養明けですが毛ツヤも良く、体調はかなり良さそうです。
下半身はもう一歩、という感じですが上半身の力感は
前走まで以上。成長が見込めそうで楽しみです。
いきなり能力が出せそうな仕上がり。
あとは展開に対応出来るかどうか・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

アンタレスS(クラス分け)  担【けん♂】

アンタレスS(京都D1800m)出走予定馬をざっとクラス別に
グループ分けしてみました。
※クラスの分け方は個人的な主観です。

★中央GⅠ勝ちクラス(Aクラス)
なし

★中央GⅠ好走、中央重賞勝ちクラス(B-1クラス)
・ワンダーアキュート
・マコトスパルビエロ
・マチカネニホンバレ


★地方GⅠ勝ち、3歳重賞勝ちクラス(B-2クラス)
・シルクメビウス
・トランセンド


★中央重賞好走、中央OP勝ち、地方重賞勝ちクラス(C-1クラス)
・ダイショウジェット
・フサイチセブン
・エーシンモアオバー
・アドマイヤスバル
・マルブツリード
・ラッシュストリート
・フサイチピージェイ
・ドリームサンデー(芝)
・クリールパッション


★1600万下勝ち(C-2クラス)
・ナニハトモアレ
・ダイシンオレンジ


ダートの世界は・・・というと語弊があるかもしれませんが(^^;
クラスの差の壁というのは意外に厚い印象。

クラスの差を飛び越えるためには・・・
・近走で連勝するなどして調子を上げてきている
・好走してきている上に仕上がりが非常に良さそう
・年齢的に成長が見込める(3~4歳馬)


こういった条件が必要だと考えられ、ある日突然壁を破る、
というのはなかなかなさそうな感じです。

今回は完全に抜けて格上の馬はおらず、最も高い実績の馬は
GⅢを連勝しているワンダーアキュートでしょうか。
間隔が空いているだけに調整状況が大きく影響しそうです。

マコトスパルビエロは地方重賞を3勝していますが
中央重賞ではなかなか勝ち切れず、前走のマーチSが初勝利。
マーチSのメンバーが少し低調だっただけに
評価が難しいところかと思います。

基本的にはBクラスの馬が中心。
Cクラスの馬はクラスの壁を突破出来そうな要因がある馬を
ピックアップしていくことになりそうです。

うーん、かなり力量的に近いメンバーが揃った感じ。
格か勢いか、それとも脚質か・・・

アンタレスS(展開分析)  担【けん♂】

アンタレスSが行われる京都D1800mはスタンド前の直線中間からスタート。
300mほどですぐにカーブに入るため、先行するなら内枠がかなり有利になりそうです。

かなり急なカーブを曲がって、向こう正面では高低差2mの上り坂を
上って行くことになりますので、前半のペースはゆっくりになりがち。

坂の頂点付近からは今度は下りながらカーブに突入。
勢いをつけながら最終コーナー、そして直線へ・・・という構造なので
先行馬の脚は止まりにくく、後方の馬は直線までに押し上げていくことが
非常に難しいと考えられます。
4コーナーでは隊列が長いままで直線に入りやすく、
全ての面において「先行有利」な構造と言えそうです。

4コーナー位置取りと着順の関係
アンタレス位置

良馬場と湿った馬場で分けてデータを取ってみました。

構造から考えられるとおり、圧倒的に先行有利
良馬場に限定してデータを取ると更に先行有利の傾向は強まります。
週末に雨が降らなければ中段より後ろの馬はまったくいらない感じですね(^^;

馬場が湿って脚抜きの良い状態になると、展開はかなり極端になる印象。
基本的に先行有利の傾向は変わりませんが、後方からスパッと差し切る馬や
突っ込んで絡んでくる馬が出てきます。
この辺りは先行馬の能力とペース次第になりそうです。

京都ダートコースでは上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.37馬身縮まる計算。
重賞クラスの差し馬になると末脚の威力はかなりのものがあり、
36秒台前半、場合によっては35秒台の上がりが出ることも
十分にありえます。
馬場が湿ったときに差し馬が台頭してくるのも、稍重~だとキレの差
大きくなってくるからだと考えられます。

先行馬に求められるのは36秒台の末脚、でしょうか。
37秒台前半でも展開次第で逃げ切ることは可能かもしれませんが
1秒違う上がりを使われるとコーナーで3~4馬身差あっても
届かれてしまう可能性があります。

週末の天候がかなり重要かも。
まずは先行馬の脚質、能力を見た上で、差し馬の出番があるか
見ていくことになりそうです。

アンタレスS(各馬分析2)  担【けん♂】

アンタレスS(京都D1800m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

エーシンモアオバー】牡4 56.0 (栗東) マンハッタンカフェ×(Rubiano)
昨夏にダートに転向し、逃げる競馬でOP連勝を含む5連勝を達成。
昨秋は休養を挟んで馬体を落としてしまい、最後の浦和記念では
逃げる事が出来ずに5着と完敗してしまいました。
今回は5ヶ月ぶりとなるのでまずは調整状況に注意でしょうか。
先行力はありますが、決め脚はそれほどではないので
上位馬相手にどこまでやれるか、試金石になりそうです。

ラッシュストリート】せ5 57.0 (栗東) マーベラスサンデー×(ノーザンテースト)
年明けに中山でスローペースを作って1600万下を逃げ切り勝ち。
その勢いで佐賀記念を連勝で制しましたが前走の名古屋大賞典では
3着ながら前と大きく離された完敗の内容。
中央のOPクラスの馬との間にはまだ大きな差を感じるレースと
なってしまいました。馬体を増やしてきており、状態は良さそう。
今回はペースが上がりそうなだけにまずは前に行けるかが課題。

フサイチピージェイ】牡5 56.0 (栗東) Awesome Again×(For Really)
出遅れた前走は度外視するとダートでは08年の秋以来、複勝圏を外さない
好走を続けています。本来はかなりの先行力がある馬なので
今回もペースに関わってきそうですね。
京都1800mでも1600万下を勝っていますが、決め脚はイマイチ。
上位馬相手でどこまで踏ん張れるか試金石になりそうです。

マルブツリード】牡7 (栗東) アフリート×(Sadler’s Wells)
ある程度前でも競馬が出来る馬ですがここ2戦は後方からになり、
マーチSでは5着に食い込んでいるものの、内容的には完敗。
京都で前に行ったレースでも最後に不足が出てしまっているだけに
ここでの好走はかなり厳しい印象です。

ドリームサンデー】牡6 56.0 (栗東) タイキシャトル×(ブライアンズタイム)
出てくるならばダート初挑戦・・・登録だけでしょうか?
先行力があり、京都芝1800mでも逃げ切りがあるだけに
適性があるなら面白い1頭になるかもしれません。
血統的には父系、母系ともにダートで開花の可能性を含んでいる印象です。
芝では決め脚不足に泣くことが多い馬ですが、果たして・・・

クリールパッション】牡5 56.0 (美浦) ワイルドラッシュ×(トニービン)
好位からかなりの決め脚を発揮する馬。
展開次第の面が強いので成績は不安定ですがハマると怖い馬かもしれません。
京都D1800mでもOP4着がありますが、内容は完敗だけに
適性的にはかなり微妙です。
ここ4戦で+26kgと大幅に馬体を増やしているので
グッと絞ってくるなら上昇があるかもしれません。
逆にプラス体重は厳しそうですね。

ナニハトモアレ】牡4 56.0 (栗東) ブラックホーク×(アフリート)
年明けに+28kgと大幅に馬体を増やして復帰。
徐々に絞り込んで状態を上げ、前走のマーチSは2着と好走しました。
中段から早めに押し上げたのが功を奏した感じ・・・上手く展開に
乗れたのが良かったですね。勝ち馬には完敗の内容だけに
ここではまだ厳しそうですが、状態の良さでなんとか・・・

ダイシンオレンジ】牡5 56.0 (栗東) アグネスデジタル×(ラシアンルーブル)
昨秋から徐々に馬体を増やして年明けの平安Sで2着と好走。
頭数が少なく、メンバーも微妙で時計もイマイチ、と額面どおりの
評価は出来ませんが、好位からそれなりにキレのある脚が使えるだけに
今後が楽しみな感じです。
京都D1800mでは(3-2-2-0)と非常に安定した成績。
上位馬相手にどこまでやれるか・・・

アンタレスS(各馬分析1)  担【けん♂】

アンタレスS(京都D1800m)は登録馬が44頭(爆)
回避馬が出るようだとややこしいことになりそうですが(^^;
ひとまず出走権のある賞金上位馬について見ておきたいと思います。

マコトスパルビエロ】牡6 58.0 (栗東) ブライアンズタイム×(リンドシェーバー)
中段から強引に押し上げる競馬になったJCDを除けば昨年のアンタレスS以降、
(4-2-1-2)と非常に安定した成績になっています。
先行気味に行ける脚質ですが、最後の決め手は少々微妙。
中央の重賞では前走のマーチSが初勝利と、一線級には少し足りない感じです。
この冬に馬体を徐々に絞り込んできていたので、狭い間隔の出走で
あまり大きく体重が減っているようだと不安かも。
ペースが緩んで決め手勝負になると分が悪いので先行馬の脚質に注意。

シルクメビウス】牡4 57.0 (栗東) ステイゴールド×(ポリッシュネイビー)
素晴らしい決め脚があり、JCDでも2着と好走しました。
京都D1800mでは2戦2勝と条件は合いそうですが、
JCDも含めて基本的に前の馬の脚が止まったレースで突っ込んできているので
過信は禁物。ペース次第では絡め取られる危険は十分にあるので
ペースと前の馬の実力次第。過去の傾向からすると・・・
3着があれば、という感じですが・・・
4ヶ月ぶりということで仕上がりにも注意。

アドマイヤスバル】牡7 57.0 (栗東) アドマイヤボス×(Generous)
安定して好位につけて押し上げる競馬が出来るようになって成績も安定傾向。
3ヶ月ぶりとなった前走でも最速の上がりを使って2着と順調な仕上がりのようです。
地方の重賞で勝ち負け、中央だとOPで頭打ちという成績なので
大きな期待はしにくいですが、相手関係によっては好走があっても・・・。

ワンダーアキュート】牡4 57.0 (栗東) カリズマティック×(Pleasant Tap)
昨秋に重賞2連勝を含む3連勝でJCDに挑みましたが
前走で仕上がり過ぎていたため、馬体を戻して出走するのが精一杯・・・
離された6着と完敗してしまいました。
速いペースに強く、先行、好位から脚が使える能力馬。
4ヶ月ぶりになりますが、仕上がり次第では十分に期待出来そうです。

マチカネニホンバレ】牡5 57.0 (美浦) シンボリクリスエス×(Deputy Minister)
OP連勝を含む5連勝で秋の活躍が期待されましたが、
体重が毎回増え続けたこともあって540kgを超えたところで失速(爆)
ペースを落として上手く逃げたエルムSで重賞勝ちをおさめましたが
武蔵野Sでは4着ながら完敗の内容・・・重賞級に微妙に1枚足りない印象です。
前から脚が使える馬なので今回は展開が合いそう。
5ヶ月ぶりになりますが、実績、血統ともに鉄砲はかえってプラスかも。

トランセンド】牡4 56.0 (栗東) ワイルドラッシュ×(トニービン)
レパードSでは今回有力視されるメンバーを完全にちぎって完勝。
前から脚が使える能力馬で、前走のアルデバランSで勝っているように
京都ダートコースは脚質に合いそうです。
ポカがある感じなのが怖いですが力関係を考えても期待の1頭になりそうかと。

フサイチセブン】牡4 58.0 (栗東) Fusaichi Pegasus×(Vice Regent)
ダートでは5勝、2着2回と連対を外さない好成績。
年明けに馬体を減らした影響もあってか、アルデバランSでは前から
いものように末脚が伸ばせず、2着に敗れましたが前走のダイオライト記念で圧勝。
中央重賞実績はないものの、力関係的にはかなり高く評価して良さそうです。
※今回から馬主が代わったんですね(爆)

ダイショウジェット】牡7 56.0 (栗東) クリプティックラスカル×(マグニテュード)
好位、先行気味に行くことが多いですが、どちらかというとハイペースの
前崩れを差す競馬で穴を開けている印象。
中央重賞での好走歴があるだけに、格の上では上位になりますが
成績はかなり不安定。評価の難しい馬ですが展開がハマらないと何枚か不足かも。

続きます。