けいけん豊富な毎日

JCD(各馬分析3)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

3歳世代の大物候補テスタマッタもノドを痛めて回避(>_<)
手術になるようですが無事に戻ってきてくれることを祈りたいものです。

他にも回避馬が出る見込みなので現時点での繰り上がり予定を元に
考察をしておきたいと思います。入れ替えがあったらそのときに・・・

シルクメビウス】牡3 ステイゴールド×(ポリッシュネイビー)
ステイゴールド産駒にしては馬格がそれなりにあり、
ダートで好走している変わり種(^^;
前走では前残りの展開を強引に中段から差し切る強い内容の競馬を
見せており、今後が楽しみな1頭です。
血統的には瞬発力に偏った傾向なので内回りのレースは合うと
思われますが、上位馬相手にどこまで末脚が通じるか・・・

ダイショウジェット】牡6 クリプティックラスカル×(マグニテュード)
位置取りも末脚の威力もレースによってバラバラ過ぎて非常に
わかりにくい穴馬(爆)ハマったときには重賞でも好走出来る馬だけに
侮れませんが、上位馬が集まるGⅠではかなり厳しそうです。

ラヴェリータ】牝3 Unbridled’s Song×(Gone West)
ダートの成績は(5-0-1-1)と非常に安定しており、
今後が楽しみな1頭です。前走で古馬重賞クラスと初対戦となり
初めて5着と複勝圏を外しましたが、最速の末脚を使っており
能力は示した格好。馬体も充実してきており、今回はグッと一絞りしてくれば
仕上がってきそうです。
上位馬との対戦結果など実績に不足はあるものの、強力な決め手は魅力。

マルブツリード】牡6 アフリート×(Sadler's Wells)
中段、好位くらいからそれなりに脚を使える馬で中央でOPまでは
勝ち上がっていますが、重賞となるとまったく絡めておらず
現状では頭打ちの成績。
距離は合いそうですが、年歴的にも急な上昇は考えにくく
上位馬を脅かすほどのモノは期待しにくい印象です。

ゴールデンチケット】牡3 キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
ダートの成績だけをとると(2-1-2-0)と非常に優秀。
古馬に混じって出走したシリウスSでも前で残って3着と
好走しており、能力は相当高いモノがありそうです。
先行力がありますが、最後に詰めの甘さが出てしまう感じなので
一線級相手にどこまでやれるか・・・

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JCD(各馬分析2)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ボンネビルレコード】牡7 アサティス×(マルゼンスキー)
まさに地方の雄という実績。中央ではほとんど結果を残せていないだけに
ここで期待するのは厳しいかもしれませんが、実力は高いものがあるだけに
ハマれば怖い1頭かも。マイル戦だと少しスピード不足になってきているので
前走は度外視出来そうですがどこまでやれるでしょうか・・・。

アドマイヤスバル】牡6 アドマイヤボス×(Generous)
これまでの成績は中央ではOPは勝てても重賞では頭打ち、
地方の交流重賞では十分に勝負出来る・・・というように
はっきりとラインが引かれています。
この春から調子を上げて来ているだけに、今なら・・という感じも
なくはないですが、時計の裏付けに欠けるだけに果たして・・・。
前から伸び脚が使える脚質なのでハマれば怖い雰囲気もありそうです。

マコトスパルビエロ】牡5 ブライアンズタイム×(リンドシェーバー)
先行力がある馬で中央の重賞でも十分に好走出来る実力馬ですが
イマイチ決め手に欠けてしまっています。
この夏に交流重賞を制し、調子を上げてきており
前走では+15kgと余裕残しの状態でヴァーミリアンと好勝負・・・
絞って出てこれれば今なら上位馬相手のGⅠでも頑張れるかも。

ワンダーアキュート】牡3 カリズマティック×(Pleasant Tap)
この秋に重賞2勝を含む3連勝、ここにきて一気に本格化した印象です。
時計的に少し不足がある感じもありますが、今後が楽しみな1頭ですね。
輸送に弱いのか。前走では▲14kgと馬体を落としていただけに
短期間で状態を戻せているのかは微妙。
阪神で好成績をあげているだけに期待したいところですが・・・

サクセスブロッケン】牡4 シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス)
先行気味に行って末脚を伸ばせる実力馬。
昨年のJCDではかなりのスローペースで行ったのにも関わらず
前で脚が止まってしまい大敗してしまいました。
微妙ですが・・・もしかしたら坂に極端に弱いのかもしれません。
今年のフェブラリーSを制している馬ですが、休み明けの交流GⅠで
エスポワールシチーにあっさり突き放され、前走では勝利したGⅠと
同条件の武蔵野Sで大失速・・・脚元に不安がある馬だけに
状態が良くないのかもしれません。馬体の出来や調子には注意したいところです。

続きます。

JCD(各馬分析1)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)について見ていきたいと思います。
JCに出走したコンデュイットは4着ながら、たしかに力のあるところを
見せてくれました。

JCDにも米国から超大物サマーバードが参戦する予定でしたが・・
残念ながら骨折回避となってしまいました(>_<)

芝路線では海外とも条件次第で互角以上に戦えると個人的には
思っているのですが、ダートは・・・米国とは大きな差がある印象。
是非日本で世界レベルの馬を観たかったです・・・残念!

ヴァーミリアン】牡7 エルコンドルパサー×(サンデーサイレンス)
ココで考察したとおり、実はかなり瞬発力に偏った脚質で
使える脚は意外に短い馬だと考えられます。
その点ではJCDが内回りの阪神1800mになったのはプラス材料かも。
昨年は乗り代わった岩田騎手が後方から押し上げる競馬をしてしまい、
最後は届かず・・・乗り慣れた武豊騎手なら余程のペースにならない限り
前でいつもどおりの競馬が出来そうです。
年齢を重ねて圧倒的な力を見せ付けることはなくなってきていますが
この夏も連勝で臨んでいますので状態さえまともなら十分に期待出来そうです。

ワンダースピード】牡7 キンググローリアス×(Pleasant Tap)
ある程度前につけて安定して末脚が使える能力馬。
重賞クラスの力はあるものの、GⅠとなると少し不足がある感じの実績です。
阪神でもかなりの良績のある馬ですが、本質的には下り坂で勢いを
つけられる京都向きという印象。前走では同じような位置から
ヴァーミリアンにキレ負け。体重も絞り込んでいただけに上積みには
欠けているかもしれません。

メイショウトウコン】牡7 マヤノトップガン×(ジェイドロバリー)
末脚のキレを活かして好走してきた馬ですが、ある程度前で競馬が
出来るようになって成績が安定化傾向に入っていました・・・が
この夏に体調を崩したのか、大きく崩れてしまっています。
前走でも好位で競馬をして上位馬に8馬身差と決定的に差をつけられて完敗。
休養明けに▲9kgと体重を落としており、状態が良化してきそうな
感触がないだけに・・・

スーニ】牡3 Soto×(Roanoke)
短距離馬ではなさそうですが、1800mだと少し長い感じ・・・
先行力がある上に前から脚を使える能力馬なのでハマれば
相当なレースが出来そうですが、現状では時計的にも不足感。
平坦コースが合う感じもあるので、阪神コースは微妙かもしれません。

エスポワールシチー】牡4 ゴールドアリュール×(ブライアンズタイム)
先行力があり、前で長くいい脚が使える能力馬。
非常に高い内容のレースをこなしてきており、実力はGⅠ級のものが
十分にありそうです。休養明けの前走では大きく馬体を増やして
重目残りだったにもかかわらず、サクセスブロッケンを4馬身突き放す圧勝ぶり。
今回は少し絞ってこれれば万全の態勢で出走できそうです。

続きます。

JC回顧(名優たちの宴)    担【けん♂】

世界からも大物が参戦し、非常に充実したメンバーとなった
今年のJCが終わりました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎ウオッカ     2.22.4  上がり34.8
2着 オウケンブルースリ  ハナ
3着×レッドディザイア
4着▲コンデュイット
5着△エアシェイディ
6着×エイシンデピュティ
13○スクリーンヒーロー

※全着順は→ココ

スタート良く飛び出したエイシンデピュティを内からかわして
アサクサキングスがハナを切りますが、外からさらに
リーチザクラウンがかわしていってペースを握りました。

12.7-10.5-12.0-12.0-11.8-12.2-12.1-12.0-12.0-11.4-11.4-12.3
前半1000m 59.0
中間 400m 24.3
後半1000m 59.1

ウオッカは少し手綱を引き気味ながら4番手を追走。
レッドディザイアは中段、好位の競馬を期待したエアシェイディは中段後方に待機。
スクリーンヒーローも大外からということもあり、いつもよりは
位置取りが後ろ・・・中段につけての競馬になりました。

コンデュイットも行き脚が微妙で中段後方。
オウケンブルースリはさらに後方・・・3番手辺り。

2400mのレースにしては前半のペースは少し速め。
それでも隊列は長くならず、かなり前の馬に負荷がかかる展開になったと
考えられます。

本当は3コーナーカーブ入口辺りで武豊騎手はもう少しペースを
緩めたかったと思われますが、後続が詰まっているだけに
淡々と引っ張ることになり、ギアを変えることが出来ないまま
直線入り口へ・・・

JC:4コーナー映像
JC4コーナー

コーナーで曲がりながらの加速が出来なかったために
後続の馬が外を回して詰め寄り、思った以上に密集した隊列
直線に進入・・・先頭と最後方の差は5~6馬身差以内に
おさまってしまっており、前の馬には厳しいレースになってしまいました。

密集した馬群を割って出たのは・・・やはりウオッカ
あっさりと突き放すとあっという間に3馬身程度の差をつけて圧勝モード・・
しかし、前に馬がいないと少し気持ちがそれるウオッカ
大外からオウケンブルースリが急襲!

最後は並んでのゴールイン・・・辛くもハナ差でウオッカ
しのぎ切り、東京でのGⅠを全て勝つ、という偉業を成し遂げました(^^)g

レース後のコメント
1着 ウオッカ C.ルメール騎手
「ゴールに入った瞬間、勝った気もしましたが、内田さんの馬が速かったので
わかりませんでした。多少、行きたがるところはありましたが、
いいペースでしたし、うまくリズムに乗れて、力をタメることができました。
直線が長いので我慢して追い出したんですが、よく耐えてくれました。
この馬にとって距離が微妙でしたし、オウケンブルースリも強いので心配でしたが、
よく勝ってくれました。この馬に乗れてよかった。
素晴らしい馬です。ファンにも感謝します」


2着 オウケンブルースリ 内田博幸騎手
「4コーナーで馬に前へ入られてしまい、結果それが響きました。
まあ、そういうことも想定の中にはありましたし、外に出せば届くだろうと
思っていました。あそこでうまく導いてやれていればよかったですね」


音無秀孝調教師のコメント
「負けたら何を言ってもしょうがないですね。2着はいらないんです。
位置取りはああなってしまうんでしょうが、4コーナー手前でいったん下げて
回したのが痛かったですね。勝負だから仕方ないんですが、
コスモバルクの内に突っ込んで欲しかったです」


3着 レッドディザイア 四位洋文騎手
「枠も内で、普段通りの競馬ができました。直線でオークスのときのように
内が開けばと思っていましたが、そう甘くなかったですね。
それでも外にうまく出せましたし、しっかり伸びました。
3歳牝馬でこれだけやれるんですから、本当によく頑張っています」


4着 コンデュイット R.ムーア騎手
「スタートも悪く、いつもの反応ではありませんでした。前走から間隔もなく、
疲れていたのかもしれません」


5着 エアシェイディ 後藤浩輝騎手
「イメージ通りの競馬ができました。状態もよかったです。
外に出すような競馬だと集中力を欠くので、ゴチャつくような競馬を
させたいのですが、それもよかったですね」


7着 ジャストアズウェル J.ルパルー騎手
「3~4コーナー中間で、内と外から寄られて進路が狭くなったが、
このような大レースで7着となったことには、満足しています。
アメリカ馬3頭のなかでも最先着できたことを誇りに思っています」


8着 マイネルキッツ 国枝栄調教師
「馬自体の調子はよかったんですが、あの位置取りではダメですよ。
行けなかったですね。その分、最後に来たとは言えるんですが、
勝負という面から言えば、あの位置からでは無理ですね。有馬記念で頑張ります」


9着 リーチザクラウン 武豊騎手
「2番手でもいいと思っていましたが、おさまりがつきませんでした。
暴走しているわけではありませんが、もうちょっとですね」


11着 シンティロ G.モッセ騎手
「スタートも問題なく出ることができて、勝ったウオッカを
見ながらのレースができました。ペースが上がってその流れについていったけれど、
最後の300mぐらいで手応えがなくなってしまいました」


13着 スクリーンヒーロー M.デムーロ騎手
「馬に寄られてしまい、そのときに驚いたのか、そこから置かれてしまいました」

14着 インターパテイション D.コーエン騎手
「できればもっと前の方でレースをしたかったが、スピードが足りなかったようです。
東京競馬場は素晴らしいコースでした」


17着 マーシュサイド J.カステリャーノ騎手
「残り600mのあたりでブレーキをかけるような感じになりました。
その後はスピードが上がらないままでした。理由はわかりません」


位置取り的に厳しいところからしっかり伸びたウオッカの実力は
完全に何枚か上手

早めに抜け出してしまった分、目標にされてしまいましたが
圧倒的な能力を見せ付けた内容だと思います。
レース中に鼻出血をしていたようで・・・残念ながら
これで引退になる公算が高そうですね。
まだ確定ではないので微妙ですが、本当に素晴らしい馬だと思います。

2着のオウケンブルースリも良く伸びる末脚を発揮、
高い能力を示しましたが、今回もやはり前の馬に負荷がかかる展開を
最後方近くで知らん顔をする内容・・・展開的に一番得をしたのは
間違いなく、評価が難しいですね。
厳しいレースになるほど上位に食い込む馬だと思いますが
あっさり何も出来ず、ということも今後に出てきそうです。

レッドディザイアはコーナーで内を突いて馬群を縫うように前に進出。
四位騎手はこの馬に関しては非常に積極的な騎乗を見せており、
まさしく手が合っている印象です。
馬体は回復傾向にあるとはいえ、本来の出来ではない中で
この成績は立派
の一言。今後に大いに期待出来そうです。

各馬ともそれなりに収穫のある内容。

それにしても私が敵視?した馬はよく走るなぁ・・・(爆)
もう少ペースが落ちて前の馬が頑張るかと思ったんですが
少し前崩れ気味になる展開も想定しておくべきだったと反省です・・・(>_<)

ウオッカのウオッカによるウオッカのための・・・  担【けん♂】

日曜日は所用で朝から名古屋まで出かけています。

帰りは晩遅くになるので、回顧などはそのあとになる見込み。
せっかく名古屋まで行くなら「世界の山ちゃん」か
どこかで美味しい「ひつまぶし」でも食べて帰ってきたいなぁと画策中。

なんとかJCが的中して祝勝会になるといいんですが・・・
反省会になるようなら何も食べずに帰って来ようかな、と(爆)

JCの予想をアップしたあとですが、少し考えていることを
書いてみたいと思います。

とりあえず本命としたウオッカですが、東京ではこれまで
3着を外したことがありません

複勝圏を外したのは取り消し明けの3歳時のJCの1度だけ。
(だから今回も外さない、とは限りませんが^^;)
名無しのハチベエさん、ご指摘ありがとうございますm(__)m 

ここ2年でウオッカに東京で先着したことがある馬は・・・
・エイジアンウインズ(08ヴィクトリアマイル)
・スーパーホーネット(08毎日王冠)
・スクリーンヒーロー(08JC、天皇賞秋)
・カンパニー(毎日王冠、天皇賞秋)
・ディープスカイ(08JC)


この5頭だけ。
基本的なパターンとして明白なのは・・・休み明けに弱いということですね。
特に08年のヴィクトリアマイルは特にドバイ帰りでボロボロだったために
牝馬に後れを取るという大失態(爆)

毎日王冠は2年連続で負けていますが・・もしかしたら夏の過ごし方が
下手なのかもしれません(^^;
もしくは秋のGⅠを意識してあえて仕上げずに出ている可能性もありそうですね。

昨年の天皇賞秋は歴史に残る大激戦。
レコード決着、というだけなら別にそれほどではありませんが
前半を58秒台で通過して、後半にさらにペースアップ・・・
その上、先行したダイワスカーレットと好位から詰め寄ったウオッカ
決着しているわけで、ハイペースの前崩れになっていないところが
また驚異的
です。

ということで昨年のJCでは消耗した馬体で出走してきてしまったのは
致し方のないことだったわけで、3着に粘ったことがすでに
褒められるべきことだったと思います。

ローテーション的にも消耗という点でも無理がない状態で負けたのは・・・
実は前走の天皇賞秋が初めて、ということになるわけですね(^^;
(逆にいえば万全ならどの馬にも負けていない、ということになります)

その点で今回はどういう状態で出走してくるのかが
非常に気になるところ。
馬体は良化傾向に見えたので個人的には期待しているんですが
ここでふたたび敗れるようなことがあれば・・・
本格的に引退を考えねばならない衰えがある、と考えられます。

改めていつものような驚異的なパフォーマンスを見せてくれるのか、
それとも歴史的な名牝に引導が渡されてしまうのか・・・

JCという名のドラマの開幕を楽しみにしたいと思います。

JC最終予想  担【けん♂】

JC(東京2400m)についてまとめていきたいと思います。

過去の傾向で見てみると・・・
・4歳馬優勢
・馬体重480~500kg
・GⅠ勝ちが必要


これを満たすのは・・・オウケンブルースリだけ(爆)
続いてコンデュイットが馬格以外の分に該当しています。

外堀からの絞込みで決まってしまうのかどうか・・・
メンバーはかなり揃っているので素直に実力を評価すべき
レースだと思いますが・・・

出走枠順
JC出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
外国馬について→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
馬体重分析→ココ
外国馬について:過去のレース映像集→ココ
中間分析→ココ
展開分析→ココ
外人騎手について→ココ
出走馬の格について→ココ
血統分析→ココ

天皇賞秋の上位馬は明らかにこのレースへの適性が高く、
評価をしておく必要があると思われます。
スクリーンヒーロー、オウケンブルースリは距離延長がプラス材料、
ウオッカも馬体が良化傾向にあると思われますので
この3頭に割って入るとしたら・・・ということをポイントにして
考えてみたいと思います。

今回の予想
◎ウオッカ
○スクリーンヒーロー
▲コンデュイット
△エアシェイディ
×エイシンデピュティ
×レッドディザイア

昨年は超激戦だった天皇賞秋の反動で馬体が萎んでしまっていた
ウオッカですが、今年は消耗度が少なく、状態は昨年以上。
通常は一旦叩けば良化する馬ですが、前走では仕上がりが甘く
もしかしたら最初から秋3戦を想定して調整していたのかもしれません。
まだ完全とまでは思えませんが良化したウオッカならここは
あっさり勝ち切ってくれそうかと。

スクリーンヒーローは昨年もデムーロ騎手が外枠から好位に取り付いて
このレースを制覇。東京では非常に好成績をキープしている馬だけに
ここでは大いに期待出来そうです。
突然のポカがある血統なので怖い面もありますが(爆)
史上初の連覇の可能性も十分・・・楽しみです。

コンデュイットは非常に厳しいローテになっており
ここで期待するのは酷かもしれませんが、秋はまだ2戦しかしておらず
なんとか回復してくるのであれば楽しみな1頭。
実績やレース内容をみる限り、ムチャクチャ強い可能性を秘めており
どんなレースをしてくるか注目したいところ。
血統的にも日本への適性が高そうです。

エアシェイディは年齢の割に出走数が少なく、8歳にしては
若々しい馬体をキープしています。
脚質は元々東京向きで末脚のキレも十分、中山でのレースのように
好位に取り付く競馬が出来れば上位進出も十分に可能性がありそうです。

エイシンデピュティは休養明けに大きく増えた馬体を徐々に
絞って良化の途上。今回は前走からさらに▲10kgくらいなら
以前の力に戻ってきているかも。
血統的に東京への適性も高く、GⅠ馬の底力に期待したいと思います。
ただしプラス体重なら割引・・もしくは切り候補かも。

レッドディザイアの馬体は明らかに萎んでおり、
状態は完全ではないと思われます。
ただし、休養を長めに取ったことで良化の途上という雰囲気なので
本番までにどこまで戻せているかが鍵になりそうです。
四位騎手には積極的に前から抜けていく競馬を期待したいところ。
後方からぼんやり外を回すようなら・・降ろされても文句なし(爆)

馬体の出来が良かったリーチザクラウン、能力は上位ながら
脚質的に難しいオウケンブルースリ・・・なども押さえたい候補ですが
手を広げ過ぎになりそうなのであとは当日の出来で入れ替えでしょうか。

世界からも注目されるレースとして好勝負を期待!

JC(血統分析)  担【けん♂】

昨日は梅田でイベントがあり、スタッフとして出かけており、
終わったのが夜の10時過ぎ・・・。

そこから打ち上げをするという話になったんですが
翌日も朝から仕事があるし、何よりこの間寄った「つけ麺屋」に
もう一度寄りたいなぁ・・・なんて思っていたので
忙しいから、とあえて打ち上げを断っていそいそと帰ろうとしたところ、
僕も帰りますよ、JRですか?一緒に帰りましょう
と京都から来ているスタッフから声が・・・

打ち上げを断ってまで単独で飯を食べに行く、というのは微妙なので
仕方なくシオシオと目当てのお店の前を通り過ぎ(涙)
ひとまずJRまで行き、「それじゃ僕はこっちなので」と別れてから
改札に戻って「すいません、忘れ物をしたんですけど」と
出してもらい、急いでつけ麺屋にゴー!

小走りしながら辿り着いた途端、表の看板がクルリと裏返って
準備中」に・・・

私「まさか閉店ですか?」

店員「閉店です」

私「そうですか・・・」

結局トボトボとすきっ腹を抱えて帰ることになったわけで
クロいことをたくらむべきじゃなかったですね(>_<)
自業自得ですが・・・ついてないっす(涙)

いやーバタバタでまだ予想に辿り着いていませんが
JC(東京2400m)の補足データをもう少し調べておきたいと思います。

ひとまず、2400m周辺の距離適性について調べてみました。

血統別JC適性:複勝圏率
JC血統2

距離が伸びると成績が大きく上昇するジャングルポケット産駒
オウケンブルースリは天皇賞秋よりも条件が良化するとみて
良さそうです。

グラスワンダーのかなり上昇していますね。
天皇賞秋でも上位に入ったスクリーンヒーローは素直に評価出来そうかと。

注目の外国馬コンデュイットの父ダラカニのデータは取れないので
その父のダルシャーンのデータを取ってみました。
欧州でもステイヤー血統として知られているようで
この距離に対する適性は高そうです。

ホワイトマズルはさらに距離が伸びると上昇してきますが
2400m辺りは中途半端な様子。
産駒の傾向はバラついていますが、アサクサキングスは
ステイヤー路線の方が合いそうな気がします。

他の外国馬は・・・かなりのマイナス条件。
あとは天候の具合が影響するかどうかくらいでしょうか・・・

ついてないのが競馬に影響しないといいんですが(^^;

JC(出走馬の格について)  担【けん♂】

JC(東京2400m)は海外馬も参戦してくる日本最高レベルのレース
という位置づけです。
過去に上位に入った馬の実績をチェックしてみると・・・。

過去10年のJC上位馬実績
★08年
1着スクリーンヒーロー(アルゼンチン共和国杯1着、GⅠ出走歴なし)
2着ディープスカイ(NHKマイル1着、ダービー1着など)
3着ウオッカ(ダービー1着、天皇賞秋1着など)

★07年
1着アドマイヤムーン(宝塚記念1着、天皇賞秋3着)
2着ポップロック(有馬記念2着、宝塚記念3着)
3着メイショウサムソン(皐月賞1着、ダービー1着など)

★06年
1着ディープインパクト(クラシック3冠、天皇賞春1着など)
2着ドリームパスポート(皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着)
3着ウィジャボード(海外GⅠ7勝)

★05年
1着アルカセット(海外GⅠ1着)
2着ハーツクライ(ダービー2着、宝塚記念2着)
3着ゼンノロブロイ(JC1着、天皇賞秋1着、有馬記念1着など)

★04年
1着ゼンノロブロイ(上記)
2着コスモバルク(皐月賞2着)
3着デルタブルース(菊花賞1着)

★03年
1着タップダンスシチー(有馬記念2着、宝塚記念3着)
2着ザッツザプレンティ(菊花賞1着)
3着シンボリクリスエス(天皇賞秋1連覇、有馬記念1着など)

★02年※中山開催
1着ファルブラヴ(海外GⅠ2勝)
2着サラファン(海外GⅠ1勝)
3着シンボリクリスエス(上記)

★01年
1着ジャングルポケット(ダービー1着)
2着テイエムオペラオー(JC1着、有馬記念1着、天皇賞春秋連覇など)
3着ナリタトップロード(菊花賞1着)

★00年
1着テイエムオペラオー(上記)
2着メイショウドトウ(天皇賞秋2着、宝塚記念2着)
3着ファンタスティックライト(海外GⅠ1勝、キングジョージS2着など)

★99年
1着スペシャルウィーク(天皇賞春秋連覇など)
2着インディジェイナス(海外GⅡ1勝、香港での活躍馬)
3着ハイライズ(海外GⅠ1勝)

基本的にはGⅠで勝ち負けしたことがない馬は複勝圏に入るのも難しい状況。
勝ち馬に関してはGⅠ勝ち経験のある馬にほぼ限定されています。
例外はタップダンスシチー、そして昨年のスクリーンヒーローですね。
タップダンスシチーは、前年の有馬記念で2着、宝塚記念3着を含んでその年は
重賞では負けなしの馬ですから、GⅠ馬に並ぶような好成績の馬として
評価出来ると思われます。

昨年のスクリーンはそれまでG1出走歴がないという非常に特殊なパターンでしたが
東京の長距離重賞を制し、鞍上はデムーロ騎手とかなりの好条件でした。
その上、出走メンバーの内6頭がGⅠでの実績がなく、
出走馬の全体レベル自体が低調・・というのもあったと思われます。
上がり馬が好走してくるとしたら、という特例として考えておきたいですね。

今年のメンバーの実績は・・・

★海外GⅠ馬
コンデュイット
マーシュサイド
インターパテイション
シンティロ
ジャストアズウェル(繰り上がり)

★国内GⅠ馬
ウオッカ
アサクサキングス
エイシンデピュティ
オウケンブルースリ
スクリーンヒーロー
レッドディザイア
マイネルキッツ

★国内GⅠ上位馬
コスモバルク
リーチザクラウン
エアシェイディ
インティライミ

★GⅠ実績なし
ヤマニンキングリー
ネヴァブション

まぁほとんどの馬が該当するのであえて触れる必要はないかもしれませんが
気になるとしたらリーチザクラウンでしょうか。
不良馬場で超例外的な時計になったダービー2着を額面どおり
受け取っていいものなのかどうか・・・

今年は全体的にレベルが高いと見るなら実績不足馬の台頭は一層難しい
と考えていいかもしれません。

JC(外人騎手について)  担【けん♂】

今週はJCウィークだと言うのに仕事が立て込んでおり、
なかなか考察の時間が取れません(>_<)

基本的なラインは決まっているんですが、もう少し補足データを
取っておきたいので、なんとか頑張ってみたいと思うわけですが・・

JC(東京2400m)は海外からの参戦馬も多い上に
日本の馬も3頭が外人騎手に乗り代わり。
出走表には合計8名の外人騎手の名前があるという異常事態になっています。

騎手の力量は大きく結果に作用するわけで、実力だけなく
東京競馬場での騎乗経験なども影響がありそうです。

各騎手について、これまでの実績を
・東京芝騎乗回数
・位置取り→東京で2000m以上のレースでの4コーナー位置取り


というポイントでチェックしてみたいと思います。

ルメール
・東京芝騎乗数 95回
・位置取り 16番手、1番手、2番手、6番手、8番手

ルパルー
・東京芝騎乗数 0回
・位置取り 

カステリャーノ
・東京芝騎乗数 0回
・位置取り 

スミヨン
・東京芝騎乗数 11回
・位置取り 15番手、6番手

モッセ
・東京芝騎乗数 8回
・位置取り 12番手、10番手

コーエン
・東京芝騎乗数 0回
・位置取り 

ムーア
・東京芝騎乗数 5回
・位置取り 9番手、11番手、7番手、11番手

デムーロ
・東京芝騎乗数 25回
・位置取り 9番手、6番手、4番手、5番手、5番手

最も慣れている騎手はやはりルメール騎手
実績もあり、まったく問題なくこなしてくると考えられます。

デムーロ騎手も騎乗回数がある程度ある上に、平均的に前にしっかり
つけてきている
のが凄いですね(^^)g
今回は前につけた馬が優位と見ているのでこの点は大きな
プラス材料と考えて良さそうです。

ムーア騎手は・・・経験はあっても少し後方になりがち。
コンデュイットの主戦騎手であり、馬の性質はしっかり把握していると
考えられるので、競馬場よりも馬に合わせた位置取りになりそうです。

モッセ騎手は東京では長い距離での騎乗経験が少なく
位置取りも後方になりがちになっていますが
安田記念のブリッシュラックでの好走経験もあり、
おそらく問題なくこなしてくると思われます。

スミヨン騎手も長めの距離の騎乗回数は少なめ。
ただしこの秋に何度も東京で乗っているだけに慣れてきていると
思いますのでおそらく問題はないかと。

他の騎手は・・・騎乗経験なし。
外人騎手同士で情報交換などもしているかもしれませんが
手探りの競馬になるのは間違いないわけで・・・
馬の力を活かしきれるか微妙かもしれませんね(^^;

POG馬出走!(ミラクルはこれから・・・)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】このところ相方のけい♀厩舎が絶好調!

先々週は京都1600mでデビューしたリープオブフェイスが新馬勝ち、
先週も福島ダート1700mでプレファシオがデビュー戦を圧勝・・・
未勝利戦に出走したパントクラトールは惜しくも4着でしたが
2戦続けて最速の末脚で突っ込んできており、勝ち上がるのは
時間の問題、という雰囲気です(^^)

リープオブフェイス、プレファシオはどちらもクロフネ産駒
先日調べたとおり、今年のクロフネ産駒はかなり好調なようですね。
とにかく仕上がりが早く、芝ダートどちらにも適性がある場合が多いというのは
使い勝手の良い種牡馬だと思います。

あとはクラシックの時期まで成長していけるかどうか・・・
これからに注目したいところです。

で、けん♂厩舎ですが・・・とにかく出走回数が少な過ぎて話になりません(爆)

先週の時点で8頭が入厩しており、これから巻き返し!
と思っていたらママドントプリーチ、スティルゴールド
デビューせずにふたたび放牧に出てしまった模様(>_<)

残り6頭の内、今週はミラクルレジェンドがなんとか出走してくれます。

ミラクルレジェンド】牝 フジキセキ×(Awesome Again)
・未勝利戦(京都1600m) 藤田

札幌でのデビュー戦は揃ったメンバーの中、最速の上がりで突っ込んで6着。
道中にズルズルと位置を下げてしまった点を改善して挑んだ
京都の未勝利戦では4番手を追走して良化した姿を見せてくれましたが
前の馬の脚色が同じになってしまい、3着止まり。

鞍上の岩田騎手は休み明けの分、と擁護してくれていましたが
以前にも期待出来そうなコメントをしておいてその後ズタボロになった
指名馬がいただけに(涙)結果が出るまでは安心できません。

少し馬体を減らしており、能力面での成長が微妙なのが
気になるところですが、なんとか頑張ってもらいたいものです。

今回はPOG仲間の指名馬
デンコウセッカチ(ナルトーンさん)
ラプリマステラ(藤沢雄二さん)
ネオスペチアーレ(ゆうまりんさん)


との激突になるわけで上位厩舎に離されないためにも
踏ん張れ!ミラクルレジェンド

JC(展開分析)  担【けん♂】

今回のJC(東京2400m)ではウオッカにはルメール騎手が騎乗。

ウオッカの鞍上は鮫島騎手からバトンタッチされた四位騎手が主戦騎手となり、
ダービーを勝ったものの、そこから失速したところで武豊騎手に乗り代わり。
しかし、なかなか勝ち切れず・・・久々の勝利はワンポイントリリーフとなった
岩田騎手が騎乗した安田記念でした。

昨秋の天皇賞でダイワスカーレットとの激闘を制したときに
まだウオッカで勝ったことがなかったのでこれで一安心しました
という内容のコメントを出しており、名馬に乗りながらも
結果を出せていなかったことがプレッシャーになっていたようです(^^;

今年は春にGⅠを連勝しましたがこの秋は2着、3着と結果を出せず、
無念の乗り代わり・・・オーナーサイドとしては勝って当然とされる馬だけに
シビアになるのもわかる気がしますが、信頼関係はどうなの?と
少々疑問にも思ってしまったり・・・(爆)

そう言えば四位騎手もディープスカイに乗るたびに
今度は降ろされないように頑張りたい
とコメントしていましたね(^^;やはりショックは大きかったのだと思います。

ウオッカ自身は余程問題のある騎手でない限り、結果は素直に出せるだけの
能力がある馬だと思われるのでルメール騎手でも問題ない、というか
むしろ折り合いの面ではプラスになるかもしれません。

さて、武豊騎手リーチザクラウンに騎乗ということになったわけですが
負けん気の強い性格からしても、なんとか一矢報いる騎乗をしてくる
可能性がありそうですね(^^)

まぁ・・・ウオッカ対策、というような騎乗はなかなか難しいわけで
あえてスローの瞬発力勝負に持ち込んでも相手はキレ味抜群の馬なので
勝負になりそうもないですし、逆にハイペースを作れば
気性的に折り合いが難しい馬だけにかえって喜ばれそう・・・(爆)
前が崩れる展開なんて大歓迎でしょうし(^^;

と、なるとウオッカ対策は別として、とりあえずリーチザクラウンの能力を
最も活かせるように最善を尽くしてくる
だろう・・・という方向で
考えておけば良さそうです。

武豊騎手が03年以降に東京2400mで先行したレース
を調べてみると・・・

・500万下
12.7-11.2-12.0-12.1-12.2-12.7-13.6-12.6-11.9-11.2-11.9-13.1

・1000万下
12.8-11.0-12.6-12.1-12.0-12.6-12.8-12.7-12.5-11.6-11.2-12.6

・1000万下
12.8-11.8-12.6-12.7-12.9-12.7-12.9-12.3-12.0-11.4-11.9-12.4

・青葉賞
12.6-11.1-12.0-12.4-12.3-12.1-12.5-13.0-12.0-11.5-11.6-12.2

どれも高い条件のレースではないので(^^;
判断が難しいところではありますが、いくつかの共通するポイントが
あるようです。

・3コーナーのカーブ入口でペースを緩めている →1400m地点
・カーブの出口手前から加速を開始 →1800m地点
・直線入り口で急加速 →2000m地点


ラップグラフ:部分
東京2400

結果はどうにしろ、武豊騎手がペースを握った場合は
直線に入る手前から加速が開始されており、これによって隊列は長めの
展開
になってくるようです。

さすがにJCのレベルともなれば下級条件のような道中の緩みは
考えにくいですが、サジ加減としては似たような感じになりそう・・・

前で脚を伸ばせるタイプの馬が優位
前崩れになるような暴走ペースは考えにくく、後方から差すのは
かなり難しいのではないでしょうか。

ラビットが出走してくる欧州のレースでは最終コーナーで
前の馬の脚が止まり、隊列が短くなる場合が多い印象。
東京コースと日本の競馬に不慣れな外人騎手はコーナー手前で
のんびり構えてしまうと・・・気がつけば置き去りになるかもしれませんね(^^;

JC(中間雑感)  担【けん♂】

JC(東京2400m)・・・ロジユニヴァースがどうやら
回避のようですね(>_<)残念!

筋肉痛だとか脚元に違和感だとかちょっと情報がはっきりしませんが
とりあえず、出てこないのはたしかな様子。

個人的にはぶっつけのJCで結果が出せるとは思っていなかったので
期待はしていなかったのですが(失礼)この世代のダービー馬として
しっかり調整した上で無事に復活してもらいたいですね。
目標は春の天皇賞か宝塚記念辺りということで・・・

とりあえず、ざっと出走メンバーを見たところで
ざっと考えていることを整理しておきたいと思います。

状態の良くなかった天皇賞秋で3着に敗れたウオッカですが
馬群を抜け出すときの勢いは「このまま突き抜けるのか!」
という印象でした。

おそらくですが、カンパニーとは通ったコースが離れており
馬群を抜け出したときに前に馬がいなくなったように見えたんじゃないかと。

ウオッカは前に馬がいると抜かしにかかる、という気質のようで
武豊騎手の選択した内を抜けるという騎乗はある意味
ウオッカの良さを損ねるものだったのかもしれません


ひとまず、2回叩いて馬体がどうなるかというのが
今回の一番の見所だったわけですが・・・どうやら良化している様子
少なくとも昨年のJCに比べれば消耗度も少なく状態は確実に上だと思います。

完全な状態じゃないにしても、ある程度以上の出来のウオッカに
東京で先着するとなると・・・相当な馬に限られると考えられ
今回のメンバーでは日本馬の中には見当たらない気がしています(^^;

本命候補であることは間違いなさそうかと(^^)g

あとは対抗候補

このクラスになると3コーナーカーブでペースが緩むとは
考えにくく(要考察ですが^^;)直線入り口手前から加速が
開始されるため、隊列は自然と長めになるのが通常のパターン。

先行馬の脚も止まらずに伸びる能力馬が揃っているわけで
基本的には好位からの馬が優位と考えて良さそうです。

現段階で有力視したいと考えているのは、
スクリーンヒーロー

むむむ、他が・・・(爆)

状態の良さでリーチザクラウン、能力はあっても出来が不安なレッドディザイア
絞れてこれれば能力が高いエイシンデピュティ、好位での伸び脚に
期待出来そうなエアシェイディ・・・こんなところでしょうか。

オウケンブルースリは距離延長でどの位置で競馬をするかが
鍵になりそうです。馬体は良化したとは思えず・・・
人気との兼ね合いを考えるとあまり重視したくはありません(欲目:爆)

あとは・・・やはりコンデュイットのレースぶりに注目。
輸送を繰り返したとはいえ、秋はまだ2戦しかしておらず
余力が残っているようなら実力では相当期待出来るレベルになりそうです。
馬格がない外国馬は03年より前には活躍している例もありますし
日本馬よりはパワーもありそうです。
一発があるとしたら・・・こういう未知の馬かもしれませんね(^^)

JC(外国馬について:過去のレース映像集)  担【けん♂】

JC(東京2400m)に出走する海外馬について過去のレース映像を
見ながら特徴などをチェックしておきたいと思います(^^)
※レース名をクリックするとレース映像が観れます

コンデュイット
08セントレジャー(ドンカスター2800m)
距離が長いので馬群は一団となっている中、道中は中段後方辺りを追走。
平坦な競馬場でかなりのスローペース(前年よりも勝ち時計が5秒遅い:爆)
直線に入って馬群をすり抜けるように外目に出しつつ追い出し開始。
直線はなんと1000m!\(◎o◎)/!
少し外にヨレつつも伸び続けて3馬身差の圧勝!

08BCターフ(サンタアニタ2400m)
かなり縦長の展開を道中は2番手集団の中ほどを追走。
大きく外をぶん回すように直線に入るとそこから一気に前をかわして
圧巻の瞬発力!周りの馬が止まって見えるような脚色で完勝!
この競馬場は逆に直線が270mほどしかなく、この勝ち方は強いの一言・・。

09キングジョージS(アスコット2400m)
スタート良く飛び出したコンデュイットは少し抑え気味に好位の外につけて追走。
直線入り口ではグッと隊列が縮んだ感じになり、後方から徐々に進出すると
500mの長い直線を3頭並んでの火の出るような叩き合い!
06年のこのレースでハーツクライ、ハリケーンラン、エレクトロキューショニストが
凄いマッチレースをしたのを彷彿とさせる攻防・・・ハーツクライは惜しくも
2頭の伸び脚に屈して3着となりましたが、コンデュイットは最後に
突き放して見事に勝利!素晴らしい根性と伸び脚を見せました(^^)

09BCターフ(サンタアニタ2400m)
1頭がかなり大きく離して逃げる展開。道中は後方を進んでいたコンデュイットは
4コーナー手前で徐々に外を回して進出、直線入り口で少し滑ったようになりつつも、
グイグイと素晴らしい手応えで伸びて最後にキッチリ差し切って連覇達成!
昨年ほどビュッと伸びる感じではありませんでしたがそれでも強いですね。

ペースに左右されない気性の良さ。
長く良い脚が使える上に瞬発力も兼ね備えている・・・
うーん、やっぱりこれは相当強い感じです(^^;
馬格がない分、必ず外を回さねばならないという欠点がありますが
早めに仕掛けていっても脚が鈍る事はなさそうですね。
外枠に入るようなら・・・かなり怖い1頭になってきそうです(^^)g

インターパテイション
09ジョーハーシュターフクラシック招待S(ベルモント2400m)
超絶スローペースで先行したインターパテイションは最内を突いて踏ん張りますが、
外から実力馬ジオポンティが遅い掛かり激しい叩き合い・・・
それでも内から差し返して抜かせずに勝ち切った根性は凄いです(^^)

ジャストアズウェル
09アーリントンミリオン(アーリントンパーク2000m) ※2着
道中は後方の内側を追走していたジャストアズウェルは
早めに仕掛けたジオポンティに少し遅れて進出、4コーナーでは
馬群の中を割るようにして前に出るとグイグイと詰め寄って2着入線。
かなりの根性があるタイプですが、タイミングが難しい馬のようです。
最後の伸び脚もなかなか秀逸・・・ですがギュンと伸びたのは一瞬。
あとは前の馬と脚色が同じになってしまっているだけに
東京向きかどうかは微妙かもしれませんね。

マーシュサイド
08カナディアンインターナショナル(ウッドバイン2400m)
好位から捲くりあげて直線で早めに先頭に立ったマーシュサイドは
そのまま後続の追撃を振り切って勝利!
勝ったレースは強く見えますね(^^;

シンティロ
07グランクリテリウム(サンシーロ1600m)
中段内を追走したシンティロはコーナーで内を突いて抜け出し
あっという間に独走態勢へ。
外を回して詰め寄ってきた実力馬たちの追撃をしのいでGⅠ制覇を
成し遂げましたが、最後に脚が止まりかけていただけに
東京はどうでしょうか・・・。
最後の直線は700mほどもあり、上り坂・・・押し切ったことを
素直に評価すべきかもしれません。

JC(馬体重分析)  担【けん♂】

極端な結果になったエリザベス女王杯では効果を発揮しませんでしたが
菊花賞、アルゼンチン共和国杯と完全にハマった馬体重別の実績について
見てみたいと思います。

JC(東京2400m)となると当該距離のレースの中でも最高峰の
位置づけであり、ここを勝ちきるとなると競争馬として高いバランスが
求められる
ようになる、と考えられます。

03年の改装以降のJCについて、出走馬の馬体重と
上位馬の馬体重についてまとめてみました。

JC:体重別実績
JC馬体重別実績

勝ち馬は480~500kgの間の馬が3頭。
500~520kgの間の勝ち馬2頭はどちらも502kgとギリギリのライン。
※ゼンノロブロイは通常は490kg台の体重でした。
明らかにこの範囲の馬が有力ですね(^^)g

唯一の例外は・・・436kgのディープインパクト。
要はこれくらい特別な馬じゃないと厳しいということだと思われます。

460~480kg台で2着、3着に入った馬が1頭ずついますが
これはどちらも11頭しか出走せず、レベル的にも怪しかった06年のもの。
※勝ち馬はディープインパクト。
ちなみに2着ドリームパスポートは3歳馬、3着ウィジャボードは牝馬、
となっています。

過去のデータから言えば・・・480kg未満の体重の馬
ディープインパクトクラスじゃなければ切り捨てて良さそうです。
あえて言えば3歳馬か牝馬ならなんとか・・というくらいでしょうか。

500kg以上はヒモ候補
520kgを越えてくるとシンボリクリスエス級じゃないと厳しい、
そんな感じになっています。

今年の出走予定馬の馬体重(前走)※海外馬は来日時
520kg~
マーシュサイド

500~520kg
アサクサキングス
エイシンデピュティ
コスモバルク
リーチザクラウン
ロジユニヴァース
インターパテイション

480~500kg
ウオッカ
エアシェイディ
オウケンブルースリ
スクリーンヒーロー
マイネルキッツ
ヤマニンキングリー
レッドディザイア
ジャストアズウェル

460~480kg
ネヴァブション

440~460kg
コンデュイット
シンティロ

~440kg

今年の日本の出走馬は好走ラインの馬が非常に多く(爆)
絞込みにはなっていませんね(^^;

海外馬でみると実績的に超注目のコンデュイットが意外に小さい馬で
その点ではあっさり見切ってもいいのかも・・・という感じ。
もちろん世界的な名馬ですのでディープインパクト並みの例外の
可能性もあるわけですが・・・

JC(馬体について2)  担【けん♂】

【リーチザクラウン】
(神戸新聞杯)
リーチザクラウン09神戸新聞杯
(菊花賞)
リーチザクラウン09菊花賞
(JC)
リーチザクラウン09JC
菊花賞後とは思えない馬体。
秋の復帰戦以降、徐々に筋肉が充実してきており、
毛ツヤもピカピカ・・・思った以上にタフな馬のようです(^^;
見た目どおりに走るのならかなり期待出来そうな
仕上がりに見えますが、果たして・・・。
輸送前に少し太目に調整されているようなので
本番では500kg以上の体はキープできそうです。

【ロジユニヴァース】
(皐月賞)
ロジユニヴァース09皐月賞
(ダービー)
ロジユニヴァース09ダービー
(JC)
ロジユニヴァース09JC
少し撮影した角度にも問題がありそうですが
下半身がかなり小さく見えます。
全体的にボンヤリした雰囲気で初戦からいきなり全開、
とはいきそうもない感じ。
すっきりとまとまってはいますが、良化はこれからかも。

【アサクサキングス】
(天皇賞春)
アサクサキングス09天皇賞春
(天皇賞秋)
アサクサキングス09天皇賞秋
(JC)
アサクサキングス09JC
少し緩んでいた下半身の筋肉がギュッと締まって
力強さが出てきています。毛ツヤも良い状態を維持出来ており
体調にも問題なさそう。この馬なりにかなり良い状態に
仕上がってきていると思います。
能力を出して・・・あとはどこまで。

【マイネルキッツ】
(宝塚記念)
マイネルキッツ09宝塚
(京都大賞典)
マイネルキッツ09京都大賞典
(JC)
マイネルキッツ09JC
冬毛の影響でぼんやりと見えるだけでなく
全体的に筋肉量が低下傾向かも。
上半身、下半身ともに力感に欠けており
あまり良い状態だとは思えません。
腹回りが絞れてきたのが良い方向に出てくれたらいいんですが・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

JC(馬体について1)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【ウオッカ】
(毎日王冠)
ウオッカ09毎日王冠
(天皇賞秋)
ウオッカ09天皇賞秋
(JC)
ウオッカ09JC
ウオッカの馬体についてはココで一覧にして比較しましたが
ポイントになるのは
・お尻の丸み
・腕回りから肩にかけてのハリ具合
・お腹の厚み

おおよそこの3点が重要になるようです。
今回は腿の筋肉が引きあがってきており、お尻の丸みも微妙に向上。
まだ本調子とまでは言いませんが下半身は良化傾向。
胸前についてはこの秋もそれなりに出来ていたんですが
そのまま維持という感じでしょうか。もう少し厚みと盛り上がりが
欲しい気がします。
腹回りは太目感なく丸みを帯びており、良い仕上がりと言って良さそうです。
冬毛が出ていて迫力はイマイチな感じですが、立ち姿のバランスも
向上しており、出来は完璧とは言いませんが前走以上になりそうです。

【スクリーンヒーロー】
(宝塚記念)
スクリーンヒーロー09宝塚
(天皇賞秋)
スクリーンヒーロー09天皇賞秋
(JC)
スクリーンヒーロー09JC
相変らず見た目ではなかなか判断がしにくい馬ですね(^^;
少し腹回りに余裕を感じますが全体的には前走とほぼ
変わらない状態を維持出来ている様子。
叩いて上昇・・・と言うよりは少しハリの面では
足りない感じもします。
もう少し下半身に力感が欲しい感じですが
見た目以上に走る馬なので及第点は十分につけられそうです。

【オウケンブルースリ】
(京都大賞典)
オウケンブルースリ09京都大賞典
(天皇賞秋)
オウケンブルースリ09天皇賞秋
(JC)
オウケンブルースリ09JC
使い減りするタイプなのか徐々に筋肉量が低下傾向。
大きく消耗した感じではないのでそれなりに
走れそうではありますが良化してきている、という
雰囲気ではなさそうです。
体調自体には問題はなさそうですが、力感に不足。
スマートになったのがキレにつながるといいんですが・・・

【レッドディザイア】
(ローズS)
レッドディザイア09ローズS
(秋華賞)
レッドディザイア09秋華賞
(JC)
レッドディザイア09JC
普通の馬ならそれなりの出来に見えなくもないですが
比較してみると明らかに肉が落ちていることがわかります。
元々の筋肉量が豊富なため、まだバランスが崩れては
見えませんが、お腹が巻き上がり気味で、腿の筋肉は
逆に垂れ下がる傾向。
本来の出来ではない中でどこまでやれるでしょうか。
これで好走するようなら本調子になったときが本当に楽しみですが・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

JC(外国馬について)  担【けん♂】

JC(東京2400m)に出走する外国馬について見ておきたいと思います。

インターパテイション】(米)せ7 Langfuhr×(Habitony)
50戦6勝 GⅠ1勝
前走で初GⅠ勝利・・・それまでは1年半近く勝ち星がなく
能力、実績ともにかなり微妙な印象。
基本的には後方からのスタイルですが、前走は2400mを2.41.2という
超絶スローペースで逃げて踏ん張っています。
実力馬のジオポンティを破っている点では評価出来ますが
展開勝ちの印象が強いかも。
父Langfuhrというと日本ではダイワマックワンがおり、ダート適性が高い
感じになっています。芝もこなせていますが中長距離・・というと
不安があるかもしれません。

コンデュイット】(英)牡4 Dalakhani×(Sadler's Wells)
14戦7勝 GⅠ4勝
戦績からすれば明らかに今年の目玉(^^)g
キングジョージSの勝利だけでも凄いですが、BCターフ連覇というオマケつき、
来年から日本で種牡馬入りするということでお披露目の意味でも結果を出して
おきたいところです。
父Dalakhaniはダルシャーン産駒の種牡馬。日本では実績がありませんが
ダルシャーン産駒のコタシャーンは93年のJCで2着、
(デザーモ騎手がゴール板を間違えるという事件は有名ですね^^;)
コタシャーン産駒には残念ながら大物は出ていませんが
日本の芝中長距離でそれなりに実績を出しており、血統的な適性は
十分にありそう
です。
問題があるとすれば・・・ローテーションでしょうか。
欧州から米国に遠征し、そこから一旦英国に戻り・・・中2週でJCへ、
これはかなり負担がかかるものであり、凱旋門賞、BCとビッグレースに
臨んだ時点で仕上がっていたとすると体調は下降線
能力でどこまでこなせるか、というところかも。

シンティロ】(英)牡4 Fantastic Light×(Thatching)
26戦5勝 GⅠ1勝
GⅠ勝利はマイル戦でのもの。ドバイデューティフリーでウオッカに完勝した
グラディアトーラスを破っているだけに価値が高いですね。
2400mのGⅡ勝利もありますが・・・適性的にはマイル周辺
なってきそうです。
ファンタスティックライト産駒というとジャリスコライトやナイアガラが
日本で走っていますが、やはり中長距離では少し足りないイメージ。
夏以降は3戦連続で大差負け・・・いっそマイルCSへの参戦だったら
興味深かったですが、ここでは・・・厳しいかもしれません。

ジャストアズウェル】(米)牡6 A.P.Indy×(Nureyev)
20戦5勝 GⅠ1勝
GⅠ勝利は繰り上がりのもの・・・実質的なGⅠ馬ではありません。
最後方からの脚質なので末脚には自信があるようですが
展開が向くかどうかはかなり微妙かも。
2000m周辺ではジオポンティなどと好勝負をしているだけに
評価出来そうですが、2400mでは下記のマーシュサイドとどっこいどっこい、
能力、格ともにかなり不足感がある感じです。
A.P.Indy産駒は日本でも2000mを上限にしているようで
距離延長でガクッと成績が低下する傾向。
ここでは微妙な印象ですね。

マーシュサイド】(米)牡6 Gone West×(Pleasant Colony)
24戦5勝 GⅠ1勝
好位で競馬が出来る点は評価出来ますが、実績、持ち時計などは
かなり不足感があります。
昨年も参戦予定でしたが直前の熱発で出走取り消し。
ゴーンウェスト産駒は日本では距離はマイル周辺に出ている印象で
2400m辺りになると500万下クラスでしか対応できていません。
雨に異様に強い傾向があるので馬場が湿ったときのみ注意、という感じかと。

JC(各馬分析2)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

スクリーンヒーロー】牡5(美浦) グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
昨年のJCを制し、前走の天皇賞秋で復活・・・どうやら同父の
さくらメガワンダー同様、輸送に弱いタイプのようです。
前走は休み明けで少し太目の仕上がりながら好位から脚を伸ばして2着。
叩いた上積みにも期待出来そうですし、今回は中心視出来そうな1頭。
安定して前に行ける脚質を活かせば連覇も十分にあり得そうです。

ネヴァブション】牡6(美浦) マーベラスサンデー×(Mill Reef)
昨年のJCでは逃げて脚が止まって7着。
東京では後方からになりやすい馬ですが本来の持ち味は前での競馬なので
騎手の判断が重要になりそうです。
ただし、伸び脚は瞬間的なものでキレ自体はイマイチ・・・良績は中山に
集中しており、東京で上位馬相手ではかなり厳しいものがありそうです。

マイネルキッツ】牡6(美浦) チーフベアハート×(サッカーボーイ)
重賞初勝利が天皇賞春・・・非常に上手く流れに乗った好騎乗と
メンバーの質に助けられた感もあり、GⅠ馬として評価するには
少し不足がありそうです。好位に押し上げつつ末脚を伸ばすタイプの脚質で
早仕掛けが効きにくい東京だと上位馬相手では厳しい印象。

ヤマニンキングリー】牡4(栗東) アグネスデジタル×(サンデーサイレンス)
血統的に東京での上昇を期待した前走では好位から脚が伸ばせず失速。
現時点での上位馬との力の差が出てしまった印象です。
この秋は休み明けに馬体を絞って仕上がってしまっていたので
上積みには期待しにくい状況、徐々に馬体を戻しつつありますが
良化するのはもう少し先になるかも。

リーチザクラウン】牡3(栗東) スペシャルウィーク×(Seattle Slew)
3歳秋に菊花賞を含めての3戦は非常に厳しいローテーション。
今後を考えるとここでの出走は・・・微妙に無理がある気がします。
徐々に折り合いがつくようになってきている感じなので
今回も自分のペースで行ければそれなりに頑張れそうです。
前で脚を伸ばせる能力馬ですが、古馬の上位馬相手にどこまで通じるか・・・
長い距離だと脚が止まっているだけに試金石になりそうです。

レッドディザイア】牝3(栗東) マンハッタンカフェ×(Caerleon)
ためてのキレ味も抜群ですし、好位からも伸び脚が使える能力馬、
古馬相手でもいきなり通用してもいい実力がありそうです。
ただし、前走後に「ブエナビスタが出るレースに出る」と明言していたのを
撤回してエリザベス女王杯を回避・・・少しでも馬体回復に期間が欲しい
という状況だったことを考えると本来の力を出せる出来なのかどうかに
かなり疑問がありそうです。
過大な期待は禁物、頑張ってもらいたいですが・・・。

ロジユニヴァース】牡3(美浦) ネオユニヴァース×(Cape Cross)
不良馬場のダービーで戴冠、2.33.7という勝ち時計は近年にない遅さであり
直線どころか3コーナーカーブから13秒台に落ちているわけで
前で残ったこの馬の評価はまだ保留。皐月賞では前が不利な展開にハマって失速・・・
高い実力値を示したレースがない、というのが本当のところかと。
前で競馬が出来る馬ですが末脚のキレには不足感・・・
休養明けですし、復帰戦がここまで遅れたことを考えても
かなり条件は厳しそうです。今後に期待したい馬ですがここは試金石と見て・・・

JC(各馬分析1)   担【けん♂】

今年のJC(東京2400m)には外国馬が5頭も参戦!
考察する側からしたら情報の少ない馬が増えるのは頭痛の種でもありますが(笑)
JCという競馬の祭典の意味からすれば歓迎してよい状況だと思います(^^)g

日本馬にとっても出走枠が少なくなるのは厳しいわけで
メンバーがしっかり揃ったレースになる方向にいってくれるといいですね♪

アサクサキングス】牡5(栗東) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
秋の復帰戦の天皇賞ではなぜか後方からの競馬・・・
キレる脚がないこの馬にとっては致命的な展開となってしまいました。
東京では前で相当上手く競馬が出来てギリギリという印象。
距離延長はプラスだと思いますが、状態が良い時でも上位馬に完敗しているだけに
期待はしにくい状況かと。

ウオッカ】牝5(栗東) タニノギムレット×(ルション)
一度叩くと急上昇をする傾向があっただけに前走の出来の悪さには驚かされました。
年齢的な問題なのか、単なる偶然なのか・・・前走を経過して良化しているようなら
今回こそ大本命候補。状態が悪く見えるときでも東京では並みの重賞馬クラスは
蹴散らすのでヒモでは押さえたい馬だと思います。
昨年のJC時は天皇賞秋の激走の反動がありありと出ており、度外視して良さそうです。
個人的にはまったくマイル適性の馬だと考えていないわけで状態次第ではあっさり戴冠も。

エアシェイディ】牡8(美浦) サンデーサイレンス×(ノーザンテースト)
前走は外枠の不利をモロに食らって後方からの競馬。
末脚のある馬ですが、持ち味は好位からの伸び脚なので今回は
距離を伸ばして枠さえまともなら能力面では期待出来る1頭だと思います。
カンパニーではないですが(笑)この馬も年齢を重ねて充実している傾向が
あるので侮るのは危険。脚質は本来東京向き、騎手の力量込みで楽しみ。

エイシンデピュティ】牡7(栗東) フレンチデピュティ×(Woodman)
前走では休養明けに大幅に増えていた馬体を絞って出走しましたが
逃げて脚が止まってしまいました。
まだ好走ラインよりは10kg程度太目なので今回もさらに絞って
出てくれば上昇分が期待出来そうです。
前で脚を伸ばせる脚質なので展開を上手く作れたら上位に絡む力は
十分にある馬、復活に期待したいところです。

オウケンブルースリ】牡4(栗東) ジャングルポケット×(Silver Deputy)
思った以上に末脚が伸びるところを前走で示してくれましたが
後方からの競馬になりやすいので、前の馬次第になってしまうのは仕方がないところ。
その意味では上位馬相手だと少し厳しい面があると考えらえます。
勝ち切った菊花賞、京都大賞典はまったく同じ前崩れレースだっただけに
極端な展開ではない場合にどう参加してくるかが課題になりそうです。

コスモバルク】牡8(招待) ザグレブ×(トウショウボーイ)
天皇賞秋でも好位から失速。残念ながら往年の力はまったく
期待出来ない状態だと思われます。
今回もペースメーカーの一員になるかどうかという役割かと(>_<)

続きます。

マイルCS回顧(快挙と不安)  担【けん♂】

直前のレース辺りからパラパラと雨が降り始め、見た目に芝のボコボコが
見えるような状態・・・良発表ながら少し湿った馬場でマイルCSが行われました。

個人的には最も苦手なレース(爆)
いまだかつて当てたことがないGⅠだったりするわけで
今年こそは!と思っていたわけですが・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着×カンパニー     1.33.2  上がり33.5
2着 マイネルファルケ   11/4
3着 サプレザ
4着×キャプテントゥーレ

7着△ヒカルオオゾラ
11◎ザレマ
16▲スズカコーズウェイ
18○マルカシェンク

※全着順は→ココ

完敗です(ノ_-;)ハア…

とりあえずふり返ってみたいと思います。

ハナを切ったのは想定どおりマイネルファルケ。
キャプテントゥーレが続き、外国馬のエヴァズリクエスト、ヒカルオオゾラが追走。
ザレマは一旦、行きかけたところでグッと手綱を絞って少し抑え気味。

12.1-10.9-11.8-12.4-11.5-11.4-11.2-11.9
前半600m 34.8
前半800m 47.2
後半800m 46.0

最初の3ハロンは例年より少し遅め、という程度ですが
4ハロン目の12.4は近年にない最大の緩み方。
京都で先行する方法を良く知っている和田騎手らしいラップの刻み方
なっています。

ここでしっかり息を入れておいて、下り坂から一気にペースアップ。
後方の馬が詰め寄ってくる隙を与えない先行有利な流れを作っています。

これまでマイルCSでは前半のペースについていけない感じで
後方に待機してきたカンパニー7番手の内側をキープ。
脚質を完全に把握した横山典騎手の意思がしっかり見えてくる
位置取りですね(^^)
例年の流れであれば・・・こういう騎乗が出来たかどうかは
わかりませんが、今年の場合は前半をスローペースでまとめてきたことが
バッチリ今のカンパニー向きの展開にハマった印象です。

直線入り口でさらに加速するマイネルファルケ
後続を突き放し、この馬の能力を最高に活かしきった素晴らしい好騎乗だと思います。

コーナーを曲がるところでザレマがズルっと後退(涙)
縦長で直線に入った時点で上位に食い込めるのはほぼ前の馬に限定されました。

こうなると後はカンパニーの独壇場。
好位からの末脚の能力はメンバーの中では完全に抜けた存在・・・
あっさりと抜け出し、前のマイネルファルケをとらえると
並ぶ間もなく抜きさって3連勝でGⅠ2勝目を達成!
見事に引退レースを勝利で飾ることになりました(^^)

8歳になってのGⅠ連勝・・・
もちろん凄いことであり、素直に褒め称えていいことだと思いますが
このカンパニーの快挙は

1)8歳にして充実してきた超晩成馬(爆)
2)これまでもGⅠを勝てる力があったのに騎手が力を活かし切れていなかった。
3)マイル~中距離路線のレベルが低下して急に勝てるようになった。


・・・どれなんでしょうね?(>_<)

1、2の理由ならまだしも・・・3だったら大問題(涙)
この路線のトップのウオッカの引退もカウントダウンが始まっているわけで
新勢力の台頭に激しく期待したいところです・・・。

レース後のコメント
1着 カンパニー(横山典騎手)
「今日は具合も良かったし、手応えも十分でした。追い出すのを待てる余裕もありましたね。
ラストランをいい形で締めくくれて良かったです。
来週もダービー馬に乗りますし、頑張りたいですね」


(音無調教師)
「最後に格好良く終われて本当に嬉しいですね。中2週だったし、
オーバーワークにならないようにしつつ、最後ですから必死に仕上げました。
直線伸びた時は前も空いていたし、大丈夫だと思いました。
横山典騎手も完璧に乗ってくれましたし、満足感があったんじゃないでしょうか。
これから強い仔を出してくれることを期待したいですね。
応援してくれたファンの皆様に本当にありがとうございますと言いたいです」


(近藤英子オーナー)
「強いと思っていましたし、無事に回って来てくれればと思っていました。
本当に偉い馬です。いい形で引退出来て本当に良かったです。
ミラクルアドマイヤのように自分の繁殖牝馬につけてあげて、いい仔を産んでくれたらいいですね」


3着 サプレザ(ペリエ騎手)
「レースの内容は良かったですよ。外枠でしたが、道中5~6番手につけられましたし、
結果には満足しています。勝ち馬は内を通っていましたから、その差でしょう」


4着 キャプテントゥーレ(川田騎手)
「道中は本当にスムースでした。
直線馬場のいいところへ出して欲しいという指示だったので、
結果的にちょっと外に出しすぎたかもしれませんね。
もう少し競る形にした方が良かったかもしれません。
ただ、レースの内容としては良かったですよ」


7着 ヒカルオオゾラ(スミヨン騎手)
「掛かるかもしれない、と聞いていましたが、そんなことはありませんでした。
次は自分のペースで逃げるような形ならもっといい勝負になるかもしれませんよ


8着 フィフスペトル(ルメール騎手)
「スタートは良かったけど、途中で下がって来た馬に入られてしまったのが痛かったですね。
でも直線はよく伸びていますし、3歳ということを考えればよく頑張っていますよ」


9着 ライブコンサート(岩田騎手)
「枠順が真ん中より内だったら良かったんですけどね。自分の競馬は出来ましたが、
3~4コーナーで回ったところの差が出ました」


10着 エヴァズリクエスト(ムンロ騎手)
「スタートも良く、道中もいいポジションで競馬が出来ました。
彼女自身はよく走っていると思いますよ」


11着 ザレマ(内田博騎手)
「外から他の馬に被せられて馬が気を使ってしまいました。
本当は乾いた馬場でやらせてあげたかったですね」


ダイワメジャーにしろカンパニーにしろ、実力で抜きん出ている馬
余程極端に不向きな展開にならなければ素直に信用して良い、
とりあえず来年はトンネルを抜けたいものです・・(涙)

東スポ2歳S回顧   担【けん♂】

簡単な各馬短評と展開想定で予想した東スポ2歳S(東京1800m)。

まだ経験の浅い馬同士のレースなので、脚質も定まっておらず
このレースがどうのこうの、というよりもこの先につながる内容があった馬
いたのかどうかに注目したいところです(^^)

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲ローズキングダム   1.48.2
2着○トーセンファントム   アタマ
3着 レッドスパークル

6着◎ニシノメイゲツ
7着×アーバンウィナー
14×オルレアンノオトメ
15△ビービースカット

※全着順は→ココ

好スタートを切ったモズをかわしてサンディエゴシチーが
途中から先頭に立ってレースを進める展開。

12.8-11.4-12.0-12.2-12.7-12.7-11.4-11.2-11.8

前半800m 48.4
後半800m 47.1

ハナを切ったことがない馬がペースを握ったことでかなりゆったりと
流れており、想定通り3コーナーカーブから極端に緩んでいます。

4コーナー出口ではかなり密集した隊形。
最後は末脚のキレ勝負、という様相を呈することになりましたが・・・
見た目にも直線の内側はかなりデコボコしており、
コース取りも大きく影響をしてしまった印象です。

内を突いたサンディエゴシチー、ダイワアセットに対し、
後方の馬は外にパーっと広がっての追い出し・・・
馬場中央外を伸びたローズキングダム、トーセンファントムが
最後は完全に抜け出してマッチレース。

結局ローズバドの仔、ローズキングダムが2連勝で東スポ2歳Sを制し
世代上位の力を示すことになりました。
好位から伸びた脚質、並んで抜かせない根性・・・高い素質を
感じさせる内容だったと思います。
今回は輸送を挟んで▲6kg・・・少し馬格が小さめなので
これからの成長に期待したいですね(^^)g

トーセンファントムも期待通りと言っていい内容。
今年もネオユニヴァース産駒に楽しみな1頭が出てきてくれました。

3着以下は少し離される結果になりましたが・・・中では
最内の荒れたところを伸びてきたダイワアセットは能力を示した印象。
馬格もあり、パワフルな走りが出来る点で注目したいと思います。

レースレベル的には・・・例年並み程度。
高い内容を示した、というところまでではありません。
現時点での完成度の違いがレースに出た感じでしょうか。
これからの成長に期待したいですね♪

レース後のコメント
1着 ローズキングダム 小牧太騎手
「新馬戦を勝っただけでいきなり重賞を勝つのですから、よく頑張ってくれました。
スタートはうまく出ましたが、ペースが落ちて行きたがりました。
しかし、外から他の馬が来てからは折り合いました。
この馬のよさはレースでドッシリと落ち着いていることと自在性があって乗りやすいことです。
今後、注目を集めるでしょうけど、東京のGIを勝てたらいいですね」


2着 トーセンファントム C.スミヨン騎手
「最後の直線でジワジワ伸びるのかと思ったら、あまりにバッと行きすぎて
脚を使ってしまいました。だから、ゴール前50mで終わってしまいましたよ。
それでもすごい脚を使うことがわかったのは収穫だったと思います」


3着 レッドスパークル 蛯名正義騎手
「前につけて行こうかと思っていましたが、スタートしてモタモタしていたので
控えて追い出しを待つことにしました。直線は本当にいい伸びで、
乗りやすい馬でフットワークもいいですよ」


4着 サンディエゴシチー 藤岡佑介騎手
「スタートして物見していました。だから最初は行き脚がつきませんでした。
その後は物見をしなくなって、そこからは折り合いがついてスムーズに行けました。
直線では残れるかなと思いましたが、内外離れていたので踏ん張り切れませんでした。
でも、休み明けながらよく走ったと思います」


6着 ニシノメイゲツ 北村宏司騎手
「スタートしてペースが遅くてハミを噛んでしまいました。力んだところはありましたが、
何とか我慢してくれて、直線では追い比べに持ち込めるかと思いましたが、
ハミを噛んでしまった分、伸び切れなかったようです。馬のデキはよかったのですが、
真面目な分、少し力みました」


10着 レッドバリオス 内田博幸騎手
「道中、好位置でジッとしていて、これなら直線で弾けてくれるかと思ったのですが……。
まだキャリア一戦と言われても、勝ち馬も同じですからね」

マイルCS最終予想  担【けん♂】

今のところ関西の天気の崩れは夕方以降という予報。
天気の動向には注意したいところですが、ひとまず良馬場を想定して
マイルCS(京都1600m)の予想に入っていきたいと思います。

実績的に抜けているカンパニーはこれが引退レース。
種牡馬入りが決まっていることもあり、馬体写真でも微妙に太目の仕上がりに
見えました。脚質的にも前半が速いペースだと後方になりがちで
どこまで突っ込んで来れるか・・・という感じになりそうです。
能力差を重視しても良いとは思いますが、馬券戦略的にも
中心視していいタイプの馬ではないと個人的には考えています。

出走枠順
マイルCS出走

これまでの考察
考察を始める前に→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
外国馬について→ココ
展開分析→ココ
有力馬抽出→ココ
各馬分析追加→ココ
適性分析→ココ

ハナを切って行きそうなのはマイネルファルケでしょうか。
それほど速いペースで行く馬ではありませんが、例年どおり最初の3ハロンは
34秒台
で通過しそう。極端に速いペースにはならず、淡々と進んで
後半にペースアップ・・・と言っても構造的に前傾ラップになりやすいので
前後の差がない程度の流れになりそうです。

前半を34秒台で行って先行、好位から押し切ったことがある馬を重視。
これまでの傾向だと勝ち馬はSS系
連対圏はSS系+ノーザンダンサー系、となっていますが
今年も同じパターンになるんでしょうか(^^;

今回の予想
◎ザレマ
○マルカシェンク
▲スズカコーズウェイ
△ヒカルオオゾラ
×キャプテントゥーレ
×カンパニー

速いペースに強く、好位で競馬が出来るザレマを本命とします。
このところの充実度は非常に高く、馬体からも迫力が伝わってくる出来。
前走で馬体が戻せているので今回はしっかり仕上がってこれそうです。
4コーナー手前から突き放すように先頭に立って隊列を長く
保ってもらいたいですね。

マルカシェンクの出来はかなり良さそうです。
出遅れ癖のある馬だけに難しい面はありますが、京都でのキレ味は
相当なモノが期待出来るだけに頑張ってもらいたいものです。
内枠に入ってしまったので上手く外に出せるかどうか・・・

スズカコーズウェイは思ったほどの上昇がない感じ・・・。
1400mで実績を出していますが、前半が速いペースの経験が少なく
能力にも少々疑問があるかも(^^;
ただし、ハマったときのキレ味は相当なものがあり
ある程度押し上げられる脚質込みで期待してみたいと思います。

ヒカルオオゾラはオーナーサイドの鶴の一声で出走決定。
その意味では仕上がり不足の可能性があり、本来の力は
出し切れないかもしれません。
ただし、ある程度前から抜け出せる脚質はこのレースにピッタリで
上手く折り合いさえつけば能力でなんとか・・・

キャプテントゥーレは馬体の出来が緩く、末脚の能力的にも
どこまでやれるか微妙な印象ですが、好位から抜け出せる脚質で
レースの構造的にはハマるので押さえておきたい1頭になりそう。
上手く後続を離せるかどうか川田騎手の手腕に期待。

カンパニーは・・・実力的に抜けているだけにどういう競馬をするにしろ
押さえておかないと怖いですね(^^;
馬券的には妙味がないだけに当日の出来次第では見切る可能性も・・・

能力に期待したいアブソリュートや京都で実績のあるトレノジュビリー
楽しみではあるんですが、京都が不慣れな騎手だけに印は回せませんでした。
上位馬の様子を見ながら入れ替え候補でしょうか。

期待したい馬はいますが、信用出来る馬はいない・・(涙)
なんとか好レースを期待したいものです(^^)g

マイルCS(適性分析)  担【けん♂】

色々とよそ見?をしていたらあっという間に土曜日になってしまいました(^^;

マイルCS(京都1600m)についてもう少し見ておきたいと思います。

前日オッズでは予想通りカンパニーが1番人気になっていますが
カンパニーの2倍台に対し、2番人気が10倍近い数字になっており
かなり極端に偏った感じになっているようです。
ただし2番人気以下はかなりの混戦模様・・・当日になってまた
上下が出てきそうですね。

このところウオッカに連勝するという素晴らしい成績できている
カンパニーですが、これまでマイルCSでは07年5着、08年4着
微妙に足りない実績。

元々カンパニーはこういった少し足りない馬で(爆)
末脚の威力はあっても掲示板に届いて終り、というレースが多い馬です。
ここ2年の成績は1着が5回と頑張っていますが2着は1度だけ、
複勝圏に入れず掲示板まで、というレースが7回もあります(^^;

★ここ2年のカンパニーの実績
・1着 5回
・2着 1回
・3着 0回
・4着 6回
・5着 1回

・着外 1回

掲示板を外したのは重馬場だった08年の宝塚記念だけという安定感は
素晴らしいですが、届いていないレースも多いですね。

カンパニーが勝ったレースの4コーナー位置取りは
・9番手
・5番手
・2番手
・6番手
・2番手


前走の天皇賞はゴチャつた中で9番手となっていますが
ほとんどがある程度押し上げて脚を使ったレースになっていることがわかります。

過去2回のマイルCSでの4コーナー位置取りは
・08年 13番手
・07年 15番手


と明らかに好成績を残しているレースとは違う傾向となっています。
カンパニーが勝ったレースの前半3ハロンは
・35.6
・35.8
・37.7
・35.5
・36.1


それに対し、過去のマイルチャンピオンSの前半3ハロンは
・08年 34.4
・07年 34.4
・06年 34.0
・05年 34.2
・04年 34.9


比較してみると1~3秒程度の違いがありますね(^^;
結局、このペースの違いが位置取りの違いを生むと考えられるわけで
今年の場合もある程度後方からになる可能性が高そうです。

もちろん、メンバーの質の低下などから例年以上の好走もあり得るとは
思いますが1番人気を背負う馬として軸にするのは怖い馬だと思われます。

今回ペースを握りそうなマイネルファルケがハナを切ったレースの前半3ハロンは
・中山1600m 34.7
・中山1600m 34.9

・東京1600m 35.5

関西圏でのレースがないので比較しにくいですが、おおよそ例年どおりの
ペースで行くことになりそうです。
乗り代わった和田騎手は基本的に暴走をしないタイプの騎手という印象。
暴走傾向のあったコスモプラチナですら(爆)しっかり前半のペースを抑えて
後半に伸ばす競馬をしてきていますので、今回も無茶なペースにはせず
前半を淡々と引っ張って後半にペースを上げる先行有利なレース展開を作ってくると
想定出来そうかと。

マイル以上のレースで34秒台のペースを前で押し切った経験のある馬は・・・
・ザレマ
・ヒカルオオゾラ
・マイネルファルケ
・ファイングレイン
・ライブコンサート(ギリギリ)
・キャプテントゥーレ(複勝圏まで)
・アブソリュート(中段前)
・フィフスペトル(中段)

意外に速いペースの経験がない馬が多いレースかも?!

東スポ2歳S簡単予想  担【けん♂】

東スポ2歳S(東京1800m)に出走する各馬について見たところで
ざくっと傾向と対策を考えてみたいと思います(^^)

03年の改装以降に行われた東スポ2歳Sのラップ平均
同じ設定で行われる毎日王冠とグラフにとって比較してみました。

平均ラップ比較
東スポグラフ

2歳のレースと古馬GⅡを比較するのは無理がありますが(笑)
とりあえずはっきりわかるのは東スポ2歳Sの道中がかなり極端に
緩んでいる
ことでしょうか。

スタートからドン!と加速して、そこから徐々にペースが落ちて・・・
800m地点から3コーナーカーブに進入。
毎日王冠ではこのカーブでペースが緩まないまま、
カーブの出口(1200m地点)に向けて徐々に加速傾向となっています。
こうなると後方から押し上げて行く馬が前に寄せて行くのは
非常に難しく、直線入り口では隊列が長めに保たれて先行有利な
傾向が出てくることになります。

東スポ2歳Sではカーブを非常にゆったりと曲がっており、
そのあとの長い直線を意識してか、カーブの出口に向かって
ペースが落ちていく傾向
が出ています。
これにより隊列はグーッと縮まりやすく、直線入り口からは
極端な瞬発力勝負、となっていることがわかります。
後方の馬も前に詰めて来やすいので位置取りよりもキレ味重視。
道中の消耗が少ない分、前の馬も末脚を使えるので
位置取りの優位も影響すると考えられますが、何よりも単純な末脚の
能力を問われる
レースになりやすいと思われます。

無論、各年により微妙に傾向は違うわけで、昨年のように
カーブの入り口が極端に緩み過ぎて(爆)そこから直線に向けて
加速して行くパターンもあったりします(^^;
この場合はある程度前の馬が優位になりやすいですね。
瞬発力も求められますが、長く良い脚を流れの中で使えるかが
問われた内容になっています。

今年のメンバーを見渡すと・・・ペースを握りそうなのは
モズ、ローズキングダム辺りでしょうか。
好位追走型の馬も多いので微妙ですが、基本的には例年どおり
かなりゆったりしたペースに落ち着きそうです。

スローペースと下り坂を利用したとはいえ、ローズキングダムの前走は
4ハロンの長い脚を使えており、今回もコーナー出口手前から加速を
開始出来そうです。隊列は例年より少し長めになるかも

微妙ですが・・・ある程度前から伸びのある脚を使える馬を重視して
みたいと思います。

今回の妄想
◎ニシノメイゲツ
○トーセンファントム
▲ローズキングダム
△ビービースカット
×アーバンウィナー
×オルレアンノオトメ

あとは印は回せませんがダイワアセットやレッドバリオスの脚が本物かどうかに注目。
末脚重視、とか言いながら好位の馬を上位に取ったのが
どうでるでしょうか(^^;

このレースを当てることも重要ですが、クラシックにつながる
レースになるかどうかに注目したいところです(^^)g

種牡馬別実績(09年11月 part2)  担【けん♂】

今年の2歳馬の血統別の実績について、続きです。

※実績一覧は↓の記事をご覧ください。

昨年の新種牡馬キングカメハメハは今年も早期デビュー馬が多く、
それなりの活躍を見せています。
ただし、出走回数の割に勝率が低く・・・これという大物が
出ていないのが難点でしょうか。
SS系の飽和状態が問題になりそうな日本競馬界において
かなり重要な位置にいる種牡馬だけに、尻つぼみにはならないで
もらいたいものです・・・。

昨年大活躍となったネオユニヴァースは・・・うーん、
だいぶ厳しい状況(>_<)短距離に弱点がある血統なだけに、
ひとまず仕方がない数字なのかもしれません。
昨年も夏の間はどうしようもなかったところから巻き返しており、
今年もミラクルがあるのかどうか、注目したいですね。

今年の新種牡馬ゼンノロブロイは前評判が高くなかっただけに
どうかと思いましたが、それなりに頑張っている様子。
一線級のSS系種牡馬とは離されてしまっていますが
初年度にしては今のところ期待出来る成績と見てよさそうです。
母系の影響からダートを主戦場にする馬も出てきそうですね。

デュランダルは繁殖牝馬の質にかなり問題があり、
頭数も少なかった割には頑張っている、と言ってよさそうです。
SS系でもステイゴールドのような隠し味?的な役割
果たしてくれそうな予感。
事前に考察したとおり、当たればデカイ・・・そんな感じかと。

まったく期待していなかった(失礼^^;)バゴは仕上がりが
早いわけではないようで、デビュー頭数も多くはないですが
今のところ頑張っている感じです。
母数が少ないだけにこれからどういう傾向になっていくか
わかりませんが、期待馬に出てきてもらいたいものです。

大きな期待を背負っていたロージズインメイは・・・
まぁおおよそ予想どおり。かなりの質の高い繁殖牝馬が
集められた割にはSS系の有力種牡馬には大きく差をつけられた数字。
実質的に同系のタイキシャトルと似たような感じに
落ち着いていくのではないでしょうか。

今回の表(上位30頭)どころか上位50頭にすら入っていないのが
・・・アルカセット(爆)
キングカメハメハと同様キングマンボ系の種牡馬として
個人的に大きく期待していたわけですが、32頭がデビューして
勝ち上がったのはわずか2頭。母系の質が高くないので
仕方ない面もありますが・・・なんとか巻き返してもらいたいですね。

別の意味で?注目していたタップダンスシチー産駒も20頭が
デビューして勝ち上がったのは1頭だけ。
芝ではまだ未勝利です(涙)
この血統は日本では厳しいのかもしれません・・・。

近年にデビューした組の中ではアグネスデジタルも28頭中1頭しか
勝ち上がれていらず、アドマイヤコジーンは13頭デビューして
まだ未勝利・・・アストンマーチャンなど短距離で活躍馬を
出した血統だけに夏にダメなら今後もかなり厳しいと考えられます。

今年種付け頭数が大幅に増加したため、大物登場が期待された
オペラハウスは20頭中2頭が勝ち上がっただけ。
仕上がりが早い血統ではないので仕方がないですが
メイショウサムソンは小倉デビューだっただけに・・・
数打ちゃ当たるってものではないのかもしれません(爆)

同じく過去最多の種付け頭数となったグラスワンダー
かなり厳しい状況になっています。
デビュー頭数42頭、出走回数101回と仕上がりが早い馬が
出ているのにもかかわらず、3頭しか勝ち上がっていないのは
まずいですね(>_<)昨年のセイウンワンダーのような活躍馬の
登場に期待したいところかと。

グラスワンダー同様、ロベルト系の種牡馬は全般的に
活力が低下している感じの成績(涙)
シンボリクリスエスが気を吐いていますが、ブライアンズタイムを
経由している中ではタニノギムレットも萎んでしまっています。

SS系の後継種牡馬が現在の競馬界の中心であることは間違いなく、
そこに競りかけていけるような別系統の種牡馬の不足は深刻
血統の袋小路に行き詰る前に新たな勢いのある血統が
出てきてくれるといいんですが・・・

種牡馬別実績(09年11月)   担【けん♂】

今年の2歳馬の血統別の実績について少しふれみたいと思います。
※11月15日現在

種牡馬別成績:20頭以上
種牡馬データ0911

これまでに20頭以上がデビューした種牡馬について
勝ち上がり率勝率平均評価順に並べ替えています。

ひとまず1位はサクラバクシンオー
夏の間に活躍馬を出す仕上がりの早さと小倉、札幌などの短距離での
強さがそのまま数字に表れた感じです。
ただし、おそらくはこのあと失速傾向・・・短距離重賞を目標に
どこまで粘れるかでしょうか。

昨年はかなり厳しい状況だったフレンチデピュティも頑張っている様子。
2勝目をあげた馬はいないものの、早いデビューで勝ちあがる馬が出ています。
相方のけい♀はPOGで昨年はフレンチデピュティ中心に指名し、
今年はクロフネにシフトしています。
率では今年の場合フレンチデピュティの方が微妙に上ですが
出走頭数、回数はクロフネの方が倍以上となっており、
方向としては正しかったのではないでしょうか。
今週もクロフネ産駒の指名馬が福島でデビュー予定・・・
うーん、ますますポイントが引き離されそうです(>_<)

SS系では昨年に引き続きスペシャルウィークが好調です。
頭数とともに繁殖の質が上がったようで今年もブエナビスタような
大物を出してきそうな気配。
来年以降は一旦アグネスタキオンの巻き返しがあると思われますが
残念ながら亡くなっているだけにSS系の中心種牡馬として
活躍が期待出来そうです。

アグネスタキオンの今年デビュー組は頭数自体が少なめなので
正直厳しいかと考えていましたが、やはり安定感がありますね。
現時点での代表産駒のリディルが骨折によりクラシックが絶望に
なったのが残念ですが、代わりに名乗りをあげる産駒も
出てきてくれそうです。

種付け頭数最多だったフジキセキは・・・頑張っていますが
残念ながら上位馬とは引き離された成績・・・うーん、まずは
大物候補の登場が待ち望まれるところ。

マンハッタンカフェも安定していますが、少し足りない印象。
アグネスタキオン亡きあとの中心として期待したい馬だけに
今年も大物が出てきてくれたらいいんですが・・・。

長くなりますので続きは次稿で。

東スポ2歳S(各馬短評)  担【けん♂】

来年のクラシック戦線を考える上でも重要なレース、
東スポ2歳S(東京1800m)についても簡単に見ておきたいと思います。

2歳戦においては能力の高さはもちろん、現時点での完成度の高さなどが
かなり重要になってくると考えられ、これまでの過程で高いレベルの
レースをしているかどうかを重視
したいと考えています。

もちろん、これまで本気で走っておらず、このレースで突然開眼!
という馬もいる可能性がありますが(^^;こればっかりは
考察のしようがないので(爆)まずは前走までの内容から
ざっと評価をしていきたいと思います。

アイウォントユー】牡2 (栗東) ダンスインザダーク×(ロドリゴデトリアーノ)
スローペースを好位で残って勝ちあがり。展開がハマった感が大きい印象。
前日に行われた荻Sに3.1秒遅れというのはさすがに厳しそう。→×

アーバンウィナー】牡2 (美浦) タヤスツヨシ×(トウショウボーイ)
札幌2歳Sではスローの前残り気味の展開を強引に差し込んで3着、
いちょうSでも流れの中でしっかり脚が使えており、能力は示したと言えそう。
馬体重が落ちていた点が気になりますが・・・ →△or○

オルレアンノオトメ】牝2 (美浦) チーフベアハート×(タヤスツヨシ)
かなり締まった流れを好位で追走して勝ち上がり。
この時期の牝馬にしては秀逸な内容なので今後が楽しみな1頭。
今回も展開次第で侮れない存在になるかもしれませんが乗り代わりが微妙。 →△or○

カットイッタウト】牡2 (栗東) ステイゴールド×(フォーティナイナー)
後方から脚が使えず中央で2連敗。前走のレベルは高過ぎた感がありますが
それでも上昇の手がかりはなさそう。 →×

ギュンター】牡2(美浦) スターオブコジーン×(マルゼンスキー)
新馬戦はスローの前残り。その後ペースアップに耐え切れず
失速続きというのは厳しい。 →×

サンディエゴシチー】牡2 (栗東) マンハッタンカフェ×(Rahy)
これまで無傷の3連勝。好位から安定して競馬が出来る強味がありますが
レースレベル的には高い内容を経験していない点に不安がありそう。
間隔が空いたことも含めて少し割り引いた方が良いかも。 →△or○

スペースアーク】牡2 (美浦) スペシャルウィーク×(Grand Lodge)
スローの前残り気味の札幌2歳Sで後方から前の馬の脚色に及ばず。
現時点で能力差を感じる内容という印象。 →×

ダイワアセット】牡2 (美浦) スペシャルウィーク×(タイキシャトル)
超絶スローペースの新馬戦を後方から強引に差し切り勝ち。
末脚がキレる点は高評価出来ますがペースが上がってどうかは不明。
ここが試金石になりそう。 →△

トーセンパーシモン】牡2 (美浦) バゴ×(ミスターシービー)
新馬戦では超スローペースを好位から抜け出して勝ちあがりましたが
いちょうSでは後方に置かれて末脚が伸ばせず大敗。
流れの違いに戸惑った面があるにしろ能力の限界が見えたかも。 →×

トーセンファントム】牡2 (栗東) ネオユニヴァース×(トニービン)
新馬戦は少し緩めのペースを好位からセンス良く抜け出して勝利、
続くいちょうSでは淡々としたペースを中段後方から鋭く抜け出して連勝。
いちょうSは前の馬の脚が鈍り過ぎな印象もありますが、
センスの良い走りが出来る点でバランスが良さそう。 →○

ニシノメイゲツ】牡2 (美浦) デュランダル×(Diesis)
先行、好位辺りから鋭く脚を伸ばして2連勝。
能力差を感じる内容なのでまだ底を見せていない印象です。
淡々とした流れの中でビュッと脚を伸ばせているので距離延長も
東京へのコース代わりも十分にこなせそう。 →○

ビービースカット】 牡2 (栗東) トーセンダンス×(キンググローリアス)
血統、戦績の印象以上に内容のあるレースをしており、侮れない1頭かも。
好位からそれなりにキレる脚が使えるので展開次第で上位に食い込める
力はありそうです。 →△or○

モズ】牡2 (栗東) スペシャルウィーク×(Storm Boot)
新馬戦、札幌2歳Sとスローペースで引っ張って1着、2着と好走。
最後に脚が止まっているだけに、ペースが上がったときに
どうなるかはかなり微妙かも。間が空いたことも含めて割引。 →×

ヤングアットハート】牡2 (美浦) フレンチデピュティ×(サンデーサイレンス)
過去3戦ともかなりのスローペースを前で安定した脚を使って上位入線。
前走で脚がキレ味を増してきたのは好感がもてますが、
まだ内容のあるレースをしていないので、本番はこれから。 →×or△

レッドスパークル】牡2 (栗東) ニューイングランド×(ヘクタープロテクター)
距離を延長して好位で競馬が出来るようになっています。
徐々に内容のあるレースが出来るようになってきている印象ですが
前走は回りの馬の脚が鈍り過ぎている点で相対的に微妙な雰囲気。 →△

レッドバリオス】牡2 (栗東) Dynaformer×(Seeking the Gold)
スローペースの割に前の馬の脚が止まったレースを後方から差し切って新馬勝ち。
末脚に威力がある点は評価出来ますが、道中に置かれ気味になった点や
回りの馬のレベルに疑問。まだ底を見せていないことに期待したいところかと。 →△

ローズキングダム】牡2 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
かなりのスローペースを前で押し切って新馬勝ち。
2着のヴィクトワールピサが次走であっさり圧勝している点で
この馬にも大きな期待がかけられますが、内容的には微妙なモノだっただけに
過大な信用は危険なニオイ。後半に緩まない中、キレのある脚を使えた点は高評価。
前半がもう少し厳しくなったときにどこまでやれるか・・・ △or○

マイルCS(各馬分析追加)  担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)の出走馬が発表になりました。

結局、キャプテントゥーレ、ヒカルオオゾラは出てきましたね(^^)
アドマイヤフジ、キンシャサノキセキ、タマモサポートの3頭が回避。
GⅠということで登録馬は本来ここを目標にしてきているはずなんですが残念です。

繰り上がった馬について見ておきたいと思います。

ストロングガルーダ】牡3 (美浦)ダンスインザダーク×(Kingmambo)
1着から18着までが1秒差の中におさまった大混戦の富士Sで0.3秒差の8着。
休み明けながら古馬の上位馬と内容的には差がないレースが出来たのは収穫でした。
クラシックには出れませんでしたが夏の間に連勝を飾り、秋に仕上がってくる
血統ということもあってこれからが楽しみな1頭です。
好位からスッと脚を伸ばせる馬ですが前走ではキレで見劣ってしまっていたので
叩いての良化がどれくらいあるか・・・。
脚質は今回の展開に合いそうなので、乗り代わった福永騎手の手腕に期待。

フィフスペトル】牡3 (美浦)キングカメハメハ×(Bahri)
減っていた馬体をしっかり戻して復帰した前走では好位から脚が伸ばし切れず
8着と中途半端な成績。キングカメハメハ産駒はいきなりよりも
叩いての良化が見込める血統のようなので今回はどこまで出来るか注目です。
かなり自在性のある脚質ですが、好位、中段くらいから末脚を使うのが
最も合いそうな感じ。朝日杯FSで2着に食い込んだときの鞍上、
ルメール騎手に戻って上手くタイミングを計ってくれば・・・

マイネルファルケ】牡4 (美浦)ムタファーウエク×(パークリージェント)
先行気味に行く脚質でダービー卿CTでの2着があります。
末脚にキレがあるタイプではないので東京よりも中山向き、
京都で前で粘り切るはかなり厳しいかもしれません。
今回は乗り代わって和田騎手がテン乗り。
暴走系の馬でも淡々と逃がすことが出来る騎手なので
今回はこの馬がペースを握るかもしれませんが、それほど速いペースを
作りそうな感じはないかも。

出走馬18頭中、2頭が外国馬、6頭が関東馬。
外国人騎手が5名、関東の騎手が7名・・・

関西で行われるGⅠなのに武豊騎手も安藤勝騎手の名前もないというのは
かなり違和感を感じてしまいます。

GⅠ馬が5頭(その内、海外馬が2頭)
GⅠ馬を除くと重賞勝ち馬が8頭ですがその内、古馬重賞勝ち馬は6頭。
古馬のマイル重賞に絞ると4頭ということになります。

まぁ・・・過去の実績から言えばそれなりのレベルの馬が
集まったはずなんですが、なぜかGⅠっぽい感じがしないのは
なぜでしょうね?(-_-;)

マイルCS(有力馬抽出)  担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)について見ていきたいと思います。

出走馬が確定するまではなんとも言えませんが・・・ハナを切るのは
どの馬になるのか、その時点からすでに微妙ですね(^^;
一応逃げた経験のある馬というと・・・

・ザレマ
・キャプテントゥーレ(出否未定)
・タマモサポート


この3頭になるわけですがどの馬も前半から飛ばしていくような馬ではないので
例年以上にゆったりした流れになってくるかもしれません。
レースレベルは・・・それほど高くなりそうもないかも?

消耗戦にもなりそうもなく・・・前が止まりにくい展開になるなら
好位からスッと脚を伸ばせる馬が有力になりそうな感じです。

ひとまず、ザクッと有力馬をピックアップしてみたいと思います。

脚質的に優位になりそうな馬
・ザレマ
・ヒカルオオゾラ
・アドマイヤフジ

脚質は優位になりそうだが不安点のある馬
・キャプテントゥーレ(キレ微妙)
・タマモサポート(キレ不足)
・トレノジュビリー(血統微妙)

脚質的には微妙だが能力面で期待出来そうな馬
・スズカコーズウェイ
・マルカシェンク
・カンパニー
・アブソリュート

京都外回りでは上がり3ハロンが0.1秒違うごとに約0.48馬身差縮まる計算。
前の馬の末脚が34秒台中盤になるならば、後方の馬は1秒速い脚を
使っても4コーナーで4~5馬身差にいないと届かないことになります。

隊列が長いままで直線に入ると先頭から後方まではおよそ8~10馬身差程度に
開くと考えられることから、後方一気で差し切るのはかなり難しいと思われます。

これまでの傾向で言えば

・前→前→後
・前→中→後
・前→後→後


といった感じで決まりそう・・・?

追記
え、アドマイヤフジ、ヒカルオオゾラ、タマモサポート回避!?\(◎o◎)/!
・・・ますますGⅠらしくない感じが・・・(爆)

マイルCS(展開分析)  担【けん♂】

マイルCSの行われる京都1600m(外回り)は向こう正面のポケットからのスタート。
まずは400mほど平坦な直線が続きます。
先行争いを兼ねてここでペースは速くなりがちな傾向ですが
今年の場合はあえて行きたい馬が見当たらないのが気になるところ。

内外の枠順に大きな差はありませんが外に逃げ馬が入るとハナの奪い合いで
一層ペースが上がってしまうことがありえます。
2ハロン目は10秒台になることが多いようです。
3ハロン目からは上り坂、勢いに任せてグングン行ってしまうと
かなりの消耗になり、後半が厳しくなります。
約4mの高低差がありますので、坂を上りきる辺りではかなりペースが落ちやすいですね。

ここからは下り坂。
それまでのペースの作り方にもよりますが、一気に加速してしまうと
最後まで息を入れられないペースになってしまうので
スタミナに自信がない馬は少しブレーキを踏みつつ坂の途中まで
下ってくることがあるようです。

下り終わるとカーブしながら最後の直線へ。
直線は平坦で約400m、内回りに比べて70mほど長いですが
阪神外回りよりは70m短く、先行、追い込み入り乱れての追い比べになりがち。
平坦なので先行して突き放しやすいコースではあるものの、
ちょっとでも脚が鈍ると後方からの差し馬が飛んでくる・・・
そんな微妙なコースと言えそうです。
4コーナーで縦長になるか、団子になるかはかなり大きく影響してくると考えられます。

マイルCS:4コーナーの位置取りと着順の関係
マイルCS位置

エリザベス女王杯で考察した京都2200mと同様、
先行馬と追い込み馬の両方が優位、という非常に困った数字の出方をしています。
2着、3着に関しては微妙に後方の馬が有利になっていますが
数字はかなりバラついており、一概に傾向が掴み切れない感じになっています。

これはつまり、レースの展開によって優位な馬が変わってくる
ということを意味しており、道中のペースや4コーナーでの隊列、
各馬の能力を見ていく必要がありそうです。

例年の結果を見てみると、前だけで決まったり、逆に後だけで決まることがあまりなく、
前が押し切る展開で3着に差し馬が突っ込む、とか
後方からの馬が突き抜ける結果になり先行馬が3着に残る・・・
というように前と後が入り混じる感じになりやすいようです。

基本的に前の馬が有利になりやすいのは4コーナーから直線の入り口で
加速しているパターン。

    後半3ハロン
07年 11.5-11.3-11.9
06年 11.6-11.2-12.4

スッと前で脚を伸ばしたダイワメジャーが連覇した07年、06年は
このタイプの代表的なレース。

逆に昨年のように直線入り口でペースが落ちている場合は

08年 11.4-11.6-11.7

ブルーメンブラットが4コーナーで10番手、スーパーホーネットは13番手から
突っ込んでくるという追い込み決着

先行馬の質がかなり大きく作用していることがわかります。
今年ははっきりした逃げ馬が見当たらないという点で
かなりの後傾ラップになりそうな見込み。
4コーナーで好位からスッと加速して来る馬がいれば
かなり有利になりそうな感じがします。