けいけん豊富な毎日

スプリンターズS(馬体重分析)  担【けん♂】

某報道ステーションという番組で温暖化対策として、ベルトコンベアーを
撤去
して台車を使って人力でモノを運ぶようにした和歌山県の工場の
紹介をしていましたが・・・

ちょっと考えてみても、人件費アップ、労働災害の発生の可能性アップ、
ベルトコンベアーを作っている会社の売り上げ低下→失業率アップ

などの悪影響があることが想像できます。
経費の増大は当然、モノの価格に影響するわけで・・競争力低下を生み、
結果として産業規模の低下など非常に危険な状態につながる可能性を
孕んでいます。

逆に技術の革新、効率化、などで排出量を減らす努力をすることは
技術大国としても技量(底力)アップにつながることもあるわけで
ピンチをチャンスに変える可能性を秘めているかもしれません。

要は方向性と方法論。
目的と手段を取り違えてしまうと、意味のない退行につながってしまうわけで
過敏に反応し過ぎてバカバカしい方向に行かないよう注意したいものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スプリンターズS(中山1200m)について見ていきたいと思います。

過去のスプリンターズSの上位馬の馬体重と実質斤量負担について
見てみると・・・

スプリンターズS:馬体重、斤量負担
スプリンターズ体重1

ざっと見て、馬格のある馬が上位に来ていることがわかります。
平均を取ってみると480kg以上となっており、
かなり偏っている印象。

実質斤量負担(斤量÷馬体重:%)で12%を超えているのは
・デュランダル(3回)
・アドマイヤマックス
・トロットスター


この3頭に限られており、かなり特殊な上位能力馬じゃないと
厳しいと考えられます。

ただ・・・短距離レースで活躍、GⅠに出走してくるような馬は
基本的に体が大きい傾向があるので、出走馬全体を見て
内容をチェックしてみると・・・

スプリンターズS:体重別実績
スプリンターズ体重2

たしかに複勝圏に入った頭数は馬格のある馬に偏っていますが
平均順位で見てみるとほとんど差がない感じ・・・

平均複勝率だとダントツで馬格のない馬が好走していることになりますが・・・
これは先ほどふれたとおり、特別な能力馬が数字を押し上げているわけで
それ以外の馬はかなり厳しい状況になっています。

明らかに480~499kg程度の馬は優位
500kgを超えると少しマイナス傾向・・・
480kgを切ってくるとガクッと数字が落ちていることから
やはりある程度の馬格は重要だと考えて良さそうです。

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スプリンターズS(展開分析) 担【けん♂】

スプリンターズSについて考えてみたいと思います。

舞台となる中山1200m(外回り)のスタートはおにぎり型の頂点部分。
そこからゆるーくカーブしながらの下り坂が約500m。
高低差は3m以上あるのでかなり急な坂と言えますね。

必然的に最初の3ハロンは非常に速くなります
過去のスプリンターズSの最初の3ハロンを見てみると
               3F計
01年 11.8-10.1-10.6 32.5
03年 11.9-10.3-11.1 33.3
04年 12.0-10.6-11.0 33.6 ※不良
05年 12.1-10.1-10.7 32.9
06年 12.0-10.1-10.7 32.8
07年 12.0-10.3-10.8 33.1 ※不良
08年 11.9-10.4-11.3 33.6

注:02年は新潟開催

基本的に33秒台前半から32秒台に突入するという凄まじいペース。
昨年は例外的に33.6と遅くなっていますが、これは積極的に
行きたい馬があまりいなかったためだと考えられ、
しっかりした逃げ馬がいるときにはやはり激流になりやすいと思われます。

ここから4コーナーに向かっていくわけですが・・・
ここからの展開が微妙。

    800m 1着→2着→3着
01年 11.2 10→ 1→ 3(番手) ※4コーナー位置取り
03年 11.3 14→ 2→13
04年 11.5  1→14→ 9
05年 11.1  3→14→12
06年 11.6  1→ 4→14
07年 11.1  1→ 3→ 2
08年 11.4  4→ 7→ 4

直線の手前部分(800m地点)のラップが11秒前半になると
基本的に隊列は長いままで直線に突入することになります。
この場合は先頭から後方までは10馬身以上の差になってしまうこともあり
完全に先行有利。後方から届くとすれば33秒を切るくらいの
爆発的な末脚が必要となります(デュランダル、アドマイヤマックスなど)

この地点が11秒台中後半程度に緩んでしまうと後方の馬が
ある程度前に詰めることが出来るので勝負は混戦になりやすいですね。
それでも先行有利の傾向自体は変わりませんが
隊列が短くなる分、ある程度後方からでも末脚があれば届くことがありえます。

もうひとつ、後方の馬が外を回して上がっていくために、
外に隊列が開きやすくなるので最後方を追走していた馬が
最内に突っ込んでショートカットをしてくることがあります。
(例:01年トロットスター、06年タガノバスティーユ)
この場合は例外的に33秒台後半の末脚の馬でも届くことがあります。
騎手の判断、馬群を割れる根性・・・このあたりが重要になりますね。

まとめ
・先行、好位追走馬で34秒台前半の末脚を使える馬は残りやすい。
・後方から届くには33秒を切るくらいの爆発的な末脚が必要→基本的に無理!
・ただし展開上内側がポッカリ空くようなことがあれば
 33秒台後半の末脚でも届く事がありえる。


基本的に先行馬が中心になりますが、ハイペースに強く、
坂でも脚が鈍らないことが条件

かなり能力の高い馬に限定されると言っていいと思います。

スプリンターズS(馬体について3)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について、第3弾です。

【グランプリエンゼル】
(函館SS)
グランプリエンゼル09函館SS
(キーンランドC)
グランプリエンゼル09キーンランド
(スプリンターズS)
グランプリエンゼル09スプリンターズ
光の加減もあって毛ツヤが微妙に見えますが、
全体的にぼんやりとしたシルエットで筋肉のメリハリに
不足感がありそうです。
筋肉量自体は落ちた感じではなさそうなので
大きな問題ではないと思いますが少し重いかも。
最後にビシッと追ってもらいたいですね。
出来はそれなりに維持程度・・・大きな上昇は期待しにくいかも。

【アーバニティ】
(高松宮記念)
アーバニティ09高松宮
(キーンランドC)※除外
アーバニティ09キーンランド
(スプリンターズS)
アーバニティ09スプリンターズ
相変らず立ち姿、筋肉のバランスなどが非常に美しい
シルエットになっています(^^)
休み明けの分、胸前の迫力が微妙に春ほどではないかも
しれませんが、出来はかなり良さそうです。
春は上位馬に完敗しているだけに出来は良くて
やっとスタートライン、どこまでやれるか・・・

【プレミアムボックス】
(シルクロードS)
プレミアムボックス09シルクロードS
(キーンランドC)
プレミアムボックス09キーンランド
(スプリンターズS)
プレミアムボックス09スプリンターズ
毛ツヤも良く、筋肉も充実、状態はかなり良さそうです。
お腹のポッテリ感が薄れて背中も落ちていません。
このところでは最も良い出来で出走出来るかもしれませんね(^^)
あとは適性と能力が・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【アルティマトゥーレ】
(アイビスSD)
アルティマトゥーレ09アイビス
(セントウルS)
アルティマトゥーレ09セントウル
(スプリンターズS)
アルティマトゥーレ09スプリンターズ
夏の疲れがどこまで・・と思っていましたが
馬体の状態はさらに上昇傾向の雰囲気。
上半身、下半身ともに筋肉に丸みとメリハリが
出てきており、腹回りの緩さも解消。
かなりの好馬体に仕上がってきた感じです(^^)
毛ツヤも良く、体調も問題なさそう。期待出来そうですね。

【キンシャサノキセキ】
(08スプリンターズS)
キンシャサノキセキ08スプリンターズS
(高松宮記念)
キンシャサノキセキ09高松宮
(スプリンターズS)
キンシャサノキセキ09スプリンターズ
間隔が空いてしまっていますが、毛ツヤも良く
体調面も問題なさそうですし、筋肉量もまったく
落ちていない雰囲気、状態はかなり良さそうです。
春の馬体も悪くなかっただけに、凡走の理由は
精神面にありそう・・・騎手が乗り代わって
リフレッシュなるか、注目したいと思います。

【マルカフェニックス】
(北九州記念)
マルカフェニックス09北九州記念
(セントウルS)
マルカフェニックス09セントウル
(スプリンターズS)
マルカフェニックス09スプリンターズ
胸前の筋肉の厚みがさらに増しており、
状態は上昇傾向という印象。
毛ツヤも良く、腹回りも細め感なくすっきりと
まとまっています。
少し下半身のバネがどうか、という気もしますが
全体的には良好な感じにまとまっており、
この馬なりの能力は十分に出せそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について1)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について
見ていきたいと思います。

【ビービーガルダン】
(高松宮記念)
ビービーガルダン09高松宮
(キーンランドC)
ビービーガルダン09キーンランド
(スプリンターズS)
ビービーガルダン09スプリンターズ
体型的に太くは見せない感じですが、今回は立ち姿の
バランスが良く、状態はかなり良さそうです。
下半身は丸みを帯びていてハリがありますし、
上半身も厚みが出て迫力を感じます。
精神的な問題が出なければ馬体の状態では上位争いが
十分に出来そうです。

【ローレルゲレイロ】
(高松宮記念)
ローレルゲレイロ09高松宮
(セントウルS)
ローレルゲレイロ09セントウル
(スプリンターズS)
ローレルゲレイロ09スプリンターズ
叩いた効果はあるようですね(^^)
上半身、下半身ともに実が入って前走時の細い感じが
解消されてきています。
逆に腹回りに少し緩みがある印象なので最後に
ビシッと追ってくればそれなりに仕上がってきそうです。
ただ絶頂時と思われる高松宮記念のときほどの
状態ではなさそうなのでどこまで回復してくるか・・・

【カノヤザクラ】
(北九州記念)
カノヤザクラ09北九州記念
(セントウルS)
カノヤザクラ09セントウル
(スプリンターズS)
カノヤザクラ09スプリンターズ
大目標のサマースプリントでピークを過ぎてしまったのか
今回は上半身、下半身ともにメリハリ不足で
筋肉も落ちてきてしまっているようです。
ひどい劣化ではないですが、上昇はなさそうなので
余力でどこまで・・・という感じかと。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(各馬分析2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。
回避などにより繰り上がりの馬が出てきたら改めて後ほど見る予定。

アーバニティ】牡 57.0kg(美浦) マンハッタンカフェ×(Affirmed)
春に中山1200mを連勝、勇躍高松宮記念に挑みましたが大敗を
喫してしまいました。あとで改めて見直しますが連勝の内容がGⅠレベルには
足りていなかったということだと考えられます。
舞台を中山に戻してどこまでやれるか、休み明けの分も含めて
能力、状態をチェックしてみたいところです。

グランプリエンゼル】牝3 53.0kg(栗東) アグネスデジタル×(サンデーサイレンス)
函館SSを制し、一躍短距離界で注目される存在になりましたが
キーンランドCでは好位からの脚が上位馬に見劣ってしまい完敗。
馬格のない馬なので斤量ハンデが減ってしまうのもマイナス材料になりそうです。
現時点では上位馬にはかなり足りない印象。

アイルラヴァゲイン】牡7 57.0kg(美浦) エルコンドルパサー×(Meadowlake)
07年のこのレースを不良馬場の中、3着。
速いペースでも前に行く力は維持出来ているようですが、
末脚が維持できなくなっており、大敗が続いています。
年齢的にもいきなりの復活は考えにくく厳しそうです。

サンダルフォン】牡6 57.0kg(栗東) サクラバクシンオー×(ジェイドロバリー)
安定して末脚を発揮出来る馬ですが、位置取りが後ろになるので
基本的に届きません(涙)コーナーで馬群が縮まるような展開になって
上手く押し上げられれば・・という条件はこのレースでは
かなり難しそうです。

トレノジュビリー】牡6 57.0kg(栗東) サクラバクシンオー×(ゴールデンフェザント)
速いペースで前が崩れ気味になったTV愛知を好位から差し切り勝ち。
前走では好位から少しコーナーで遅れ気味になって盛り返したものの
上位馬には完敗の内容・・・さらに前が止まらないレースになると
かなり厳しいと考えざるを得ないかと。

トーホウドルチェ】牝4 55.0kg(栗東) サウスヴィグラス×(ブライアンズタイム)
ダートの先行馬として頭角を現してきましたが、芝では未勝利。
前半のペースも遅く、芝のGⅠでどうこう出来る感じはなさそうです。

ヤマニンエマイユ】牝6 55.0kg(栗東) ホワイトマズル×(トニービン)
元々1200mで好走していた馬なので距離を戻すのは正解かもしれませんが
速いペースになると前半に置かれ気味になり、末脚の伸びも上位馬には
見劣ってしまうのでGⅠで好走を期待するのは酷かも。

カルナバリート】牡6 57.0kg(栗東) エルコンドルパサー×(Danzig Connection)
CBC賞で芝に挑戦しましたが、後方を追走してそのまま・・・大敗。
出てきても芝のGⅠでいきなり、と考える方が無謀。

スプリンターズS(各馬分析1)  担【けん♂】

さて、スプリンターズS・・・今年は凄いことになるかも、
という期待感があったレースですが、直前でスリープレスナイトが引退(涙)、
香港のセイクリッドキングダムもまたもや直前で来日中止・・・
ジョーカプチーノも参戦せず、ちょっと地味目なメンバーになってしまった感が
ありそうです。
アルティマトゥーレが短距離界の新たな中心になれるのかどうか、
ひとまず内容を見ていきたいと思います。

ローレルゲレイロ】牡5 57.0kg (栗東) キングヘイロー×(テンビー)
微妙な数字とはいえ休み明けに▲6kg・・・夏負けしてしまったのか
馬体の出来が良くなかった前走では末脚が極端に止まって大敗。
無理をさせなかったのかもしれませんが、叩いての復調を期待するには
少し状態が厳しいかもしれません。速いペースで先行して行ける馬なので
本来はかなり条件的には合うタイプになりそうです。
信頼はしにくいですが、復調すれば侮れない1頭。うーん・・・

ビービーガルダン】牡5 57.0kg(栗東) チーフベアハート×(Westminster)
昨年のこのレースで3着。高松宮記念では大凡走をしてしまいましたが
秋の復帰戦を圧勝で飾り、状態は良化しているようです。
昨年の上位馬が引退、低迷している点から見れば今年はチャンスかも。
仕上がりの状態をしっかり見ておきたいところです。

カノヤザクラ】牝5 55.0kg (栗東)サクラバクシンオー×(Woodman)
昨年と同様、夏の間に活躍して使い込んで・・このレースへ(爆)
サマーシリーズを目標にしているのでGⅠがオマケというのは
どうなんでしょうか?(^^;
今年はアイビスSDで連覇を達成してから徐々に成績を下げており、
状態がどこまで維持出来ているか・・・
小牧騎手は中山1200mでは騎乗回数自体も少ないですが
過去に3着以内ゼロ(涙)馬自身の適性はありそうですが不安材料が多そうです。

キンシャサノキセキ】牡6 57.0kg(美浦) Fuji Kiseki×(Pleasant Colony)
昨年のこのレースで2着。春は2戦して10着、10着と考えられない
大連敗を喫してしまい、復活があるのかどうか注目です。
休み明けに問題があるタイプではないのでぶっつけはあまり問題なさそうすが、
精神的な問題ならばいきなりの回復はどうか・・・

アルティマトゥーレ】牝5 55.0kg(美浦) フジキセキ×(トニービン)
成績の割に内容に不安があったため、この夏は評価を下げてみたわけですが
ことごとく想定を上回る好走を見せてくれました(爆)
前走では外枠からスッと前につけるスタートダッシュ能力、
速めのペースの中、前で脚を伸ばす高いスタミナとスピードの融合を見せて完勝。
今回の日本馬の中では総大将格になってきた感じです。
状態が維持出来ていれば、一気にGⅠ戴冠も期待出来そうですね。

マルカフェニックス】牡5 57.0kg(栗東) ダンスインザダーク×(Miswaki)
馬体の出来が良かった前走では中段後方から脚を伸ばして5着。
差して届かず、というSS系のパターンにモロにハマってしまった感じです。
以前は前でも競馬が出来ましたが、現状では中段、後方からになりがちで
このレースへの適性、という面ではマイナス。
能力、出来などは問題なさそうですが・・・届いても3着までかも。

プレミアムボックス】牡6 57.0kg(美浦) アドマイヤベガ×(ターゴワイス)
元々ある程度後ろからの脚質ですが、鮫島良騎手のときには特に
大きく後方に下げる傾向・・・CBC賞を制し、前走でも4着(繰り上がり)まで
突っ込んできているだけに侮れませんが、このレースへの適性ということを
考えると厳しい感じです。一時期の不調からは完全に脱出しているようですが
上位馬相手では少し不足がある印象。

続きます。

オールカマー(中山大王!)   担【けん♂】

こちらも秋のGⅠ戦線に向けて大事な一戦、好天に恵まれた中山競馬場で
オールカマーが行われました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲マツリダゴッホ   2.11.4  上がり34.1
2着◎ドリームジャーニー  2馬身
3着×シンゲン
4着○トウショウシロッコ

14△エイシンデピュティ
15×ダイシングロウ

※全着順は→ココ

このところスタートが悪く、後手を踏んで自分の競馬が出来なかった
マツリダゴッホですが、外枠から思い切って押して行って
ハナを奪って独走態勢!
今回は好位で、という指示をさらに上回る先行策・・・うーん
さすが横山典騎手(笑)思い切った競馬をしてきますね(^^;

休み明けのエイシンデピュティが2番手、トーセンキャプテンがそれに続き、
中段の内にシンゲン、その外にドリームジャーニー。
この条件で好成績を残してきているトウショウシロッコは
・・・後方集団の一角(爆)
さすがにの位置で上位馬を伺うのはどうでしょうか(^^;

12.5-11.5-12.4-12.3-12.3-12.2-12.1-12.0-11.3-11.2-11.6
前半1000m 61.0
後半1000m 58.2

淡々と緩まないペースで引っ張って、直線手前でグッと加速
後続を引き離しておいて独走態勢を作る・・・完璧な騎乗です。
中山で逃げるための理想的なラップ構成と言っていい感じですね(^^)
無論、それに応える能力が馬にある、というのが最大の条件ですが・・。

長期休養明けで+22kgとなったエイシンデピュティ
4コーナーで完全に失速。
ここを叩いて、というプランですから致し方なし・・・
出来自体はかなり良さそうだったので粘れるかと期待したんですが
さすがにきつかったようです(^^;

内側に閉じ込められる形になったシンゲンは馬群のわずかな
隙間を見つけてグイッと割り込むように前へ。
スムーズなコーナーリングとは言えませんでしたが
こうやって割って出てこれる根性があるならば隙がないですね。
藤田騎手の強気な騎乗とピッタリはまっている感じ。
苦手な小回りでも無視できない能力を見せてくれました。
これからが楽しみです(^^)

逆に馬格のなさから外を回さないとならないドリームジャーニー
今回は早めの押し上げで直線に入ってきましたが・・・
マツリダゴッホとの差は決定的。
内から抜けてきたシンゲンと馬体を合わせながら
かわさせないのが精一杯でした。
59kgを背負ってこの内容なら悲観する必要はないわけで
能力は見せた形だと思います。
・・・ただ天皇賞秋に向かうなら無印にする予定ですので
暮れの香港で頑張ってくれれば・・(^^;

完璧な内容で圧勝したマツリダゴッホ
自分でレースを作れるとなれば・・・まだまだ活躍が出来そうです。
さすが中山大王、有馬記念は射程におさめたかも?!(^^;

レース後のコメント
1着 マツリダゴッホ 横山典弘騎手
「ハナを切るかどうかも含めて、いろいろ考えていましたが、ヒラメキましたね
馬が行きたそうでしたからね。それにしてもこの馬場にしては遅いペースになりましたが、
リラックスして気分よく走っていました。中間あまりいい状態と思えなかったんですが、
よく立ち直ってくれました。やはり馬がよく知ってますよ。
勝負どころですっと上がって行きましたから。これまで鼻出血などの影響があったんですが、
やはりまともに走ったときは強いですね」


2着 ドリームジャーニー 池江泰寿調教師
「内容としては悪くないですね。いつもよりポジションを上げて競馬していましたが、
折り合っていたので収穫はありましたね。というより、気合不足だったのかもしれません。
気持ちで走る馬ですから……。でも、最後は33秒台の末脚を使ってくれましたからね。
次は重量が1キロ減りますしね。
一度使ったので、この後は微調整ということになると思います」


3着 シンゲン 藤田伸二騎手
「勝ち馬は確かに強かったけど、ウチのも随分と力をつけているし、
相手は中山巧者だからね。東京に舞台が変われば、ウチのだってそう簡単に負けないと思う。
テンションも問題なかったし、次につながるレースはできたと思う」


戸田博文調教師のコメント
「これだけのメンバーの中で走りとしては悪くなかったし、
悲観する内容ではなかったですね。ペースがゆったりしてしまい、
勝ち馬に勝って下さいという流れでしたからね。
この後、仕切り直して得意の東京で巻き返しを図りたいですね。
でも、中山はどうかという疑問からすれば、そんなに負けなかったわけですし、
よかったと思います。ゴール板をすぎてから、また伸びるような格好でしたから。
やはり東京の広いコースで思いっきり走らせてあげたいです」


6着 ダンスアジョイ 蛯名正義騎手
「今日はペースも遅かったし、自分から動くタイプじゃないから仕方ないね。
展開が変われば、また違う結果になると思う」


10着 マイネルチャールズ 松岡正海騎手
「出遅れがすべてでした」

神戸新聞杯回顧   担【けん♂】

菊花賞に向けての大事な一戦、神戸新聞杯が終わりました。
春の実績馬の始動はどうだったのでしょうか・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着 イコピコ      2.24.2  33.7 レコード
2着 リーチザクラウン    2馬身
3着▲セイウンワンダー
4着◎アンライバルド

6着×トモロポケット
9着○アプレザンレーヴ
11△アントニオバローズ
13×トップオーン

※全着順は→ココ

外枠からジリッと押して行ってリーチザクラウンが
ハナを奪っていきました。

12.6-10.8-12.1-12.5-12.3-12.2-12.7-12.4-12.1-11.3-11.5-11.7
前半1000m 60.3
中盤 400m 24.9
後半1000m 59.0

ペースはほぼ想定どおり。
前半を淡々と流して中盤に緩むところを作り、後傾ラップへ。
武豊騎手の先を見据えたペース配分プランが見えるラップ構成です。

競馬場到着時に暴れてしまったというリーチザクラウン
▲18kgでの出走。
調整にミスがあったわけではなく、当日の環境変化が理由だと
説明がありましたが・・・元から少し減っている感じだったのでは
ないでしょうか。叩いて良化を望みたいところですが
今回の消耗が調整にどう影響するかが気になるところです。

トモロポケットが2番手の内、トップカミング、レッドシャガーラなどが続き、
セイウンワンダーが好位につける競馬。これも適性を試す騎乗ですね。
アプレザンレーブ、アンライバルド、アントニオバローズが中段前、
そこから少し間が空いて後方集団の先頭にイコピコ。
シェーンヴァルト、トライアンフマーチは後方を追走という形になりました。

大きく目立ったのはアンライバルドの引っ掛かりぶり(涙)
岩田騎手がガッチリと手綱を引きっぱなし、完全に折り合いを欠いて
しまっていました。うーん、これでは体力がもつはずもなし・・・
休み明けの3歳戦の怖さが思いっ切り出てしまいました(T_T)

後傾ラップになると基本的に先行有利となる阪神2400m、
先頭のリーチザクラウンが粘り、セイウンワンダーがそれに続いて
直線の内を追いかけて行きます。

気合を入れてアンライバルドが捲くり上げながら直線に入ってきましたが
皐月賞の時と違い、脚が止まってしまいイマイチ伸び切れません・・・
というか前半の消耗が堪えてしまいましたね。
今回の競馬で伸びるようならそれこそ化け物です(爆)
届かずの4着に終わったとはいえ、能力の面ではまったく
悲観することはなしだと思います。
精神的な部分の解消が出来るかというのは難しいですが、
距離が伸びて折り合えたら・・・大復活があっても驚けません。

脚が止まったアンライバルドを尻目に外から凄い脚で伸びて行ったのが
・・・イコピコ?!
たしかにプリンシパルSでは後方から凄い脚で伸びていた馬ですが
同様の内容だったヒカルマイステージがセントライト記念で完敗、
うーん、そこまで評価する材料が私には見つけられませんでした(節穴:涙)

結局、イコピコがレコードでの圧勝。
粘ったリーチザクラウンが2着、順調に回復できれば次は上昇がありそうです。
セイウンワンダーは届かず3着。うーん、調整の遅れがあったとはいえ
前をとらえ切れなかった時点で少しこの距離での限界が見えてしまったかも・・。

★レース後のコメント
1着 イコピコ 四位洋文騎手
「前半から前が飛ばしてくれて、中団でうまく折り合えました。
手応えもよくて、直線でどこに出そうかと考えるほどの手応えで、
前に強い馬がいっぱいいたのですが、勝ててよかったです。
瞬発力は相当なものがあります。菊花賞では折り合いがカギになると思います」


2着 リーチザクラウン 武豊騎手
「折り合いは今までになくつきましたし、秋初戦としてはよかったですね。
一瞬突き放して、押し切れるかと思いましたが、外枠というのもありましたからね。
折り合いは大丈夫でした」


橋口弘次郎調教師のコメント
「こっちに来てから久々でちょっとイレ込んでいたようです。
それでマイナス体重になっていたようですね。
次は2回目で10キロ以上増やして出せると思います。本番で巻き返しますよ」


3着 セイウンワンダー 福永祐一騎手
「位置取りはスタート次第で、と考えていました。折り合いはついたし、
いいリズムで走れました。つかまえられなかったのは休み明けの分でしょう。
力のあるところは見せてくれましたね」


4着 アンライバルド 岩田康誠騎手
「ハミを噛みっぱなしでした。りきんで走っていました。伸びてはいるんですが、
折り合いがつかなかった分、いつものキレがありませんでした」


5着 トップカミング 幸英明騎手
「意識的に前で競馬をしましたが、直線を向いてから少し挟まれて頭が上がってしまいました。
でも、また前が開いてからは伸びていますし、坂も距離も大丈夫でした」


7着 シェーンヴァルト 秋山真一郎騎手
「持っていかれる感じではありませんが、ハミを強く噛んでいるので、
追い出そうとするともう反応がありませんでした」


9着 アプレザンレーヴ 内田博幸騎手
「まだ重いですね。大きな馬なので、使ってよくなると思います」

10着 トライアンフマーチ 武幸四郎騎手
「勝った馬のすぐ後ろにいたのに伸びませんでした。久々のせいなのか、
力が入りすぎていたようです」


11着 アントニオバローズ 角田晃一騎手
「4コーナーからジワッと行こうと思いましたが、スーッと上がって行けませんでした。
歩様は大丈夫でしたが……」

スプリンターズS(外国馬について)  担【けん♂】

スプリンターズS直前ですが、突然スリープレスナイトの引退
発表となってしまいました(>_<)

現在の日本短距離馬界ではかなり抜けて最強、という評価だったわけで
今回のスプリンターズSでも間違いなく◎を打つ予定だったんですが・・・
セイクリッドキングダムが回避してしまいましたし・・・)
本当に残念です。

それでもサンアディユ、アストンマーチャンなどが子供を残すことなく
他界してしまったことを考えると、産駒に母の思いを託せるだけ
まだよかったのかもしれませんね。

未来の競馬界を背負って立つような子供を期待したいと思います。
本当にお疲れ様でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スプリンターズSに出走する予定の日本馬については
来週また改めて見ていきたいと思いますが、一足先に外国馬について
少し見ておきたいと思います。

シーニックブラスト】せ5 Scenic×(Delgado)

19戦8勝、GⅠ3勝の豪州馬。
豪州の年度代表馬に輝いた馬で、この夏には欧州遠征もこなしています。
国際レーティングは122、現時点での国際的な評価では
短距離のカテゴリーでセイクリッドキングダムと並んで世界最強、という数字に
なっています。

現時点での短距離界は残念ながら日本よりも豪州、香港の方がレベルが高い
というのはおそらく客観的な事実だと思います。
もちろん、スリープレスナイトやサンアディユなどのズバ抜けて強い馬ならば
互角に戦えるんじゃないか、という気持ちはありますが
逆に言えば、日本の重賞馬クラスではかなり厳しいという裏返しでもあるわけで・・・

客観的な数字や評価で考えると、今回来日したシーニックブラストも相当強い、
と見て良さそうなわけですが・・・果たしてどうなんでしょうか?

ひとまず今度は不安点についてふれてみたいと思います。

・GⅠ3勝は全て直線競馬(右回りの経験ゼロ)
・後方から追い込む脚質
・騎手が乗り代わって初騎乗になる
・今回騎乗予定のザーラ騎手は日本での騎乗経験がゼロ
・欧州系のノーザンダンサー血統


脚質が大きく影響していると思いますが、近走であげたGⅠでの勝利は
全て直線競馬
でのもの。
コーナーのある競馬場でも結果は出していますが、
全て左周りで、時計も重い芝が影響してか1200mでも
1分11秒を超えるようなレースばかり・・・
コーナーのある重賞レースでは55.5kgとハンデをもらった
GⅢの1勝があるだけというのは実績的に不足感もあるわけで
トリッキーな中山コースに対応出来るかにはかなり不安があるのでは
ないでしょうか。

乗り慣れた主戦騎手ではなく、乗り代わりになるだけでも
不安がありそうですが、その上ザーラ騎手日本の競馬場での
騎乗経験がなく
、中山という特殊な構造の競馬場でいきなり
結果を出せというのは酷だと思われます。
少なくとも普段のシーニックブラストらしい、後方からの競馬
踏襲してくるようなら・・・大きな隙がありそうですね。

父のシーニックはサドラーズウェルズの産駒。
シーニックの産駒は日本でも3頭が走っていますが、これまでに勝ち星はなく
・芝(0-1-0-16)
・D(0-0-1-19)

という成績。無論、レベルの差があるので参考程度ですが
日本の馬場への適性、という点でも不安があるかもしれません。

父父サドラーズウェルズの産駒、という括りでみると
日本で重賞を勝った馬はこれまでに33頭。
最も短い距離(重賞)に適応したと考えられるのが・・・
・ローエングリン→読売MC
・アサクサデンエン→京王杯SC、安田記念

辺りでしょうか。この2頭にはシングスピール産駒という共通点があります。

そもそもサドラーズウェルズを経由した欧州血統の馬は
日本への適性に疑問があり、限られた馬しか適応出来ていない印象。
同じノーザンダンサー系でも北米のデピュティミニスターを経由した
フレンチデピュティやその産駒のクロフネなどと違い、
スプリント路線での活躍馬をまったくと言っていいほど
出してきていません。

シーニックブラストの持ち時計は
・1200m(直線) 1.08.7
・1200m(左回) 1.10.5


もちろん、芝や競馬場の差もあるので単純比較は出来ませんが
極限のスピードを問われるスプリンターズSに対する適性という面では
かなり不安がある、と考えられそうです。

今回の外国馬は恐れるに足らずかも?!
日本馬の奮起に期待したいですね(^^)g

※ちなみに・・・残念ながらまたもや直前で来日が中止になった
 セイクリッドキングダムの持ち時計は
 ・1200m(右回) 1.07.5(レコード)
 芝が重く時計が出にくい香港でこの時計は驚異的\(◎o◎)/!
 この馬が来なくて良かった・・と日本の競馬関係者は
 胸をなでおろしているかもしれませんね(笑)

オールカマー最終予想  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)についてもまとめていきたいと思います。

1番人気が予想されるドリームジャーニーは脚質から言えば
このレースに対する適性が高く、スムーズに押し上げられたら圧勝まで
十分にありそうです。
ただし、池添騎手は中山での仕掛けどころに不安があり、
詰めの甘さが出てしまう可能性もあるわけで、その隙を突ける馬は
どの馬なのか
、というのがポイントになりそうです。

出走枠順
オールカマー出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
出走表チェック→ココ

マンハッタンスカイ、ダイシングロウなどが前に行きそうです。
今回は好位で、と指示が出ているマツリダゴッホはよりもよって大外(爆)、
内で包まれるよりはマシかもしれませんが、このところのスタートの悪さを
改善できているか不安があるかもしれません。

ドリームジャーニーの追撃を凌げるとしたら・・・
相手は位置取りが前の馬に限られてきそう。
先行、好位の馬+ドリームジャーニー、という形で馬券を狙って
みたいと考えています。

今回の予想
◎ドリームジャーニー
○トウショウシロッコ
▲マツリダゴッホ
△エイシンデピュティ
×ダイシングロウ
×シンゲン

現状の充実度を考えるとドリームジャーニーの優位は動かない感じ・・・
馬体の出来も素晴らしく、GⅠ馬の格を見せるレースが出来そうかと。
死角は仕掛けどころ、敵は自分という感じでしょうか。

トウショウシロッコも馬体の出来が非常に良く見えました。
この条件への適性が高く、安定して力が出せるのがウリ、
1つでも順位が上になるよう頑張ってもらいたいものです。

マツリダゴッホは馬体の出来も良く、以前のようなレース運びが
出来れば圧勝してもおかしくありません。
今回も外枠からになったのでスタートが最も重要、
今度こそ好位で競馬をしてもらいたいものですね。

エイシンデピュティは・・・おそらく様子見のレースになりそう。
休み明けにしては馬体の出来が良さそうに見えたので
前に行ける脚質と基本能力の高さでどこまでやれるか注目です。
無事に復活にしてもらいたいですね。

ダイシングロウは後藤騎手を擁して気合が入っている様子。
近走の実績からすると上位馬相手では不足がありそうですが
出来は上昇中の雰囲気・・・上手く前で競馬が出来れば・・・

シンゲンは状態も良さそうですし、一発があっても驚けませんが
脚質も血統も中山向きとは思えず、どこまで届くかという感じでしょうか。
ドリームジャーニーが突き抜けるような前崩れの展開になれば
この馬も合わせ技1本が?!

先に繋がる内容にも期待したいですが、このレース自体は
どちらかというと中山適性が問われると考えられます。
騎手の腕、脚質、能力・・・上手く噛み合うのはどの馬か、
注目ですね(^^)

神戸新聞杯最終予想  担【けん♂】

うーん、1週間に2つの重賞を手がけるのは少し無理がある感じですね(^^;
ちょっと煮詰めたりない感じが満載です。
・・・煮詰めた効果があるかはわかりませんが(笑)

ひとまず神戸新聞杯(阪神2400m)についてまとめていきたいと思います。

枠順から先行して行きそうなのは1枠1番のトモロポケット、
それに外からリーチザクラウン、レッドシャガーラが寄せて行く、という
感じになりそうです。

とにかく気性が心配なリーチザクラウンは外からソロッと出た方がいいのか、
それとも外から押して行ったらかえって引っ掛かるのか・・・
この辺りは馬の状態と武豊騎手の手腕にかかっている感じ。
距離が長いですからスタートからガンガン行くことはないでしょうし、
上手くペースを握る位置を取れると思いたいところです。

出走枠順
神戸新聞杯出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析→ココ
有力馬抽出→ココ

それほど速いペースではなく、08年よりもちょっと締まった
1000mを60秒ちょいくらいのペースで前半を通過、
先を見据えるなら道中でためる競馬も試したいはずなので
中盤に少しペースを緩める感じ・・・12秒後半程度のラップを並べて
後半にペースを徐々に上げて行く展開。

全体的には07年型に近い感じでしょうか(ココ参照
隊列は長いままで直線に突入、ある程度前が有利なレースになりそうです。
差して来れるのは緩まないペースで押し上げなら末脚が伸ばせる馬
コーナーでは中段より前につけておきたい感じです。

今回の予想
◎アンライバルド
○アプレザンレーヴ
▲セイウンワンダー
△アントニオバローズ
×トモロポケット
×トップゾーン

捲くり上げながら脚を使う、というのはアンライバルドが皐月賞で見せた
能力にピッタリはまる感じです。阪神を得意とする岩田騎手なら
それほど無茶な位置で競馬はしないと思われますし、
4コーナーでしっかり届く位置に押し上げてくればあとは能力で・・・

アプレザンレーヴは少し反応が遅いので阪神の場合は仕掛け損ないが
怖いですが、エンジンがかかってしまえば伸び脚は相当な威力。
馬体の出来も良さそうに見えたので春より一段レベルアップした
姿を見せてもらいたいものです。

セイウンワンダーは休み明けに体重の変動が大きい傾向があり、
突然崩れることがあるのが怖い馬ですが、思ったよりも馬体の出来が良く見えました。
皐月賞では後方からになり、伸び脚で上位馬に劣ってしまいましたが
本来は好位から内でも外でも抜けてこれる脚質、今回は外から押し上げて行く馬に
ついて前に行ってくれれば・・・

アントニオバローズは先行気味に行ける馬ですが、最後の末脚が鈍いのが難点。
脚が止まるわけではないですが、伸び脚に不足がありそうです。
今回は展開的に前である程度脚が維持出来れば脚質的には
有利になってくると考えられ、出来自体は良さそうなので
どこまで粘れるか楽しみです。

トモロポケットはこの時期に良化が進むジャングルポケット産駒らしい
軌跡を辿っている印象。格、実績ともに足りていませんが
先行気味に行って脚を伸ばせる馬なので展開がハマれば・・と穴期待。
距離が伸びるのは血統的に合いそうです。

トップゾーンは逆に前が止まったときの期待馬。
休み明けの馬も多いレースなので前で息切れする馬が出てくるようなら
末脚のキレで飛び込んでくる可能性があるかもしれません。

基本的には上位馬が強いレース。
春の実績馬を上がり馬が追い越すのはかなり難しい
考えて良さそうです。
ただし、ローズSでジェルミナルが凡走したように、休養明けで
調整に失敗
すれば自ら脱落してしまうこともあるわけで
その意味では難しいレースとも言えそう・・・当日の気配にも
要注意になりそうですね(^^)

運転免許とSDカード   担【けん♂】

昨日は相方の免許の更新のため、門真の自動車試験場まで
行ってきました。

最寄りの警察に行っても出来るんですが、やはり即日発行の方が
気分がいいし、楽ですよね(^^)

近畿自動車道の下を北に向かって、ひょいっと曲がれば到着・・・のはずですが
この曲がるポイントが毎回わからなくて苦労するので
今回は地図をプリントアウトして用意万端で出発。
(いまどきカーナビがついてないのは秘密です:笑)

気持よく車を走らせていたわけですが、そろそろかと思って見渡しても
どうにも地図にある曲がるところが見つからない・・・(>_<)

そのうち・・・あれ?なんかまた行き過ぎてない?

うーん、やはりダメでした(爆)
どっかで一旦もう一本外の道路に出ておく必要があったようです。
なんでこんな難しい構造になっているのかと・・・

それでも今回は行き過ぎたポイントはわかったので
少し遠回りになったもののなんとか無事に到着
締切10分前でしたけど(笑)

相方は今回とうとうゴールドカードになりました(^^)g
講習も30分と楽ちん♪私は外で暇つぶしをして待っていたわけですが・・・
ぞろぞろと講習を終えた人の波が行き過ぎてもなかなか相方が出てきません。

あれ?どうしたんだろう・・・と出口近くに戻ってみると

SDカード申し込み所

があり、なにやら怪訝な顔をしながら行列に並ぼうとしていました。
どうやら登録しなきゃいけないと思ってしまったようです。

おいおいそれは関係ないよ、と耳打ちして出てきたわけですが
私も実はSDカード(セーフティドライバーズカード)なるものを
今回初めて知りました(^^;

要は無事故無違反であることを証明するものらしいですね。
ついでに安全運転に対する一種の特典制度もあるようで
割引される優遇店もあるとのこと。

・・・とはいえ、割引される店舗のリストを眺めてみても
個人的に利用しそうなお店が皆無(爆)
これは・・・意味がない感じです。

唯一目に止まったのは「ロッテリア
SDカードを提示するとドリンクが100円になるそうです。
・・・っていらね~(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵
ロッテリアでSDカード出してドリンクちょうだいって・・・
使っている人っているんですかね?(^^;
うーん、微妙過ぎ!(笑)

ちなみに・・・よく勧誘で使われるセリフらしいですが
交通事故の裁判などの際にSDカードがあれば無事故、無違反の証明となり
 弁護側に有利になる


というのはだそうです。
前歴などについては検察側が事前に調べてあるのでまったく関係ないとのこと。

まぁこういうカードを作っている時点でおおよそ想像出来ることですが
この管理をしている施設の役員は警察庁、自治省、財務省のOBで占められており、
発行手数料収入(約54億円)の大半(33億円)は役職員給与として
使われているわけで・・・見事な「天下り商売」となっているそうです。

安全運転者を優遇する、という社会的な意味は評価出来ますが
実際には私のように知らない人もいるわけで、認知度を高める
活動をしているとは思えません(私が無知なだけ?^^;)
きちっと運用すれば良い制度になっていきそうな気もするんですけどね・・・
利権を得るために使われているんじゃ泣けてきます(>_<)

さぁ今度行く時は迷わないようにしなくっちゃ・・・って何年後?!(爆)

オールカマー(出走表チェック)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)の出走馬が発表になりました。

コスモプラチナ、ドリームフライトが回避となりましたが
大きな影響はなさそうです(先行争いが軟化?)

休み明けのエイシンデピュティには以前に騎乗していた田中勝騎手
関東のレースですし不思議はないですが、アンライバルドに岩田騎手を
取られたのは仕方ないにしろ、アプレザンレーヴに内田博騎手を
奪われた?
のはGⅠ馬としてどうなんでしょうね・・(爆)
陣営の本気度が薄い、と見てもいいかもしれません。
(田中勝騎手でエプソムCを勝っているので問題はありません^^)

トーセンキャプテン、ハイアーゲームも藤岡佑騎手
トップゾーンに譲った形。まぁこれも関東のレースですから・・・?

スノークラッシャーの主戦の松岡騎手はマイネルチャールズを選択、
前走でダイワワイルドボアに騎乗していた後藤騎手はダイシングロウに
テン乗りとなっています。
関東のトップクラスの騎手を確保して臨んでいる点で
ダイシングロウは色気をもって出てきているかもしれませんね(^^;
(厩舎の力関係もありそうですが:爆)

マンハッタンスカイも柴田善騎手に乗り代わり。
関東では期待できる騎手ですのでやる気を感じますが、
過去3回の騎乗では結果を一回も出していないのが気になるところ。

マツリダゴッホは変わらず横山典騎手
この馬の力を引き出した騎手ですので問題ないと思いますが
前走のような極端な競馬もしてくる騎手なので
怖い面がありますね(^^;
今回は好位から早めに仕掛けて、という指示が出ているようなので
無茶はしてこないと思いますが・・・。

トウショウシロッコは吉田豊騎手に戻りました。
乗り慣れた騎手に戻るのは良さそうです。
前走の木幡騎手は結果を出していないように見えますが
実質的に大きく負けているわけではないですし、
新潟では今後も注意したい騎手だと思います。

シンゲンの藤田騎手、ドリームジャーニーの池添騎手
もちろんそのまま・・・
池添騎手の中山での重賞勝ちというとデュランダルで強引に差し切った
スプリンターズSだけ
なんですよね・・・うーん。

オールカマー(馬体について2)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走馬の馬体について、第2弾です。

【シンゲン】
(エプソムC)
シンゲン09エプソム
(オールカマー)
シンゲン09オールカマー
腹回りは薄く仕上がってきていますし、前後の筋肉も
充実傾向。グッと迫力が増してきており、状態はかなり
良さそうです。出来は前走以上、力は十分に出せそうなので
あとは展開が合うのかどうか・・・。

【マイネルチャールズ】
(08菊花賞)
マイネルチャールズ08菊花賞
(函館記念)
マイネルチャールズ09函館記念
(オールカマー)
マイネルチャールズ09オールカマー
かなり太めで帰ってきた前走からは絞れてきており、
スッキリしてきましたが、全体的な雰囲気は以前のような
滑らかさを取り戻してはいない印象。
まだ良化の余地がありそうなので今後に期待したいですが
今の状態で上位馬に対抗できるほどの迫力は感じません。

【トーセンキャプテン】
(08毎日王冠)
トーセンキャプテン08毎日王冠
(オールカマー)
トーセンキャプテン09オールカマー
良い時の写真がないので(爆)比較できませんが
全体的に肉が垂れた皮膚感で状態が良さそうには思えません。
こういう体型なのかもしれませんが・・・骨格がしっかり
している分、まだ良化の余地があるんじゃないかと。

【トウショウシロッコ】
(中山記念)
トウショウシロッコ09中山記念
(新潟記念)
トウショウシロッコ09新潟記念
(オールカマー)
トウショウシロッコ09オールカマー
おおよそ下半身の肉付きで状態が分かる馬。
筋肉が落ちて見える時は走りません(^^;
充実しているからといって期待し過ぎるのは危険ですが
今回は前走よりもさらに良化傾向。
少し重いくらいに肉がついてきており、迫力のある
馬体に仕上がってきています。
見た目どおり走るなら上位争いも可能かも。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

オールカマー(馬体について1)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走馬の馬体について見ておきたいと思います。

【ドリームジャーニー】
(天皇賞春)
ドリームジャーニー09天皇賞春
(宝塚記念)
ドリームジャーニー09宝塚
(オールカマー)
ドリームジャーニー09オールカマー
完全に仕上がって見えた宝塚記念時の馬体。
今回もほぼ状態は維持出来ているようです。
先を見据えて少し腹回りに余裕がありますが、
太いという範囲ではなく十分に走れる状態だと思います。
毛ツヤもピカピカ、体調も良さそうですし、
風格を感じます(^^)

【マツリダゴッホ】
(大阪杯)
マツリダゴッホ09大阪杯
(札幌記念)
マツリダゴッホ09札幌記念
(オールカマー)
マツリダゴッホ09オールカマー
復帰時よりも下半身が充実傾向。
減った馬体を増やしつつ、徐々に良化してきている印象です。
上半身もグッと実が入って迫力が出てきており、
馬体の雰囲気だけで見れば復活があっても全然おかしくない感じ。
精神的な問題さえ解決できれば期待出来そうです。

【エイシンデピュティ】
(08宝塚記念)
エイシンデピュティ08宝塚
(08有馬記念)※出走取り消し
エイシンデピュティ08有馬
(オールカマー)
エイシンデピュティ09オールカマー
この時期はいつも毛ツヤがピカピカ。
長期休養明けとは思えないほど充実した好馬体に仕上がって
来ている様子・・・少し腹回りがポッテリとしていますので
今回は様子見で走ったとしても今後に復活がありそうですね。
腿の筋肉も引き締まって上に上がっていますし、
目の周りの黒ずみは元々のものなので気にしなくて良さそうです。
いきなり走れてもおかしくない雰囲気なので侮れません。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

オールカマー(各馬分析2)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

トウショウシロッコ】牡6 57.0kg (美浦) アドマイヤベガ×(ニッポーテイオー)
昨年のこのレースで3着、年明けのAJCCでも3着・・・この条件に対する
適性はかなり高い馬ですね。冬場に絞れなかった馬体を大幅に絞って夏に復帰、
前走のような決め脚勝負では分が悪いものの、12着とはいえ勝ち馬と
0.4秒差
なら十分に戦えている範囲だと思います。
勝ち切る力には不足がありそうですがヒモ候補で押さえたい1頭。

ドリームジャーニー】牡5 59.0kg (栗東) ステイゴールド×(メジロマックイーン)
能力的には今回のメンバーでは断然
ステイゴールド産駒の上位馬は斤量に対する耐性が高く、通常なら危険水域の
実質斤量負担(斤量÷体重)13%を超えても対応してきますが
今回は14%オーバーになるかも・・うーん。
一番大きな不安は池添騎手の中山での騎乗内容。
関西ではコーナーでグーッと押し上げる騎乗が出来る騎手ですが
関東ではなぜかため過ぎてしまいがち
中山記念では2着に食い込んだものの、本来はあっさり勝ってもいい
能力なので、今回も仕掛けどころ次第という感じになりそうです。
タイミングがハマればまったく問題なく圧勝まで。

ドリームフライト】牡5 57.0kg (栗東) フサイチソニック×(リアルシャダイ)
先行、好位で行ける脚質ですが、極端に脚が止まるようになって
しまっており、いきなりの復活は難しそうです。
能力的にも重賞で上位馬相手にどうこう出来る感じはなさそうかと。

トーセンキャプテン】牡5 57.0kg (栗東) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
前走でようやくこの馬らしい能力の一端を見せてくれました。
一線級相手では足りない馬ですが、展開が緩ければ重賞でも
ある程度好走が期待出来る馬だと思います。
血統的には中山は苦手とする傾向が出ていますので
今回は微妙ですが、好位で競馬が出来れば・・・

ハイアーゲーム】牡8 57.0kg (美浦) サンデーサイレンス×(Law Society)
屈腱炎前の06年にAJCC3着がありますが、近走では
後方から押し上げることも出来ずに大敗連敗・・・。
前でも後ろでも末脚のキレで上位馬に差をつけられているだけに
状況が好転しそうな材料に欠ける感じです・・。

マイネルチャールズ】牡4 57.0kg (美浦) ブライアンズタイム×(Zabeel)
長期休養明けの函館記念では好位で脚が止まり大敗。
体重が+14kgと増えており、成長分を期待出来そうではありますが
「調子は上がっているものの、弥生賞の頃ほどではない
という陣営のコメントが出ており、話どおりなら古馬の重賞級相手では
対抗するのは難しそうです。

マツリダゴッホ】牡6 58.0kg (美浦) サンデーサイレンス×(Bel Bolide)
復帰戦となった札幌記念では後方からの競馬になり、
コーナーで早めに捲くり上げていたものの・・・まったく伸びず終い。
本来のスタイルの競馬に戻ればここでは能力、実績上位
復活に期待したいところです。
昨年よりも斤量が軽くなった、というのは結果が出せてないことの裏返し、
陣営の気持ちも複雑だと思います(爆)

マンハッタンスカイ】牡5 57.0kg (栗東) マンハッタンカフェ×(Go for Gin)
相当タフな能力のある先行馬ですが、このシーズンはどこか
調子を崩しているようで本来の力を出せていない印象。
08年は15走、今年もすでに12走(爆)をこなしているので
たまった消耗が抜けていないのかも・・・末脚のキレがなくなって
前で粘れないのなら上位馬相手では厳しそうです。

オールカマー(各馬分析1)  担【けん♂】

オールカマー(中山2200m)出走予定馬についても
一通り見ておきたいと思います。・・・うーん、間に合うか?(^^;

エイシンデピュティ】牡7 58.0kg (栗東) フレンチデピュティ×(Woodman)
脚部不安は解消されたようです。まずは無事に復帰してくれて良かったですね(^^)
先行脚質なので血統的に微妙な中山でも十分に期待できますが
今回はあくまで叩き台、次のレースを見据えてということに
なりそうなので強くは推しにくい感じです。能力、適性は上位。

グラスボンバー】牡9 57.0kg (美浦) Machiavellian×(Nureyev)
05年のこのレースで2着がありますが、当時よりも位置取りが
後ろになってきており、対応出来るかはかなり不安。
決め脚はそれなりに維持出来ていますが、上位馬相手では・・・

コスモプラチナ】牝6 55.0kg (栗東) ステイゴールド×(グルームダンサー)
小倉記念で心房細動を発症した影響からか、前走でも最後は手応えを
なくしてしまいました。ある程度ペースを落として行けるようになった分、
最後の脚が残りやすくなりましたが、中1週で調子が戻るとは考えにくいかと。

シンゲン】牡6 57.0kg (美浦) ホワイトマズル×(サンデーサイレンス)
体質が強化されたことで、以前とは別馬と考えた方が良さそうです。
中段から伸びのある脚を使える期待馬ですが、好結果を出している
競馬場は東京と新潟に極端に偏っており、中山適性には不安がありそうです。
血統的にもホワイトマズル産駒は中山と中京の成績が極端に悪く、
余程位置取りがハマらないと厳しいかも。能力、勢いは侮れませんが・・・

スノークラッシャー】牡4 57.0kg (美浦) サッカーボーイ×(リヴリア)
実質的には1000万下で勝ち負け、という実績。
馬格がないので斤量負担も厳しいですね。
好位で競馬をするのが大前提、それでも伸び脚で上位馬相手では厳しそうです。

ダイシングロウ】牡5 57.0kg (栗東) ダンスインザダーク×(ジェイドロバリー)
前走の小倉記念は13着ながら勝ち馬とは0.4秒差。
前で脚が止まったものの、大きくは負けていません。
完全ではないですが復調傾向にはあるかもしれませんね。
内を閉めて先行気味に行ければ、前での粘りこみも・・・
ただし、相手関係は強化されているだけに状況は厳しそうです。

ダイワワイルドボア】牡4 57.0kg (美浦) アグネスタキオン×(Nureyev)
ここ2戦は不良馬場が続いたので度外視するとしても
年明けの中山での連敗は完全に力不足。
力の要る馬場の方が合うタイプなので、冬場の中山で上位馬に
まったく対抗出来なかったのは厳しい感じです。
同条件のセントライト記念(稍重)を勝っていますが、相手が違うだけに
相当な成長がないと厳しいかも。

ダンスアジョイ】牡8 57.0kg (栗東) ダンスインザダーク×(トニービン)
実績は直線が長い競馬場に集中。小倉記念では内側がポッカリ空いたところを突く
見事な騎乗に助けられましたが、内が空きにくい中山で外を回すと
届かずの競馬になってしまいそうです。

デストラメンテ】牡5 57.0kg (美浦) アドマイヤコジーン×(フレンチグローリー)
力の要る馬場に強く、直線は短い方が合う・・・ということで
条件が良化した朝日CC(稍重)でも好位で脚が止まって大敗。
現状では上位馬相手では厳しいことを露呈してしまった感じです。
好位で競馬が出来る馬ですが最後に武器がないのが・・・

続きます。

神戸新聞杯(有力馬抽出)  担【けん♂】

一通り神戸新聞杯(阪神2400m)について見たところで、
ざくっと有力馬を絞り込んでおきたいと思います。

かなり期待出来そうだが不安点のある馬
・アンライバルド(能力断然、仕上がりも良さそうだけど少し重いかも)
・アプレザンレーヴ(能力上位、馬体良化、少し重いというコメント)
・セイウンワンダー(能力高い、調整が遅れているとのこと、馬体良化)

期待出来そうだが不安点が大きい馬
・アントニオバローズ(能力はあるが、前で粘り込む脚質が合うかどうか)
・リーチザクラウン(能力は高いが、気性が不安定。馬体もイマイチ)

成長に期待
・トモロポケット
・トップカミング

展開がハマるかどうか
・トライアンフマーチ
・トップゾーン

先行脚質の馬の中ではリーチザクラウンの素質が相当高い、と
考えていますが、これまでの経緯を見ても安定して能力が発揮出来るかは微妙。
特に今回は下半身の筋肉に不足感があると見ましたので
どこまでやれるか・・・
ただ、少なくともそれなりに厳しい流れを作ってくるとは思いますので
レベル的にはある程度高いレースになると考えています。

前で粘りたいアントニオバローズも能力が高いですが
決め脚に不足感があるのがどう出るか、外回りだけに地力強化がないと
厳しいかもしれません。
新鋭ではトモロポケットがかなり良化傾向を見せているので
注意したいところです。
ただし、格の上ではまったく足りていないので穴候補の一角に
なるかどうか、くらいで留めておきたい感じかと(^^;

早めの抜け出しを決めたいトップカミングは春にアプレザンレーヴに完敗。
余程の成長がなければ逆転は難しそうです。
逆にアプレザンレーヴは元々少し反応が鈍いので休養明け初戦で
いきなりはどうか?という不安がありそうです。
馬体の出来は相当良く見えましたが、陣営からは「少し重い」という
コメントも出ており、本格的な良化はまだ先になるかもしれません。

安定して末脚が使えそうなアンライバルド、セイウンワンダー
ある程度押し上げながら脚を使える分、優位と言えそうです。
能力的にはアンライバルドが世代の中では頭2つか3つくらい
抜けているかも・・と考えていますが、腹回りがまだ緩く、
先を見据えた仕上げでどこまでやれるかに注目ですね。
セイウンワンダーは調整が遅れて出走を先延ばしにしてきたようですが
どうやら正解となったかも?見た目の状態はかなり良さそうなので
楽しみです(^^)

トライアンフマーチ仕上がりに疑問
皐月賞では前崩れを利して突っ込んできましたが、
開幕してすぐの阪神競馬場で後方からでは・・・厳しいと思われます。
どういう位置取りで競馬をしてくるかにも注目ですね。
トップゾーンは毎日杯以降、4戦連続で33秒台の末脚を使っており、
安定したキレ味を発揮出来る馬。
それでも計算上後方からでは厳しいので、上位馬相手にどこで
競馬をするかがポイントになりそうです。
決め脚勝負、という展開になるなら注意したい1頭になってくるかもしれません。

北海道サポート馬情報   担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】では今年から自動集計ソフトとして
POGスタリオン」が採用されています。

このソフトの便利なところは「在厩」が一目で見れる点。
入厩情報がわかるので「もうすぐデビューかも?!」と
わくわくドキドキ出来ますね(^^)g

逆に・・・入厩していないことには出走があるわけがないので
現在のけん♂厩舎のように在厩ゼロの状況では木曜日の
レースプログラム発表がちっとも楽しくありません(爆)

まぁPOGはまだ始まったばかり。
春に活躍する馬は基本的に秋以降にデビューする馬が多いんだから・・・
と自分に言い聞かせておきたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
POGの方はしばらく何もないままで行くしかないわけですが
北海道サポート馬の方に動きがありました(^^)

水曜日に行われたJRA認定アタックチャレンジ(門別1200m)
カネマサゴールドが1番人気に応えて2馬身差の圧勝!
好スタートを切って2番手の外を追走し、直線で先頭に立つと
あとは手応え良く後続を振り切ってくれました(^^)g

カネマサゴールド】牡 ゴールドヘイロー×(ノーザンテースト)

これまでの4戦は3着→2着→2着→2着と惜しいレースが続いており、
やっとのことで、という感じですね(^^;
今後の活躍に期待したいところです♪

カネマサゴールドはナリタセンチュリーの半弟
今後は距離を伸ばしていっても良さそうですね。

もうひとつは移籍の情報。
コメント欄で藤沢雄二さんに教えて頂いたのですが
アントワープ中央(伊藤大士厩舎)に転厩
今後は中央で出走していくことになりました。

アントワープ】牝 キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)

前走のイノセントCでは失速して7着に終わってしまいましたが
前々走のルーキーチャレンジでは好タイムで8馬身差の圧勝、
能力は相当高そうです。

母のフランダースは短距離女王ビリーヴの全妹
血統的には芝挑戦でも面白そうですし、これからが楽しみです。

好スタートが切れた今年の北海道サポート馬戦線ですが、
クローバー賞の権利を取ったにもかかわらず
そこからさっぱり音沙汰がなくなったサウンドウェーブ
名前は決まったものの能力検定の前に足踏みをしてしまっているゴールドシン
そして名前すら決まらないホウジュの07・・・
と思ったよりも躓き加減・・・(>_<)

北海道は雪が降り出すとシーズンが終了。
気がつけば結構終盤になってきている感じです。
どの馬も最後のひと踏ん張り!頑張ってもらいたいものですね(^^)

神戸新聞杯(展開分析)  担【けん♂】

神戸新聞杯が行われる阪神2400mは06年の改装以降にまだ34レースしか
行われていません。

春と秋では馬場状態も違う上にレースの格もマチマチ・・・。
走破タイムで見てみても最速タイムと20番目では4秒以上の開きがあるわけで
ごちゃっとひとまとめに見てしまうと逆に特徴が見えなくなってきそうです。

これまでのところ、最速タイムを記録しているのは
07年の神戸新聞杯(ドリームジャーニー、2.24.7)となっており
08年の神戸新聞杯(ディープスカイ、2.25.3)4番目の走破時計であることを
考えると、おおよそこの条件ではレベルが高めの内容になりやすいのでは、と
考えられそうです。

レースレベルを決めるのは基本的に先行馬の力量なので
今年のレースがどんなペースになるかにも注目したいところです。

・07神戸新聞杯
12.5-10.8-12.2-11.7-11.6-12.5-12.8-12.8-12.4-11.4-11.4-12.6
前半1000m 58.8
中間 400m 25.3
後半1000m 60.6

・08神戸新聞杯
12.9-11.4-12.3-12.5-12.2-12.4-12.4-11.9-11.6-11.2-11.9-12.6
前半1000m 61.3
中間 400m 24.8
後半1000m 59.2

07年の神戸新聞杯は前半がかなり速く、中盤で大きく緩んだ内容。
後半にペースアップはしているものの、加速に入るタイミングが遅く、
先行馬に余力が残りやすい展開となっています。
2着~4着は前でレースをした馬が残っており、
後方から差したドリームジャーニーはちょっと異常値とも言える爆発力を
見せた感じですね。前の馬よりも1.0~1.5秒程度速い上がりを
使えているわけで、格の違いを見せた印象。

08年の神戸新聞杯は前半から淡々と流れるペース。
緩むポイントはないものの、各馬が余力を残しつつ、様子を伺うような
感じで通過しています。
中盤に入ってもペースは緩まず、後半1000m辺りから
ペースが上がって行く非常に厳しいラップ構成ですね。
隊列は長めで直線に入ることになりますが、最後から2番目のラップで
すでに脚が止まってきている
ことがわかるとおり、
余力のない先行馬が脱落する展開となっています。
位置取りでは先行馬有利ですが、実力がはっきりと問われますので
実質的に差し馬が有利な展開
2着~4着は10番手以降からの差し馬で占められており、
1着のディープスカイだけが好位で押し切る強い内容を見せています。
前年とはまた別に、1頭だけ別次元の競馬をしたと言えそうです。

ここ2年はある意味真逆のレース展開
今年は・・・リーチザクラウンがどんなペースを作るかに注目です。

これまでの印象だと、それほど速いペースで行く馬ではないので
前半1000mは60秒程度・・・08年よりちょっと速いかも、くらい。

中盤に上手く脚をためることが出来るかが騎手の腕の見せ所で、
きさらぎ賞で12.6に落とすレースを試しているように、
落ち着いてレースが出来れば少し緩むかもしれません。
ラジオN杯のときのように緩めずにそのまま行ってしまうことも
ありえますが、この場合は最後までもつとは考えにくいですね。

後半は800m~1000m程度のロングスパート。
隊列は長いままで直線に入る感じを想定出来そうです。

全体的には07年寄りの展開・・・基本的に前の馬が有利ですが
07年ほどではない感じ。
決め脚のある差し馬も直線手前で押し上げて行けていれば
可能性がありそうです。

神戸新聞杯(馬体について2)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

アントニオバローズ】
(弥生賞)
アントニオバローズ09弥生賞
(神戸新聞杯)
アントニオバローズ09神戸新聞杯
滑らかな毛ツヤ・・・体調面に問題はなさそうです。
春の筋肉量は維持出来ており、上半身はグッと力感を増して
良化傾向だと思われます。
腹回りも太目感なく仕上がっており、臨戦態勢は整った雰囲気。
あとは能力と適性次第・・・。
少し胴に伸びやかさが出てきているもの距離適性を考えると好感。

【アプレザンレーヴ】
(ダービー)
アプレザンレーヴ09ダービー
(神戸新聞杯)
アプレザンレーヴ09神戸新聞杯
相変らず体重の割に細く見える馬体。
腹回りにハリが出て、上半身も強化した雰囲気で
出来自体はダービー時よりも良さそうです。
もう少しメリハリが出てくれば仕上がりそうですね。
銭型の斑紋も見えており、体調はかなり良さそうです。

【トライアンフマーチ】
(皐月賞)
トライアンフマーチ09皐月賞
(ダービー)
トライアンフマーチ09ダービー
(神戸新聞杯)
トライアンフマーチ09神戸新聞杯
ダービー時にボワッとしていた皮膚感はなくなっていますが
逆にハリがなく、あまり良好とは思えない雰囲気。
皐月賞時も良くは見えなかっただけに微妙ではありますが
馬体の活気という面でも少し不足感を感じます。
この血統にしては肉付きがいい馬体ですが
もう少しパンとしてきて欲しいかも・・

【シェーンヴァルト】
(皐月賞)
シェーンヴァルト09皐月賞
(ダービー)
シェーンヴァルト09ダービー
(神戸新聞杯)
シェーンヴァルト09神戸新聞杯
相変らずピカピカの毛ツヤ。前走の消耗も感じられず、
状態は引き続き良好な雰囲気です。
少し胴が伸びて成長を感じますが、全体的に変化に乏しく、
成長分には期待しにくい感じなのが・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

神戸新聞杯(馬体について1)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬の馬体について
見ていきたいと思います。

競馬ブックで取り上げているのが全部春の実績馬(爆)
まぁつまり目立った上がり馬がいなかったと・・・(^^;

【アンライバルド】
(皐月賞)
アンライバルド09皐月賞
(ダービー)
アンライバルド09ダービー
(神戸新聞杯)
アンライバルド09神戸新聞杯
相変らず毛ツヤがピカピカ。体調に問題はなさそうで、
夏を上手く乗り切った感じです。
筋肉量は春と変わりなくきていますが、さすがに先を見ての
始動戦なので腹回りにはかなり余裕が感じられます。
上半身はパワーアップした感じですし、重くて走れない
ということはなさそうですが・・・(^^;
状態は良好、最後にビシッと追えば十分かと。

【リーチザクラウン】
(皐月賞)
リーチザクラウン09皐月賞
(ダービー)
リーチザクラウン09ダービー
(神戸新聞杯)
リーチザクラウン09神戸新聞杯
今見比べても皐月賞ダービーという馬体・・・でも結果は真逆(爆)
皐月賞は展開負け、ダービーは馬場勝ち、と考えていいのかと(^^;
今回は腹回りこそ少し戻してきているものの、筋肉量などは
皐月賞時に戻っておらず少々怪しい雰囲気。
特に下半身が小さくまとまってしまっているのが気になります。
夏に痩せたのを懸命に戻している最中なのかも?
良馬場でキレ勝負になるなら・・ちょっと買えない感じがします。

【セイウンワンダー】
(皐月賞)
セイウンワンダー09皐月賞
(ダービー)
セイウンワンダー09ダービー
(神戸新聞杯)
セイウンワンダー09神戸新聞杯
調整が遅れているという話ですが・・・相変らず立ち姿の
バランスが良い好馬体を維持出来ている感じ。
腹回りも太目感なく仕上がっていますし、前後の筋肉も
ほぼ変わりなくきていると思います。むしろ上半身は良化傾向かも。
焦らず待ったのが良い方向に出た、と考えて良さそうです。
・・・で後ろの人形は何?(笑)

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

神戸新聞杯(各馬分析2)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

トップカミング】牡3(栗東) ゴールドアリュール×(サクラバクシンオー)
青葉賞ではアプレザンレーヴをかわして一旦は先頭に立ちましたが
内から再度かわされて失速。やはり少し決め手に不足があり、
長い直線は微妙にマイナスになる感じ・・・その点でも今回の
設定は厳しいかもしれませんね。
能力的には春の上位馬の一枚下という感じでしたので
成長に期待したいところです。

トップゾーン】牡3(栗東) ステイゴールド×(アーミジャー)
スローのキレ味勝負ではかなりの実力を発揮してきています。
逆にためるところがないと鈍るところがあるので距離延長の方が
良さそうですね。毎日杯で大敗しているように、後方に置かれてしまうと
脚を使っても届かないので隊列が長くなると厳しいかもしれません。
実績的には不足ですがハマれば・・という感じでしょうか。

トモロポケット】牡3(栗東) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
夏に+14kgと馬体を増やして復帰、前で安定して脚が使えるように
安定してきました。現状ではかなりスローな流れじゃないと脚が止まる感じですが
前走の伸び脚が良化によるものなら、今後に期待出来そうです。
出てくるなら中1週、実績的には不足感がありますが、
馬場を活かしての好走が出来れば。

トライアンフマーチ】牡3(栗東) スペシャルウィーク×(ダンシングブレーヴ)
皐月賞ではハイペースの前崩れを後方から一気に差して2着に飛び込む
好走を見せましたが、自分から動いて行ったアンライバルドとは
内容的にかなり差があるだけに評価は難しいところ。
ダービーで少し戻しましたが、馬体が減り続けていたので
今回は増量して戻ってきてもらいたいものです。

バアゼルリバー】牡3(栗東) フジキセキ×(デインヒル)
超絶スローとなった阪神2400mを勝っていますが、
内容的に今回につながるようなものではなく参考外だと思われます。
青葉賞では後方から伸びず、前走では前で脚が止まっており、
能力的にはかなりの不足を感じます。

リーチザクラウン】牡3(栗東) スペシャルウィーク×(Seattle Slew)
能力を期待されながら春は皐月賞13着、ダービー2着と
評価が難しい成績となってしまいました。
折り合いをつけるのが難しい馬ですが、自分のペースで行けたときは
相当な能力を発揮するので侮れませんが、大きく崩れることもあるので
怖いですね(^^;きさらぎ賞は菊花賞につながるレースだと
考えているので、ここで結果を出して本番に向かってもらいたいものです。

レッドシャガーラ】牡3(栗東) ネオユニヴァース×(Nijinsky)
休養明けの札幌で力をつけて活躍しましたが、緩むところがなかった
前走では脚が止まってしまい、まだ少し不足があるところを
見せてしまった感じです。今回も先行馬が強力なので
前でついていくと・・・厳しいかもしれません。

ワシャモノタリン】牡3(栗東) エアエミネム×(アフリート)
芝、ダートと転戦して未勝利戦を勝ち抜くのに10戦。
前々走では脚が止まりながらも回りも失速したために
粘り勝ちとなりましたが、前走では流れについていけずに大敗。
ものたりません。

神戸新聞杯(各馬分析1)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アプレザンレーヴ】牡3(栗東) シンボリクリスエス×(Highest Honor)
春はデビューから毎日杯までに▲26kgと馬体を減らしており、
少しずつ戻しながらダービーに向かいましたが、写真でも細め感があり
馬格の割にはまだ成長途上という雰囲気でした。
伸び脚のある馬ですが、少し反応が鈍く仕掛け遅れ気味になるのが
成長分で解消されてきているかどうかに注目したいところです。

アントニオバローズ】牡3(栗東) マンハッタンカフェ×(Kingmambo)
決め脚に少し不足感があるものの、タフな流れを前で我慢できる馬。
ダービーの3着は不良馬場でのものなので評価が難しいですが
能力的には世代上位の馬だと思われます。
脚質的に本領を発揮するのは内回りコースだと考えられるので
今回の設定は微妙かも。いっそセントライト記念の方が・・・(爆)

アンライバルド】牡3(栗東) ネオユニヴァース×(Sadler's Wells)
ダービーでは不良馬場に脚を取られて何も出来ず・・・岩田騎手は相当
ショックだった模様です(爆)
春の前哨戦の内容はスローの決め脚勝負が多く、評価が難しい感じでしたが
皐月賞で超絶ハイペースをさらに速い脚で捲くり上げて
そのまま突き抜けるというとんでもない能力を見せて圧勝。
状態と馬場さえ良ければ、外回りコースでこの馬を負かすのは難しいかも・・・。

イコピコ】牡3(栗東) マンハッタンカフェ×(ジェイドロバリー)
ペースが緩くないと前に行けない感じ・・・ラジオN賞では
斤量負担もあったものの、ジリジリとしか脚が使えず4着。
例年に比べて少し低調なレース内容だっただけに、ここで対応しきれていないのは
厳しい感じです。脚質に自在性があるのは良いですが
前でも後ろでも少し足りない印象。

シェーンヴァルト】牡3(栗東) ジャングルポケット×(エリシオ)
復帰戦となった札幌記念ではブエナビスタと同様の位置から
押し上げて行ったものの、脚が伸ばせず10着と大敗。
残念ながら現状では能力に不足感がありますね。
一度叩いている分、上積みがどこまであるか・・・
単純な能力比較では皐月賞で上位馬にキレ負けしているだけに
逆転材料は出来にかかっていそうです。

ジャミール】牡3(栗東) ステイゴールド×(Sadler's Wells)
未勝利戦を勝ちあがるのに7戦・・・先行、好位からの競馬で
近走では安定した成績になっていますが、レベル的にはかなり低目。
前走で500万下を勝ちましたが、例年の条件で言えばまだ不足がありそうです。
末脚がかなり鈍いので上位馬相手にどこまで粘れるか・・・

セイウンワンダー】牡3(栗東) グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
春の復帰戦で太目になった体を絞りつつ、皐月賞では3着に好走しましたが
ダービーは不良馬場に脚を取られてしまいました。
もっと早くから始動する予定だったのが調整が遅れて
ズレ込んで、ズレ込んで、ということらしいので
調整の具合はかなり心配です。能力、脚質的にハマりそうな設定なので
状態さえ良ければ上位争いできそうですが・・・

続きます。

今週の展望   担【けん♂】

月曜までの3日開催が行われたため、今週は自動的に出遅れ(爆)
週末に向けて気合を入れてスパートしていかないと間に合わないかもしれません(^^;

今週は・・・
・神戸新聞杯(阪神2400m:GⅢ)
・オールカマー(中山2200m:GⅡ)


が行われます。

神戸新聞杯は登録頭数が15頭というのは寂しいですね・・・。
上位馬に恐れをなして・・・ということであれば
実績上位馬の能力は推して測るべしで、夏の間を順調に過ごせたかどうかが
焦点になってきそうです。

ここが始動戦となるアンライバルドは・・・個人的な評価では
無茶苦茶強い、というレベル。早く古馬と走ってもらいたい馬だと
期待しています。

上がり馬は・・・ここでもやはり1000万下で勝ち負け出来る
くらいじゃないと厳しそう。果たして逆転があるのかどうか・・・
好レースに期待ですね(^^)

オールカマーもなかなか楽しみなメンバーになってきそうです。
こちらもある意味、秋のGⅠ戦線に向けた登竜門。
内容のある走りを期待したいものです。

長期離脱していたエイシンデピュティがこのレースで復帰予定。
脚質、実績で言えばここでも上位クラスなだけに
どこまで調子が戻っているのか注目です。

同条件のセントライト記念をナカヤマフェスタが制しましたが
同血統のドリームジャーニーも近走の実績から見ても
最有力候補だと思います。
ただ・・・主戦の池添騎手は関東に来ると騎乗内容が微妙。
4コーナーまでに仕掛け遅れるようだと絡めとられる可能性も
あるわけで・・・扱いが難しいかもしれません。

復調があるかどうか微妙なマツリダゴッホや
夏に結果を出したシンゲン、ダンスアジョイなども楽しみですし
マイネルチャールズ、マンハッタンスカイなどの伏兵陣も多彩。
秋に向けて好発進する馬に出てきてもらいたいですね。

ひとまずザクッと神戸新聞杯について見た後にオールカマーに
取り掛かっていく予定。
今週もどうぞよろしくです(^^)/

来年への申し送り    担【けん♂】

ローズS、セントライト記念が終わったところで、
思ったことを簡単にメモしておきたいと思います(^^)

ローズS(阪神1800m)
道中に緩みがなく、さらに後半にペースが上がった厳しいレース。
この展開を前で残ったクーデグレイスは相当タフな能力だと
評価して良さそうです。
秋華賞では距離延長、内回り、坂がない、という条件良化が
望めそうなので芝の状態によっては前残り警戒が必要かも。
ただし、夏から使った消耗には注意。

ブロードストリートは出来がもう一つの状態でこの走り。
能力は春に評価したとおり高いものがあると思います。
前につけて抜け出す競馬が出来る上に、鞍上が積極的に
そういう競馬を目指している点でも脚質を活かす競馬が出来そうですね。
この馬も秋華賞は条件良化。

レッドディザイアは叩き台としては及第点の競馬。
馬群の中でもやる気を失わない精神的な強さが感じられたのは収穫。
エンジンの掛かりが遅く、外回りで届き切らなかったのは残念ですが、
本番ではブエナビスタを意識する競馬になると思いますので
もっと集中力を増した内容になってきそう。
その意味では上昇はあると思います。

ミクロコスモスはこのペースで前につけて折り合えないのなら
不安が残る内容。本番ではさらに先行有利になるので
今のままの競馬では怪しさマウンテン。
能力は間違いないので積極的に行かせる鞍上に乗り代わった方が・・(爆)

ジェルミナルは馬体の良化待ち。
ワイドサファイアはやっぱり何かが足りない様子。
少なくとも前で競馬が出来る馬ではないので秋華賞に出れても・・・?

おおよその想定どおり、春の実績馬が強いレースでした。
上がり馬は1000万下での勝ち負けが条件、というのも
当てはまった感じです。
ただし、実績馬でも出来が悪ければ凡走がありますね。
安定しない若い牝馬の休み明けは色んな意味で要注意です。
今年は内の芝が良くなかった点で差しが優勢になる側面がありましたが
それでもある程度前残りが発生。芝の状態は来年も大きく影響が
あると思いますので確認が必要だと思います。

セントライト記念(中山2200m)
外枠の馬が積極的に被せて行ったこともあり、上位馬はほとんど
外枠の馬で占められる少しレアケース気味の内容。
後半に緩まないペースになりましたが、直線入り口でグッと
ペースが落ちており、前の馬の脚が止まったことがわかります。
先行馬の能力不足、というのも外が台頭した理由のひとつに
考えて良さそうです。

ナカヤマフェスタは素直に強い内容。
休み明けということを考慮すれば十分に及第点だと思います。
カーブを曲がりながら加速していける器用さもあるので
競馬場を選ばずに活躍が出来そうです。

セイクリッドバレーは好位で競馬をする指示が出ていたようですね。
年明けの記事で期待馬として取り上げており、皐月賞候補の一角だっただけに
このレースで見切ったのは失敗でした(^^;
好位、中段で競馬が出来るなら対応できる競馬場も増えてきそう。
復活は嬉しい誤算となった感じです。

フォゲッタブルの好走には少し驚きました。
前走の好走は評価できる内容でしたがいくらナムラクレセントが強いとはいえ
5馬身差というのは・・・と見切って失敗(爆)
基本的にスローペースでこそ、という馬かと考えていましたが
この展開で伸び脚が使えるなら本格化傾向だと思われます。
血統的にもこれからの馬、楽しみですね。

結果から見ると、やはり「見所があった馬」が好走しており
実力差が出るレースという感触です。
クラシック上位馬は軸として考えて良さそうですね。
注意したい点は・・・距離経験でしょうか。
2000m以上のレースを走ったことがない馬は大きく割り引いて
良さそうです。(勝ち負けは別)
過去10年の上位馬で2000m以上のレース経験がなかったのは
キングストレイル1頭だけ。
キングストレイルは複勝圏を外したことがない成績で長期休養明け、
能力と成長が期待出来たわけですが・・・こういう馬は例外として
考えていいのではないかと。

菊花賞とは性格の違うレースなので、ここからどうつながるかは
微妙ですが、長くいい脚を使えた馬は高評価しても
いいかもしれませんね(^^)

セントライト記念回顧  担【けん♂】

シルバーウィークどころかシルバーワークでヒイヒイです(爆)

遅くなりましたが、セントライト記念(中山2200m)についても
振り返っておきたいと思います。

春のGⅠ戦線で活躍した、と言えるのはナカヤマフェスタ1頭。
(そこそこ出走していた馬はいますが^^;)
ほとんどのメンバーは夏の上がり馬で、非常にわかりにくい混戦状態でした。

予想は→ココ

結果は・・・
1着◎ナカヤマフェスタ    2.12.0  上がり35.0
2着 セイクリッドバレー    1/2
3着 フォゲッタブル
4着○アドマイヤメジャー

6着▲マッハヴェロシティ
11×ナリタクリスタル
12△パラディーゾ
14×ゴールデンチケット

※全着順は→ココ

皐月賞で暴走したゴールデンチケットの動向が気になるところでしたが
今回は好位に控える競馬。
ハナを切って行ったのはブレイクナイン、並んでヒカルマイステージが
後続を引き離すという展開になりました。

12.3-11.5-11.9-12.7-12.5-11.9-11.5-11.8-11.7-12.0-12.2
前半1000m 60.9
後半1000m 59.2

おおよそ想定していたとおりのペース。
残半は少し落としてゆったりと流し、1400m通過辺りから
徐々に加速・・・少し早めに脚が止まっている感じもありますが
緩まない淡々とした流れになっています。

道中は中段前の外を追走していたナカヤマフェスタは
4コーナー手前から蛯名騎手が激しく手綱を使って
加速に入っています。
中山は直線に入ってからでは遅い、とうことをよくわかっている
騎乗ですね。さすがです(^^)g

セイクリッドバレーも今回は好位で我慢。
中山が極端に苦手なタニノギムレット産駒ですが、
好位追走が出来るタイプはこなせます。
松岡騎手の好判断で内からスルスルと抜け出しますが
1歩遅く、ナカヤマフェスタには届きませんでした。

フォゲッタブルも中段から前に寄せる競馬。
やはり関東では関東の騎手・・というところでしょうか。

1番人気を背負ったアドマイヤメジャーは出遅れ気味に後方から・・・
最後は良く詰め寄っており、能力は見せたという感じですね、

中山競馬場も内側があまり良くない感じ。
外枠不利とは言われますが、今年の場合は例外です。。

結局馬場の外側を通ったナカヤマフェスタが抜け出して完勝。
2着には内を通ったセイクリッドバレー・・早くから
中山適性を唱えていた馬ですが、近走の位置取りにやられました(>_<)
こういう競馬が出来るなら今後も期待出来そうです。

★レース後のコメント

1着 ナカヤマフェスタ(蛯名騎手)
「勝ててホッとしました。中間、馬が良くなっていましたし、
とにかく気難しいところを出させないように乗りました。
スタートは元々いい馬だし、今日はレースの流れに乗れましたね。
良馬場で走れたのも良かったし、最後はズブいくらいだった。
距離はもっと伸びても問題ないと思います」


2着 セイクリッドバレー(松岡騎手)
5~6番手からの指示だったんですが、思った以上に引っ掛かりました。
それでも最後伸びてるし、長距離は向かないかとも思ってたんですが、
乗った感じがアサクサキングスに似ているので意外に適性があるかもしれませんね」


3着 フォゲッタブル(吉田隼騎手)
「スムースにレースが出来て4コーナーでは勝てると思う程。
上位の馬とは強い馬と戦ってきたかどうかの差ですね。馬込みにも怯まないし、
引っ掛かるところもないですからね。これから先、本当に楽しみですね」


4着 アドマイヤメジャー(安藤勝騎手)
「位置取りが後ろ過ぎたね。ゲートでちょっとギクシャクしてしまって、
スタートして前を取りに行こうとしたら少し行きたがってたし。
それでも全体的には落ち着いて走っていたし、距離に問題はないと思うよ」

ローズS回顧(期待以上、期待通り、不安的中)  担【けん♂】

春の実績馬の成長、夏の上がり馬の実力を推しはかる大事なレース、
ローズS(阪神1800m)が行われました。

本来は時期的に前が止まりにくい芝状態になるはずですが
今年は芝の生育が悪く、差しが決まりやすい傾向・・・
春の実績馬は末脚の能力が高いので、その点でも有利な感じ・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲ブロードストリート  1.44.7  上がり34.2 レコード
2着◎レッドディザイア    クビ
3着 クーデグレイス
4着○ミクロコスモス

10△ワイドサファイア
16×ヒカルアマランサス

※全着順は→ココ

ハナを切って行ったのは短距離を使ってきたメモリーパフィア。
クーデグレイス、チャームポットが続き、その後ろにジェルミナル。

ブロードストリートは好位の後、レッドディザイアも馬群の中に
包まれるようにしてその後ろを追走。

気性に不安のあるミクロコスモスはあえて下げて行ったのか
後方3番手辺りに下げて折り合い重視の構え・・・開幕2週目で
この競馬は微妙だったかもしれません。

レコードペースを経験したボンバルリーナは前に行くかと思いきや、
中段後方の位置。うーん、佐藤哲騎手に火はつかなかったのかと・・・

+32kgと大幅に馬体を戻してきたヒカルアマランサスは
内側で踏ん張っていましたが徐々に位置を下げていく格好。
やはりいきなりは厳しかったですね(^^;
次走で絞ってきたところで改めて注目したいと思います。

12.4-10.9-11.2-11.8-11.8-11.4-11.4-11.6-12.2
前半1000m 58.1
後半 800m 46.6

先週出たレコードのラップと比較してみると
12.4-10.9-11.1-11.7-11.6-11.9-12.0-11.1-12.4

前半はほとんど変わらないペースになっていますが
直線手前の下りの流れが全然違います。
先行馬の脚が止まって緩んだところを差す形になった500万下に対し、
速い流れからさらに加速していって長い脚を問う
消耗戦
になったローズS・・・

直線に入って先頭に立ったクーデグレイスが粘り脚を見せますが
内をセンス良く抜け出したブロードストリート、
外から追いかけたレッドディザイアが競い合う格好で抜け出してゴールイン。
わずかに先に伸びたブロードストリートが勝る結果となりました。

一瞬の伸び脚が使えるという点でブロードストリート
こういう競馬だと力を発揮しますね。
藤田騎手とのコンビでデアリングハートのような活躍を期待したいものです。
今回はまだ良化の途上という雰囲気だったので
次走が大いに楽しみです(^^)g

レッドディザイアは反応の鈍さが出てしまいました。
休み明けということを考えると十分な内容だと言えると思いますが
内回りコースになったときに仕掛け損なう危険性を感じさせられました。
四位騎手をどこまで信用出来るか・・・また悩ましいレースに
なってきそうです(^^;

一番強い競馬をした、という印象のクーデグレイス
前走の内容から期待感はもっていた馬ですが、
ここまでやれるとは・・・驚きました。
秋華賞でも楽しみですし、今後距離を伸ばして大いに期待できる
馬が出てきた感じです。夏の間に使ってきているので
大事に成長させていってもらいたいですね。

レース後のコメント

1着 ブロードストリート(藤田騎手)
「春は消極的なレースが続いたので、今日はペースに関係なく前でレースをしようと
考えていました。元々能力を感じていた馬ですから結果を出せて嬉しいです。
相手も強い馬でしたが、脚をためて直線に向けましたし、よく頑張ってくれました。
本番ではもう1頭強い馬がいますけど、現状を維持して向かえればと思います」


(藤原英調教師)
「この馬はやはり強いですね。春は厳しいローテーションでもオークス4着でしたし、
思っていた以上に力があったということでしょう。
“勝ちに行く”というジョッキーのハートも凄かったですよ。
他の2頭(ジェルミナル、ワイドサファイア)も本番に向けて
課題を持って臨んでいたと思いますし、悪くはありません」


2着 レッドディザイア(四位騎手)
「勝てればベストだったんですけどね。勝ち馬はインでずっと我慢していましたし、
こちらは外を回る形になりましたからね。ただ、最後はいい形で伸びていますし、
体も理想的に成長していました。始動戦としてはいいスタートは切れています。
本番は打倒ブエナで頑張りたいですね」


3着 クーデグレイス(川田騎手)
「いい位置でスムースな競馬が出来ましたし、直線もよく辛抱してくれました。
前2頭は実力馬ですし、このメンバーでよく健闘してくれました。
権利を取れて良かったです」


4着 ミクロコスモス(武豊騎手)
「いい脚を使ってくれましたが、今日は早めに動いた分もあって
最後は止まってしまいました。でも春より折り合いはつくようになって成長しています」


7着 イイデエース(秋山騎手)
「ちょっと燃えていましたね。気持ちがコントロール出来るようになればもっとやれます。
この馬は札幌で勝っていますが、もっと軽い馬場が合っているのではないでしょうか」


8着 アイアムカミノマゴ(小牧騎手)
「休み明けの分、少し伸びませんでした。ただイメージしていたより折り合いはついて
乗りやすい馬でした。距離はこのくらいでも大丈夫です」


10着 ワンカラット(藤岡佑騎手)
「春より随分雰囲気は良かったのですが、3コーナーでハミが抜けた時に
逆に掛かってしまいました。1800mはやはり少し長いようです」


11着 ジェルミナル(福永騎手)
「スタートが良かったし、あんなに楽に前に行けるとは思いませんでした。
ちょっとよく分かりませんね」


12着 メモリーパフィア(幸騎手)
「離して逃げる自分の競馬は出来たのですが、少し距離が長かったですね」

13着 ラヴェリータ(後藤騎手)
「期待して乗りましたけど悪い方の予感が的中。ダート馬らしいフットワークなんですよね」

15着 イタリアンレッド(浜中騎手)
「今日は大分イレ込んでしまっていました。ちょっと若さが出てしまいましたね。
レース自体は好位で流れに乗れたんですが…。キャリアも浅いですし、
今後に繋がればいいと思います」


16着 ヒカルアマランサス(藤岡康騎手)
「体も大きくなっていていい感じだったのですが、直線はモタついてしまいました。
久々の分かな」

エルムSについて(直観?妄想?)  担【けん♂】

今開催は月曜までの3日開催なので、日曜が終わってもまだ来週の競馬の
考察には入りにくい状況です(出走馬のデータなどが出ないので^^;)

かといって時間があるわけでもないのですが・・・
せっかくですから月曜日に行われるエルムS(新潟D1800m)について
少しふれておきたいと思います。

今年のエルムSは函館競馬場の改装により、札幌開催から
ズレこんで新潟での開催
まぁ要は過去のデータは当てはまらないと。

新潟のダート1800mでは重賞が行われることがなかったので
(新設のレパードSはスルーしましたし:爆)
正直言ってさっぱり内容を見たことがありません(^^;

構造を見てみると、芝の内回りコースのさらに内にダートコースがあり、
直線は354mと外回りに比べるとかなり短めです。
・・とはいえ他の競馬場と比較すると極端に短いわけではないですね。

コースはほぼ平坦。高低差は0.5mと、ないに等しい構造になっていて
坂を上る、下る、といったことがないので淡々としたレースに
なりやすいようです。

4コーナー位置取りと着順の関係
エルムS位置

良馬場に限定して上位20レースを抽出しています。

うーん、極端に先行有利なレースですね(^^;
前にいないと話にならない感じです。

新潟D1800mでは上がり3ハロンが0.1秒違うと
4コーナーからで0.4馬身差縮められる計算。
先行馬よりも1.0秒速い上がりを使うような馬でも
4馬身差以内につけていないと届かない
ことになります。

ごく稀に後方からの差しが届いていますが、これはほぼ例外なく
前の馬の脚が極端に止まってしまった場合
つまり先行馬の能力が高い(脚が止まらない)場合はまず問題なく
位置取りで結果が決まってくる、ということになりそうです。

今回の注目は・・・新鋭トライセンドVS逃走王ウォータクティクス
という感じでしょうか(^^)

1枠1番に入ったウォータクティクスはほぼ間違いなく
思い切って前に行くでしょう。
ウォーエンブレムの産駒は気性に難しさがあり、
前走の大敗を吹っ切ってこれるかどうかがポイントになりそうです。
そもそも前走の敗退は他馬に絡まれたことが原因だと
思われますので、まずは単走で自分のペースを作って行くことに
藤田騎手も集中するのではないでしょうか。

逆にトライセンドは大外。
ウォータクティクスの作るペースはおおよそ1000mを59秒後半程度
と想定されますので、ペース的にはトライセンドからすれば
まったく問題ない感じです。
スタートの直線はおよそ300m程度ありますので
上手く寄せて前に行くことは可能だと思いますが、
マチカネニホンバレ、トシナギサなども前に行くでしょうし、
いつもどおりの位置を取れるかは微妙。
タイトなカーブで外を回ると離される可能性もあるわけで
極端な人気に応えられるほどの信頼度があるか・・・不安もありそうかと。

もちろん、この2頭が最有力なのは当然として、
個人的に買ってみたいのは・・・トーセンブライトでしょうか。

元々好位で競馬が出来る馬で、このところ距離を短縮していますので
先行力には問題なさそう。
年齢的に衰えも感じますがスマートファルコンやフェラーリピサと
競い合える
くらいなら十分に上位クラス。
鞍上はダートの神様(爆)安藤勝騎手・・・勝つまではいかなくとも
粘りこみがあっても良さそうじゃないかと考えています(^^)

さてさて直観が妄想なのかどうか・・・(爆)