けいけん豊富な毎日

小倉2歳S(傾向と対策)  担【けん♂】

各馬分析をする前ですが小倉2歳S(小倉1200m)について
少しふれておきたいと思います。

昨年までのデータから見てみると
・前走が小倉以外で3着以内に入った馬はいない。
・1200m以下の距離を未経験の馬は3着以内がない。


という明確な傾向があったのですが、08年は1.5倍と極端な人気を
背負ったツルマルジャパンがこの呪縛を断ち切って3着に入りました。
逆に言えば、完全に抜けた力があると評価された馬でも連対すら出来なったわけで
今年も「おおよそ」この傾向は続くと考えて良さそうです。

小倉2歳Sにはラップからわかる非常に特徴的なポイントがあります。

01年 12.0-10.5-11.2-11.8-12.6-12.5 (12→ 3→ 9)※4コーナー位置取り
02年 11.9-10.4-11.0-11.6-12.1-12.8 ( 5→ 4→ 9)
03年 11.7-10.2-11.0-11.8-12.5-12.1 ( 1→ 2→11)
04年 11.9-10.5-11.0-11.2-11.7-11.9 ( 4→ 1→ 2)
05年 11.8-10.7-11.1-11.0-12.1-12.4 ( 1→ 4→ 2)
06年 11.5-10.1-10.9-11.4-11.6-12.9 ( 1→ 4→ 3)
07年 11.8-10.4-11.3-11.6-11.5-12.7 ( 2→ 4→10)
08年 11.9-10.2-11.1-11.9-11.6-12.4 ( 6→ 3→ 1)

基本的に先行有利なレースであることは間違いないわけですが
注目は後ろから3つ目のラップ
ここが11.5を超えてくると後方の馬が差しこんでくるという
結果になっています。

この部分は小倉競馬場に当てはめると直線手前のカーブの部分
ここで緩むと後方の馬が捲り上げてきやすくなり、
直線入り口で先頭と後方の馬の差が短い隊列での追い出しとなりやすいと
考えられます。

逆にここで緩まずに行くと後方の馬は前に詰めていくことが出来ず
直前入り口では縦長の隊形になりやすいわけで前の馬で決着しやすいと
いうことになりますね。

今回の出走馬についても先行馬の脚質に注意
前走で小倉1200mを引っ張っている馬がカーブでどんな脚を
使っているのか
をポイントに考察していきたいと思います。
昨年は小倉未経験のツルマルジャパンがレースを引っ張りましたが
距離短縮でもコーナーで失速・・・やはり未経験馬には厳しいレースと
言えそうです。

逆に言えば・・・

・後ろから3つ目が11.5以下なのに後方から突っ込んでいる馬
・後ろから3つ目が11.5以上なのに後方を完全に突き放している馬


というのはかなりの能力が期待出来るということかも。
この辺りにも注目して前走をチェックしてみたいと思います。

もうひとつは古馬との走破タイムの比較
スピード重視なレースということで、単純に「速く走れる」ことが
ポイントになってきます。

アルーリングボイス、アストンマーチャンやニシノマオなども
古馬と並ぶ時計で前走を走っており、明らかに能力的に期待出来る存在でした。

今年の出走馬の前走からチェックを始めてみたいと思います。

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今週の展望(2歳戦!)  担【けん♂】

今週は2歳重賞が3つ。

・札幌2歳S(札幌1800m:GⅢ)
・新潟2歳S(新潟1600m:GⅢ)
・小倉2歳S(小倉1200m:GⅢ)


個人的に大注目は・・・札幌2歳S
ここには私のPOG馬、ネレイスが登録してきています(^^)g

1200mの新馬戦を勝っただけですし、内容はまだしも
時計は評価出来ないレベル・・・期待はしていますが
考察上では上位評価出来ないことはほぼ見えていたりするわけで(爆)

どの程度の内容のレースが出来るのか、ひとまず注目です。
こちらはザッと各馬について見る程度の感じになるかもしれません。

※札幌2歳Sに出れない場合は日曜日のすずらん賞に回る見込み。

新潟2歳Sは例年天候に悩まされるレース。
今週も天候の変化には要注意ですね。
新潟記念を見る限り、内側の荒れ方は相当激しく
各馬とも外に出しての追い出しになってきそうです。

ペースにもよりますが、前の馬の脚が止まらない展開になるのか、
末脚勝負になるのか・・・その辺りに注目して見ていきたいと
考えています。

小倉2歳Sはおおよそパターンが決まっているので
過去の傾向に照らし合わせて適合馬をピックアップしていく
形になってきそうです。
無論、この時期の2歳馬はレースごとの成長の度合も大きいので
ガラリと変わってくることもあるわけですが、
高いレベルでレースをこなしている馬がいるのかどうか、
各馬について見るのが楽しみです。

2歳戦については展開なども重要ですが、まずは各馬の基本能力と
完成度
を重視して考えたいところ。
レベルの高い内容で新馬戦、未勝利戦を勝ち上がった馬を
いかにピックアップするかがカギになると思われます。

今年はほとんど2歳戦について見てきていないので
そのツケが回ってきた感じ(笑)
これを機会に有力馬を見つけていきたいと思います(^^)g

新潟記念回顧(前が止まらないと・・・)  担【けん♂】

結局雨は降らず・・・曇り空のもと、新潟記念が行われました。

石橋脩騎手が落馬負傷となったため、直前でホッコーパドゥシャが
江田照騎手に乗り代わり。この変更がまさか・・・

※予想は→ココ

1着▲ホッコーパドゥシャ  1.59.6  上がり33.0
2着 サンライズベガ      クビ
3着 メイショウレガーロ
4着○エアシェイディ
7着×ダンスアジョイ
9着×マルカシェンク
15△ダイシンプラン
16◎イケトップガン

※全着順は→ココ

ハナを切って行ったのはメイショウレガーロ。
今回は速いペースで行きたい逃げ馬がいなかっただけに
あっさりと自分の流れに持ち込めた感じです。

13.1-11.4-12.1-12.2-13.0-12.6-11.7-10.9-10.4-12.2
前半1000m 61.8
後半1000m 57.8

底力が不足気味でスローじゃないと脚が残せない馬ではありますが
周りが合わせてくれたため、想定を大幅に超えるスローペース・・・

この流れに反応してダイシンプラン、ホッコーパドゥシャが前に詰め、
先行脚質のデストラメンテ、サンライズベガに混じって好位を追走。

想定通り隊列は長くならず、かなり縮まった形で淡々と流れて直線へ。

馬場の内側が荒れていることを考慮して先行馬も馬場中央に
持ち出していく展開

後方を追走していたマルカシェンク1頭だけがショートカットするように
内ラチ沿いに突っ込んで行きました。

新潟記念:4コーナー
新潟記念4コーナー

超スローの展開になったため、先行馬の脚色がなかなか衰えません。
先行馬の末脚
・メイショウレガーロ 33.6
・サンライズベガ   33.3

先行馬から後方まではおよそ8~9馬身、新潟競馬場では
上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.8馬身差縮まる計算なので
後方から最速の上がり(32.7)を使ったエアシェイディは
メイショウレガーロと7馬身ちょいは縮めて行けたわけで・・・
ギリギリ届かなかったのはおおよそ計算通りの結果と言えそうです。

うーん、ここまでスローになって前の馬の脚が衰えないなら
いくら新潟競馬場でもなかなか差し切れないのも当然・・・
ちょっと読み違えましたね(>_<)

結局好位から最後にビュっと脚を伸ばしたホッコーパドゥシャ
念願の重賞勝利!同時にサマーシリーズの逆転制覇を成し遂げました。

ペースだけでなく、道中の位置取り、コース取りなども
かなり難しかったですね。もう一度同じメンバーでレースをしたら
また全然違う結果になる・・・そんな感じの内容だと思います。
まぁ32秒後半から33秒台前半の脚を使っても前に届かないという
レースではどうしようもないです(>_<)

マルカシェンクは・・・積極的にコースを狙った騎乗ですが
今回は裏目・・・仕方がないですね。
心配なのはダイシンプラン。先行気味に行ったために脚が鈍った感じも
ありますが、それにしてもこのペースで崩れるとなると
かなり調子が悪いと言わざるを得ないです。

レース後のコメント
1着 ホッコーパドゥシャ 江田照男騎手
「どういう競馬でもできると聞いていました。流れは速くならないと思っていましたので、
前目に行ってみました。エンジンのかかりが遅いということでしたが、
外目をスムーズに走らせることができて、最後までいい脚を使ってくれました。
急な依頼でしたが結果を出すことができて嬉しいですね」


村山明調教師のコメント
「福島でレコード勝ちの後、宝塚記念も考えたんですが、あそこで休ませたのが
よかったんでしょう。本当は小倉記念を勝っておきたかったのですが、
ここを使うにあたって血液検査をしたり、獣医さんに診てもらったり、
調教を少しセーブしたりしました。目のあたりが黒ずんできたりしていたんですが、
なるべく疲れを残さないように調整してきました。石橋脩くんが急に乗れなくなって、
騎手時代の同期だった江田くんに頼むことになりましたが、いい騎手が残っていました。
同期が乗って厩舎が初重賞勝利ってのも格別ですね。
この後はウオッカと走らせたくなかったのでメルボルンカップを考えていましたが、
検疫の関係で難しそうなのでおそらくは天皇賞になると思います」


2着 サンライズベガ 池添謙一騎手
「悔しい。ガックリです。イメージ通りの競馬ができたんですがね。
馬場に出てもいい感触だったんです。最後にメイショウレガーロを交わした途端に
フワッとしてしまって、その瞬間に差されてしまいました。あと一歩だったんですがね。
でも、これで重賞でも充分通用することを証明できたと思います」


3着 メイショウレガーロ 村田一誠騎手
「あのペースで行かせてもらって負けたんだからしょうがないですね。
でも、思ったよりよく走ってくれましたよ」


4着 エアシェイディ 伊藤正徳調教師
「函館記念か札幌記念を使うつもりだったんですが、馬の状態が全然よくなかったんです。
それでスライドさせて新潟記念に何とか間に合ったんですが、
何を気にしていたのかずっと左手前で走っていました。この後は天皇賞が目標なんですが、
その前にオールカマーか毎日王冠を使うかもしれません。すべては馬の状態次第ですね」


5着 アルコセニョーラ 武士沢友治騎手
「ペースが遅かったですね。それで外に馬が集中してしまいましたから、
内を突くことになってしまいました。それでもきちんと反応してくれて
伸びてはいるんですが、もう少しレースが流れてくれるとよかったですね」

衆議院選挙(夢見る頃を過ぎたら・・・)  担【けん♂】

今回の衆議院選挙に際して各党から出されたコメントです。

私は別にどの党も支持していませんが、ちょっと厳し目に内容を
チェックしてみたいと思います。

自民党
 もう一度日本を「安心と活力ある国」にすることができるのは、
 どの党なのか考えていただき、自民党に大きなご支持を与えていただくようお願いする。


→まぁ今回はあきらめムードですね(爆)「本当に政権交代でいいの?」
 みたいな未練がましい雰囲気(^^;逆に言うと自分たちの魅力を
 アピールする方法を見失っているような・・・っていうか魅力がないとか?

民主党
 民主党は政権交代をスタートとして、無駄遣いの一掃と生活第一の政治への転換を
 必ず実行する。国民の勇気ある選択によって歴史的大事業の扉が開かれる。


→しがらみがない=パイプがない、わけでスムーズに政権運営が出来るのか
 大きな不安がある状態。財源確保もままならない状態で夢をぶちあげ過ぎただけに
 現状に直面してバタバタしないといいんですが(爆)

公明党
 衆院選は政策の中身と実行力を問う選挙だ。公明党は庶民の暮らし、
 中小企業など弱者の側に立った具体的な政策で多くの実績を上げている。


→中身と実行力を問われたからこそ、風向きが変わったのでは?

共産党 
 自公政権退場後の民主党中心の政権の下で、共産党は「建設的野党」として、
 「良いものには協力、悪いものには反対、問題点をただす」という仕事を果たす。


→結局、文句を言うだけの存在になってしまっている印象。
 政権を取って実際に運営することはないだけに夢を語るだけなら・・・ 

社民党
 今回の選挙は小泉構造改革路線と完全に決別し、自公政権に終止符を打つ
 歴史的な選挙だ。 社民党はこれから始まる新しい政治の中で重要な役割を果たしていく。


→小泉憎けりゃ袈裟まで・・ですか(爆)頭の悪い発言が目立つだけに
 民主政権でも足の引っ張りあい?

国民新党
 郵政民営化の見直しを突破口に、選挙公約として掲げた社会保障費の充実をはじめ、
 現下の緊急課題をしっかりと実現していく。


→郵便事業の美味しさが忘れられないからってしつこ過ぎないかと。

みんなの党
 利権団体やしがらみ団体からの支援は一切受けず、政権交代と反ばらまき、
 国家のリストラを訴えた。


→政権交代してもしがらみ団体からの支援のある党が担当するなら同じでは?

改革クラブ
 今般の選挙は4年前の郵政選挙と同じくムードばかりが先行してしまい、
 国内外に山積する難問を解決する答えが出せるか、甚だ危ぐしている。


→まぁ外野ですから文句を言っていればいいわけで・・・

新党日本 
 向上心にあふれる日本の中流社会を創り上げようとの主張に共鳴する
 ウルトラ無党派層が投票所へ足を運び、新党日本を支持することを心から願う。


→主張と現実の噛み合わなさが支持を集められない根本的な理由じゃないかと。

あくまで個人的な見方なので偏ってしまっている点はご容赦を(^^;

おそらく政権交代は実現するでしょうけど、これでまともに政治が行えなければ
「やっぱり民主党じゃダメか」みたいな流れになるわけで・・・
次回は自民党が大幅巻き返しになると思われます。
そうなれば二大政党制への移行にはならず、一方的な自民党一党独裁制に
逆戻りになることはほぼ確定。
今回は最大のチャンスであると同時に最後のチャンス、と言っていいかも
しれませんね。
民主党には浮かれないで頑張ってもらいたいものです。

沈没船「自民党号」の乗員の中にはもう甘い汁は十分吸った、とばかりに
引退して逃げていく年寄りもいたりするわけで・・・これはこれで
ある意味「自浄作用」の役割も果たしてくれそうです(爆)

個人的には今回の選挙で責任を取らされると次に浮かび上がってきにくいので
陰に隠れてそっとやり過ごして力を蓄えておこうとする古狸なんかを
燻り出してもらいたいんですけどね・・・

民主党がダメになったあと(気が早い?^^;)自民党や民主党から
本当にやる気のある若手なんかが抜けだして新党でも結成してくれたら
応援したいなぁ・・・

右の頬を打たれたら・・・   担【けん♂】

恥ずかしながら元々歯槽膿漏気味で
歯を磨くと激しく出血したりしていました。

ソフトクリームを食べているときに血がついて
・・・あれ?ストロベリー味だっけ?

なんてことがあったり・・・「気味」どころじゃないですね(爆)
完璧に歯槽膿漏です(>_<)すいません。

でもって・・・「これはいかん」と歯磨きを強化したところ、
痩せた歯茎のエナメル部分が傷ついて
今度は「知覚過敏」になってしまいました(涙)

冷たいものを食べるとシみる・・・どころか
息を吸い込んでもシみて激痛(涙)

仕方がないので近所の歯医者に現在通院中です。

右の上の歯を治療しているので
右側でなるだけ噛まないでください
と言われて(というか痛くて噛めないんですけど^^;)
左側でばっかり食べ物を噛んでいたら・・・

今度は左側に口内炎が出来てしまいました(>_<)

左で噛んで「あ痛!
右で噛んでも「痛タタタ!

もうどうしていいやらわかりません。

これを機会に食べる量を減らして痩せてみようかとも
思ったのですが・・・胃の方は元気一杯で
容赦なく腹は減るわけで・・・(爆)

食べるべきか食べないべきか、それが問題だ・・byシェークスピア(嘘)
アホか!ドス(=゚д゚)ニい)'д‘)グハァ

新潟記念最終予想 担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)についてまとめていきたいと思います。

土曜の朝時点で日曜の昼にも雨が降るという予報でしたが
土曜昼には朝方までで降り止むという感じに変化・・・
大きく馬場が悪化するとは思えませんが、雨が苦手な馬もいるだけに
日中の天候の変化、馬場の状態には注意が必要です。

馬場が乾けば・・・単純なキレ味勝負。
馬場が湿ったままなら・・・重馬場適性の高い差し馬重視。


うーん、悩ましい・・・

出走枠順
新潟記念出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
展開分析→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
有力馬抽出→ココ
斤量負担分析→ココ
適性分析→ココ
展開分析2→ココ
週末の雑感→ココ

速いペースで逃げたい馬がいないため、前半1000mは59秒台後半から
60秒台程度
のこの設定にしてはゆったりとした流れになってきそうです。
前で粘り込むタイプの先行馬は×。
余程キレがあるタイプは押さえ候補・・・基本的には差し優勢のレースだと
考えられます。
安定して速い上がりが使えている「本質的にキレ味があるタイプ」の馬を重視。
コース取り、位置取り、調子などで微妙に差が出てきそうですが
最後の追い比べは激しいものになりそうですね。
天気の動向によって大分状況が変わりますが、
ひとまず重馬場適性が高い馬を重視・・・馬場が乾くなら印の入れ替えは
必要になるかもしれません。

今回の予想
◎イケトップガン
○エアシェイディ
▲ホッコーパドゥシャ
△ダイシンプラン
×マルカシェンク
×ダンスアジョイ

イケトップガンは末脚に安定感があります。
前走はマイル戦で流れについていけなかった感じですが
この馬も前半をスローでまとめられたら能力を発揮出来るので
今回はペースが合いそうです。
前走で太目の仕上がりだったので今回はマイナス体重が条件
なりそう、当日の様子は要チェックですね。
湿った馬場への適性が高いことから評価を上げましたが・・・

エアシェイディは本来ここに出てくるような馬ではないわけで(爆)
格の違いを見せつけるようなレースを期待したいところ。
ただ、本番がここではないだけに仕上げも緩そうですし、
8分の力で・・・どうかというところ。
後藤騎手はこの条件で2、3着が多いというデータもあるので
抜けた評価はしにくい感じです。

ホッコーパドゥシャはかなり疲れが出ている雰囲気で、
ここでは厳しいかと思ったのですが・・・雨ならば評価アップ
石橋脩騎手は伸びるコースにこだわるタイプという印象なので
脚が伸ばせたら上位に絡んでこれそうかと。
完全に乾いてくるようなら逆に切っても・・・

ダイシンプランも末脚がある馬。
タイキシャトル産駒の新潟の成績はそれほど良くありませんが
距離の面でからどうやら内回りコースに出ていることが多いようで
外回りの2000mは適性にピッタリはまりそうです。
体重が増えているようなら要注意、マイナス体重が理想です。
血統的に雨は×、福永騎手は新潟では特にコース取りが上手い印象なので
良いところを通れたら・・・

馬体の良化が著しいと感じたマルカシェンク本命予定でしたが
馬場が湿ると脚が鈍るので評価ダウン。
昨年の関屋記念をあっさり制しているようにキレ味勝負になれば
力を発揮する馬。前半をスローでまとめてくれば能力を発揮できそうだと
思います。内枠に入ったので道中の位置取りと直線でのコース取りが
課題になりそうですが、上手く前を向ければ上位争いになってきそうかと。
ただし馬場が激しく悪化するなら・・・切り候補。

ダンスアジョイは本来ここを目標にしていた馬。
前走は上手くハマって勝ったわけですが、連勝の期待がかかります。
末脚の安定感は随一、コースさえ上手く取れたら
十分に勝ち切る力があると思います。
馬体は少し萎んで見えたのが気がかり・・・反動が出ていないと
いいんですが・・・。
馬場が悪化するのも良くないのであまり湿ってくるなら切り候補かも。

馬体の状態が良さそうで【新潟の鬼】木幡騎手が手綱をとる
トウショウシロッコや、先行脚質でローラーの恩恵を受けられそうな
サンライズベガも気になりますが、その辺りは当日の状態を見て
入れ替えをするかもしれません。

印をつけた馬に関しても、天候、馬場状態によって評価を変える予定。
良馬場ならばマルカシェンク、エアシェイディが中心でしょうか。
混戦気味なので下手に絞らずBOXがいいかもしれません(^^;

激しいレースを期待!
秋以降につながるレースになるといいですね(^^)g

新潟記念(週末の雑感)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)についてまとめる前に
ざっと考えている事を整理しておきたいと思います(^^)

新潟記念は夏競馬の一環ということもあってか、
春秋のGⅠ戦線で活躍するような馬が出てくることがほとんどない印象。

過去の新潟記念の1番人気
08年 ダイシングロウ
07年 アドマイヤモナーク
06年 スウィフトカレント
05年 ダイワレイダース
04年 レニングラード

のちに有馬記念2着となったアドマイヤモナークもこの当時は
天皇賞春に1度挑戦した経験があるのみ。
重賞では前走の七夕賞で2着があるだけでした。
スウィフトカレントもこの頃はまだGⅠ出走歴なし・・・。

こう考えると今回参戦するエアシェイディの実績はかなり抜けている印象。
GⅠでの好走歴こそ有馬記念の3着しかありませんが
天皇賞秋、安田記念などにも参戦しており・・・変な言い方ですが
何で新潟記念?」(爆)という感じかもしれません(^^;

休み明けであることや、近距離とは言え新潟への輸送があること、
牝馬が一緒に出走すること(馬っ気を出しやすいという話:笑)
など不安要因はいくつもありますが、元々は末脚のキレで勝負してきた
実力馬だけに、あっさり勝ち切ってもおかしくないかなと。

そう言う意味ではマルカシェンクもマイルCSへの出走歴もありますし、
ダービー4着という実績もこれまでの出走馬の中では相当上位として
評価していいかもしれません。

近走では1600~1800mを中心に使われていますが
メイショウサムソン、アドマイヤメイン、ドリームパスポートに次ぐ
ダービー4着という実績を考えると距離の融通がきかないととは
思えないですね。
逆にスタートが悪い馬だけに、距離延長はプラスと見てもいいかもしれません。

実績上位の2頭夏競馬で活躍してきた馬がどう絡んでくるか、
これがこのレースのポイントだと考えていますが・・・
果たしてどうなるでしょうか。

問題があるのは天気の動向。
日曜の予報はここにきて時折雨が降るという予報に変わってきています。

水はけのいい競馬場だけに、大きな影響は出ないかもしれませんが
雨を極端に苦手にしている馬もいるだけに・・・判断が難しいところ。
予想は土曜日にアップしますが当日の天候次第で
変更が必要になる可能性もあるわけで・・・悩ましいですね。

雨が降ると馬場の中央から乾いていく構造の新潟競馬場。
差し馬優勢の傾向が強まるわけで、重馬場適性が高い差し馬に注意。

うーん、ひとまずまとめに入っていきたいと思います。

新潟記念(展開分析2)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)の出走馬が発表になりました。
回避馬が出たため、スノークラッシャーが繰り上がりになりました。

スノークラッシャー】牡4 サッカーボーイ×(リヴリア9
前走で不良馬場のOPを勝ちましたが、2000mのレースでは
実質的に1000万下で勝ち負け出来る、というレベル。
主戦の松岡騎手がマイネレーツェルに騎乗するため、若手の伊藤騎手に
乗り代わり・・・このレースに賭ける意気込み、という点では
少し疑問を感じます(^^;
馬格がなく、前走の馬体重を元にすると実質斤量負担は12.6%
かなり厳しい状況。過去に56kgまではこなしていますが
重賞でこの負担は・・・キツイかもしれません。
中段からの脚を使うタイプなので展開は合いそうですが
上位馬を上回るような脚を使えるかというと不安がありそうです。

暴走する可能性があったダイシングロウが回避になったため、
先行する可能性がありそうな馬は・・・
・メイショウレガーロ
・サンライズベガ
・デストラメンテ(微妙)


辺りに絞られてきそうです。
その内、メイショウレガーロの村田騎手、サンライズベガの池添騎手は
テン乗りになるわけで、少し様子を見ながら・・という感じになるのなら
前半はかなりのスローペースが想定されそうです。

隊列はそれほど長くならず、3コーナーからのカーブ辺りから
徐々に加速していく展開。

直線入り口でパーッと大きく外に開く感じになりやすい新潟競馬場ですが、
今回は前の馬が余力をもって前に伸びて行きそうなので、それほど横長の
隊列にならず、後方の馬も馬場中央辺りを追う感じになるかもしれません。

追い出しをしやすいのは外枠の差し馬
位置を上げて行きやすく、馬場状態が良いコースを自由に選べそうです。

逆に内枠に入った差し馬は一旦大きく下げて外に出し直すか、
そのまま内を突くか、の選択。

イケトップガン(柴田善)、ダンスアジョイ(角田)辺りは
騎手の性質から見るとおそらくそのまま内にコース取りをしてきそうです。

マルカシェンク(柴山)、ホッコーパドゥシャ(石橋脩)などは微妙。
伸びやすい外のコースにこだわる可能性もあり、タイミング的に
前が空くかどうかなど上手くコース取り出来るかが鍵になりそうです。

新潟記念(適性分析)  担【けん♂】

28日(金)現在の新潟競馬場の馬場の状況について前週までと比較して
チェックしておきたいと思います。 

○芝の状態
(今週)
・向正面の3コーナー手前付近の傷みが目立ってきた。
 コースの内側が傷んできたが、全体的にはまずまずの状態。
前週
・外回りコースの3コーナー及び4コーナー付近が傷んできた。
 コースの内側が徐々に傷んできたが、全体的には引き続き良好な状態。

○芝の草丈
・全て野芝、約11~13センチ(Aコースを使用)→前週と変化なし

○中間の作業内容
・24日に芝刈り
・25日(火)にローラーでコース内側の凹凸を均した
・26日(水)に殺菌剤、殺虫剤を散布
・23日(日)、24日、27日(木)に散水

※芝刈りは毎週行われていますが、ローラーをかけたのは初めて


芝の状態は良好→まずまずと微妙に変化してきています。
今回の大きなポイントは・・・ローラー
概してローラーをかけたあとは、極端にキレが出る馬場に変貌しやすく
今週の新潟も上がりが速い競馬になってくる可能性がありそうです。

その観点からすると・・・今回のポイントはキレのある馬重視
ということになりますね(^^;

新潟記念(新潟2000m)出走馬の中で33秒台の上がりを
使っている馬をピックアップしてみると・・・

33秒台前半の脚を使ったことがある馬
・マルカシェンク
・ダンスアジョイ
・イケトップガン
・ダイシンプラン
・エアシェイディ
・エリモハリアー(微妙)

33秒台後半までなら使ったことがある馬
・ホッコーパドゥシャ
・スノークラッシャー 
・トウショウシロッコ 
・アルコセニョーラ 
・ハギノジョイフル(微妙)

非常に微妙な差ですが、過去の出走レースの中で
最速の上がりを出した回数(最速率)を調べてみると

新潟記念:最速率
新潟記念末脚

明らかに33秒台前半を使っている馬と後半までの馬では
個性が違うことがわかります。
もちろん、使われているコースやレースレベルも違うので
単純に横比較はしにくいわけですが、高い確率で切れる脚を使っている馬
今回も期待しやすいと考えられます。

新潟記念(斤量負担分析)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)出走予定馬の実質斤量負担について
見てみたいと思います。

※実質斤量負担(%)=斤量÷馬体重

新潟記念:実質斤量負担
新潟記念斤量

危険水域の13%を超えているのはマイネレーツェル
12%後半になっているエリモハリアー、アルコセニョーラもキツイですね。
血統的に斤量に対する耐性が高いステイゴールド産駒だけに
侮れませんがアルコセニョーラはさらに負担が増えているだけに
昨年とは状況が違うかもしれません。

前走で複勝圏に入れず負けているのに斤量が増えているのは・・・
・マルカシェンク
・エアシェイディ


要はそれだけ実力が評価されている、という証明ですね。
どちらも実質的な負担の面ではこなせる域なので問題はなさそうですし
期待出来そうです。

その点ではホッコーパドゥシャの2着も高く評価された感じです。

逆に前走で好走しているのに斤量が下がっているのは・・・
・サンライズベガ

安定感のある実績なのに、重賞挑戦ということで
少し甘く見てもらえた印象(^^;
恵まれた、という点ではこの馬が一番面白いかもしれません。

メイショウレガーロは前走3着ながら斤量変わらず。
インタビューでふれていたとおり、かなりマグレ扱いされているようですね。
ハンデキャッパーの目を信じるか、それとも恵まれたと見るか・・・。

新潟記念(有力馬抽出)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)は展開によってガラリと様相を変えてくるだけに
一概に有力馬は挙げにくいわけですが(^^;ひとまず現時点での
注目馬をピックアップしておきたいと思います。

期待出来そうな馬
・マルカシェンク(馬体良化、スローペースなら)
・ダイシンプラン(マイナス体重が理想)
・エアシェイディ(実績断然、脚質優位、余裕残しの仕上げがどうか)

期待出来そうだが不安点のある馬
・ダンスアジョイ(脚質は合いそう。馬体の出来微妙)
・ホッコーパドゥシャ(荒れ馬場が合いそう。馬体劣化気味)
・トウショウシロッコ(前走の大幅馬体減が気になるところ)
・イケトップガン(スローペース必須、マイナス体重も条件)
・サンライズベガ(安定感はあるが、キレ不足気味かも)

期待感はあるが不安点の大きな馬
・アルコセニョーラ(斤量アップはきつい。馬体微妙)

うーん、まったく絞れてませんね(笑)

デストラメンテ、メイショウレガーロ、サンライズベガなどが
ペースを握るなら・・・前半のペースは上がりそうもありません。
前半1000mは60秒を超えるか、ギリギリ切るかくらい・・・
全体の走破時計も2分台に近い感じになるかもしれません。

ペースを上げてくる可能性があるとしたらダイシングロウでしょうか。
昨年はゲートに入るときに係員に叩かれてヒートアップ
引っ掛かって競馬にならなかったようです。
今年は慎重に行きたいところですが・・・気性的に難があるだけに
注意が必要になりそうです。

斤量ハンデの設定方法  担【けん♂】

サンスポに斤量ハンデの設定の仕方について、ハンデキャッパー
直接インタビューした記事が載っていました。
※記事は→ココ

内容を抜粋してまとめてみると・・・

・接戦で終わった場合ハンデはいじりにくい。
 特に展開で勝った印象があれば勝っても大幅には増やしにくい。

・前年の勝ち馬は今年の活躍馬と比較。

・実績上位馬は実績によって最上位の斤量が決まり、そこから力関係の序列
 斤量差を設定する(設定の基本はハンデキャッパーのイメージ)。

・負けていても上位争い出来ていれば微調整で上昇もある。

・休養は長期にならないと考慮しない。休養前の実績も加味する。

・負けた相手が活躍したかも考慮、負け方、勝ち方の印象も重要。


インタビューした記者が受けた印象と同じく、かなり人間的な主観
決められているんだなぁと感じる内容でした(^^;

たしかに馬の力は単純に計算して出てくるものではありませんし
調子や力関係など大雑把につかむしかないことが大部分・・・
その意味で斤量ハンデはそのまま、その馬の印象と言いかえることも
出来そうですね。

ハンデキャッパーはハンデをつけて各馬が同等の力を発揮出来るよう
上手く調整することが仕事
なわけで、先日の小倉記念のように
1~13着までが0.4秒差、ゴール前で横一線の大混戦になったら大成功・・・
と言うことになります。

斤量ハンデに加味されない大きなポイントは・・・馬格
実質斤量負担ということでこれまでもデータを取ってきましたが
同じ斤量でも馬格のある馬とない馬では負担が違ってくる、
という考え方でみると、こなせる斤量には個体差が出てくるわけで
特に「斤量が増えたときに限界を超えているかどうか」をチェックすると
ハンデの隙、を突けるかもしれません(^^)

逆に斤量が軽いというのは有利な面ももちろんありますが、
それだけ実力不足だと評価されているわけで・・・
軽いから好走する、ではなく能力の割に恵まれたんじゃないか、
という相対的な評価が重要だと言えそうです。
この辺りはハンデキャッパーの持っているその馬への印象に
違和感を感じるかどうかもポイントになりますね。

新潟記念に関してもハンデがどう影響してくるか・・・
実質斤量負担についてなども調べていきたいと思います(^^)g

新潟記念(馬体について2)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【アルコセニョーラ】
(08七夕賞)
アルコセニョーラ08七夕賞
(七夕賞)
アルコセニョーラ09七夕賞
(新潟記念)
アルコセニョーラ09新潟記念
元々下腹は巻き上がった感じのシルエットの馬ですが
今回はかなり角度が急でちょっと細いかも。
毛ツヤは良化して体調自体は悪くなさそうなだけに
仕上がったか、消耗したかのギリギリライン。
下半身の筋肉量にも不足を感じますし、後肢も少し後方に
流れ気味・・・キレには不足が出てしまうかもしれません。

【トウショウシロッコ】
(AJCC)
トウショウシロッコ09AJCC
(中山記念)
トウショウシロッコ09中山記念
(新潟記念)
トウショウシロッコ09新潟記念
全体的に筋肉の付き方のバランスがあまり良くない
雰囲気の馬ですが、今回はこの馬にしては下半身に丸みがあり
状態は悪くなさそうです。
腹袋が大きい馬なのでかなりポッコリした感じに見えますが、
アバラが見えており、緩んでいるわけではないので
この馬なりの力は十分に出せそうです。

【メイショウレガーロ】
(07京成杯)
メイショウレガーロ07京成杯
(07弥生賞)
メイショウレガーロ07弥生賞
(新潟記念)
メイショウレガーロ09新潟記念
3歳春までの写真との比較なのでかなり間が空いています。
体高がアップした分、幼さは抜けていますが
全体的な雰囲気は成長度に欠ける雰囲気。
下半身の筋肉量などは以前の方が良かったかも・・。
背中が落ちている分、クビが高くなっており
瞬発力に欠けるイメージ。

【ダンスアジョイ】
ダンスアジョイ09新潟記念
比較写真がありませんので変化はわかりませんが、
末脚一本の馬らしく下半身に偏った雰囲気の馬体。
上半身から腹回りに関しては少し肉が薄く
皮膚感も微妙に緩んでいるかも。
状態はそれほど良いとは思えませんが・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

新潟記念(馬体について1)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【エアシェイディ】
(AJCC)
エアシェイディ09AJCC
(中山記念)
エアシェイディ09中山記念
(新潟記念)
エアシェイディ09新潟記念
休み明けながらそれほど大きな変化のない馬体。
毛ツヤも良く、体調は良さそうです。
陣営がまだ少し重い、とコメントしているように
微妙に腹がポッコリとしていますがシルエットが
崩れる程ではないので大きな影響はなさそうです。
秋を見据えて少し余裕残しの仕上げ、能力でどこまでこなせるか・・・。

【マルカシェンク】
(京都金杯)
マルカシェンク09京都金杯
(関屋記念)
マルカシェンク09関屋記念
(新潟記念)
マルカシェンク09新潟記念
休み明けを叩いて大きく良化。
少し腹回りに余裕を感じますが、上半身、下半身ともに
筋肉が充実してやっと本来の馬体に戻った雰囲気です。
毛ツヤも非常に良く、体調に問題はなさそう。
あとは展開と天候次第。状態は相当良いと思います。

【ホッコーパドゥシャ】
(七夕賞)
ホッコーパドゥシャ09七夕賞
(小倉記念)
ホッコーパドゥシャ09小倉記念
(新潟記念)
ホッコーパドゥシャ09新潟記念
間隔を詰めた出走で徐々に絞り込まれて・・・と言うか
少し疲れが出ている雰囲気の馬体。
肉が薄くなったと同時に皮膚感が少し緩め、
状態はギリギリ・・・かも。下半身の筋肉の厚みが
なくなってきており、最後の詰めが甘くなりそうかと。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

新潟記念(展開分析)  担【けん♂】

新潟記念が行われる新潟2000mは向こう正面のポケットからスタート。

カーブ手前に軽い上り坂はあるものの、スタート直後から約1000mの
真っ直ぐな直線が続くため、前半1000mはかなり速いペースになりがちです。
行く馬がいれば57秒台・・・58秒台のレースもかなりの頻度で出ており、
59秒後半から60秒を超えてくることは逆に稀な感じ。

カーブは下りながらになる上に角度が急。
速いペースで突っ込んで行ってもここは減速しないと曲がりきれません。

先行気味に行く馬は内外の枠に関係なく、前に行ってしまえば
内側を通ることになりますが、差し馬に関しては内側に閉じこめられると
まくって上がって行きにくい上に、開催が進んで内外の馬場差が出てくる
今の時期に思い切って外に出して行き難い感じです。
逆に外枠に入った方がカーブでの減速も少なくて済みますし
スムーズに直線入り口で大きく外に出して追い出しが出来そう
です。

芝の状態にもよりますが、後方の馬が外に開くロスがあるために
先行馬が止まらない展開になると・・・先行馬同士で決着がしやすくなります。

ただし、芝状態に大きく差が出てくるようになると大外に出した馬の
末脚の爆発力次第で大外一気
・・も炸裂しやすいわけで
非常に展開は難解です。

基本的には・・・

末脚に伸びがある先行馬>後方から爆発力を発揮する差し馬>粘り込む脚質の先行馬

こんな感じの図式になるのではないでしょうか。
展開、ペース、位置取り、騎手の思惑、仕掛けどころ・・ちょっとした
要素で着順が変わってきそうな感じがします。

4コーナー位置取りと着順の関係
新潟2000位置

基本的には前有利の実績となっていますが、中段後方からの差し馬も有力です。
ただしコーナーの時点で完全に後方にいるようではほとんど差し切れていませんね。
2着はかなり前が有利です。先行する有力馬は少なくとも連下で押さえておく
必要がありそうです。
3着になるとかなり後方からの差しも届いています。
立ち遅れた馬が凄い脚で飛び込んで・・・3着まで・・ということが
よく起こっているようですね(^^;

昨年のように横並びにパーっと開いて先行馬と後方の馬の差が
4馬身程度
に縮まってしまうこともあるわけで、そうなると決め手勝負・・・
まずは展開を想定することが一番重要になるレースかもしれません。

4コーナー位置取りと着順の関係:稍重~
新潟記念位置2

今週は金曜、土曜辺りに雨の予報が出ています。
日本一水はけのいい競馬場なので、当日まで降り続くことがなければ
この季節なら乾いてきそうですが、ひとまず馬場が湿ったときの傾向と
比較してみました。

通常とは違い、馬場が湿ると差し有利になるという傾向。
新潟競馬場の直線はかまぼこ状になっているので
(見た目にもわかるくらい?)馬場の真ん中から乾いていく傾向になるわけで
内ラチ沿いを走る先行馬が湿った馬場に脚を取られる中、
馬場の真ん中を追い込む差し馬は比較的乾いた馬場で末脚が発揮しやすくなる・・
ということだと考えられます。

もし雨が残るようなら差し馬を要チェック!
先行馬は余程重馬場適性が高くない限り割引きたいところです。

新潟記念(各馬分析3)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

ハギノジョイフル】せ5(栗東) タニノギムレット×(ジェイドロバリー)
基本的には好位、先行気味に行って粘り込むスタイル。
キレがあるタイプではないので馬場が渋った方が良さそうです。
▲22kgと大幅に馬体を落としてしまっているところから
少し戻してきましたがまだ不足気味。
余程馬場が渋ったら一考くらいかと。

ホッコーパドゥシャ】牡7(栗東) マヤノトップガン×(ヤマニンスキー)
中段から脚を伸ばして重賞で連続好走。詰めの甘さはあるものの
能力的にはそれなりに高く評価していい馬だと思います。
間隔を詰めて使ってきているので少し疲れが出ているようなので
過信は禁物ですが血統的に少し力が要る馬場でもこなせますし
状態がもてば上位争いも可能かも。

マイネレーツェル】牝4(栗東) ステイゴールド×(サクラユタカオー)
斤量への耐性が高いステイゴールド産駒ですが、ここまで馬格がないと
さすがに厳しいですね。新潟なら広いコーナーを大きく回せますので
包まれる心配がない分、少しマシかもしれませんが現状では
競い合いで抜け出せるほどのキレはなさそうです。
馬場が湿ったときに一考程度。

マルカシェンク】牡6(栗東) サンデーサイレンス×(Zafonic)
前年に制した関屋記念で16着と大敗。
馬場が湿ったこと、出遅れたことなど要因はいろいろとありそうですが
基本的に前半が速いレースに弱い、ということが最も大きく
影響していると考えています。
マイル適性と言われている馬ですが、距離延長でペースが落ちれば
逆に適性はアップしてきそうな印象。叩き2走目で状態も上がりそうなので
上がり勝負になれば期待できそう。

メイショウレガーロ】牡5(美浦) マンハッタンカフェ×(Carson City)
函館記念ではハナを切って3着に粘り込み。
スローペースでしか結果を出していなかった馬を粘らせたのは
騎手の力が大きかったかも・・。
決め手に不足感があり、余程展開が向かないと上位争いは難しい印象。

レオマイスター】牡4(美浦) ニューイングランド×(ジャッジアンジェルーチ)
緩むポイントがないと前に詰めていけない脚質。
かと言って最初から前に行くと福島記念のときのように脚が止まるので(爆)
騎手の乗り方がかなり重要になってきそうです。
連闘で消耗した馬体は戻してきていると思いますが、直線が長い競馬場で
上位馬相手に末脚競争が出来るほどではなさそうかと。

新潟記念(各馬分析2)  担【けん♂】

せっかくスッキリと切り替えて新潟記念(新潟2000m)の考察に
入ったわけですが・・・ブエナビスタについて
他の所はまだ分からんが、(凱旋門賞は)もうないんじゃないか」(スポーツ報知
by松田博調教師

だーかーらー!こういう思わせぶりなことを言ってくれるな、と(爆)
まぁいいです。もう信じませんから(>_<)

セラフィックロンプ】牝5(美浦) マンハッタンカフェ×(ロイヤルスキー)
好位、先行気味に行く脚質で安定した成績をおさめていましたが
結果を出しているのは基本的に小回りの競馬場。
控えればそれなりの末脚を使えることが前走で証明されましたが
牡馬上位馬相手に差し合いで競えるほどではなさそうです。
血統的には重馬場適性が高くてもおかしくないですが
この馬は湿った馬場が苦手なので週末の天気に注意。

ダイシングロウ】牡5(栗東) ダンスインザダーク×(ジェイドロバリー)
小倉記念は13着と大敗してしまいましたが勝ち馬とは0.4差と
大きく負けたわけではありません。とはいえ、脚が止まったのも事実なので
完全に復調した、という感じではなさそうです。
新潟大賞典でもキレ不足を露呈しており、脚質、能力ともに
合う印象はなさそうかと。

ダイシンプラン】牡4(栗東) タイキシャトル×(Dehere)
同じく小倉記念で9着に終りましたが勝ち馬とは0.2秒差。
短期間で小倉、栗東間を往復した割に少し馬体が絞れておらず
中間でビッシリできていなかった感じなので、今回はマイナス体重が
条件になってきそうです。
末脚のキレはかなり優秀な馬なので本調子であれば
ここでも十分に期待出来そうです。、

ダンスアジョイ】牡8(栗東) ダンスインザダーク×(トニービン)
小倉記念では内を抜け出す見事な騎乗に導かれて重賞制覇。
本来は直線が長い競馬場を得意としており、当初の目標だった
新潟記念では好走が期待出来そうです。
馬場が湿ると極端に末脚が鈍るので良馬場が条件になりそうですが
キレ味は年齢を感じさせないものがあるだけに
横並びの勝負になれば連勝も・・・

デストラメンテ】牡5(美浦) アドマイヤコジーン×(フレンチグローリー)
先行気味に行く馬ですが、荒れ馬場適性が高く、天候が崩れた方が
期待度アップ。末脚自体は少し鈍いので新潟でキレ勝負になってしまうと
厳しくなりそうです。
昨夏に新潟で好走がありますが、こちらは内回りコース・・・
今回の参考にはしにくい感じです。

トウショウシロッコ】牡6(美浦) アドマイヤベガ×(ニッポーテイオー)
昨年のこのレースで3着。好位から脚を伸ばせる馬ですが
最後の詰めが甘いタイプといえそうです。
前々走までは馬体が重めにはなっていましたが、前走で▲24kgと
大幅にダウン。仕上がって好走を見ることが出来ましたが
今回に余力に不足しているかも。
適性的には侮れない馬なので調子が気になるところです。

続きます。

新潟記念(各馬分析1)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アルコセニョーラ】牝5(美浦) ステイゴールド×(モガンボ)
昨年の勝ち馬。通常より斤量負担に耐性があるステイゴールド産駒ですが、
馬格がないことからハンデをもらった時の方が好走があるタイプ。
基本的に後方からの競馬になりやすいですが、昨年のように
横並び一線になれば切れ味が活きてきます。
安定感はありませんが、新潟が得意な武士沢騎手の手腕込みで
今年も注意が必要になりそうです。

イケトップガン】牡5(美浦) マヤノトップガン×(サンデーサイレンス)
新潟での好走歴があることから関屋記念でも少し注目してみましたが
やはりマイルは短かったようですね(^^;
距離を2000mに戻したのは良さそうですが、前半をスローで
行きたい馬だけに先行馬の作るペースに注意したいところ。
前走で少し太めになっているので今回はマイナス体重が必須。

ウェディングフジコ】牝5(美浦) フジキセキ×(トニービン)
2000m周辺ではある程度安定した成績をおさめています。
前走は関西輸送のダメージが少しあったのか、好位から脚が伸ばせず7着。
関東に戻ればそれなりに頑張れそうですが、基本的にキレに不足感があるので
新潟では微妙かも。

エアシェイディ】牡8(美浦) サンデーサイレンス×(ノーザンテースト)
怪我があったとかではなかったようですが、今年は通常よりも長く
休養をとっての復帰戦、年齢的な問題があったのでしょうか。
重賞での安定感などは今回のメンバー中でも最上位クラス、
少し鈍くなった感じはありますが安定して末脚が使える馬だけに
新潟への適性は十分に高そうです。
馬格もそれなりにあるので斤量負担もこなせそう。
余程状態の変化がない限り、期待出来そうかと。

エリモハリアー】せ9(栗東) ジェネラス×(ブレイヴェストローマン)
小倉記念では後方から最速の上がりを使って勝ち馬に0.1秒差の5着。
力自体はまだ衰えていないところを見せました。
長い脚を使える馬ではない印象なので新潟での追い比べでどうかは微妙。
昨年はこのレースでは15着と大敗しているだけに野芝が合うかも疑問かも。

サンライズベガ】牡5(栗東) アドマイヤベガ×(Theatrical)
先行気味に行く脚質で非常に安定した成績を残してきています。
それほどキレる脚があるわけではないので上位馬相手に粘り切れるか
今回が試金石になってきそうです。先行有利な馬場状態になれば
通用する可能性は十分。他の先行馬との兼ね合いに注意したいです。

続きます。

今週の展望  担【けん♂】

ダルマンベーダー
よしおさんに教えて頂いた「ダルマンベーダー
8面がどうしてもクリア出来ないのでちょっとお遊びで
ダルマを並べてみました(^^;意外に難しいかも?
ちなみに記録は5回残し。暇な方は是非挑戦を♪

今週は
・新潟記念(新潟2000m:GⅢ)
・キーンランドC(札幌1200m:GⅢ)


の2本立て。

新潟記念にはダンスアジョイ、エアシェイディなどが登録。
この時期は雨が降りやすい上に、馬場状態もかなり悪化してきているので
非常に難解なレースになりそうです。

昨年は馬場が湿った上に直線入り口でパーっと横に開いて
先頭と後方の差が4馬身差あるかないかくらいになり、
横並び一線からの追い比べ。
重馬場適性と斤量ハンデを活かしてアルコセニョーラが
このレースを制しましたが、今年はどんなレースになるでしょうか。

キーンランドCも面白そうなメンバーです。
ビービーガルダン、アーバニティ、グランプリエンゼル・・・
かなりの激戦になってきそうですね。

開催が進んで芝は見た目にも荒れてきていますが
先週の結果を見ても内伸びの馬場自体は変わっていないようなので
先行有利な傾向は変わらない感じ。
内枠の差し馬と前の馬が狙い目でしょうか。

昨年はタニノマティーニが16番人気ながらレコード勝ち、
札幌適性のある馬にも注意したいところです。

今週は・・・迷うところですが新潟記念をメインに考察をしていく予定。
キーンランドCも時間があれば見てみたいと考えています。

気分を新たに、すっきり切り替えていきたいですね(^^)/

分かち合えない夢   担【けん♂】

レース後のコメントで
ヨーロッパのレースを考えるとスタートはもっとゆっくり出てくれた方がいいね
凱旋門賞に思いをはせた安藤勝騎手に対し、

負けましたからね。フランスには行きません。
クラブの会員さんがいるので早めに決めて言っておかないとね。

とあっさり夢をあきらめるコメントを出してきた松田博調教師。

勝たないと凱旋門賞には行かない、行けない、という条件を
予め決めてあるならば安藤勝騎手にもそう伝えておくべきでは・・・

これではあまりに安藤勝騎手のコメントが切ないです(T_T)

不利な構造のレースで精一杯の騎乗をして、納得の結果を出した
騎手に対してこれは惨い仕打ち
騎手だって馬の育成に大きく関わってくるわけで馬の将来について
蚊帳の外に置かれてしまってはモチベーションも下がってしまいそうです。

正直言って個人的にはブエナビスタの札幌記念2着というのは
想定以上の内容だと思っています。

机上の計算を元にしているとはいえ、良くて3着・・・
まぁ掲示板を確保すれば十分に能力を示したと言えるのでは、
と考えていました。
もちろんブエナビスタの能力を疑う、とかではなく
仮にディープインパクトが出てきても同じような評価をしたと思います。

内伸びの馬場で、外を回して伸びたのはブエナビスタ1頭だけ。
荒れていない(草丈の長い)馬場を通ったということは
欧州の芝への適性を示した内容だとも考えられますし、
この結果を見て「負けたから行かない」というのは
何か違うのではないでしょうか。

競馬における勝った、負けたはもちろん重要ですが
どういう内容で勝ったか負けたか、が次のレースにつながる
一番重要なポイント。

前を進んで最高のルートを辿ったヤマニンキングリーを後方から
ここまで追い詰めたことは「負けた」の一言で断ち切っていいことだとは
私には思えません。

ブエナビスタに関係している人達の思惑、事情もあるでしょうから
遠征断念という結果になってしまったのは仕方ないとしても
この内容で「行かない」と言うくらいなら

最初から行くなんて言うな!

と、あえて暴言を吐いておきたいと思いますm(__)m

今回のことで一番落胆したのはレッドディザイア陣営かもしれませんね(爆)

札幌記念回顧(話が違う?!)  担【けん♂】

大注目の札幌記念が行われました。

ブエナビスタの凱旋門賞への前哨戦もしくは壮行会(爆)といった雰囲気も
後押しして1.5倍と圧倒的な人気を背負ってのレース。
スーパー牝馬が能力を見せ付けるのか、古馬が意地を見せるのか・・・
秋以降を占う上でも非常に重要なレースとなりました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎ヤマニンキングリー  2.00.7  上がり35.8
2着×ブエナビスタ      クビ
3着 サクラオリオン

5着×トーセンキャプテン
9着○マツリダゴッホ
11▲シャドウゲイト
14△ミヤビランベリ

※全着順は→ココ

基本は内枠の差し馬、及び逃げ馬・・・あとはブエナビスタが
どこまで届くか、というのが今回のレースのポイント。
サクラオリオンは次点評価だったのですが、位置取りに不安があったので
先行馬との兼ね合いで印を回せませんでした。
うーん、思ったよりも前の馬の脚が止まりましたね・・・。

ハナを切って行ったのは中舘騎手に戻ったドリームサンデー。
マンハッタンスカイ、ステキシンスケクン、ブラックアルタイルが続き、
ヤマニンキングリーも期待どおり好位につける展開。

前に絡んで行くことを期待したミヤビランベリは好位の後ろ辺り、
シャドウゲイトは中段後方気味の位置取り(爆)
末脚が鈍い馬だけにこの位置では何も出来ませんね・・・残念。

ブエナビスタは後方から3番手辺りの外。
周りの馬が外から前に押して行ったために釣られてしまったのか
少し行きたがった様子でしたが安藤勝騎手は手綱を絞り気味に
抑えていきました。

ブエナビスタを見る位置になんとマツリダゴッホ!そしてトーセンキャプテン
外からなので前に行けるか微妙ではありましたが、横山典騎手は
バクチを打ってきましたね・・・。
逆に言えば正攻法ではレースが出来ない状態だったとも言えそうです。
格の上では横綱相撲をしてくるべき馬。
自分のスタイルの競馬が出来ない状況での苦肉の策なのかもしれません。

12.5-11.1-12.0-12.4-12.2-12.2-12.1-11.9-11.8-12.5
前半1000m 60.2
後半1000m 60.5

前半のペースはほぼ想定どおり。
ドリームサンデーにしては少しだけ速かったかもしれません。
上位馬相手のレースですし、押して行っただけに気合が乗りすぎたのかも。

後半になってペースが上がっているものの、キレが活かせない芝の状態もあって
数字的には前半の方が速い構成になってしまっていますが
実質的には後傾ラップ気味と見ていいと思います。

3コーナーカーブに入った辺りでマツリダゴッホが外を回して一気に前に進出、
本来ならここで先頭に並ぶような騎乗が理想的ですが・・・
ほぼ最後方の位置からのスタートなのでいつまでたっても前が
見えてきません(涙)

ブエナビスタもそれを見るように一緒に進出開始。
2頭を見ながら後方でジッと我慢をしていたトーセンキャプテン
着いて行きたいところをグッと我慢して、ワンテンポ置いて内に切れ込む騎乗。

4コーナー映像
札幌記念4コーナー

先に仕掛けて強引に外を回したブエナビスタよりも
内を突いたトーセンキャプテンの方が前に居る
ことがわかります。
こういうショートカットは前が詰まる可能性もあるので
判断が難しいわけですが、成功すれば位置取りの不利を一気に
取り返せるわけで・・・藤岡佑騎手の好判断が光りますね。

ブエナビスタは馬格が小さめなので外を回さざるを得ないのが
今後も課題になってくるかもしれません。
(気性的にも外へ外へ、と行きたがるという話もあるようです)

先行馬の後ろに取り付いていたヤマニンキングリー
スッと馬場中央に出して追い出し開始。
粘るドリームサンデー、マンハッタンスカイをかわして先頭に
躍り出て行きました。
一番ロスがない騎乗が出来るかも、と期待したわけですが
見事に柴山騎手が応えてくれました(^^)g

後続の追撃を抑え切って先頭でゴールイン!

外を回したブエナビスタは直線に入った時点で先頭と5馬身差程度・・・
マツリダゴッホをかわした辺りで少しヨレた感じでなかなか
伸びて行けませんでしたが、残り100mくらいで一気にギアが上がって急加速
回りの馬を置き去りにしてしまうような伸び脚で詰め寄りましたが
残念ながら前に届き切らず・・・2着となってしまいました。

道中はブエナビスタの内を走っていたサクラオリオン
外を回さず、馬群の内を狙って行く騎乗。
函館記念では外から内に入れてさらに外に出す見事なコース取りを
見せた秋山騎手ですが、今回は馬群の外に出して行く隙間がないので
トーセンキャプテンと並ぶように内を突く騎乗。

内で脚が止まったマイネカンナを挟んで、さらに内にかわして行った
トーセンキャプテンとそのまま真っ直ぐ抜けて行ったサクラオリオン。
結果的にはこの微妙なコース取りの優劣が結果に影響してしまった感じ・・・

前で頑張るマンハッタンスカイを微妙にかわしてサクラオリオン
3着に入線となりました。

レース後のコメント
1着 ヤマニンキングリー(柴山騎手)
「強い馬はいたけど、この馬のレースをさせることだけ考えてレースをさせました。
うまく流れに乗って、久々でしたがよく我慢してくれました」


(河内師)
「菊花賞の後、使い詰めで来ていたので予定通り休みを取って、
うまくリフレッシュさせることが出来ました。
うまく仕上がって理想のレースが出来ましたね。秋は天皇賞路線を考えていましたが、
ここを勝ったのである程度自信を持っていけますね」


2着 ブエナビスタ(安藤勝騎手)
「今日は久々のせいで馬がちょっとカリカリしていたせいか、
スタートでびっくりするくらいカーンと出て、100mくらい行きたがっていた。
本当は後ろからどこかで内に入れて我慢させるつもりだったのが、
外、外を回らされる不利なレース。マツリダゴッホが動いて行った時に
その後ろについて行ったんだけど、あれで完全に捲り切ってくれれば良かったけどね。
小回りでコーナーで動いたせいか、少し動きが鈍かったけど、
最後の100mはグンという伸び。長い芝も問題ないし、
広いコースならじっくり仕掛けられるだろうから、今回の2着の結果も決して悪くない。
ただ、ヨーロッパのレースを考えるとスタートはもっとゆっくり出てくれた方がいいね


(松田博師)
「オーナーと、勝ったらと話していて、負けましたからね。フランスには行きません
クラブの会員さんがいるので早めに決めて言っておかないとね。
惜しかったけれど、“勝ちに等しい”ではダメです。勝ったらという条件でした
レースはいくらでもあるし。今日454キロで桜花賞と同じ、
これでは輸送で減ってしまうだろう。ということで、次は秋華賞になるだろう。
トライアルは使わなくていいでしょう」


3着 サクラオリオン(秋山騎手)
「今日は思ったより馬が前に行ってくれず後方から。勝負どころで狭くなったり、
今日はダメかと思ったけど、直線に向いてからはいい伸び脚だった。力はあるね」


4着 マンハッタンスカイ(吉田稔騎手)
「この馬のイメージから、追って伸びる感じはなかったので早め早めに動いて行った。
よく粘ったし、ゴールの時には3着かと思ったんだけど…」


5着 トーセンキャプテン(藤岡佑騎手)
「久々のレースだったんですが、この馬らしいレースをようやくしてくれました。
次に繋がるレースが出来て良かったです」


9着 マツリダゴッホ(横山典騎手)
「これだけ負けたんだから話すこともないでしょ」

え?\(◎o◎)/!
ちょっと・・・話が違うんじゃ・・・

凱旋門賞の注目馬(ブエナビスタのライバル)  担【けん♂】

札幌記念の結果はどうあれ、ブエナビスタ凱旋門賞に向かうと思いますが
現時点では欧州での評価はゼロに等しい状態。
先日惜しくも引退となってしまったディープスカイやドリームジャーニーの
オッズ評価が41倍程度ということで、いかに甘く見られているかがわかります(>_<)
まぁディープインパクト、メイショウサムソンと日本のトップの馬が
活躍出来なかった現状では仕方がないことですが・・・。

ひとまず今年の凱旋門賞で注目されている欧州上位馬について
簡単にまとめておきたいと思います。
※まだ本番に向かうかどうかわからない馬もいます。

シーザスターズ 牡3 Cape Cross×(Miswaki)
 現在の欧州で最大の注目を集める馬。2000ギニー、英ダービー、
 エクリプスS、インターナショナルSとGⅠを連勝中
 次走は愛チャンピオンSと言う話が出ており、凱旋門賞に向かうかは
 微妙ながら出てくれば最有力候補。欧州上位クラスの馬をことごとく
 撃破
している点で現時点では力量上位か。

フェイムアンドグローリー 牡3 Montjeu×(Shirley Heights)
 デビューから4連勝、英ダービーでも1番人気に支持されましたが
 シーザスターズに敗れて2着。続く愛ダービーでは鬱憤を晴らすように
 5馬身差で圧勝しており、欧州ではシーザスターズに並ぶほどに
 評価されている馬
。少し間隔が空きましたが愛チャンピオンSで
 シーザスターズと再戦があるかもしれません。

コンデュイ 牡4 Dalakhani×(Sadler's Wells)
 エクリプスSで離された3着に敗れたあと、キングジョージSに向かい
 見事に勝利をおさめました。前年のセントレジャーSで強い勝ち方を
 しているだけに能力的に期待されていますが、勝った相手、負けた相手を
 見る限り、1枚足りない感じも・・・(^^;

ヴィジョンデタ 牡4 Chichicastenango×(Garde Royale)
 昨年の凱旋門賞では良いところなく敗れてしまったものの、
 今年に入ってガネー賞、プリンスオブウェールズSとGⅠを連勝中
 勝つときにはいつも微差という根性馬だけに競り合いに持ち込めれば今年こそ!?
 勝ってきた相手が微妙なので評価が難しいですが、成長分に期待。

タータンベアラー 牡4 Spectrum×(Generous)
 今年に入ってプリンスオブウェールズS、キングジョージSと連続2着
 調子を取り戻して安定感のある走りを見せています。
 上位馬とはあまり差がない結果だけに、リベンジを狙いたいところ。

スタセリタ 牝3 Monsun×(Dashing Blade)
 昨年のザルカヴァに続き、今年も現れた仏の無敗のオークス馬
 5戦5勝、オークスも4馬身差の圧勝と完璧な内容だっただけに
 秋の活躍が楽しみな馬です。ヴェルメイユ賞→凱旋門賞という
 予定が出されているだけに牝馬の連覇なるかにも注目ですね。

カヴァルリマン 牡3 Halling×(Highest Honor)
 凱旋門賞と同じ舞台であるロンシャン2400mのパリ大賞典
 追い比べを制してGⅠ制覇。前々走でも6馬身差で快勝しており、
 勢いのある1頭。

ユームザイン 牡6 Sinndar×(Sadler's Wells)
 凱旋門賞で連続2着。格下の相手にも惜敗するクセに格上相手でも
 好走するという非常にイマイチな馬。今年もコロネーションCで2着、
 サンクルー大賞典で3着と相変わらずの惜敗っぷりを発揮中。
 今年も出てくるなら上位争いをしてしまうのかも・・・?!

リップヴァンウィンクル 牡3 Galileo×(Stravinsky)
 エクリプスSではシーザスターズに敗れたものの、
 コンデュイを4馬身離して2着と力のあるところを見せ、
 サセックスSで念願のGⅠ制覇。徐々に調子を上げている期待の1頭。

カジュアルコンクエスト 牡4 Hernando×(Kris)
 3歳時に英ダービー3着、愛ダービー2着と惜敗が続いていましたが
 今年に入ってタタソールズゴールドCを5馬身半差で圧勝しGⅠ初制覇。
 凱旋門賞に向かう予定ですので秋の復帰戦が楽しみです。 

サリスカ 牝3 Pivotal×(Muhtarram)
 アレクサンドローヴァ以来となる英愛オークス制覇を成し遂げ
 前走のヨークシャーオークスでも圧倒的な人気を背負いましたが・・・
 出遅れて巻き返すものの3/4馬身差の2着と敗れてしまいました。
 能力的には今年の欧州を代表する注目牝馬の内の1頭。

ダルレミ 牝4 Singspiel×(Top Ville)
 上記のサリスカを破った牝馬。昨年もザルカヴァの2着など
 堅実な走りを見せていただけに、今が開花中?!

昨年活躍していた欧州トップレベルの馬がほとんど引退してしまったので
今年は地盤沈下を起こすかも・・・と危惧していましたが
どうやら杞憂に終わりそうですね(^^;
トップレベルのシーザスターズなどが回避してしまうと
かなり残念ですが、それでもかなり強力なメンバーが揃いそうです。
ブエナビスタがどこまでやれるのか・・・大いに注目したいですね♪

POG馬出走結果(厳しい現実)   担【けん♂】

いやーせっかくデビューする馬が2頭いても同じレースに出てしまうと
1レースであっという間に終わってしまうわけで(爆)
楽しみも半減・・・結果が出ないと悔しさ2倍です(涙)

トーセンダビンチ、ミラクルレジェンドのデビュー戦が行われました。

※出走記事は→ココ

好スタートを切ったのはトーセンダビンチ
スッとハナを奪うダッシュ能力を見せてくれましたが、
外からニシノモレッタやアドマイヤロイヤルにかわされていくと
藤岡佑騎手は少し手綱を絞って抑える感じ・・・

うーん、機嫌を損ねた・・・というよりも追走する能力がなかった
という印象ですね(>_<)
次々と周りの馬にかわされていって気がつけば集団の末尾の方にまで
下がって行ってしまいました(涙)

まだスピード能力に不足があるようです。
調教であまり動いていない、という指摘があったように
現段階では仕上がり途上、これからの成長に期待するしかない感じです。

1枠1番に入ったミラクルレジェンドはスタートこそ
それなりに切って行きましたが、そこからは流れについていけない感じで
ズルズル下がってあっという間に集団から遅れてポツンと後方2番手を追走。
内枠スタートの利をまったく活かせませんでした。

3コーナー手前辺りから前に詰めて行って外に出して
追い出したものの直線入り口では絶望的なほどに前とは差が開いて
しまっている状況。他の競馬場ならいざ知らず、札幌でこの内容では
上位を狙うのは無理だと思います(>_<)

結局、ミラクルレジェンド最速の上がり(34.6)を使ったものの
6着に飛び込むのが精一杯。
トーセンダビンチは直線に入っても脚が伸ばせず、離れた11着と
大敗
してしまいました。

両馬ともに気性的にまだ不安定なところがある印象。
まずはレースに慣れて、流れの中で競馬が出来るようになるまで
じっくり成長していってもらいたいものです。

それにしても・・せめて2レース分、ドキドキしたかったなぁ・・・

札幌記念最終予想  担【けん♂】

札幌記念(札幌2000m)についてまとめていきたいと思います。

注目はもちろんブエナビスタなわけですが、
予定通りこの後にブエナビスタが凱旋門賞に向かうのであれば
ここで先輩としての意地を見せておかないと
国内の秋のGⅠ戦線の価値がガクッと下がってしまうわけで
3歳牝馬にあっさり負けている場合ではありません(^^;

ブエナビスタにも頑張ってもらいたいですが、ここはしっかりと
古馬一線級の力量も示してもらいたいと思います。

出走枠順
札幌記念出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
週初めの雑感→ココ
展開分析→ココ
有力馬抽出→ココ
展開分析2→ココ
末脚能力分析→ココ
展開想定→ココ

スローの後傾ラップ、典型的な先行有利な札幌のレースになる公算が
高そうです。雨の状態も気になるわけで、場合によっては
あっさり前で決まってしまうことも・・・?

今回の予想
◎ヤマニンキングリー
○マツリダゴッホ
▲ミヤビランベリ
△シャドウゲイト
×ブエナビスタ
×トーセンキャプテン

ちょっと直観にこだわり過ぎた感じもありますが・・・(^^;
ヤマニンキングリーの出来に期待したいと思います。
内であまり下げてしまうようなら厳しくなってしまうかもしれませんが
スッと前に取りついて抜け出す競馬が出来るなら最も効率的に
レースを出来そうです。雨に弱い感じなので馬場が湿ってくるなら
少し評価を下げて・・・

マツリダゴッホが本来の調子であるなら、あっさり勝ちきっても
おかしくないと思います。
適性はバッチリなだけに復活に期待したいですね。
外枠からになってスタート直後が課題になってきそうです。
横山典騎手はこの馬の良さを最初に引き出した騎手だけに
乗り方はよくわかっているはず。楽しみです。

ミヤビランベリは・・・末脚にキレがない分、どこまで粘れるか
かなり微妙ですが馬場が湿ってくるようなら評価アップ。
前走で不利を受けながらも見事に跳ね返す精神力を見せていますので
ここで一皮剥けてくれれば・・・

シャドウゲイト馬体の出来は非常に良く見えました。
前走は不利があって失速したものの、調子さえ戻れば
国際GⅠ馬の力を発揮してくれるかもしれません。
本来は血統的に重馬場が合う馬ではありませんが
脚質的には有利に働くので馬場が湿ったら評価アップで。

ブエナビスタは・・・◎でもいいんですが(笑)
馬券戦略的にも評価を上げるべきではないと判断しました。
・・・こういう欲目は良くないかもしれませんね(爆)
不利な条件が揃いまくっているだけに、言うなれば今回は試金石のレース
配当を考えてもハイリスクローリターンな感じになるわけで
ここは押さえ程度に留めておきたいと思います。

トーセンキャプテンは近走の成績以上に能力がある馬。
ペースが緩くなれば本来の力が出せるかもしれません。
出来がまだ微妙ですが、きっちり前に押し上げる競馬で
絡んできてもらいたいものです。

色んな意味での大一番!
好レースを期待したいと思います(^^)/

札幌記念(展開想定)  担【けん♂】

札幌記念(札幌2000m)の枠順が出たところで、ひまずざっと
展開を想定してみたいと思います。

スッと先手を取って行けそうなのはマンハッタンスカイ
シャドウゲイトがその横でついていきたいところです。

サクラオリオンは前走同様内側で我慢したいところなので
この枠は絶好ですね。
ヤマニンキングリーは横の馬が控えてしまいそうなので相対的に
前につけて行けそうです。柴山騎手に乗り代わっていますが
ヤマニンメルベイユのイメージで位置を取ってもいいかもしれません。

前走では控える競馬を試したドリームサンデーは中舘騎手に戻って
先行気味に行く脚質に戻りそうです。
逆に前走でドリームサンデーに乗っていた藤岡佑騎手は
中舘騎手と入れ替わる形でトーセンキャプテンに騎乗。
昨秋はかなり速いペースでも前を追走していただけに、
今回は前に寄せて行くのではないでしょうか。

その外からミヤビランベリ、マツリダゴッホも前に行きたいところ。
1800mと違い、最初の直線が長いので外枠からでも
押して行けると思いますが、引っ掛からないよう注意が必要になりそうです。
マヤノライジンも外から被せるように行きたいところかと。

ちょうど挟まれて被せられる枠順となったブエナビスタ
一旦は大きく下げることになりそうです。
外の馬を行かせて後方の外目をゆったりと回していく感じ。
馬格があるほうでもないですし、馬群を割る競馬ではなく
大きく外を回して上がっていく選択になりそうですね。

3、4枠の馬が先手を取って、5、6、7枠の馬が外から
被せる形で好位を争う・・・内枠の馬は油断するとかなり下げられて
しまいそうなので内でいい位置をしっかりキープする
騎手の腕が求められることになりそうです。

速いペースで行きたい馬がいないので前半1000mは
およそ60~60.9秒程度
淡々と流れて行って後半にペースアップ。
後傾ラップになることで前の馬の脚が止まりにくく、
先行有利の傾向は助長されると考えています。

3コーナー辺りから後方の馬が外を回してグーッと馬群が詰まって行く展開。
コースが狭くなったことで内から外へ出して行くのはかなり難しく、
前が詰まると脚を余す馬も出てくるかもしれません。
今回は内が空くことも考えにくいですね。

4コーナー先頭に立ちたいのはマツリダゴッホ
今回は外枠スタートになってしまったので横山典騎手の判断が
難しいところですが、おっつけ気味に早仕掛けをしてこその馬なので
どういう競馬をしてくるか注目です。

後傾ラップになると想定すると4コーナーでの馬群は
少し縦長の構造
になってきそう。
後方の馬は相当頑張らないと前に詰め寄れないかもしれません。
ブエナビスタは・・・?

ミヤビランベリ、シャドウゲイトは末脚のキレが微妙。
マツリダゴッホは調子さえまともなら突き抜けそうですが・・
どこまで戻っているか?
ヤマニンキングリーは・・・内から前に抜けて行くようなコース取りが
出来るかどうかが鍵になりそうです。

穴を開けるとしたら・・・万が一内が空いたときに
突っ込んできそうな末脚のある馬ですが、今回該当するのは
ヤマニンキングリー、サクラオリオン辺りでしょうか。
あとは早めに外を回して好位に取り付いた馬・・・
トーセンキャプテン、マヤノライジンなどが該当しそうですが
この辺りはマツリダゴッホとの兼ね合いになりそうかと・・・。

うーん、イメージが少し固まらない感じもありますが
そろそろまとめに入っていきたいと思います。

札幌記念(末脚能力分析)  担【けん♂】

札幌記念(札幌2000m)について考えてみたいと思います。

結局のところ、先行有利な札幌競馬場で後方からのブエナビスタが届くのかどうか?

これが今回のレースの最大の焦点
信じるか信じないか、みたいな感情論や期待感(不信感)で「えいや!」と
賭けてもいいんですが(笑)ここはあえて冷静にざっと机上の計算
考えてみたいと思います(^^)

推定上がり3ハロンに関してはあくまで「推定」なので
ガッチリと確定したものではありません(言い訳:爆)

特に今回は使われてきた競馬場やレースレベルなどに大きな差があるため
横並びで見ていいのか、かなり疑問もないでもない感じ(^^;

今回のデータは過去の好走歴(重賞をメインにしています)を基準にしているので
近走の出来についてはまた改めて考えに入れる必要があります。
最大限に近く能力を発揮したとして、という感じで見て頂ければ
いいかもしれません。

札幌記念:有力馬の位置取り別の推定上がり3ハロン
札幌記念末脚

※基準値(上がり最速から3番目までの平均値)を35.0で計算しています。

先行気味に行くと見られる馬の推定上がり3ハロンは奇しくも
3頭とも同じ数字になりました(^^;
近走の出来からするとマンハッタンスカイは少し厳しいかもしれませんね。
馬場が湿る可能性を踏まえてミヤビランベリ≧シャドウゲイト
くらいでしょうか。いずれにしろ前の馬を買うならこの2頭は
外せない感じです。

その後から追いかける組では・・・やはりグランプリホースの
マツリダゴッホが秀逸。
早めに仕掛けて4コーナーで先頭に立つようならあっさりと
勝ちきってもおかしくない数字です。
札幌では上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.3馬身差縮まる計算なので
4コーナーで先頭と
・マツリダゴッホ   1.9馬身差
・ヤマニンキングリー 1.3馬身差


くらいに詰め寄っていれば勝負になることになります。
うーん、仕掛け損なって前に詰め寄って行けていないと厳しい数字に
なってくるかもしれませんね。
能力ではマツリダゴッホ、馬体の出来の印象ではヤマニンキングリー・・・
どちらも有力だと思いますが過信は禁物だと思います。

中段辺りから押し上げていきたいグループは計算上かなり厳しいかもしれません。
あえて注目するなら叩き2戦目のトーセンキャプテンでしょうか。
昨年の函館記念のように上手く前に詰め寄って行ければ
可能性は無きにしも非ず・・・かも。
好走ラインは4コーナーで先頭と2.2馬身差・・・
藤岡佑騎手の判断に注目です。

後方からになると考えられるブエナビスタの末脚は・・・
やはり飛び抜けています(^^;
休み明け、古馬との初対戦などレースレベル的な不安もありますし、
逆に成長分にも期待出来そうなわけで、判断は難しいですが
この計算では4コーナーで先頭と3.9馬身差以内なら
届く可能性がある
ということになりました。

桜花賞、オークスのように絶望的な差をグイグイと詰め寄ってかわし切る、
という競馬では通用しないことになりますね。
個人的に考えている4コーナーの位置取りイメージだと・・・ギリギリ(爆)
5~6馬身程度の差を詰め寄って届かずの3着・・そんな競馬も
想定しておくべきかもしれません。

問題は・・・マツリダゴッホがいつものように早仕掛け気味に
先頭に立つようなことがあった場合。
4コーナーで約2馬身差程度に詰め寄っていないと届かない事になります。

やはり仕掛けどころ、位置取りは非常に大きい影響を与えてきそうです。
4コーナーでどの馬が先頭にいるのか?
ブエナビスタはどこまで詰め寄って行けているのか?
面白いレースになりそうですね~(^^)/

札幌記念(展開分析2)  担【けん♂】

大阪はかなり暑い日が続いています。
まぁ家と職場の間を往復するだけなんでほとんど外には出ませんが(爆)
日差しは強烈・・・外にいたらあっという間に日焼けしそうです(^^;

こっちにいたらわかりませんが・・・札幌は天気が悪いようですね。
木曜日も午後から雨、金曜の朝まで降り続く見込みで
土曜日も曇りのち雨、札幌記念が行われる日曜日も曇り時々雨の予報。

予報がどこまで当たるかは微妙ですが、このままいけば
当日は稍重~重程度になってくるかもしれません。

展開分析(ココ)で4コーナー位置取りと着順の関係について
ふれましたが、芝が稍重~になったときにどうなるかを比較してみました。

コーナー位置取りと着順の関係:馬場状態比較
札幌2000比較

元々先行有利な傾向が如実に出ている札幌競馬場ですが、
馬場が湿ってくると、やはり一層先行有利な傾向が助長されています。

2、3着になると好位、中段からの差しがある程度通用していましたが
稍重~ではかなり厳しいというデータ。

重馬場適性を活かして突っ込んでくる馬もいることはいるので
要警戒ではありますが、前につけて行ける馬は重視すべきだと考えられます。

血統的な重馬場適性についても後ほど調べてみたいと思いますが
後方からの脚質のブエナビスタにとっては・・・

POG馬出走!(姉の雪辱を!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】今週は2頭が新たにデビューすることに
なりました(^^)g

土曜札幌4R(1500m) トーセンダビンチ  藤岡佑
土曜札幌4R(1500m) ミラクルレジェンド 岩田


なんで同じレースやねん!(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵

実はこの2頭はともに同じ藤原英厩舎の馬。
同一厩舎の馬が勝ち上がらないと意味がない新馬戦で一緒のレースに
出てくるなんて・・・おかしくないですか?(>_<)

うーん、とりあえずデビュー出来たことを喜ぶとして・・・
なんとか頑張ってもらいたいと思います。

トーセンダビンチ】牡 マンハッタンカフェ×(Danzig)

東京で活躍したデアリングハートの半弟です。
その後はエンドスウィープ、ファルブラヴと続いており、
SS系の種牡馬がつけられるのは久しぶり。
血統的な和合性を考えるとここらで一発大物に育って
もらいたいと期待しています(^^)g
デアリングハートが前につけて末脚を使うタイプだっただけに
この馬にもスッと前に行って脚を伸ばして札幌を攻略してもらいたいですね。

今回のレースにはラインクラフトの弟(アドマイヤロイヤル:よしお厩舎)が
登録してきており、言うなれば・・・05年のNHKマイルの雪辱戦、という様相。
姉が敗れた相手の弟になんとかリベンジを果たしてもらいたいものです(^^)

ミラクルレジェンド】牝 フジキセキ×(Awesome Again)

今年のPOGは?』の問いかけに、『フジキセキ・牝馬』と
藤原英調教師が回答したという話・・・。
POG開始前に考察してきたとおり、私の今年の狙い目もモロに
フジキセキの牝馬だっただけにこの馬には大きな期待を抱いています。
すでにフジキセキ産駒のネレイスが勝ち上がってくれたわけですが
この馬にも是非続いて行ってもらいたいですね。

母父はDeputy Ministerを経由しているだけに血統構成上は
カネヒキリに近いイメージもあります。
もしかしたらダート適性が高いのかも・・・とも思っていますが
まずは芝で能力をたしかめてもらいたいところ。
どんな走りをしてくるか楽しみです(^^)g


一緒のレースに出てきたことは誤算でしたが(爆)
けん♂厩舎としてはかなり期待している2頭の出走となりました。
今年のPOG戦線の今後を占う上でも大事なレース。
なんとか手応えのあるレースになってもらいたいですね♪

インターナショナルS(凱旋門賞の本命馬)  担【けん♂】

凱旋門賞を占う上でも大事なレース、英インターナショナルS(ヨーク2000m)

昨年はデュークオブマーマレード、一昨年はオーソライズドが勝ち、
ここから凱旋門賞へと駒を進めました。

毎年どれほど頭数が多くないレースではありますが・・・今年はなんと4頭立て(爆)
そのうち2頭はペースメーカーの役割なので実質的には2頭のマッチレース
いうことですね(^^;

1番人気はシーザスターズ
英2000ギニー、英ダービー、エクリプスSとGⅠ3連勝(5連勝中)
本番でも有力視されているフェイムアンドグローリーやコンデュイ、
リップヴァンウィンクルなどを全て撃破しての連勝だけに
価値が高いですね。
ロジユニヴァースの母父であるケープクロス産駒というのも興味深いところ。
海を隔てて同時期に活躍馬が出るというシンクロニシティ・・・
どこまで連勝が続くのか注目です。

対抗馬はマスタークラフツマン
昨年のデビューから4連勝(GⅠ2連勝)を飾り、
カルティエ賞最優秀2歳牡馬として表彰を受けています。

昨年は1200~1400mでしか走っていませんでしたが
今年の初戦から距離延長。
休み明けの英2000ギニーではシーザスターズの5着に敗れましたが
愛2000ギニー、セントジェームスパレスSとマイルGⅠを連勝
今回はさらに距離延長をしてシーザスターズへのリベンジが
出来るかどうか・・・

レースは4頭がほぼまとまった形での展開。
前で2頭が引っ張ってその後ろにマスタークラフツマン、
最後方をシーザスターズが追走する形になりました。

直線に入って粘る2頭の間をこじ開けるようにマスタークラフツマン
突っ込んで前へ・・・
ワンテンポ遅れてシーザスターズもさらに狭くなった馬の間に
突っ込んで抜け出し、気がつけば完全に2頭のマッチレース。

詰め寄ったシーザスターズをマスタークラフツマンが一旦
1馬身半ほど突き放して勝ったと思った瞬間、
シーザスターズがここからさらに2枚腰

ジリジリと差を詰め直して並んで・・・抜き去ってゴールイン!
シーザスターズがGⅠ4連勝を飾りました。

頭数は少なかったものの、勝ち時計の2.05.29はレコードタイム
一昨年のダービー馬オーソライズドがこのレースを制したときは
2.11.82ですからかなり強烈な時計です。
決してレベルが低くはなかったわけで、価値のある連勝ですね。

今年の凱旋門賞は本当に面白いレースになりそうです。
ブエナビスタがどこまで頑張れるか・・・楽しみです(^^)

レース映像は→ココ

便利になってる?  担【けん♂】

最近の携帯電話は凄いですね(^^;

画面がクルッと回ったり、テレビが観れたり・・・
なんかパソコンみたいな機能がついたものもあるそうで(←原始人:爆)

携帯でテレビが観れるってことは受信料なんてどうなってるんでしょうか?
ますますNHKに払う必要がないような気がしてくるのは私だけ?(^^;

指で画面をタッチしてスパスパと画面を切り替えて・・・
一昔前とはもうまったくの別モノになってきた感じです。
・・・え?それは携帯ではなくiPhone?・・・
うーん、もちろん違いがわかってません(笑)

周りの連中を見ていても次から次へと新しい携帯にモデルチェンジ
させていっているようで、あれ?また変えたの?
なんて気持ちになってしまいます。

時代の流れにまったくついていっていない私の携帯は
・・・何年前から変わってないのか忘れてしまいました(笑)
5年?6年?・・・とりあえずカメラ機能はついていますが
テレビなんかもちろん観れませんし、お財布携帯の機能もナシ。

基本的に粗忽者なんで(笑)落としたりしても大丈夫なように
とにかく丈夫なモノを選んだので、ガッチガチにデカくて重くて・・・
投げて人に当たったら頭蓋骨が骨折するレベル(爆)
今の携帯みたいに薄くてスタイリッシュなモノとは
似ても似つかない代物です。

まぁ・・・いいんですよ。電話は電話・・・通話が出来てメールが
出来れば
私には十分です(^^)
そもそもこんな古い携帯の機能ですら使いこなせてないのに(爆)
新しい携帯なんて豚に真珠、猫に小判・・・

・・・でも携帯で競馬中継を観れるのにはちょっと憧れていたりして(笑)