けいけん豊富な毎日

函館SS(各馬分析3)  担【けん♂】

うーん、私ごとながら仕事が立て込んで完全に出遅れ気味です(涙)
なんとか間に合わせたいんですが・・・(>_<)

函館SS(札幌1200m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

見渡してみると・・・かなり微妙なメンバーになる予感(爆)
重賞、と意識して考えるとかえって迷い道に入ってしまうかもしれません(^^;

グランプリエンゼル】牝3 51.0 (栗東) アグネスデジタル×(サンデーサイレンス)
超ハイペースのNHKマイルで前で残って3着。
一介の短距離馬ではないスタミナ面の強さを見せてくれましたが
逆に見ると・・・スピード面での不足が気になるところ。
先行力にはある程度期待出来そうですが、末脚が鈍い点で前で残れるかは微妙。

メジロシリング】牡6 56.0 (栗東) ロドリゴデトリアーノ×(Riverman)
相当なハイペースになった前走では前が崩れたところを
後方から突っ込んで久々の勝利。
展開がハマった感が強く、実質的な力量は1600万下でも
通用しない程度・・・かも。

インセンティブガイ】牡8 56.0 (栗東) エンドスウィープ×(サンデーサイレンス)
元々はマイル周辺で使われていた馬だけにスピードについていくのが
難しい感じ・・・。1200mの出走は1度だけありますが
後方に置かれて大敗。キレる脚があるわけでもないので
ここでは厳しそうです。

ブラックアルタイル】せ7 56.0 (美浦) アドマイヤベガ×(Slew o'Gold)
長距離で使われてきている馬ですが、ここでいきなり1200mに転向・・?!
おそらく登録だけだと思います。
出てくるとしたら好走があると考える方が難しいかと。

メイショウトッパー】牡6 56.0 (栗東) テイエムオペラオー×(Storm Cat)
超絶ハイペースになった07年の北九州記念で大敗して以来、
一気に調子を崩してしまっていましたが、この春に少し回復傾向。
好位からそれなりに伸びる脚が使える上に馬場が湿るようなら
浮上があるかもしれません。

ブラックバースピン】牡6 56.0 (美浦) Put It Back×(Dixieland Band)
08年から状態が不安定になり、なかなか順調に使えていません。
1年2か月ぶりの前走は慣らし運転、という感じでダートに出走。
馬体は絞れていたようですが、状態がどこまで戻っているかは微妙。
07年には函館、札幌でも好走があり、適性的には十分なだけに
復活すれば楽しみですが・・・。

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函館SS(各馬分析2)  担【けん♂】

函館SS(札幌1200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

エムオーウイナー】牡8 56.0 (美浦) ニホンピロウイナー×(キャロルハウス)
速いペースで先行できる馬でしたが、昨春辺りから急激に衰えて
末脚が止まってしまうようになりました。
太目だった馬体を絞れてはきていますが、今の状態で急な復活を
期待するのは酷かも。

エーシンエフダンズ】牡5 56.0 (栗東) Forestry×(Danzig)
基本的には先行気味に行く脚質ですので昨秋から7戦連続で
複勝圏を外さない好走を続けています。
前での脚は少し鈍目で決め手に欠けるので上位馬相手に通用するかは
かなり微妙。現状では周りの脚が止まりやすい坂のある競馬場の方が
向いているかもしれません。

アポロフェニックス】牡4 56.0 (美浦) アフリート×(Caerleon)
先行気味に行く脚質でOPまで勝ち上がりましたが、これまでの実績では
重賞でことごとく大敗・・・。
速いペースがあまり得意ではなく、自分に合ったペースで前に行ければ
踏ん張れますが、能力を超えるレースでは一気に失速という印象です。
内容的に評価出来るレースを勝っていないだけに重賞では・・

スピニングノアール】牡8 56.0 (栗東) スピニングワールド×(Forty Niner)
爆発的な末脚のある馬ですが、後方からのレースになるので
成績は不安定になりやすく、届かないままで終わることも多い馬。
先行馬が失速するような展開になれば出番がありますが
現状では突き抜けるほどのレースを期待するのは難しそうです。

モルトグランデ】牡5 56.0 (美浦) War Chant×(Capote)
この春の重賞挑戦ではいきなり3着に粘り込んだものの、
その後は微妙に不足があることを露呈。
好位で競馬が出来る分、大崩れがないですがイマイチ
決め手に不足感があります。
力の要る馬場への適性はそれなりにありそうなので雨次第で・・

続きます。

函館SS(各馬分析1)  担【けん♂】

春のGⅠもひとまず終了・・・。
3歳でも古馬でも怪物牝馬の活躍がひときわ輝いた春、だった印象です。

牡馬は・・・完全に抜けたGⅠレベルの馬がいませんね。
負けるときはあっさり、みたいな馬が競い合っている感じで
重賞とGⅠの差がイマイチ見えてこない気がするのが残念です。

さてここからは夏競馬
ここからは場所を変えつつ、同じような馬が叩きあっていく感じになるので
後々につなげるためにも各馬についてはしっかり見ておく必要があります。

今週は函館SS(函館1200m)を中心に考察をしていく予定。
秋のスプリンターズSにつながるレースをする馬が
出てくるでしょうか・・・。
※今年は改修のため、札幌開催

ビービーガルダン】牡5 57.0 (栗東) チーフベアハート×(Westminster)
先行気味に行って脚を伸ばすスタイルで昨秋のスプリンターズSで3着。
乗り代わりのあった高松宮記念、マイル戦の上に苦手なキレ勝負になった
読売MCで連敗してしまいましたが距離を戻して得意な北海道に
戻れば復活がありそうです。

ウエスタンダンサー】牝5 54.0 (栗東) デヒア×(オペラハウス)
平坦小回りの競馬場には高い適性を示していましたが
年明けの復帰戦で大きく崩れて以来、好位で粘る脚が使えなく
なってしまっています。前走でも極端に末脚が止まっており、
どこか体調を崩しているのかも。急な復活を期待するのは難しそうです。

タニノマティーニ】牡9 57.0 (栗東) ウォーニング×(リヴリア)
例年このレースでは失速していますが、昨年はキーンランドCで
上位馬相手にキレのある末脚を使って勝利をあげているように
ハマったら怖い馬かも。ただし好走ポイントが難しい馬なので
指名するのは・・・厳しい感じ。通常どおり前に行って失速、という
公算が高そうです。

アーバンストリート】牡5 56.0 (栗東) スウェプトオーヴァーボード×(Theatrical)
後方からの脚質なのである程度前の馬が止まらないと厳しいですね。
末脚は非常に安定しており、キレ勝負になれば上位まで・・。
マイナス体重が続いており、馬体はギリギリライン。
戻して仕上げるまでは間に合うかどうか・・・。

マヤノツルギ】牡5 56.0 (栗東) ジョリーズヘイロー×(サクラユタカオー)
昨夏は5連勝の余勢をかって重賞挑戦、となりましたが
少し壁に当たってしまった印象。
洋芝への適性が高く、先行力があるので侮れませんが
末脚がかなり鈍いので展開次第でしょうか。
春の復帰戦で▲14kgと馬体を落としているので体調面にも不安がありそうです。

続きます。

宝塚記念回顧(回転が加速力を生む)  担【けん♂】

好天に恵まれた宝塚記念
いやー天気予報は当てになりませんね~(^^;

どの馬が先行するかも決め切れず、展開予想に難があったため
あっちへフラフラ、こっちへフラフラとしてしまいましたが
上位2頭は実力、出来ともにかなり抜けている・・・と予想しましたが・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎ドリームジャーニー  2.11.3  上がり34.3
2着 サクラメガワンダー   13/4
3着○ディープスカイ
4着△カンパニー
5着×スクリーンヒーロー

10▲アドマイヤフジ
11×エリモエクスパイア

※全着順は→ココ

ポンっと飛び出したスクリーンヒーローをかわして
コスモバルクが抜けだしてレースを引っ張りました。

5馬身ほど離れて実質的なペースを握ったのはスクリーンヒーロー。
アドマイヤフジ、インティライミが続いてカンパニーも押し上げて好位。

中段にサクラメガワンダー、アルナスライン、それを見ながらディープスカイ。
その後ろにマイネルキッツとドリームジャーニー。

先行を期待したエリモエクスパイアは後方・・・この位置では洋ナシです(涙)

12.6-10.9-11.2-12.2-12.1-12.7-12.3-12.1-11.5-11.7-12.0
前半1000m 59.0 
後半1000m 59.6

コスモバルクが離して逃げていたため、実質的に前半は60秒程度の平均ペース。
想定よりは微妙に速いくらいでしょうか。

徐々に失速していくコスモバルクを後方集団が飲み込んでいきます。

早目に仕掛けたのはスクリーンヒーロー、カンパニー、サクラメガワンダー。
コーナーで突き放す競馬を期待したアドマイヤフジは内側で何も出来ずに
下がるだけ・・・(爆)うーん・・・

4コーナー映像:宝塚記念
09宝塚

これまで長い脚を使う展開だと仕掛け遅れて届かなかった
サクラメガワンダーですが、今回はしっかりと前にくっついて
脚を伸ばしていきました。
分類では2ハロンの急加速勝負に強い、としましたが
タイミングがちゃんと合えば伸び脚が使える馬・・・ただしキレは微妙です。

道中は少し手綱を抑え気味に見えたディープスカイは外を回して
仕掛けていきましたが思ったほど伸びず・・・
消耗があったのかもしれませんが、元々内回りが合う馬ではなく
瞬発力の比べ合いでは専門職の馬に見劣ってしまう感じ・・・。

1頭だけ完全に違う脚色で伸びたのは・・・ドリームジャーニー
回りの馬に比べて脚の回転が異様に速く、急激な加速力が生まれています。
坂もまるで問題なし・・・阪神内回りに対する適性はまさに抜群ですね。
あっという間に馬群を抜け出して力強くGⅠ2勝目のゴールを通過しました。

レース後のコメント

1着 ドリームジャーニー 池添謙一騎手
「結果を出すことが出来て嬉しいです。ホっとしています。
スタートして1コーナーに入る時に折り合いがついて、有力馬が目の前にいたので、
マークしていこうと思いました。勝負どころでは仕掛けが遅れないように
後ろについていきました。直線は『頑張って伸びてくれ!』と思いながら、
追い出しましたが、本当に良い切れ味で、乗っていて気持ちよかったです。
厩舎サイドがこの馬にもう一度GIを取らせたいという思いを持っていて、
僕にも伝わっていたので、何とか結果を出したいと思っていたんです。
これからもっともっと頑張ってくれると思うので、みなさん応援して下さい」


2着 サクラメガワンダー 福永祐一騎手
瞬発力勝負では敵わないと思ったので、待たずに動いたんですが・・・。
勝った馬には絶好の流れになってしまいましたね。
ほぼイメージ通りの競馬は出来たんですが、残念です」


3着 ディープスカイ 四位洋文騎手
「道中はいい感じでしたが、3コーナーではもう手を動かしている状態でした。
(福永)祐一の馬は交わせないし、(池添)謙一の馬には交わされるし、
どうしたんでしょう。パドックや馬場に入ってからは良かったのに
どうしてなのか・・・。圧倒的人気でしたし、ファンの皆さんには申し訳ないです。
いつもなら持ったままで上がっていけるのに、行けませんでした」


4着 カンパニー 岩田康誠騎手
「すごく乗りやすい馬でした。本当は内に入れたかったけど、
それでも最後まであきらめずによく頑張ってくれました」


5着 スクリーンヒーロー 横山典弘騎手
「がんばってくれました」

6着 アルナスライン 蛯名正義騎手
「残念です、前が壁で内にも外にも出せませんでした。
下げて外へ出すわけにもいかないし、前も一瞬しか開きませんでした。
勿体なかったですね」


7着 マイネルキッツ 松岡正海騎手
「思っていた以上にやれました。2200メートルは、
もっと苦労するかと思いましたが、意外についていけたし、
直線も前が壁になって追えなかったけど、このメンバーでも
そんなに差が無いと感じました。これなら秋が楽しみです」


8着 スマートギア 武豊騎手
「精一杯の競馬、相手が強かったです」

9着 モンテクリスエス 安藤勝己騎手
「ゲートがよくなくて、位置取りがね。ずっとそのままで終わってしまいました。
乗りやすい馬ですし、もっと前に付けられたらやれると思います」


10着 アドマイヤフジ 川田将雅騎手
「スムーズに競馬は出来ましたが、GIの壁は高かったですね」

・・・横山典騎手のコメントはもうちょっとなんとかならないもんですかね(笑)

結局3ハロン勝負になった今回は、事前の考察で適性がある、とした馬が
ある程度上位にきています。
2ハロン勝負に強い馬は掲示板止まり・・・この辺りも想定どおりと
言えそうです。
その中ではサクラメガワンダーの好騎乗が光りましたね(^^)

3ハロン勝負に強い、としながらも下位に甘んじた馬は・・・実力不足、
もしくは本調子になかった、ということかと。

ドリームジャーニーは秋のGⅠ戦線でも人気を背負いそうですが・・・
東京では騎乗内容がまったく違う池添騎手だけに、非常に危険なニオイが
漂っているような気がします(^^;
あえて、今のうちに天皇賞秋ではドリームジャーニーを買わない宣言
なんかしちゃったりして(爆)
本気かよ!ドス(=゚д゚)ニい)'д‘)グハァ

牝馬の時代(米国の怪物牝馬)  担【けん♂】

無傷の10連勝(GⅠ4勝)と素晴らしい活躍をしているゼニヤッタ(Zenyatta)
ヴァニティH(AW1800m:GⅠ)に出走しました。

ハンデキャップレースということで実績馬のゼニヤッタが背負う斤量は
129ポンド(約58.5kg)!
牝馬の背負う斤量としては相当厳しい数字です。

※未確認ですが米では日本と「騎手の重量」の扱いが違うようです。
 日本では馬具(鞭、ゴーグルを除く)を含んで計測しますが
 米では裸の斤量・・・約4.5kgほどズレが出てしまうということで
 この観点で計算するとゼニヤッタの斤量は日本式に言うと63kg!(爆)
 ちょっとにわかには信じ難い数字ですね・・・。

2番目に重い斤量を背負う馬が116ポンド(約52.5kg:米国式)
ですから最低6kg差・・・それでも単勝1.3倍と極端な支持を受けています。

大外・・・(と言っても8頭立てですが:笑)からの発走となった
ゼニヤッタは外、外を回って後方2番手からの競馬。
800m過ぎ辺りから徐々に前に進出し始めて、大きく他馬の外を回す
ロスのある騎乗で直線では先頭から4番手辺り。

そこからの伸び脚は完全に抜けていました・・・。
結局先頭に並びかけるまでに鞭を2発、あっさりと抜け出すと
あとは手綱を緩める余裕を見せて2馬身半差の完勝

うーん、ここでは力が違い過ぎましたね。
これで11戦11勝、どこまでいけるのか本当に楽しみです(^^)g

レース映像は→ココ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
牝馬ながらプリークネスSを制したレイチェルアレキサンドラ
マザーグースS(ダート1800m:GⅠ)に出走しました。

怪物牝馬の参戦により、回避が相次いでしまい・・・なんと3頭立て(爆)
日本でもディープインパクトが出るレースは少頭数になりがちでしたが
これは・・・洒落になりませんね(笑)

先に2頭を行かせてゆったりと出たレイチェルアレキサンドラは
コーナー手前辺りでグイッと割って出るとあとは離す一方。

ボレル騎手は後ろを何度か振り向きながらほとんど追うこともなく
そのままゴールイン!

終わってみればなんと19馬身と3/4という大差をつけての圧勝で
連勝を5に伸ばしました(^^)g

他の出走馬とは力の差があったとはいえ、勝ち時計の1.46.3は強烈!

日本のダートと単純な比較は出来ませんが、1800mのレコードは
重馬場で行われたアンタレスSの1.47.8・・・

今回の時計は馬なりで走った時計であることを考えると
さらに恐ろしくなりますね(爆)
本気で走ったらどんな時計が出ていたんでしょうか・・・

レース映像は→ココ

米もまさに名牝の時代。頂上決戦が楽しみですね(^^)

宝塚記念最終予想  担【けん♂】

childsviewさんの考察ココ)によるとインティライミが先行する
可能性もありそうです。

近走では逃げる競馬をしていませんが、過去には天皇賞秋で
ダイワメジャー、アドマイヤムーンに真っ向から喧嘩を売る大逃げ
打って出ていましたね。
佐藤哲騎手は相手が強いほど燃えるタイプの騎手ですし
今回のようにダントツの1番人気馬がいるときこそ、気合を入れてくる
可能性がありそうです。

佐藤哲騎手はどちらかというと逃げるなら思い切ってガンガン行くタイプ。
うーん、そうなると・・・ハイペースもありえるわけで
またもや頭が混乱してきました(爆)

・・・とはいえ、そろそろ宝塚記念についてまとめていかねば・・・。

出走枠順
宝塚出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
馬体について3→ココ
展開分析→ココ
有力馬抽出→ココ
展開分析2→ココ
血統的な適性について→ココ
力関係について→ココ
穴馬について→ココ
穴馬について2→ココ
脚質適性分析→ココ
展開想定→ココ

誰も行かねばスローペース、佐藤哲騎手が燃えればハイペース(爆)。
判断が非常に難しいところですが、週中の考察どおり
ひとまずスローペースと想定して予想してみたいと思います。

先行気味に行った馬の脚が止まりにくく、中段、後方からの押し上げが難しいレース。
差し馬の末脚が少し甘くなることで一層前有利の傾向が助長される感じ・・・。

今回の予想
◎ドリームジャーニー
○ディープスカイ
▲アドマイヤフジ
△カンパニー
×エリモエクスパイア
×スクリーンヒーロー

一応実力上位の2頭は抜けた存在だと考えていますが
この展開だと・・・絡めとられることも頭に入れておきたいと思います。

関西ではしっかりと押し上げる騎乗が出来る池添騎手の
ドリームジャーニーは体調も相当良さそうですし、瞬発力は上位。
ある程度長い脚も使える馬なのでここでは好走が期待出来そうです。
万が一雨が降っても血統的に問題なし。

ディープスカイの出来は絶好、能力的にもここではあっさり
勝ってもおかしくない馬だと思います。
抜け出す脚は一流ですが、キレ勝負だと少し足りないイメージの馬。
少し仕掛け遅れれば勝ち切れないことがあっても・・・。

アドマイヤフジは能力的には不足がありますが、展開を作れたら
上位2頭を破る可能性がある脚質だと思います。
4コーナーで4馬身程度差をつけて直線に入れたら
内回りの利を活かせるかも。川田騎手には積極的な騎乗を期待したいですね。

カンパニーは後方から行くなら・・おそらく届かない競馬になりそう。
岩田騎手はアドマイヤムーンでも積極的に好位につける騎乗を
していたので、初騎乗の今回も競馬場に合わせた騎乗をしてくれば
展開優位になるかも・・。

エリモエクスパイアは・・・スローペースになれば
前につけて長い脚が使えそう。
そろそろ復活があっても良さそうな馬ですが、能力的にも
現状では少し足りない感じ。
展開がハマることを期待して押さえたいと思います。

スクリーンヒーローはまだ戻っていな印象ですが
長い脚をジリジリ伸ばす展開になればここは脚質的に合うかもしれません。
積極的に前で抜け出す競馬を期待したいですね。

うーん、結局悩ましいままの予想(>_<)
逆サイドに出れば上位2頭に加えてマイネルキッツ、アルナスライン、
サクラメガワンダーという感じだと思うのですが・・・。

厚く勝負するレースではなさそうなのであえて高配当狙い?!
どんなドラマになるか楽しみにしたいと思います。

宝塚記念(展開想定)  担【けん♂】

天気予報は二転三転・・・ひとまず土曜昼の時点の予報では
日曜は曇り。なんとか天気はもちそうです。

このところの好天により、馬場はパンパンに乾いて
先週よりも時計が出やすくなっていると考えられ、
キレが身上の馬には有利な馬場になってきた、と思われます。

宝塚記念(阪神2200m)についてもう少し考えてみたいと思います。

好位で競馬をしたい馬は多いものの、積極的に行きたい馬がいない・・・
こういうレースは展開の想定が難しいですね(>_<)

先行力が衰えてきているコスモバルク、このところ2番手くらいで
競馬をすることが多くなったアドマイヤフジ、スローならば前にも行ける
カンパニー・・・この辺りが一応の候補。
場合によっては思い切った競馬が得意な横山典騎手のスクリーンヒーローが
行くこともありえるかもしれません。

アドマイヤフジの川田騎手は皐月賞でまさかの大暴走?をしていましたが
前年の皐月賞を逃げ切っているようにゆったりと逃げて後半にペースアップを
する競馬が出来る騎手。
横山典騎手もカンパニーで先行したときも、ロジユニヴァースで弥生賞を
逃げたときも基本的にスローペース

前半1000mは60秒台~場合によっては61秒台も・・・?

問題はそのあと・・・3コーナーから下りに入り4コーナーに
どうやって入って行くか
が重要なポイントになってきます。

大阪杯では失速したヴィクトリーをとらえつつ、一旦は先頭に立った
アドマイヤフジでしたが、このときは同時にディープスカイ、
ドリームジャーニーも上がって行って4コーナーでほぼ横一線。

結果的に馬場の悪い内を通ったアドマイヤフジは2馬身差で
上位馬に屈したわけですが、この馬自身がハナを切って突き放すような
競馬が出来ればもう少しアドバンテージがもてそうです。

大阪杯の上がり3ハロンは
アドマイヤフジ    34.8
ディープスカイ    34.2
ドリームジャーニー 34.0

4コーナーで1馬身差程度あったところから結果的に2馬身差・・・
逆に言えば3馬身以上の差をつけて直線に入れたら、押し切っても
おかしくない、ということ(あくまで机上の計算ですが^^;)

逆に4コーナー手前で加速をせずに直線勝負になってくるようだと
大阪杯の再現
・・・好位に押し上げて末脚が使える馬に
飲み込まれる展開になってきそう・・・。

ディープスカイ、ドリームジャーニーを倒しにいくような
積極的な騎乗をしてくるのかどうか・・・先行馬に乗る騎手の
モチベーション
がレースの最大の分岐点、と言えるかもしれません。

宝塚記念(脚質適性分析)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)について考えてみたいと思います。

ざっとひと通り見てみましたが、なんというか・・・
レース展開のイメージが描きにくい感じなのがなんとも・・・(>_<)

ポイントになるのは先行馬
どの馬が逃げて、どういう展開を作るのかが非常に難解です。

阪神内回りは前半が速くなると4コーナー手前で先行馬の脚が
止まり始め、直線だけの急加速勝負になりやすいですが
逆にスローで流れれば、前の馬がコーナー手前からペースをあげて
3ハロンの長い脚を求められる展開になってきます。

それぞれの展開に向いた馬を分類してみると

Aグループ2ハロンの急加速勝負が得意な馬
・マイネルキッツ(早仕掛けだと不足)
・アルナスライン(早仕掛けだと最後に伸びを欠く)
・サクラメガワンダー(押し上げがきかないと不足がある)
・モンテクリスエス(早仕掛けでは前が崩れてくれないと・・)

Bグループ3ハロンの長い脚勝負が得意な馬
・インティライミ(急加速がきかない)
・スマートギア(どちらかと言えば・・・)
・アドマイヤフジ(急加速勝負だと不足が出る)
・エリモエクスパイア(長く使えるが少し不足)
・スクリーンヒーロー(いい脚を長く使えるが最近は微妙)

Cグループある程度どちらもこなせる馬
・ドリームジャーニー(急加速勝負の方が得意)
・ディープスカイ(長い脚を使うと少し末が甘くなる)
・カンパニー(GⅠだとためて届かず、前でキレ不足)

こんな感じでしょうか。
有力視されるディープスカイ、ドリームジャーニー
どういう展開になってもそれなりに期待出来そうですが・・・
どちらかというと瞬発力勝負になる方が堅そうです。

アドマイヤフジ、カンパニー辺りがレース展開を作るようなら
思い切ってコーナー手前から消耗戦に持ち込めば
かなり有利にレースを作れそうです。
Bグループの中では実績ではスクリーンヒーロー、
穴としてエリモエクスパイアの浮上があってもおかしくないかも。
Aグループの馬は届かずの掲示板、みたいな感じになると
想定できそうです。

逆に誰も仕掛けずに牽制しあうような感じになれば
Aグループの馬とCグループの馬のキレ勝負。
位置取り、コース取り、調子などで激しい競い合いになってきそうです。

2パターンに分けて馬券を買う、という手もありそうですが
上位馬の人気が偏りそうなだけに手を広げるのは難しいかも・・・
色んな意味え悩ましいレースになりそうです(^^;

宝塚記念(穴馬について2)  担【けん♂】

サクラメガワンダーの近走は非常に安定しています。

鳴尾記念 1着
京都記念 2着
金鯱賞  1着


この3走の実績を見ればGⅠでも大いに期待出来る、と思われて
当然の数字ですが・・・内容的にはどの程度評価出来るのでしょうか。

ポイントになるのはこの3走が全て1番人気だった、ということ。
GⅠでの好走履歴がないこの馬が1番人気を背負うということは
相手関係的に不足がありそうです(^^;

       2番人気        3番人気
鳴尾記念 キャプテンベガ   ナムラマース
京都記念 カワカミプリンセス アサクサキングス
金鯱賞   ベッラレイア     スマートギア

うーん、実績馬のカワカミプリンセスはすでにピークを過ぎた牝馬ですし、
アサクサキングスは古馬GⅠでは底が割れてしまった印象(失礼^^;)
その他は期待馬とはいえ古馬重賞勝ちのない馬ばかり。
言わば・・・勝って当たり前のレースを勝ってきた、という感じでしょうか。

鳴尾記念の勝ち時計1.46.0は開幕週とはいえ、途中まで
稍重だった馬場が回復したばかり、という状態でのものなのでかなり優秀
2着を3馬身突き放した内容も力の違いを見せたと言えそうです。

展開的にはハイペースの前崩れ気味のレース。
中段後方からのサクラメガワンダーにとっては完璧にハマった印象です。

京都記念はスローペース
道中にかなり緩んだポイントがあり、先行気味に行った馬が
極端に有利になる展開でした。
好位から押し上げて3番手からの競馬になったサクラメガワンダーは
アサクサキングスをとらえきれずに2着。
斤量でも1kg有利だっただけにこの辺りに決め手の不足
感じてしまいます。

金鯱賞も中京2000mにしては前半が緩いペース。
後半に緩まない展開を好位から押し上げてそのまま抜け出した内容は
かなり強い
と評価出来ますが、前が有利な展開なのに
回りの先行馬が崩れていった
のは・・・微妙。
相手関係は相当レベルが下・・・かも。

この3走の内容をまとめると、福永騎手の位置取りが完璧だった、
というのが1番の評価でしょうか(^^)
どのレースにおいても最も有利なところに馬を置いて
素晴らしいレースぶり。これは大いに評価出来ると思います。

相手関係的には・・・勝って当然のレース。
京都記念を取りこぼしたのが逆に不足を感じます。

ハイペースで前崩れ気味になると末脚が鮮やかに見えますが
実質的にはそれほどのキレではない感じ。

東京1800m 11.5-10.5-11.3-12.0 4着
東京2000m 11.7-11.3-11.3-12.6 6着 
阪神1800m 11.9-12.2-11.3-12.5 1着
京都2200m 12.2-11.9-11.4-12.7 2着
中京2000m 12.2-11.7-11.2-11.6 1着

負けたレースは後ろから3ハロン目に急加速がある長い脚を使う展開。
好成績をあげた近3走は2ハロンの瞬発力勝負になっています。
長い脚が使えない、というわけではありませんが
こういう展開になると押し上げて行くことが出来ずに不足が出るタイプ、
と言えそうです。

宝塚記念が残り2ハロンの瞬発力勝負になるなら
コーナーで押し上げて競い合えるかもしれませんが
コーナー手前から脚を使うような展開になると・・・
届かず終いになってしまう可能性が高そうです。

先行馬のレース運びが明暗を分けそうですね。

宝塚記念(穴馬について)  担【けん♂】

おそらくほとんど注目はされていないと思いますが・・・
エリモエクスパイアも07年の天皇賞春の2着馬

実績的にはそれなりのものがあるわけで、ここらで復活があるのかどうか
内容を確認しておきたいと思います。

天皇賞春:ラップ比較
天皇賞春グラフ

序盤に緩むポイントがあった09年、中盤に一旦緩んだ07年、
といった特徴の他に最も大きな差がみられるのが
ラストスパートをかけるタイミングの違い

残り2ハロンの地点で急加速をしている09年に対し、
残り3ハロンからペースを上げて長い脚を使っている07年・・・
好位を追走して最後まで脚を伸ばした、という点で07年2着の
エリモエクスパイアは高く評価出来ます。

・・・というか元々天皇賞春はロングスパート合戦になるのが普通
今年のように後ろから3つ目のラップが緩むことは滅多にないんですよね(^^;
だからこそ瞬発力勝負が得意なドリームジャーニーが3着に来たわけで(爆)

エリモエクスパイアはその後2年の休養を経て復帰。
+14kgと緩んだ馬体を絞りつつ3戦を消化。
苦手な不良馬場の成績は度外視するとそろそろ復活があっても、という
時期になってきています。

      1000m通過
中京2000m 59.1 6着
京都2000m 62.4 1着
京都2200m 63.6 3着
阪神2400m 64.0 4着
東京3400m 61.3 2着
中山2500m 60.9 10着
京都3200m 60.3 2着
東京1800m 58.9 7着

古馬になってからの成績を見てみると明らかに前半がゆったりとした
レースで好走
があるタイプ。

前半1000mが60秒台、というレースで好走した場合は
その後に大きく緩むポイントがある長距離レースとなっています。

今回の宝塚記念ははっきりとした逃げ馬がおらず、前半のペースが
ある程度緩みそうなので、もしも極端に遅くなるようなら・・・
復活があってもおかしくないかもしれません。

ただし、好走は直線の長い競馬に偏っているので内回りへの適性は微妙・・・。
あくまで穴馬として一考、という感じだと思います。

宝塚記念(力関係について)  担【けん♂】

★後半800mのラップ

・大阪杯(阪神2000m)
12.1-11.9-11.2-11.7

・マーメイドS(阪神2000m)
12.0-12.0-11.4-12.3

比較するとカーブから直線に入ってくるところのラップは
ほとんど差がないことがわかります。

しかし、マーメイドSでは縦長の隊列になったのと違い、大阪杯では
直線入り口でほぼ横並びの隊列・・・。

つまりこれは後半に緩まない展開になってもドリームジャーニー、
ディープスカイは前に詰めよって末脚を伸ばせる
、ということを示しています。

今回もある程度先行気味に行くと思われるアドマイヤフジ
2番手から直線に入っても粘りましたが、この流れで後続を突き放すような
競馬が出来ておらず、上位2頭にはキレで完全に見劣る格好になっています。

ディープスカイは59kgの斤量を背負って休み明け。
順調に使われてきたアドマイヤフジ、ドリームジャーニーとは
かなり状態面で差があったことを考えると

ディープスカイ≧ドリームジャーニー>>アドマイヤフジ

こんな力関係でしょうか。

★京都3200m
マイネルキッツ 4番手 34.9 1着
アルナスライン 4番手 34.8 2着

★中山2500m
マイネルキッツ 6番手 34.8 2着
アルナスライン 3番手 34.9 1着

★中山2200m
マイネルキッツ 8番手 35.4 4着
アルナスライン 3番手 35.8 6着

外回りの京都、直線が短い中山とまったく別の設定での比較・・・。
4コーナーでの位置取り、末脚のキレなどを比較してみても
マイネルキッツとアルナスラインの力はかなり拮抗しています
状態の差が余程あれば別ですが、通常であれば買うならばどちらも買うべき、
というくらいの力関係だと思います。

日経賞(中山2500m)の走破タイムは馬場状態が違うとはいえ
同条件の有馬記念を0.3秒上回っています。

中盤に13.0-13.2と緩んだ有馬記念に対し、12.7-12.8と
踏み止まった日経賞。
残り1000mからペースを上げてロングスパート勝負になった有馬記念、
残り800mからのスパートになった日経賞・・・ただしその分
日経賞では脚が止まっておらず・・・レベル差を考えると一長一短。

単純比較は難しいにしろ、日経賞の内容は高く評価して良さそうです。

この2頭はドリームジャーニーと近走でよく対戦をしていますが
アルナスラインは京都大賞典以降に調子を崩しており、
ドリームジャーニーも年末にはかなり馬体を緩めていて有馬記念、
AJCCの辺りは状態が良くなかったわけで、順位の比較で
力関係を見るのは難しい
と思われます。

ある程度良い状態で対戦が出来たのは・・・天皇賞春。
後半に締まった流れを押し上げて行ったドリームジャーニーですが
ロングスパートは本来の持ち味ではないだけに最後は脚色が上位2頭と
同じになってしまい、3着止まり。

判断が難しいところですが・・・
ここもかなり拮抗した力関係かもしれません(^^;

単勝人気では抜けた存在になりそうなディープスカイですが力関係でみると

ディープスカイ≧(ドリームジャーニー、アルナスライン、マイネルキッツ)

それほど大きな差はなさそうです。
リスクとリターンを秤にかけてみれば、あえて他の3頭から勝負
というのも効果的だと考えられます。

あとは出来の良さなどが勝負の分かれ目になってくるかもしれませんね。

POG&北海道サポート馬情報  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】新シーズンが始まり、他の厩舎からは
続々とデビューしていっています。

先週はゆうまりんさんが早速2勝!チョルモンさんも1勝をあげて
好スタートを切っています。
まだ焦る段階ではないですが・・・やはり羨ましいですね(^^;

今週は相方のけい♀の指名馬ウインマリアベールが福島でデビュー。
かなり期待されているようなのでどういうレースをしてくるか
注目したいと思います。

けん♂厩舎からは残念ながら出走はありませんが
・スーブルソー(ネオユニヴァース産駒)
・テラボルト(アグネスタキオン産駒)
・ネレイス(フジキセキ産駒)


この3頭がすでに入厩していますので近日中にデビューがあるかも(^^)g
楽しみにしたいと思います。

昨年の指名馬の中ではルラパンが未勝利戦に出る他に
マヤノカピオラニが500万下(阪神1800m)に武豊騎手を
鞍上に迎えて出走します。

デビュー前にはほとんど情報がなく、「謎の馬」だった
マヤノカピオラニですが芝転向後は3着→2着→1着と順調に来ており、
秋に向けて大いに期待出来る1頭となりました(^^)g
是非ここは一気に勝ち抜いてもらいたいものです♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
北海道競馬も始まっています(^^)

※北海道サポート馬については→ココ

今週水曜日には能力検定で49秒を叩き出して注目されていた
サウンドウェーヴ(シンボリクリスエス産駒)がデビュー。

馬場が湿っており時計が出やすい馬場だったこともありますが
ハナを切って逃げてそのまま押し切って今年の2歳新馬戦1番時計で快勝!

今後の活躍に期待したいと思います♪

他にも
・アントワープ(キングカメハメハ産駒)※母はビリーヴの全妹
・カネマサゴールド(ゴールドヘイロー産駒)※半兄ナリタセンチュリー


が近日中にデビュー予定。こちらも熱く応援していきたいです(^^)/

宝塚記念(血統的な適性について)  担【けん♂】

宝塚記念が行われる阪神2200mという条件について
血統的な適性を調べてみたいと思います。

種牡馬データ索引は→ココ

阪神適性
宝塚血統1

実質的な複勝圏率No1はアグネスタキオン
アグネスタキオンは全体的に非常に複勝圏率が高く、ポストSSとしては
完全に抜けた実績
となっていただけに亡くなってしまったのは
本当に残念です・・・。残された産駒に頑張っていってもらいたいですね。

上昇度で見ると・・・スペシャルウィークが強烈。
昨年はインティライミが3着に食い込んでおり、適性的には
侮れないものがありそうです。

他にはステイゴールド、チーフベアハート、アドマイヤベガの上昇度に注意。
ここでは期待できる血統だと思われます。

距離適性
宝塚血統2

実質的な複勝圏率が最も高いのは・・・やはりアグネスタキオン
種牡馬としての実績は当代No1ですね。

上昇度でみるとシンボリクリスエス、ステイゴールド、チーフベアハート
期待できる血統だと言えそうです。

まとめ
どちらの条件でも高い上昇度となっているステイゴールド産駒の
ドリームジャーニー、チーフベアハート産駒のマイネルキッツ
血統面での後押しがありそうですね。
どちらの面でも実質的に1位はアグネスタキオン産駒ということで
ディープスカイも宝塚記念への適性は十分、と言えそうです。

宝塚記念(展開分析2)  担【けん♂】

【07宝塚記念】
07宝塚記念
57.5-12.7-13.0-12.3-12.2-12.4

【09マーメイドS】
09マーメイドS
60.3-12.2-12.0-12.0-11.4-12.3

同じ阪神内回りのレースですが、まったく4コーナーでの隊列の形態が
違っており
、これを一緒にとらえてしまうと大変です(^^;

07年の宝塚記念は前半をハイペースで進み、後半になって隊列が
グーっと縮んだためにコーナーで横並び
こうなると差し馬に有利な展開になってきます。

マーメイドSは後半に緩まない流れになり、縦長の展開
直線が短くなっているので前の馬が非常に有利ですね。

阪神の内回りのレース展開としては
大まかに分けて下記のようなパターンがあるようです。

A)前半1000mが速く(60秒を切る)、下り坂で12秒台のラップ。
B)前半はゆったり行って後半にペースアップするが最後の坂で
  先行馬の脚が止まる。
C)前半はゆったり行って後半にペースアップ、最後の坂でも先行馬の脚が
  止まらず、そのまま押し切る


Aのパターンは・・・上記の07年の宝塚記念などの場合。
このときは稍重だったために余計に上がりがかかってしまっていますが
このパターンの場合は直線手前の下り坂で後方の馬が前に詰め寄ってきて
隊列は短めになって直線突入、基本的に先行馬、好位追走馬が総崩れになり
後方の馬が差し切る結果となります。

Bのパターンは・・・低レベルのレースでよくある展開。
余力を残した先行馬が引っ張るため、直線入り口では隊列は長め。
後方から差すのは難しいですが、600mダッシュに耐え切れなかった
先行馬の脚が最後の坂で止まるために好位追走馬やその後ろくらいの
末脚のある馬にかわされる結果となります。
リードの取り方によっては逃げ切りもありえるパターンで
上記のマーメイドSはこの例に当たります。
※後半3ハロンラップ例:11.7-11.4-12.0、11.3-11.2-12.4 など

Cのパターンは・・・力のある先行馬が引っ張った場合に出やすい展開。
余力を残した先行馬が引っ張るため後方の馬は詰め寄れず
直線入り口での隊列は長め。前の馬の脚が止まらないため
後方の馬は届かず、好位追走馬でも余程キレのある馬しか届きません。
基本的に逃げ切りが決まるパターン。
昨年宝塚記念を制したエイシンデピュティは大阪杯で
このレース展開で好走をしており、このタイプの先行馬がいれば相当
期待度が高いと思われます。
※後半3ハロンラップ例:11.5-11.6-11.7 など

今年はどうしてもハナを切りたい、という馬が見当たらず
どの馬がレースを引っ張るかは微妙。
アドマイヤフジ、もしくは乗り代わったカンパニーなども
可能性がありそうです。

おそらくは前半は相当なスローペース
能力はある馬が前に行きそうなので、後半のペースは緩まない
展開になりそうです。
CパターンとBパターンの中間くらい?
どちらかというとCパターン寄りくらいでしょうか。
基本的に先行、好位追走馬を重視

阪神内回りの場合は上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.4馬身差が縮まる計算。
マーメイドSのときには先行馬よりも0.9秒も速い上がりを使った
リトルアマポーラが届かなかったように、思った以上に前が有利なレース
ということを意識しておきたいところですね。

宝塚記念(有力馬抽出)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)について考えてみたいと思います。

ざっと各馬と馬体写真を見たところで、おおよそのまとめを
一旦しておきたいと思います。

まずは馬体について・・・

馬体の状態が非常に良かった馬
・ディープスカイ
・ドリームージャーニー
・カンパニー

出来はかなり良さそう、という馬
・マイネルキッツ
・サクラメガワンダー

良い状態だとは思いますが気になる点がある馬
・アルナスライン
・モンテクリスエス

あまり良い状態とは思えない馬
・インティライミ
・スクリーンヒーロー

実力、実績上位の2頭の出来が非常に良く見えただけに
逆らうのが難しいレースになりそうです。
あとは馬場状態でしょうか・・・。

脚質的には不安のあるカンパニーですが、これまでにもないかも・・
というくらい良さそうな雰囲気。騎手も岩田騎手に乗り代わるということで
一考があっても良さそうです。

天皇賞春の実績は軽視されそうなマイネルキッツは脚質的にも
向いていますし、状態も問題なし。
こちらもあとは馬場適性が気になるところです。

サクラメガワンダーは昨年とは段違いの出来かも。
GⅠでは足りない印象もありますが、近走の出来について
詳しく見ておく必要がありそうです。

スクリーンヒーローは元々見栄えのしない馬ではありますが(^^;
今回急に良化した、という感触はなく・・・輸送競馬で結果を
出していないことも含めて高い評価はしにくい感じです。

ひとまずザクッと有力馬を整理すると・・・

【かなり期待出来そうな馬】
・ドリームジャーニー
・ディープスカイ
(重馬場が微妙)

【期待感のある馬】
・マイネルキッツ(騎手が関西では信用しにくい・・)
・サクラメガワンダー

【不安点はあるものの気になる点のある馬】
・カンパニー(馬体大幅良化、鞍上強化、脚質不安)
・インティライミ(重馬場適性・・・)
・アドマイヤフジ(先行脚質)
・アルナスライン(能力上位、重馬場不安)

こんな感じでしょうか。
別の角度からの考察を含めて、各馬について改めて見直して
いきたいと思います。

宝塚記念(展開分析)  担【けん♂】

宝塚記念が行われる阪神2200mはスタンド前のポケットからのスタート。

約500mほど直線が続く上に、2000mと違い途中の上り坂も
充分に加速してからになりますのでほとんど影響なし、
先行争いに内外の差はないと考えて良さそうです。

ただし1コーナー突入以降は隊列が決まってしまい、
後方から詰め寄っていくのは難しい構造なので、スタートから
最初のカーブまでの攻防はかなり重要。
どの馬が先手を取っていくのかは要注意だと思います。

後半600mは緩むポイントがない構造なので
後方の馬は「脚をためて」ということが出来ません。
短い直線での瞬発力ではなく、長く良い脚が使える馬が有利。
基本的に前が止まらない展開になりやすく、後方の馬は直線までの
前に押し上げていくこと自体が難しいレースになりそうです。

4コーナー位置取りと着順の関係
宝塚位置1

かなり先行有利な傾向がはっきり出ています。
数字のバランスとしては構造通り、という印象。

さらに今週末は雨が予想されるので、馬場が湿った場合のデータ
取ってみました。06年の改装以降に行われた2200mの
稍重~のデータは少なすぎるので同じ内回りの2000mの
データを合わせて数字を取っています。

稍重~の場合の位置取りと着順の関係:内回り中距離】
宝塚位置2

さらに先行有利の傾向が強まっています
どの馬がペースを握るのかは非常に重要ですね。

傾向としては前半に暴走する馬が出てきてハイペースの前傾ラップになると
3コーナーからの下り坂からペースが上がらず、後方の馬が台頭するようです。
今年ははっきりした逃げ馬が見当たらないので、おそらくは・・・
スローペース。後半に激化していく感じのレースになりそうですね。
スタミナよりは瞬発力と馬場適性・・・そんな感じで見ていきたいと
思っています。

宝塚記念(馬体について3)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走予定馬の馬体について、第3弾です。

【インティライミ】
(08大阪杯)
インティライミ大阪杯
(08宝塚記念)
インティライミ08宝塚
(宝塚記念)
インティライミ09宝塚
元々下半身の力感に乏しい馬ですが、今回はさらに
薄く見えるのは・・・不安かも。
毛ツヤも良く、体調に問題はなさそうですが
上昇分は期待しにくいので、この馬なりに走ったとして
どこまでやれるかでしょうか。
馬場の恩恵がなければ上位は難しいかもしれません。

【カンパニー】
(中山記念)
カンパニー09中山記念
(安田記念)
カンパニー09安田記念
(宝塚記念)
カンパニー09宝塚
この歳にして凄い体を作ってきましたね(^^)
前後の筋肉が大幅に増強されて立ち姿のバランスも上昇。
毛ツヤも非常に良く、これまでに見た中では
最も良い出来かも。
適性は置いておいて、体の迫力、雰囲気なら十分に上位争い。

【モンテクリスエス】
(ダイヤモンドS)
モンテクリスエス09ダイヤモンドS
(天皇賞春)
モンテクリスエス09天皇賞春
(宝塚記念)
モンテクリスエス09宝塚
相変わらず腰高の馬体。力感はありますがイマイチ
バランスが悪く見えてしまいます。
前走時に比べて馬体にハリが出て、体調面は良化傾向だと思いますが、
全体的に重い雰囲気で競争能力的に上昇があるかは微妙かも。
力強さがそのまま出るなら楽しみですが・・・。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

宝塚記念(馬体について2)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【マイネルキッツ】
(AJCC)
マイネルキッツ09AJCC
(天皇賞春)
マイネルキッツ09天皇賞春
(宝塚記念)
マイネルキッツ09宝塚
冬場に比べてかなり実が入った印象でしたが・・・まさか
天皇賞春を勝つまでとは・・(爆)
反動などもなく、今回はさらに筋肉が充実。
少し腹回りに余裕を感じますが状態はかなり良さそうです。
力強さは前走以上、どこまでやれるか楽しみですね。

【サクラメガワンダー】
(08宝塚記念)
サクラメガワンダー08宝塚
(08毎日王冠)
サクラメガワンダー08毎日王冠
(宝塚記念)
サクラメガワンダー09宝塚
昨年に比べて大幅に下半身が充実、この馬体なら
最近の重賞での活躍も納得です。
毛ツヤも非常に良く、相当良い出来だと思います。
状態は昨年以上、順位を上げることが出来るなら自然と
馬券範囲内に・・・。

【スクリーンヒーロー】
(阪神大賞典)
スクリーンヒーロー09阪神大賞典
(天皇賞春)
スクリーンヒーロー09天皇賞春
(宝塚記念)
スクリーンヒーロー09宝塚
かなりポッテリして見えた腹回りをすっきりさせてきました。
少し上半身の力感が乏しく見えるので、筋肉量自体が落ちている
かもしれません。輸送に弱い面がある可能性があるので
現時点で細く見えるのはあまり良くないかも。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

宝塚記念(馬体について1)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走予定馬の馬体について見ておきたいと
思います。さすがにGⅠだけあって各馬とも相当な仕上がり具合・・・(^^)

【ディープスカイ】
(大阪杯)
ディープスカイ09大阪杯
(安田記念)
ディープスカイ09安田記念
(宝塚記念)
ディープスカイ09宝塚
前走で体を増やしておいて厳しく鍛え上げた・・という印象。
上半身、下半身ともにビルドアップされており、
現時点でのこの馬の完成形のような感じかも(^^)
毛ツヤも良く、状態は非常に良さそうです。
馬場状態の影響がなければ問題なく確勝級の仕上がりかと。

【ドリームジャーニー】
(大阪杯)
ドリームジャーニー09大阪杯
(天皇賞春)
ドリームジャーニー09天皇賞春
(宝塚記念)
ドリームジャーニー09宝塚
休養後にしっかり乗りこまれているようで前後の筋肉は
さらに良化傾向。毛ツヤも良くなって銭型の斑紋が見えており
体調はかなり良さそうです。
この馬も状態は最高潮、能力は十分に出し切れると思います。

【アルナスライン】
(AJCC)
アルナスライン09AJCC
(天皇賞春)
アルナスライン09天皇賞春
(宝塚記念)
アルナスライン09宝塚
大きな変化はありませんが下半身に実が入って立ち姿の
バランスが良化した感じ。アバラが見えているものの
少しポッテリとした雰囲気なので最後にビシッと追ってくれば
仕上がってきそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

宝塚記念(各馬分析3)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

ディープスカイ】牡4(栗東) アグネスタキオン×(Chief's Crown)
神戸新聞杯以来勝ち星から遠ざかっていますが、その間も3着以内を
一度も外さない
好走を続けています。
休み明けの大阪杯では抜け出したところを後方からドリームジャーニーに
かわされるという厳しい敗戦、前走の安田記念では上手く抜け出して完勝
コースだったところをウオッカにねじ伏せられてしまいました。
明らかに能力は上位の馬ですが、詰めの甘さがあるのもたしか・・・
スパッとキレるというよりはジリジリと伸びる感じなので
信用し過ぎは怖いかもしれません。あまり馬場が湿るのも良くなさそうです。

アグネスタキオン死亡のニュースが流れているようです。
 情報元がすでに削除されている模様なのではっきりはしませんが・・・
 もし本当であればディープスカイに後継としての期待が集まるわけで
 うーん、情報がはっきりするのを待ちたいです(>_<)

ドリームジャーニー】牡5(栗東) ステイゴールド×(メジロマックイーン)
馬格がなく、外を回さざるを得ない不利がありながらも
古馬重賞をすでに3勝・・・現役馬の中でも上位クラスの能力馬だと思います。
高い瞬発力がありますが、使える脚はそれほど長くなく
位置取りを押し上げてスッと伸ばす競馬が理想。
その点では内回りは絶好のコースなのでここでは力を発揮出来そうです。
血統的に湿った馬場もこなせるので上位争いは十分に可能かと。

ヒラボクロイヤル】牡5(栗東) タニノギムレット×(Mr. Prospector)
出てくるなら連闘になります。
後方からになっても、近2走のように押し上げても・・・末脚が鈍いので
現状では上位争いは難しい状態。
青葉賞以来掲示板もない成績でGⅠ挑戦は酷だと思います。

マイネルキッツ】牡6(美浦) チーフベアハート×(サッカーボーイ)
重賞初勝利がなんと天皇賞春・・・距離を伸ばしたことで
微妙な決め脚不足が解消された感じなのかも・・・(^^;
好位で競馬が出来る馬なので内回りは脚質的には問題なさそう
湿った馬場もある程度まではこなせそうなので
前走をフロック視するのは危険な雰囲気・・・。

モンテクリスエス】牡4(栗東) シンボリクリスエス×(Last Tycoon)
ある程度後方からの脚質なので内回りは微妙。
今回は安藤勝騎手に乗り代わる予定なので、騎乗方法を変えてくるかどうかが
気になるところですね。
前々走までの好走は前崩れ気味のところを差す内容なので
評価としては微妙。上位馬との逆転があるかは騎手次第でしょうか。

宝塚記念(各馬分析2)  担【けん♂】

宝塚記念(阪神2200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

回避も出そうなので少頭数になるかもしれませんね。
煮詰まったメンバーになるならそれはそれで面白いですが・・・。

カンパニー】牡8(栗東) ミラクルアドマイヤ×(ノーザンテースト)
これまでの宝塚記念では5着→8着と結果が出せず。
マイル周辺を使われている馬ですが距離的には十分にこなせるスタミナが
あると思いますが、前半が速くなりやすい構造のレースだと
控える競馬になってしまう
ので、内回りでは届かず・・とレース自体が
この馬の脚質に合っていない印象。
能力はたしかなので余程のスローペースになるようなら一考があっても・・。

コスモバルク】牡8(招待) ザグレブ×(トウショウボーイ)
中央ではここ4戦連続で二桁着順。06年の秋から複勝圏もない
成績が続いているのは・・・厳しいですね。
前走の天皇賞春では一旦は好位に取り付いたものの、ズルズルと下がって
後方追走・・・先行力にも陰りが見えるだけに復活を期待するのは酷かと。

サクラメガワンダー】牡6(栗東) グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
昨年末から重賞で1着→2着→1着、と素晴らしい安定感。
ただし、レースレベル、相手関係的にはかなり格下相手だっただけに
見た目の数字ほどの評価はまだ危険かも。
昨年の宝塚記念では後方から追い込んで4着、今のようにある程度
前で競馬が出来るならばもっと上が狙えてもおかしくなさそうです。
太目だった冬場の体を前走で少し絞ってきているので今回はさらに
もうひと絞り出来ていれば仕上がってきそうですね。

スクリーンヒーロー】牡5(美浦) グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
大目標だった天皇賞春では前に行って失速・・・距離はある程度伸びた方が
好成績になるグラスワンダー産駒ですが、3000m級になると
さすがに少し長過ぎるのかも。好位から末脚が使える馬だけに
スタミナがもつようなら復活は十分に可能性があると思いますが
馬場が湿ると脚が止まる傾向が出ているのが気になるところ。

スマートギア】牡4(栗東) マーベラスサンデー×(パドスール)
相当なキレ味のある期待馬ですが、直線が短いと詰めの甘さが
出てしまう感じ。金鯱賞でも最速タイの末脚を使いながらも5着、
内回りのコースは合わないかもしれません。
湿った馬場への適性も低そうなだけに今回は条件が合わない印象です。

続きます。

宝塚記念(各馬分析1)  担【けん♂】

ウオッカの宝塚記念回避が発表されましたね。

前走後になかなか疲れが抜けなかった、というニュースも伝わっており、
激走後にガクッと調子を落としやすい馬なので、出てきても
まず勝負にならなかったと思いますのでここは回避で正解かなと。

天候が不順な時期でもありますし、内回りの2200mが
ウオッカの脚質にはまったく合わない可能性が高く
無理をする必要もない・・と思います。

オーナーの真意は別にして、以前から出れるレースには全部出る(爆)
みたいな使われ方をしている印象なので、ここは大事に回復に徹して
秋に備えてもらいたいものです(^^)

・・というわけでメンバー的に少し寂しい?印象の宝塚記念について
今週は頑張って考察していきたいと思います。

アドマイヤフジ】牡7(栗東) アドマイヤベガ×(Be My Guest)
先行気味に行く脚質がある程度定着して、成績は安定化傾向。
直線が短い競馬場もこなせる馬なのでハマればそれなりに好走が
あってもおかしくありませんが・・・決め脚がないために
上位馬には1枚足らず・・・。
余程キレが殺される展開になったとしても、どこまで粘りこめるか・・。

アルナスライン】牡5(栗東) アドマイヤベガ×(El Gran Senor)
天皇賞春で2着。GⅠ級と言われつつもなかなか結果を出せませんでしたが
この春は日経賞で重賞も勝ってやっと本領発揮、というところでしょうか。
本来は直線がある程度長い所の方が合う馬ですが、前で競馬が出来るので
内回りでも対応がききそうです。
昨年は湿った馬場に脚をとられて10着と大敗しているので
なんとか良馬場で・・・というところですが雨予報が・・・(涙)

インティライミ】牡7(栗東) スペシャルウィーク×(ノーザンテースト)
昨年の宝塚記念で3着。重い馬場でもある程度こなせるということで
週末の雨はマイナスではありません。
11ヶ月ぶりとなった金鯱賞では+14kgと馬体を戻して
好位で粘って6着。年齢を重ねてもガクッと崩れてはいないようなので
上手く絞り込めれば好走が期待出来るかも・・・。

エイシンラージヒル】牡7(栗東) El Condor Pasa×(Unbridled)
ダートから障害に転向して・・・改めて芝に登録というレースが
GⅠというのは無理があり過ぎです。
おそらくは登録だけ?

エリモエクスパイア】牡6(栗東) スキャターザゴールド×(コマンダーインチーフ)
長期休養から復帰して3戦。馬体は絞れてきており、状態は戻りつつ
ある感じです。まだ伸びのある脚は復活していませんが
前走は明らかに距離不足のレースだったので、そろそろ復調があっても良さそうです。
ただし、湿った馬場を極端に苦手にする傾向が出ているので週末の雨予報が
厳しいですね。直線も長い方が合うので内回りは脚質には合わない感じです。

続きます。

マーメイドS回顧(環境設定>実力)  担【けん♂】

朝方には雨は止み、良馬場で行われたマーメイドS
土曜日には外回りで33秒台の上がりが出ているような高速馬場でしたが
日曜は少し時計がかかっており、パンパンの良馬場ではなく
芯に湿り気を残したような感じだったようです。

予想は→ココ

結果は・・・
1着 コスモプラチナ   2.00.2  上がり35.7
2着×ニシノブルームーン   13/4
3着◎リトルアマポーラ

6着▲セラフィックロンプ
7着×ウェディングフジコ
8着△ムードインディゴ
10○ザレマ

※全着順は→ココ

内からすくってスッと先頭に立ったのは想定通りコスモプラチナ。
2番手に武豊騎手のレッドアゲートが続き、ニシノブルームーン、
マイネレーツェル・・・ベッラレイアも好位での競馬。
ウェディングフジコがその後ろ、ザレマは中段前辺り・・・

大外からリトルアマポーラも押して行きましたが中段まで。
うーん、微妙です。

12.4-10.7-12.6-12.4-12.2-12.2-12.0-12.0-11.4-12.3
前半1000m 60.3
後半1000m 59.9

和田騎手に乗り代わったコスモプラチナはいつもよりも抑え目のペース
行くだけ行ってしまうと最後に脚が止まる馬だけにこれは
和田騎手のファインプレーですね。
やはりこういう乗り代わるタイミングには注意が必要です。

開幕週、内回り、先行脚質、少し湿った馬場&ステイゴールド産駒

・・・走る要素は満載ですね(笑)

少しずつペースを上げて、4コーナーでスッと加速。
隊列を長く保って直線に入ったコスモプラチナを追いかけて
後続の馬が詰め寄ろうとしますが・・・時すでに遅し。

内を突いたニシノブルームーンが2着、外を回したリトルアマポーラ
やっとのことで3着。

コスモプラチナ   35.7
ニシノブルームーン 35.2
リトルアマポーラ  34.8

上がり3ハロンでみると1秒近く速いリトルアマポーラでも
まったく追いつけていないわけですから、いかに先行有利なレースなのかが
わかりますね(^^;

レース後のコメント
1着 コスモプラチナ 和田竜二騎手
「行けるとは思っていましたが、序盤は押して行く形になりました。
3コーナーまで、ハミを抜いて行けましたから、なんとか残れると思いました。
久々でしたが、追い切りも動いていたし、体調はよかったです。
開幕週の馬場でアドバンテージもあったと思います」


2着 ニシノブルームーン 北村宏司騎手
「スピード負けもしませんでしたし、重賞でもやれることはわかりました。
欲を言えば、4コーナーでもう少し行けばよかったと思います。
もったいなかったですね」


3着 リトルアマポーラ 福永祐一騎手
もう少し前で外を回らず行ければよかったですね。
でも、距離はこれぐらいが一番よさそうです」


4着 ベッラレイア 秋山真一郎騎手
今日のような馬場では、ちょっと伸びませんでした」

10着 ザレマ 安藤勝己騎手
「こういう馬場ですから、本当は前に行きたかったけど、
ゲートの前でも馬にやる気が感じられませんでした
たまにこういうことがあるんですよね……」


環境設定が実力差を上回りやすいレースであることはわかっていても
ある程度前に行けるリトルアマポーラ、ザレマの状態が良かっただけに
さすがに・・・と思ったんですが、結果は・・・うーん。

重賞の中でもこういう高配当狙いの目算が立てられるレースがあるので
これからも注意して考察していきたいですね。

競馬雑感(牝馬の時代)   担【けん♂】

夜半になって大阪もシトシトと雨模様

激しい雨ではありませんが、午前中一杯降り続けるようなら
かなり重い馬場になるかもしれません。
馬場の動向には注意が必要になりそうです。

それにしても・・・ベッラレイアの「雨女」ぶりには驚き・・・
というか、ちょっと可哀想になってきました(T_T)

ナリタトップロード産駒は極端に雨に弱い傾向が出ており、
ベラッレイアも雨では成績が残せていません。

昨年のマーメイドS、今年の福島牝馬Sと1番人気に支持されたレースは
重馬場、不良馬場
となり、馬券に絡むことすら出来ていません(涙)

思えばウオッカがダービーに向かい、ダイワスカーレットが
熱発で回避となったオークスでも1番人気を背負って勝ち切れず・・・
勝負弱いと言うか、ついていないと言うか・・・
気持ちの上では応援しているものの、歯痒い馬ですね(>_<)

今後、引退をして無事に母として産駒を送り出すことになっても
母父ディクタスの系統・・・ステイゴールドみたいな
「もう少し!」という仔が生まれてきそうです(偏見?^^;)

話が飛んでしまいますが、同期のウオッカ、ダイワスカーレット
ついても「母」という視点で見てみると微妙な雰囲気がありそうです。

ダイワスカーレットはすでにチチカステナンゴとの交配を
済ませていますが、正直この父系はどうなるか不安がありそうです。
カロ系種牡馬というとコジーンが一応成功してはいますが
過去にはビワハヤヒデのように競走馬としては高い実績の馬でも
産駒は・・・ということもあり正直大物が出るかは相当微妙な印象。

今後はキングカメハメハ、シンボリクリスエスなどが候補に
挙がってきそうですが、キングカメハメハについては
母父SS系との和合性が現段階では微妙。
・・・シーザリオ07が成功でもしてくれたらいいんですけどね(^^;

ウオッカは・・・もっと不安。
ブライアンズタイムが母系に入った馬を見てみると

母父ブライアンズタイム(賞金上位5頭)
・ブルーコンコルド
・サンライズペガサス
・ティコティコタック
・エスポワールシチー
・ヴァンクルタテヤマ

母父父ブライアンズタイム(賞金上位5頭)
・セタガヤフラッグ
・スーサンライダー
・ノープロブレム
・パルティアシチー
・アナモリ

母父まではダート色が濃いものの、なんとか頑張っていますが
もう1つ世代を経てしまうと・・・トップが1000万下
勝っただけのセタガヤフラッグ・・・うーん、これは厳しい状況かと。

母以上の馬を生み出すことが出来るかどうかは相当微妙だと思います。

無事繁殖にあがれたとしたら・・・1年先輩のカワカミプリンセスの方が
産駒には期待出来そうなんじゃないかと。
母父キングヘイロー、という馬はまだほとんど走っていませんが
SS系種牡馬と交配すればおそらく他のノーザンダンサー系牝馬と同様、
活躍が見込めそうです(^^)

今は歴史的な「牝馬の時代」・・・彼女らの仔がどういう
活躍をしていくのかも楽しみですね♪

考察の仕方(自戒・・・)   担【けん♂】

このところ忙しさにかまけて考察の内容が手薄になっている気がします。

週初めに各馬について一通り見て、競馬場の特性、レースの特性などを
チェックしておおよその傾向を頭に入れ、馬体写真が出たら
状態の変化をチェック・・・展開を考えて、それに合った馬をピックアップ。
騎手データをチェックして・・・・

うーん、なんというか・・・作業になってしまっているような?

一番欠けているなぁと思うのは有力馬の掘り下げ

実績や調子などからある程度の様子はつかめるものの、
本当にそのレースへの適性があるのかどうか、とか
他の有力馬との力関係は?とかいう細かい点はもっとしっかり
見ておかないと納得のいく予想に辿りつけないんですよね。

今のままだと、なんとなくぼやけた輪郭の馬が競い合っているような印象。

この馬が強いと思うんだよなぁ・・・

とは思っても「他の馬よりもどれくらい強いのか?」という点が
あやふやで(考えてもそんなにはっきりはしませんが^^;)
自分で自分を疑ってしまったり・・。

結局あやふやな予想なんてものは精度が低いのも当たり前(爆)

思えばヴィクトリアマイルの予想のときは推定上がり2ハロンを
算出してみたところ、計算上前の馬が相当有利・・という
データが出てきたからこそ、精度の高い印が打てたわけで
やっぱり「力の差」が見えてくるとレース全体のイメージ
しっかりしてきます。

時間がないのは仕方がない・・・と言い訳をする前に
もう少し最後の詰めにこだわった考察をしていきたいものです。

各馬にこだわって内容を掘り下げて見るということは
その後のレースにも必ず役立つんですよね。
出てくるのはそのレースで終わりではないですし・・・。

継続は力なり。
考察の数、ではなく「考察の厚さ」を追い求めていきたいです。

・・・マーメイドSの言い訳じゃありません、念のため(^^;
本当かよ!ドス(=゚д゚)ニい)'д‘)グハァ

マーメイドS最終予想  担【けん♂】

本当に雨が降るんでしょうか(^^;
土曜日の大阪は非常によい天気に恵まれています。
一応予報では午前中が雨なのである程度馬場は渋る、と考えた方が
いいかもしれません。

夏競馬・・・と呼ぶにはちょっと早いですがGⅠの谷間という印象で
なかなか力が入りきらないマーメイドS・・・(爆)

・雨が降りやすい(今週もひとまず雨予報)
・内回り
・開幕週


色んな環境的な要素がありますが、基本的に全てが「前有利」を
指し示しており、昨年のように人気馬が追い込む脚質だと
高配当が狙えたりする
わけですが・・・
今年の実績馬(人気馬)はある程度前に行く脚質だけに
逆らうのはちょっと無謀な印象です。

出走枠順
マーメイド出走

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析→ココ
有力馬抽出→ココ
過去の傾向→ココ
騎手データ分析→ココ

コスモプラチナは和田騎手に乗り代わっていつもように暴走するかは微妙。
それでも前半1000mは59秒台前半程度を見込んでいます。

前有利な展開、とはいえ余力のない先行馬には厳しいペース。
前から抜け出せる実績馬には有利な展開になりそうです。

ある程度速いペースのレースを前で押し切った経験のある馬を重視
差し馬はかなり割り引いて考えたいと思います。

今回の予想
◎リトルアマポーラ
○ザレマ
▲セラフィックロンプ
△ムードインディゴ
×ウェディングフジコ
×ニシノブルームーン

ハンデ戦に変わる前とはいえ、このレースでのGⅠ馬の実績は断然。
リトルアマポーラにとっては負けられないレース、と言えそうです。
コスモプラチナのペースはエリザベス女王杯で経験済み、
厳しい展開になればかえって能力の差を見せ付けることが出来るかも。
大外に入ったので控えてしまうと危険がありますが、この条件では
好成績を残している福永騎手の手腕に期待。

ザレマは馬体が非常に充実してきており、状態が良さそうです。
このところ控える競馬が続いていますが、この枠ならある程度
前につけて競馬が出来そうです。馬場の状態も昨年ほどは渋らないと
思われますし、位置取りさえ間違わなければ上位に絡む走りが
期待出来そうです。

セラフィックロンプは前半が速いペースを前で我慢出来る馬。
坂への適性に不足がありそうですが、粘り込むタイプとして
期待出来そうです。血統的には少し湿る程度の馬場はプラス材料。
復活してもらいたいですね。

ムードインディゴは春になって充実してきている点と
岩田騎手の手腕に期待。
前走で一旦絞り切っているだけに余力があるかが微妙ですが
能力的にはメンバー中でもそれなりに上位。
頑張ってもらいたいものです。

ウェディングフジコは前で競馬が出来る点で条件的に優位。
馬体も充実しており、近走の安定感をみても今なら上位の馬とも
好勝負が出来るかと。

ニシノブルームーンは成績ほど期待をしにくい馬ですが
まだ底を見せたわけではないので脚質的な優位を買って押さえたいところ。
関西では成績が悪い北村宏騎手ですが、前にくっついて行ってくれれば・・

雨の様子次第で追加考察もするかも・・・。
ひとまず実力と位置取りを重視する印としてみました。
秋につながる内容に期待!

POG指名馬紹介(リベンジ・・できるかな?) 担【けい♀】

今年も熟をさんが幹事をしてくださっているわくわくドキドキPOG
参加させて頂く事になりましたヽ(^◇^*)/

また1年間楽しみたいと思います!
お( ̄o ̄)い( ̄△ ̄)お( ̄o ̄)い( ̄△ ̄)
ネ~チャン、昨シーズンのPOG振り返ってねーじゃねーか!・.:゚。┣\('ロ´\)
・・とツッコミたくなる方もいるかもしれませんが・・ソッとしといて下さい(笑

ではけい♀厩舎の指名馬を紹介させて頂きますm(__)m

1位シャガール 牡 ネオユニヴァース×(ノーザンテースト)
皆さんご存知のダイワスカーレット、メジャーの弟。
けん♂が指名するかな?
きっと他の方達とも争うだろな~と思い1位指名したのですが
誰も指名していなくジャンケンなしで獲得(^_^;)
とにかく「ねーちゃんソックリ」と思わせる走りをしてほしいです。

2位エアデジャヴー07 牝 クロフネ×(ノーザンテースト)
エアシェイディ、エアメサイアの妹。
クロフネをつけるのは初めてだけど厩舎の期待も高いようなので
桜花賞目指して頑張ってもらいたいです!

3位レアーレスパーダ 牡 クロフネ×(サンデーサイレンス)
アエローザ、レジネッタとフレンチデピュティで頑張っているので
クロフネになっても走ってくれるかな?桜花賞馬の弟だけに次は皐月賞(・・?

4位ウインマリアベール 牝 クロフネ×(サンデーサイレンス)
お母さんは重賞4勝の実績のある馬。
この仔も能力を受け継いでくれたら期待出来そう!
来週あたりに早速デビュー予定?!(ノ゚⊿゚)ノびつくり!!

5位ロケットダイヴ 牡 Kingmambo×(Dynaformer)
「早い時期から走るタイプではないですが、高額馬で良い血統なので
3歳春には大きいところにいけるように育てて行きたいです」
という厩舎長の言葉を信じたいです(*^_^*)
個人的にはこの馬が一番のお気に入り♪

6位プレファシオ 牡 クロフネ×(サンデーサイレンス)
お母さんは桜花賞、オークスで負けてしまったけどその借りを息子が!!
初仔なのでどんな走りをするのか期待したいと思います(^^♪

7位ニーニョデルシエロ 牡 シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス)
なんとも覚えにくい名前に決まってしまったのですが
ぜひ実況で名前を呼んでもらえるような活躍をしてほしいですね。
1月頃は馬体重が405㎏だったようなので心配していましたが増加している模様。
このまま順調に・・頑張れ!ニョロニョロくん!!

8位バントクラトール牡 キングカメハメハ×(ドクターデヴィアス)
「ヴィクトリーバンクの最高傑作」との情報。
この言葉に釣られて指名しました(;^_^A
晩成型かもとの事ですのでPOG期間内にはどうか・・とも思いますが
その言葉通り頑張ってくれるのか・・注目したい1頭です。

9位シャインセレブ 牝 クロフネ×(サンデーサイレンス)
母はマンハッタンカフェの全妹でしたが寝違いでデビュー出来ず引退(T_T)
母の無念を晴らしてもらいたいです!!

10位リープオブフェイス 牝 クロフネ×(サンデーサイレンス)
ゴールドアリュールの姪。
ダートを意識した配合との事ですがどうなのか・・。
POG友達のtemporalisさん1位指名馬ファストフレンドの07が
ダート王を目指しているようなので
こちらはダート女王としてガチンコ対決!が実現できたら面白そうo(ёεё )o( ёзё)oワクワク
 
11位へニーズソング07 牝 アルカセット×(Unbridled's Song)
2番目お気に入りの馬。
アルカセット産駒は皆さん注目しないはずと思い下位指名。
予想通りどなたも注目していませんでした(^_^;)

12位タスクミストレス 牝 キングカメハメハ×(パドスール)
母のワーキングガールは21歳・・o(@.@)o
高齢出産・・どうかな・・とは思ったのですが・・・。
GⅠにはなかなか届かない兄弟達の分まで頑張ってほしいです。

13位ブリージーキス07 牡 トウカイテイオー×(Caerleon)
1番初めに指名しようと決めた馬。
誰も指名しないような気がして下位指名。
久々の社台ファームの生産馬、馬主は臼田さんとの事で期待できそう。
この馬が後継馬となってくれたら嬉しいです♪

14位トゥルーゴールド 牝 フレンチデピュティ×(サンデーサイレンス)
けん♂指名馬のスティルゴールドと名前が似てますね。
でもこちらは「本物の金」あちらは「まだ金」
本物の方が良いのは間違い(0ノ*)オーホホッ
よってけい♀の勝ち??

15位プリムローズイヴ07 牡 クロフネ×(サンデーサイレンス)
初仔というだけで指名しました。
20頭提出の18位指名馬。
今年はクロフネ産駒が爆発するのか、どうなのか・・頑張ってほしいです!

以上です。

ある程度、産駒、生産牧場だけは決めてたので
馬を選ぶ段階はかなりスムーズだったのですが
(けっこう何でもパッパッと決める性格:笑)
1位指名以外の順位付けは本当に悩みました(ーー;)
あーでもないこーでもないと思いながら何回コロコロ入れ替えたか(爆
とにかく今年こそけい♀厩舎の15頭の活躍を期待したいと思います。
(19、20位に指名した馬の活躍もヒジョーに気になります(^_^;))

わくわくドキドキPOGに参加される皆様、1年間よろしくお願い致しまず(。_。*)))(((*。_。)"

マーメイドS(騎手データ分析)  担【けん♂】

マーメイドS(阪神2000m)に騎乗する騎手データについて
見ておきたいと思います。

阪神と一口に言っても内回りなので少し勝手が違うかもしれませんが・・・

マーメイドS:騎手データ
マーメイド騎手

この条件だと安藤勝、武豊、岩田騎手の実績が他の追随を許さない感じ。
人気薄でも侮れないですね。

GⅠ馬のリトルアマポーラに騎乗する福永騎手がそれに続く成績。
ベッラレイアの秋山騎手は人気を背負った時の信頼度は高いですが
実質的な複勝圏率は低く、少々微妙・・・。
以前のように外に膨らむロスの大きい騎乗をしてくるようだと
上位馬相手では厳しいかもしれません。

穴人気をしそうなニシノブルームーンの北村宏騎手は関西での
成績が極端に低く、かなり厳しい状況です。
力を発揮させてあげられるかどうか・・・うーん。

この条件での穴騎手は・・・武豊騎手、岩田騎手
武豊騎手の騎乗内容についてはこのところ疑問と不安が拭えない
状況なだけにどこまで期待できるかは迷うところ。

岩田騎手はこういうピンチヒッター的な騎乗でも結果を出してくる
印象なのでムードインディゴの新しい味が観れるかもしれませんね(^^)

ザレマは3番人気以内に支持されると思いますが、
もしも外れてくるようなら安藤勝騎手も大いに期待できます。

基本的にに上位馬に上位騎手、という組み合わせになっているので
その点でも大きな荒れ方はしてきにくい印象ですね(^^;

マーメイドS(過去の傾向)  担【けん♂】

過去5年間のマーメイドS出走馬の過去実績と上位馬の人気です。
※重賞は古馬重賞に限る

★08マーメイドS 12番人気→10番人気→5番人気 ※重
・GⅠ馬 0
・重賞馬 2

★07マーメイドS 2番人気→5番人気→6番人気
・GⅠ馬 0
・重賞馬 2

★06マーメイドS 9番人気→3番人気→11番人気 ※京都開催
・GⅠ馬 0
・重賞馬 3

★05マーメイドS 2番人気→3番人気→5番人気 ※稍重
・GⅠ馬 1
・重賞馬 2

★04マーメイドS 1番人気→2番人気→6番人気
・GⅠ馬 1
・重賞馬 2

今年の出走メンバーはGⅠ馬1頭、重賞馬2頭。
過去の例から言うとGⅠ馬の成績は非常に高く、05年のダイワエルシエーロ、
04年のアドマイヤグルーヴだけでなく、それ以前にもエリモエクセルや
エアグルーヴがこのレースを勝っています。
やはりGⅠともなると格が違う・・ということでしょうか。

この点で言えばリトルアマポーラは落とせないレース、と言えそう。
GⅠ馬の評価を維持するためにも頑張ってもらいたいところです(^^;

逆に重賞勝ち経験のある馬の実績は・・・微妙。
間が空いた復帰戦、だとか調子を崩している馬などの急復活はほとんどなく、
ここ3年の勝ち馬を見ても、このレースで重賞初制覇という馬が続いています。

★簡単なまとめ
・重賞実績よりも近走の出来が重要
・GⅠ馬は別格として評価すべき
・重馬場などの環境要素が高い場合は実績よりも適性を重視


たいしてこれまでの考察と変化はありませんがメモ程度に・・・(^^;

マーメイドS(有力馬抽出)  担【けん♂】

マーメイドS(阪神2000m)について少し整理をしておきたいと思います。

おそらくハナを切って行くのはコスモプラチナ。
この馬がペースを握ったときの前半1000m通過タイムは

・中京2000m 59.1
・京都2200m 59.3
・東京2000m 59.3
・新潟2000m 58.1


ほぼ安定して59秒台前半から場合によっては58秒台、という
かなり速いペース。
この馬自身は末脚が極端に鈍ってしうまうために通用するとは
考えにくい面がありますが、レースへの影響は大きそうですね。

コスモプラチナがペースを握ったエリザベス女王杯で
この馬のペースにあっさりと追走し、好位から押し切った
リトルアマポーラは明らかに実力上位。

このレースで中段、後方から差したにも関わらずリトルアマポーラの
切れ味を上回ることが出来なかったベッラレイア、マイネレーツェル、
レインダンス、ムードインディゴ、レッドアゲートは能力的に
何枚か落ちる・・と考えて良さそうです。
(出来なども当然影響するので絶対ではありません^^;)

有力だと考えられる馬
・リトルアマポーラ(実力完全上位、馬体充実)
・ザレマ(脚質優位、馬体の出来上昇)

実力微妙ながら展開優位になりそうな馬
・ニシノブルームーン(京都牝馬Sで惨敗したプリンセストロイに完敗・・?)
・ウェディングフジコ(府中Sはフケの影響があったとはいえ負け過ぎ?)

実力上位ながら脚質などに不安がある馬
・ベッラレイア(雨に極端に弱い、出来は良さそうだが少し太いかも)

不足がありながら微妙に期待感がある馬
・ムードインディゴ(春になって馬体充実)
・レインダンス(調子が戻りつつあるかも)
・マイネカンナ(内回りは合うかも)

先行脚質のニシノブルームーン、ウェディングフジコは
実力的には過信は禁物。雨が降って極端に前が有利になったら
改めて見直したい感じかと。