けいけん豊富な毎日

新潟記念結果(混戦と見落とし)  担【けん♂】

新潟記念が終わりました。

実力的に抜けている馬はおらず、そのうえ朝方まで雨。
(レース時には良馬場に回復)
前が伸びる馬場でもあり、後方差しも決まる馬場・・・
乗り代わりあり、輸送あり、休み明けの馬もいるし、過密日程の馬もいる・・・
もう荒れる要素満載過ぎて笑ってしまいますね(^^;

予想は→ココ

結果は・・・

1着 アルコセニョーラ  1.57.5  上がり33.7
2着▲マイネルキッツ    2馬身
3着注トウショウシロッコ

6着◎バトルバニヤン
8着○トウショウヴォイス
11△サンレイジャスパー
18×ダイシングロウ

※全着順は→ココ

レースを引っ張ったのは予想に反して、まずはミヤビランベリ
大逃げが想定されたコスモプラチナは4番手辺りに控える競馬・・・
騎手の判断というより前走のダメージが抜けていなかったのかも・・・。

最初のコーナーの前でダイシングロウがハナを奪って先頭を主張。
うーん、控えても味がある馬ですがこのところの消耗で
気性的にも掛かりやすくなっていたのでしょうか。

13.0-11.1-11.6-11.1-12.0-12.4-12.0-11.6-10.8-11.9
前半1000m 58.8
後半1000m 58.7

とはいえ実質的なペースはおよそ考察どおり。
前半が速くなりやすい新潟2000mのパターンにハマっています。

バトルバニヤンも3番手辺りを追走。
マイネルキッツも5番手辺りと好位置をキープ。

4コーナーを曲がってグワッと外に開いていく馬群。
先頭のダイシングロウは荒れた内側を避けて馬場中央の内辺りに
持ち出して、その他の馬はそこからずらっと横並び!
先頭から4馬身差以内にほぼ全頭が入る感じで直線の追い比べになりました。

馬場の中央辺りを追っていたアルコセニョーラは後方に接近している馬が
いないことを幸いにグイッと斜めに外に持ち出します。
馬場状態のいいところを選ぼうとした武士沢騎手の好判断でしたね(^^)
最速の上がり33.7を記録して昨秋の福島記念以来の勝ち星を
あげました(^^)g

正直言ってどの馬が勝ってもある程度納得・・というレースだっただけに
ポイントはどこだったのか、ということをメモして次に進みたいところ。

まずは騎手データ。※→ココ
武士沢騎手は新潟2000mの騎乗回数は少ないものの、1着率、
連対率ともに上昇。

2着の後藤騎手も新潟2000mの適性は非常に高く・・・
その上、勝ち切れない(涙)というところまで正解でした。

そして3着にはこの条件で1番大きく上昇している木幡騎手。
まさに新潟の鬼ですね(^^)g

もうひとつは斤量負担分析ココ
>馬格のないステイゴールド産駒は激走しやすいパターン

うーん、まったくそのとおりでした(爆)
体調面でも上昇が見られそうな体重推移・・と判断しているだけに
もっと意識しても良かったですね。

混戦は騎手で買え・・・まさに格言どおり。
一向に学習しない自分にパンチです(涙)

★レース後のコメント
1着 アルコセニョーラ(武士沢騎手)
「急遽乗せてもらうことになったけど、残り400mくらいまでとにかく
追い出しを我慢して瞬発力に賭けました。うまく内を捌いて外にもスムースに
出すことが出来た。自身2度目の重賞制覇、嬉しいです」


(畠山師)
「ここへ来て格別どこがどう変わったということはないんですよ。
稽古もいつも通りしっかり出来ましたし、体調も変わらずよかったんです。
ただ、やはり牝馬なんですね。ちょっとした気分で成績が変わってしまうんですよ。
それに大分マスコミに騒がれなくて調教師もリラックスして臨めました。
騎手には『何度もテレビで見てるだろう!』とだけ言っておきましたが、
やはりベテランですね」


2着 マイネルキッツ(後藤騎手)
「思い通りの競馬が出来ました。スタートもよかったし、流れにも乗れたし、
勝てなくて残念です。でもこの馬の成長も感じられました」


3着 トウショウシロッコ(大久保洋師)
「やはり抑えて行くと伸びるということですね。折り合いもついていましたしね。
体は減っていましたが、今回は稽古を大分やりましたから…。
この後無事なら次のステップを考えます」


5着 フサイチアソート(村田騎手)
「久しぶりの分、反応が鈍かったんでしょう。それでも走りますね」

8着 トウショウヴォイス(田中勝騎手)
「この馬の競馬をさせられませんでした」

9着 ミヤビランベリ(吉田豊騎手)
「左回りだと少し右側に逃げるようなところがあったね。
馬場のいいところを選んで行った。七夕賞は恵まれた面もあったし、
2、3番手で我慢出来るようになればいいけど…」


18着 ダイシングロウ(川田騎手)
「ゲートに入れるまで落ち着かせて落ち着かせていったのに、
係員にゲートに入るように叩かれて一気にうるさくなっちゃった。
話にならないよ。競馬に行く前に終わっていたね」

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POG馬デビュー結果(クビ差届かず!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】けん♂厩舎からナンヨーアイドル
2頭目のデビューを果たしました。
※デビュー記事は→ココ

今回のPOGでは馬体の写真も見ておりませんし、厩舎のコメントや
事前情報など一切知らないままに、事前の調査で判明した
好走しやすいと考えられる血統の組み合わせ」を重視した選択をしています。

ナンヨーアイドルの母父はノーザンテースト。
母父ノーザンダンサー系というのは現状活躍しているほとんどの馬に
共通する非常に重要な条件です。
父は今年注目の新種牡馬キングカメハメハ
サンデーサイレンス系ではない大物種牡馬候補ということで
初年度から優秀な牝馬が集められたうえに、産駒がデビューする前の
2年目の種付けでも頭数が増えており、生まれた子供の評価が高かったことが
推測されます。
実際にいきなり函館2歳Sをフィフスペトルが制しており、
今後の活躍が期待できそうです。

2歳リーディング 8/24現在】
1位サクラバクシンオー 5勝/41走
2位キングカメハメハ  6勝/37走
3位マンハッタンカフェ 7勝/26走
4位アグネスタキオン  5勝/23走
5位シンボリクリスエス 5勝/35走

フィフスペトルの活躍もあって、現在2歳リーディングでは2位の成績。
なんとアグネスタキオンよりも上です(^^)g

さすがに勝率という面ではSS系の有力種牡馬に比べて信頼度が
少し落ちますが期待通りの成績と言っていいのではないでしょうか。

ちなみに同じく注目の新種牡馬ネオユニヴァースは1勝/35走(爆)
うーん、先行きが心配です・・・。(>_<)

レースはヒカルジョディー、メイショウイエミツが2頭で引っ張る展開。
ナンヨーアイドルは3馬身ほど離れた2番手集団、
5番手辺りにつけていましたが徐々に後退・・・

07.0-11.2-11.8-12.2-12.5-11.9-11.8-12.0

札幌1500mで行われた新馬戦は過去に7戦しかありませんが・・・
一応最速の走破タイムです(^^;

06年クローバー賞 1.29.3 イクスキューズ
0.68-11.4-11.1-11.8-12.1-12.0-11.8-12.3

07年クローバー賞 1.31.9 ウイントリガー
0.68-12.0-12.4-13.0-12.9-12.1-11.4-11.3

さすがにレコードだったイクスキューズのクローバー賞に比べると
道中に緩みを感じますが、昨年のクローバー賞ほどの緩みはありません。
新馬戦としては及第点と言って良さそうです(^^)g

3コーナーでフィータスなどが仕掛けていく中、
少し怯んだように下がるナンヨーアイドル
その後、外に出してグーッと上がっていきますが
4コーナーでふたたび他馬の接近を嫌がるように少しヨレた
ステップを踏んでしまいます。

それでも前に馬がいなくなってからは猛然と追い出し、
コーナーで5馬身以上あった差を一気に詰めて先頭に並びかけて・・・

クビ差届かず(涙)・゚・(ノД`;)・゚・

レース後のコメント
2着 ナンヨーアイドル 安藤勝己騎手
「前の馬の動きで逃げようとしていました。まぁ最初だし、仕方ないですね。
能力ありますし、競馬がうまくなればいいですね」


うーん、どうやら少し気が弱いのかも?アイドルだし・・(爆)
広いコースになればもっと良さが出るのではないでしょうか。
これから精神的にも成長を見せてもらいたいものです。

内容から観れば・・・次走は確勝級?!(贔屓目:笑)
けん♂厩舎に是非初勝利をもたらしてもらいたいものです(^^)g

※レース映像は→ココ

新潟記念最終予想  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)についてまとめていきたいと思います。

天気予報はまた少し変わって、日曜も雨予報
レースの時間帯は止んでいるかもしれませんが、かなり湿った馬場に
なりそうです。重馬場適性は重視した方が良さそうですね。

出走枠順
新潟記念出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
週初めの雑感→ココ
ジャングルポケット考→ココ
チーフベアハート考→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析→ココ
能力値分析→ココ
血統分析→ココ
斤量負担分析、木曜馬体重チェック→ココ
重馬場適性分析→ココ
騎手データ分析→ココ
展開想定→ココ

先行しそうなコスモプラチナは重馬場適性の高いステイゴールド産駒。
状態が良ければまさかの押し切りも考えられなくもないですが、
途中の調整状況から考えるとさすがに2度目はなさそうです(^^;

馬場の中ほどから乾いていく新潟競馬場、雨が降ると差し、追い込みが
有利になる
という傾向が出ていますのでその点にも注意したいと思います。

今回の予想
◎バトルバニヤン
○トウショウヴォイス
▲マイネルキッツ
△サンレイジャスパー
×ダイシングロウ
注トウショウシロッコ

バトルバニヤンは重馬場でもこなすジャングルポケット産駒。
トニービンとは多少傾向が違い、瞬発力系にシフトしているようなのが
気がかりですが、この馬は先行気味に行けるので伸び脚が維持できれば
大丈夫だと思われます。有力差し馬がかなり後方からになりそうなので
前で伸びれば物理的に届かれずに・・・

トウショウヴォイスの馬体はかなり良化している様子。
いつもは少しだけ足りない馬ですが、今回は状態からは上昇が
見込めそう。馬場が湿るのもプラス材料・・・
あとは仕掛け損ないさえなければ楽しみです。

マイネルキッツはノーザンダンサー系にしては重馬場が
合わない可能性があり、その点で少し割引ますが能力は高く、
後藤騎手のこの条件での好成績から押さえてみたいと思います。
ハイペースを中段から差せる馬なので能力を発揮できれば勝ち負けまで。

サンレイジャスパーは調整が微妙かも。復帰後は輸送を含む競馬が
続いており、馬体が安定していません。
本来の能力からすればここでも突っ込んできてもおかしくない馬。
重馬場に対する適性面でも期待できそうです。
佐藤哲騎手は新潟2000mの経験に不足感があるので
連下まででしょうか。

ダイシングロウは状態が普通で良馬場でやるなら大本命。
ただし、前回にかなり無理のあるレースをこなしているだけに
今回は消耗が馬体に出てしまっている感じ・・・。
能力でもう一走頑張れるかどうか。
血統的には重馬場適性に期待できないのもマイナス材料。

トウショウシロッコは復帰後に凡走が続いていますが
そろそろ調子を上げてきても良さそう。
能力、脚質的には微妙ですが木幡騎手がこの条件を
非常に得意にしているだけに、状態次第で狙ってみても面白そうです。
雨も多少ならプラス材料になるかも・・・。

うーん、稀に見る混戦模様・・・信用できる馬がまったく
見当たりません(失礼^^;)
果たしてどんなレースになるんでしょうか・・・。

新潟記念(展開想定)  担【けん♂】

新潟記念については環境的な側面の考察ばかりをしてきており、
肝心の出走する個々の馬の考察がおおよそしか出来ておりません(>_<)

時間的にもギリギリなので、おそらくこのまままとめていくことに
なるわけですが・・・全体のレースのイメージがイマイチ出来ていないのが
気がかりです。

ザクッと妄想?しながらレースを考えてみたいと思います。

ハナを切って行くのはおそらくコスモプラチナ
柳の下の2匹目のドジョウがいるかわかりませんが、重賞挑戦となれば
前回と同じく大逃げで活路を見出すしかなさそうです。

今回は斤量が軽くなりますが、前回の疲れからか馬体が中1週にしては
増えてしまっており、状態は低下していそう・・・。
ハイペースを作っても最後は脚が止まると考えて良さそうです。

まったく素無視して後方でペースを作れたらいいんですが
ミヤビランベリはどちらかというと前半から行ってしまいがちな馬だけに
2番手集団もそれなりにペースアップを迫られそうです。
コスモプラチナが前半1000mを58秒程度、その後ろの馬群では
実質的には59秒を切る程度の流れになってくるのではないでしょうか。

ダイシングロウ、バトルバニヤンなどはスムーズに前に行けそう。
トウショウシロッコも2番手集団の一角に。

内枠のチョウサン、ブラックカフェは後方に下げ、外枠のエリモハリアー、
トウショウヴォイス、サンレイジャスパーなども後方で脚をためる
作戦に出てきそうです。

馬場は内側にある程度湿り気を残した程度・・・。
先行馬は直線入り口で荒れた内側を嫌って少し中央寄りに入って行く
考えられます。騎手によっては内に突っ込んで自滅も・・・?

後方の馬は内側から外に出すとタイミングが遅れそう。
逆に外を通ってスムーズに直線入り口で外に開いて行ける馬が
優勢になりそうです。

先行馬の中では末脚に伸びがあり、馬場が湿る事を苦にしない
バトルバニヤンが有力。
ダイシングロウは能力は高いですが調整過程に疑問。
馬場が湿る事にも不安があるだけに・・・微妙な感じかもしれません。

ある程度早めに先頭集団に追いすがってきそうなのはマイネルキッツ
この馬も馬場が湿ると不安がありますが、後藤騎手はこの条件では
期待出来るので仕掛けどころにミスはなさそうかと。

後方から追い込んでくる馬は長い脚を使える馬が有力。
サンレイジャスパー、トウショウヴォイス辺りの伸び脚に注目です。
ただしサンレイジャスパーはまだ本調子ではないかも?当日の気配を要チェック。

前か?後ろか?

かなり微妙なタイミングでレースが決まりそうですね。
うーん、悩ましい・・・

新潟記念(騎手データ分析)  担【けん♂】

新潟記念に騎乗する騎手データについて見ておきたいと思います。

混戦模様なだけに最後は騎手の腕がものを言う可能性もありそうです(^^;

新潟記念:騎手データ
新潟騎手データ

今回も生涯成績との比較。
新潟2000mの騎乗経験の少ない騎手が7名もおり、
特に差し馬に乗る場合には仕掛けどころ、コース取りなどで影響が出そうですね。

新潟2000mで大きな上昇があるのは・・・木幡騎手
新潟1000mでも要注意騎手だというデータが出ましたが
どうやら新潟の鬼?(^^;
1着率ではNo1の実績ですし、連対率、複勝圏率も上昇しています。
トウショウシロッコ・・・能力が復活しているなら怖い存在になるかもしれません。

他にこの条件を得意にしているのは・・後藤騎手、江田照騎手
後藤騎手は3着以内に飛び込んでくる率が非常に高く、
マイネルキッツも押さえが必要だと考えられます。

江田照騎手も全項目で上昇が見られますが・・・データ的には
近年になると成績が低下傾向。活躍していたのは2~3年前という
寂しいデータになっています。頑張ってもらいたいですね。

新潟が得意な田中勝騎手は勝つか惨敗か・・という極端な傾向が
見受けられます(笑)どちらかというと感覚で乗る天才肌の騎手の印象なだけに
ハマれば怖いですね(^^;
不思議な事に2着は少ないですが3着は多い・・微妙な傾向です。

騎乗経験が少ない騎手の中では・・・川田騎手の好走が目立ちます。
内田博騎手も本来小回りを得意にするタイプだと思いますが全項目で上昇。
武幸四郎、佐藤哲騎手も2、3着までなら飛び込むことがある・・
というデータになっています。

まとめ
騎手データから期待出来る馬
・トウショウシロッコ
・マイネルキッツ(3着までには・・)
・ヤマニンアラバスタ(近年は不安)
・トウショウヴォイス(勝つか惨敗か、※3着も多い)
・ダイシングロウ(騎乗経験少なめ)
・チョウサン(騎乗経験少なめ)
・サンレイジャスパー(2、3着まで)
・エリモハリアー(2、3着まで)

新潟記念(重馬場適性分析)  担【けん♂】

関西でも昨日から雨が降ったりしていますが、新潟も金曜、土曜と雨の予報
日曜日には回復するようですが、雨量によっては湿り気を残した馬場に
なってくるかもしれません。

新潟競馬場は日本一水はけがいい競馬場らしいので(^^;
現状の予報ではあまり激しい重馬場にまではならないと思いますが・・・
それでもレースに影響は出てくるかもしれませんね。
早めに止むようなら問題はないかもしれません。
この辺りは当日の馬場状態を要チェックだと思います。

ひとまず稍重~のときの新潟2000mの実績を見てみると

4コーナー位置取りと着順の関係稍重~
新潟記念位置2

4コーナー位置取りと着順の関係良馬場
新潟2000位置

馬場が湿れば先行有利になるかと思いきや・・・
馬場が湿ると後方からの一気が決まりやすくなっています\(◎o◎)/!

あくまで推測ですが、新潟競馬場の直線はかまぼこ状になっているので
(見た目にもわかるくらい?)馬場の真ん中から乾いていく傾向になるわけで
内ラチ沿いを走る先行馬が湿った馬場に脚を取られる中、
馬場の真ん中を追い込む差し馬は比較的乾いた馬場で末脚が発揮しやすくなる・・
ということだと考えられます。

もし雨が残るようなら差し馬を要チェック!
先行馬は余程重馬場適性が高くない限り割引きたいところです。

血統別重馬場適性
新潟記念重馬場

おそらく本格的に湿ってくるわけではなさそうなので
激しい重馬場適性(重、不良)については考えなくて良さそうですが
それでも苦手な馬には影響が出てくるかもしれません。

雨を苦手にしているのは・・・
・ダンスインザダーク産駒
・チーフベアハート産駒
・タマモクロス産駒
・サンデーサイレンス産駒
・ミスズシャルダン産駒
(出走回数が少な過ぎるので参考程度)

ダンスインザダーク産駒のダイシングロウは足元の作りの感じからは
重馬場適性が高いかも・・と見られていますが血統的にはマイナス
果たしてどうなんでしょうか。

チーフベアハートはノーザンダンサー系なだけに雨が得意かと思いきや・・・
良くありませんね(>_<)
マイネルキッツ自身も稍重では3戦して全て着外・・・割引が必要になりそうです。

タマモクロス産駒は判断が難しい感じです。
重馬場での成績悪化は著しいのですが不良になると23.4%に上昇(爆)。
かなり個体差がある血統なのかもしれません。
タマモサポートは重馬場で2戦して1着、3着。
脚が大きく鈍っていないだけに粘りこみやすい印象です。

ミスズシャルダン産駒は少な過ぎてデータとしては微妙です。
トニービンは重馬場で上昇を見せているだけに本質的には問題なく
こなす血統なのではないでしょうか。
サンレイジャスパーは先日重馬場のマーメイドSで負けているものの、
これは休み明けの大幅馬体増が原因。
過去には京都で鈍らない脚を発揮しており、雨は問題にしない馬だと
考えて良さそうです。

完全に雨を得意にしている血統の馬は・・・見当たりませんが
・エルコンドルパサー産駒
・ラストタイクーン産駒
・フサイチコンコルド産駒

は湿れば湿るほど上昇が見られる傾向。
ラストタイクーンは不良まで行くと低下してしまいますが
馬場が湿るのはプラス材料と見て良さそうです。
フサイチコンコルド産駒は上昇しているというより低減がない
という感じでしょうか。

ステイゴールド産駒、ジャングルポケット産駒、オペラハウス産駒、ジェネラス産駒は
多少湿る程度では微妙ですが、大きく湿るようなら上昇してきます。
本質的に雨が得意ということで意識しておきたいですね。

アドマイヤベガ産駒は稍重までは上昇傾向。
雨が得意な産駒も何頭か出ているので要チェックです。

まとめ
・雨の残り方次第で差し馬有利な傾向が出る
・雨が残った場合の注目馬は
 ・バトルバニヤン
 ・サンレイジャスパー
 ・トウショウヴォイス
 ・ミヤビランベリ
 ・キャッチータイトル
 ・コスモプラチナ
 ・アルコセニョーラ
 ・エリモハリアー
 ・スマートスクールボーイ
 ←訂正:87さんありがとうございました(^^)

もちろん能力、調子も重要なわけで、その辺りの兼ね合いで
絞り込んでいきたいですね(^^)

インターナショナルS(欧州トップ確定?!)  担【けん♂】

英・ニューマーケット競馬場で行われた英インターナショナルS(2000m)は、
J.ムルタ騎手騎乗の1番人気デュークオブマーマレード Duke of Marmalade
(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が、フェニックスタワー Phoenix Towerに
3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分01秒53(良)。
さらに21/2馬身差の3着に2番人気ニューアプローチ New Approachが入った。

勝ったデュークオブマーマレードは、父デインヒル、母Love Me True(その父Kingmambo)
という血統の愛国産馬。昨年は英2000ギニー(英GⅠ)4着、
セントジェイムズパレスS(英GⅠ)2着、愛チャンピオンS(愛GⅠ)2着など
GⅠ戦線で惜敗が続いたが、今年初戦のガネー賞(仏GⅠ)でGⅠ初制覇。
続くタタソールズゴールドC(愛GⅠ)、プリンスオブウェールズS(英GⅠ)、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英GⅠ)も制しGⅠ4連勝でここに臨んでいた。
通算成績14戦6勝(重賞5勝)。(netkeiba.com)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雨天のため延期、開催競馬場変更ということになってしまったインターナショナルS
GⅠ連勝を重ねて欧州No1ホースの地位に昇り詰めようとしている
デュークオブマーマレードと英ダービー馬ニューアプローチの激突として
大いに注目を集めました。

昨年はまったく同じ図式で英ダービー馬オーソライズド
ディラントーマスを破って古馬GⅠを制覇!
(ちなみにこのときはデュークオブマーマレードは4着でした^^;)

今年はどうなるかと思っていたのですが・・・古馬の壁は厚かったですね。

開催地変更で急遽選ばれたニューマーケット競馬場
2000m以上のレースでは緩いカーブが一箇所だけという特殊な構造。

ニューマーケット競馬場コース図
ニューマーケット

見たとおりほとんど一直線です(^^;
カーブがない(少ない)ということで単純な走力(速力)を競い合える
レース
になっていて、力のない馬は太刀打ちできませんね(^^;

レースは一団となって進む集団の中からまず馬場中央を突いて
パイプドリーマー(エクリプスS3着、プリンスオブウェールズ3着)が
グイッと抜け出し、フェニックスタワー(同2着、同2着)が追いかける展開。

2頭の外側からニューアプローチが追いかけ、デュークオブマーマレード
内側でなかなかエンジンがかからない感じ・・・。

フェニックスタワーがパイプドリーマーを突き放し、抜け出した・・・!
と思った瞬間、デュークオブマーマレードが急追を開始!
一気に並びかけるとあっさりとかわして先頭に立ってゴールイン!
うーん、強い!明らかにトップスピードが違いますね(^^)g

ニューアプローチも遅れてエンジンが掛かりましたが
時既に遅し、3着に飛び込むのが精一杯でした。
休み明けということもありましたが・・・ちょっと力の差を感じてしまいました。
この対決は愛チャンピオンS(9/6)で再度実現の見込みらしいので
そこで改めて見直したいですね。

インターナショナルS:結果
1着 デュークオブマーマレード  2.01.5
2着 フェニックスタワー      3/4馬身
3着 ニューアプローチ


これで欧州のトップはほぼデュークオブマーマレードで確定(^^)
あとライバルになりそうなのはフランスの新女帝候補ザルカヴァくらいでしょうか。

デュークオブマーマレードの今後は凱旋門賞と英チャンピオンSの両天秤とのこと。
出来れば凱旋門賞でメイショウサムソンとの対決が観たいですね♪

レース映像は→ココ

POG馬出走!(ナンヨーアイドル)  担【けん♂】

今週は新潟記念、キーンランドCの他にも注目のレースが2つ。

まずは土曜日の札幌4R新馬戦(札幌1500m)
けん♂厩舎からとうとう2頭目の馬がデビュー!ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

8位指名 ナンヨーアイドル 牡 キングカメハメハ×(ノーザンテースト)

わくわくドキドキPOG】ではすでに出遅れ気味のけん♂厩舎ですが
これから巻き返していきたいですね~♪
先日素晴らしい脚を見せてくれたブラストエルサ(惜しくも2位!)に続いて
是非頑張ってもらいたいと思います。

キングカメハメハ産駒は期待通りに活躍をし始めており、
アグネスタキオンに次ぐ実績・・・いきなり大物が出てもおかしくない
雰囲気になってきています。
ナンヨーアイドルにも期待したいですね(^^)g

そのうえ、鞍上は安藤勝騎手d(>_< )Good!!
とてもnetkeiba.com書き込みが1件しかない馬とは思えません(笑)

今回のライバルをざっと見てみると・・・※カッコ内は書き込み数

アンディーフロイデ 牝 (4)
クワイエットデイの半妹、父がクロフネに代わりダート色が濃くなった?

ウメムスメ 牝 (5)
サクラバクシンオー産駒は短距離でお願いします(爆)

コスモクリスタル 牝 (1)
マイネルラヴ産駒はデビューが早くてもなかなか勝ち上がらない印象(失礼^^;)

サトノミラクル 牡 (6)
ダンスインザダーク産駒は札幌はいいんですよね・・調教もいいようです。

サバトルクラシック 牡 (23)
期待のシンボリクリスエス産駒らしいです。横山典騎手も怖い存在

タツオーラ 牝 (2)
カルストンライトオの半妹。ワイルドラッシュはダート向きですし短距離で・・

トップゾーン 牡 (3)
ステイゴールド産駒の切れ味は怖いかも・・。母父からして当たり外れが大きそう?

ヒカルジョディー 牡 (3)
トワイニングはたまに仕上がりが早い快速馬を出しますが・・・基本はダートかと。
母父ダンスインザダークというのが面白いですね。

フィータス 牡 (14)
ネオユニヴァース産駒は自分も指名しているだけに頑張ってもらいたいですが
現状では不調気味。仕上がりが遅いのか距離が長い方がいいのか?
母父リアルシャダイで大物感はありますが・・・。

マッキーアイアン 牝 (1)
ブラックホーク産駒は現状短距離のイメージですが・・・

メイショウイエミツ 牡 (5)
プリサイスエンドはエンドスイープの後継種牡馬になれるかどうか?
母父ノーザンダンサー系というのは合いそうですが短距離色が強い印象。

パッと見た感じ・・・超大物と呼ばれるライバルはいませんね(失礼^^;)
血統的にも騎手の能力的にも通用してもいいんじゃないかと・・・(欲目:笑)

それにしても牡馬で「アイドル」って・・・
実はかなり好きだったビリーアイドルを思い出してしまいました(^^)g

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日曜に行われるクローバー賞(札幌1500m)には
けい♀の北海道サポート馬

フレンチマリー 牝 フレンチデピュティ×(ノーザンテースト)

が出走します。

血統的には芝で走ってもおかしくない馬ですし、少し腰に甘さを感じるものの
前走(旭川ダート1500)で一気に3秒もタイムを縮めてきている期待馬。
大物に育ってくれることを期待しています(^^)g

馬体の増減が激しいのでどんな状態で出てくるか心配な面もありますが
是非ここを中央へのステップとしてもらいたいですね♪

JRA側にも怖いライバルがいますが、マイネルエルフ以外は
距離延長組ばかり・・・1500mを走り慣れている点で
有利になってくれるかも?

逆にここに登録している同じ地方馬にライバルがいるかもしれませんね。
血統的にはエイブルインレース(フジキセキ産駒)なんかも怖い存在になりそうです。

どんなレースをしてくれるか楽しみにしています(^^)g

新潟記念(斤量負担分析、木曜馬体重チェック)  担【けん♂】

新潟記念出走馬が決定し、木曜調教後の馬体重の発表が行われました。

新潟記念:馬体重推移、斤量負担
新潟記念斤量

10kg以上の増減があった馬は8頭。
内容についてざっと見ておきたいと思います。

・ミストラルクルーズ +14kg
七夕賞のあとに一旦大幅馬体増、輸送で大きくマイナス、という経緯を
辿っている馬だけに今回も1ヶ月で馬体を戻して直前輸送では
厳しい調教を積んできたとは考えにくいですね。輸送でどれだけ減るか・・。

ダイシングロウ +14kg
この馬も前走は輸送により実質大幅馬体減
今回も輸送に備えてかなり緩く馬体を仕上げてきている感じがします。
出来が上昇するとは考えにくいですね。前走は能力でカバー出来たものの・・。

サンレイジャスパー +10kg
大幅馬体増で復帰したマーメイドSから前回輸送で消耗して
結果的に絞れた状態になったわけですが・・・また増えているのは微妙。
ビシッと仕上げての増加ならいいですが、輸送を前に緩めたのなら
出来の上昇はあまり見込めないかも
しれません。当日の馬体を要確認。

フサイチアソート +26kg
馬体が大きくなった、と陣営がコメントしていたとおり大幅増\(◎o◎)/!
うーん、ここまで増えると成長分に期待したくなりますね。
ただし一発目は体を持て余すこともあるので買いにくい状態かも。

アルコセニョーラ +10kg
減っていた馬体をじっくり戻してきています。
元々馬格がないので移動前にこの体重なら良い状態で出走できそうですね。

コスモプラチナ +12kg
中1週で新潟→栗東→新潟と往復。前走が激走だっただけに馬体を
緩めるだけで終わってしまっているのではないでしょうか。
輸送で減らして出てきても出来は前走以下になるのでは・・。

エリモハリアー +12kg
すでに栗東に移動して馬体を戻しています。
1ヶ月の余裕があったのでそれなりにキッチリ調整は出来ているのでは
ないかと思われます。状態自体は問題なく出走できそうです。

他に気になる馬として・・・

トウショウヴォイス +8kg
馬体写真で筋肉が増量されていた印象なので、見た目どおりの変化は
期待感がもてそうです。どちらかというと絞り込まれたときに好走がありますが
果たして今回は・・?

バトルバニヤン +8kg
春先に減らしていた馬体から完全復活。夏の間に調子を上げつつ
馬体を増やせれば期待度が高まります
ね(^^)

実質斤量負担について

ハンデ戦だけあって、斤量負担で危険水域(13%)を超える馬はなし。
実質的に最大負担となるエリモハリアーもこれまで問題なくこなしている
斤量なので大丈夫そうですね。
馬格のないステイゴールド産駒は激走しやすいパターンですが
状態と調子、能力的に少々微妙な雰囲気です。

新潟記念(血統分析)  担【けん♂】

新潟記念というと血統的には父系、母系のどちらかにグレイソブリンが
ある馬
が好成績をおさめている・・・というのはある程度有名な事実のようです。

改装以降(01年以降)の7年間に複勝圏に入った馬は11頭/21頭。
過半数を占める、というのは相当な割合ですね。
父系だけでも7頭と1/3に達しており、明らかに何らかの関係がありそうです。

ひとまず父系について01年以降の成績を系統別に比較してみたいと思います。

・グレイソブリン系    (3-2-2-5)
・サンデーサイレンス系 (2-1-2-21)
・ノーザンダンサー系  (0-3-2-21)
・ロベルト系        (1-0-0-13)
・ミスプロ系        (0-1-1-6)
・ヘロド系         (0-0-0-8)
 

やはりグレイソブリン系が圧倒的に安定感があります。
今回のメンバーで見ると
・バトルバニヤン
・タマモサポート
・ヤマニンアラバスタ
・サンレイジャスパー

が対象になりますが、ヤマニンアラバスタ、サンレイジャスパーは
すでに結果を出している馬ですし、特に好走が目立つトニービンの系統の
バトルバニヤンも期待できそうです。
タマモサポートは穴馬候補?人気薄になるでしょうし狙い目になるかも・・。

サンデーサイレンス系で複勝圏に入っている馬のうち2頭は
母系にグレイソブリンが入っています。
何もなくて好走した馬は7年間で2頭だけ・・・うーん、高く評価するのは
危険かもしれませんね。

ノーザンダンサー系は勝ち切れない成績。
トウショウヴォイスも頑張って2着までかも?

ロベルト系で唯一好走した馬の母系はグレイソブリン。
本質的には向いていない感じです。

ミスプロ系で好走したのは2頭だけ。その上1頭は重馬場でのものなので
脚質的には合わないのかもしれません。

これまでの成績からすると先頭で狙うならグレイソブリン系
2着にノーザンダンサー系、3着はサンデーサイレンスの系統だと考えられます。

もちろん、今回は特例・・ということは良くある話なので
あくまで傾向、ということで。(^^;

新潟記念(能力値分析)  担【けん♂】

難解新潟記念・・・ひとまず出走予定の注目馬について
末脚の能力値を推定してみたいと思います。

過去にも色んな方法を試してみましたが、今回は

1)過去に3着以内に入ったレース(近4走)の上がり3ハロンをピックアップ
2)当該レースの上がり3ハロンを最速から3番目までを取り出し平均値を取る
3)1と2を比較して能力値(%)を取る


という方法を試してみたいと思います。
これまでは当日に行われた全ての芝レースの平均などと比較をしてきましたが
その方法だとレースのペースや距離などによる誤差が出やすい感じでした。
今回の方法だとひとまず、同じレース内でのものなのでペースや距離は
関係なくなります。流れの中でどんな脚を使っているのか
見えてくるのではないでしょうか。

新潟記念:末脚推定能力値
新潟記念末脚

ついでに今回想定される上がり最速~3番目までの平均を33.3と
予想して推定上がり3ハロンも算出してみました。

先行気味に行く馬(黄色)の中ではバトルバニヤンの末脚が出色。
先行しつつ末脚が伸ばせるタイプとして非常に有力だと考えられます。

キャッチータイトルもそれなりの脚に思えますが、データを取った4レース中、
3レースは101%を超えており、突発的なデータが混じったための
誤差が入っているかもしれません。実質的には101%以下になりそうです。

中段以降の差し馬の中ではマイネルキッツ、トウショウヴォイスの脚が
素晴らしいですね。ブラックカフェも当たればデカイ(笑)という感じです(^^;
特にマイネルキッツはある程度前のほうにつけてきそうなだけに
能力が発揮されれば後方の馬にかわされることはなさそう・・・有力だと
考えられます。

前回の考察でふれたとおり、新潟では0.1秒につき0.8馬身差
ということを考えると、ダイシングロウとマイネルキッツは約4馬身差までに
いればマイネルキッツが上・・・という試算。
逆にコーナーである程度引き離しているとトウショウヴォイスで
3馬身半程度以上あったら届かなくなってしまうわけで・・・
先行馬にも注意が必要です。

バトルバニヤンにいたってはマイネルキッツを2馬身半以上離して
コーナーを曲がれば・・・優勝?!

もちろん騎手や仕掛けどころ、調子、コース取りなど他にも
要素があるのであくまで目安として考えておきたいですね(^^)
うーん、数字どおりに行くのかどうか・・・楽しみです(^^)

新潟記念(展開分析)  担【けん♂】

新潟記念が行われる新潟2000mは向こう正面のポケットからスタート。

カーブ手前に軽い上り坂はあるものの、スタート直後から約1000mの
真っ直ぐな直線
が続くため、前半1000mはかなり速いペースになりがちです。
行く馬がいれば57秒台・・・58秒台のレースもかなりの頻度で出ており、
59秒後半から60秒を超えてくることは逆に稀な感じ。
今回ハナを切りそうなコスモプラチナの前走の1000m通過は58.1
重賞という事で慎重になるか、それとも思い切って行くか・・・
いずれにしろ緩いペースにはなりそうもありません。

カーブは下りながらになる上に角度が急。
速いペースで突っ込んで行ってもここは減速しないと曲がりきれません。

先行気味に行く馬は内外の枠に関係なく、前に行ってしまえば
内側を通ることになりますが、差し馬に関しては内側に閉じこめられると
まくって上がって行きにくい上に、開催が進んで内外の馬場差が出てくる
今の時期に思い切って外に出して行き難い感じです。
逆に外枠に入った方がカーブでの減速も少なくて済みますし
スムーズに直線入り口で大きく外に出して追い出しが出来そうです。

芝の状態にもよりますが、後方の馬が外に開くロスがあるために
先行馬が止まらない展開になると・・・先行馬同士で決着がしやすくなります。

ただし、芝状態に大きく差が出てくるようになると大外に出した馬の
末脚の爆発力次第で大外一気・・も炸裂しやすいわけで
非常に展開は難解です。

基本的には・・・

末脚に伸びがある先行馬>後方から爆発力を発揮する差し馬>粘り込む脚質の先行馬

こんな感じの図式になるのではないでしょうか。
展開、ペース、位置取り、騎手の思惑、仕掛けどころ・・ちょっとした
要素で着順が変わってきそうな感じがします。

4コーナー位置取りと着順の関係
新潟2000位置

基本的には前有利の実績となっていますが、中段後方からの差し馬も有力です。
ただしコーナーの時点で完全に後方にいるようではほとんど差し切れていませんね。
2着はかなり前が有利です。先行する有力馬は少なくとも連下で押さえておく
必要がありそうですね。
3着になるとかなり後方からの差しも届いています
立ち遅れた馬が凄い脚で飛び込んで・・・3着まで・・ということが
よく起こっているようですね(^^;

先週の新潟芝レース(外回り)では午前中に雨が降っていたにも関わらず
最速で33.0という時計が出ています。
今週はこのまま天気がもつようなら先行馬で34秒台、差し馬は33秒台
もしくは展開によっては32秒後半の時計が出てくるかも・・・。

新潟競馬場では上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.8馬身差が縮まる計算。
先行馬の末脚が34.5秒とすると・・・差し馬は33.5の脚で
約8馬身差を詰めることが出来ます。
末脚に伸びがない粘り込むタイプの先行馬は厳しそうですね。
現在の芝状態なら34秒台前半程度の脚を使わないと
前で残るのは難しいかもしれません。

新潟記念(馬体について2)  担【けん♂】

これまでに調べた種牡馬に関するデータを「種牡馬データ」として
カテゴライズしてみました。※左のバー内
重賞考察時の途中でまとめてきているので、内容が当時のレース出走馬に関連して
しまっていますが、データ自体は今後の考察の資料として使えると思います。
競馬場別の複勝圏率などは今後も役立てていけそうかな、と(^^)g

新潟記念出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【トウショウヴォイス】
(七夕賞)
トウショウヴォイス08七夕賞
(関屋記念)
トウショウヴォイス08関屋記念
(新潟記念)
トウショウヴォイス08新潟記念
大きな変化はありませんが、腹回りに力が入って
後肢をグッと引き付けた立ち姿になってきているのが好感。
前後の筋肉にも実が入った感じで状態はかなり良化しているように
思えます。全体的に力強さが増しており、出来は前走より上
あとは能力と展開・・・。

【ミストラルクルーズ】
(06菊花賞)
ミストラルクルーズ06菊花賞
(新潟記念)
ミストラルクルーズ08新潟記念
かなり前の写真なので比較にはなりませんが、全体的な雰囲気は
変わっていないように思います(^^;
それなりにメリハリのついた馬体で状態は悪くなさそうですが
輸送により馬体が落ちやすいようなので今回は函館からの
移動でどうなってくるか・・・。

【キャッチータイトル】
キャッチータイトル08新潟記念
すっきりしている割に細過ぎず、下半身の筋肉が充実している好馬体。
もう少し上半身に力が欲しい気もしますが、全体的なバランスが
崩れているわけではありません。
毛ツヤも良好、力は出せる状態だと思います。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

新潟記念(馬体について1)  担【けん♂】

新潟記念出走予定馬の馬体について見ておきたいと思います。

【ダイシングロウ】
(小倉記念)
ダイシングロウ08小倉記念
(新潟記念)
ダイシングロウ08新潟記念
前走は輸送で大きく馬体を落としてしまいましたが
能力でなんとかカバー。
今回は中3週となりますが・・・まだ回復はし切っていない雰囲気。
腹回りはかなり薄く感じます。光の加減もありますが上半身の
メリハリは低下傾向に見えますので状態的には・・前走より低下かも。
良化の途上ならば本番までになんとかなりそうですが・・・
シルエットはそれほど崩れていないだけにどこまでやれるか注目ですね。

【ミヤビランベリ】
(小倉記念)
ミヤビランベリ08小倉記念
(新潟記念)
ミヤビランベリ08新潟記念
七夕賞から中2週で小倉記念へ・・・輸送もあって
疲労が残ってしまった感じです。腕周りから胸前の筋肉のハリが
低下
して力強さに欠ける印象。
全体的にはそれほど崩れているわけではありませんが
馬体全体に緩さを感じますのでちょっと調整もきつくは
出来ていないのではないかと。
大きな出来落ちではないと思いますが、良化している感じはなさそうです。

【マイネルキッツ】
(エプソムC)
マイネルキッツ08エプソムC
(新潟記念)
マイネルキッツ08新潟記念
光の加減もありそうですが馬体全体のハリは低下傾向
特に上半身の筋肉量が落ちている気がします。
とはいえ立ち姿のバランスなどは崩れておらず、大きな変化はないので
能力は発揮出来そうですね。
少々クビが高い姿勢になっているのが気になりますが・・。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

チーフベアハート考

今週はキーンランドCにビービーガルダン、新潟記念にマイネルキッツ
送り込む予定のチーフベアハートについて見ておきたいと思います。

距離別複勝圏率:芝
チーフベアハート1

得意距離は1800~2300m、2200mでは特に強い
言われている種牡馬ですが実際にデータを取ってみてもそのとおりの
結果になっています。

短距離ではかなり信頼度が高いですね。
人気馬はそのまま信用しても良さそうです。

微妙に信頼しにくいのがマイル周辺
総合的には短距離と複勝圏率が変わっているわけではありませんが
人気馬が裏切るとしたらこの距離、ということになっています。

競馬場別複勝圏率:芝
チーフベアハート2

総合的には札幌巧者・・・という成績ですが、人気馬がこけやすい
コースでもあるようです。その代わり1着率は高いので勝つか飛ぶか・・という
極端な成績になりやすい感じなのかも。
札幌でレコード勝ちをして人気しそうなビービーガルダンは・・・

基本的には信頼度は高目。実力馬はそのまま信用していい感じですね。
逆に人気薄での激走は少ないタイプ。産駒によって差が激しいということだと
思われます。

苦手にしているのは・・・福島競馬場
東京でも好走出来るのは限られた馬になっている様子。
逆に言うと福島、東京でそれなりに好走できているマイネルキッツは
相当能力が高い部類に入るのかも
しれませんね(^^;

まとめ
・産駒の出来不出来の差が大きいと考えられ、出世した馬の信頼度は高い
・福島が苦手コース
・札幌は得意だが、人気してこける場合があるので要注意。

ジャングルポケット考  担【けん♂】

先週の札幌記念を制したタスカータソルテはジャングルポケット産駒
今週は新潟記念にバトルバニヤン、キーンランドCにルルパンブルーが出走予定
となっています。
ひとまずジャングルポケットについて傾向と対策を調べてみたいと思います。

距離別複勝圏率:芝
ジャングルポケット1

明らかに距離が伸びていいタイプですね。
もちろん個体差はあるのは当然ですが、いずれ天皇賞春を狙えるような
有力馬も出てくるかもしれません。
短距離馬に関してはほぼ人気どおりの走りを見せるタイプで
完全にその距離専門、というように分かれている感じです。

バトルバニヤンは1800mまでに好走が集中していますが
データからは距離延長も問題ないのかも・・。

競馬場別複勝圏率:芝
ジャングルポケット2

トニービンの後継種牡馬として同様の傾向が出ているかと思いきや・・・
最も複勝圏率が高いのは函館競馬場(爆)それもダントツです(^^;
出走回数が少ない、というのはありそうですがかなり人気薄でも
好走が目立っており、今後も要注意だと思われます・・
って来年は改装なので再来年まで覚えておかねば?(笑)

苦手にしているのは中山競馬場。人気をしても信頼できませんし
1着率も非常に低い結果となっています。

札幌、福島、小倉は人気馬なら信用できますが、人気薄ではダメ・・・
つまり実力のある馬ならクリアできますがそれ以外はこなせない、という数字。
本質的には得意な競馬場ではないのかもしれません。
中では小倉の成績は良いので注意したいですね。

新潟は・・・あまり良くない感じです。特に1着率が低く勝ち切れていませんね。
直線が長い競馬場は向いているイメージでしたが・・・どうも内実は
違っているのかもしれません。

まとめ
・中山では消し
・狙い目は函館、意外に瞬発力に偏った種牡馬なのかも?
・小回りの競馬場では人気薄は消し。
・長距離での1着率は高く、距離は伸びた方が良さそう。


どうやらトニービンの傾向とはかけ離れた感じです。
平坦なコースで瞬発力を活かす競馬が向いているようで
産駒の出来不出来の差がはっきり出やすいタイプだと考えられます。
穴狙い出来そうな函館、中京はどちらも改装になりますので(爆)
しばらくは実績のある馬をそのまま狙う・・という感じが良さそうですね。

新潟記念(週初めの雑感)   担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)の出走予定馬を一通りざっと見渡してみましたが、
とりあえず雑感などをツラツラと書いてみたいと思います。

今回のメンバーでキーになってきそうなのは・・・コスモプラチナ

中1週になるのでもしかしたら回避もあるかもしれませんが
是非出てきてもらいたいですね。

とりあえず先日行われた天の川S(新潟2000m:1600万下)
レース映像をご覧下さい。
(*゚∀゚)つドウゾ ココ

久しぶりに見た暴走系の逃げ馬(爆)ツインターボの再来?
これだけ気持ちよくぶっ飛ばしてくれるといっそ清清しいです(笑)

前が止まることを想定して後ろで牽制し合っていた馬たちは
結局あらら・・・気がつけば追いつけない状態に・・・。

まぁ重賞でこんな逃げ切りは成功しないと思いますが(思いたいですが:爆)
展開や騎手の思惑にかなり大きな影響を与えてきそうです。

実際にここで逃げ切りが決まってしまっているだけに、もし同様の逃げをされたら
今度こそは野放しにはさせにくいわけで・・・
後続もある程度速いペースでついていかねばならず、
中途半端な先行馬は一緒に沈没の可能性が出てきそう。

前崩れになれば後方で知らん顔をしていた馬が一気に突き抜ける展開に
なるかもしれません。

こういう展開で有利になりそうなのは・・・
・サンレイジャスパー
・チョウサン

ちょっと落ちて
・ヤマニンアラバスタ
・ブラックカフェ
・トウショウヴォイス


などでしょうか。そうなれば壮絶な上がり勝負になるかもしれませんね。

コスモプラチナに行くだけ行かせて、その後ろで実質的なペースを掴んで
締まったレース展開を作れるハイペースに強い先行、好位追走馬
・ダイシングロウ
・マイネルキッツ


この2頭。バトルバニヤンももしかしたらこの一角に加われるかも?
消耗戦を作りつつ前で脚を伸ばせる馬だけに、後続の馬の脚を削れたら
前崩れとはまったく逆に先行押し切りがあってもおかしくありません。

前か後ろか?!
うーん、なかなか興味深いレースになりそうです(^^)g

新潟記念(各馬分析3)  担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

フサイチアソート】牡3(美浦) トワイニング×(サンデーサイレンス)
デビュー2戦目で東スポ2歳Sを制した輝きはどこへ・・・。
復帰後は馬体減もあって後方から何も出来ずの競馬続き。
体調を整え直してきたとしても血統的に距離はもっと短めが良さそう
能力的には光るものがあった馬なので適距離で復活を期待。

ブラックカフェ】牡8(美浦) サンデーサイレンス×(Highest Honor)
末脚の能力はあるのでハイペースの前崩れになれば突っ込んでくる
ことがあります。良積は1800m以下に集中しており、2000mは
これまでの傾向では少し長いかも。脚質的に新潟は合いそうなので
状態次第で穴候補になるかも・・・。

マイネルキッツ】牡5(美浦) チーフベアハート×(サッカーボーイ)
好位、中段辺りから末脚が伸ばせる能力馬。
前走で馬体を戻してタイミング的には状態が上昇している感じ。
厳しいペースにも強い馬なので後方からの差し馬を抑え切れれば
上位争いは可能になりそうです。

ミストラルクルーズ】牡5(美浦) エルコンドルパサー×(サンデーサイレンス)
函館記念は直前輸送で▲18kg、その上その前もまともに調教をしておらず
好走できる余地はありませんでした。今回も函館からの輸送になるようなので
状態に関してはチェックが必要になりそうです。
良積は小回りの競馬場に集中しており、長い脚が使えるタイプではなさそう。
好位から脚を伸ばしても最後はキレ負けになる感じかと。

ミヤビランベリ】牡5(栗東) オペラハウス×(ホリスキー)
以前は前半から行きたがる感じだったため、周りに速く行く馬がいるときに
抑えがきくかどうか
・・・。道中はかなり締まったペースで引っ張るので
前半を抑えられれば脚を残せそうですが、相手関係的には
ペースが合わないかも。一緒になって前に行ってしまうようなら
最後は失速しそう・・・。

ヤマニンアラバスタ】牝7(美浦) ゴールデンフェザント×(タマモクロス)
前走は5ヶ月ぶりのレースで+20kg(爆)さすがに太過ぎましたね(^^;
本来は新潟は得意な競馬場、前崩れになれば突っ込んでくる脚はある馬だと
思われます。脚質的に同型の馬との脚比べで上回ることが出来れば・・・。
まずは木曜日の馬体重で状態を確認したいところです。

新潟記念(各馬分析2) 担【けん♂】

新潟記念(新潟2000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ダイシングロウ】牡4(栗東) ダンスインザダーク×(ジェイドロバリー)
データを見ただけでは博多S→小倉記念で▲6kgということしか
わかりませんが、実際には小倉→栗東→小倉という短期間での往復があった上に
+12kg→▲18kgと激しく増減を繰り返しており、体調面では
かなり問題があった状態
で2着に粘ったのは非常に高い能力のある証拠。
順調であればもっと大きなところを狙える馬だと思われます。
前半から速いペースで行く馬ではありませんが自分のペースを守れば
相当厳しい流れでも脚を残せる能力馬。騎手の判断ミスがなければ
ここでも十分に上位争いになりそうです。

タマモサポート】牡5(栗東) タマモクロス×(ジョリーズヘイロー)
関屋記念では過去最遅のペースで先行して粘って3着。
昨年は同条件の1600万下を逃げ勝っているように、力を発揮できたレースでは
重賞級
の能力を見せますが・・・あっさりと負けてしまうこともあるのが
怖いところ(^^;ある程度先行有利な展開になれば期待出来そうですが
暴走ペースで前崩れになるようなら切れる脚がないだけに厳しいかもしれません。

チョウサン】牡6(美浦) ダンスインザダーク×(サッカーボーイ)
暴走ペースで前崩れになった毎日王冠で後方から差し切ってレコード勝ち。
今回も後方で知らん顔が出来れば末脚の爆発力なら突っ込んできても
おかしくありません。展開に恵まれないと難しい面がありそうですが
脚質的には合いそうなので復活に期待。

トウショウヴォイス】牡6(美浦) ラストタイクーン×(キンググローリアス)
前回は考察どおり、良い脚は使うが届かず・・という競馬で4着。
ゲートが悪く、後方からになりやすいので展開がハマらないと
厳しい馬ですが、上手く届けば複勝圏まで・・・。

トウショウシロッコ】牡5(美浦) アドマイヤベガ×(ニッポーテイオー)
やはり函館の芝は合わないようです。切れる脚がないのである程度
前から行くことになりますが決め手不足で上位馬相手に勝ち切るのは
難しい感じ。長期休養明けからの復帰以降はまだピリッとしてきていないので
いきなりの復活も期待しにくいですね。

バトルバニヤン】牡4(栗東) ジャングルポケット×(Crafty Prospector)
先行気味に行けたときにはかなりの能力を発揮する馬ですが、
2000mでは1000万下までしか好走がなく、距離の面で不安があるようです。
とんでもない上がり勝負にならなければそれなりの伸び脚があるので
状態次第で上位に食い込めるかも。ジャングルポケット産駒の特性については
今週中に調査してみたいとい思います。

続きます。

新潟記念(各馬分析1)  担【けん♂】

左手とはいえ親指が使えないのは非常に不便です(涙)
今週は新潟記念、キーンランドCと重賞が2つ。
どちらも非常に面白そうなんですが、あえて木曜馬体重発表がある
新潟記念を中心にしてみたいと思います。
キーンランドCについても時間が取れたら見てみたいと思いますが
余程の事がない限り・・・キンシャサノキセキでいいんじゃないかな・・・
というのが週初めの直観。果たしてどうなんでしょうか(^^;

では新潟記念(新潟2000m)について・・・

アルコセニョーラ】牝4(美浦) ステイゴールド×(モガンボ)
昨年は同条件の1000万下で2着。好位でレースを進めて最後は
脚が止まる感じだったので同じ戦法では重賞では通用しそうもありません。
近走のように後方から脚を伸ばしても同型の上位馬を上回るとは
考えにくく、厳しそうです。

エリモハリアー】せ8(栗東) ジェネラス×(ブレイヴェストローマン)
今年は路線変更、初の新潟参戦となります(^^;
函館では良くても札幌ではダメ・・・瞬発力に寄った脚質のため長い脚が
使えないことが影響してそうですね。新潟ではさらに苦しいかもしれません。
前走で▲10kgと落とした体を戻すのに時間がかかった可能性もあり、
順調さにおいても不安が感じられます。

キャッチータイトル】牝5(美浦) オペラハウス×(Rainbow Quest)
1000mを61秒を超えるスローペースで先行して粘りこむ脚質。
前半が速いペースになるとまったく通用していないようです。
相手関係にもよりますが、今回は暴走系の逃げ馬が登録してきているので
展開不向きになりそう。

コスモプラチナ】牝5(栗東) ステイゴールド×(グルームダンサー)
出てくるなら中1週になります。
前走はツインターボのような大逃げで押し切っているので
格上挑戦となる今回も思い切った騎乗をしてきそうです。
とはいえ最後は完全に脚が止まっており、上位馬の追撃をしのげるかは
非常に微妙。近代競馬では暴走系の逃げが成功することは稀なだけに・・・

サンレイジャスパー】牝6(栗東) ミスズシャルダン×(Cozzene)
前走はかなり馬体は回復していたものの、輸送を見込んで太目の仕上げ
実際に輸送で10kgの馬体減が出ており状態は微妙でした。
今回はタイミング的にはかなり絞り込まれて良い状態になってきそうですね。
馬体の状態については要チェックだと思います。
06年のこのレースで2着があるように脚質的にはピッタリなので
まともなら上位争いも可能。

スクールボーイ】牡8(美浦) フサイチコンコルド×(トウショウボーイ)
過去の良積は1600mまで。それなりの走りはしても上位に食い込む脚は
なさそうです。フサイチコンコルド産駒は最終的にダート向きだと
思うのですが・・・。

続きます。

虚弱体質  担【けん♂】

金曜の晩のことです。

夜中にお風呂に入って頭を洗って、体を洗って・・・さぁ洗顔、と
なって洗顔クリームを手に取ると・・・あらら、ほぼ空っぽ状態

ラミネートチューブってこういうときに見た目でわからないのが難点ですね(^^;
まぁギュッと絞ればもう1回や2回分はあるだろうと思い、

思いっきり・・ギュ~

ぺキッ!

なんか嫌な音がして(錯覚?)親指の関節辺りに激痛が・・!

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!!

なんて子供みたいに泣いたりはしませんが(笑)

お?お?お?なんですかこれは・・・

と思わず自問自答してしまうくらいの衝撃(爆)

まぁ筋でも違えたんだろうと自分を無理やり納得させてその晩は睡眠・・・。

次の日の朝、起きてベッドメイキング(私の役割です^^;)をしようかと思ったら、
あれ・・・なんか左手の親指が痛くてベッドカバーが持ち上がらないんですけど(涙)

寝れば全てを忘れる鳥頭の私は昨晩に風呂場で指を痛めたことを
すっかり忘れていたわけですが、痛みで無理やり思い出さされて
しまいました(>_<)

日曜日になっても痛みは引かず、徐々に親指が腫れ始めて
いつのまにやら1.5倍サイズに(爆)
激痛のためまったく力が入らないのでトイレに入ってもズボンのボタンが
留められない始末・・・このままじゃ変質者です。
うーん、これは困った(涙)

おそらく突き指?
突き指なんて中学校以来かもしれません。
あの頃ってどうやって治したっけな?自然治癒?
・・・ていうかラミネートチューブで突き指なんて・・・
どんだけ弱いねん、私の体・・・(x_x;)シュン

くだらないボヤキですいませんm(__)m

札幌記念回顧(短距離の逃げ馬が・・)  担【けん♂】

秋のGⅠ戦線を睨んだ大事な一戦、札幌記念が行われました。

香港帰りの復帰戦となるマツリダゴッホ、ひと夏を越えて成長が楽しみな
マイネルチャールズ、夏の活躍馬フィールドベアー、マンハッタンスカイなど
上位はかなり揃った印象、果たして激戦を制したのは・・・

予想は→ココ

結果は・・・
1着 タスカータソルテ  1.58.6 上がり34.3 レコード
2着▲マツリダゴッホ    クビ
3着◎フィールドベアー

5着×メイショウレガーロ
6着△マイネルチャールズ
8着○マンハッタンスカイ

※全着順は→ココ

スタート良く飛び出して行ったのはコンゴウリキシオー
メイショウレガーロ、マンハッタンスカイも寄せて上がって行きますが、
結局3馬身以上のリードを保ってグイグイと引っ張る展開になりました。

12.3-10.9-11.5-11.7-12.0-12.2-12.2-12.4-11.6-11.8
前半1000m 58.4
後半1000m 60.2

過去に例がないほどのハイペース
このところマイル以下の距離で使われることが多かっただけに
体内時計的にもガーッと行くペースが染み付いてしまっていたのかも。

本来はかなり速いペースでも対応できるマンハッタンスカイですが
木曜馬体重では前走から+2kgだったのに、当日には▲20kg\(◎o◎)/!
木曜から考えると▲22kgと突然大きな消耗があったことが判明。
絞り込んだわけではないのでこういう馬体減では好走は期待出来ません。
使い詰めで来ていますのでここらで一旦休養が必要だと思われます。

3コーナー辺りですでにコンゴウリキシオーは脚が上がってしまい
後続が一気に詰め寄っていきます。
一気に捲り上げて先頭に立ったのはマツリダゴッホ
こういうハイペースの消耗戦で早めに先頭に立つのはこの馬のスタイル。
蛯名騎手は「もっと脚をためたら・・」などと昔は言っていましたが(爆)
さすがにこの馬の特徴を良く掴んできているようです。

完全にマツリダゴッホの勝ちパターンにハマった・・・と
思ったそのとき、馬場の外側を凄い勢いで詰め寄ってくる馬が1頭!
なんとタスカータソルテが素晴らしい手応えで前をとらえると
そのまま差し切ってゴールイン!

平坦巧者ではありますが加速に時間がかかるタイプ、として
今回は見切ってしまっていましたが、ハイペースの前崩れの展開になり
中段からなし崩しに流れに乗って加速出来たのが幸いした感じです。

今回のポイントとして札幌競馬場のコーナーの緩さ、ということについて
考察が間に合いませんでした。
3コーナーから勝負となる競馬場であるだけでなく、函館などに比べて
コーナーが緩く加速がしやすいコースであることは間違いなく、
今回のタスカータソルテはその注文にハマるタイプだったと・・。

展開がハマった感が強いですが、まるで中京記念のようなレースだったような
気がしました(^^;

レース後のコメント
1着 タスカータソルテ(横山典騎手)
「前回は明らかに急仕上げ。ひと叩きして明らかに馬も変わっていたね。
今回は結果はいいから勝負してこいと言われていたし、自分のイメージ通りに
馬も弾けたね。時計は別にしてもマツリダゴッホ相手にこの競馬が出来たから
胸を張っていいと思うよ」


2着 マツリダゴッホ(蛯名騎手)
「レース序盤から折り合いもついたし、いいレースだったと思うよ。
この馬の勝ちパターンだった。ただ、体が戻っていないのか…、
正直500キロはあってもいいと思う。輸送、輸送で環境の変化もあって
かわいそうだったね。馬体が戻ってくれば大丈夫でしょう。
まったく走らなかった訳ではないしね」


3着 フィールドベアー(秋山騎手)
「イメージ通りのレースも出来たし、力をつけているね。
今日に関しては上位2頭が強すぎたね」


4着 アドマイヤタイトル(安藤勝騎手)
「ゲートで出て行かなくてチグハグな競馬になってしまったけど、
4着まで来てるからね。能力あるよ。ビックリしたね」


6着 マイネルチャールズ(松岡騎手)
「返し馬も悪くなかったし、馬もよくなっているんだけど…。
マツリダゴッホと同じ位置で、4コーナーで上がって行く時に行く気がもうなかったね。
もう少し走れると思ったんだけど…」


マツリダゴッホはさすがGⅠ馬。これからも競馬場は選びそうですが
期待出来そうです。
フィールドベアーも重賞勝利は目前・・あとは夏場の消耗だけかと。
タスカータソルテ、アドマイヤタイトルはハイペースが功を奏しましたが
それでも展開次第では強さを発揮してきますね。今後も要注意かと。
ただしアドマイヤタイトルは出遅れ癖に注意
前で粘ったメイショウレガーロもメンバー次第でもう少しやれそうです。

マンハッタンスカイは休養が必要ですね。体が戻れば大いに期待。
マイネルチャールズは・・・思ったよりも伸び脚がなかったですが
松岡騎手のコメントからすると休み明けでボーっとしていた
ところもあったのかも。このままで終わって欲しくない馬なので
次走の巻き返しに期待したいです。

コンゴウリキシオーはスプリンターズSに向かって欲しかった・・(>_<)

札幌記念最終予想  担【けん♂】

enokeizさんオススメの「リズム天国ゴールド」を買いに行ったんですが
3軒ハシゴして・・・全て売り切れ(>_<)
うーん、こうなると俄然やってみたくなるのが人情(笑)
来週にでもまた探しに行かねば・・・。

札幌記念についてまとめていきたいと思います。

開幕2週目で馬場状態が良い札幌競馬場。
今回の有力馬にも先行、好位追走馬が多く3コーナーからの駆け引きは
見応えがありそうです。
休養明けの馬、過密な日程をこなしてきている馬、力を発揮出来るのは・・

出走枠順
札幌記念出走表

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析→ココ
雑感、有力馬絞込み→ココ
マンハッタンカフェ考→ココ
コンゴウリキシオー考→ココ
木曜馬体重発表→ココ
騎手データ分析→ココ
メイショウレガーロ考→ココ

札幌2000mでは圧倒的な良績を積み重ねている藤田騎手
コンゴウリキシオーでどういうペース配分を作っていくかがまずポイント。
本来は59秒台の少し締まったペースで行きたい馬ですが
札幌2000mでは前半1000mを抑え目で行った方が良さそうです。
締まったペースを苦にしないマンハッタンスカイは切れ味がない分、
消耗戦になってもらいたいところですが、ゆったりしたペースでしか
脚を使えないメイショウレガーロは落ち着いた流れを希望・・・。

前日オッズで1番人気に推されているマツリダゴッホが本当に得意に
しているのはハイペースの消耗戦
スローの上がり勝負になると分が悪い面がある上にやる気を出さない傾向。
蛯名騎手は微妙に的外れなことを言っているのでどこまで信用できるか微妙です(^^;
早目に先頭に立って突き放す競馬が出来るかどうか・・・。
負けるときはあっさり、という馬なので軸にはしにくいのが難点ですね。

今回の予想
◎フィールドベアー
〇マンハッタンスカイ
▲マツリダゴッホ
△マイネルチャールズ
×メイショウレガーロ

フィールドベアーは写真ではかなり太目に見えましたが
木曜馬体重では変化なし。この1週間でキッチリ仕上げてきたと見ます。
このところは安定して好位から末脚を使えており、ここでも
崩れにくいのではないでしょうか。秋山騎手の成績は正直不安ですが
なんとか頑張ってもらいたいものです。

マンハッタンスカイは外枠に入ってしまい、四位騎手の性格上?かなり
不安がありますが、11頭立てということと、1800mと違い
スタート後に長めの直線がある点でなんとかキッチリ前につけて
もらいたいものです。厳しいレースが続き消耗が心配されますが
馬体はしっかりしているのでもう一踏ん張りを期待。
前で粘りこむ脚質で決め脚は微妙に足りませんが、あまり鈍らないのが
いいところ。勝ち切るまでは微妙ですが、押さえたい1頭だとい思います。

マツリダゴッホは早目に先頭に立って突き放す競馬が出来ればが圧勝まで。
それが出来なければ惨敗も・・・。
香港遠征から完全に馬体が戻ったわけではないので実力を発揮出来る
状態かどうか不安があります。
秋に向けていいスタートを切ってもらいたいところですが・・。

マイネルチャールズは古馬との力関係がわからない分、期待と不安が交錯。
先行気味につけて伸び脚が使える馬で、馬群を抜け出す根性もある期待馬。
成長を見せてもらいたいですね。

メイショウレガーロはスローで行ければ粘り込みがあるかもしれません。
岩田騎手は人気薄では期待できない騎手ですが先行馬に乗ったときの
ペース判断には定評があります。
マンハッタンカフェ産駒は札幌では好調な上に穴を開けてくる傾向。
注意しておきたいと思います。

勝つことの意味、負けることの意味  担【けん♂】

(前段略)グラウンドでそれだけ闘志を見せて活躍した選手たちは、試合が終了するや否や
大泣きに泣いた。沸き上がる感情を抑えきれず、ロッカールームで大粒の涙を流した。
国際大会の大舞台を全て経験してきたイ・スンヨプも
「後輩が喜ぶ姿に、心のどこかに沸き上がる何かを感じた」と目頭を熱くした。

 9回に抑えで登板し、試合を締めくくった尹錫(ユン・ソクミン)は
止まらない涙を隠そうとタオルを裏返して使った。尹錫は
「あまりに感激した。最初代表チームに選ばれなかった時のことも思い出した」と話した。
尹錫の横で「よくやった」と励ましたチャン・ウォンサムも尹の姿にもらい泣きした。
試合後にホームプレートの脇にひざまずき祈りを捧げた李容圭(イ・ヨンギュ)も
目に涙をため、「野球をしてきてこれだけ泣いたことはない。日本を破っての決勝進出で、
これ以上うれしいことはない」と語った。(中略)
 趙啓顕(チョ・ゲヒョン)投手コーチはロッカールームに入ると、
「みんな、雄叫びを上げよう」と呼びかけ大声で叫んだ。短いが力強く、
うれしさと感激がこもった叫び声だった。(朝鮮日報

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今回のオリンピック野球日本代表を観ていて、ワールドカップベースボールの
ときのような胸の高鳴り、熱さ、応援する気持ちがあまり湧いてこないことに
ずっと違和感を感じていましたがやっと何故かわかりました。

日本が昨日韓国に勝ったとしても韓国選手たちのように
大泣きして喜ぶ、ということがあったでしょうか。
もちろん金メダルを取ったならば泣く選手もいたかもしれません。
けれど目の前の一試合一試合に集中して熱中して、なんとしても勝ちたい、と
闘志を燃やして向かって行く気持ちがあったのか・・・正直疑問です。

相手に勝ちたい、と思う事は裏返せば「相手を認める」ということ。
相手が強いから勝ちたいと思うわけで、だからこそ勝つことに意味があり、
勝った時の喜びが大きいのだと思います。

準決勝とはいえ、日本に勝って泣き崩れた韓国チーム。
準決勝で負けて3位決定戦で整列したときに笑っている某選手。

この差こそが今回の全てであった気がします。

応援する我々の気持ちをグッと掴んで一緒に熱くさせてくれるような
世界への再挑戦をする姿をまたいつか見せてもらいたいものです。

札幌記念(メイショウレガーロ考)  担【けん♂】

札幌記念について考えてみたいと思います。

枠順から考えてもハナを切るのはコンゴウリキシオーが有力。
札幌2000mを得意にしている藤田騎手がこの条件で先行して
好成績をおさめたレースの1000m通過タイムを見てみると

61.7
60.7
63.1
62.6
60.0
62.3

60.0~63秒台とかなりゆったりと進めていることがわかります。
コンゴウリキシオーは基本的に60秒を切るペースで走ってきている馬ですが
果たしてどんなサジ加減になるのでしょうか・・。

同じく先行気味に行くと考えられるメイショウレガーロ
今回は岩田騎手に乗り代わりとなり、期待度がアップしてきそうです。

これまでのレースでの1000m通過タイムと着順を競馬場別に見てみると

函館1800 60.4  1着
函館2000 59.0  9着

東京1800 58.9 17着
東京2400 60.0  4着

中京1800 60.0  6着

中山2000 62.3  2着
中山2000 62.0  3着
中山2000 59.8  4着
中山2000 59.4  5着
中山2200 61.2 15着
中山2200 59.1 14着

距離の壁もあるようですが、どうやらかなりスローペースでないと
力が発揮できていない
感じです。中山2000mの成績などは
露骨にペースに左右されている結果になっていますね(笑)

札幌では未勝利戦(1800m)を勝っていますが
このときは1000m通過が64.5とスーパースローペースのため
参考になりません(^^;

ここ7年の札幌記念での1000m通過タイムは59.5~61.2
となっており、平均すると60.5という時計になっています。
コンゴウリキシオーが60秒を切ってくるかどうか、というのは
この馬にとってかなり重要なポイントになりそうですね(^^;

もし60秒台以上のペースになるなら・・・騎手の能力から考えても要注意。
60秒を切る締まった流れになるようなら・・・残念ながら洋ナシふるーつ☆Cultivation・洋梨
という感じでしょうか。

今回は出走馬が少なめになったこともあり、かなり偏った人気になりそうです。
おそらくはマツリダゴッホが圧倒的な1番人気・・・
続いてマイネルチャールズ、フィールドベアー、マンハッタンスカイが
上位人気を占めてくる感じでしょうか。

この下となると・・・だいぶ離れてくるかも?
コンゴウリキシオー、メイショウレガーロ、タスカータソルテ辺りが
上位を睨む位置に並ぶと考えられます。

完全に絞り込んでしまうのか、穴候補を加えていくのか・・・
買い方が難しいレースになりそうですね(^^)

札幌記念(騎手データ分析)  担【けん♂】

急に涼しくなりました・・・とはいえ8月ですからまだ暑くなりそうですが(^^;

たった今、野球のオリンピック代表が韓国に敗れたところです。
序盤から中盤まではそれでもなんとか踏ん張っていましたが
最小点差での進行に徐々に痺れてきてしまったのか
段々と精神的にも守りに入ってしまった感じがしました。

力で押す藤川投手にしては妙に球数が多くなってしまい、
リズムに乗り切れない感じ・・・岩瀬投手の配球もチグハグで
まさに狙い打たれたようなホームラン(涙)
素人目なのでなんとも言えませんが、勢い、勝つ意欲に欠ける雰囲気
感じられたのが残念でした。

オリンピック、高校野球とスポーツイベントが続いている中ですが
競馬のことも忘れずに見ておきたいところです(笑)

札幌記念に騎乗する騎手データにについてふれておきたいと思います。

札幌記念:騎手データ
札幌記念騎手データ
生涯成績と札幌2000m成績(近40走)との比較です。

圧倒的な好成績を誇っているのは藤田騎手
あまり調子が良いとは思えないコンゴウリキシオーですが
これだけ騎手がプラス材料になるなら・・怖いかも。

四位騎手粘りこむという面では好成績をあげていますが
勝ち切れない印象。今回は大外枠からどういう騎乗をしてくるか注目ですね。

騎乗経験は少ないものの、松岡騎手も好成績。
07年の騎手データを見ると、芝は2000mのみが得意な騎手(爆)
という特異な実績になっており、この条件なら侮れません。

粘りこむ、という面では岩田騎手にも注意。
先行馬に乗ればかなりの安定感のある騎手ですし
上手く押さえ込めればメイショウレガーロも能力を発揮してくるかも。

驚異の新人三浦騎手はまだ2回しか騎乗経験がないわけですが
すでに1勝・・・さすがです。
まだ傾向などはわかりませんが適応力の高い騎手なので
今後にも注目ですね(^^)g

札幌記念(木曜馬体重発表)  担【けん♂】

札幌記念の出走馬が発表になりました。
キクノアロー、ステップシチー、ツアーデフォース、ファストロックが回避。
結局11頭立てとなりました。
うーん、たしかに適性、格などの面で疑問があったとはいえ
少し覇気が感じられないような・・・(^^;寂しい感じです。

今週は木曜調教後の馬体重の発表があったので調整面について
ふれておきたいと思います。

札幌記念:木曜調教後の馬体重
札幌記念馬体重

前走から10kg以上の増加があったのは
・アドマイヤタイトル
・シルクフェイマス
・マイネルチャールズ


アドマイヤタイトル15ヶ月ぶりのレースになるわけですが
元々は520kg以上でも走っていた馬、今回は減っていた馬体を戻した
という感じで、太いというよりはある程度絞り込まれた形での
出走になりそうです。

シルクフェイマスは5ヶ月ぶりのレース。
前走では▲10kgでの出走だったので戻した感じですね。
ただし、復帰後で見ると最大体重になっているので少し緩い気がします。

マイネルチャールズはやっとデビュー当時の体重に戻してきました(^^;
無論、成長分込みでのものなので春よりは充実度の面でも期待出来そうです。
馬体写真を見ても太目感はないので調整は上手くいったのではないでしょうか。
馬格がアップして斤量ダウン・・・実質的な斤量負担はグッと下がるので
古馬との差を埋めるハンデとなるかどうか・・。

体重の変化で気になる馬について見ておきたいと思います。

マンハッタンスカイ
使い詰めで来ているのにさらに馬体重増加。
写真では太目感はありませんでしたが、調教も馬なりでそろそろ
無理が出来ない状況になってきている感じです。
慎重に調整している印象なのでもう一走・・・頑張れるか?

コンゴウリキシオー
写真では細く見えたにもかかわらず体重自体は増加。
単純に考えれば筋肉量が増加したことを意味しているはず
なんですが・・・どうもそうは見えないことに違和感を感じます(>_<)
休み明けに好走するタイプではないので、最後に緩めた疑いが・・・。

フィールドベアー
写真ではかなり太目に感じましたが・・・体重の変動はなし。
最後に上手く絞り込めたのなら仕上げは万全になるかも。
まさかの筋肉量低下なら・・

マツリダゴッホ
昨冬の好走時の体重は有馬記念498kg、日経賞496kg・・・
比較すると明らかに馬体が減っていますね。
香港遠征でかなり馬体を落としていたので、まだ戻し切れていないのかも
しれません。ただし、昨秋は480kgそこそこの馬体だったので
夏場はこんなものなのかも?
必要以上に心配する必要はなさそうですが、万全と言うには不安がありそうです。

まとめ
馬体重から調整が上手くいってそうな馬は・・・
・フィールドベアー
・マイネルチャールズ

札幌記念(コンゴウリキシオー考)  担【けん♂】

札幌記念でおそらくハナを切って行くと考えられるコンゴウリキシオーについて
見ておきたいと思います。

父のストラヴィンスキーはカルティエ賞最優秀スプリンターに輝く短距離馬であり、
コンゴウリキシオー自身の適性距離も本来はスプリント路線・・・なのかも。
昨年の読売マイラーズC以来、マイル以下の路線にも参入してきており
このまま距離を短くしてスプリンターズSに・・・と期待していたんですが
ここにきて突然の距離延長(爆)個人的には正直微妙な感じがします(>_<)

これまでコンゴウリキシオーが先行した1800m以上のレースの
1000m通過タイムと着順を見てみると

中山1800 59.7 13着
東京1800 57.5  6着
中京2000 57.3 12着
中京1800 58.0  1着(稍重)
中京2000 59.3  2着
小倉2000 59.0  5着
福島2000 59.0  2着
中京2000 59.8  1着
新潟2000 60.1  6着
中山2000 58.9  2着

基本的に前半1000mは60秒を切る平均より少し速いペース
ときに58秒を切る暴走ペースを作ってしまうこともありますが・・
そのときは最後に失速してしまっています。

馬場状態や体調の違いもあるので単純比較はもちろん出来ませんが
06年の中山2000m08年の中山1800mを比較してみると
距離が短縮されているにもかかわらずペースが遅くなってしまっている
ことがわかります。

このところのレースを観た感じで言えば、
どうも昨年末の香港遠征以来、あまり体調が良くない感じがしますね。
昨年と今年のレースを比較してみると
      1000m 上がり3F
07読売MC 58.2  34.0
08読売MC 58.8  35.2

07安田記念 57.5  34.8
08安田記念 57.9  35.6

これも単純比較は出来ませんが、傾向としてペースが遅くなっているのに
末脚が鈍くなってしまっている
、という結果になっていることがわかります。

調教でも少し順調さを欠いているようですし、久しぶりの2000m・・・
いつもどおり60秒を少し切る程度で引っ張ったとしても
末脚が残る感じはなさそうですね。

あとはこのペースが他馬にどう影響するか・・・

札幌記念(マンハッタンカフェ考)  担【けん♂】

札幌記念回避馬が相当出そうですね。
うーん、かなりの少頭数になりそう・・・10頭を切るかも?(>_<)

ひとまず登録馬の中に3頭の産駒を送り込んでいるマンハッタンカフェについて
傾向と対策を見ておきたいと思います。

種付け頭数
04年 205頭
05年 221頭
06年 201頭

産駒がデビューする前に種付け頭数が増加しており、馬産地の評判が
良かったことがわかります。
07年の勝率は8.5%でしたが、08年に入ってからは10.9%と上昇中。
どうやら古馬になってからの成長力もある様子ですね。
今年は新馬戦からも活躍馬が出ていますのでサンデーサイレンスの
後継種牡馬として今後に注目です。

距離別複勝圏率:芝
マンハッタンカフェ1

実質複勝圏率で見ると距離が伸びれば伸びるほど成績が上昇
マイル周辺での勝率の高さもポイントですね。
短距離では人気どおりの成績になっているので穴を開けてくることは
滅多にないという実績になっています。

競馬場別複勝圏率:芝
マンハッタンカフェ2

好成績をあげているのは
・札幌
・中京
・函館

どうやら小回りの平坦コースが得意なようです。
かなり瞬発力に偏った脚質なのかも。
平坦小回りでも小倉が不振であることや福島での成績が非常に悪い点を
考えると前半が速くなりやすい競馬場は苦手な感じですね。
ゆったりと脚をためてビュッと伸ばす・・・そんなレースが理想的だと
考えられます。

札幌記念でも前半から行ってしまうようではマズイですが
岩田騎手が手綱を取るメイショウレガーロなどがスローでまとめてくるなら
かなり期待出来そうですね。
ただし1着率は低いのでヒモ候補として考えた方が良さそうです。

札幌記念(雑感、有力馬絞込み)  担【けん♂】

札幌記念について一通り見た雑感など・・・。

マツリダゴッホ、マイネルチャールズの始動戦ということで
メンバーが揃った印象でしたが、よーく見渡してみると
かなり登録馬のレベル差が激しい感じです(^^;

順当に考えて、GⅡを勝ってもおかしくない馬は
・マツリダゴッホ

だけのような?(爆)

近走の出来から言って重賞で勝つ、もしくは能力的に期待できるのは
・フィールドベアー
・マンハッタンスカイ


くらいかと。ただし、両馬とも消耗が心配・・・。

うーん、ここまでの馬が普通に力を発揮すればそのまま1~3着を
独占しそうな気がします。まぁ人気もするでしょうし、ガチガチに
なってしまいそうですけど(笑)

ここからはもしこの3頭の内、何頭かに問題があって脱落してしまったときに
繰り上がる馬。

未知の能力があるかもしれない馬は
・マイネルチャールズ

今年の3歳馬世代と古馬との力の差はどれくらいなのか
興味深いですね(^^)

過去の実績から言って紛れ込む可能性が考えられるのは
・メイショウレガーロ
・コンゴウリキシオー


メイショウレガーロはスローペースで先行できたときのみ。
コンゴウリキシオーは近走の結果からみると末脚が残るとは考えにくく、
馬体写真を見る限りでは体調面にも心配がありそうです。

あとは・・・血統的な後押しがあるかもしれないのが
・ファストロック
・ツアーデフォース


ファストロックは過去の札幌記念で結果を残しているデインヒル産駒の系統。
(エアエミネム、ファインモーション)
フレンチデピュティとクロフネで傾向が変わるように
ロックオブジブラルタルになってどんな違いが出るかわかりませんが一応注目です。
ツアーデフォースは先週のクイーンSでもも穴をあけたタイキシャトル産駒。
2度あることは3度ある・・・かも?

※追記:ファストロック、ツアーデフォースともに回避の見込み。
     これは少頭数になりそうですね・・・