けいけん豊富な毎日

スプリンターズS回顧(牝馬から牝馬へと・・・)  担【けん♂】

秋GⅠの初戦、スプリンターズS(中山1200m)が行われました。

思った以上の雨により、馬場は昼時点で不良発表・・・
重馬場適性、位置取りなどが大きく影響するレースになりましたね。

予想は→ココ

結果は・・・
1着◎アストンマーチャン   1.09.4 上がり36.3
2着○サンアディユ       3/4馬身
3着▲アイルラヴァゲイン

7着△プリサイスマシーン
8着×クーヴェルチュール
13×アグネスラズベリ

※全着順は→ココ

スタート良く、というよりフライング気味?という感じで
ローエングリンがゲートを飛び出しましたが、さすがに1200mの
レースには慣れていないため、そのまま行き切ることはなく結局控える形に。

代わって飛び出して行ったのがアストンマーチャン
素晴らしいダッシュで一気に先頭に立つとそのままレースを引っ張っていきました。

12.0-10.3-10.8-11.1-12.0-13.2
33.1⇔36.3)

馬場状態を考えてみても、なかなかのペース。
他の馬が競りかけていかなかったおかげで心配された暴走ペースにもならず、
落ち着いた流れのままレースは進行しました。
2番手に続いたアイルラヴァゲインの松岡騎手はアストンマーチャンとの差を
チラチラと気にしながら直線でかわせるように距離をはかった追走。
続いてオレハマッテルゼも久しぶりに前に行く競馬。
蛯名騎手に乗り代わってESP発動(蛯名スペシャル=出遅れ:笑)が
心配されましたが、さすがに大舞台に慣れた騎手です。失礼しました(^^;
ただ、この馬は基本的に前傾ラップに弱いのでこのレースには決定的に不向きだと
考えられます。復調気配は感じますがここではきつかったですね。

サンアディユも無理には行きませんでしたが4番手を追走。
ナルトーンさんによると、音無調教師は前走後にこの馬を放牧に出す予定だったとか・・。
たしかに馬体は緩んでいたし、ピークを過ぎた気配がヒシヒシ。
その情報を知っていたら推しにくい馬だったと思います。

外枠のキングストレイルはやはりいつものような先行競馬が出来ず
置いていかれて中段後方。スズカフェニックスも後方4番手にまで下げる競馬と
なりました。重馬場の高松宮記念ではスッと6番手辺りにつける競馬をしていただけに
枠順と調子が武豊騎手をもってしてもどうにもならなかった感じですね。

前走より10kg馬体を戻したアグネスラズベリは予想通り押し込まれて
後方2番手・・・うーん、さすがにここまで下がってしまう時点で出来の悪さが
わかりますね。前走のマイナス体重のダメージからの回復は無理だった模様。
馬体は戻りつつあっただけに期待しましたが・・・サマースプリントとの
二兎を追ってしまった
ことが大きく響いてしまいました。

10ヶ月ぶりで▲20kgと苦しいメイショウボーラーが最後方を追走・・
蹄の状態は相当悪いようです・・・。

馬場が湿って滑るため、4コーナーでペースを落とすかと思われた
アストンマーチャンですが、中舘騎手はここでも上手くコーナーリング
さすがは逃げの中舘騎手、ロスのない騎乗はお見事でした。

過去の雨のスプリンターズSの4コーナー手前のラップ
04年 11.5 不良
06年 11.6 雨、良
07年 11.1 不良 ←今回

【07スプリンターズSの4コーナー】
07スプリンターズS


後方の馬が詰め寄っていこうとした4コーナーでさらに突き放すアストンマーチャン。
レース後に中舘騎手が「セーフティリード」という言葉を口にしましたが
このことからも中舘騎手が逃げを得意とすることがわかりますね。
馬場状態、競馬場の構造から「物理的に後方の馬が届かない距離」というものが
存在するわけで、今回もそこをはっきり意識した騎乗だったと思います。

逃げるアストンマーチャンを追いかけるアイルラヴァゲイン
しかし、差がなかなか縮まりません。
最内のプリサイスマシーンも懸命に追いますが今一歩伸びが足らず・・

馬場中央を突いて伸びてきたのはサンアディユ
その外を追いかけてキングストレイル

アストンマーチャンの背中で丸くなって懸命に追う中舘騎手。
顔を伏せ、後方との差を確認しながらなのでしょうか、
まったく前を見ることをせずに必死のゴール前!

結局そのまま押し切ったアストンマーチャン
さすが強いと言われる3歳牝馬のエースの一角、というところですね(^^)
中舘騎手はヒシアマゾンのエリザベス女王杯以来となる13年ぶりのGⅠ制覇
勝利者インタビューでの笑顔がとても印象的でした。

2着は大接戦となりましたが、出来落ちながらも強さを見せたサンアディユ
クビ差でかわして飛び込みました。
うーん、本調子ならもっと・・・。これからも大いに期待出来る馬だと思います。

アイルラヴァゲインは最後に一歩足らずの3着。
初のスプリント戦ながら外をまわして詰め寄ったキングストレイルが4着。
思った以上の強さを見せてくれました。

5着のタマモホットプレイは人気では最下位の馬。
今回は横山典騎手に騎乗依頼をしており、よほど出来がいいのかも・・とは
思っていましたが、最速の上がり(35.7)と好走を見せてくれました。
うーん、復活があるかもしれませんね。
※横山典騎手は騎乗停止により乗り代わり

レース後のコメント

1着 7番アストンマーチャン(中舘英二騎手)
「後ろから瞬発力のある馬が来れる馬場ではないので、セーフティリードがあれば
大丈夫だと思っていた。馬が素晴らしく良く、落ち着いていた。
13年ぶりにGIを勝ちましたが、大きいレースを勝つ喜びを忘れていたので、
とても嬉しいです」


2着 6番サンアディユ(川田将雅騎手)
「ゲートは速くもないが遅くもなかった。スムーズに引っかからずレースができたが、
4コーナーの手応えが前回より悪かった。それでも直線よく詰めて頑張っている。仕方ない」


3着 1番アイルラヴァゲイン(松岡正海騎手)
「自分のイメージどおりのレースができました。
4コーナーで前がいい感じのレースをしていたので、自分から捕まえに行きました。
最後止まったのはその分かな。良馬場ならもう少しやれたと思います」


4着 16番キングストレイル(田中勝春騎手)
「スタートで少し置かれたね。外枠で馬場自体は大丈夫だったが、外々を周らされた。
反応して伸びてはいるが、外枠がキツかったね」


9着 15番スズカフェニックス(武豊騎手)
「追い出してからの反応がなかったね……」

10着 11番ペールギュント(上村洋行騎手)
「予想以上に体が減っていたね。良馬場で切れ味を生かす馬だし、
下が緩い上に前残りでは厳しいね」


アストンマーチャンには香港に向かう予定もあるようです。
今後に大きく期待したいですね(^^)g

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札幌2歳S回顧(残念・・・)  担【けん♂】

札幌2歳Sが終わりました。
馬場状態は良発表でしたが、午前中までは稍重発表だったので
かなり重い状態だったと思われます。

予想は→ココ

結果は・・・

1着 オリエンタルロック  1.51.9  上がり36.9
2着△サブジェクト      1/2馬身
3着 ホウザン
4着▲カレイジャスミン

8着×ウイントリガー
9着×ヤマニンキングリー
13◎メジロガストン
14○ネオスピリッツ

※全着順は→ココ

メジロガストン、カレイジャスミン、ネオスピリッツという緩まないペースで
引っ張った経験のある逃げ馬の参戦で、かなりレベルの高いレースが
期待された今回の札幌2歳S。
スタート良く飛び出したグラーフを外からあっさりかわして
ネオスピリッツ、カレイジャスミンが想定どおりハナを切っていきました。

12.6-11.7-12.3-12.3-12.7-12.4-12.3-12.7-12.9
61.6⇔50.3)

うーん、馬場状態もあるのでしょうが前半のペースは想定よりかなり遅いですね。
※昨年のナムラマースが勝ったコスモス賞は(59.8⇔48.6)

今年行われた札幌での2歳戦の中では評価できる内容ですが
それでもクラシックにつながるような厳しいものではありません・・残念。

4コーナーに向かう途中で3番手辺りの外側を追走していた
メジロガストンが不利を受けて立ち上がってしまいました。
ズルズルと下がってしまい、そのまま最後方に・・・うーん
今後に影響がなければいいんですが・・・。

直線手前でグッと馬群が縮まっていき、ネオスピリッツが馬群に
飲み込まれるように後方に下がり、代わってカレイジャスミンが先頭に立ちました。

前走の中山1800mではかなり緩まないレースを作ったネオスピリッツですが
札幌→中山→札幌という長距離輸送を繰り返したのが堪えたのかもしれません・・
完全に手応えをなくしてあとは下がる一方。
これが実力とは思えない馬ですので、なんとか巻き返してもらいたいものです。

カレイジャスミン、ホウザンが競い合う後ろでサブジェクト
加速を開始しようとしますが・・・イマイチ脚が伸びず手をこまねいている感じ。

道中は最後方でポツンと一人旅をしていたオリエンタルロックですが
3コーナー過ぎ辺りから徐々に外目を前に進出開始。
精神的に弱いところがあるようなので馬群に揉まれないよう
慎重に外を回して直線へ・・・。
脚を伸ばせない他馬を尻目に一頭だけ次元の違う加速力で一気に前に
詰め寄りました。

オリエンタルロックに並ばれたサブジェクトは競い合う相手が現れて
やっと行き脚がついた感じで加速を開始。
くっついていくように前の馬に迫っていきます。

結局、そのままオリエンタルロックが突き抜けて1着でゴールイン。
2着はオリエンタルロックに救われた格好になったサブジェクト
3着のホウザンは13番人気の馬でした。
ホウザンのこれまでのレースを観る限り、重賞で3着というのは
かなり出来過ぎな感じ(失礼^^;)
この点からもレースレベルに疑いが感じられますね。

タイキシャトル産駒はディアチャンスのように札幌適性(洋芝適性)の
 高い馬が多い気がします。ちょっと覚えておきたいことかも・・・。

スローペースで失速した先行馬。
いくら馬場が重いからといってもまったく脚を伸ばせなかった後方の馬・・。
次につながるほどの内容を示せた馬はいなかった感じです。
力を出し切れなかった馬は次走での巻き返しに期待したいと思います。

レース後のコメント
1着 オリエンタルロック 武豊騎手
「初めて乗りましたが乗り難しい馬だと聞いていたので、ゴチャつくところに
入らないよう折り合いをつけて一頭だけで走らせました。
3コーナー過ぎからはいい感じでしたね。直線もモタれて追いづらかったのですが、
よく頑張ってくれました。将来性がありそうですし、応援してください」


2着 サブジェクト 安藤勝己騎手
「いろんなレースができそうなタイプなので、今日は前回より早めの競馬をしました。
本当はもう少し前に行きたかったです。調教もそうでしたが、
今日は追ってからの反応が今ひとつでしたね。間隔が開いていたせいかもしれません」


3着 ホウザン 菊沢隆徳騎手
「平均ペースで渋太く脚を使うタイプのようで、早めに動こうと思っていました。
乗りやすかったし、スムーズなレースができました


4着 カレイジャスミン 北村友一騎手
「思ったよりイレ込んでいましたが、逆に気持ちは前向きでした。よく粘っています」

8着 ウイントリガー 藤田伸二騎手
「ゲートを出ていこうとしなかったのが全てですね。
もう少し前につけたかったのですが。
3~4コーナーでは挟まりっぱなしでしたし・・・。
オープンを勝っていて期待していたのですが、残念なレースでした」


9着 ヤマニンキングリー 津村明秀騎手
「イレ込んでいました。能力はありそうですが・・・」

13着 メジロガストン 吉田豊騎手
「外目でうまく折り合っていい雰囲気だったのですが、
これからというところでの不利は痛かったですね


14着 ネオスピリッツ 田中勝春騎手
「行きたがった。前回行かせたことを、馬が覚えていたみたい」

ソンナノカンケーネ   担【けん♂】

そんなの関係ねえ~馬名になった
9月28日8時1分配信 スポーツ報知


 現在、大ブレーク中のお笑いタレント・小島よしお(26)のギャグを馬名にした
ソンナノカンケーネ(牡、父ムーンバラッド、美浦・戸田厩舎)が、デビューに向け、
トレセンで調教を積んでいる。
写真はコチラ

 馬主は、サンツェッペリンなどのオーナーである加藤信之氏。正式な馬名登録は完了していないが、20日に美浦へ入厩。27日にはゲート試験に合格し、ダートコースで3ハロンから追われて43秒2-13秒5をマークした。

 ふだん調教で騎乗している川崎助手は「まじめで、走ることにすごく前向き。牧場でも結構乗り込んで来ているというのが、体から伝わってくるね」と、仕上がりの良さを強調。2歳馬としては珍しく、周囲に左右されることなく集中して走るそうで「他馬に関しては、まさに『そんなの関係ねぇ!』って走っているよ」と笑った。

 ある調査では「今年消えそうな芸能人」の上位にランクされている小島だが、「この馬は、来年(のクラシック)に行く前に消えてもらっちゃ困るね」と川崎助手。デビューは、次の東京開催を予定している。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もうすでにご存知の方も多いと思いますが(^^;
昨年の「モチ」に続く?ネタ馬がデビュー予定。
うーん、個人的にはちょっとセンスを疑ってしまうんですが・・・
たしかに実況となれば面白そうです。


「さぁ第四コーナーを回り徐々に後続の馬が駆け上がっていきます。
そんなの関係ねぇ、抜けてきた!そんなの関係ねぇ、追い付くか!
直線残りわずか。そんなの関係ねぇ、頭一つ抜けた!
そんなの関係ねぇ、今一着でゴール。一着は・・そんなの関係ねぇ。」

(某掲示板より)

ラジオで聞いてたら何がなんだかわからなくなるでしょうね(笑)


スプリンターズS最終予想

スプリンターズSについてまとめていきたいと思います。

出走枠順
スプリンターズ出走表


土曜日に落馬した川田騎手は後半のレースで乗り代わりましたが
明日もそのまま騎乗。
かなり今回のGⅠに対して思い入れがあるようで
これほどの有力馬でのGⅠ挑戦は初めてのことなので^^g)
体調を考えたら大事を取ったということだと思われます。
かなり気合が入っていると見ていいのでは・・・。
もう一人、アンバージャックの柴田善騎手落馬負傷
こちらは靭帯を痛めているようで明日の朝に乗り代わるかどうか発表される見込み。
乗り代わるにしろ、そのまま騎乗するにしろ問題を抱えた状態での
レースになりますのでかなり割引が必要になりそうです・・・。

スタートから下り坂の中山1200m。
かなり激しい先行争いになりそうですが、中ほどの枠から被せていくと
考えられるアストンマーチャン、サンアディユ、エムオーウイナーなどの影響で
内に入ったアグネスラズベリやオレハマッテルゼなどは
相当後ろに押し込められてしまいそうですね。
クーヴェルチュールはスタートのいい馬だと思われるので
外から被せて行きそう。馬格を考えると内で揉まれるよりは外を回した方が
いいかもしれません。

スズカフェニックス、キングストレイルはおそらく相当置いていかれる格好
なるのでは・・・。
先行脚質のキングストレイルは初の1200mで初体験の猛ペースに
対応出来るとは考えづらいわけで、前で粘ってこその馬が後方に
つけても何も出来なそうです。
スズカフェニックスはこの枠なら腹をくくってポツンと最後方待機を
選択するかも。そこから内を突く競馬が出来れば勝機もありそうですが
この馬の性質から言って外を回す公算が高いのではないかと思われます。
デュランダル級の脚が出せれば上位に絡むこともありえますが
調整不足の状態では・・・厳しいのではないでしょうか。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
馬体について3→ココ
馬体についてまとめ→ココ
展開分析1→ココ
展開分析2→ココ
重馬場適性分析→ココ
展開分析2→ココ

前半600mは32秒台中盤から後半辺り、後半はかなりの消耗戦になりそうですが
雨の場合は800m辺りのカーブで強制的に減速されやすく、
結果的に先行馬のスタミナを残す方向に効果を発揮
かなり先行有利なレースになりそうです。

不安点があるとしたら前半が32秒台前半にまでペースアップしてしまった場合。
こうなるとさすがに先行馬の能力の限界を超えてしまうので
北九州記念のように先行馬の総崩れがありえます。
馬券的にはこちらの方がオッズが高く、面白い馬券になるかもしれませんね。
狙ってみるのも一興かと(^^)g

今回の予想
◎アストンマーチャン
○サンアディユ
▲アイルラヴァゲイン
△プリサイスマシーン
×クーヴェルチュール
×アグネスラズベリ

アストンマーチャンは今回のレースに向けて馬体をビルドアップ。
今回は揉まれないように前で競馬をするでしょうし、
体力任せにグイグイと押し切ってしまうレースを期待したいです。
前半が速い競馬にも適性があると思われますし、ピッチ走法なので
坂や雨も問題にしそうもありません。
3歳牝馬はあまり好走履歴がないようですがクラシックで期待されたほどの
牝馬なら・・・。

サンアディユのピークはおそらく過ぎていると思われます。
馬体が緩んでいる上に輸送も・・・。
ただし前走で見せた能力から言えば、多少出来落ちでも十分に対応出来てしまう
ことも十分にありえそう。そのうえ馬場が湿るということであれば
フレンチデピュティ産駒を見限ることは出来ません(笑)

アイルラヴァゲインは基本能力が高く、順調であればここでも
上位クラスの馬だと思います。ただ、アイビスSDのダメージが
思ったよりも深刻なようで、馬体が戻りきっていない印象。
もう一歩何か足りない馬、という感じもするので連下、3着候補で
考えておきたい馬です。

プリサイスマシーンも血統的に重馬場適性が高く、見限るのは怖い馬です。
鞍上の手腕込みで連下、3着候補として考えたい馬だと思います。

クーヴェルチュールはこの中では明らかにパワー不足。
馬群に押し込められてしまったら抜け出すのは無理かもしれません。
今回は外枠からの競馬なので、上手くレースを運んで
4角で先頭に立つイメージで競馬を出来れば勝機がありそうです。
急坂への対応力が微妙に疑問ですが、力の要る福島で2勝していることから
苦手だとは考えなくて良さそうかと。雨は血統的に疑問があります。

アグネスラズベリは前回の消耗で人気を落としている様子。
ただ馬体の面ではすでに回復傾向に入っているので
能力、実績を考えると押さえて損のない馬と言えそうです。
勝ちきるイメージはありませんが、どこからともなく3着に紛れ込んでくる馬(笑)
切るのは怖いかもしれません(^^;

配当の割には信頼度が高い馬が少なく、混戦模様・・・。
非常に難しいレースですが、手薄な短距離路線を充実させていくためにも
レベルの高い一戦を期待したいですね(^^)/

スプリンターズS(展開分析3)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)についてまとめていきたいと思います。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
馬体について3→ココ
馬体についてまとめ→ココ
展開分析1→ココ
展開分析2→ココ
重馬場適性分析→ココ

土曜日の中山は午前中に雨がパラついたものの、午後には降り止んで
馬場状態には影響を与えるまでにはいきませんでした。
予報では深夜に一旦雨、明日の昼からまた小雨が降るということで
レースが行われる時間帯までにどのくらい降るかが微妙な感じ・・。
一応馬場が多少湿る事を前提に考えておいた方が良さそうですね。

先週までの時点では好天が続いたこともあり、中山競馬場の馬場状態は
昨年よりもだいぶ軽い状態を維持していました。
まずは今日の雨の影響も含めて、馬場状態の推移を確認していおきたいと思います。

上がり最速平均から見た馬場状態の推移
中山馬場状態推移


昨年よりも今年の方が顕著に徐々に馬場が傷んでいく様子がわかります。
それほど無茶苦茶重たいわけではないですが、力の要る馬場状態に
シフトしていっている
ことはたしかな様子。
明日の雨の具合によっては、馬格のあるパワー型の馬が有力になっていくのでは
ないでしょうか。

・・・と思って出走表を見ると500kg以上の馬がゴロゴロ(笑)
約半数が500kgを超えてくる感じ・・・うーん
馬格のない馬にとって大型馬に囲まれるのは相当厳しいのではないかと
思われます(^_^;)

4コーナーでの位置取りと着順の関係について
良馬場と稍重~の差を見ておきたいと思います。

中山1200データ


元々かなり先行有利の状況ではありますが、馬場が湿ると
その傾向は一段と高まります。
2着までも先行馬重視で良さそうですね。

ではこの辺りを踏まえて予想に入りたいと思います。

スプリンターズS(重馬場適性分析)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について見てみたいと思います。

週末の天気予報がここにきて変わってきました。
まだわからない状況ではありますが、どうやら曇り時々雨・・。
降り出しの時間などにもよりますが、少々湿った馬場になる
可能性が出てきましたね(>_<)

雨の場合はコーナーで滑りやすいために直線手前一旦減速される展開に
なりやすいわけですが、そのため一息つけた先行馬が止まりにくくなる
ことが想定されます。
馬群が詰まってもキレを削がれるために、一層後方から差すのは
難しい状況
・・。重馬場適性の高い先行馬を中心に考えるのが良さそうです。

種牡馬別重馬場適性
スプリンターズ重馬場適性


これまでも何度も取り上げていますが、元々複勝圏率の高い
フレンチデピュティ産駒は雨が降るとまさに鬼(笑)。
どんな状況だろうとひとまず押さえておいて損のない実績を
誇っています。

上昇度の高さではマヤノトップガン産駒にも注意。
元々がそれほど実績が高くない種牡馬ですが、能力の高い産駒であれば
注意が必要となります。

雨の凱旋門賞で2着に入ったエルコンドルパサー産駒
雨は苦手にしていません。

シングスピール、アドマイヤコジーン産駒に関しては出走回数が
少ないために複勝圏率が妙に高くなっている印象。
もともとの数字自体に関する信頼度が低くくなっています。
実質的には雨はかなり苦手な部類に入りそうですね。

雨が降った場合に期待度が上昇する馬
フレンチデピュティ産駒 サンアディユ
マヤノトップガン産駒  プリサイスマシーン
エルコンドルパサー産駒 アイルラヴァゲイン

札幌2歳S緊急予想  担【けん♂】

札幌2歳Sはポルトフィーノ回避、シリウスSはブルーコンコルド、ヴァーミリアン回避
ちょっと個人的に気合不足(^^;

非常にザクッとになるかもですが、札幌2歳Sについて見ておこうと思います。
まずは1800mでのレースのラップと(前半1000m⇔後半800m
について見てみます。※1800m経験のない馬は下のほうに並べました。

参考:06コスモス賞 ナムラマース 1.48.4
59.8⇔48.6)
12.2-11.0-12.2-12.3-12.1-12.3-12.0-12.2-12.1

札幌1800m
サブジェクト(63.0⇔47.5)
12.0-11.9-13.0-13.3-12.8-12.3-11.6-11.4-12.2

オリエンタルロック(63.0⇔48.4)
12.3-11.9-12.9-13.1-12.8-12.4-11.8-12.0-12.2

マイネルスターリー(63.4⇔48.8)
12.4-11.8-13.0-13.1-13.1-12.7-12.1-12.0-12.0

グラーフ(64.0⇔49.5)
12.5-12.1-12.9-13.1-13.4-12.9-12.5-12.6-11.5

ヤマカツオーキッド(66.9⇔48.6)
13.3-12.8-13.6-13.5-13.7-13.3-12.4-11.3-11.6

ヤマニンキングリー(68.0⇔47.8)
12.6-12.9-14.3-14.4-13.8-13.0-12.0-11.6-11.2

ホウザン(札幌1800m)←5着
13.3-12.8-13.6-13.5-13.7-13.3-12.4-11.3-11.6

函館1800m
レディービスティー(65.3⇔49.4)
12.7-12.3-13.4-13.5-13.4-12.9-12.4-12.0-12.1

中山1800m
ネオスピリッツ(60.5⇔48.5))
12.8-11.7-11.6-12.2-12.2-12.7-12.1-11.8-11.9

新潟1800m
カレイジャスミン(59.7⇔48.5)←2着
12.7-11.0-11.3-11.9-12.8-12.7-12.2-10.8-12.8

メジロガストン(60.9⇔47.1)稍重
12.7-11.4-11.5-12.5-12.8-12.3-11.6-10.8-12.4

札幌1500m
ウイントリガー(63.2⇔28.7)
06.8-12.0-12.4-13.0-12.9-12.1-11.4-11.3

アモーレヴォレ(63.2⇔29.3))
06.6-11.8-12.1-13.1-13.4-12.3-11.2-12.0

函館1200m
ビエナエイム(61.4⇔12.9)不良
12.5-11.5-12.1-12.6-12.7-12.9

2歳戦を見る上で個人的に重要だと考えているのが道中のペース
最後の直線がいかに鮮やかであっても、道中がひどく緩んでいれば
脚をためれているのは当然の話であって、それほど高く評価は出来ません。
(末脚が鈍いよりはいいですが:笑)
もちろん現時点では底が見えていない状態ですので今後、道中のペースが速いレースに
出てきてもなんてことなく対応してくる馬もいます。
(こればっかりはレースを見てみなくてはわかりません^^;)

今回の札幌1800m経験組を見渡してみると、異様なまでに前半が緩いレースが
目立ちます
レースレベルとしては疑わしいものばかりですね。
これだけ緩いレースであれば末脚が伸ばせて当然
評価出来るとすれば・・・
サブジェクト    34.4
ヤマニンキングリー 34.5


この2頭だけだと思います。

函館1800m組は前半が緩いのに末脚が伸ばせてません、×ですね。

中山1800m組ネオスピリッツのレースラップは今回の中では出色
札幌→中山→札幌と大きく輸送を繰り返しているのが気になりますが
順調であれば今回のレースのペースを握る馬だと考えられます。
道中淡々と12秒台前半で刻むペースに対応できるかどうか、
他の馬の底力が試されるレースを作ってもらいたいですね(^^)g
難を言えば末脚が少々鈍っていること・・・今回は直線平坦なので
上手く脚を残せれば充分勝ち負けだと思います。

新潟1800m組もかなり前半に頑張っています。
競馬場の構造の問題もあるので単純に比較は出来ませんが
最後まで脚が止まらず、稍重の馬場を押し切ったメジロガストンは高評価。
カレイジャスミンはちょっと一杯一杯な感じなので次点の評価。
それでも今回のペースには対応出来る余地は充分にありそうです。

距離延長組の3頭は短いレースにも関わらず超スローペース。
末脚のキレの面でウイントリガーが評価できなくもないですが・・・

今回の予想
◎メジロガストン
○ネオスピリッツ
▲カレイジャスミン
△サブジェクト
×ヤマニンキングリー
×ウイントリガー

前で引っ張るであろう上位評価3頭が速いペースを作ってくれれば
次回につながる内容になると思います。期待したいですね(^^)g

スプリンターズS(展開分析2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について考えてみたいと思います。

過去のスプリンターズSにおける4コーナーでの隊列

01年(800mラップ 11.2)
01スプリンターズS

03年(800mラップ 11.3)
03スプリンターズS

05年(800mラップ 11.1
05スプリンターズS

06年(800mラップ 11.6
06スプリンターズS



ポイントとなるのは坂を下りた辺り、600m~800mでペースが緩むかどうか。
ここが緩むと隊列は密集しやすく、ここで勢いが止まらなければ
縦長の隊列
になりやすいと考えられます。
いずれにしろ先頭と後方の馬とは8馬身~10馬身程度の差がありますね。
後方の馬が突っ込むには内ラチ沿いを上手くショートカットする必要
ありそうです。

中山1200mにおける4コーナーでの位置取りと順位の関係
※過去の中山1200mのレースを走破タイムが速い方から20レース抽出
中山1200m

他の競馬場と比較をしてみても、かなり先行有利な状況。
後方の馬は届いても3着まで、と見た方がいいかもしれませんね。

今回のレースのおおよその位置取りは・・・

先行、逃げ
ローエングリン
アイルラヴァゲイン
サンアディユ(微妙)
アストンマーチャン
エムオーウイナー
クーヴェルチュール

好位追走
ペールギュント
プリサイスマシーン
キングストレイル
アンバージャック
メイショウボーラー

中段後方
アグネスラズベリ
コイウタ

後方待機
スズカフェニックス(微妙)
タマモホットプレイ
オレハマッテルゼ(微妙)

こんな感じでしょうか。
ざっと見ても前に行く馬が多く、位置取り争いは相当激化しそうですね。
枠順が相当大きく影響しそう・・・。
実質的にレースを引っ張りそうなのはローエングリン、アストンマーチャン
ではないかと思われます。

スズカフェニックスは高松宮記念では6~7番手辺りにつけて
差し切り勝ち。単純に後ろから追い込むだけの馬ではありませんので
武豊騎手の手腕に期待がかかりますね。
オレハマッテルゼは本来先行したい馬ですが近走の結果からみると
置いていかれそうです。前傾ラップには弱い馬なのでここは苦しそう。

4コーナーに殺到していく光景が目に浮かぶような・・・

スプリンターズS(追い切りについて)

スプリンターズSの追い切りについてふれておきたいと思います。

栗坂稍
エムオーウイナー 助手
50.9-36.6-12.8 強目

スズカフェニックス 助手
51.0-37.6-12.7 一杯

アストンマーチャン 助手
51.2-37.0-12.7 強目
54.0-39.8-12.1 馬なり(北九州記念)

サンアディユ 生野
51.6-38.2-13.2 馬なり
50.9-37.4-12.3 馬なり(北九州記念)

オレハマッテルゼ 助手
52.2-37.8-12.8 一杯

メイショウボーラー 助手
55.0-39.9-12.8 一杯

タマモホットプレイ 助手
57.3-40.8-12.6 直線一杯

エムオーウイナーが好印象。長くいい脚が使えており、上向き加減。
スズカフェニックスは気持ち終いだけ、という感じ。
それにしては切れが思ったほど・・・。まだ重いかもしれません。
アストンマーチャンも状態はかなり良さそうです。
前回は馬場が良だったのでキレの部分は落ちてますが明らかに
キッチリ追えている印象。
サンアディユはテンションを上げないように慎重な仕上げ。
かなり緩めな仕上げですが馬体の緩みと考え合わせると不安が残ります。
メイショウボーラー、タマモホットプレイはなんじゃこりゃという感じ(涙)。

栗B稍
アグネスラズベリ 助手
80.6-65.3-51.1-37.8-11.8 馬なり
81.1-66.0-51.7-38.3-11.8 馬なり(セントウルS)

馬体の変動がありますから馬なりの仕上げですが前回よりは動けていることが
わかります。

栗DW稍
ペールギュント 上村
85.2-67.3-52.4-37.9-12.1 直線一杯

高松宮記念では坂路で仕上げてきていたんですが・・。
終いだけで全体的に緩めです。

美坂稍
クーヴェルチュール 調教厩務員
48.2-35.6-12.8 G前仕掛け

アンバージャック 助手
51.0-35.8-12.0 強目

意欲的にぶっ飛ばして行ったクーヴェルチュール
終いのキレ重視で仕上げたアンバージャック・・・対照的ですね(^^;
両馬とも調子は良さそうです。

南W良
キングストレイル 北村宏
64.4-50.1-37.4-12.2 馬なり

プリサイスマシーン 松岡
65.8-51.1-38.3-12.7 馬なり
64.7-50.2-36.7-12.7 一杯(高松宮記念)

アイルラヴァゲイン 松岡
65.9-50.7-37.5-12.5 強目
64.7-50.5-37.5-13.0 一杯(セントウルS)

コイウタ 吉田隼
67.9-52.7-38.7-12.5 強目

キングストレイルの動きが良いですね。好調さが伝わってきます。
終いのキレもあって侮れない印象。
プリサイスマシーンは反応をたしかめる感じ。まだ本調子ではないのかも。
アイルラヴァゲインは終い重視の仕上げ。
まだ物足りない感じもしますが・・。


北C良
ローエングリン 助手
77.9-63.2-50.6-38.3-13.4 馬なり

スプリンターズS(展開分析1)  担【けん♂】

スプリンターズSについて考えてみたいと思います。

舞台となる中山1200m(外回り)のスタートはおにぎり型の頂点部分。
そこからゆるーくカーブしながらの下り坂が約500m
高低差は3m以上あるのでかなり急な坂と言えますね。

必然的に最初の3ハロンは非常に速くなります
過去のスプリンターズSの最初の3ハロンを見てみると
            3F計
01年 11.8-10.1-10.6 32.5
03年 11.9-10.3-11.1 33.3
04年 12.0-10.6-11.0 33.6 ※不良
05年 12.1-10.1-10.7 32.9
06年 12.0-10.1-10.7 32.8

注:02年は新潟開催

基本的に33秒台前半から32秒台に突入するという凄まじいペース。
ここから4コーナーに向かっていくわけですが・・・
ここからの展開が微妙。

過去のスプリンターズSを見ながらふり返ってみたいと思います。
01年 レース映像は→ココ

コーナーでペースを落とさずにメジロダーリングが先頭のまま直線へ。
後方の馬が外に開いたため、最後方を追走していたトロットスターの前が
ガラリと空いてしまい、いきなりショートカットをしたような形で
最内に突っ込んでの追い出し。
本来は完全に前が残る展開だと思いますが、コース取りで得をした
トロットスターの優勝となりました。

前に行ったメジロダーリングの末脚は34.5
追い込んだトロットスターの末脚は33.9
※外を回して最速の脚を使ったビハインドザマスクは33.6で6着

03年 レース映像は→ココ

例年に比べてゆっくりと坂を下ったために4コーナー手前で前が
ほぼ横一線になるような形。
被せるように馬場中央を突いたビリーヴでしたが
大外最後方から信じられない脚で追い込んだデュランダルがギリギリ届いて優勝。
中央から伸びたアドマイヤマックスは届かず3着。

前に行ったビリーヴの末脚は34.4
追い込んだデュランダルの末脚は33.1
届かなかったアドマイヤマックスの末脚は33.7

05年 レース映像は→ココ

コーナーでもペースを落とさず後続を突き放した形でカルストンライトオが
先頭で直線突入。しかし、坂に入ってスピードが落ちてしまった隙に
3馬身以上離れた位置からサイレントウィットネスが追いかけて
かわしていきます。
このときも大外からとんでもない末脚を使ったデュランダルですが
好位から脚を伸ばしたサイレントウィットネスには届かず・・・。

前に行ったカルストンライトオの末脚は35.1 ※10着
3番手から抜けたサイレントウィットネスは34.1
大外から追い込んだデュランダルの末脚は32.7\(◎o◎)/!
馬場中央を追いかけたアドマイヤマックスは33.4で3着

06年 レース映像は→ココ

小雨の影響もあり、コーナーではグッとペースが落ちて馬群が詰まる展開。
後方の馬は前を避けて外に持ち出しますが、01年と同様、
内側がポッカリ空いたためにタガノバスティーユが最内を突く形になります。
前のテイクオーバーターゲットは一旦脚をためれたこともあって
あとは後続を離す一方。内側の好位を追いかけたメイショウボーラーが
粘って2着。内を突いてショートカットできたタガノバスティーユが
3着に入りましたが、基本的には前残りの結果

逃げたテイクオーバーターゲットの末脚は35.3
好位から追いかけたメイショウボーラーも35.3の末脚ですが最後に鈍っています。
内を突いたタガノバスティーユの末脚は34.3


ざっとまとめると・・・
先行、好位追走馬で34秒台前半の末脚を使える馬は残りやすい。
・後方から届くには33秒を切るくらいの爆発的な末脚が必要→基本的に無理
・ただし展開上内側がポッカリ空くようなことがあれば
 33秒台後半の末脚でも届く事がありあえる。


基本的に先行馬が中心になりますが、ハイペースに強く、
坂でも脚が鈍らないことが条件
。かなり能力の高い馬に限定されると
言っていいと思います。
後方の馬はポツンと遅れるくらいの馬で、内側から馬群を割れるような
根性のある馬なら展開によっては面白いかも。騎手の力量も問われますね。

スプリンターズS(馬体についてまとめ)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の馬体について
まとめておきたいと思います。

★馬体について

相当期待出来そうな馬
アストンマーチャン(充実し過ぎて重くなるのが怖い?)

もう一歩という感じの馬
アイルラヴァゲイン(上昇傾向)
スズカフェニックス(上昇傾向)
アグネスラズベリ(上昇傾向)
サンアディユ下降傾向)

悪くはないが気になる点がある馬
クーヴェルチュール(ややパワー不足)
ペールギュント(休み明けにしては細い)
プリサイスマシーン(迫力足らず)
コイウタ(良くて平行線、パワー不足)
キングストレイル(メリハリを欠く感じ、キレ不安)

とりあえず、こりゃあかんだろ・・というような馬は見当たりませんが(^^;
有力どころではサンアディユの出来が心配ですね。
アイビスSDのときよりは良いと思いますが、前走ほどの出来にあるかというと
疑問です。凄い激走でしたから反動が出ていてもおかしくないわけで・・。
その上、今回は輸送もあるので、消耗に関しては心配がないとは言えません。

スズカフェニックスは2週間の遅れがあったにしては仕上がってきている感じ。
本番までには間に合いそうですね。
アイルラヴァゲインは前走が八分の出来、ということで調整が楽そうかと
思ったんですが、ちょっと時間がかかっている感じです。
完全に仕上がるまでにはいかないかもしれませんね。

驚いたのがアグネスラズベリ
前走の大幅マイナス体重で今回は完全に見切る予定でしたが
馬体を見る限りすでに復活傾向(^^)g
筋肉が戻ってきて状態は前走以上だと思われます。
能力が高い馬だけに怖い存在になるかもしれません。

ちょっと非力さを感じるのがクーヴェルチュール
基本的には直線平坦のコースで結果を出してきており、
急坂への対応力が今回の課題になりそうです。
一応福島では結果を出しているだけに坂を極端に苦手にするわけではないと
思いますが・・・。
高低差


1200mで唯一の敗戦(降着を除く)となったフェアリーSは中山1200mが舞台。
大敗の主な要因は出遅れだとは思いますが、最後に末脚が伸びていないのも事実です。
勝ち馬とは上がり3ハロンで1秒差をつけられているのが気になるところ。
図で見てわかるとおり、高低差は中山に方がかなり激しいわけで・・・。
厳しい競馬になったときに最後の底力に疑問がないでもない感じです。

パワーの面では特にアストンマーチャンの良化に注目したいところ。
ピッチ走法のため元々坂を苦手にはしない馬だと思いますが
阪神の内回り、フィリーズレビューではちょっと伸びを欠く印象でした。
今回の馬体の充実ぶりを見る限り、坂を駆け上がる力はこれまで以上に
期待出来そうだと思います。
怖いのはたまに馬体を持て余す馬が出てくること・・。
上手く体を使って能力を発揮してもらいたいものです。

スプリンターズS(馬体について3)   担【けん♂】

スプリンターズS出走予定馬の馬体について、第3弾です。

【キングストレイル】
(ダービー卿CT前)
キングストレイルダービー卿

(京成杯AH前)
キングストレイル京成杯AH

(スプリンターズS前)
キングストレイルスプリンターズ

前走では大きく馬体が減ったとは思えないほど力強い立ち姿。
ただし筋肉のメリハリという面では少々微妙でした・・。
今回は尻回りは丸みを帯びて良い出来に見えますが
上半身がちょっと気になります。
肩の辺りの筋肉が落ちたのか、全体的に筋肉が垂れ下がった感じ
見えますね。
立ち姿のバランス、勢いの面では良く見えますが果たして・・。

【ペールギュント】
(京都金杯前)
ペールギュント京都金杯

(CBC賞前)
ペールギュントCBC

(スプリンターズS前)
ペールギュントスプリンターズ

一休みして毛ツヤは回復傾向。体調は悪くなさそうですが
微妙に滑らかさに欠ける印象。クビ差し辺りは力強さを増していますが
休み明けにしては全体的に細目かも。

【コイウタ】
(東京新聞杯前)
コイウタ東京新聞杯

(ヴィクトリアマイル前)
コイウタヴィクトリア

(スプリンターズS前)
コイウタスプリンターズ

大きな変化は感じませんがちょっと胸前の迫力が落ちたかも。
毛ツヤも悪くなく、それなりの出来だと思いますが
良くて平行線まで。尻の辺りが薄い作りの体型なのでスプリント戦は
どうか?という気もします。

【プリサイスマシーン】
(阪急杯前)
プリサイスマシーン阪急杯

(高松宮記念前)
プリサイスマシーン高松宮

(スプリンターズS前)
プリサイスマシーンスプリンターズ

一休みして尻回りの丸みが戻ってきた感じ。
阪急杯の頃の迫力にはちょっと足りない印象ですが
筋肉量は維持できており、年齢を感じさせませんね。
勢いは不足気味かもしれませんがそれなりの出来ではないでしょうか。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について2)  担【けん♂】

スプリンターズS出走予定馬の馬体について、第2弾です。
短距離馬なのに、ワイド画面のせいで胴長に見えるんですが(涙)
そこはなんとか目を凝らして・・・

【アストンマーチャン】
(桜花賞前)
アストンマーチャン桜花賞

(北九州記念前)
アストンマーチャン北九州記念

(スプリンターズS前)
アストンマーチャンスプリンターズ

・・・凄い体になってきましたね(^^;
前走は春に比べて筋肉量が増えた状態で復帰してきましたが
胸前や腿にもう一回り筋肉がついてムキムキです(笑)
クビ差しも二回りくらい太くなって力強さマウンテン
毛ツヤも非常に良く、体調面にも問題なさそう。
あまりにビルドアップされているのでかえって重くならないかが心配。
体がそのまま活かせるなら大いに期待できそうです。

【クーヴェルチュール】
(フィリーズレビュー前)
クーヴェルチュールフィリーズ

(アイビスSD前)
クーヴェルチュールアイビス

(スプリンターズS前)
クーヴェルチュールスプリンターズ

春先のぼんやりした体型から比べると、かなり締まってシャープな
イメージの体つき
になってきています。
毛ツヤも良好で滑らかさを感じますので体調面にも問題なさそう。
胸前から前脚の付け根の辺りにもう少し迫力が欲しい感じもしますが
姿勢が良くて前後のバランスが取れているので筋肉が足りない印象では
ありません。相変わらず好調を維持してそうですがパワーの面で
最後の坂での一伸びがどうか
・・。

【アイルラヴァゲイン】
(アイビスSD前)
アイルラヴァゲインアイビス

(セントウルS前)
アイルラヴァゲインセントウル

(スプリンターズS前)
アイルラヴァゲインスプリンターズ

アイビスSDの消耗で全体的に筋肉量が落ちた感じだった前走。
今回は尻の丸みは上昇傾向ですが、胸前の迫力がもう一歩という感じでしょうか。
毛ツヤの滑らかさは増してきており、体調面も良くなっていると思われます。
状態は完調にまで届くかどうか、という感じかと。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(馬体について1)  担【けん♂】

スプリンターズS出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。
夏に使って消耗が心配な馬、間が空いて調整が心配な馬・・・
上手く仕上がっているのはどの馬でしょうか・・。

【サンアディユ】
(北九州記念前)
サンアディユ北九州記念

(セントウルS前)
サンアディユセントウル

(スプリンターズS前)
サンアディユスプリンターズ

前走で大幅馬体増だったにも関わらず、太目感がまったくない仕上がりを
見せていましたが、状態の良さがそのまま結果につながりましたね(^^)
今回は前回に比べるとちょっと緩んだ感じ。
激走の反動で少々疲れが出ていて調教が出来ていないのかも。
特に胸前の筋肉が落ちているのが気になります。
前走ほどの力が出せるかは疑問。

【アグネスラズベリ】
(キーンランドC前)
アグネスラズベリキーンランド

(セントウルS前)
アグネスラズベリセントウル

(スプリンターズS前)
アグネスラズベリスプリンターズ

光の加減もありますが毛ツヤが良く、体調面に問題はなさそう。
前走のマイナス体重で下降線に入ったかと思いましたが
馬体はすでに回復傾向に見えます。タフな馬ですね・・(^^)g
胸前や尻の筋肉に張りが出てきており、もし人気を落とすようなら
逆に狙ってみても
・・と思わせる出来かと。

【スズカフェニックス】
(高松宮記念前)
スズカフェニックス高松宮

(安田記念前)
スズカフェニックス安田記念

(スプリンターズS前)
スズカフェニックススプリンターズ

一休みして体調面は大きく回復。毛ツヤが良く、尻の辺りの筋肉も
充実してきています。帰厩が遅れたということもあって、まだ腹回りに
余裕
がありますが、それほど太過ぎるわけではないので
今週しっかり追えば仕上がってくるのではないでしょうか。
期待出来そうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

スプリンターズS(各馬分析3)  担【けん♂】

ロックドゥ完負に続いて、マツリダ;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッホ・・・・
一番人気の馬に思いっ切り逆らって返り討ちにあっているけん♂です(涙)

そういう馬を自分の中で評価を下げるのは考察上仕方がないとしても、
完全に切るってのはやり過ぎなんでしょうね・・・。
そろそろ学習しないといけません(^^;

遅いわ!(*`◇´)=○☆)゚o゚)/ バキッ!

今週はどの馬を目の敵にしてしまうのか・・・(爆)
スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の各馬分析第3弾です。

スズカフェニックス】牡5(栗東) サンデーサイレンス×(Fairy King)
素晴らしい末脚で後方から追い込む能力馬。
芝の1200mは1戦しかしていませんが、それが高松宮記念の1勝ですので
スプリント戦への対応力はそれほど問題視しなくて良さそうです。
後方からの競馬は中山競馬場では明らかに不利なので
武豊騎手もなんらかの工夫はしてきそうですね。
枠順にもよりますが、高松宮記念のときのように好位につける競馬
してくることも充分に考えられます。
高松宮記念は重馬場とはいえ前半600mを33.8で通過。
この流れに対応して前に行けている点は評価出来ます。
後はインフルエンザの影響で2週間帰厩が遅れた影響がどう出るか?
完璧には仕上がらない様子なので少々割引がいるかも。

タマモホットプレイ】牡6(栗東) フジキセキ×(ノーザンテースト)
気合を入れて鞍上に横山典騎手を確保したものの・・・横山典騎手の騎乗停止により
計画はオジャンに・・(涙)。函館SSでは勝ち馬と同様の位置から
ほぼ同じ末脚を使って5着。もしかしたら出来に相当自信があるのかも?!
とはいえ古馬になってからは直線に坂のある競馬場では連対どころか
掲示板も1度もない状態
。期待はしにくいですね。

プリサイスマシーン】牡8(美浦) マヤノトップガン×(サンデーサイレンス)
重馬場の高松宮記念で3着に入ったものの、基本的には1400~1600mが
適性距離ではないでしょうか。本格的なスプリント戦には少々疑問符
前走では1番人気ながら前で脚が止まってしまい、9着と失速。
年齢的な限界が近づいてきているような感じもします。
それほど長い脚が使えるタイプではありませんので中山は合うと思います。

ペールギュント】牡5(栗東) サンデーサイレンス ×(Lyphard)
これほど路線変更が功を奏した例も珍しいかも(笑)
前走のCBC賞は6着とはいえ勝ち馬とは約1馬身差、充分に結果を出したと
言ってもいいでしょう。不安点は叩き良化型なので復帰初戦は信用しにくい点
古馬になってから直線に坂のある競馬場で良績がまったくない点の二つ。
今回は割り引いて考える方がいいかもしれませんね。

メイショウボーラー】牡6(栗東) タイキシャトル×(Storm Cat)
脚元に不安があるため、まともに使えていません。
昨年のスプリンターズSで日本馬では最先着(2着)といきなりの健闘を
見せましたが、メンバーが手薄であったことは否めませんね。
10ヶ月ぶりのレースでどうこう出来るほど甘くはないと思いたいところ。

ローエングリン】牡8(美浦) Singspiel×(Garde Royale)
デビュー以来、2度目となる1200mへの出走。
05年のCBC賞では最下位でしたが・・・。
大暴走を見せた前走の宝塚記念の600m通過は33.5
1200mは1.09.8と、たしかに短距離のレース並みのペースで
走っていますのであながちこの距離短縮は間違っていない・・かも?
思いっ切りスタートでガーッと行ってしまうことで後半に消耗してしまう欠点を、
昨夏になんとか改善したというのに、今回はその効果を自ら放棄するような出走。
これでダメなら引退覚悟、ということでしょうか。
少なくとも前に思い切っていくことが想定されるのでペースアップ要員には
なりそうです。あとは最後まで脚が持つかどうか?

スプリンターズS(各馬分析2)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の各馬分析第2弾です。

火曜の朝にちょっと雨がパラついた模様ですが、今週の天気はおおむね
晴れ模様。週末は曇るものの雨の予報は今のところありません。
あとでもう一度チェックしますが、中山競馬場は昨年よりも良い状態を維持している
様子なので、かなりの高速馬場を想定することになるかもしれません(^^)

エムオーウイナー】牡6(栗東) ニホンピロウイナー×(キャロルハウス)
賞金面に不安があったために中一週でセントウルSに強行出走。
結局14着と大敗してしまうわけですが、その影響で今回も中2週
難しい調整になってしまいました。
基本的にキレ味に不足している分、坂のある直線で周りが鈍ってくれる方が
粘りこみやすいのですが、上位の馬にはそのまま押し切られてしまいがち。
相当上手く先行しなければ苦しいかも。調整面も含めて厳しい状況です。

オレハマッテルゼ】牡7(栗東) サンデーサイレンス×(ジャッジアンジェルーチ)
春先に復活の兆しが感じられたものの、その矢先に馬体が大きく消耗。
秋の復帰初戦では少し回復傾向が見受けられましたが先行することも出来ず
回ってくるだけの11着。年齢的にも復活は厳しそうな感じですね。
もともと前半が速いレースには適性がなく、スプリント戦では一層厳しいと思います。

キングストレイル】牡5(美浦) サンデーサイレンス×(ノーザンテースト)
1400mで2戦しているものの、1200mは初めての出走となります。
前走は休み明けで▲14kg。ただしこれは1月に大幅増量した分を
絞りなおしただけ
なので、おそらく何も問題はないでしょう。
ただし、これ以上減るようなら要注意
好位からまくりあげていくようスタイルで、坂も問題にしないし前走の勝ち方は
圧巻でした。ただ・・基本的に末脚にキレがない馬なので過信は禁物。
前走、前々走とも相手関係に疑問があるのでちょっと疑ってかかりたい感じかと。

クーヴェルチュール】牝3(美浦) ブラックホーク×(ラッキーソブリン)
前走では近走で結果を出しているアグネスラズベリ、ブラックバースピンらを
抑えての重賞制覇。価値がある1勝ですね。
出遅れたフェアリーSを除くと1200mでは実質6戦6勝(降着1回)と
一度も負けていない馬です。ハイペースにも強く、坂もそれほど問題にしない馬
ですので今回も期待出来そう。
今回騎乗予定なのは後藤騎手ですが、新馬戦の1勝だけで3着1回、着外2回と
ちょっと手が合う印象がないのが・・・(^^;

コイウタ】牝4(美浦) フジキセキ×(ドクターデヴィアス)
デビュー当時は1200mを走っていましたし、血統的にも短距離戦は
こなせると思いますが久々がどうなるか・・。
ヴィクトリアマイルでは道中の流れの遅さを見切って位置取りを上げていき、
内側の荒れた馬場のギリギリ外を突く松岡騎手の好騎乗でGⅠ制覇
能力の高さは相当なものがありますが、騎手の腕次第という印象があり、
少々安定感に欠ける感じ。今回は吉田隼騎手が2度目の騎乗の見込み・・
上手く好位につける競馬が出来るかどうか。
叩き良化型の印象があるので間隔が開いているのも少々不安。

サンアディユ】牝5(栗東) フレンチデピュティ×(Caerleon)
芝転向後3戦で重賞2勝、素晴らしい快進撃を見せています。
前走では中段後方に控えるという陣営の指示を無視して
かかり気味に前に行き、そのまま押し切って5馬身差の圧勝
桁違いの強さを見せ付けた形になりましたが、騎手の言う事を聞かないというのが
気になるところ
です。今回も引き続き川田騎手、前走の内容を考えると
抑えずに前に行く競馬になりそうですね。
前走は+18kgと大幅体重増加。
馬体を見る限り、疲れで調整できずに太ったのではなく
純粋に鍛えて筋肉量アップによって増えた感じなので、
体調面、能力などは上昇傾向。まさに本格化のニオイがします(^^)g

続きます。

スプリンターズS(各馬分析1)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)の考察に入る前にちょっと・・・

トウショウカレッジ 今年に入って(3-3-1-2)、掲示板を外しておらず
ナカヤマパラダイス CBC賞2着、アイビスSD2着
キョウワロアリング 北九州記念1着
スピニングノアール オーシャンS4着
ブラックバースピン CBC賞1着、函館SS3着
マイネルレーニア  アーリントンC3着、京王杯2歳S1着
マイネルスケルツィ 阪神C3着、京都金杯1着、読売マイラーズ3着
サープラスシンガー 函館SS2着
アルーリングボイス 北九州記念2着、セントウルS4着
ワイルドシャウト  函館SS4着、キーンランドC3着

上記の馬は除外予定の馬です。
近走で結果を出しているにもかかわらず出られない可能性が高い・・・。
なんかもったいないと感じませんでしょうか?(-_-;)
藤沢雄二さんもふれておられましたが、短距離のGⅠ、つまり最高峰を決める
レースであれば今現在、調子が良い馬(結果を出している馬)を
優先的に出すべきなのではないでしょうか?
今回の出走権のあるメンバーが手落ちだとまでは言いませんが
昔の名前で出ています」的な馬がいるのも事実。
選考基準として賞金だけでなく、ここ3走程度の結果なども反映するように
出来ないものかと・・・。
やっぱりどの馬が勝つかわからないくらい豪華なメンバーになれば
ファンとして嬉しいし、レースも盛り上がると思うのですが
どうなんでしょうね・・。

では各馬分析に入っていきたいと思います。

アイルラヴァゲイン】牡5(美浦) エルコンドルパサー×(Meadowlake)
アイビスSDで消耗したために一旦調教を緩めて絞りなおしている途上だった
前走のセントウルSでは直線で脚がもたず5着。それでも2着とは
横一線ですので悲観するほどのもはありません。
速いペース、坂のある直線に強く、先行気味に行けるため
適性的にはかなり上位にあると思います。前走以上の出来なら期待できそう。

アグネスラズベリ】牝6(栗東) エアジハード×(トニービン)
サマースプリントの優勝を賭けて非常にタイトなローテで
セントウルSに出走・・・しかし夏の連戦による疲れで▲20kg
大きく消耗して9着と惨敗してしまいました。
結果的にサマースプリントのタイトルももっていかれるし、
この調整ミスにより、今回のGⅠでも相当苦しい戦いになると思われます。
まさに二兎を追うもの一兎も得ず・・・。
能力は上位ですが、今回は厳しいのでは・・。

アストンマーチャン】牝3(栗東) アドマイヤコジーン×(Woodman)
復帰戦となった北九州記念ではとんでもないハイペースに巻き込まれて
末脚が伸びず・・・6着に終わってしまいました。
とはいえ勝ち馬とは1馬身ちょいの差、馬体も+8kgと順調に回復していたので
叩いた効果が出ればまったく問題ないと思われます。
回転の速いピッチ走法なので中山の坂は問題ないでしょうし、
位置取りも前で競馬が出来るので条件的にはかなり有利。
鞍上は初手合わせの中舘騎手になりますが、上手く先行気味に行ければ
楽しみだと思います(^^)g

アンバージャック】牡4(美浦) パラダイスクリーク×(アーミジャー)
昨年秋の4連勝の勢いはどこへ・・・。
馬体が非常に充実して見えた函館SSではなんと最下位(涙)。
血統的に洋芝への適性が低いとは思いましたが、ちょっと負け過ぎですね。
脚質的に中山競馬場への適性は高い方だと思われますので
馬体が維持されているのであれば復活があってもおかしくありません。
凡走と好走の差が激しいので買い方が難しい馬かも・・・(^^;


続きます。

神戸新聞杯回顧(本番につながらない?)  担【けん♂】

やっとJRAのサイトが見れるようになりました(^^;

今週の予想に入る前に神戸新聞杯の回顧をしておきたいと思います。

予想は→ココ

結果は・・・
1着×ドリームジャーニー  2.24.7  上がり34.5
2着 アサクサキングス    1/2馬身
3着◎ヴィクトリー
4着○ホクトスルタン

6着×タスカータソルテ
12△フサイチホウオー
14▲マイネルキーロフ

※全着順は→ココ


有力な先行馬が揃った上に、馬場状態が良い阪神競馬場。
私の想定では前半にペースを落としてゆったり行っての後傾ラップとなり
前残り・・というレースになると考えていました。

不安点は最初の先行争いが激化してペースが上がって消耗してしまうこと。
そうなると最後までもたない可能性があります。

で、レースではある意味不安が的中・・・(涙)。
ゴールドキリシマの暴走でレースが始まってしまい
前半からペースアップとなってしまいました(T_T)

有力先行馬以外にも先行馬が多いレースだっただけに想定しておかねば
ならないことだったんですが・・・
幸騎手は本当に勝ち目があると思ったんでしょうか?

12.5-10.8-12.2-11.7-11.6-12.5-12.8-12.8-12.4-11.4-11.4-12.6
58.8⇔25.3⇔60.6)

前半1000mを58.8・・・まぁこのペースを維持しつつ
頑張れるほどゴールドキリシマは能力が高いわけではありません(失礼^^;)。

2番手にホクトスルタン、そしてマイネルキーロフがちょっと離れて追走。
前のペースが上がって縦長になった影響もあってか、アサクサキングスも
しっかりとくっついて行っています。その後ろにヴィクトリー。

おそらく前半のペースを見て、そのままでは最後はもたないと判断したのだと
思いますが、ヴィクトリーの岩田騎手は明らかに手綱を抑えて
行きたがるヴィクトリーを押し留めています(写真参照)。

腰を落としてヴィクトリーの手綱を引く岩田騎手
ヴィクトリー


うーん、こういうのって意外に消耗してあとに響いたりするんですよね・・・(涙)

中段やや後ろにフサイチホウオー、外枠に入ったドリームジャーニーは
最後方からの競馬になっています。
武豊騎手は前が止まることをわかっていたのだと思います(^^;

一時期は5馬身ほど離して逃げたゴールドキリシマですが
1000mを過ぎてから一気に失速・・。
ペースがガクッと落ちて隊列が縮まっていく展開。
後方の有力馬も徐々に前に詰めて直線勝負の態勢です。

神戸新聞杯4コーナー
阪神2400


ペースが落ちたせいで、4コーナーではグッと馬群が詰まった感じで直線突入。
先頭と後方の馬の差は約6馬身程度におさまっていますね。
大きく外に開いたドリームジャーニーとは5馬身強、という感じです。

阪神外回りの4コーナーで5馬身程度の差がある場合は前の馬より
上がり3ハロンで約0.8~0.9秒上回れば届く計算。

直線先頭はホクトスルタンでしたが、最初のペースがたたって
脚に伸びが足りません。
詰め寄ってくるのはアサクサキングス
今回は▲10kgと消耗しての復帰なので、さすがに苦しいかと
思われましたがGⅠ4連戦をこなすほどのタフな馬・・・ここでも
力のあるところを見せ付けましたね(^^)g

一旦は離されかけたヴィクトリーも追いかけますが、
大外から詰め寄ってくるドリームジャーニーの脚色が明らかに違います!

結局道中最後方からドリームジャーニーが見事に差しきって
朝日杯FS以来の復活勝利となりました。
上がり3ハロンは
1着ドリームジャーニー 34.5
2着アサクサキングス  35.4

見事に計算どおり♪テン乗りとはいえこういうタイミングの取り方
さすが武豊騎手!という感じですね(^^)g

2着はアサクサキングス・・馬体の消耗が次走にどう響くか
気になります。

3着のヴィクトリーはやはり行きたがる気性が直っていない模様。
今後の調教方法に注目ですね。このままでは距離延長には不安があります。

菊花賞トライアル、としては本番とかなり違う流れになってしまったのでは
ないでしょうか。結果が直結する感じはありませんが各馬の課題が
見えてきた感じ・・・。本番に向けてどう調整していくのか
期待したいと思います。

レース後のコメント

1着 ドリームジャーニー(武豊騎手)
「切れましたね。今日は折り合いを第一に考えて乗りました。
位置取りはあまり気にしませんでした。
春からこういうレースを陣営が教えていたことが今日実を結びましたね。
直線に向いてゴーサインを出したらいい動きをしていました。軽く跳びましたね。
ただ3000mはこの馬には向いているとはいい難いですね。
でも2400mを克服してくれたのは大きいです」


2着 アサクサキングス(四位騎手)
「インフルエンザの影響などがあった中、いい仕上がりでレースに出走出来ました。
3000mも大丈夫でしょう」


3着 ヴィクトリー(岩田騎手)
「もう少し次は長めの調教をして、返し馬を工夫して落ち着かせてレースに臨みたいですね」

6着 タスカータソルテ(福永騎手)
「もうワンパンチかな。もう少し切れるかと思ったのですが…。
次はもう少し工夫します。3000mは難しいレースですからね」


10着 ローズプレステージ(秋山騎手)
「今日より菊花賞の方がこの馬には向いていますよ。
直線平坦の3000mの方が魅力があります」


12着 フサイチホウオー(安藤騎手)
「何の不安もなく、道中はあのポジションでいいと思ってレースを進めました。
でも直線に向いても伸びませんでした。敗因についてはよく分かりませんね


13着 ゴールドキリシマ(幸騎手)
「つつかれましたが自分のレースは出来ました」

14着 マイネルキーロフ(柴山騎手)
「折り合いについては問題ありません。ただ切れる脚がありませんからね」

今週の展望(GⅠ開幕!)  担【けん♂】

パソコンの調子が悪いのかそれともサイトに不具合があるのか、
昨晩からJRAのサイトが見れません(-_-;)

神戸新聞杯の回顧をしようと思っているのですが、ちょっと現状では
まだ出来ない状態です・・(涙)

なのでちょっと後回しにして、今週の展望についてふれておきたいと思います。

今週はとうとう秋のGⅠのスタート、スプリンターズSが開催されます。
手薄と言われる短距離戦線ですが、今年はサンアディユスズカフェニックス
といった馬が賑わせてくれそうですね(^^)g
無論、3歳牝馬のアストンマーチャン、クーヴェルチュールも期待の馬。
非常に楽しみなレースになりそうです。

古馬重賞
・スプリンターズS(中山1200m:GⅠ)
・シリウスS(阪神ダート2000m:GⅢ)


シリウスSではとうとうアロンダイトが復帰予定。
ブルーコンコルド、ヴァーミリアンの登録もあり、JCDの行方
占う上でも非常に重要なレースになりそうです。
こちらも見逃せませんね(^^)g

古馬戦ではポートアイランドS(阪神1600m)も楽しみな
メンバーが揃いそうです。
マイネルレーニア、マイネルスケルツィ、スーパーホーネット、
ナカヤマパラダイスなどこちらもマイル戦線の中心になっていく馬が
集まりますので注目です。

2歳戦
・札幌2歳S(札幌1800m:GⅢ)
・芙蓉S(中山1600m)
・ききょうS(阪神1400m)
・すずらん賞(札幌1200m)


ちょっと盛り上がりに欠けている感じの2歳戦線・・・。
札幌2歳Sにはポルトフィーノ、サブジェクトといった
大物候補が出走予定。
ポイントは「どこまで内容のあるレースになるか」だと思います。
次につながるようなレースを見せてもらいたいですね(^^)g


今週はスプリンターズS中心に、出来れば他のレースについても
内容にふれていきたいと考えています。
良いスタートが切れる馬は・・・?楽しみですね(^^)/

オールカマー回顧(偶然?必然?)  担【けん♂】

好天に恵まれた一週間。
馬場状態は昨年より軽い状態の中山競馬場オールカマー(中山2200m)
行われました。

予想は→ココ

結果は・・・
1着 マツリダゴッホ   2.12.5  上がり34.8
2着△シルクネクサス    1/2馬身
3着▲エリモハリアー

6着×ネヴァブション
8着◎タマモサポート
9着○サンツェッペリン
11×ダークメッセージ

※全着順は→ココ

有力馬の回避、離脱などがあり、メンバー的にはちょっとGⅡにしては・・
という印象。
インフルエンザの影響も大きく、調整面で不安を抱えた馬が多いのも
予想する上では微妙でした(^^;

はっきりした逃げ馬がいないメンバー。
内枠に入ったタマモサポートがレースを引っ張るかと思ったのですが
実際にはハナを主張したのはスズノマーチ、それをバトルブレーヴが
かわしてレースを引っ張っていきました。
位置にこだわらない、というサンツェッペリンは3番手。
その後ろにタマモサポートが続き、それを見るようにシルクネクサスという
展開となりました。1番人気のマツリダゴッホは中段です。

12.6-11.5-12.4-12.3-12.2-12.6-11.8-11.8-11.3-11.4-12.6
61.0⇔12.6⇔58.9

前半1000mを61秒と非常にゆっくり行って、後半にペースアップ。
見事なまでの後傾ラップとなりました。
後半はかなり厳しいペースですね。

1400mを超えたあたりでマツリダゴッホが動いて、前に位置を
押し上げにかかります。
前回安藤勝騎手が「もっと早めに行けば良かったかも」と
語っていましたが、蛯名騎手もちゃんとわかっていたようですね。
→実は誤解だったようです(笑)この仕掛けについては後ほど・・。

そしてマツリダゴッホの仕掛けを受けて早めに動き出したのがシルクネクサス。
マツリダゴッホ、ダイイチアトムを引き連れる形で4コーナーで先頭に立っての
追い出しとなりました。

直線では完全にマツリダゴッホシルクネクサスの叩き合い!
後方集団は完全に遅れて一団となった感じ、エリモハリアー
なんとか抜け出しますが万事休す。

結局2頭並んでの叩き合いを制したのはマツリダゴッホ
シルクネクサスはちょっと仕掛けが早かった分、最後に脚が止まった感じです。

後方に控えてしまうのでは・・とか、直線勝負になるんじゃないかと
蛯名騎手の騎乗に対する不安でマツリダゴッホを切ってしまいましたが
脚質をよく理解した見事な騎乗でした(^^)
蛯名騎手、ごめんなさいm(__)m

マツリダゴッホ(蛯名騎手)
「今日は前半は折り合えたけど、3コーナーから馬が力んで行ってしまって、
早めに動く形になってしまった。全体に落ち着いてはきてるけど、
じっくりレースが出来るようになればGⅠでも楽しみ。」


・・・え?(-_-;)

馬が行っちゃっただけですか?
本当はじっくり行きたかった?\(◎o◎)/!

うーん、偶然の仕掛けだったみたいです(爆)
もし次回も蛯名騎手だったら・・・不安かも・・・。

その他のレース後のコメント
2着 シルクネクサス(北村友騎手)
「前の位置で折り合いをつけて理想的なレースが出来たと思います。
勝ち馬に早めに来られましたからね」


3着 エリモハリアー(吉田豊騎手)
「最後はいい脚で伸びてるんだけど位置取りが後ろ過ぎましたね

4着 チェストウイング(吉田隼騎手)
「うまく流れに乗れたんですが、4コーナーで少し狭いところに入ってしまって。
その分、最後いい脚を使えたのかもしれませんが…。
左回りならもっと走れたと思います」


5着 ダイイチアトム(石橋脩騎手)
「折り合いついてスムースに行けたし、3コーナーから早めに動いて行った。
まだ条件馬だし、これから楽しみでしょう」


9着 サンツェッペリン(松岡騎手)
「状態はまずまずの感じになっていたと思うけど、勝負どころで反応出来なかった。
休み明けは走らないんですかね」


勝ち馬のマツリダゴッホ早めに動いていく競馬が合うことが
証明された形になりました。
中山が良い、というより長い脚が使えるタイプと考えたほうが
いいのかもしれません。
ただし、最初に突き放しておくような競馬が理想的ですね。
騎手を選ぶ馬であることはたしかだと思います。
もうひとつ、馬場も洋芝が合わない可能性があります。
札幌での実績は低レベルでのもの。
能力で勝っていましたが本質的には向いていないのかも。
ある程度軽い馬場が良いのではないでしょうか。

今回は後半に息を入れられないかなり厳しいレースでしたので
ここで失速してしまった馬に関しては今後上位クラスの
レースでは不安があるかもしれません。
うーん、秋に向けて明暗が分かれたような・・。

致命傷はジャンク?ザサンデー? 担【けん♂】

馬への投資「もうやめます」、走らさないで育てる-馬主の関口房朗氏
ブルームバーグ

上場企業メイテックとVSNの創業者で馬主としても有名な関口房朗氏は、馬への投資を取りやめる考えを明らかにした。日本で数億円を投じて馬を買ってもけがなどで投資が無駄になるとして、すでに保有している馬を種馬として育成する意向だ。

21日放映のブルームバーグ・テレビジョンの番組で関口氏は、馬への投資について
正直申し上げて、馬はもうやめます」と語った。背景の1つとして
結局日本では、外れが多すぎる」として4億、5億円で買ってもけがをするといったケースが多かったと述べた。

その上で「馬は血統で、走っても走らなくても種馬として血はつなげていかなければならず、それはいずれ大きなお金になる」との考えを示した。そうした馬は米国で「あんまり走らさないで、大事にきちっと育てていく」と強調した。

関口氏は6月13日にVSN会長を辞任、現在は相談役に就いている。起業家として関口氏は、ものをつくることほど楽しいことはなく、ものづくりにとって人を育てることは一番大切と述べ「つくった時の喜び、完成した喜び、これは無上の喜びで、これは一回知ると忘れられない」と語った。

VSNの株価終値は、前日比100円(5.3%)安の1780円


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
名物馬主がいなくなるのは残念な気もしますが、まぁそれはそれで・・(^^;

金額が金額ですから競馬をビジネス視するのも当然なんでしょうけど
この人の場合はビジネスなのかロマンなのか・・非常に中途半端な印象。
凱旋門賞だのドバイだの夢をぶち上げといて一方では「投資が無駄」とか
なんか違和感を感じます。

あんまり走らさないで、大事にきちっと育てていく

フサイチパンドラをエルムSに出した人がどの口で・・・(笑)

ところでこの発言で下がった株価による損益は馬どころじゃないのでは?(爆)

オールカマー、神戸新聞杯追加考察  担【けん♂】

帰宅が遅くなってしまいました(^^;
ふらふらしてますが、オールカマー、神戸新聞杯について
ちょっと追加考察をしておきたいと思います。

土曜日のレースが終わったところで、馬場状態の変遷を確認してみます。
※当日に行われた芝レースの上がり最速を平均化

まずはオールカマーが行われる中山競馬場から・・・

中山


昨年は途中の天気の崩れもあり、徐々に力の要る馬場になっていっている
ことがわかります。
今年は最初こそ昨年より力の要る馬場でしたが、
好天に支えられてか、馬場状態はほとんど変化がありません
特に今週は先週よりも馬場状態が向上傾向?(^^;
昨年の同時期よりはかなり軽い馬場だと言えそうですね。

うーん、予想では力の要る馬場ということを前提にしていますが
ちょっと様相が変わってきました。
エリモハリアーはちょっと評価が下がり、シルクネクサスが上昇ではないかと
思われます。

次は神戸新聞杯が行われる阪神競馬場
昨年末に改装が行われていますので昨年までとは比較できません。

阪神


中山競馬場と比較してみてもかなり軽い馬場状態。
特に昨日の土曜日は相当な高速馬場
こちらは予想どおり前が止まらない流れになりそうですね(^^)

神戸新聞杯緊急予想  担【けん♂】

続いて神戸新聞杯(阪神2400m)についてもまとめていきたいと思います。

出走枠順
1 1タスカータソルテ  福永
2 2フェザーケープ   佐藤哲
2 3マルモコウテイ   田島
3 4トーセンマーチ   和田
3 5マンハッタンスカイ 小牧
4 6マイネルキーロフ  柴山
4 7ゴールドキリシマ  幸
5 8ホクトスルタン   横山典
5 9ヴィクトリー    岩田
610アドマイヤミリオン 上村
611ローズプレステージ 秋山
712フサイチホウオー  安藤勝
713アサクサキングス  四位
814ドリームジャーニー 武豊
815ヒラボクロイヤル  鮫島良

先行しやすい枠順に入ったことでホクトスルタン、マイネルキーロフ、ヴィクトリー
3頭での先行争い。気性的に抑えが効きにくいヴィクトリー、ホクトスルタンが
前半にどれほどペースを上げてしまうかが、大きなキーポイントになりそう。
上手く落ち着いた流れに持ち込めるか、消耗して最後にバタバタしてしまうか・・。

アサクサキングスはスタートが良い馬ではなく、鞍上も以前に乗ったときは
控える競馬をしていたので今回は下げてきそうですね。
賞金的にも無理はいらない馬なので今回はあくまで叩き台だと思われます。

武豊騎手に乗り代わったドリームジャーニーがどんな競馬を見せるのか
注目だったのですが・・・この枠では下げざるを得ない感じ。
後方一気でどこまでやれるかを感覚的につかむための練習に徹するかもしれません。
ハイペースなら下げて、スローペースならある程度道中で押し上げながら・・・

同じくフサイチホウオーもこの枠では好位に取り付く競馬が出来るかどうか?
以前から課題にしているギアチェンジを試すためにもある程度後方から
末脚を試す感じになるのでは・・・。
そうなると届かずの展開3着辺りになりそうな予感。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析→ココ
各馬分析3:追加分→ココ
追い切りについて→ココ

最初の位置取りが決まるまでにちょっとペース争いがありそうですが
道中はある程度落ち着いた流れになりそう。
後半1000mはペースが上がって58秒後半から59秒前半程度
隊列はある程度長いままで直線に突入。
(フサイチホウオー、ドリームジャーニーはどこまで位置を上げてきているかがポイント)
先行馬は長い直線を我慢しきる高い能力が問われ、
後方の馬は大きく開いた差を埋めるための鋭い末脚が必要とされます。
馬場状態は非常に高速ですから、状況的には先行馬有利・・・
追い込みは3着までくらい?

今回の予想
◎ヴィクトリー
○ホクトスルタン
▲マイネルキーロフ
△フサイチホウオー
×ドリームジャーニー
×タスカータソルテ

ヴィクトリーは気性的にも大きく成長が見られ、すんなり前に行けると
考えられます。春から比べれば見違えるほどに大人に成長した馬体、
能力から考えてみてもここはあっさり通過の可能性が高そうです。
本番を考えて妙な抑え方をしない限り、馬なりで押し切りが見れるのでは・・。

ホクトスルタンは権利取りを賭けてあえて横山典騎手を配する
気合の入りっぷり。能力的にも十分に期待できるレベルですので
先行しつつ、ヴィクトリーと直線での競い合いに持ち込めれば
上位に絡む公算が高いのでは。

マイネルキーロフは間隔が短いこともあり、それほど無理はしてきそうもないですが
本番に向けてどの程度やれるかを確かめるレースになりそうです。
前の2頭が競い合ってバテるようなことがあれば、この馬の先頭もあるかも
しれません。

フサイチホウオーが隠されたギアを使うようなら、後方からでも飛び込んでくる
可能性は十分にありそうです。この馬もそれほど無理はしそうもないですが
皐月賞では出遅れたために飛び出したあの末脚の再現を安藤勝騎手も狙っているのでは・・

ドリームジャーニーには先行しつつ末脚を使うスタイルを
期待していたんですが・・・今回はちょっと実現しそうもないですね。
流れを見ながら位置取りを選べる武豊騎手の手腕でどこまでやれるか・・・
本気で勝ちにくるレースではないと思いますが、手ごたえを得るためにも
何かしてきそうな期待感があります(^^)

タスカータソルテにとっては京都か阪神の外回りが理想の競馬場。
下り坂で勢いをつけながら加速していく馬なので
上手くタイミングが合えば上位進出まで・・・。
春先より筋肉がついて、その割りにシャープな馬体。
春には見られなかった切れ味が発揮できるのかどうか・・・期待したいです。
福永騎手が調教に積極的に参加している様子なのも気になるところ。


中途半端な差し馬や逃げ馬はふるい落とされる実力本位のレースになりそうです。
本番につながる強い競馬を期待したいですね(^^)g

オールカマー緊急予想  担【けん♂】

せっかく週末になったというのに、所用で出先にいます(^^;
なんとか漫画喫茶に滑り込んだものの、時間があまり取れないので
ちょっと中途半端ですが、一旦明日のレースの予想に入っておこうと思います。

晩遅くには帰宅する予定ですので、追加考察などがありましたら
明日の昼にかけてアップしていくつもりです。

・・それにしても使い慣れたパソコンじゃないのはしんどいですね(涙)
エクセルも入ってないなんて・・・(;´д` ) トホホ
変換しても思った字になってくれないし(爆)おかしな変換があったらすいません・・

まずはオールかマー(中山2200m)から・・・

出走枠順
1 1ネヴァブション   北村宏
1 2ダークメッセージ  田中勝※
2 3タマモサポート   柴田善
3 5ルーベンスメモリー 田中博
3 6マツリダゴッホ   蛯名
4 7スズノマーチ    中舘※
4 8コスモプロデュース 木幡
5 9サンツェッペリン  松岡
510チェストウイング  吉田隼
611ブリットレーン   後藤
612シルクネクサス   北村友
713ダイイチアトム   石橋脩※
714バトルブレーヴ   江田照※
815エリモハリアー   吉田豊※
816ブレーヴハート   川田※

※はテン乗りの騎手

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
気になるコメント集→ココ
各馬分析3追加分→ココ

今回のメンバーの中でも、いくつかお手馬が被っている騎手がいますが
あえて騎手が選んでいると考えられる馬(厩舎との関係もあると思います)は
ネヴァブション、タマモサポート、サンツェッペリンの3頭。
今後を見据えてのものなのか、それとも勝負気配なのか、という点で
微妙ではありますが、状態から見て一番の勝負気配はタマモサポート
ではないでしょうか。(大先生で勝負!というのも微妙ですが^^;失礼)
前回柴田善騎手が騎乗したときは後方からの競馬でしたが
その後におさえずに前に行く競馬で強さを見せているので、状況によっては
この馬がスッと前に行くことも考えられます。
逃げ馬に乗せたら期待できる大先生!見下したようなマイペースの逃げが見れるかも?

今回の予想
◎タマモサポート
○サンツェッペリン
▲エリモハリアー
△ダークメッセージ
×シルクネクサス
×ネヴァブション

少々上がりがかかる状態の中山競馬場はタマモサポートにとって
絶好と言えそうです。できる事なら自らペースを作って行って
もらいたいですが、力勝負になっても楽しみです。

サンツェッペリンはあくまでトライアルという競馬をしてくると思います。
もともとある程度後方からでも突っ込んでこれる力量のある馬なので
このメンバーなら十分に勝ち負け出来そうですね。
好位から差す競馬でどの程度やれるのか、見せてもらいたいと思います。
もちろん、逃げる競馬になったら期待できるのでそっちでもいいですね(^^;

エリモハリアーにとっても今の馬場状態は理想的。
前がある程度止まってくれれば勝機は十分でしょう。
騎手がテン乗りのため、仕掛けどころなどに疑問がありますが
格の上では相当上位なので侮れません。

ダークメッセージにとって中山は・・・微妙、というか大いに不安。
向いていないことはわかった上ですが、馬体の出来が非常によく見えたことと
それほど長い隊列になりそうもないことから届いてもおかしくないと
判断しました。この馬も活躍はこれから・・という期待馬ですので
ここで結果を出して次につなげてもらいたいですね。

シルクネクサスにとってはちょっと距離が・・・不安。
力の要る馬場状態も合わないかもしれません。
ただし今週の好天続きで少しでも軽い馬場になっていれば
位置取りから言っても面白い馬だと思います。

ネヴァブションはまだ調整途中という感じ。
それほど無理はしてこないと思います。
ただしそれほどペースも上がりそうもないし、最後の仕上げだけ
というレース展開になれば上位に食い込んでくる能力は十分。
押さえておく必要のある馬だと思われます。

うーん、緊急予想になった感じ。
人気どころだと思われるマツリダゴッホは蛯名騎手が下げて瞬発力を活かす
競馬をしてきそうなのであえて消してみたいと思います。
馬体の状態も微妙なんじゃないかと・・。

神戸新聞杯(追い切りについて)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)の追い切りについてふれておきたいと思います。

栗坂良
フサイチホウオー 安藤勝
51.4-37.5-12.8 強目
51.4-37.3-12.8 強目 (ダービー前)
52.1-37.8-13.4 強目 (皐月賞前)


タスカータソルテ 福永
52.7-38.1-12.5 一杯

ヴィクトリー 岩田
52.7-38.7-12.6 一杯
55.4-39.4-13.3 馬なり (ダービー前)
53.1-39.7-14.5 一杯 (皐月賞前)


マルモコウテイ 助手
52.7-38.7-13.6 一杯

マンハッタンスカイ 助手
53.1-38.0-12.7 一杯

ホクトスルタン 助手
53.1-38.7-12.9 馬なり

トーセンマーチ 和田
53.8-38.5-12.3 一杯

ヒラボクロイヤル 荻野
54.1-39.5-12.8 一杯

フサイチホウオーは最後までしっかり追われた感じ。
余力を残しつつもそれなりに鈍らない脚を見せていて状態は良さそうです。
ダービー前と動きはまったく変わっていませんね。
前回は仕上げ過ぎたというコメントもありましたが・・・。

タスカータソルテも息の長い脚を見せている感じ。
前回はCWで追い切っていたので仕上げの方法を変えてきているのは
気になるところ。
テン乗りの福永騎手があえて追い切りに乗りに行っていることに注意。
過去の例から言うとこういうときは気合が入っていて
結果が伴う事が多い感じです(^^)g

驚いたのがヴィクトリー。調教ではまったく動かなかった馬が
ちゃんと動いてますね(笑)果たしてこれがいい方向に出るのかどうか?

他ではホクトスルタンが緩い仕上げであることと、
ヒラボクロイヤルの鈍さが気になります。

栗DW良
フェザーケープ 佐藤哲
81.8-67.7-53.4-40.7-12.9 一杯

ドリームジャーニー 助手
83.4-62.2-52.7-38.6-12.1 直線一杯
82.5-67.1-52.5-38.6-11.6 馬なり (ダービー前)
84.5-68.4-53.8-38.9-12.3 馬なり (皐月賞前)


ローズプレステージ 秋山
83.6-67.6-53.4-40.1-12.9 直線一杯

アサクサキングス 助手
85.4-66.6-51.7-37.6-11.4 直線一杯
83.9-67.3-52.0-37.1-11.6 G前仕掛け (皐月賞前)

こうして見てみると実績馬と実績の出ていない馬との差が明白。
ローズプレステージ、フェザーケープは道中が緩い割に終いが伸びず。
不足感を大いに感じます。

アサクサキングスはダービーでは坂路で追い切りましたが皐月賞のときと同じく
DWに戻してきました。ペースの上げ下げでちょっとちぐはぐな感じもしますが
反応よく終いはキレています

ドリームジャーニーは長めに追うことを意識した感じですが、
過去に比べると終いの反応はイマイチかも。追って伸びず・・の印象です。

栗CW良
ゴールドキリシマ 幸
80.6-65.7-51.4-37.3-11.9 一杯

アドマイヤミリオン 助手
82.4-68.7-54.6-41.7-13.5 一杯

マイネルキーロフ 助手
83.4-65.8-50.7-37.2-11.7 直線一杯

スタートこそゆったりしたものの、マイネルキーロフは長く鈍らない脚を
見せています。最後までキッチリキレており、中一週での仕上げにしては
万全ではないでしょうか。ゴールドキリシマもそれなりの動きを見せていますが
アドマイヤミリオンは・・・最初から最後まで鈍りっぱなし、う~ん。

神戸新聞杯(各馬分析3:追加分)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)も出走馬が発表されました。
抽選を突破したのはフェザーケープ、マルモコウテイの2頭。
ひとまず内容について見ておきたいと思います。

フェザーケープ】(栗東) キングヘイロー×(トウショウボーイ)
阪神2400mで行われた未勝利戦で勝ち上がり・・・ただし
前半1000mを64.7秒というありえないほどのスローペースでの前残り。
とても信用できる内容ではありません。
続いて馬場状態が良く、前が止まらなかったムーニーバレーRC賞で
先行押し切りを決めたものの、京都新聞杯、ラジオN賞では前から失速。
能力的にはかなり信用できないレベルだと思います。

マルモコウテイ】(栗東) トウカイテイオー×(Gone West)
デビュー時には後方から伸びきれない結果に苦しみましたが
好位追走が出来るようになってから一変。
スローペースで後半にペースアップするレースで連勝中です。
未勝利戦の走破タイムは歴代2位の好タイム(84レース中)
ただし、古馬500万下などが比較対象なのでそれほど高い評価は
できませんね(^^:
これまで結果を出したのは小回りの競馬場だけですので
最後の伸び脚の持続力は不明。
乗り代わりも気になるところです・・。

今回のメンバーでハナを切った経験がある有力馬は・・・
アサクサキングス
ヴィクトリー
ホクトスルタン
マイネルキーロフ


の4頭だと考えられます。
そのうちマイネルキーロフの柴山騎手はテン乗り。
積極的な競馬をしてくるとは思いますが、この馬に合ったペース配分が
出来るかどうかは微妙。他馬に合わせる競馬になるかもしれませんね。

アサクサキングスの四位騎手は今回が2回目の騎乗。
百日草特別で横山典騎手が「キレる脚がないので前に行くしかない」
と語っていたにも関わらず続くラジオN杯で騎乗した四位騎手は控える競馬・・・
果たして今回はどういう騎乗をするつもりなのか気になります。

ヴィクトリーの岩田騎手、ホクトスルタンの横山典騎手は
それぞれの馬で勝利経験があり、問題なく対応してきそうです。
特に横山典騎手はマツリダゴッホではなくあえてホクトスルタンに乗るために
阪神入り、という感じ。期待出来るのではないでしょうか。

オールカマー(各馬分析3:追加分)  担【けん♂】

明日は静岡まで用事で行かねばならず・・。
日帰りの予定ではありますが、考察が間に合うかどうか・・・(T_T)

オールカマー(中山2200m)の出走馬が決まりました。
デルタブルースがフレグモーネ、マイネルレコルトも故障(9ヶ月の休養)。
トウショウナイトは京都大賞典に向かうということで、
3頭が繰り上がり。ひとまず各馬について見ておきたいと思います。

ダイイチアトム】牡6(美浦) スペシャルウィーク×(リアルシャダイ)
初の重賞挑戦となった新潟記念で4着(斤量52kg)。
その前の1000万下では休み明けに▲10kgと消耗していただけに
体調面が心配されましたが、頑張っていますね。ただ馬体はまだ戻り切っては
いないと思います。
基本的には好位~先行気味に行って脚を伸ばすスタイル。
キレはないので位置取りで粘り込む感じです。
重賞でテン乗りの石橋脩騎手に乗り代わり・・・斤量も上がるし
掲示板があれば、という印象。

ダークメッセージ】牡4(栗東) ダンスインザダーク×(ノーザンテースト)
馬体を見る限りではかなり期待出来そうな仕上がりです。
好位、もしくは後方から差すスタイルですが極端にコーナーが広いコースを
得意としており、古馬になってからは小回り(内回り)の芝コースでは
複勝圏率0%
・・・。中山競馬場への適性を考えると不安ですね。
前後半のペースが平均的、もしくは緩めのレースで結果を出しており
厳しいペースへの対応力はまだ疑問
今後につながる内容を期待したいところです。

ブレーヴハート】牡5(美浦) サンデーサイレンス×(Garde Royale)
後方から鋭く伸びてくる馬ですが、結果が出ているのは中山、函館といった
直線が短い競馬場・・・。長く脚が使えるタイプではないようです。
脚質的に安定感のある馬ではありませんし、格上相手に届くかどうか
という不安もあります。
そのうえ乗り代わりでテン乗りの川田騎手にバトンタッチ。
こういうタイミング勝負の馬に初めて乗る場合は
信用できないと考えるが鉄則ではないかと(^^;

次回は有力馬の抽出などにかかる予定です。

オールカマー(気になるコメント集)  担【けん♂】

昨日はちょっと思い立って奈良の薬師寺まで相方とドライブ。
(実は私は仏像オタクです:笑)
出掛けにバタバタしたので家を出たのが15:40頃。
拝観時間は17:00までということで、かなりギリギリになってしまいました。

デッカイお店に入ると出口がわからなくなるほどの極度の方向音痴の私ですが、
なんとかスムーズに薬師寺周辺に到着・・・これが16:20頃。

ふー、間に合ったと思いきやなぜか駐車場が見つからない(涙)
細い入り組んだ道に入り込んでしまって
あっち行って→←こっち行って、行き止まって↓・・・
とワタワタした結果、なんとか駐車場辿りついたのが16:35頃。

いや~苦労した~(^^;
さぁ、はよ観に行こう、と門の前まで行ってみると
なぜか門が閉まってる???え?
よく見ると・・・

拝観時間 8:00~17:00
受付時間 16:30まで


∑(+д+lll)ガーン!

まさに門前払い・・・ほかにすることもないのでスゴスゴと帰宅しました(涙)
あそこで道に迷わなければ・・・。

出走馬が決定する前ですがオールカマー出走馬に関して
気になるコメントがあったのでチェックしておきたいと思います。

サンツェッペリン】(松岡騎手)
「今回は目標は菊花賞なので次に繋がるレースをしたいと思ってるんですけど、
折り合いをつけて流れに乗ってレースをするというのが、
ステップレースとしての今回の目標でしょうか。
あまり位置取りはこだわってないですね。
皆さん、逃げたほうがいいとか思うかもしれないですが、
馬混みが苦手ということもありませんから、位置取りについては気にしてません。」


→スプリングSを皐月賞を見据えての完全な捨てレースにしてきた松岡騎手。
 陣営もそれにOKサインを出す肝の座りっぷり(^^)
 その意味では今回も勝ちに行くというよりは叩き台というイメージなので、
 この馬らしい競馬、という感じにはなりそうもありません。
 無論逃げるだけではない馬ではありますが、レースの展開を作る馬とは
 考えないほうが良さそうですね。

ネヴァブション】(伊藤正徳調教師)
「美浦へ戻ってくるのが2週間ほど遅れました。
それがローテーション自体には影響してませんが、早めに厩舎に入って
調整をゆっくりやっていくという想定が若干ズレたので、
その点で少し急仕上げという感じにはなりましたね。
ただ、暑い夏に無理な調教もしてませんし、それが良かったかなとも考えてますけど。
土曜日の段階で一応仕上がったと踏んでます。いい感じで仕上がってると思いますけど。
この馬本来の反応ならもっと鋭く反応すると思います
まだちょっと身体の張りが休んでた分もうちょっと欲しいかというところです。」


→骨折明け、インフルエンザによる足止め・・・やはり急仕上げであることは
 間違いないでしょう。それなりに馬体はまとめてきていますが
 本格的に期待できるのはこの次のレースからになりそうです。

マツリダゴッホ】(国枝調教師)
「(札幌記念は)敗因という敗因もないんですが、ちょっと張り切りすぎたのかな
ということぐらい。今日の調教では前に行ってる馬を外から並んで行って
最後に抜いてくれないかな
という指示をしていました。」


→今回はデビューの頃に騎乗経験のある蛯名騎手が再登板。
 調教のテーマなどを見る限り、前回の反省が出来ている感じはありません。
 またもやためる競馬、瞬発力を活かす競馬をするなら・・・かなり危険。
 騎手の性質を考えても早めに先頭に立つような競馬は期待しにくいですね。
 馬体の状態もイマイチに見えるだけに・・。

神戸新聞杯(展開分析1)  担【けん♂】

神戸新聞杯(阪神2400m)について考えてみたいと思います。

今年から距離延長となったため、過去の傾向はあまり参考になりません。
そのうえ昨年の12月に改修工事が完了してからは
コース形態も変わってきているので、まったく新しいレースとして
見た方がいいと思われます。

昨年12月から行われた阪神2400mのレースはまだ11レースしかありません。
3歳未勝利~古馬OPまでバラバラのレベルの寄せ集めになるため
全体の傾向というものは非常に掴みにくい傾向にあります。

ひとまず、4コーナーでの位置取りと着順の関係を調べて
2400mと1800mとで比較してみました。

4コーナーでの位置取りと着順の関係
※2400m→11レース、1800m→24レース
阪神2400m


巷では阪神2400mは追い込み有利、と言われているようですが・・・
微妙ですね(^^;
どちらかというと均等に先行、追い込みのバランスが取れている感じ。
特に3着に関しては先行馬の粘りこみがあるように思われます。
札幌や函館のように圧倒的に先行有利な競馬場のデータと比較すると
相対的に差し有利、と言えるとは思いますが絶対的に差し有利とは言えませんね。

数字のバラつき加減は1800mのデータとあまり変わりません。
これはつまり、コース形態によるバイアスよりも
実力差がものを言う傾向にあると考えられるのではないでしょうか。
強い先行馬がいるレースは先行馬が押し切り、
逆に先行馬がだらしないときには差しが決まる・・・

そう考えると各馬の能力把握がかなり重要になってきそうです。

1800mと2400mの傾向があまり変わらないとすれば
ローズSのときに考察したとおり、後半1000mのペースによる
傾向の偏り
が2400mにも適用できるかもしれません。

阪神1800mデータ:再掲】
阪神1800ペース


阪神2400mで行われた11レースのうち、後半1000mが
59秒以下のレースは5レース
構造的にもペースを上げやすい感じがありますね。

今回の出走メンバーを見渡すと、ヴィクトリー、アサクサキングスといった
春に実績のあった逃げ馬だけでなく、ホクトスルタン、マイネルキーロフ
能力の高い先行馬が揃っています。
これまでのレース内容を観ても後半1000mにペースアップしていく可能性は高く、
後半1000mは58秒台になることも充分考えられます。

そうなると・・・思ったよりも先行有利になる可能性があるのではないでしょうか。
そのうえ馬場状態が非常にいい阪神コース。
(ローズSでは33秒台の上がりが続出!!)
前が止まらないとなれば・・・先行馬BOX??

神戸新聞杯(馬体について2)  担【けん♂】

神戸新聞杯出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【アサクサキングス】
(ダービー前)
アサクサキングスダービー

(宝塚記念前)
アサクサキングス宝塚

(神戸新聞杯前)
アサクサキングス神戸

春は通常では考えられないGⅠ4連戦を経験。
それでも大きな消耗は見られなかったというタフな馬です。
春先に比べると筋肉のメリハリがついてきており、力強さを
増してきている感じですね。下半身は一層充実傾向
上半身も維持できている感じ。
毛ツヤも悪くないので疲れは完全に抜けていると思われます。

【タスカータソルテ】
(弥生賞前)
タスカータソルテ弥生賞

(ダービー前)
タスカータソルテダービー

(神戸新聞杯前)
タスカータソルテ神戸

毛ツヤが良く、体調面はかなり良さそうです。
上半身、下半身とも要所要所に筋肉がついてきている感じですが
全体的に細く見えますね。ガレたわけではないのでシャープさを
増した
感じ。イメージ通りならキレが出てくるのでは・・・。
仕上がった感じなので次に繋がるかが心配。

【ヒラボクロイヤル】
(ダービー前)
ヒラボクロイヤルダービー

(神戸新聞杯前)
ヒラボクロイヤル神戸

相変わらずボンヤリとした気配。他のタニノギムレット産駒に比べると
力感に欠ける感じです。大きな変化はなさそうですが、下半身が
一回り充実してきているかも(微妙)。幼さは抜けてきていると思います。

【ホクトスルタン】
(神戸新聞杯前)
ホクトスルタン神戸

比較写真がないので変化はわかりませんが、毛ツヤも良く
すっきりとまとまっている印象。状態は良さそうです。
上半身の筋肉が勝った感じでバランスは微妙ですが
阪神を走るには向いているかも・・・。

【ローズプレステージ】
(神戸新聞杯前)
ローズプレステージ神戸

こちらも比較写真がないので変化はわかりませんが
良血らしいバランスのとれた見栄えのする馬体ですね。
下半身の丸み、上半身の盛り上がり、クビ差しの力強さ・・
どれもかなり良好
だと思います。
春は能力不足だっただけに成長した馬体なのか
この体でダメだったのか
・・うーん。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより