秋GⅠの初戦、スプリンターズS(中山1200m)が行われました。
思った以上の雨により、馬場は昼時点で不良発表・・・
重馬場適性、位置取りなどが大きく影響するレースになりましたね。
予想は→ココ
結果は・・・
1着◎アストンマーチャン 1.09.4 上がり36.3
2着○サンアディユ 3/4馬身
3着▲アイルラヴァゲイン
7着△プリサイスマシーン
8着×クーヴェルチュール
13×アグネスラズベリ
※全着順は→ココ
スタート良く、というよりフライング気味?という感じで
ローエングリンがゲートを飛び出しましたが、さすがに1200mの
レースには慣れていないため、そのまま行き切ることはなく結局控える形に。
代わって飛び出して行ったのがアストンマーチャン!
素晴らしいダッシュで一気に先頭に立つとそのままレースを引っ張っていきました。
12.0-10.3-10.8-11.1-12.0-13.2
(33.1⇔36.3)
馬場状態を考えてみても、なかなかのペース。
他の馬が競りかけていかなかったおかげで心配された暴走ペースにもならず、
落ち着いた流れのままレースは進行しました。
2番手に続いたアイルラヴァゲインの松岡騎手はアストンマーチャンとの差を
チラチラと気にしながら直線でかわせるように距離をはかった追走。
続いてオレハマッテルゼも久しぶりに前に行く競馬。
蛯名騎手に乗り代わってESP発動(蛯名スペシャル=出遅れ:笑)が
心配されましたが、さすがに大舞台に慣れた騎手です。失礼しました(^^;
ただ、この馬は基本的に前傾ラップに弱いのでこのレースには決定的に不向きだと
考えられます。復調気配は感じますがここではきつかったですね。
サンアディユも無理には行きませんでしたが4番手を追走。
ナルトーンさんによると、音無調教師は前走後にこの馬を放牧に出す予定だったとか・・。
たしかに馬体は緩んでいたし、ピークを過ぎた気配がヒシヒシ。
その情報を知っていたら推しにくい馬だったと思います。
外枠のキングストレイルはやはりいつものような先行競馬が出来ず
置いていかれて中段後方。スズカフェニックスも後方4番手にまで下げる競馬と
なりました。重馬場の高松宮記念ではスッと6番手辺りにつける競馬をしていただけに
枠順と調子が武豊騎手をもってしてもどうにもならなかった感じですね。
前走より10kg馬体を戻したアグネスラズベリは予想通り押し込まれて
後方2番手・・・うーん、さすがにここまで下がってしまう時点で出来の悪さが
わかりますね。前走のマイナス体重のダメージからの回復は無理だった模様。
馬体は戻りつつあっただけに期待しましたが・・・サマースプリントとの
二兎を追ってしまったことが大きく響いてしまいました。
10ヶ月ぶりで▲20kgと苦しいメイショウボーラーが最後方を追走・・
蹄の状態は相当悪いようです・・・。
馬場が湿って滑るため、4コーナーでペースを落とすかと思われた
アストンマーチャンですが、中舘騎手はここでも上手くコーナーリング。
さすがは逃げの中舘騎手、ロスのない騎乗はお見事でした。
★過去の雨のスプリンターズSの4コーナー手前のラップ
04年 11.5 不良
06年 11.6 雨、良
07年 11.1 不良 ←今回
【07スプリンターズSの4コーナー】

後方の馬が詰め寄っていこうとした4コーナーでさらに突き放すアストンマーチャン。
レース後に中舘騎手が「セーフティリード」という言葉を口にしましたが
このことからも中舘騎手が逃げを得意とすることがわかりますね。
馬場状態、競馬場の構造から「物理的に後方の馬が届かない距離」というものが
存在するわけで、今回もそこをはっきり意識した騎乗だったと思います。
逃げるアストンマーチャンを追いかけるアイルラヴァゲイン。
しかし、差がなかなか縮まりません。
最内のプリサイスマシーンも懸命に追いますが今一歩伸びが足らず・・
馬場中央を突いて伸びてきたのはサンアディユ!
その外を追いかけてキングストレイル!
アストンマーチャンの背中で丸くなって懸命に追う中舘騎手。
顔を伏せ、後方との差を確認しながらなのでしょうか、
まったく前を見ることをせずに必死のゴール前!
結局そのまま押し切ったアストンマーチャン。
さすが強いと言われる3歳牝馬のエースの一角、というところですね(^^)
中舘騎手はヒシアマゾンのエリザベス女王杯以来となる13年ぶりのGⅠ制覇!
勝利者インタビューでの笑顔がとても印象的でした。
2着は大接戦となりましたが、出来落ちながらも強さを見せたサンアディユが
クビ差でかわして飛び込みました。
うーん、本調子ならもっと・・・。これからも大いに期待出来る馬だと思います。
アイルラヴァゲインは最後に一歩足らずの3着。
初のスプリント戦ながら外をまわして詰め寄ったキングストレイルが4着。
思った以上の強さを見せてくれました。
5着のタマモホットプレイは人気では最下位の馬。
今回は横山典騎手に騎乗依頼をしており、よほど出来がいいのかも・・とは
思っていましたが、最速の上がり(35.7)と好走を見せてくれました。
うーん、復活があるかもしれませんね。
※横山典騎手は騎乗停止により乗り代わり
★レース後のコメント
1着 7番アストンマーチャン(中舘英二騎手)
「後ろから瞬発力のある馬が来れる馬場ではないので、セーフティリードがあれば
大丈夫だと思っていた。馬が素晴らしく良く、落ち着いていた。
13年ぶりにGIを勝ちましたが、大きいレースを勝つ喜びを忘れていたので、
とても嬉しいです」
2着 6番サンアディユ(川田将雅騎手)
「ゲートは速くもないが遅くもなかった。スムーズに引っかからずレースができたが、
4コーナーの手応えが前回より悪かった。それでも直線よく詰めて頑張っている。仕方ない」
3着 1番アイルラヴァゲイン(松岡正海騎手)
「自分のイメージどおりのレースができました。
4コーナーで前がいい感じのレースをしていたので、自分から捕まえに行きました。
最後止まったのはその分かな。良馬場ならもう少しやれたと思います」
4着 16番キングストレイル(田中勝春騎手)
「スタートで少し置かれたね。外枠で馬場自体は大丈夫だったが、外々を周らされた。
反応して伸びてはいるが、外枠がキツかったね」
9着 15番スズカフェニックス(武豊騎手)
「追い出してからの反応がなかったね……」
10着 11番ペールギュント(上村洋行騎手)
「予想以上に体が減っていたね。良馬場で切れ味を生かす馬だし、
下が緩い上に前残りでは厳しいね」
アストンマーチャンには香港に向かう予定もあるようです。
今後に大きく期待したいですね(^^)g
思った以上の雨により、馬場は昼時点で不良発表・・・
重馬場適性、位置取りなどが大きく影響するレースになりましたね。
予想は→ココ
結果は・・・
1着◎アストンマーチャン 1.09.4 上がり36.3
2着○サンアディユ 3/4馬身
3着▲アイルラヴァゲイン
7着△プリサイスマシーン
8着×クーヴェルチュール
13×アグネスラズベリ
※全着順は→ココ
スタート良く、というよりフライング気味?という感じで
ローエングリンがゲートを飛び出しましたが、さすがに1200mの
レースには慣れていないため、そのまま行き切ることはなく結局控える形に。
代わって飛び出して行ったのがアストンマーチャン!
素晴らしいダッシュで一気に先頭に立つとそのままレースを引っ張っていきました。
12.0-10.3-10.8-11.1-12.0-13.2
(33.1⇔36.3)
馬場状態を考えてみても、なかなかのペース。
他の馬が競りかけていかなかったおかげで心配された暴走ペースにもならず、
落ち着いた流れのままレースは進行しました。
2番手に続いたアイルラヴァゲインの松岡騎手はアストンマーチャンとの差を
チラチラと気にしながら直線でかわせるように距離をはかった追走。
続いてオレハマッテルゼも久しぶりに前に行く競馬。
蛯名騎手に乗り代わってESP発動(蛯名スペシャル=出遅れ:笑)が
心配されましたが、さすがに大舞台に慣れた騎手です。失礼しました(^^;
ただ、この馬は基本的に前傾ラップに弱いのでこのレースには決定的に不向きだと
考えられます。復調気配は感じますがここではきつかったですね。
サンアディユも無理には行きませんでしたが4番手を追走。
ナルトーンさんによると、音無調教師は前走後にこの馬を放牧に出す予定だったとか・・。
たしかに馬体は緩んでいたし、ピークを過ぎた気配がヒシヒシ。
その情報を知っていたら推しにくい馬だったと思います。
外枠のキングストレイルはやはりいつものような先行競馬が出来ず
置いていかれて中段後方。スズカフェニックスも後方4番手にまで下げる競馬と
なりました。重馬場の高松宮記念ではスッと6番手辺りにつける競馬をしていただけに
枠順と調子が武豊騎手をもってしてもどうにもならなかった感じですね。
前走より10kg馬体を戻したアグネスラズベリは予想通り押し込まれて
後方2番手・・・うーん、さすがにここまで下がってしまう時点で出来の悪さが
わかりますね。前走のマイナス体重のダメージからの回復は無理だった模様。
馬体は戻りつつあっただけに期待しましたが・・・サマースプリントとの
二兎を追ってしまったことが大きく響いてしまいました。
10ヶ月ぶりで▲20kgと苦しいメイショウボーラーが最後方を追走・・
蹄の状態は相当悪いようです・・・。
馬場が湿って滑るため、4コーナーでペースを落とすかと思われた
アストンマーチャンですが、中舘騎手はここでも上手くコーナーリング。
さすがは逃げの中舘騎手、ロスのない騎乗はお見事でした。
★過去の雨のスプリンターズSの4コーナー手前のラップ
04年 11.5 不良
06年 11.6 雨、良
07年 11.1 不良 ←今回
【07スプリンターズSの4コーナー】

後方の馬が詰め寄っていこうとした4コーナーでさらに突き放すアストンマーチャン。
レース後に中舘騎手が「セーフティリード」という言葉を口にしましたが
このことからも中舘騎手が逃げを得意とすることがわかりますね。
馬場状態、競馬場の構造から「物理的に後方の馬が届かない距離」というものが
存在するわけで、今回もそこをはっきり意識した騎乗だったと思います。
逃げるアストンマーチャンを追いかけるアイルラヴァゲイン。
しかし、差がなかなか縮まりません。
最内のプリサイスマシーンも懸命に追いますが今一歩伸びが足らず・・
馬場中央を突いて伸びてきたのはサンアディユ!
その外を追いかけてキングストレイル!
アストンマーチャンの背中で丸くなって懸命に追う中舘騎手。
顔を伏せ、後方との差を確認しながらなのでしょうか、
まったく前を見ることをせずに必死のゴール前!
結局そのまま押し切ったアストンマーチャン。
さすが強いと言われる3歳牝馬のエースの一角、というところですね(^^)
中舘騎手はヒシアマゾンのエリザベス女王杯以来となる13年ぶりのGⅠ制覇!
勝利者インタビューでの笑顔がとても印象的でした。
2着は大接戦となりましたが、出来落ちながらも強さを見せたサンアディユが
クビ差でかわして飛び込みました。
うーん、本調子ならもっと・・・。これからも大いに期待出来る馬だと思います。
アイルラヴァゲインは最後に一歩足らずの3着。
初のスプリント戦ながら外をまわして詰め寄ったキングストレイルが4着。
思った以上の強さを見せてくれました。
5着のタマモホットプレイは人気では最下位の馬。
今回は横山典騎手に騎乗依頼をしており、よほど出来がいいのかも・・とは
思っていましたが、最速の上がり(35.7)と好走を見せてくれました。
うーん、復活があるかもしれませんね。
※横山典騎手は騎乗停止により乗り代わり
★レース後のコメント
1着 7番アストンマーチャン(中舘英二騎手)
「後ろから瞬発力のある馬が来れる馬場ではないので、セーフティリードがあれば
大丈夫だと思っていた。馬が素晴らしく良く、落ち着いていた。
13年ぶりにGIを勝ちましたが、大きいレースを勝つ喜びを忘れていたので、
とても嬉しいです」
2着 6番サンアディユ(川田将雅騎手)
「ゲートは速くもないが遅くもなかった。スムーズに引っかからずレースができたが、
4コーナーの手応えが前回より悪かった。それでも直線よく詰めて頑張っている。仕方ない」
3着 1番アイルラヴァゲイン(松岡正海騎手)
「自分のイメージどおりのレースができました。
4コーナーで前がいい感じのレースをしていたので、自分から捕まえに行きました。
最後止まったのはその分かな。良馬場ならもう少しやれたと思います」
4着 16番キングストレイル(田中勝春騎手)
「スタートで少し置かれたね。外枠で馬場自体は大丈夫だったが、外々を周らされた。
反応して伸びてはいるが、外枠がキツかったね」
9着 15番スズカフェニックス(武豊騎手)
「追い出してからの反応がなかったね……」
10着 11番ペールギュント(上村洋行騎手)
「予想以上に体が減っていたね。良馬場で切れ味を生かす馬だし、
下が緩い上に前残りでは厳しいね」
アストンマーチャンには香港に向かう予定もあるようです。
今後に大きく期待したいですね(^^)g
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