けいけん豊富な毎日

2歳戦回顧(函館編3)  担【けん♂】

7月後半の2歳戦についてふり返っておきたいと思います。

函館競馬場

芝1200m

メジロアースラ】牝 ブラックホーク×(フォーティナイナー)
未勝利戦 1.11.9 上がり36.5
12.3-10.9-11.4-12.2-12.5-12.6(34.6⇔37.3)
同日に行われたレースとの比較
古馬500下  1.10.2 タイム差1.7
古馬1000下 1.10.6 タイム差1.3

ピエナエイム】牡 スペシャルウィーク×(Mr. Prospector)
未勝利戦 1.14.3 上がり37.3 不良
12.5-11.5-12.1-12.6-12.7-12.9(36.1⇔38.2)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.12.5 タイム差1.8
古馬500下 1.12.6 タイム差1.7

パラダイスプラム】牝 パラダイスクリーク×(ミルジョージ)
新馬戦 1.13.8 上がり36.5 稍重
12.7-11.9-12.4-12.2-12.2-12.4(37.0⇔36.8)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.13.4 タイム差0.4
古馬500下 1.11.5 タイム差2.3

メジロアースラは前半速めのペースで周りがバテたところを一気に
差しきって勝利。完全に脚色が違いますのでこのメンバーでは相当抜けていましたね。
さすがに後半に緩み過ぎているので、上位馬との対戦では位置取りの差で
遅れをとってしまいそう。能力面ではレース展開次第である程度頑張れそうな感じです。
あとの2頭は馬場状態が悪い中の勝利なので評価がしにくいですが
馬場が湿っていても前半のペースには本来そんなに影響しないもの。
それなのにこれだけスローに落としているのはレースレベル自体に大きく疑問です。
評価は保留・・・ですが残念ながら期待できそうな雰囲気はありません(失礼^^;)。

芝1800m

レディービスティー】牝 フジキセキ×(カーネギー)
新馬戦 1.54.7 上がり35.7
12.7-12.3-13.4-13.5-13.4-12.9-12.4-12.0-12.1(65.3⇔49.4)
前週に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.50.4 タイム差4.3
古馬500下 1.50.9 タイム差3.8

とてつもなく緩んだペースを5番手から差し切り勝ち。
前残りしやすいレース展開を差しきったように思えますが・・・
先行馬のレベルが低過ぎただけかもしれません。前の馬の脚が鈍り過ぎです(-_-;)
現状では勝ったことだけを評価。能力面での評価は先送り

ダート1000m

タマモラッシュ】牡 ワイルドラッシュ×(Comedy Star)
未勝利戦 1.00.5 上がり36.6
12.8-10.9-11.9-12.0-12.9(35.6⇔24.9)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.00.8 タイム差▲0.3
古馬500下 0.59.6 タイム差0.9

新種牡馬のワイルドラッシュ産駒、やはりダート血統のようですね。
スピードがあるタイプになりそうですがちょっと距離適性に不安が出てきた感じ。
この馬も距離短縮で勝利をあげたのが良かったのかどうか・・
使いながら良くなってきている感触はありますね。
末脚の伸びが出てきたので次走もそれなりに頑張れそうです。

★まとめ
次走に期待
・メジロアースラ

それなりに頑張れそう
・タマモラッシュ
・レディービスティー(微妙)

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参議院選挙の意味するもの  担【けん♂】

競馬の考察に入る前に簡単に今回の参議院選挙について。

まぁ結果は予想通り自民党の惨敗だったわけですが、
ここで覚えておかねばならないのが民主党の圧勝、ではないということだと思います。
もちろん数字的には民主党の圧勝ですけど、裏の意味では違うということ。

郵政選挙で小泉自民党が大勝したあとの街の声は「やっぱり小泉!」という感じで
小泉人気が急上昇。国民が小泉を後押ししていることがはっきりと感じられました。

しかし、今回の選挙後に聞こえる声は「自民党がダメだ」とか「安倍首相が・・」
というものばかりで「小沢は凄い!」とか「小沢を首相に!」みたいな声は
私の見た限りでは一切ありません。小沢の選挙戦略を褒める言葉はありましたが
小沢待望論などをぶち上げている人も見当たりませんね
(民主党内ですら小沢こそ国民が期待している首相候補だ、という声が聞こえません)

つまり今回の自民党の敗北は「自滅」ということ。
クリーンなイメージの安倍内閣の閣僚から噴出した疑惑や不用意な発言の数々。
これを民主党とマスコミが上手く煽ってイメージ低下を生んでしまっただけで
民主党が素晴らしいから票を伸ばしたわけではないと思われます。
自民党以外に投票する政党が民主党しかなかっただけ(笑)。
民主党も喜んでいるばかりではいられない状況だと思います。

今回の選挙が意味するものは実は「政治不信」「政治家不信」、
民主党が自民党のスキャンダルを追いかければ追いかけるほど
政治家全体に対する不信感、不安が増大していくということを
彼らはわかっているのでしょうか?
自らの尻尾を食べているウロボロスの蛇のように気がつけば自らをゼロに
してしまっているかもしれません。

足の引っ張り合いは小沢の得意とする戦略かもしれませんが
正直くだらないの一言。
悪口は誰でも言えること。
より良い法案を作るために建設的な関係を求む・・。

2歳戦回顧(小倉編2)  担【けん♂】

ブログ上ではどういう感じに思われているのかわかりませんが
なぜか初対面の方に「B型でしょ?」と訊かれることが多いです(^^;
「いいえ」と答えると「じゃO型だ」・・・いやいや違います(笑)
へー、AB型なの?」・・・あの違うんですけど。
え?まさかA型?!うそ~

はい・・・でもなんで“まさか”なんでしょうか?(-_-;)
まぁどうでもいいことですけど。

では7/21~29までに行われた新馬戦、未勝利戦について
見ていきたいと思います。

小倉競馬場

芝1200m

マイネレーツェル】牝 ステイゴールド×(サクラユタカオー)
新馬戦 1.10.0 上がり35.4
12.2-10.4-11.3-11.7-12.0-12.4(33.9⇔36.1)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.08.5 タイム差1.5
古馬500下 1.08.5 タイム差1.5

セントエドワード】牡 Street Cry×(Ascot Knight)
未勝利戦 1.10.0 上がり35.9 稍重
12.2-10.5-11.1-11.6-12.0-12.6(33.8⇔36.2)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.09.3 タイム差0.7
古馬500下 1.09.3 タイム差0.7

エーシンプリリード】牡 エイシンプレンストン×(アフリート)
新馬戦 1.10.0 上がり35.4 稍重
12.5-11.1-11.0-11.4-11.5-12.5(34.6⇔35.4)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.09.3 タイム差0.7
古馬500下 1.09.3 タイム差0.7

ハンターキリシマ】牡 サイレントハンター×(トニービン)
未勝利戦 1.09.8 上がり36.0
12.0-10.7-10.9-11.5-11.8-12.9(33.6⇔36.2)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.08.6 タイム差1.2

メイショウヨリトモ】牡 マンハッタンカフェ×(Danzig)
新馬戦 1.09.2 上がり35.0
12.1-10.6-11.1-11.4-11.8-12.2(33.8⇔35.4)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.08.6 タイム差0.6

オースミマーシャル】牡 ダンスインザダーク×(End Sweep)
未勝利戦 1.09.5 上がり35.4
12.0-10.8-11.2-11.5-11.7-12.3(34.0⇔35.5)
同日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.09.6 タイム差▲0.1
古馬500下 1.08.7 タイム差0.8

どの馬も古馬との比較でだらしない走破タイム(失礼^^;)。
大物感のある印象はありません。
※オースミマーシャルは古馬未勝利戦を上回っていますが
 これは未勝利戦の方が遅過ぎるだけですね。
 前日の未勝利戦との比較では0.9差と大きく離されています。

なかでは前半のペースの割には末脚がしっかりしている
メイショウヨリトモが一応評価できそうです。

芝1800m

キャプテントゥーレ】牡 アグネスタキオン×(トニービン)
未勝利戦 1.50.4 上がり35.0
12.7-11.4-13.4-13.3-12.6-12.0-11.4-11.6-12.0(63.4⇔47.0)
前日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.48.1 タイム差2.3

マイネルアトレ】牡 ゴールドアリュール×(サクラユタカオー)
新馬戦 1.49.6 上がり35.2
12.6-11.4-12.6-12.9-12.7-12.2-11.6-11.7-11.9(62.2⇔47.4)
前日に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 1.48.1 タイム差1.5

私のPOG馬ジャングルゼットが出走した未勝利戦で勝ちあがったキャプテントゥーレ
前評判が非常に高い馬だけに今後に期待がかかりますが・・・
今回は超スローペースに落として逃げ切ったレース。
残念ながらこの内容のままでは先につながるものは感じられません。
走破タイムは8着となった新馬戦より0.1遅い時計
成長してくるとしたらまだ大分先のことになりそうです。
マイネルアトレも逃げ切り勝ち。キャプテントゥーレよりは
前半のペースが速い分、現時点での完成度は上という感じですが
古馬との比較でもかなり内容面に乏しいと言わざるをえません。

ダート1000m
キンシニューストン】牡 ヘクタープロテクター×(アルカング)
新馬戦 0.59.2 上がり35.8 重
12.4-10.9-11.6-11.9-12.4(34.9⇔24.3)
前週に行われたレースとの比較
古馬未勝利戦 0.57.5 タイム差1.7 不良
古馬500下 0.58.0 タイム差1.2 不良

古馬との比較では全然話になっていませんが過去に行われた
2歳戦の中では歴代2位のタイム。
単純に小倉ダート1000mの2歳戦から過去に大物が出ていない
ということかもしれませんね(^^;
現時点では評価は保留としますが、大物である可能性は相当低いかと。

★まとめ
次走にかすかに期待
・メイショウヨリトモ

キングジョージS(あれから1年・・)  担【けん♂】

ハーツクライがキングジョージSに挑戦したのがまだ昨年の話なんですよね・・。
なんか凄い前のような気がしてしまっています(^^;

※昨年のキングジョージSについての記事は→ココ
 レース映像は→ココ

当時中心だったハリケーンラン、ハーツクライは引退、
エレクトロキューショニストは残念なことにすでにこの世にありません。
凱旋門賞でぶつかったディープインパクト、シロッコも引退しています。
この一年でガラリと勢力図が変わったなぁと改めて感じますね。

今年のキングジョージSは昨年の6頭立てに続き7頭立てと少頭数。
ガネー賞レコード勝ちを含むGⅠ3勝をあげているディラントーマス
2倍台で1番人気です。
前走のプリンスオブウェールズSではマンデュロと凄まじいマッチレースの末
惜しくも2着(記事、レース映像は→ココ
残念なレースが続いているだけにここでは勝っておきたいところです。

2番人気はコロネーションCを制したスコーピオン
この馬もハリケーンランなどと同じモンジュー産駒です。
ヨーロッパでのモンジュー産駒の活躍は凄まじいですね(^^)g

他にもスコーピオンと激戦を繰り返しているマラーヘル(昨年のキングジョージ5着)
なども人気の1角です。

実績面でもディラントーマスがちょっと抜けた存在という感じのメンバー。
果たして結果は・・・

スタートから前に行ったのはスコーピオン。
外枠からスッと被せるとそのままハナを切ってレースを引っ張りました。
かなり落ち着いたペース。
ディラントーマスは中段の外を追走、ほぼ一団となって淡々と進んでいきます。

なかなか前を譲らないスコーピオンですが4コーナー手前でマラーヘルに
被せられて力尽きた感じ。
そしてその外からグイ、グイ、と詰め寄って行くディラントーマス
力強い手応えで先頭に立つと後は離す一方!
ディラントーマスの後ろにくっついて上がって行ったユームザイン
集団から抜け出すことには成功しますが、タタソールズゴールドCで
4馬身離されたディラントーマスとの差は今回も縮まることはありませんでした。

優勝はディラントーマス
これでGⅠ4勝目、今年に入ってからは3-2-0-0と素晴らしい安定感ですね。
今後は凱旋門賞を最大の目標とするとのこと。
日本馬にとって強力なライバルになりそうです(^^)g
2着のユームザインは凱旋門賞を目指すみたいですね。
中堅どころというイメージですが高いレベルで安定している馬なので軽視はできません。

キングジョージ結果】アスコット競馬場2400m 稍重
1着 Dylan Thomas(ディラントーマス)牡4  2.31.1  
2着 Youmzain(ユームザイン)牡4       4馬身
3着 Maraahel(マラーヘル)牡6        31/2馬身


キングジョージSレース映像は→ココ        

今週の展望(2歳重賞の行方・・・)  担【けん♂】

今週の2歳戦は下記の2レース。
・函館2歳S(函館1200m:GⅢ)
・フェニックス賞(小倉1200m)


函館2歳Sにはマリーゴールド賞を制したハートオブクィーン
地方から参戦。
スピード能力が高いアイリスもレア、ルミナリエなどの巻き返しも
非常に楽しみです。

函館2歳S登録馬
アイリスモレア
アポロフェニックス
イイデケンシン
エイブルベガ
ジョイフルスマイル
ディープキッス
ナムラブレイブ
パラダイスプラム
ベストオブミー
ホウザン
マイネブリッツ
ルミナリエ

地方馬
ハートオブクィーン

フェニックス賞とともにこれまでの新馬戦をふり返りながら
力関係を確認して考察していきたいと思います。

今週は新馬戦のまとめとこの2レースを中心に考えていこうと
考えています。
今のところ今年の新馬はかなり小粒な印象もあるんですが・・・(^^;
今後に期待できる馬は現れるでしょうか。

古馬重賞は
・関屋記念(新潟1600m:GⅢ)

が行われます。こちらもなかなか楽しみなレースになりそうですね。
2歳戦の考察の進行具合によりますがなんとかまとめていきたいと思います。

ドラゴンウェルズ、ショウナンタキオンが除外予定というのがちょっと残念(^^;

今週も頑張って考察していきたいと思います(^^)/

小倉記念回顧   担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)が終わりました。
今週は晴天に恵まれて、馬場状態はかなり良い様子でしたが
先週までの雨の影響で多少馬場の内側が荒れているとのこと・・。

予想は→ココ

結果は・・・
1着○サンレイジャスパー   1.58.7  上がり34.7
2着△ニホンピロキース      1馬身
3着 アラタマサモンズ

6着×ホッコーソレソレー
8着▲アップドラフト
11◎メイショウカイドウ

※全着順は→ココ

レース前に「引き離して逃げたい」と語っていたニホンピロキースに騎乗の
赤木騎手ですが・・・ハナを切ったのはニルヴァーナでした(笑)
続いてアラタマサモンズ・・・ニホンピロキースは3番手に控えています。
行きたがる様子を見せるニホンピロキースの手綱をグッと引いて
抑える赤木騎手
(爆)事前のコメントはやはりブラフだったようです(大迷惑)。

アップドラフト、ヴィータローザも少々前につける競馬。
サンレイジャスパーがそれに続いています。

先行気味に行くことを期待したメイショウカイドウは休み明けで▲10kg・・
体調面が思わしくない分なのか、今回は追走するのが精一杯。
後方に待機となりました。スウィフトカレントも前回と同じく後方から・・
最後方にホッコーソレソレーという展開。

12.4-11.2-11.3-12.6-12.1-12.0-11.8-11.6-11.6-12.1
59.6⇔59.1)

ニホンピロキースが逃げることを想定していたため、前傾ラップになると
考えていましたが・・・思わぬ裏切り(笑)にあって前半はスローペース
後半に徐々にペースが上がっていくという昨年と同じ感じのラップになりました。

3コーナーを過ぎて徐々に各馬が仕掛けを開始。
馬群はグッと縮まっていきました。
ヴィータローザ騎乗の上村騎手の手が盛んに動いているのが非常に目立ちました。
どうも調子が良くない様子・・・サマーシリーズを見ていく上で覚えておきたい点かも。

4コーナーを曲がって直線へ!
最内にニルヴァーナ、並んでアラタマサモンズそしてニホンピロキース、アップドラフト!
一瞬4頭が横並びになりますが、内から外に出した赤木騎手の体勢が崩れて
ニホンピロキースが失速
、アップドラフトも前走同様ここから伸びていけません。

体勢をなんとか立て直して必死で追いかけるニホンピロキース
あっという間に引き離された2馬身差を詰めて、詰めて・・・とうとう
かわして先頭へ!

しかし、コーナーでは先頭から8番目、およそ7、8馬身差の位置から
サンレイジャスパーが馬場の外を通ってもの凄い手応えで猛追!
やっとのことで先頭に立ったニホンピロキースをかわして重賞初制覇
なりました。

馬体の状態が非常にいいと判断した2頭のワンツーフィニッシュ
体調がレースに影響しやすい時期だけに、状態面の確認が大事だと
改めて感じさせられるレースとなりましたね(^^)

レース後のコメント
1着 サンレイジャスパー 佐藤哲三騎手
「これまでどうしようもない悔しさのレースが続いていた分、今日は本当に勝てて嬉しいです。
道中は今日は考えることなく、馬がつれていってくれた感じでした。
直線も反応よく力強く伸びてくれました。
サマー2000シリーズを今年は狙っているので頑張りたいですね」

2着 ニホンピロキース 赤木高太郎騎手
「折り合いはしっかりつきました。でも前にいけませんでしたね。ズブくなっているようです」

3着 アラタマサモンズ 芹沢純一騎手
「ペースが落ち着いてくれたのが良かったですね。雨が降ったらもっと走ると思います。
でも思いのほか走りましたね」

・・・おいおい?(=゚ω゚)ノ 赤木騎手、手綱絞ってましたけど?

今回のレースのポイントは前残り
小倉競馬場は非常に差しがききにくい構造となっていることがある程度
証明された形になったと思います。(2~4着は先行馬
後方から差せたのは末脚で大きく上回った1頭だけ。
5~7着の馬はかなりの手応えで後方から突っ込んでいますが届いていません。

今後につながるレースが出来たのは上位2頭。
サンレイジャスパー、ニホンピロキースは体調を崩さない限り
サマーシリーズでは引き続き期待できそうです。

アラタマサモンズは軽斤量が活きた感じです。
ハンデがなくなればまだ何枚か足りない印象。

ヴィータローザ、スウィフトカレントにはかなり疲労感を感じました。
メイショウカイドウも今期はちょっと好走を期待出来そうもありませんね。
休み明けでこの馬体では次走も回復は厳しそうです。

サマーシリーズはどうなっていくのか・・・次回に活かしていきたいものです。

小倉記念最終予想  担【けん♂】

小倉記念の予想に入りたいと思います。

              【出走枠順】
07小倉記念出走表


これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
有力馬抽出→ココ
ペース適性分析→ココ
展開分析1→ココ
追い切りについて→ココ
展開分析2→ココ
斤量負担分析→ココ
展開想定→ココ

展開を握るのはニホンピロキース
前半からペースを上げていく前傾ラップの逃げ馬です。
前半1000mを57~58秒台、大逃げを打つなら57秒前半くらいかもしれません。
このペースへの適合性の高い馬は重視したいところ(ペース適性分析参照)。

小倉2000m自体は圧倒的に先行有利なレース
4コーナーで3番手以内にいる馬連対率75%複勝圏まで考えると
6番手辺りにいる馬までが馬券対象と考えて良さそうです。

直線が短い上に内側の馬場が傷んでいる状態の小倉競馬場。
コーナーで内を突くのは厳しそうです。外を回らされるロスがある馬は厳しいですね。
騎手の腕、位置取りなどが大きく影響するレースになりそうです。

今回の予想
◎メイショウカイドウ
○サンレイジャスパー
▲アップドラフト
△ニホンピロキース
×ホッコーソレソレー

メイショウカイドウは前半が57~58秒というレースで3-2-0-1
素晴らしい良績を残しています。休み明けということが大いに気になりますが
鉄砲駆けのきく馬なのであまり問題ないと考えたいところ(^^;
斤量負担も馬体重との比率で言えばまったく問題ないでしょう。
位置取り、コース適性などもどれも上位クラス。
鞍上の武豊騎手も復調傾向であることが力強いですね。

サンレイジャスパーは馬体の状態が良く、力を発揮できると思います。
末脚に力がある馬ですが佐藤哲騎手は臨機応変にある程度前で競馬をするなど
騎乗方法を変えてこれるので、その点でも高評価。
ハイペースに強いわけではありませんが連対までは充分にある馬なので
頑張ってもらいたいです。

アップドラフトは先行しつつ、末脚を伸ばす馬。
屈腱炎から復調しているのであれば軽斤量を活かして突っ込んできても
おかしくありません。馬格的にも能力的にも最も斤量の恩恵を受けそうな馬です。
前走では見所無くズルズル下がってしまったわけですが調教の状態は
かなり良かったので今度こそ最後まで脚がもつかも・・。

ニホンピロキースは相変わらず馬体の状態が良く、期待出来そうですね。
後方の馬の仕掛けが少しでも遅れたらすんなり逃げ切ってしまう可能性もあります。
脚質的には最後は粘りこむタイプなので連下、3着候補として
押さえたい馬だと思います。4コーナーでどれほど後続を離せるかと、
末脚を残せるか
が全て。赤木騎手の騎乗に注目です。

ホッコーソレソレーは基本的にはテン乗りの騎手の場合は割り引きたい馬
末脚にキレ味があるタイプですが使える脚は一瞬なので、直線が短い小倉は
逆に合うかも。前半が速いペースにも強く、タイミングがハマれば侮れない1頭だと
思います。
平坦な直線でのキレ味はメンバー中でも上位クラス
楽しみにしたいと思います。

このほかでは・・・
ヴィータローザ、ニルヴァーナは3着候補として押さえようか迷う馬です。
両馬とも馬体の状態がイマイチなど不安がありますので
果たしてどこまで頑張れるのでしょうか・・・。

多少傷みがあるとはいえ、かなりの高速馬場となっている小倉競馬場。
前が止まらないレースになりそう・・・?
昨年に引き続きレコード決着があるかもしれません。(^^)/

小倉記念(展開想定)  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)についてまとめていきたいと思います。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
有力馬抽出→ココ
ペース適性分析→ココ
展開分析1→ココ
追い切りについて→ココ
展開分析2→ココ
斤量負担分析→ココ

ざっとおおまかな位置取り順に並べてみると

【逃げ】
ニホンピロキース

【先行、好位追走】
メイショウカイドウ
アラタマサモンズ
アップドラフト


【中段前】
トリリオンカット
ニルヴァーナ
サンレイジャスパー


【中段後】
ホッコーソレソレー
タガノデンジャラス
ヴィータローザ


【後方】
ソリッドプラチナム
スウィフトカレント


こんな感じでしょうか(^^;レースの進行により、位置取りは変わっていくので
大体のイメージとして掴んでおきたいと思います。

今回は赤木騎手が大逃げ打つかも・・とのコメント。
もちろんブラフかもしれませんが(笑)この馬に関しては前傾ラップを刻むタイプである
だけに現実味があります。
本質的にはこの馬にとって、1ハロン長い感じがする2000m
ペース配分が非常に重要になりそうです。
スタートで離して、距離を取ってからある程度ペースを落ち着けて後半に備える
ことが出来れば・・・小倉なら逃げ切ることも可能かと。

後方の馬はどのような意識を持ってニホンピロキースを逃がすかも大きな問題。
マーメイドSでもシェルズレイが後続を8馬身ほど突き放す大逃げをしましたが
このときの武豊騎手のコメントが
★ディアチャンス(武豊騎手)
「前は飛ばしていましたが、速すぎると思っていたので気にはなりませんでした。」


というものでした。体感スピード感覚に非常に優れた能力を持っている武豊騎手。
メイショウカイドウをどのようなペース配分でもっていくか、非常に興味深いですね。

たとえば宝塚記念のように、暴走ペースにもかかわらず後続の馬が離されまいと
集団で追いかけていく展開もあれば、06オークスのように暴走した馬には
行かせるだけ行かせて、その後方で淡々とアサヒライジングが自分のペースで
ラップを刻むという展開もあります。
後方でお互いが牽制し合ってしまえばスイスイとニホンピロキースが
行き切ってしまうかも(^^;

ある程度速いペースで行ったとしても、後半が緩くなるのが
これまでのニホンピロキースの作る展開。
3コーナーから直線に向けての下り坂のカーブで馬群はグッと加速開始。
かなり縮まった状況になりそうです。

小倉競馬場は雨での開催が続いたために4コーナーの内側がかなり傷んでいる模様
先行馬は内側をポッカリ空けて直線に入っていくことが想定されます。
後続の馬はその外を回らされるわけで・・大きなコースロスが出てきそう。
昨年はこの展開で内を突いたスウィフトカレントが突き抜けましたが
馬場が傷んでいるのであれば・・・内に突っ込んだら自滅かもしれません。

コーナーでスムーズに先頭を見て走れる馬、先行脚質の馬が展開上
有利になるのではないでしょうか。

小倉記念(斤量負担分析)  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)について見ていきたいと思います。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
有力馬抽出→ココ
ペース適性分析→ココ
展開分析1→ココ
追い切りについて→ココ
展開分析2→ココ

出走馬が決まったところで今回の斤量負担について見てみたいと思います。

20070727141252.gif

うーん、表の右側の線が切れてしまいました・・・なかなか難しいですね(^^;

斤量負担に関してはこれまでと同様、馬体重との比率を参考にしたいと思います。
※斤量負担に関する考え方は【ガラスの競馬場】様のメルマガ「馬券のヒント」を
 元にしています。

危険水域と考えられる12%を超える馬は下記の3頭。
・タガノデンジャラス
・スウィフトカレント
・ソリッドプラチナム


※前走の体重を元に算出しているので今回の馬体の増減によって
 微妙に変わってくることになります。当日の増減にも注意したいところ。

スウィフトカレントは昨秋の天皇賞秋で58kgを背負って2着
ソリッドプラチナムは前走で53kgを背負って3着に飛び込んできており
問題なくこなせる範囲と考えて良さそうです。

メイショウカイドウ59.5kgはたしかに厳しい斤量負担ですが
実質的には11.5%とまったく問題ない数字。
体調さえ戻っていればおそらくこなせると思われます。

前走で勝っているにもかかわらず、斤量負担が大きく下がっている
ニルヴァーナ、アラタマサモンズ、そして・・
馬格的にはメイショウカイドウと並ぶ(518kg)アップドラフト
54kgは相当有利な数字だと思います。

ざっと見て今回は斤量負担で苦しみそうな馬はあまり見当たらない印象。
恩恵を被りそうな馬は
アップドラフト(格から言えばこの斤量は相当有利)
アラタマサモンズ(デビュー以来最低斤量)
ニルヴァーナ(前走で勝っているだけに・・)
サンレイジャスパー(今年のレースでは最低斤量)
ニホンピロキース(金鯱賞では57kgで5着)

辺りまでだと思われます。

小倉記念(展開分析2)   担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)について考えてみたいと思います。

レースの特徴を見るために小倉2000mで行われたレースについて
走破タイムが速いほうから20レースを取って内容を見てみます。

小倉2000mの4コーナーでの位置取りと順位の関係
       1着   2着   3着
1~3番手 70%  75%  50%
4~6番手 15%   5%  45%
7~9番手 10%  15%   5%
10番手~  5%   5%   0%

やはり想像していたとおり、極端に先行有利です。
連対圏で見ると70%以上が1~3番手につけた馬で決まっており、
逃げ馬、それに追走していく形の馬については馬券対象から外すのは危険かも。
複勝圏まで手を広げるとちょっと様相が変わって6番手までは
充分に馬券対象
と見て良さそうです。

小倉競馬場は函館と同じく、直線に向かって下り坂を駆け下りる構造
直線は平坦で短い(293m)です。
ニホンピロキースのような前傾ラップで行く馬にとっては
消耗した後半に下り坂で勢いの後押しを受けれることはプラス材料になりそう。
直線に上り坂がないのも余力で走り抜けるには向いていると
考えられます。
先行馬に有力な馬がいない場合は別ですが、前の馬の脚が止まらない展開になると
後方から差し切るのは・・・厳しいと考えられますね。
スウィフトカレントが昨年の再現をするのには赤信号点滅・・・?

小倉競馬場における上がり3ハロン0.1秒違うとおよそ0.34馬身差
違ってくる計算。
4コーナーで先頭から3馬身半差がついていれば先頭の馬より約1秒速い
末脚
を使わねば追いつきません。

昨年の小倉記念でニホンピロキースが使った末脚は34.9でしたが
このときは追い込み脚質だったために、脚質転換した現在は
もう少し時計がかかることが想定されます。
昨年の逃げ馬、コンゴウリキシオーの上がり3ハロンは35.8(5着)。
果たして今年の逃げ馬はどのくらいの末脚を使えるのでしょうか・・。

ちなみに上のデータで取った20レースの内、コーナーを先頭で回った馬で
連対した馬の末脚の平均は35.7でした。
しかし非常に大きなポイントとして・・・

・逃げ馬が連対している場合はそのレースで最速の末脚
 もしくは勝ち馬と平均0.4秒差程度の末脚を使えている。


ということがあります。
つまりただ単に逃げてコーナーで先頭にいるだけでなく、
かなりの末脚を使えていなければならない・・・ということですね。
うーん、そうなると「逃げて差す」タイプではなく「逃げて粘る」タイプの
ニホンピロキースはかなり頑張らないと苦しいかもしれません。

展開、レースの質から考えると有力なのは好位から末脚を伸ばせる馬であることは
間違いなさそうです。

小倉記念(追い切りについて)  担【けん♂】

小倉記念の追い切りについてふれておきたいと思います。
回避馬が出て12頭立てになりましたね。
有力どころではサンバレンティンの回避があります(札幌記念に向かう見込み)
頭数が減っただけに絞り込んだ予想にしなければ・・・(^^;

栗坂良
サンレイジャスパー 助手
51.1-38.1-12.8 一杯

アップドラフト 助手
51.2-36.9-12.5 一杯

ヴィータローザ 上村
52.1-38.3-13.3 一杯

トリリオンカット 生野
52.5-38.1-12.8 強目

ホッコーソレソレー 助手
53.0-38.6-12.7 強目

メイショウカイドウ 助手
53.9-38.8-12.8 一杯

スウィフトカレント 助手
54.2-39.1-12.7 強目

全体的に物足りない時計」と陣営が語ったメイショウカイドウ
馬場状態があまり良くなく、末脚が伸びない状態だったことも影響ありそう。
そのメイショウカイドウよりも物足りない時計をだったスウィフトカレント
陣営は強気ですが、馬体に覇気が感じられなかっただけにこの動きは少々不安
目に付くのはアップドラフトの上昇ぶりでしょうか。
前走は最後に脚が止まってしまいましたが、今回は長い脚をキッチリ使って
最後まで伸び切っています。屈腱炎からの回復、激走があるかも?
サンレイジャスパーも最後もう少し伸びて欲しいところですが時計的には充分かと。
ヴィータローザは1頭だけ木曜追い。併走馬に先着は許さなかったものの
終いの鈍さが気になります。調教でも最初から飛ばすと脚が上がる・・と
陣営が言っているだけに前傾ラップはあまり合わないのかも

栗CW良
ニホンピロキース 赤木
76.9-63.7-50.8-38.4-12.7 一杯

ニルヴァーナ 助手
79.5-64.6-50.3-36.9-12.0 一杯

アラタマサモンズ 助手
81.3-66.4-52.5-38.5-12.4 一杯

タガノデンジャラス 助手
83.0-68.0-53.4-39.3-11.6 直線一杯

ソリッドプラチナム 助手
83.1-66.1-51.3-38.4-12.5 一杯

ニホンピロキースは他馬に絡まれて予定外の激走
調教を見ても前傾ラップの馬だということがよくわかります。
ここで強く追ったのがどうでるか?
疲れが残るようなら逆効果ですが・・・

ニルヴァーナはグレイトジャーニーの1週前追い切りに付き合う形で
強く追っています。長く良い脚を使っている上に終いもキッチリキレており
出来は上々。侮れない馬だと思います。
タガノデンジャラスも終いのキレは戻ってきていますが
相当ゆったり行ってのものなので実際のレースではどうでしょうか・・?

小倉記念(展開分析1)  担【けん♂】

先週までの小倉競馬場は週末に雨に見舞われ、稍重~重馬場での開催続き・・。
しかし、梅雨も明けて今週は晴天続きなので今度こそ良馬場での
レースを期待できそうです(^^)

小倉記念(小倉2000m)について考えてみたいと思います。

まずは馬場状態について。
過去に稍重~不良馬場で行われた小倉2000mは214レース
先週までに行われた小倉2000mのレースの走破タイムは
古馬500万下 1.59.2重 (歴代 2位/214回)※開幕週
3歳未勝利戦  2.00.3重 (歴代 6位/214回)※開幕週
3歳未勝利戦  2.01.8稍重(歴代25位/214回)※2週目
3歳未勝利戦  2.02.2稍重(歴代34位/214回)※2週目

レースの格から言ってもどのレースもかなり速めの時計ですね。
この点から考えてみても馬場状態は相当良いと見て良さそうです。
雨続きで多少ダメージがあった模様ですが、今週どこまで回復してくるか・・。

馬場状態が良いとなると昨年と同様の高速決着も考えられます(昨年はレコード)。
06小倉記念結果
1着スウィフトカレント 1.57.8
2着ヴィータローザ    11/4
3着ニホンピロキース   11/4
4着サンレイジャスパー   クビ
5着コンゴウリキシオー   クビ
6着メイショウカイドウ   ハナ

昨年のメンバーの上位6頭の内、5頭が今回も出走予定。
これらの馬は引き続き好走が見込まれます。
変わった点というと斤量でしょうか・・・後で改めて考察する予定ですが
この5頭で見てみると
スウィフトカレント  55.0→58.0kg
ヴィータローザ    57.5→57.0kg
ニホンピロキース  54.0→54.0kg
サンレイジャスパー 51.0→53.0kg
メイショウカイドウ  59.5→59.5kg

大きく増えたのがスウィフトカレント・・・ですが天皇賞秋では
58kgで2着
に来ていますのでこなせる斤量だとは思います。
サンレイジャスパーも近走は54~56kgで走っていますので
斤量負担は軽くなったと考えて良さそう。
負担斤量が変わらないニホンピロキース、軽くなったヴィータローザ
恵まれたと言っていいと思います。
メイショウカイドウは・・・可哀想ですがこれで頑張ってもらうしかない
という感じ。59kgまではこなしているのでギリギリなんとか・・(涙)

昨年の小倉記念のラップと競馬場の構造が似ていると考えられる
金鯱賞(中京2000m)とを比較してみたいと思います(回り方は逆ですが:笑)

06小倉記念 1.57.8
12.4-10.9-11.4-12.4-11.9-11.7-11.8-11.8-11.7-11.8(59.058.8

07金鯱賞  1.57.2
12.3-10.6-11.0-12.0-11.7-11.6-12.0-12.1-11.8-12.1(57.659.6
2着スウィフトカレント
4着ヴィータローザ
5着ニホンピロキース
8着タガノデンジャラス

ニホンピロキースが引っ張った金鯱賞の前半1000mは
かなり緩みのない速いペース。
小倉記念でコンゴウリキシオーが作ったペースは微妙ですが後傾ラップ
なっているのに対し、明らかに前傾ラップとなっているのがわかります。
同じ逃げ馬でも本質(脚質)は違いますね。
金鯱賞では57kgの斤量を背負い、末脚が36.5と鈍ってしまったニホンピロキースですが
今回は54kgとなってどこまで粘れるか・・。
このときのスウィフトカレントの差は2.5馬身、中京競馬場における
上がり3ハロンに換算するとおよそ0.6秒・・・
つまり35.9の末脚が使えれば逃げ切りは可能(机上の計算^^;)
ということになります。
※小倉競馬場は中京競馬場よりさらに直線が短いのでもう少し余裕が
 あると考えられます。

前傾、後傾どちらのラップでも上位にきているスウィフトカレント
勝ち味は薄いですが上位に粘りこむヴィータローザ
斤量優位になって逃げ粘ることに期待したいニホンピロキース
この辺りは大分拮抗した力関係となりそうですね。
当日の体調や微妙な騎手の駆け引きでも上下の差が変わってきそうです。

小倉記念(ペース適性分析)   担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)について考えてみたいと思います。

今回のレースのポイントとなりそうなのが前半のペース
逃げ馬としてニホンピロキースが出走するため、前半1000mのペースは
おそらく57~58秒台
が想定されます。

前走ではストーミーカフェとの競い合いを避けたのか、相手にペースを
合わせる格好になり前半を59.8というスローで行きましたが
本来は前半から速いペースで行きたい馬です。

まずは前半1000mの通過タイム着順との相関係数を取って
ペース適性を見てみたいと思います。
データは過去のレースから【良馬場(雨を除く)で行われた芝レース】を
抽出してみました。

1000m通過タイムと着順の相関係数
※±1.0に近いほど関係が強い

ニホンピロキース   0.4 (ペースが上がるほど順位が上がりやすそう)
メイショウカイドウ  0.4 (ペースが上がるほど順位が上がりやすそう)

ホッコーソレソレー  0.2
スウィフトカレント   0.1
グランドサファイヤ  0.1
ヴィータローザ   -0.0
アップドラフト    -0.1
サンバレンティン  -0.2
トリリオンカット   -0.2
アラタマサモンズ  -0.3
イアオニードル   -0.3
タガノデンジャラス -0.3
サンレイジャスパー -0.4 (ペースが上がるほど順位が下がりやすそう)
ソリッドプラチナム -0.4 (ペースが上がるほど順位が下がりやすそう)
ニルヴァーナ    -0.4 (ペースが上がるほど順位が下がりやすそう)
フサイチギガダイヤ -1.0 (ペースが上がるほど順位が下がる)


確定的にペースが上がるほど良い、とまでの数値は出てきませんでしたが
ニホンピロキース、メイショウカイドウは有力視できそうです。

次に実際に前半を57~58秒台で走ったレースについて抜き出して
平均順位着順を見てみたいと思います。

小倉記念ペース分析】※平均順位順
20070725173941.jpg


初めてエクセルデータを貼り付けたので見えにくいかもしれません。
※もし見れないようならお手数ですがご一報をお願いしますm(__)m

こちらの方が現実に即したデータになるかもしれませんね。
アップドラフト屈腱炎発症前に走ったもので1走だけなので
信頼度に欠けますが能力的にはペース適性があったと考えられます。
能力が戻ってきていれば・・・。
明らかに有力なのはメイショウカイドウ
ペースが速くなれば一層能力を発揮してくる傾向にあることがわかります。
安定感も抜群です。
ニホンピロキース、スウィフトカレント、ホッコーソレソレーも侮れない数字。
サンバレンティンも有力視出来そうですが他の要因での失速が怖いですね。

平均順位で4.0を超えてくるとレースでは強く推せない存在になると思われます。
調子などを見極めた上で2~3着の押さえと考えた方が良さそうです。

ニルヴァーナは良馬場では57~58秒台の経験がないですが
前走は重馬場で58秒台で走っており(1着)ハイペース適性が
ないわけではなさそうです。

★まとめ
【ハイペースに強く期待出来る馬】
メイショウカイドウ

【ハイペース適性が高そうな馬】
ニホンピロキース
スウィフトカレント
サンバレンティン
ホッコーソレソレー


【2、3着の押さえまで?】
ヴィータローザ
サンレイジャスパー


【注意が必要かも・・】
ニルヴァーナ
アップドラフト

騎手の能力値(7/22まで)  担【けん♂】

騎手の能力値について見ていきたいと思います。

前回調査→ココ

調査対象騎手に佐藤哲、石橋守騎手を加え25人としました。
一覧にすると見にくい感じなので今回も前回同様に各項目別に
ベスト5、ワースト5
を見てみたいと思います。

チェック項目は・・・
複勝圏支持率(いい馬に乗っている騎手)
複勝圏支持達成率(3番人気以内の馬を3着以内にキチッと持ってくる信頼度
1着率(3番人気以内に推された場合のうち、1着が占める割合
穴馬率(4番人気以下の馬を3着以内に持ってくる豪腕度
騎乗回数(良く働いている騎手:笑)

★調査対象騎手(25名)
安藤勝、岩田、武豊、横山典、柴田善、蛯名、福永、後藤、松岡、四位、川田将、
鮫島良、吉田隼、藤岡祐、藤田、武幸、田中勝、吉田豊、北村、幸、中舘、小牧、
秋山、佐藤哲、石橋守


1)複勝圏支持率ランキング
ベスト5
         今回    上昇P 前回
 1位 武豊  77.1%   +3.6(2位)
 2位 安藤勝 75.8%   +0.8(1位)
 3位 藤田  58.5%  +11.1(5位)

 4位 横山典 58.1%   ▲4.2(3位)
 5位 岩田  56.8%   +0.9(4位)

ワースト5
21位 北村  22.5%   ▲0.6(19位)
22位 佐藤哲 21.4%    初
23位 吉田豊 19.4%   +1.6(22位)
24位 藤岡祐 17.0%   +1.0(23位)
25位 石橋守 12.2%    初

有力騎手の支持率は上がっている傾向。横山典騎手が下がっていますが
その他は軒並み上昇。武豊騎手は得意の小倉で支持率アップという感じですね(^^;
前回調査で好調だった藤田騎手への支持も大幅にアップしています。
好調だということを馬券を買う側も意識した結果だと思います。

逆に支持率の低さでは石橋守騎手がダントツの数字(涙)。
メイショウサムソン以外では期待出来ない・・ということでしょうか。
ナムラマースを降ろされた藤岡祐騎手も支持率は相変わらず低いですね(-_-;)

2)複勝圏支持達成率ランキング
ベスト5
 1位 岩田  60.5%  ▲2.6(1位)
 2位 後藤  59.7%  ▲1.4(3位)
 3位 安藤勝 58.9%  ▲0.8(5位)
 4位 田中勝 58.7%  ▲1.5(4位)
 5位 藤田  58.7%  ▲4.3(2位)

ワースト5
21位 幸   46.8%
22位 石橋守 46.7%  
23位 川田  45.7%
24位 中舘  45.5%  
25位 吉田隼 45.3%

支持達成率の高い5名の顔ぶれは変わっていませんが微妙に順位が変わっています。
藤田騎手の確変?は終了気味(笑)他の騎手も軒並み達成率が下がっているという
結果となりました。それでも60%を維持し続けている岩田騎手は凄いです。

支持達成率では武豊騎手が52.0%(前回49.7%)と大きく数字を
伸ばしてきています。今回調査期間(6/17~7/22)だけで言えば
58.1%という高い達成率を記録。上位ランク騎手が数字を落としている中で
考えれば今もっとも好調な騎手と言っても良さそうですね。
とうとう本領発揮し始めた武豊騎手・・・要注意です(^^)g

3)1着率ランキング
ベスト5
 1位 四位  31.8%   +0.1(2位)
 2位 安藤勝 30.6%   ▲0.6(3位)
 3位 佐藤哲 30.4%     初
 4位 田中勝 26.7%   ▲5.5(1位)
 5位 藤田  26.5%   ▲0.2(4位)

ワースト5
21位 北村  13.6%
22位 石橋守 13.3%
23位 福永  13.2%
24位 川田  11.8%
25位 吉田豊 11.3%

上位陣では軒並み1着率を下げている中、微妙にですが数字を伸ばしている
四位騎手がランクアップ。昨年は複勝圏に入ることが多いのに
1着が非常に少なかった四位騎手ですが今年は別人です。
この調子をどこまで維持出来るのでしょうか。
今回調査に加えた佐藤哲騎手も高い数字ですね。
支持率自体は22位と非常に低い騎手ですが、人気馬に乗ったときには
きっちり勝ち切ることが出来る騎手
と言えそうです。仕事人ですね(^^)
皐月賞で久しぶりにGⅠを勝ち、関東リーディングでも活躍している
田中勝騎手もかなり凄い勢いがあったんですが・・・ここにきて小休止。
これだけ下がるということは相当勝てていない状況に陥っていると
言えますので注意が必要かと。

4)穴馬率ランキング
ベスト5
 1位 安藤勝 27.8%   +2.0(1位)
 2位 岩田  24.3%   +0.7(2位)
 3位 武豊  23.7%   +1.6(3位)

 4位 松岡  20.2%   +0.9(5位)
 5位 横山典 19.4%

ワースト5
21位 藤岡祐 15.7%
22位 鮫島良 13.8%
23位 幸   12.9%
24位 佐藤哲 11.8%
25位 石橋守 10.6%

人気薄の馬(≒実力的に劣る馬)に乗ったときこそ騎手の力量が試されるとき。
どんな馬でも上位に連れてくるという能力においては上位3人の名前は
ずっと変わっていません。日本のトップジョッキーはやはりこの3名だと
言えますね(^^)g
若手では相変わらず松岡騎手が健闘しています。
アイルランドでまた何か成長して帰ってくることを期待したいです。

下位の騎手は人気のない馬に乗った場合は人気どおり信用できない・・という騎手。
佐藤哲騎手は人気馬に乗ったときの1着率が高い割に負けるときには
あっさり・・という感じなのでしょうか(笑)

5)騎乗回数ランキング
ベスト5
 1位 岩田  562回
 2位 幸   522回
 3位 吉田隼 508回
 4位 中舘  500回
 5位 後藤  491回

ワースト5
21位 柴田善 329回
22位 安藤勝 327回
23位 武幸  262回
24位 石橋守 246回
25位 佐藤哲 215回

相変わらず凄い勢いで騎乗を続ける岩田騎手・・・(^^;
それにしても石橋守、武幸四郎騎手の騎乗回数が少なすぎると思うんですが
何か事情があるんでしょうか・・?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年最初は安藤勝騎手が絶好調、武豊騎手は騎乗停止で出遅れ・・・
3月から藤田騎手も復帰してきていきなり大爆発。
田中勝騎手後藤騎手四位騎手も頑張っている中、武豊騎手の不調
騒がれてきました。
半年が過ぎて好調だった騎手の勢いは落ち着き(それでも高いレベルを維持していますが)
代わりにとうとう武豊騎手の逆襲が始まってきた感じです。
今後の動向にも大いに注目したいと思います(^^)g

小倉記念(有力馬抽出)  担【けん♂】

小倉記念について、各馬分析と馬体について見たところで
ひとまずざっと有力馬をまとめてみたいと思います。

馬体について、まとめ
状態が良さそうな馬
サンレイジャスパー
ニホンピロキース

悪い状態ではないが気になる点がある馬
ヴィータローザ
スウィフトカレント
メイショウカイドウ

不安点の大きい馬
ソリッドプラチナム
ニルヴァーナ

サンレイジャスパーの充実ぶりが一番目立っているように思えました。
ニホンピロキースも相変わらず体調が良さそうです。
今度こそビッシリ逃げてもらいたいですね(^^;

ヴィータローザ、スウィフトカレントはもう一息という感じ。
追い切りなどで調子を確認したいところ。
休み明けのメイショウカイドウは判断が難しいですね・・。
筋肉自体は若々しくていかにもバネがあるように見えるのですが
全体的にバランスが悪く、小さくまとまった印象。うーん・・。

前回に良化していたソリッドプラチナムは激走の反動なのか
ガクッと出来落ちに見えます。
ニルヴァーナは比較写真がないので難しいですが疲れが見える感じ。
あまり状態が良さそうではないと思いました。

有力馬抽出
期待出来そうな馬
サンレイジャスパー
ニホンピロキース
ヴィータローザ

期待したいが不安点のある馬
スウィフトカレント(馬体太目、調整次第
サンバレンティン(ペースについていけるかどうか?)
メイショウカイドウ(馬体微妙、斤量も厳しい

期待より不安点の方が大きいかも・・という馬
ホッコーソレソレー(テン乗りの騎手との相性×、タイミング次第
ソリッドプラチナム(馬体劣化、追い込み一辺倒では・・
ニルヴァーナ(馬体劣化、体調面に不安、乗り代わり?)
アップドラフト(屈腱炎からの復帰でキレが戻るかどうか

こんな感じでしょうか。
各馬の能力、適性についてもう少し見ていきたいと思います。

小倉記念(馬体について2)  担【けん♂】

小倉記念出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【サンレイジャスパー】
(中山牝馬S前)
サンレイジャスパー中山牝馬

(マーメイドS前)
サンレイジャスパーマーメイド

(小倉記念前)
サンレイジャスパー小倉記念

冬場に比べて大幅に良化したマーメイドS前の馬体。
今回は更に上半身に実が入った感じでパンパンに膨らんで見えます。
毛ツヤも滑らかで体調面にも問題なさそう。
クビもグッと太くなった様子で好印象です。
下半身はちょっとだけ小さくまとまったかも?
全体の雰囲気は絶好だと思います。

【ソリッドプラチナム】
(京都牝馬S前)
ソリッドプラチナム京都牝馬

(マーメイドS前)
ソリッドプラチナムマーメイド

(小倉記念前)
ソリッドプラチナム小倉記念

前走ではそれまでと別馬のように雄大に見せていましたが
激走の反動なのか・・一気にこぢんまりとしてしまいました。
上半身はそれでも年明けの頃よりは充実していますが
下半身の筋肉がガタ落ち・・腰が落ちて見えますね。
毛ツヤもちょっとくすんだ感じ。前走よりは出来落ちかも。

【メイショウカイドウ】
(06七夕賞前)
メイショウカイドウ06七夕賞

(06小倉記念前)
メイショウカイドウ06小倉記念

(小倉記念前)
メイショウカイドウ小倉記念

今回は昨年に比べて小さくまとまった印象
筋肉量自体は維持できているようですが全体的に
伸びやかさに欠ける感じです。
馬体自体は8歳とは思えないほど若々しい感じ
バネがあるように見えます。
筋肉が詰まった状態なのか、こぢんまりしてしまったのか・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

小倉記念(馬体について1)  担【けん♂】

小倉記念出走予定有力馬の馬体について見ていきたいと思います。

1)小さい写真のまま比較
 ・全体のバランス
 ・毛ツヤの変化


2)写真をクリックして拡大
 ・筋肉量、表情など細部を確認

こんな感じで利用して頂けると便利かと思いますm(__)m

【ヴィータローザ】
(中山金杯前)
ヴィータローザ中山金杯

(七夕賞前)
ヴィータローザ七夕賞

(小倉記念前)
ヴィータローザ小倉記念

前走から大きな変化は感じられませんが、ちょっと背中が落ち気味
見える点と下半身の筋肉のメリハリが欠けるように見えるのが
気になります。
毛ツヤは滑らかさを増した感じなので体調面に問題はなさそう。
こぢんまりまとまった印象もありますが大きな出来落ちはないと思います。

【ニホンピロキース】
(七夕賞前)
ニホンピロキース七夕賞

(小倉記念前)
ニホンピロキース小倉記念

相変わらず芦毛の馬とは思えないほど黒く見える馬体
前走に比べてちょっと腰高で馬体の寸が詰まって見えるのが気になります。
毛ツヤ自体は一層良化傾向、上半身の筋肉のメリハリもついてきて
かなり良い状態なのではないでしょうか。

【スウィフトカレント】
(天皇賞秋前)
スウィフトカレント秋天

(宝塚記念前)
スウィフトカレント宝塚

(小倉記念前)
スウィフトカレント小倉記念

光の加減で毛ツヤは良く見えませんが滑らかで問題はなさそうです。
減っていた馬体を戻してきているのか、腹回りが幾分太目
全体的に重たい印象。宝塚記念ではほとんど走っていない状態なので
疲れによる筋肉量の低下はまったく見られません。
ちょっと覇気に欠ける感じもありますが一追いして変われば・・

【ニルヴァーナ】
(小倉記念前)
ニルヴァーナ小倉記念

比較写真がないのでなんとも言えませんが・・・。
ちょっと毛ツヤが悪くて体調面に不安がありそうです。
馬体が減り続けている影響もあるのかも。
元々の体型かもしれませんが特に下半身の筋肉がぺったんこなのが
気になります。上半身は骨格が大きくガッチリとしているだけに
前後のバランスが悪い印象。上半身の割にクビが細く短いのも微妙。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

小倉記念各馬分析2  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)出走予定馬の各馬分析第2弾です。
今週の小倉は晴れ続きの予報。急に台風が来るなどのことがなければ
パンパンの良馬場でレースが行われるのではないでしょうか。

ソリッドプラチナム】牝4(栗東) ステイゴールド×(クリエイター)
馬格が小さいために実質斤量負担が12.7%と非常に厳しくなってしまった
マーメイドSで後方から飛び込んで3着。
先行有利だというデータがはっきり出ている阪神内回りで工夫のない騎乗をした
小牧騎手・・・結果はある程度良かったとはいえ今後に不安が残る内容でした。
斤量、阪神適性、位置取り・・全てがマイナス要因だったにもかかわらず3着
頑張ったこと自体は評価したいところ。馬体は以前に比べて非常に充実してきて
いるので期待感があります。展開がハマれば・・・

タガノデンジャラス】牡5(栗東) エンドスウィープ×(デインヒル)
金鯱賞ではニホンピロキースにペースについて行けず、位置取りも下げられてしまい
伸び切れず・・・調子自体は上向きだったと考えられるだけに
能力の限界が見えてしまった感じです。
前半1000mを60秒を超えるくらいのスローペースでいかないと苦しいので
今回は展開不向き。

トリリオンカット】牡7(栗東) Swain×(Caerleon)
七夕賞では中段から徐々に置いていかれてしまい、そのまま最下位。
どこか体調が悪いのではないでしょうか。
上昇気配はまったく感じられません。

ニホンピロキース】牡6(栗東) タマモクロス×(ニホンピロウイナー)
前半から速いペースで逃げるのが持ち味の馬ですが
前走はなぜか前半1000mを59.8と非常にゆったりと進めてしまいました。
ストーミーカフェとの競い合いを避けたのでしょうか?
おかげで4コーナーで他馬に並ばれてしまい、粘ったものの5着と不本意な成績。
馬体の充実ぶりから言ってももっと頑張れる馬だと思いますので
赤木騎手にも奮起を期待したいものです。
これまでの成績を見ても前半を速く行ければ行けるほど順位が上がる傾向にあるので
騎手次第・・・と言えそうですね。

ニルヴァーナ】牡4(栗東) サンデーサイレンス×(Nureyev)
武豊騎手が「復帰を待っていた」と言っていた良血馬。
この春に戻ってきてから4戦で3勝をあげており、能力の高さが伺えますね。
先行気味に行って脚を伸ばす馬なので安定感があります。
前走である程度速いペースへの目処もたった感じなのでハンデによっては
かなり面白い存在になるのでは・・・?
中1週ということで消耗の具合も心配です。

フサイチギガダイヤ】牡4(栗東) Storm Cat×(Mr. Prospector)
芝では新馬戦に2着がありますが、あとは9着、10着と厳しい状況。
半年の休み明けで+16kgと馬体を戻してきているので体調面は
良さそうです。ダートで先行してきた馬ですが前半はゆったり行く傾向の馬なので
ペースに戸惑えばかなり厳しいのでは・・。

ホッコーソレソレー】牡5(栗東) キングヘイロー×(スキャン)
仕掛けどころが難しい馬のようで基本的にテン乗りの騎手は結果を出せません。
ある程度信頼感を持って見れるのは安藤勝、上村騎手くらいでしょうか。
上手くハマればいつ突っ込んできてもおかしくない末脚がある馬ですが
このところの成績を見る限り微妙な感じ。

メイショウカイドウ】牡8(栗東) スキャン×(ヒッタイトグローリー)
小倉では4-1-1-1と素晴らしい安定感を見せている馬。
3連覇が懸かった昨年の小倉記念では59.5kgという酷量を背負わされて
6着と敗退してしまいました。
通常は前哨戦を一度使ってから小倉記念に臨むローテーションを取っていますが
今年はぶっつけ本番・・・果たしてどの程度の力があるのか?判断が微妙です。
単純に考えれば調整が上手くいっていないことの証明でもあるわけで
大きな期待はしづらいですね。

小倉記念各馬分析1  担【けん♂】

小倉記念(小倉2000m)について見ていきたいと思います。
登録頭数が16頭と少なめなので本番はある程度少頭数になるかも
しれませんね。
まずは各馬分析から・・・

アップドラフト】牡5(栗東) エルコンドルパサー×(Blushing John)
屈腱炎を発症したために1年ぶりとなった七夕賞で4コーナー2番手まで
押し上げましたがそこからはまったく伸びず8着。
末脚のキレが武器の馬だけにこの結果は厳しいところ。
叩き2走目で調子を上げてくるのか、脚への負担でより厳しい状態になるのか
判断が難しいところです。坂のない平坦な直線は合っているようですが
キレが復活しなければ苦しいでしょう。

アラタマサモンズ】牡5(栗東) タバスコキャット×(Fappiano)
前走で1000万下の三木特別(5頭立て!)を勝っての登録。
前半1000mを61.3と非常にゆったりとしたペースで逃げていますが
今回は前半からぶっ飛ばす逃げ馬がいるだけにペースについていけなければ
厳しい
と思われます。雨なら全然ダメな馬。

イアオニードル】牡6(栗東) スペシャルウィーク×(Deputy Minister)
ダート中心で走ってきた馬ですがここ2戦は芝レース。
芝でもダートでも成績が非常に極端で二桁着順を繰り返したと思いきや
いきなり2着、1着を取ってみたり・・。
ある程度前で競馬をする馬ですがペースは相当ゆっくりいかないと厳しい模様。
今回は展開不向きである公算が高いですね。

ヴィータローザ】牡7(栗東) サンデーサイレンス×(Lyphard)
七夕賞でも力のあるところを見せて4着。
勝ち馬には完敗というレース内容でしたが、調整でバタバタしていた点や
得意とは言えない福島でこれだけ頑張れたら充分だと思います。
七夕賞は思ったより落ち着いたペースで進んでしまいましたが
前半のペースが上がれば上がるほど順位が良くなるという馬なので
今回ニホンピロキースがガンガン行ってくれれば期待度アップ。
平坦な直線の方が力を発揮する馬なので侮れません。

グランドサファイヤ】牝7(栗東) アジュディケーティング×(リーチ)
新馬戦(芝1000m)で2着がありますがその後には芝での好走実績はありません。
負け方も二桁着順とまったく相手になっていないので今更、という感じかと(失礼^^;)

サンバレンティン】牡6(栗東) スペシャルウィーク×(ノーザンテースト)
末脚に任せて後方から届かず・・というレースを繰り返していましたが
七夕賞では後藤騎手が早めに押し上げて直線で先頭と横一線に並ぶ好騎乗
見せて重賞2勝目を飾りました。
今回もこういうレースが出来るならば期待出来そうです。
ただし・・・前回はニホンピロキースが引っ張りきれずにスローで
落ち着いたレースになってしまいましたが今回ペースが上がれば
同じような競馬が出来るかは疑問
。置き去りにされれば厳しいかも。

サンレイジャスパー】牝5(栗東) ミスズシャルダン×(Cozzene)
先行有利な阪神内回りコースに対応して位置取りを上げてきた佐藤哲騎手。
勝ち馬には完敗でしたがマーメイドS2着は実力を発揮した内容だったと思います。
末脚の能力は相当高いので位置取り次第で今回も楽しみです。
馬体の状態は冬場に比べてグッと向上。平坦な直線巧者でもあるので期待できそう。

スウィフトカレント】牡6(栗東) サンデーサイレンス×(Machiavellian)
昨年の小倉記念では後方から内側の隙間を突いて見事な差し切り勝ちを見せました。
金鯱賞で▲16kgと大きく馬体を減らした割には馬体自体は充実している様子。
宝塚記念では雨と距離に問題があってまったくダメでしたが距離短縮で
平坦なコースとなれば侮れないですね。
消耗の反動が噴出してこなけれいいんですが・・。

続きます。

函館記念回顧2  担【けん♂】

函館記念から一日明けて、気分は次の小倉記念・・というところですが
ちょっと回り道して改めて函館記念の各馬について見ておきたいと思います。

今後サマーシリーズで何度か出走してくる馬なので
このレースの勝因、敗因、馬の特長、調子などについて
ある程度把握して、次走につながるものがあれば・・・。

※回顧記事でふれるべきことですが、レース展開を追っただけで
 内容にふれることが出来ていませんでしたね・・・反省ですm(__)m

1着 エリモハリアー
前半をスローで行けたことと、前の馬の脚が止まったことで
完全に得意パターンに入っています。
午前中の雨で馬場が湿っていたこともかなり大きかった模様。
良馬場で速いペースで引き離されてしまったら届く展開にはならないかも
レース後に発表された『前日に5ハロン68秒6という破格の調教
これが良かったのでは・・という陣営のコメントは困ったもの・・。
この馬の場合は調教で動かなかったら前日追いで調子を整えてくることを
覚えておきたいですね(調教タイムは信用できないということ)。
※追記:サンスポで前日追いの時計が出ていたそうです。
    見落としていましたね(^^;すいません。


2着 ロフティーエイム
この馬も前半のスローペースで脚が残った感じ。
実質斤量負担では最軽量となる点も有利な状況でした。
脚質を変えて、先行から馬群の中で控えて末脚を活かす戦法に変えたことに注目。
柴山騎手は相当この馬の特長を掴んだことと能力に期待しているようなので
このコンビで出走してきたら要注意。
ただ、好位から脚を伸ばすとしてもキレ味ではそれほどではないので
2、3着が多くなるのでは?

3着 サクラメガワンダー
今回は何を思ったのか後方からの競馬。
メンバー最速の末脚(35.1)を使えているだけに追い出しのタイミング、
位置取り次第では勝ってもおかしくないレースでした。
岩田騎手自身もワンテンポ遅れたかも、というコメント。
今後どういう位置で競馬をするのか・・・ちょっと不安が残りました。
洋芝適性は抜群にあることが判明。札幌記念で良馬場ならかなり面白い存在に。
ノメるところがあるので重馬場適性は微妙(ある程度良績なんですが・・)。

4着 アドマイヤフジ
格上馬だけにこの展開での4着は陣営にも厳しい結果だったと思います。
前で競馬を出来て完全に折り合っていながらマイソールサウンドを
とらえるのにアタフタしている内に差し切られてしまうという完敗ぶり。
ひとつは洋芝適性が高くない、ということ。
もうひとつは調子が下降線に入っている、ということではないでしょうか。
馬体の様子もイマイチだったので今後にも疑問符。
宝塚の反動は少なからずあったと思われます。今回は激走の後なのに
+8kg
と馬体を増やしていた点からも調教が強く出来なかったのではないかと推測
次はかなりキツ目に追われていれば・・・。

5着 マイソールサウンド
コスモテナシャスの除外で上手くスローで引っ張ってあわや・・というところまで。
これほど見せ場を作ったのは久しぶりですね(^^;
逃げ馬が他にいないレースで、直線が短く、末脚が鈍りやすい馬場・・・
といった特殊条件が重なったら今後も・・・まずありえないですけど(笑)

6着 ナムラマース
陣営の指示どおり前で競馬。
後半にペースを上げていったのも脚質的には正解。
ただし内を突こうとして塞がれてしまったのが秋山騎手のミス
そのまま突き抜けていれば勝利まであったかも。
内容面では悲観することはまったくなし。
馬体があの状態でここまで走れるなら今後に期待が膨らんだと言って良さそうです。

7着 シルクネクサス
道中は中段に控えて、そこから早めに追い出してコーナーでは2番手辺り・・
というのが理想形ですが今回は後方待機のまま押し上げることが出来ずに終了
それなりの末脚を使っていてもこれではダメですね。
巴賞の反動はあった模様。調子が下降線にあるとしたら今後も厳しいかも。

8着 モノポール
エリモハリアーと同じところ辺りから伸びてこれず。
休み明け1戦目より2戦目のほうが着順を落とす、というこれまでと
同じ結果に終わってしまいました。脚元に不安があるだけに
上昇の余地は・・・厳しいかも。

9着 マチカネキララ
ノド鳴りの手術で縛っていた軟骨がレース中に外れるというアクシデント。
通常2年もつ、という術式だったようですが半年でダメになるとは・・。
予想する側にはわかりえない要因での敗戦ではどうしようもありません。
そういえばダイワメジャーがノド鳴りの手術をしてからそろそろ・・?

10着 メイショウオウテ
スタート直後から離される展開。右肩跛行だそうです。

コスモテナシャスの放馬も含めて突発的なアクシデントに見舞われた馬が3頭。
かなりバタバタしたレースであったことは否めませんね。

次走に期待
サクラメガワンダー
ナムラマース
ロフティーエイム
(柴山騎手とのコンビで3着候補)

次週の展望  担【けん♂】

次週は小倉記念(小倉2000m)が行われます。

サマーシリーズ優勝を狙う有力馬が集結、なかなか面白いレースに
なりそうですね。

小倉記念登録馬
アップドラフト
アラタマサモンズ
イアオニードル
グランドサファイヤ
サンバレンティン
サンレイジャスパー
スウィフトカレント
ソリッドプラチナム
タガノデンジャラス
トリリオンカット
ニホンピロキース
ニルヴァーナ
フサイチギガダイヤ
ホッコーソレソレー
メイショウカイドウ
ヴィータローザ

昨年は内側をスカーン!と抜けたスウィフトカレントが優勝。
今年も連覇を狙って出走予定です。
末脚が鋭いホッコーソレソレーサンレイジャスパーとの
競い合いも面白そう(^^)
頭角をあらわしてきたニルヴァーナにも期待したいですし
小倉の王者メイショウカイドウも久しぶりのレースでどうなのか
注目したいですね(^^)g

次週はこのレースを中心に考察をしていきたいと思います。
他にも先週は手が回らなかった騎手の能力値調査
今週行われた2歳戦の回顧もしていきたいと考えています。

※個人的に注目しているのは五頭連峰特別(新潟1800m)に登録している
 アブソリュート。クラシックを期待されたタニノギムレット産駒ですが、
 ソエの悪化で放牧・・・今回が復帰戦となります。
 かなりの実力を見せてこれまで2戦2勝・・・ここから秋に向けて
 駆け上がってきてもらいたいものです(^^)g

函館記念回顧   担【けん♂】

函館記念(函館2000m)が終わりました。
午前中に少し雨がパラついたものの馬場は良馬場のまま、という発表でしたが
ちょっと湿った感じだった模様です。

予想は→ココ

結果は・・・
1着 エリモハリアー   2.02.8  上がり35.2
2着 ロフティーエイム   1馬身
3着○サクラメガワンダー

6着△ナムラマース
7着▲シルクネクサス
9着◎マチカネキララ

除外×コスモテナシャス

※全着順は→ココ

競争前になんとコスモテナシャスが放馬
気持ち良さそうにグングンと飛ばすと係員が張ったロープを障害馬のように
ポーンと飛び越えて場内から歓声が・・・(爆)

やっとのことで取り押さえて馬体検査を行った末、疲労による競争除外
なってしまいました(T_T)

このレースを引っ張る逃げ馬として想定していただけに、これは大誤算(涙)
どんなレース展開になるやら・・暗雲が立ち込めてしまいました。

結局レースを引っ張ったのはマイソールサウンド
ナムラマースとアドマイヤフジもすぐ後につけて追走という展開。

12.6-11.8-12.7-13.0-12.9-11.9-12.0-11.9-11.7-12.3
63.0⇔59.8)

異様にゆったりとした前半・・・焦れたようにナムラマースが
マイソールサウンドに並びかけていきます。
ここからグッとペースがあがって前半とはまったく違う様相となりました。
いつもなら前半で脚をなくして失速するマイソールサウンドですが
前半をスローペースで行けたためにまだ元気が残っていましたね(^^;
まだまだ!という感じでハナを奪い返して頑張ります。
その外側をアドマイヤフジ、内側にナムラマースという格好で
馬群は縮まって直線へ!

直線に入った時点で最後方のメイショウオウテだけが完全に遅れて
集団とも4馬身以上離されてしまっています。
それ以外は先頭と6馬身差圏内という密集した状態で追い出し開始!

内ラチに近いところを粘るマイソールサウンド、その外にアドマイヤフジ、
その内側で内を突こうとするナムラマースが行き場を失って失速・・・
これは秋山騎手の失策ですね(涙)

マイソールサウンドをなかなかかわせないアドマイヤフジの外側に
ロフティーエイムエリモハリアーが迫って、迫って・・かわし切って
ゴールイン!その外をサクラメガワンダーも追い込みましたが届かずの3着・・。

エリモハリアーはこれでこのレース3連覇!
前走11着からいきなりの巻き返しに成功しました。
馬場が湿ったのもこの馬には良かったようですね。
それにしても凄いです(^^)

レース後のコメント

1着 エリモハリアー(武幸騎手)
「休み明けの巴賞はダメだったけど今日はよく走ってくれました。強い馬ですね。
前回は3コーナーでもうバタバタだったのが、今日はレース前から雰囲気が良く、
4コーナーではどこを回ろうかと考える余裕がありました」

(田所師)
「びっくりしてます。追い切りではまだ物足りなくて直前にもう1本走らせたんですが、
馬がキッチリ仕上がってくれたということでしょう。
立ち直っただけでなくこれだけの結果を出すんですから偉い馬です。
次は去年のリベンジもありますから札幌記念へ向かいます」

2着 ロフティーエイム(柴山騎手)
馬群の中でジッとして脚を溜めて終いを伸ばすという、
考えていた通りのレースが出来ました。牝馬でこれだけやれれば十分でしょう」

3着 サクラメガワンダー(岩田騎手)
「滞在の効果で落ち着いていたし状態はアップしていた。
ただ少しノメるようなところがあったので、パンパンの良馬場なら
もっと違ったかもしれません。トモが良くなって来てますから次も楽しみです」

4着 アドマイヤフジ(福永騎手)
「敗因が分からん。折り合いはついてたのに…」

6着 ナムラマース(秋山騎手)
「狭いところに入ってしまって失敗した。すみません」

ラベンダー賞回顧  担【けん♂】

さすがに3日で2時間という睡眠時間では体力がもちませんでした(^^;
昨晩は落ちるように布団に入ったのですが、12時前に寝たのに
1時過ぎに目が覚め、寝直して3時に目が覚め・・・5時に起き、7時に起き、
8時に起きて・・9時になってもうアカン!と起きることにしました。
まぁ合計すれば結構眠れたので大丈夫でしょう(笑)
子供の頃は12時間くらいグッスリと目が覚めずに眠れたのになぁ・・。

ということで昨日出来なかったラベンダー賞(函館1200m)の回顧です。

予想は→ココ

結果は・・・

1着 ハートオブクィーン   1.11.5 上がり36.3
2着○アイリスモレア      アタマ
3着 リーガルアミューズ
4着◎ルミナリエ

6着▲マサノミネルバ
7着×カミヒコーキ
12△ディアヤマト

※全着順は→ココ

揃ったスタートとなりましたが、初芝挑戦のディアヤマトがスピードに
ついていけずズルズルと後退・・離れた最後方を追走することになりました。

ハナを切ったのはカミヒコーキ、前走で馬体を増やして陣営の期待がかかる馬です。
半馬身遅れて並ぶようにしてストロングブラッド、アポロフェニックスが追走。
3頭でレースを引っ張っていきました。

12.2-11.0-11.7-12.2-12.0-12.4(34.9⇔36.6)

前半はまぁまぁのペース、アイリスモレア、アポロフェニックス、
リーガルアミューズ
初戦と同様のペースなので
走りやすかったのではないでしょうか。

コーナー前に馬群が縮まってなだれ込むようにして直線へ・・・
馬場の中央からハートオブクィーン
内を突いてアイリスモレア、外から被せるようにリーガルアミューズ

大激戦となった追い比べを制したのは道営から参戦した
12番人気ハートオブクィーン
前走でダートで完敗しているだけに芝での変化は想像しにくいものがありました。
うーん、ジョリーズヘイローの血統くらいしか理由が考えられません(^^;
※この馬を1点で指名されている凄い方がいます!
 「藤沢雄二の“うまとと日記”」→コチラの記事をどうぞ♪

2着にはアイリスモレア。距離延長も問題なさそうな緒戦の内容でしたので
この2着は実力を出せたということでしょう。

3着のリーガルアミューズは前走で失速したイメージを払拭する末脚。
グッと成長してきています。次走も要注意だと思います。

4着のルミナリエは期待通り、最速の末脚(35.7)を繰り出しているものの
函館競馬場で後方2番手からでは届きませんでした。
どうやらこのレースを勝つことよりも今後のことを考えての騎乗だったようです。
・・・まぁそれでも勝って欲しかったですが(笑)

内容的には昨年よりもゆったりとしたペースでのものなので
評価出来るほどのものは感じられませんでしたが
次走につながる馬がいたことだけが救いです・・。

レース後のコメント
1着 ハートオブクィーン 武幸四郎騎手
何のデータもないから、何で勝てたのかよくわかりません(笑)
返し馬の感じが良かったので、出たなりでレースをしようと思っていました。
スムースでいい感じでレースができました。この先どうするかわかりませんが、
いきなり勝つくらいですから、2歳Sに行ってもチャンスはあると思いますよ」

2着 アイリスモレア 横山典弘騎手
「真面目に走ってくれて馬群を割るのにも怯むところもありません
言うことないですね。乗っていてとても楽です」

3着 リーガルアミューズ 安藤勝己騎手
「自分から行こうとせずにまだフニャフニャしながら走っています。
距離はもっとあった方がいいですね」

4着 ルミナリエ 岩田康誠騎手
「後々のことを考えて折り合いを考えて乗りました。
直線ではみんなフラフラしていて抜け出す隙間がありませんでした。
ずっとモタれていました。
外枠ですんなり好位の外につけられる形なら違った結果になったと思います」

★コメント的には「馬群を割れる」というアイリスモレアの好感!
 こういう馬は強いです♪

函館記念最終予想

函館記念(函館2000m)について予想に入っていきたいと思います。

出走枠順
1 1ナムラマース    53 秋山
2 2アドマイヤフジ   57.5 福永
3 3メイショウオウテ  55 横山典
4 4エリモハリアー   57 武幸
5 5ロフティーエイム  52 柴山
6 6サクラメガワンダー 57 岩田
6 7マイソールサウンド 56 勝浦
7 8コスモテナシャス  53 津村
7 9マチカネキララ    56 藤田
810モノポール       55 木幡
811シルクネクサス    56 四位

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
位置取り分析1→ココ
位置取り分析2→ココ
有力馬抽出(各馬分析追加)→ココ
展開分析→ココ
追い切りについて→ココ
斤量負担分析→ココ

おそらくはコスモテナシャスがハナを切っていくと考えられます。
前半はそれほど速いペースではなさそうですが後半1000mを60秒程度
まとめてくる緩まない展開が想定されます。

函館競馬場は明らかに先行有利の傾向がありますが、逃げ切るのは難しいようで
好位を追走してスッと差してくる洋芝適性のある馬が優勢

小回りのコーナーで下り坂から直線に入っていく構造。
膨らみ過ぎず、減速し過ぎず・・・上手くコースを取る必要がありますね。
騎手の腕も大きく影響しそうです。

今回の予想
◎マチカネキララ
○サクラメガワンダー
▲シルクネクサス
△ナムラマース
×コスモテナシャス

マチカネキララは休み明けでプラス体重。前走は明らかに馬体が重たい感じでしたが
2走目となれば絞れてくると考えられます。前走より上昇の余地があるとしたら
この馬だと思います。能力、位置取り、馬場適性、馬体の状態・・・どれをとっても
マイナスポイントが一番少ない、ということで◎とします。

サクラメガワンダーは斤量さえ克服すれば圧勝も考えられます。
先行しつつのキレ味に関してはメンバー随一かも。
前半が緩いペースもこの馬向きになる可能性がありますね。
調教の様子、血統的な洋芝適性、位置取り全てが上位クラス。
問題はまったく好走できたことがない57kgという斤量だけかも。
評価を落とすとはいえ対抗に推しておきたいと思います。

シルクネクサスも減点がほとんどない馬。
気性の問題で力を発揮出来るときとそうでないときの差が激しいのが玉に瑕、
今回も前走と同じ競馬が出来れば充分に上位争いでしょう。
ちょっと疲れが見える点と基本能力の面で同じグラスワンダー産駒の
サクラメガワンダーよりも少しだけ評価を下げてみました。

ナムラマースの馬体を見たときには「無理」としか思えませんでした。
正直まだかなり疑っていますが、調教の動きが非常に良い点と
斤量ハンデがこれまでのレースで最軽量と恵まれたことで押さえる必要があるかと・・。
この春から馬体について取り上げていますがパッと見てダメだ・・と思った馬で
上位に来た馬は今のところいなかったりするわけで・・(涙)
直観が正しいか、能力と付随環境が見た目を上回ってくるか?
妙な意味で楽しみです(^^;
道中から押し上げる競馬初騎乗の秋山騎手に出来れば能力面では
問題なく上位クラス。札幌のレコードを持っている馬ですので洋芝適性も
まったく問題ないと思います。
前日の段階で抜けた一番人気となっているようですが、そこまでは信頼できる
状況ではないと考えています。馬券への絡め方が難しいですね(笑)

コスモテナシャスは3着候補。
上手く展開を運べれば前残り出来る可能性はありそうです。
勝ち切る力はないと思いますので連下以下で。
周りの馬の脚色が鈍ることに期待・・・。

函館記念を回避して漁火Sに回った3頭(サイレントプライド、フィールドベアー、
アグネスアーク
)が見事に1~3着を独占。
正直この3頭がこっちに出てきていたら相当悩ましかったと思います(^^;
回避してくれたおかげですっきりとまとまった感じ(笑)。
漁火Sに負けない好レースを期待したいと思います(^^)/

マリーゴールド賞回顧(超少頭数)  担【けん♂】

マリーゴールド賞(新潟1400m)が終わりました。
7頭立てと少頭数・・・だと思っていたらなんと一番人気の
エイシンパンサーが出走取り消し、うーん(涙)
まだ詳しい情報は出ていませんが無事だといいんですが・・。
※追記:右足首挫傷とのこと、秋には復帰出来る見込み?

新潟競馬場は雨が止んでいましたが馬場状態は稍重
重馬場適性なども影響してくるレースとなりました。

予想は→ココ

結果は・・・
1着▲エフティマイア    1.23.7  上がり34.6
2着 ゴールデンリング    11/2
3着○リーベストラウム

取消◎エイシンパンサー

※全着順は→ココ

スタート良く飛び出して行ったのはゴールデンリング、続いてマイネルインゼル。
出遅れ気味だったヒシミッションが一気に詰め寄って内から3番手まで
上がって行きました。
中段にはエフティマイア、後方からリーベストラウムが追走する形ですが
ほぼ一段となった状態でレースは進みました。

12.8-11.0-12.2-12.7-12.2-11.2-11.6(48.7⇔35.0)

まぁ予想したとおりのダラダラペース。
脚をじっくりためながらゴールデンリングが先頭のままで直線へ・・・

ちなみに昨年のマリーゴールド賞(曇、良:稍重から回復したばかり)は

12.1-10.5-11.4-12.1-11.9-12.0-12.2(46.1⇔36.1)

1000m通過までの各ラップ全てで昨年の方が上回っています・・。
比べる余地もない感じですが、今年のマリーゴールド賞は次に繋がる内容とは
言いづらいですね。

直線に入って内で粘るゴールデンリングを馬場の中央からエフティマイア
一気にかわして先頭へ!あっさりと突き放して2勝目をあげました。
コーナーで外を回って直線の出脚が遅れた感じだったリーベストラウム
馬場の外を懸命に追いますが最速の脚(34.5)を使ったものの届かず3着。

上位に入った馬はある程度の重馬場適性があるということを
覚えておきたいところ。
・・とはいえ昨年のようにここで重馬場適性を見せたピンクカメオ(2着)のような
あっと驚くような大仕事を望むのは酷かもしれません(^^;

一番楽しみにしていた馬の回避でテンションが下がってしまったマリーゴールド賞(涙)
上位3頭までは一応次走に注目。次は内容のあるレースを期待したいですね(^^)/

レース後のコメント
1着 エフティマイア 蛯名正義騎手
「初戦より良くなっていましたね。落ち着きがあります。
スタートして最初は、グッと行きそうになりましたが、
すぐ折り合いましたし、2歳牝馬にしてはバタつくところがありませんから。
完成が早いのでしょうが、今の時点で文句をつけるところがありません。
1ハロン延びるのも問題ないでしょう」

矢野進調教師
「プラス10キロは成長分。馬が大きくなっていました。
追ってからしっかりしていたし新馬戦と同じく
安心して見ていられる内容でしたね」」

2着 ゴールデンリング 後藤浩輝騎手
「スムースなレースができましたが、勝った馬が強かったです。
芝も短い距離なら大丈夫。短ければ短いほどよさそうです」
 
3着 リーベストラウム 田中勝春騎手
「こちらは未勝利馬だし、1度勝っている馬は違うからね。
これだけ走れれば上々ですよ」

函館記念(斤量負担分析)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)についてまとめていきたいと思います。

どうやら心配された天気の崩れはなさそうですね。
時間単位で予報が変わっているので信頼しにくいですが
もし降ったとしてもそれほど大きな影響を与えるものではなさそうです。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
位置取り分析1→ココ
位置取り分析2→ココ
有力馬抽出(各馬分析追加)→ココ
展開分析→ココ
追い切りについて→ココ

今回の負担斤量についてふれておきたいと思います。
馬体重に対する斤量負担の割合】(実質負担の軽い順)
          今回      前回
ロフティーエイム 10.7%  10.9%→ 8着
マチカネキララ  10.7%  10.5%→ 4着
アドマイヤフジ  11.1%  11.2%→ 4着
コスモテナシャス 11.2%  11.6%→ 3着
シルクネクサス  11.2%  11.2%→ 1着
モノポール    11.4%  11.6%→ 5着
ナムラマース   11.6%  12.5%→ 8着
マイソールサウンド11.7%  12.1%→16着
メイショウオウテ 12.0%  12.0%→ 6着
サクラメガワンダー12.1%  12.3%→13着
エリモハリアー  12.6%  12.8%→11着

危険水域にいるのはメイショウオウテ、サクラメガワンダー、
エリモハリアー
の3頭。

エリモハリアーはこれまでにも12%以上の斤量負担を背負って勝っていますので
あまり考えなくて良さそうですが
05巴賞   12.7%  1着
05函館記念 12.5%  1着
06巴賞   12.4%  2着
06函館記念 12.3%  1着
07巴賞   12.8% 11着

今年の調子は相当悪いことがわかりますね。今回は前走よりわずかに負担が
軽くなりますがそれでも・・・復調とまではいきそうもないですね。

問題はサクラメガワンダー・・・。
過去の実績を見てみると

・55kg以下 4-1-0-2
・56kg以上 0-0-1-6

明らかに斤量負担によって成績に差が出てしまっています。
それほど馬格のある馬ではないということもあり、
斤量負担にかなり敏感な馬である可能性があります。
(無論敗戦の理由はそれだけではないです^^;)
その意味では今回ちょっと割り引く必要を感じますね。

逆に面白いのがナムラマース
斤量53kgはデビューして以来、最も軽い負担斤量となります。
負担の度合いはグッと下がってますね。
馬体を大きく見せるタイプの馬ですが実際には450kg程度の馬格。
今回は特に馬体が萎んで見えるだけに負担が軽いのは
かなり助けになりそうな感じです。

01~06年までの函館記念での各順位の斤量負担の平均は
1着 11.7%
2着 11.5%
3着 11.2%


となっており、別に斤量が軽いから好走するという結果にはなっていませんね。
負担斤量の割合が12%を超える馬では
勝ち数:2回/ 6回 ※いずれもエリモハリアー
連対数:4回/12回
複勝数:4回/18回

となっています。やはりある程度苦戦する傾向にあるようです。

★まとめ
斤量優位
ナムラマース


斤量負担が不安?
サクラメガワンダー

マリーゴールド賞緊急予想  担【けん♂】

マリーゴールド賞(新潟1400m)について見てみたいと思います。

昨年はハロースピード、ピンクカメオというその後に活躍する
牝馬が好走を見せてくれたレースですが・・・今年は少頭数。
未勝利馬が3頭も混じっているのがレベル的に微妙です(^^;

1 1【ヒシミッション】牡(栗東)吉田隼 クロフネ×(ヘクタープロテクター)
新馬戦については→ココ
初芝挑戦。前走は馬場が重かったこともあり、全馬が失速した中での前残り
芝で粘れるほどの内容は感じられません。

2 2【リーベストラウム】牝(美浦)田中勝 ゼンノエルシド×(モガミ)
新潟1400m 1.25.4 上がり35.7 5着 ※稍重
12.6-10.9-12.0-13.0-12.5-11.9-12.2
スローペースを最後方から最速の上がりで追い込んで5着。
少頭数になれば位置取り次第で突き抜ける可能性がありそうです。
前走は内容的には最も評価出来る走りだったので期待したいところ。

3 3【エイシンパンサー】牝(栗東)福永 コロナドズクエスト×(メジロライアン)
新馬戦については→ココ
前走で素晴らしい切れ味を見せた馬。新潟は脚質的に合いそうですので
課題は距離延長とペースアップ。ペースが緩ければ圧勝も・・・。
今後のことを考えると多少ペースが上がったときへの対応を見たいですね。

4 4【エフティマイア】牝(美浦)蛯名 フジキセキ×(ニホンピロウイナー)
新馬戦については→ココ
緩いペースの中を差し切り勝ち。周りの馬に比べると抜けた末脚でしたが
相手関係が代わってどうなるか?

5 5【チッタディディーオ】牝(美浦)武士沢 エイシンワシントン×(マークオブディスティンクション)
福島1200m 1.12.9 上がり37.7 12着
12.6-11.0-11.5-12.0-12.2-12.5
3番手辺りを追走して大失速。16頭中もっとも遅い末脚という不名誉な実績を
残してしまいました。上昇を望むのは酷かと。

6 6【マイネルインゼル】牡(栗東)中舘 アグネスデジタル×(Candy Stripes)
阪神1400m 1.24.6 上がり36.7 13着
12.3-11.0-11.5-12.0-11.9-11.7-12.6
3kgの斤量ハンデをもらいつつ、中段後方から伸びず。
現在までの新馬戦の中でもレベルの高い一戦ではありましたが、
対応出来ていないのでは評価しようがありません。

7 7【ゴールデンリング】牡(美浦)後藤 トワイニング×(Boundary)
新馬戦については→ココ
初芝挑戦。手応えからは距離延長への対応力はありそうですが一気に2ハロンというのは
少々不安。ダートでの能力にも大物感はなく芝でどこまで・・。

今回の予想
◎エイシンパンサー
○リーベストラウム
▲エフティマイア

これ以外の馬が勝つ場合は余程高いレース内容がなければ
今後につながることをなさそうです。

ラベンダー賞緊急予想  担【けん♂】

ラベンダー賞(函館1200m)について見てみたいと思います。
まだ1、2走くらいしかしていない馬同士ですから
実力の程は信用できないところがありますが、
期待感のある走りを見せてもらいたいものです。

1 1【シグナルパス】牡(招待)服部 アグネスワールド×(トニービン)
スニッツェル賞(旭川ダート1500m) 1.39.1 上がり39.7 5着
前々走(ダート1000m:稍重)で1.02.3で2着。
スピード負けしている状況で芝挑戦は微妙。

2 2【リーガルアミューズ】牝(栗東)安藤勝 アグネスタキオン×(Regal and Royal)
新馬戦については→ココ
前半のペースを握りそうな馬。末脚に伸びが感じられなかった前走から変化があるか?

3 3【ルミナリエ】牝(美浦)岩田 タニノギムレット×(Capote)
新馬戦については→ココ
距離延長、前走は福島。抜群の切れ味が函館でも活かせるかどうか?

4 4【カミヒコーキ】牝(招待)佐々木 マイネルラヴ×(シャンハイ)
栄冠賞(旭川ダート1000m) 1.02.1 上がり38.5 4着
ダート1000mで1着→4着。
前走での+14kgが成長分なら楽しみですが初芝で好走できるほどの内容は?

5 5【マイネブリッツ】牝(栗東)長谷川 パラダイスクリーク×(リヴリア)
新馬戦については→ココ
前走は距離延長で末脚が鈍りまくり。上昇は厳しそう。

5 6【マサノミネルバ】牝(招待)五十嵐 ラムタラ×(カコイーシーズ)
栄冠賞(旭川ダート1000m) 1.02.1 上がり38.1
3-1-0-0と好成績。
距離も1500mまでこなしているので延長は問題なさそう。
勝ち星をあげている3レースは全て上がり最速を記録しているので
今回の地方勢の中ではもっとも期待度が高そう。

6 7【アポロフェニックス】牡(美浦)勝浦 アフリート×(Caerleon)
新馬戦については→ココ
前半のペースを握りそうな馬。最後は失速しているので・・。

6 8【ホウザン】牡(美浦) 藤田 タイキシャトル×(アサティス)
新馬戦については→ココ
前走はスローペース。ペースが上がってどうこう出来るとは思えない内容。

7 9【アイリスモレア】牝(美浦)横山典 ショウナンカンプ×(ハウスバスター)
新馬戦については→ココ
距離延長、前走は2番手からあっさり抜け出して余裕あり。
切れ味もあるので距離がもつなら要注意。

710【ストロングライデン】牝(招待)山口 エイシンサンディ×(ワカオライデン)
栄冠賞(旭川ダート1000m) 1.02.1 上がり38.9
2-1-1-0と好成績でまとめてきていますが内容はイマイチ。
1000mで最後の脚が鈍るようでは・・・

811【ディアヤマト】牡(美浦)柴山 テイエムサンデー×(ダンシングブレーヴ)
新馬戦については→ココ
ダートで圧勝。距離延長と芝替わりが不安だが初戦の内容は◎。
対応できれば面白い1頭かも。

812【ハートオブクィーン】牝(招待)武幸 ジョリーズヘイロー×(Woodman)
栄冠賞(旭川ダート1000m) 1.02.6 上がり38.7
同レースで完敗した相手との再戦で上昇が感じられる内容はなし。
さらに芝転向で中央勢相手では厳しい。


この時期の地方馬は基本的に中央馬との差はかなり大きいと
考えていいと思います。(だいたいは初芝ですし^^;)
余程力のあるところを見せた期待馬のみを押さえて
後は中央馬を中心に考えたいところ。

今回の予想
◎ルミナリエ
○アイリスモレア
▲マサノミネルバ
△ディアヤマト
×カミヒコーキ

函館記念(追い切りについて)  担【けん♂】

函館記念(函館2000m)の追い切りについてふれておきたいと思います。

函W良
シルクネクサス 四位
-----63.0-49.9-37.5-12.6 一杯

サクラメガワンダー 岩田
-----64.1-48.8-36.1-11.7 一杯

モノポール 助手
82.8-66.0-52.4-38.8-12.3 一杯

ロフティーエイム 助手
-----66.7-51.5-38.0-12.0 馬なり

サクラメガワンダーのキレが素晴らしいですね。
長く良い脚が使えている上に終いまでキッチリ追えています。
シルクネクサスを始めとする巴賞組は中1週という厳しいローテ、
それにもかかわらず一杯に追えているということは
疲れが残っていないということと見て良さそうです。
終いが少々鈍ったのが気がかりですが、調子落ちはなさそうです。
モノポールは同じく一杯に追えているのはいいですが
追って伸びず・・未勝利馬と併走して遅れてしまったのは厳しいですね。

函ダ良
アドマイヤフジ 助手
83.8-67.1-53.0-39.5-12.5 一杯

メイショウオウテ 千田
-----69.8-54.6-40.1-12.3 強目

エリモハリアー 黛
85.5-70.4-55.8-40.3-12.4 G前追う

アドマイヤフジは小回りのコースだとトモが流れてしまうかも・・
ということであえて広めのダートコースを選択。
本番に不安があることを示してしまっています。
ダートコースでも追っての手応えはイマイチ・・直線で失速して
しまいました。
メイショウオウテも追って伸びず。
エリモハリアーはゆったり行った割にキレがなく、
上昇は感じられません。

函芝良
ナムラマース 助手
76.1-61.3-47.6-35.7-11.3 1F追う

マチカネキララ 藤田
-----69.8-53.7-39.5-11.8 馬なり

こうして見るとナムラマースの元気の良さが伝わってきます(^^;
速く長い脚が使えている上に終いもキレており、洋芝適性込みで
まったく侮れません。
見栄えのしない馬体からは調子落ちを感じたのですが・・・
芝での追い切りをする馬は基本的に信用しにくいのですが
この馬はダービーでも芝で追い切っているのであまり気にしなくて良さそうです。
前走で太目だったマチカネキララは中1週ということで軽い仕上げ。
動きはそれなりに良いようです。

札ダ良
マイソールサウンド 助手
-----66.6-52.0-38.6-12.1 一杯

コスモテナシャス 調教厩務員
83.0-66.8-51.6-39.1-12.9 1F追う

コスモテナシャスは追ってまったく伸びず・・・
終いの脚に自信が持てない馬だけに前残りできるかどうか
不安が強まった感じです。

函館記念(展開分析)  担【けん♂】

函館記念について考えてみたいと思います。

今回のレースにおけるおおよその位置取りを考えてみると
★逃げ
コスモテナシャス

★先行
サクラメガワンダー
マイソールサウンド
マチカネキララ
モノポール
ロフティーエイム

シルクネクサス
ナムラマース
エリモハリアー

★後方気味
アドマイヤフジ
メイショウオウテ

こんな感じでしょうか(^^;3~6番手辺りにつけたい馬が多くて
各騎手の駆け引きが微妙に影響しそうです。

コスモテナシャスはおそらく押し出されるように前へ・・・
この馬がペースを握るとなると、レースの展開的には巴賞に近い状態になることが
想定されますね。

巴賞(函館1800m)
12.4-11.7-12.4-12.1-12.0-12.2-12.1-11.5-12.2

後半1000mを60.0、それほど速いわけではありませんが
淡々とペースを守って引っ張っています。

過去の函館記念の後半1000mを見てみると
01年 62.7
02年 63.5
03年 59.9
04年 61.2
05年 60.0
06年 64.6 ※稍重

およそ03年と05年に近いペースとなっています。
過去の時計と比較してみても充分に函館記念に通用すると考えられますね。
この2年は両方とも逃げ馬が2着に入っており、その意味ではコスモテナシャスは
侮れない存在と言えそうです(^^)

巴賞で上位に来た馬は中一週で調子を崩していない限り、重視することになりそうです。

巴賞で最下位になってしまったエリモハリアーですが
05年の函館記念を制しているように、後半1000mを60.0というペースに
対応する能力がないわけではありません。
参考までに後半1000mのペース着順について相関係数を取ってみると

-0.5(中程度の負の相関がある)

ということになっています。つまりペースが速くなればなるほど着順が落ちる
傾向
に“おおよそ”あるということになります(^^;
雨でペースが落ちるなどの要因が重なった方がこの馬にはプラスになりそうです。

同様に巴賞1着のシルクネクサスについても調べてみると
後半1000mのペースと着順の相関係数は

-0.5(中程度の負の相関がある)

ということでこちらもそれほどペースアップが望ましい馬ではないことがわかります。
ただしコスモテナシャスのペースで結果を出せているわけですから
これ以上速くなったら・・ということで今回の場合はまったく問題なさそうです。

この馬の特徴は直線に入る前、後半から4ハロン目~2ハロン目にあります。
ここのペースと着順の相関係数は

-0.7~-0.9強い負の相関がある)

直線手前でペースが緩んで脚をためれると力を発揮するタイプ。
函館競馬場の場合、上り坂に入るところで雨の影響が出てペースが緩めば
より一層信頼度が増す事になると考えられます(^^)g