けいけん豊富な毎日

共同通信杯、エルフィンS有力馬抽出  担【けん♂】

今週の3歳戦、共同通信杯とエルフィンSの各馬分析が終わったところで
ざっと有力馬を抽出しておきたいと思います。

今週は関西、関東とも週末まで晴れ続きの予報、良馬場でのスピード決着が
見込まれますね。出走馬によって展開などが大きく変わってきそうなので
あくまで現段階でのメンバーを見て、という見方になります(^^;

共同通信杯】(東京1800m)
各馬分析1は→ココ
各馬分析2は→ココ

期待できるが不安点のある馬
フサイチホウオー(体調)
ニュービギニング(良馬場でのキレ)
ダイレクトキャッチ(ハイペースはやや苦手)
フライングアップル(キレ不足)

期待したいが不安点の大きい馬
フサイチジュエル(初芝のペースアップ、連闘)
マンハッタンバー(前走大敗、能力未知)
フリオーソ(初芝でのキレ不安)

あえて【相当期待できる馬】を該当なし、としてみました(^^;。
元気一杯ムードをアピールしているフサイチホウオーですが
腰の治療を行ったり、皐月賞ぶっつけプランが持ち上がったりだとか
明らかに完調ではないと思われます。
各馬ともにそれなりの不安を抱えながらのレースになるのではないでしょうか。
逆にどの陣営もある程度の期待を持って臨めるという点で
面白いレースになりそうです(^^)g


エルフィンS】(京都1600m)
各馬分析1は→ココ
各馬分析2は→ココ
各馬分析3は→ココ

相当期待できる馬
ウオッカ
ハギノルチェーレ
ニシノマナムスメ

期待したいが不安点のある馬
バクシンヒロイン(距離)
フローラルカーヴ(遠征、消耗)
マイネインティマ(切れ味に限界)
テイエムオペレッタ(前走意味不明の大敗)
ウインアンジェラス(遠征、距離)
サンタフェソレイユ(切れ味が少し見劣る)
ショウナンタレント(遠征、ローテ)


ウオッカは前走後に大幅に馬体を増やしている模様。
500kgオーバーという声もあります。
前走が激走だっただけにその影響を考えると完全に抜けた存在、とは
考えないでいいのではないでしょうか。
ハギノルチェーレはコース適性で前走より上位にきそうな見込み。
切れ味勝負になればかなり面白そう。
素質の高そうなニシノマナムスメも脚の迫力で見劣らないと見ます。

ショウナンタレントが出てくるかどうかで大きくレースの性格が
変わりそうです。出来ればガーッと逃げてもらいたいものですが・・。
前で残り切るほどの力があるかどうかは差し脚の鋭い馬が多いだけに微妙です。
切れ味のある馬が他にもいますが上位陣にちょっと見劣る感じ。
脚の比べあいで見劣るとなると展開がよほどハマらないと苦しいかも。


出走馬が決まり次第、展開などについても見ていきたいと思います(^^)g

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エルフィンS各馬分析3(考察③) 担【けん♂】

さてエルフィンSの各馬分析も大詰め第3弾になります。

第1弾は→ココ
第2弾は→ココ

バクシンヒロイン】(栗東) サクラバクシンオー×(ゴールデンフェザント)
好走しているのは直線平坦な競馬場で1400m以下の距離・・・
典型的なサクラバクシンオー産駒と言っていいと思います(^^;
能力的にはかなり高いものを持っている馬ですが1600mでは
推しにくいですね。京都適性は高いと思われますので兼ね合いが微妙です。
前走の紅梅Sでは不利を受けながらも直線で素晴らしい伸びを見せました。
この脚が京都ならマイルでも使えるのかどうか?試金石となるレースだと思います。

バンビーナピノ】(栗東) マンハッタンカフェ×(バンブーアトラス)
新馬戦で見せた鋭い脚はどこへやら・・後方から伸びきれずに
歯がゆいレースが続いています。前走はその前の2戦よりはマシになってきた感じ
ですが、この程度ではまだ上位には通用しません。
ハイペースに弱いのも今後を考えると致命的かも。

フェスティヴマロン】(栗東) クロフネ×(ノーザンテースト)
共同通信杯との重複登録→ココ

ダートでデビューしましたが若菜賞では通用せず6着。
基本的に末脚に伸びがありませんね。
ダートで大活躍をしたというならまだしもいくらクロフネ産駒と言っても
芝転向、距離延長でいきなりの変わり身を期待するのは酷かも。

フローラルカーヴ】(美浦) アグネスタキオン×(A.P. Indy)
さざんか賞の回顧記事は→ココ

前走は輸送の影響もあってか▲10kgと馬体を減らしての出走。
後方からの競馬となってしまってもメンバー最速の脚で追い込んで3着と
なんとか面目を保ちました。 速いペースでも脚が使えるのは好印象ですね。
今回も出てくるなら遠征競馬、陣営も春を見据えて輸送に慣れさせることを
考えているのかもしれません
(期待度の表れ?^^;)。
前で競馬をしてもセンス良く抜け出せる馬。今回はどういう騎乗をしてくるのか
注目したいです。

マイネインティマ】(栗東) タニノギムレット×(サンデーサイレンス)
福寿草特別の回顧記事は→ココ
福寿草特別時の考察は→ココ

前走は暴風吹き荒れる悪天候の中、末脚を発揮して2着に食い込む健闘。
京都適性が高く、末脚を活かして突っ込んでくる馬ですが切れ味には
頭打ち
があるようです。1400m→1800m→2000mと距離延長を
繰り返していきなり1600mに戻すのはどうなんでしょうか?
ペースが上がって置いていかれてしまうと苦しいかもしれません。

マザーズウィッシュ】(栗東) タイキシャトル×(Mr. Prospector)
千両賞の回顧記事は→ココ

先行気味にレースを引っ張りますがそれほどの伸び脚はありません。
短距離では少々スピードが足らず、かといって距離延長では脚が鈍ってくる・・
前走ではスボリッチ騎手の素晴らしい騎乗に助けられた感があったのですが
今回はどうなるでしょうか・・?
スボリッチ騎手については【のるかそるか~思い入れ競馬~】様の
 コチラの記事をどうぞ。きっと注目したくなるはずです(^^)g

ミルクトーレル】(栗東) ダンスインザダーク×(Phone Trick)
阪神JF登録時の考察は→ココ

馬体の消耗があったようで2ヶ月の休養明けとなります。
どこまで回復をしているでしょうか。
前走(京都1600)では雨に脚をとられたこともあったのか大幅に脚が鈍り、
まったく伸びることが出来ませんでした。
母系の短距離血統の影響が強く出ているようでマイル戦自体が
合ってなかったのかもしれません。
東京でも末脚がある程度使えているので京都でもそれなりに伸びても
良さそうなんですが・・。


ひとまず、共同通信杯、エルフィンSの各馬分析が終わったので
次回はざっと有力馬の抽出を行ってみたいと思います。

エルフィンS各馬分析2(考察②) 担【けん♂】

今年はかなり高レベルと評判の牝馬クラシック戦線。
エルフィンSには本番で1、2番人気を争うであろうウオッカが登場ということで
重要な意味を持つレースとして俄然注目度が高まっていますね。
果たして存在感を示すのはどの馬なのか?各馬分析の第2弾です。

各馬分析第1弾は→ココ

センシュアルドレス】(美浦) アグネスタキオン×(トニービン)
菜の花賞時の考察は→ココ

未勝利戦の勝ち方が良く、菜の花賞でも期待したんですが上位馬に及ばず
6着と敗退・・。伸び脚に限界を感じさせましたが京都に代わってどうなるか?
出てくるならば中1週でなおかつ初の遠征競馬というのも不安点。

タガノグラマラス】(栗東) スペシャルウィーク×(グルームダンサー)
白梅賞(京都1600)2着
走破時計 1.36.1 上がり36.7
12.0-11.1-11.6-12.2-12.5-12.4-11.9-11.9

白梅賞の回顧記事は→ココ

それほど速くないペースで逃げる先行馬。ショウナンタレントが回避した場合は
この馬がハナを切るかもしれませんがその場合はある程度ゆったりした流れに
なりそうですね(^^;最後の伸び脚のキレがないので上位クラスに通用するような
馬ではないと思われます。

テイエムオペレッタ】(栗東) アドマイヤベガ×(Danzig Connection)
ファンタジーS登録時の考察は→ココ

安定した走りで前走の紅梅Sでも大いに期待されましたがよもやの10着(>_<)
馬体にも変動がなく、いつもどおり先行しての失速ですから
まったく意味がわかりません
(涙)ある程度速いペースにも対応でき、
位置取りも前からなので何も問題がなければ有力候補なんですが・・。
全兄のモエレコネクションは寒竹賞のあと骨折してしまったのでわかりませんが
母系は早熟気味っぽい印象なのでもしかしてこのまま終わってしまうかも・・。

ナイツブリッジ】(美浦) Grand Slam×(Topsider)
新馬戦(中山ダート1200)
勝ち時計1.13.1 上がり38.0
12.0-10.8-11.7-12.6-12.7-13.3

ダートの1200からいきなり芝転向、距離延長で格上馬との対戦・・。
余程の能力がないと厳しいと思われますが新馬戦は平凡でした。
Grand Slam産駒の傾向はダートの短距離向きという印象。
芝では中距離での勝ち星もありますが・・微妙です。

同日に行われたレースとの比較
ジャニュアリーS(4歳上1600下) 1.11.2 タイム差1.9

ニシノマナムスメ】(栗東) アグネスタキオン×(Majestic Light)
紅梅Sの回顧記事は→ココ

新馬戦は緩いペースの中の前残り、見るべきものがあまりない内容でしたが
前走の紅梅Sでは騎乗ミスなど不利を受けながら大外一気で最後方から
3着に飛び込む大激走
!さすが良血と思わせる能力の片鱗を見せつけました。
今回は鞍上に武豊騎手を起用する見込み、陣営の期待の大きさが感じられます。
果たしてどんな競馬を見せるのか楽しみですね。

ノボスイーツ】(美浦) アドマイヤコジーン×(ホワイトマズル)
福島2歳S時の考察は→ココ

基本的には1200mが適性でしょう。1400mはこなせるくらい・・。
更なる距離延長は微妙だと思います。前につけてジリジリと粘る競馬なので
これ以上脚が鈍るようなら厳しいでしょう。
前走で輸送を経験しているのは関東馬としては好印象ですが・・。

パイクーニャン】(栗東) フレンチデピュティ×(Cozzene)
未勝利戦(京都1400)
勝ち時計1.22.6 上がり35.8
12.4-10.9-11.5-11.6-11.9-11.9-12.4

母はセントウルSで2着になった短距離馬、どうやら母系の影響が出ている
ようですね。おそらく芝ダート兼用になっていくという感じですが
距離は長くても1400mまでではないでしょうか。
ダートで負けた後、芝に転向して勝ちあがりましたが時計は微妙。
切れ味も強調材料に欠ける印象です。前走で馬体を減らして2ヶ月の休養、
成長があれば・・・

ハギノルチェーレ】(栗東) ダンスインザダーク×(Seeking the Gold)
阪神JF(阪神1600)9着
走破時計1.34.2 上がり34.8
12.2-10.7-11.5-11.9-12.0-11.7-11.2-11.9

ファンタジーSで4着に入り、実績的には上位だったのに主戦の四位騎手は
ウオッカを選択
・・結果的には慧眼だったわけですがこの馬にとっては辛い結果と
なりました。後方待機から爆発的な脚で追い込んでくる馬です。
前が止まらなかった開幕当時の阪神競馬場では届きませんでしたが
差しが決まりだしている京都なら面白いかもしれません。
血統的にも京都は合うので巻き返しに期待したいですね。

続きます。

エルフィンS各馬分析1(考察①)  担【けん♂】

次は牝馬限定戦、エルフィンS(京都1600m)について見ていきたいと思います。
なんといっても注目は阪神JF馬ウオッカの出走。
春に向けて始動するわけですがこれまでの戦績が浅く、前走で見せた力が
本物なのかどうかをここで確認する必要があります。
そしてここでこの馬相手にどういう走りを見せるかで他馬も力関係が見えてくる
ということになるかと。
クラシックを考える上で重要なレースと言えそうですね(^^)g
登録頭数が23頭と多いので除外も出そうですがひとまず全頭の各馬分析に
入っていきたいと思います。

ウインアンジェラス】(美浦) Bertolini×(Riverman)
フェアリーS時の考察は→ココ

新馬戦ではショウナンタレントの速いペースに追走して鋭く差し切りました。
昨年の新馬戦としては東京1400mで最速の走破時計(1.22.8)です。
※牝馬最速はピンクカメオのくるみ賞(1.22.6)
血統的に距離短縮は合うかと思われたフェアリーSでは出遅れて後方からの
競馬になり、力の要る馬場に脚をとられて6着と結果を出せませんでした。
鋭い脚があるので直線が長いコースが合いそうなので京都は良さそうです。
距離延長がどうでるかと初の遠征競馬の影響がどうかが鍵。

ウオッカ】(栗東) タニノギムレット×(ルション)
阪神JFの回顧記事は→ココ
阪神JF時の考察は→ココ

非常に高レベルだった昨年の阪神JF。圧倒的な能力で制したこの馬の評価は
一気に高まりました。前気味に追走して抜け出す競馬で安定感もあります。
馬格もあるので多頭数も心配ないでしょう。
不安があるとすれば前走で▲10kgと消耗したことくらい。
ハイペースに強いので今回ショウナンタレントが引っ張ってくれれば
さらに有利な展開になりそう。

ウルワシノハナ】(栗東) キャプテンスティーヴ×(サクラテルノオー)
新馬戦はダートの1000m、鋭い脚を見せて期待されましたが
芝転向の小倉2歳Sではまったく通用せず。その後ダートに戻って
距離延長をしましたが脚が鈍ってしまい二桁着順続き・・馬体の消耗も激しいです。
改めて芝に戻っても・・・厳しいでしょう。

エフテーストライク】(美浦) ブラックタキシード×(サクラショウリ)
地方からの参戦。中央挑戦となった呉竹賞(中山ダート1200)では
まったく通用せず14着と惨敗。芝に活路を見出すと言っても・・。

エミネンツァベルタ】(栗東) タイキシャトル×(Danehill)
小倉2歳S時の考察は→ココ

少なくとも1200mより長い距離では厳しい馬。
先行してつぶれる・・・パターンを繰り返してしまいます。
今回も先行争いでペースアップに貢献するくらい?

ケアレスウィスパー】(栗東) フジキセキ×(ノーザンテースト)
若菜賞(京都ダート1400)4着
走破時計1.25.8 上がり37.7
12.0-11.0-11.8-12.4-12.5-12.4-13.3

ダートで2戦、フジキセキ産駒だけに芝転向で適性を見たいというところだと思います。
ただしキレもそれほどあるわけでもなさそうで強調点に欠けますね。
出てくるとしたら中1週、前走も中1週で出てますのでかなりキツイでしょう。

サンタフェソレイユ】(美浦) アグネスタキオン×(ノーザンテースト)
フェアリーSの回顧記事は→ココ

デビュー当時はある程度前で競馬をして抜け出すパターンでしたが
ここ3戦は後方に控えて脚を活かす競馬にスタイル変更。
たしかに切れ味がある馬なのでどっちがいいかはまだ不明な感じ。
短距離でも通用するスピードがありますが適性はマイル周辺でしょう。
少々馬場が重めでも脚が鈍らないのがいいところ
キレ自体はほんの少し一線級に見劣りますが馬場状態によってはクローズアップ。

ショウナンタレント】(美浦) アグネスタキオン×(Great Commotion)
かなりのハイペースで逃げる馬。出てくるならば今回もペースメーカーになると
思われます。ただ・・・鞍上が柴田善騎手だとちょっと落ち着いてしまうのが
歯がゆいところ。もっとガンガン行っていい馬だと思うんですが・・(^^;
今回は中1週になること、遠征競馬になることなどが不安点
逃げて突き放す競馬を見たいですね。

続きます。

共同通信杯各馬分析2(考察②)  担【けん♂】

鬼のように忙しい日々が続いております。
さすがに40時間とかぶっ続けで働いていると脳みそがとろけそうですね(笑)
仕事の合間の時間を全て競馬(ブログ)に費やして
なんとか気分だけでもリフレッシュ?(^^;

では共同通信杯の各馬分析第2弾に入りたいと思います。

第1弾は→ココ

フサイチジュエル】牡 スペシャルウィーク×(アンバーシャダイ)
新馬戦(京都ダート1800)
勝ち時計 1.55.4 上がり35.9
12.4-11.9-14.0-13.9-13.7-13.3-12.5-12.0-11.7

出てくるとしたら連闘になります。
先週京都のダートで勝ち上がったばかりのホヤホヤ、いきなり芝転向で重賞挑戦
というのは普通に考えたら厳しいでしょう。走破時計は古馬や同期の馬と
比べてもかなり遅めですが上がりの切れ味は抜群です。
この週末に行われた京都ダートのレースの中では古馬を含めて最速の上がり
バイオレットSで圧倒的な切れ味を見せたシャドウストライプが36.0
ですからかなり高く評価して良さそうです。
ただし・・・異様なまでに遅いペースであったことなど
芝転向での不安はやはり大きいですね。
血統的には芝適性は十分ありそうなのでスローの切れ味勝負なら面白いかも・・

同日に行われたレースとの比較
3歳500下 1.54.3 タイム差1.1
前日に行われたレースとの比較
4歳上500下 1.52.6 タイム差2.8

フサイチホウオー】牡 ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
ラジオN杯(阪神2000)
勝ち時計 2.02.1 上がり34.3
13.0-11.3-12.3-12.3-12.5-13.0-12.5-11.8-11.5-11.9

ラジオN杯の回顧記事は→ココ
東スポ2歳Sの回顧記事は→ココ

重賞2勝を含む3連勝(無敗)で注目を集めている大物候補。
クラシックの本命と考えている人も多いのではないでしょうか。
たしかにまだ底を見せていない、という点で奥深さを感じますが
実のところこれまでのレースは内容的に微妙なものばかり・・。
未だに厳しい流れのレースを体験していないのが一番の不安材料です。
今回のメンバーでは厳しい流れになりそうもないですが
本番前に速いペースを経験できないというのは・・やばいかも。
先のことは置いておいて今回は腰の疲れが出て体調面で不安があること以外は
ほとんど問題ないでしょう。トニービン→ジャングルポケットと続く
東京適性はこの馬にも活きているようです。
キレ勝負で上回られることがあると苦しいですが勝負強さがあるので
上位は堅いと思われます。

フライングアップル】牡 Rahy×(Fire Maker)
朝日杯FS(中山1600)4着
走破時計1.34.7 上がり35.3
12.6-11.0-11.3-11.9-12.1-12.2-11.1-12.2

朝日杯FS時の考察は→ココ

あまり忙しい競馬は合わないようなので距離延長は良い方向に出そうです。
場合によっては逃げることも出来るし、前気味に追走して抜け出すことも出来る馬。
切れ味などが鋭いわけではなくセンスの良さで上位に絡んできます。
展開的に勝つのは難しそうですが安定感がありますね。

マイネルブリアー】牡 グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
百日草特別の回顧記事は→ココ

基本的には後方から追い上げる競馬ですが切れ味の面で一線級には1、2枚見劣ります。若竹賞でも最速の上がりを記録していますが差し切るほどの力はなく9着と敗退・・・。
位置取りを前にするとキレがもう一段階低下するので結果的に掲示板があれば
いいところだと思われます。

マンハッタンバー】牡 マンハッタンカフェ×(トウショウボーイ)
新馬戦ではジャングルポケットのレコードを破る快走を見せ、大きく期待されましたが
その後ソエの影響で5ヶ月の休養。前走では+20kgと大きく馬体を膨らめて出走し、
本来の持ち味である先行すら出来ず後方待機のまま10着と大敗してしまいました。
マンハッタンカフェ産駒自体が休み明けに強くない、という傾向がありそうなので
馬体を成長させた分が活きてくれば復活もありえるかも?
ある程度速いペースで引っ張って最後に伸びる競馬が再び出来れば有力候補。

インパーフェクト】牡 ナリタトップロード×(アイシーグルーム)
コスモバルクに続く北海道の期待の星ですが・・・能力の限界が
見えてきてしまった感
があります。
前走のホープフルSでは速いペースを4番手あたりで追走しましたが
脚を失って後退・・・12着と大敗してしまいました。
坂のある直線も良くなさそうです。勝ちパターンが見当たらないのが・・・致命的。

フリオーソ】牡 ブライアンズタイム×(Mr. Prospector)
ダートのマイル辺りで活躍している期待馬。
前走で全日本2歳優駿(GⅠ)を制覇しました。
芝は初挑戦になりますが陣営は「強い馬に芝ダートは関係ない」と超強気(^^;
ここで気になるのはブライアンズタイム産駒の傾向です。
近年は芝よりダート適性が高い馬が良く出ている・・と言われていますが
それだけでなく距離適性も短くなってきているというデータがあります。
★ブライアンズタイム産駒の平均勝ち距離(芝レース)
98年 1864m
99年 1802m
00年 1593m
01年 1716m
02年 1631m
03年 1570m
04年 1533m

これを見るとブライアンズタイムが長距離血統という印象は
徐々に失われていっている
ことがわかりますね。
今回の1800mという距離はギリギリこなせるかどうか・・?
ということになるのかもしれません。
地方の重めダートとはいえ切れ味は微妙。
芝で突き抜けるほどのものがあるのかどうか・・・注目したいですね(^^)g

共同通信杯各馬分析1(考察①)  担【けん♂】

さて共同通信杯の各馬分析です。
このところ実際に出走馬が決まると回避馬が意外に多く、
少頭数となることが多いのですが今回はどうなるでしょうか?
出走枠16頭に対して登録馬は14頭・・・微妙です。

ダイレクトキャッチ】牡 スペシャルウィーク×(Storm Cat)
京成杯(中山2000)5着
走破時計2.02.0 上がり34.6
12.6-11.6-13.4-12.2-12.5-12.1-12.2-11.4-11.4-12.2

京成杯の回顧記事は→ココ
京成杯時の各馬分析は→ココ
おそらく1600~1800mが適性の馬。距離短縮は良い方向に出そうです。
末脚の切れがウリの馬なので東京競馬場も合うと思われますね。
東京競馬場で走った新馬戦(1600m)では緩いペースながら33.4という
鋭い脚を発揮。今回も切れ味勝負に持ち込めたら楽しみな存在だと思います。

ダンシングオウジ】牡 ニューイングランド×(ダンシングブレーヴ)
地方からの参戦、前走は中央の中山ダート1200mに挑戦しましたが
勝ち馬に20馬身近く離される大敗。距離延長、初芝で変わり身に期待する
といってもさすがに厳しいことこのうえないと・・。

ツカサラッキー】牡 デザートストーリー×(ノーザンテースト)
若駒S時の考察は→ココ

2000mよりはマシだと思いますがそれにしても通用するレベルでは
ありません。残念・・。

ニュービギニング】牡 アグネスタキオン×(Alzao)
ホープフルS(中山2000)
勝ち時計2.01.1 上がり35.6
12.4-11.1-11.3-11.8-11.9-12.3-12.5-12.7-12.4-12.7

ホープフルSの回顧記事は→ココ
ユルユルのペースだった初戦はまったく評価できる内容ではありませんでしたが
ホープフルSでは厳しいペースの中、一気の差し切り勝ちをみせ評価を一変。
年末の中山の少々力のいる馬場で見せた末脚は非常に強力でした。
良馬場でどのくらいのキレを見せるかはまだイマイチ不明ですが
長い脚を使えますし東京の坂も問題にしないと思われます。
週末までに雨が降るようなら期待度アップ。

ニードルポイント】牡 フジキセキ×(Silver Deputy)
新馬戦はフサイチホウオーに10馬身近く離された9着。
その後ダートに転向して勝ち上がりましたがダート2戦目で10着と大敗。
先行抜け出しをしたい馬ですが末脚に伸びがなく失速してしまう状態です。

ノワールシチー】牡 ブラックタキシード×(パラダイスクリーク)
未勝利戦(中京2000)12着
走破時計2.04.5 上がり35.5
12.5-11.0-11.7-13.5-13.5-13.0-12.7-12.2-11.3-11.4

芝で3戦して勝ちあがれず、ダートに転向。芝では相当緩いペースでも
末脚の伸びがなく、能力的に疑問です。ダートでの勝ちも斤量ハンデを
もらったうえにゆったりしたペースなのに上がりはダラダラ・・・
非常にレベルが低いと考えられ期待はできません。

同日に行われたレースとの比較
中日新聞杯 1.57.8 タイム差6.7

フェスティヴマロン】牝 クロフネ×(ノーザンテースト)
若菜賞(京都ダート1400)6着
走破時計1.26.6 上がり39.0
12.0-11.0-11.8-12.4-12.5-12.4-13.3

ダートの1400mで勝ち上がりましたが若菜賞では見せ場なく6着。
芝転向で変わり身に期待したいのでしょうがいきなり重賞で距離延長は
無謀でしょう。牝馬限定レースのほうにも登録がありますので
おそらくそっちに出ると思われます。

続きます。

今週の競馬展望  担【けん♂】

今週の3歳戦は結構重要なレースになりそう。
クラシックにつながるレースとして内容の方もキチッと
見ておかねばなりません(^^)g

・共同通信杯(東京1800m:GⅢ)
・エルフィンS(京都1600m:牝馬)
・春菜賞(東京1400m:牝馬)
・萌黄賞(小倉1200m)


クラシック路線の中盤の山場と考えられていた共同通信杯
昨年は有力馬が大激突して大いに盛り上がりましたが
今年は・・・非常に微妙なレースになりそうです。
登録頭数が地方馬を入れて14頭と出走枠を下回っている時点で
予想がつくんですが、ダートからの芝初挑戦組が相当数いて
重賞とは実質的に言い難い状況
有力馬のフサイチホウオー、前走で評価を一変させたニュービギニング
参戦で他馬が回避してしまったのでしょうか・・・?
馬券的にも堅くおさまりそうな予感(^^;

エルフィンSの注目はなんといっても阪神JFを制したウオッカです。
大物感たっぷりの勝利で春に向けて大いに期待される馬ですが
戦績が浅く、ここでも確実に勝って評価を安定させたいところ。
個人的に注目しているのは前走の内容が凄かった良血馬ニシノマナムスメ
逃げ馬として活躍しそうなショウナンタレントでしょうか。
かなり短距離路線の馬がいるのでペースも速くなりそう。
楽しみな一戦だと思います。

春菜賞はエルフィンSとの重複登録馬を含めて34頭と
登録頭数が多くてどの馬が出てくるのかさっぱりわかりません(^^;
微妙な距離ではありますが東京コースですし、ここで強い勝ち方をする馬が
現れたら本番に向けて楽しみなんですが・・・。
出走馬が決まったら内容についてふれてみたいですね。

萌黄賞は短距離に特化した馬のレースになりそう。
メンバー的にも少々微妙です。デビュー前に大物視された馬も登録しては
いるんですが・・こちらは回顧という形で見る事になりそうです。


古馬の方は重賞が2つ。
・小倉大賞典(小倉1800m:GⅢ)
・シルクロードS(京都1200m:GⅢ)


3歳戦の分析の進行状況にもよりますがおそらくどちらかを選んで
予想することになるんじゃないかと。
現在のところ小倉大賞典のほうがそそられますね(^^;
小倉開催ということで乗り代わりなどが大きく明暗を分けそうな印象
マルカシェンクには誰が騎乗するのでしょうか・・?


次回は共同通信杯の各馬分析から入っていきたいと思います(^^)/

京都牝馬S回顧(能力の差)   担【けん♂】

シャドウストライプの衝撃も覚めやらぬ中、京都牝馬S(京都1600m)が
行われました。
昨年新設された牝馬限定のGⅠヴィクトリアマイルにもつながっていくと
考えられる今回のレース。中距離路線の有力馬の距離短縮組と
短距離路線からの距離延長組がぶつかり合う、まさに距離適性を問われる
メンバー構成
となりました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲ディアデラノビア  1.33.0 上がり33.9
2着△ウイングレット    4馬身
3着 アグネスラズベリ
4着×サンレイジャスパー

8着◎ソリッドプラチナム
9着○コイウタ

※全着順は→ココ

先行していったのはキープクワイエット、マイネサマンサの2頭。
しか他馬も離されず群れるようにして速めのペースで進んでいきました。

12.5-10.9-11.4-11.9-11.5-11.1-11.9-11.8

以前の考察(ココ)で触れたとおり200~400mのラップが
10秒台に突入するとマイネサマンサは最後まで脚が持ちません。
今回のラップでは10.9ですからこの時点でマイネサマンサは脱落ですね。

中段後方に控えたディアデラノビア、それを見るようにサンレイジャスパー、
そしてソリッドプラチナムが続きます。1頭ポツンと遅れてしまったのは
ダイワパッション・・・やはり調子が良くないようですね。

心配されたディアデラノビアの馬体重は増減なし。
香港帰りの疲れ・・・というのは杞憂だったのかもしれません。

直線に入り、横一線になって各馬が脚の比べあい!
その後ろから馬群をぶち破ってディアデラノビアが強引に前に出ます
驚くほどの力強さ!
壁を抜けてからの脚はもう他馬をまったく相手にしていませんでした。

重賞、というよりGⅠでもトップ争いをする馬の格を見せつけるように
あっという間に4馬身差をつけてゴールイン!
上がりのタイム33.92番目に速い馬に0.8差をつける
圧倒的な切れ味
でした。

2着には先行して粘りこんだウイングレット。
やはりこの距離なら侮れません。
3着にはアグネスラズベリが飛び込みました。
マイルでも好走出来る力を見せたのは収穫でしたがやはり上位馬には
1、2枚足りない印象・・・。

サンレイジャスパー、ソリッドプラチナムもそれなりに脚を発揮しましたが
ディアデラノビアとの切れ味の差は歴然・・・今後に不安が残るレースと
なってしまいましたね。

重賞とOPとの間には大きな壁がありますが
GⅠとGⅡ、GⅢの間にもとてつもない壁があるのだということを
改めて感じさせたレースだったと思います。

牝馬のマイル戦線、ディアデラノビアの名前はかなり重要視する必要が
ありそうですね(^^)g
今年で引退ということなので最後に大きな花を咲かせることが
出来るかどうか・・・注目したいです。

バイオレットS回顧(ドバイへの夢・・)  担【けん♂】

好天に恵まれちょっとした早春気分の中、京都競馬場で
バイオレットS(京都ダート1400m)行われました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎シャドウストライプ  1.24.5  上がり36.0
2着△トロピカルライト    13/4
3着○ビクトリーテツニー    3

5着×コンゴウダイオー
7着▲ワンダーポデリオ

※全着順は→ココ


スタート良くハナを切っていったのは初ダートとなるメジロアダーラ
しかしそれをトロピカルライトがかわしていきました。

12.0-10.8-12.1-12.4-12.5-12.3-12.4

それほど速くはないですが緩めずに押し切るトロピカルライトらしい逃げ脚、
メジロアダーラも頑張って並ぼうとしましたが徐々に置いていかれてしまいます。

少し離れてチアズウイナー、アートオブウォーそしてワンダーポデリオが続き、
いつもは先行気味のコンゴウダイオーが連闘の疲れか元気なくその後ろ。
シャドウストライプは後方2番手辺りから徐々に進出を開始しました。
最後方に待機したのはビクトリーテツニー、こちらは脚をためて
なんとか追い込んでいきたい馬なのでジッと我慢の競馬です。

コーナーを曲がっても先頭はトロピカルライト
完全に自分のペースで走っていますのでこのまま押し切るのが
この馬の勝ちパターン!

しかし・・・後方からもの凄い手ごたえで追い込んでくる馬が1頭!

シャドウストライプ!

まさに並ぶ間もない、という感じで次々と前の馬をかわし、
馬場の中央外目を駆け抜けてあっという間に先頭へ・・・

トロピカルライトの斤量が58kgでなかったらもう少し頑張れたかも・・・
とも思いますが手ごたえの差はあまりにも歴然(>_<)
トロピカルライトの上がりは37.5、シャドウストライプは36.0

3着には後方から追い込んだビクトリーテツニーが突っ込みましたが
位置取りからいってもここが精一杯だったと思います。
その意味でも有力な先行実績馬であるトロピカルライトを
あっさりかわしたシャドウストライプの脚は凄まじいですね(^^;

ドバイのUAEダービーにも登録しているシャドウストライプ
大きく夢が広がるレースになりました。
次走はどこを走るのか?大注目です(^^)/

週末の3歳戦回顧   担【けん♂】

今週行われた3歳戦についてふりかえってみたいと思います。

ゆりかもめ賞】(東京2400m)

東京2400mという舞台で行われたゆりかもめ賞。
設定はダービーと同じですから、中距離以上の適性の馬で
ダービーを意識している馬が多数登録してきても良さそうなレース・・・
なんですが実際には8頭立てという少頭数(涙)、
出走メンバーもこれまで実績を残せていない馬ばかり・・(^^;

出走メンバーの父親は
メジロマックイーン 2頭
スペシャルウィーク 2頭
ダンスインザダーク 1頭
サドラーズウェルズ 1頭
グラスワンダー   1頭
マンハッタンカフェ 1頭

こうして見てみると長距離血統という傾向が見え隠れしますね。
メジロマックイーン産駒が頑張っているのが個人的には嬉しい感じです(^^)g

レースは1番人気を背負ったマンハッタンカフェ産駒のヒカルオオゾラと
メジロマックイーン産駒のホクトスルタンが2頭で競い合いながらの
大逃げペース。後続を9馬身ほど離してレースを引っ張りました。

12.6-11.1-11.9-12.1-12.3-12.6-12.4-13.4-13.4-11.2-11.6-12.5

東京2400mを逃げ切ったというと昨年の青葉賞のアドマイヤメイン
思い出しますね(^^)

06青葉賞 アドマイヤメイン 2.25.3 上がり35.3
12.6-11.1-12.0-12.4-12.3-12.1-12.5-13.0-12.0-11.5-11.6-12.2

ポイントとなるのは向こう正面をペースを落とさずに駆け抜けていること
そしてロングスパートで後続を突き放していることです。

今回大逃げを打った2頭は競い合いながら向こう正面をあまりペースを
落とさずにレースを引っ張りましたが・・・やはり直線手前で基本性能に
差があることを露呈してしまいました。ガクッとペースが落ちて
一気に後続に詰め寄られ、一団となって直線に進入。

道中は最後方辺りを追走していたもう1頭のメジロマックイーン産駒の
マイネルヘンリーは直線に入っても最後方をウロウロしていましたが
直線半ばの坂で各馬が苦しんでいる辺りで一気に加速、
突き抜けてそのままゴールイン!

結局、走破タイム自体は2.27.1と遅いものでしたが
上がり3Fは34.7と他馬に1秒近く差をつける切れ味を見せ、
今後に期待をつなげる能力の一端を示しました。
血統的には晩成気味、バリバリの長距離向きの配合ですので
ダービーもしくは菊花賞辺りになれば面白い存在になれるかもしれません。
順調に力をつけていってもらいたいものですね(^^)g

マイネルヘンリー】牡 メジロマックイーン×(Sadler's Wells)

1着マイネルヘンリー 2.27.1 上がり34.7
2着エルソルダード   11/4
3着サンアイブライト

※ゆりかもめ賞の全着順は→ココ

もうひとつ、土曜日に行われたクロッカスSについて

クロッカスS】(東京1400m)
このレースも微妙なメンバー構成。
これまで結果を出し切れていない短距離傾向の馬が集まりました。

レースは当ブログでも何度も取り上げている短距離の逃げ馬サープラスシンガー
スタート良く飛び出して引っ張っていきました。

12.9-11.4-11.6-11.9-11.2-11.2-11.9

サープラスシンガーは気分良くガーッと逃げさせるとかなり高い能力
発揮する馬です。道中を緩めず速めのラップで押し切れる力がありますね。
ただし先行争いに負けて控える競馬をさせたりするとまったくダメ・・・。
その点では田中勝騎手が今回は上手く乗ったと思います。
スタートも見事でした(^^)g

しかしこれまでのところ、1200mが限界の馬で1400mになると
途端に失速してしまうという距離の壁にぶちあっていましたので
今回もちょっと期待しにくいかと思っていたんですが・・・

開幕週ということもあり、直線でも脚がまったく鈍らないサープラスシンガー!
後続につけた1馬身はとうとう最後まで縮められることなく
そのまま押し切り勝ちとなりました(^^)g

田中勝騎手のレース後のコメントは
速いから誰も追っかけてこない。あれじゃあ持つよ。
 最後はバタバタになってたし、千二がベターかな


まだスタミナ不足は感じている模様。
次回は1200mのファルコンSを予定しているとのことなので
得意の距離でまた気持ちよく逃げることが出来るかどうか、注目したいですね(^^)

サープラスシンガー】牡 Songandaprayer×(Ghazi)

1着サープラスシンガー 1.22.1 上がり34.3
2着ウィズディクタット  11/4
3着メダイヨン

※全着順は→ココ

アジアマイルチャレンジについて  担【けん♂】

2007アジアマイルチャレンジ(AMC)のシリーズ登録が1月22日に締め切られ、世界各国からG1の勝ち馬50頭を含む合計403頭の登録があった。

なお、今回シリーズ登録した馬については、自動的にドバイデューティフリーの登録馬となる。

「シリーズ登録」とは、AMCのチャレンジボーナスへ登録することをいう。チャレンジボーナスとして、シリーズ4レースすべての競走に優勝した馬は400万米ドル(約4億8千万円)、3レースの優勝馬には200万米ドル(約2億4千万円)、2レースの優勝馬には100万米ドル(約1億2千万円)が交付される。また今回シリーズ登録していない馬でも、今後3回の追加登録(有料)の機会がある。なお、去年はシリーズ登録が各シリーズ競走の予備登録を兼ねていたが、今年は各競走への予備登録は個別に行うこととなる(ドバイデューティフリーを除く)。

海外の主な登録馬としては、去年のブリーダーズカップ(BC)マイル優勝馬ミエスクズアプルーヴァル、去年はアメリカで芝・ダートとも素晴らしい活躍を見せたラヴァマン、去年のチャンピオンズマイルと安田記念に優勝して最初のAMCボーナス獲得馬となったブリッシュラックや、去年の香港マイルの優勝馬ザデュークなどが登録している。
ラジオNIKKEI


アジアマイルチャレンジの対象レースは下記の4レース。
3/3  フォーチュリティS(オーストラリア)1600m
3/31 ドバイデューティーフリー(UAE) 1777m
4/29 チャンピオンズマイル(香港) 1600m
6/3  安田記念(日本) 1600m

安田記念に出走できる外国馬は9頭まで(フルゲート18頭)ですから
前の3戦で1勝でもしている馬はほぼ確実に出走してくると
考えられます。今年の安田記念は・・・大激戦の予感?(^^;

日本からはまずドバイデューティーフリーにダイワメジャーが挑戦決定。
フサイチリシャールはゴドルフィンマイル(ダート1600m)に出走。

ここで勝つようならアジアマイルチャンピオンに向けて大きな一歩を
踏み出せることになります。

このアジアマイルチャレンジに登録している馬は世界各国合わせて403頭、
(日本馬61頭を含む)
世界を股にかけて活躍していくのはどの馬なんでしょうか・・?(^^)g

ちなみに日本の登録馬を見てみると・・・
アサクサデンエン アサヒライジング アドマイヤカリブ
エアシェイディ キストゥヘヴン キンシャサノキセキ
コイウタ ジャリスコライト ダイワメジャー
マイネルスケルツィ アドマイヤムーン アドマイヤメイン 
スウィフトカレント スーパーホーネット スズカフェニックス 
ステキシンスケクン ディアデラノビア ハットトリック フサイチリシャール 
などなど・・・となかなか凄いメンバー。

東京新聞杯で素晴らしい脚を見せたスズカフェニックスのほかに
アドマイヤムーン、アドマイヤメインと武豊騎手のお手馬が被っており、
どの馬に乗るのか・・?そんなところも非常に気になりますね。

個人的にもっとも気になるのは先ほどあげたアドマイヤメイン
サイレンススズカとまでは言いませんが、異能の逃げ馬として
将来性が高いと踏んでいるんですけど・・・この馬が能力を発揮したのは
武豊騎手が騎乗したときだけ。
柴田善騎手も悪いとは言いませんがこの馬の能力を引き出す騎乗は
期待できません(失礼^^;)。
今年こそ開花!と期待しているだけになんとかならないもんでしょうか・・

どの馬にどの騎手が乗るのか?外国馬の参戦は・・?
今年の競馬はまた盛り上がっていきそうですね(^^)g

京都牝馬S緊急予想(^^;   担【けん♂】

やはりギリギリになってしまった京都牝馬S・・・(^^;
内容について細かくふれずに予想するのは流儀ではないんですが
簡単な各馬分析から予想に入ってみたいと思います。

1 1【スマイルフォライフ】牝4 54kg 和田
1000万条件を勝ち上がったばかり。
前走は内容的にはレベルが低かった愛知杯の10着辺りなのでかなり厳しい。

1 2【ビアチェヴォーレ】牝6 54kg 角田
斤量51kgでも前走で歯が立たず。血統的にも距離短縮で良い印象はありません。

2 3【ワディラム】牝6 55kg 高田
4ヶ月の休み明け。休み明け初戦から走れる馬ですが実質1000万下を
勝ち上がったばかりの馬。重賞で55kgは見込まれすぎかと。

2 4【ディアデラノビア】牝5 54kg 岩田
重賞5連続3着(笑)。実力的には今回の中では相当格上。気になるのは香港帰りと
いうこと。今回調教は馬なりで太目、ということは疲れが出て強い調教が
出来なかったということを意味していると思われます
。力関係で上位にいくのは
間違いなさそうですがもう一歩のところで詰めの甘さが出そうな印象。
信頼し過ぎは危険とみます。

3 5【コイウタ】牝4 55kg ルメール
前走のダート、骨折明けの秋華賞は条件的に厳しいだけでなく距離もオーバー。
1400mのオーロラCで2着ということでフジキセキの従来の産駒と同様
マイル周辺が適性の馬と考えられます。まだ成長途上の印象はありますが
基本素質は今回のメンバーでは上位。鞍上の手腕込みで期待感がある馬だと思います。

3 6【キープクワイエット】牝6 54kg 池添
血統的には距離短縮が良い方向に出そうですが能力的に不足感があります。
重賞では厳しいかと。

4 7【ライラプス】牝5 55kg 武幸
重賞常連組ながら、よほど相手関係に恵まれないと通用していません。
決め手の欠けるのが致命的。

4 8【マルターズヒート】牝6 54kg 上村
障害から帰ってきて3走中2走が二桁着順・・・上昇材料に欠けますね。

5 9【サンレイジャスパー】牝5 55kg 幸
エリザベス女王杯時の考察は→ココ
本格化傾向にあり、決め脚があるので侮れませんが前走の負け過ぎが
気になります。騎手の乗り代わりがあったため仕掛けどころに苦しんだのであれば
今回も期待しにくい
感じ。長く平坦な直線は明らかに得意なコースなので
タイミングが合えば怖い存在。

510【アクロスザヘイブン】牝4 53kg 川田
1000万下を勝ち上がったばかり。内容的にも評価できるほどではありません。
伸び脚に切れがないので直線の短いコースのほうが合いそうです。

611【アグネスラズベリ】牝6 54kg 本田
1400mなら信用できますがマイル戦になると途端に切れがなくなります。
馬体が増え続けているのが成長ならば・・・。

612【ダイワパッション】牝4 56kg 小牧
短距離適性が高い馬。マイルは厳しいですね。夏以降調子を崩しているのも不安。

713【ウイングレット】牝6 55kg 田中勝
1800mまでなら重賞でも連対、掲示板までは十分にありえます。
先行粘りこみがうまくハマれば楽しみな馬だと思われます。

714【ソリッドプラチナム】牝4 54kg 柴原
鞍上が柴原騎手に戻りました。内容が良かった白百合Sなど好走経験がありますので
この乗り代わりは良い方向に出そうです。末脚の切れで勝負する馬なので
京都競馬場はベストだと思われます。

815【マイネサマンサ】牝7 56kg 安藤勝
マーメイドS時の考察は→ココ
考察にあるとおり、この馬の好走ポイントは
1)馬場が重たくなって後方の馬が届かないとき
2)高速馬場になって前で能力以上の脚が使えてしまうとき
3)スタートで差をつけられないこと(出遅れないこと^^:)

という3つ。
1については雨の予定ではないので差し馬が脚を使えてしまいます。
2についてはすでに馬場は荒れ気味、高速馬場ではありません。
3についてはわかりませんが重賞ということで暴走する馬が出てくるかどうか?
ちょっと展開がハマるパターンは考えづらそうかと。

816【レクレドール】牝6 56kg 柴山
エリザベス女王杯時の考察は→ココ
札幌でのみ好走がある馬(愛知杯はメンバーが弱化したため4着)。
力の衰えも顕著です。期待するのは酷かと。

今回の予想
◎ソリッドプラチナム
○コイウタ
▲ディアデラノビア
△ウイングレット
×サンレイジャスパー

決め脚、馬の状態からソリッドプラチナムを本命とします。
期待の新4歳馬の一角としてここらで改めて存在感を
アピールしてもらいたいものです。

コイウタは決め手には欠けるもののマイル適性が高く、
それなりに上位に食い込む力がある馬。
勝ち切るまでの印象はありませんが今後のマイル路線の常連として
名を上げてもらいたいですね。

ディアデラノビアはあっさり勝ってもおかしくありません。
しかしどうにも体調が気になります。
歯車が噛みあわなければ大敗もありえるのが競馬の恐ろしさ。
押さえたい馬ですが信用するには厳しいと思います。

前残りがあるとしたらウイングレットだと思われます。
後方の馬がそれほど伸びてこなければ粘りこみもありえるかと。

サンレイジャスパーの決め脚は怖いものがありますが
鞍上と噛みあわなければ不発の不安も消せません。
押さえますが過剰な信用はしにくいですね。


今後、ヴィクトリアマイルにもつながっていくであろう牝馬の
マイル路線。期待がつながる走りを見せてもらいたいと思います。

バイオレットS最終予想   担【けん♂】

心配された天気の崩れもどうやら日本海側だけの模様。
明日はバイオレットS(京都ダート1200m)が行われます。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
有力馬抽出→ココ

出走枠順
1 1ベンティスカ    幸
2 2ワンダーポデリオ  石橋守
3 3メジロアダーラ   武幸
4 4トロピカルライト  川田
5 5チアズウイナー   田中勝
6 6シャドウストライプ 安藤勝
7 7ビクトリーテツニー ルメール
8 8コンゴウダイオー  岩田
8 9アートオブウォー  小原

有力馬のうちかなりの馬が回避してしまったためかなり地味に
なった感がありますが(^^;次世代の中心として期待されるダート馬が
出走しており、なかなか楽しみなレース。

先行馬の中心はトロピカルライト、追い込み馬の中心はシャドウストライプ
短距離から距離を伸ばした先行馬もおり、ペースはそれなりに速くなりそう。
そのまま押し切れるか、後方からの豪脚が炸裂するのか・・?
騎手の腕にかかっている部分もかなりあって難しいレースになりました。

今回の予想
◎シャドウストライプ
○ビクトリーテツニー
▲ワンダーポデリオ
△トロピカルライト
×コンゴウダイオー


シャドウストライプは強烈な末脚で期待されている新鋭。
前走で勝った相手も強く、相当な能力があると思います。
前の馬が止まればあっさり突き抜けてもおかしくありません。
これまでの持ち時計も抜けて速いので信頼してみたいと思います。

ビクトリーテツニーは骨折明けから大分復調。
末脚を活かす展開になれば突っ込んできそうな馬です。
京都1400mでの持ち時計はそれほど速くないですが
これは骨折明け初戦のもの。叩いて良化があればこのとき以上のものが
あると考えられます。

ワンダーポデリオは距離との戦い。距離延長を問題にしなければ
前から伸びる脚が使える分、後方の馬より有利に展開を運べそう。
押さえる必要がある馬だと思います。

トロピカルライトは能力的にはこの中でも上位クラスですが
この時期に斤量58kgはやり過ぎでしょう(>_<)
粘りこんでも連下までかと。能力と経験を買って押さえまで。

コンゴウダイオーは連闘です。
あまりにも可哀想な使われ方をしていますが
いつもそれなりに好走をする馬。
前で競り負ける展開が続くというのは精神面で弱いんでしょうか。
先行馬の一角として2着、3着候補まで。


少頭数になってしまって馬券の買い方が難しいですが(^^;
上位の馬にここはあっさり抜けていってもらいたいところです。
頑張って欲しいですね(^^)g

東京新聞杯回顧   担【けん♂】

好天の中、開幕週の東京競馬場で東京新聞杯(1600m:GⅢ)が
開催されました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着▲スズカフェニックス  1.32.7  上がり33.3
2着○エアシェイディ      1/2
3着◎イースター
4着×ホッコーソレソレー

7着△キストゥへヴン
10×ブラックバースピン

※全着順は→ココ

キングストレイル辺りが好スタートを切りましたが予想通り
押し出されるようにしてシベリアンホークが前に出てレースを引っ張りました。

12.5-10.8-11.5-11.7-11.8-11.3-11.1-12.0

思ったよりは速いペース、さすがに重賞だけあって緩めずに
グングンと前の馬が飛ばしていきました。

イースターは思ったより大分後方の位置取りです。中段後ろ辺りを追走・・
スズカフェニックスもさらに後方、後ろから3、4番手辺りですね。
重賞でペースがあがると後ろからになる、という考察どおりの展開。
ただし鞍上は武豊騎手・・黙ってやられていたわけではなく、
馬の力を信用しての後方待機策だったのだと思います。

その間辺りにエアシェイディが息を潜めながら前をうかがいます。
キストゥへヴンはさすがに牡馬の重賞クラスと脚の比べ合いは
分が悪いとみたのか中段前辺り、ちょっと中途半端な感じも
しないでもないですが・・・。

コーナーを曲がって羽を広げるように大きく横に広がって直線勝負!
内で粘る馬の馬群を割るようにしてエアシェイディ!
大外を後方からグイグイと追い上げるスズカフェニックス!

内と外と大きく離れての追い比べは外のスズカフェニックスに軍配!
上がりタイムは33.3!開幕週とはいえ、かなりの豪脚!
馬の力を信じた武豊騎手の期待に応えました。

エアシェイディも同じく33.3の上がり。
またもや重賞制覇の夢に一歩手が届かずに終わりましたが
相当な力があることを改めてアピールしました。

イースターもマイル周辺なら力が出せることを示しましたね(^^)g
父のエルコンドルパサーも体型的にはマイル周辺が適性っぽい印象でした。
能力の差で中距離でも活躍しましたが、この馬はそのまま1600~1800mでこそ
活きる馬のようですね。

今年のマイル路線の中核を担う馬として上位3頭は大いに期待できそうです(^^)g

こぶし賞回顧   担【けん♂】

昨晩関西では少々雨が降りましたが馬場には影響を与えなかったようですね(^^;
良馬場の中、こぶし賞(京都1600m)が行われました。

予想は→ココ

結果は・・
1着○トーセンキャプテン  1.35.2  上がり34.8
2着◎シュガーヴァイン    11/4
3着▲パレスショットガン
4着×マイネルクラッチ
5着△スズカライアン

※全着順は→ココ


スタート良く飛び出したマイネルクラッチを追いかけてウルトラソウル
内側からかわして先頭へ。2頭が並ぶようにしてレースを引っ張りました。

12.4-11.3-11.8-12.3-12.2-12.0-11.6-11.6

それほど緩めない平均よりちょっと速いくらいのペース、
トーセンキャプテンは5番手辺り、その後ろにスズカライアン、
その後ろの外側をシュガーヴァインが追走、内側にはパレスショットガンが
つけました。

早めに仕掛けたのはトーセンキャプテン
コーナーを回りながら一気に押し上げて先頭に並ぶ勢い、
ちょっと外に膨らみ加減でしたが上手いこと態勢を立て直して
外を通って内を突くマイネルクラッチに並んでかわしていきました。

その後ろを低い態勢で追いかけるシュガーヴァイン
そしてピッタリとくっついてパレスショットガンも負けじと脚を伸ばします!

京都の長い直線が短く感じる攻防、結局後続の馬はトーセンキャプテンを
とらえ切れずそのまま押し切り勝ち!これで無傷の2連勝です。
初戦でも評判馬のフェラーリピサとのマッチレースを制した
トーセンキャプテン、かなり勝負強さを感じますね(^^)g
早めに仕掛けて押し切った四位騎手の判断も良かったと思います。

トーセンキャプテン】ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
コーナー周りでちょっと不器用さを感じないでもないですが
ジャングルポケット産駒らしく直線で伸びる長い脚が武器
今後にも大きな期待が持てそうです(^^)g

2着には牝馬ながら最速の上がりで追い込んだシュガーヴァイン。

シュガーヴァイン】アグネスタキオン×(ホワイトマズル)
やはり基本の能力は相当高め、マイルまでの距離なら侮れないものを
感じます。アグネスタキオン産駒らしく多少重い馬場でも問題にしない
力強さがありますね。こちらも今後に期待がつながる走りだったと思います。

パレスショットガン】マヤノトップガン×(マルゼンスキー)
3着に入ったパレスショットガンもダートからの転向初戦で
いきなり末脚を発揮。芝ダート兼用で相当期待出来そうな逸材です。
先日(ココ)で紹介したオーシャンエイプス、牝馬のハロースピード
今年はマヤノトップガンもいい産駒を出してきていますね(^^)g
3頭とも末脚がしっかりした馬で、晩成気味と言いながらも早い時期から
活躍出来ています。大きく花開いてくれることを期待したいところです。


期待馬が期待通りの活躍を見せたこぶし賞。
注目度の低いレースでしたがもしかしたらこの先に波乱を巻き起こす馬が
いたのかも・・・(^^)/

こぶし賞最終予想  担【けん♂】

土曜日に行われる3歳戦、こぶし賞について見ておきたいと思います。

こぶし賞】(京都1600m)
1 1パレスショットガン 牡 田嶋
2 2ウルトラソウル   牡 川田
3 3スズカライアン   牡 和田
4 4モエレゼネラリスト 牡 西原
5 5トーセンキャプテン 牡 四位
6 6メガミムーン    牝 吉田稔
6 7マイネルクラッチ  牡 岩田
7 8シュガーヴァイン  牝 福永
7 9マスターカフェ   牡 小島太
810ブレーザーヒーロー 牡 南井
811ヒットエンドラン  牡 川原

かなり手薄なメンバー構成となりました(^^;

今回の予想
◎シュガーヴァイン
○トーセンキャプテン
▲パレスショットガン
△スズカライアン
×マイネルクラッチ

シュガーヴァインは(ココ)で紹介したビハインドザマスクの仔。
決め脚の鋭さは母親譲り、前走の新馬戦では同日に行われた芝レースで
古馬を含めて最速の脚を繰り出しました。
距離が伸びて良さそうな感じはありませんがマイルまでなら
十分期待できると思われます。

トーセンキャプテンは前走で前評判が非常に高かったフェラーリピサを
破って勝ち上がった馬。前から抜け出せる上にそれなりに伸びる脚もあって
安定感が高そうなタイプ。ジャングルポケット産駒の新たな期待の星に
なれそうな感じですね(^^)

ほぼ上記の2頭で決まりそうなんですがあえて怖い馬をあげるとしたら
パレスショットガンだと思います。マヤノトップガン産駒は長くいい脚が
使える馬が出ており、この馬も前走はダートでしたが次元の違う決め脚を
使っていました。芝転向でも脚が活かせれば面白い存在になれるかも。

スズカライアンもスローの決め脚勝負なら面白い馬。
京都1600mを連続で走っている経験が活かせれば・・。
ただしこの馬に上記の馬が負けるようなら今後上位クラスには
通用しないと思われます(^^;ある意味ボーダーライン?

マイネルクラッチは先行してどこまで粘れるか・・?
後方の馬が不発ならば、という馬ですが
この馬も力関係でいえば相当下のクラス(失礼^^;)
あまり通用してほしくない、というのが個人的な本音だったり。


期待馬にあっさり勝ちあがって欲しいレース。
果たして新星は輝けるのでしょうか・・?

東京新聞杯最終予想  担【けん♂】

東京の明日の天気は晴れの予報。
(日曜には雨が降るようですが・・)
開幕週ということもあり、良馬場でのスピード決着が見込まれます。

東京新聞杯(東京1600m:GⅢ)の枠順が発表になりました。

1 1ダイワメンフィス  牡6 内田博
1 2イースター       牡4 ルメール
2 3メテオバースト    牡6 後藤
2 4エアシェイディ    牡7 木幡
3 6ホッコーソレソレー 牡5 蛯名
4 7キストゥへヴン    牝4 横山典
4 8キングストレイル   牡5 北村
5 9サンバレンティン   牡6 柴田善
510ブラックバースピン  牡4 田中勝
611グランリーオ      牡7 吉田隼
612スズカフェニックス 牡5 武豊
713ロードマジェスティ 牡5 柴山
714グレイトジャーニー 牡6 ペリエ
815シベリアンホーク   牡 松岡
816キネティクス     牡8 勝浦

レースを引っ張ると考えられるのはシベリアンホーク
外枠に入ってしまいましたが他にハナを切りたい馬がいませんので
スムーズに押し出される格好になるのではないでしょうか。
他の先行馬としてはイースター、トールハンマー、キングストレイル、
ブラックバースピン、グランリーオなどが競い合う格好、
後方からの追い込み馬としてエアシェイディ、ホッコーソレソレーなどが強力です。
スズカフェニックスはそれほど速くないペースなら先行気味につけるかも。
キストゥへヴンは牡馬に混じって初騎乗の横山典騎手が
どういう位置取りをするのか、注目ですね。

これまでの考察
考察①→ココ 各馬分析1
考察②→ココ 各馬分析2

今回の予想
◎イースター
○エアシェイディ
▲スズカフェニックス
△キストゥへヴン
×ホッコーソレソレー
×ブラックバースピン

それほど速くないペース、開幕週ということで前から脚を伸ばせる
イースターを本命とします。1600~1800m適性というのも
東京マイルには合致すると考えられ、鞍上のルメール騎手の腕も信頼できます。

エアシェイディはここらで重賞を勝っても何ら不思議のない馬。
安定感もあり、軸にしても良さそうです。
末脚が伸ばせる東京はベストコース、後は仕掛けどころだけでしょう。
タイミングがハマれば先頭も十分。

スズカフェニックスは決め脚があり、鞍上も武豊騎手に戻って
信頼度がアップ。位置取りを後ろにし過ぎるといったポカがなければ
上位進出はほぼ間違いないと思われます。
能力的にも上記の2頭と大きな差はないと考えられ、期待して良さそうです。

キストゥへヴンは牡馬に混じるとさすがに割り引く必要があると
思いますが、輸送がないこと、適性の高いマイル戦ということで
それなりに好走が期待出来ると思われます。
決め脚の差で3着程度まで・・。

ホッコーソレソレーは騎手が乗り代わって信頼度がダウン。
朝日杯のドリームジャーニーのような一気の競馬が出来れば
面白いですがこれまでの実績からテン乗りでは期待しにくいかと。
タイミングが合えば3着くらいまで・・と見ます。

ブラックバースピンは1400~1600mが適性と考えられ、
スタミナが必要とされる東京コースでは1枚足りない印象。
しかし後方の馬が仕掛けどころをしくじったら前で粘りこめるかも。
勝つまでのイメージはありませんが2、3着候補として押さえまで。

ゴール前では激しい叩き合いが見られそうです。
今後のマイル戦線を占う上でも重要なレースになると考えられますので
各馬の差がどのくらいあるのかを確認するレースとして
注目したいと思います(^^)/

東京新聞杯各馬分析2(考察②)

時間がなくなってきましたね(^^;
東京新聞杯(東京1600m)の各馬分析第2弾です。

各馬分析第1弾は→ココ

シベリアンホーク】牡7 松岡 Spinning World×(Slew o'Gold)
重馬場のキャピタルS(東京1600m)で逃げ勝っているものの
重賞では基本的には先行してかわされる、という状態・・・から
なんと1年半ぶりのレース。休みの間に大幅な成長があったなんて
ことがなければ苦しい。

スズカフェニックス】牡5 武豊 サンデーサイレンス×(Fairy King)
京都金杯時の考察は→ココ

前回は乗り代わった幸騎手が考察どおり後方からの競馬をしてしまい
届かずの5着。メンバー中2番目の鋭い末脚を使っていただけに
もったいない感じでした。今回は武豊騎手に戻って本来の前につける競馬が
出来るかどうか?ペースが速過ぎると後方に置いていかれてしまいますが
末脚があるだけにそれなりのところには突っ込んできそうです。

ダイワメンフィス】牡6 内田博 ウォーニング×(リヴリア)
阪神C時に考察したとおり短距離適性が高く、1400でも長い印象。
もちろんマイルでは厳しいと思われます。
夏を越えてから調子を崩しているのも不安要素。

トールハンマー】牡7 木幡 エリシオ×(Kris)
短距離適性が強く、マイルは長いですね。最後の伸び脚が削られてしまいます。
休み明けに+12kgで出走しており、これが成長分であるなら
叩き2走目の今回は楽しみですが年齢的にも厳しそうかと。

ブラックバースピン】牡4 田中勝 Put It Back×(Dixieland Band)
前走は1200mのレースでスピード負けしましたが本来はマイル周辺が
適性の馬、今回の方が期待を持てると思われます。
先行気味から抜け出す競馬ですが東京コースで重賞レベルでは
1枚足りないかも
。 連下までなら押さえておきたい馬ですが・・。

ホッコーソレソレー】牡5 蛯名 キングヘイロー×(スキャン)
京都金杯時の考察は→ココ

切れ味のある追い込み馬ですが追い出しのタイミングが非常に難しい
のようです。初騎乗の騎手での成績は1-2-0-8、出遅れて後方からに
なりやすい蛯名騎手が初騎乗でハマるかハマらないか・・・

メテオバースト】牡6 後藤 サンデーサイレンス×(Danehill)
ちょっと時計がかかる馬場のマイル戦なら侮れないところがありますが
開幕週では期待はしにくいですね。 雨なら・・。

ロードマジェスティ】牡5 柴山 ブライアンズタイム×(Storm Cat)
中段後方からの追い込みがスタイルですが切れ味がなく、馬場が重くなって
他馬の脚が鈍る、ということがなければ浮かび上がってきません。
前走では3ヶ月の休み明けで▲22kgと馬体を落としており
体調面でも大いに不安。


非常に簡単ですが各馬分析が終わりました。
ある程度の絞込みが出来そうなので次回は予想に入っていきたいと思います。

東京新聞杯各馬分析1(考察①)  担【けん♂】

東京新聞杯(東京1600m)の各馬分析に入っていきたいと思います。

イースター】牡4 ルメール エルコンドルパサー×(サンデーサイレンス)
骨折休養で出走は出来ませんでしたが元々はNHKマイル馬候補と言われていた馬、
距離適性は1600m~1800mと考えて良さそうです。
復帰後も1800mでは1-1-1-0と好成績でまとめておりマイル戦なら
期待できると思われます。土曜日までは天気がもちそうですが馬場があまり
重くなり過ぎたら厳しいです。

エアシェイディ】牡6 安藤勝 サンデーサイレンス×(ノーザンテースト)
この2年間掲示板をはずさない安定感、今回も相当人気しそうですが
未だ重賞勝ちがありません。末脚のある馬で東京競馬場は得意コース
ここ2戦はマイルで走っているので精神面でも問題はないでしょう。

キストゥヘヴン】牝4 横山典 アドマイヤベガ×(ノーザンテースト)
桜花賞時に安藤勝騎手が距離延長に関して「折り合えば・・」とかなり
言葉を濁していたとおり、ここ4走は2000~2400mと
この馬の適性を超えていたと考えて良さそうです。
牡馬の重賞クラスと比較すると見劣る感じもありますが末脚の威力は相当なもの、
復活を期待したいですね(^^)

キネティクス】牡8 勝浦 フォーティナイナー×(Stop the Music)
富士Sでは前気味から素晴らしい脚で抜け出して7歳にして初の重賞制覇。
驚かされましたが・・・その後の2走は見る影もない惨敗。
ハイペースで前がつぶれる展開がハマると怖いですが果たして今回は?

キングストレイル】牡5 北村 サンデーサイレンス×(ノーザンテースト)
決め手に欠ける馬。中山競馬場で先行抜け出しがごく稀に決まったりしますが
馬の能力が試される東京マイルでは力不足だと思われます。

グランリーオ】牡7 吉田隼 サニーブライアン×(アンシェントタイム)
昨年1年で7走中6走で二桁着順。厳しすぎです。

グレイトジャーニー】牡6 ペリエ サンデーサイレンス×(Mr. Prospector)
決め手不足。中段後方から追い上げて・・・それだけ、という競馬が
続いてしまっています。年齢を重ねて充実してきた感触はなく、
上がり目があるとしたらペリエ騎手の手腕くらいかと。

サンバレンティン】牡6 柴田善 スペシャルウィーク×(ノーザンテースト)
連続して好走することがほとんどない馬(笑)順番から言えば今回が好走番
なんですが・・。柴田善騎手はこれが初騎乗となります。
福島記念で重賞勝ちとなりましたがメンバーが非常に手薄。
本来はまだ数枚足らない印象です。

続きます。

週末の競馬(出走馬決定)  担【けん♂】

週末の競馬の出走馬が発表になりました。

バイオレットS】(京都ダート1400m)
アートオブウォー  小原
コンゴウダイオー  岩田
シャドウストライプ 安藤勝
チアズウイナー   田中勝
トロピカルライト  川田
ビクトリーテツニー ルメール
ベンティスカ    幸
メジロアダーラ   武幸
ワンダーポデリオ  石橋守

うーなんと回避続出で9頭立てという少頭数に・・(-_-;)
有力視していた馬も何頭か姿を消していて寂しいメンバーに
なってしまいました。
まぁ一番の目玉のシャドウストライプが出てくるのが救いでしょうか。

有力馬抽出→ココ (考察④)

次回は展開から予想に入っていきたいと思います。

東京新聞杯】(東京1600、:GⅢ)
イースター     牡4 ルメール
エアシェイディ   牡6 安藤勝
キストゥヘヴン   牝4 横山典
キネティクス    牡8 勝浦
キングストレイル  牡5 北村
グランリーオ    牡7 吉田隼
グレイトジャーニー 牡6 ペリエ
サンバレンティン  牡6 柴田善
シベリアンホーク  牡7 松岡
スズカフェニックス 牡5 武豊
ダイワメンフィス  牡6 内田博
トールハンマー   牡7 木幡
ブラックバースピン 牡4 田中勝
ホッコーソレソレー 牡5 蛯名
メテオバースト   牡6 後藤
ロードマジェスティ 牡5 柴山

ポイントになるのはマイル適性と東京適性、
そして乗り代わりだと考えています。
ざっと各馬分析をしてから有力馬に絞り込んで考えてみたいと思います。


京都牝馬S】(京都1600m:GⅢ)
アグネスラズベリ  牝5 本田
アクロスザヘイブン 牝4 川田
ウイングレット   牝6 田中勝
キープクワイエット 牝6 池添
コイウタ      牝4 ルメール
サンレイジャスパー 牝5 幸
スマイルフォライフ 牝5 和田
ソリッドプラチナム 牝4 柴原
ダイワパッション  牝4 小牧
ディアデラノビア  牝5 岩田
ビアチェヴォーレ  牝6 角田
マイネサマンサ   牝7 安藤勝
マルターズヒート  牝6 上村
ライラプス     牝5 武幸
レクレドール    牝6 柴山
ワディラム     牝6 高田

香港帰りのディアデラノビアが相当人気を被ると思われます。
あまり気のいい馬ではないのに長距離輸送を繰り返して
果たしてダメージは残っていないのでしょうか?
向こうでの大敗も気になるところ・・・。

このレースまで手が回るかどうか・・?(^^;
出来れば分析、予想まで出したいと考えています。


ちょっと慌しくなってきましたが週末に向けてラストスパート!(^^)g

騎手の能力値(第3回)  担【けん♂】

騎手の能力値についての調査、第3回です。
今回は若手騎手に焦点を当ててベテラン騎手との差を見てみたいと思います。

調査内容は前回と同じ
1)複勝圏に支持された馬を人気どおり3着以内にもってきた確率(支持達成率
2)複勝圏外支持(人気薄)の馬を3着以内にもってきた確率(穴馬率

この2点です。

騎手の能力値(第1回)は→ココ 主力騎手について
騎手の能力値(第2回)は→ココ 中堅騎手について

今回取り上げるのは下記の5名です。
川田騎手
松岡騎手
鮫島良騎手
吉田隼騎手
藤岡騎手


川田騎手】06年騎乗回数541、複勝圏支持回数142(支持率0.26)
☆支持達成率 0.577
★穴馬率   0.188


松岡騎手】06年騎乗回数511、複勝圏支持回数80(支持率0.16)
☆支持達成率 0.488 
★穴馬率   0.144


鮫島良騎手】06年騎乗回数735、複勝圏支持回数171(支持率0.23)
☆支持達成率 0.480
★穴馬率   0.126


吉田隼騎手】06年騎乗回数825、複勝圏支持回数153(支持率0.19)
☆支持達成率 0.549
★穴馬率   0.122


藤岡騎手】06年騎乗回数729、複勝圏支持回数188(支持率0.26)  
☆支持達成率 0.410
★穴馬率   0.166



やはり若手ということで3番人気以内の馬に騎乗する割合は少なめ。
藤岡騎手、川田騎手の26%が最も高い数値です。
主力騎手が50%前後(武豊騎手は81%)であることと比較すると
少ないチャンスをいかに活かすか・・・ということに
かかっていることがよくわかります。

その点から言えば評判の高い川田騎手の支持達成率は0.577と相当高め、
この数値は主力騎手に引けを取っていません。吉田隼騎手もなかなか高いですね。
※横山典騎手0.539、柴田善騎手0.545

こういう実績を積んでいけば厩舎からの信頼度も上がり、
より良い馬への騎乗以来が増えてくると考えられます(^^)g

4番人気以下の馬を馬券対象に持ってくる穴馬率では
これまた川田騎手の0.188が最高ポイント。
こうしてみると安藤勝騎手の0.255という数値は凄いですね(^^;
他の若手騎手は主力騎手、中堅騎手と比較しても軒並み低め。
この辺が腕の差・・・と言えるのかもしれません。
※この点に関しては4番人気を3着以内にもってくることと
 10番人気以下の馬を3着以内にもってくることを
 ひっくるめてしまっているのでもう少し突っ込んだ解析が必要だと思われます。

支持達成率ランキング
四位騎手  0.608
岩田騎手  0.598
武豊騎手  0.589
安藤勝騎手 0.585
藤田騎手  0.578
川田騎手  0.577
吉田隼騎手 0.549
柴田善騎手 0.545
横山典騎手 0.539
蛯名騎手  0.536
後藤騎手  0.530
福永騎手  0.494
松岡騎手  0.488
鮫島良騎手 0.480
藤岡騎手  0.410

穴馬率ランキング
安藤勝騎手 0.255
岩田騎手  0.224
後藤騎手  0.200
横山典騎手 0.193
柴田善騎手 0.193
藤田騎手  0.192
四位騎手  0.188
川田騎手  0.188
武豊騎手  0.186
蛯名騎手  0.183
福永騎手  0.176
藤岡騎手  0.166
松岡騎手  0.144
鮫島良騎手 0.126
吉田隼騎手 0.122

今後はデータから読み取れる内容についてまた別の切り口で
追加調査をしていく予定です。

バイオレットS有力馬抽出(考察④)  担【けん♂】

週末に行われる重賞について見る前にバイオレットSについて
整理しておきたいと思います。

これまでの考察
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ

これまでのステップでの持ち時計の比較

京都ダート1400m
シャドウストライプ 1.24.7 36.9 雨、稍重
トロピカルライト  1.25.3 37.1
コンゴウダイオー  1.25.4 36.7
アマノチェリーラン 1.25.4 38.0
チアズウイナー   1.25.7 36.8
ミスターモナルコス 1.25.7 37.8 稍重
ビクトリーテツニー 1.25.8 37.1
ヤマカツシリウス  1.26.2 38.9 雨、稍重
ジャイアントラック 1.26.9 37.9
ベンティスカ    1.27.6 37.9 雪、稍重


京都ダート1200m
ワンダーポデリオ 1.12.2 36.4 小雨
コンゴウダイオー 1.12.4 36.3
フェザーウイング 1.13.3 37.2

阪神ダート1400m
アートオブウォー 1.25.5 37.1 稍重
コンゴウダイオー 1.26.0 40.0 稍重
アルヴィス    1.28.2 41.0 稍重

東京ダート1300m
ビクトリーテツニー 1.18.6 36.2 雨

もちろん道中のペース、馬場状態によって大きく影響されますので
あくまで参考にしかなりませんが各ステップの下位に入った馬は
さすがに期待しにくいと思われます。

あくまで仮の段階ですが有力馬を抽出してみたいと思います。

相当期待できる馬
シャドウストライプ

期待出来るが不安点のある馬
ミスターモナルコス(前走完敗)
ビクトリーテツニー(馬体消耗気味、休み明け)
コンゴウダイオー(他メンバーにことごとく負け越し、使い過ぎ)
トロピカルライト(斤量58kg)
ワンダーポデリオ(距離延長への対応)

注意かな、という馬
アマノチェリーラン
チアズウイナー

出走馬が決まり次第、展開などについて考えてみたいと思います。

騎手の能力値(第2回)   担【けん♂】

騎手の能力値について第2回です。

前回は主力騎手5名についてデータを取ってみたわけですが
今回は中堅騎手(ベテラン含む)について見てみたいと思います。
※中堅というくくりはあくまで私の個人的な主観に基づくものなので
 異論は多々あるとは思いますがご容赦下さいm(__)m

調べるポイントは前回と同じ
1)複勝圏に支持された馬を人気どおり3着以内にもってきた確率(支持達成率
2)複勝圏外支持(人気薄)の馬を3着以内にもってきた確率(穴馬率

この2点をテーマにしたいと思います。
※一通り見終わった時点でもう少し違う切り口で掘り下げていく予定です。

騎手の能力値(第1回)は→ココ

今回取り上げる騎手は下記の5名 です。
福永騎手
藤田騎手
四位騎手
後藤騎手
蛯名騎手



福永騎手】06年騎乗回数845、複勝圏支持回数344(支持率0.41)
☆支持達成率 0.494
★穴馬率   0.176


藤田騎手】06年騎乗回数908、複勝圏支持回数445(支持率0.49)
☆支持達成率 0.578
★穴馬率   0.192


四位騎手】06年騎乗回数682、複勝圏支持回数199(支持率0.29)
☆支持達成率 0.608 
★穴馬率   0.188


後藤騎手】06年騎乗回数851、複勝圏支持回数345(支持率0.41)
☆支持達成率 0.530
★穴馬率   0.200


蛯名騎手】06年騎乗回数683、複勝圏支持回数252(支持率0.37)
☆支持達成率 0.536
★穴馬率   0.183



前回調査に比べてバラつきが見えてきましたね。
支持達成率は岩田騎手の0.598
穴馬率では安藤勝騎手の0.255
が前回ではトップだったわけですが、今回なんと四位騎手
支持達成率で0.608と上回っているという結果が出てきました。
人気馬に乗ったときには信頼度がかなり高目、ということになります。
ただし穴馬率では岩田騎手が0.224であるのに比較して0.188と低め・・
バランス面では岩田騎手のほうが安定感があるということになりそうです。

それにしても支持達成率が高い割りに支持回数が少ないのが
調べてみて違和感を感じさせますね・・・
昨年の勝ち鞍数では四位騎手は14番目の成績、ところが・・・
1~13位までの騎手は1~3着のうち1着の数が最も多いのですが
四位騎手は1着64回、2着81回、3着64回と圧倒的に2着が多い!
つまり勝ち切れない騎手なわけです(涙)
今回の調査では1~3着までをひとまとめに計算しているので
好成績となりましたがこれでは陣営の信頼度が下がってしまうのも
わかる気がします・・・(>_<)

人気薄の馬でよく突っ込んでくるイメージ(個人的なイメージ?^^;)の
藤田騎手の穴馬率はそれほど高くはありませんでした。
私はかなり被害を蒙っているんですけどね・・(笑)うーん。

これまでのデータからでは福永騎手が少々低い成績
一昨年は優秀な牝馬をお手馬にしてGⅠ戦線で活躍していましたが
たしかに昨年は少々影が薄かったような・・。


次回は若手騎手に焦点をあててみたいと思います。
次世代を支える騎手たちの信頼度は?
実績のある騎手との比較が楽しみです(^^)g

バイオレットS各馬分析3(考察③)  担【けん♂】

ちょっと間に記事を挟んでしまいましたが(^^;
バイオレットS(京都ダート1400m)の各馬分析第3弾です。
もしかしたらドバイにつながるかもしれない?楽しみなレース、
果たしてどういうレースになるのでしょうか・・。

各馬分析1は→ココ
各馬分析2は→ココ

ベンティスカ】牡 クロフネ×(サンデーサイレンス)
未勝利戦(京都ダート1400)雪、稍重
勝ち時計1.27.6 上がり37.9
12.6-11.3-12.0-12.9-12.6-13.2-13.0

雪の中で各馬の脚が鈍る間に後方一気で差し切り勝ち。
馬場適性がモロに出てしまった感じでしょうか。
上がりの時計は他馬と1秒以上の差がありました。
新馬戦も稍重の馬場で最速の上がりを記録しており、週末が雨なら
侮れない存在になるかも。ただし走破時計自体は平凡というか
遅めなのでペースが上がって脚が発揮できるかは微妙。
強くは推せませんが天気によって注意したい馬だと思います。

同日に行われたレースとの比較
門松S(4歳上1600下) 1.23.9 タイム差3.7 晴れ、稍重

ミスターモナルコス】牡 Monarchos×(Notebook)
中京2歳S登録時の考察は→ココ
前走の回顧記事は→ココ

新馬戦を6馬身差の圧勝で飾り、前走も3着に3馬身の差をつけましたが
この馬の6馬身先にシャドウストライプがいました(^^;
過去2戦とも京都ダート1400mなのでコース適性もばっちり、
今回も有力視される馬だと思われます。
前からも後ろからもいける自在性があり(本来は前から^^;)、
出遅れなければ前走以上の力を見せそうですね。
ケンタッキーダービー馬の産駒として日本のダート界での活躍を
期待したいと思います。

メジロアダーラ】牝 フレンチデピュティ×(Green Desert)
フェアリーS(中山1200)9着
走破時計1.10.5 上がり37.0
12.0-10.3-11.2-11.8-11.4-12.7

メジロダーリングの子として短距離で期待されていましたが
芝では結果が出せず・・・ダート転向となりました。
父系からダート適性はありそうですが母はダートでは惨敗(1走だけ)
していますのでどうなるかは微妙。芝の先行力がダートで活かせるか?
芝の稍重で脚を取られているところを見ると期待しにくいかも。

モエレゼネラリスト】牡 アルカング×(ノーザンテースト)
2歳500下(東京ダート1600)13着
走破時計1.39.8 上がり38.4
12.5-11.0-11.3-12.1-12.6-12.4-13.0-13.0

地方からの参戦、なんとこれが14走目となります(^^;
北海道でも1-1-0-10と結果を出せていませんでしたが
中央挑戦の初戦でも後方をついていって周ってきただけの13着と大敗。
距離短縮でなんとか・・というところでしょうか。厳しいですね。

ヤマカツシリウス】牡 クロフネ×(Nijinsky)
3歳500下(京都ダート1400)3着  雨、稍重
走破時計1.26.2 上がり38.9
11.9-10.7-11.9-12.1-12.8-12.9-12.4

芝で4戦して勝ち上がれずダートに転向して勝ち上がりました。
ダートでは1-1-1-0と安定した実績を残していますが
前走ではこのレースに登録しているシャドウストライプから9馬身差、
ミスターモナルコスからの3馬身差と完敗しており逆転は厳しい状況かも。
中段から追い上げる競馬ですが末脚で有力馬に見劣るのは辛いところ

同日に行われたレースとの比較
4歳上500下 1.24.5 タイム差1.7

ワンダーポデリオ】牡 フォーティナイナー×(ダンシングブレーヴ)
未勝利戦(京都ダート1200)小雨、良
勝ち時計1.12.2 上がり36.4
12.4-11.3-11.9-12.1-12.2-12.3

初戦はハナを切って逃げ、先行馬3頭で競い合ってクビ差、クビ差で3着。
前走は距離を短縮して3番手から突き抜けて7馬身差の圧勝を飾りました。
適性は短めに出ているようですが叩いて良化したこと、坂のない直線などの
影響も考えられ、侮れない存在かもしれません。特に末脚の切れは脅威に
なりそう
な感じ。
※同日のレースで突き抜けたシャドウストライプの上がりは36.9

同日に行われたレースとの比較
4歳上1000下 1.11.5 タイム差0.7 晴れ、稍重


末脚の切れ、位置取りなどが大いに影響してきそうな感じですね(^^;
なかなか激しいレースになりそうな予感・・・

ドバイへの道   担【けん♂】

ダイワメジャー(牡6歳、美浦・上原厩舎)がドバイ遠征する場合は、ドバイデューティフリー・G1(芝1777メートル)に絞られたことが22日、判明した。
 ドバイ国際競走は、シーマクラシック(芝2400メートル)、ワールドカップ(ダート2000メートル)にも登録済み。その動向が注目されていたが、JRA賞授賞式に大城敬三オーナーが欠席。共同所有者で、社台ファーム代表の吉田照哉氏は「遠征するかも含めて協議中です」と話すにとどまった。

 ただ、吉田氏は「個人的にはドバイに行きたいと思っている。ワールドカップはダートだし、アメリカの強い馬もたくさん来るからね。行くとすればデューティフリー。1800メートル前後の距離はこの馬に一番合っている」と明かした。勝てば「芝の中距離王者」として世界に認められることになる。
 国内に専念する場合は、読売マイラーズC(4月14日、阪神)から始動することが決まっている。(スポーツ報知

昨年のジャパンCダートを制し、ドバイ遠征の話が持ち上がっていたアロンダイト(牡4、栗東・石坂)は、3月31日のドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、ナドアルシバ競馬場)には使わないことになった。石坂師がJRA賞授賞式で明らかにした。同師は「まだ若い馬だしドバイは来年もある。今年はジャパンCダートの連覇を最大目標にしていきたい。体質が弱い面もあるので、じっくり調整する」と語った。今年初戦は未定。 (日刊スポーツ


ドバイで行われる国際競争に日本からも多くの馬が登録しています。
※関連記事→ココ 登録馬一覧

JCダートを制したアロンダイトは回避を発表しましたが
初戦が未定ということはフェブラリーSも怪しい?
エルコンドルパサー産駒は体質について心配されていましたが
やはり弱いようですね・・・(涙)。
ソングオブウインドが引退してエルコンドルパサーの血を引くGⅠホースは
この馬だけ。なんとか無事に活躍していってもらいたいものです。

アロンダイトは回避しましたがドバイワールドCは楽しみな内容になりそう。
BC覇者インヴァソールとUAEダービーでこの馬を破った
ディスクリートキャットがここで激突する見込み!
うーん、まさに世界最高峰のダートレースと言っても過言ではないでしょう。
※BCについての記事は→ココ レース動画あり
※※インヴァソールに関しては「ガラスの競馬場」様のコチラを参照。


ダイワメジャーが登録しているドバイデューティーフリーには
なぜかラヴァマンが登録しています(^^;
ラヴァマンと言えば昨年のBCクラシックまで破竹の7連勝を飾っていた
ダート馬。インヴァソールやディスクリートキャットを避けたのかも?
次走は芝のレースを一旦使うようなのでその結果を見て・・ということに
なりそうです。
※訂正:ラヴァマンは芝でも活躍していますね(^^;
    ダイワメジャーにとって強敵であることは間違いないと思われます。


ちょっと流動的なようですが有馬記念2着のポップロックが登録している
ドバイシーマクラシック(昨年はハーツクライが制覇!)には
香港ヴァーズを制したコリアーヒル、
BCターフを制したレッドロックス、
イギリスダービー馬のサーパーシー

というなかなか強烈なメンバーが登録しています。
うーん、これは相当厳しいレースになりそう・・・。

※香港国際競争についての記事は→ココ レース動画あり
※BCについての記事は→ココ レース動画あり
※イギリスダービーについての記事は→ココ レース動画あり

果たして日本馬は活躍できるのでしょうか・・?
楽しみにしたいですね(^^)/

先週の新馬戦について(海猿?^^;)  担【けん♂】

ちょっと遅くなりましたが先週に行われた3歳戦について
振り返ってみたいと思います。

まずは京都で行われた新馬戦について・・

オーシャンエイプス】牡 マヤノトップガン×(ノーザンテースト)
新馬戦(京都1800)
勝ち時計 1.49.8 上がり34.3
12.9-11.4-12.4-13.1-13.0-12.3-11.6-11.4-11.7

コメント欄さとしさんからもチェックが入っていましたが
牝馬のハロースピードに続いて牡馬でもマヤノトップガン産駒に大物候補が
誕生しました(^^)g
中段から徐々に進出してコーナーでは外、外を回して膨らみ加減でしたが
そこから一気に急加速、みるみる後続を突き放して2着に8馬身の差をつける圧勝!
かなり荒削りな走りでしたが次走に大いに期待をさせる勝ちっぷりでした。

レース後の武豊騎手のコメントは
「折り合いは問題ありません。レースでは4コーナーで物見をしてスタンドを
見ていたようです。勝ちっぷりが豪快ですね。
ノーザンテーストの肌にマヤノトップガンという血統で、いい体をしています。
乗りやすい馬です。全然追っていませんよ。この馬『飛ぶ』かな・・・?(笑)」


馬なりであの末脚!驚異的ですね♪
ちょっと不器用そうなんで小回りの競馬場よりは京都や東京が合いそうです。
道中のペースはゆったり目だったので次走は厳しいペースで上位クラスの馬と
ぶつかって欲しいところ。長くいい脚が使える強味を今後も活かして
もらいたいものです。


次も同じく京都で行われた新馬戦。

ベッラレイア】牝 ナリタトップロード×(Baldski)
新馬戦(京都1600)
勝ち時計1.37.2 上がり33.8
12.3-12.2-12.5-13.1-12.5-11.7-11.6-11.3

惜しくも早逝してしまったナリタトップロード産駒ベッラレイア
迫力充分の新馬勝ち。
中段から外外を回し、先行馬が並んで粘る後ろでワンテンポ遅れて加速開始、
大外を一気に差し切って3馬身差の圧勝デビューを飾りました。
道中は少々緩んだものの前残りしやすい展開で完全にねじ伏せた勝ちっぷりは
今後に大きな期待を抱かせるものでした。
上がりの33.8は土日の開催中、古馬を合わせても最速(古馬最速は34.2)。
まだ未知数ながら素質は相当高いものがありそうです(^^)g

レース後の秋山騎手のコメント
「調教で乗ったときにインパクトがありました。返し馬でもオッという感じで、
今日は自信があったので終いだけの気持ちでした。
道中遊びながら走っていますが、素直で反応がいい。直線はよく伸びましたね。
距離伸びても大丈夫でしょう」


かなり外を回してコースロスもあった中での圧勝ですから
距離延長は問題なさそうです。
どちらかというとオークスで楽しみな感じでしょうか(気が早い?^^;)
次走にも大いに注目です(^^)g


楽しみな馬が出てきましたね♪
まだまだクラシック戦線を賑わせてくれそうな新興勢力が登場してきそう。
注目していきたいと思います(^^)/

バイオレットS各馬分析2(考察②)  担【けん♂】

バイオレットS(京都ダート1400m)の各馬分析第2弾です。
今週の天気予報では金曜日に雨、週末は曇りですが降水確率は40%
かなり高め・・・予報どおりなら少々重めの馬場になる見込みです。
まぁ先週のように前日になっても予報をはずす素晴らしい?精度ですから
信用はまったくできないわけですが・・(-_-;)

各馬分析第1弾は→ココ

シャドウストライプ】牡 サクラバクシンオー×(Gulch)
3歳500下(京都ダート1400)雨、稍重
勝ち時計1.24.7 上がり36.9
11.9-10.7-11.9-12.1-12.8-12.9-12.4

かなり速いペースで飛ばした先行馬が揃って脚を失う中、
後方から次元の違う脚で一気に差し切りました。
この馬に関する記事は→ココ
陣営も舞い上がっているようで(笑)ドバイへの遠征登録までしてますね。
ここでも簡単に勝ち切るようなら現実味を帯びてきますが・・。
週末に天気が崩れるようなら3連勝に期待がかかります。
短距離の逃げ馬が揃っているところもこの馬にとって有利な感じ。
鬼のような末脚に期待したいです(^^)

同日に行われたレースとの比較
4歳上500下 1.24.5 タイム差0.2

チアズウイナー】牡 フォーティナイナー×(Star de Naskra)
ポインセチア賞(阪神ダート1200)
勝ち時計1.12.8 上がり38.4
12.2-10.6-11.6-12.1-12.7-13.6

これまでの3戦は1000m、1200mで勝ち、1400mでは7着。
単純に考えれば短距離向き、ということになりますが末脚の伸びは
1400mでのモノが一番とまだ適性を判断するには早そうです。
馬体を徐々に成長させてきている点からも以前よりは好走が期待できそう。
京都ダート1400mの持ち時計は1.25.7と平凡ですが・・。

同日に行われたレースとの比較
3歳上500下 1.12.7 タイム差0.1

トロピカルライト】牡 Mizzen Mast×(Secreto)
2歳500下(京都ダート1400)
勝ち時計1.25.3 上がり37.1
12.1-11.0-12.3-12.8-12.6-12.0-12.5

このレースの後に兵庫ジュニアグランプリ(GⅢ)を4馬身差の圧勝
続いて全日本2歳優駿(GⅠ)でも1番人気に支持されましたが惜しくも2着
次世代のダート界で注目される逃げ馬です。
道中のペースはそれほど早いラップを刻むわけではないので
他の先行馬との兼ね合いが難しいですね。
ポイントとなりそうなのが58kgという斤量
500kgを超えるくらいの馬格のある馬ですがこの時期に58kgは・・
厳し過ぎかと(-_-;)不利を跳ね返すほどの力の差は感じないだけに・・。
期待はしたいですが厳しいレースになりそうです。

同日に行われたレースとの比較
3歳上500下 1.24.7 タイム差0.6

ビクトリーテツニー】牡 Gone West×(Carnivalay)
2歳500下(東京ダート1300)雨、良
勝ち時計1.18.6 上がり36.2  レコード
07.0-10.8-11.4-11.8-12.0-12.6-13.0

前走はそれまでのタイムを0.7縮めるレコード勝ち。
雨の中を次元の違う末脚で後方一気で差し切っており、今回も期待がかかりますね。
前々走の京都ダート1400でも最速の上がり(37.1)で差し切っており
直線の長いコースが合うのは間違いなさそう。
末脚の比べあいでどこまで頑張れるか?注目の1頭です。

ヒシカツリーダー】牡 フサイチコンコルド×(Chief's Crown)
未勝利戦(京都ダート1800)
勝ち時計1.55.1 上がり37.7
12.5-11.3-13.2-13.6-13.7-13.1-12.7-12.5-12.5

芝の中距離で3戦しましたが勝ち上がれず、前走でダートに転向して
逃げ切り勝ちをおさめました。道中のペースは見てわかる通り緩々・・
距離短縮でペースがガラリと変わったときに対応できそうな印象は
ありません。

同日に行われたレースとの比較
4歳上500下 1.52.0 タイム差3.1

フェザーウイング】牡 ニューイングランド×(Septieme Ciel)
3歳500下(京都ダート1200)5着
走破時計1.13.3 上がり37.2
12.3-11.4-12.1-12.0-12.0-12.6

新馬戦から1ヶ月後となった前走では+16kgと大きく馬体を増やして出走。
先行気味に進みましたが脚が伸ばせず失速・・。
ニューイングランド産駒は期待されたほどの活躍を見せていませんね。
3年を経過して芝でもダートでも新馬戦、未勝利戦以外に勝ち星がありません
※芝150走→6勝、ダート72走→5勝
種付け頭数も232→128→95と一気に減少傾向。うーん、このままでは・・。
産駒の適性距離は相当短め、1400mはギリギリかと。
切れ、スタミナともに不安があり厳しそうです。

同日に行われたレースとの比較
4歳上500下 1.12.1 タイム差1.2

次回に続きます。

バイオレットS各馬分析1(考察①)  担【けん♂】

今週行われるバイオレットS(京都ダート1400m)について
各馬分析から入っていきたいと思います。
クラシックにはつがりませんが今後のダート界を賑わせそうな
期待馬
が集まりました(^^)g好レースを期待したいですね。

アマノチェリーラン】牝 デザートキング×(Mtoto)
若菜賞(京都ダート1400)
勝ち時計1.25.4 上がり38.0
12.0-11.0-11.8-12.4-12.5-12.4-13.3

芝の短距離でデビュー後、徐々に距離を伸ばしましたが通用せず前走でダートに
転向していきなり勝ち上がりました。ハナを切る、もしくは2番手辺りを追走する
先行馬で前走は同じコースで勝っているだけにこの馬の走破タイム、ペースが
レースを見る上での基準になると考えられます。短距離出身だけあって
ハナからガーッといけるところまでいくという感じなので道中はそれほど
脚をためる展開にはならなそう。スタミナがあって切れるタイプがいれば有力視。

前日に行われたレースとの比較
河原町特別(4歳上1000下)1.24.3 タイム差1.1

アルヴィス】牝 Mr. Greeley×(Storm Bird)
2歳500下(阪神ダート1400)10着 稍重
走破時計1.28.2 上がり41.0
12.2-10.4-11.4-12.0-12.4-12.7-14.4

本来は3番手辺りにつけて抜け出したい馬ですが前走は後方からになってしまい
脚を伸ばせず惨敗。距離延長もあまりよくなかったようですね。
さすがに大きく負けすぎたので同距離で期待するのは酷かと・・。

同日に行われたレースとの比較
高砂特別(3歳上1000下)1.24.4 タイム差3.8

アートオブウォー】牡 リキアイワカタカ×(リファーズスペシャル)
新馬戦(阪神ダート1400)稍重
勝ち時計1.25.5 上がり37.1
12.5-11.0-12.4-12.4-12.1-12.1-13.0

道中は少々ペースを落として脚をためる展開。
先行馬の脚が鈍らず前3頭で競い合いましたがクビ差で勝ち上がりました。
父のリキアイワカタカも芝、ダートの1200~1400mで活躍?した馬。
産駒はほとんど走っていませんがこれまでのところ勝ち星はダートの短距離の
2勝だけ。大物感はありませんが適距離ではあると思います。

同日に行われたレースとの比較
高砂特別(3歳上1000下)1.24.4 タイム差1.1

オープンザゲート】牡 ボストンハーバー×(Seeking the Gold)
ジュニアC時の考察は→ココ

前走ではダートの短距離からいきなり芝のマイル戦に挑戦し、ハナを切ったものの
大差の最下位になってしまいました。スタート良く前に出る馬なのでこの馬も
今回先行争いをしそうですね。1400mという距離が微妙なところ・・・
センス良く抜け出していくのが持ち味ですが能力で上位クラスに見劣る印象。

クランエンブレム】牡 ウォーエンブレム×(サンデーサイレンス)
朝日杯FS登録時の考察は→ココ

新馬戦、未勝利戦とマイルでは後続に大きく差をつける大物ぶりを見せましたが
前走では距離延長と重馬場にやられて見せ場を作れず8着と大敗。
陣営が「パワータイプではない」と言っていたことが図らずも
当たってしまいました。今回も馬場が重くなったら厳しいですね
先行気味ですがゆっくりとしたペースで脚を伸ばす競馬しか経験がないので
短距離からの先行馬がガーッと引っ張ってしまうと苦しいかも。
末脚の威力を発揮できれば面白い存在に・・。

コンゴウダイオー】牡 Fasliyev×(Primo Dominie)
3歳500下(京都1200)
勝ち時計1.12.4 上がり36.3
12.3-11.4-12.1-12.0-12.0-12.6

デビュー前から「世界レベル」とまで言われていた超大物・・ですが
前走でなんと11走目、やっと2勝目をあげました(^^;
期待の裏返しなんでしょうか、無茶苦茶な使い方をされていますね(涙)
今回も出てくるなら連闘となります。タフであることは間違いない馬・・。
これまでの戦績から適距離は1200m以下、1400mはギリギリです。
(京都ダート1400mの持ち時計は1.25.4)
先行気味に行って競り負ける勝負弱さが最大の欠点
何かをきっかけに変わってくればいいんですが・・。

同日に行われたレースとの比較
4歳上500下 1.12.1 タイム差0.3

ジャイアントラック】牡 Dynaformer×(Diesis)
新馬戦(京都ダート1400)
勝ち時計1.26.9 上がり37.9
12.5-11.3-12.2-12.7-12.8-12.8-12.6

かなりペースが落ちてゆったりした流れでしたが先行馬に伸び脚がなく、
5番手から一気に差し切って勝ち上がりました。
他馬と比較しても明らかにタイムが遅く、期待するのは・・厳しそう。
ペースが変わっても脚が使えるかどうか?切れ味自体にもあまり迫力を感じません。

同日に行われたレースとの比較
4歳上500下 1.25.0 タイム差1.9

続きます。

騎手の能力値(第1回)   担【けん♂】

騎手の能力値というと一般に勝率、連対率、複勝率といったものが
あげられます。
しかし騎手によって騎乗を依頼される馬の質はかなり差があるわけで
いい馬に乗っているんだから勝率が高くて当たり前
というようなやっかみ半分?な声も聞こえてきたりしますよね(^^;

馬の質というのも一概に判断しかねるわけで定性的なデータとして
取り込むのは非常に難しいものがあります。

ここではちょっと乱暴ではありますが『1~3番人気に支持されている馬』を
そのレースにおいて能力が高い馬と定義して騎手の能力というものについて
調べてみたいと思います。

今回はひとまず上位にランクされる下記の5人の騎手について見てみました。
武豊騎手
安藤勝騎手
岩田騎手
横山典騎手
柴田善騎手


調べるポイントは
1)複勝圏に支持された馬を人気どおり3着以内にもってきた確率(支持達成率
2)複勝圏外支持(人気薄)の馬を3着以内にもってきた確率(穴馬率

武豊騎手】06年騎乗回数825、複勝圏支持回数669(支持率0.81)
☆支持達成率 0.589
★穴馬率   0.186


安藤勝騎手】06年騎乗回数647、複勝圏支持回数369(支持率0.57)
☆支持達成率 0.585
★穴馬率   0.255


岩田騎手】06年騎乗回数1221、複勝圏支持回数622(支持率0.51)
☆支持達成率 0.598
★穴馬率   0.224


横山典騎手】06年騎乗回数672、複勝圏支持回数397(支持率0.59)
☆支持達成率 0.539
★穴馬率   0.193


柴田善騎手】06年騎乗回数787、複勝圏支持回数336(支持率0.43)
☆支持達成率 0.545
★穴馬率   0.193



さすが上位騎手だけあって複勝圏に支持される回数も多いですね(^^;
特に武豊騎手の81%は驚異的!ほとんど3番人気以内を背負って
走っているということになります。うーん!

並べてみると支持達成率がもっとも高かったのは岩田騎手
3番人気以内の馬に騎乗したときにはほぼ6割の確率で
きっちり仕事をこなしています。
ただ今回調べた他の騎手も似たような成績をおさめているわけで
やはり信頼度が高い騎手だというデータが取れました。
・・・このデータからいうと武豊騎手のように複勝圏支持される馬への
騎乗回数が増えれば他の一流騎手も武豊騎手並みの勝ち鞍をあげることが
出来てしまう
ことになりそう・・?
これは下位ランクの騎手についてもデータを取って比較する必要が
出てきましたね(^^;

もうひとつ意外だったのが穴馬率
人気薄の馬に騎乗した武豊騎手(滅多にないわけですが^^;)は
他の一流騎手に比べて信頼度が低い、ということになりました。
なんかとんでもない馬を勝たせたりするイメージがあるんですが・・・
データは逆の結果。
逆に豪腕ぶりが目に付くのは安藤勝騎手
人気がなくても侮れませんね(^^;
馬の能力を引き出している、という観点からすると
安藤勝騎手が最も能力が高い・・ということになるのかも。


なかなか面白い結果が出てきたので
他の騎手のデータを取って比較してみたいと思います。
データの処理の仕方によっては
超穴馬(10番人気以下)を複勝圏にもってくる確率なんてのも
出せると思いますのでもう少し煮詰めていきたいですね(^^)g

※今回の記事は
ガラスの競馬場】様の記事「全成績から分かること」を参考にさせて頂きました。

今週の展望   担【けん♂】

次週の競馬はちょっと中休み気味?(笑)
3歳馬についてもクラシックにつながりそうなレースが
見当たらないような・・・(^^;

3歳戦
クロッカスS(東京1400m)
こぶし賞(京都1600m)
くすのき賞(小倉1800m)
ゆりかもめ賞(東京2400m)
バイオレットS(京都ダート1400m)


レース設定としてはくすのき賞、ゆりかもめ賞が面白そうなんですが
登録馬が・・・かなり格落ち気味(涙)
クラシック候補が出てくるような感触がないんですが(失礼^^;)
果たしてどうなるでしょうか?

あえて注目のレースをあげるとすればバイオレットSですね。
ダート戦ということでもちろんクラシックとは離れてしまいますが
次世代として期待されるダート馬が登録してきています。
全日本2歳優駿で2着になったトロピカルライト
前走で期待馬に6馬身の差をつけて圧勝したシャドウストライプ
他にもミスターモナルコスや先日とうとう2勝目をあげて巻き返しに
かかりたいコンゴウダイオー・・・・かなり楽しみなメンバーだと思います。

今回はこのレースから入っていきたいですね(^^)g

古馬の方では重賞が3つ行われます。

東京新聞杯(東京1600m:GⅢ)
京都牝馬S(京都1600m:GⅢ牝馬限定)
根岸S(東京ダート1400m:GⅢ)


どのレースも登録頭数が多いのでどの馬が出てくるのかわかりませんが
登録メンバーを見ても面白そうなレースだと思います。
出走馬のめどがつき次第、内容について見ていく予定としたいですね。

マイル周辺はかなり充実していますので激しいレースに
なりそうですね(^^)
個人的には京都牝馬Sに注目しています。
ディアデラノビア、アグネスラズベリに加えソリッドプラチナムやコイウタ、
他にもビーナスライン、サンレイジャスパーなどの名前があって
相当速いペースでの決着になりそう。
ヴィクトリアマイルの前哨戦としても意識しておきたいですね(^^)g

どこまで手を広げることが出来るか・・・
頑張っていきたいと思います(^^)/