けいけん豊富な毎日

福島2歳S、百日草特別登録馬について  担【けん♂】

ファンタジーS出走予定馬の各馬分析が終わったところで
週末に行われるもう二つの2歳戦について見てみようと思います。

福島2歳S登録馬】(福島1200)
アポロビンゴ
アラハ※
アルシラート
インディゴラヴ※
エミネンツァベルタ※
カシノマイハート※
カルバントラス
クーヴェルチュール
クインズプレイヤー※
サンエンタティナー
ステニスハート
スナークトモクン
ゼットカーク
テイエムヤマサクラ※
トロピカルライト
ニシノカムシン
ノボスイーツ
マザーズウィッシュ※
マルターズクラシカ
メジロアダーラ※
リキサンファイター
ロックアスリート
ヴィヴァッチシモ

8頭がファンタジーSと重複登録(※印)
こちらには有力先行馬クーヴェルチュールや復活してきたゼットカーク
地方の期待馬ヴィヴァッチシモなどが登録してきています。
どの馬が出てくるにしろ激戦になりそうですね。

百日草特別】(東京1800)
アサクサキングス
カシノマイハート※
ゴールデンジュビリ
サンツェッペリン
ジーニアス※
ディーエスボランチ
ピンクパンサー
フィールドウィナー
マイディアサン
マイネルブリアー

こちらも2頭がファンタジーSと重複登録(※印)。
このレースの注目は地方からの参戦馬ゴールデンジュビリでしょう(ココ)。
北海道の期待の星としてインパーフェクトと並び称される馬です。
ホワイトマズル産駒はダートでも頑張っていますが
芝でもイングランディーレ韓国で種牡馬になるそうです)や
ビハインドザマスクのような活躍馬が出ています。
初の芝挑戦ですが期待が持てそうですね
どうも調教の具合は思わしくないという話も出ているようですが
中央で結果を出してきているインパーフェクトや怪物コスモバルクに
続いて頑張って欲しいものです(^^)g

後は同じホワイトマズル産駒のアサクサキングス
グラスワンダー産駒のマイディアサン辺りがまだ底を見せておらず
楽しみな存在になりそう。
さすがに少々手薄なメンバーの印象ですが良い内容のレースを
見せてくれることを期待したいと思います。

ファンタジーSの出走馬が決まるまで時間がありますので
この2レースについても内容について触れてみる予定。
まだチェックしていなかった強豪がいるかどうか・・・(^^)g

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ファンタジーS各馬分析3(考察③)  担【けん♂】

ファンタジーS出走登録馬のうち抽選予定馬の考察の第2弾です。


スマートカスタム】 マンハッタンカフェ×(ドクターデヴィアス)
未勝利戦(函館1200)重
勝ち時計1.13.8 上がり38.4
12.6-11.1-11.7-12.6-12.8-13.0
新馬戦(函館1200)良 2着
走破時計1.12.1 上がり36.7
12.6-11.0-11.7-12.2-12.2-12.3

初戦で負けた相手は函館2歳S馬ニシノチャーミー、2戦目で勝った相手は
札幌2歳S馬ナムラマース・・相手関係から言えば相当な高レベルですね(^^;
重い函館の洋芝での実績ですから比較が難しいですが重賞勝ち馬に3/4馬身差に
迫る力があるわけですから侮ることは出来ません。
休養明けでどれほど成長を見せてくれるか、楽しみな1頭です。

同日に行われたレースとの比較
(未勝利戦)
3歳未勝利          1.12.8 タイム差1.0
3歳上500下        1.13.1 タイム差0.7
美利河特別(3歳上500下) 1.13.1 タイム差0.7
(新馬戦)
3歳未勝利           1.12.3 タイム差▲0.2
下北半島特別(3歳上500下) 1.11.3 タイム差0.8

タキオンプリンセス】 アグネスタキオン×(ディクタス)
萩S時の考察は→ココ
出てくるならば連闘になりますが・・・どうなんでしょうね?
新馬戦で感じさせた底の深さはここ2戦ではさっぱり見えません(-_-;)
萩Sでは暴走気味に大逃げを打ちましたがあえなく失速・・・。
距離短縮で脚がもつようになるのであれば面白いですが
ちょっと厳しそうです。

テイエムオペレッタ】 アドマイヤベガ×(Danzig Connection)
未勝利戦(京都1400)
勝ち時計1.21.5 上がり35.3
12.3-10.7-11.6-11.6-11.5-11.6-12.2

中1週で出走した未勝利戦ではなんと古馬1000万下を上回る好タイム
勝利をあげました。アドマイヤプルートが刻んだラップと比較すると
少々緩いですがそれでも淡々とペースを落とさない逃げは能力を感じますね。
ローテが厳しく、出てこれるかは微妙ですが注目の1頭だと思います。
有力馬との対戦は観たいですが、ここで消耗させるよりは今後の成長を
うながしたほうが良さそうじゃないかと・・・。

同日に行われたレースとの比較
保津峡特別(3歳上1000下) 1.21.9 タイム差▲0.4
前日に行われたレースとの比較
スワンS            1.20.3 タイム差1.2

テイエムヤマサクラ】 タイキシャトル×(クリスタルグリッターズ)
芝で2戦しましたが勝ち上がれずダートに転向、2戦目で勝利をあげました。
短い間隔での出走で馬体も絞って、というより消耗してきている感じなので
大きな成長を見込むのは厳しそう。芝に戻っても疑問視。

トップコメット】 クロコルージュ×(サクラバクシンオー)
新潟2歳S時の考察は→ココ
右肩跛行明けの新潟2歳Sは11着と大敗。距離を1200に戻した
カンナSでは5着ながら2着まではハナ、クビ、ハナとわずかな差。
りんどう賞でも先行馬の中で唯一上位(3着)に食い込んでいますから
基本能力はそれなりに高いものがあると思います。
未勝利戦で古馬を上回る時計を出していたことを考えると
まだちょっと復活し切ってない感じかもしれませんね。
今後に期待が持てる1頭ですが現状のままでは1枚足りない印象。

マイネインティマ】 タニノギムレット×(サンデーサイレンス)
りんどう賞(京都1400)2着
走破時計1.21.8 上がり34.7
11.8-11.0-11.7-11.8-11.6-11.7-12.2

それまでの先行策からガラリと変えてりんどう賞では後方に控える競馬。
ハギノルチェーレと一緒に上がっていってクビ差の2着に飛び込みました。
タイムも上がりも1着の馬と変わらず、期待を持てる馬だと思います。
徐々に成長してきているので楽しみな1頭。

同日に行われたレースとの比較
3歳上500下 1.20.8 タイム差1.0

マザーズウィッシュ】 タイキシャトル×(Mr. Prospector)
未勝利戦(京都1200)
勝ち時計1.09.6 上がり35.0
12.2-10.9-11.2-11.7-11.7-11.9

逃げ馬が失速していく中、2番手から抜け出して押し切って勝ちあがり。
しかし同期の新馬にタイムが劣るのはちょっと頂けませんね。
それほど脚も鋭さを感じず、ここでは苦しそうです。

同日に行われたレースとの比較
2歳新馬 1.09.5 タイム差0.1
翌日に行われたレースとの比較
壬生特別(3歳上1000下) 1.08.2 タイム差1.4
京洛S(3歳上1600下)  1.08.0 タイム差1.6

ローブデコルテ】  Cozzene×(Seeking the Gold)
コスモス賞(札幌1800)2着
走破時計1.49.0 上がり36.1
12.2-11.0-12.2-12.3-12.1-12.3-12.0-12.2-12.1

ナムラマースには3馬身半の差をつけられ完敗したコスモス賞ですが
速いペースの中をメンバー2番目の上がりで抜け出してこれたのは高評価。
この馬のタイムもレコードですから十分力があるところは
見せれたのではないでしょうか。
距離短縮で切れ味が増すのであればかなり怖い存在かもしれません。
休み明けとなる点など不安もありますが期待の1頭ですね。

同日に行われたレースとの比較
3歳未勝利 1.50.3 タイム差▲1.3
翌日に行われたレースとの比較
利尻特別(3歳上500下) 1.49.2 タイム差▲0.2

ファンタジーS各馬分析2(考察②)  担【けん♂】

ファンタジーS出走予定馬の各馬分析を続けたいと
思います。
今回からは現在賞金400万の抽選組(9/15頭が出走となる予定)
についてとなります。
他レースと重複登録をしている馬もいるので
どの馬が出てくるかは微妙ですね。

アドマイヤプルート】アドマイヤコジーン×(キンググローリアス)
かえで賞時の考察は→ココ
出てくるならば中1週になります。
カノヤザクラのレコード勝ちを演出した立役者、逃げて粘って
自身の走破タイムもレコードでした。この馬のペースで進むのであれば
今回も相当速いペースになりそうです。アドマイヤコジーン産駒は
使われるごとに力をつけてくる印象。2回目となる1400mで
更なる飛躍があれば面白い存在になれそう。


アラハ】 アドマイヤベガ×(Woodman)
デイリー杯時の考察は→ココ
どうやらマイルまでは脚がもたなかった模様、デイリー杯では
大敗を喫してしまいました。速いペースになると脚が残せず
失速するようなので今回は相手が厳し過ぎじゃないかと。

インディゴラヴ】 Holy Bull×(Mr. Prospector)
ダートの1000mで7馬身差の圧勝をして注目されましたが
距離延長となったプラタナス賞では後方の馬にまったく力及ばず
4着と敗退。芝で通用するかは・・・疑問ですね。
Holy Bull産駒が過去9年間に芝であげた勝利はなんとまだ1勝だけ
いい方向に出るとは思えないんですが・・。

エミネンツァベルタ】 タイキシャトル×(Danehill)
小倉2歳S時の考察は→ココ
小倉2歳Sでは何も出来ずに大敗、りんどう賞では逃げてペースを
作りましたが失速、6着に敗退しました。出番があるとしたら
大雨で馬場がグズグズになったときだけでしょう

少なくとも距離は短いほうが良さそうです。

カシノマイハート】 アドマイヤコジーン×(モガンボ)
徐々に良化して小倉1000mで勝ち上がり、ただし斤量は51kg。
2ハロンの延長となったりんどう賞では脚が残らず
前気味に追走したところからズルズルと下がって7着に終わって
しまいました。いきなりの急上昇は考えづらいのでここでは
厳しいと思われます。アドマイヤコジーン産駒ということだけが
強調材料でしょうか。

クインズプレイヤー】 トウカイテイオー×(カツラギエース)
新潟2歳S時の考察は→ココ
先行して脚を伸ばす競馬ですがペースが速くなると厳しいうえに
それほどの切れ味がないために今回のメンバーで上位に切れ込むのは
相当厳しいと思います。よほど展開に恵まれたとしても掲示板が
あれば大健闘じゃないかと。

ジーニアス】 ダンスインザダーク×(スリルショー)
未勝利戦(新潟1600)
勝ち時計1.36.1 上がり34.6
12.9-10.8-12.0-12.7-12.8-11.6-10.7-12.6

前評判の高い馬ですが新馬戦はストラテジーに5馬身差を
つけられ完敗、距離を伸ばして勝ちあがりました。
前気味に追走して脚を伸ばしてくる競馬でそれなりの切れ味は
ありますがペースがあがったときにどうなるか?
ここで期待するのは厳しそうですが将来性に期待したい馬だと思います。

同日に行われたレースとの比較
村上特別(3歳上500下) 1.33.3 タイム差2.8

次回に続きます。

ファンタジーS各馬分析1(考察①)  担【けん♂】

2歳牝馬の重賞、ファンタジーS(京都1400)について
見ていきたいと思います。
今年の短距離~マイル路線では牝馬が大活躍!
今回はその有力馬たちが一堂に会する豪華なメンバーとなりそうです。
激しく、そしてレベルの高いレースを期待したいですね。
阪神JF、そして来年の桜花賞に向けてまず1歩抜け出すのは
いったいどの馬でしょうか・・・?

では各馬分析に入りたいと思います。

アストンマーチャン】 アドマイヤコジーン×(Woodman)
小倉2歳S覇者(小倉2歳回顧は→ココ、考察は→ココ)。
一戦ごとにレベルアップが見られ、先行きがとても楽しみな馬です。
速いペースに2、3番手で追走しつつ最後に抜け出して
脚を伸ばすという高い能力のある馬なので安定感があり、
そう簡単に大崩れすることは考えづらいですね。
あえていえば距離延長と休養明けがどうか?と言う点が不安点でしょうか。

イクスキューズ】 ボストンハーバー×(Majestic Light)
札幌2歳S時の考察は→ココ
距離延長となった札幌2歳Sでは逃げて最後にナムラマースにかわされてしまい、
惜しくも3着。それよりもレコード勝ちしたクローバー賞が圧巻でした。
直線で壁に阻まれたところで一度減速、隙間が空くのを見定めて再加速して
軽々と抜け出しました。トップスピードに乗る早さ、騎手の指示をキチッと
体現できる能力・・・どれをとっても素晴らしいと思います。
今回は3、4番手に控える競馬を見たいですね。

ハロースピード】 マヤノトップガン×(Secretariat)
マリーゴールド賞時の考察は→ココ
マリーゴールド賞ではピンクカメオ(くるみ賞勝ち馬)などを
まるで子ども扱い。凄まじい加速力を見せつけました。
現時点で勝ち方の迫力という面では1歩2歩先んじていると思われます。
血統的には晩成気味と考えられるので先行きが非常に楽しみな1頭ですね。
先行しても控えても問題ない自在性も持ち味。
休み明けという点だけが不安点でしょうか?更なる成長を見せてくれることを
期待したいです。

メジロアダーラ】 フレンチデピュティ×(Green Desert)
ダリア賞時の考察は→ココ
短距離路線で活躍したメジロダーリングの子供です。
徐々に本領をし始め、カンナS(中山1200)を勝ちきりました。
スピード能力はかなり高いものを持っていそうですが更なる距離延長は・・微妙。
先行逃げ切りが出来るようなメンバーではないので今回は厳しいと
思います。

ニシノマオ】 サクラバクシンオー×(ニホンピロウィナー)
小倉2歳S覇者(小倉2歳回顧は→ココ、考察は→ココ)。
新馬戦から素晴らしいスピード能力を見せている馬。
前でも後ろでも競馬が出来るようになってきているので
今回はどの辺りからいくのか、注目ですね。
不安点は休み明けという点と距離延長。
すでに完成度が高そうな馬なのでそう簡単に崩れないでしょうが
このメンバーで上位に食い込めるかどうか・・・?

マイネルーチェ】 スペシャルウィーク×(サッカーボーイ)
新潟2歳S時の考察は→ココ
少々緩んだペースになった新潟2歳S、勝ったゴールドアグリに
ハナ差と迫る好走を見せてくれました。最後は惜しくもかわされましたが
早めの抜け出しでグイグイと伸ばした脚は迫力充分!
相当な能力がありそうです。問題は速いペースに対応できるかどうか?
距離短縮で切れ味が増せば一発もありうるかも・・。

カノヤザクラ】 サクラバクシンオー×(Woodman)
かえで賞時の考察は→ココ
今回と同じ舞台、京都1400でレコード勝ちをおさめた期待馬
出てくれば中1週となるのが不安ですが、有力馬との対戦を是非見てみたい馬です。
速いペースを2番手で追走し、グイグイと力強く迫りかけて
かわし切ってのゴールからは高い根性が窺い知れますね。
最後が競り合いになれば・・・。

ハギノルチェーレ】 ダンスインザダーク×(Seeking the Gold)
りんどう賞(京都1400)
勝ち時計1.21.8 上がり34.7
11.8-11.0-11.7-11.8-11.6-11.7-12.2

コスモス賞(札幌1800)では完敗でしたが距離を短縮して臨んだ
りんどう賞で勝ち上がり。後方からの脚はなかなか鋭いものがありますね。
ダンスインザダーク産駒というと長距離のイメージがありますが
近年はどうやらそうでもないのでは?
この馬もマイルまでくらいじゃないかと。
このメンバーでは1、2枚落ちる印象ですが良血の力を見せて欲しい
ものです。

ホットファッション】 スペシャルウィーク×(ヘクタープロテクター)
サフラン賞(東京1400)
勝ち時計1.23.3 上がり34.4
12.4-11.0-12.3-12.8-11.9-11.1-11.8

デイリー杯時の考察は→ココ
デイリー杯2歳Sを回避してサフラン賞(東京1400)で勝ち上がりました。
しかしサフラン賞は翌日に行われた2歳未勝利戦のタイムから0.3遅れと
あまり高い評価が出来ないレース。道中もかなり緩んでおり、
今回のメンバーと対抗するには・・・数枚足りない印象です。


ここまでが優先出走権のある馬、次回は抽選組について
見ていきたいと思います。

おまけ
参考レースの動画です。是非ご確認ください(^^)g

クローバー賞 イクスキューズ
ココ

小倉2歳S アストンマーチャン、ニシノマオ
ココ

かえで賞 カノヤザクラ
ココ

ファンタジーS登録馬(超豪華!)   担【けん♂】

個人的には来週のメインレースはファンタジーSとしたいです(^^;
なんといってもメンバーが異常に豪華!
今年の2歳牝馬は短距離路線が超充実していますので
早くも期待馬の壮絶なぶつかり合いになってしまいました。

出走登録馬
アストンマーチャン
イクスキューズ
ハロースピード
メジロアラーダ
ニシノマオ
マイネルーチェ
カノヤザクラ
ハギノルチェーレ
ホットファッション

以下の馬は抽選予定(9/15)
アドマイヤプルート
アラハ
インディゴラヴ
エミネンツァベルタ
カシノマイハート
クインズプレイヤー
ジーニアス
スマートカスタム
タキオンプリンセス
テイエムオペレッタ
テイエムヤマサクラ
トップコメット
マイネインティマ
マザーズウィッシュ
ローブデコルテ

以下の馬は除外予定
カルパントラス

最大の目玉はハロースピードでしょう。
圧勝につぐ圧勝・・・まだまともに対抗できた馬すらいません。
他にも成長著しいアストンマーチャンやスピード能力なら
引けを取らないニシノマオ、中距離までこなせる能力馬イクスキューズ
先日レコード勝ちを記録したカノヤザクラ・・・
2歳牝馬戦線の最初の山場
やってきたという感じです。

阪神JF、そして来年の桜花賞まで見据えて絶対に注目の一戦!
登録馬が多すぎて分析が大変そうですが
是非内容について見ておきたいですね。

対戦してしまうのがちょっともったいないくらいの
超豪華レース、生き残るのは・・・・

天皇賞回顧(惨敗)    担【けん♂】

天気「予想」はまたハズレて・・好天に恵まれた中、天皇賞秋が行われました。

予想は→ココ

結果は・・・(T_T)

1着 ダイワメジャー   1.58.8  上がり35.2
2着 スウィフトカレント  1/2馬身
3着 アドマイヤムーン
4着 コスモバルク
5着▲スイープトウショウ
6着○ダンスインザムード

10×ローエングリン
15◎インティライミ
16△カンパニー

※全着順は→ココ


スタート良く飛び出したのはインティライミ(佐藤哲騎手)!
グイグイとレースを引っ張ります。うーん、予想どおり!
やってくれましたね~!

12.8-11.3-11.3-11.4-12.0-12.1-12.3-11.9-11.2-12.5

向こう正面の坂を11.4で駆け上がっています。
ここで11秒台を記録したのは02年のローエングリン以来(11.1)。

ハイペースになる、と予想したことは正解でしたが
問題はこんなペースでインティライミの脚がもつのかどうか・・・?

その後もほとんど緩めず最終コーナーまで突入。
道中5馬身ほど差をつけて逃げたインティライミですが
直線に入るところでほとんどつかまりかけ・・・
内ラチ沿いを必死で追いますがすでに首があがってしまいました。
逃げて最後に34秒台の脚、と予想したインティライミの上がりは・・
38.0(涙)完全にバテバテです(T_T)

代わって前に出たのは離れた2番手を追走していたダイワメジャーと
3番手のダンスインザムード。前走では直線でヨレてしまった
ダイワメジャーがまったく脚が衰えないまま力強く坂を
駆け上がります。逆にダンスインザムードは力尽きた感じで後退・・。

今日は中段前くらいにつけていたスウィフトカレントが
手ごたえ良くダイワメジャーに迫りますが、
ここからダイワメジャーは粘り腰!抜かせません。

そしてその後ろから凄い勢いで迫ってくるアドマイヤムーン
道中スイープトウショウをマークしてぴったりと
後ろにつけていた武豊騎手、なんとスイープトウショウの上がり34.6を
超えて34.2の最速の脚でグイグイと詰め寄りました。

しかし時すでに遅し・・・1着はダイワメジャー
前走に引き続き東京競馬場を攻略しましたね(^^)g
マイルから中距離まで広く活躍できる凄い馬になってきました。
直線でバテなくなって完全本格化、一段階強くなった印象です。
もうダメジャーとは呼べません(笑)

2着はスウィフトカレント、というか横山典騎手(^^;。
シルバーコレクターの本領発揮です(本人は悔しいでしょうけど・・)
後方一気ではなく、中段から伸びてくる新しい姿を見せてくれました。
さすがに上がりのタイムは落ちますが安定感を考えたら
この騎乗方法もありかもしれません。
今後もGⅠ戦線で活躍してくれる馬だと思います。

アドマイヤムーンは惜しかった!
クラシックを取ることが出来ず、不本意な春を過ごしてしまいましたが
ここにきて下がった評価を引っくり返すような切れ味を
見せてくれています。エンドスウィープの後継として今後GⅠを勝って
血統を残していけるような馬に成長していってもらいたいものです。
速いペースが苦手・・と見ていましたがどうやら克服してきていますね。
この先がとても楽しみです(^^)g

GⅠ馬の復活、新勢力の台頭、3歳馬の活躍・・・
いろいろと見所があった天皇賞でした。
うーん、予想は本当に難しいですね・・・

くるみ賞回顧    担【けん♂】

くるみ賞(東京1400)が終わりました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着○ピンクカメオ    1.22.5 上がり34.5
2着▲マイニングゴールド  1/2馬身
3着△ミルクトーレル
4着◎サープラスシンガー
5着×コアレスレーサー

※全着順は→ココ

予想外、いや予報外(笑)の好天になった東京競馬場。
見事に良馬場でしたね(^^;

スタート良く飛び出したのは予想通りサープラスシンガー。

12.5-11.1-11.7-12.1-11.5-11.5-12.1

前走よりは少々落とした感じですがそれでもかなり速めのペース。
後は距離がもつかどうか・・・?

最終コーナーを回り馬群が縮まりますが最内を回ったサープラスシンガーが
粘ります。しかし残り400mを切ったところでマイニングゴールド、
ミルクトーレルが並ぶようにして前に出て万事休す。
そしてその後ろからなかなかエンジンがかからなかったピンクカメオが
一気に差し切ってゴールイン!

ピンクカメオは速いペースにも対応できる能力馬。
今回休養を挟んで+6kgと順調に成長させてきており
今後に期待が膨らみます。
馬場が重くなっても対応できるところも強味ですね。
ちょっとエンジンのかかりが遅かったのは坂にとまどったのか、
そういう脚質なのか?
直線が長い、もしくは平坦な競馬場ならもう少し切れ味が増すかも
しれません。

個人的に期待していたサープラスシンガーですが
最後に失速してしまったのが残念!
東京コースを逃げ切るのは厳しかった模様です。
短距離、もしくは平坦なコースであれば
もっと活躍できそうなんですが・・・次走にも注目したいと
思います。

競馬ニュース  担【けん♂】

昨日の晩の時点で曇り時々雨、午前中は70%、午後は50%だった
天気予報は朝の時点で午後は40%に変更。

そして・・・昼になったら曇りどころか晴れになってる(涙)

まさに天気「予想」ですね(-_-;)

天皇賞はいったいどうなるのでしょうか・・・。


では他の競馬関連のニュースについて。

土曜日に行われた武蔵野Sでは圧倒的一番人気を背負った
フサイチリシャールが出走しましたが直線に入り、内ラチ沿いに
押し込まれた感じになり失速・・・。
クロフネの再来とはなりませんでした(残念!)
蹄の形から言えばどちらかというと少々重めのダートが
合いそうな感じ。砂を被ることは気にしてなかったようなので
今後に期待というところでしょうか。

重賞勝ち馬が大挙して出走したスワンSでは武豊騎乗の
ステキシンスケクンがハイペースで逃げましたが
あと1ハロンもつことが出来ず、プリサイスマシーンの
強襲に屈しました。
12.1-10.9-11.5-11.3-11.0-11.7-11.8

このペースで追い込んでこれた上位3頭は次走以降でも
相当期待出来ると思います。特に馬体を増やしてきた(+14kg)
アグネスラズベリはもう一歩飛躍できそうな印象です。

1着プリサイスマシーン
2着シンボリグラン
3着アグネスラズベリ
4着ステキシンスケクン
5着オレハマッテルゼ


フサイチジャンクを超える4億9000万という高額馬
ザサンデーフサイチがとうとうデビュー。
しかし・・・惜しくも3着に終わり初戦を飾ることが出来ませんでした。

さてもうすぐ天皇賞出走、楽しみですね(^^)g

天皇賞最終予想     担【けん♂】

さて天皇賞の予想に入っていきたいと思います。

これまでの考察
考察①→ココ 各馬分析1
考察②→ココ 各馬分析2
考察③→ココ 展開について
考察④→ココ 追い切りなど
考察⑤→ココ 有力馬分析、雨適性

おそらく曇りの上に時々雨が降ると思われる明日の東京競馬場。
ドロドロになることはなさそうですがパンパンの良馬場ではなく
稍重あたりが予想されます。


【今回の予想】
◎インティライミ
○ダンスインザムード
▲スイープトウショウ
△カンパニー
×ローエングリン


ちょっと思い切った予想になったかもしれません(^^;
ではざっと展開について予想をしてみたいと思います。

後方からの強力な追い込み馬が揃う今回の天皇賞、スローで
脚を残したまま直線に入ってしまうと先行馬は苦しい展開になります。
脚を殺しにいく競馬をしそうなのはインティライミ
まだ逃げたことがない馬なのでどのくらい出来るかはまったくわかりませんが
得意な湿った馬場の中、相当大きく後方を離して競馬をするのでは、と。
(切れる脚がないので離しておかないと厳しい・・^^;)

インティライミの上がり3ハロンのタイムはおよそ34秒前半から
中盤くらいが想定されます。
湿った馬場も味方するでしょうしミドル~ハイペースに持ち込めば
後方からの追撃をしのぎ切ることが出来るのではないでしょうか。

先行馬の中でハイペースに強く、湿った馬場を問題にしないのは
ダンスインザムード
前回はダイワメジャーに馬体をぶつけられて失速しましたが
内を突いて抜け出してこれればかなり伸びてきそうです。
ただし勝ちきるまでの迫力は感じませんね。

スイープトウショウは他馬に相当マークされるでしょう。
思う存分脚を発揮するという展開になるかどうか?
追い込み馬の中では馬場が湿ったときの脚の劣化がもっとも少ない
と考えられるので見せ場は作ってくると思います。
もちろん一気の突きぬけもありえる馬。
しかし今回想定される上がりは過去の雨のときを考えると
33秒中盤~34秒前半なので先行馬の脚次第で届かないのでは、と。

カンパニーは相手関係上いつもよりは前で競馬をすると
考えられます。この馬も稍重までならまったく問題にしないので
最後の伸びに期待が持てますね。

同じくローエングリンも馬場による脚の劣化が少ないと
思われます。追い込みに脚質変更して中段から抜け出せれば
波乱もあるかもしれません(^^;


ダイワメジャー、アサクサデンエンは湿った馬場を問題にしませんが
2000mをハイペースで引っ張られてもつかどうか?

アドマイヤムーンは湿った馬場がまったくダメです。
ハイペースも苦手。
オースミグラスワン、サクラメガワンダーは切れ味が1瞬であることと
雨が得意ではないという点からはずしました。


非常に展開が微妙で難しい天皇賞。
どんなレースを見せてくれるのでしょうか?
期待して待ちたいと思います。

萩S回顧(好タイム決着!)   担【けん♂】

萩Sが終わりました。

予想は→ココ

結果は・・

1着◎フサイチオフトラ  1.47.1 上がり34.9
2着○マルカハンニバル   ハナ
3着 ケイアイマイスキー
4着▲キングスデライト
5着△ニシノプライド

7着×タキオンプリンセス

※全着順は→ココ

圧倒的な逃げ馬不在でスローになると予想していましたが
なんとタキオンプリンセスがスタートから積極的に前に行き
気がつけば10馬身ほど離す大逃げの体勢。

12.7-11.1-10.8-11.4-12.0-12.0-12.1-12.6-12.4

大逃げのラップであるだけに相当なハイペース。
これで逃げ切ることがあれば凄いのですが・・・
やはり直線に入って完全に失速・・・。
後方の馬が一気に詰め寄ってきます。

4頭が並ぶようにして激しい叩きあい、一番外から被せてきた
フサイチオフトラは一度詰め寄ったところから引き離されかけて
もう一度差し返すという強い競馬を見せて勝ち上がり!
首の上げ下げ、結果はハナ差でしたが内容的には相当期待できるもの
だったと思います。

勝ち時計1.47.1は先週行われた古馬1000万下を0.3上回る好タイム
スズカマンボのレコードにも0.4差という素晴らしいものでした。

上位に来た馬は次走以降にも注目ですね。
勝ったフサイチオフトラは今回▲12kgと馬体を落としていますので
ちょっと休養が必要かもしれません。
期待できる内容だっただけに来年に向けて成長をうながして
もらいたいものです。

予想以上に好レースだった萩S、昨年の上位陣は
フサイチリシャール、ドリームパスポート、ロジック、メイショウサムソン
という凄いメンバーだっただけに今回も来年につながるものだと
いいですね(^^)g

くるみ賞最終予想      担【けん♂】

くるみ賞(東京1400)の枠順が発表されました。

1 1トーホウクノイチ  内田博
2 2リトルモンスター  戸崎
3 3ピンクカメオ    蛯名
4 4トウカイシグナル  小林
5 5コアレスレーサー  柴田善
6 6マイニングゴールド 武豊
7 7サープラスシンガー 田中勝
8 8ミルクトーレル   藤田

各馬分析は→ココ


今回の予想
◎サープラスシンガー
○ピンクカメオ
▲ミルクトーレル
△マイニングゴールド
×コアレスレーサー


注目はサープラスシンガーの速いペースの逃げ。
持ち時計から言ってもここでは飛びぬけたものを持っていると
考えられます。問題は距離延長でしょうか。
あと馬場が湿りそうなのもちょっと不安。
能力的にはもしかしたらメチャクチャ強いんじゃないかと・・・
期待したいです。

ピンクカメオは休養明けで成長している姿を見たいですね。
馬場が湿るのは大歓迎。この馬も雨馬?(^^;
まだまともに良馬場で走っていないので本当の能力についての判断は
また持ち越しになるかもしれません。

上位2頭からはちょっと落ちる感じですがミルクトーレル
安定した末脚を発揮してくる馬なので1400mに慣れてくれば
前走以上の活躍は期待できそうです。

マイニングゴールドは鞍上が代わってどうか?
武豊騎手が良血の力を引き出せれば一皮剥けた姿が
見れるかもしれません。現状では3着までがギリギリっぽいですが・・。

コアレスレーサーは能力的には見劣りますが
ダイタクリーヴァ産駒の応援の意味を込めて注意まで。
フジキセキ産駒よりもう一段階コンパクトにまとまってしまった感が
ありますが頑張って欲しいものです。


上位の印をつけた2頭は上のクラスでも十分通用しそうな期待馬。
是非とも好走を見せてもらいたいものです。(^^)g

天皇賞有力馬分析、雨適性(考察⑤)   担【けん♂】

だいぶ時間がなくなってきましたが天皇賞について
もう少し考えてみたいと思います。

【これまでの考察】
考察①→ココ 各馬分析1
考察②→ココ 各馬分析2
考察③→ココ 展開について
考察④→ココ 追い切りなど

バランスオブゲームの執念なのか、明日の天気予報は曇り時々雨
雨だったら初のGⅠ制覇があったかもしれない・・・うーんほんとに残念です。

もう1頭、雨男?雨馬?と呼ぶべき馬がいます(笑)。
インティライミは過去9走していますが不良が1回、稍重が3回、小雨が1回、
半分以上で雨が降るという異常事態(^^;
晴れ男?ディープインパクトの逆バージョンですね。
ちなみに雨の中での実績は2-1-1-1となかなか優秀ですので
この馬にとっては恵みの雨となるかもしれません。

前回までの考察で今回は逃げ馬がおらずスローペースに近い展開に
なるのでは?と予想していましたが、もう一度その辺りについて
考えてみたいと思います。

強力な追い込み馬が揃った今回の天皇賞、スローペースとなれば
各自持ち味の末脚を発揮してヨーイドン!という展開になることが
見えてきます。では先行馬に乗る騎手はこのことについて
どう考えるのでしょうか?


対策はおよそ2パターン・・
A)自分も脚をためて前を抜け出して末脚勝負、位置取りで逃げ切りを狙う。
B)ペースをあげて後方の馬の末脚を消耗させて逃げ切りを狙う。

ある程度抜け出す脚を持っている馬はAパターンでも勝機があります。
実際昨年の天皇賞は6番手辺りからの抜け出しでヘブンリーロマンスが
波乱を演出しました。しかし東京競馬場の長い直線を追い比べするのは
相当厳しいことが予想されます。
これに該当するのは
・ダイワメジャー
・ダンスインザムード
ですね。

いくら位置取り上、前からスタート出来ても厳しいなぁと思う馬については
Bパターンが適策だと考えられます。
しかし前に行って目標にされるのは諸刃の剣・・。
単なるペースメーカーになってしまうと追走してきた馬に
かわされるという危険もあるわけで・・・相当度胸のいる作戦。
で、こういう一か八かの作戦を取ってきそうな騎手(馬)はというと・・
佐藤哲騎手(インティライミ)の可能性が高いのでは、と(^^;

タップダンスシチーで逃げてきた佐藤騎手にとっては
お手の物の作戦である上に、思い出すのは05年のダービー。
このときは逃げてはいませんが、先行し早めの抜け出しで
内ラチ沿いを激走!あの年の出走馬の中で唯一ディープインパクトを
負かしにいく積極的な競馬を見せてくれました。
結果は2着でしたが、相手がディープインパクトでなければ
ダービー馬になれていたかもと思わせる好騎乗だったと思います。

今回インティライミは逃げ宣言をしている模様。
レース前に言うことはあまり信用がおけませんが(笑)
それを裏付けると考えられる内容が追い切りに出ています。

天皇賞秋追い切り
81.6-65.9-51.7-38.2-12.1 一杯
京都大賞典追い切り
82.2-66.6-52.4-38.6-11.5 馬なり
阪神大賞典追い切り
81.5-66.4-52.1-39.1-13.4 一杯

※追い切りは佐藤哲騎手自らが行っています。

比較してみると序盤から速めのペースを試しているのが
わかります
。緩みなくペースを作り、最後に脚を伸ばせるかどうか?
騎手自身が確かめているのではないでしょうか?

雨が降るのも逃げ切るには絶好のコンディション。
出来ることなら大きく離して逃げたいところでしょう。
佐藤哲騎手なら・・・狙ってきてもおかしくはなさそう。
そしてインティライミもそれに応えるだけの力がある馬だと思われます。

大方の予想を裏切るハイペース大逃げ策・・。
今回はこれを軸に予想を組み立てたいと思います。
(ちょっと博打過ぎ?^^;)

もうひとつ、雨への適性についても考えておく必要がありますね。
ポイントとして考えたいのは重馬場で勝っているか?ということではなく、
重、稍重での末脚の鈍り方。勝ち負けは他馬との兼ね合いがありますが
末脚はその馬の能力がどれほど劣化するかのおおよその指標になると
考えます。

アサクサデンエン 稍重までならほとんど鈍りなし ○
カンパニー 稍重はまったく問題なし、重でもこなす ○
サクラメガワンダー こなすが切れ味鈍る △
ダンスインザムード 稍重はまったく問題なし 重でもこなす ○
ローエングリン 稍重までは十分こなせる ○
トリリオンカット 稍重ならギリギリ △
スイープトウショウ 稍重でもほとんど鈍りなし ○
コスモバルク 雨が降っているとまずい ×に近い△
インティライミ 多少鈍るが問題なし ○
スウィフトカレント 相当劣化する ×
ファストタテヤマ 相当劣化する ×
ハットトリック 相当劣化する ×
オースミグラスワン 稍重経験なし、雨で多少すべる? △
ダイワメジャー 多少鈍るが問題ない範囲 ○
アドマイヤムーン 相当劣化する ×
グレイトジャーニー 稍重までなら問題なし 重は鈍る ○に近い△
ローゼンクロイツ 相当劣化する ×

※バランスオブゲーム 鬼になる ◎

萩S最終予想   担【けん♂】

萩S(京都1800)の枠順が発表になりました。

1 1マルカハンニバル  福永
2 2アシュレイリバー  武豊
3 3セイザンダンサー  柴田善
4 4ケイアイマイスキー 幸
5 5タキオンプリンセス 小牧
6 6ニシノプライド   四位
7 7キングスデライト  本田
8 8フサイチオフトラ  内田博

各馬分析は→ココ


今回の予想
◎フサイチオフトラ
○マルカハンニバル
▲キングスデライト
△ニシノプライド
×タキオンプリンセス


かなり拮抗した力関係と考えられる萩S、有力馬からは
少し足りないという感じの馬が揃いました。
果たして一歩先んじて力を見せてくれるのはどの馬でしょうか・・。

強力な逃げ馬がおらず、ペースを作るのはおそらくニシノプライドに
なりそうです。ゆっくりしたこの馬のペースであれば
抜け出してくる一番手はフサイチオフトラだと考えられます。
前走で強力な馬と対戦し、力のあるところを見せてくれたので
より一層の好走を期待。

マルカハンニバルは安定感があります。
強力な馬相手では一枚足りませんがメンバーが少々弱化した今回は
連下に絡む力は充分にありそうです。

キングスデライトも基本能力がある馬なのでスローの
切れ味勝負になれば面白そう。ペースのよっては
勝ち切る力も期待したいかな、と。

ニシノプライドは個人的に期待している馬(^^;。
ゆったりしたペースで逃げることが出来れば最後に脚が残せます。
逃げ切り・・・までは難しいかもしれませんが上位に絡む可能性も
ありそうですね。

タキオンプリンセスもスローならば最後に伸びる脚がある馬。
底を見せていないのか、頭打ちなのか・・?
試金石になるレースだと思われます。

好レースを期待したいですね(^^)g

くるみ賞各馬分析   担【けん♂】

日曜日に行われる2歳戦、くるみ賞(東京1400)について
みていきたいと思います。

コアレスレーサー】牡 柴田善 ダイタクリーヴァ×(モガミ)
未勝利戦(中山1200)
勝ち時計1.10.1 上がり35.2
12.1-11.0-11.6-11.7-11.3-12.4

フジキセキの子供ダイタクリーヴァ産駒がJRA初勝利!
サンデーサイレンスから見たら孫ですから時代を感じますね(^^;
ペースがそれほど速くない割りに切れに欠ける印象。
他の産駒をみても距離適性は相当短め、それでいてスピード不足を
感じるのでなんとかイメージを払拭してもらいたいものです。

前週に行われたレースとの比較
袖ヶ浦特別(3歳上1000下) 1.08.1 タイム差2.0

サープラスシンガー】牡 田中勝 Songandaprayer×(Ghazi)
未勝利戦(中山1200)
勝ち時計1.08.9 上がり35.8
11.9-10.3-10.9-11.2-11.4-13.2

速いペースでレースを引っ張りそのまま押し切り勝ち。
最後はさすがに鈍りましたがそれにしても好タイムです。
初戦に比べてグッとレベルが上がっているのも好感触。
スピードがどこまで持続するのか試金石となると
思われるので今回注目の1頭です。
血統からはマイル辺りまではいけそうですが・・・。
期待したいと思います。

同日に行われたレースとの比較
袖ヶ浦特別(3歳上1000下) 1.08.1 タイム差0.8

トウカイシグナル】牡 小林 ブラックホーク×(トウカイテイオー)

カンナSではシンガリ負け・・・ちょっと速いペースになると
ついていけないという能力不足を露呈してしまった感じです。
上積みがあってもさすがに厳しいでしょう。

トーホウクノイチ】牝 内田博 バチアー×(トニービン)

地方からの参戦。初戦はダートの900mで逃げ切り勝ちを
おさめたものの2戦目は距離を1500mに延長して大敗・・。
芝転向でいきなりガラッと変わることを期待するのは酷でしょう。

ピンクカメオ】牝 蛯名 フレンチデピュティ×(Silver Hawk)
マリーゴールド賞時の考察は→ココ

新馬戦は稍重、マリーゴールド賞も良発表ですが午前まで雨で
少々重めの馬場状態。良馬場での能力にはまだちょっと疑問が
ありますが安定した実績を誇るマルカハンニバルにも先着しているので
能力的には上位でしょう。休養明けで成長していることを
期待したいところです。

マイニングゴールド】牡 武豊 フレンチデピュティ×(Seeking the Gold)
函館2歳S時の考察は→ココ

陣営から大きく期待される良血馬ですが前で粘れず、後ろからは
届かず・・・と微妙な成績を繰り返しています。
急激な成長は見込みにくい感じ。あえて言えば鞍上が武豊騎手に
なった点でしょうか。

ミルクトーレル】牝 藤田 ダンスインザダーク×(Phone Trick)
デイリー杯登録時の考察は→ココ
サフラン賞(東京1400)4着
走破時計1.23.5 上がり34.4
12.4-11.0-12.3-12.8-11.9-11.1-11.8

サフラン賞では切れ味で少しだけ後れを取って4着。
1400m初挑戦だった前走よりは好走が期待できそうです。
ペースがあがったときの対応に注目、現状では1枚足りない印象ですが
期待は持てそうな馬だと思います。

前週に行われたレースとの比較
鷹巣山特別(3歳上1000下) 1.21.1 タイム差2.4

リトルモンスター】牡 戸崎 ディアブロ×(トウショウボーイ)

地方からの参戦。前走は初の芝転向でしたが相手が強く完敗。
それにしても切れ味、着差、時計、どれを取っても
苦しいですね。芝2走目で何か変わればいいんですが・・厳しいでしょう。

萩S各馬分析    担【けん♂】

天皇賞から少し離れて2歳戦に目を向けてみたいと思います。
枠順発表はまだですが出走馬が決定しましたので
各馬についてみていきたいと思います。

萩S(京都1800)】

アシュレイリバー】牝 武豊 Mr. Greeley×(Grindstone)
りんどう賞 (東京1400) 4着
走破時計1.21.9 上がり35.0
11.8-11.1-11.7-11.8-11.6-11.7-12.2

りんどう賞ではゆったり目のペースを後方から追い込みましたが
もっといい脚を使う馬に屈して4着。Mr. Greeleyは1400~1600mで
活躍した馬で産駒も同じくらいの距離適性の馬が多いようです。
距離延長は微妙でしょう。能力的にも1枚足りない印象。

同日に行われたレースとの比較
3歳上500下 1.20.8 タイム差1.1

キングスデライト】牡 本田 アグネスタキオン×(リアルシャダイ)
野路菊S時の考察は→ココ
デイリー杯時の考察は→ココ

デイリー杯は速いペースに追走し・・・失速。能力の限界を見せてしまった感が
あります。ゆったりとしたペースでいくのであればそれなりに力を出すようなので
前走よりは期待できそう。力関係的にもここでは上位ではないかと。

ケイアイマイスキー】牡 幸 Aptitude×(Woodman)
デイリー杯時の考察は→ココ

こちらもデイリー杯でペースについていけず失速。
距離延長もいい方向とは言えそうにありません。

セイザンダンサー】牡 柴田善 クロフネ×(サンデーサイレンス)
新馬戦(京都2000)
勝ち時計2.06.0 上がり35.0
13.1-12.0-14.1-13.8-13.1-12.4-12.2-11.6-11.7-12.0

超がつくほどのスローペースで前から抜け出して勝利。
周りと比べれば圧倒的な脚を使っていますが、切れは感じませんね。
距離短縮で切れが増せばいいですが厳しいのではないでしょうか?

次週の行われたレースとの比較
北野特別(3歳上1000下) 2.01.1 タイム差5.9

タキオンプリンセス】牝 小牧 アグネスタキオン×(ディクタス)
新馬戦で期待馬を軽々とひねって勝ち上がり。注目されましたが
2戦目の野路菊Sではゆったりしたペースにもかかわらず
見せ場無くオースミダイドウに完敗(5着)しました。
底を見せていない感じはありますが・・・ちょっと苦しくなって
きています。ここらで奮起してもらいたいですね。

ニシノプライド】牡 四位 セイウンスカイ×(ビショップボブ)
札幌2歳S時の考察は→ココ

ゆったり逃げて脚を伸ばす、というレースが出来ればいいんですが
ペースがあがってしまうと苦しいことを露呈してしまいました。
強力な相手にはまだ通用しないと思いますが
今回は自分のペースで逃げれたら面白いかも。
なんといってもセイウンスカイ産駒!個人的に期待しています(^^)g

フサイチオフトラ】牡 内田博 ブラックホーク×(サンデーサイレンス)
徐々に力をつけてきていますね。札幌2歳Sでも前につけて抜け出し
見せ場を作りかけました。一線級には1枚足りない印象ですが
能力は今回上位だと思います。消耗が出ないといいですが・・・。

マルカハンニバル】牡 福永 スペシャルウィーク×(Buebird)
オースミダイドウ、ハロースピード、マイネルレーニア、
ゴールドアグリ・・・勝ち上がったレース以外ではこれらの現時点で
2歳トップレベルにいると思われる馬たちとぶつかり続け・・・
敗れ続けています(涙)ある意味不運な馬かも・・。
一線級には1枚足りないけれどデビュー以来4着以内をはずさない
堅実さは素晴らしいですね。やっと馬体も回復傾向だし
もう一歩成長して欲しい馬です。並んだ馬には抜かせない根性も好印象。

枠順が決まり次第予想に入りたいと思います。

天皇賞枠順発表、追い切りなど  担【けん♂】

天皇賞の枠順が発表になりました。
しかし・・・17頭しかいない・・・。

先日オールカマーで7度目の重賞制覇を成し遂げたバランスオブゲーム
左前浅屈腱不全断裂の疾病を発症・・競争能力を喪失した、との悲報が
発表されました。
今後については未定のようですが、無事回復して種牡馬になってくれることを
祈りたいです。重賞戦線での活躍はGⅠ勝ちがないと言っても
まさに出色のもの。こういった形での引退は非常に残念です。
天皇賞でも期待されていただけに・・・惜しい馬を失いました(T_T)。
長いことお疲れ様でした。

さて気を取り直して・・・

天皇賞出走枠順
1 1アサクサデンエン  58 藤田
2 2カンパニー     58 福永
2 3サクラメガワンダー 56 内田
2 4ダンスインザムード 56 北村
3 5ローエングリン   58 柴田善
3 6トリリオンカット  58 和田
4 7スイープトウショウ 56 池添
4 8コスモバルク    58 五十嵐
5 9インティライミ   58 佐藤哲
510スウィフトカレント 58 横山典
611ファストタテヤマ  58 武幸
612ハットトリック   58 岩田
713オースミグラスワン 58 四位
714ダイワメジャー   58 安藤勝
815アドマイヤムーン  56 武豊
816グレイトジャーニー 58 蛯名
817ローゼンクロイツ  58 小牧

バランスオブゲームが引退となり、ますますペースが混沌としてきた
感がある天皇賞。トリリオンカット。ダンスインザムードは
先行しやすい枠に入りましたね。ダイワメジャーは前走でも
8枠16番から先行できましたから今回も問題なく前に行くでしょう。
逆にもまれない分いいかもしれません。
現状ではレースを引っ張る事になりそうな一番手コスモバルクも
大丈夫だと思います。

追い込み組ではサクラメガワンダーがちょっと苦しいかも?
包まれて思ったより下がらされてしまう可能性があります。
強力な追い込み陣が揃っているので位置取りをどう取るか・・
騎手の腕に懸かっていますね。


次に追い切りについてちょっと触れてみたいと思います。
調教では走らない馬もいるので単純比較は出来ないわけですが
気になる点をチェックしてみると・・。

【栗東坂路稍重】
カンパニー 馬なり
53.1-39.3-12.8
サクラメガワンダー G前仕掛け
53.7-38.4-12.4
スウィフトカレント 馬なり
53.3-38.3-13.2
トリリオンカット G前仕掛け
52.3-38.6-13.5
ローゼンクロイツ 強目
53.1-39.2-13.3

夏から走っているスウィフトカレントは少々疲れがあるのか、軽い仕上げ。
トリリオンカットは仕掛けても動かず、鈍いですね。
ローゼンクロイツは調教駆けしない馬ですがそれにしても相当鈍いかも・・。
逆にサクラメガワンダーは素直に動いているようですね。反応がいい感じ。
カンパニーも軽い仕上げにしては動きがいいみたいです。

【栗東DW稍重】
アドマイヤムーン G前仕掛け
87.4-70.2-55.2-38.8-11.4
インティライミ 直線一杯に追う
81.5-65.8-51.4-37.8-12.1
グレイトジャーニー 直線追う
83.4-67.6-52.4-38.6-11.7

アドマイヤムーンはゆっくり入って最後に切れを試す仕上げ。
さすがに抜群に切れてますが・・・終いだけというのは
どうでしょう?
インティライミは逆に長く脚を使うことを意識した仕上げ。
終いもそれなりに出ているので好調さを感じます。
グレイトジャーニーも調子良さそうです。

【栗東CW稍重】
オースミグラスワン 直線一杯に追う
83.5-67.6-52.3-37.1-11.6
ハットトリック 馬なり
00.0-69.5-54.3-39.4-11.7

オースミグラスワンは長く仕掛けながら直線で切れを見せている
ところに好感。ハットトリックも馬なりにしては切れていますが
逆に軽い仕上げ過ぎるのが気になりますね。


おまけ
天皇賞とは関係ないですが・・・先日の新馬戦で
衝撃の馬がデビューしました。

その名は・・・「モチ」(笑)

モチが3番手に伸びてきた~!
・・・絶対狙ってますよね(^^;

レースは惜しくも3着でしたが名前に反して?かなり有力な馬のよう
なので今後の活躍が期待されます。

実際のレース映像でお楽しみください。
最後の一言が笑えます(^^)g

ニヤッとさせられるレース映像は→ココ

天皇賞を読む2(考察④)   担【けん♂】

今年の天皇賞のペースを考える前に過去のデータを振り返って
みたいと思います。
東京競馬場は02年に改修工事が行われていますので(02年は中山開催)
参考になるのはそれ以降、ということになりますね。

03年 良 1.58.0
12.5-10.9-10.5-11.1-11.9-11.8-12.2-12.0-13.2-11.9

04年 稍重 1.58.9
12.6-11.4-11.8-12.2-12.1-11.8-11.9-11.4-11.4-12.3

05年 良 2.00.1
13.4-11.5-12.1-12.5-12.9-12.3-11.8-11.0-11.2-11.4

比較してみると各年にそれぞれ特徴があることがわかります。

まずは03年
逃げ馬はローエングリン、スタートしてすぐのカーブに向かい
ペースをまったく緩めずに突っ込んでいます。
そして注目は向こう正面の上り坂(~800m)。
11.1という無茶苦茶なラップで駆け上がっています\(◎o◎)/!
典型的な縦長パターン。前に行った3頭は12着、13着、18着と大敗。
後方の馬も能力に欠ける馬はそれほどの脚を発揮できず、
前気味につけた馬がそのまま脚を伸ばす展開になりましたが
シンボリクリスエス(GⅠ4勝)、ツルマルボーイ(安田記念馬)という
実力馬2頭が前をかわして1着、2着。
相当な能力馬+前につけた馬というのが馬券の狙い目となりますね。

04年も稍重にしてはかなり速く、厳しいレース。
稍重をこなせる適性のない馬はまず沈没。
このレースは先行抜け出しが出来るダンスインザムードが2着、
後はゼンノロブロイをはじめとして、軒並み後方からの追い込み馬
決まっています。実力差がそのまま出るような展開ですね。

05年は目を疑うようなスローペース。
完全に直線ヨーイドン!の競馬ですね。
32秒台の脚を使った馬がなんと10頭\(◎o◎)/!
逃げたストーミーカフェの上がりが34.1でこれが最も遅い上がりです。
こうなると能力+位置取りがもろに出てしまいます。
上がりの脚が発揮できる馬が前や中段から抜け出してしまえば
後方の馬は届きません。
絶対能力+位置取り、がこのレースのポイントでしょう。

かなり強引ですが基本的な傾向をまとめると

ハイペース→GⅠ馬クラスの差し馬(本命)+脚に持続力のある先行馬(押さえ)
ミドルペース→実力のある追い込み馬(本命)+先行抜け出しが出来る馬(押さえ)
スローペース→絶対能力の高い馬(位置取りが前の方が有利)

おおよそこんな感じでしょうか。
では今年はと言うと・・・・速いペースで引っ張る逃げ馬がいないこと
などからハイペースにはならないでしょう。
どの馬が押し出されることになったとしても緩みのないミドルペースにも
ならないと思われます。道中は息をいれながらのゆったりしたペース、
これが本線ではないかと考えられます。
ミドルとスローの中間くらい?
場合によっては昨年と同じ超スローまであるかも(^^;

狙い目は中段から切れる脚が使える馬
そして押さえに先行抜け出しが出来る馬

ちょっと方向性が見えてきたような感じがしてきました(^^)g

天皇賞を読み始める(考察③)   担【けん♂】

天皇賞の各馬分析が終わったところで簡単に展開などを
考えてみたいと思います。

考察①→ココ 各馬分析1
考察②→ココ 各馬分析2

ざっと見渡して一番困った点は逃げ馬がいないこと。
コンゴウリキシオーなんかが混じってくれると
面白かったんですけど・・・(^^;。

どの馬が押し出される形になるのかわかりませんが
先行集団を形成しそうなのが
バランスオブゲーム
ダイワメジャー
ダンスインザムード
コスモバルク
トリリオンカット
インティライミ
ローゼンクロイツ

・・・数えてみると結構いますね(笑)
その後ろ辺りにつけてきそうなのが
アサクサデンエン
アドマイヤムーン
グレイトジャーニー
ローエングリン
ハットトリック

そして後方に控えて追い込みを狙うのが
スイープトウショウ
スウィフトカレント
オースミグラスワン
サクラメガワンダー
カンパニー
ファストタテヤマ

こんな感じになると考えられます。
ダンスインザムードは追い込みも出来ますが牡馬との混合戦では前につける傾向。
コスモバルクも速い展開になったら中段に控えることもあります。ただし今回は
速くなる要素があまりないので前に行きたがるのではないかと思います。
ハットトリックは岩田騎手になってから前に行く傾向がありますね。

先行馬の数自体はざっと7頭もいて先行争いが激化しそうか・・というと
そうではないと考えます。この中で実際にハナを切った経験があるのは
バランスオブゲーム、コスモバルク、ローゼンクロイツの3頭だけ。

バランスオブゲームは稍重(宝塚記念)、重(中山記念)のときに
実に4年ぶり(弥生賞以来)に逃げただけ。他馬の脚が止まらない限り
先頭に行く馬ではありません。

コスモバルクが逃げるのは基本的にかかっているとき。
我慢し切れずに行ってしまう、だけでこれはこの馬にとって本意では
ありません。自分で自分に合ったペースを作れる馬ではないと思います。

ローゼンクロイツは前走(京都大賞典)で初めて逃げました。
というか逃げさせられた、というほうが正解でしょう。
超スローペースで前に出されてしまっただけで決して逃げたい馬では
ありません。逃げたとしても・・・ふたたび超スローになるのではないかと。

前には行きたいがハナは切りたくない馬が集まって・・・どの馬が
押し出されてしまうのでしょうか?コスモバルクがかかってしまう
可能性も充分にありますね。

そして逆に激化が予想されるのが追い込み馬。
出走すれば最速かそれに近いタイムを叩き出す、という差し脚自慢
揃いました。
この中で一番マークされるのはなんといっても牝馬ながらGⅠを
勝っているスイープトウショウでしょう。前走のインパクトも
強烈でしたし、他の騎手にも意識されると思います。
単純な脚比べでこの馬に勝てるのか?
他馬に乗る騎手の考えるのはこのポイント1点じゃないかと思います。

必然的に本来後方で脚をためたい馬もいつもよりは前気味で
競馬をすることになるのではないかと
(自信があれば別ですが^^;)。

前は行きたがらず、後ろは押し上げ気味・・・。
縦長の展開にはならないかもしれませんね。

スローの上がり勝負になるかも?と当初考えていましたが
前の馬は脚が止まらず、後方の馬は意外と脚をためられない・となれば
選択が大きく変わってきそうです。

例外はコスモバルクの暴走パターン
ペースがあがれば前の馬は脚が止まり、差し馬天国になるかも。

次回からは展開ごとにペースなどから分析していきたいと思います。

ロックオブジブラルタルがやって来る!(動画あり)  担【けん♂】

欧州でGIを7連勝“ザ・ロック”来年、北海道で供用

 日本軽種馬協会は23日、欧州でGI7連勝の世界記録を樹立したロックオブジブラルタル(牡7、父デインヒル)を北海道・静内種馬場で供用することを発表した。同馬を所有しているクールモアグループとの交渉により、来年度の供用の権利を取得した。現在、シャトル種牡馬として豪州のクールモアスタッドで繋養中で、南半球の種付けシーズンが終了した後、来年1月中旬に来日する。

 ロックオブジブラルタルは99年、アイルランド産の鹿毛。A・オブライエン厩舎に所属し、01~02年に通算13戦10勝。01年10月グランクリテリウム(仏GI)から02年9月ムーランドロンシャン賞(仏GI)までマイルを中心にGI7連勝を達成、“ザ・ロック”の愛称で親しまれたスターホースだった。02年にヨーロッパの「カルティエ賞」の年度代表馬・最優秀3歳牡馬に選出され、03年に愛・クールモアスタッドで種牡馬入りして、同年からシャトル種牡馬としてオーストラリアでも繋養中。03年5月に死亡した父のデインヒル(現役産駒ではジョージワシントン、ディラントーマスなどが欧州で活躍中)の最良後継種牡馬としての期待が大きい。産駒は今年の2歳馬が初年度で、愛GIIべレスフォードSをイーグルマウンテンが勝つなど、欧州ファーストシーズンサイアーランキングで3位と好発進を決めている。

 種付料は420万円(税込)で、配合頭数は120頭前後が予定されている。



種牡馬ビジネスも加熱が止まりませんね。
今度はロックオブジブラルタルが日本で繋養されることに
なりました。

【ロックオブジブラルタルの主な戦績】
 フランスグランクリテリウム (仏GⅠ、芝1400M)
 デュハーストS (英GⅠ、芝7F)
 イギリス2000ギニー (英GⅠ、芝8F)
 アイルランド2000ギニー (愛GⅠ、芝8F)
 セントジェイムズパレスS (英GⅠ、芝8F)
 サセックスS (英GⅠ、芝8F)
 ムーランドロンシャン賞 (仏GⅠ、芝1600M)
 レイルウェイS (愛GⅢ、芝6F)
 ジムクラックS (英GⅡ、芝6F)
 ブリーダーズCマイル (米GⅠ、芝8F)→2着

ダンチヒ→デインヒルと続く世界的に広がりを見せる血統。
距離的には短距離~マイルくらいの産駒が生まれてきそうです。

クラシックに直結するような馬ではないと思われるので
どのくらい人気するのかわかりませんが、
非常に楽しみですね(^^)v

昨年のバゴ、アルカセットなどに続きデビッドジュニア
日本で種牡馬になることが発表されたばかり(ココ)。

サンデーサイレンスが亡くなった今、種牡馬界の主流は
A)サンデーサイレンスの血を引く後継種牡馬
B)サンデーサイレンス系の牝馬に配合できる別系統の有力種牡馬

この二通りに大きく分かれていく流れになっていきそうです。
前者ではダンスインザダーク、フジキセキに続き
スペシャルウィーク、ステイゴールド、アグネスタキオンが実績を
出し始め、今度はマンハッタンカフェもどうやら良い馬を出してきそうな
感じになっていますね。もちろん次はディープインパクトでしょう。

後者はキングマンボから続くキングカメハメハ、アルカセット辺りが
これからの注目株。クロフネも安定していい馬を出してきそうですね。
もちろん今回のロックオブジブラルタルにも期待したいところです。

有力馬だからといっていい産駒が生まれてくるとは限らないのが
難しいところ。とうとう実績を出せずに日本を去ったラムタラ
日本競馬史上最高賞金額を叩きだしたテイエムオペラオー
そのライバル、メイショウドトウなども目も当てられない実績しか
出せていません。

かと思うとウサギ狩りに使われるところまで落ちて?いたザグレブから
今週天皇賞に出走するコスモバルクが誕生したり・・・(^^;

どこで輝くかわからない種牡馬たち。
願わくばいい牝馬と巡り会って素晴らしい産駒を
送り出してきてもらいたいものです。


★ロックオブジブラルタルが勝ったデュハーストSレース映像
 →ココ

※You Tubeは映像が削除される場合がありますのでお早めに!

天皇賞各馬分析2(考察②)  担【けん♂】

東京は一時的に雨になりましたがすぐに回復の見込み。
週末までには問題なく良馬場に戻ってくると思われます。
上がりの切れ味勝負を挑む馬、先行して粘る馬・・・
力関係が難しいレースになりそうですね。

では天皇賞各馬分析第2弾に入りたいと思います。
第一弾は→ココ

スウィフトカレント】牡5 58 サンデーサイレンス×(Machiavellian)
上がり1本勝負!となればこの馬にもチャンスが十分出てきます。
24戦中8戦で上がり最速、7戦で2番目、5戦で3番目に速いタイムを
叩き出しています。まともに脚を発揮できなかったのは連戦によって消耗を重ね、
20kg以上馬体を落とした目黒記念のときだけ(自己最低体重)。
このときはペースも相当速く、距離も2500mと適性ギリギリラインの
長距離という悪条件が重なっていますからさすがに参考外でしょう。
位置取りが後方になるので届かないことも多いですがハマれば怖い馬。
少なくとも連下までには押さえたい馬だと思います。

ダイワメジャー】牡5 58 サンデーサイレンス×(ノーザンテースト)
前走で苦手とされた東京競馬場を克服した、と思われているようですが
本当にそうなんでしょうか・・・?
・序盤に脚を使わされると直線で脚が残らない。
・切れ味が長続きしない。
という欠点があると考えられる馬ですが前走は緩み無いペースでは
ありますが序盤はそれほど速くありませんでした(12.5-10.9-11.3)。
これが多少切れ味の持続につながったのではないかと思われます。
馬場が良かったのも後方からの追い込みをなんとか抑え切ることに
つながったと考えられ、まさに展開がハマった感がありますね。
差し脚自慢が揃っている今回、ペースが遅くなって直線ヨーイドン!
になれば・・・追撃をかわせるかどうかは疑問。
今回数少ない先行馬、とはいえハナは切りたくないわけで
譲り合ったら余計ペースが落ちそうな気がしますが・・。

ダンスインザムード】牝5 56 サンデーサイレンス×(Nijinsky)
マイル適性が高くなってきていると思われます。距離延長は最後の伸びを
欠く恐れがあるのではないでしょうか?位置取り上、直線に入って
1、2番手辺りになると思いますが後方の馬を抑え切れるほどの
走りが出来るとは考えにくく、良くて連下までと見ます。
前走は相当太目だったと考えられ、絞り込まれたら
予想以上の好走があるかも。これ以上の馬体増なら厳しいでしょう。

トリリオンカット】牡6 58 Swain×(Caerleon)
コンゴウリキシオーにタイガーカフェが競いかけて消耗、失速した
隙を突いて初の重賞制覇。前で粘る脚があるところは評価したいですが
斤量も増えて相手強化で通用するほどではないと思います。
よほど展開がハマれば連下まで・・・とはいえ相当厳しいでしょう。

ハットトリック】牡5 58 サンデーサイレンス×(Lost Code)
すっかり調子を崩してしまいましたね(-_-;)結果が出ていないだけでなく
この馬の持ち味である上がりの切れ味が発揮されていないのが残念。
距離的にもマイルに固定したほうがいいと思いますが・・・。

バランスオブゲーム】牡7 58 フサイチコンコルド×(アレミロード)
GⅡでは本当に強いですね(笑)。東京は今(火曜)、雨のようですが
週末に雨が降ってドロドロになるようなら初のGⅠ制覇も夢ではないかも
・・・残念ながら天気予報では明日から回復見込みですけどね(^^;
先行抜け出しで粘るのが持ち味ですが前走では直線で失速。
さすがに年齢を感じるレースとなりました。
休み明けに力を発揮するカーリアン(祖父)の血、今回も
特殊な条件が重ならないかぎり厳しいと思います。

ファストタテヤマ】牡7 58 ダンスインザダーク×(ターゴワイス)
前走では超スローペースの中、スイープトウショウと並ぶ32.8の
豪脚を見せ、2着に飛び込む快走。まだまだ力があるところを見せてくれました。
ただし東京競馬場ではその脚も少々割り引く必要があるようです。
同型の馬同士の競い合いで上位に来れるかは疑問。

ローエングリン】牡7 58 Singspiel×(Garde Royale)
毎日王冠では脚質転換後とうとう3着に入る快挙、とうとう結果を
出しました。ただし・・・マイルに比べて1800mで少々切れ味が
落ちた印象なので2000mというと・・相当厳しいのではないでしょうか?

ローゼンクロイツ】牡4 58 サンデーサイレンス×(Shirley Heights)
京都大賞典はあまりのスローペースに我慢が出来ず逃げる展開に。
かなり緩く逃げた割に最後に脚が残らなかった点は評価を下げるところでしょう。
まぁ後方の馬の脚が切れ過ぎた、という感じもあるわけですが(^^;。
ダービー以来の東京競馬場、平坦なコースが合うと考えられる馬なので
一層厳しい感じもします。逃げずに先行抜け出しが出来たとしても
後方の馬を抑え切れるかどうか・・・?

天皇賞各馬分析1(考察①)   担【けん♂】

さて天皇賞出走予定馬の各馬分析から入っていきたいと思います。
ざっと見てどうしても先行したい、という逃げ馬が見当たらないのが
気がかり・・。どういう展開になるのでしょうか?

アサクサデンエン】牡7 58 Singspiel×(Machiavellian)
昨年の天皇賞秋ではスローペースの上がり勝負で切れ味を発揮、
4着に食い込みました。東京競馬場への適性には目を瞠るものがありますね。
基本的に休み明けはあまり良くなく、そういう意味では前走毎日王冠での惨敗は
わからなくもないところ。ただしやはりマイル適性が強い馬だと思います。
侮れませんが、強くも推せない困った馬・・?(^^;

アドマイヤムーン】牡3 56 エンドスウィープ×(サンデーサイレンス)
クラシックを期待された馬ですが結局ノンタイトルで古馬の仲間入り。
道中があまり速いペースだと厳しいですが、ゆったりと脚をためれたら
切れ味を発揮します。そういう意味では逃げ馬がいない今回はベストタイミング
かもしれませんね。

インティライミ】牡4 58 スペシャルウィーク×(ノーザンテースト)
休み明けとなった京都大賞典、天皇賞の出走権が懸かっていたこともあり
相当力が入ったようですが・・・結果は予想以上の惨敗。
上がりは33.4と数字上は優秀に見えるし自己最速の記録ですが
スイープトウショウの32.8(最速)をはじめとして
5頭に上回られては厳しいですね。
前をかわせず、後からかわされ・・・・切れ不足というか
脚に限界があるタイプのようです。今回も同様の超スローになったりしたら
手も足も出ないかも。ある程度消耗した脚同士の対決なら位置取りが
活きるんですが・・。

オースミグラスワン】牡4 58 グラスワンダー×(リンドシェーバー)
前々走は体調不良の中、追い込みの脚を発揮、前走の毎日王冠でも
8着ながら上がりは最速(33.9)を繰り出しています(3着まではほぼ横並び)。
相変わらず凄い脚ですね(^^;本来は平坦コース向きだと
思いますが仕掛けのタイミングが合えば面白いかも。

カンパニー】牡5 58 ミラクルアドマイヤ×(ノーザンテースト)
前回と同じ事が言えそうです。後方からの馬なのに意外と小回りを得意に
している馬。長い脚というより切れ味勝負なんでしょうか。
東京でもこれまでいい脚で追い込んできているので位置取り、展開次第で
上位進出もありえそう。ただし連下までか?距離も十分対応がきく、と
みます。

グレイトジャーニー】牡5 58 サンデーサイレンス×(Mr. Prospector)
毎日王冠では3着から8着までがほぼ横並びでしたが
この馬の7着は後方からかわされてのものなので評価は低くしたいところ。
同型の馬と比較すると格落ち。厳しいと思います。

コスモバルク】牡5 58 ザグレブ×(トウショウボーイ)
62kg、59kgを背負いながらの連続2着。
気性難さえ出なければ本当に強いと思います。
しかし・・・スローになると折り合いがつかなくてかかってしまう恐れが
あるのがこの馬の場合怖いところ。久しぶりの暴走まで・・・?

サクラメガワンダー】牡3 56 グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
前走は同じ父を持つオースミグラスワンと同じ位置で競馬をし
同様に追い込んで向こうは8着、こちらは9着と続いてゴールイン。
半馬身の差をつけられたものの休み明けということを考え合わせれば
ほぼ同格の力はありそうです(斤量差の2kgは別にして^^;)。
こちらも平坦のほうが合いそうな感じですが
仕掛けのタイミング次第で上位進出もあるかもしれません。

スイープトウショウ】牝5 56 エンドスウィープ×(ダンシングブレーヴ)
京都大賞典は桁違いの破壊力で突き抜けて圧勝。久しぶりのレースでも
力が落ちていないことをアピールしました。
当たり前のように33秒台(時には32秒台!)の末脚を繰り出してくる
現役最強クラスの追い込み馬だと思います。
古馬になってから自分より位置取りが後の馬にかわされたのはたったの1度だけ。
相手はテレグノシス、舞台は東京競馬場でした。
要は届くか届かないか、それだけの問題であることがわかりますね(^^;
前走と違い脚に自信のある同型のタイプも多く、スローの上がり勝負に
なったときに仕掛けどころ、位置取りが影響してきそうです。
騎手の腕が問われそうなレースになる予感・・。

誰もわれわれを豊かにしてくれない・・  担【けん♂】

〈論調〉 3、4世に継承の義務と役割


 わが祖国、わが革命において、開拓の使命を抱いて生まれた世代がまさに1世、2世であり、継承の重責を担って生まれた世代がほかでもなく3世、4世である。

 朝鮮革命では、革命の開拓者、継承者が革命の最高代表者であるだけでなく、革命世代の最高代表者だ。

 開拓の世代の最高代表者が金日成主席であるとすれば、金正日総書記は継承の世代であるわが3世、4世の最高代表者である。

 革命の領袖を忠実に補佐し、党の基礎を構築すること、革命偉業の継承は事実上、ここから始まり、それをどのように解決するかによって、継承の運命とその前途が左右される。

 革命は開拓することも困難であるが、継承もそれに劣らず難しいという理由も主にこれに関連しているということを世界の革命史が血の教訓として教えている。しかし、どの革命、どの継承者もできなかったこの重大事を総書記は輝かしく解決した。

 金日成主席の代に奪うことができなかった赤旗を金正日総書記の代に奪おうと敵はあがいたが、われわれは最後まで主席の赤旗、主席の祖国を守った。

 われわれはその道で、「改革」と「開放」の懐柔に打ち勝たなければならなかったし、生死を分かつ核対決の場にも臨まなければならなかった。しかし、この計りしれない苦難と試練のなかでも、われわれは民族の尊厳と革命的原則において譲歩することはなかった。

 数千年の民族史にかつてなかった世紀的変革を遂げ、金日成民族の尽きない繁栄と後世の幸福のための土台を固めたことについて、われわれは歴史の前に、未来の前に堂々と自負している

 3世、4世問題は本質において、革命の道を初めて開拓した領袖とその世代の思想と精神で生き、たたかう問題であり、それは領袖の歴史と伝統を抜きにして考えることはできない。

 金日成主席の生存中には、抗日の老闘士が生きている時に革命事績をすべて発掘、整理しておかなければならないと述べてあらゆる措置を講じ、主席が逝去した後は領袖永生偉業で主席の革命歴史と伝統が千万年、永遠に輝くようにした。このような3世、4世だけでなく、5世、6世、その次の世代も永遠に白頭山の精神、白頭山の気概で生き、たたかうようにした不滅の業績をわれわれはどんな言葉ですべて称賛できようか。

 まさに、金正日総書記は主席の革命歴史と伝統で、厳しい革命闘争を体験できなかった新しい世代を体験者以上の革命家のように育てた。

 強盛大国のれい明が明ける今、金正日総書記は先軍の旗じるしをさらに高く掲げて「トゥ・ドゥ」世代が開拓したチュチェ革命偉業の最終勝利のための総進軍をいっそう力強く進めることを願っている。今こそ、革命の主力をなしたわが3世、4世が祖国の前に担った自己の責任と役割を果たす時である。

 世紀を継いだ反米対決戦を総決算して祖国を統一し、わが国を世界がうらやむ強盛大国に建設すべき神聖な任務がわが世代の肩にかかっている。

 祖国が半世紀以上も民族分裂の苦痛を受けている時、一身の安楽だけを求めることはできず、米国の孤立圧殺策動が極度に達しているこんにち、一瞬も心のたがを緩めることができず、祖国の前に担った継承の世代の神聖な義務に絶対に顔を背けることができないということをわれわれは深く自覚している。

 人民大衆中心朝鮮式社会主義は必ず勝利し、帝国主義は必ず滅亡するという必勝の信念、米日帝国主義に対して少しの幻想も抱いてはならず、ひたすら銃で無慈悲に懲罰すべきであるという透徹した反帝階級意識が激しく燃えたぎっているわれわれ3世、4世の心臓は、いかなる心理謀略戦によっても絶対に溶かすことができない。

 誰もわれわれを強くしてくれないし、われわれを守ってくれないし、われわれを豊かに暮らすようにしてくれない

 世代と世代を継いで80年間掲げてきた「トゥ・ドゥ」の赤旗をさらに高くなびかせて、金正日総書記が望むすべてのものをわれわれは必ずこの地にもたらすであろう。(労働新聞15日付政論)

朝鮮新報 2006.10.21



読んでいてくらくらするような自己欺瞞と自己満足・・・。

実際に圧政に苦しんでいる人達がこれを読んだら
どういう気持ちになるのか、想像するのも怖いくらいです(-_-;)

少なくとも対外的に言っているような「朝鮮半島の非核化」
なんてことは単なる方便であることははっきりわかりますね。

「銃で無慈悲に懲罰」されてはたまりません。

ところで・・・

『誰もわれわれを強くしてくれないし、われわれを守ってくれないし、われわれを豊かに暮らすようにしてくれない』

→これって・・・金正日への不満?(笑)

天皇賞、スワンS登録馬など・・   担【けん♂】

今週も面白いレースが目白押し・・・秋競馬真っ只中!という感じです(^^)g

まずは天皇賞。
ディープインパクトが回避して混戦模様です。
スイープトウショウ、アドマイヤムーン、ダイワメジャーなど
前走で素晴らしい勝ち方をした馬たちが一挙集合。
楽しみなレースになりそうです。

短距離ではスワンS(京都1400)。
こちらもGⅡとは思えないほどのメンバーが集まりました。
圧倒的な有力馬がいない状況ですがGⅠ馬2頭を含み
重賞勝ち馬12頭が出走予定。まさに大混戦です。

そして武蔵野S。
こちらはレース自体も楽しみですがなんといっても
フサイチリシャールの挑戦に注目。
クロフネ産駒の中でもフラムドパシオンが休養している現在、
最も期待される能力馬のダート転向、父の足跡を辿れるのかどうか?
もしかして・・・という期待が膨らみますね(^^)

2歳戦はくるみ賞(東京1400)、きんもくせい特別(福島1700)
萩ステークス(京都1800)の3レースが行われます。
重複登録もありますので出走馬が確定するまでわかりませんが
好レースを期待したいですね。
ちなみにダンスインザダーク×エアグルーヴという超良血馬、
ザサンデーフサイチも今週末デビュー予定。
フサイチジャンクを超える4億9000万の高額馬であることは
置いておいて(^^;期待して注目したいところです。
フサイチタツノリとかフサイチタイガースとか
名前をつける段階から話題になった馬・・・どんな
走りを見せてくれるでしょうか(^^)g

ではまず登録馬から・・。

天皇賞出走予定馬
アサクサデンエン
アドマイヤムーン
インティライミ
オースミグラスワン
カンパニー
グレイトジャーニー
コスモバルク
サクラメガワンダー
スイープトウショウ
スウィフトカレント
ダイワメジャー
ダンスインザムード
トリリオンカット
ハットトリック
バランスオブゲーム
ファストタテヤマ
ローエングリン
ローゼンクロイツ

スワンS出走予定馬
オレハマッテルゼ
メイショウボーラー
ステキシンスケクン
チアフルスマイル
サイドワインダー
シンボリグラン
シーキングザベスト
マイネサマンサ
プリサイスマシーン
インセンティブガイ
ブルーショットガン
タマモホットプレイ
タガノバスティーユ
シンボリエスケープ
エムエスワールド
アグネスラズベリ
リボンアート
ネイティヴハート

ところで先日の菊花賞。
エルコンドルパサー産駒のソングオブウインドがレコード勝ちを
したわけですが、出走前から馬体についてあまり長距離向きでは
ないのでは?という話も出ていました。
元々エルコンドルパサーという馬自体がコロンとした体型で
それほど長い距離が合っているとはどうしても見えない馬。
実際NZT、NHKマイルを勝っていますからね(^^;
JCを勝ち、凱旋門賞で2着になるような体ではないと思えるんですが・・。
どうなんでしょうね?
産駒も肉厚で丸みをおびた感じになるようです。

参考までに
過去の写真を見比べてみると(競馬ブックより)

エルコンドルパサー(ジャパンカップ前)→ココ
ソングオブウインド(菊花賞前)→ココ

うーん、毛色の違いはあるものの相当似てませんか?(^^;
首さしの太さ、胸前の筋肉・・・。
本当に今後が楽しみです(^^)v

もうひとつ武蔵野Sに出走するフサイチリシャールについて。
クロフネの馬体と比較してみます。

クロフネ(JCD出走前)→ココ
フサイチリシャール(神戸新聞杯出走前)→ココ
フラムドパシオン→ココ※「おぼうの館」様より

注目点は蹄の形
特に後肢が顕著ですが、角度が急で後方部分が磨り減った(前に尖ってみえる)形を
しているのがわかります。
フサイチリシャールはクロフネそっくりですね(^^)g
フラムドパシオンはちょっとわかりにくいですが少し角度が浅い感じに
見えます。
本来は角度が急過ぎるとダートの場合は重、稍重適性が高く、
パンパンの良馬場はあまり合わないということなんですが・・・
クロフネの再来となれるかどうか?楽しみです(^^)/

かえで賞回顧(新勢力!)   担【けん♂】

かえで賞(京都1400)が終わりました。

予想は→ココ


結果は・・・

1着◎カノヤザクラ    1.20.8 上がり35.2 レコード
2着△ゼットカーク     クビ
3着○アドマイヤプルート

5着▲グロリアスウェザー
7着×コンゴウダイオー
9着×サイキックダイブ

※全着順は→ココ


スタート良く飛び出したアドマイヤプルート。
外から被せるようにカノヤザクラが迫り、2番手に貼りつきました。

11.9-10.8-11.4-11.4-11.3-11.8-12.2

先行集団と後方集団に分かれましたが、かなり速いペースにも関わらず
あまり距離を開けず、各馬とも離されるまいとばかりに
団子状態に近い感じで追走していきました。

直線に入って先頭のアドマイヤプルートが懸命に踏ん張る中、
カノヤザクラが迫ってきます。
その後にはゼットカーク。2頭の間を割って抜き出ようとしますが
前の2頭も踏ん張り、なかなか前に出れません。

ゴール手前まで頑張ったアドマイヤプルートですが
最後は少々力尽きてしまった印象。
それでもアドマイヤコジーン産駒だけあってますます良くなっている
様子ですね。次走以降にも注目したい馬だと思います。

代わって前に出たのは期待馬カノヤザクラ。
そして続いてゼットカーク。

激しい叩きあいを制したのはカノヤザクラでした。
距離を延長しても問題なく強さを見せましたね。
鋭い、というよりは力強いという印象です。
このペースで前に抜け出した点は能力の証でしょう。
これ以上の延長は・・疑問ですが短距離では相当強いのではないでしょうか。

ゼットカークは前走の大敗を払拭するような好走。
一休みして能力馬が開花し始めた感じです。
楽しみですね(^^)g

あと注目するとしたらグロリアスウェザーでしょうか。
位置取りが悪く、今回はまったく届きませんでしたが
ハイペースの中で最速の脚(34.8)を発揮できたのは
評価したいところです。
こちらも良くなってきた、そんな感じですので次走に期待。

高速馬場とはいえレコード決着と強いレースを見せた上位3頭。
短距離にまた新たな勢力が出てきて面白くなってきました。

菊花賞回顧(新風吹き荒れる・・)   担【けん♂】

薄曇の京都競馬場。好天が続いて馬場はパンパンの良馬場。
菊花賞前にすでに二つのレコードが出ているほどの高速コースと化して
いました。

しかしまさか・・・・

予想は→ココ

【今回の結果】
1着×ソングオブウインド   3.02.7  上がり33.5  レコード
2着▲ドリームパスポート    クビ
3着◎アドマイヤメイン     13/4
4着△メイショウサムソン    21/2
5着×アクシオン         1/2

7着○マルカシェンク

※全着順は→ココ

凄まじいレコード決着となりました。
4着のメイショウサムソンが菊花賞レコードタイ。
もちろん菊花賞での3.02台への突入は初めてのこと・・・。

レースは予想通りアドマイヤメインの大逃げからスタートしました。
好枠に入り上手く飛び出すことが出来たアドマイヤメイン、
最初のコーナーを曲がって下りに入る頃からすでに3馬身以上の差をつけ
武豊騎手の覚悟を他の騎手に見せつけます。

まずは向こう正面の上り坂を登りきるまでのラップを見てみると・・

0.20-0.40-0.60-0.80-1.00-1.20-1.40-1.60-1.80-2.00(km)
12.8-11.5-11.1-11.6-11.7-11.7-12.9-12.8-12.9-13.2

過去に菊花賞を逃げ切ったセイウンスカイのレコードラップと比較
13.3-11.5-11.7-11.7-11.4-12.1-13.1-13.5-12.7-12.9

~800m、~1000mを11秒台で駆け抜けたのはこれまで
セイウンスカイだけ。参考→ココ
通常は12秒後半のラップで通過するわけですから
その異質ぶりは過去のレースの中でも際立っていたんですが
アドマイヤメインはなんとそれ以上のペースで引っ張りました\(◎o◎)/!

後から振り返って失敗があったとしたら~1200m→~1600m
辺りの騎乗でしょうか。
セイウンスカイは直線で引き離した後にコーナーを曲がって
上り坂に入る前にここで一息入れています。
後方の馬が完全に追いかけるのをあきらめてゆったりとしたペースで
落ち着いたから、ということでしょう。
差を詰められずに脚をためることが出来ました。
しかしアドマイヤメインはここでもそれほど勢いを落とさずに
坂に入ってしまいます。
まるで勢いをつけて上ってしまおう、とばかりに・・・。

この焦りにも似た強攻策のしっぺ返しが後半に待っていました。

後半のラップを見てみます。

2.20-2.40-2.60-2.80-3.00(km)
13.0-11.9-11.2-12.5-11.9

対してセイウンスカイは・・
12.3-11.9-11.6-11.5-12.0

最後の1F辺りで先頭が入れ替わっており、上がりが35.9と
言うところから補正すると・・
13.0-11.9-11.2-12.5-12.2

というのがおおよそ実質的なアドマイヤメインのラップだと考えられますね。
坂を上りきる時点で相当な消耗があったのでしょう、一気に
ラップが落ちています(~2000m、~2200m)。
ここで後方の馬との差がグーッと縮まってしまいました。
5馬身弱ほどの差になってアドマイヤメインに後方集団の
照準が合ってしまった・・という感じでしょうか。

しかしアドマイヤメインも並みの馬ではありません。
疲れきったはずの体で下り坂に入り、ロングスパートを開始します。
坂の頂上で少しだけ補給できたエネルギーを使い切るかのような
決死のダイビング!

直線に入って武豊騎手が激しくクビを揺さぶりながら
懸命に追いますが手ごたえはすでになく、後は後方の馬のうち
どの馬が来るのか・・という1点に焦点は絞られました。

2番手を追いかけるのは2冠馬メイショウサムソン
石橋守騎手が歯を食いしばって追い込む映像が画面に映し出されました。
しかし・・・ここでメイショウサムソンの唯一と言っていい弱点が
出てしまいます・・。切れる脚がない・・・(T_T)

もちろんこれこそが武豊騎手の作戦でもあったわけで
併走する馬がおらず、目標が前過ぎると目標を見失ってしまうからか
メイショウサムソンの武器、恐るべき根性を活かすことが出来ません。
後は後方から追い込んでくる馬にかわされないことを祈るだけ・・・。
VSメイショウサムソン、という面では完璧な騎乗だと言えるでしょう。

後方から並ぶまもなく2頭の馬がメイショウサムソンを
抜き去っていきました。

まずはドリームパスポート
フジキセキ産駒の距離不安などという前評判はやはりこの馬にとって
失礼でしかなかったようです。名手横山典騎手は1度乗った馬の特性を
はっきりとつかんでいました。
1ハロン
この馬はどんな距離、どんなコース、どんなペースでも
1ハロンの間は凄まじいほどの切れ味を発揮しますね。
今回も3000mという長距離を過去にないほどのハイペースで
走ったあとにも関わらず中段から弾丸のように飛んできました。
上がり3Fは34.0。本当に素晴らしい能力ですね。

しかしその弾丸より速く、風のように駆け抜けた馬が1頭・・・。
その名のとおりソングオブウインド

道中は後方から3番手につけ、先頭とは大きく離れた位置にいたはずの
この馬はドリームパスポートを追うようにして直線で加速を開始。
2頭で並ぶようにしてまずはメイショウサムソンを
あっさりとかわし、そして前で粘るアドマイヤメインをとらえました。

後から迫るこの2頭のオーラのようなものを感じたのでしょうか、
武豊騎手が直線で懸命に追いながらチラッと後を振り向いたのが
印象的でした。
振り向いた目にゴーグル越しですが絶望感が映るのを感じてしまったのは
私の錯覚だったのかもしれませんが・・・

ソングオブウインドの上がりタイムは33.5。
なんという恐るべきスタミナと切れ味なのか・・・。
予想の時点では追い込むにしても1枚足りない、
と書いた自分の見る目の無さを詫びねばなりませんね。

セイウンスカイの上がりタイムは35.1
アドマイヤメインの上がりタイムは35.9

どちらも3000mを逃げた馬としては破格の末脚だと思います。
しかしそれを追いかけた
スペシャルウィークの上がりタイムは34.1、タイム差1.0
ソングオブウインドの上がりタイムは33.5、タイム差2.4

アドマイヤメインがもう少し脚をためることが出来たとしても
こうまで決定的な脚を使われてしまえば・・・どうあがいても完敗という
ところでしょう。まさしく勝った馬が強過ぎました。

エルコンドルパサー産駒がとうとうGⅠ、それもクラシック制覇を
成し遂げました。
今年が最後のチャンス、それを見事につかんだ勝負強い「血」に
改めて驚かされます。
血統的に言えば近親牝馬クロス、3/4同血クロスの2つを抱える
極めて濃密な、そして危険度の高い配合で誕生したエルコンドルパサー。

その異能の血がサンデーサイレンス、トニービンと混じり合い、
生まれたのがソングオブウインド。

濃密な競走馬の血の集大成・・・新たな輝きを手に入れた新風は
今後のGⅠ戦線でも大きな嵐を起こしてくれそうですね。

本当に痺れた菊花賞・・・。
各騎手、各馬が力を出し切った素晴らしいレースだったと思います。

なにものかに管理される社会?   担【けん♂】

 「走高跳 坂口 一米五七 一等」。後に作家となる坂口安吾は、1924年、大正13年の秋に東京で開かれた全国中等学校陸上競技会で優勝した。それを伝える本紙からの抜粋だ。

 この日は大雨で、助走路の状態が悪かったという。他の選手たちが左足で踏み切るところは、水たまりになっていた。「私はそうでないところでふみきるから、楽々と勝った」。安吾は、右足からの踏み切りだった。(「世界新記録病」『坂口安吾全集』筑摩書房)。運動に熱中していた17歳のころの、青春の記録だ。

 安吾は、ちょうど100年前の1906年10月20日に、新潟市で生まれた。新潟市は今年、生誕100周年を記念して「安吾賞」を創設した。安吾のように、反骨精神で社会に挑戦し、感動や勇気を与えた個人や団体が対象で、劇作家の野田秀樹さんが初の受賞者となった。

 戦後、「堕落論」などで注目された安吾の反骨ぶりは、並大抵ではない。「実現されねばならぬことは、たゞ一つ、自由の確立といふことだけ」と述べている。自由の確立とは、権威や組織に頼ることなく、自らの意思で生きることだろう。結果については、すべて自らが背負う覚悟が要る。

 安吾は、凡人ならたじろぐこの厳しい世界に、ずいっと入ってゆく。それは、まずまねのできないことだ。しかし、誰の人生にも、ひょっとしたらそんな瞬間はあったのではないか。そう感じさせるところが、安吾の生と文学にはあるようだ。

 なにものかに管理される社会が続く限り、安吾は読み継がれてゆくだろう。
天声人語】朝日新聞



なんですか、このオチは・・(-_-;)

坂口安吾が管理社会に対して反抗していたかのようなまとめ方(怒)。
坂口安吾を利用して現在の社会をさりげなく批判してみせる嫌らしさ。

自分は社会の主要構成因子である会社組織(新聞社)に
身を置きながらこの言い草はないでしょう。

人間の本質、自分の本当の姿を真摯に見つめ、絶望しつつも
ありのままに生きようとした坂口安吾。
その精神性を反社会に短絡的につなげてしまう陳腐さ加減に
むかつきが止まりません(-"-)う~!

菊花賞最終予想(サンデー最後のクラシック)  担【けん♂】

菊花賞の予想に入りたいと思います。

【これまでの考察】
考察①→ココ 各馬分析1
考察②→ココ 各馬分析2
考察③→ココ 有力馬分析1
考察④→ココ 力関係など
考察⑤→ココ ラップ分析
考察⑥→ココ 有力馬分析2

今回の予想
◎アドマイヤメイン
○マルカシェンク
▲ドリームパスポート
△メイショウサムソン
×アクシオン
×ソングオブウインド


ダービーが終わった時点ではメイショウサムソンの3冠は決まったな、と
思っていたんですが・・・・(^^;

というか今でもメイショウサムソンがあっさり勝ってしまうという
感じもしています(笑)普通にヨーイドンで走ったらこの馬が
一番強いでしょう。来年の天皇賞春あたりになれば手がつけられなく
なっているかも。

あえて・・
【今回の裏予想(手堅い?^^;)】
◎メイショウサムソン
○ドリームパスポート
▲マルカシェンク
△アクシオン
×ソングオブウインド

アドマイヤメイン(武豊騎手)が「勝ちに行く騎乗」をしなかったり
もしくは出来なかったりしたらこんな風に決まるのではないかと。


しかし!今回はあえてアドマイヤメインと心中覚悟(^^;
サンデーサイレンス産駒の最後のクラシック
締めくくるのはサンデーサイレンス産駒の2頭・・・。


アドマイヤメインは先行馬としてこれから将来が期待できる馬。
中距離路線で活躍していって欲しいですね。
場合によってはもの凄く強くなってくれるんじゃないかと楽しみにしています。
今回は得意のパターンにあえてもう一味加えて
「勝ち」にこだわる競馬を武豊騎手にしてもらいたいものです。
後方の馬を引き離せれば持ち味のロングスパートで逃げ切り勝ちの構図
見えてくると思います。

1頭が大逃げをうって後方が置いていかれる展開になれば
脚をためての差し脚勝負になると考えられます。
そうなると決め手のあるマルカシェンクが浮上。
この馬は首の上げ下げが少なく、明らかに平坦向き。
東京以上の脚を京都なら発揮できると思います。

そしてドリームパスポート
フジキセキ産駒、そしてこちらもサンデーサイレンスの孫にあたるわけで
今後の血の広がりを考える上でも活躍を期待したい馬です。
これまでのフジキセキ産駒のイメージを覆す走りを見せていますが
たしかに高い能力のある馬。長い脚は使えない馬ですが
一瞬の切れ味はトップクラスです。
どんなペースでも追い込んでこれる脚、馬群に揉まれても
割ってこれる根性、素晴らしいですね。
馬体も春以上に充実、そして鞍上は名手横山典騎手。
長距離レースになれば腕の差が出る、と言いますが
果たしてどんなレースを見せてくれるでしょうか。
初騎乗ではないところも好感。

メイショウサムソンは目標を見失って失速、と考えています。
とはいえ後方の馬を押さえ込んでしまうことは
充分に考えられること。2番手争いで並走するようなら
そう簡単に抜かせないでしょう。
連下から3着候補として押さえておく必要がありそうです。

アクシオンは北海道での古馬との3連戦で常に素晴らしい
切れ味で抜け出してこれた馬。
距離に不安がありますが中距離では抜群の手ごたえを
見せていたので折り合いがつけば面白いと思います。
最終コーナーを2番手で抜け出せれば・・・
今後に大きく期待できる馬だと思いますね。
次走にも注目です。

ソングオブウインドは自在性がある馬。
どこからでも安定感のある競馬が出来るのが魅力です。
しかし前から抜け出す脚、後方から追い込む脚ともに
1枚足りない印象。
勝ち切る印象はないですね。距離面で不安がある馬が
揃って沈没したときにの連下、3着候補として押さえたいと思います。

いよいよクラシック最終戦。
終わってしまうのが寂しい感じもしますが・・・(^^;
どんなドラマを見せてくれるのでしょうか?
楽しみに待ちたいと思います。

※長距離の厳しいレースですから体調は非常に重要な要素。
 当日のパドックでの様子、馬体重の変化についても
 チェックが必要ですね。

参考:アドマイヤメイン→馬体減なら危険
   メイショウサムソン→馬体大幅増なら微妙
   ドリームパスポート→馬体大幅減なら危険、馬体増なら印を重く
   マルカシェンク→馬体大幅減なら危険、馬体増なら印を重く

いちょうS回顧(消化不良?)  担【けん♂】

いちょうSが終わりました。

予想は→ココ


結果は・・

1着○マイネルシーガル   1.35.9  上がり34.5
2着△エイシンイチモンジ   クビ
3着 マイネシャリマー

5着×アロマンシェンス
7着◎プラテアード
8着△マイネルブリアー
9着▲ミラクルボネット


スタート良く飛び出したマイネシャリマーに被せるように
フィールドウィナーが前に行きます。
エイシンイチモンジも外を通って2番手まであがりました。

最初のコーナーに入る手前でマイネルシーガルが突然失速。
先頭集団に取り付いていたところからズルズル下がって2馬身ほど
遅れてしまいます。何かあったんでしょうか?

12.7-11.3-12.0-12.2-12.7-11.8-11.4-11.8

それほど速くはないペース。最終コーナー手前でグーッと減速して
一団となって直線に入ります。

抜けたのはエイシンイチモンジ。
距離短縮でスタミナ不足を補えたのか、内側を突いて伸びていきます。
先行していた集団が一団となって前で叩き合う、その後ろから
一度は失速したマイネルシーガルがボスアミーゴを引き連れて
グイグイと迫ってきました。
エイシンイチモンジに引き離されかかったマイネシャリマーも
改めて脚を伸ばし返して・・・

ゴール手前でマイネルシーガルが粘るエイシンイチモンジをとらえて
そのままゴールイン!わずかクビ差でしたが勢いの違いは明らかでした。

人気のプラテアードは後方からまったく伸びず・・・
脚色でもっとも目立ったのは地方馬ボスアミーゴ
アドマイヤボス産駒の活躍は嬉しいですね(^^)g
これからも中央挑戦を続けるのでしょうか?
芝適性は充分ありそうなんで是非頑張って欲しいものです。

マイネルシーガルは間隔のない出走でありながら
+8kgと馬体を増やしているのが好印象ですね。
今日はナゾの失速を含め、消化不良気味でしたが
能力の一端は見せてくれたと思います。
今後に期待したい馬だと思います。

エイシンイチモンジは距離短縮が結果につながりかけましたが
この距離でも最後は脚が鈍ってしまいました。
次走はどんなレースに出走するんでしょうか?
父親がグラスワンダーからマンハッタンカフェに代わっても
あまり長い距離は合わないようですね。かといって
切れ味にも現状では欠けている・・・と。うーん。
マイネルスケルツィの半弟


さぁ明日はいよいよ菊花賞!
そろそろ予想に入らねば・・・(^^;

かえで賞最終予想     担【けん♂】

かえで賞(京都1400)の枠順が発表になりました。

1 1トミノダンディ   牡 安倍
2 2ゼットカーク    牡 武豊
3 3リヴァーフィールド 牡 川原
4 4ウィズディクタット 牡 小牧
5 5アドマイヤプルート 牝 岩田
6 6ゴールデンミション 牡 池添
6 7コンゴウダイオー  牡 藤田
7 8グロリアスウェザー 牝 福永
7 9サイキックダイブ  牡 幸
810カノヤザクラ    牝 上村
811マルカラボンバ   牡 石橋守

好天に恵まれそうな京都競馬場。
菊花賞を後に控え、気もそぞろになっている騎手は・・いるかどうか(笑)
騎手は一流どころが勢ぞろいですね。好レースを期待したいところです。

【これまでの考察】
考察①→ココ 各馬分析1
考察②→ココ 各馬分析2

今回の予想
◎カノヤザクラ
○アドマイヤプルート
▲グロリアスウェザー
△ゼットカーク
×サイキックダイブ
×コンゴウダイオー


前走の脚の迫力に期待してカノヤザクラを本命とします。
サクラバクシンオー産駒で距離延長はあまりいい方向に
出ないかもしれませんが平坦な直線のコースは向いていると
思います。

アドマイヤプルートは良くなってきていますね。
アドマイヤコジーン産駒は使うごとに良くなっていく傾向が
見受けられるのでこの馬にも期待したいです。
ペースが少々遅くなって切れ味が増す展開になれば理想的です。

グロリアスウェザーも良化傾向。アドマイヤプルートと
大きく離された新馬戦の借りを返せるかどうか・・。
速いペースでも脚が残る馬なので能力はあると思います。

ゼットカークは信用しにくいですが厩舎の期待を背負っている馬、
一休みして変わってくることに期待。将来性を考えて先物買い?(^^;

サイキックダイブは新馬戦では脚がもちませんでしたが
叩いて調子をあげてくれば怖い馬になりそうです。
前で粘ることが出来れば・・・。

コンゴウダイオーはデビュー前から話題の馬。
ここで終わって欲しくない、という意味もこめて
応援したいです。どうやら短距離向きのようですが
一休みして変わってくれば大物の看板復活もあるかも。


夏にデビューした前評判の高い馬が一休みして変わってきているかどうか?
楽しみな一戦です。強い勝ち方をする馬が出てきて欲しいですね。

菊花賞有力馬分析2(考察⑥)   担【けん♂】

菊花賞の展開について考えてみたいと思います。

【これまでの考察】
考察①→ココ 各馬分析1
考察②→ココ 各馬分析2
考察③→ココ 有力馬分析1
考察④→ココ 力関係など
考察⑤→ココ ラップ分析


今回のレースの鍵を握るのはなんといってもアドマイヤメイン(武豊騎手)。
この馬がどういう走りをするか(武豊騎手がどういう走りをさせるか)で
大きくレース展開が変わります。

天敵とも思えるほど脚質的に相性が悪いメイショウサムソン相手に
勝利をおさめるためには・・・と武豊騎手の立場で考えてみると

パターンAいっそのこと控えて競い合ってみようか?
→控えると途端に調子を崩すのはこれまで何度も経験済み。
 そもそも競って勝てる相手じゃないし・・。

パターンB先行して緩みなく引っ張り、最後にロングスパート!
→得意のパターンですが、緩みなく速いペースはメイショウサムソンも
 同様に得意のパターン。追走してこられて並ばれたが最後・・・。
 もちろん勝てる可能性もありますが危険度が高い戦法になりそう。
 上位を狙うだけならもっとも手堅いけど・・。

パターンCいっそのこと大逃げしてなんとか脚をもたせて押し切り狙い!
→メイショウサムソンのマークさえ外れたら競ってこられることは
 なさそう。ただし最初に脚を使ってしまうのはリスクが高い。
 距離適性を考えても最後に失速したら惨敗まで・・・。
 セイウンスカイになるか?ツインターボになるか(笑)

アドマイヤムーンで皐月賞、ダービーと敗戦。
アドマイヤキッスで桜花賞、オークス、秋華賞と敗戦・・・
厩舎との関係を考えると手堅い上位より、勝利が欲しいというのが
本音のところではないでしょうか。
ディープインパクトの敗戦のショックを払拭するためにも
ここは是非勝って復調への足がかりにしたい・・・
暗いムードを打ち消したいのは当の本人が一番思っていることだと
思います。

逆に問題は武豊騎手の精神面
歴戦の一流騎手ですから大丈夫だと信じたいところですが
これまでにないくらいの熱情を注いできたディープインパクトの敗戦、
そして引退・・・そのうえ今回の薬物騒動。
平静でいられると考えるほうがおかしいでしょう。

毎日王冠でロジックに騎乗し、まさかの最下位
有力馬に騎乗してここまで崩れた武豊騎手は記憶にありません。
はたして本当に武豊騎手は調子を崩しているのでしょうか?

凱旋門賞から帰ってきた後の騎乗成績と今年度の騎乗成績を
比較してみたいと思います。

帰国後の成績
1着9回、2着4回、3着6回、4着以下16回、騎乗回数35回
勝率0.257 連対率0.371 複勝率0.543

今年度の成績
1着150回、2着89回、3着86回、4着以下308回、騎乗回数633回
勝率0.237 連対率0.378、複勝率0.513 

騎乗回数が少ないので信頼度は落ちますが、それでも
勝率は下がるどころか上がっています(^^;
3着以内にもってくる複勝率にいたっては54%と
無茶苦茶高い実績・・・\(◎o◎)/!

重賞での実績が出ていない分、不調に思えてしまいますが
さすが一流騎手!腕の鈍りはないようです。

アドマイヤメインで勝ちに行く!武豊騎手が積極的な騎乗をすると
考えるならパターンC!
セイウンスカイに届かなかったスペシャルウィークのリベンジ
するのはこの菊花賞・・・かもしれませんね。
予想はこの辺りを軸に考えてみたいと思います。