けいけん豊富な毎日

オークスの皮算用    担【けん♂】

今回のオークスでペースを握るのは・・・サヤカチャンでしょうか。

フェアリーS以来、乗り替わっていましたが再び松岡騎手に
戻っての参戦となっています。

東京コースではアルテミスSで逃げてラッキーライラックの2着。
その後の2戦では控えていいところがなかったので
今回は思い切っていく形になりそうです。

アルテミスSでは4コーナーに向けて脚をためる形で
逃げていましたが、松岡騎手が東京2400mで逃げた場合は

・前半は少し締まったペースで引っ張る
・中盤にグッと緩めて脚をためる
・4コーナー出口に向けて加速し、隊列を長くして直線へ

というパターンが有力。

ロングスパート勝負になるので、基本的には好位、中段からの
脚質の馬が優位。
消耗度の高さにもよりますが、後方からの馬は不発になりがち、
という傾向が出ています。

アーモンドアイは前走ほど後方に控えるかどうかは微妙ですが
桜花賞で結果を出しているだけに、違った競馬をして
負けるのは・・・陣営的にもまずいと思われます。
外枠に入ったこともあり、控えるならば1番人気を背負うほどの
信用は出来ないかも。
母はオークスで結果を出しているフサイチパンドラですが、
父のロードカナロアはキングカメハメハ産駒、ためてこそ、
という血統の印象。
展開にからめとられる可能性は考えた方がいい気がします。

内に入ったラッキーライラックはある程度積極的な
位置取りをしてきそう。
馬格もあり、基本的にタフな競馬でこそ、という感じなだけに
ロングスパートを前から抜けて踏ん張る、という形に
持ち込めば力を出し切れそう。

マウレアはオークス4着のアユサン(桜花賞馬)の全妹。
レッドサクヤは同じ年のオークスの2着馬エバーブロッサムの全妹。
半姉のエイジアンウインズは東京コースのヴィクトリアマイルを
勝っています。
・・・ちょっと狙いすぎですかね(笑)

好位からの脚質で消耗戦に強そうな馬をもう少し探してみようかと
思います。

スポンサーサイト



遅ればせながら桜花賞について   担【けん♂】

皐月賞が終わったところで・・・桜花賞の話をするのは
ちょっと遅過ぎですが(笑)オークスに向けて少しだけ。

阪神競馬場改装以降の桜花賞は
・前半800mのラップ計が47秒を超える年→スロー
・前半800mのラップ計が47秒を切る年 →ハイ

の2パターンに分類できます。

ザクっとグラフにして今年の桜花賞のラップと比較してみました。

【桜花賞:ラップ比較】
oukasyou.png


今年の桜花賞の前半800m通過タイムは46.6。
速過ぎるわけではありませんが、おおよそ過去のハイペースの
桜花賞の平均タイム(46.4)に近い数字になっており、
分類としてはハイペースの年、と見ることができます。

今年は中盤に少し緩みがあり、そこからグーっとペースアップ。

ハイペースの桜花賞では基本的に前半の影響が後半に響き、
残り2ハロンは消耗戦気味になりがちですが、
今年は前から抜け出したラッキーライラックが踏ん張ったことで
後ろから2番目のラップまで加速が続く、というちょっと
特徴的な展開になっています。

最後の1ハロンは11.6と過去の例からすると異常な速さに
なっていますが、これは後方からかわし切ったアーモンドアイのラップ。
前の馬が崩れ切っているところを差し切った形になっているので
この馬の末脚がそのまま全体ラップの締めくくりになっています。

ハイペースの展開ですから、有利なのは単純に後方待機勢。
アーモンドアイにとっては願ってもない形になったのは
間違いなさそうです。
少なくとも末脚の能力だけとってみれば今回のメンバーの中でも
抜けた能力、と評価して良さそうかと。

ここまでスローペースしか経験していなかったアーモンドアイは
一気のペースアップにもあっさり対応できた、というのが
一番の収穫ではないでしょうか。
ためないと脚を切れないタイプではなく、ある程度の流れに
乗っていった上で脚を使える点は今後、高いレベルで戦えることを
証明した、と考えられます。

圧倒的な人気で2着に敗れたラッキーライラックですが
1枠1番から好スタートを切ったことで位置取りが前になったのは
致し方ないところ。

ハイペースの流れに乗って、さらに馬群を抜け出す脚を使った、
という点ではある意味アーモンドアイよりも底力を示した、
といっていいかもしれません。
負けて強し(俗な言い方ですが^^;)だと思います。

あくまで現時点でのイメージですが・・・
アーモンドアイは血統的な側面もありますが・・・マイル戦で
活躍が期待できそう。
ラッキーライラックは牡馬を交えての中長距離路線でも
十分に活躍が見込めそう。

少し採点は甘めな気もしますが、そのくらいの期待感がもてる
桜花賞だった、と思います(^^)g

久しぶりのメモ書き    担【けん♂】

さらにさらに・・・お久しぶりです。

まだ記事を書き続けられるような状態ではないので
メモ書き程度の更新。

復帰戦の弥生賞を快勝したダノンプレミアムは皐月賞でも
当然の有力候補になりそうです。
前に付ける脚質で位置関係的なアドバンテージも活かせますし、
直線でコースを選べる強みもあります。
(弥生賞はあえて外に膨らませて馬場の中央を走らせた感)

以前POGで指名していたサトノラーゼンと血統的に近く、
ダービーでも前に行く馬がしっかりしていれば十分に2冠チャンスも
あるかもしれません。

弥生賞→皐月賞と連勝するのは過去の例からすると非常に
ハードルが高く、ダノンプレミアムが達成したら・・・
一流馬への登竜門を突破した、と考えられ、
その後の活躍への期待感が高まりそうです。


で、それとはまた別の馬の話。

知り合いの知り合い(面識も関係もない)が初めて一口馬主デビュー。
投資したブラストワンピースが新馬戦、ゆりかもめ賞と連勝し
もしかして・・・と盛り上がっているそうです。

【ゆりかもめ賞】



スローペースで折り合って、直線では内に切れ込んで馬群を捌き、
他馬との接触にも怯まず、馬格を活かして跳ね飛ばして(笑)
前に出たあとはギアを一段上げて突き抜ける・・・。
内容的にはかなり高く評価できる印象です。

クラシックへの道筋としてはちょっと外れており
相手関係やラップ的にもまだ不明ではありますが、
次の毎日杯で結果を出せるようならダービーでも惑星に
なってくるかもしれません。

個人的にちょっと注目(^^)g

あれまもうありま     担【けん♂】

いやーあっという間に年末。

習慣化していた競馬の考察から離れてしまってから
長い時間が経過してしまいましたが、まだハードワークの日々から
解放される見込みもなく、じっくり競馬を楽しめる日々に
戻るのは難しそうです。

まぁ・・・あくまでパッと見の印象ですが、ひとまず
有馬記念についてちょっとだけ。

引退となるキタサンブラックはまたもや内枠を引いて
ほぼ万全な状況。
このところのレースも負けて強し!という内容なので
ここで見切るのは強欲でしかないかな、と。
体調不良とかそんなことがなければ軸として堅そうです。


で、2番人気スワーヴリチャードというと・・・
東京で2着、1着、2着、1着。
その間に中山で6着(皐月賞)
有馬記念は中山で行われるレースなわけで・・・
ここで人気を背負うのはどうなんでしょうか?
もちろんデムーロ騎手の手腕を考えれば無下には出来ませんが
来たら安い、けどデータ的に信用できない、という感じがします。

3番人気のシュヴァルグランは昨年の有馬記念で6着。
リンクが考えられる宝塚記念では9着、8着。
阪神大賞典での好走があるので内回りがまるでダメとはいいませんが
この馬も基本的には直線が長い競馬場でこそ、かなと。

この2頭はいずれもハーツクライ産駒。
カレンミロティックという例外はいるものの、ハーツクライ産駒は
コーナーで立ち遅れがちで、圧倒的に外回り向き、という印象です。
距離が長いのはいいんですが・・・中山では過信は禁物だと
個人的には考えています。

逆に中山でこそ、という血統というと
ステイゴールド産駒のレインボーライン、ネオユニヴァース産駒の
サウンズオブアースでしょうか。
さすがに成績が崩れてしまっているサウンズオブアースを
狙うのは穴過ぎる気がしますが(笑)レインボーラインは
前走ではレイデオロと並ぶ脚を使っており、調子が悪いわけでは
なさそう。位置取りさえまともならチャンスがあっても
いいんじゃないかと。

重い馬場に強いサトノクラウン、相手なりに走るミッキークイーンは
人気を落としているときには押さえてもいい馬だと思います。



先日行われたチャンピオンズCの予想を友人に訊かれたときに

・スプリント戦を使った逃げ馬が出走してくるので
 ハイペースになる公算が高い

・ハイペースになった場合の中京D1800mは
 かなり極端に差し優勢になりがち

・ダート界では超有力血統のゴールドアリュール産駒は
 このレースでは複勝圏に入ったことが一度もないので
 見切ってもよさそう。

なんて言ってたら

・あろうことかの超スローペース

・ペースが緩むことで極端に前優勢の展開へ

・勝ったのはゴールドアリュール産駒
 (3着もゴールドアリュール産駒:爆)

と、まるで逆予想をしていただけに今回も同じ轍を踏んで
まったく逆になるか変な意味で楽しみです(爆)

宝塚記念について    担【けん♂】

明日(6/21)は関西でも大雨になる模様。

週末の馬場状態はまだわかりませんが、梅雨入りの影響が出るなら
湿ったコンディションになる可能性がありそうです。

宝塚記念は登録の段階で11頭とフルゲートを大きく割り込む
寂しい状況。
このところのレース内容からみても充実一途のキタサンブラックが
予想オッズでは1.7倍と極端な1番人気に推される感じになっています。

たしかにダービーでの大敗以外は複勝圏を外さない安定感のある成績。
先行力があってバテない馬なので、宝塚記念への適性も高いタイプだと
考えられます。
ただし、昨年は湿った馬場状態の中で3着・・・。
隙がないわけではなく、1倍台のオッズならば信用するメリットよりは
裏ぎられるリスクの方が心配になるかな、と。
(相変わらず欲ボケですね:爆)

2番人気に推される見込みなのはシャケトラのようです。
鞍上のルメール騎手人気の影響もありそうです。

たしかに末脚のあるタイプではありますが・・・
ぐっと注目を集める結果となった日経賞の内容を見てみると↓

【中山2500m比較グラフ】
中山2500

今年の日経賞はこのところの有馬記念を上回る締まったペースで
道中を進み、中盤以降はずっと緩まず加速し続ける展開。
内容的には非常に高く評価できますが、最後の1ハロンで
大きく脚が鈍っていることからもわかるとおり、
前につけた馬にとっては非常に厳しく、差し有利なレース展開と
なっているわけで、シャケトラにとっては恵まれた、と言っても
良さそうです。

馬場が湿ること自体は血統的にそれほど問題はなさそうですが
差し有利な宝塚記念になるか、といえば・・・疑問符が点灯しそう。
よほどの消耗戦に持ち込まれてしまったら、でしょうか。


逆に人気を落としてきそうなゴールドアクターはといえば
上記のグラフで見てみると、16年の日経賞は超絶スローからの
急流勝負で1着、15年の有馬記念は前半が緩い展開になり
最後から2番目のラップまで加速が続く展開で1着。
逆にコーナーで引き付けられて瞬発力が問われた昨年の有馬記念では
3着に敗れ、前が厳しくなった今年の日経賞では5着と振るわず。
本質的にはそれほどスタミナが豊富、というタイプではなさそうです。

天皇賞春では横山典騎手に乗り替わって・・・まさかの後方からの競馬。
7着というのは逆に頑張ったと言ってもいい感じなのかも(笑)
これはさすがに度外視していいと思われます。

手が合わない、ということでもない限り、今回はいつもどおり
前に行くのではないでしょうか。
場合によっては逃げるまであるかも?!

馬場が湿って道中がスローになるようなら本来のこの馬の能力が
活かせる展開になる可能性もあるかもしれません。

父の父、グラスワンダーは宝塚記念、有馬記念を制しており
血統的にも復活があるなら・・・ここかな、と。


あとは重い馬場が得意なサトノクラウンも興味深いところ。
ただし、前走の大阪杯で▲12kgと馬体を落としていた上に
あまり鉄砲では走らない感じもあるので、過剰な期待はしにくいかも
しれません。

まぁ週末までじっくり考えて楽しみたいですね(^^)/

ダービー回顧(人馬一体)    担【けん♂】

結局そのまま週末に突入してしまったわけですが(爆)
ダービーについて振り返っておきたいと思います。

週頭にラップデータ的に高く評価できる、としたアドミラブルは
過去の傾向的に微妙な青葉賞の勝ち馬ながら1番人気に推されており、
やはり皐月賞組その他にかなり不安があることが大方の認識になっていた模様。

ハナを切ったのは弥生賞でも超絶スローで逃げたマイスタイル(横山典騎手)。
横山典騎手自体がよくいえば飄々とした、悪く言えば
空気を読まない逃げ方をする(失礼^^;)印象で、
世代の頂点を決めるレースであるダービーでも、まずは自分の
(自分の馬の)都合を優先。
好レースを作ることより、マイスタイルの脚を残すことを意識した
逃げ方となりました。

★17年ダービー(東京2400m)

13.0-11.2-12.9-12.8-13.3-12.5-12.1-12.6-12.7-11.5-10.9-11.4

過去の良馬場で行われたダービーの平均ラップおよび、
先日行われた青葉賞のラップと比較してみました。

【ラップ比較】
dabi.png


誰も突っついてこないのをいいことに?前半からとんでもない
スローペースに持ち込んでいることがわかります。

3コーナー手前で少しペースを上げたものの、カーブの出口に向けて
再びペースダウン。
脚をためにためてためまくって4コーナーから直線へ。

このスローペースにいち早く反応したのがレイデオロのルメール騎手。
2コーナーまでは後ろから5頭目に控えていたものの、
そこから一気に外を回して前に寄せ、3コーナーでは2番手をキープ。

スローペースを体感で把握したところで、控えていては届かないと
判断したと思われます。
道中に大きく位置を上げるのは消耗を考えるとなかなか度胸がいる騎乗だと
考えられますが、こういう積極果敢な競馬がこのところの
ルメール騎手の好成績につながっているのだと思います。
(ヴィクトリアマイル、オークスと東京で行われたGⅠを連勝)

レイデオロ自身もぶっつけで皐月賞に出走。
しっかりと馬体を増やして復帰しており、言い方は悪いですが・・・
皐月賞を叩き台にしてダービーに照準を合わせた使い方をした、という印象。

最内で粘るマイスタイルをまったく意識しない感じで堂々と
馬場中央に出してじっくり伸ばし、後続が詰め寄ってきたところで
さらに一伸び。

見事にレイデオロがダービー制覇を達成。
キングカメハメハ産駒としてはドゥラメンテに続く2頭目のダービー馬の
誕生となりました。
ルメール騎手はこれでGⅠ3連勝!

2着は好位から追い迫ったスワーヴリチャード。
皐月賞の鬱憤を晴らした・・・というところまでいかないものの
素質の高さを改めて証明しました。

3着にアドミラブル。
最後は横一線となっており、なんとか面目を保った感じですが
スローペースの中で動けなかったのが厳しかったですね。
青葉賞の流れでも押し上げられた馬なので、思い切った攻めが出来れば
末脚の威力的にもチャンスはあったかもしれませんし、
少なくとももう少し惜しい競馬になったかもしれません。
(もちろん、失速のリスクもありますが・・・)

うーん、正直内容的にはあまり評価できないダービーになった印象ですが
馬の力と騎手の力の総合力勝負になった、という点では
ある意味「競馬らしい」競馬になったと言えるかもしれません(^^;

調子に乗ってダービーについて    担【けん♂】

前回は久しぶりの(こっそりとした)記事になってしまいましたが
見に来て頂いた上に暖かいコメントまで頂き、本当に嬉しい限りです。
もっと時間を取って皆様と一緒に競馬を楽しめるよう
なんとかしたいものです・・・。

せっかくなのでちょっとだけダービーについて。

昨年はマカヒキが皐月賞のリベンジを果たしてダービー馬となったわけですが、
皐月賞で負けた馬が勝ち馬を逆転した例というのは意外に少なく、
01年以降だとワンアンドオンリー、ディープブリランテ、
エイシンフラッシュ、ロジユニヴァース・・・さらに遡って02年の
タニノギムレット、となっています。

ディープブリランテの年は皐月賞が不良馬場、エイシンフラッシュの年は
ダービーが異常なスローペース、ロジユニヴァースのときは
ダービーが不良馬場、タニノギムレットの年の皐月賞馬は二桁人気の穴馬、と
何かしらの要因というか、不測の事態が起こっていた・・・という
共通点?がある印象です。
昨年逆転されたディーマジェスティも皐月賞では8番人気からの戴冠。
実力を評価されていなかっただけ、という感じもありますが
ちょっと02年のパターンに近かったのかも?

で、今年ですが・・・皐月賞ではあろうことか牝馬が1番人気(爆)
ファンディーナのそれまでの勝ちっぷりを観ていれば
さもありなん、という感じもあるにしろ・・・ちょっと牡馬が全般的に
低評価だったという気がします。
でもって結果は9番人気→4番人気→12番人気という大荒れ。
4着馬も13番人気となっており、上位人気3頭は掲示板にも
載れないというとんでもない結果になってしまいました。

アルアインを軽視する・・・というのはやり過ぎかもしれませんが
今年の皐月賞の上位馬を例年どおりの評価しておくのは
危険なニオイがします。

キングカメハメハ、ディープスカイを輩出したNHKマイルは
牝馬が上位を占めたことで、今年はダービーとの関連性はなさそう。
となるとさらに別路線組、ということになるわけですが・・・

ざっと見て興味深いのは青葉賞を制したアドミラブルでしょうか。

500kgオーバーの大型馬なので9月のデビュー戦では
まだ仕上がっておらず9着に敗れていますが
3月に復帰してから3連勝中。
スローの上がり勝負となったアザレア賞では末脚の切れ味を
見せつけていますし、タフな展開となった青葉賞では
後方から捲り上げて最後まで脚を伸ばして2馬身半差の余裕勝ち。
かなりの素質が感じられます。

今年の青葉賞のラップと過去の良馬場で行われたダービーの平均ラップ、
ついでに過去最高の青葉賞だったのではないかと考えている
10年(勝ち馬ペルーサ)のラップを比較してみると↓

【ラップ比較】
青葉賞

なんだかんだでゆったりする部分があった10年の青葉賞と違い、
今年の青葉賞はダービー平均を上回る締まったラップになっています。

道中は後方で知らん顔をしていたアドミラブルは展開に
恵まれた感はあるものの、それでもこの流れの中で位置を押し上げて
脚を伸ばしているわけですから、かなり高く評価しておいて
よさそうです。

2着に入ったベストアプローチはオークスの上位2頭と同じく
欧州血統であるニューアプローチ産駒。
オークスがタフな展開になったことと、青葉賞のラップとの関連には
ちょっと興味を惹かれますね。タフな競馬になればこの馬も
面白いかもしれません。
内容的にはアドミラブルとの逆転を考えるのは難しいかもしれませんが・・・。


週末までに時間が取れたらまた見直しなどをしたいと思いますが
とりあえず、週頭の単純予想では・・・◎アドミラブル?!

こっそりオークス回顧    担【けん♂】

お久しぶりです。

まだ全然余裕がない毎日ですが、ひっそりこっそりと
ちょっとだけ更新。

今日行われたオークスですが、1番人気に応えてソウルスターリングが
見事な圧勝で桜花賞のリベンジを果たしました。

で、今回のラップ(03年からの平均及びここ3年との比較)が↓
おーくす


基本的にはスローに落ち着きやすく、そのために距離適性は意外に
問われない傾向のあるオークス。
昨年のラップは見事に平均どおり、といった感じでした。

今年のラップは序盤こそゆったり進みましたが前半の終わり前に
ペースが速くなり、淡々と緩まないペースで進んでいることがわかります。

グラフの形は15年(勝ち馬ミッキークイーン)に近いですが
ペースアップのタイミングはさらに早く、道中のペースも
グッと締まっています。

何よりも驚きなのが、15年のミッキークイーンは後方からの
差しでレースを制したのに対し、今年のソウルスターリングは
2、3番手追走からの押し切り勝ち、という点。

これだけタフな流れについていって、さらに最後に加速して
後続を突き放すとは・・・正直驚異的だと思われます。

ソウルスターリングの父フランケルも前に行ってそのまま
後続を振り切るようなレースを得意にしていましたが
見事にその素質を受け継いだ感じですね。
2着のモズカッチャンもハービンジャー産駒と欧州血統が
ワンツーになった点もラップとの関連を考えると非常に興味深いですね。

桜花賞は馬場にやられた、という話も出ていましたが
ガリレオ-サドラーズウェルズという血統を見る限り
どう見ても重馬場がダメな感じはないわけで、どちらかといえば
気性的な問題なのかも、と考えています。
ハービンジャー産駒も強い時と弱い時の差が激しい印象ですが
ソウルスターリングももしかしたら今後こういった不安定さを
見せることがあるかもしれません。
(もちろん、杞憂であればいいんですが^^;)

怪物娘の今後の活躍に大注目したいと思います♪