エイシンフラッシュの回避は・・・大きいですね。
これで今年の
菊花賞(京都3000m)は「
皐月賞馬、ダービー馬の両方が
出走していない菊花賞」ということになりました。
ココで考察しましたが、両方のクラシック勝ち馬が出走していない
菊花賞というのは近年でも意外に少なく、04年と08年だけと
なっています。
04年はデルタブルースが勝ち、2、3着も人気薄で決まって
大荒れ。
08年は上がり馬のオウケンブルースリが人気を背負って勝ちましたが、
クラシック上位馬は揃って失速、2、3着にも重賞未勝利馬が飛び込んで
大荒れとなりました。
そういうパターンで言えば・・・今年も
上がり馬に注目?!
あえてフルスイング気味に入ってみるのもありかもしれません。
ちなみに04年、08年ともに社台生産馬のワンツーだったわけで
人気薄の方向から入るならかなり馬が絞られてきますね(爆)
うーん、単純な絞込み馬券というのも押さえておいても面白いかも?
過去の条件の考察に時間が取られて、今年の展開について
まだあまり考察が進んでいません(>_<)
ひとまず、今回の出走馬に改めて目を向けてみたいと思います。
サンディエゴシチーなども逃げる可能性を示唆していますが、
これまでの全てのレースでハナを切っている
コスモラピュタがおそらく
逃げるのではないかと。
今回も前回と同じく津村騎手が騎乗。
以前は掛かり気味に行って失速していた馬ですが、このところ
道中を緩めて後半にペースアップする展開を作れるようになり、連勝中です。
前走の中山2000mの後半1000mのラップは
11.8-11.8-11.6-11.7-12.3
時期が違うので単純比較は出来ませんが皐月賞のラップは
★皐月賞後半1000m
12.5-12.3-12.1-11.8-12.0
コスモラピュタは
ペースアップのタイミングが早く、そこから
ずっと
緩めずに淡々と速いペースで引っ張っていることがわかります。
その前の中山2500m(鞍上は松岡騎手)の後半1000mは
11.6-11.6-11.4-11.7-11.7道中に大きく緩めるポイントを作って
後半は非常に締まった流れで
引っ張り、6馬身差の圧勝。騎手が違っても同じようなレースが
出来ているというのは大きいですね。
菊花賞は確実に中盤に緩むと思われますので、その意味では
長い距離でこそ強味を発揮するタイプなのかもしれません。
京都でのレースぶりがどうなるかはわかりませんが、
下り坂を利用して
長く脚を使う速い展開を作るとすると・・・
後方の馬が詰め寄ってくる隙はないかも。
逆に脚がもたずに前崩れになる可能性もありますが、
最後まで押し切るような展開になるなら、完全に
前の馬が優位に
なってきそうです。
京都外回りの場合は構造的に後半4ハロン、
800mダッシュという
展開になると考えられますので、そういった流れで結果を出した
経験のある馬がいれば有力候補になってきそうです。
【
後半800mが締まった流れになったレース】※2000m以上
★札幌記念(札幌2000m)
11.9-11.8-11.7-12.1 4着ヒルノダムール
★500万下(京都2000m)
11.9-11.6-11.6-11.7 1着トレイルブレイザー
★阿寒湖特別(札幌2600m)
11.7-11.7-11.9-12.2 1着シルクオールディー
★かきつばた賞(京都2400m)
11.4-11.2-11.7-12.2 2着シルクオールディー
★青葉賞(東京2400m)
11.8-11.5-11.3-11.7 4着アロマカフェ
ヒルノダムールは中段後方から追いかけて・・・届かず。
そういう意味では速いペースに対応出来たと考えて良いかは微妙かも。
トレイルブレイザーは相手関係に問題があるとはいえ、
速いペースを3番手から押し切っており、適性面では面白い1頭かも。
長距離及び京都が得意な和田騎手というのも心強いですね。
シルクオールディーはその前の未勝利戦を含めて、3戦連続で
速いペースを押し上げて差し切るレースをしており、
適性面では最も期待出来る1頭かもしれません。
前走のように気性面の問題が出てしまうと論外ですが・・・(爆)
アロマカフェは距離が短かったとはいえ、ラジオN賞でも
後半に速いペースを前で押し切るレースをしています。
微妙に不足感もありながら、長い脚を使うという点では
能力に期待出来そうかと。
うーん・・・かなり人気薄の馬が炙り出されてきました(笑)
ローズキングダムは3ハロンの瞬発力勝負でしか結果を出してきているので
その意味では適性を示していません。
ただ、
未経験≠不適格 ということで、
走ってみたらこなせた、
ということも十分にありえます(^^;
他の有力馬も含めて、脚質には注意して絞り込んでみたいと思います。
ちょっと面白くなってきたかも?!