けいけん豊富な毎日

菊花賞(各馬分析1)  担【けん♂】

菊花賞(京都3000m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アドマイヤランディ】牡3 57.0 (栗東) ステイゴールド×(ジョリーズヘイロー)
芝ダート兼用で使われてきていますが、3勝は全てダート。
芝では8着、12着、13着とまったく結果を出せていません。
後方からになりがちで機動力が使えておらず、前走のダート戦で
見えたようなキレが芝で使えれば・・・とも思いますが
期待するのは難しそうです。

ゴールドアクター】牡3 57.0 (美浦) スクリーンヒーロー×(キョウワアリシバ)
ゆりかもめ賞、山吹賞と連続2着のあと、青葉賞では4着と
クラシック出走はなりませんでsたが休養を挟んで札幌で連勝、
1000万下を突破しています。一貫して長い距離を使われてきており、
ここ2戦は先行脚質が安定したのが大きい印象。
粘り込む、というよりは脚を伸ばすタイプなので京都でも対応出来そうです。

サウンズオブアース】牡3 57.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Dixieland Band)
京都新聞杯2着の後、ダービーに挑みましたが前につけて
11着と大敗。休養明けの神戸新聞杯では後方から脚を伸ばす形で
2着に飛び込みましたが、前の馬に負荷が掛かる展開だったので
ハマった感もありそうです。マイナス体重での復帰だったのも
気になるところ。血統的にも距離に壁がある可能性も・・・。

サトノアラジン】牡3 57.0 (栗東) ディープインパクト×(Storm Cat)
ラジオN杯2歳S、共同通信杯と連続で3着。クラシックには
届きませんでしたが、夏場を使って連勝で1000万下を3馬身差で突破。
神戸新聞杯では中段から伸び切れず4着に終わりましたが、
少し早仕掛け気味になった影響が強かったかも。
人気先行気味ですが、脚質も安定しており展開に左右されにくいので
他馬次第で上位入線の可能性は十分。

サングラス】牡3 57.0 (栗東) スタチューオブリバティ×(ダンスインザダーク)
復帰戦の札幌1800mを逃げ切って3勝目(同着)、1000万下を
突破してセントライト記念に臨みましたが、逃げて大失速し14着と大敗。
血統的に距離延長がプラスになる可能性は低く、ここでは
厳しそうです。

シャンパーニュ】牡3 57.0 (栗東) チチカステナンゴ×(サンデーサイレンス)
ゆきやなぎ賞を逃げ切って青葉賞に挑みましたが、逃げて13着と大敗。
夏の札幌で1000万下を突破したものの、神戸新聞杯は前につけて
11着と失速してしまいました。前走は展開に巻き込まれた感も
ありますが、速い上がりが使えていないので京都ではさらに厳しく
なってしまいそうです。

菊花賞(クラシック上位馬との関係)   担【けん♂】

菊花賞(京都3000m)は、距離設定が極端なために春の実績馬が
出て来ないことがあるレース。
特に近年は競走馬のスピード化が進み、ステイヤー向きの馬が
減ってきている影響も大きそう。

残念ながらダービーで引退、ということもありましたし、
ヴィクトワールピサやキズナのように凱旋門賞に向かう、
という特殊なパターンによって菊花賞を回避、ということもあるわけで
春の上位実績馬が揃う年と、まったく揃わない年とでは
メンバーの構成が全然違う、と考えた方が良さそうです。

クラシック上位馬の出走頭数と菊花賞上位馬の人気の関係
菊花賞クラシック

とりあえず、クラシック上位馬の出走頭数が少なかった
02年、08年、10年は菊花賞の上位馬の平均人気もかなり
下がっていたことがわかります。

02年の勝ち馬はヒシミラクル、2着に16番人気のファストタテヤマが飛び込み、
大荒れとなりました。ノーリーズンの競争中止も大きかったですね。

08年は勝ち馬のオウケンブルースリはまだしも、2、3着馬は
重賞未勝利馬・・・。メンバー構成としては近年でも最低レベルだっただけに
荒れたのもさもありなん、という感じだったかも。

10年はヴィクトワールピサが凱旋門賞挑戦で不在。
エイシンフラッシュも直前で回避となり、上り馬のビッグウィークが勝利。
3着のビートブラックも人気薄でした。

12年は・・・クラシック上位馬の参戦がゴールドシップ1頭だけ、と
過去最低クラスのメンバー構成。
中途半端に荒れた感じで平均人気はそれほど低くなりませんでしたが
それでもゴールドシップ以外の人気馬は飛んでおり、
過信は禁物、という感じだったと思います。

昨年も実質クラシックの上位馬はエピファネイア1頭だけ、という
12年に続いて最低レベルのメンバー構成。
・・・というかクラシックに出走していた馬自体が少なく、
上がり馬中心のメンバー構成になったため、逆に人気はバラけて
落ち着いた感じでしょうか。開き直ったというかなんというか・・・(爆)

クラシック上位馬が揃えばかなり堅く決まりがちですが、
09年のように荒れる年もあるようです。
ダービーが不良馬場での開催になった影響もあったかもしれませんね。

今年の登録馬の構成
・皐月賞
 1着イスラボニータ
 2着トゥザワールド
 3着ウインフルブルーム

・ダービー
 1着ワンアンドオンリー
 2着イスラボニータ
 3着マイネルフロスト

当初登録予定だったイスラボニータは天皇賞秋に向かったため不在。
ウインフルブルームも下積み路線に向かってしまいました。

ということで、クラシック上位馬の参戦は3頭、ということになります。

前哨戦のセントライト記念(新潟開催)、神戸新聞杯でも
クラシック上位馬が上位に入線する結果に終わっていますが、
神戸新聞杯では上がり馬の台頭も見られました。

パターン的には・・・超大荒れは考えにくいですが、同じくクラシック
上位馬が3頭だった04年のように上位人気馬が揃って消えるパターンも
あるかもしれません。
ちなみに04年の1番人気は・・・ハーツクライ7着)。
ワンアンドオンリーは父の足跡を辿ってしまうのか、それとも
リベンジを果たすのか、注目したいですね(^^)g

菊花賞(体重別実績)  担【けん♂】

菊花賞(京都3000m)は57kgを背負っての長丁場。

道中はスローにならざるを得ないとしても、かなりタフな競馬を
強いられるレースだと考えられます。
※実際、菊花賞のダメージを引き摺る馬はかなり多い印象です。

常識的に考えても重い荷物を背負った場合は距離は長ければ長いほど
影響を受けやすい、と思われます。
(人間でも同じですよね^^;)

ひとまず過去の菊花賞の体重別実績を見てみると

【体重別実績:菊花賞(04年~)】
菊花賞体重

明らかにホットゾーンなのは480~500kgの馬。
5勝を挙げているだけでなく、2着4回、3着3回と好成績となっています。

出走頭数の面ではほとんど変わらない460~480kgの馬は
11年のオルフェーヴルの1勝だけ。※その前は02年のヒシミラクル
ただし、2着には4回と好走しているので馬券対象としては
考えておきたいところ。

460kgを切って勝った馬はディープインパクトのみ、だったんですが
10年のビッグウィークがとうとうこれに続きました。
欧州血統で斤量に対する耐性が高かった可能性もありますが、
やはり例外はあるものだ、くらいで見ておいた方がいいのかもしれません。
この年もクラシック上位馬が少なかった上に、出走馬全体の平均体重は
過去2番目(04年~)に軽く、そういう面での影響も大きそうです。

表にはありませんが。460kg以下の馬が2着に入ったのも02年の
ヒシミラクルが勝った年。
通常、出走馬全体の平均体重は480kgを超えてくることが多いわけですが
この年はなんと468kgと10kg以上も軽く過去最軽量平均体重
だったこと影響がありそうです。
11年にはディープインパクト産駒のトーセンラーが436kgで3着に入線。
それ以前の10年の上位馬を見ても最も小柄な馬の好走となりました。
斤量に対する耐性、という観点ではディープインパクト産駒は
それほど高くない傾向が出ていましたが、なかには斤量を克服する
実力馬が出てくるので要注意ですね。

12年も3着には436kg(奇遇?)のユウキソルジャーが入線。
ステイヤー血統の馬だけに、こういう馬は馬体重を度外視して狙うべき
なのかもしれません。

500kgを超えて勝った馬は04年のデルタブルース及び、
12年のゴールドシップ(500kg)の2頭。
11年のウインバリアシオンのように、2、3着には出走頭数の割には
好走が見られるだけに大きな割引は必要なさそうですが、過去の傾向的には
ヒモ候補、としておいた方がいいのかもしれません。

【実質斤量負担別実績】
菊花賞斤量

12.5%を超えて勝ったのはディープインパクト、ビッグウィークの2頭だけ。
2着も例外的な年だった02年のファストタテヤマだけ。
トーセンラー、ユウキソルジャーは13%を超えて3着に入りましたが
通常の年であればここから上は例外扱いで良さそうです。

12.0~12.5%までの馬で勝ったのはオルフェーヴル(&ヒシミラクル)
ということで、基本的にはヒモ候補扱い。

11.5~12.0%の馬を重視したいところ。

逆に11.5%を切る馬に関しても勝つまでは・・・微妙。
ヒモ候補として少し割り引いて見た方がよさそうかと。

上手くハマると、一気に候補馬が絞れてしまう条件なんですが
年による変動(馬格、レベル)があるので、その辺りには
注意したいと思います。

菊花賞の考察を始める前に  担【けん♂】

なんとなくもやもやした気分を切り替えて、
菊花賞(京都3000m)の考察に入っていきたいと思います。

個人的な事情で言えば・・・菊花賞は非常に相性が悪いレースです(笑)
秋華賞では今年とうとう本命馬が2着に敗れてしまいまいましたが、
13年までは◎を打った馬が7年連続で1着に来ていたのに対し、
菊花賞ではとにかく本命がぶっ飛びまくっています(>_<)

06年 ◎アドマイヤメイン → 3着
07年 ◎アルナスライン  → 2着
08年 ◎スマイルジャック →16着
09年 ◎アンライバルド  →15着
10年 ◎シルクオールディー→15着
11年 ◎オルフェーヴル  → 1着
12年 ◎マウントシャスタ → 9着
13年 ◎タマモベストプレイ→ 8着

やっと11年にオルフェーヴルが黒歴史を塗り替えてくれましたが、
12年はまたもや大ハズレ・・昨年もしっかりと外しています(爆)
さらにその前の3年は酷いですね(自虐:笑)
09年はスリーロールスを高く評価しながらフォゲッタブルを忘れて自爆。
その前は天敵オウケンブルースリのおかげでカスリもしませんでした。
まぁ馬体が良く見えなかったスマイルジャックを盲信した結果なわけで
まさに自業自得、本当に大反省レースだったと今でも思っています。

10年の菊花賞では、最も効果を発揮している馬体重についての考察を
重視しようと考えていたわけですが、
「こういうときに限って突然まったく過去の傾向と違う結果に
なったりするんじゃないかと今から不安です」
なんてことを中間の考察で書いていたら・・・予感的中(爆)
ディープインパクト以来の小型馬ビッグウィークが勝ってしまいました。
途中の有力馬絞込みの時点でもうすでにこの馬の名前は消していたわけで
まさしく完敗でした。・・・悪い予感って本当によく当たります(笑)

11年は春の実績馬、オルフェーヴル、ウインバリアシオンを
素直に信用出来た点は良かったのですが、やはり小型馬の
トーセンラーを見切ってしまったのが反省点。
4着の穴馬ハーバーコマンドに印を打てたのは良かったのですが
詰めが甘かったですね(^^;

そして12年、今度は馬格不足のマウントシャスタに本命を打つとか
まったく一貫性が感じられません。まさに自業自得です(T_T)

後から改めてまとめますが、菊花賞の大まかな傾向として
・クラシックの上位馬の出走が少ないと大荒れ
・力関係がはっきりしていると堅い決着


というパターンがあるようです。

牝馬と違い、牡馬はダービーで引退する馬も多いですし、
距離の問題で上位馬があえて違う路線に進むこともあり、
春とはまったく違ったメンバーになることも多いのが菊花賞。

今年はイスラボニータが天皇賞秋に向かったため、ダービー馬
ワンアンドオンリーが極端な人気を集めそう。
秋華賞に続き、菊花賞でも伏兵の台頭があるのかどうか、
じっくり楽しんで考えてみたいと思います。

奇跡の名牝キンチェム物語part2   担【けん♂】

4歳になってもキンチェムの快進撃は続きます。
まずは、4月22日~5月30日までの1ヶ月強の間の驚くべき戦績から列挙します。

走日   レース名       距離   斤量  着順  着差

4月22日 エレフネンクスレネン 芝1,600m  65.5kg 1着  2馬身

4月25日 プラーター公園賞 芝2,000m 67kg 1着   3馬身

5月 4日 アーラム・ディーユ 芝2,400m 69kg 1着   5馬身

5月14日 アーラム・ディーユ 芝3,200m 67Kg 1着 5馬身

5月16日 キシュベル賞 芝2,000m 69.5Kg 1着 3馬身

5月19日 アーラム・ディーユ 芝2,400m 69.5Kg 1着   大差

5月26日 シュタット賞 芝2,800m 69.5Kg 1着   1馬身

5月28日 トライアルS 芝1,600m 65kg 1着   大差

5月30日 シュタット賞 芝1,600m 69.5kg 1着   5馬身

どうでしょう?何とこの短期間で9連勝しているのです!
しかも、目を疑うような過酷な斤量を克服しているではありませんか!
69.5Kgを背負って大差勝ちって一体・・・
キンチェムは体高こそあったものの華奢な体型でステイヤータイプ、
首をグッと下げた地を這うような走法だったといいますから決して
馬力型ではありません。
それだけにもうスバ抜けた能力と根性を持ち合わせていたとしか言いようがありませんね。

そしていよいよ、キンチェムは本場西ヨーロッパへと殴り込みをかけます。
まずは競馬発祥の地イギリスへ。
彼女の強さは英国にも知れ渡っており、『ハンガリーの奇跡』と呼ばれていました。

当初はダービー馬シルヴィオやオークス馬プラシダとのマッチレースの話も
持ち上がりましたが、キンチェムに敗れて本場のプライドが傷付くのを恐れてか、
実現はしませんでした。
結局向かったのは3大カップレースの一つグッドウッドカップ(芝4224m)。
ここでも前年にグッドウッドカップ、ドンカスターカップの
3大カップレースの2つを制していたハンプトンや、これまた3大カップレースの1つである
アスコットゴールドカップを勝ったヴェルヌイユら有力馬がキンチェムを恐れて
続々回避、とうとう僅か3頭立てのレースとなってしまいました。

それでも誇り高き英国人はキンチェムを3頭立て3番人気と低評価、本場イギリス
の馬がハンガリーの馬ごときに負けるのは許されないと言わんばかりです。
レースは後にドンカスターカップを勝つペーシェントが逃げる形となりましたが
キンチェムはこれをあっさり捉えて2馬身差の快勝、その力が本物である事を証明しました。

そして次に向かったのはもう一つの誇り高き国フランスで行われる
ドーヴィル大賞典(芝2400m)です。
英国に続いてハンガリーの馬に勝たせるわけにはいかないとキンチェムには
61㎏の斤量が課せられます。
1番人気もフランス2000ギニーの勝ち馬フォンテヌブローに譲りますが結果は
半馬身差でキンチェムの勝利、イギリス、フランスの大レースを見事連勝して見せたのです。

そんな無敵を誇ったキンチェムが生涯唯一と言っていい苦戦を強いられたのが
次走ドイツでのドーヴィル大賞典(芝3200m)でした。
昨年も制しているこのレース、連覇をかけての出走でしたが騎手の慢心から
何と泥酔状態で騎乗してしまったのです。
大きく離された後方の位置取りとなってしまったキンチェム、直線に向いても
もはや逆転は不可能と思われました。

《万事休す》 誰もがそう思ったその時、キンチェムが動き出します。
何とか掴まっているだけの騎手を背に信じられないような加速で前を急追、
先頭に並びかけたところがゴールでした。
判定は同着、規定によりこのレースは2頭のマッチレースによる決勝戦が
行われる事になりました。
ところがこの決勝戦でも思わぬアクシデントがキンチェムを襲います。
途中で野良犬がコースに飛び出し、キンチェムに絡んで来たのです。
この間に大きく引き離されてしまい、またまた大ピンチ。
しかしキンチェムはこの野良犬を蹴り飛ばすと猛追を開始、あれよあれよと
いう間に相手馬を捉えると逆に6馬身差をつけてゴールイン!
見事競争生活最大の苦境を乗り越えて無敗を守ったのです。
その後、本国に戻って3戦(もちろん3勝)したキンチェム、4歳時を
15戦15勝で終えました。


5歳になっても現役を続行したキンチェム。
初戦のアラームディーユ賞(芝2400M)では遂に斤量72kgと70kg台に突入!
それでもキンチェムは8馬身差で圧勝してしまいます。
その後、5月4日、5月6日、5月8日と5日間に3戦という過酷ローテに挑戦。
4日のカロイー伯爵S(芝3600M)こそ全馬回避の単走(61.5kg)だったものの、
6日のアラームディーユ賞(芝3600M)では72.5kgを背負い2馬身差で快勝、
8日のこれまたアラームディーユ賞(芝2400M)では遂に生涯最重量となる
驚愕の76.5Kgを課せられるもまたもや2馬身差で完勝。

この過酷ローテの中、これだけの酷量を背負い続けながら故障もせずに
勝ち続ける彼女の強靭さにはもはや言葉もありませんね。
キンチェムはこの後8戦を全て勝った後に同厩舎の馬との喧嘩で
怪我をしてしまいそのまま引退、5歳時も12戦12勝で通算54戦54勝という
金字塔を打ち立ててターフを去りました。

これほどの強さを見せつけたキンチェムですから何か〝鉄の女"的なイメージを
持ってしまいそうですが、実は彼女は非常に心優しきレディでもあったのです。

キンチェムの担当厩務員フランキーとの信頼関係は非常に深く、列車で移動の際も
必ずフランキーが側にいる事を確認しないと寝なかったといいます。
そして、ある寒い日にフランキーが何も掛けずに寝ていると、キンチェムは
自分の馬衣をくわえてフランキーにかけてあげました。
その日からたとえフランキーが毛布を掛けていてもずっと馬衣を掛け続けた
そうで、彼女のフランキーへの愛情の深さがうかがい知れますね。
そんなキンチェムの事が可愛くて仕方が無いフランキーは自らを
フランキー・キンチェムと名乗り一生を独身で通したそうです。
きっと彼にとってはキンチェムこそが唯一無二の伴侶だったのでしょう。
もちろん、彼の墓標には〝フランキー・キンチェム"の名が刻まれています。

フランキーの他にも彼女には普段からとても仲の良い親友のネコがいました。
イギリスでグッドウッドカップを勝った帰路、そのネコが船から列車に
乗り換える際、行方不明になってしまいました。
キンチェムはとても列車の旅が好きで普段は嬉々として乗り込むのですが、
この時は頑として乗車を拒否して2時間に渡り鳴き続けたといいます。
船の中で迷子になってしまっていたネコはキンチェムの鳴き声を頼りに無事戻り、
それを確認したキンチェムは安心して列車に乗り込んだそうです。

また、こんなエピソードもあります。
馬主のブラスコヴィッチはキンチェムがレースに勝つと決まって頭絡に花を
飾って祝福していたそうですが、ある日これが遅れた事がありました。
するとキンチェムはすっかりすねてしまい、なかなか鞍を外させようと
しなかったとか。
まるで人間の女の子のようで微笑ましいですね。


キンチェムは引退後、繁殖牝馬として5頭の産駒を送り出し、
どの産駒もクラシック勝ちや未出走でもその産駒がクラシックを勝つなど
優秀な成績を残しました。
とりわけ初年度産駒ブタジェンジェは牝馬ながら独ダービーを制し、その子孫
にはキンチェムから数えて13代目に英オークス馬ポリガミー、17代目に
2012年の英国2冠馬(2000ギニー、ダービー)キャメロットがいます。

因みに日本の毎日王冠に出走し、後の天皇賞(秋)馬バブルガムフェローを
負かして優勝したアヌスミラビリスもこのキンチェムの末裔だそうですね。
キンチェムが生まれたのが1874年、140年が経過した今でもその子孫が
世界各国で活躍しているとは嬉しい話ではありませんか。

キンチェムは13歳の誕生日に疝痛によりその偉大な生涯を閉じました。
この日ハンガリーの教会はキンチェムを讃え、追悼の鐘を鳴らし続けたといいます。
生誕100周年の1974年にはブダペスト競馬場が「キンチェム競馬場」と改名され、
ここにキンチェムの銅像も建てられました。


勝利距離は実に947m~4200mという幅広さ、過酷なローテーション
(しかも、列車、船でのタフな移動!)、最高76.5kgに及ぶ酷量、
それらをものともせず達成した54戦54勝という金字塔は今なお輝き続けています。
強く優しくチャーミングなキンチェムの物語、
時代を超えて語り継いでいって欲しいものですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがでしたでしょうか。
日本では考えられないような過密日程での出走、(中1日って?!)
70kgを超える酷斤量とか・・・野良犬に絡まれるとか(爆)
ちょっと信じ難い環境の中、生涯を無敗で通したキンチェム。
(騎手の泥酔もありえませんね:笑)

こうした名馬の血を血統表の中から見つけるのも楽しいですね。
キンチェムに追いつけ、は無理にしても、日本の馬たちも
今後に素晴らしい血を残していけるよう、頑張っていって貰いたいものです。

秋華賞回顧   担【けん♂】

好天に恵まれた京都競馬場で秋華賞が行われました。

春の時点での3強の内、ハープスターは凱旋門賞に向かったために不在。
レッドリヴェールはダービーの敗戦を引きずっているのかローズSでも
結果を出せず、一角が崩れた感じ。
ヌーヴォレコルトは順調にローズSを勝って、栗東滞在と万全の態勢で
本番を迎えたわけですが、環境の変化の影響は気になるところです。

伏兵を探したいところですが、今年は一段下のクラスの馬が不在。
悪い意味での大混戦となっており、どこを切り口に狙うか非常に
悩ましい状況。

実績か、騎手か、血統か・・・それとも?

予想は→ココ

結果は・・・

1着 ショウナンパンドラ   1.57.0  上がり34.3
2着◎ヌーヴォレコルト      クビ
3着 タガノエトワール

6着〇レッドリヴェール
9着×ディルガ
12×アドマイヤビジン

※全着順は→ココ

個人的なことですが・・・06年からずっと続いていた本命馬の勝利が
ここでとうとう途切れてしまいました(>_<)
ダントツ人気の馬に印を打ちつつも不安点も気になっていただけに
足元を掬える馬を探すべきだったかと猛省です。

先手を取って行ったのはペイシャフェリス。
思い切って被せて強引に行ったことで、気持ちの面でも逸ってしまったのか
後続を引っ張ってかなり縦長の展開を作ってしまいました。

2番手につけたリラヴァティは少し離され、ハピネスダンサー、
バウンスシャッセとともに先行集団を形成。

好位にレーヴデトワール、マーブルカテドラル、マイネグレヴィル、
ブランネージュ。

かなり離れて、ショウナンパンドラが続き、タガノエトワール、
ヌーヴォレコルト、ディルガ。
それを見ながらレッドリヴェール、サングレアルが後方に控え、
オメガハートロック、外を上がってアドマイヤビジン、最後方にセウアズール。

12.0-10.7-11.8-11.8-11.7-12.2-11.5-11.7-11.8-11.8
前半1000m 58.0
後半1000m 59.0

秋華賞のペースは年によってかなりまちまちで、前半を62秒なんていう
こともあったりするわけですが、今年は09年に並んで最速ペースで
前半を通過
。前、後ろに馬群が分かれる形になっていましたが、
前の集団にとってはかなり厳しいペースになったと考えられます。

イケイケのペースのまま、上り坂も緩めず、頂点部分でペースダウンしたものの、
息を僅かにいれた程度。
下りに入ったところで一気に急加速してロングスパート・・・

ペイシャフェリスの川島騎手は行くだけ行ってみよう!
という感じの騎乗っぷり(爆)

ハイペースに巻き込まれた先行集団の脚は鈍り、4コーナーまでに
馬群は密集し、直線へ。

内を通って脚をためていたヌーヴォレコルトの岩田騎手はコーナーで
外に出すことを選択、結局これが大きな分かれ目になってしまいました。

外の馬を先に行かせる形になったので、コーナーリングで
かなり大きなロスをしてしまい、隙間を見つけて外に出してみたら
膨らんでさらにロス。

それでも馬群の外をグイグイと伸びて行ったのはさすがはGⅠ馬、
というところでしたが、内を抜けてロスのない競馬をした
ショウナンパンドラに追いつけず、まさかの敗戦・・・。

紫苑S(不良)で2着に入り、出走権を手に入れたショウナンパンドラですが
その前は500万下を勝ったばかりの馬。
春にはフラワーC、スイートピーSと連続5着と上位馬とは差が感じられましたが
なんといきなりGⅠ馬になってしまいました・・・。
(失礼な言い方かもしれませんが、GⅠ馬が500万下の馬に負ける、というのは
正直・・・驚くのを通りこして残念に思えてしまいます)

3着には先に抜けて頑張ったタガノエトワール。
ローズS2着はフロックではなかったことを証明しました。

レース後のコメント
1着 ショウナンパンドラ(浜中騎手)
最後は外からヌーヴォレコルトが来ているのが見えたので、何とかと思いながら
追っていました。スタートもスムースで理想的なポジションでしたし、
内をロスなく立ち回れました。元々期待されていた馬が、夏を越して
パワーアップしていましたし、調教から強くなっていると感じていました。
GI馬になれましたし、これからもっと活躍してくれると思います


(高野友和調教師)
最高の結果を出すことが出来、皆さんに感謝します。春シーズンの後半、
カイ食いが良くなってきたところで夏を休ませ、グッと身が入ってきました。
前走後は、幸い疲れもすぐ抜け、調整がしやすかったです。
この秋は一つも不安なく来られました。レースではスタートも良く、
ハイペースの中でいい位置取り、これで負けたら仕方ないと向正面で思いました。
直線では後ろからオークス馬も来ていて、ゴールするまでヒヤヒヤで、
ゴールしてからも確信が持てないほどでした。表彰式でオーナーが喜んでくれたのを見て、
いい仕事が出来たと思いました。このまま無事に行ってくれたら、これからが楽しみです


2着 ヌーヴォレコルト(岩田騎手)
展開的には、前が速くなって乗りやすかったです。ただ、最後は内と外の差が出たのか...。
チャンスをものに出来ず申し訳ないです


(斎藤誠調教師)
道中はいい感じだと思いましたが、勝った馬は空いた内へすんなり行っていましたし、
3~4コーナーで外へ出した分の差かなという気がします。プラス10キロも問題なく、
馬は良かったです。これが競馬なのかなとも思いますし、今日は運が
味方してくれませんでした。この後は火曜日に(一緒に栗東に来ていたこの馬の2歳の)
妹と一緒に美浦へ戻して、次は様子を見て決めたいと思います


3着 タガノエトワール(小牧騎手)
悔しいです。勝った馬は内にいてこの馬は外でしたが、もう少し後ろで構えていた方が
最後に伸びたかもしれません。絶好の位置でしたし、(自分の)気が早かったかも...。
前走はあれだけ辛抱していたから最後に脚を使っていた訳ですから
...」

4着 ブランネージュ(秋山騎手)
道中は思い通りでしたが、4コーナーで一瞬ゴチャついた分でしょうか。
着差を考えると悔しいです


5着 サングレアル(戸崎騎手)
返し馬からいい感じでしたし、終いもいい脚を使っていました。これからも楽しみです

6着 レッドリヴェール(福永騎手)
少し立ち遅れましたが、速い流れの中で1、2着馬を見ながら運びました。
直線もいい感じで外に出したのですが、追い出してから離されてしまいました


7着 バウンスシャッセ(北村宏騎手)
好スタートからスムースに流れに乗って、折り合いも良く、集中して走れていました。
これならと思ったのですが...。馬は一生懸命頑張ってくれました


9着 ディルガ(武豊騎手)
まったくロスのない競馬でした。力は出せたと思います

10着 セウアズール(北村友騎手)
大外枠で前に壁を作れず、テンに余計に力んでしまいました。それでも根性のある馬で、
最後までよく伸びてくれました


過去の秋華賞からの申し送りと照らし合わせてみると・・・

騎手の面ではリピーターの岩田騎手が2着に入線。
これまで秋華賞では結果が出せていなかった浜中騎手が勝ち、
小牧騎手も複勝圏に入る踏ん張りを見せました。
結果的に初の好走、とはなりましたが、関西の有力騎手という意味で
コース慣れしている点は大きかったかと。

関西初輸送、及びぶっつけ本番の馬はアウト。

地脚の強さに関しては今回は検証していませんでしたが
33秒台の速い脚もつけるし、上がりが掛かる展開でも
強さを見せていた馬が上位に入っています。
この辺りはもう少し煮詰めて考えても良かったかもしれません。

前哨戦で結果を出している馬が上位を独占。
牝馬は調子が重要ですね。
レッドリヴェールは残念ながら復活ならず・・・。

夏の上がり馬の条件は今回、大きく書き換えられる形になりましたが
・・・あえて世代差による例外、としておきたいと思います。
基本的には春の実績馬が強く、上がり馬は1000万下を圧勝レベル、
という形で考えておくべきかと。

今年は平均馬体重自体が軽かったこともあって、
上位を440kg台の馬が独占。
超極端に小柄な馬はやはり×でしたが、馬格がある方が優勢、
とはならなかったので、この点は持ち越し。

血統面ではディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒、
キングカメハメハ産駒、と京都で期待出来る血統がそのまま上位を独占。
上位2頭の母系はノーザンダンサー系、という点も例年通り。

あとは・・・上位3頭は全て社台生産馬、という点も一応
押さえておきたいところ。
昨年は社台グループが全体的に地盤沈下を起こしてしまいましたが
今年はまさに復権。来年はハービンジャー産駒次第ですが
社台グループの活躍ぶりもチェックしておきたいですね。

騎手、という切り口で予想をまとめましたが
終わってみれば・・・「調子(近走の成績)」が一番のポイントでした。

牝馬は「格より調子」・・・というのはわかりますが
それにしても、格の違いがどこにあるのか、と不安になる
レースになってしまった感じ。
今後の古馬との対戦でどうなるのか、注目したいと思います。

奇跡の名牝キンチェム物語part1   担【けん♂】

秋華賞では今後の牝馬戦線を引っ張る馬の登場を期待したいものですが
世界にはもっととんでもない記録を残した牝馬がいます。
競馬の語り部、temporalisさんにハンガリーの奇跡、キンチェムの物語を
寄稿して頂いたのでご紹介いたします♪

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生涯無敗》・・・何という魅惑的な響きでしょう。
勝負事に携わる者ならば誰もが憧れる不可能に近い究極の到達点。
日本競馬界(中央、サラブレッド)では女傑クリフジが11戦11勝、
トキノミノルがダービーまで10戦10勝という記録がありますが、
クリフジは早期引退、トキノミノルはその後破傷風で急逝してしまいます。
無敗で3冠を制したシンボリルドルフやディープインパクトでさえ、
生涯無敗という偉業は達成できませんでした。
近年、豪州のブラックキャビアという牝馬が25戦全勝という
驚異的な戦績のまま引退し世界を驚かせましたね。
では生涯無敗の世界記録とはどれほどのものなのでしょう?
今回はその記録の主〝ハンガリーの奇跡"キンチェムの物語です。

まだ競馬初心者だった頃の私は、とある競馬誌で驚くべき記事を目にしました。
そこには競馬における歴代無敗最多勝記録が何と54戦54勝と書かれて
いるではありませんか!
しかもその馬は牝馬だといいます。
私は、にわかには信じられないような大きな衝撃を受けました。
後に詳しく彼女の戦績を知るにつれ、その畏怖の念は益々大きなものへと
膨らんでいったのです。

キンチェムの母ウォーターニンフはハンガリーの1000ギニーに優勝した名牝でしたが、
キンチェムの生産主ブラスコヴィッチは最初この馬を自分の乗馬用に購入したそうです。
しかし、周囲に説得され繁殖牝馬として使うこととなり、1年目から
ハンガリーオークス馬ハマトを輩出しました。
そして2年目に生まれたのがキンチェムなのですが、実は牧場のミスで
種牡馬を取り違えての誕生だそうで、運命とは不思議なものです。

しかも、キンチェムはひょろりとした暗い毛色の栗毛で見栄えが悪く、
7頭まとめて700ポンドの取引の中の1頭でしたが購入者にハネられてしまい、
引き取ってもらえませんでした。
そんなキンチェムでしたがその素質を見抜いた意外な人物が・・・
ある日牧場にロマと呼ばれる移動型民族が馬泥棒に入り、
盗んだ馬がキンチェムだったのです。
その後捕まった犯人が「どうして他にいい馬がたくさんいたのにあの馬を選んだんだ?」
との問いかけにこう答えたそうです。

「確かにあの馬は外見は他の馬に見劣りする。
 でもそれを補って余りある勇気を持っていたんだ」

こうして生産者ブラスコヴィッチの所有馬として走ることとなった
キンチェムはベルリン競馬場の芝1000m戦でデビューし、
4馬身差の圧勝でその競争生活をスタートさせました。
2歳時には947M~1600Mまでの短い距離を4カ国に跨る全て違う競馬場で
10戦10勝、特筆すべきは5戦目から見せ始めたその異常なる強さです。
5戦目の1000M戦では10馬身差、6戦目の同じく1000M戦では大差勝ち、
7戦目の1200M戦でも大差勝ちと、こんな短距離戦でこの着差、尋常ではありません。
続く8戦目の948M戦こそ1/2馬身差と一息ついた格好ですが、
9戦目の1600M戦ではまたもや10馬身差、10戦目の1400M戦も大差勝ちと
底知れぬ強さを見せ続けたのです。


それから5ヶ月間の休養を経て3歳戦がスタート。
初の1800M戦を勝利するとハンガリーの2000ギニーに相当する
ネムゼティ賞(芝1600M)に出走、ここでも大差勝ちの圧勝を飾ります。
次は母ウォーターニンフも制しているハンガリー1000ギニーに相当する
ハザフィ賞(芝1600M)に出走し、馬なりで1馬身1/2差をつけ見事
母子制覇を果しました。

・・・と軽い感じで書きましたが、このネムゼティ賞とハザフィ賞は
日本で言えば皐月賞と桜花賞、しかもこのレース間隔は中1日なのです!
つまり牡馬相手の皐月賞相当のレースを大差勝ちした2日後に
桜花賞相当レースをも勝ってしまう
という離れ業、唖然とする他ありません。

こうしてハンガリークラシック戦線では敵無しとなったキンチェム、
陣営は次走に中央ヨーロッパ最強クラスの3歳馬達が集結する
ジョッケクルブ賞(オーストリアダービー 芝2400M)を選びます。
これまでの相手とは違う真価を問われる一戦となりましたが、
キンチェムの輝きは増すばかりでした。
並み居る猛者たちを蹴散らし、この舞台においても大差の圧勝劇を
演じて見せたのです。

しかもその3日後に芝1600M戦を流して2馬身差の楽勝、更に3日後に
今度は初の芝3200Mという長距離戦に挑戦して10馬身差の勝利と、
もはや開いた口が塞がりません。

その後はドイツへ出向き初の古馬相手のハノーファー大賞(芝3000M)
を6馬身差で軽く勝つと1戦挟んでドイツ最高峰のバーデン大賞(芝2500M)
をも3馬身差で快勝してしまいます。

ここまで強いともう普通にレースをやってもキンチェムに敵う馬はいません。
彼女には徐々に重い斤量が課せられるようになっていきます。
ハンガリー凱旋帰国第一戦の芝2400M戦では59kgを背負いましたが
3馬身差で圧勝、ハンガリー四冠を果したカンツァディーユ(ハンガリー
オークス 芝2400M)では60.5kgを課せられるもこれまた3馬身差で快勝。
ハンデをものともしない彼女の強さに次走では回避馬が続出、
遂には単走でレースが行われるに至りました。
その後チェコに移動し、芝2400Mを今度は実に61kgを背負い1馬身差で勝利、
次の一戦はまたもや全馬尻尾を巻いて逃げ、2度目の単走となり3歳のシーズンを
17戦17勝で終えました。

続きます。

秋華賞最終予想   担【けん♂】

競馬と麻雀の日々にパチンコを加えたら、本格的に時間がなくなりました(爆)
代わりに手に入ったのは・・・更なる肩こり、いや首こり?
麻雀とパチンコでは疲労が蓄積する場所が違うんですね(^^;

あーもう、肩と首を取り外してしまいたい・・・(笑)

ついでに短い足とタプタプの横っ腹と、顔と頭も交換で・・・
それじゃ別人やん!オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)グハッ

遅くなってしまいましたが、秋華賞についてまとめていきたいと思います。

例年の傾向からすると春の実績馬が集うローズS組が強いわけですが
今年はローズS自体のレベルが低く、未勝利戦を勝ったばかりの馬が
2着に突っ込むという大波乱。
もちろん、遅れてきた大物という評価も出来ますが、
少なくとも例年とは「前哨戦」としての価値に違いがあることは否めないかと。

紫苑Sは新潟開催の上に湿った馬場・・・うーん、何を参考に
どこで線引きするかが非常に難しいレースになりそうです。

これまでの考察
考察を始める前に→ココ
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
末脚分析→ココ
過去の上位馬の馬体→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
中間整理→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
騎手データ分析→ココ
斤量負担分析→ココ
枠順別実績→ココ

ダントツの人気となっているヌーヴォレコルトの不安点は栗東滞在による
環境の変化で馬体の仕上がりが微妙に見えた点と馬格不足くらい。
あとはハーツクライ産駒だけに距離短縮が微妙に気になるくらいでしょうか。
この馬が一長一短だとすると、他馬は一長十短くらい(爆)
どの馬も不安点を抱えており、取捨選択のポイントをどこに置くかで
ガラリと予想が変わってしまいそうです。
うーん、悩ましい・・・(>_<)

今回の予想
◎ヌーヴォレコルト
〇レッドリヴェール

×アドマイヤビジン
×ディルガ

ヌーヴォレコルトは実績、騎手、脚質、枠順など推せる材料が多く
素直にここでは抜けて上位評価。
前哨戦でも力の違いを見せており、ここでも世代トップの力量を
見せて貰いたいですね。

レッドリヴェールは血統的にコース適性に期待出来るので
三度目の騎乗で福永騎手としっかりコンタクトが取れていれば
復活の余地は十分。元々能力的には抜けていた馬なので
あとは精神面だけ。

アドマイヤビジンは・・・距離的に不安はあるものの、
馬体の出来が良く、平坦内回りコースでこそという体型に
なってきている印象。鞍上の四位騎手は秋華賞で結果を出しており
上手く力を合わせたら粘り込みも・・・

ディルガはこのレースにリンクしやすい忘れな草賞の勝ち馬。
さすがに厳しい感じもありますが、このレースに強い武豊騎手が
枠順を活かしてしっかりと前々の位置を取れたらチャンスが
あるかもしれません。

・・・騎手で絞ってみました(爆)

秋華賞が終われば、本格的に古馬の上位馬との対戦が始まるわけで
世代の実力、勢いみたいなものを感じさせるレースを期待したいものです。